JP2002199237A - 記録物の色再現方法 - Google Patents

記録物の色再現方法

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JP2002199237A JP2000397773A JP2000397773A JP2002199237A JP 2002199237 A JP2002199237 A JP 2002199237A JP 2000397773 A JP2000397773 A JP 2000397773A JP 2000397773 A JP2000397773 A JP 2000397773A JP 2002199237 A JP2002199237 A JP 2002199237A
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博一 村上
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーが要求する記録物の色をメーカーに
おいて正確に再現する場合において、高価な測色機を使
用せずに、より簡単な方法で正確性と迅速性を満たすよ
うメーカーとユーザー間でのカラーマッチングを行うこ
と。 【解決手段】 ユーザーが要求する記録物の色をメーカ
ーにおいて正確に再現する場合において、測色機を用い
ずに記録物の色を再現する方法であって、メーカーから
ユーザーへプロファイル作成ツール20を提供し、ユー
ザーが、記録物の画像データと、プロファイル作成ツー
ル20を使用して得られたプロファイルとを、デジタル
データとしてメーカーへ送り、メーカーがユーザーから
送られたデジタルデータをもとに記録物の色を再現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザーが要求す
る記録物の色をメーカーにおいて正確に再現する場合に
おいて、測色機を用いずに記録物の色を再現する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年デジタル画像を各種プリンタによ
り、紙やフィルム、あるいは布帛などのような様々な媒
体に記録することが普及してきている。特にデザイン性
の高いファッションやインテリア分野において、布帛の
フルカラー染色を可能にするインクジェット捺染技術へ
のニーズが高まってきている。同時に、かかる媒体に記
録する画像をインターネットなどの通信手段で遠隔地に
伝達し、その画像の色を正確かつ迅速に再現することが
求められている。特に記録媒体が布帛の場合には、プリ
ント工程に続き、発色、洗浄工程を必要とし、一般的に
染色メーカーが製造を行っているため、ユーザーの希望
する画像の色を正確に把握、再現する方法が早急に求め
られている。
【0003】色の再現方法としては、ICC(Internat
ional Color Consortium)プロファイルに代表される記
録に関与したデバイスのプロファイルを用いる方法が一
般的であり、かかるプロファイルは、CIE(国際照明
委員会)の表色系として知られているXYZ表色系等の
測色機や測色機能を有する機器を使用して得られる物理
量を利用したものが、広く知られている。
【0004】しかし、デバイスプロファイルの作成にあ
たって測色機を用いる方法では、膨大な数のカラーパッ
チを作成し、それぞれのカラーパッチの色の読み取り値
と測定値をいちいち合わせていかなければならないため
に膨大な作業量となり、迅速性に欠けるという難点があ
る。
【0005】また、デバイスプロファイルは、デバイス
の経時変化に伴い作成し直さなければならない。この場
合、ユーザーは測色機ならびにプロファイル作成ソフト
のツールを用いて、定期的にプロファイルを更新しなけ
ればならないが、これらのツールは安価なものではなく
ユーザーの負担を大きくする。特にユーザーが一般ユー
ザーなどの場合では、これを用いる者は皆無に等しい。
【0006】一方、測色機を用いないでデバイスプロフ
ァイルを作成する方法としては、例えば、特開平6−4
6448号公報、特開平11−252392号公報に開
示されたものがある。これはデバイス間の色表現上の特
性差に基づく不一致を改善するために、所定のカラーパ
ッチの色をスキャナー等で取り込んでプロファイルを作
成することにより、その色に各デバイスの色を合わせ込
むという相対的なカラーマッチングの手法をとってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな相対的なカラーマッチングの方法では、個々のユー
ザー内での各デバイスのカラーマッチングは可能であっ
ても、メーカーとユーザー間でのカラーマッチングは到
底望むべくもない。何となれば、両者で同一の校正用デ
バイス(例えば、スキャナー)を兼用しなければそのよ
うなカラーマッチングは実施できないからである。ま
た、最善でもカラーチャートを送付し合わなければなら
ないことになり、それではインターネットの有用性、利
便性に反する結果となるからである。
【0008】本発明は、ユーザーが要求する記録物の色
をメーカーにおいて正確に再現する場合において、前記
ICCプロファイルと同様に標準の色空間を用い絶対値
によるカラーマッチングを行うものであるが、高価な測
色機を使用せずに、より簡単な方法で正確性と迅速性を
満たすようメーカーとユーザー間でのカラーマッチング
を行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の記録
物の色再現方法は、ユーザーが要求する記録物の色をメ
ーカーにおいて正確に再現する場合において、測色機を
用いずに記録物の色を再現する方法であって、メーカー
からユーザーへプロファイル作成ツールを提供し、ユー
ザーが、記録物の画像データと、前記プロファイル作成
ツールを使用して得られたプロファイルとを、デジタル
データとしてメーカーへ送り、メーカーがユーザーから
送られた前記デジタルデータをもとに記録物の色を再現
することを特徴とする。
【0010】本発明に係る第2の記録物の色再現方法
は、ユーザーが要求する記録物の色をメーカーにおいて
正確に再現する場合において、測色機を用いずに記録物
の色を再現する方法であって、ユーザーが、記録物の画
像データとプロファイルの基礎データとを、メーカーへ
送り、メーカーがユーザーから送られた前記プロファイ
ル基礎データを用い、プロファイルを作成し、このプロ
ファイルと前記記録物の画像データとから記録物の色を
再現することを特徴とする。
【0011】本発明において、記録物は、印刷物、絵
画、写真など記録媒体に記録された物であれば特に限定
されない。一般的にはユーザーが印刷した印刷物が対象
となることが多い。また、本発明において作成されるプ
ロファイルは、記録物がユーザーが印刷した印刷物の場
合、印刷機のプロファイルであり、その他の場合は、デ
ジタル画像化デバイスのプロファイルである。
【0012】本発明においては、ユーザーは測色機を使
用しない。その代わりにユーザーあるいはメーカーはプ
ロファイル作成ツールを使用する。このツールをメーカ
ーからユーザーへ提供し、ユーザーがこのツールを使用
してプロファイルを作成し、このプロファイルとユーザ
ーの要求する記録物の元となる画像データとをメーカー
に、例えばインターネットを介して送るようにしたのが
第1の方法である。したがって、ユーザーは高価な測色
機を用いなくても、また専門的知識がなくても、プロフ
ァイル作成ツールにより作成したプロファイルと記録物
の元となる画像データを送るだけで、メーカー側におい
てユーザーの要求するとおりの記録物の色を再現するこ
とができる。本発明の第2の方法では、プロファイル作
成ツールはメーカー側に保留し、代わりに、ユーザーは
記録物の元となる画像データとプロファイル基礎データ
をメーカーに送るだけである。メーカーがユーザーから
送られてきたプロファイル基礎データからプロファイル
作成ツールによりプロファイルを作成し、このプロファ
イルと記録物の元となる画像データとから記録物の色を
再現する。したがって、ユーザーの作業量は少なくな
り、さらに簡単となる。また、プロファイル作成ツール
およびその使用方法に精通していなくてよい利点があ
る。
【0013】プロファイル作成ツールは、色空間を絶対
値で表現したカラーデータと印刷等の条件やカラー変換
に関するアプリケーションプログラムを含むツールであ
るので、あらゆるユーザーとメーカー間で、共通のプロ
ファイル作成ツールを使用することにより、絶対値によ
るカラーマッチングを行うことができる。したがって、
色の再現精度が向上し、またインターネット等を通じて
行われるため、ユーザーの要求を迅速かつ正確に満たす
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図14は本発明における実施の形態
を表すブロック図であり、ユーザーからメーカーに送ら
れる色表現に必要となるデータを表している。線は本
発明の第1の方法であり、メーカーにはプロファイルと
記録物の元となる画像データが送られる。線は本発明
の第2の方法であり、メーカーにはプロファイル基礎デ
ータと記録物の元となる画像データが送られる。線は
本発明の第2の方法において記録物がユーザーの印刷し
た印刷物となる場合の方法であり、メーカーには基本カ
ラーチップ画像の印刷物と記録物の元となる画像データ
が送られる。図から分かるとおり、線、では線の
途中工程で作成されるデータが用いられている。図1は
本発明の概念を示すシステムの構成図である。以下の説
明では本発明の第1の方法を用いて記録物がユーザーの
印刷した印刷物の場合について述べるが、これに限られ
るものではない。
【0015】図1において、まず、ユーザーは主にイン
ターネット100を通じてメーカーに対して本システム
の利用を請求する。メーカー側のホストコンピュータ1
0がその利用請求を受信すると、メーカーはそのユーザ
ーに対してプロファイル作成ツールを送信する。そし
て、そのユーザーは、そのプロファイル作成ツールを使
用して印刷機のプロファイルを作成し、そのプロファイ
ルと、ここでは示していないがユーザーが要求する記録
物の元となる画像データとを含む情報をメーカーへ送信
する。そしてメーカー側において、そのプロファイルと
記録物の元となる画像データをもとに記録物の色を再現
する。以上は、通信手段にインターネットを利用した場
合であるが、郵便、ファクシミリ、携帯電話その他の情
報伝達手段でも同様である。一般にはインターネットが
利用される。なお、以上のユーザーおよびメーカーの行
為ならびに作業内容については図3〜図6にフローが示
されている。
【0016】図2はプロファイル作成ツールの内容を示
す図である。プロファイル作成ツール20は、プロファ
イルの作成に関与するデータおよびアプリケーションを
含めたツールである。この場合、作成されるプロファイ
ルは、印刷機のプロファイルである。このプロファイル
作成ツール20は、プロファイル作成ソフト(DPA
1)のほかに、基本カラーチャート(T201)、基本
カラーチップ画像(T202)、基本カラーチップの印
刷条件(C201)、および基本カラーのデジタル画像
化条件(C202)を含んでいる。
【0017】基本カラーチャート(T201)は、複数
の所定の基本カラーを有するカラーチャートであり、メ
ーカーにおいて各基本カラーのXYZ系の表色値は既知
のものであり、色、色数および大きさはメーカーが印刷
物の色再現に際し必要十分なものである。
【0018】基本カラーチップ画像(T202)は、複
数の所定の基本カラーを有するカラーチップ画像であ
り、メーカーにおいて各基本カラーのRGB系の表色値
は既知のものであり、色、色数および大きさはメーカー
が印刷物の色再現に際し必要十分なものである。これら
の基本カラー(T201、T202)は、メーカーが了
承しているものであればよく、色および色数の条件は相
互に関連を持つ必要はない。また、これらには一般的に
入出可能である規格化(例えば、ANSI(アメリカ規
格協会)文書番号IT8.7/2)されたものが望ましいが、こ
の限りではない。
【0019】基本カラーチップの印刷条件(C201)
は、ユーザーが基本カラーチップ画像を印刷する際の、
主に印刷物の大きさに関する条件で、印刷機、用紙、色
材、色補正等の印刷条件を一意に制限するものではな
い。
【0020】基本カラーのデジタル画像化条件(C20
2)は、ユーザーが基本カラーチップの印刷物および基
本カラーチャートをデジタル画像化する際の主に解像度
および大きさに関する条件で、画像化機種、色温度、色
補正等の画像入力条件を一意に制限するものではない。
前記画像化機種には、スキャナー、あるいはデジタルカ
メラ等が含まれる。
【0021】図3は本システムを利用する場合のユーザ
ーの行為を示すフローである。まず、ユーザーは、メー
カーに本システムの利用を請求し(S300)、メーカ
ーから前記プロファイル作成ツール20を受け取る(S
301)。次に、このプロファイル作成ツール20を利
用して、図4に示すフローに従って印刷機のプロファイ
ルを作成し(S302)、作成したプロファイルと印刷
物の元となる画像データとを含むデジタルデータをメー
カーに送信する(S303)。
【0022】図4はユーザーがプロファイル作成ツール
20を使用して送信データを作成するまでのフローを示
すものである。はじめに、ユーザーは満足な印刷物が得
られるよう図2の印刷条件(C201)の範囲内で印刷
条件を決定し(S400)、印刷機の入力となるデジタ
ル画像Iを作成し(S401)、ついで、そのデジタル
画像Iを印刷することによって印刷物Pを作成する(S
402)。次に、印刷物Pと同じ印刷条件のもとで図2
の基本カラーチップ画像(T202)を印刷し、印刷物
Bを作成する(S403)。次に、印刷物Bと基本カラ
ーチャートとを図2のデジタル画像化条件(C202)
の範囲内でそれぞれ同一条件のもとでデジタル画像化
し、そのデジタル画像Dを作成する(S404)。そし
て、このデジタル画像Dから、ユーザーはプロファイル
作成ツール20を使用して印刷機のプロファイルを作成
し(S405)、そのプロファイルと前記デジタル画像
Iとを含む(S406)デジタルデータをメーカーに送
信する(S407)。
【0023】図5はメーカーの行為を示すフローであ
る。メーカーはユーザーから本システムの利用請求を受
け取ると(S500)、そのユーザーにプロファイル作
成ツール20を提供する(S501)。そして、ユーザ
ーから前記プロファイルと印刷物の元となるデジタル画
像Iとを受け取り(S502)、ユーザーの希望する印
刷物の色を再現する(S503)。当業者であれば理解
されるように、印刷機のプロファイルと、印刷物の元と
なる画像データとから印刷物の色再現は可能である。
【0024】図6はプロファイル作成フローを示すもの
である。印刷機のプロファイル基礎データは、基本カラ
ーを示すデジタル画像Dであり、基本カラーチップ画像
の印刷物B(図4)と基本カラーチャートとをデジタル
化した2種類の画像データが含まれる。そこでまず、デ
ジタル画像Dに含まれる各カラーパッチにおいて代表と
なるRGB系表色値M0、M1を抽出する(S60
0)。図7は、基本カラーチップ画像の印刷物を示すデ
ジタル画像を表している。M0、M1の抽出では、図7
に示すように、デジタル画像Dの範囲を指定(L1,L
2,L3)し、縦横の色数から小四角形で示される各カ
ラーパッチの中央座標O1、O2、・・・を求め、各カ
ラーパッチにおいてRGB値の部分的平均値を求めるこ
とにより表色値の集合体M0を得る。同様に、基本カラ
ーチャートを示すデジタル画像からは表色値の集合体M
1を得る。当業者であれば理解されるように、このよう
な操作は、プログラム化し、記憶、表示、操作手段を備
えた画像処理装置30(図13)上で実施することも可
能である。
【0025】次に、基本カラーチップ画像のRGB値と
RGB系表色値M0とで変換モデルM1000を作成し
(S601)、さらに基本カラーチャートの表色値とR
GB系表色値M1とで変換モデルM1001を作成する
(S602)。ここで述べる変換モデルはLUT(Look
Up Table)である。LUTとは、例えば、代表的な信
号に対する応答値を3次元テーブルに記憶させておき、
任意の信号から応答値を推定するために3次元テーブル
の代表点を参照し、この値をもとに3次元補間により求
める方法である。その後、変換モデルM1000と変換
モデルM1001とから求められる変換モデルM100
2を印刷機のデバイスプロファイルとして利用する(S
603、S604)。
【0026】上述した変換モデルにおいて、図8はデジ
タル画像Dにおいて基本カラーチップ画像の印刷物に関
わる色情報の関連を示している。デジタル画像Dは、基
本カラーチップ画像の印刷物をデジタル画像化した画像
データを含んでいる。したがって、基本カラーチップ画
像のRGB値が印刷機への入力RGB値となり、デジタ
ル画像Dには、印刷機の入力RGB値と印刷物の色との
関係(R800)と、印刷物の色とデジタル画像Dから
得たRGB値M0との関係(R801)が含まれ、両関
係から印刷物の色を介して、印刷機の入力RGB値とデ
ジタル画像Dから得たRGB値M0の関係(R802)
が含まれる。
【0027】図9はデジタル画像Dにおいて基本カラー
チャートに関わる色情報の関連を示している。デジタル
画像Dは、基本カラーチャートをデジタル画像化した画
像データを含んでいる。したがって、基本カラーチャー
トのXYZ系表色値とデジタル画像Dから得たRGB値
M1との関係(R900)が含まれる。また、図10は
印刷機のプロファイルにおける色情報の関係を示してい
る。印刷機のプロファイルには、印刷物のXYZ系表色
値と印刷機の入力RGB値との関係(R1000)が含
まれる。当業者であれば理解されるように、上述した変
換モデルはLUTのほかに、Neugebauer方式、ルータ条
件などを利用したものにすることも可能である。
【0028】本発明では、図11に示すように、図8の
印刷機の入力RGB値とデジタル画像Dから得たRGB
値の関係(R802)から変換モデルM1000を作成
し、図9の基本カラーチャートのXYZ系表色値とデジ
タル画像Dから得たRGB値との関係(R900)から
変換モデルM1001を作成する。両関係(R802、
R900)において、デジタル画像Dは同一条件のもと
でデジタル画像化された画像データであることから、デ
ジタル画像DのRGB値を介して、印刷機の入力RGB
値と基本カラーチップのXYZ系表色値との関係が成立
する。よって、変換モデルM1000と変換モデルM1
001とから変換モデルM1002を作成することがで
きる。当業者であれば理解されるように、上述した印刷
機の入力RGB値と基本カラーチップのXYZ系表色値
との関係は、図10の印刷物のXYZ系表色値と印刷機
の入力RGB値との関係(R1000)と等価であり、
変換モデルM1002を印刷機のプロファイルとみなす
ことができる。
【0029】図12は本システムに関わるユーザーおよ
びメーカー側のシステム構成例を示すブロック図であ
り、図13は図12の印刷物再現手段のさらに詳細な構
成例を示すブロック図である。図12において、12は
前記デジタル画像Iの印刷物作成手段、14は基本カラ
ーチャートおよびデジタル画像Iの印刷物Pをそれぞれ
デジタル画像化するためのデジタル画像化手段であり、
メーカーから提供されるプロファイル作成ツール20を
使用して、前記のように印刷機のプロファイルを作成
し、そのプロファイルとデジタル画像Iの画像データと
を含むプロフィル情報をメーカーに送るものである。こ
のプロファイル情報は、メーカー側のシステムにおける
印刷物再現手段30(例えば、図13の画像処理装置)
によって印刷物として再現される。
【0030】上述の実施形態では、画像データの表色値
をRGB値としたが、CMYK、L **b、XYZとい
ったあらゆる色空間表現において使用可能である。ま
た、上述の実施形態では、ユーザーの送信情報において
プロファイルをプロファイル基礎データや基本カラーチ
ップ画像の印刷物に変更し、プロファイル作成工程をメ
ーカー側に移すことも可能である。また、記録物が絵
画、写真などで、記録物の元となる画像データが無い場
合には、記録物をスキャナー、デジタルカメラ等の画像
化機種にて読み込み、記録物の画像データとしてもよ
い。この場合、図6において基本カラーチップ画像は省
略し、図11の変換モデルM1001を画像化機種のプ
ロファイルとして、記録物の画像データから記録物の色
を再現できる。ただし、この構成で用いられるデジタル
画像には、印刷物表面の粗さ、ほこり等のノイズやデジ
タル画像化時のモアレが加算されるため、記録物の色再
現としては前述の実施の形態で述べた印刷物の元となる
画像データを用いた方が好ましい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザーおよびメーカーのいずれも高価な測色機を用い
ることなく、ユーザーがメーカーから提供されるプロフ
ァイル作成ツールを使用してプロファイルを作成し、そ
のプロファイルと記録物再現の元となる画像データとを
含むデジタルデータをメーカーに送るだけで、ユーザー
の要求するとおりの記録物の色をメーカーにおいて正確
かつ迅速に再現することができる。プロファイル作成ツ
ールの提供を受けない、あるいは必要としない場合に
は、ユーザーはプロファイル作成の基礎となるプロファ
イル基礎データと記録物再現の元となる画像データとを
含むデジタルデータをメーカーに送るだけでよいので、
ユーザーの作業はさらに簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示すシステムの構成図である。
【図2】プロファイル作成ツールの内容を示す図であ
る。
【図3】本システムを利用する場合のユーザーの行為を
示すフローである。
【図4】ユーザー側において実行する送信データ作成フ
ローである。
【図5】メーカーの行為を示すフローである。
【図6】プロファイル作成フローである。
【図7】デジタル画像からRGB値を抽出するときの説
明図である。
【図8】基本カラーチップ画像の印刷物に関わる色情報
の関連を示す図である。
【図9】基本カラーチャートに関わる色情報の関連を示
す図である。
【図10】プロファイルにおける色情報の関連を示す図
である。
【図11】変換モデルの関連を示す図である。
【図12】本システムに関わるユーザーおよびメーカー
側のシステム構成例を示すブロック図である。
【図13】画像処理装置のブロック図である。
【図14】色再現方法の形態を表すブロック図である。
【符号の説明】
20 プロファイル作成ツール DPA1 プロファイル作成ソフト T201 基本カラーチャート T202 基本カラーチップ画像 C201 基本からチップの印刷条件 C202 基本カラーのデジタル画像化条件
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H113 AA01 AA04 BA17 FA21 FA24 FA51 FA56 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH01 5C077 LL19 MP08 PP32 PP37 PQ12 PQ23 SS02 TT08 5C079 HA01 HB01 HB03 HB05 HB08 LB02 MA04 NA03 NA11 NA17 NA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーが要求する記録物の色をメーカ
    ーにおいて正確に再現する場合において、測色機を用い
    ずに記録物の色を再現する方法であって、 メーカーからユーザーへプロファイル作成ツールを提供
    し、 ユーザーが、記録物の画像データと、前記プロファイル
    作成ツールを使用して得られたプロファイルとを、デジ
    タルデータとしてメーカーへ送り、 メーカーがユーザーから送られた前記デジタルデータを
    もとに記録物の色を再現することを特徴とする記録物の
    色再現方法。
  2. 【請求項2】 ユーザーが要求する記録物の色をメーカ
    ーにおいて正確に再現する場合において、測色機を用い
    ずに記録物の色を再現する方法であって、 ユーザーが、記録物の画像データとプロファイルの基礎
    データとを、メーカーへ送り、 メーカーがユーザーから送られた前記プロファイル基礎
    データを用い、プロファイルを作成し、このプロファイ
    ルと前記記録物の画像データとから記録物の色を再現す
    ることを特徴とする記録物の色再現方法。
  3. 【請求項3】 ユーザーが要求する記録物の色をメーカ
    ーにおいて正確に再現する場合において、測色機を用い
    ずに記録物の色を再現する方法であって、 ユーザーが、記録物の画像データと基本カラーチップ画
    像の印刷物とをメーカーへ送り、 メーカーがユーザーから送られた前記基本カラーチップ
    画像の印刷物を用い、プロファイルを作成し、このプロ
    ファイルと前記記録物の画像データとから記録物の色を
    再現することを特徴とする記録物の色再現方法。
  4. 【請求項4】 前記記録物が印刷物であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の記録物の色再現方
    法。
  5. 【請求項5】 前記画像データが、前記印刷物の元とな
    る画像データであることを特徴とする請求項4記載の記
    録物の色再現方法。
  6. 【請求項6】 ユーザーおよびメーカー間の通信手段
    が、インターネットを介する手段であることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の記録物の色再現方
    法。
  7. 【請求項7】 記録物の色の再現を、布帛に対して行う
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録
    物の色再現方法。
JP2000397773A 2000-12-27 2000-12-27 記録物の色再現方法 Pending JP2002199237A (ja)

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