JP2002200507A - 電気ドリル - Google Patents

電気ドリル

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JP2002200507A
JP2002200507A JP2000400001A JP2000400001A JP2002200507A JP 2002200507 A JP2002200507 A JP 2002200507A JP 2000400001 A JP2000400001 A JP 2000400001A JP 2000400001 A JP2000400001 A JP 2000400001A JP 2002200507 A JP2002200507 A JP 2002200507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、回転のみを行うドリルモードと、
回転と共に軸方向の振動を行う振動ドリルモードとに切
替え可能な電気ドリルに関し、組立性の向上を図ると共
にモード切替え動作をスムーズに行なうことができるよ
うにすることである。 【解決手段】 ボール保持穴9内にボール2の外径より
も大きな内径を持つ大径部5を設けると共に大径部5と
スピンドル1の反チャック16側端面との間にボール2
の外径よりも小さい内径を持つストッパ部6を設け、更
にボール2をスピンドル1の反チャック16側端面に押
し付けた際にスピンドル1の反チャック16側端部外周
を半形方向に広げるように変形可能な変形部1aを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転のみを行うド
リルモードと、回転と共に軸方向の振動を行う振動ドリ
ルモードとに切替え可能な電気ドリルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転のみを行うドリルモード
と、回転と共に軸方向の振動を行う振動ドリルモードと
に切替え可能な電気ドリルが存在する。この種の電気ド
リルは図4〜図7に示すような構成をしたものであっ
た。
【0003】以下、図4〜図7を用いて従来の電気ドリ
ルの一例を説明する。なお、図4は回転のみを行うドリ
ルモード状態を示す要部拡大断面図、図5は回転と共に
軸方向の振動を行う振動ドリルモード状態を示す要部拡
大断面図、図6はスピンドルの一端部を示す要部拡大断
面図、図7は動作モード切替え手段の一例を示す斜視図
である。
【0004】図に示すように電気ドリルは、ハウジング
17内に支持されたモータ14と、モータ14の回転を
受けて回転するギヤ15と、ギヤ15が圧入されギヤ1
5の回転を受けて回転するスピンドル1と、スピンドル
1の一端に設けられ、図示しないビットを着脱可能なチ
ャック16とを備える構成をしており、スピンドル1は
ハウジング17内において回転可能及び軸方向に移動可
能に保持されている。上記したようにスピンドル1に圧
入され、スピンドル1にモータ15の回転を伝達するギ
ヤ15には、可動側ラチェット19が設けられており、
またハウジング17内には可動側ラチェット19と対面
する位置に固定側ラチェット20が設けられており、こ
の一対ラチェット19、20はスピンドル1が反チャッ
ク16側(図4で示すA方向)に軸方向移動することに
より接触するようになっている。なお、図示しないがラ
チェット19、20の対面にはそれぞれ複数の凹凸が形
成されており、可動側ラチェット19が回転を伴いなが
ら固定側ラチェット20に接触すると、可動側ラチェッ
ト19に設けられた凸が固定側ラチェット20の凸を乗
り上げるようになっている。
【0005】スピンドル1の反チャック16側端部には
図6に示すように円錐穴部4及びセンタ穴部3が設けら
れ、円錐穴部4によってスピンドル1端面より突出する
ようにスチールボール2(以下、単にボールと言う)が
位置決めされている。ハウジング17のスピンドル1の
反チャック16側端部付近には、上記した固定側ラチェ
ット20と、スピンドル1の反チャック16側端部外周
を覆う形状をし、スピンドル1を回転及び軸方向移動可
能に支持する支持部材である含油メタル部材12と、ス
ピンドル1の反チャック16側端面に対面する位置にチ
ェンジプレート8とを保持するホルダ7が設けられてい
る。
【0006】チェンジプレート8は、スピンドル1端部
に位置決めされたボール2と接触・非接触可能なように
構成されており、モード切替え手段として働く。図に示
すようにチェンジプレート8には穴8aが設けられてお
り、チェンジプレート8はホルダ7に図示B方向(スピ
ンドル1の軸方向に対して直交する方向)に摺動可能に
保持されている。なお、穴8aはボール2の外径よりも
大きな内径を持つよう形成されており、スピンドル1の
軸方向においてボール2が穴8a内に位置するようにチ
ェンジプレート8を摺動させた際にはチェンジプレート
8とボール2とは非接触の状態となり、それ以外の位置
ではチェンジプレート8とボール2とは接触した状態と
なる。
【0007】チェンジプレート8がボール2と接触した
状態になると、スピンドル1は図4の右方向側に移動
し、図4に示すようにスピンドル1の軸方向移動は規制
されスピンドル1は図示A方向に移動することができな
くなる。これに対して、図5に示すようにチェンジプレ
ート8がボール2と非接触の状態になると、スピンドル
1の軸方向移動が許容され、スピンドル1が図示A方向
側に移動するとスピンドル1に圧入されたギヤ15に設
けられている可動側ラチェット19が固定側ラチェット
20側に移動し、可動側ラチェット19と固定側ラチェ
ット20とが接触するようになる。チャック16に図示
しないビットを取付け、ビットを相手材に押しつけた状
態で穴開け作業を行うと、スピンドル1、ギヤ15及び
可動側ラチェット19に図示A方向に移動するよう力が
加わることになり、このため可動側ラチェット19と固
定側ラチェット20とが常時接触する状態となって、可
動側ラチェット19の固定側ラチェット20側面に設け
られた凸が固定側ラチェット20に設けられた凸に対し
て乗り上げては下がる動作を繰り返すことになり、これ
によって可動側ラチェット19、ギヤ15を介してスピ
ンドル1に軸方向の振動が加わるようになる。
【0008】このように、モード切替え手段であるチェ
ンジプレート8を動作させることにより、チェンジプレ
ート8とボール2とを接触させ、スピンドル1の軸方向
移動を規制した場合には、可動側ラチェット19と固定
側ラチェット20とが接触せずに回転のみを行うドリル
モードとなり、チェンジプレート8とボール2とを非接
触としてスピンドル1の軸方向移動を許容させた場合に
は、可動側ラチェット19と固定側ラチェット20とが
接触して回転と共に軸方向の振動が付加される振動ドリ
ルモードとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電気ド
リルは、モード切替え手段であるチェンジプレート8を
動作させ、スピンドル1の反チャック16側端部に設け
たボール2と接触、非接触とすることにより、動作モー
ドを回転のみを行うドリルモードか回転と共に軸方向の
振動が付加される振動ドリルモードかに切替えることが
できるようにしたものであるが、図6に示すようにボー
ル2のスピンドル1側面のみをスピンドル1の反チャッ
ク16側端部に設けた円錐穴部4によって案内し、ボー
ル2の反チャック16側への移動のみを規制する構成で
あるため、組立時にボール2が抜け落ちてしまう等して
組立性の低下を招く恐れのあるものであった。
【0010】また、振動ドリルモード時にはボール2は
スピンドル1の軸方向においてチェンジプレート8の穴
8a内に位置することになるが、この際にボール2がス
ピンドル1の軸方向の振動によって円錐穴部4内から抜
け出し、スピンドル1の反チャック16側端面と対面す
るホルダ7に突き当たり、円錐穴部4とホルダ7との間
で往復運動を行うことになる。このようにボール2がホ
ルダ7に複数回突き当たることでホルダ7の表面がへこ
み、その周囲が盛り上がることによって、チェンジプレ
ート8の摺動動作の妨げとなり、モード切替え動作が行
えなくなってしまうという恐れがあった。なお、電気ド
リルの出力が大きくなれば、ボール2の移動力も大きく
なるため、ホルダ7の表面のへこみによってモード切替
え動作が行えなくなってしまう恐れが高くなる。
【0011】本発明の目的は、上記欠点を解消し、組立
性の向上を図ると共にモード切替え動作をスムーズに行
なうことができる電気ドリルを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、穴部内にボ
ールの外径よりも大きな内径を持つ大径部を設けると共
に大径部とスピンドルの反チャック側端面との間にボー
ルの外径よりも小さい内径を持つストッパ部を設け、更
にボールをスピンドルの反チャック側端面に押し付けた
際にスピンドルの反チャック側端部外周を半形方向に広
げるように変形可能な変形部を設けることにより達成さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明電気ドリルの一実施形態を
図1及び図2を用いて説明する。なお、従来の電気ドリ
ルと同一の部位には同一の符号を付したので説明を省略
する。
【0014】図1に示す電気ドリルは、スピンドル1の
軸方向においてチェンジプレート8の穴8a内にボール
2が位置するようにしてスピンドル1の軸方向移動を許
容した状態、すなわち振動ドリルモード状態にある。
【0015】図に示すようにスピンドル1の反チャック
16側端部に位置するボール2は、スピンドル1の反チ
ャック16側端部に設けられたボール保持穴9内にスピ
ンドル1端面よりも突出するようにして保持されてい
る。スピンドル1の反チャック16側端部に設けられた
ボール保持穴9内には、スピンドル1端面に向かうに従
って内径の大きくなる形状をした円錐状内壁4と、円錐
状内壁4と連通して設けられ円錐状内壁4のチャック1
6側に位置するセンタ穴部3と、円錐状内壁4とスピン
ドル1の反チャック16側端面との間に設けられ、ボー
ル2の外径よりも大きな内径を持つ大径部5とを設けた
構成をしており、大径部5とスピンドル1の反チャック
16側端面との間にはボール2の外径よりも小さな内径
を持つストッパ部6とが設けられている。
【0016】ボール2は、ボール2をスピンドル1の反
チャック16側端部に対して押圧し、ボール2の外径よ
りも小さい内径を持つストッパ部6近傍及び大径部5外
周に位置する変形部である減肉部1aを変形させること
により、ボール保持穴9内に挿入させることができる。
なお、この際には大径部5外周に位置する薄肉部1a
は、スピンドル1の反チャック16側端部外周を半径方
向に広げるように変形し、ボール保持穴9内にボール2
を挿入することができるようになる。
【0017】ボール保持穴9内に挿入されたボール2
は、チャック16側への移動が円錐状内壁4によって規
制され、常にスピンドル1の反チャック16側端面より
も突出するように保持されると共に、反チャック16側
への移動がストッパ部6の反チャック16側面によって
規制され、ボール保持穴9内に保持されることとなる。
なお、ストッパ部6及び円錐状内壁4はボール2と若干
の隙間を持ってボール2の移動を規制していると共に、
大径部5の内径をボール2の外径よりも大きくしたこと
により、ボール保持穴9内においてボール2を回転可能
としている。
【0018】上記したようなボール保持穴9及びストッ
パ部6を設けたことにとより、ボール2をボール保持穴
9内において保持し、スピンドル1からボール2が抜け
落ちることを防止することができるため、組立性の向上
を図ることができると共に、スピンドル1の軸方向にお
いてチェンジプレート8の穴8a内にボール2を位置さ
せた振動ドリルモードの際にボール2がスピンドル1の
反チャック16側端部とホルダ7との間で往復動してホ
ルダ7表面をへこませるようなことを防止することがで
きるので、モード切替え動作を常にスムーズに行なうこ
とができるようになる。なお、ボール2とスピンドル1
との組立は、ボール2をスピンドル1のボール保持穴9
内に圧入することにより行われるものであるため、比較
的容易に組立を行なうことができるものである。
【0019】なお、図2に示すようにストッパ部6の反
チャック16側面に下端に向かうに従って内径の大きく
なる傾斜面6aを設けることにより、ボール2をボール
保持穴9内に挿入させる際に、傾斜面6aがボール2の
案内面となり組立作業性を向上させることができると共
に、ボール2及びストッパ部6の破損を抑制することが
できるようになる。
【0020】また、上記センタ穴部3を潤滑材収納室と
してグリース等の潤滑材を挿入すれば、ボール保持穴9
内でのボール2の回転時の摩擦抵抗を低減させることが
できるようになり、ボール2及びボール保持穴9内部の
寿命を向上させることができるようになる。なお、この
際にはボール保持穴9の大径部5は潤滑材ポケットとし
ても働く。
【0021】更に、上記ストッパ部6を環状に形成する
ことにより、ボール2を保持したボール保持穴9内をほ
ぼ密封状態とすることができ、センタ穴部3内に挿入し
たグリース等の潤滑材がボール保持穴9外に漏れること
を抑制し、更にボール2及びボール保持穴9内部の長寿
命化を図ることができるようになる。
【0022】次に図3を用いて本発明電気ドリルの他の
実施形態を説明する。
【0023】本実施形態は、図に示すようにスピンドル
1にグリース等の潤滑材収納室として働くセンタ穴部3
内とスピンドル1外周面とを連通させる連通穴10を設
けた構成をしている。
【0024】図2に示す実施形態の構成では、スピンド
ル1のボール保持穴9内に十分な量のグリース等の潤滑
材を充填させた場合には、後にボール保持穴9内にボー
ル2を挿入させる際に上記ボール保持穴9内の潤滑材が
邪魔となり組立作業が行い難いものであったが、本実施
形態のようにセンタ穴部3とスピンドル1外周面とを連
通させる連通穴10を設けたことにより、ボール保持穴
9内にボール2を挿入させる際にセンタ穴部3内の潤滑
材が連通穴10からスピンドル1外周に逃げるようにな
るためボール保持穴9内にボール2を挿入する作業を行
い易くすることができる。
【0025】また、スピンドル1外周を覆う形状をし、
スピンドル1を回転可能及び軸方向に移動可能に支持す
る支持部材である含油メタル部材12によって覆われる
位置に上記連通穴10を設けた構成とすることによっ
て、スピンドル1の回転による遠心力により連通穴10
を介してセンタ穴部3内に挿入されたグリース等の潤滑
材がスピンドル1と含油メタル部材12間に流れ出るよ
うになり、含油メタル部材12及びスピンドル1の長寿
命化を図ることができるようになる。なお、センタ穴部
3内に挿入された潤滑材はスピンドル1と含油メタル部
材12との間で発生する摩擦熱によって膨張することで
も、連通穴10を介してスピンドル1と含油メタル部材
12間に流れ出るようになる。更に、ボール保持穴9内
のボール2を回転可能な構成とすると、ボール2とボー
ル保持穴9内壁との間で発生する摩擦熱によって潤滑材
が膨張し、潤滑材が連通穴10からスピンドル1外周面
に流れ出るようにすることができる。
【0026】なお、望ましい実施形態はストッパ部6を
環状に形成して、ボール保持穴9内の密封性を向上させ
ることであり、このような構成とすることによりボール
保持穴9内に挿入された潤滑材がスピンドル1の反チャ
ック16側端面から流れ出ることを抑制して連通穴10
から流れ出易くすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、スピンドル端部の穴部
内にボールの外径よりも大きな内径を持つ大径部を設け
ると共に大径部とスピンドルの反チャック側端面との間
にボールの外径よりも小さい内径を持つストッパ部を設
け、更にボールをスピンドルの反チャック側端面に押し
付けた際にスピンドルの反チャック側端部外周を半形方
向に広げるように変形可能な変形部を設けたことによ
り、スピンドル端部内においてボールが保持され、ボー
ルが抜け落ちることを防止することができるようになる
ため、組立性の向上を図ると共にモード切替え動作をス
ムーズに行なうことができる電気ドリルを提供すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電気ドリルの一実施形態を示す要部拡大
断面図。
【図2】本発明電気ドリルを構成するスピンドルの反チ
ャック側端部の一実施形態を示す要部拡大断面図。
【図3】本発明電気ドリルの他の実施形態を示す要部拡
大断面図。
【図4】従来の電気ドリルの一例を示す要部拡大断面
図。
【図5】図4の電気ドリルの一動作状態を示す要部拡大
断面図。
【図6】従来の電気ドリルを構成するスピンドルの反チ
ャック側端部の一例を示す要部拡大断面図。
【図7】従来の動作モード切替え手段を示す斜視図。
【符号の説明】
1はスピンドル、1aは減肉部、2はボール、3はセン
タ穴部、4は円錐穴部、5は大径部、6はストッパ部、
7はホルダ、8はチェンジプレート、8aは穴、9はボ
ール保持穴、10は連通穴、12は含油メタル部材であ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータの動力を受け回転可
    能であり、一端にビットを着脱可能なチャックを備えた
    スピンドルと、該スピンドルに対して回転不能及び軸方
    向移動不能に設けられた可動側ラチェット部と、該可動
    側ラチェット部と対面する位置に回転不能に設けられた
    固定側ラチェット部と、前記スピンドルの反チャック側
    端部に設けられた穴部によって前記スピンドル端面より
    も反チャック側に突出するように保持されたボールと、
    該ボールと接触及び非接触可能で前記ボールと接触した
    状態にある時には前記スピンドルの軸方向移動を規制
    し、前記ボールと非接触の状態にある時には前記スピン
    ドルの軸方向移動を許容して可動側ラチェット部と固定
    側ラチェット部との噛み合いを許容する切替え手段とを
    有する電気ドリルであって、 前記穴部内に前記ボールの外径よりも大きな内径を持つ
    大径部を設けると共に前記大径部と前記スピンドルの反
    チャック側端面との間に前記ボールの外径よりも小さい
    内径を持つストッパ部を設け、更に前記ボールを前記ス
    ピンドルの反チャック側端面に押し付けた際に前記スピ
    ンドルの反チャック側端部外周を半形方向に広げるよう
    に変形可能な変形部を設けたことを特徴とする電気ドリ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記ボールを前記穴部内において回転可
    能としたことを特徴とする請求項1記載の電気ドリル。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ部を環状に形成したことを
    特徴とする請求項1記載の電気ドリル。
  4. 【請求項4】 前記穴部のチャック側内壁を前記スピン
    ドルの反チャック側端面に向かうに従って内径の大きく
    なる円錐形状とすると共に、前記ボールを前記内壁と前
    記ストッパ部とで若干の隙間を持って保持するようにし
    たことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項
    記載の電気ドリル。
  5. 【請求項5】 前記スピンドルに前記穴部と連通して前
    記チャック側に位置する潤滑材収納室を設けたことを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の電気
    ドリル。
  6. 【請求項6】 前記スピンドルに前記潤滑材収納室内と
    前記スピンドル外周面とを連通させる連通穴を設けたこ
    とを特徴とする請求項5記載の電気ドリル。
  7. 【請求項7】 前記連通穴を覆う位置に、前記スピンド
    ル外周を覆う形状をし、前記スピンドルを回転可能及び
    軸方向移動可能に支持する支持部材を配置させたことを
    特徴とする請求項7記載の電気ドリル。
  8. 【請求項8】 前記変形部は前記大径部外周に位置する
    薄肉部であることを特徴とする請求項1記載の電気ドリ
    ル。
  9. 【請求項9】 前記ストッパ部の反チャック側面に下端
    に向かうに従って内径の小さくなる傾斜面を設けたこと
    を特徴とする請求項1あるいは請求項3記載の電気ドリ
    ル。
  10. 【請求項10】 モータと、該モータの動力を受け回転
    可能であり、一端にビットを着脱可能なチャックを備え
    たスピンドルと、該スピンドルに対して回転不能及び軸
    方向移動不能に設けられた可動側ラチェット部と、該可
    動側ラチェット部と対面する位置に回転不能に設けられ
    た固定側ラチェット部と、前記スピンドルの反チャック
    側端部に設けられた穴部によって前記スピンドル端面よ
    りも反チャック側に突出するように保持されたボール
    と、該ボールと接触及び非接触可能で前記ボールと接触
    した状態にある時には前記スピンドルの軸方向移動を規
    制し、前記ボールと非接触の状態にある時には前記スピ
    ンドルの軸方向移動を許容して可動側ラチェット部と固
    定側ラチェット部との噛み合いを許容する切替え手段と
    を有する電気ドリルであって、 前記スピンドルに前記穴部と連通して前記チャック側に
    位置する潤滑材収納室を設けると共に、前記スピンドル
    に前記潤滑材収納室内と前記スピンドル外周面とを連通
    させる連通穴を設けたことを特徴とする電気ドリル。
  11. 【請求項11】 前記連通穴を覆う位置に、前記スピン
    ドル外周を覆う形状をし、前記スピンドルを回転可能及
    び軸方向移動可能に支持する支持部材を配置させたこと
    を特徴とする請求項10記載の電気ドリル。
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