JP2002201124A - 局所的皮膚用薬剤の浸透性を高めるための組成物 - Google Patents
局所的皮膚用薬剤の浸透性を高めるための組成物Info
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Abstract
るための組成物および方法を提供する。 【解決手段】 本発明の組成物は少なくとも1種類の活
性成分、スキン・コンディショナー、ポリマー乳化剤お
よび植物誘導体を含有している。
Description
9年7月27日に出願されている米国特許出願第09/
361,426号の一部継続出願である。
および真皮層の中への局所的皮膚用薬剤の浸透性を高め
るための組成物および方法に関する。特に、本発明はポ
リマー乳化剤および/または糖またはポリオキシエチレ
ン・アルコールによる皮膚浸透性を高めて調整できる少
なくとも1種類の活性薬剤、スキン・コンディショナー
または栄養素を含有している組成物に関する。
局所的薬剤が皮膚に供給される場合が多い。これらの治
療的活性を確実にするために、これらの薬剤を皮膚上に
供給してその表皮および真皮に浸透させる必要がある。
概念的には単純であるが、周囲環境からの異物に対して
良好に構成されたバリアとしての皮膚の目的機能のため
に、このことが困難な課題であると分かる場合が多い。
皮膚の最外層は角質層(stratum corneum)または「角
質状層(horny layer)」により構成されていて、死ん
だ、角質化した平板状の皮膚細胞の幾つかの層を含んで
いる。この層は浸透することが極めて困難である。この
層は約15%の水、70%の蛋白質および15%の脂質
を含有している。主な蛋白質はケラチンである。この角
質層において、角化した膜がケラチンの周囲を覆って角
質細胞を形成している。これらの角質細胞の間にはそれ
ぞれの角質細胞を一体に結合している脂質が存在してい
る。このような構造において、2種類の経路が活性成分
の皮膚内への浸透に利用できる。
を通して皮膚内に比較的に浸透しやすいと一般的に予想
できる。しかしながら、親水性の活性成分は細胞内経
路、すなわち、角質細胞を通して角質層内に浸透すると
予想できる。しかしながら、これら2種類の浸透経路が
存在していても、最も局所的な活性成分は依然として角
質層内に浸透することが困難である。さらに、組成物が
疎水性および親水性の活性成分の両方を含有している場
合には、その一方の活性成分に有効である既知の浸透性
向上剤が他方の活性成分の浸透を補助するように作用し
ない可能性があり、実際に、このような浸透を妨げるこ
とが予想できる。
物を供給する場合に生じる別の問題として、皮膚内にお
ける活性薬剤の量の増加が過剰な皮膚刺激を生じる場合
が多いことが挙げられる。もちろん、このことは炎症性
の皮膚病または症状を有する患者の場合に特に望ましく
ない。
的は局所的に活性な薬剤の皮膚浸透性を高める供給シス
テムを提供することである。
めるだけでなく、この局所的活性成分の供給を調整でき
る供給システムを提供することである。
を有すると共に活性成分の皮膚浸透性を高める供給シス
テムを提供することである。
および/または親水性の局所的に活性な化合物の浸透性
を高める新規な組成物があれば、皮膚に対する治療剤を
供給する場合に好都合であると考えられる。予想外に
も、本発明者は局所的活性成分の浸透性を高めて調整で
きる新規な組成物を見出した。さらに、本発明の組成物
は局所的活性薬剤の浸透性を高めるにも拘わらず皮膚に
対して予想外に穏やかで無刺激性である。
疎水性または親水性の局所的活性薬剤のいずれの浸透性
も高めることができる。さらに、本発明の組成物は疎水
性および親水性の両方の薬剤の浸透性を高める方法を提
供すると共に、これらの薬剤の浸透性を調整する方法を
提供する。疎水性の活性薬剤の浸透性を高める本発明の
新規な組成物は少なくとも1種類の疎水性または親水性
の活性薬剤、およびポリマー乳化剤を含有している。さ
らに好ましくは、この組成物は糖を含有している。
の新規な組成物はポリオキシエチレン・アルコールのよ
うな少なくとも1種類の親水性の浸透性向上剤をさらに
含有できる。加えて、上記の局所的活性薬剤の浸透性を
高めて調整することを補助する以下のような別の成分、
すなわち、ポリマー乳化剤、糖、およびポリオキシエチ
レン・アルコール等を本発明の組成物に添加できる。疎
水性の活性薬剤を含有している向上した浸透性を有する
本発明の新規な組成物は糖のような少なくとも1種類の
疎水性の浸透性向上剤をさらに含有できる。
活性薬剤の供給を調整する本発明の新規な組成物は少な
くとも1種類の疎水性活性薬剤、少なくとも1種類の親
水性薬剤を含有しており、この親水性薬剤は随意的に糖
であり、さらに、糖、およびポリオキシエチレン・アル
コールを含有している。
いる物質が本発明の組成物において有用である。薬剤用
および化粧品用の両方の組成物において、ローションお
よびクリームが局所的活性成分を供給するための一般的
な供給ビヒクルとして使用されている。エマルジョンは
代表的な例としてオイルおよび水等の2種類の混合でき
ない液体を含有している二相のシステムである。オイル
・イン・ウォーター形(水中油形)システムを安定化す
るために、イオン性または非イオン性の界面活性剤を用
いて水中に分散した状態の油滴を形成する界面の表面張
力を減少することができる。従来の乳化剤とは異なっ
て、ポリマー乳化剤は油滴の周囲にゲルを形成すること
により作用する。このような油滴が互いに近づくと、こ
れらのゲル層により反発し合う。好ましくは、非イオン
性のポリマー乳化剤、さらに好ましくは疎水性に改質さ
れている親水性のクロス・ポリマー(cross-polyme
r)、最も好ましくは約10個乃至約30個の炭素原子
を有していて疎水性に改質されているポリアクリル酸乳
化剤が本発明の製品および組成物に用いられている。最
も好ましくは、上記のポリマー乳化剤はペムレン(Pemu
len* )と称するオハイオ州、クリーブランドのB.F. Go
odrich Specialty Chemicals社から市販されているアク
リレート/C10-30 アルキル・アクリレート・クロス・
ポリマーである。予想外に、このペムレン(Pemule
n* )と共に本発明の組成物において配合されている親
油性の局所的活性成分を含有する供給システムは当該親
油性の局所的活性成分の浸透性を高めた。好ましくは、
上記ポリマー乳化剤は組成物の約0.01重量%乃至約
20重量%の量で本発明の組成物中に存在している。さ
らに好ましくは、上記ポリマー乳化剤は上記組成物の約
0.1重量%乃至約5重量%の量で存在している。最も
好ましくは上記ポリマー乳化剤は上記組成物の約0.1
重量%乃至約1重量%の量で存在している。
品用の組成物において一般的に使用されている。予想外
に、本発明の組成物において、組成物の皮膚感触性を改
善する目的で当該組成物中に混合した糖類が疎水性の局
所的活性成分の浸透性を高めるように作用した。本発明
者は、予想外に、疎水性に改質したポリマー乳化剤およ
び糖類の組み合わせが、これらを別々に使用したいずれ
の場合よりも、一定の高い程度で疎水性の活性成分の浸
透性を協働的に高めることが分かった。さらに、浸透性
を高めることを補助する糖類はそれ自体を親水性の局所
的に活性な薬剤とすることができる。本発明の組成物に
おいて有用な糖類は、例えば、アスコルビン酸−2−グ
ルコシド、ラクトースおよびメリビオースのようなオリ
ゴ糖類等を含む。好ましくは、上記糖類は組成物の約
0.01重量%乃至約20重量%の量で本発明の組成物
中に存在している。さらに好ましくは、上記糖類は上記
組成物の約0.1重量%乃至約10重量%の量で存在し
ている。最も好ましくは、上記糖類は上記組成物の約
0.1重量%乃至約7重量%の量で存在している。
ために、ポリオキシアルキレン・アルコールを本発明の
組成物に混合できる。さらに好ましくは、ポリオキシエ
チレン・アルコールを本発明の組成物に混合できる。さ
らに好ましくは、ステアレス−10乃至20等のような
アルコールを本発明の組成物に混合できる。好ましく
は、上記ポリオキシアルキレン・アルコールは組成物の
約0.01重量%乃至約20重量%の量で本発明の組成
物中に存在している。さらに好ましくは、上記ポリオキ
シアルキレン・アルコールは組成物の約0.01重量%
乃至約5重量%の量で存在している。最も好ましくは、
上記ポリオキシアルキレン・アルコールは組成物の約
0.01重量%乃至約2重量%の量で存在している。
リオキシエチレン・アルコールの両方を含有しているシ
ステムにおいて、予想外に、これらの組成物は局所的な
活性成分の浸透性を高めるだけでなく、この活性成分の
浸透性を調整するためにも使用できる。例えば、各成分
の比率を変化することにより、疎水性または親水性のい
ずれかの活性薬剤の浸透性を増減して本発明の配合物に
おける治療効果を高めることができる。本発明の組成物
の各要素の比率を均衡化することにより、所望の作用効
果の種類に応じて適当な濃度の局所的活性成分が供給で
きる。例えば、シワに対処して光損傷を防ぐためにレチ
ノールのようなレチノイドを組成物中に利用することが
でき、皮膚の色調を向上して太陽光により誘発される紅
斑を防ぐためにアスコルビン酸−2−グルコシドが利用
できる。それゆえ、一定の状況下において、レチノール
の作用効果を高めるように調整してシワの治療を行なう
と共に、配合賦形剤(例えば、刺激を生じるEDTA二
ナトリウム)として機能する別の不要な親水性成分の皮
膚内への浸透を低下するように調整して最大の作用効果
を達成することができる。予想外に、活性成分の浸透性
が高められるが、刺激は最少になることが分かった。
に一定の高い程度で供給することが望まれる一方で、刺
激性の親水性賦形剤の浸透性を低下するように調整する
ことが望まれる場合に、このような組成物中に存在する
疎水性に改質したアクリル酸、糖およびポリオキシエチ
レン・アルコールの比率を約0.001乃至約1000
にする必要がある。また、上記疎水性に改質したアクリ
ル酸の上記糖に対する比率を約0.001乃至約100
0にする必要がある。また、上記疎水性に改質したアク
リル酸の上記ポリオキシアルキレン・アルコールに対す
る比率を約0.001乃至約1000にする必要があ
る。さらに、上記糖の上記ポリオキシアルキレン・アル
コールに対する比率を約0.001乃至約1000にす
る必要がある。さらに好ましくは、上記の各比率値を以
下のようにすることが必要である。すなわち、上記組成
物中に存在する疎水性に改質したアクリル酸、糖および
ポリオキシエチレン・アルコールの比率を約0.1乃至
約10にする必要がある。また、上記疎水性に改質した
アクリル酸の上記糖に対する比率を約0.1乃至約10
にする必要がある。また、上記疎水性に改質したアクリ
ル酸の上記ポリオキシアルキレン・アルコールに対する
比率を約0.1乃至約10にする必要がある。さらに、
上記糖の上記ポリオキシアルキレン・アルコールに対す
る比率を約0.1乃至約10にする必要がある。
いる疎水性の化合物の皮膚浸透性を高めることを補助す
る。特に、レチノールおよびトコフェロール等の疎水性
のビタミン類が活性薬剤として本発明の組成物中に混合
できる。親油性薬剤の供給を最大にするために、本発明
の組成物は少なくとも1種類の局所的活性薬剤および疎
水性に改質されている親水性のポリマーを含有してい
る。さらに、この疎水性に改質されている親水性ポリマ
ーと組み合わせて糖を使用することにより、予想外に、
活性薬剤の供給がさらに増加する。
を添加することは組成物中の任意の親水性成分の浸透性
および調整作用を高める。それゆえ、局所的薬剤の浸透
性が高められるにも拘わらず、本発明の組成物は皮膚に
対して予想外に無刺激性である。
およびムースを含むがこれらに限らない当該技術分野に
おける通常の熟練者において知られている任意の局所的
な投薬形態が使用できる。本発明の組成物は好ましくは
以下の物質を含有する。(a)局所的に活性な量の薬剤
用または化粧品用の活性成分、(b)約0.01%乃至
約20%の非イオン性のポリマー乳化剤、(c)随意的
に、約0.01%乃至約20%の糖、および(d)随意
的に、約0.01%乃至約20%のポリオキシエチレン
・アルコール。
加して調整するための組成物および方法を提供する。本
発明の組成物は薬剤用または化粧品用の活性成分、疎水
性に改質されている親水性ポリマー、随意的な糖、随意
的なポリオキシアルキレン・アルコール、またはこれら
の任意の組み合わせ物を含有している。この薬剤用の活
性成分は局所的な使用に適していると考えられる本質的
に疎水性または親水性の任意の薬物を含む。また、化粧
品用の活性成分は化粧剤、栄養素またはスキン・コンデ
イショナーに適している任意の成分を含む。さらに、こ
れらの組成物は皮膚に対して無刺激性でもある。
の活性成分は抗菌剤、アレルギー抑制剤、抗アクネ症
剤、鎮痛薬、咳止め薬、痒み止め薬、麻酔剤、抗ヒスタ
ミン剤、抗感染剤、炎症抑制剤、制吐薬、抗コリン薬、
血管収縮剤、血管拡張剤、および傷治癒促進剤等である
がこれらに限らない。
用の活性成分はビタミン類(例えば、チアミン、ニコチ
ン酸、ビオチン、パントテン酸、コリン、リボフラビ
ン、ビタミンB6、ビタミンB12、ピリドキシン、イ
ノシトールおよびカルニチンを含むビタミンB複合体、
ビタミンA,C,D,E,Kおよびこれらの誘導体、プ
ロビタミン類)、アミノ酸類およびこれらの誘導体、ハ
ーブ抽出物、レチノイド、フラボノイド、酸化防止剤、
抗炎症剤、スキン・コンデイショナー、皮膚白色化剤、
キレート化剤、細胞交代エンハンサー、着色剤、芳香
剤、顔料およびサンスクリーン剤等であるがこれらに限
らない。好ましくは、本発明の組成物は皮膚の外観また
は状態に作用を及ぼす植物抽出物を含有している。
物は以下の非限定的な植物系統群、すなわち、マメ科、
ナス科、イネ科、およびウリ科の植物から誘導できる。
好ましくは、本発明の組成物はマメ科植物からの植物誘
導体を含有しており、特に有用な種類はダイズ、アオイ
マメ、およびインゲン属の黒色マメを含む。好ましく
は、上記の植物誘導体は天然蛋白質を含有しており、例
えば、ダイドジン(daidzin)、ダイドゼイン(daidzei
n)、ゲニスチン(genistin)、およびゲニステイン(g
enistein)等のイソフラボン類およびこれらの誘導体も
含むことができる。これらの誘導体は抽出物の形態にす
ることができるが、この形態に限らない。
(例えば、豆乳)または固体(例えば、ダイズ・パウダ
ーまたは豆乳パウダー)の形態にすることができるダイ
ズ製品である。同様に、別の植物の誘導体も流体または
固体の形態にすることが可能である。なお、上記の「ダ
イズ製品(soy products)」はダイズから誘導した物質
を意味する。好ましい実施形態の一例において、このダ
イズ製品は非加熱処理のダイズ製品であることが好まし
い。さらに、この「非加熱処理のダイズ製品(non-heat
treated soy product)」は処理温度が約55℃以下の
ダイズ製品を意味する(この温度よりも高い温度で処理
したダイズ製品はそれぞれの活性な効能を失う傾向があ
る)。上記の本発明のダイズ製品はダイズ蛋白質、イソ
フラボン類、およびこれら2種類の物質の組み合わせ物
を含有できる。
ダイズ製品は種々の形態を採ることができ、種々の方法
により作成できる。例えば、豆乳は既に収穫された新鮮
なダイズから作成できる。この豆乳を作成する方法の一
例は数時間脱イオン水または精製水中にダイズを浸漬し
た後に、これらの豆が水和状態になってからこれらをす
り潰して少量の水を加える。このすり潰し処理により豆
乳が抽出可能になる。収集後に、この豆乳を濾過して豆
および/または豆殻の全ての残留部分を除去できる。本
発明の組成物において使用する豆乳は上記のような新鮮
な豆乳とすることができ、ダイズ・パウダーおよび水か
ら作成することもできる。ダイズ・パウダーはダイズを
微粉砕したものであり、凍結乾燥、スプレー乾燥、また
はフリーズ−ドライ処理をすることも可能であり、得ら
れた豆乳は濾過してもよく、あるいは濾過しなくてもよ
い。別の例は凍結乾燥、スプレー乾燥またはフリーズ−
ドライ処理した豆乳に水を添加することにより作成して
濾過処理または均質化処理有りまたは無しにより仕上げ
処理した豆乳パウダーを使用する方法である。さらに、
エタノール/水の抽出による等の別のダイズ抽出の方法
を使用して本発明において使用する活性成分を形成する
こともできる。
量%のダイズ製品を含有できる。本発明において有用な
ダイズ製品はそれぞれの生産地、環境的な曝露状況、収
穫時期等に拘わらず、全ての種類のダイズにより製造で
きる。本発明の組成物において有用なダイズ製品は一部
の文化圏において許容可能であるが別の文化圏において
望まれない特有の臭気を有している。必要であれば、本
発明の組成物の臭気をリポキシゲナーゼ−2−欠損種の
豆および改質した糖部分を有する豆等を含むがこれらに
限らない臭気を減少することが知られている大豆の特定
の系統から誘導したダイズ製品を用いることにより減少
できる。さらに、配合物中の酸素の量を減少する処理に
よりこの臭気を減少できる。また、種々のマスキング剤
または芳香剤もこの臭気を軽減するために使用できる。
微生物の作用を阻止するために使用できる。このような
保存剤の例はフェノキシエタノール、およびメチルパラ
ベン、エチルパラベンおよびプロピルパラベン等のパラ
ベン類を含む。さらに、ダイズ製品を含有する組成物の
製品寿命および安定性を高めるために酸化防止剤が使用
できる。
ーン剤または紫外光遮断剤はUV−A領域(約320ナ
ノメートル乃至約400ナノメートル)およびUV−B
領域(約280ナノメートル乃至約320ナノメート
ル)の範囲の波長を有する紫外光に対応するフィルター
剤を含有している。このようなサンスクリーン剤の例は
オクチル・メトキシシンナメート、メチル・ベンジリデ
ン・カンファー、サリチル酸オクチル、フェニルベンジ
ダゾール(phenylbenzidazole)スルホン酸、オキシベ
ンゾン、アミノ安息香酸、ホモサラート、オクトクリレ
ン、二酸化チタン、酸化亜鉛、ジベンゾイルメタン、パ
ジメート−O(padimate O)、トロラミン・サリチレー
ト、ジオキシベンゾン、アントラニル酸メチル、および
これらの誘導体、およびこれらの組み合わせ物、並びに
当該技術分野の熟練者において既知の別の物質を含む。
本発明の組成物において特に有用なサンスクリーン用の
システムはオクチル・メトキシシンナメートおよびジベ
ンゾイルメタンの誘導体の組み合わせを含有している。
する疎水性に改質されている親水性ポリマー乳化剤はア
ルキル・アクリレートおよびエステル類を含む疎水性に
改質されているアクリル酸である。このアルキル鎖はC
2 乃至C30の範囲である。
ルコース、オリゴ糖類、特にフルクトース、メリビオー
ス、キシロース、スクロース、アルブチン、マルトー
ス、グルコシド、グリコシドおよびこれらの誘導体等の
ような二糖類を含むがこれらに限らない。これらの糖類
は疎水性および親水性の両方の活性成分の浸透性を高め
るために本発明の組成物において機能する。
親水性の活性成分の浸透性を高めるために本発明の組成
物において機能して、本発明の組成物において使用でき
る。このようなポリオキシエチレン・アルコールはセテ
ス類(ceteths)、ラウレス類(laureths)、ミレス類
(myreths)、オレス類(oleths)、ステアレス類(ste
areths)およびトリデス類(trideths)を含むがこれら
に限らない。特に好ましい一例は米国、デラウエア州の
ICI Surfactants社により製造されているステアレス−
10またはBrij 76である。
用または化粧品用として許容可能なビヒクル内に混合さ
れている。好ましくは、本発明の組成物のpH値は約5
乃至約9であり、さらに好ましくは約5乃至約7であ
る。
リームおよびローションにおいてこれまでに使用されて
いる鉱油、動物油、植物油、およびシリコーンを含む当
該技術分野における通常の熟練者において既知の局所的
なスキン・ケア剤が本発明の組成物に混合可能である。
これらのオイルに加えて、グリセリル・トリオレエー
ト、アセチル化スクロース・ジステアレート、ソルビタ
ン・トリオレエート、ポリオキシエチレン(1)モノス
テアレート、グリセロール・モノオレエート、スクロー
ス・ジステアレート、ポリエチレン・グリコール(5
0)モノステアレート、オクチルフェノキシポリ(エチ
レンオキシ)エタノール、デアシレリン・ペンタ−イソ
ステアレート(deacylerin penta-isostearate)、ソル
ビタン・セスキオレエート、ヒドロキシル化ラノリン、
ラノリン、トリグリセリル・ジイソステアレート、ポリ
オキシエチレン(2)オレイル・エーテル、カルシウム
・ステアロイル−2−ラクチレート、メチル・グルコシ
ド・セスキステアレート、ソルビタン・モノパルミテー
ト、メトキシ・ポリエチレン・グリコール−22/ドデ
シル・グリコール・コポリマー(Elfacos E200)、ポリ
エチレン・グリコール−45/ドデシル・グリコール・
コポリマー(Elfacos ST99)、ポリエチレン・グリコー
ル400・ジステアレートおよびグリセリル・ステアレ
ート、セチル・アルコールおよびラノリン・アルコール
等のアルコール、ミリスチン酸イソプロピル等のミリス
チン酸エステル、パルミチン酸セチル、コレステロー
ル、ステアリン酸、プロピレン・グリコール、グリセリ
ン、ソルビトール等を含む別の軟化剤および表面活性剤
が上記エマルジョンに混合されている。天然ゴムおよび
合成ポリマー等の増粘剤、およびメチルパラベン、ブチ
ルパラベン、プロピルパラベンおよびフェノキシエタノ
ール等の保存剤、および着色剤および芳香剤もまた上記
の組成物中に一般的に含有されている。さらに、サンス
クリーン剤および抗菌剤等の別の活性成分も、これらが
本発明の組成物の他の成分に対して物理的および化学的
に相容性を有する限り、本発明の組成物において利用で
きる。
法を例示するものであり、これらの範囲を制限すること
を目的としていない。
た。配合物A(比較用配合物): 成分 重量% 水 73.86% 増粘剤 1.35% キレート化剤 0.10% パンテノール 0.50% グリセリン 3.00% 白色化剤 3.00% PH調節剤 0.05% C12-15 アルキル・ベンゾエート 4.00% オクチル・ヒドロキシステアレート 1.00% ジメチコーン 1.00% セチル・アルコール 2.50% セテアリル・グルコシド 1.40% トコフェリル・アセテートおよび トコフェロール 0.55% サンスクリーン剤 4.00% 保存剤 1.25% 安定化剤 1.10% レチノール 0.04%
C,DおよびEを作成した。配合物B: 成分 重量% 水 78.04% グリセリン 3.00% Dパンテノール 0.50% EDTA二ナトリウム 0.10% 保存剤 0.73% 保存剤 0.35% アクリレート/C10-30 アルキル 0.25% アクリレート・クロス・ポリマー カーボマー(Carbomer) 0.40% アスコルビン酸 0.01% ジブチルヒドロキシ−トルエン 0.10% セチル・アルコール 2.00% C12-15 アルキル・ベンゾエート 4.00% オクチル・ヒドロキシステアレート 1.00% ジメチコーン 1.00% ジ−アルファ・トコフェリル・アセテート 0.50% オクチル・メトキシ−シンナメート 4.00% プロピルパラベン 0.17% 水酸化ナトリウム(10%) 2.60% レチノール・50c 0.20% トコフェロール 0.05% テア・シネシス(Thea Sinesis)抽出物 1.00%配合物C: 成分 重量% 水 73.39% グリセリン 3.00% Dパンテノール 0.50% EDTA二ナトリウム 0.10% アスコルビン酸−2G 2.00% フェノキシエタノール 0.73% メチルパラベン 0.35% キサンタン・ガム 0.20% ヒドロキシエチルセルロース 1.15% アスコルビン酸 0.01% ジブチルヒドロキシトルエン 0.10% セテアリル・グルコシド 1.40% セチル・アルコール 2.00% C12-15 アルキル・ベンゾエート 4.00% オクチル・ヒドロキシステアレート 1.00% ジメチコーン 1.00% ジ−アルファ・トコフェリル・アセテート 0.50% オクチル・メトキシシンナメート 4.00% プロピルパラベン 0.17% 水酸化ナトリウム(10%) 2.45% レチノール・50c 0.20% ポリアクリルアミドおよびラウレス−7 およびC13-14 イソパラフィン 0.70% トコフェロール 0.05% テア・シネシス(Thea Sinesis)抽出物 1.00%配合物D: 成分 重量% 水 72.82% グリセリン 3.00% Dパンテノール 0.50% EDTA二ナトリウム 0.10% 保存剤 0.73% 保存剤 0.35% アクリレート/C10-30 アルキル 0.25% アクリレート・クロス・ポリマー ジメチコーン 1.00% セチル・アルコール 2.00% ジ−アルファ・トコフェリル・アセテート 0.50% オクチル・メトキシシンナメート 4.00% プロピルパラベン 0.17% 水酸化ナトリウム(10%) 1.50% レチノール・50c 0.18% アスコルビン酸−2G 6.35% トコフェロール 0.05% テア・シネシス(Thea Sinesis)抽出物 1.00%配合物E: 成分 重量% 水 71.59% グリセリン 3.00% Dパンテノール 0.50% EDTA二ナトリウム 0.10% アスコルビン酸−2G 2.00% 保存剤 0.73% 保存剤 0.35% アクリレート/C10-30 アルキル 0.25% アクリレート・クロス・ポリマー カーボマー 0.40% アスコルビン酸 0.01% ジブチルヒドロキシ−トルエン 0.10% ステアレス−10 2.00% セチル・アルコール 2.00% C12-15 アルキル・ベンゾエート 4.00% オクチル・ヒドロキシステアレート 1.00% ジメチコーン 1.00% ジ−アルファ・トコフェリル・アセテート 0.50% オクチル・メトキシシンナメート 4.00% 保存剤 0.17% 水酸化ナトリウム(10%) 5.05% レチノール・50c 0.20% トコフェロール 0.05% テア・シネシス(Thea Sinesis)抽出物 1.00%
このビーカーに20グラムの水を足すことにより作成し
た。その後、この水をアルゴンまたは窒素ガスによりパ
ージした。10分後乃至15分後に、20グラムの水を
取り出してその酸素含有量について調べた。このサンプ
ル中に相当な計測可能の酸素が存在している場合に、上
記のパージ処理を続けた。酸素を水からパージした後
に、グリセリン、パンテノール、EDTA二ナトリウ
ム、第1の保存剤およびアスコルビン酸をビーカーに加
えた。その後、アクリレート/C10-30 アルキル・アク
リレートおよびカーボマーをこの水性相に加えた。次
に、このビーカーを黄色光下で真空密閉式ケトル・ホモ
ジナイザーに移して、残留している全ての酸素を除去し
た。その後、このビーカーを70℃乃至75℃に加熱し
た。第2の保存剤を加えて、これが溶解するまで混合し
続けた。この水性相を水酸化ナトリウム(10%)によ
り中和して、相分離のために温度を70℃乃至75℃に
維持した。さらに、レチノール、トコフェロールおよび
テア・シネシス抽出物を除く残りの各成分を別のビーカ
ー内で混合して70℃乃至75℃に加熱した。これら両
方の相が同一温度および均質になった時点で、油性相を
減圧下で水性相に加えて共に均質化した。その後、ビー
カーを徐々に冷却した。温度が55℃になった時点でレ
チノールを加え、45℃になった時点でトコフェロール
およびテア・シネシス抽出物を加えた。アスコルビン酸
(AA)−2Gをアスコルビン酸に加えて、このアスコ
ルビン酸を加えた後に、キサンタン・ガム、ヒドロキシ
エチレンおよびグリセリンを水性相に加えたことを除い
て、同様の様式で配合物Cを作成した。さらに、配合物
Dを配合物Bと同様に作成した。さらに、ステアレス−
10を油性相に加えたことを除いて、配合物Cと同様に
配合物Eを作成した。
チレン・グリコールをビーカーに加えて、75℃に加熱
することにより配合物Fを作成した。75℃において、
EDTA三ナトリウム、アスコルビン酸およびクエン酸
ナトリウムを加えた。さらに、スクアレン、マカデミア
・ナッツ・オイル、ペンタエリスリトール・テトラオク
タノエート、ペトロラタム、クォーターニウム−18・
ヘクトリエート、ポリグリセリル−2−ジイソステアレ
ートを混合して、この混合物を混合しながら80℃に加
熱した。80℃において、パラベン類およびBHTをこ
の混合物に加えた。上記水性相をこの油性相に徐々に加
えて、加熱を停止した。50℃において、ビタミンE・
アセテートおよびレチノールを加えた。上記全体の処理
をアルゴンおよび黄色光下の条件で行なった。
ら二相を均質化することにより配合物Gを作成した。こ
の水性相は先ずカーボマーを脱イオン水により水和した
後にアクリレート/C10-30 アルキル・アクリレート・
コポリマーを加えることにより作成した。この混合物を
適度に混合して75℃乃至80℃の温度に加熱した。次
に、グリセリン、アスコルビル・グルコシド、フェノキ
シエタノールおよびD−パンテノールを各成分の添加の
間に混合しながら別々に添加した。このバッチの温度を
75℃乃至80℃にして攪拌した状態で、以下の各成
分、すなわち、保存剤、EDTA二ナトリウムおよびア
スコルビン酸を加えた。温度を75℃乃至80℃に戻し
て、水酸化ナトリウムを加えた。この組成物を減圧下で
混合した。さらに、油性相を以下の各成分、すなわち、
C12-15 アルキル・ベンゾエート、オクチル・ヒドロキ
システアレート、オクチル・メトキシシンナメート、ア
ボベンゾン、セチル・アルコール、ジメチコーンおよび
ステアレス−10を添加することにより作成した。この
混合物を適度に混合して75℃乃至80℃の温度に加熱
した。この油性相を上記水性相に加えて、75℃乃至8
0℃で5分間乃至10分間減圧下で混合した。黄色光下
において、これらの混合した相を45℃に冷却し、この
混合物を収容している容器をアルゴンによりパージし
た。さらに、残りの各成分(ダイズ・蛋白質/グリコー
ル/水の混合物、トコフェロール、レチノール/ポリソ
ルベート20、ヨードプロピニル・ブチルカルバメート
および芳香剤)を各成分の添加の間に混合しながら別々
に加えた。最後に、このバッチを5分間均質化し、混合
して30℃に冷却した。
び調整作用を決定するために実験を行なった。皮膚内の
浸透性を決定するために、生体外(in vitro)におい
て、非閉鎖型フランツ(Franz)拡散セルを用いて皮膚
浸透性の調査を行なった。
チル化ヒドロキシトルエンおよび1.5%のオレス−2
0を含むリン酸塩緩衝液により構成されているレセプタ
ー媒体入れたフランツ拡散セル内に取り付けた。このレ
セプターの容量は5ミリリットル(ml)であり、その
セル表面積は0.636cm2 であった。以下の各配合
物のそれぞれ400μmの量を拡散セルに供給した。2
4時間後に、このセルの表面をメタノールおよび酢酸エ
チルの溶液により洗浄した。各表皮および各真皮を分離
して切り刻み、メタノールおよび酢酸エチルを入れたバ
イアルの中に入れて、音波破砕にかけることにより皮膚
を破片にした。音波破砕の後に、これらの皮膚の破片を
HPLCにより分析した。各サンプルを0時および24
時の時点において採取した。活性成分の浸透性を供給量
のパーセント値に基づいて計算した。上記の調査におい
て、親油性の薬剤(レチノール)および親水性の薬剤
(アスコルビン酸2−グルコシド、すなわち、「AA−
2G」)の浸透性をそれぞれ調べた。
ドのみを含有している対照の配合物(配合物A)はレチ
ノールの供給量の0.175%のみを表皮内に供給した
ことが分かる。しかしながら、予想外に、疎水性に改質
したアクリル酸乳化剤を使用した場合(配合物B)にお
いては、表皮内に供給されたレチノールのパーセント値
が0.642%に増加して、その供給が3.669倍に
なった。また、AA−2Gおよびセテアリル・グルコシ
ドをレチノールと共に配合した場合(配合物C)におい
ては、レチノールの浸透性は予想外にも0.241%に
増加して、対照の配合物Aよりも1.38倍増えた。さ
らに予想外なことに、疎水性に改質したアクリル酸およ
びAA−2Gの両方を含有している配合物(配合物D)
は、付加的な作用が予想されていたが、レチノールの全
体の供給率は1.26%になり、表皮へのレチノール供
給率は7.2倍に増加した。
ルコールの添加がAA−2Gの供給率を0.18%から
1.016%すなわち5.65倍に増加することを示し
ている。予想外なことに、レチノールの浸透性は1.2
5%から0.464%すなわち0.36倍に減少した。
従って、本発明の各組成物は上記のような親水性および
親油性の両方の成分の供給を調整できる方法を提供す
る。
る程度の刺激性 局所的なスキン・ケア組成物を配合する技術分野におけ
る通常の熟練者であれば、活性成分の浸透性を高めるこ
とに伴って皮膚の刺激が増加することが予想できる。し
かしながら、本発明の各組成物は予想外にも活性成分の
改善された浸透性に拘わらず無刺激性である。
る供給システムを評価するために「改良した刺激性調査
(Modified Irritation Study)」(MIS)と呼ばれ
る皮膚刺激についての標準的な試験法を採用した。この
試験法は人間の志願者における各組成物による刺激の可
能性を測定する。本発明の各配合物を合計で9種類の供
給物について3週間にわたり1週間当たりに3回の頻度
で50人の被験者に対して供給した。0.2グラム乃至
0.3グラムの各試験組成物を伴う閉塞形パッチを人間
の被験体の上方背部に供給した。これらのパッチの位置
を最初の24時間にわたり維持した。24時間後に、各
被験者は背中からパッチを取り外した。月曜日および水
曜日のパッチ供給物の除去後に、試験材料を全く供給し
ない24時間の休止期間をそれぞれ設けた。さらに、土
曜日のパッチの除去後に48時間の休止期間を置いた。
査員が観察して0乃至4.0の評価点により等級付けし
た。9種類の誘発用パッチの試験が完了するまで、それ
ぞれの新しい試験材料およびパッチを同一の試験部位に
供給した。
種類の供給物の評価点を合計して21日間にわたる合計
の評価点を得た。さらに、全ての被験者についての21
日間の合計点を加えることにより、試験サンプルについ
ての総合の評価点を得た。この総合の評価点を100の
評価点を容認されている陽性の対照物(配合物F)に対
して標準化して、標準化した刺激評価点(Normalized I
rritation Score)を得た。これらの試験結果を以下の
表2に示す。
膚の刺激性を高めて、標準化した刺激評価点に対する合
計のレチノール供給量の比率値を低下することが予想さ
れる。それぞれの配合物を比較するために、この刺激評
価点に対する供給されたレチノールの量の比率値を計算
した。すなわち、これらの比率値は刺激の各単位量当た
りに供給されるレチノールの量を示している。表2に記
載しているデータから分かるように、配合物A,Bおよ
びCは互いに同等である。配合物Fは穏やかな刺激性を
有する製品として知られている市販品である。従って、
配合物A,BおよびCについてのそれぞれの結果から、
疎水性に改質したアクリル酸乳化剤または糖のいずれも
刺激を軽減する作用を有していないことが明らかである
と言える。
位量当たりの刺激に対するレチノール供給量において大
幅な増加を示しており、配合物A,BおよびCよりも相
当に刺激性が低下している。さらに、比較的低い程度の
刺激においてレチノール供給量が増加できる点から、本
発明者は配合物Dの治療作用に関する指数が配合物A,
BおよびCの各指数よりも高くなると予想する。従っ
て、本発明者は疎水性に改質したアクリル酸および糖の
両方を含有している組成物において刺激の軽減作用が予
想外に高められると結論する。
供給および付随的な刺激低減作用を以下の表3において
例証する。
ける)単位量当たりの刺激は0.05%のAA−2Gの
供給量に相当している。しかしながら、(組成物Eにお
ける)ポリオキシエチレン・アルコールの添加により、
この値は予想外に0.23%に上昇して、さらに低い刺
激量でさらに多量のAA−2Gが供給されて高い作用効
果または治療作用指数が示されている。
方法により作成した。以下の表4はこの(実施例3にお
ける)本発明の各組成物を示しており、本発明者はこれ
らの組成物が比較的低度の刺激で皮膚の表皮および真皮
に対する疎水性および親水性の活性成分の供給を高める
ために作用すると考える。
るが、経口用および非経口用の配合物の供給においても
利用できる。
を含有している請求項1に記載の局所的皮膚用組成物。 (2)前記レチノイドがレチノールである実施態様
(1)に記載の組成物。 (3)前記糖がアスコルビン酸−2−グルコシド、オリ
ゴ糖類およびこれらの組み合わせ物から成る群から選択
される請求項1に記載の組成物。 (4)前記オリゴ糖類がラクトースおよびメリビオース
およびこれらの組み合わせ物から成る群から選択される
実施態様(3)に記載の組成物。 (5)前記糖がアスコルビン酸−2−グルコシドである
実施態様(3)に記載の組成物。
したアクリル酸である実施態様(1)に記載の組成物。 (7)前記疎水性に改質したアクリル酸がアクリレート
/C10-30 アルキル・アクリレート・クロス−ポリマー
である実施態様(6)に記載の組成物。 (8)前記植物誘導体がマメ科、ナス科、イネ科、およ
びウリ科およびこれらの組み合わせ物から成る群から選
択される植物系統群から誘導される実施態様(1)に記
載の組成物。 (9)前記植物系統群がマメ科である実施態様(8)に
記載の組成物。 (10)前記マメ科の系統群の植物誘導体がダイズ、ア
オイマメ、およびインゲン属の黒色マメ、およびこれら
の組み合わせ物から成る群から選択される実施態様
(9)に記載の組成物。
ソフラボン類またはこれらの誘導体を含む実施態様
(8)に記載の組成物。 (12)前記イソフラボン誘導体がダイドジン(daidzi
n)、ダイドゼイン(daidzein)、ゲニスチン(genisti
n)、ゲニステイン(genistein)、およびこれらの組み
合わせ物から成る群から選択される実施態様(11)に
記載の組成物。 (13)前記組成物がさらにポリオキシアルキレン・ア
ルコールを含有している実施態様(1)に記載の組成
物。 (14)前記組成物がさらに紫外光遮断剤を含有してい
る実施態様(1)に記載の組成物。 (15)前記紫外光遮断剤がジベンゾイルメタンの誘導
体、オクチル・メトキシシンナメート、およびこれらの
組み合わせ物から成る群から選択される実施態様(1
4)に記載の組成物。
る請求項2に記載の組成物。 (17)前記糖がアスコルビン酸−2−グルコシドおよ
びオリゴ糖類から成る群から選択される請求項2に記載
の組成物。 (18)前記オリゴ糖類がラクトースおよびメリビオー
スおよびこれらの組み合わせ物から成る群から選択され
る実施態様(17)に記載の組成物。 (19)前記糖がアスコルビン酸−2−グルコシドであ
る実施態様(17)に記載の組成物。 (20)前記ポリマー乳化剤が疎水性に改質したアクリ
ル酸である請求項2に記載の組成物。
がアクリレート/C10-30 アルキル・アクリレート・ク
ロス−ポリマーである実施態様(20)に記載の組成
物。 (22)前記ダイズ製品が非加熱処理のダイズ製品であ
る請求項2に記載の組成物。 (23)前記非加熱処理のダイズ製品が豆乳、ダイズ・
パウダー、ダイズ蛋白質、イソフラボン、およびこれら
の組み合わせ物から成る群から選択される混合物を含有
している実施態様(22)に記載の組成物。 (24)さらに、ポリオキシアルキレン・アルコールを
含有している請求項2に記載の組成物。 (25)さらに紫外光遮断剤を含有している請求項2に
記載の組成物。 (26)前記紫外光遮断剤がジベンゾイルメタンの誘導
体、オクチル・メトキシシンナメート、およびこれらの
組み合わせ物から成る群から選択される実施態様(2
5)に記載の組成物。
な薬剤の皮膚浸透性を高めると共に、この局所的活性成
分の供給の調整が可能であり、当該活性成分に対する皮
膚の刺激を低減できる供給システムが提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 疎水性の活性薬剤および親水性の活性薬
剤およびこれらの組み合わせ物およびポリマー乳化剤お
よび糖から成る群から選択される活性薬剤を含有してい
る組成物。 - 【請求項2】 レチノイド、糖、ポリマー乳化剤、およ
びダイズ製品を含有している局所的皮膚用組成物。
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