JP2002200076A - 放射線断層撮影装置および放射線断層撮影における検査状態判定方法 - Google Patents

放射線断層撮影装置および放射線断層撮影における検査状態判定方法

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JP2002200076A
JP2002200076A JP2000385588A JP2000385588A JP2002200076A JP 2002200076 A JP2002200076 A JP 2002200076A JP 2000385588 A JP2000385588 A JP 2000385588A JP 2000385588 A JP2000385588 A JP 2000385588A JP 2002200076 A JP2002200076 A JP 2002200076A
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Katsumi Atsu
克巳 阿津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体領域に障害が存在することをX線を用
いないで、的確に検出可能なX線CT装置を提供する。 【解決手段】 X線管104およびX線検出器108に
加えて、走査ガントリ103に、LED130と、収束
レンズ132と、収束レンズ132からの光をコリメー
タ106の開口を通してX線検出器108の端部のリフ
ァレンスチャネルの近傍に指向させるミラー134と、
ミラー134からの光を受光するX線検出器108のリ
ファレンスチャネルの近傍にフォトデテクタ群136を
設ける。X線管104を消勢した状態で走査ガントリ1
03を回転させ、LED130からの光がフォトデテク
タ群136の検出信号をチェックすると、リファレンス
チャネルとX線管104との間に障害が存在するか否か
を光学的に検出できる。LED130の光は被検体Kに
与える影響が殆どない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CT断層撮影装置
に代表される放射線断層撮影装置、および、放射線断層
撮影における検査状態判定方法に関する。より特定的に
は、本発明は放射線断層撮影装置の被検体領域に正規の
状態で被検体が存在するか否かを検出可能な放射線断層
撮影装置と、放射線断層撮影における検査状態判定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】被検体に放射線を照射して、被検体を透
過した放射線を検出し、検出信号を画像処理して被検体
の断層画像を生成する放射線断層撮影装置が知られてい
る。そのような放射線断層撮影装置の代表例として、放
射線としてX線を用いて被検体としての人体の断層画像
を得るX線CT(Computed Tomography)装置が医用診断
の分野などにおいて広く使用されている。以下、放射線
断層撮影装置の代表例としてX線CT装置を例示して述
べる。
【0003】以下、代表的なX線CT装置の概要を述べ
る。X線CT装置においては、ガントリ内の被検体領域
の周囲を回転可能にX線管とX線検出器とを被検体領域
を挟んで対向させてガントリに配置し、被検体領域内に
位置する被検体、たとえば、人体の周囲を対向するX線
管とX線検出器とを回転させながらX線管から放射した
放射線を人体に照射して、その透過X線をX線検出器で
検出し、検出した信号を信号処理してその人体の断層画
像を得ている。
【0004】そのようなX線CT装置においては、通
常、人体を透過したX線を検出した信号のレベルを校正
して断層画像の生成を行う。そのため、校正の基準とな
る信号を検出するため、X線検出器の端部に被検体(人
体)を透過させないで直接X線を検出可能に配設された
リファレンスチャネルが設けられている。X線CT装置
においては、このようにリファレンスチャネルで検出し
た放射線レベルを基準にしてその他の部分の放射線レベ
ルを校正して得た信号を用いて、正確な断層画像の生成
を行う。校正方法は本発明の主題ではないが、校正方法
の1例を述べると、リファレンスチャネルで検出した信
号でその他の部分の検出信号を割って正規化する方法が
知られている。
【0005】特開2000−60840号公報は、リフ
ァレンスチャネル信号の生成方法と装置について開示し
ている。より特定的に述べると、特開2000−608
40号公報は、X線検出器の両端にリファレンスチャネ
ルを設け、両端のリファレンスチャネルの検出信号のい
ずれかのレベルが所定のレベルまで到達していない場合
にはそのリファレンスチャネルの検出信号は用いず、検
出信号のレベルが所定のレベル以上の場合はそのリファ
レンスチャネルの検出信号を正常なリファレンスチャネ
ルの検出信号として校正に用いることを開示している。
【0006】リファレンスチャネルの検出信号が所定の
レベルに到達しない原因としては、X線管から放射され
たX線とX線検出器の端部のリファレンスチャネルとの
間に、本来は位置しないはずの物体(以下、これを障害
という)、たとえば、テーブル、あるいは、テーブルの
上の人体が位置していることがある。そのような障害
は、ガントリの回転位置によって発生したり、消滅する
ことがある。
【0007】また特開2000−60841号公報は、
放射線ビームの厚みを変化させて、スライス厚に依存し
ないリファレンス信号を得る方法について開示してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにリファレン
スチャネルの信頼性の向上対策、および、リファレンス
チャネルの検出信号の精度を向上させる対策が種々講じ
られているが、依然として下記のような問題に遭遇して
いる。
【0009】第1の問題としては、たとえば、X線検出
器の両端部のリファレンスチャネルが障害の存在によ
り、所定のレベルの信号を検出できないときは、特開2
000−60840号公報に記載されている方法では、
利用可能なリファレンスチャネルの信号を決定できな
い。
【0010】検査位置または被検体の大きさなどに起因
してそのような障害が起きることが回避できない場合で
も断層撮影を行わざるを得ない場合がある。第2の問題
としては、そのような場合に明確にそのような状態で検
査を行ったことを示す手段が設けられていない。その結
果、正常な条件が行った断層撮像であるか否かの識別が
できないので、障害があった場合のデータの信憑性に問
題がある。
【0011】第3の問題は、障害が薄くてX線管からの
X線があまり減衰しないでX線検出器のリファレンスチ
ャネルに到達した時に障害なしにX線がリファレンスチ
ャネルで検出されたと判断した場合、実際は多少減衰し
た信号であり、このようなリファレンスチャネルの検出
信号を基準にして他の検出信号を正規化処理などの処理
を行うと、正確な正規化にはならない。
【0012】第4の問題としては、リファレンスチャネ
ルの検出信号の有効性を判断するため、たとえば、スカ
ウト(scout 、偵察)走査として、実際の断層撮影の前
に、X線管からX線検出器に向けてX線を放射して、リ
ファレンスチャネルで正規の検出信号が得られるかを観
察しながら、正常な断層画像が得られるか否かを行うこ
とがある。このスカウト走査のとき、従来方法では、ガ
ントリ内に人体を位置させて、人体にスカウト走査のた
めのX線を照射する。人体には極力X線を照射しないこ
とが望ましいので、このようなスカウト走査にはX線を
用いない方法が望まれている。
【0013】以上、X線CT装置を例示して放射線断層
撮影装置の概要とその問題を述べたが、X線CT装置以
外の放射線断層撮影装置についても上記同様の問題に遭
遇する。
【0014】本発明の目的は、リファレンスチャネルの
検出信号が正確に被検体などで影響を受けているかいな
いかを明確に識別可能な放射線断層撮影装置および放射
線断層撮影における検査状態判定方法を提供することに
ある。
【0015】本発明の他の目的は、被検体に放射線を照
射しないで、スカウト走査が可能な放射線断層撮影装置
および放射線断層撮影における検査状態判定方法を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、ガントリ(103)と、該ガントリを回転させる
回動手段(110)と、前記ガントリ内に規定された被
検体領域(120)を挟んで前記ガントリの対向した位
置に配設され、前記回動手段によって前記被検体領域の
周囲を対向関係を維持して回動される、放射線提供手段
(104)および該放射線提供手段から放射された放射
線を検出する放射線検出手段(108)と、前記放射線
提供手段と前記放射線検出手段とともに前記回動手段に
よって前記被検体領域の周囲を回動可能に配設された、
光提供手段(130,134)および受光手段(13
6,138)とを有し、前記放射線検出手段(108)
の少なくとも一方の端部に基準の放射線を検出する基準
放射線検出部(Ar1,Ar2:Br1,Br2)を有
し、前記放射線提供手段から放出された周辺放射線が前
記放射線検出手段の端部の基準放射線検出部を指向する
と同等に前記受光手段または前記光提供手段のいずれか
一方が前記放射線検出手段の端部の基準放射線検出部の
近傍に配設され、前記光提供手段または前記受光手段の
いずれか一方が前記放射線提供手段の位置と実質的に同
等の位置に配設されている放射線断層撮影装置が提供さ
れる。
【0017】特定的には、前記放射線提供手段(10
4)は、X線放出手段(104)と、X線放出手段から
放出されたX線を前記被検体領域(120)に向かって
放射状の拡散したプロファイルのX線にするコリメータ
手段(106)とを有し、前記放射線検出手段(10
8)は、放射状のX線を均一に検出するように半円形に
構成された端部にリファレンスチャネルを有するX線検
出手段(108)を有し、前記光提供手段は、発光手段
(130)と、該発光手段から射出された光を集光する
集光手段(132)と、該集光手段から射出された光を
前記受光手段に向かって偏向する偏向ミラー手段(13
4)とを有し、前記受光手段は、前記X線検出手段(1
08)のリファレンスチャネルの周囲に配設された光学
式検出器(136,138)を有する。
【0018】好ましくは、操作指示手段(202,20
6)と、該操作指示手段の指示に応じて当該放射線断層
撮影装置の動作を制御する制御手段(101)と、前記
受光手段および前記放射線検出手段で検出した信号を信
号処理する信号処理手段(101,202)とをさらに
有し、前記操作指示手段から光学的走査指示があったと
き、前記制御手段は前記放射線提供手段を消勢したまま
前記光提供手段を付勢し、前記回動手段を付勢して前記
ガントリを回転させ、前記信号処理手段は前記制御手段
と協動して前記ガントリの回転期間、前記ガントリの回
転位置と前記受光手段の検出信号を連続的に入力して、
検出した信号のレベルが前記ガントリの回転位置ごとに
正当なレベルであるか否かを比較して、被検体が前記被
検体領域(120)内に位置している否かを判定する。
【0019】また、前記被検体領域(120)に位置す
る被検体の位置を調整する手段(114,112)をさ
らに有し、前記信号処理手段において前記被検体領域
(120)を逸脱する障害の存在がある場合、前記制御
手段は前記位置調整手段を制御して前記障害を前記被検
体領域(120)内に移動させる。
【0020】また好ましくは、前記操作指示手段から放
射線走査指示があったとき、前記制御手段は前記光提供
手段を消勢したまま前記放射線提供手段を付勢し、前記
回動手段を付勢して前記ガントリを回転させ、前記信号
処理手段は前記制御手段と協動して前記ガントリの回転
期間、前記ガントリの回転位置と前記放射線検出手段の
検出信号を連続的に入力して前記受光手段で受光した前
記ガントリの回転位置ごとの受光信号を参照して前記放
射線検出手段の前記リファレンスチャネルの信号レベル
を評価する。
【0021】また、前記信号処理手段は前記評価したリ
ファレンスチャネルの信号レベルを参照してその他の部
分の放射線検出信号を校正し、該校正した信号を用いて
断層画像を生成する。
【0022】本発明の第2の観点によれば、(a)被検
体領域(120)を挟んで対向した位置に配設された、
放射線提供手段(104)および該放射線提供手段から
放射された放射線を検出する少なくとも一方の端部に基
準の放射線を検出する基準放射線検出部を有する放射線
検出手段(108)と、前記放射線検出手段の端部の基
準放射線検出部の近傍に配設された受光手段および該受
光手段に光を照射する光提供手段とを被検体領域の周囲
を回動させる段階と、(b)前記回動の間、前記受光手
段で受光した信号レベルが所定のレベルを越えているか
否かを識別する段階と、(c)前記受光信号レベルが所
定のレベルを越えていない場合、前記被検体領域を越え
て正規の寸法の被検体が存在しないことを判定する段階
とを有する、放射線断層撮影における検査状態判定方法
が提供される。
【0023】好適には、(a1)光学的走査指示を行う
段階と、(b1)光学的走査指示に応じて前記放射線提
供手段を消勢したまま前記光提供手段を付勢し、前記受
光手段および該受光手段に光を照射する光提供手段とを
前記被検体領域の周囲に回転させる段階と、(c1)前
記回転期間、前記回転位置と前記受光手段の検出信号を
連続的に入力して、検出した信号のレベルがガントリの
回転位置ごとに正当なレベルであるか否かを比較して、
被検体が前記被検体領域内に位置しているか否かを判定
する段階とをさらに有する。
【0024】また、前記被検体領域(120)に位置す
る被検体の位置を調整する段階をさらに有し、前記被検
体領域(120)を逸脱する障害の存在がある場合、前
記障害を前記被検体領域(120)内に移動させる段階
をさらに有する。
【0025】また好適には、(a2)放射線走査指示を
行う段階と、(b2)放射線走査指示に応じて前記光提
供手段を付勢し、かつ、前記放射線提供手段を付勢し、
前記受光手段および該受光手段に光を照射する光提供手
段と、前記放射線提供手段と前記放射線検出手段とを前
記被検体領域の周囲に回転させる段階と、(c2)前記
回転期間、前記回転位置と前記放射線検出手段の検出信
号を連続的に入力して、前記受光手段で受光した前記回
転位置ごとの受光信号を参照して前記放射線検出手段の
リファレンスチャネルの信号レベルを評価する段階とを
さらに有する。
【0026】好適には、前記評価したリファレンスチャ
ネルの信号レベルを参照してその他の部分の放射線検出
信号を校正し、該校正した信号を用いて断層画像を生成
する。
【0027】本発明においては、放射線提供手段および
放射線検出手段とは別に、放射線検出手段の端部に形成
された基準放射線検出部が障害の影響を受けないで放射
線を検出しているか否かをチェックする、光提供手段と
受光手段とを設けた。光提供手段と受光手段を用いて、
基準放射線検出部が障害の影響を受けないで放射線を検
出しているか否かをチェックする時、放射線を被検体に
照射しないでもよい。したがって、被検体の位置調整な
どを放射線を被検体に照射しないで行うことができる。
【0028】光提供手段から受光手段に到達する光は障
害によって遮断されて受光手段で検出できない。換言す
れば、放射線のように障害を透過することがない。した
がって、障害の検出を正確に行うことができる。そのよ
うな障害検出結果を、基準放射線検出部が障害の影響を
受けないで放射線を検出しているか否かのチェックに適
用する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の放射線断層撮影装置およ
び放射線断層撮影における検査状態判定方法の実施の形
態について、添付図面を参照して述べる。以下、本発明
の放射線断層撮影装置の例示としてX線CT装置につい
て述べる。
【0030】第1実施の形態 図1〜図7を参照して本発明の第1実施の形態としての
X線CT装置とX線CT装置における被検体領域の検査
状態判定方法について述べる。
【0031】図1〜図3を参照してX線CT装置の構成
について述べる。図1は本発明の第1実施の形態のX線
CT装置の概略構成図である。図2は図1に図解したX
線CT装置の部分拡大斜視図である。図3(A)は図1
および図2に図解したX線検出器の拡大斜視図であり、
図3(B)は図3(A)に図解したX線検出器の端部拡
大斜視図である。
【0032】第1実施の形態のX線CT装置は、図1に
図解したように、ガントリ装置100と操作コンソール
200とを有する。ガントリ装置100と操作コンソー
ル200の概要を述べる。
【0033】ガントリ装置100は、走査ガントリ10
3と、X線管104と、X線管コントローラ105と、
コリメータ106と、コリメータコントローラ107
と、コリメータ調整モータ107a〜107cと、X線
検出器108と、データ収集部109と、回転モータ1
10と、モータコントローラ111と、テーブル112
と、テーブルモータ113と、テーブルモータコントロ
ーラ114とを有する。またガントリ装置100は、メ
インコントローラ101と、インタフェース102を有
する。ガントリ装置100はさらに、図2に図解したよ
うに、発光ダイオード(LED)130と、収束レンズ
132と、ミラー134と、第1のフォトデテクタ群1
36と第2のフォトデテクタ群138とを有する。
【0034】図1および図2に図解したように、走査ガ
ントリ103にはガントリ内壁103aによって規定さ
れた内腔を有し、この内腔内に被検体領域が規定されて
いる。被検体領域内にはテーブル112に乗った被検体
K、たとえば、検査対象の人体が導入される。
【0035】メインコントローラ101と、モータコン
トローラ111と、回転モータ110と、走査ガントリ
103とが本発明の回動手段を構成しており、メインコ
ントローラ101の制御に応じてモータコントローラ1
11が回転モータ110を駆動して、走査ガントリ10
3を回転させる。
【0036】X線管104とX線検出器108とは被検
体領域を挟んで、対向した位置に走査ガントリ103に
搭載されている。走査ガントリ103の対向した位置に
搭載されているX線管104とX線検出器108とは、
上記回動手段によって走査ガントリ103とともに、被
検体Kの周囲を回転される。走査ガントリ103に搭載
されてX線検出器108とともに回転しているX線管1
04から放射されたX線が、X線管104の前方の走査
ガントリ103に搭載されているコリメータ106でコ
リメートされた後、被検体領域内のテーブル112に乗
っている人体に照射され、人体を透過したX線が走査ガ
ントリ103に搭載されているX線検出器108で検出
される。
【0037】データ収集部109はX線検出器108で
検出した信号を収集して、メインコントローラ101に
入力され、インタフェース102を介して操作コンソー
ル200に送出されて操作コンソール200内のメモリ
に保存される。
【0038】上述したX線管104からのX線の放射
と、X線検出器108およびデータ収集部109による
信号の検出を、回動手段によってX線管104、コリメ
ータ106およびX線検出器108を被検体領域の周囲
を回転させながら行うと、被検体Kのある部分の輪切り
のX線透過信号が得られる。
【0039】X線管コントローラ105はメインコント
ローラ101の指令に応じてX線管104を駆動制御す
る。
【0040】コリメータコントローラ107はメインコ
ントローラ101の指令に応じてコリメータ調整モータ
107a〜107cを駆動して、コリメータ106のコ
リメート状態を制御する。コリメータ調整モータ107
a〜107cはX線管104の前方に位置するコリメー
タ106を3次元的に移動させ、X線管104から被検
体Kに向かうX線のビームプロファイルを調整する。
【0041】モータコントローラ111は上述したよう
に、メインコントローラ101の指令に応じて回転モー
タ110を駆動して、X線管104およびX線検出器1
08の回動動作を制御する。
【0042】テーブルモータコントローラ114はメイ
ンコントローラ101の指令のもとでテーブルモータ1
13を駆動してテーブル112の水平方向の移動、高さ
方向の移動などを制御する。
【0043】データ収集部109はメインコントローラ
101の制御の下で、X線検出器108で検出した信号
を収集する。
【0044】上述したように、走査ガントリ103を回
転させてデータ収集部109において収集した信号を操
作コンソール200において信号処理して被検体Kの断
層画像データを生成する。
【0045】操作コンソール200は、コンピュータバ
ス201と、コンピュータ・プロセッサ202と、リー
ドオンリーメモリ(ROM)203と、ランダムアクセ
スメモリ(RAM)204と、ハードディスク装置(H
DD)205と、操作パネル206と、CRT装置20
7と、インタフェース208とを有する。
【0046】コンピュータ・プロセッサ202は、たと
えば、マイクロコンピュータによって構成され、ROM
203に記憶されているプログラムに応じた信号処理を
行う。インタフェース208を経由してガントリ装置1
00から送出された検出信号がコンピュータバス201
に到達すると、コンピュータ・プロセッサ202はRA
M204に一時的に格納し、さらに、HDD205に転
送して記憶する。RAM204には走査データを一時的
に記憶し、大量の走査データはHDD205に記憶す
る。
【0047】1走査分の検出信号がHDD205に蓄積
されると、コンピュータ・プロセッサ202は被検体K
の断層画像を生成するための信号処理を行う。得られた
断層画像はCRT装置207に表示される。
【0048】ガントリ装置100の動作の指令は、操作
パネル206を介してオペレータが行うが、コンピュー
タ・プロセッサ202は操作パネル206からのオペレ
ータの指令に応じた処理をしてその結果を、インタフェ
ース208およびインタフェース102を介してメイン
コントローラ101に送出する。メインコントローラ1
01は、操作パネル206から指示された操作方法にし
たがって、上記X線管コントローラ105、コリメータ
コントローラ107、モータコントローラ111、テー
ブルモータコントローラ114を制御して、被検体Kの
断層画像生成のための操作を制御する。
【0049】図2および図3(A)に図解したように、
走査ガントリ103に搭載されるX線検出器108は、
走査ガントリ103のガントリ内壁103aの内部に規
定さされた被検体領域を挟んで対向した位置のX線管1
04から放出され、コリメータ106でコリメートされ
たX線を均一な状態で検出可能なようにガントリ内壁1
03aに沿って半円状に湾曲した形状をしている。本実
施の形態では、X線検出器108は2列、すなわち、A
側X線検出器列108AとB側X線検出器列108Bと
からなり、各列には複数の検出素子が配設されている。
【0050】X線検出器108の両端部には、A側第1
リファレンスチャネルAr1とB側第1リファレンスチ
ャネルBr1、および、A側第2リファレンスチャネル
Ar2とB側第2リファレンスチャネルBr2とが設け
られている。このようなリファレンスチャネルは、図4
(A)に図解したように、X線管104からコリメータ
106を通って被検体領域120に向かって放射された
X線が、被検体領域120に位置するテーブル112と
その上に位置する被検体Kを透過せず、直接到達し、透
過による減衰などがないX線を検出するために設けられ
ている。
【0051】そのような透過を受けないX線は、図4
(B)に図解したように、A側X線検出器列108Aに
ついてみると、両側のA側第1リファレンスチャネルA
r1とA側第2リファレンスチャネルAr2とでは、基
準のX線検出レベルXREFを示す。このように、被検
体Kなどによる吸収、反射などの影響を受けないX線検
出信号を用いれば、A側第1リファレンスチャネルAr
1とA側第2リファレンスチャネルAr2の間の被検体
Kにより吸収、散乱、反射などの影響を受けて透過して
きた信号のレベルを評価することができ、ガントリ装置
100の動作条件が変動した場合でも、常に正確な断層
画像を得ることができる。
【0052】本来、テーブル112および被検体Kは被
検体領域120内に位置して、X線検出器108の両端
部のA側第1リファレンスチャネルAr1、A側第2リ
ファレンスチャネルAr2、および、B側第1リファレ
ンスチャネルBr1、B側第2リファレンスチャネルB
r2には吸収、散乱、反射などの影響のないX線管10
4からのX線が検出されるように設計していても、その
ような設計通りの操作が行われない場合もある。
【0053】そのような場合とは、たとえば、図5
(A)に図解したように、走査ガントリ103の回転位
置によっては、非常に大柄な被検体Kが被検体領域12
0をはみ出してしまい、X線検出器108のリファレン
スチャネルに向かうX線管104からのX線が被検体K
を透過した後、X線検出器108のリファレンスチャネ
ルに到達する場合である。あるいは、テーブル112が
被検体領域120をはみ出すほど低く位置決めされて、
走査ガントリ103の回転位置によっては、X線管10
4からのX線がテーブル112を透過した後、X線検出
器108のリファレンスチャネルに到達する場合であ
る。
【0054】このような場合、リファレンスチャネルの
検出信号は、図5(B)に図解したように、基準レベル
XREFより低いレベルXREFaになる。レベルXR
EFaが基準レベルXREFより大きく低下していない
場合には、特開2000−60840号公報に記載され
ている方法では、影響を受けていない信号として取り扱
われる。このようなレベルXREFaの信号を、基準レ
ベルXREFと同等に扱うと、信号処理の精度が低下す
る。また、これまでの方法ではそのような真偽も不明で
あった。
【0055】通常、X線を被検体Kに照射して断層撮影
を行う前に、スカウト走査といって、正当な信号が得ら
れるか否かなどの確認を行う。このスカウト走査におい
て、従来はX線管104を駆動して実際に被検体KにX
線を照射していた。
【0056】本実施の形態においては、上述した不具合
を克服するため、X線管104から放射されたX線がX
線検出器108の端部のリファレンスチャネルに到達す
るか否かを光学的に検出する手段を設けた。そのような
光学的な手段としては、図2に図解したように、発光ダ
イオード(LED)130と、LED130の全面に位
置する収束レンズ132と、収束レンズ132からの光
をコリメータ106の開口を通してX線検出器108の
端部のリファレンスチャネルの近傍に指向させるミラー
134と、ミラー134からの光を受光する、X線検出
器108の底部のリファレンスチャネルの近傍に設けた
第1のフォトデテクタ群136で構成される。X線検出
器108の他の端部に位置するリファレンスチャネルの
近傍の第2のフォトデテクタ群138に対しては、LE
D130、収束レンズ132およびミラー134に対応
するものを、これらの配置とは逆の位置に配設するが、
図解の簡略化のために図解を省略している。
【0057】第1のフォトデテクタ群136は、図3
(B)に図解したように、A側X線検出器列108Aお
よびB側X線検出器列108Bの端部のA側第2リファ
レンスチャネルAr2とB側第2リファレンスチャネル
Br2の周囲に配設した、第1のフォトデテクタ136
Aと、第2のフォトデテクタ136Bと、第3のフォト
デテクタ136Cと、第4のフォトデテクタ136Dと
からなる。図解省略したが、X線検出器108の他方の
端部についても、第1のフォトデテクタ群136と同様
に第2のフォトデテクタ群138を配設する。
【0058】メインコントローラ101は図解しないド
ライブ回路を駆動してLED130を励起させてLED
130から光、たとえば、赤色の光を放出させる。収束
レンズ132はLED130から射出された光を収束す
る。本例示においては、収束レンズ132からの光がX
線検出器108の端部のリファレンスチャネルの近傍の
第1のフォトデテクタ136A〜第4のフォトデテクタ
136Dを一度に照射する程度の広がりになるようにL
ED130からの光をコリメートする。収束レンズ13
2でコリメートされた光はミラー134で反射されて、
コリメータ106の開口を通り、X線検出器108の端
部の第1のフォトデテクタ群136を照射する。
【0059】なお、ミラー134から第1のフォトデテ
クタ群136に向かう光は、X線管104の周辺(マー
ジナル)X線がX線検出器108の端部のA側第2リフ
ァレンスチャネルAr2、B側第2リファレンスチャネ
ルBr2に向かう光跡と実質的に同じか、その光跡に近
似した状態が好ましい。すなわち、等価的に、LED1
30と収束レンズ132およびミラー134が、X線管
104の設置位置に位置し、第1のフォトデテクタ群1
36および第2のフォトデテクタ群138がX線検出器
108の端部に位置している。そのような観点から、ミ
ラー134からの光をコリメータ106の開口を通して
いるが、そのような光跡になるように限定される訳では
ない。
【0060】上記本発明の光学手段を構成しているLE
D130、収束レンズ132、ミラー134および第1
のフォトデテクタ群136を走査ガントリ103に装着
して、X線管104およびX線検出器108と同様、回
転モータ110によって走査ガントリ103が回転する
と、LED130、収束レンズ132とミラー134
と、これらと対向する位置にある第1のフォトデテクタ
群136および第2のフォトデテクタ群138も回転す
る。
【0061】光学的スカウト走査 まず、本実施の形態のX線CT装置の運用形態の第1例
として、光学的なスカウト走査を行い、その後、正規の
X線走査を行う場合について図6を参照して述べる。図
6は本発明の第1運用形態の動作を示すフローチャート
である。
【0062】ステップ1:スカウト走査指示 オペレータが操作パネル206を介して、X線管104
を駆動しない光学的なスカウト走査を指示すると、コン
ピュータ・プロセッサ202はその指示をインタフェー
ス208を介してガントリ装置100のメインコントロ
ーラ101に通報する。
【0063】ステップ2:X線管の消勢、LEDの付勢 このスカウト走査においては、メインコントローラ10
1はX線管コントローラ105を介してX線管104を
付勢(励起)させない(消勢したままにする)。したが
って、被検体領域120内のテーブル112に搭載され
ている被検体KにはX線は照射されない。他方、メイン
コントローラ101は、図示しないドライバ回路を介し
てLED130を励起させる(付勢する)。
【0064】ステップ3:走査ガントリの回転とスカウ
ト走査 メインコントローラ101は、LED130を励起させ
た状態で、モータコントローラ111を駆動して回転モ
ータ110を回転駆動させる。これにより、走査ガント
リ103に搭載されているLED130、収束レンズ1
32、ミラー134と、第1のフォトデテクタ群136
および第2のフォトデテクタ群138とが、X線管10
4およびX線検出器108とともに、被検体領域120
の周囲を回転しはじめる。
【0065】この回転動作の間、第1のフォトデテクタ
群136および第2のフォトデテクタ群138の検出信
号をメインコントローラ101が入力して、検出レベル
が所定レベルを越えているか否かを判別する。この回転
の期間、図4(A)に図解したように、被検体領域12
0の枠をはみ出した障害が存在しなければ、第1のフォ
トデテクタ群136および第2のフォトデテクタ群13
8の検出信号はいたる所で、図4(C)に図解したよう
な、光基準レベルLREFの信号を出力する。しかしな
がら、この回転の期間、いずれかの位置で光を遮るよう
な障害が存在した場合、図5(C)に図解したように、
第1のフォトデテクタ群136(第1〜4のフォトデテ
クタ136A〜136D)または第2のフォトデテクタ
群138のいずれかの検出信号は非常に低いか、非常に
低下した信号である。LED130の光は、X線管10
4のX線のような高いエネルギではないので障害を透過
しない。したがって、被検体領域120からはみ出る微
小障害、あるいは、薄い障害でも正確する検出すること
ができる。
【0066】ステップ4:障害存在の通報 上記回転動作の間、いずれかの位置で第1のフォトデテ
クタ群136、第2のフォトデテクタ群138の検出信
号が得られないような事態が発生したら、メインコント
ローラ101は操作コンソール200のコンピュータ・
プロセッサ202にその事実および回転位置を通報す
る。コンピュータ・プロセッサ202は通報を受けた障
害の事実とその位置を操作パネル206に通報する。こ
れにより、オペレータは被検体領域120に、X線検出
器108のリファレンスチャネルに到達するX線の通過
を阻害する障害が存在することを知ることができる。
【0067】ステップ5:テーブルおよび被検体の位置
調整 オペレータは、位置調整によりそのような障害が排除で
きる場合は、操作パネル206を介して、テーブル11
2の高さを調整したり、テーブル112の上にいる被検
体Kの位置を調整して、走査ガントリ103の1回転の
いたる所で、図4(A)に図解したような、X線検出器
108のリファレンスチャネルに対する障害が存在しな
い状態にする。テーブル112の高さの調整は、メイン
コントローラ101がテーブルモータコントローラ11
4を駆動制御して行う。このような調整を長時間かけて
行っても、X線管104は起動されていず、LED13
0からの微弱な光が放射されているだけであるから、被
検体Kへの放射線の照射(被爆)の問題はない。
【0068】ステップ6:正規の走査 このようなスカウト走査により好ましい撮影条件が整っ
た後、オペレータは操作パネル206を介して正規の走
査をコンピュータ・プロセッサ202を介してメインコ
ントローラ101に指示する。メインコントローラ10
1は、LED130を消勢し、X線管コントローラ10
5を駆動してX線管104を励起させる。さらに、メイ
ンコントローラ101はモータコントローラ111を介
して回転モータ110を動作させて、走査ガントリ10
3を回転させる。これによりX線管104からのX線ビ
ームが被検体領域120内の被検体Kに照射されて、そ
の透過X線がX線検出器108に検出される。もちろ
ん、X線検出器108の端部のリファレンスチャネルは
基準レベルXREFの信号を検出する。このようにして
X線検出器108で検出した信号の処理は、操作コンソ
ール200において公知の方法で処理される。
【0069】なお、X線管104からのX線がX線検出
器108の端部の第1および第2のフォトデテクタ群1
36、138を照射して、これらフォトデテクタ群13
6、138を劣化させることを防止するため、X線を吸
収または低減する材質、たとえば、鉛の薄い板を、スカ
ウト走査時はフォトデテクタ群136、138の上から
外し、スカウト走査後、フォトデテクタ群136、13
8の上を覆うように構成することができる。
【0070】ステップ7:一方のリファレンスチャネル
に障害のある状態での走査 ステップ5において、位置調整したにも係わらず、走査
ガントリ103の1回転全体のうち、一部の位置でX線
検出器108の一方の端部のリファレンスチャネルでの
検出が困難な一部障害が残るような場合、オペレータ
は、たとえば、X線検出器108の他方の端部のリファ
レンスチャネルは正常に検出可能に位置調整を行う。こ
の場合、正常なリファレンスチャネルの検出方法は、特
開2000−60840号公報に記載された方法で行う
ことができる。
【0071】本実施の形態においては、メインコントロ
ーラ101において、走査ガントリ103のどの回転位
置で障害状態が発生できるかが判っているから、X線管
104を励起させた実際の走査時に、その位置情報をも
参照して、正確なリファレンスチャネルの検出した信号
のレベルの決定を行うことができる。その結果、従来方
法による障害がX線を相当透過させる程度のものであっ
た場合には、実際には障害が存在したにもかからず、障
害がない信号がリファレンスチャネルで得られたと決定
してしまっていた従来の不具合が改善される。
【0072】ステップ8:両方のリファレンスチャネル
に障害のある状態での走査 ステップ5において、位置調整したにも係わらず、走査
ガントリ103のある位置で、たとえば、図5(A)に
図解したように、X線検出器108の両方のリファレン
スチャネルで正常な信号を検出できないことが判ったと
きは、メインコントローラ101にその回転位置を記憶
させておき、コンピュータ・プロセッサ202および操
作パネル206にも通報しておく。その後、X線管10
4を励起させた実際の走査時に、メインコントローラ1
01は、X線検出器108およびデータ収集部109で
参集したデータについて、記憶されている障害発生回転
位置で収集した検出信号であることを示して、操作コン
ソール200に送出する。操作コンソール200のコン
ピュータ・プロセッサ202は、たとえば、そのような
障害のある回転位置のデータについては、その直前に得
られたリファレンスチャネルの検出信号を参照して他の
検出信号の正規化などに使用する。あるいは、コンピュ
ータ・プロセッサ202は、たとえば、そのような障害
のある回転位置のデータについては、その前後に得られ
たリファレンスチャネルの検出信号を参照して他の検出
信号の正規化などに使用する。そのような処理を行うこ
とにより、走査ガントリ103の回転位置の一部にX線
検出器108の両側のリファレンスチャネルで正確に検
出できない障害がある場合でも実質的に影響のない信号
処理を行うことができる。
【0073】上述した実施の形態において、X線検出器
108の端部のA側第2リファレンスチャネルAr2お
よびB側第2リファレンスチャネルBr2で正確にX線
管104からの透過を受けない放射線を検出可能である
ことをチェックするため、第1のフォトデテクタ群13
6が、4個のフォトダイオード、すなわち、第1のフォ
トデテクタ136A、第2のフォトデテクタ136B、
第3のフォトデテクタ136Cおよび第4のフォトデテ
クタ136Dで構成されている場合について例示した。
しかしながら、第1のフォトデテクタ群136として、
このようにX線検出器108の端部のA側第2リファレ
ンスチャネルAr2とB側第2リファレンスチャネルB
r2とを包囲するように、4個のフォトダイオードを設
ける必要は必ずしもない。たとえば、装置構成を簡略に
するには、第3のフォトデテクタ136C1個のみを用
いてもよいし、第1のフォトデテクタ136Aと第2の
フォトデテクタ136Bの2個を用いてもよい。
【0074】X線走査走査と同時の光学的なステップ走
X線CT装置の運用形態の第2の例として、図7を参照
して、ステップ走査の時間短縮を図るため、X線管10
4を励起させながらLED130を駆動して、同時的
に、X線管104とX線検出器108とを用いた断層撮
像と、本実施の形態の光学手段であるLED130、収
束レンズ132、ミラー134および第1および第2の
フォトデテクタ群136、138を用いたスカウト走査
を同時に行う場合について述べる。図7はそのような動
作を示すフローチャートである。
【0075】なお、X線管104からのX線とLED1
30からの光とは干渉しないから、X線による正規の走
査と、光によるリファレンスチャネルの検出信号の正当
性のチェックを同時に行うことができる。
【0076】本実施の形態の光学手段、すなわち、LE
D130、収束レンズ132、ミラー134、第1のフ
ォトデテクタ群136および第2のフォトデテクタ群1
38は、X線管104とX線検出器108とともに走査
ガントリ103に搭載されているから、走査ガントリ1
03の回転に伴って、X線管104およびX線検出器1
08の動作と同様に機能する。なお、本例における第1
のフォトデテクタ群136および第2のフォトデテクタ
群138は、図3(B)を参照して図解したように、常
に4個のフォトダイオードを設ける必要はない。
【0077】本実施の形態の光学手段は、走査ガントリ
103の回転方向において、X線検出器108の端部の
リファレンスチャネル位置より前方に位置して、リファ
レンスチャネルの検出より先にそのリファレンスチャネ
ルへのX線の放射が正常であるか否かを事前に検出可能
なように、配設されていることが好ましい。このような
観点からは、図3(B)に図解したように、A側第2リ
ファレンスチャネルAr2およびB側第2リファレンス
チャネルBr2の回転方向の前方に位置している第3の
フォトデテクタ136Cおよび第4のフォトデテクタ1
36Dの設置が好ましい。
【0078】しかしながら、操作コンソール200にお
ける最終的な信号処理は後になるので、メインコントロ
ーラ101は同じ時間に得られたデータ収集部109か
らのデータと、フォトデテクタ群136,138の検出
データとを関連づけて、操作コンソール200のコンピ
ュータ・プロセッサ202に送出し、コンピュータ・プ
ロセッサ202で信号処理するときに、フォトデテクタ
群136,138の検出データを参照して、正規のリフ
ァレンスチャネルの信号であるか否かを判断して断層画
像信号処理を行うことができる。
【0079】図7のステップ11:X線管の付勢、LE
Dの付勢 操作パネル206からX線走査と同時の光学的なステッ
プ走査指示が発せられると、メインコントローラ101
は、走査に先立って、メインコントローラ101は、X
線管コントローラ105を介してX線管104を付勢
し、LED130を付勢する。
【0080】ステップ12:走査ガントリの回転 メインコントローラ101は次いで、モータコントロー
ラ111を駆動して回転モータ110を動作させ、走査
ガントリ103を回転させる。
【0081】ステップ13:X線検出データの収集と受
光信号の収集 メインコントローラ101は、走査ガントリ103の回
転位置と、データ収集部109からのX線検出信号と、
フォトデテクタ群136、138の検出信号を連続的に
読み取り、インタフェース102を介して操作コンソー
ル200のコンピュータ・プロセッサ202に伝送し、
RAM204およびHDD205に記憶させていく。
【0082】ステップ14:走査ガントリの回転停止、
X線管の消勢、LEDの消勢 1走査が終了したら、メインコントローラ101は、モ
ータコントローラ111を介して回転モータ110の動
作を停止させ、走査ガントリ103の回転を停止させ
る。次いで、メインコントローラ101はX線管コント
ローラ105を介してX線管104を消勢し、LED1
30も消勢する。
【0083】ステップ15:データ処理(障害の有無判
定) 操作コンソール200内のコンピュータ・プロセッサ2
02は、HDD205に格納された、走査ガントリ10
3の回転位置と、その回転位置に応じたデータ収集部1
09の読み、および、フォトデテクタ群136、138
の検出値を参照して、まず、走査ガントリ103の各位
置において、フォトデテクタ群136、138の検出値
が正常であったかいなか、すなわち、障害の有無につい
て判定する。これにて、走査ガントリ103の各位置に
おける障害の有無が検出できる。
【0084】ステップ16:データ処理(リファレンス
チャネルの正当性の判定) コンピュータ・プロセッサ202は、障害のあった回転
位置のリファレンスチャネルの検出値は使用しないで、
リファレンスチャネル以外の位置の検出値の校正を行
う。
【0085】ステップ17:データ処理(断層画像の生
成) コンピュータ・プロセッサ202は、校正されたX線検
出信号を用いて断層画像処理を行う。
【0086】このように光学的なスカウト走査と本来の
X線走査とを同時に行うと、X線CT装置の操作時間が
短縮する。しかも、フォトデテクタ群136,138の
検出信号を用いてX線検出器108で検出した信号の正
当性を評価することができる。
【0087】第2実施の形態 図8を参照して本発明の第2実施の形態としてのX線C
T装置とX線CT装置における被検体領域の検査状態判
定方法について述べる。図8は図1に図解したCT断層
撮影装置の第2実施の形態としての部分斜視図である。
本発明の第2実施の形態においても、X線CT装置の基
本構成は図1に図解したものと同じである。図8に図解
したX線CT装置は、LED140と収束レンズ142
とをX線検出器108の端部のリファレンスチャネルの
近傍に配設し、ミラー144をコリメータ106とX線
管104の間に配設し、第1のフォトデテクタ146を
X線管104側の走査ガントリ103に配設している。
X線検出器108の他方の端部のリファレンスチャネル
の近傍にも、LED140に対応する図示しないLED
と、収束レンズ142に対応する図示しない収束レンズ
とが設けられ、コリメータ106とX線管104の間の
ミラー144と対向する位置にミラーを配設し、第1の
フォトデテクタ146と対向する位置に図示しない第2
のフォトデテクタを配設する。
【0088】LED140、収束レンズ142、ミラー
144および第1のフォトデテクタ146は、図2を参
照して述べたLED130、収束レンズ132、ミラー
134と同等のものである。ただし、第1のフォトデテ
クタ146は1個でよい。
【0089】図8に図解した本発明の第2実施の形態の
光学手段は、原理的に、図2に図解した光学手段と位置
を逆転させたものである。このような光学手段であって
も、第1実施の形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0090】図2に図解した第1実施の形態の構成をと
るか、図8に図解した第2実施の形態の構成をとるか
は、走査ガントリ103に搭載される機器の配置などの
条件を考慮して決定する。
【0091】本発明の光学手段における光提供手段は、
図2に図解した第1実施の形態においては、LED13
0、収束レンズ132およびミラー134が該当し、図
8に図解した第2実施の形態においては、LED14
0、収束レンズ142が該当する。受光手段は、図2に
図解した第1実施の形態においては、第1のフォトデテ
クタ群136および第2のフォトデテクタ群138が該
当し、図8に図解した第2実施の形態においては、ミラ
ー144および第1のフォトデテクタ146および図示
しない第2のフォトデテクタ148が該当する。
【0092】第2実施の形態のX線CT装置について
も、第1実施の形態と同様、図6を参照して述べたスカ
ウト単独走査、図7を参照して述べた光学的走査とX線
走査との同時走査のいずれも行うことができる。
【0093】本発明の実施の形態としてX線CT装置は
上述した実施の形態には限定されない。
【0094】たとえば、LED130、140からの光
の色は何色であってもよい。LED130に代えて、レ
ーザダイオードを用いることができる。また、通常の白
色光を発する光源を用いることもできる。
【0095】以上、本発明の放射線断層撮影装置とし
て、X線CT装置に特定して述べたが、上述した本発明
の要旨はX線CT装置に限らず、その他の放射線断層撮
影装置についても適用できる。また、X線CT装置の被
検体Kとして患者、すなわち、人体を例示して述べた
が、本発明の主題から、被検体Kは人体に限定されてい
ないことは自明である。
【0096】
【発明の効果】本発明は、放射線提供手段および放射線
検出手段とは別に、放射線検出手段の端部に形成された
基準放射線検出部が障害の影響を受けないで放射線を検
出しているか否かをチェックする、光提供手段と受光手
段とを設けたので、光提供手段と受光手段を用いて、基
準放射線検出部が障害の影響を受けないで放射線を検出
しているか否かをチェックする時、放射線を被検体に照
射しないでもよい。したがって、被検体の位置調整など
を放射線を被検体に照射しないで行うことができる。
【0097】また本発明によれば、光提供手段から受光
手段に到達する光は障害によって遮断されて受光手段で
検出できない。換言すれば、放射線のように障害を透過
することがない。したがって、本発明によれば、障害の
検出を正確に行うことができる。そのような障害検出結
果を、基準放射線検出部が障害の影響を受けないで放射
線を検出しているか否かのチェックに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の放射線断層撮影装置および放射
線断層撮影における検査状態判定方法の実施の形態とし
てのCT断層撮影装置の装置構成図である。
【図2】図2は図1に図解したCT断層撮影装置の第1
実施の形態としての部分斜視図である。
【図3】図3(A)は図1および図2に図解したX線検
出器の斜視図であり、図3(B)は図3(A)に図解し
たX線検出器の端部拡大図である。
【図4】図4(A)は図2に図解したCT断層撮影装置
の被検体領域に障害が存在しない場合の動作形態を示す
図であり、図4(B)は図4(A)の動作形態における
リファレンスチャネルの検出信号の波形図であり、図4
(C)は図4(A)の動作形態におけるフォトデテクタ
の検出信号の波形図である。
【図5】図5(A)は図2に図解したCT断層撮影装置
の被検体領域に障害が存在する場合の動作形態を示す図
であり、図5(B)は図5(A)の動作形態におけるリ
ファレンスチャネルの検出信号の波形図であり、図5
(C)は図5(A)の動作形態におけるフォトデテクタ
の検出信号の波形図である。
【図6】図6は図1に図解したX線CT装置の第1の運
用形態として、光学的なスカウト走査を行い、その後、
正規のX線走査を行う場合の動作を示すフローチャート
である。
【図7】図7は図1に図解したX線CT装置の第2の運
用形態として、光学的なスカウト走査と正規のX線走査
を同時に行う場合の動作を示すフローチャートである。
【図8】図8は図1に図解したCT断層撮影装置の第2
実施の形態としての部分斜視図である。
【符号の説明】
100・・ガントリ装置、101・・メインコントロー
ラ、102・・インタフェース、103・・走査ガント
リ、103a・・ガントリ内壁、104・・X線管(X
A・・A側X線ビーム、XB・・B側X線ビーム)、1
05・・X線管コントローラ、106・・コリメータ、
107・・コリメータコントローラ、107a〜107
c・・コリメータ調整モータ、108・・X線検出器
(108A・・A側X線検出器列、Ar1・・A側第1
リファレンスチャネル、Ar2・・A側第2リファレン
スチャネル、Br1・・B側第1リファレンスチャネ
ル、Br2・・B側第2リファレンスチャネル)、10
9・・データ収集部、110・・回転モータ、111・
・モータコントローラ、112・・テーブル、113・
・テーブルモータ、114・・テーブルモータコントロ
ーラ、120・・被検体領域、130・・LED、13
2・・収束レンズ、134・・ミラー、136・・第1
のフォトデテクタ群、138・・第2のフォトデテクタ
群、200・・操作コンソール、201・・コンピュー
タバス、202・・コンピュータ・プロセッサ、203
・・ROM、204・・RAM、205・・HDD、2
06・・操作パネル、207・・CRT装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿津 克巳 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 CA33 CA35 CA50 EA02 EE30 FA36 FB11 FC30 GA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガントリと、 該ガントリを回転させる回動手段と、 前記ガントリ内に規定された被検体領域を挟んで前記ガ
    ントリの対向した位置に配設され、前記回動手段によっ
    て前記被検体領域の周囲を対向関係を維持して回動され
    る、放射線提供手段および該放射線提供手段から放射さ
    れた放射線を検出する放射線検出手段と、 前記放射線提供手段と前記放射線検出手段とともに前記
    回動手段によって前記被検体領域の周囲を回動可能に配
    設された、光提供手段および受光手段と、 を有し、 前記放射線検出手段の少なくとも一方の端部に基準の放
    射線を検出する基準放射線検出部を有し、 前記放射線提供手段から放出された周辺放射線が前記放
    射線検出手段の端部の基準放射線検出部を指向している
    と同等に前記受光手段または前記光提供手段のいずれか
    一方が前記放射線検出手段の端部の基準放射線検出部の
    近傍に配設され、前記光提供手段または前記受光手段の
    いずれか一方が前記放射線提供手段の位置と実質的に同
    等の位置に配設されている放射線断層撮影装置。
  2. 【請求項2】前記放射線提供手段は、X線放出手段と、
    X線放出手段から放出されたX線を前記被検体領域に向
    かって放射状の拡散したプロファイルのX線にするコリ
    メータ手段とを有し、 前記放射線検出手段は、放射状のX線を均一に検出する
    ように半円形に構成された端部にリファレンスチャネル
    を有するX線検出手段を有し、 前記光提供手段は、発光手段と、該発光手段から射出さ
    れた光を集光する集光手段と、該集光手段から射出され
    た光を前記受光手段に向かって偏向する偏向ミラー手段
    とを有し、 前記受光手段は、前記X線検出手段のリファレンスチャ
    ネルの周囲に配設された光学式検出器を有する請求項1
    記載の放射線断層撮影装置。
  3. 【請求項3】操作指示手段と、 該操作指示手段の指示に応じて当該放射線断層撮影装置
    の動作を制御する制御手段と、 前記受光手段および前記放射線検出手段で検出した信号
    を信号処理する信号処理手段とをさらに有し、 前記操作指示手段から光学的走査指示があったとき、前
    記制御手段は前記放射線提供手段を消勢したまま前記光
    提供手段を付勢し、前記回動手段を付勢して前記ガント
    リを回転させ、 前記信号処理手段は前記制御手段と協動して前記ガント
    リの回転期間、前記ガントリの回転位置と前記受光手段
    の検出信号を連続的に入力して、検出した信号のレベル
    が前記ガントリの回転位置ごとに正当なレベルであるか
    否かを比較して、被検体が前記被検体領域内に位置して
    いる否かを判定する請求項2記載の放射線断層撮影装
    置。
  4. 【請求項4】前記被検体領域に位置する被検体の位置を
    調整する手段をさらに有し、 前記信号処理手段において前記被検体領域を逸脱する障
    害の存在がある場合、前記制御手段は前記位置調整手段
    を制御して前記障害を前記被検体領域内に移動させる請
    求項3記載の放射線断層撮影装置。
  5. 【請求項5】操作指示手段と、 該操作指示手段の指示に応じて当該放射線断層撮影装置
    の動作を制御する制御手段と、 前記受光手段および前記放射線検出手段で検出した信号
    を信号処理する信号処理手段とをさらに有し、 前記操作指示手段から放射線走査指示があったとき、前
    記制御手段は前記光提供手段を消勢したまま前記放射線
    提供手段を付勢し、前記回動手段を付勢して前記ガント
    リを回転させ、 前記信号処理手段は前記制御手段と協動して前記ガント
    リの回転期間、前記ガントリの回転位置と前記放射線検
    出手段の検出信号を連続的に入力して、前記受光手段で
    受光した前記ガントリの回転位置ごとの受光信号を参照
    して前記放射線検出手段の前記リファレンスチャネルの
    信号レベルを評価する請求項2記載の放射線断層撮影装
    置。
  6. 【請求項6】前記信号処理手段は前記評価したリファレ
    ンスチャネルの信号レベルを参照してその他の部分の放
    射線検出信号を校正し、該校正した信号を用いて断層画
    像を生成する請求項1〜5いずれか記載の放射線断層撮
    影装置。
  7. 【請求項7】被検体領域を挟んで対向した位置に配設さ
    れた、放射線提供手段および該放射線提供手段から放射
    された放射線を検出する少なくとも一方の端部に基準の
    放射線を検出する基準放射線検出部を有する放射線検出
    手段と、前記放射線検出手段の端部の基準放射線検出部
    の近傍に配設された受光手段および該受光手段に光を照
    射する光提供手段とを被検体領域の周囲を回動させる段
    階と、 前記回動の間、前記受光手段で受光した信号レベルが所
    定のレベルを越えているか否かを判別する段階と、 前記受光信号レベルが所定のレベルを越えていない場
    合、前記被検体領域を越えて正規の寸法の被検体が存在
    しないことを判定する段階と、 を有する放射線断層撮影における検査状態判定方法。
  8. 【請求項8】光学的走査指示を行う段階と、 光学的走査指示に応じて前記放射線提供手段を消勢した
    まま前記光提供手段を付勢し、前記受光手段および該受
    光手段に光を照射する光提供手段とを前記被検体領域の
    周囲に回転させる段階と、 前記回転期間、前記回転位置と前記受光手段の検出信号
    を連続的に入力して、検出した信号のレベルがガントリ
    の回転位置ごとに正当なレベルであるか否かを比較して
    被検体が前記被検体領域内に位置しているか否かを判定
    する段階とをさらに有する請求項7記載の放射線断層撮
    影における検査状態判定方法。
  9. 【請求項9】前記被検体領域に位置する被検体の位置を
    調整する段階をさらに有し、 前記被検体領域を逸脱する障害の存在がある場合、前記
    障害を前記被検体領域内に移動させる段階をさらに有す
    る請求項8記載の放射線断層撮影における検査状態判定
    方法。
  10. 【請求項10】放射線走査指示を行う段階と、 放射線走査指示に応じて前記光提供手段を付勢し、か
    つ、前記放射線提供手段を付勢し、前記受光手段および
    該受光手段に光を照射する光提供手段と前記放射線提供
    手段と前記放射線検出手段とを前記被検体領域の周囲に
    回転させる段階と、 前記回転期間、前記回転位置と前記放射線検出手段の検
    出信号を連続的に入力して前記受光手段で受光した前記
    回転位置ごとの受光信号を参照して前記放射線検出手段
    のリファレンスチャネルの信号レベルを評価する段階と
    をさらに有する請求項7記載の放射線断層撮影における
    検査状態判定方法。
  11. 【請求項11】前記評価したリファレンスチャネルの信
    号レベルを参照してその他の部分の放射線検出信号を校
    正し、該校正した信号を用いて断層画像を生成する請求
    項7〜10いずれか記載の放射線断層撮影における検査
    状態判定方法。
JP2000385588A 2000-12-19 2000-12-19 放射線断層撮影装置および放射線断層撮影における検査状態判定方法 Withdrawn JP2002200076A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055606A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Hitachi Medical Corp X線ct装置
JP2014526363A (ja) * 2011-09-26 2014-10-06 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ ガントリーと被験者サポートを回転する画像システムの動作コントロール

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JP2012055606A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Hitachi Medical Corp X線ct装置
JP2014526363A (ja) * 2011-09-26 2014-10-06 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ ガントリーと被験者サポートを回転する画像システムの動作コントロール

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