JP2002198992A - 通信装置及び通信システム並びに通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信システム並びに通信方法

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JP2002198992A
JP2002198992A JP2000396937A JP2000396937A JP2002198992A JP 2002198992 A JP2002198992 A JP 2002198992A JP 2000396937 A JP2000396937 A JP 2000396937A JP 2000396937 A JP2000396937 A JP 2000396937A JP 2002198992 A JP2002198992 A JP 2002198992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Diffserve等のクラスに応じた
品質の通信を提供可能な網において、ユーザの所望のク
ラスで網が提供するサービスを受けること。 【解決手段】 ユーザから選択されたクラス情報をユー
ザインタフェース101で受け付け、そのクラス情報を
クラス情報登録部102で登録する一方、網200が提
供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケ
ーション部103からのデータを、プロトコル処理部1
04でクラス情報登録部102に登録されたクラス情報
に基いてパケット化し、生成されたパケットをパケット
送信部105で網200に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つのサービスに
対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通
信を提供することが可能な網に接続される通信装置及び
通信システム並びに通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットが広く普及するにしたが
って、音声や映像等のリアルタイムデータをもインター
ネット上で伝送しようとする要求が高まってきている。
しかしながら、インターネットはベストエフォート型の
ネットワークであり、厳密な通信品質(QoS: Quality of
Service)を保証することは難しく、遅延に対して厳し
い制約が要求されるリアルタイムデータの伝送には向い
ていない。そこで、IETF(The Internet Engineerin
g Task Force)では、インターネットにて通信品質を相
対的に保証する仕組みを提供すべく、Diffserv
e(Differentiated Services)の標準化を進めている。
【0003】このようなDiffserveでは、トラ
ヒックは、いくつかのDiffserveクラスに分類
され、Diffserve網内においてDiffser
veクラス毎に異なった扱いを受ける。一般にDiff
serveでは、音声や映像など遅延に厳しいトラヒッ
クには、最優先で処理されるDiffserveクラス
を割り当て、データ通信など高信頼が要求されるトラヒ
ックには、高信頼で処理されるDiffserveクラ
スを割り当てる。各トラヒックに対するクラスは、Di
ffserve網への入り口となるルータなどの通信装
置において、予めDiffserve網の管理者により
入力された設定に応じて割り当てられる。管理者により
入力される設定としては、例えば、送信されるデータ容
量、端末の種類や送信されるIPアドレスやポート番号
等が該当する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の通信装置では、管理者がどのクラスを用い
るかを設定できるのみであるため、実際にデータを送出
しているユーザがクラスを選択できないとの問題があっ
た。また、装置が送出しているデータのトラヒック特性
を計測し、それに見合ったクラスを自動的に選択するよ
うなことも不可能であり、さらに通信中に動的にクラス
を変更することも不可能であるとの問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ユーザの所望のクラスで網が提供するサ
ービスを受けることができる通信装置及び通信システム
並びに通信方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、一
つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに
応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する
通信装置であって、ユーザから選択されたクラス情報を
受け付けるユーザインタフェース部と、前記クラス情報
を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供するサー
ビスを利用するための機能を備えるアプリケーション部
と、前記アプリケーション部からのデータを前記クラス
情報登録部に登録された前記クラス情報に基いてパケッ
ト化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理部が
生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部
と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部
と、を具備する構成を採る。
【0007】この構成によれば、ユーザがユーザインタ
フェース部より通信に使用するクラスを選択すること
で、クラス情報登録部に登録するクラス情報を更新する
ことができる。この結果、プロトコル処理部が生成する
パケットは、ユーザが選択したクラス情報を設定された
上で、パケット送信部を介して網へと送信される。した
がって、ユーザは、自身が選択したクラスで網のサービ
スを受けることができる。また、通信開始前にクラスを
選択するだけでなく、通信中の任意の時点でクラス情報
を変更することができるので、網の状態変化や通信相手
装置の状態の変化などにより通信中にサービスの品質が
著しく変わってしまった場合においても、ユーザがその
状態に最適なクラスを選択することができる。
【0008】本発明の通信装置は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供することが可能な網に接続する通信装置であっ
て、前記網が提供するサービスを利用するための機能を
備えると共に通信に使用するクラス情報を選択するアプ
リケーション部と、前記クラス情報を登録するクラス情
報登録部と、前記アプリケーション部からのデータを前
記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基い
てパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル
処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット
送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受
信部と、を具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、アプリケーション部が
自身が出力するデータのトラヒック特性に応じたクラス
を選択し、クラス情報登録部へ設定する。この結果、プ
ロトコル処理部が生成するパケットは、アプリケーショ
ン部が選択したクラス情報を設定された上でパケット送
信部を介して網へと送信される。したがって、ユーザ
は、実際にデータを出力するアプリケーション部が選択
したクラスで網のサービスを受けることができる。 こ
のとき、アプリケーション部は、自身が出力するデータ
に基いてクラスを選択するので、そのトラヒック特性を
正確に把握することができる。したがって、アプリケー
ション部は、データを送信するのに適切なクラスを選択
することができる。アプリケーション部が最適なクラス
を自動的に選択するので、ユーザがクラスを選択するこ
となく、最適なクラスで網のサービスを受けることでき
る。
【0010】本発明の通信装置は、前記網が提供するサ
ービスにおけるクラスとそのクラスがサポート可能な品
質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを
具備し、前記クラス情報を選択する際、前記アプリケー
ション部は、前記マッピングテーブルを参照する構成を
採る。
【0011】この構成によれば、アプリケーション部
は、マッピングテーブルに登録された品質情報を参照し
てクラス情報を選択するので、出力するデータに見合っ
たクラス情報を適切に選択することができる。
【0012】本発明の通信装置は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供することが可能な網に接続する通信装置であっ
て、通信開始後に前記網に出力されるパケットのトラヒ
ック特性を測定し、測定したトラヒック特性に見合った
通信品質のクラス情報を選択する通信測定部と、前記ク
ラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供
するサービスを利用するための機能を備えるアプリケー
ション部と、前記アプリケーション部からのデータを前
記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基い
てパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル
処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット
送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受
信部と、を具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、通信測定部が実際に送
信されるデータのトラヒック特性を測定しそれに見合っ
たクラスを選択し、クラス情報登録部に設定する。この
結果、プロトコル処理部が生成するパケットは、通信測
定部が選択したクラス情報を設定された上で、パケット
送信部を介して網へと送信される。したがって、ユーザ
は、実際に送信されているデータに最適なクラスのサー
ビスを受けることができる。通信測定部が最適なクラス
を自動的に選択するので、ユーザがクラスを選択するこ
となく、最適なクラスで網のサービスを受けることでき
る。なお、アプリケーション部は、クラス選択手順と一
切関与しないため、アプリケーション部には何らの特別
な機能を追加する必要はない。
【0014】本発明の通信装置は、前記網が提供するサ
ービスにおけるクラスとそのクラスがサポート可能な品
質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを
具備し、前記クラス情報を選択する際、前記通信測定部
は、前記マッピングテーブルを参照する構成を採る。
【0015】この構成によれば、通信測定部は、マッピ
ングテーブルに登録された品質情報を参照してクラス情
報を選択するので、送信するデータに見合ったクラス情
報を適切に選択することができる。
【0016】本発明の通信装置は、前記網から選択可能
なクラス情報をダウンロードするダウンロード部を具備
し、前記ユーザインタフェース部は、ユーザから選択さ
れたクラス情報が前記選択可能なクラス情報である場合
に当該クラス情報を受け付ける構成を採る。
【0017】この構成によれば、ユーザは、ダウンロー
ド部が網からダウンロードした選択可能なクラス情報が
選択された場合にのみ、クラス情報登録部のクラス情報
が更新される。したがって、網は、そのときの輻輳状態
やユーザの権限などに応じてユーザが選択可能なクラス
を制限することができる。
【0018】本発明の通信装置は、前記網から前記マッ
ピングテーブルをダウンロードするダウンロード部を具
備し、前記網の状態に応じて前記アプリケーション部又
は前記通信測定部が選択可能なクラス情報が更新される
構成を採る。
【0019】この構成によれば、アプリケーション部又
は通信測定部は、ダウンロード部が網からダウンロード
したマッピングテーブルに登録されたクラス情報のみを
選択することとなる。したがって、網は、通信中に選択
可能なクラス情報を動的に変更することができる。この
結果、網は、そのときの輻輳状態や接続しているユーザ
の権限などに応じて通信装置が選択可能なクラスを制限
することができる。
【0020】本発明の通信装置は、前記ユーザインタフ
ェース部は電話機で構成され、前記電話機からの入力に
より前記クラス情報が選択される一方、前記アプリケー
ション部は前記電話機との間で呼制御情報及びデータの
通信を行う構成を採る。
【0021】この構成によれば、通信装置のユーザイン
タフェースとして電話機が接続されている場合において
も、ユーザは、電話機から入力することで通信に使用す
るクラスを選択することができる。また、電話機とアプ
リケーション部との間で呼制御情報のやり取りをするこ
とで、電話機での電話の発着信を行うことができ、さら
に、電話機とアプリケーション部との間でデータのやり
取りをすることで、電話機において音声の入出力を行う
ことができる。この結果、電話機を用いて網の電話サー
ビスと接続することができる。
【0022】本発明の通信装置は、前記ユーザインタフ
ェース部は、前記クラス情報を受け付ける場合に通信相
手の通信装置に前記クラス情報を通知する旨の指示を受
け付け、前記プロトコル処理部は、前記クラス情報を通
知する旨の指示に応じて前記クラス情報を含むクラス情
報通知パケットを生成する一方、通信相手の通信装置か
ら送信されるクラス情報通知パケットを受け取るとこの
クラス情報通知パケットに含まれるクラス情報を抽出し
前記ユーザインタフェース部を介して前記クラス情報登
録部に渡す構成を採る。
【0023】この構成によれば、クラス情報と共に通信
相手の通信装置にクラス情報を通知する旨の指示を受け
付けた場合、プロトコル処理部でクラス情報通知パケッ
トが生成され、その通信相手に送信される。一方、通信
相手の通信装置からクラス情報通知パケットを受け取っ
た場合、プロトコル処理部は、そのクラス情報通知パケ
ットからクラス情報を抽出し、ユーザインタフェースを
介してクラス情報登録部に渡す。したがって、通信相手
の通信装置で選択したクラス情報が自装置のクラス情報
登録部にも登録されることとなるので、通信相手の選択
したクラス情報に基いてパケット化したデータを通信相
手に送信することができる。
【0024】本発明の通信装置は、前記プロトコル処理
部は、前記パケット受信部が受信したパケットに前記ク
ラス情報が設定されている場合、そのクラス情報を解析
しクラス情報登録部に渡す構成を採る。
【0025】この構成によれば、通信相手の通信装置に
おいてクラス情報が選択され、そのクラス情報に基いて
パケット化されたパケットを受信すると、プロトコル処
理部は、そのパケットからクラス情報を解析し、クラス
情報登録部に渡す。クラス情報登録部は、このクラス情
報を登録する。この結果、通信相手の通信装置で選択さ
れたクラス情報が本通信装置のクラス情報登録部にも登
録されることとなるので、通信相手の選択したクラス情
報に基いてパケット化したデータを通信相手に送信する
ことができる。
【0026】本発明の通信装置は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供することが可能な網に接続する通信装置であっ
て、通信開始後に前記網から入力されるパケットのトラ
ヒック特性を測定し測定結果を通信相手の通信装置に通
知すると共に前記通信相手の通信装置から受け取った自
装置からのパケットのトラヒック特性の測定結果に見合
った通信品質のクラス情報を選択する通信測定部と、前
記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が
提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリ
ケーション部と、前記アプリケーション部からのデータ
を前記クラス情報登録部に登録されたクラス情報に基い
てパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル
処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット
送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受
信部と、を具備する構成を採る。
【0027】この構成によれば、実際に入力されている
データのトラヒック特性を測定し、それを通信相手に伝
えると共に、逆に通信相手から伝えられた自装置が送信
しているトラヒック特性に見合ったクラスを選択する。
この結果、プロトコル処理部が生成するパケットは、通
信測定部が選択したクラス情報を設定された上で、パケ
ット送信部を介して網に送信される。したがって、ユー
ザは、実際に送信されているデータに最適なクラスのサ
ービスを受けることができる。特に、通信相手において
受信されているトラヒック特性に基いているので、通信
経路上にある網によるトラヒック特性への影響も含んだ
トラヒック特性を得ることができる。したがって、送信
するデータのトラヒック特性だけでなく、網の影響も考
慮した上で最適なクラスを自動選択することができる。
【0028】本発明に通信装置は、前記網が提供するサ
ービスにおけるクラスとそのクラスがサポート可能な品
質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを
具備し、前記クラス情報を選択する際、前記通信測定部
は、前記マッピングテーブルを参照する構成を採る。
【0029】この構成によれば、通信測定部は、マッピ
ングテーブルに登録された品質情報を参照してクラス情
報を選択するので、送信するデータに見合ったクラス情
報を適切に選択することができる。
【0030】本発明の通信システムは、一つのサービス
に対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の
通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の請
求項1から請求項10のいずれかに記載の通信装置とで
構成されるものである。
【0031】本発明の通信システムは、一つのサービス
に対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の
通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の請
求項9又は請求項10記載の通信装置とで構成され、一
方の通信装置のユーザインタフェース部からクラス情報
が選択されると、前記一方の通信装置のクラス情報登録
部に前記クラス情報を登録する一方、他方の通信装置に
前記クラス情報を通知し前記他方の装置のクラス情報登
録部に当該クラス情報を登録するものである。
【0032】この通信システムによれば、一方の通信装
置でユーザからクラス情報が選択されると、双方の通信
装置のクラス情報登録部にそのクラス情報が登録され
る。このため、双方の通信装置のプロトコル処理部が生
成するパケットは、一方の通信装置から選択したクラス
情報を設定された上で、パケット送信部を介して網に送
信される。この結果、一方の通信装置のユーザが選択し
たクラスで、双方の装置ともに網のサービスを受けるこ
とできる。
【0033】本発明の通信システムは、一つのサービス
に対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の
通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の請
求項9又は請求項10記載の複数台の通信装置とで構成
され、一方の通信装置のユーザインタフェース部からク
ラス情報が選択されると、他方の通信装置に前記クラス
情報を通知し前記他方の装置のクラス情報登録部に当該
クラス情報を登録するものである。
【0034】この通信システムによれば、一方の通信装
置でユーザからクラス情報が選択されると、他方の通信
装置のクラス情報登録部にのみクラス情報が登録され
る。このため、その一方の装置が受信するデータは、当
該装置のユーザが選択したクラスを使用して返信され
る。したがって、当該装置が受信したいクラスで網のサ
ービスを受けることができる。
【0035】本発明の通信システムは、一つのサービス
に対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の
通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の請
求項11又は請求項12記載の通信装置とで構成される
ものである。
【0036】この通信システムによれば、双方の通信装
置の間で実際に通信されているデータのトラヒック特性
を測定し、それを互いに通信相手に伝えると共に、逆に
通信相手から伝えられた自装置が送信しているトラヒッ
ク特性に見合ったクラスを選択する。双方の通信装置の
プロトコル処理部が生成するパケットは、通信測定部が
選択したクラス情報を設定された上で、パケット送信部
を介して網に送信される。したがって、本通信システム
のユーザは、実際に通信されているデータに最適なクラ
スのサービスを受けることができる。このとき、通信経
路上にある網によるトラヒック特性への影響も含んだト
ラヒック特性をも考慮されるので、通信するデータのト
ラヒック特性だけでなく、網の影響も考慮した最適なク
ラスを自動選択することができる。
【0037】本発明の通信装置及び通信システムにおい
て、前記クラスは、ディフサーブ(Diffserv
e:Differentiated Service
s)クラスであり、前記網は、ディフサーブに基くサー
ビスを提供する網であって、前記クラス情報登録部には
DSフィールド情報が登録され、前記プロトコル処理部
は、DSフィールド情報をパケットヘッダに設定する構
成を採る。
【0038】この構成によれば、プロトコル処理部によ
りDSフィールドがパケットヘッダに設定されることに
なり、DSフィールドが設定されたパケットを受信した
ディフサーブ網は。DSフィールドに応じてパケットを
処理することができる。
【0039】本発明の通信方法は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供可能な網に接続された通信装置を用いた通信方法
であって、ユーザから選択されたクラス情報を受け付け
る工程と、前記クラス情報を登録する工程と、前記網が
提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリ
ケーション部からのデータを、登録された前記クラス情
報に基いてパケット化する工程と、生成されたパケット
を前記網に送信する工程と、を具備するものである。
【0040】本発明の通信方法は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供可能な網に接続された通信装置を用いた通信方法
であって、前記網が提供するサービスを利用するための
機能を備えるアプリケーション部で通信に使用するクラ
ス情報を選択する工程と、前記クラス情報を登録する工
程と、前記アプリケーション部からのデータを登録され
た前記クラス情報に基いてパケット化する工程と、生成
されたパケットを前記網に送信する工程と、を具備する
ものである。
【0041】本発明の通信方法は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供可能な網に接続された通信装置を用いた通信方法
であって、通信開始後に前記網に出力されるパケットの
トラヒック特性を測定する工程と、測定したトラヒック
特性に見合った通信品質のクラス情報を選択する工程
と、前記クラス情報を登録する工程と、前記網が提供す
るサービスを利用するための機能を備えるアプリケーシ
ョン部からのデータを登録された前記クラス情報に基い
てパケット化する工程と、生成されたパケットを前記網
に送信する工程と、を具備するものである。
【0042】本発明の通信方法は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供可能な網に少なくとも2台接続された通信装置を
用いた通信方法であって、一方の通信装置でユーザから
選択されたクラス情報を受け付ける工程と、前記一方の
通信装置で前記クラス情報を登録すると共に当該クラス
情報を他方の通信装置に通知する工程と、登録された前
記クラス情報に応じたクラスを使用して前記一方の通信
装置から通信を行う工程と、通知された前記クラス情報
に応じたクラスを使用して前記他方の通信装置から通信
を行う工程と、具備するものである。
【0043】本発明の通信方法は、一つのサービスに対
して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信
を提供可能な網に少なくとも2台接続された通信装置を
用いた通信方法であって、一方の通信装置でユーザから
選択されたクラス情報を受け付ける工程と、前記クラス
情報を他方の通信装置に通知する工程と、通知された前
記クラス情報に応じたクラスを使用して前記他方の通信
装置から通信を行う工程と、具備するものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0045】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形
態1に係る通信装置100の構成を示すブロックであ
る。本通信装置100は、通信回線を介して、1つのサ
ービスに対して複数のクラスがあり、クラスに応じた品
質の通信を提供することが可能な網200に接続される
ものである。
【0046】例えば、網200は、電話サービスにおい
て、低遅延で広帯域のクラスと、低遅延であるが狭帯域
のクラスと、低遅延であるが遅延のゆらぎが大きいクラ
スと、遅延がやや大きいクラスとを提供する場合が考え
られる。 このとき、遅延がやや大きいクラスは、基本
料金で無制限に使えるが、低遅延で広帯域なクラスを使
う場合には、通信時間やデータ量に応じて追加料金を払
わねばならないなど、提供するクラスの通信品質が高い
ほど料金を高くなるようにすることも考えられる。ま
た、電話サービスだけでなく、例えば、IP接続サービ
スの場合でも、送信データの廃棄率が小さく広帯域なク
ラス、廃棄率が大きく広帯域なクラス、廃棄率が小さく
狭帯域なクラスとを提供する場合も考えられる。
【0047】このような網200については、特に限定
されないが、例えば、Diffserve(Differenti
ated Services)が適用された網(以下、「Diffs
erve網」という)が該当する。以下、本明細書にお
いては、網200がDiffserve網である場合に
ついて説明する。Diffserve網は、Diffs
erveクラスに応じた優先サービスを提供することが
できる。Diffserveにおけるクラスは、現在、
IETFにおいて検討中であるが、EFクラス、AFク
ラス、BEクラス、LBEクラスなどが定義されてい
て、それぞれに対してDSフィールドの値が定義されてい
る。
【0048】図1に示す通信装置100において、ユー
ザインタフェース101は、ユーザが本通信装置100
に対する指示を入力するインタフェースである。特に、
ユーザインタフェース101は、ユーザから選択され
た、網200が提供するサービスのクラス情報を受け付
ける。ここでは、網200がDiffserve網であ
るため、ユーザインタフェース101は、ユーザから選
択された、Diffserveクラスに対するDSフィ
ールド情報を受け付ける。
【0049】ユーザから選択されたクラス情報は、クラ
ス情報登録部102に渡される。クラス情報登録部10
2は、このクラス情報を登録し、保持する。ここでは、
網200がDiffserve網であるため、クラス情
報登録部102は、Diffserveクラスに対する
DSフィールド情報を登録する。
【0050】アプリケーション部103は、網200か
ら提供されるサービスを利用するための各種アプリケー
ション機能を有する。例えば、網200の電話サービス
を利用する場合、アプリケーション部103は、網20
0との間で呼制御手順を実行する機能、マイクやスピー
カなど入出力とのインタフェース機能、音声の符号化・
復号化機能などの機能を有することになる。また、網2
00のIP接続サービスを利用する場合、アプリケーシ
ョン部103は、WEBブラウザや電子メールアプリケ
ーションなどのデータ通信を行うアプリケーション機能
を有する。アプリケーション部103は、網200から
のサービスに応じて様々なデータ(以下、「アプリケー
ションデータ」という)をプロトコル処理部104と送
受信する。
【0051】プロトコル処理部104は、アプリケーシ
ョン部103から受け取ったデータをパケット化する。
パケット化の際、プロトコル処理部104は、クラス情
報登録部102に登録されているクラス情報に基いて、
パケットのヘッダにクラス情報を設定する。
【0052】例えば、IPパケット化する場合には、I
PパケットヘッダのTOSフィールドにクラス情報を設
定する。パケット化されたデータ(以下、「パケットデ
ータ」という)は、パケット送信部105に渡される。
パケット送信部105は、受け取ったパケットデータを
網200に送信する。
【0053】ここで、IPネットワークにDiffse
rveを適用する場合について図2を用いて説明する。
【0054】IPパケットは、図2に示すように、ヘッ
ダ201とデータ部202とから構成されている。ヘッ
ダ201の中にはTOSフィールド203が設定されて
いる。DiffserveのDSフィールド204とT
OSフィールド203とは同じサイズであり、DSフィ
ールド204の値をIPパケット201のTOSフィー
ルド203に設定することで、IPネットワークにDi
ffserveが適用される。
【0055】したがって、本通信装置100をIPネッ
トワークに適用する場合には、プロトコル処理部104
において、アプリケーション部103からのデータをI
Pパケット化すると共に、IPパケット201のTOS
フィールド203に、クラス情報登録部102に登録さ
れているDSフィールド204の値を設定し、パケット
送信部105を介して、Diffserve網へ送信す
ることで可能となる。
【0056】なお、網200は、パケット送信部105
からクラス情報が設定されたパケットを受け取ると、原
則として、本通信装置100とその通信相手との間の双
方向のデータ通信に、本通信装置100により選択され
たクラスを自動的に設定する。すなわち、本通信装置1
00から出力されるデータのみならず、通信相手から本
通信装置100へ出力されるデータも本通信装置100
により選択されたクラスにより送信される。なお、網2
00が本通信装置100とその通信相手との間の双方向
のデータ通信に、本通信装置100により選択されたク
ラスを自動設定しない場合とは、その通信相手がクラス
を特定するような場合である。
【0057】パケット受信部106は、網200からパ
ケットデータを受信し、そのパケットデータをプロトコ
ル処理部104に渡す。プロトコル処理部104は、こ
のパケットデータを受け取り、アプリケーション部10
3に受け渡す機能を備える。
【0058】以上のように構成された通信装置100に
よれば、ユーザは、ユーザインタフェース101を操作
することで、網200から提供されるサービスにおける
クラスを選択することができる。これにより、ユーザ
は、自ら選択したクラスで網200の提供するサービス
を受けることができる。
【0059】例えば、通信装置100のユーザは、網2
00が提供する電話サービスを利用して携帯電話と通信
する場合に電話サービスにおけるクラスを選択すること
ができる。通信相手があまり音質の良くない携帯電話等
である場合、ユーザは、通信品質が高品質で通信料金が
高いクラスよりも、むしろ低品質でも通信料金が安いク
ラスを選択することを望む場合がある。このような場合
に本通信装置100によれば、ユーザは、ユーザインタ
フェース101を操作して網200が提供するクラスを
選択することで、通信品質が低いが通信料金の安いクラ
ス情報を選択することができる。
【0060】また、網200が通信相手からのデータが
通信されるクラスも自動的に設定するので、ユーザが、
網200が提供するIP接続サービスに接続する場合で
あって、リアルタイム映像をダウンロードするような場
合にも、リアルタイム映像をダウンロードするのに適切
なIP接続サービスにおけるクラスを選択することがで
きる。すなわち、ユーザは、広帯域で遅延が小さいクラ
スを選択することで、リアルタイム映像を網200によ
る遅延の影響なくダウンロードすることができる。
【0061】なお、クラスの選択は、通信開始前になさ
れるのが最も容易に考えられる実施の形態であるが、こ
れに限定されない。本通信装置100においては、ユー
ザインタフェース101を用いて通信中の任意の時点で
クラス情報を変更することができる。したがって、網2
00の状態変化や通信相手の装置の状態変化などによ
り、通信中にサービスの品質が著しく変わってしまった
場合においても、ユーザがその状態に最適なクラスを選
択することができる。
【0062】例えば、網200が提供する電話サービス
を利用している場合であって、音質が劣化し通信相手の
声が聞き取りにくくなった場合には、その時点で通信品
質が高品質なクラスに変更することで、音質の劣化を防
止することができる。
【0063】(実施の形態2)実施の形態2に係る通信
装置300は、実施の形態1に係る通信装置100がユ
ーザから入力されたクラス情報に応じてクラスを選択す
るのに対し、ユーザの入力によらず、アプリケーション
でクラスを選択する点で相違する。
【0064】図3は、本発明の実施の形態2に係る通信
装置300の構成を示すブロック図である。図3におい
て、図1と同一の符合を付した構成については、同一の
機能を有するものとする。
【0065】図3に示す実施の形態2に係る通信装置3
00は、マッピングテーブル301及びアプリケーショ
ン部302を備える点で実施の形態1に係る通信装置1
00と相違する。
【0066】マッピングテーブル301は、網200が
提供するサービスのクラスと、そのクラス毎にサポート
可能な品質情報が対応付けて登録されたテーブルであ
る。
【0067】アプリケーション部302は、実施の形態
1のアプリケーション部103と同様の機能を備える。
これに加え、アプリケーション部302は、出力するデ
ータのトラヒック特性を認識する。そして、認識したト
ラヒック特性に応じたクラスをマッピングテーブル30
1より選択する。選択されたクラス情報は、クラス情報
登録部102に渡される。
【0068】ここで、マッピングテーブル301に登録
されるデータの一例について説明する。図4は、網20
0が提供する1つのサービスに対して3つのクラスが提
供される場合のマッピングテーブル301の一例を示し
た図である。
【0069】図4に示すマッピングテーブル301に
は、クラス名310に対応して品質情報311及びパケ
ット設定情報312が設定されている。品質情報311
は、遅延、遅延ゆらぎ、廃棄率及び帯域に分けられてい
る。パケット設定情報312は、プロトコル処理部10
4においてパケットにクラス情報を設定するときに使用
される情報である。図4において、クラス1には、品質
情報311として、遅延、遅延ゆらぎ及び廃棄率ともに
最も小さいものが、また、使用できる帯域も最高128
Kbpsまでと一番小さい帯域が設定されている。さら
に、クラス1には、パケット設定情報312として、
「XXXX」が設定されている。
【0070】以上のように構成された通信装置300に
よれば、アプリケーション部302は、出力するデータ
のトラヒック特性を認識し、さらに、認識したトラヒッ
ク特性に応じたクラスをマッピングテーブル301より
選択する。これにより、本通信装置300を操作するユ
ーザは、実際にデータを出力するアプリケーション部3
02が選択したクラスで網200が提供するサービスを
受けることができる。このとき、アプリケーション部3
02は、自ら出力するデータを判断することになるの
で、そのトラヒック特性を正確に把握することができ
る。したがって、データを送信するのに適切なクラスを
選択することができる。
【0071】例えば、本通信装置300において、網2
00の提供する電話サービスを受ける場合において、通
信品質を高品質で接続したい場合、アプリケーション部
302は、それに実現するのに必要なトラヒック特性を
認識する。そして、この認識したトラヒック特性に応じ
て遅延、遅延ゆらぎ又は廃棄率の小さいクラス(例え
ば、図4に示すクラス1)を選択する。
【0072】図4に示すクラス1をアプリケーション部
302が選択したとすると、アプリケーション部302
は、プロトコル処理部104にてパケットに設定すべき
「XXXX」という値をクラス情報登録部102に渡
す。プロトコル処理部104は、クラス情報登録部10
2から「XXXX」を受け取り、それをパケットに設定
する。このようにパケットに「XXXX」を設定するこ
とにより、網200においては、受信したパケットのク
ラス情報「XXXX」を読み取る。そして、そのクラス
情報「XXXX」に応じた優先度でパケットが処理され
る。これにより、ユーザは、高品質で接続するのに適切
なクラスで網200が提供するサービスを受けることが
できる。
【0073】また、網200が提供するIP電話サービ
スを受ける場合、アプリケーション部302は、そのと
きに使用される符号化則が分かるので、必要な帯域をカ
バーするトラヒック特性を認識する。そして、この認識
したトラヒック特性に応じて、必要な帯域をカバーした
クラスを選択する。したがって、ユーザは、IP電話サ
ービスを受ける場合に適切なクラスで網200が提供す
るサービスを受けることができる。
【0074】なお、本実施の形態では、アプリケーショ
ン部302が出力するデータのトラヒック特性を認識
し、このトラヒック特性に応じたクラスを選択する場合
について説明しているが、これに限定されない。すなわ
ち、アプリケーション部302が出力するデータの特性
を認識し、このデータの特性に応じたクラスを選択する
ようにしてもよい。例えば、アプリケーション部302
が出力するデータが電子商取引に用いられるデータな
ど、機密性や確実性が要求されるデータである場合等
に、それに見合ったクラス、例えば、遅延、遅延ゆらぎ
又は廃棄率の小さいクラスを選択するようにしてもよ
い。このように変更した場合でも、本実施の形態と同様
に、アプリケーション部302が出力するデータの特性
に応じたクラスを選択することができる。したがって、
ユーザは、送信するデータに見合った適切なクラスで網
200が提供するサービスを受けることができる。
【0075】また、本実施の形態では、アプリケーショ
ン部302は、認識したトラヒック特性に応じたクラス
をマッピングテーブル301より選択する場合について
説明しているが、これに限定されない。マッピングテー
ブル301以外のいかなる方法を用いて認識したトラヒ
ック特性に応じたクラスを選択するようにしてもよい。
【0076】(実施の形態3)実施の形態3に係る通信
装置500は、パケット送信部105から実際に送信す
るパケットのトラヒックを測定し、その測定したトラヒ
ックに見合ったクラスを選択する点で実施の形態1、2
に係る通信装置100、300と相違する。
【0077】図5は、本発明の実施の形態3に係る通信
装置500の構成を示すブロック図である。図5におい
て、図1、図3と同一の符合を付した構成については、
同一の機能を有するものとする。
【0078】図5に示す実施の形態3に係る通信装置5
00は、通信測定部501を備える点で実施の形態1、
2に係る通信装置100、300と相違する。
【0079】通信測定部501は、実際にパケット送信
部105から送信されるパケットのトラヒックを測定す
る。さらに、マッピングテーブル301を参照して、測
定したトラヒックに見合うクラスを選択する。そして、
選択したクラス情報をクラス情報登録部102に渡す。
通信測定部501におけるパケットのトラヒックは、ト
ラヒックパラメータを計測することで測定される。計測
されるトラヒックパラメータとしては、パケット長やパ
ケット送信間隔などが考えられるが、他のパラメータで
あってもよい。
【0080】以上のように構成された通信装置500に
よれば、通信測定部501が実際にパケット送信部10
5から出力されるパケットのトラヒックを測定し、測定
したトラヒックに見合ったクラスを選択する。これによ
り、通信装置500のユーザは、この選択されたクラス
で網200が提供するサービスを受けることができる。
このとき、本通信装置500では、アプリケーション部
103にはクラスを選択する等の特別な機能は一切必要
ない。したがって、従来から動作しているアプリケーシ
ョンをそのまま利用することが可能である。
【0081】また、通信測定部501が、パケット送信
部105が出力するパケットのトラヒックを計測し、そ
のトラヒックに見合うクラスを選択するので、実際に出
力しているデータに基きクラスを選択することができ
る。したがって、それぞれのデータ送信時点における最
適なクラスを自動的に選択することができる。
【0082】なお、本実施の形態では、通信測定部50
1は、測定したトラヒック特性に応じたクラスをマッピ
ングテーブル301より選択する場合について説明して
いるが、これに限定されない。マッピングテーブル30
1以外のいかなる方法を用いて認識したトラヒック特性
に応じたクラスを選択するようにしてもよい。
【0083】(実施の形態4)実施の形態4に係る通信
装置600は、実施の形態1に係る通信装置100を変
形した通信装置であるが、網200から選択可能なクラ
ス情報をダウンロードする点で実施の形態1に係る通信
装置100と相違する。
【0084】図6は、本発明の実施の形態4に係る通信
装置600の構成を示すブロック図である。図6におい
て、図1と同一の符合を付した構成については、同一の
機能を有するものとする。
【0085】図6に示す通信装置600は、ダウンロー
ド部601を備える点で実施の形態1に係る通信装置1
00と相違する。
【0086】ダウンロード部601は、網200から選
択可能なクラス情報をダウンロードするためのものであ
る。ダウンロード部601によりダウンロードされた選
択可能なクラス情報は、ユーザインタフェース101に
通知される。
【0087】ユーザインタフェース101では、ダウン
ロード部601からの選択可能なクラス情報を登録し、
ユーザが選択したクラスが選択可能なクラスである場合
にのみ、クラス情報をクラス情報登録部102に渡す。
【0088】なお、ユーザインタフェース101におい
ては、ダウンロード部601から受信した選択可能なク
ラス情報を元に、ユーザに対して選択可能なクラス情報
をリスト表示してもよい。あるいは、ユーザが選択した
クラスが選択可能なクラスリストにない場合には、単に
クラス情報登録部102にクラス情報を渡さないといっ
た制御をしてもよい。
【0089】網200は、選択可能なクラス情報をダウ
ンロード部601に渡す際に、選択可能なクラス情報を
作成する必要があるが、例えば、接続しているユーザの
権限により選択可能なクラスを制限したり、その時点で
の網200の輻輳状態に応じて選択可能なクラスを制限
することが可能である。あるいは、時間帯によって選択
可能なクラスを制限したり、本通信装置600が接続し
ている相手装置の種類に応じて制限したりすることが可
能である。
【0090】以上の構成を有する本通信装置600によ
れば、ユーザインタフェース101は、網200からダ
ウンロードした選択可能なクラス情報を登録することに
なり、選択可能なクラス情報をユーザが選択した場合に
のみ、クラス情報登録部102のクラス情報が更新され
る。したがって、網200は、そのときの輻輳状態やユ
ーザの権限等に応じてユーザが選択可能なクラスを制限
することができる。
【0091】(実施の形態5)実施の形態5に係る通信
装置700は、実施の形態2に係る通信装置300を変
形した通信装置であるが、網200からマッピングテー
ブル301をダウンロードする点で実施の形態2に係る
通信装置300と相違する。
【0092】図7は、本発明の実施の形態5に係る通信
装置700の構成を示すブロック図である。図7におい
て、図3と同一の符合を付した構成については、同一の
機能を有するものとする。
【0093】図7に示す係る通信装置700は、ダウン
ロード部701を備える点で実施の形態2に係る通信装
置300と相違する。
【0094】ダウンロード部701は、網200からマ
ッピングテーブル301をダウンロードするためのもの
である。ダウンロード部701は、マッピングテーブル
301をダウンロードした後、現在のマッピングテーブ
ルを新しくダウンロードしたマッピングテーブルに置き
換える。アプリケーション部302は、使用するクラス
を選択する際にダウンロードしたマッピングテーブル3
01を参照し、選択したクラス情報をクラス情報登録部
102に渡す。
【0095】網200は、マッピングテーブル301を
ダウンロード部701に渡す際に、マッピングテーブル
301中に含まれるクラスや、マッピングのための通信
品質のパラメータ情報を作成する必要があるが、例え
ば、接続しているユーザの権限により選択可能なクラス
を制限したり、その時点での網200の輻輳状態に応じ
てマッピングのためのパラメータ情報を変更したりする
ことが可能である。
【0096】以上の構成を有する通信装置700によれ
ば、マッピングテーブル301には選択可能なクラスが
設定されているので、クラスを選択するためのマッピン
グテーブルを通信中に動的に変更することが可能であ
る。アプリケーション部302は、このマッピングテー
ブル301に設定された選択可能なクラスからクラスを
選択することになる。このため、網200は、その時点
における輻輳状態や、接続しているユーザの権限などに
応じて通信装置700が選択可能なクラスを制限するこ
とができる。
【0097】なお、本実施の形態では、実施の形態2に
係る通信装置300の変形例として説明したが、もちろ
ん実施の形態3に係る通信装置500にダウンロード部
701を適用するようにしてもよい。この場合において
も、ダウンロード部701の機能は同様である。但し、
実施の形態3に係る通信装置500においては、通信測
定部501が更新されたマッピングテーブル301を参
照し、測定したパケットのトラヒックに見合うクラスを
選択し、選択したクラス情報をクラス情報登録部102
に渡す。このように実施の形態3に適用した場合には、
実施の形態3における効果に加え、本実施の形態5と同
様の効果をも得ることができる。
【0098】(実施の形態6)実施の形態6に係る通信
装置800は、実施の形態1に係る通信装置100を変
形した通信装置であるが、ユーザインタフェース101
は電話機801に置き換えられている点で実施の形態1
に係る通信装置100と相違する。
【0099】図8は、本発明の実施の形態6に係る通信
装置800の構成を示すブロック図である。図8におい
て、図1と同一の符合を付した構成については、同一の
機能を有するものとする。
【0100】図8に示す通信装置800は、ユーザイン
タフェース101が電話機801で構成されている点で
実施の形態1に係る通信装置100と相違する。なお、
電話機801の例としては、一般的なアナログ電話機や
デジタル電話機でもよいし、ITU−T勧告に定められ
たH.323端末のようなIP電話機でもよい。
【0101】電話機801は、ユーザから通信に使用す
るクラスを選択されると、選択されたクラスをクラス情
報登録部102に通知する。電話機801は、例えば、
PBXにおける外線発信のように、発信の前に特定の番
号を入力することでクラスを選択するようにしてもよ
い。また、「*」や「#」などの特別のボタンにクラス
選択機能を割り当てるようにしてもよい。さらに、通信
中にも同様に特定の番号を入力したり、特別のボタンを
押し下げることにより、クラスを選択することができ
る。なお、このようにしてクラスを選択した場合であっ
ても、選択されたクラスをクラス情報登録部102に通
知するようにすればよい。
【0102】また、電話機801は、アプリケーション
部103とのインタフェースを備える。このインタフェ
ースを通じて、電話機801の発着信のための呼制御デ
ータや、呼確立後の音声パケットなどのデータがやり取
りされる。
【0103】電話機801により、一旦クラス情報がク
ラス情報登録部102に設定されると、後は実施の形態
1や実施の形態4と同様の制御により、選択されたクラ
スによりアプリケーション部103からのデータをクラ
ス情報を設定した上でパケット化する。そして、パケッ
ト化されたデータは、パケット送信部105を介して網
200に送信される。
【0104】以上のような構成を有する通信装置800
によれば、ユーザは、電話機801を操作し番号を入力
することで、通信に使用するクラスを選択することがで
きる。また、電話機801とアプリケーション部103
との間で呼制御情報のやり取りをすることで、電話機8
01での電話の発着信をすることができる。さらに、電
話機801とアプリケーション部103との間でデータ
のやり取りをすることで、電話機801において音声の
入出力をすることができる。この結果、電話機801を
用いて網200が提供する電話サービスと接続すること
ができる。
【0105】(実施の形態7)図9は、本発明の実施の
形態7に係る通信システム900の構成を示す概念図で
ある。図9において通信装置901及び通信装置902
は、実施の形態1から実施の形態6に係る通信装置10
0、300、500、600、700、800のいずれ
かで構成される。これらの通信装置901及び通信装置
902が網200を介して接続されている。
【0106】このように構成した通信システム900に
おいて、例えば、網200が電話サービスを提供してい
る場合、通信装置901と通信装置902との間では呼
制御手順が実行される。そして、呼制御手順が完了した
後、通信装置901と通信装置902との間で音声デー
タの交換が行われる。なお、呼制御手順としては、IT
U−T勧告に定められたH.323などの各種手順が存
在し、通信装置901(902)の内部では、アプリケ
ーション部103(302)に実装されることになる。
【0107】以上のように構成された通信システム90
0によれば、実施の形態1〜実施の形態6に係る通信装
置における効果を通信システム900で得ることができ
る。
【0108】(実施の形態8)実施の形態8に係る通信
システム1000は、実施の形態1に係る通信装置10
0を変形した通信装置1001A及び1001Bを網2
00を介して接続したものである。図10は、本発明の
実施の形態8に係る通信システム1000の構成を示す
概念図である。なお、本実施の形態では、通信装置10
01Aを送信側とし、通信装置1001Bを受信側とす
るものとする。
【0109】ここで、通信装置1001A(1001
B)の構成の実施の形態1に係る通信装置100の構成
との相違について図10を参照して説明する。図10に
おいて、図1と同一の符合を付した構成については、同
様の機能を有するものとする。
【0110】通信装置1001A(1001B)は、ユ
ーザインタフェース1002A(1002B)及びプロ
トコル処理部1003A(1003B)の有する機能に
おいて、実施の形態1に係る通信装置100と相違す
る。
【0111】ユーザインタフェース1002A(100
2B)は、実施の形態1に係る通信装置100のユーザ
インタフェース101と同様に、網200が提供するサ
ービスのクラス情報を受け付ける。また、ユーザインタ
フェース1002A(1002B)は、クラス情報を受
け付けた場合にその旨を通信相手である通信装置(ここ
では、通信装置1001B)に通知する旨の指示を受け
付ける。このクラス情報を受け付けた旨の通知の指示を
受け付けると、ユーザインタフェース1002A(10
02B)は、その旨及び受け付けたクラス情報をプロト
コル処理部1003A(1003B)に通知する。
【0112】プロトコル処理部1003A(1003
B)は、この通知を受けると、受け付けたクラス情報を
ペイロードとしたパケット(以下、「クラス通知パケッ
ト」という)を生成する。生成されたクラス通知パケッ
トは、パケット送信部105A(105B)を介して網
200に送信される。なお、プロトコル処理部1003
A(1003B)は、実施の形態1に係る通信装置10
0のプロトコル処理部104と同様の機能も備えてい
る。
【0113】クラス通知パケットは、パケット受信部1
06B(106A)を介して、プロトコル処理部100
3B(1003A)に受け渡される。プロトコル処理部
1003B(1003A)は、このクラス通知パケット
のペイロードとして設定されたクラス情報を抽出し、こ
のクラス情報をユーザインタフェース1002B(10
02A)に受け渡す。
【0114】クラス情報を受け取ると、ユーザインタフ
ェース1002B(1002A)は、このクラス情報を
クラス情報登録部102B(102A)に渡す。クラス
情報登録部102B(102A)は、このクラス情報を
用いて使用するクラス情報を更新する。
【0115】このように、通信装置1001Aのユーザ
インタフェース1002Aを操作することにより、ユー
ザが通信に使用するクラスを選択した場合、その選択さ
れたクラス情報は、クラス情報登録部102Aに登録さ
れると共に、通信装置1001Bに通知され、クラス情
報登録部102Bにも登録される。
【0116】以上のような構成を有する通信システム1
000によれば、1対1通信を行う2つの通信装置のど
ちらか一方において、使用するクラスを選択すれば、両
方向の通信に使用するクラスを指定することができる。
したがって、一方の通信装置のユーザが選択したクラス
で、両装置ともに網200のサービスを受けることがで
きる。
【0117】また、電話サービスなど呼制御手順を通信
装置1001Aと通信装置1001Bとの間で実行する
場合には、ユーザインタフェース1002A(1002
B)により選択された情報を呼制御手順のメッセージの
情報要素の一部として、他方の通信装置のユーザインタ
フェース1002B(1002A)に通知することもで
きる。
【0118】なお、本実施の形態では、送信側の通信装
置1001Aのユーザインタフェース1002Aがユー
ザからクラス情報の選択を受け付けると、クラス情報登
録部102Aに登録されたクラス情報が更新される場合
について説明しているが、これに限定されない。クラス
情報登録部102Aに登録されたクラス情報を更新する
ことなく、通信相手の通信装置1101Bのクラス情報
登録部102Bに登録されたクラス情報のみを更新させ
るようにしてもよい。
【0119】具体的には、図11に示すように、送信側
の通信装置1001Aのユーザインタフェース1002
Aでクラス情報を受け付け、このクラス情報を受け付け
た旨の通信相手への通知の指示を受け付けた場合、選択
されたクラス情報をクラス情報登録部102Aに通知す
ることなく、その旨及び受け付けたクラス情報をプロト
コル処理部1003Aのみに通知するようにすればよ
い。
【0120】このように変更した場合には、一方の通信
装置(1001A)でクラスを選択すると、他方の通信
装置(1001B)のクラス情報登録部102Bに登録
されたクラス情報を更新することができる。この結果、
一方の通信装置(1001A)が受信するクラスが自身
で選択したクラスに設定される。したがって、一方の通
信装置(1001A)のユーザは、自分が受信したいク
ラスで網200のサービスを受けることができる。
【0121】例えば、網200が提供する電話サービス
を受ける場合において、通信装置1001A上のユーザ
が聞いている音声の品質が悪かったとき、ユーザは、ユ
ーザインタフェース部1002Aを操作して、より高品
質な通信が可能なクラスを選択することで、自身が受信
するパケットのクラスをより高品質な通信が可能なクラ
スへと変更することが可能である、この結果、通信装置
1001Aのユーザは、自らが聞く音質を向上させるこ
とができる。
【0122】特に、IPネットワークにおける常時接続
環境で、VoIP(Voice Over IP)により電話サービス
を実現する場合においては、網200は、最低限の通話
ができるクラスに対しては課金せず固定料金とし、より
高品質なクラスを使う場合にのみ追加料金を課金するケ
ースが考えられる。
【0123】この場合、現在の電話のように発信者が通
話料金を負担するよりも、実際に高品質の音声を受信す
るユーザが追加料金を負担する方がふさわしいと考えら
れるが、本実施の形態の通信システム1000によれ
ば、ユーザがより高品質なクラスを選択することで、自
らが受信する音声データの品質を向上させることができ
る。すなわち、本通信システム1000によれば、他方
のユーザが受信するデータの品質に影響を与えることな
く、自らが受信するデータの品質を自らが選択する仕組
みを提供することが可能である。
【0124】また、本実施の形態では、受信側の通信装
置1001Bのユーザインタフェース1002Bがプロ
トコル処理部1003Bからクラス情報を受け取ると、
そのままそのクラス情報をクラス情報登録部102Bに
渡す場合について説明しているが、これに限定されな
い。ユーザインタフェース1002Bでユーザにそのク
ラス情報を通知し、ユーザの指示を待ってクラス情報登
録部102Bに渡すように変更してもよい。この場合に
は、受信側のユーザの意思を反映することができるた
め、より使い勝手のよい通信装置が実現される。
【0125】(実施の形態9)実施の形態9に係る通信
システム1200は、実施の形態1に係る通信装置10
0を変形した通信装置1201A及び1201Bを網2
00を介して接続したものである。図12は、本発明の
実施の形態9に係る通信システム1200の構成を示す
概念図である。なお、本実施の形態では、通信装置12
01Aを送信側とし、通信装置1201Bを受信側とす
るものとする。
【0126】ここで、通信装置1201A(1201
B)の構成の実施の形態1に係る通信装置100の構成
との相違について図12を参照して説明する。図12に
おいて、図1と同一の符合を付した構成については、同
様の機能を有するものとする。
【0127】図12に示す通信装置1201A(120
1B)は、プロトコル処理部1202A(1202B)
の有する機能において、実施の形態1に係る通信装置1
00と相違する。
【0128】プロトコル処理部1202A(1202
B)は、実施の形態1に係る通信装置100のプロトコ
ル処理部104と同様の機能を備えている。これに加
え、プロトコル処理部1202A(1202B)は、受
信したパケットデータにクラス情報が設定されている場
合、そのクラス情報を解析する。そして、ここで解析し
たクラス情報をクラス情報登録部102に渡す。クラス
情報登録部102は、このクラス情報を登録する。
【0129】なお、本実施の形態9に係る通信装置12
01A(1201B)は、実施の形態8に係る通信シス
テム1000において、送信側の通信装置1001Aの
プロトコル処理部1003Aがクラス通知パケットとい
うクラス情報を通知するためのパケットを生成するのに
対し、そのような特別なパケットを生成する必要がない
点で実施の形態8に係る通信装置1001A(1001
B)と相違する。
【0130】このように、通信装置1201Aのユーザ
インタフェース101Aを操作することにより、ユーザ
が通信に使用するクラスを選択した場合、その選択され
たクラス情報に基づいてアプリケーションデータがパケ
ット化される。このパケットデータは、パケット送信部
105Aを介して網200に送信される。そして、受信
側の通信装置1201Bにおいて、パケット受信部10
6Bを介してプロトコル処理部1202Bに受け渡され
る。プロトコル処理部1202Bでは、このパケットデ
ータに設定されたクラス情報を解析し、そのクラス情報
は、クラス情報登録部102Bに登録される。
【0131】受信側の通信装置1201Bがデータを返
信しようとする場合、プロトコル処理部1202Bは、
送信側の通信装置1201Aのユーザにより選択され、
クラス情報登録部102Bに登録されたクラス情報に基
づいてアプリケーションデータをパケット化する。した
がって、送信側の通信装置1201Aのユーザにより選
択されたクラスを用いてデータの通信が行われる。
【0132】以上のような構成を有する通信システム1
200によれば、1対1通信を行う2つの通信装置のど
ちらか一方において、使用するクラスを選択すれば、両
方向の通信に使用するクラスを指定することができる。
したがって、一方の通信装置のユーザが選択したクラス
で、両装置ともに網200のサービスを受けることがで
きる。
【0133】なお、本実施の形態では、受信側の通信装
置1201Bのユーザが、送信側の通信装置1201A
のユーザの選択したクラスと異なるクラスでデータを送
信したいと考える場合も考えられる。したがって、クラ
ス情報登録部102Bには、最も新しく選択されたクラ
ス情報を登録しておくのが望ましい。このようなクラス
情報を登録することで最新のユーザの要望に応えること
ができる。しかし、これに限定されず、常にユーザイン
タフェース101Bからのクラス情報を優先して登録す
るようにしてもよいし、受信したパケットデータに設定
されたクラス情報を優先して登録するようにしてもよ
い。
【0134】また、本実施の形態では、実施の形態1に
係る通信装置100を変形した場合について説明してい
る。しかし、これに限定されず、実施の形態2〜6に係
る通信装置のプロトコル処理部104に本実施の形態に
係るプロトコル処理部1202を適用するようにしても
よい。この場合には、実施の形態2〜6に係る通信装置
において、一方の通信装置で選択されたクラスで、双方
の装置ともに網200のサービスを受けることができ
る。
【0135】(実施の形態10)実施の形態10に係る
通信システム1300は、実施の形態3に係る通信装置
500を変形した通信装置1301A及び1301Bを
網200を介して接続したものである。図13は、本発
明の実施の形態10に係る通信システム1300の構成
を示す概念図である。なお、本実施の形態では、通信装
置1301Aを送信側とし、通信装置1301Bを受信
側とするものとする。
【0136】ここで、通信装置1301A(1301
B)の構成の実施の形態3に係る通信装置500の構成
との相違について図13を参照して説明する。図13に
おいて、図5と同一の符合を付した構成については、同
様の機能を有するものとする。
【0137】通信装置1301A(1301B)は、通
信測定部1302A(1302B)の有する機能におい
て、実施の形態3に係る通信装置500と相違する。
【0138】通信測定部1302A(1302B)は、
実施の形態3に係る通信装置500における通信測定部
501がパケット送信部105が送信するパケットのト
ラヒック特性を測定するのに対し、パケット受信部10
6A(106B)が受信するパケットのトラヒックを測
定する。そして、その測定した結果を通信相手(ここで
は、通信装置1301B)に通知する。さらに、同様に
測定された自装置(ここでは、通信装置1301A)が
送出されたパケットのトラヒック特性の測定結果を受信
する。そして、この測定結果に見合うクラスを、マッピ
ングテーブル301を参照して選択する。そして、選択
したクラス情報をクラス情報登録部102Aに通知す
る。
【0139】以上のように構成された通信システム13
00によれば、実際に受信しているデータのトラヒック
特性を測定し、それを相手側の通信装置(1301B)
に通知すると共に、逆に通信相手から伝えられた自通信
装置(1301A)が送信しているトラヒック特性に見
合ったクラスを選択することができる。特に、相手側の
通信装置1301Bにおいて受信されているトラヒック
特性に基いてクラスを選択するので、通信経路上にある
網200によるトラヒック特性への影響も含んだトラヒ
ック特性に基いてクラスを選択することができる。
【0140】例えば、網200内の遅延ゆらぎが大きく
なった場合には、それは相手側の通信装置1301Bに
てトラヒック特性の一つのパラメータとして検出され
る。このトラヒック特性を受信すると、通信測定部13
02A(1302B)によりクラスが選択されるが、マ
ッピングテーブル301A(301B)に遅延ゆらぎが
大きいときに選択するクラスを記述しておくことによ
り、適切なクラスを選択することが可能となる。
【0141】なお、本実施の形態では、マッピングテー
ブル301が各通信装置1301A(1301B)に登
録されている場合について説明しているが、これに限定
されず、実施の形態5で説明したように、網200より
ダウンロードするようにしてももちろんよい。この場合
には、本実施の形態の効果に加えて、実施の形態5にお
ける効果をも本通信システム1300で奏することがで
きる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザが通信装置において網が提供するサービスにおけ
る所望のクラスを選択できるようにしたので、ユーザの
所望のクラスで網が提供するサービスを受けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信装置の構成を
示すブロック図
【図2】実施の形態1におけるIPパケットのクラス設
定の説明図
【図3】本発明の実施の形態2に係る通信装置の構成を
示すブロック図
【図4】実施の形態2に係る通信装置におけるマッピン
グテーブルに登録されるデータの一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態3に係る通信装置の構成を
示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る通信装置の構成を
示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る通信装置の構成を
示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態6に係る通信装置の構成を
示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態7に係る通信システムの構
成を示す概念図
【図10】本発明の実施の形態8に係る通信システムの
構成を示す概念図
【図11】実施の形態8に係る通信システムの変形例の
構成を示す概念図
【図12】本発明の実施の形態9に係る通信システムの
構成を示す概念図
【図13】本発明の実施の形態10に係る通信システム
の構成を示す概念図
【符号の説明】
100,300,500,600,700,800 通
信装置 101 ユーザインタフェース 102 クラス情報登録部 103,302 アプリケーション部 104 プロトコル処理部 105 パケット送信部 106 パケット受信部 200 網 301 マッピングテーブル 501 通信測定部 601,701 ダウンロード部 801 電話機 900,1000,1200,1300 通信システム

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのサービスに対して複数のクラスが
    あり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可
    能な網に接続する通信装置であって、 ユーザから選択
    されたクラス情報を受け付けるユーザインタフェース部
    と、前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、前
    記網が提供するサービスを利用するための機能を備える
    アプリケーション部と、前記アプリケーション部からの
    データを前記クラス情報登録部に登録された前記クラス
    情報に基いてパケット化するプロトコル処理部と、前記
    プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信す
    るパケット送信部と、前記網からのパケットを受信する
    パケット受信部と、を具備することを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 一つのサービスに対して複数のクラスが
    あり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可
    能な網に接続する通信装置であって、 前記網が提供するサービスを利用するための機能を備え
    ると共に通信に使用するクラス情報を選択するアプリケ
    ーション部と、前記クラス情報を登録するクラス情報登
    録部と、前記アプリケーション部からのデータを前記ク
    ラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基いてパ
    ケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理
    部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信
    部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部
    と、を具備することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 前記網が提供するサービスにおけるクラ
    スとそのクラスがサポート可能な品質情報とが対応づけ
    て登録されたマッピングテーブルを具備し、前記クラス
    情報を選択する際、前記アプリケーション部は、前記マ
    ッピングテーブルを参照することを特徴とする請求項2
    記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 一つのサービスに対して複数のクラスが
    あり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可
    能な網に接続する通信装置であって、 通信開始後に前記網に出力されるパケットのトラヒック
    特性を測定し、測定したトラヒック特性に見合った通信
    品質のクラス情報を選択する通信測定部と、前記クラス
    情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供する
    サービスを利用するための機能を備えるアプリケーショ
    ン部と、前記アプリケーション部からのデータを前記ク
    ラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基いてパ
    ケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理
    部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信
    部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部
    と、を具備することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 前記網が提供するサービスにおけるクラ
    スとそのクラスがサポート可能な品質情報とが対応づけ
    て登録されたマッピングテーブルを具備し、前記クラス
    情報を選択する際、前記通信測定部は、前記マッピング
    テーブルを参照することを特徴とする請求項4記載の通
    信装置。
  6. 【請求項6】 前記網から選択可能なクラス情報をダウ
    ンロードするダウンロード部を具備し、前記ユーザイン
    タフェース部は、ユーザから選択されたクラス情報が前
    記選択可能なクラス情報である場合に当該クラス情報を
    受け付けることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記網から前記マッピングテーブルをダ
    ウンロードするダウンロード部を具備し、前記網の状態
    に応じて前記アプリケーション部又は前記通信測定部が
    選択可能なクラス情報が更新されることを特徴とする請
    求項3又は請求項5記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記ユーザインタフェース部は電話機で
    構成され、前記電話機からの入力により前記クラス情報
    が選択される一方、前記アプリケーション部は前記電話
    機との間で呼制御情報及びデータの通信を行うことを特
    徴とする請求項1又は請求項6記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記ユーザインタフェース部は、前記ク
    ラス情報を受け付ける場合に通信相手の通信装置に前記
    クラス情報を通知する旨の指示を受け付け、前記プロト
    コル処理部は、前記クラス情報を通知する旨の指示に応
    じて前記クラス情報を含むクラス情報通知パケットを生
    成する一方、通信相手から送信されるクラス情報通知パ
    ケットを受け取るとこのクラス情報通知パケットに含ま
    れるクラス情報を抽出し前記ユーザインタフェース部を
    介して前記クラス情報登録部に渡すことを特徴とする請
    求項1、請求項6又は請求項8のいずれかに記載の通信
    装置。
  10. 【請求項10】 前記プロトコル処理部は、前記パケッ
    ト受信部が受信したパケットに前記クラス情報が設定さ
    れている場合、そのクラス情報を解析しクラス情報登録
    部に渡すことを特徴とする請求項1から請求項8のいず
    れかに記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが
    可能な網に接続する通信装置であって、 通信開始後に前記網から入力されるパケットのトラヒッ
    ク特性を測定し測定結果を通信相手の通信装置に通知す
    ると共に前記通信相手の通信装置から受け取った自装置
    からのパケットのトラヒック特性の測定結果に見合った
    通信品質のクラス情報を選択する通信測定部と、前記ク
    ラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供
    するサービスを利用するための機能を備えるアプリケー
    ション部と、前記アプリケーション部からのデータを前
    記クラス情報登録部に登録されたクラス情報に基いてパ
    ケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理
    部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信
    部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部
    と、を具備することを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 前記網が提供するサービスにおけるク
    ラスとそのクラスがサポート可能な品質情報とが対応づ
    けて登録されたマッピングテーブルを具備し、前記クラ
    ス情報を選択する際、前記通信測定部は、前記マッピン
    グテーブルを参照することを特徴とする請求項11記載
    の通信装置。
  13. 【請求項13】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが
    可能な網と、少なくとも2台の請求項1から請求項10
    のいずれかに記載の通信装置とで構成されることを特徴
    とする通信システム。
  14. 【請求項14】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが
    可能な網と、少なくとも2台の請求項9又は請求項10
    記載の通信装置とで構成され、一方の通信装置のユーザ
    インタフェース部からクラス情報が選択されると、前記
    一方の通信装置のクラス情報登録部に前記クラス情報を
    登録する一方、他方の通信装置に前記クラス情報を通知
    し前記他方の装置のクラス情報登録部に当該クラス情報
    を登録することを特徴とする通信システム。
  15. 【請求項15】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが
    可能な網と、少なくとも2台の請求項9又は請求項10
    記載の複数台の通信装置とで構成され、一方の通信装置
    のユーザインタフェース部からクラス情報が選択される
    と、他方の通信装置に前記クラス情報を通知し前記他方
    の装置のクラス情報登録部に当該クラス情報を登録する
    ことを特徴とする通信システム。
  16. 【請求項16】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが
    可能な網と、少なくとも2台の請求項11又は請求項1
    2記載の通信装置とで構成されることを特徴とする通信
    システム。
  17. 【請求項17】 前記クラスは、ディフサーブ(Dif
    fserve:Differentiated Ser
    vices)クラスであり、前記網は、ディフサーブに
    基くサービスを提供する網であって、前記クラス情報登
    録部にはDSフィールド情報が登録され、前記プロトコ
    ル処理部は、DSフィールド情報をパケットヘッダに設
    定することを特徴とする請求項1から請求項16のいず
    れかに記載の通信装置又は通信システム。
  18. 【請求項18】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に
    接続された通信装置を用いた通信方法であって、 ユー
    ザから選択されたクラス情報を受け付ける工程と、前記
    クラス情報を登録する工程と、前記網が提供するサービ
    スを利用するための機能を備えるアプリケーション部か
    らのデータを、登録された前記クラス情報に基いてパケ
    ット化する工程と、生成されたパケットを前記網に送信
    する工程と、を具備することを特徴とする通信方法。
  19. 【請求項19】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に
    接続された通信装置を用いた通信方法であって、 前記網が提供するサービスを利用するための機能を備え
    るアプリケーション部で通信に使用するクラス情報を選
    択する工程と、前記クラス情報を登録する工程と、前記
    アプリケーション部からのデータを登録された前記クラ
    ス情報に基いてパケット化する工程と、生成されたパケ
    ットを前記網に送信する工程と、を具備することを特徴
    とする通信方法。
  20. 【請求項20】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に
    接続された通信装置を用いた通信方法であって、 通信開始後に前記網に出力されるパケットのトラヒック
    特性を測定する工程と、測定したトラヒック特性に見合
    った通信品質のクラス情報を選択する工程と、前記クラ
    ス情報を登録する工程と、前記網が提供するサービスを
    利用するための機能を備えるアプリケーション部からの
    データを登録された前記クラス情報に基いてパケット化
    する工程と、生成されたパケットを前記網に送信する工
    程と、を具備することを特徴とする通信方法。
  21. 【請求項21】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に
    少なくとも2台接続された通信装置を用いた通信方法で
    あって、 一方の通信装置でユーザから選択されたクラス情報を受
    け付ける工程と、前記一方の通信装置で前記クラス情報
    を登録すると共に当該クラス情報を他方の通信装置に通
    知する工程と、登録された前記クラス情報に応じたクラ
    スを使用して前記一方の通信装置から通信を行う工程
    と、通知された前記クラス情報に応じたクラスを使用し
    て前記他方の通信装置から通信を行う工程と、具備する
    ことを特徴とする通信方法。
  22. 【請求項22】 一つのサービスに対して複数のクラス
    があり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に
    少なくとも2台接続された通信装置を用いた通信方法で
    あって、 一方の通信装置でユーザから選択されたクラス情報を受
    け付ける工程と、前記クラス情報を他方の通信装置に通
    知する工程と、通知された前記クラス情報に応じたクラ
    スを使用して前記他方の通信装置から通信を行う工程
    と、具備することを特徴とする通信方法。
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JP2007501578A (ja) * 2003-08-06 2007-01-25 ノキア コーポレイション 移動局とipネットワーク間におけるインタフェースでのサービス品質サポート

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