JP2002199582A - 電源制御装置及び電源制御装置の制御方法 - Google Patents
電源制御装置及び電源制御装置の制御方法Info
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- JP2002199582A JP2002199582A JP2000401641A JP2000401641A JP2002199582A JP 2002199582 A JP2002199582 A JP 2002199582A JP 2000401641 A JP2000401641 A JP 2000401641A JP 2000401641 A JP2000401641 A JP 2000401641A JP 2002199582 A JP2002199582 A JP 2002199582A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基本架の直流電源と、増設架の直流電源また
は基本架と接地を共通にする他の直流電源との間で、配
線等による混触が発生しても、基本架の電源スイッチを
オフ操作することによって増設架の電源スイッチも自動
的にオフすることができる電源制御装置を提供する。 【解決手段】 共通制御部2、基本架U1、増設架U2
〜Unを備え、基本架U1に、電源スイッチsw1をオ
フした時に共通制御部2のリレーを駆動する電源VRを
遮断するリレー駆動電源遮断手段10を備え、電源スイ
ッチsw1がオフ操作された時には、常にリレーを駆動
する電源VRを遮断するので、基本架U1の直流電源V1
と、増設架の直流電源V2〜Vnまたは基本架と接地を共
用する他の直流電源との間に配線等による混触が発生し
ても、増設架U1の電源スイッチ(リレー接点)sw2
〜swnを自動的にオフ状態にすることができる。
は基本架と接地を共通にする他の直流電源との間で、配
線等による混触が発生しても、基本架の電源スイッチを
オフ操作することによって増設架の電源スイッチも自動
的にオフすることができる電源制御装置を提供する。 【解決手段】 共通制御部2、基本架U1、増設架U2
〜Unを備え、基本架U1に、電源スイッチsw1をオ
フした時に共通制御部2のリレーを駆動する電源VRを
遮断するリレー駆動電源遮断手段10を備え、電源スイ
ッチsw1がオフ操作された時には、常にリレーを駆動
する電源VRを遮断するので、基本架U1の直流電源V1
と、増設架の直流電源V2〜Vnまたは基本架と接地を共
用する他の直流電源との間に配線等による混触が発生し
ても、増設架U1の電源スイッチ(リレー接点)sw2
〜swnを自動的にオフ状態にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基本架の電源と複
数の増設架の電源とからなり、基本架の電源スイッチの
オン/オフ操作に対応して複数の増設架の電源スイッチ
を自動的にオン/オフする電源制御装置及び電源制御装
置の制御方法に関する。
数の増設架の電源とからなり、基本架の電源スイッチの
オン/オフ操作に対応して複数の増設架の電源スイッチ
を自動的にオン/オフする電源制御装置及び電源制御装
置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の電源制御装置の全体ブロッ
ク構成図を示す。図6において、電源制御装置50は、
共通制御部2と、電源スイッチsw1、交流電源(例え
ば、商用電源AC100V)Vacを入力として直流電源
V1を出力する電源部PS1、共通制御部2へ駆動電源
V1を供給するための端子等からなる基本架U1と、交
流電源(例えば、商用電源AC100V)Vacを入力と
し直流電源V2〜Vnを出力する電源部PS2〜PSnを
それぞれ備えた増設架U2〜Unとから構成される。
ク構成図を示す。図6において、電源制御装置50は、
共通制御部2と、電源スイッチsw1、交流電源(例え
ば、商用電源AC100V)Vacを入力として直流電源
V1を出力する電源部PS1、共通制御部2へ駆動電源
V1を供給するための端子等からなる基本架U1と、交
流電源(例えば、商用電源AC100V)Vacを入力と
し直流電源V2〜Vnを出力する電源部PS2〜PSnを
それぞれ備えた増設架U2〜Unとから構成される。
【0003】共通制御部2は、基本架U1の電源部PS
1の直流電源V1で駆動されるリレーコイル3と複数の
リレー接点sw2〜swnからなるリレーで構成され、
リレー接点sw2〜swnによって増設架U2〜Unの
電源スイッチが構成される。
1の直流電源V1で駆動されるリレーコイル3と複数の
リレー接点sw2〜swnからなるリレーで構成され、
リレー接点sw2〜swnによって増設架U2〜Unの
電源スイッチが構成される。
【0004】電源部PS1〜PSnは、交流電源Vac入
力端子から飛び込んでくるサージ電圧(誘導雷等)を吸
収する保安部、交流電源Vacを昇圧または降圧するトラ
ンス、昇圧または降圧した交流電源Vacを整流し、平滑
して直流を生成する整流・平滑部、平滑された直流を所
定の電圧値V1〜Vnの安定化電源で出力する定電圧部等
で構成される。電源部PS1〜PSnの接地(GND)
は全て共通にされる。
力端子から飛び込んでくるサージ電圧(誘導雷等)を吸
収する保安部、交流電源Vacを昇圧または降圧するトラ
ンス、昇圧または降圧した交流電源Vacを整流し、平滑
して直流を生成する整流・平滑部、平滑された直流を所
定の電圧値V1〜Vnの安定化電源で出力する定電圧部等
で構成される。電源部PS1〜PSnの接地(GND)
は全て共通にされる。
【0005】基本架U1〜増設架Unは、電圧値V1〜
Vnの直流電源を出力端子を介してそれぞれ外部の負荷
L1〜Lnに供給する。
Vnの直流電源を出力端子を介してそれぞれ外部の負荷
L1〜Lnに供給する。
【0006】次に、従来の電源制御装置50の動作につ
いて説明する。基本架U1の電源スイッチsw1がオン
操作(破線表示)されると、交流電源Vacが電源部PS
1に入力され、降圧(または昇圧)、整流・平滑された
後、定電圧化されて直流電源V1が出力される。
いて説明する。基本架U1の電源スイッチsw1がオン
操作(破線表示)されると、交流電源Vacが電源部PS
1に入力され、降圧(または昇圧)、整流・平滑された
後、定電圧化されて直流電源V1が出力される。
【0007】基本架U1の電源部PS1の出力に直流電
源V1が発生すると、直流電源V1が共通制御部2を構成
するリレーの駆動電源VR(=V1)としてリレーコイル
3を駆動し、リレーコイル3に感動電流を超えるコイル
電流が流れるとリレーが動作し、増設架U2〜Unの電
源スイッチを構成するリレー接点sw2〜swnがメー
ク状態(破線表示)となり、交流電源Vacが増設架U2
〜Unの電源部PS2〜PSnに入力され、直流電源V
2〜Vnが出力されて電源制御装置50の電源が全て動作
状態となる。
源V1が発生すると、直流電源V1が共通制御部2を構成
するリレーの駆動電源VR(=V1)としてリレーコイル
3を駆動し、リレーコイル3に感動電流を超えるコイル
電流が流れるとリレーが動作し、増設架U2〜Unの電
源スイッチを構成するリレー接点sw2〜swnがメー
ク状態(破線表示)となり、交流電源Vacが増設架U2
〜Unの電源部PS2〜PSnに入力され、直流電源V
2〜Vnが出力されて電源制御装置50の電源が全て動作
状態となる。
【0008】図7に従来の電源制御装置の動作シーケン
ス図を示す。初めに電源の立ち上がり動作について説明
する。図7において、基本架U1の電源スイッチsw1
がオン操作(sw1‐ON)されると、電源部PS1の
出力電圧(直流電源)V1が0(接地電位)からV1に向
けて増加していくにつれて、リレーコイル3のリレー電
圧(リレー駆動電源)VR(=V1)も出力電圧(直流電
源)V1と同様に増加する。
ス図を示す。初めに電源の立ち上がり動作について説明
する。図7において、基本架U1の電源スイッチsw1
がオン操作(sw1‐ON)されると、電源部PS1の
出力電圧(直流電源)V1が0(接地電位)からV1に向
けて増加していくにつれて、リレーコイル3のリレー電
圧(リレー駆動電源)VR(=V1)も出力電圧(直流電
源)V1と同様に増加する。
【0009】リレー電圧VRが増加して、時間taでリ
レーコイル3に流れる電流が感動電流を超える電圧値に
達すると、リレーが動作状態となってリレー接点sw2
〜swnの全てがブレーク(OFF)状態からメーク(O
N)状態となり、増設架U2〜Unの電源部PS2〜P
Snの出力電圧(直流電源)V2〜Vnが0(接地電位)
から増加していく。そして、電源スイッチsw1のオン
操作から所定時間が経過すると、全ての直流電源V1〜
Vnが安定値に達する。
レーコイル3に流れる電流が感動電流を超える電圧値に
達すると、リレーが動作状態となってリレー接点sw2
〜swnの全てがブレーク(OFF)状態からメーク(O
N)状態となり、増設架U2〜Unの電源部PS2〜P
Snの出力電圧(直流電源)V2〜Vnが0(接地電位)
から増加していく。そして、電源スイッチsw1のオン
操作から所定時間が経過すると、全ての直流電源V1〜
Vnが安定値に達する。
【0010】続いて、電源の立ち下がり動作について説
明する。図7において、基本架U1の電源スイッチsw
1がオフ操作(sw1‐OFF)されると、電源部PS
1の出力電圧(直流電源)V1がV1から0(接地電位)
に向けて減少していくにつれて、リレーコイル3のリレ
ー電圧VR(=V1)も出力電圧(直流電源)V1と同様
に減少する。
明する。図7において、基本架U1の電源スイッチsw
1がオフ操作(sw1‐OFF)されると、電源部PS
1の出力電圧(直流電源)V1がV1から0(接地電位)
に向けて減少していくにつれて、リレーコイル3のリレ
ー電圧VR(=V1)も出力電圧(直流電源)V1と同様
に減少する。
【0011】リレー電圧VRが減少して、時間tbでリ
レーコイル3に流れる電流が不感動電流を下回る電圧値
に達すると、リレーが不動作状態となってリレー接点s
w2〜swnの全てがメーク(ON)状態からブレーク
(OFF)状態となり、増設架U2〜Unの電源部PS2
〜PSnの出力電圧(直流電源)V2〜Vnが全てV2〜
Vnから0(接地電位)に減少していく。
レーコイル3に流れる電流が不感動電流を下回る電圧値
に達すると、リレーが不動作状態となってリレー接点s
w2〜swnの全てがメーク(ON)状態からブレーク
(OFF)状態となり、増設架U2〜Unの電源部PS2
〜PSnの出力電圧(直流電源)V2〜Vnが全てV2〜
Vnから0(接地電位)に減少していく。
【0012】このように、従来の電源制御装置50は、
基本架U1の電源スイッチsw1をオン/オフ操作する
ことにより、複数の増設架U2〜Unの電源スイッチs
w2〜swnを自動的にオン/オフ制御することがで
き、電源の共通制御が実現されている。
基本架U1の電源スイッチsw1をオン/オフ操作する
ことにより、複数の増設架U2〜Unの電源スイッチs
w2〜swnを自動的にオン/オフ制御することがで
き、電源の共通制御が実現されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源制御装置5
0は、基本架U1の直流電源V1と任意の増設架(例え
ば、増設架U2)の直流電源(例えば、V2)とが負荷
L1および負荷L2への配線時に、例えば図6に示す配
線P点と配線Q点間で短絡(混触)事故を発生した場
合、または基本架U1と接地(GND)を共通にする他
の直流電源が直流電源V1の配線P点との間で短絡事故
を発生した場合には、直流電源V1に直流電源V2または
他の直流電源が重畳する。
0は、基本架U1の直流電源V1と任意の増設架(例え
ば、増設架U2)の直流電源(例えば、V2)とが負荷
L1および負荷L2への配線時に、例えば図6に示す配
線P点と配線Q点間で短絡(混触)事故を発生した場
合、または基本架U1と接地(GND)を共通にする他
の直流電源が直流電源V1の配線P点との間で短絡事故
を発生した場合には、直流電源V1に直流電源V2または
他の直流電源が重畳する。
【0014】この状態で、基本架U1の電源スイッチs
w1をオフ操作しても、電源部PS1の出力には混触し
た直流電源V2または他の直流電源が現れているので、
共通制御部2のリレーコイル3にはリレー電圧VR(=
直流電源V2または他の直流電源)が印加されたままの
状態となり、直流電源V2または他の直流電源がリレー
の保持電流を確保できる電圧値にある場合には、リレー
は動作を継続し、リレー接点sw2〜swnもメーク
(オン)状態を維持し、増設架U2〜Unの電源部PS
2〜PSnも動作を継続し、直流電源V2〜Vnも維持さ
れてしまう。
w1をオフ操作しても、電源部PS1の出力には混触し
た直流電源V2または他の直流電源が現れているので、
共通制御部2のリレーコイル3にはリレー電圧VR(=
直流電源V2または他の直流電源)が印加されたままの
状態となり、直流電源V2または他の直流電源がリレー
の保持電流を確保できる電圧値にある場合には、リレー
は動作を継続し、リレー接点sw2〜swnもメーク
(オン)状態を維持し、増設架U2〜Unの電源部PS
2〜PSnも動作を継続し、直流電源V2〜Vnも維持さ
れてしまう。
【0015】図8は従来の電源制御装置の基本架の直流
電源が混触状態にある場合の動作シーケンス図である。
電源スイッチsw1をオン操作した電源の立ち上がり時
の動作シーケンスについては図7と同じなので説明を省
略し、電源スイッチsw1をオフ操作した電源の立ち下
がり時の動作シーケンスについて説明する。
電源が混触状態にある場合の動作シーケンス図である。
電源スイッチsw1をオン操作した電源の立ち上がり時
の動作シーケンスについては図7と同じなので説明を省
略し、電源スイッチsw1をオフ操作した電源の立ち下
がり時の動作シーケンスについて説明する。
【0016】図8において、直流電源V1〜Vnが定常状
態から、電源スイッチsw1をオフ操作すると、基本架
U1の直流電圧V1は0(接地電位)となるが、混触を
起こした増設架U2の直流電源V2または混触を起こし
た他の電源が基本架U1の直流電源出力に現れるので、
リレーコイル3のリレー電圧VR(=V2)または他の電
源)が印加されたままの状態を保持するので、リレー接
点sw2〜swnもメーク(ON)状態を保持すること
により、増設架U2〜Unの直流電源V2〜Vnも電源ス
イッチsw1をオフ操作する前(電源スイッチsw1:
オン状態)と同じ状態を維持して直流電源V2〜Vnを維
持し続ける。
態から、電源スイッチsw1をオフ操作すると、基本架
U1の直流電圧V1は0(接地電位)となるが、混触を
起こした増設架U2の直流電源V2または混触を起こし
た他の電源が基本架U1の直流電源出力に現れるので、
リレーコイル3のリレー電圧VR(=V2)または他の電
源)が印加されたままの状態を保持するので、リレー接
点sw2〜swnもメーク(ON)状態を保持すること
により、増設架U2〜Unの直流電源V2〜Vnも電源ス
イッチsw1をオフ操作する前(電源スイッチsw1:
オン状態)と同じ状態を維持して直流電源V2〜Vnを維
持し続ける。
【0017】このように、従来の電源制御装置50は、
基本架U1の直流電源V1が任意の増設架(例えば、増
設架U2)の直流電源(例えば、直流電源V2)または
他の電源との間で配線等による混触を発生している状態
では、電源スイッチsw1をオフ操作してもリレー接点
で構成された増設架U2〜Unの電源スイッチをオフ制
御することができない課題がある。
基本架U1の直流電源V1が任意の増設架(例えば、増
設架U2)の直流電源(例えば、直流電源V2)または
他の電源との間で配線等による混触を発生している状態
では、電源スイッチsw1をオフ操作してもリレー接点
で構成された増設架U2〜Unの電源スイッチをオフ制
御することができない課題がある。
【0018】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は基本架の直流電源と、増
設架の直流電源または基本架と接地を共通にする他の直
流電源との間で、配線等による混触が発生しても、基本
架の電源スイッチをオフ操作することによって増設架の
電源スイッチも自動的にオフ制御することができる電源
制御装置を提供することにある。
になされたもので、その目的は基本架の直流電源と、増
設架の直流電源または基本架と接地を共通にする他の直
流電源との間で、配線等による混触が発生しても、基本
架の電源スイッチをオフ操作することによって増設架の
電源スイッチも自動的にオフ制御することができる電源
制御装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る電源制御装置は、交流電源を入力として
直流電源を生成する電源部、電源部をオン/オフする電
源スイッチを備えた基本架と、交流電源を入力として任
意の直流電源を生成する電源部を備えた複数の増設架
と、電源スイッチのオン/オフ操作に対応して自動的に
複数の増設架の電源部をオン/オフするリレーを備えた
共通制御部とからなり、基本架は、電源スイッチをオフ
した時に、共通制御部のリレーを駆動する電源を遮断す
るリレー駆動電源遮断手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る電源制御装置は、交流電源を入力として
直流電源を生成する電源部、電源部をオン/オフする電
源スイッチを備えた基本架と、交流電源を入力として任
意の直流電源を生成する電源部を備えた複数の増設架
と、電源スイッチのオン/オフ操作に対応して自動的に
複数の増設架の電源部をオン/オフするリレーを備えた
共通制御部とからなり、基本架は、電源スイッチをオフ
した時に、共通制御部のリレーを駆動する電源を遮断す
るリレー駆動電源遮断手段を備えたことを特徴とする。
【0020】この発明に係る電源制御装置は、基本架
に、電源スイッチをオフした時に共通制御部のリレーを
駆動する電源を遮断するリレー駆動電源遮断手段を備
え、電源スイッチがオフ操作された時には、常にリレー
を駆動する電源を遮断するので、基本架の直流電源と、
増設架の直流電源または基本架と接地を共用する他の直
流電源との間に配線等による混触が発生しても、増設架
の電源スイッチ(リレー接点)を自動的にオフ状態にす
ることができ、共通制御部の接点制御動作の信頼性を高
めることができる。
に、電源スイッチをオフした時に共通制御部のリレーを
駆動する電源を遮断するリレー駆動電源遮断手段を備
え、電源スイッチがオフ操作された時には、常にリレー
を駆動する電源を遮断するので、基本架の直流電源と、
増設架の直流電源または基本架と接地を共用する他の直
流電源との間に配線等による混触が発生しても、増設架
の電源スイッチ(リレー接点)を自動的にオフ状態にす
ることができ、共通制御部の接点制御動作の信頼性を高
めることができる。
【0021】また、この発明に係るリレー駆動電源遮断
手段は、基本架の電源部の出力にダイオードを順方向に
直列に挿入するとともに、リレーを駆動する電源をダイ
オイードのアノード側から供給することを特徴とする。
手段は、基本架の電源部の出力にダイオードを順方向に
直列に挿入するとともに、リレーを駆動する電源をダイ
オイードのアノード側から供給することを特徴とする。
【0022】この発明に係るリレー駆動電源遮断手段
は、混触による他の直流電源の影響を阻止するダイオー
ドを基本架の電源部の出力に挿入したので、基本架の電
源スイッチをオフ操作すると、基本架の直流電源を0
(接地電位)にすることができる。また、挿入したダイ
オードのアノード側からリレーを駆動する電源を供給す
るので、基本架の電源スイッチをオフ操作すると、リレ
ーを駆動する電源も0(接地電位)となってリレーの動
作を停止することができ、自動的に増設架の全ての電源
スイッチを確実にオフすることができる。
は、混触による他の直流電源の影響を阻止するダイオー
ドを基本架の電源部の出力に挿入したので、基本架の電
源スイッチをオフ操作すると、基本架の直流電源を0
(接地電位)にすることができる。また、挿入したダイ
オードのアノード側からリレーを駆動する電源を供給す
るので、基本架の電源スイッチをオフ操作すると、リレ
ーを駆動する電源も0(接地電位)となってリレーの動
作を停止することができ、自動的に増設架の全ての電源
スイッチを確実にオフすることができる。
【0023】さらに、この発明に係るリレー駆動電源遮
断手段は、リレーを駆動する電源を基本架の電源部の整
流・平滑部の出力から供給することを特徴とする。
断手段は、リレーを駆動する電源を基本架の電源部の整
流・平滑部の出力から供給することを特徴とする。
【0024】この発明に係るリレー駆動電源遮断手段
は、リレーを駆動する電源を他の直流電源との混触によ
る影響がない基本架の電源部の整流・平滑部の出力から
供給するので、基本架の電源スイッチをオフ操作する
と、基本架の電源部の整流・平滑部の出力が0(接地電
位)となり、リレーを駆動する電源も0(接地電位)と
なってリレーの動作を停止することができ、自動的に増
設架の全ての電源スイッチを確実にオフすることができ
る。
は、リレーを駆動する電源を他の直流電源との混触によ
る影響がない基本架の電源部の整流・平滑部の出力から
供給するので、基本架の電源スイッチをオフ操作する
と、基本架の電源部の整流・平滑部の出力が0(接地電
位)となり、リレーを駆動する電源も0(接地電位)と
なってリレーの動作を停止することができ、自動的に増
設架の全ての電源スイッチを確実にオフすることができ
る。
【0025】また、この発明に係るリレー駆動電源遮断
手段は、基本架の電源部の出力に対応したレベルと基本
架の電源部の整流・平滑部の出力に対応したレベルとの
論理演算を行う論理演算手段、論理演算手段からの論理
レベルに基づいてリレーを駆動する電源をオン/オフす
るスイッチング手段を備えたことを特徴とする。
手段は、基本架の電源部の出力に対応したレベルと基本
架の電源部の整流・平滑部の出力に対応したレベルとの
論理演算を行う論理演算手段、論理演算手段からの論理
レベルに基づいてリレーを駆動する電源をオン/オフす
るスイッチング手段を備えたことを特徴とする。
【0026】この発明に係るリレー駆動電源遮断手段
は、論理演算手段からの論理レベルに基づいて基本架の
電源スイッチのオフ操作を判断し、この判断結果に基づ
いてスイッチング手段をオフにし、リレーを駆動する電
源をオフすることができるので、自動的に増設架の全て
の電源スイッチを確実にオフすることができる。
は、論理演算手段からの論理レベルに基づいて基本架の
電源スイッチのオフ操作を判断し、この判断結果に基づ
いてスイッチング手段をオフにし、リレーを駆動する電
源をオフすることができるので、自動的に増設架の全て
の電源スイッチを確実にオフすることができる。
【0027】この発明に係る電源制御装置の制御方法
は、交流電源を入力として直流電源を生成する電源部、
電源部をオン/オフする電源スイッチを備えた基本架
と、交流電源を入力として任意の直流電源を生成する電
源部を備えた複数の増設架と、電源スイッチのオン/オ
フ操作に対応して自動的に複数の増設架の電源部をオン
/オフするリレーを備えた共通制御部とからなる電源制
御装置の制御方法であって、電源スイッチをオフした時
に、複数の増設架の直流電源の内、任意の直流電源の出
力が基本架の直流電源の出力に混触した状態でも、共通
制御部のリレーの駆動電源を強制的に遮断することを特
徴とする。
は、交流電源を入力として直流電源を生成する電源部、
電源部をオン/オフする電源スイッチを備えた基本架
と、交流電源を入力として任意の直流電源を生成する電
源部を備えた複数の増設架と、電源スイッチのオン/オ
フ操作に対応して自動的に複数の増設架の電源部をオン
/オフするリレーを備えた共通制御部とからなる電源制
御装置の制御方法であって、電源スイッチをオフした時
に、複数の増設架の直流電源の内、任意の直流電源の出
力が基本架の直流電源の出力に混触した状態でも、共通
制御部のリレーの駆動電源を強制的に遮断することを特
徴とする。
【0028】この発明に係る電源制御装置の制御方法
は、電源スイッチをオフした時に、共通制御部のリレー
の駆動電源を強制的に遮断するので、基本架の直流電源
の出力に、増設架の直流電源の出力が混触した状態で
も、自動的に全ての増設架の電源スイッチをオフするこ
とができるので、装置全体の接点制御動作の信頼性を高
めることができる。
は、電源スイッチをオフした時に、共通制御部のリレー
の駆動電源を強制的に遮断するので、基本架の直流電源
の出力に、増設架の直流電源の出力が混触した状態で
も、自動的に全ての増設架の電源スイッチをオフするこ
とができるので、装置全体の接点制御動作の信頼性を高
めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る電源
制御装置の実施の形態要部ブロック構成図である。図1
において、電源制御装置1は、共通制御部2と、リレー
駆動電源遮断手段10を備えた基本架U1と、複数の増
設架U2〜Unとから構成する。なお、電源制御装置5
0とは、基本架U1にリレー駆動電源遮断手段10を備
えた構成が異なる。
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る電源
制御装置の実施の形態要部ブロック構成図である。図1
において、電源制御装置1は、共通制御部2と、リレー
駆動電源遮断手段10を備えた基本架U1と、複数の増
設架U2〜Unとから構成する。なお、電源制御装置5
0とは、基本架U1にリレー駆動電源遮断手段10を備
えた構成が異なる。
【0030】共通制御部2は、複数のノーマルブレーク
接点構成のリレー接点sw2〜swnと、リレーコイル
3とからなるリレーで構成し、リレーコイル3にリレー
駆動電源VRを印加することにより、リレー接点sw2
〜swnをブレーク(オフ)状態(実線表示)からメー
ク(オン)状態(破線表示)に動作させることができ
る。一方、リレーコイル3からリレー駆動電源VRを遮
断(VR=0も含む)することにより、リレー接点sw
2〜swnをメーク(オン)状態(破線表示)からブレ
ーク(オフ)状態(実線表示)に動作させることができ
る。また、共通制御部2のリレー接点sw2〜sw3
は、それぞれ増設架U2〜Unの電源スイッチを形成す
る。なお、リレーは、1個のリレーコイル3と1個のリ
レー接点を有するものを増設架U2〜Unの数と同数だ
け配置するように構成してもよい。
接点構成のリレー接点sw2〜swnと、リレーコイル
3とからなるリレーで構成し、リレーコイル3にリレー
駆動電源VRを印加することにより、リレー接点sw2
〜swnをブレーク(オフ)状態(実線表示)からメー
ク(オン)状態(破線表示)に動作させることができ
る。一方、リレーコイル3からリレー駆動電源VRを遮
断(VR=0も含む)することにより、リレー接点sw
2〜swnをメーク(オン)状態(破線表示)からブレ
ーク(オフ)状態(実線表示)に動作させることができ
る。また、共通制御部2のリレー接点sw2〜sw3
は、それぞれ増設架U2〜Unの電源スイッチを形成す
る。なお、リレーは、1個のリレーコイル3と1個のリ
レー接点を有するものを増設架U2〜Unの数と同数だ
け配置するように構成してもよい。
【0031】基本架U1は、電源スイッチsw1、電源
部PS1、リレー駆動電源遮断手段10、共通制御部2
を駆動するリレー駆動電源用端子(VR用とGND用)
を備える。電源スイッチsw1は手動のメカスイッチで
構成し、オン/オフ操作することにより、交流電源(例
えば、商用電源AC100V)Vacを電源部PS1に供
給または遮断する。
部PS1、リレー駆動電源遮断手段10、共通制御部2
を駆動するリレー駆動電源用端子(VR用とGND用)
を備える。電源スイッチsw1は手動のメカスイッチで
構成し、オン/オフ操作することにより、交流電源(例
えば、商用電源AC100V)Vacを電源部PS1に供
給または遮断する。
【0032】電源部PS1は、電源スイッチsw1を介
して供給される交流電源Vacを昇圧または降圧し、整流
・平滑を施して直流に変換した後、定電圧化して安定し
た一定値の直流電源V1を出力する。
して供給される交流電源Vacを昇圧または降圧し、整流
・平滑を施して直流に変換した後、定電圧化して安定し
た一定値の直流電源V1を出力する。
【0033】図2は電源部の要部ブロック構成図であ
る。図2において、電源部PS1は、例えばシリーズレ
ギュレータで構成し、保安部4、トランス5、整流・平
滑部6、定電圧部7を備える。保安部4はサージ吸収素
子、LPF(ローパスフィルタ)、ヒューズ等で構成
し、交流電源Vacに重畳されてくる、例えば誘導雷等の
サージ電圧や高周波のノイズ等を吸収するとともに、異
常な電流が流れる場合には電流を遮断して電源部PS1
を保護する。なお、保安部4は、基本架U1のAC入力
端子と電源スイッチsw1の間に配置してもよく、共通
制御部2のAC入力端子の近傍に設けてもよい。
る。図2において、電源部PS1は、例えばシリーズレ
ギュレータで構成し、保安部4、トランス5、整流・平
滑部6、定電圧部7を備える。保安部4はサージ吸収素
子、LPF(ローパスフィルタ)、ヒューズ等で構成
し、交流電源Vacに重畳されてくる、例えば誘導雷等の
サージ電圧や高周波のノイズ等を吸収するとともに、異
常な電流が流れる場合には電流を遮断して電源部PS1
を保護する。なお、保安部4は、基本架U1のAC入力
端子と電源スイッチsw1の間に配置してもよく、共通
制御部2のAC入力端子の近傍に設けてもよい。
【0034】トランス5は、ACトランスで構成し、交
流電源(例えば、商用電源AC100V)Vacを1次側
のコイルに入力し、2次側コイルからコイル巻数比に応
じた昇圧または降圧した交流電源VACを出力する。
流電源(例えば、商用電源AC100V)Vacを1次側
のコイルに入力し、2次側コイルからコイル巻数比に応
じた昇圧または降圧した交流電源VACを出力する。
【0035】整流・平滑部6は、ダイオードブリッジ、
平滑用コンデンサ等で構成し、トランス5の2次側コイ
ルから供給される交流電源VACを全波整流して直流に変
換した後、直流に重畳したリップル成分を平滑して接地
(GND)を基準とした直流電源Vaを出力する。
平滑用コンデンサ等で構成し、トランス5の2次側コイ
ルから供給される交流電源VACを全波整流して直流に変
換した後、直流に重畳したリップル成分を平滑して接地
(GND)を基準とした直流電源Vaを出力する。
【0036】定電圧部7は、定電圧ICや定電圧回路で
構成し、整流・平滑部6から供給される直流電源Vaを
定電圧化して所望の直流電源V1を出力し、基本架U1
の出力端子から配線を介して負荷L1に直流電源V1を
供給する。
構成し、整流・平滑部6から供給される直流電源Vaを
定電圧化して所望の直流電源V1を出力し、基本架U1
の出力端子から配線を介して負荷L1に直流電源V1を
供給する。
【0037】図1に戻り、リレー駆動電源遮断手段10
は、電源スイッチsw1をオフした時に、共通制御部2
のリレーを駆動する電源(リレー駆動電源)VRを遮断
するので、基本架U1の直流電源V1と、増設架U2〜
Unの直流電源V2〜Vnまたは基本架U1と接地(GN
D)を共用する他の直流電源との間に配線等による混触
が発生しても、増設架U2〜Unの電源スイッチ(リレ
ー接点sw2〜swn)を自動的にオフ状態にすること
ができる。
は、電源スイッチsw1をオフした時に、共通制御部2
のリレーを駆動する電源(リレー駆動電源)VRを遮断
するので、基本架U1の直流電源V1と、増設架U2〜
Unの直流電源V2〜Vnまたは基本架U1と接地(GN
D)を共用する他の直流電源との間に配線等による混触
が発生しても、増設架U2〜Unの電源スイッチ(リレ
ー接点sw2〜swn)を自動的にオフ状態にすること
ができる。
【0038】なお、リレー駆動電源遮断手段10の基本
的な技術思想は、電源スイッチsw1がオフ操作された
時に、基本架U1の電源部PS1から供給されるリレー
駆動電源VRを遮断することができる構成であればよ
く、電源部PS1におけるリレー駆動電源VRの供給を
電源スイッチsw1がオフ操作された時に0(接地電
位)となる位置に設定したり、混触等により基本架U1
の電源部PS1の出力に増設架U2〜Unの電源部PS
2〜PSnの直流電源V2〜Vnが現れており、リレー駆
動電源VRが電源部PS1の出力から供給されている場
合には、スイッチング素子等の回路を用いてリレー駆動
電源VRを強制的に遮断することである。
的な技術思想は、電源スイッチsw1がオフ操作された
時に、基本架U1の電源部PS1から供給されるリレー
駆動電源VRを遮断することができる構成であればよ
く、電源部PS1におけるリレー駆動電源VRの供給を
電源スイッチsw1がオフ操作された時に0(接地電
位)となる位置に設定したり、混触等により基本架U1
の電源部PS1の出力に増設架U2〜Unの電源部PS
2〜PSnの直流電源V2〜Vnが現れており、リレー駆
動電源VRが電源部PS1の出力から供給されている場
合には、スイッチング素子等の回路を用いてリレー駆動
電源VRを強制的に遮断することである。
【0039】増設架U2〜Unは、それぞれ電源部PS
2〜PSnを備え、リレー接点sw2〜swnを介して
供給される交流電源Vacを昇圧または降圧し、整流・平
滑を施して直流に変換した後、定電圧化して安定したそ
れぞれ一定値の直流電源V2〜Vnを出力し、出力端子か
ら配線を介して負荷L2〜Lnにそれぞれ直流電源V2
〜Vnを供給する。なお、電源部PS2〜PSnの基本
構成は、図2に示す電源部PS1と同じブロック構成な
ので、詳細な説明は省略する。
2〜PSnを備え、リレー接点sw2〜swnを介して
供給される交流電源Vacを昇圧または降圧し、整流・平
滑を施して直流に変換した後、定電圧化して安定したそ
れぞれ一定値の直流電源V2〜Vnを出力し、出力端子か
ら配線を介して負荷L2〜Lnにそれぞれ直流電源V2
〜Vnを供給する。なお、電源部PS2〜PSnの基本
構成は、図2に示す電源部PS1と同じブロック構成な
ので、詳細な説明は省略する。
【0040】次に、図1および図2に基づいて電源制御
装置1の動作について説明する。基本架U1の電源スイ
ッチsw1がオン操作(破線表示)されると、交流電源
Vacが電源部PS1に入力され、図2に示す保安部4、
トランス5、整流・平滑部6および定電圧部7を介して
電源部PS1の出力から直流電源V1が出力する。ま
た、整流・平滑部6の出力からも直流電源Vaを出力す
る。
装置1の動作について説明する。基本架U1の電源スイ
ッチsw1がオン操作(破線表示)されると、交流電源
Vacが電源部PS1に入力され、図2に示す保安部4、
トランス5、整流・平滑部6および定電圧部7を介して
電源部PS1の出力から直流電源V1が出力する。ま
た、整流・平滑部6の出力からも直流電源Vaを出力す
る。
【0041】リレー駆動電源遮断手段10は、共通制御
部2のリレー駆動電源VRとして、電源部PS1の出力
からの直流電源V1または整流・平滑部6の出力からの
直流電源Vaを共通制御部2に供給すると、共通制御部
2のリレーコイル3に感動電流を超える電流が流れてリ
レー接点sw2〜swnがオン状態になり、リレー接点
sw2〜swnを介して交流電源Vacが増設架U2〜U
nの電源部PS2〜PSnに入力し、増設架U2〜Un
の出力端子に直流電源V2〜Vnが発生する。
部2のリレー駆動電源VRとして、電源部PS1の出力
からの直流電源V1または整流・平滑部6の出力からの
直流電源Vaを共通制御部2に供給すると、共通制御部
2のリレーコイル3に感動電流を超える電流が流れてリ
レー接点sw2〜swnがオン状態になり、リレー接点
sw2〜swnを介して交流電源Vacが増設架U2〜U
nの電源部PS2〜PSnに入力し、増設架U2〜Un
の出力端子に直流電源V2〜Vnが発生する。
【0042】このように、共通制御部2に供給するリレ
ー駆動電源VRは、電源スイッチsw1のオン操作時
に、基本架U1に発生する直流電源で、リレーコイル3
に感動電流を超える電流を流すものであれば、直流電源
V1でも直流電源Vaでもよい。
ー駆動電源VRは、電源スイッチsw1のオン操作時
に、基本架U1に発生する直流電源で、リレーコイル3
に感動電流を超える電流を流すものであれば、直流電源
V1でも直流電源Vaでもよい。
【0043】次に、直流電源V1,V2〜Vnが正常に出
力されている状態から電源スイッチsw1をオフ操作す
ると、基本架U1の電源部PS1へ入力される交流電源
Vacが遮断されるため、電源部PS1は不動作になり、
電源部PS1の出力からの直流電源V1または整流・平
滑部6の出力からの直流電源Vaは直ちに0(接地電
位)となる。
力されている状態から電源スイッチsw1をオフ操作す
ると、基本架U1の電源部PS1へ入力される交流電源
Vacが遮断されるため、電源部PS1は不動作になり、
電源部PS1の出力からの直流電源V1または整流・平
滑部6の出力からの直流電源Vaは直ちに0(接地電
位)となる。
【0044】直流電源V1または直流電源Vaが0(接地
電位)になると、リレー駆動電源VRも0(接地電位)
となってリレー接点sw2〜swnがオフ状態になり、
増設架U2〜Unの電源部PS2〜PSnに入力される
交流電源Vacが遮断されるため、電源部PS2〜PSn
の出力からの直流電源V2〜Vnも直ちに0(接地電位)
となる。
電位)になると、リレー駆動電源VRも0(接地電位)
となってリレー接点sw2〜swnがオフ状態になり、
増設架U2〜Unの電源部PS2〜PSnに入力される
交流電源Vacが遮断されるため、電源部PS2〜PSn
の出力からの直流電源V2〜Vnも直ちに0(接地電位)
となる。
【0045】続いて、基本架U1の直流電源V1および
増設架U2〜Unの直流電源V2〜Vnが正常に出力され
ている状態で、直流電源V1出力の配線(P点)と直流
電源2の出力の配線(Q点)との間で混触(短絡現象)
が発生している場合に、基本架U1の電源スイッチsw
1をオフ操作した場合の動作について説明する。
増設架U2〜Unの直流電源V2〜Vnが正常に出力され
ている状態で、直流電源V1出力の配線(P点)と直流
電源2の出力の配線(Q点)との間で混触(短絡現象)
が発生している場合に、基本架U1の電源スイッチsw
1をオフ操作した場合の動作について説明する。
【0046】電源スイッチsw1をオフにすると、基本
架U1の電源部PS1へ入力される交流電源Vacが遮断
されるため、電源部PS1の整流・平滑部6の出力から
の直流電源Vaまたは電源部PS1の出力からの直流電
源V1が直ちに0(接地電位)となる。
架U1の電源部PS1へ入力される交流電源Vacが遮断
されるため、電源部PS1の整流・平滑部6の出力から
の直流電源Vaまたは電源部PS1の出力からの直流電
源V1が直ちに0(接地電位)となる。
【0047】直流電源Vaが0(接地電位)になると、
電源部PS1の整流・平滑部6の出力からリレー駆動電
源VRを供給する場合には、リレー駆動電源VRも0(接
地電位)となってリレー接点sw2〜swnがオフ状態
になり、増設架U2〜Unの電源部PS2〜PSnに入
力される交流電源Vacが遮断されるため、電源部PS2
〜PSnの出力からの直流電源V2〜Vnも直ちに0(接
地電位)となる。
電源部PS1の整流・平滑部6の出力からリレー駆動電
源VRを供給する場合には、リレー駆動電源VRも0(接
地電位)となってリレー接点sw2〜swnがオフ状態
になり、増設架U2〜Unの電源部PS2〜PSnに入
力される交流電源Vacが遮断されるため、電源部PS2
〜PSnの出力からの直流電源V2〜Vnも直ちに0(接
地電位)となる。
【0048】一方、直流電源V1が0(接地電位)にな
っても、混触により電源部PS1の出力には直流電源V
2が現れているため、電源部PS1の出力からリレー駆
動電源VRを供給する場合には、リレー駆動電源VRが直
流電源V2(=VR)となって共通制御部2のリレーコイ
ル3に感動電流を超える電流を流すことにより、リレー
接点sw2〜swnがオン状態を継続し、電源部PS2
〜PSnも動作状態を保持するため、電源スイッチsw
1をオフ操作したにも拘わらず、直流電源V2〜Vnが発
生した状態を継続する。
っても、混触により電源部PS1の出力には直流電源V
2が現れているため、電源部PS1の出力からリレー駆
動電源VRを供給する場合には、リレー駆動電源VRが直
流電源V2(=VR)となって共通制御部2のリレーコイ
ル3に感動電流を超える電流を流すことにより、リレー
接点sw2〜swnがオン状態を継続し、電源部PS2
〜PSnも動作状態を保持するため、電源スイッチsw
1をオフ操作したにも拘わらず、直流電源V2〜Vnが発
生した状態を継続する。
【0049】したがって、電源部PS1の出力からリレ
ー駆動電源VRを供給する場合には、リレー駆動電源遮
断手段10は、電源スイッチsw1がオフ操作された時
に、リレー駆動電源VRを遮断するスイッチング素子や
回路等を用いて電源部PS1の出力からの電源供給を遮
断する構成とする。
ー駆動電源VRを供給する場合には、リレー駆動電源遮
断手段10は、電源スイッチsw1がオフ操作された時
に、リレー駆動電源VRを遮断するスイッチング素子や
回路等を用いて電源部PS1の出力からの電源供給を遮
断する構成とする。
【0050】例えば、リレー駆動電源遮断手段10は、
電源部PS1の出力にダイオードを順方向に挿入するこ
とにより、混触によってP点に現れる直流電源2の影響
を阻止して電源部PS1の出力から0(接地電位)のリ
レー駆動電源VRを供給しリレー接点sw2〜swnを
オフ状態にすることができる。
電源部PS1の出力にダイオードを順方向に挿入するこ
とにより、混触によってP点に現れる直流電源2の影響
を阻止して電源部PS1の出力から0(接地電位)のリ
レー駆動電源VRを供給しリレー接点sw2〜swnを
オフ状態にすることができる。
【0051】また、リレー駆動電源遮断手段10は、電
源部PS1の出力に現れる混触による直流電源V2をリ
レー駆動電源VRとして供給しておき、リレー駆動電源
VRに駆動されるリレーコイル3と直列にスイッチング
素子を挿入し、電源スイッチsw1のオフ操作に伴って
スイッチング素子をオフにしてリレー駆動電源VRを遮
断し、リレー接点sw2〜swnをオフ状態にすること
もできる。
源部PS1の出力に現れる混触による直流電源V2をリ
レー駆動電源VRとして供給しておき、リレー駆動電源
VRに駆動されるリレーコイル3と直列にスイッチング
素子を挿入し、電源スイッチsw1のオフ操作に伴って
スイッチング素子をオフにしてリレー駆動電源VRを遮
断し、リレー接点sw2〜swnをオフ状態にすること
もできる。
【0052】このように、この発明に係る電源制御装置
1は、基本架U1に、電源スイッチsw1をオフした時
に、共通制御部2のリレーを駆動する電源VRを遮断す
るリレー駆動電源遮断手段10を備え、電源スイッチs
w1がオフ操作された時には、常にリレーを駆動する電
源VRを遮断するので、基本架U1の直流電源V1と、増
設架U2〜Unの直流電源V2〜Vnまたは基本架U1と
接地(GND)を共用する他の直流電源との間に配線等
による混触が発生しても、増設架U2〜Unの電源スイ
ッチ(リレー接点)sw2〜swnを自動的にオフ状態
にすることができ、共通制御部2の接点制御動作の信頼
性を高めることができる。
1は、基本架U1に、電源スイッチsw1をオフした時
に、共通制御部2のリレーを駆動する電源VRを遮断す
るリレー駆動電源遮断手段10を備え、電源スイッチs
w1がオフ操作された時には、常にリレーを駆動する電
源VRを遮断するので、基本架U1の直流電源V1と、増
設架U2〜Unの直流電源V2〜Vnまたは基本架U1と
接地(GND)を共用する他の直流電源との間に配線等
による混触が発生しても、増設架U2〜Unの電源スイ
ッチ(リレー接点)sw2〜swnを自動的にオフ状態
にすることができ、共通制御部2の接点制御動作の信頼
性を高めることができる。
【0053】図3はこの発明に係るリレー駆動電源遮断
手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図3に
おいて、リレー駆動電源遮断手段10は、基本架U1の
電源部PS1の出力と基本架U1の電源出力端子との間
にダイオードDを順方向に直列に挿入するとともに、リ
レーを駆動する電源(リレー駆動電源)VRをダイオー
ドDのアノード側(P1点)から供給するように構成す
る。
手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図3に
おいて、リレー駆動電源遮断手段10は、基本架U1の
電源部PS1の出力と基本架U1の電源出力端子との間
にダイオードDを順方向に直列に挿入するとともに、リ
レーを駆動する電源(リレー駆動電源)VRをダイオー
ドDのアノード側(P1点)から供給するように構成す
る。
【0054】電源部PS1〜PSnに直流電源V1〜Vn
が発生している状態で、直流電源V1の配線(P点)と
電源V2〜Vnの配線(例えば、電源V2のQ点)との
間、または基本架U1と接地(GND)を共用する他の
電源との間に、混触が発生した場合に、電源スイッチs
w1をオフ操作すると、基本架U1の電源部PS1の直
流電源V1は直ちに0(接地電位)となり、混触により
現れる直流電源V2はダイオードD(ここでは、逆流阻
止用ダイオード)によって阻止されるので、ダイオード
Dのアノード側(P1点)は0(接地電位)に保たれる
ため、リレー駆動電源VRも0(接地電位)となってリ
レー接点sw2〜swnをオフ状態にすることができ、
基本架U1の電源部PS1および増設架U2〜Unの電
源部PS2〜PSnの全ての電源をオフすることができ
る。
が発生している状態で、直流電源V1の配線(P点)と
電源V2〜Vnの配線(例えば、電源V2のQ点)との
間、または基本架U1と接地(GND)を共用する他の
電源との間に、混触が発生した場合に、電源スイッチs
w1をオフ操作すると、基本架U1の電源部PS1の直
流電源V1は直ちに0(接地電位)となり、混触により
現れる直流電源V2はダイオードD(ここでは、逆流阻
止用ダイオード)によって阻止されるので、ダイオード
Dのアノード側(P1点)は0(接地電位)に保たれる
ため、リレー駆動電源VRも0(接地電位)となってリ
レー接点sw2〜swnをオフ状態にすることができ、
基本架U1の電源部PS1および増設架U2〜Unの電
源部PS2〜PSnの全ての電源をオフすることができ
る。
【0055】このように、この発明に係るリレー駆動電
源遮断手段10は、混触による他の直流電源の影響を阻
止するダイオードDを基本架U1の電源部PS1の出力
に挿入したので、基本架U1の電源スイッチsw1をオ
フ操作すると、基本架U1の直流電源V1を0(接地電
位)にすることができる。また、挿入したダイオードD
のアノード側からリレーを駆動する電源VRを供給する
ので、基本架U1の電源スイッチsw1をオフ操作する
と、リレーを駆動する電源VRも0(接地電位)となっ
てリレーの動作を停止することができ、自動的に増設架
(U2〜Un)の全ての電源スイッチsw2〜swnを
確実にオフすることができる。
源遮断手段10は、混触による他の直流電源の影響を阻
止するダイオードDを基本架U1の電源部PS1の出力
に挿入したので、基本架U1の電源スイッチsw1をオ
フ操作すると、基本架U1の直流電源V1を0(接地電
位)にすることができる。また、挿入したダイオードD
のアノード側からリレーを駆動する電源VRを供給する
ので、基本架U1の電源スイッチsw1をオフ操作する
と、リレーを駆動する電源VRも0(接地電位)となっ
てリレーの動作を停止することができ、自動的に増設架
(U2〜Un)の全ての電源スイッチsw2〜swnを
確実にオフすることができる。
【0056】図4はこの発明に係るリレー駆動電源遮断
手段の別実施の形態要部ブロック構成図である。図4に
おいて、リレー駆動電源遮断手段11は、リレーを駆動
する電源(リレー駆動電源)VRを基本架U1の電源部
PS1の整流・平滑部6の出力(P2点)から供給する
ように構成する。
手段の別実施の形態要部ブロック構成図である。図4に
おいて、リレー駆動電源遮断手段11は、リレーを駆動
する電源(リレー駆動電源)VRを基本架U1の電源部
PS1の整流・平滑部6の出力(P2点)から供給する
ように構成する。
【0057】電源部PS1〜PSnに直流電源V1〜Vn
が発生している状態で、直流電源V1の配線(P点)と
電源V2〜Vnの配線(例えば、電源V2のQ点)との
間、または基本架U1と接地(GND)を共用する他の
電源との間に、混触が発生した場合に、電源スイッチs
w1をオフ操作すると、電源部PS1の整流・平滑部6
の出力(P2点)の直流電源Vaは直ちに0(接地電
位)となり、この0(接地電位)をリレー駆動電源VR
(=0)として供給するので、電源部PS1に混触によ
る直流電源V2が現れても、リレー接点sw2〜swn
をオフ状態にすることができ、基本架U1の電源部PS
1および増設架U2〜Unの電源部PS2〜PSn全て
の電源をオフすることができる。
が発生している状態で、直流電源V1の配線(P点)と
電源V2〜Vnの配線(例えば、電源V2のQ点)との
間、または基本架U1と接地(GND)を共用する他の
電源との間に、混触が発生した場合に、電源スイッチs
w1をオフ操作すると、電源部PS1の整流・平滑部6
の出力(P2点)の直流電源Vaは直ちに0(接地電
位)となり、この0(接地電位)をリレー駆動電源VR
(=0)として供給するので、電源部PS1に混触によ
る直流電源V2が現れても、リレー接点sw2〜swn
をオフ状態にすることができ、基本架U1の電源部PS
1および増設架U2〜Unの電源部PS2〜PSn全て
の電源をオフすることができる。
【0058】このように、この発明に係るリレー駆動電
源遮断手段11は、リレーを駆動する電源(リレー駆動
電源)VRを他の直流電源との混触による影響がない基
本架U1の電源部PS1の整流・平滑部6の出力から供
給するので、基本架U1の電源スイッチsw1をオフ操
作すると、基本架U1の電源部PS1の整流・平滑部6
の出力が0(接地電位)となり、リレーを駆動する電源
(リレー駆動電源)VRも0(接地電位)となってリレ
ーの動作を停止することができ、自動的に増設架の全て
の電源スイッチsw2〜swnを確実にオフすることが
できる。
源遮断手段11は、リレーを駆動する電源(リレー駆動
電源)VRを他の直流電源との混触による影響がない基
本架U1の電源部PS1の整流・平滑部6の出力から供
給するので、基本架U1の電源スイッチsw1をオフ操
作すると、基本架U1の電源部PS1の整流・平滑部6
の出力が0(接地電位)となり、リレーを駆動する電源
(リレー駆動電源)VRも0(接地電位)となってリレ
ーの動作を停止することができ、自動的に増設架の全て
の電源スイッチsw2〜swnを確実にオフすることが
できる。
【0059】図5はこの発明に係るリレー駆動電源遮断
手段の別実施の形態構成図である。図5において、リレ
ー駆動電源遮断手段12は、基本架U1の電源部PS1
の出力(直流電源V1)と、基本架U1の電源部PS1
の整流・平滑部6(図4参照)の出力(直流電源Va)
の双方をそれぞれ抵抗器Rおよび定電圧ダイオードZD
でレベルシフトし、直流電源V1に対応した論理レベル
Vxと直流電源Vaに対応した論理レベルVyを論理演
算して論理レベルVzを出力する論理演算手段(AN
D)と、論理レベルVzに基づいてリレーコイル3を駆
動するリレー駆動電源VRをオン/オフするスイッチン
グ手段(トランジスタQ)を備える。
手段の別実施の形態構成図である。図5において、リレ
ー駆動電源遮断手段12は、基本架U1の電源部PS1
の出力(直流電源V1)と、基本架U1の電源部PS1
の整流・平滑部6(図4参照)の出力(直流電源Va)
の双方をそれぞれ抵抗器Rおよび定電圧ダイオードZD
でレベルシフトし、直流電源V1に対応した論理レベル
Vxと直流電源Vaに対応した論理レベルVyを論理演
算して論理レベルVzを出力する論理演算手段(AN
D)と、論理レベルVzに基づいてリレーコイル3を駆
動するリレー駆動電源VRをオン/オフするスイッチン
グ手段(トランジスタQ)を備える。
【0060】リレー駆動電源遮断手段12は、装置が正
常な場合には、直流電源V1と直流電源Vaに対応した
論理レベルVxとVyの双方がH(High)レベルで
あるため、論理演算手段(AND)で論理レベルVxと
論理レベルVyの論理積を演算してHレベルの論理レベ
ルVzを出力する。
常な場合には、直流電源V1と直流電源Vaに対応した
論理レベルVxとVyの双方がH(High)レベルで
あるため、論理演算手段(AND)で論理レベルVxと
論理レベルVyの論理積を演算してHレベルの論理レベ
ルVzを出力する。
【0061】Hレベルの論理レベルVzで抵抗器Rbを
介してトランジスタQをオン状態に駆動するため、リレ
ー駆動電源VRが印加されてリレーコイル3に感動電流
を超える電流が流れ、リレー接点sw2〜swnをオン
状態にすることができ、電源部PS1〜PSn全てを動
作させて直流電源V1〜Vnを出力させることができる。
介してトランジスタQをオン状態に駆動するため、リレ
ー駆動電源VRが印加されてリレーコイル3に感動電流
を超える電流が流れ、リレー接点sw2〜swnをオン
状態にすることができ、電源部PS1〜PSn全てを動
作させて直流電源V1〜Vnを出力させることができる。
【0062】直流電源V1〜Vnが出力されている状態
で、直流電源V1に直流電源V2が混触を発生した場合
に、基本架U1の電源スイッチsw1をオフ操作する
と、直流電源V1には混触による直流電源V2が発生する
が、直流電源Vaは0(接地電位)となる。
で、直流電源V1に直流電源V2が混触を発生した場合
に、基本架U1の電源スイッチsw1をオフ操作する
と、直流電源V1には混触による直流電源V2が発生する
が、直流電源Vaは0(接地電位)となる。
【0063】したがって、論理レベルVxがHレベル、
論理レベルVyがL(Low)レベルとなり、論理演算
手段(AND)で論理レベルVxとVyの論理積を演算
してLレベルの論理レベルVzを出力する。Lレベルの
論理レベルVzでトランジスタQをオフ状態に駆動する
ため、リレー駆動電源VRが遮断されてリレー接点sw
2〜swnをオフ状態にするため、電源部PS1〜PS
n全てを停止させることができる。
論理レベルVyがL(Low)レベルとなり、論理演算
手段(AND)で論理レベルVxとVyの論理積を演算
してLレベルの論理レベルVzを出力する。Lレベルの
論理レベルVzでトランジスタQをオフ状態に駆動する
ため、リレー駆動電源VRが遮断されてリレー接点sw
2〜swnをオフ状態にするため、電源部PS1〜PS
n全てを停止させることができる。
【0064】このように、この発明に係るリレー駆動電
源遮断手段12は、論理演算手段(AND)からの論理
レベルに基づいて基本架U1の電源スイッチsw1のオ
フ操作を判断し、この判断結果に基づいてスイッチング
手段Qをオフにし、リレーを駆動する電源(リレー駆動
電源)VRを遮断することができるので、自動的に増設
架U2〜Unの全ての電源スイッチsw2〜swnを確
実にオフすることができる。
源遮断手段12は、論理演算手段(AND)からの論理
レベルに基づいて基本架U1の電源スイッチsw1のオ
フ操作を判断し、この判断結果に基づいてスイッチング
手段Qをオフにし、リレーを駆動する電源(リレー駆動
電源)VRを遮断することができるので、自動的に増設
架U2〜Unの全ての電源スイッチsw2〜swnを確
実にオフすることができる。
【0065】なお、本発明は、本実施の形態で説明した
ものだけに限定されず、電源スイッチsw1がオフ操作
された時に、基本架U1の電源部PS1から供給される
リレー駆動電源VRを遮断するという技術思想を有する
構成であればよい。
ものだけに限定されず、電源スイッチsw1がオフ操作
された時に、基本架U1の電源部PS1から供給される
リレー駆動電源VRを遮断するという技術思想を有する
構成であればよい。
【0066】次に、電源制御装置の制御方法について説
明する。電源制御装置の制御方法は、交流電源Vacを入
力として直流電源V1を生成する電源部PS1、電源部
PS1をオン/オフする電源スイッチsw1を備えた基
本架U1と、交流電源Vacを入力として任意の直流電源
V2〜Vnを生成する電源部PS2〜PSnを備えた複数
の増設架U2〜Unと、電源スイッチsw1のオン/オ
フ操作に対応して自動的に複数の増設架U2〜Unの電
源部PS1〜PSnをオン/オフするリレーを備えた共
通制御部2とからなる電源制御装置1を対象としたもの
であり、電源スイッチsw1をオフした時に、共通制御
部2のリレーの駆動電源VRを強制的に遮断するように
したので、基本架U1の直流電源V1の出力に、増設架
U2〜Unの直流電源V2〜Vnの出力が混触した状態で
も、自動的に全ての増設架U2〜Unの電源スイッチs
w2〜swnをオフすることができるので、装置全体の
接点制御動作の信頼性を高めることができる。
明する。電源制御装置の制御方法は、交流電源Vacを入
力として直流電源V1を生成する電源部PS1、電源部
PS1をオン/オフする電源スイッチsw1を備えた基
本架U1と、交流電源Vacを入力として任意の直流電源
V2〜Vnを生成する電源部PS2〜PSnを備えた複数
の増設架U2〜Unと、電源スイッチsw1のオン/オ
フ操作に対応して自動的に複数の増設架U2〜Unの電
源部PS1〜PSnをオン/オフするリレーを備えた共
通制御部2とからなる電源制御装置1を対象としたもの
であり、電源スイッチsw1をオフした時に、共通制御
部2のリレーの駆動電源VRを強制的に遮断するように
したので、基本架U1の直流電源V1の出力に、増設架
U2〜Unの直流電源V2〜Vnの出力が混触した状態で
も、自動的に全ての増設架U2〜Unの電源スイッチs
w2〜swnをオフすることができるので、装置全体の
接点制御動作の信頼性を高めることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る電
源制御装置は、電源スイッチsw1がオフ操作された時
には、常にリレーを駆動する電源を遮断するので、基本
架の直流電源と、増設架の直流電源または基本架と接地
を共用する他の直流電源との間に配線等による混触が発
生しても、増設架の電源スイッチ(リレー接点)を自動
的にオフ状態にすることができ、共通制御部の接点制御
動作の信頼性を高めることができる。
源制御装置は、電源スイッチsw1がオフ操作された時
には、常にリレーを駆動する電源を遮断するので、基本
架の直流電源と、増設架の直流電源または基本架と接地
を共用する他の直流電源との間に配線等による混触が発
生しても、増設架の電源スイッチ(リレー接点)を自動
的にオフ状態にすることができ、共通制御部の接点制御
動作の信頼性を高めることができる。
【0068】また、この発明に係る電源制御装置の制御
方法は、電源スイッチをオフした時に、リレーの駆動電
源を強制的に遮断するようにしたので、基本架の直流電
源の出力に、増設架の直流電源の出力が混触した状態で
も、自動的に全ての増設架の電源スイッチを確実にオフ
することができる。
方法は、電源スイッチをオフした時に、リレーの駆動電
源を強制的に遮断するようにしたので、基本架の直流電
源の出力に、増設架の直流電源の出力が混触した状態で
も、自動的に全ての増設架の電源スイッチを確実にオフ
することができる。
【図1】この発明に係る電源制御装置の実施の形態要部
ブロック構成図
ブロック構成図
【図2】電源部の要部ブロック構成図
【図3】この発明に係るリレー駆動電源遮断手段の一実
施の形態要部ブロック構成図
施の形態要部ブロック構成図
【図4】この発明に係るリレー駆動電源遮断手段の別実
施の形態要部ブロック構成図
施の形態要部ブロック構成図
【図5】この発明に係るリレー駆動電源遮断手段の別実
施の形態構成図
施の形態構成図
【図6】従来の電源制御装置の全体ブロック構成図
【図7】従来の電源制御装置の動作シーケンス図
【図8】従来の電源制御装置の基本架の直流電源が混触
状態にある場合の動作シーケンス図
状態にある場合の動作シーケンス図
1 電源制御装置 2 共通制御部 3 リレーコイル 4 保安部 5 トランス 6 整流・平滑部 7 定電圧部 10,11,12 リレー駆動電源遮断手段 U1 基本架 U2〜Un 増設架 PS1〜PSn 電源部 sw1 電源スイッチ sw2〜swn リレー接点 AND 論理演算手段 Q スイッチング手段
Claims (5)
- 【請求項1】 交流電源を入力として直流電源を生成す
る電源部、前記電源部をオン/オフする電源スイッチを
備えた基本架と、前記交流電源を入力として任意の直流
電源を生成する電源部を備えた複数の増設架と、前記電
源スイッチのオン/オフ操作に対応して自動的に前記複
数の増設架の電源部をオン/オフするリレーを備えた共
通制御部と、からなる電源制御装置において、 前記基本架は、前記電源スイッチをオフした時に、前記
共通制御部のリレーを駆動する電源を遮断するリレー駆
動電源遮断手段を備えたことを特徴とする電源制御装
置。 - 【請求項2】 前記リレー駆動電源遮断手段は、前記基
本架の電源部の出力にダイオードを順方向に直列に挿入
するとともに、前記リレーを駆動する電源を前記ダイオ
ードのアノード側から供給することを特徴とする請求項
1記載の電源制御装置。 - 【請求項3】 前記リレー駆動電源遮断手段は、前記リ
レーを駆動する電源を前記基本架の電源部の整流・平滑
部の出力から供給することを特徴とする請求項1記載の
電源制御装置。 - 【請求項4】 前記リレー駆動電源遮断手段は、前記基
本架の電源部の出力に対応したレベルと前記基本架の電
源部の整流・平滑部の出力に対応したレベルとの論理演
算を行う論理演算手段、前記論理演算手段からの論理レ
ベルに基づいて前記リレーを駆動する電源をオン/オフ
するスイッチング手段を備えたことを特徴とする請求項
1記載の電源制御装置。 - 【請求項5】 交流電源を入力として直流電源を生成す
る電源部、前記電源部をオン/オフする電源スイッチを
備えた基本架と、前記交流電源を入力として任意の直流
電源を生成する電源部を備えた複数の増設架と、前記電
源スイッチのオン/オフ操作に対応して自動的に前記複
数の増設架の電源部をオン/オフするリレーを備えた共
通制御部と、からなる電源制御装置の制御方法であっ
て、 前記電源スイッチをオフした時に、前記複数の増設架の
直流電源の内、任意の直流電源の出力が前記基本架の直
流電源の出力に混触した状態でも、前記共通制御部の前
記リレーの駆動電源を強制的に遮断することを特徴とす
る電源制御装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401641A JP2002199582A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 電源制御装置及び電源制御装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401641A JP2002199582A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 電源制御装置及び電源制御装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002199582A true JP2002199582A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18866043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401641A Pending JP2002199582A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 電源制御装置及び電源制御装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002199582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101534800B1 (ko) * | 2015-01-09 | 2015-07-08 | 주식회사 서비전자 | 기능성 전등 스위치의 정전압 누설전류 유기장치 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401641A patent/JP2002199582A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101534800B1 (ko) * | 2015-01-09 | 2015-07-08 | 주식회사 서비전자 | 기능성 전등 스위치의 정전압 누설전류 유기장치 |
WO2016111475A1 (ko) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 주식회사 서비전자 | 기능성 전등 스위치의 정전압 누설전류 유기장치 |
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