JP2002199266A - ディジタル・カメラおよびその動作制御方法 - Google Patents

ディジタル・カメラおよびその動作制御方法

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JP2002199266A
JP2002199266A JP2000391754A JP2000391754A JP2002199266A JP 2002199266 A JP2002199266 A JP 2002199266A JP 2000391754 A JP2000391754 A JP 2000391754A JP 2000391754 A JP2000391754 A JP 2000391754A JP 2002199266 A JP2002199266 A JP 2002199266A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 解像度を低下させることなく,迅速にCCD
から映像信号を読み出す。 【構成】 ズーム倍率が1.25倍未満の場合には,垂直方
向において1/2の画素数となるように垂直転送路にお
いて1/2画素間引きを行い,かつ水平方向において1
/2の画素数となるようにCCDの水平転送路において
画素混合される。時刻tにおいてズーム倍率が1.25倍以
上となると,水平方向の画素混合は行われず,垂直方向
の画素数が1/4となるようにCCDの水平転送路が駆
動される。CCDから出力される映像信号によって表さ
れる画像の水平方向の画素数が,表示装置の表示画面の
水平方向の画素数以上となる。表示のために画素補間が
不要となるので,解像度の高い画像を表示装置に表示さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ズーム処理が可能なディジタ
ル・カメラ(ディジタル・スチル・カメラ,ムービ・ビ
デオ・カメラ,携帯型情報機器にカメラの機能を持たせ
たものを含む)およびその動作制御方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ディジタル・カメラにおいては,CCD
のような固体電子撮像素子によって被写体が撮像され
る。固体電子撮像素子の高画素化により高解像度の画像
が得られる。
【0003】また,ディジタル・カメラには,表示装置
が設けられているものもある。表示装置に被写体像を表
示しながら撮像アングルが決定される。ディジタル・カ
メラに設けられている表示装置の解像度はあまり高くな
い。固体電子撮像素子の解像度よりも低いのが一般的で
ある。
【0004】固体電子撮像素子を用いて1/60秒の一定
周期で被写体を撮像し,撮像によって得られた映像信号
により表される被写体像を,ディジタル・カメラに設け
られている表示装置に円滑にムービ表示するためには,
固体電子撮像素子から出力される映像信号によって表さ
れる画像の水平方向の画素数が表示装置の水平方向の画
素数に近い必要がある。
【0005】一方,電子ズームが可能なディジタル・カ
メラも普及してきた。ズーム指令が与えられることによ
り,被写体像の所定の領域内の画像が画素補間により拡
大される。
【0006】ムービ画像を表示装置に円滑に表示するた
めに画素が間引かれると解像度が低下する。このような
画像について,電子ズーム処理行うとさらに,画像の解
像度が低下することが多い。
【0007】
【発明の開示】この発明は,電子ズーム処理をしても解
像度が低下しないようにすることを目的とする。
【0008】この発明によるディジタル・カメラは,水
平方向および垂直方向に多数の光電変換素子が配置さ
れ,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向
に転送する垂直転送路および上記垂直転送路を垂直転送
された信号電荷を水平方向に水平転送する水平転送路を
備えた固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像し,被写
体像を表す映像信号を出力する撮像手段,上記撮像手段
から出力された映像信号によって表される被写体像を表
示画面に表示する表示装置,上記表示装置の表示画面上
に表示されている被写体像の中からズーム領域を指定す
るズーム領域指定手段,上記ズーム領域指定手段によっ
て指定されたズーム領域内の画像を1駒の画像として上
記表示画面上に表示されるように上記撮像手段から出力
される映像信号をズーム処理するズーム手段,ならびに
上記撮像手段から出力された映像信号によって表される
被写体像のうち,上記ズーム領域指定手段によって指定
されたズーム領域の水平方向の範囲に対応する水平領域
の画素数が,上記表示装置の水平方向の画素数以上のと
きに,水平方向に隣接する信号電荷が混合するように上
記水平転送路を駆動する第1の駆動手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0009】この発明は,上記ディジタル・カメラに適
した動作制御方法も提供している。すなわち,この方法
は,水平方向および垂直方向に多数の光電変換素子が配
置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直
方向に転送する垂直転送路および上記垂直転送路を垂直
転送された信号電荷を水平方向に水平転送する水平転送
路を備えた固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像し,
被写体像を表す映像信号を得,得られた映像信号によっ
て表される被写体像を表示画面に表示し,上記表示装置
の表示画面上に表示されている被写体像の中から指定さ
れたズーム領域内の画像を1駒の画像として上記表示画
面上に表示されるように上記撮像手段から出力される映
像信号をズーム処理し,撮像によって得られた映像信号
によって表される被写体像のうち,指定されたズーム領
域の水平方向の範囲に対応する水平領域の画素数が,上
記表示画面の水平方向の画素数以上のときに,水平方向
に隣接する信号電荷が混合するように上記水平転送路を
駆動するものである。
【0010】この発明によると,水平方向および垂直方
向に多数の光電変換素子が配列され,上記光電変換素子
に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路
および上記垂直転送路を垂直方向に転送された信号電荷
を水平方向に転送する水平転送路を備えた固体電子撮像
素子を用いて被写体が撮像される。撮像によって得られ
た映像信号によって表される被写体像が上記表示装置の
表示画面上に表示される。ズーム領域が指定されると,
その指定されたズーム領域内の画像が1駒の画像として
上記表示装置の表示画面上に表示されるようにズーム処
理される。
【0011】上記撮像手段から出力された映像信号によ
って表される被写体像のうち,上記ズーム領域指定手段
によって指定されたズーム領域の水平方向の範囲に対応
する水平方向の画素数が,上記表示装置の水平方向の画
素数以上のときに,水平方向に隣接する信号電荷が混合
するように上記水平転送路が駆動される。
【0012】上記ズーム領域の水平方向の画素数が上記
表示装置の水平方向の画素数以上のときは,上記表示装
置に被写体像を表示できないので水平方向の画素数を少
なくする必要がある。この発明によると,水平方向に隣
接する信号電荷(水平方向に隣接している上記光電変換
素子に蓄積されている信号電荷)が混合される。信号電
荷の混合により映像信号によって表される被写体像の画
素数が減少する。表示装置の表示画面上に表示できるよ
うになる。しかも,上記固体電子撮像素子から出力され
る映像信号によって表される被写体像の画素数が減少す
るので,固体電子撮像素子からの映像信号の出力が円滑
になる。ムービ画像を表示画面上に円滑に表示できるよ
うになる。
【0013】上記撮像手段から出力された映像信号によ
って表される被写体像のうち,上記ズーム領域指定手段
によって指定されたズーム領域の水平方向の範囲に対応
する水平領域の画素数が,上記表示装置の水平方向の画
素数未満のときには,上記水平転送路における信号電荷
の混合処理は停止されるので,解像度の高い被写体像を
表示装置の表示画面に表示させることができるようにな
る。
【0014】垂直方向に隣接する信号電荷を混合するよ
うに上記垂直転送路を駆動する第2の駆動手段をさらに
備えることが好ましい。
【0015】上記固体電子撮像素子から出力される映像
信号によって表される被写体像の垂直方向のライン数も
減少させることができるので,上記固体電子撮像素子か
ら円滑に映像信号を読み出すことができる。
【0016】上記第2の駆動手段は,水平方向に隣接す
る信号電荷を混合したときに上記固体電子撮像素子から
出力される映像信号の信号量と,水平方向に隣接する信
号電荷を混合しないときに上記固体電子撮像素子から出
力される映像信号の信号量とが同じとなるように,水平
方向に隣接する信号電荷の混合の有無に応じて間引き率
が変わるものであってもよい。
【0017】上記撮像手段から出力される映像信号の信
号量は一定となる。
【0018】
【実施例の説明】図1は,この発明の実施例を示すもの
で,ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示すブ
ロック図である。
【0019】ディジタル・スチル・カメラの全体の動作
は,CPU20によって統括される。
【0020】ディジタル・スチル・カメラは,電子ズー
ム機能を有している。電子ズーム指令,拡大率(ズーム
倍率),拡大すべきズーム領域の指定を与えるためのズ
ーム・スイッチ13からの出力信号は,CPU20に入力す
る。
【0021】ディジタル・スチル・カメラは,モード・
スイッチ14により画質優先モードと動き優先モードとを
選択的に設定できる。モードの設定を示す信号は,CP
U20に入力する。画質優先モードは,電子ズームのズー
ム倍率が所定のズーム倍率を超えたときに後述するCC
D2の駆動方式を変えて画像の解像度を向上させるもの
である。動き優先モードは,CCD2の駆動方式を固定
して表示装置8に表示される画像の動きを優先(画像の
動きが滑らかとなるようになる)ものである。
【0022】シャッタ・レリーズ・ボタン15の押し下げ
を示す信号もCPU20に入力する。
【0023】撮像レンズ1によって被写体像を表す光像
がCCD2の受光面上に結像する。
【0024】CCD2は,タイミング・ジェネレータ
(TG)12から出力される撮像同期信号VIその他の制御
信号によって制御される。撮像同期信号VIに同期して,
一定周期(1/60秒)で被写体像が撮像され,CCD2
から映像信号が出力される。CCD2から出力される映
像信号は,CDS(相関二重サンプリング)回路3を介
してアナログ/ディジタル変換回路4に入力する。アナ
ログ/ディジタル変換回路4においてアナログ映像信号
がディジタル画像データに変換される。ディジタル画像
データは,信号処理回路5に入力する。
【0025】ディジタル画像データは,信号処理回路5
において,ガンマ補正,白バランス調整などが行われ
る。信号処理回路5は,電子ズーム処理(画素補間処
理)を行う機能も有している。信号処理回路5から出力
された画像データは,エンコーダ6に入力する。エンコ
ーダ6において所定のエンコーディング処理も行われ
る。エンコーダ6には,CPU20から再生同期信号VDが
与えられており,この再生同期信号VDに同期して画像デ
ータがエンコーダ6から出力される。
【0026】ディジタル画像データは,アナログ/ディ
ジタル変換回路7においてアナログ映像信号に変換され
る。変換されたアナログ映像信号が表示装置8に与えら
れることにより,被写体像が一定周期でムービ表示され
る。この表示装置8は,水平方向640画素,垂直方向480
画素の画像を表示できるものである。
【0027】シャッタ・レリーズ・ボタン15の押し下げ
があると,信号処理回路5から出力された画像データ
は,メモリ・カード・コントローラ9に入力する。メモ
リ・カード・コントローラ9によって画像データがメモ
リ・カード10に記録される。
【0028】図2は,CCD2を模式的に示している。
【0029】CCD2は,水平方向に1600個のフォトダ
イオード12が配置され,垂直方向に1200個のフォトダイ
オード12が配置されている。したがって,CCD2から
出力される映像信号によって水平方向1600画素,垂直方
向1200画素の被写体像が得られることとなる。
【0030】垂直方向に配置されているフォトダイオー
ド12の各列の右側に隣接して,フォトダイオード12に蓄
積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路22が
多数配置されている。垂直転送路22の出力側には,垂直
転送路22内を垂直転送された信号電荷を水平方向に転送
する水平転送路24が配置されている。
【0031】フォトダイオード21に蓄積された信号電荷
の垂直転送路22へのシフト・パルス,垂直転送路22の駆
動パルスおよび水平転送路24の駆動パルスは,上述した
タイミング・ジェネレータ12から与えられる。また,後
述のようにCCD2は,垂直方向の画素を間引く垂直方
向画素間引き駆動および水平方向の画素を表す信号電荷
を混合することにより水平方向の画素数を減少する水平
画素混合駆動が可能である。垂直方向画素間引き駆動ま
たは水平画素混合駆動により,CCD2から出力される
映像信号の信号量が,すべてのフォトダイオード21に蓄
積された信号電荷を読み出すときよりも少なくなる。C
CD2からの映像信号の読み出し時間が速くなる。
【0032】図3(A)は、CCD2の一部を示してい
る。図3(B) および(C) は水平転送路24において信号電
荷が転送される様子を示すタイム・チャートである。
【0033】水平転送路24上には、水平転送電極E1か
らE4が周期的に形成されている。タイミング・ジェネ
レータ12から水平転送パルスφH1からφH4が出力さ
れる。水平転送電極E1からE4にこれらの水平転送パ
ルスφH1からφH4が与えられる。
【0034】上述したように1ライン分の信号電荷が垂
直転送路22から水平転送路24に入力すると、時刻T=T
1の時点で水平転送路24の水平転送電極E2,E3およ
びE4に水平転送パルスφH2,φH3およびφH4が
与えられる。すると、水平転送電極E2,E3およびE
4の下に電位井戸が形成される。形成された電位井戸
に、信号電荷が一時的に蓄積される。水平転送電極E
2,E3およびE4の下に電位井戸が形成されているの
で、水平方向に隣接するフォトダイオード12に蓄積され
ていた信号電荷が混合される。これにより、水平方向に
おいて画素数が1/2となる水平方向1/2画素混合が
行われたこととなる。
【0035】時刻T=T2となると、水平転送電極E1
およびE2に水平転送パルスφH1およびφH2が与え
られる。水平転送電極E1およびE2の下に電位井戸が
形成される。信号電荷が1水平転送電極分移動させられ
たこととなる。
【0036】以下、混合された信号電荷が混ざらないよ
うに電位井戸の間に電位障壁が形成されながら、信号電
荷が水平転送路24中を転送していく。
【0037】1水平ライン分の信号電荷が水平転送路24
から出力されると、次の水平ラインの信号電荷が水平転
送路24から出力される。
【0038】図4は,水平方向の画素数が1/2となる
ようにCCD2の水平転送路24を駆動し(水平方向1/
2画素混合),かつ垂直方向の画素数が1/2となるよ
うに垂直転送路22を駆動(垂直方向1/2画素間引き)
したときにCCD2から出力される映像信号によって表
される被写体像(CCD出力画像という)および表示装
置8に表示される被写体像(表示画像という)を示して
いる。図5は,水平方向の画素混合は行わず,垂直方向
の画素数が1/4となるように垂直転送路22を駆動(垂
直方向1/4画素間引き)したときにCCD2から出力
される映像信号によって表されるCCD出力画像および
表示画像を示している。
【0039】図6(A) から(C) は,CCD出力画像の垂
直方向の画素の一部を示している。図7(A) から(C)
は,CCD出力画像の水平方向の画素の一部を示してい
る。
【0040】上述したように,CCD2は水平方向1600
画素,垂直方向1200画素の画素数をもつものであり,記
録時には全画素分の映像信号がシャッタ・レリーズ・ボ
タン15の押下に応じてCCD2から出力される。CCD
2から出力された映像信号がディジタル画像データに変
換されて,メモリ・カード10に記録される。すなわち,
図6(A) に示すように,記録時においては,CCD2の
垂直転送路22における間引き処理は行われない。水平転
送路24における信号電荷の混合も行なわれない。したが
って, 192万画素(=1600画素×1200画素)の画像デー
タがメモリ・カード10に記録されることとなる。
【0041】画質優先モードが設定されている場合にお
いて,表示装置8にムービ表示するときには,CCD2
から出力される映像信号の信号量が少なくなるようにC
CD2が制御される。このCCD2の制御には2種類あ
る。
【0042】その1は,水平方向1/2画素混合垂直方
向1/2画素間引き駆動である。この駆動方法は,まず
CCD2の垂直転送路22において垂直方向の画素数が1
/2となるように画素間引きが行われるものである(図
6(B) 参照,実線が間引かれていない画素,破線が間引
かれた画素を示している)。垂直転送路22において垂直
転送された信号電荷は,水平転送路24に入力する。CC
D24の水平転送路24において,隣接する画素に蓄積され
た信号電荷が混合される(図7(B) 参照)。信号電荷が
混合されることにより,水平方向の画素数が1/2とな
る。CCD2から出力される映像信号の信号量(映像信
号によって表される画素の画素数)が少なくなるので,
映像信号を迅速にCCD2から読み出すことができるよ
うになる。
【0043】水平方向1/2画素混合垂直方向1/2画
素間引きによりCCD2を駆動すると,図4の左側に示
すように,水平方向 800画素(=1600画素/2),垂直
方向600画素(=1200画素/2)の48万画素(=1600×1
200)の画素数となる。画素数は,記録時の1/4とな
るのでCCD2から映像信号を迅速に読み出すことがで
きる。
【0044】このようにして読み出された映像信号が,
その後間引かれて水平方向 640画素垂直方向 480画素の
画像データとなる。上述のように表示装置8に与えられ
ることにより,ムービ画像が表示される。
【0045】その2は,垂直方向1/4画素間引き駆動
である。水平方向画素混合は行われない。CCD2の垂
直転送路22において垂直方向の画素数が1/4となるよ
うに画素間引きが行われるものである(図5,図6(C)
および図7(A) 参照)。垂直方向1/2画素間引きによ
りCCD2を駆動することにより,図5の上側に示すよ
うに水平方向1600画素垂直方向 300画素(=1200/4)
の画素数となる。この場合も上述したその1の駆動方法
と同じように,画素数は記録時の1/4となるので,C
CD2から映像信号を迅速に読み出すことができる。C
CD2から読み出された映像信号が,その後間引かれて
水平方向640画素垂直方向480画素の画像データとなる。
表示装置8の表示画面にムービ画像が表示されることと
なる。
【0046】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラにおいては,電子ズーム機能も有している。上述し
たようにズーム・スイッチ13から与えられる領域指定に
応じてズーム領域が決定される。表示装置8に表示され
ている表示画像を見ながらズーム領域が決定する。図4
の右側に示すように,表示装置8に表示される画像上に
ズーム領域Az1が表示される。このズーム領域Az1
内の画像が1駒の画像として表示装置8に表示されるよ
うに電子ズーム処理が行われる。
【0047】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラにおいては,水平方向のズーム倍率が1.25倍未満
は,水平方向1/2画素混合垂直方向1/2画素間引き
駆動が行われる。水平方向のズーム倍率が1.25倍以上と
なると水平方向の画素混合は行われず,垂直方向の1/
4画素間引きが行われる。すなわち,図4の右側に示す
ように,ズーム領域が水平方向512画素(512画素×1.25
=640),垂直方向384画素(384画素×1.25=480画素)
より大きければ,ズーム倍率は1.25倍未満なので,水平
方向1/2画素混合垂直方向1/2画素間引き駆動が行
われる。ズーム領域が水平方向512画素(512画素×1.25
=640),垂直方向384画素(384画素×1.25=480画素)
より小さければ,ズーム倍率は1.25倍以上なので水平方
向の画素混合は行われず,垂直方向の1/4画素間引き
が行われる。
【0048】表示画像上でズーム領域が,水平方向512
画素,垂直方向384画素であると,水平方向1/2画素
混合垂直方向1/2画素間引きの駆動により得られたC
CD出力画像におけるズーム領域Az2は,水平方向64
0画素垂直方向480画素の領域となる。水平方向のズーム
倍率が1.25以上となると,表示画像上におけるズーム領
域Az1の水平方向の画素数 512画素以下となり,水平
方向1/2画素混合垂直方向1/2画素間引きの駆動に
より得られたCCD出力画像においては,対応するズー
ム領域Az2の水平方向の画素数は640画素未満とな
る。
【0049】ところが,表示装置6の表示画面は,水平
方向640画素であるから,640画素となるように画素補間
しなければならない。画素補間により画質が低下してし
まう。このために,この実施例によるディジタル・スチ
ル・カメラでは,上述したように,ズーム倍率が1.25倍
以上となるときには,水平方向1/2画素混合垂直方向
1/2画素間引き駆動から垂直方向1/4画素間引きと
なるようにCCD2の駆動方法が変えられている。水平
画素混合が行われないので,CCD出力画像の水平方向
の画素数は,1600画素となる。画素補間せずに表示装置
8の表示画面に表示できる。高画質の画像を表示装置8
に表示させることができる。
【0050】図8は,ディジタル・スチル・カメラの駆
動方式を示すタイム・チャートである。
【0051】上述したように,ズーム倍率が1.25倍未満
の場合には,水平方向画素混合垂直方向1/2が素間引
き駆動が行われる。時刻tにおいてズーム倍率が1.25倍
以上となると,水平方向画素混合が行われず,垂直方向
1/4画素間引きとなる。上述したように垂直方向1/
4画素間引きにおいては,水平方向の画素補間が不要と
なるので,画質の低下を未然に防止できる。
【0052】また,水平方向画素混合垂直方向1/2画
素間引き駆動によりCCD2から出力された映像信号の
信号量と垂直方向1/4画素間引き駆動によりCCD2
から出力された映像信号の信号量とは同じ信号量とな
る。CCD2からの映像信号の読み出し時間が低下する
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【図2】CCDの構成を模式的に示している。
【図3】(A) はCCDの一部を,(b) および(C) は信号
電荷が転送される様子を示すタイム・チャートである。
【図4】水平方向1/2画素混合垂直方向1/2画素間
引きにより得られたCCD出力画像と表示画像との関係
を示している。
【図5】垂直方向1/4画素間引きにより得られたCC
D出力画像と表示画像との関係を示している。
【図6】(A) から(C) は,垂直転送路の駆動の様子を示
している。
【図7】(A) および(B) は,水平転送路の駆動の様子を
示している。
【図8】駆動方式が変化する様子を示すタイム・チャー
トである。
【符号の説明】
2 CCD 5 信号処理回路 8 表示装置 12 タイミング・ジェネレータ 13 ズーム・スイッチ 20 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向および垂直方向に多数の光電変
    換素子が配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号
    電荷を垂直方向に転送する垂直転送路および上記垂直転
    送路を垂直転送された信号電荷を水平方向に水平転送す
    る水平転送路を備えた固体電子撮像素子を用いて被写体
    を撮像し,被写体像を表す映像信号を出力する撮像手
    段,上記撮像手段から出力された映像信号によって表さ
    れる被写体像を表示画面に表示する表示装置,上記表示
    装置の表示画面上に表示されている被写体像の中からズ
    ーム領域を指定するズーム領域指定手段,上記ズーム領
    域指定手段によって指定されたズーム領域内の画像を1
    駒の画像として上記表示画面上に表示されるように上記
    撮像手段から出力される映像信号をズーム処理するズー
    ム手段,ならびに上記撮像手段から出力された映像信号
    によって表される被写体像のうち,上記ズーム領域指定
    手段によって指定されたズーム領域の水平方向の範囲に
    対応する水平領域の画素数が,上記表示装置の水平方向
    の画素数以上のときに,水平方向に隣接する信号電荷が
    混合するように上記水平転送路を駆動する第1の駆動手
    段,を備えたディジタル・カメラ。
  2. 【請求項2】 垂直方向の画素を間引くように上記垂直
    転送路を駆動する第2の駆動手段をさらに備えた請求項
    1に記載のディジタル・カメラ。
  3. 【請求項3】 上記第2の駆動手段が,水平方向に隣接
    する信号電荷を混合したときに上記固体電子撮像素子か
    ら出力される映像信号の信号量と,水平方向に隣接する
    信号電荷を混合しないときに上記固体電子撮像素子から
    出力される映像信号の信号量とが同じとなるように,水
    平方向に隣接する信号電荷の混合の有無に応じて間引き
    率が変わるものである,請求項2に記載のディジタル・
    カメラ。
  4. 【請求項4】 水平方向および垂直方向に多数の光電変
    換素子が配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号
    電荷を垂直方向に転送する垂直転送路および上記垂直転
    送路を垂直転送された信号電荷を水平方向に水平転送す
    る水平転送路を備えた固体電子撮像素子を用いて被写体
    を撮像し,被写体像を表す映像信号を得,得られた映像
    信号によって表される被写体像を表示画面に表示し,上
    記表示装置の表示画面上に表示されている被写体像の中
    から指定されたズーム領域内の画像を1駒の画像として
    上記表示画面上に表示されるように上記撮像手段から出
    力される映像信号をズーム処理し,撮像によって得られ
    た映像信号によって表される被写体像のうち,指定され
    たズーム領域の水平方向の範囲に対応する水平領域の画
    素数が,上記表示画面の水平方向の画素数以上のとき
    に,水平方向に隣接する信号電荷が混合するように上記
    水平転送路を駆動する,ディジタル・カメラの動作制御
    方法。
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