JP2002201566A - 防護構成材料、防護衣料、及び防護物品 - Google Patents

防護構成材料、防護衣料、及び防護物品

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JP2002201566A JP2001173800A JP2001173800A JP2002201566A JP 2002201566 A JP2002201566 A JP 2002201566A JP 2001173800 A JP2001173800 A JP 2001173800A JP 2001173800 A JP2001173800 A JP 2001173800A JP 2002201566 A JP2002201566 A JP 2002201566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽く、機動性が高く、かつ出刃包丁・アイス
ピックなどの鋭利な刃物、角の尖った凶器などに対して
も十分な防護機能を備えた防護構成材料、防護衣料、及
び防護物品を提供する。 【解決手段】 防護材を複数枚重ねて構成した防護構成
材料であって、前記防護材は、合成樹脂製のシート状物
又は繊維材料からなる布帛状物の少なくとも片側面に粒
子の大きさが10μm〜1700μmの範囲の硬質無機
物粒子を固着させることによって構成されており、前記
複数枚の防護材の内、一の防護材に固着された硬質無機
物粒子の大きさと、他の防護材に固着された硬質無機物
粒子の大きさが異なっているものがあるように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斬り付け又は突き刺
しから身体等を防御するための防護構成材料、防護衣
料、及び防護物品に関し、さらに詳しくは、ナイフ、ア
イスピック等の鋭利な刃物、角の尖った凶器などから身
体等を防護する、防護構成材料、防護衣料、及び防護物
品に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来から刃物・銃弾などか
ら身体を守るためにチタン合金などの金属板を用いた身
体防護服などの防護衣料が知られている。防護衣料材料
として、金属板を採用した構成では、身体を守る防御性
という点については効果が高いが、金属板は重いため着
心地、機動性に欠ける問題がある。また、アラミド繊維
や、高強度ポリエチレン繊維等の高強力繊維をエポキシ
樹脂、ウレタン樹脂の熱可塑性又は熱硬化性の樹脂に含
浸させて複合防護板としたものが提案されているが、こ
れらの複合防護板は前記金属板に比べて重量が軽いとい
う利点はあるものの、板状物であることに変わりなく、
着心地、機動性に欠ける問題は依然として残る。さら
に、これらの金属板、複合防護板は表面において刃が滑
りやすく、また銃弾などは金属板等で跳ね返り、そばに
いる他の人を傷つける惧れもある。
【0003】これらの板状防護材を用いる方法に対し
て、アラミド繊維、例えば、ケブラー(登録商標)など
を用いて防護服等を作成することもなされている。ケブ
ラーは板状防護材に比べて、柔軟性があり、比較的、機
動性のある防護服を作ることができるが、所定の防弾性
能を得るためには、積層枚数を増やさなければならない
ことから厚く重くなり、実用に耐えるものは装着性、機
動性に欠ける問題がある。また、上記ケブラーなどの高
強度繊維のみを用いた防護衣料用材料などにおいては、
銃弾に対する防護機能は比較的高いものの、ナイフ、ア
イスピック等の鋭利な刃物の斬り付け又は突き刺しに対
しては弱く、十分な防護機能を発揮できないという問題
がある。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、安価で
実用的な防護構成材料、その防護構成材料を少なくとも
一部に用いた防護衣料、防護物品を提供することにあ
る。具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。 (a)軽く、機動性が高く、かつ出刃包丁・アイスピック
などの鋭利な刃物、角の尖った凶器などに対しても十分
な防護機能を備えた、防護構成材料、防護衣料及び防護
物品を提供する。 (b)軽く、機動性が高く、鋭利な刃物、角の尖った凶器
に対しても高い防護機能を備え、かつ副次的な防弾性能
を備えた、防護構成材料、防護衣料及び防護物品を提供
する。なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその
解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説
明する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明を、下記記載の各
発明に基づいて説明すると、例えば、次のように構成し
たものである。第1発明の防護構成材料は、防護材を複
数枚重ねて構成した防護構成材料であって、前記防護材
は、合成樹脂製のシート状物又は繊維材料からなる布帛
状物の少なくとも片側面に粒子の大きさが10μm〜1
700μmの範囲〔(JISR 6001)で表現すれ
ば、粒度が#12〜#400の範囲〕の硬質無機物粒子
を固着させることによって構成されており、前記複数枚
の防護材の内、一の防護材に固着された硬質無機物粒子
の大きさと、他の防護材に固着された硬質無機物粒子の
大きさが異なっているものがあることを特徴とする。第
2発明の防護構成材料は、第1発明において、前記複数
枚の防護材の内、一の防護材に固着された硬質無機物粒
子の大きさと、他の防護材に固着された硬質無機物粒子
の大きさが同一のものがあることを特徴とする。
【0006】第3発明の防護構成材料は、第1発明又は
第2発明において、前記粒子の大きさが異なる硬質無機
物粒子の最も小さい粒子の大きさが10μm〜170μ
mの範囲〔粒度が#80〜#400の範囲(JIS R
6001)〕であり、最も大きい粒子の大きさが25
0μm〜1700μmの範囲〔粒度が#12〜#60の
範囲(JIS R 6001)〕であることを特徴とす
る。第4発明の防護構成材料は、第1発明〜第3発明の
いずれか1つに記載の発明において、前記硬質無機物粒
子の材質のヌープ硬度が、少なくとも500kgf/m
2(単位を代えて表現すると5GPa)であることを
特徴とする。第5発明の防護構成材料は、第1発明〜第
4発明のいずれか1つに記載の発明において、前記合成
樹脂製のシート状物又は繊維材料からなる布帛状物の引
張り強度が、0.4kN/cm以上であることを特徴と
する。
【0007】第6発明の防護構成材料は、第1発明〜第
5発明のいずれか1つに記載の発明において、前記合成
樹脂製のシート状物又は繊維材料からなる布帛状物の引
張り強度が、22g/dtex以上の高強力繊維からな
ることを特徴とする。第7発明の防護構成材料は、第6
発明において、前記高強力繊維がアラミド繊維であるこ
とを特徴とする。第8発明の防護構成材料は、第1発明
〜第7発明のいずれか1つに記載の発明において、アラ
ミド繊維材料にヌープ硬度が500kgf/mm2(5
GPa)以上で粒子の大きさが70μm〜150μmの
範囲〔粒度が#100〜#220の範囲(JIS R
6001)〕の硬質無機物粒子を固着させた第1防護材
と、アラミド繊維材料にヌープ硬度が500kgf/m
2以上で粒子の大きさが400μm〜500μmの範
囲〔粒度が#30〜#46の範囲(JIS R 600
1)〕の硬質無機物粒子を固着させた第2防護材とを備
え、保護を受ける側からの視点で外側に第2防護材を配
置し、第1防護材を第2防護材よりも内側に配置したこ
とを特徴とする。
【0008】第9発明の防護構成材料は、第8発明にお
いて、前記第1防護材に固着された硬質無機物粒子の大
きさが90μm〜120μmの範囲〔粒度が#120〜
#150の範囲(JIS R 6001)〕であり、か
つ硬質無機物粒子の固着量が150g/m2〜200g
/m2であり、更に硬質無機物粒子の主成分が炭化珪
素、アルミナ、シリカ、ダイヤモンド、窒化珪素から選
ばれた1種又は2種以上の成分からなることを特徴とす
る。第10発明の防護構成材料は、第8発明又は第9発
明において、前記第2防護材の積層枚数が1〜5枚の範
囲であり、かつ前記第1防護材の積層枚数を2〜20枚
の範囲に設定したことを特徴とする。第11発明の防護
構成材料は、第1発明〜第7発明のいずれか1つに記載
の防護材と、引張り強度が22g/dtex以上の高強
力繊維を交絡させることなく、隙間なく引き揃えて直交
配列させて積層した繊維配列シートと、を備えたことを
特徴とする。
【0009】第12発明の防護構成材料は、第1発明〜
第7発明のいずれか1つに記載の防護構成材料と、引張
り強度が22g/dtex以上の高強力繊維を交絡させ
ることなく、隙間なく引き揃えて直交配列させて積層し
た繊維配列シートと、を備えたことを特徴とする。第1
3発明の防護構成材料は、第8発明〜第10発明のいず
れか1つに記載の第1防護材、第2防護材の少なくとも
一方の防護材と、引張り強度が22g/dtex以上の
高強力繊維を交絡させることなく、隙間なく引き揃えて
直交配列させて積層した繊維配列シートと、を備えたこ
とを特徴とする。第14発明の防護構成材料は、第8発
明〜第10発明のいずれか1つに記載の第1防護材と、
引張り強度が22g/dtex以上の高強力繊維を交絡
させることなく、隙間なく引き揃えて直交配列させて積
層した繊維配列シートと、を備えたことを特徴とする。
【0010】第15発明の防護構成材料は、第11発明
〜第14発明のいずれか1つに記載の発明において、前
記高強力繊維が高分子量ポリエチレン繊維であることを
特徴とする。第16発明の防護構成材料は、第1発明〜
第15発明のいずれか1つに記載の発明において、前記
構成に加えて、前記防護構成材料の保護の受ける側から
の視点で内側に、圧力負荷が100KPaのときの圧縮
率が35%〜85%の範囲内であるシート状物をさらに
配置したことを特徴とする。第17発明の防護構成材料
は、第16発明において、前記シート状物が、繊維材料
からなる不織布である、ことを特徴とする。
【0011】第18発明の防護構成材料は、第17発明
において、不織布を構成する繊維が引張り強度が22g
/dtex以上の高強力繊維を主体成分とすることを特
徴とする。第19発明の防護構成材料は、第18発明に
おいて、前記高強力繊維がアラミド繊維であることを特
徴とする。第20発明の防護衣料は、第1発明〜第19
発明のいずれか1つに記載の防護構成材料を、衣料の全
部に又は部分的に使用したことを特徴とする。第21発
明の防護物品は、第1発明〜第19発明のいずれか1つ
に記載の防護構成材料を、物品の全部に又は部分的に使
用したことを特徴とする。第22発明の防護構成材料
は、第8発明において、前記防護構成材料の保護の受け
る側からの視点で、前記第1防護材よりもさらに内側に
アラミド繊維を用いたフェルトが配置されていることを
特徴とする。なお、上記第1発明〜第22発明におい
て、論理的・物理的に組み合わせることができない構成
を除き、必要に応じて第1発明〜第22発明の各発明に
他の発明を組み合わせて、新しい構成の発明を構成する
ことができる。
【0012】上記第1発明〜第22発明について、更に
説明する。第1発明において防護材を複数枚重ねて構成
する場合は、一枚一枚の防護材が防護材面に直角(刃物
等が突き刺さる方向)に対して別々に動ける状態で重ね
ることが好ましい。第1発明において、繊維材料として
は、例えば、全芳香族ポリアミド繊維材料が使用でき、
芳香族ジカルボン酸、芳香族ジアミン、芳香族アミノカ
ルボン酸等があり、全芳香族ポリアミド繊維材料の代表
的なものとしては、アラミド繊維が例示できる。第1発
明における繊維材料とは織物や不織布などの繊維で構成
されたものを言う。前記第1発明〜第22発明において
粒子の大きさとは、平均的な粒子の大きさを言う。第7
発明において、アラミド繊維の引っ張り強度は、22g
/dtex以上なら高い方が好ましいが、一般的には、
22〜30g/dtexの範囲にあるものを使用するこ
とが多い。
【0013】次に、主に第8発明に関して、その内容を
説明する。前記第1防護材は、硬質無機物粒子を固着し
たアラミド繊維材料であり、硬質無機物粒子としては、
炭化珪素、シリカ、酸化アルミニウム、炭化ホウ素、ガ
ーネット、などのセラミック類を主成分とする粒子を採
用することができる。例えば、好適な例としては、アル
ミナ(Al23)や、炭化珪素(SiCなど)や、シリ
カ(SiO2)等が例示できる。
【0014】硬質無機物粒子の存在により、銃弾、爆発
物による破片、鋭利な刃物等を変形、磨耗させ、また、
粒子の破砕や脱落により衝撃エネルギーを吸収し、分散
させることにより、銃弾及び刃物の貫通能力を低下させ
ることができる。また、第1防護材の粒子の大きさは防
刃機能及び柔軟性の関係により、70μm〜150μm
の範囲であることが好ましく、90μm〜120μmで
あることがより好ましく、さらに95μm〜105μm
であることがより好ましい。粒子の大きさは大きすぎる
と、重く、曲がりにくくなり、装着性が低下するととも
に、アラミド繊維表面に隙間なく均一に塗布することが
難しく、突き刺し時において、粒子と粒子の隙間から刃
物が通りやすくなる傾向がある。逆に、粒子の大きさが
小さくなりすぎると、衝撃エネルギーの吸収の効果が低
下して、刃物が通りやすくなる。
【0015】粒子の固着量は、防護服が許容する重量等
によっても変わるが、硬質無機物粒子として、炭化珪素
粒子(SiCなど)を採用した場合は、150g/m2
〜200g/m2の範囲、好ましくは、160g/m2
180g/m2の範囲に設定される。また、第1防護材
に採用する硬質無機物粒子のヌープ硬度としては、50
0kgf/mm2以上、好ましくは800kgf/mm2
以上であることが良い。
【0016】アラミド繊維材料に炭化珪素粒子などの硬
質無機物粒子を含有させる方法は、通常、一般に使用さ
れる方法が使用できる。例えば、ポリアミド繊維にアク
リル系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、シリコン樹脂などの接着剤を、コーティング法な
どの公知の方法で、アラミド繊維等の片面又は両面に接
着層を形成した後、シリコン粒子を塗装、静電塗装し
て、必要により乾燥処理を施すことにより製造される。
また、アラミド繊維材料の内部に前記粒子を含浸させた
状態で固定することにより、アラミド繊維材料に粒子を
固着させても良い。なお、水性のアクリル系接着剤を用
いると、良好な固着性を備えた第1防護材を製造でき
る。
【0017】前記第2防護材を構成する硬質無機物粒子
としては、前記第1防護材と同様のセラミック類を主成
分とする粒子を採用することができ、例えば、第2防護
材のの好適な例としては、炭化珪素粒子やシリカが例示
できる。第2防護材に使用する硬質無機物粒子のヌープ
硬度も第1防護材と同様に、500kgf/mm2
上、好ましくは800kgf/mm2以上であることが
好ましい。硬質無機物粒子の粒子の大きさは、上述の通
り、斬り付け防止機能を高めるために400μm〜50
0μmの範囲であることが好ましい。
【0018】アラミド繊維材料に硬質無機物粒子を含有
させる方法は、上述したような一般に使用される方法が
使用できる。 また、第8発明において、第2防護材の
硬質無機物粒子として炭化珪素(SiC)を使用し、そ
の粒子の大きさ範囲を400μm〜500μmとし、粒
子の固着量を400g/m2〜700g/m2、好ましく
は550g/m2〜670g/m2の範囲としたものを採
用することもできる。第21発明の防護物品としては、
防護を目的として作られた鞄、盾、各種パネル、手袋、
靴などの各種物品が含まれる。
【0019】
【作用及び効果】第1発明であれば、前記複数枚の防護
材の内、一の防護材に固着された硬質無機物粒子の大き
さと、他の防護材に固着された硬質無機物粒子の大きさ
が異なっているものがあることにより、同じ粒子の大き
さの硬質無機物粒子が固着された防護材のみを重ねる構
成よりも、刃物の種類や、刃物による斬り付け、突き刺
し等の複数の殺傷動作に対して全体としての防護機能を
向上させることができる。これは、相対的に粒子の大き
な硬質無機物粒子が固着された防護材と、相対的に粒子
の小さな硬質無機物粒子が固着された防護材とを比較す
ると、刃物の種類や、斬り付け、突き刺し等の複数の殺
傷行為に対する防護程度がそれぞれ異なってくるためで
ある。このように刃物等の種類や、複数の殺傷行為に対
する防護機能が異なっている複数の防護材を防護構成材
料内に持つことにより、どのような先の尖った凶器を用
い、かつどのような殺傷行為で襲われるか分からない場
合であっても、防護構成材料の全体としての防護性、安
全性を高めることができる。
【0020】第2発明であれば、前記複数の防護材に
は、一の防護材に固着された硬質無機物粒子と比べて、
粒子の大きさが同一の硬質無機物粒子を固着させた他の
防護材を含んでいるので、結果的に、刃物などに対する
同じ防護機能を有する防護材を複数枚、有していること
になるので、目的とする防護機能を特に強化した防護構
成材料を提供することができる。第3発明であれば、前
記粒子の大きさが異なる硬質無機物粒子の最も小さい粒
子の大きさを10μm〜170μmの範囲とすることに
より、柔軟性を備えた防護材を含んだ防護構成材料を提
供でき、また、最も大きい粒子の大きさが250μm〜
1700μmの範囲とすることにより、刃物などの通り
抜けに対して高い防護性を備えた防護材を含んだ防護構
成材料を提供できる。
【0021】第8発明であれば、採用する第1防護材の
粒子、第2防護材の粒子の組において、第2防護材の粒
子の大きさを第1防護材の粒子の大きさより大きく設定
し、さらに、上記各防護材の粒子の大きさを上記各範囲
に設定することにより、鋭利な刃物による斬り付け、突
き刺しに対して防護機能を向上させることができるとと
もに機動性、装着性を良好に保持できる。これは、粒子
の大きな第2防護材がより外側に存在しているので、出
刃包丁などの斬り付けに対して、刃物に大きな硬質無機
質粒子が衝突し、アラミド繊維に刃物が直接に接触する
ことを抑制するのではないかと考えられる。本発明者が
行った実験では、粒子の大きさが400μm〜500μ
mの範囲であると、刃物の斬り付けによって繊維材料が
切り裂かれることが少なくなった。また、粒子が上記第
2防護材の粒子大きさ範囲を超えて大きくなりすぎる
と、粒子間の隙間面積が大きくなり、突き刺しの場合、
粒子の隙間から刃物の先端が突き抜けてしまう不都合が
生じる。また、上記範囲を超えて粒子が大きくなりすぎ
ると、粒子と繊維材料の接触面が小さくなり、粒子固着
強度が低下するので斬り付けに対して十分な防御性を発
揮することが難しくなる。
【0022】また、第2防護材に比べて小さい粒子を含
有させた第1防護材は、第2防護材と同様に刃物の進入
を防止するために設けられるものであることは変わりは
ないが、粒子の大きさを70μm〜150μmの範囲に
設定することにより、鋭利な刃物の突き刺しに対して、
大きな抵抗を示すことができる。これは、粒子の大きさ
が小さいことにより、粒子間の隙間から刃物の先端が貫
通する惧れがなくなるためであり、また、粒子が小さい
ことにより第1防護材の柔軟性が高いので、第2防護材
を貫通した刃物の先端が第1防護材に当たるときに、第
1防護材が刃物を包みこむように変形することにより、
突き刺し力の係る時間を長く、かつ突き刺し力を受け止
める防護服の変形幅を大きくすることにより、突き刺し
の衝撃力が第1防護材を貫通する力に変換されることを
抑制することができるためと予想される。第1防護材の
貫通防止機能は第1防護材を複数枚、一枚一枚が別々に
動ける状態で重ねた場合に、さらに効果が高まる。
【0023】また、第1防護材は、第2防護材に比べて
柔軟性、動きやすさに優れているので、第1防護材を多
数枚数設けても、身体防護具の装着性、機動性を損なう
ことがない。このように刃物の斬り付けに対する防護機
能の高い、粒子大きさ400μm〜500μmの範囲の
第2防護材を保護を受ける側からの視点で外側に配置
し、突き刺しに対する防護機能の高い、粒子大きさ70
μm〜150μmの範囲の第1防護材を内側に配置する
ことにより、軽く、機動性が高く、かつ出刃包丁・アイ
スピックなどの鋭利な刃物などに対しても十分な防護機
能を備えた身体防護服を提供することができる。
【0024】第9発明であれば、前記第1防護材の粒子
の大きさを上記範囲とした、炭化珪素などの前述の硬質
無機物粒子を用いることにより、柔軟性を確保しつつ少
ない必要枚数で、鋭利な刃物に対して高い防護性を備え
ることができる。第10発明であれば、第2防護材を積
層する枚数を1枚〜5枚の範囲とすることにより、上記
範囲の大きな粒子を用いても、身体防護服のある程度の
柔軟性、機動性を備えたままで前記した防刃性能を高く
維持できる。また、第1防護材を重ねる枚数を2枚〜2
0枚の範囲に設定したことにより、前述した第1防護材
の突き刺し力の係る時間を長く、かつ突き刺し力を受け
止める防護服の変形幅を大きくする効果を増大させ、第
2防護材を突破した刃先が身体まで達することを抑制す
ることができる。
【0025】第11発明〜第15発明であれば、前記防
護材・防護構成材料・第1防護材・第2防護材の少なく
とも一つに加えて繊維配列シートを備えることにより、
防刃性能を向上させることができる。その理由は、最外
層近傍でなく内層に配されていて直接、切創や貫通が及
ぶか完了するまでの運動エネルギー吸収能量が多いため
である。
【0026】第16発明であれば、圧力負荷が100K
Paのときの圧縮率が35%〜85%の範囲内であるシ
ート状物をさらに配置したことにより、防護構成材料を
刃物で突き刺した時の突き刺し方向における変形(圧
縮)を大きくでき、突き刺しによる衝撃エネルギーの幾
分かを防護構成材料に吸収させることができる。したが
って、刃物などの先端に当接する硬質無機物粒子に集中
するエネルギーは小さくなり硬質無機物粒子が破壊され
ににくくなり、突き刺した刃物がその粒子が固着されて
いる防護材を突破する可能性を低くすることができる。
第17発明であれば、前記シート状物として繊維材料か
らなる不織布を採用することにより、前記高い圧縮率を
達成しやすくなる利点がある。第20発明であれば、鋭
利な刃物、角の尖った凶器などに対しても十分な防護機
能を備えた、身体防護服などの防護衣料を提供できる。
第21発明であれば、鋭利な刃物、角の尖った凶器など
に対しても十分な防護機能を備えた防護物品を提供でき
る。
【0027】
【実施の形態】以下、上記発明の実施の形態について説
明する。本発明の防護構成材料は、そのベース材料に合
成樹脂シート状物、または繊維材料からなる布帛状物を
使用する。この合成樹脂シート状物とは、合成樹脂をシ
ート状に成形加工したものであり、合成樹脂の種類は特
に限定されない。また、成形加工方法も溶融押し出し延
伸法やラミネート法、射出成形法、あるいは繊維をシー
ト状に絡ませて交絡点を接合して網目構造としたものが
例示され、その他、公知の方法が任意に採用できる。ま
た、繊維材料からなる布帛状物とは、繊維から構成され
る織編物、不織布などが例示され、かかる繊維材料に
は、ポリエステル、ナイロン、アラミドなどの有機高分
子材料のみならず、金属繊維、セラミック繊維等の無機
材料が使用されてもよい。これらの布帛状物は、公知の
方法を任意に採用して作成される。
【0028】また、本発明で用いられる合成樹脂シート
状物、または繊維材料からなる布帛状物の引張強度は
0.4kN/cm以上、さらには1.2kN/cm以上
であることが好ましい。0.4kN/cm未満の場合に
は、刃物等を突き刺した場合に切れ目が発生しやすく、
裂け目となって刃物の通り道が生じやすい傾向にある。
さらに繊維材料からなる布帛の場合には、経、緯方向の
引張強度が0.4kN/cm以上であることに加えて、
布帛を構成する繊維の少なくとも50wt%が、引張強
度が18cN/dtex以上のいわゆる高強力繊維であ
ることがもっとも好ましい。高強力繊維を用いる場合に
は、高い防御性能を、さらに軽量かつ厚さが薄いもので
得ることができる。高強力繊維の構成比が50wt%未
満の場合や、繊維の引張強度が18cN/dtex未満
の場合には、高強力繊維の寄与効果が少なくなる傾向に
ある。高強力繊維の例としては、アラミド繊維、ポリベ
ンジルオキサイド(PBO)繊維、高密度ポリエチレン
繊維、ポリイミダゾール繊維などが挙げられ、なかでも
アラミド繊維が好ましい。アラミド繊維としては、芳香
族ジカルボン酸/芳香族ジアミン、芳香族アミノカルボ
ン酸等の全芳香族ポリアミドからなる繊維またはこれら
に第3成分を共重合せしめた共重合体からなる繊維など
が挙げられる。
【0029】本発明で用いられる硬質無機物粒子は、そ
の材質のヌープ硬度が500kgf/mm2(5GP
a)以上のもので、例えば、ダイヤ、アルミナ、ガーネ
ットまたは炭化珪素などのセラミックを主成分とする粒
子などが挙げられる。好ましくはヌープ硬度が1000
kgf/mm2(10GPa)以上、さらに好ましくは
1500kgf/mm2(15GPa)以上の粒子であ
る。このヌープ硬度が500kgf/mm2(5GP
a)より小さい場合には、突き刺す刃物類の材質によっ
ては、突き刺す刃物類との接触の際に硬質無機物粒子自
体が容易に破壊してしまい、突き刺し刃物類に与えるダ
メージが不充分で、結果として十分な防護性能を得にく
い傾向にある。さらに、このような硬質無機物粒子は、
エッジ(角)を持ってる方が刃物突き刺しの際に刃物と
の接触抵抗が大となるため好ましく、そのため該硬質無
機物粒子は、粉砕粒であることが球状粒であるものより
好ましい。このような硬質無機物粒子の好適な例として
は、研磨材料として用いられる砥粒を挙げることができ
る。
【0030】また、本発明の防護構成材料は、その少な
くとも片側面において、粒度が#12〜#400(JI
S R 6001)である硬質無機物粒子が固着されて
いる。粒度が#12よりも小さく、即ち粒径がより大き
い場合には、布帛状物に固着させにくく、また接着剤を
増やすなどしてうまく固着させたとしても、得られる防
護構成材料は硬く、重いものとなる。粒度が#400よ
り大きく、即ち、粒径が小さい場合には、硬質無機物粒
子が突き刺し刃物類と接触した際に、突き刺し刃物類に
与えるダメージが小さい。最も大きい硬質無機物粒子の
粒度は#12〜#60(JIS R 6001)、好ま
しくは#20〜#40であり、最も小さい粒度は最も大
きいそれよりも細かく且つ#80〜#400(JIS
R 6001)の範囲、好ましくは#150〜#360
である。また、第3の粒度のものを含む場合、その粒度
は最も大きいもののそれより小さく、最も小さいものの
それより大きいことが必須である。これらは、硬質無機
物粒子が固着された材料および合成樹脂シート状物の使
用する、或いは製造する立場等からの要求に応じた積層
重量、厚さの中で任意に積層することが可能である。
【0031】このような硬質無機粒子は、前記シート状
物の少なくとも片側面に固着される。固着方法として
は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂ある
いはウレタン樹脂などの接着剤を布帛に塗布し、次いで
硬質無機粒子をその接着剤の塗布された面に吹き付けた
り、または静電誘導で吸い付けたりして散布した後、例
えば、熱などで前述の接着剤を固めればよく、特に限定
されるものではない。また、繊維材料からなる布帛の場
合には、必要ならば、接着剤を塗布する前に、目止め処
理を行って接着剤の裏抜け防止を行っても良い。また、
本発明において、突き刺し時の身体への打撲などの悪影
響を低減する目的で衝撃吸収能力のある素材を併用して
も良い。これにより、身体への打撲が軽減されるだけで
はなく、当該防護材料の防護能力を幾分高める場合もあ
る。
【0032】
【実施例】以下、主に上記第1発明〜第7発明及び第1
6発明〜第21発明に関する実施例について説明する。
図8は実施例1〜実施例10、比較例A、比較例Bの各
防護構成材料の構成例、およびその実験結果を示す図で
ある。 (1)防護構成材料の内容 パラ系アラミド繊維(帝人株式会社製、テクノーラ、引
張強度25cN/dtex)からなる紡績糸で作成した
織物(目付:360g/m2、厚み:0.9mm、引張
強度1.46kN/cm)を用い、これにドクターナイ
フによってウレタン溶液(大日本インキ株式会社製、溶
剤系ウレタン「クリスボンAD−865HV」、固型分
濃度50重量%)を乾燥後のコート量が200g/m2
になるようにコーティングして、硬質無機物材料を付着
させた後、120℃で15分間乾燥器に入れて溶剤を除
去した。これを測定するのに適当な大きさにカットし
た。硬質無機物材料はその粒度を1サンプルにつき1種
類用いるようにして1〜3種類作成した。これらを積層
し、場合によっては衝撃吸収材を最下層に加えた(実施
例2、実施例3参照)。この防護構成材料を下記の評価
方法によって評価し、その結果を図8の最下行に示し
た。なお、図8中の実施例1のTN織物※1、実施例2
のTN※2、実施例3のαゲル※3は、下記に示すとおり
である。 TN織物※1:帝人株式会社製 高強力高弾性率繊維
「テクノーラ」からなる紡績糸織物 TN※2:帝人株式会社製 高強力高弾性率繊維「テク
ノーラ」からなるフェルト αゲル※3:株式会社シーゲル製のシート状ゲル「αゲ
ル」
【0033】(2)防護性能の評価方法 粘土層(縦20cm×横20cm×高さ10cm、工作
用油粘土:文房堂製、桂印油土)の上面を平坦にし、そ
の上にサンプル生地を置く。そして、垂直に立てて固定
した2本のガイド柱によって定位置に落下するようにし
た錘の先端にアイスピック(高久産業株式会社製)又は
出刃包丁(株式会社マサヒロ製)を、刃先が下向きにな
るように錘の重量を調節する。サンプルを3枚積層して
その上面と出刃包丁の刃先の間隔が100cmとなるよ
うにして錘ごと出刃包丁を自由落下させる。防護性能
は、アイスピックまたは出刃包丁の刃先がサンプルの裏
面から突き出た長さ(L)と下の粘土が凹んだ深さ
(D)を測定し(単位:mm)、ともに値が小さいほう
がより防護性能が高いと判断する(○、△、×の3段階
評価)。但し、Lが5mm以上の値のとき、Dがいくら
小さくても防護性能は低い(判定×)と判断する。Lが
5mmより小さい場合に限り、Dの値により10mm未
満を○(合格)、10mm〜20mmの間を△(合
格)、20mmを超えると×(不合格)と判定する。そ
して、総合判定はアイスピック又は出刃包丁の評価の悪
い方で行う。なお、出刃包丁は試験毎に取り替えた。ま
た、積層重量は、5.0kg/m2以上を5.5kg/
2未満として、各実施例および比較例の性能比較を行
った。
【0034】(3)実験結果の考察 図8の実験結果により、以下のことが推察できる。 実施例1の第一層の粒子(#40)が大きく、第二層
の粒子(#150)が小さい標準的構成であれば実用上
十分な防刃性能が得られる。 第2実施例、第3実施例は、前記第16発明〜第19
発明の概念に含まれる構成であり、TN、αゲルなどを
設けることにより、防刃性能を更に高めることができ
る。 実施例4は実施例1の第一層と第二層を逆に配置した
ものであるが、実施例1と遜色ない防刃性能を確保する
ことができる。 実施例5は第一層の粒度は変えずに、第二層の粒度を
大きいもの(#80)を採用した構成であるが、実施例
1と比較すると、若干、防刃性能が低下していることが
分かる。粒度の違う硬質無機物粒子を固着した防護材を
重ねる効果を証明していると言える。
【0035】実施例6は第一層の粒度をかなり大きな
もの(#16)を採用した構成であるが、この程度の大
きさであれば、実用上問題はないと言える。 比較例Aは第一層の粒度を極めて大きなもの(#1
0)を採用した構成であるが、防刃性能が実用上、問題
のあるレベルまで低下している。実施例6と比較例Aを
比べることにより、硬質無機物粒子の大きさの上限の程
度が判明する。 実施例7は第一層の粒度は変えずに、第二層の粒度を
かなり小さいもの(#360)を採用した構成である
が、この程度の大きさであれば、実用上問題はないと言
える。 比較例Bは第一層の粒度は変えずに、第二層の粒度を
極めて小さいもの(#440)を採用した構成である
が、防刃性能が実用上、問題のあるレベルまで低下して
いる。実施例7と比較例Bを比べることにより、硬質無
機物粒子の大きさの下限の程度が判明する。 実施例8、実施例9、実施例10は、無機物粒子をα
―アルミナから代えた構成を示したもので、ヌープ硬度
がある程度の大きさがあれば、実用上、問題がないが、
実施例10で示されるように、ヌープ硬度が1.55と
低いCaF2のようなものであると、実用上十分な防刃
性能を得ることが難しくなる。
【0036】(第8発明に関する実施例)以下、主に上
記第8発明〜第15発明に関する実施例について説明す
る。 (1)第1防護材の作成 パラ系アラミド繊維(デュポン社製、ケブラー[登録商
標]やアコーディス社製(又は帝人製)、トワロン[登
録商標])からなる繊維糸を用いて織物(例えば、ケブ
ラー、品番A704F、840デニール)を作り、その
織物にドクターナイフによって、アクリル系樹脂を均一
にコーティングし、100μmの炭化珪素粒子を固着量
170g/m2となるように均一に付着させ、高温の乾
燥機内に入れてサンプルを作成した。このサンプルを測
定するのに適した大きさにカットして、所定枚数、積層
してサンプルを構成した。炭化珪素粒子を固着させた後
の第1防護材の重量は、380g/m2、その厚さは、
0.5mmであった。
【0037】(2)第2防護材の作成 パラ系アラミド繊維(帝人株式会社製、テクノーラ[登
録商標])からなる繊維糸を用いて織物を作り、その織
物にドクターナイフによって、水性のアクリル系樹脂を
均一にコーティングし、硬質無機質粒子として450μ
mの炭化珪素粒子を620g/m2となるように均一に
付着させ、高温の乾燥機内に入れて防護性測定サンプル
を作成した。このサンプルを測定するのに適した大きさ
にカットして、所定枚数、積層してサンプルを構成し
た。上記のようにして製造される第2防護材としては、
帝人株式会社製、ルーブルストーン(品番MS0100
#36)を採用した。炭化珪素粒子を固着させた後の第
2防護材の重量は、1074g/m2、その厚さは、
1.5mmであった。
【0038】(3)繊維配列シートの用意 超高分子量ポリエチレンを用いた繊維配列シートとして
は、東洋紡株式会社のダイニーマ(登録商標)の(品番
UD−SB2又はUD−SB3)を使用した。繊維配列
シートの重量は、150g/m2、そのシートの厚さ
は、0.21mmであった。
【0039】(4)全芳香族ポリアミド繊維を用いたフ
ェルトの用意 帝人株式会社製、テクノーラ[登録商標]の(品番EF
0400又はEF0600)を使用した。テクノーラ
(EF0400)の重量は、400g/m2、そのシー
トの厚さは、2.3mmであり、テクノーラ(EF06
00)の重量は、600g/m2、そのシートの厚さ
は、3.7mmであった。
【0040】(5)防護性性能評価 人体に相当する粘土層の上面にサンプルを置き、引張圧
縮試験機のロードセルの下部にアイスピック又は出刃包
丁を下向きに固定する。そして、所定のクロスヘッド速
度で圧縮動作を開始させ、成人男性が体重を乗せて体当
たりしたときのエネルギーである25J(ジュール)の
衝撃をかけてアイスピック又は出刃包丁によりサンプル
を突き刺した。そして、サンプルから突出するアイスピ
ック又は出刃包丁の突出長さ(mm)と、粘土層に形成
される凹部の深さ(mm)を測定した。通常、身体防刃
服における突き刺しに対しては、突出長さが5mm以下
であれば、十分な防御性があると判断されている。
【0041】(6)実験結果 図2は、第2防護材、第1防護材、繊維配列シート、フ
ェルトの単位面積当たりの重量(g/m2)と各部材の
厚さ(mm)のデータを示す。図3は外側から第2防護
材、第1防護材、フェルトを配列したサンプル1〜サン
プル4の具体的な積層枚数と、それらサンプル1〜サン
プル4のアイスピック、出刃包丁の突き刺しに対応する
実験結果を表にしたものである。なお、図1(A)にサ
ンプル1の構成を示す。サンプル1は、外側から第2防
護材2(ルーブルストーン)を1枚、第1防護材1を7
枚、フェルト3(EF0600)を1枚配列した構成で
ある。
【0042】図4及び図5はサンプル5〜サンプル11
の実験結果を示した図であり、これらのサンプル5〜サ
ンプル11は全て、少なくとも第1防護材と繊維配列シ
ートを備えた構成である。サンプル6、サンプル10は
第1防護材と繊維配列シートのみで構成してあり、サン
プル5、サンプル8は第1防護材、繊維配列シート及び
第2防護材(ルーブルストーン)で構成してあり、サン
プル7、サンプル11は第1防護材、繊維配列シート及
びフェルトで構成してあり、サンプル9は第2防護材、
第1防護材、繊維配列シート及びフェルトを含んで構成
してある。図1(B)はサンプル6の構成、即ち、第1
防護材1を9枚、繊維配列シート4を20枚重ねた構成
を示している。
【0043】図3〜図5に示すように、サンプル1〜サ
ンプル11の実験結果は全て、出刃包丁・アイスピック
共に、その突出長さは、5mm以下の範囲であり、粘土
の凹部も20mm以下の衝撃の少ない範囲であり、実用
上、十分な防刃機能を備えた身体防護服を提供できた。
図6及び図7は本実施例に対する比較例を示したもの
で、図6は、アラミド繊維(ケブラー、品番A713
F)、繊維配列シート、フェルトの単位面積当たりの重
量(g/m2)と各部材の厚さ(mm)のデータを示
し、図7は比較例の実験結果を示す。図7の比較例1は
アラミド繊維(ケブラー)9枚とフェルト1枚の構成、
比較例2はアラミド繊維10枚とフェルト1枚の構成、
比較例3は繊維配列シート20枚の構成、比較例4は繊
維配列シート25枚の構成を示す。比較例1〜比較例4
を上記と同じ条件のアイスピック、出刃包丁などの突き
刺し実験を行ったところ、出刃包丁、アイスピック共に
36mm〜63mmの突出量があり、刃先が完全に貫通
してしまった。粘土に対して刃先が入ってしまうので粘
土凹み量は3mm以下の小さい値になっている。
【0044】サンプル1〜サンプル11からも分かるよ
うに、本実施例の身体防護服であれば、各サンプル構成
例において積層重量が4.0kg/m2〜7.0kg/
2程度の軽いものであり、積層厚さが8.0mm〜1
1mmの非常に薄いものであるにものかかわらず、成人
男子が体ごとぶつかった衝撃である25Jの突き刺し力
に対して、実用上、十分な防御性を発揮できることが確
認できた。なお、サンプル1〜サンプル11に対する、
刃物の斬り付けに対する防御性については、成人男子3
人が実際に刃物を持って斬り付ける実験を行ったとこ
ろ、第2防護材を備えたサンプル1〜サンプル5、サン
プル8、サンプル9については、実用上十分な斬り付け
防護機能を備えることが判明した。また、第2防護材を
備えていないサンプル6、サンプル7、サンプル10、
サンプル11については第1防護材を9枚以上とするこ
とにより、斬り付けに対しても十分な防護機能を発揮で
きることが実験により判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)(B)はそれぞれ、本実施形態に係
る身体防護服サンプルの構成を示す模式的な縦断面図で
ある。
【図2】図2は、本実施例に係る、第2防護材、第1防
護材、繊維配列シート、フェルトの単位面積当たりの重
量(g/m2)と各部材の厚さ(mm)のデータを示す
図である。
【図3】図3は、本実施例のサンプル1〜サンプル4の
実験結果を示す図である。
【図4】図4は、本実施例のサンプル5〜サンプル8の
実験結果を示す図である。
【図5】図5は、本実施例のサンプル9〜サンプル11
の実験結果を示す図である。
【図6】図6は、比較例に係るアラミド繊維、繊維配列
シート、フェルトの単位面積当たりの重量(g/m2
と各部材の厚さ(mm)のデータを示す図である。
【図7】図7は、比較例1〜比較例4の実験結果を示す
図である。
【図8】図8は実施例1〜実施例10、比較例A、比較
例Bの各防護構成材料の構成例、およびその実験結果を
示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/42 D06M 15/564 4L033 D06M 11/45 F41H 1/02 4L047 11/74 D06M 11/12 15/564 17/00 L 17/00 F41H 1/02 (72)発明者 伊澤 一 大阪府茨木市耳原3丁目4番1号 帝人株 式会社大阪研究センター内 Fターム(参考) 2E184 KA11 KA15 KA17 LA40 MA10 3B011 AA00 AB00 AC04 4F100 AA01B AA19B AA20B AA37B AD05B AD11B AK05A AK47A BA02 BA08 BA32 DE01B DG11A DG15A GB71 GB90 JK01 JK02A JK12B YY00A YY00B 4L031 AA14 AA21 AB31 AB34 BA02 BA08 BA20 4L032 AA05 AA06 AB01 AB04 AC03 AC06 DA01 EA00 EA06 4L033 AA05 AA08 AB05 AC11 AC15 CA50 4L047 AA14 AA24 CA04 CA05 CA06 CB01 CB10 CC01 CC16 DA00

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防護材を複数枚重ねて構成した防護構成
    材料であって、前記防護材は、合成樹脂製のシート状物
    又は繊維材料からなる布帛状物の少なくとも片側面に粒
    子の大きさが10μm〜1700μmの範囲の硬質無機
    物粒子を固着させることによって構成されており、前記
    複数枚の防護材の内、一の防護材に固着された硬質無機
    物粒子の大きさと、他の防護材に固着された硬質無機物
    粒子の大きさが異なっているものがあることを特徴とす
    る、防護構成材料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の防護構成材料におい
    て、前記複数枚の防護材の内、一の防護材に固着された
    硬質無機物粒子の大きさと、他の防護材に固着された硬
    質無機物粒子の大きさが同一のものがある、防護構成材
    料。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の防護構成
    材料において、前記粒子の大きさが異なる硬質無機物粒
    子の最も小さい粒子の大きさが10μm〜170μmの
    範囲であり、最も大きい粒子の大きさが250μm〜1
    700μmの範囲である、防護構成材料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の防護構成材料において、前記硬質無機物粒子の材質
    のヌープ硬度が、少なくとも500kgf/mm2であ
    る、防護構成材料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載の防護構成材料において、前記合成樹脂製のシート状
    物又は繊維材料からなる布帛状物の引張り強度が、0.
    4kN/cm以上である、防護構成材料。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記
    載の防護構成材料において、前記合成樹脂製のシート状
    物又は繊維材料からなる布帛状物の引張り強度が、22
    g/dtex以上の高強力繊維からなる、防護構成材
    料。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の防護構成材料におい
    て、前記高強力繊維がアラミド繊維である、防護構成材
    料。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記
    載の防護構成材料において、アラミド繊維材料にヌープ
    硬度が500kgf/mm2以上で粒子の大きさが70
    μm〜150μmの範囲の硬質無機物粒子を固着させた
    第1防護材と、アラミド繊維材料にヌープ硬度が500
    kgf/mm2以上で粒子の大きさが400μm〜50
    0μmの範囲の硬質無機物粒子を固着させた第2防護材
    とを備え、保護を受ける側からの視点で外側に第2防護
    材を配置し、第1防護材を第2防護材よりも内側に配置
    した、防護構成材料。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の防護構成材料におい
    て、前記第1防護材に固着された硬質無機物粒子の大き
    さが90μm〜120μmの範囲であり、かつ硬質無機
    物粒子の固着量が150g/m2〜200g/m2であ
    り、更に硬質無機物粒子の主成分が炭化珪素、アルミ
    ナ、シリカ、ダイヤモンド、窒化珪素から選ばれた1種
    又は2種以上の成分からなる、防護構成材料。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載の防護構
    成材料において、前記第2防護材の積層枚数が1〜5枚
    の範囲であり、かつ前記第1防護材の積層枚数を2〜2
    0枚の範囲に設定した、防護構成材料。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項7のいずれか1項に
    記載の防護材と、引張り強度が22g/dtex以上の
    高強力繊維を交絡させることなく、隙間なく引き揃えて
    直交配列させて積層した繊維配列シートと、を備えたこ
    とを特徴とする、防護構成材料。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項7のいずれか1項に
    記載の防護構成材料と、引張り強度が22g/dtex
    以上の高強力繊維を交絡させることなく、隙間なく引き
    揃えて直交配列させて積層した繊維配列シートと、を備
    えたことを特徴とする、防護構成材料。
  13. 【請求項13】 請求項8〜請求項10のいずれか1項
    に記載の第1防護材、第2防護材の少なくとも一方の防
    護材と、引張り強度が22g/dtex以上の高強力繊
    維を交絡させることなく、隙間なく引き揃えて直交配列
    させて積層した繊維配列シートと、を備えたことを特徴
    とする、防護構成材料。
  14. 【請求項14】 請求項8〜請求項10のいずれか1項
    に記載の第1防護材、と、引張り強度が22g/dte
    x以上の高強力繊維を交絡させることなく、隙間なく引
    き揃えて直交配列させて積層した繊維配列シートと、を
    備えたことを特徴とする、防護構成材料。
  15. 【請求項15】 請求項11〜請求項14のいずれか1
    項に記載の防護構成材料において、前記高強力繊維が高
    分子量ポリエチレン繊維である、防護構成材料。
  16. 【請求項16】 請求項1〜請求項15のいずれか1項
    に記載の防護構成材料において、前記構成に加えて、前
    記防護構成材料の保護の受ける側からの視点で内側に、
    圧力負荷が100KPaのときの圧縮率が35%〜85
    %の範囲内であるシート状物をさらに配置した、防護構
    成材料。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の防護構成材料にお
    いて、前記シート状物が、繊維材料からなる不織布であ
    る、防護構成材料。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の防護構成材料にお
    いて、不織布を構成する繊維が引張り強度が22g/d
    tex以上の高強力繊維を主体成分とする、防護構成材
    料。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の防護構成材料にお
    いて、前記高強力繊維がアラミド繊維である、防護構成
    材料。
  20. 【請求項20】 請求項1〜請求項19のいずれか1項
    に記載の防護構成材料を、衣料の全部に又は部分的に使
    用したことを特徴とする、防護衣料。
  21. 【請求項21】 請求項1〜請求項19のいずれか1項
    に記載の防護構成材料を、物品の全部に又は部分的に使
    用したことを特徴とする、防護物品
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