JP2002199235A - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

画像処理装置およびその制御方法

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JP2002199235A
JP2002199235A JP2000395848A JP2000395848A JP2002199235A JP 2002199235 A JP2002199235 A JP 2002199235A JP 2000395848 A JP2000395848 A JP 2000395848A JP 2000395848 A JP2000395848 A JP 2000395848A JP 2002199235 A JP2002199235 A JP 2002199235A
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JP2000395848A
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Inventor
Akira Negishi
晃 根岸
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラデーション補正を目的として、画像にラ
ンダムノイズを付加すると濃度特性が変わるため、ラン
ダムノイズを付加せずにキャリブレーションを行った状
態で、ランダムノイズを加えたカラー画像を正確に色再
現することはできない。 【解決手段】 カラー複写機により、グラデーション補
正の各モードにおいて、テストチャートを出力した(S60
1)後、テストチャート(カラーパッチ)を読み取る(S60
2)。そして、グラデーション補正の各モードごとに、各
色成分ごとにキャリブレーション用の変換テーブルを算
出する。そして印刷ジョブのグラデーション補正のモー
ドに応じて適切なキャリブレーションテーブルを選択し
印刷する。さらに、グラデーション補正オフのテストチ
ャートの読取のみから、グラデーション補正の強度によ
る濃度特性の差分データを用いてグラデーション補正が
弱および強の場合のキャリブレーション用の変換テーブ
ルも算出し、キャリブレーション用のLUTへ格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
その方法に関し、例えば、カラー画像を出力する画像処
理装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータから出力されるカラー画像
を、インクジェット方式や電子写真方式のカラープリン
タを用いてプリントすることは一般化した。そして、プ
リンタ機能を有するカラー複写機によって、上記と同様
にカラー画像をプリントすることも一般化しつつある。
【0003】また、カラー複写機においては、単一機種
における色再現性の個体差を解消するキャリブレーショ
ンと呼ばれる補正機能を備えるが普通になっている。さ
らに、記録紙の種類の切替や、階調再現性向上のための
ランダムノイズ付加機能など、色再現に影響する画像形
成モードの設定を備えることも普通になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ランダムノイ
ズを付加すると濃度特性が変わるため、例えばランダム
ノイズを付加せずにキャリブレーションを行った状態
で、ランダムノイズを加えたカラー画像を正確に色再現
することはできない。
【0005】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、画像形成モードに応じて色再現性を補正する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0007】本発明にかかる画像処理装置は、原稿画像
を光学的に読み取り画像データを生成する読取手段と、
前記読取手段によって生成された画像データから画像形
成用データを生成する生成手段と、指定される画像形成
モードに応じて、色再現性を補正する処理を前記画像形
成用データに施す色補正手段と、前記画像形成用データ
に基づき記録媒体にカラー画像を形成する形成手段とを
有することを特徴とする。
【0008】本発明にかかる制御方法は、原稿画像を光
学的に読み取り画像データを生成する読取手段、前記読
取手段によって生成された画像データから画像形成用デ
ータを生成する生成手段、並びに、前記画像形成用デー
タに基づき記録媒体にカラー画像を形成する形成手段と
を有する画像処理装置の制御方法であって、指定される
画像形成モードに応じて、色再現性を補正する処理を前
記画像形成用データに施すことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
【第1実施形態】[システム構成]図1に実施形態のシス
テム構成例を示すブロック図である。
【0011】10BaseT、10Base5または100BaseTXなどの
Ethernet(登録商標)で構成されるネットワー
ク403には、パーソナルコンピュータ(PC)401およびカラ
ー複写機402が接続されている。なお、ネットワーク403
には他の機器も接続されるが、図1では割愛する。カラ
ー複写機402はネットワーク対応のPostScript(Adobe社
の登録商標)プリンタとして機能し、PC401から送られ
てくる画像データに基づきカラー画像を印刷することが
できる。
【0012】[カラー複写機]図2はカラー複写機402の
内部構成例を示すブロック図である。
【0013】スキャナ101は、原稿画像を光学的に読み
取って電気信号に変換し、一画素当りRGB各8ビットの輝
度情報をもつディジタル画像データ(主走査および副走
査方向ともに解像度400dpiのラスタデータ)を生成す
る。
【0014】画像処理部102は、入力される画像データ
に入力マスキング処理、ログ変換処理(RGBからCMYKへ
変換する)および出力マスキング処理などを施す。ルッ
クアップテーブル(LUT)103は、CMYKそれぞれに独立な、
入出力ともに8ビットの変換テーブルである。また、ノ
イズ付加回路115は、LUT103から出力される画像データ
の画素ごとに濃度をランダムに加算または減算する。こ
の処理によって、グラデーションの階調段差が目立たな
くなり、より滑らかなグラデーションとして印刷され
る。なお、ノイズ付加の強度は三段階に設定することが
でき、PC401上で稼動するプリンタドライバからグラデ
ーション補正として「オフ」「弱」「強」の三段階に切
替可能である。
【0015】プリンタ104は、面順次に入力されるCMYK
データに基づき、電子写真方式により記録紙にカラー画
像を形成する。
【0016】フレームバッファ105は、224MBの記憶サイ
ズを有するシンクロナスDRAM(SDRAM)で、CPU106の制御
に従い、スキャナ101から出力される画像データや装置
外から受信した画像データを記憶する。
【0017】CPU107は、システムバス106を介して、カ
ラー複写機402全体を制御する。なおCPU107には、例え
ばMIPS社のR5000(クロック500MHz)を用いる。ROM109
には、カラー複写機402のシステムがブートする際に働
くソフトウェアなどが格納されている。また、ワークRA
M110は、CPU107のワークメモリとして利用される32MBの
SDRAMであるが、具体的には、フレームバッファ105の22
4MBと合わせて256MBのSDRAMモジュールとして構成され
ている。
【0018】I/Oポート108は、システムバス106を介し
て送られてくる制御信号をスキャナ101やプリンタ104へ
中継するとともに、スキャナ101やプリンタ104のステー
タスやセンサ信号をシステムバス106へ中継する。
【0019】ハードディスクドライブ(HDD)112は、SCSI
コントローラ111を介してシステムバスに接続され、例
えば3.5インチサイズで、4.2GBの記憶容量を有する。ネ
ットワークインタフェイスカード(NIC)113は、システム
バス106とネットワーク403とのインタフェイスである。
また、カラー複写機402の操作部114は、LCDパネル、タ
ッチパネルおよびスイッチなどから構成される。
【0020】[コピー動作]カラー複写機402でコピー
を実行する場合は、スキャナ101が原稿画像を読み取
り、RGB画像データを生成する。生成されたRGB画像デー
タは、画像処理部102によりCMYK何れかの画像データに
変換され、LUT103を経てプリンタ104に送られ、電子写
真プロセスにより記録紙に色成分画像が記録される。そ
して、MCYKの順に、上記の動作を繰り返すことで記録紙
上にカラー画像が形成される。
【0021】[キャリブレーションの原理]キャリブレ
ーションには図3に示すようなテストチャートが用いら
れる。このテストチャートをカラー複写機402のプリン
タ104で出力し、その出力をスキャナ101で読み取ること
で、カラー複写機402の入力データxに対する出力濃度特
性yを得ることができる。
【0022】入力データxに対する出力濃度特性yは、図
4に一例を示すように、CMYK各色成分ごとにグラフに表
すことができる。ここでは、ある一色に注目して、図4
を用いてキャリブレーションの原理を説明する。
【0023】カラー複写機402の出力濃度特性をy=Scan1
(x)とし、カラー複写機402のプリンタ104の標準的な出
力濃度特性をy=Scan2(x)とする。一般に、出力可能な濃
度範囲は両者で異なる。すなわちScan1(0)≦y≦Scan1(2
55)と、Scan2(0)≦y≦Scan2(255)とは一致しない。そこ
で、Scan2(x)を下式によりScan1(0)≦y≦Scan1(255)に
正規化したScan2'(x)を求める。 Scan2'(x) = [{Scan2(x) - Scan2(0)}×{Scan1(255) -
Scan1(0)}/{Scan2(255) - Scan2(0)}] + Scan1(0)
【0024】そして、Scan1(x)の出力濃度特性をもつカ
ラー複写機をScan2'(x)の標準的な出力濃度特性の複写
機に調整するために、x'=LUT(x)という変換特性をもつL
UT103を下式によって求める。 LUT(x) = Scan1(-1)(x)(Scan'2(x)) ここで、Scan1(-1)(x)はScan1(x)の逆変換である
【0025】このようにして、入力画像データxをLUT
(x)で変換して出力することで、出力濃度特性が擬似的
にScan2'(x)になり、色味をキャリブレートすることが
できる。
【0026】[キャリブレーションセット]ノイズ付加
によるグラデーション補正を行うと、出力濃度特性が変
化してしまう。これは、ランダムなノイズを付加するか
ら平均濃度値は保存されるものの、画素データを+1した
場合と-1した場合とでは濃度の変化量が必ずしも一致し
ないため、実際の出力濃度が変化するためである。従っ
て、キャリブレーション実行時のグラデーション補正の
設定と、印刷実行時のグラデーション補正の設定が違え
ば正確な濃度調整は期待できない。
【0027】そこで第1実施形態においては、グラデー
ション補正の各設定に対応させキャリブレーション用LU
Tの設定も3セットもつことにする。図5は三つのキャリ
ブレーションを実現するためのLUT103の構成例を示す図
である。
【0028】VI<7..0>で示す8ビットの画像データが入
力され、LUT103により画素単位に変換されVO<7..0&gtで
示される8ビットの画像データが出力される。なお、画
像データの入出力はクロック信号VCLKに同期して行われ
る。
【0029】また、MCYKの面順次に画像データが処理さ
れるが、処理色は2ビットの信号COLOR<1..0>で示され
る。COLOR<1..0>が‘00’ならばC色成分、‘01’ならば
M色成分、‘10’ならばY色成分、‘11’ならばK色成分
を意味する。
【0030】LUT301の本体は、4Kバイトの記憶容量をも
つRAM501により実現される。LUT301の動作は、システム
バス106を介して入力されるMODE信号によりCPUモードお
よびVIDEOモードに切り替えられる。CPUモードは、CPU1
07からRAM501へテーブルデータを書き込むモードであ
る。また、VIDEOモードは、入力される画像データを変
換する、LUT本来のモードである。この切り替えは、セ
レクタ(SEL)502から504および制御信号切替回路(SEL)50
5によって行われる。
【0031】AD<11..0>およびD<7..0>はアドレスバスお
よびデータバス、制御信号切替回路505に入力されるRD
およびWRはリード信号およびライト信号である。また、
制御信号切替回路505に入力されるLUTCS信号は、テーブ
ルセレクト信号である。さらに、GS<1..0>はグラデーシ
ョン補正の設定により、オフなら‘00’、弱なら‘0
1’、強なら‘10’になる信号である。これらのバスはC
PU107に接続され、これらの信号はCPU107から供給され
る。
【0032】このように、LUT103は、CMYKそれぞれの変
換テーブルをもち、それらをグラデーション補正の設定
に応じてさらに切り替えることにより、複数のキャリブ
レーションセットを実現する。
【0033】図6はグラデーション補正がオフ時を基準
として、グラデーション補正が弱および強の場合の濃度
特性(差分データ)を示す図である。図6に対応するデ
ータはHDD112に保存されている。
【0034】[キャリブレーション処理]図7はキャリ
ブレーション処理の一例を示すフローチャートで、CPU1
07によって実行される処理である。
【0035】第1実施形態のキャリブレーションには、
前述したように、図3に示すような、CMYKそれぞれが00h
(0%)からFFh(100%)までの16段階の単色の濃度パッチが
一頁に印刷されたキャリブレーション用のテストチャー
トが用いられるが、このテストチャートをステップS601
でカラー複写機402によって出力する。この場合、グラ
デーション補正はオフにしておく。
【0036】テストチャートの出力が終了すると、テス
トチャートを原稿台に置くように指示するメッセージが
操作部114のLCDに表示される。オペレータが原稿台に決
められた向きにテストチャートを置いた後、所定のボタ
ンを押すと、ステップS602でスキャナ101が動作してテ
ストチャート(カラーパッチ)が読み取られる。
【0037】次に、ステップS603で、各色成分ごとに16
段階の出力濃度が読み取られたデータから、補間演算に
より、カラー複写機402の出力濃度特性y=Scan1(x)を算
出する。そして、前述したキャリブレーションの原理に
従い、各色成分ごとにキャリブレーション用の変換テー
ブルを算出し、その結果をLUT103のRAM501に格納する。
その際、HDD112に保存された図6に示すような濃度特性
の差分データを用いてグラデーション補正が弱および強
の場合のキャリブレーション用の変換テーブルも算出し
て、RAM501に格納する。
【0038】このようにして、印刷時のグラデーション
補正に対応するキャリブレーション用の変換テーブルが
設定され、画像データの変換に適用されることで、グラ
デーション補正の設定に影響されずに適切なキャリブレ
ーション結果が得られる。従って、一回のキャリブレー
ション操作により、グラデーション補正のような濃度再
現特性に影響を与える設定に応じた複数のキャリブレー
ション設定が可能になる。
【0039】なお、上記では、各色成分ごとに独立に処
理する例を示したが、より色味がマッチするように、最
大濃度のバランスを考慮したり、四次元の変換を行って
もよい。
【0040】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第3実施形態において、
第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付
して、その詳細説明を省略する。
【0041】第2実施形態におけるキャリブレーション
には、図8に示すようなテストチャートが用いられる。
つまり、グラデーション補正の三つの段階であるオフ/
弱/強(G.S.=Off/Fine/Coarse)およびCMYKのそれぞれに
ついて、00h(0%)からFFh(100%)までの16段階の単色の濃
度のパッチが一頁に印刷されたキャリブレーション用の
テストチャートである。
【0042】第2実施形態のキャリブレーション処理を
図7のフローチャートを参照して説明する。
【0043】まず、図8に示すような、グラデーション
補正の三つの強度およびCMYKのそれぞれについて、00h
(0%)からFFh(100%)までの16段階の単色の濃度パッチが
一頁に印刷されたキャリブレーション用のテストチャー
トがステップS601でカラー複写機402によって出力され
る。
【0044】テストチャートの出力が終了すると、テス
トチャートを原稿台に置くように指示するメッセージが
操作部114のLCDに表示される。オペレータが原稿台に決
められた向きにテストチャートを置いた後、所定のボタ
ンを押すと、ステップS602でスキャナ101が動作してテ
ストチャート(カラーパッチ)が読み取られる。
【0045】次に、ステップS603で、グラデーション補
正の強度および各色成分ごとに16段階の出力濃度が読み
取られたデータから、補間演算により、カラー複写機40
2の出力濃度特性y=Scan1(x)を算出する。そして、前述
したキャリブレーションの原理に従い、グラデーション
補正の強度および各色成分ごとにキャリブレーション用
の変換テーブルを算出し、その結果をLUT103のRAM501に
格納する。
【0046】このようにして、第1実施形態と同様に、
印刷時のグラデーション補正に対応するキャリブレーシ
ョン用の変換テーブルが設定され、画像データの変換に
適用されることで、グラデーション補正の設定に影響さ
れずに適切なキャリブレーション結果が得られる。従っ
て、一回のキャリブレーション操作により、グラデーシ
ョン補正のような濃度再現特性に影響を与える設定に応
じた複数のキャリブレーション設定が可能になる。
【0047】
【第3実施形態】以下、本発明にかかる第3実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第3実施形態において、
第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付
して、その詳細説明を省略する。
【0048】図9は第3実施形態におけるキャリブレーシ
ョン処理を説明するフローチャートである。
【0049】ステップS901で、キャリブレーションを行
うグラデーション補正の強度が選択されると、ステップ
S902で、選択されたグラデーション補正の強度に応じて
ノイズ付加回路115が設定され、図3に示すCMYKそれぞれ
が00h(0%)からFFh(100%)までの16段階の単色の濃度パッ
チが一頁に印刷されたキャリブレーション用のテストチ
ャートがカラー複写機402から出力される。
【0050】テストチャートの出力が終了すると、テス
トチャートを原稿台に置くように指示するメッセージが
操作部114のLCDに表示される。オペレータが原稿台に決
められた向きにテストチャートを置いた後、所定のボタ
ンを押すと、ステップS903でスキャナ101が動作してテ
ストチャート(カラーパッチ)が読み取られる。
【0051】次に、ステップS904で、各色成分ごとに16
段階の出力濃度が読み取られたデータから、補間演算に
より、カラー複写機402の出力濃度特性y=Scan1(x)を算
出する。そして、前述したキャリブレーションの原理に
従い、各色成分ごとにキャリブレーション用の変換テー
ブルを算出し、その結果をLUT103のRAM501に格納する。
【0052】上記の処理をグラデーション補正の三つの
強度ごとに行えば、強度それぞれに応じたキャリブレー
ションテーブルがLUT103に格納されることになる。
【0053】このようにして、第1実施形態と同様に、
印刷時のグラデーション補正に対応するキャリブレーシ
ョン用の変換テーブルが設定され、画像データの変換に
適用されることで、グラデーション補正の設定に影響さ
れずに適切なキャリブレーション結果が得られる。従っ
て、一回のキャリブレーション操作により、グラデーシ
ョン補正のような濃度再現特性に影響を与える設定に応
じた複数のキャリブレーション設定が可能になる。
【0054】なお、第3実施形態においては、グラデー
ション補正の設定(強度)に応じて、複数の画像形成モ
ードそれぞれについてキャリブレーション操作を行う必
要があり、第1および第2実施形態に比べて若干煩雑な操
作が要求される。しかし、第1実施形態のように特別な
データ(図6参照)を用意する必要もないし、第2実施形
態のように特別なテストチャート(図8参照)を用意す
る必要もない。
【0055】上述した各実施形態では、印刷モードとし
てグラデーション補正の強度を例に取り上げたが、例え
ば普通紙/厚紙/色紙などの記録紙の種類や線数切替な
ど、濃度再現特性に影響を与える印刷モードに応じたキ
ャリブレーションテーブルをLUT103に格納し、それら印
刷モードに応じたキャリブレーションテーブルによりキ
ャリブレーションを行っても構わない。
【0056】上述した各実施形態によれば、グラデーシ
ョン補正のような濃度再現特性に影響を与えるような印
刷モードを切り替えると、その印刷モードに最適なキャ
リブレーションテーブルを使用したキャリブレーション
が実行されるので、常に安定した色味の出力を得ること
ができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成モードに応じて色再現性を補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステム構成例を示すブロック図、
【図2】カラー複写機の内部構成例を示すブロック図、
【図3】キャリブレーション用のテストチャートを説明
する図、
【図4】入力データxに対する出力濃度特性yを説明する
図、
【図5】LUTの構成例を示す図、
【図6】グラデーション補正がオフ時を基準として、グ
ラデーション補正が弱および強の場合の濃度特性(差分
データ)を示す図、
【図7】キャリブレーション処理の一例を示すフローチ
ャート、
【図8】第2実施形態で用いられるキャリブレーション
用のテストチャートを説明する図、
【図9】第3実施形態におけるキャリブレーション処理
の一例を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB11 AC04 BA09 BC01 DA13 EA12 FA13 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CE17 CH07 CH08 5C077 LL19 MM27 MP01 MP08 NN02 PP15 PP32 PP33 PP37 PP48 PQ12 PQ23 SS02 TT02 TT06 5C079 HB03 KA04 LA12 LB01 MA04 MA10 MA11 NA03 NA05 PA02 PA03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読み取り画像データ
    を生成する読取手段と、 前記読取手段によって生成された画像データから画像形
    成用データを生成する生成手段と、 指定される画像形成モードに応じて、色再現性を補正す
    る処理を前記画像形成用データに施す色補正手段と、 前記画像形成用データに基づき記録媒体にカラー画像を
    形成する形成手段とを有することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記色補正手段は、前記形成手段におけ
    る色再現性の固体間差を補正するキャリブレーションを
    行うことを特徴とする請求項1に記載された画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記色補正手段は、複数の画像形成モー
    ドにそれぞれ対応する複数のデータ変換テーブルによ
    り、前記補正処理を行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記色補正手段は、前記キャリブレーシ
    ョン用の画像データを生成し、その画像データに基づく
    カラー画像を前記形成手段に形成させるテストチャート
    形成手段、並びに、形成されたテストチャートの画像を
    前記読取手段により読み取らせ、得られた画像データに
    基づき前記データ変換テーブルを生成するテーブル生成
    手段を有することを特徴とする請求項3に記載された画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記テストチャート形成手段は、複数の
    画像形成モードそれぞれに対応するカラーパッチを有す
    る前記キャリブレーション用の画像データを生成するこ
    とを特徴とする請求項4に記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記テーブル生成手段は、複数の画像形
    成モード間における濃度特性の差分情報を有し、前記差
    分情報を使用して、一度に、複数のデータ変換テーブル
    を生成可能であることを特徴とする請求項4に記載され
    た画像処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記色補正手段から出力される
    画像形成用データに前記画像形成モードに応じた画像補
    正を施す画像補正手段を有することを特徴とする請求項
    1から請求項6の何れかに記載された画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像補正手段はグラデーション補正
    を施すことを特徴とする請求項7に記載された画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記画像補正手段は、指定された画像形
    成モードに応じた強度のノイズを前記画像形成用データ
    に付加することを特徴とする請求項8に記載された画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 原稿画像を光学的に読み取り画像デー
    タを生成する読取手段、前記読取手段によって生成され
    た画像データから画像形成用データを生成する生成手
    段、並びに、前記画像形成用データに基づき記録媒体に
    カラー画像を形成する形成手段とを有する画像処理装置
    の制御方法であって、 指定される画像形成モードに応じて、色再現性を補正す
    る処理を前記画像形成用データに施すことを特徴とする
    制御方法。
  11. 【請求項11】 前記色再現性の補正処理は、前記形成
    手段における色再現性の固体間差を補正するキャリブレ
    ーションであることを特徴とする請求項10に記載された
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記色再現性の補正処理は、複数の画
    像形成モードにそれぞれ対応する複数のデータ変換テー
    ブルにより行われることを特徴とする請求項10または請
    求項11に記載された制御方法。
  13. 【請求項13】 前記色再現性の補正処理は、前記キャ
    リブレーション用の画像データを生成し、その画像デー
    タに基づくカラー画像を前記形成手段に形成させ、そし
    て、形成されたテストチャートの画像を前記読取手段に
    より読み取らせ、得られた画像データに基づき前記デー
    タ変換テーブルを生成することを特徴とする請求項12に
    記載された制御方法。
  14. 【請求項14】 前記テストチャートの形成処理におい
    て、複数の画像形成モードそれぞれに対応するカラーパ
    ッチを有する前記キャリブレーション用の画像データが
    生成されることを特徴とする請求項13に記載された制御
    方法。
  15. 【請求項15】 前記テーブルの生成処理は、複数の画
    像形成モード間における濃度特性の差分情報を使用し
    て、一度に、複数のデータ変換テーブルを生成可能であ
    ることを特徴とする請求項13に記載された制御方法。
  16. 【請求項16】 読取部により原稿画像を光学的に読み
    取って生成された画像データから画像形成用データを生
    成し、像形成部により前記画像形成用データに基づき記
    録媒体にカラー画像を形成させる画像処理装置を制御す
    るプログラムコードが記録された記録媒体であって、前
    記プログラムコードは少なくとも、 指定される画像形成モードに応じて、色再現性を補正す
    る処理を前記画像形成用データに施すステップのコード
    を有することを特徴とする記録媒体。
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