JP4456264B2 - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続される通信装置及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットが広く普及するにしたがって、音声や映像等のリアルタイムデータをもインターネット上で伝送しようとする要求が高まってきている。しかしながら、インターネットはベストエフォート型のネットワークであり、厳密な通信品質(QoS: Quality of Service)を保証することは難しく、遅延に対して厳しい制約が要求されるリアルタイムデータの伝送には向いていない。そこで、IETF(The Internet Engineering Task Force)では、インターネットにて通信品質を相対的に保証する仕組みを提供すべく、Diffserve(Differentiated Services)の標準化を進めている。
【0003】
このようなDiffserveでは、トラヒックは、いくつかのDiffserveクラスに分類され、Diffserve網内においてDiffserveクラス毎に異なった扱いを受ける。一般にDiffserveでは、音声や映像など遅延に厳しいトラヒックには、最優先で処理されるDiffserveクラスを割り当て、データ通信など高信頼が要求されるトラヒックには、高信頼で処理されるDiffserveクラスを割り当てる。各トラヒックに対するクラスは、Diffserve網への入り口となるルータなどの通信装置において、予めDiffserve網の管理者により入力された設定に応じて割り当てられる。管理者により入力される設定としては、例えば、送信されるデータ容量、端末の種類や送信されるIPアドレスやポート番号等が該当する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の通信装置では、管理者がどのクラスを用いるかを設定できるのみであるため、実際にデータを送出しているユーザがクラスを選択できないとの問題があった。また、装置が送出しているデータのトラヒック特性を計測し、それに見合ったクラスを自動的に選択するようなことも不可能であり、さらに通信中に動的にクラスを変更することも不可能であるとの問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、ユーザの所望のクラスで網が提供するサービスを受けることができる通信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に係る通信装置は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する通信装置であって、ユーザから選択されたクラス情報を受け付けるユーザインタフェース部と、前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部と、前記アプリケーション部からのデータを前記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基いてパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部と、を具備する構成を採る。
【0007】
この構成によれば、ユーザがユーザインタフェース部より通信に使用するクラスを選択することで、クラス情報登録部に登録するクラス情報を更新することができる。この結果、プロトコル処理部が生成するパケットは、ユーザが選択したクラス情報を設定された上で、パケット送信部を介して網へと送信される。したがって、ユーザは、自身が選択したクラスで網のサービスを受けることができる。また、通信開始前にクラスを選択するだけでなく、通信中の任意の時点でクラス情報を変更することができるので、網の状態変化や通信相手装置の状態の変化などにより通信中にサービスの品質が著しく変わってしまった場合においても、ユーザがその状態に最適なクラスを選択することができる。
【0008】
本発明の第2の態様に係る通信装置は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する通信装置であって、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えると共に通信に使用するクラス情報を選択するアプリケーション部と、前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記アプリケーション部からのデータを前記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基いてパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部と、を具備する構成を採る。
【0009】
この構成によれば、アプリケーション部が自身が出力するデータのトラヒック特性に応じたクラスを選択し、クラス情報登録部へ設定する。この結果、プロトコル処理部が生成するパケットは、アプリケーション部が選択したクラス情報を設定された上でパケット送信部を介して網へと送信される。したがって、ユーザは、実際にデータを出力するアプリケーション部が選択したクラスで網のサービスを受けることができる。 このとき、アプリケーション部は、自身が出力するデータに基いてクラスを選択するので、そのトラヒック特性を正確に把握することができる。したがって、アプリケーション部は、データを送信するのに適切なクラスを選択することができる。アプリケーション部が最適なクラスを自動的に選択するので、ユーザがクラスを選択することなく、最適なクラスで網のサービスを受けることできる。
【0010】
本発明の第3の態様に係る通信装置は、前記網が提供するサービスにおけるクラスとそのクラスがサポート可能な品質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを具備し、前記クラス情報を選択する際、前記アプリケーション部は、前記マッピングテーブルを参照する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、アプリケーション部は、マッピングテーブルに登録された品質情報を参照してクラス情報を選択するので、出力するデータに見合ったクラス情報を適切に選択することができる。
【0012】
本発明の第4の態様に係る通信装置は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する通信装置であって、通信開始後に前記網に出力されるパケットのトラヒック特性を測定し、測定したトラヒック特性に見合った通信品質のクラス情報を選択する通信測定部と、前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部と、前記アプリケーション部からのデータを前記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基いてパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部と、を具備する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、通信測定部が実際に送信されるデータのトラヒック特性を測定しそれに見合ったクラスを選択し、クラス情報登録部に設定する。この結果、プロトコル処理部が生成するパケットは、通信測定部が選択したクラス情報を設定された上で、パケット送信部を介して網へと送信される。したがって、ユーザは、実際に送信されているデータに最適なクラスのサービスを受けることができる。通信測定部が最適なクラスを自動的に選択するので、ユーザがクラスを選択することなく、最適なクラスで網のサービスを受けることできる。なお、アプリケーション部は、クラス選択手順と一切関与しないため、アプリケーション部には何らの特別な機能を追加する必要はない。
【0014】
本発明の第5の態様に係る通信装置は、前記網が提供するサービスにおけるクラスとそのクラスがサポート可能な品質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを具備し、前記クラス情報を選択する際、前記通信測定部は、前記マッピングテーブルを参照する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、通信測定部は、マッピングテーブルに登録された品質情報を参照してクラス情報を選択するので、送信するデータに見合ったクラス情報を適切に選択することができる。
【0016】
本発明の第6の態様に係る通信装置は、前記網から選択可能なクラス情報をダウンロードするダウンロード部を具備し、前記ユーザインタフェース部は、ユーザから選択されたクラス情報が前記選択可能なクラス情報である場合に当該クラス情報を受け付ける構成を採る。
【0017】
この構成によれば、ユーザは、ダウンロード部が網からダウンロードした選択可能なクラス情報が選択された場合にのみ、クラス情報登録部のクラス情報が更新される。したがって、網は、そのときの輻輳状態やユーザの権限などに応じてユーザが選択可能なクラスを制限することができる。
【0018】
本発明の第7の態様に係る通信装置は、前記網から前記マッピングテーブルをダウンロードするダウンロード部を具備し、前記網の状態に応じて前記アプリケーション部又は前記通信測定部が選択可能なクラス情報が更新される構成を採る。
【0019】
この構成によれば、アプリケーション部又は通信測定部は、ダウンロード部が網からダウンロードしたマッピングテーブルに登録されたクラス情報のみを選択することとなる。したがって、網は、通信中に選択可能なクラス情報を動的に変更することができる。この結果、網は、そのときの輻輳状態や接続しているユーザの権限などに応じて通信装置が選択可能なクラスを制限することができる。
【0020】
本発明の第8の態様に係る通信装置は、前記ユーザインタフェース部は電話機で構成され、前記電話機からの入力により前記クラス情報が選択される一方、前記アプリケーション部は前記電話機との間で呼制御情報及びデータの通信を行う構成を採る。
【0021】
この構成によれば、通信装置のユーザインタフェースとして電話機が接続されている場合においても、ユーザは、電話機から入力することで通信に使用するクラスを選択することができる。また、電話機とアプリケーション部との間で呼制御情報のやり取りをすることで、電話機での電話の発着信を行うことができ、さらに、電話機とアプリケーション部との間でデータのやり取りをすることで、電話機において音声の入出力を行うことができる。この結果、電話機を用いて網の電話サービスと接続することができる。
【0022】
本発明の第9の態様に係る通信装置は、前記ユーザインタフェース部は、前記クラス情報を受け付ける場合に通信相手の通信装置に前記クラス情報を通知する旨の指示を受け付け、前記プロトコル処理部は、前記クラス情報を通知する旨の指示に応じて前記クラス情報を含むクラス情報通知パケットを生成する一方、通信相手の通信装置から送信されるクラス情報通知パケットを受け取るとこのクラス情報通知パケットに含まれるクラス情報を抽出し前記ユーザインタフェース部を介して前記クラス情報登録部に渡す構成を採る。
【0023】
この構成によれば、クラス情報と共に通信相手の通信装置にクラス情報を通知する旨の指示を受け付けた場合、プロトコル処理部でクラス情報通知パケットが生成され、その通信相手に送信される。一方、通信相手の通信装置からクラス情報通知パケットを受け取った場合、プロトコル処理部は、そのクラス情報通知パケットからクラス情報を抽出し、ユーザインタフェースを介してクラス情報登録部に渡す。したがって、通信相手の通信装置で選択したクラス情報が自装置のクラス情報登録部にも登録されることとなるので、通信相手の選択したクラス情報に基いてパケット化したデータを通信相手に送信することができる。
【0024】
本発明の第10の態様に係る通信装置は、前記プロトコル処理部は、前記パケット受信部が受信したパケットに前記クラス情報が設定されている場合、そのクラス情報を解析しクラス情報登録部に渡す構成を採る。
【0025】
この構成によれば、通信相手の通信装置においてクラス情報が選択され、そのクラス情報に基いてパケット化されたパケットを受信すると、プロトコル処理部は、そのパケットからクラス情報を解析し、クラス情報登録部に渡す。クラス情報登録部は、このクラス情報を登録する。この結果、通信相手の通信装置で選択されたクラス情報が本通信装置のクラス情報登録部にも登録されることとなるので、通信相手の選択したクラス情報に基いてパケット化したデータを通信相手に送信することができる。
【0026】
本発明の第11の態様に係る通信装置は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する通信装置であって、通信開始後に前記網から入力されるパケットのトラヒック特性を測定し測定結果を通信相手の通信装置に通知すると共に前記通信相手の通信装置から受け取った自装置からのパケットのトラヒック特性の測定結果に見合った通信品質のクラス情報を選択する通信測定部と、前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部と、前記アプリケーション部からのデータを前記クラス情報登録部に登録されたクラス情報に基いてパケット化するプロトコル処理部と、前記プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部と、前記網からのパケットを受信するパケット受信部と、を具備する構成を採る。
【0027】
この構成によれば、実際に入力されているデータのトラヒック特性を測定し、それを通信相手に伝えると共に、逆に通信相手から伝えられた自装置が送信しているトラヒック特性に見合ったクラスを選択する。この結果、プロトコル処理部が生成するパケットは、通信測定部が選択したクラス情報を設定された上で、パケット送信部を介して網に送信される。したがって、ユーザは、実際に送信されているデータに最適なクラスのサービスを受けることができる。特に、通信相手において受信されているトラヒック特性に基いているので、通信経路上にある網によるトラヒック特性への影響も含んだトラヒック特性を得ることができる。したがって、送信するデータのトラヒック特性だけでなく、網の影響も考慮した上で最適なクラスを自動選択することができる。
【0028】
本発明の第12の態様に係る通信装置は、前記網が提供するサービスにおけるクラスとそのクラスがサポート可能な品質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを具備し、前記クラス情報を選択する際、前記通信測定部は、前記マッピングテーブルを参照する構成を採る。
【0029】
この構成によれば、通信測定部は、マッピングテーブルに登録された品質情報を参照してクラス情報を選択するので、送信するデータに見合ったクラス情報を適切に選択することができる。
【0030】
本発明の第13の態様に係る通信システムは、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の上記いずれかの通信装置とで構成されるものである。
【0031】
本発明の第14の態様に係る通信システムは、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の上記いずれかの通信装置とで構成され、一方の通信装置のユーザインタフェース部からクラス情報が選択されると、前記一方の通信装置のクラス情報登録部に前記クラス情報を登録する一方、他方の通信装置に前記クラス情報を通知し前記他方の装置のクラス情報登録部に当該クラス情報を登録するものである。
【0032】
この通信システムによれば、一方の通信装置でユーザからクラス情報が選択されると、双方の通信装置のクラス情報登録部にそのクラス情報が登録される。このため、双方の通信装置のプロトコル処理部が生成するパケットは、一方の通信装置から選択したクラス情報を設定された上で、パケット送信部を介して網に送信される。この結果、一方の通信装置のユーザが選択したクラスで、双方の装置ともに網のサービスを受けることできる。
【0033】
本発明の第15の態様に係る通信システムは、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の上記いずれかの複数台の通信装置とで構成され、一方の通信装置のユーザインタフェース部からクラス情報が選択されると、他方の通信装置に前記クラス情報を通知し前記他方の装置のクラス情報登録部に当該クラス情報を登録するものである。
【0034】
この通信システムによれば、一方の通信装置でユーザからクラス情報が選択されると、他方の通信装置のクラス情報登録部にのみクラス情報が登録される。このため、その一方の装置が受信するデータは、当該装置のユーザが選択したクラスを使用して返信される。したがって、当該装置が受信したいクラスで網のサービスを受けることができる。
【0035】
本発明の第16の態様に係る通信システムは、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網と、少なくとも2台の上記いずれかの通信装置とで構成されるものである。
【0036】
この通信システムによれば、双方の通信装置の間で実際に通信されているデータのトラヒック特性を測定し、それを互いに通信相手に伝えると共に、逆に通信相手から伝えられた自装置が送信しているトラヒック特性に見合ったクラスを選択する。双方の通信装置のプロトコル処理部が生成するパケットは、通信測定部が選択したクラス情報を設定された上で、パケット送信部を介して網に送信される。したがって、本通信システムのユーザは、実際に通信されているデータに最適なクラスのサービスを受けることができる。このとき、通信経路上にある網によるトラヒック特性への影響も含んだトラヒック特性をも考慮されるので、通信するデータのトラヒック特性だけでなく、網の影響も考慮した最適なクラスを自動選択することができる。
【0037】
本発明の第17の態様に係る通信装置及び通信システムにおいて、前記クラスは、ディフサーブ(Diffserve:Differentiated Services)クラスであり、前記網は、ディフサーブに基くサービスを提供する網であって、前記クラス情報登録部にはDSフィールド情報が登録され、前記プロトコル処理部は、DSフィールド情報をパケットヘッダに設定する構成を採る。
【0038】
この構成によれば、プロトコル処理部によりDSフィールドがパケットヘッダに設定されることになり、DSフィールドが設定されたパケットを受信したディフサーブ網は。DSフィールドに応じてパケットを処理することができる。
【0039】
本発明の第18の態様に係る通信方法は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に接続された通信装置を用いた通信方法であって、ユーザから選択されたクラス情報を受け付ける工程と、前記クラス情報を登録する工程と、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部からのデータを、登録された前記クラス情報に基いてパケット化する工程と、生成されたパケットを前記網に送信する工程と、を具備するものである。
【0040】
本発明の第19の態様に係る通信方法は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に接続された通信装置を用いた通信方法であって、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部で通信に使用するクラス情報を選択する工程と、前記クラス情報を登録する工程と、前記アプリケーション部からのデータを登録された前記クラス情報に基いてパケット化する工程と、生成されたパケットを前記網に送信する工程と、を具備するものである。
【0041】
本発明の第20の態様に係る通信方法は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に接続された通信装置を用いた通信方法であって、通信開始後に前記網に出力されるパケットのトラヒック特性を測定する工程と、測定したトラヒック特性に見合った通信品質のクラス情報を選択する工程と、前記クラス情報を登録する工程と、前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部からのデータを登録された前記クラス情報に基いてパケット化する工程と、生成されたパケットを前記網に送信する工程と、を具備するものである。
【0042】
本発明の第21の態様に係る通信方法は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に少なくとも2台接続された通信装置を用いた通信方法であって、一方の通信装置でユーザから選択されたクラス情報を受け付ける工程と、前記一方の通信装置で前記クラス情報を登録すると共に当該クラス情報を他方の通信装置に通知する工程と、登録された前記クラス情報に応じたクラスを使用して前記一方の通信装置から通信を行う工程と、通知された前記クラス情報に応じたクラスを使用して前記他方の通信装置から通信を行う工程と、具備するものである。
【0043】
本発明の第22の態様に係る通信方法は、一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供可能な網に少なくとも2台接続された通信装置を用いた通信方法であって、一方の通信装置でユーザから選択されたクラス情報を受け付ける工程と、前記クラス情報を他方の通信装置に通知する工程と、通知された前記クラス情報に応じたクラスを使用して前記他方の通信装置から通信を行う工程と、具備するものである。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0045】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信装置100の構成を示すブロックである。本通信装置100は、通信回線を介して、1つのサービスに対して複数のクラスがあり、クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網200に接続されるものである。
【0046】
例えば、網200は、電話サービスにおいて、低遅延で広帯域のクラスと、低遅延であるが狭帯域のクラスと、低遅延であるが遅延のゆらぎが大きいクラスと、遅延がやや大きいクラスとを提供する場合が考えられる。 このとき、遅延がやや大きいクラスは、基本料金で無制限に使えるが、低遅延で広帯域なクラスを使う場合には、通信時間やデータ量に応じて追加料金を払わねばならないなど、提供するクラスの通信品質が高いほど料金を高くなるようにすることも考えられる。また、電話サービスだけでなく、例えば、IP接続サービスの場合でも、送信データの廃棄率が小さく広帯域なクラス、廃棄率が大きく広帯域なクラス、廃棄率が小さく狭帯域なクラスとを提供する場合も考えられる。
【0047】
このような網200については、特に限定されないが、例えば、Diffserve(Differentiated Services)が適用された網(以下、「Diffserve網」という)が該当する。以下、本明細書においては、網200がDiffserve網である場合について説明する。Diffserve網は、Diffserveクラスに応じた優先サービスを提供することができる。Diffserveにおけるクラスは、現在、IETFにおいて検討中であるが、EFクラス、AFクラス、BEクラス、LBEクラスなどが定義されていて、それぞれに対してDSフィールドの値が定義されている。
【0048】
図1に示す通信装置100において、ユーザインタフェース101は、ユーザが本通信装置100に対する指示を入力するインタフェースである。特に、ユーザインタフェース101は、ユーザから選択された、網200が提供するサービスのクラス情報を受け付ける。ここでは、網200がDiffserve網であるため、ユーザインタフェース101は、ユーザから選択された、Diffserveクラスに対するDSフィールド情報を受け付ける。
【0049】
ユーザから選択されたクラス情報は、クラス情報登録部102に渡される。クラス情報登録部102は、このクラス情報を登録し、保持する。ここでは、網200がDiffserve網であるため、クラス情報登録部102は、Diffserveクラスに対するDSフィールド情報を登録する。
【0050】
アプリケーション部103は、網200から提供されるサービスを利用するための各種アプリケーション機能を有する。例えば、網200の電話サービスを利用する場合、アプリケーション部103は、網200との間で呼制御手順を実行する機能、マイクやスピーカなど入出力とのインタフェース機能、音声の符号化・復号化機能などの機能を有することになる。また、網200のIP接続サービスを利用する場合、アプリケーション部103は、WEBブラウザや電子メールアプリケーションなどのデータ通信を行うアプリケーション機能を有する。アプリケーション部103は、網200からのサービスに応じて様々なデータ(以下、「アプリケーションデータ」という)をプロトコル処理部104と送受信する。
【0051】
プロトコル処理部104は、アプリケーション部103から受け取ったデータをパケット化する。パケット化の際、プロトコル処理部104は、クラス情報登録部102に登録されているクラス情報に基いて、パケットのヘッダにクラス情報を設定する。
【0052】
例えば、IPパケット化する場合には、IPパケットヘッダのTOSフィールドにクラス情報を設定する。パケット化されたデータ(以下、「パケットデータ」という)は、パケット送信部105に渡される。パケット送信部105は、受け取ったパケットデータを網200に送信する。
【0053】
ここで、IPネットワークにDiffserveを適用する場合について図2を用いて説明する。
【0054】
IPパケットは、図2に示すように、ヘッダ201とデータ部202とから構成されている。ヘッダ201の中にはTOSフィールド203が設定されている。DiffserveのDSフィールド204とTOSフィールド203とは同じサイズであり、DSフィールド204の値をIPパケット201のTOSフィールド203に設定することで、IPネットワークにDiffserveが適用される。
【0055】
したがって、本通信装置100をIPネットワークに適用する場合には、プロトコル処理部104において、アプリケーション部103からのデータをIPパケット化すると共に、IPパケット201のTOSフィールド203に、クラス情報登録部102に登録されているDSフィールド204の値を設定し、パケット送信部105を介して、Diffserve網へ送信することで可能となる。
【0056】
なお、網200は、パケット送信部105からクラス情報が設定されたパケットを受け取ると、原則として、本通信装置100とその通信相手との間の双方向のデータ通信に、本通信装置100により選択されたクラスを自動的に設定する。すなわち、本通信装置100から出力されるデータのみならず、通信相手から本通信装置100へ出力されるデータも本通信装置100により選択されたクラスにより送信される。なお、網200が本通信装置100とその通信相手との間の双方向のデータ通信に、本通信装置100により選択されたクラスを自動設定しない場合とは、その通信相手がクラスを特定するような場合である。
【0057】
パケット受信部106は、網200からパケットデータを受信し、そのパケットデータをプロトコル処理部104に渡す。プロトコル処理部104は、このパケットデータを受け取り、アプリケーション部103に受け渡す機能を備える。
【0058】
以上のように構成された通信装置100によれば、ユーザは、ユーザインタフェース101を操作することで、網200から提供されるサービスにおけるクラスを選択することができる。これにより、ユーザは、自ら選択したクラスで網200の提供するサービスを受けることができる。
【0059】
例えば、通信装置100のユーザは、網200が提供する電話サービスを利用して携帯電話と通信する場合に電話サービスにおけるクラスを選択することができる。通信相手があまり音質の良くない携帯電話等である場合、ユーザは、通信品質が高品質で通信料金が高いクラスよりも、むしろ低品質でも通信料金が安いクラスを選択することを望む場合がある。このような場合に本通信装置100によれば、ユーザは、ユーザインタフェース101を操作して網200が提供するクラスを選択することで、通信品質が低いが通信料金の安いクラス情報を選択することができる。
【0060】
また、網200が通信相手からのデータが通信されるクラスも自動的に設定するので、ユーザが、網200が提供するIP接続サービスに接続する場合であって、リアルタイム映像をダウンロードするような場合にも、リアルタイム映像をダウンロードするのに適切なIP接続サービスにおけるクラスを選択することができる。すなわち、ユーザは、広帯域で遅延が小さいクラスを選択することで、リアルタイム映像を網200による遅延の影響なくダウンロードすることができる。
【0061】
なお、クラスの選択は、通信開始前になされるのが最も容易に考えられる実施の形態であるが、これに限定されない。本通信装置100においては、ユーザインタフェース101を用いて通信中の任意の時点でクラス情報を変更することができる。したがって、網200の状態変化や通信相手の装置の状態変化などにより、通信中にサービスの品質が著しく変わってしまった場合においても、ユーザがその状態に最適なクラスを選択することができる。
【0062】
例えば、網200が提供する電話サービスを利用している場合であって、音質が劣化し通信相手の声が聞き取りにくくなった場合には、その時点で通信品質が高品質なクラスに変更することで、音質の劣化を防止することができる。
【0063】
(実施の形態2)
実施の形態2に係る通信装置300は、実施の形態1に係る通信装置100がユーザから入力されたクラス情報に応じてクラスを選択するのに対し、ユーザの入力によらず、アプリケーションでクラスを選択する点で相違する。
【0064】
図3は、本発明の実施の形態2に係る通信装置300の構成を示すブロック図である。図3において、図1と同一の符合を付した構成については、同一の機能を有するものとする。
【0065】
図3に示す実施の形態2に係る通信装置300は、マッピングテーブル301及びアプリケーション部302を備える点で実施の形態1に係る通信装置100と相違する。
【0066】
マッピングテーブル301は、網200が提供するサービスのクラスと、そのクラス毎にサポート可能な品質情報が対応付けて登録されたテーブルである。
【0067】
アプリケーション部302は、実施の形態1のアプリケーション部103と同様の機能を備える。これに加え、アプリケーション部302は、出力するデータのトラヒック特性を認識する。そして、認識したトラヒック特性に応じたクラスをマッピングテーブル301より選択する。選択されたクラス情報は、クラス情報登録部102に渡される。
【0068】
ここで、マッピングテーブル301に登録されるデータの一例について説明する。図4は、網200が提供する1つのサービスに対して3つのクラスが提供される場合のマッピングテーブル301の一例を示した図である。
【0069】
図4に示すマッピングテーブル301には、クラス名310に対応して品質情報311及びパケット設定情報312が設定されている。品質情報311は、遅延、遅延ゆらぎ、廃棄率及び帯域に分けられている。パケット設定情報312は、プロトコル処理部104においてパケットにクラス情報を設定するときに使用される情報である。図4において、クラス1には、品質情報311として、遅延、遅延ゆらぎ及び廃棄率ともに最も小さいものが、また、使用できる帯域も最高128Kbpsまでと一番小さい帯域が設定されている。さらに、クラス1には、パケット設定情報312として、「XXXX」が設定されている。
【0070】
以上のように構成された通信装置300によれば、アプリケーション部302は、出力するデータのトラヒック特性を認識し、さらに、認識したトラヒック特性に応じたクラスをマッピングテーブル301より選択する。これにより、本通信装置300を操作するユーザは、実際にデータを出力するアプリケーション部302が選択したクラスで網200が提供するサービスを受けることができる。このとき、アプリケーション部302は、自ら出力するデータを判断することになるので、そのトラヒック特性を正確に把握することができる。したがって、データを送信するのに適切なクラスを選択することができる。
【0071】
例えば、本通信装置300において、網200の提供する電話サービスを受ける場合において、通信品質を高品質で接続したい場合、アプリケーション部302は、それに実現するのに必要なトラヒック特性を認識する。そして、この認識したトラヒック特性に応じて遅延、遅延ゆらぎ又は廃棄率の小さいクラス(例えば、図4に示すクラス1)を選択する。
【0072】
図4に示すクラス1をアプリケーション部302が選択したとすると、アプリケーション部302は、プロトコル処理部104にてパケットに設定すべき「XXXX」という値をクラス情報登録部102に渡す。プロトコル処理部104は、クラス情報登録部102から「XXXX」を受け取り、それをパケットに設定する。このようにパケットに「XXXX」を設定することにより、網200においては、受信したパケットのクラス情報「XXXX」を読み取る。そして、そのクラス情報「XXXX」に応じた優先度でパケットが処理される。これにより、ユーザは、高品質で接続するのに適切なクラスで網200が提供するサービスを受けることができる。
【0073】
また、網200が提供するIP電話サービスを受ける場合、アプリケーション部302は、そのときに使用される符号化則が分かるので、必要な帯域をカバーするトラヒック特性を認識する。そして、この認識したトラヒック特性に応じて、必要な帯域をカバーしたクラスを選択する。したがって、ユーザは、IP電話サービスを受ける場合に適切なクラスで網200が提供するサービスを受けることができる。
【0074】
なお、本実施の形態では、アプリケーション部302が出力するデータのトラヒック特性を認識し、このトラヒック特性に応じたクラスを選択する場合について説明しているが、これに限定されない。すなわち、アプリケーション部302が出力するデータの特性を認識し、このデータの特性に応じたクラスを選択するようにしてもよい。例えば、アプリケーション部302が出力するデータが電子商取引に用いられるデータなど、機密性や確実性が要求されるデータである場合等に、それに見合ったクラス、例えば、遅延、遅延ゆらぎ又は廃棄率の小さいクラスを選択するようにしてもよい。このように変更した場合でも、本実施の形態と同様に、アプリケーション部302が出力するデータの特性に応じたクラスを選択することができる。したがって、ユーザは、送信するデータに見合った適切なクラスで網200が提供するサービスを受けることができる。
【0075】
また、本実施の形態では、アプリケーション部302は、認識したトラヒック特性に応じたクラスをマッピングテーブル301より選択する場合について説明しているが、これに限定されない。マッピングテーブル301以外のいかなる方法を用いて認識したトラヒック特性に応じたクラスを選択するようにしてもよい。
【0076】
(実施の形態3)
実施の形態3に係る通信装置500は、パケット送信部105から実際に送信するパケットのトラヒックを測定し、その測定したトラヒックに見合ったクラスを選択する点で実施の形態1、2に係る通信装置100、300と相違する。
【0077】
図5は、本発明の実施の形態3に係る通信装置500の構成を示すブロック図である。図5において、図1、図3と同一の符合を付した構成については、同一の機能を有するものとする。
【0078】
図5に示す実施の形態3に係る通信装置500は、通信測定部501を備える点で実施の形態1、2に係る通信装置100、300と相違する。
【0079】
通信測定部501は、実際にパケット送信部105から送信されるパケットのトラヒックを測定する。さらに、マッピングテーブル301を参照して、測定したトラヒックに見合うクラスを選択する。そして、選択したクラス情報をクラス情報登録部102に渡す。通信測定部501におけるパケットのトラヒックは、トラヒックパラメータを計測することで測定される。計測されるトラヒックパラメータとしては、パケット長やパケット送信間隔などが考えられるが、他のパラメータであってもよい。
【0080】
以上のように構成された通信装置500によれば、通信測定部501が実際にパケット送信部105から出力されるパケットのトラヒックを測定し、測定したトラヒックに見合ったクラスを選択する。これにより、通信装置500のユーザは、この選択されたクラスで網200が提供するサービスを受けることができる。このとき、本通信装置500では、アプリケーション部103にはクラスを選択する等の特別な機能は一切必要ない。したがって、従来から動作しているアプリケーションをそのまま利用することが可能である。
【0081】
また、通信測定部501が、パケット送信部105が出力するパケットのトラヒックを計測し、そのトラヒックに見合うクラスを選択するので、実際に出力しているデータに基きクラスを選択することができる。したがって、それぞれのデータ送信時点における最適なクラスを自動的に選択することができる。
【0082】
なお、本実施の形態では、通信測定部501は、測定したトラヒック特性に応じたクラスをマッピングテーブル301より選択する場合について説明しているが、これに限定されない。マッピングテーブル301以外のいかなる方法を用いて認識したトラヒック特性に応じたクラスを選択するようにしてもよい。
【0083】
(実施の形態4)
実施の形態4に係る通信装置600は、実施の形態1に係る通信装置100を変形した通信装置であるが、網200から選択可能なクラス情報をダウンロードする点で実施の形態1に係る通信装置100と相違する。
【0084】
図6は、本発明の実施の形態4に係る通信装置600の構成を示すブロック図である。図6において、図1と同一の符合を付した構成については、同一の機能を有するものとする。
【0085】
図6に示す通信装置600は、ダウンロード部601を備える点で実施の形態1に係る通信装置100と相違する。
【0086】
ダウンロード部601は、網200から選択可能なクラス情報をダウンロードするためのものである。ダウンロード部601によりダウンロードされた選択可能なクラス情報は、ユーザインタフェース101に通知される。
【0087】
ユーザインタフェース101では、ダウンロード部601からの選択可能なクラス情報を登録し、ユーザが選択したクラスが選択可能なクラスである場合にのみ、クラス情報をクラス情報登録部102に渡す。
【0088】
なお、ユーザインタフェース101においては、ダウンロード部601から受信した選択可能なクラス情報を元に、ユーザに対して選択可能なクラス情報をリスト表示してもよい。あるいは、ユーザが選択したクラスが選択可能なクラスリストにない場合には、単にクラス情報登録部102にクラス情報を渡さないといった制御をしてもよい。
【0089】
網200は、選択可能なクラス情報をダウンロード部601に渡す際に、選択可能なクラス情報を作成する必要があるが、例えば、接続しているユーザの権限により選択可能なクラスを制限したり、その時点での網200の輻輳状態に応じて選択可能なクラスを制限することが可能である。あるいは、時間帯によって選択可能なクラスを制限したり、本通信装置600が接続している相手装置の種類に応じて制限したりすることが可能である。
【0090】
以上の構成を有する本通信装置600によれば、ユーザインタフェース101は、網200からダウンロードした選択可能なクラス情報を登録することになり、選択可能なクラス情報をユーザが選択した場合にのみ、クラス情報登録部102のクラス情報が更新される。したがって、網200は、そのときの輻輳状態やユーザの権限等に応じてユーザが選択可能なクラスを制限することができる。
【0091】
(実施の形態5)
実施の形態5に係る通信装置700は、実施の形態2に係る通信装置300を変形した通信装置であるが、網200からマッピングテーブル301をダウンロードする点で実施の形態2に係る通信装置300と相違する。
【0092】
図7は、本発明の実施の形態5に係る通信装置700の構成を示すブロック図である。図7において、図3と同一の符合を付した構成については、同一の機能を有するものとする。
【0093】
図7に示す係る通信装置700は、ダウンロード部701を備える点で実施の形態2に係る通信装置300と相違する。
【0094】
ダウンロード部701は、網200からマッピングテーブル301をダウンロードするためのものである。ダウンロード部701は、マッピングテーブル301をダウンロードした後、現在のマッピングテーブルを新しくダウンロードしたマッピングテーブルに置き換える。アプリケーション部302は、使用するクラスを選択する際にダウンロードしたマッピングテーブル301を参照し、選択したクラス情報をクラス情報登録部102に渡す。
【0095】
網200は、マッピングテーブル301をダウンロード部701に渡す際に、マッピングテーブル301中に含まれるクラスや、マッピングのための通信品質のパラメータ情報を作成する必要があるが、例えば、接続しているユーザの権限により選択可能なクラスを制限したり、その時点での網200の輻輳状態に応じてマッピングのためのパラメータ情報を変更したりすることが可能である。
【0096】
以上の構成を有する通信装置700によれば、マッピングテーブル301には選択可能なクラスが設定されているので、クラスを選択するためのマッピングテーブルを通信中に動的に変更することが可能である。アプリケーション部302は、このマッピングテーブル301に設定された選択可能なクラスからクラスを選択することになる。このため、網200は、その時点における輻輳状態や、接続しているユーザの権限などに応じて通信装置700が選択可能なクラスを制限することができる。
【0097】
なお、本実施の形態では、実施の形態2に係る通信装置300の変形例として説明したが、もちろん実施の形態3に係る通信装置500にダウンロード部701を適用するようにしてもよい。この場合においても、ダウンロード部701の機能は同様である。但し、実施の形態3に係る通信装置500においては、通信測定部501が更新されたマッピングテーブル301を参照し、測定したパケットのトラヒックに見合うクラスを選択し、選択したクラス情報をクラス情報登録部102に渡す。このように実施の形態3に適用した場合には、実施の形態3における効果に加え、本実施の形態5と同様の効果をも得ることができる。
【0098】
(実施の形態6)
実施の形態6に係る通信装置800は、実施の形態1に係る通信装置100を変形した通信装置であるが、ユーザインタフェース101は電話機801に置き換えられている点で実施の形態1に係る通信装置100と相違する。
【0099】
図8は、本発明の実施の形態6に係る通信装置800の構成を示すブロック図である。図8において、図1と同一の符合を付した構成については、同一の機能を有するものとする。
【0100】
図8に示す通信装置800は、ユーザインタフェース101が電話機801で構成されている点で実施の形態1に係る通信装置100と相違する。なお、電話機801の例としては、一般的なアナログ電話機やデジタル電話機でもよいし、ITU−T勧告に定められたH.323端末のようなIP電話機でもよい。
【0101】
電話機801は、ユーザから通信に使用するクラスを選択されると、選択されたクラスをクラス情報登録部102に通知する。電話機801は、例えば、PBXにおける外線発信のように、発信の前に特定の番号を入力することでクラスを選択するようにしてもよい。また、「*」や「#」などの特別のボタンにクラス選択機能を割り当てるようにしてもよい。さらに、通信中にも同様に特定の番号を入力したり、特別のボタンを押し下げることにより、クラスを選択することができる。なお、このようにしてクラスを選択した場合であっても、選択されたクラスをクラス情報登録部102に通知するようにすればよい。
【0102】
また、電話機801は、アプリケーション部103とのインタフェースを備える。このインタフェースを通じて、電話機801の発着信のための呼制御データや、呼確立後の音声パケットなどのデータがやり取りされる。
【0103】
電話機801により、一旦クラス情報がクラス情報登録部102に設定されると、後は実施の形態1や実施の形態4と同様の制御により、選択されたクラスによりアプリケーション部103からのデータをクラス情報を設定した上でパケット化する。そして、パケット化されたデータは、パケット送信部105を介して網200に送信される。
【0104】
以上のような構成を有する通信装置800によれば、ユーザは、電話機801を操作し番号を入力することで、通信に使用するクラスを選択することができる。また、電話機801とアプリケーション部103との間で呼制御情報のやり取りをすることで、電話機801での電話の発着信をすることができる。さらに、電話機801とアプリケーション部103との間でデータのやり取りをすることで、電話機801において音声の入出力をすることができる。この結果、電話機801を用いて網200が提供する電話サービスと接続することができる。
【0105】
(実施の形態7)
図9は、本発明の実施の形態7に係る通信システム900の構成を示す概念図である。図9において通信装置901及び通信装置902は、実施の形態1から実施の形態6に係る通信装置100、300、500、600、700、800のいずれかで構成される。これらの通信装置901及び通信装置902が網200を介して接続されている。
【0106】
このように構成した通信システム900において、例えば、網200が電話サービスを提供している場合、通信装置901と通信装置902との間では呼制御手順が実行される。そして、呼制御手順が完了した後、通信装置901と通信装置902との間で音声データの交換が行われる。なお、呼制御手順としては、ITU−T勧告に定められたH.323などの各種手順が存在し、通信装置901(902)の内部では、アプリケーション部103(302)に実装されることになる。
【0107】
以上のように構成された通信システム900によれば、実施の形態1〜実施の形態6に係る通信装置における効果を通信システム900で得ることができる。
【0108】
(実施の形態8)
実施の形態8に係る通信システム1000は、実施の形態1に係る通信装置100を変形した通信装置1001A及び1001Bを網200を介して接続したものである。図10は、本発明の実施の形態8に係る通信システム1000の構成を示す概念図である。なお、本実施の形態では、通信装置1001Aを送信側とし、通信装置1001Bを受信側とするものとする。
【0109】
ここで、通信装置1001A(1001B)の構成の実施の形態1に係る通信装置100の構成との相違について図10を参照して説明する。図10において、図1と同一の符合を付した構成については、同様の機能を有するものとする。
【0110】
通信装置1001A(1001B)は、ユーザインタフェース1002A(1002B)及びプロトコル処理部1003A(1003B)の有する機能において、実施の形態1に係る通信装置100と相違する。
【0111】
ユーザインタフェース1002A(1002B)は、実施の形態1に係る通信装置100のユーザインタフェース101と同様に、網200が提供するサービスのクラス情報を受け付ける。また、ユーザインタフェース1002A(1002B)は、クラス情報を受け付けた場合にその旨を通信相手である通信装置(ここでは、通信装置1001B)に通知する旨の指示を受け付ける。このクラス情報を受け付けた旨の通知の指示を受け付けると、ユーザインタフェース1002A(1002B)は、その旨及び受け付けたクラス情報をプロトコル処理部1003A(1003B)に通知する。
【0112】
プロトコル処理部1003A(1003B)は、この通知を受けると、受け付けたクラス情報をペイロードとしたパケット(以下、「クラス通知パケット」という)を生成する。生成されたクラス通知パケットは、パケット送信部105A(105B)を介して網200に送信される。なお、プロトコル処理部1003A(1003B)は、実施の形態1に係る通信装置100のプロトコル処理部104と同様の機能も備えている。
【0113】
クラス通知パケットは、パケット受信部106B(106A)を介して、プロトコル処理部1003B(1003A)に受け渡される。プロトコル処理部1003B(1003A)は、このクラス通知パケットのペイロードとして設定されたクラス情報を抽出し、このクラス情報をユーザインタフェース1002B(1002A)に受け渡す。
【0114】
クラス情報を受け取ると、ユーザインタフェース1002B(1002A)は、このクラス情報をクラス情報登録部102B(102A)に渡す。クラス情報登録部102B(102A)は、このクラス情報を用いて使用するクラス情報を更新する。
【0115】
このように、通信装置1001Aのユーザインタフェース1002Aを操作することにより、ユーザが通信に使用するクラスを選択した場合、その選択されたクラス情報は、クラス情報登録部102Aに登録されると共に、通信装置1001Bに通知され、クラス情報登録部102Bにも登録される。
【0116】
以上のような構成を有する通信システム1000によれば、1対1通信を行う2つの通信装置のどちらか一方において、使用するクラスを選択すれば、両方向の通信に使用するクラスを指定することができる。したがって、一方の通信装置のユーザが選択したクラスで、両装置ともに網200のサービスを受けることができる。
【0117】
また、電話サービスなど呼制御手順を通信装置1001Aと通信装置1001Bとの間で実行する場合には、ユーザインタフェース1002A(1002B)により選択された情報を呼制御手順のメッセージの情報要素の一部として、他方の通信装置のユーザインタフェース1002B(1002A)に通知することもできる。
【0118】
なお、本実施の形態では、送信側の通信装置1001Aのユーザインタフェース1002Aがユーザからクラス情報の選択を受け付けると、クラス情報登録部102Aに登録されたクラス情報が更新される場合について説明しているが、これに限定されない。クラス情報登録部102Aに登録されたクラス情報を更新することなく、通信相手の通信装置1101Bのクラス情報登録部102Bに登録されたクラス情報のみを更新させるようにしてもよい。
【0119】
具体的には、図11に示すように、送信側の通信装置1001Aのユーザインタフェース1002Aでクラス情報を受け付け、このクラス情報を受け付けた旨の通信相手への通知の指示を受け付けた場合、選択されたクラス情報をクラス情報登録部102Aに通知することなく、その旨及び受け付けたクラス情報をプロトコル処理部1003Aのみに通知するようにすればよい。
【0120】
このように変更した場合には、一方の通信装置(1001A)でクラスを選択すると、他方の通信装置(1001B)のクラス情報登録部102Bに登録されたクラス情報を更新することができる。この結果、一方の通信装置(1001A)が受信するクラスが自身で選択したクラスに設定される。したがって、一方の通信装置(1001A)のユーザは、自分が受信したいクラスで網200のサービスを受けることができる。
【0121】
例えば、網200が提供する電話サービスを受ける場合において、通信装置1001A上のユーザが聞いている音声の品質が悪かったとき、ユーザは、ユーザインタフェース部1002Aを操作して、より高品質な通信が可能なクラスを選択することで、自身が受信するパケットのクラスをより高品質な通信が可能なクラスへと変更することが可能である、この結果、通信装置1001Aのユーザは、自らが聞く音質を向上させることができる。
【0122】
特に、IPネットワークにおける常時接続環境で、VoIP(Voice Over IP)により電話サービスを実現する場合においては、網200は、最低限の通話ができるクラスに対しては課金せず固定料金とし、より高品質なクラスを使う場合にのみ追加料金を課金するケースが考えられる。
【0123】
この場合、現在の電話のように発信者が通話料金を負担するよりも、実際に高品質の音声を受信するユーザが追加料金を負担する方がふさわしいと考えられるが、本実施の形態の通信システム1000によれば、ユーザがより高品質なクラスを選択することで、自らが受信する音声データの品質を向上させることができる。すなわち、本通信システム1000によれば、他方のユーザが受信するデータの品質に影響を与えることなく、自らが受信するデータの品質を自らが選択する仕組みを提供することが可能である。
【0124】
また、本実施の形態では、受信側の通信装置1001Bのユーザインタフェース1002Bがプロトコル処理部1003Bからクラス情報を受け取ると、そのままそのクラス情報をクラス情報登録部102Bに渡す場合について説明しているが、これに限定されない。ユーザインタフェース1002Bでユーザにそのクラス情報を通知し、ユーザの指示を待ってクラス情報登録部102Bに渡すように変更してもよい。この場合には、受信側のユーザの意思を反映することができるため、より使い勝手のよい通信装置が実現される。
【0125】
(実施の形態9)
実施の形態9に係る通信システム1200は、実施の形態1に係る通信装置100を変形した通信装置1201A及び1201Bを網200を介して接続したものである。図12は、本発明の実施の形態9に係る通信システム1200の構成を示す概念図である。なお、本実施の形態では、通信装置1201Aを送信側とし、通信装置1201Bを受信側とするものとする。
【0126】
ここで、通信装置1201A(1201B)の構成の実施の形態1に係る通信装置100の構成との相違について図12を参照して説明する。図12において、図1と同一の符合を付した構成については、同様の機能を有するものとする。
【0127】
図12に示す通信装置1201A(1201B)は、プロトコル処理部1202A(1202B)の有する機能において、実施の形態1に係る通信装置100と相違する。
【0128】
プロトコル処理部1202A(1202B)は、実施の形態1に係る通信装置100のプロトコル処理部104と同様の機能を備えている。これに加え、プロトコル処理部1202A(1202B)は、受信したパケットデータにクラス情報が設定されている場合、そのクラス情報を解析する。そして、ここで解析したクラス情報をクラス情報登録部102に渡す。クラス情報登録部102は、このクラス情報を登録する。
【0129】
なお、本実施の形態9に係る通信装置1201A(1201B)は、実施の形態8に係る通信システム1000において、送信側の通信装置1001Aのプロトコル処理部1003Aがクラス通知パケットというクラス情報を通知するためのパケットを生成するのに対し、そのような特別なパケットを生成する必要がない点で実施の形態8に係る通信装置1001A(1001B)と相違する。
【0130】
このように、通信装置1201Aのユーザインタフェース101Aを操作することにより、ユーザが通信に使用するクラスを選択した場合、その選択されたクラス情報に基づいてアプリケーションデータがパケット化される。このパケットデータは、パケット送信部105Aを介して網200に送信される。そして、受信側の通信装置1201Bにおいて、パケット受信部106Bを介してプロトコル処理部1202Bに受け渡される。プロトコル処理部1202Bでは、このパケットデータに設定されたクラス情報を解析し、そのクラス情報は、クラス情報登録部102Bに登録される。
【0131】
受信側の通信装置1201Bがデータを返信しようとする場合、プロトコル処理部1202Bは、送信側の通信装置1201Aのユーザにより選択され、クラス情報登録部102Bに登録されたクラス情報に基づいてアプリケーションデータをパケット化する。したがって、送信側の通信装置1201Aのユーザにより選択されたクラスを用いてデータの通信が行われる。
【0132】
以上のような構成を有する通信システム1200によれば、1対1通信を行う2つの通信装置のどちらか一方において、使用するクラスを選択すれば、両方向の通信に使用するクラスを指定することができる。したがって、一方の通信装置のユーザが選択したクラスで、両装置ともに網200のサービスを受けることができる。
【0133】
なお、本実施の形態では、受信側の通信装置1201Bのユーザが、送信側の通信装置1201Aのユーザの選択したクラスと異なるクラスでデータを送信したいと考える場合も考えられる。したがって、クラス情報登録部102Bには、最も新しく選択されたクラス情報を登録しておくのが望ましい。このようなクラス情報を登録することで最新のユーザの要望に応えることができる。しかし、これに限定されず、常にユーザインタフェース101Bからのクラス情報を優先して登録するようにしてもよいし、受信したパケットデータに設定されたクラス情報を優先して登録するようにしてもよい。
【0134】
また、本実施の形態では、実施の形態1に係る通信装置100を変形した場合について説明している。しかし、これに限定されず、実施の形態2〜6に係る通信装置のプロトコル処理部104に本実施の形態に係るプロトコル処理部1202を適用するようにしてもよい。この場合には、実施の形態2〜6に係る通信装置において、一方の通信装置で選択されたクラスで、双方の装置ともに網200のサービスを受けることができる。
【0135】
(実施の形態10)
実施の形態10に係る通信システム1300は、実施の形態3に係る通信装置500を変形した通信装置1301A及び1301Bを網200を介して接続したものである。図13は、本発明の実施の形態10に係る通信システム1300の構成を示す概念図である。なお、本実施の形態では、通信装置1301Aを送信側とし、通信装置1301Bを受信側とするものとする。
【0136】
ここで、通信装置1301A(1301B)の構成の実施の形態3に係る通信装置500の構成との相違について図13を参照して説明する。図13において、図5と同一の符合を付した構成については、同様の機能を有するものとする。
【0137】
通信装置1301A(1301B)は、通信測定部1302A(1302B)の有する機能において、実施の形態3に係る通信装置500と相違する。
【0138】
通信測定部1302A(1302B)は、実施の形態3に係る通信装置500における通信測定部501がパケット送信部105が送信するパケットのトラヒック特性を測定するのに対し、パケット受信部106A(106B)が受信するパケットのトラヒックを測定する。そして、その測定した結果を通信相手(ここでは、通信装置1301B)に通知する。さらに、同様に測定された自装置(ここでは、通信装置1301A)が送出されたパケットのトラヒック特性の測定結果を受信する。そして、この測定結果に見合うクラスを、マッピングテーブル301を参照して選択する。そして、選択したクラス情報をクラス情報登録部102Aに通知する。
【0139】
以上のように構成された通信システム1300によれば、実際に受信しているデータのトラヒック特性を測定し、それを相手側の通信装置(1301B)に通知すると共に、逆に通信相手から伝えられた自通信装置(1301A)が送信しているトラヒック特性に見合ったクラスを選択することができる。特に、相手側の通信装置1301Bにおいて受信されているトラヒック特性に基いてクラスを選択するので、通信経路上にある網200によるトラヒック特性への影響も含んだトラヒック特性に基いてクラスを選択することができる。
【0140】
例えば、網200内の遅延ゆらぎが大きくなった場合には、それは相手側の通信装置1301Bにてトラヒック特性の一つのパラメータとして検出される。このトラヒック特性を受信すると、通信測定部1302A(1302B)によりクラスが選択されるが、マッピングテーブル301A(301B)に遅延ゆらぎが大きいときに選択するクラスを記述しておくことにより、適切なクラスを選択することが可能となる。
【0141】
なお、本実施の形態では、マッピングテーブル301が各通信装置1301A(1301B)に登録されている場合について説明しているが、これに限定されず、実施の形態5で説明したように、網200よりダウンロードするようにしてももちろんよい。この場合には、本実施の形態の効果に加えて、実施の形態5における効果をも本通信システム1300で奏することができる。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが通信装置において網が提供するサービスにおける所望のクラスを選択できるようにしたので、ユーザの所望のクラスで網が提供するサービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1におけるIPパケットのクラス設定の説明図
【図3】本発明の実施の形態2に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図4】実施の形態2に係る通信装置におけるマッピングテーブルに登録されるデータの一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態3に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態6に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態7に係る通信システムの構成を示す概念図
【図10】本発明の実施の形態8に係る通信システムの構成を示す概念図
【図11】実施の形態8に係る通信システムの変形例の構成を示す概念図
【図12】本発明の実施の形態9に係る通信システムの構成を示す概念図
【図13】本発明の実施の形態10に係る通信システムの構成を示す概念図
【符号の説明】
100,300,500,600,700,800 通信装置
101 ユーザインタフェース
102 クラス情報登録部
103,302 アプリケーション部
104 プロトコル処理部
105 パケット送信部
106 パケット受信部
200 網
301 マッピングテーブル
501 通信測定部
601,701 ダウンロード部
801 電話機
900,1000,1200,1300 通信システム

Claims (6)

  1. 一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する通信装置であって、
    ラス情報を受け付けるユーザインタフェース部と、
    前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、
    前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部と、
    前記アプリケーション部からのデータを前記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基づいてパケット化するプロトコル処理部と、
    前記プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部と、
    前記網からのパケットを受信するパケット受信部と、を具備し、
    前記ユーザインタフェース部は、前記クラス情報を受け付ける場合に通信相手の通信装置に前記クラス情報を通知する旨の指示を受け付け、前記クラス情報を前記プロトコル処理部に通知し、
    前記プロトコル処理部は、前記クラス情報を通知する旨の指示に応じて前記クラス情報を含むクラス通知パケットを生成すると共に、前記通信相手の通信装置から受け取ったクラス通知パケットに含まれるクラス情報を抽出し、前記ユーザインタフェース部を介して前記クラス情報登録部に登録する、
    通信装置。
  2. 前記プロトコル処理部は、前記パケット受信部が受信したパケットからクラス情報を解析し、前記解析したクラス情報を前記クラス情報登録部に登録する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 記網から入力されるパケットのトラヒック特性を測定する通信測定部、を具備し、
    前記通信測定部は、前記トラヒック特性の測定結果を前記通信相手の通信装置に通知すると共に、前記通信相手の通信装置より受信した自装置から送信されたパケットのトラヒック特性の測定結果に見合ったクラス情報を、前記クラス情報登録部に登録する、
    請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記網が提供するサービスにおけるクラスと、各クラスがサポート可能な品質情報とが対応づけて登録されたマッピングテーブルを具備し、
    前記通信測定部は、前記クラス情報を選択する際、前記マッピングテーブルを参照する
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記網と、少なくとも2台の請求項1から請求項のいずれかに記載の通信装置とで構成される
    通信システム。
  6. 一つのサービスに対して複数のクラスがあり、各クラスに応じた品質の通信を提供することが可能な網に接続する通信装置であって、
    ラス情報を受け付けるユーザインタフェース部と、
    前記クラス情報を登録するクラス情報登録部と、
    前記網が提供するサービスを利用するための機能を備えるアプリケーション部と、
    前記アプリケーション部からのデータを前記クラス情報登録部に登録された前記クラス情報に基づいてパケット化するプロトコル処理部と、
    前記プロトコル処理部が生成するパケットを前記網に送信するパケット送信部と、
    前記網からのパケットを受信するパケット受信部と、を具備し、
    前記ユーザインタフェース部は、電話機で構成され、発信前または通話中において、前記電話機からの特定の番号または特定のボタンの入力により前記クラス情報が選択され、
    前記アプリケーション部は、前記電話機との間で呼制御情報およびデータの通信を行う、
    通信装置。
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