JPH10271381A - ビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラ装置

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Publication number
JPH10271381A
JPH10271381A JP10095970A JP9597098A JPH10271381A JP H10271381 A JPH10271381 A JP H10271381A JP 10095970 A JP10095970 A JP 10095970A JP 9597098 A JP9597098 A JP 9597098A JP H10271381 A JPH10271381 A JP H10271381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
imaging unit
interpolation
circuit
control circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP10095970A
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English (en)
Inventor
Naoki Yamamoto
直樹 山本
Takuya Imaide
宅哉 今出
Hiroyuki Komatsu
裕之 小松
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10271381A publication Critical patent/JPH10271381A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズーミング時、センサ受光面での読み取り領
域の位置を可変とする。 【解決手段】 いま、制御回路107にズーム比β/α=2
倍が設定されると、センサ駆動回路106はセンサ(撮像
部)101を駆動するが、センサ101は、そのセンサ受光面9
03のうちのズーム比に応じた(ア)や(イ)で示すように領
域を読み取る。制御回路107からは、垂直方向読出開始
アドレス901がセンサ駆動回路106に供給されてセンサ受
光面903での読み取り領域の垂直方向の開始位置が決ま
る。センサ101の出力信号は、画像処理回路108で制御回
路107からのズーム比β/αのデータ111に応じて拡大補
間を行なうが、制御回路107からの水平方向読出開始ア
ドレス902に応じた位置から拡大補間を行なう。水平方
向読出開始アドレス902をx1,x2と変化させ、また、垂
直方向読出開始アドレス901をy1,y2と変化させること
により、各題画面を(ア),(イ)と変化させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を用
いたビデオカメラ装置に係り、特に、ズーム操作を電子
的に行なうのに好適な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子的にズームした画像を得る方
法としては、特開昭64−80168号公報に記載のよ
うに、固体撮像素子(以下、センサという)から出力さ
れる映像信号を用いて、ズーム比に応じて画素と画素と
の間に新たな画素を補なったり、間引いたりすることに
より、所望のサイズに合わせることができる。
【0003】図12は、3/2倍の拡大処理を行なった
場合に、精度良く補間するために、加重平均をとった従
来例の説明図であって、(a)は補間前の画像データを
並べた状態を示し、(b)は3/2倍時の画素対応位置を
示すタイミングパルスである。また、(c)はズーム後の
画像データを並べた状態を示している。
【0004】この従来例における加重平均は、例えば、
同図(a)におけるg1及びg2の画素を例にとって説明す
る。同図(b)のタイミングパルス位置信号0は、画像デ
ータg1及びg2から各々m1=0及びn1だけ離れた位置
にあって、また、タイミングパルス位置信号1は、画像
データg1及びg2から各々m1及びn1だけ離れた位置に
ある。これにより、各タイミングパルス位置における補
間データh0,h1は、
【0005】
【数1】
【0006】で求められる。同図(c)は、上記直線補間
により、3/2倍にズームした結果を示している。この
方法によれば、精度良く算出可能である。しかし、2回
の掛け算と1回の割り算を行なう必要があり、ハードウ
エア化する場合には、コスト高になるほかに、回路が複
雑化してしまう。
【0007】これらの欠点を考慮し、簡単な回路構成
で、かつ、任意の関数により画素補間が行なえる従来例
を以下に説明する。
【0008】これは、画素間の補間用の関数を記憶する
ROM1309と、ズーム比に応じた補間アドレスを記
憶し、任意に書き換え可能なRAM1304とを用いる
もので、図13にこの従来例のブロック図を、図14に
具体的説明図を夫々示す。
【0009】図14(a)は入力された画像データ(ここ
では、g1=95,g2=5,g3=17,g4=68とす
る)を、図14(b)は分割数γ=4の場合の各分割位置
i=0〜3における補間用データδを、また、図14
(c)は拡大補間された出力データを夫々示す。
【0010】次に、図13において、連続した映像デー
タが入力される場合の直線補間について説明する。同図
の入力線1301に自分自身を示す画素g1→g2→g3
を入力すると共に、入力線1302にこれより1画素分
遅れた画素g2→g3→g4を各々同期入力して、出力線
1303に、数2で示すような拡大補間された映像デー
タhを出力する。
【0011】
【数2】
【0012】但し、
【0013】
【数3】
【0014】(ここで、INT{ }は、四捨五入して
得られる整数)。
【0015】なお、画像のズーム比β/αを5/3倍と
し、画素間の分割率γ(整数)を4とした場合には、補
間データの読み出しアドレスを示す整数iは、0≦i<
γ、即ち、i=0〜3の範囲にある値を示す。従って、
1〜g4において、i=0〜3に対応する補間用増分デ
ータは、上記数3により求められる値〔0,−23,−
45,−68,0,3,6,9,0,13,26,3
8,0〕となる。
【0016】まず、RAM1304にマイクロコンピュ
ータ等から、データ入力線1305を介して、既述の補
間データの読み出しアドレスiを設定しておく。ここ
で、その読み出しアドレスは、前述のように、i=0〜
3の範囲にあり、次の数4で定まる整数とする。
【0017】
【数4】
【0018】〔ここで、INT( )は四捨五入した整
数を示し、INT( )MDDγはINT( )/γの
余りを示す。整数kはk=0〜(β−1)、即ち、0〜
4であり、上記の場合、i=0,2,1,3,2の繰り
返しとなる 〕。
【0019】次に、入力線1301及び1302に入力
された画素データgn,gn+1は、減算器1306に供給
されてΔg=gn+1−gnの計算が行なわれ、出力線13
07に出力する。一方、補間画素が出力されるタイミン
グに同期してカウントを行なうカウンタ1308の値に
応じて、RAM1304よりiの値(i=0,2,1,
3,2)を順に読み出し、前記のΔgと併せ、ROM1
309の読み出しアドレスとして入力する。この結果、
読み出された画素補間用データは、i=0,2,1,
3,2の各々に対応して、補間用増分データ〔0,−4
5,3,9,26〕が次々に読み出されて、加算器13
10に入力される。
【0020】一方、この補間増分データと同期して入力
線1301から入力されている自分自身の画素データ
(g1=95,g2=5,g3=17,g4=68)も加算
器1310に供給され、上記数1に示す演算が行なわれ
て、出力端子1303に出力される。従って、出力線1
303への補間出力データは、次の数5のようになる。
【0021】
【数5】
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術で
は、ハードウエア化のコスト高及び回路の複雑化という
問題が生じ、その問題点を考慮した第2の従来技術で
は、RAM及びROMを用いてハードウエア化を計るこ
とにより、簡単な回路構成とすることが可能となるが、
複雑な演算をRAM及びROMを用いて行なうため、ソ
フトウエアが複雑化し、演算速度が遅くなるという問題
があり、これらには、一長一短があるのであるが、さら
に、これら第1,第2の従来技術も含めて、従来のビデ
オカメラ装置では、ズーミング時の固体撮像素子の撮像
面での映像信号の読み取り領域は固定されており、この
ため、例えば、ビデオカメラ装置を固定して所望被写体
の一部分を拡大して撮像するような場合、この被写体の
これまでとは異なる他の部分を拡大してみたいときに
は、ビデオカメラ装置の向きを変えるなどの手間が必要
となるという問題があった。
【0023】本発明の目的は、ズーム操作により出力さ
れる映像信号を得るための固体撮像素子の撮像面での画
素の読み取り領域を、該固体撮像素子の撮像面内で任意
に移動されることができるようにしたビデオカメラ装置
を提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ズーミング時に、固体撮像素子の撮像面
での水平,垂直方向の読み出しタイミングを各々別々に
設定する手段を取り入れたものである。
【0025】かかる構成により、ズーミングを行なった
際、水平,垂直方向の読み出しタイミングを別々に制御
することができるため、固体撮像素子の撮像面での画素
の読み出し領域の位置を任意に変更することができ、こ
の撮像面に得られる被写体像の任意の部分を拡大表示さ
せることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】まず、本発明に適用する電子ズー
ミング時の映像信号の内挿補間について説明する。図3
は本発明に適用する電子ズーミング時の映像信号の内挿
補間機能を実行するビデオカメラ装置の基本構成を示す
ブロック図であり、その動作方法を以下に述べる。
【0027】図3において、101はセンサ、103は
センサ101から出力されるセンサ読出し信号114を
アナログ・ディジタル変換するA/D変換器、104は
A/D変換器103から出力されるディジタルセンサ読
出し信号115を、Y信号及びC信号からなるディジタ
ル映像信号に変換するディジタル信号処理回路、105
はディジタル信号処理回路104から出力されるディジ
タル映像信号116をディジタル・アナログ変換するD
/A変換器であり、D/A変換器105より映像信号12
0を出力する。108はディジタル信号処理回路104
からディジタル映像信号112を入力することにより、
この映像信号112に内挿補間を行なう画像処理回路、
107は画像処理回路108を制御する制御回路であ
る。
【0028】図3において、ズーム比β/αでズームア
ップしようとする時、制御回路107は、ズーム比β/
αの逆数であるα/βのデータ111を画像処理回路1
08に入力する。センサ101から出力されるセンサ読
出し信号114は、A/D変換器103及びディジタル
信号処理回路104を経て画像処理回路108に供給さ
れ、上記α/βのデータ111に合わせて水平方向及び
垂直方向の内挿補間を施し、ディジタル補間信号113
として出力する。該ディジタル補間信号113は、ディ
ジタル信号処理回路104及びD/A変換器105を経
て、補間された映像信号であるY信号 及びC信号とし
て出力される。
【0029】次に、図3の画像処理回路108における
内挿補間の一例を図4,図5及び図6を用いて説明す
る。ここで、図4は上記内挿補間装置を示すブロック図
であり、図5及び図6は補間される画像データ,補間後
の画像データ及びそのタイミングを示している。
【0030】まず、図5(a)は入力された画像データ
(D0=45,D1=5,D2=10,D3=35とする)
を、同図(b)はズーム比β/α=5/3の時の画素対応位
置を示すタイミングパルスを、同図(c)はズーム後の
画像データを並べた状態を夫々示している。
【0031】上記従来例と同様に、加重平均をとると、
図5(b)のタイミングパルス位置信号1は、画像データ
0及びD1から各々X1,Y1だけ離れた位置にあり、同
様に、タイミングパルス位置信号2は、画像データD1
及びD2から各々X2,Y2だけ離れた位置にあり、タイ
ミングパルス位置信号3は、画像データD1及びD2から
各々X3,Y3だけ離れた位置にある。従って、各タイミ
ングパルス位置における補間データD1’,D2’,
3’は、数1と同様に、
【0032】
【数6】
【0033】で求められる。
【0034】ここで、X1+Y1=X2+Y2=X3+Y3
γとすると、数6は夫々
【0035】
【数7】
【0036】となり、同様にして、補間データは、図6
に示すタイミングで、D0’=45,D1’=21,
2’=6,D3’=9,D4’=20,D5’=35と順
次算出できる。従って、ズーム比β/α を用いて、任意
の補間映像データDn’をその近傍の映像データで生成
すると、次の数8で求められる。
【0037】
【数8】
【0038】ここで、INT1( )は小数点以下を切
り捨てて得られる整数、INT2()は小数点以下を切
り上げて得られる整数を示す。
【0039】従って、ズーム比の逆数α/βを順次加算
することにより、即ち、
【0040】
【数9】
【0041】により、演算に必要な入力映像データの選
択DY,DY-1、及び演算係数Xの算出ができる。
【0042】図4において、入力端子200からの映像
信号は、1Hメモリ201に順次入力され、その出力が
1Hメモリ202に順次入力される。アドレスコントロ
ーラ206には、上記ズーム比の逆数α/βが入力端子
209から入力され、上記の手段により、映像データを
選択するためのアドレス211として上記数8に示すY
を出力し、映像データを選択するためのアドレス212
として(Y−1)を出力する。
【0043】アドレス211に出力されたYは1Hメモ
リ201に供給される。この1Hメモリ201は、映像
データ214としてDYを出力し、アドレス212に出
力された(Y−1)は1Hメモリ202に供給される。
この1Hメモリ202は、映像データ213としてD
Y-1を出力する。映像データ213としてのDY-1は積算
器203に入力され、映像データ214としてのDY
積算器204に供給される。
【0044】一方、上記ズーム比の逆数α/βが入力端
子209から入力されると、係数演算器207は、演算
係数217として上記数8に示すXを出力し、また、演
算係数216として(1−X)を出力する。演算係数2
16として出力された(1−X)は積算器203に供給
されてDY-1と積算が行なわれ、その出力として、(1−
X)DY-1が得られる。また、演算係数217として出
力されたXは積算器204に供給されてDYと積算が行
なわれ、その出力として、XDYが得られる。これらの
結果を加算器205で加算して拡大補間し、映像データ
208として、上記数8に示す補間映像データDn’=
XDY+(1−X)DY-1を出力する。
【0045】図7はズーム比β/αを4/1(つまり、4
倍)にする場合の直線補間を示す図であり、α/β=1/
4としたもので、上記と同様の動作により、補間映像デ
ータ(c)が出力される。
【0046】また、ズーム比の逆数α/βは、例えば、
図7(d)に示すように割り振った8ビットのデータとし
て、図3に示す制御回路107から出力(111)すれば
よい。ここで、βが大きくなるほど、連続ズームの精度
が高くなることは言うまでもない。
【0047】図8は、図3に示したビデオカメラ装置に
おいて、ズーム比に連動してエンハンス(輪郭強調)量
を変化させることができるようにしたビデオカメラ装置
を示すブロック図である。
【0048】同図において、制御回路107より出力さ
れるズーム比β/αを示すデータ601をディジタル信
号処理回路に入力する手段を有するほかは、図3に示し
たビデオカメラ装置と同一のものである。
【0049】図9は図8に示すビデオカメラ装置でのエ
ンハンサの基本構成を示すブロック図であって、701
は遅延線、702は減算器、703はK倍増幅器、70
4は加算器である。
【0050】同図において、入力端子705より入力さ
れた映像データDnは、遅延線701により遅らされた
映像データDn-1と減算器702で減算処理された後、
増幅器703によりK倍に増幅され、加算器704で自
分自身の映像データDnと加算することにより、出力端
子706からエンハンスを施された映像データ(輪郭を
強調された映像データ)Dn’として出力される。
【0051】従って、Dn’は
【0052】
【数10】
【0053】となる。つまり、エンハンス量を変えると
いうことは、上記数10のKの値を変化させることであ
る。
【0054】以上の動作をもとに、このビデオカメラ装
置でのエンハンス動作を図10を用いて説明する。但
し、横軸は映像データのタイミングを、縦軸は該映像デ
ータの濃淡レベルを夫々示す。
【0055】同図において、濃淡レベルの変化のあるD
2とD3を用いて、エンハンス量K=K1とすると、同図
に示す映像データD3’が得られ、同様に、K=K2とす
ると、映像データD3”が得られる。このデータD3’,
3”を用いてズーム比を5/3に拡大補間したデータ
は、夫々、DD3’,DD3”;DD4’,DD4”;DD5’,
DD5”となり、濃淡レベルの異なる補間データが得られ
る。
【0056】従って、ズーム比β/αに応じたエンハン
ス量Kを増幅器703の設定することにより、拡大補間
以前の映像データのエンハンス量を変化させる。上記動
作により、内挿補間による鮮明度(解像度)の劣化を抑
えることが可能となる。
【0057】次に、本発明の実施形態を図面を用いて説
明する。図1は本発明によるビデオカメラ装置の第1の
実施形態を示すブロック図である。
【0058】この実施形態は、ズーム操作時にセンサ1
01のセンサ受光面(撮像面)での映像信号を読み出す
エリアの位置を、このセンサ受光面内で自由に選択可能
にしたものであって、同図(a)において、制御回路10
7より垂直方向読み出し開始アドレス901と水平方向
読み出し開始アドレス902とを出力し、各々をセンサ
駆動回路106及び画像処理回路108に供給するする
手段を設けたほかは、図3に示したビデオカメラ装置と
同一のものである。
【0059】同図(b)はズーム比β/α=2(2倍)の
ときのこの実施形態の説明図であって、903はセンサ
101のセンサ受光面に結ばれた被写体像を示し、90
4は拡大補間後の映像信号のモニタ画面を示している。
【0060】いま、センサ受光面903の(ア)の領域を
2倍にズームアップするとき、(ア)の領域のアドレスを
(x1,y1)とすると、垂直方向読み出し開始アドレス
901にはy1に、水平方向読み出し開始アドレス90
2にはx1に夫々相当するアドレスデータを与えること
により、垂直方向はセンサ101のセンサ受光面903
での読み出し開始ラインを、水平方向は拡大補間のスタ
ートのデータを個々選択されて、モニタ画面904の
(ア)に示す映像が出力される。
【0061】また、(イ)の領域をズームアップする時も
同様にして、垂直読み出し開始アドレスをy2に、水平
読み出し開始アドレスをx2に夫々相当するアドレスデ
ータとして与えることにより、モニタ画面904(イ)に
示す映像を出力可能となる。
【0062】このように、この実施形態では、垂直方向
読み出し開始アドレス901や水平方向読み出し開始ア
ドレス902を変えることにより、センサ受光面903
の任意の領域から映像信号を読み出し、拡大補間された
モニタ画面904を得ることができる。
【0063】図2は本発明によるビデオカメラ装置の他
の実施形態を示すブロック図である。この実施形態は、
図2(a)に示すように、図1(a)に示した実施形態に
画像のブレを検出する動き検出回路1001を設けたも
のであって、画像ブレ補正機能を有するビデオカメラ装
置である。同図(b)は、ズーム比β/α=2(2倍)のと
きのこの実施形態の動作説明図である。
【0064】図2(a),(b)において、センサ受光
面903の(ウ)の領域をズームアップして撮像している
時に、振動等によりブレが生じ、(ウ)の領域にあった被
写体が(エ)又は(オ)の領域に移動した際、動き検出回路
1001でその動いた方向と距離、つまり、動きベクト
ルを検出し、その動きベクトル情報1002を制御回路
107に供給して、水平方向読み出し開始アドレス90
2や垂直方向読み出し開始アドレス901を補正するこ
とによって、図2(b)のモニタ画面904に示すような
常に安定した映像を出力することができる。
【0065】図11は図1に示した実施形態の一変形例
を示すブロック図であって、この変形例は、水平方向と
垂直方向を各々別々のズーム比でズームアップできるよ
うにしたビデオカメラ装置である。
【0066】図11(a)において、ズーム比データ11
01,1102を別々の値に設定できることのほかは、
図1に示した実施形態と同一のものである。また、図1
1(b)はこの実施形態の動作説明図である。
【0067】図11(a),(b)において、センサ受
光面903に被写体像が結ばれているとする。このと
き、垂直方向はβ11、水平方向はβ22というズー
ム比データを各々1101,1102として、制御回路
107から画像処理回路108に供給することにより、
同図(b)の(カ),(キ)に示すような縦横のズーム比の
異なる映像の表示画面904を得ることができる。
【0068】また、(ク)に記すように、16:9のワイ
ドカメラに対応するように、アスペクト比を変換するこ
ともできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ズーム時、センサ受光面での読み出し領域の開始アドレ
スを任意に選択できるため、このセンサ受光面での映像
の任意の部分を拡大して表示することができる。
【0070】本発明によると、さらに、センサにブレが
あっても、上記読み出し領域をこのブレに追従させるこ
とができるため、ズームによって拡大された表示画面に
ブレが生ずることがなく、安定した表示画面が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオカメラ装置の一実施形態を
示す図である。
【図2】本発明によるビデオカメラ装置の他の実施形態
を示す図である。
【図3】本発明に適用する電子ズーム機能を有するビデ
オカメラ装置の基本構成を示すブロック図である。
【図4】図3における画像処理回路での内挿補間装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した内挿補間装置の補間動作を示す図
である。
【図6】図4に示した内挿補間装置による補間画像デー
タとそのタイミングを示す図である。
【図7】他のズーム比での図4に示した内挿補間装置に
よる補間画像データとそのタイミングを示す図である。
【図8】図3に示したビデオカメラ装置にエンハンスサ
を設けたビデオカメラ装置を示すブロック図である。
【図9】図8に示したビデオカメラ装置に用いたエンハ
ンスサを示す構成図である。
【図10】図9に示したエンハンサの動作を示す図であ
る。
【図11】図1に示した実施形態の一変形例を示す図で
ある。
【図12】ズーム比3/2倍の拡大処理での従来の加重
平均による内挿補間を示す図である。
【図13】従来の内挿補間装置の一例を示す図である。
【図14】図13に示した内挿補間装置の動作を示す図
である。
【符号の説明】
101 センサ 103 A/D変換器 104 ディジタル信号処理回路 105 D/A変換器 106 センサ駆動回路 107 制御回路装置 108 画像処理回路 111 ズーム比の逆数のデータ 901 垂直方向読み出し開始アドレス 902 水平方向読み出し開始アドレス 1001 動き検出回路 1002 動きベクトル情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 裕之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を光電変換して電気的なセンサ読
    出信号を出力する撮像部と、 該撮像部を駆動する撮像部駆動回路と、 設定されるズーム比でのズーミング撮像時、該撮像部の
    センサ受光面での読出範囲の位置を変化させるように、
    該撮像部駆動回路を制御する制御回路とを有することを
    特徴とするビデオカメラ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 画像ブレの方向,大きさを検出する動き検出回路を設
    け、 前記制御回路は、該動き検出回路の検出出力に応じて前
    記撮像部駆動回路を制御することにより、前記センサ受
    光面での前記読出範囲の位置を画面ブレに応じて変化さ
    せることを特徴とするビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】 光学像を光電変換して電気的なセンサ読
    出信号を出力する撮像部と、 該撮像部を駆動する撮像部駆動回路と、 該センサ読出信号をディジタル信号に変換するA/D変
    換器と、 該A/D変換器から出力されるディジタルセンサ読出信
    号を処理し、ディジタル映像信号として出力するディジ
    タル信号処理回路と、 該ディジタル信号処理回路から出力される該ディジタル
    映像信号の内挿補間を行なう画像処理回路と、 設定されるズーム比でのズーミング撮像時、垂直方向の
    読出開始アドレスと水平方向の読出開始アドレスとを生
    成する制御回路とを有し、 該撮像部駆動回路は、該制御回路からの該垂直方向の読
    出開始アドレスに従って該撮像部を駆動し、 該画像処理回路は、該制御回路からの該水平方向の読出
    開始アドレスに従って拡大補間を行なうことを特徴とす
    るビデオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 画像ブレの方向,大きさを検出する動き検出回路を設
    け、 前記制御回路は、該動き検出回路の検出出力に応じて前
    記水平,垂直方向の読出開始アドレスを変化させること
    により、前記センサ受光面での前記読出範囲の位置を画
    面ブレに応じて変化させることを特徴とするビデオカメ
    ラ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199266A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Fuji Photo Film Co Ltd ディジタル・カメラおよびその動作制御方法

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