JP2002197914A - バックライトユニットの導光板 - Google Patents

バックライトユニットの導光板

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JP2002197914A
JP2002197914A JP2000396160A JP2000396160A JP2002197914A JP 2002197914 A JP2002197914 A JP 2002197914A JP 2000396160 A JP2000396160 A JP 2000396160A JP 2000396160 A JP2000396160 A JP 2000396160A JP 2002197914 A JP2002197914 A JP 2002197914A
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reflection
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JP2000396160A
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English (en)
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Katsuhiko Nozaki
克彦 野▲崎▼
Shigeji Kubotani
茂治 窪谷
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックライトユニットの導光板によって光
源の光を反射し、フラットパネルディスプレイの表示範
囲全般に渡って、輝度が均一となるように照明可能とす
る。 【解決手段】 バックライトユニットの導光板16の
光反射部を複数の直線的に形成した反射面28で構成
し、平行状に複数列に渡って配置した反射面28の第1
の反射面グループと、第1の反射面グループにおける反
射面28の各列の中間に対応した各位置に、各反射面2
8を複数列に渡って配置した第2の反射面グループとを
形成し、第1と第2のグループとにおける各反射面28
が、光源24に近いものから遠くなるのに従って、反射
面28を長くなるように形成し、かつ各反射面28の列
のピッチが、光源24に近いものから遠いものになるの
に従って、徐々に狭まるように配置して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フラットパネル
ディスプレイの表示範囲全般に渡って、輝度の均一性を
高めるようにしたバックライトユニットの導光板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、フラットパネルディスプレイで
あるLCD(液晶ディスプレイ)等が広く使用されてい
る。この液晶ディスプレイは、他の光源の光を利用する
非発光型である。
【0003】この液晶ディスプレイには、液晶パネルの
裏側にバックライトユニットを配置し、そのバックライ
トユニットで液晶パネルの裏全面に光を照射し、この光
を液晶パネルに透過させて表示する透過型のものがあ
る。
【0004】従来、このような透過型の液晶ディスプレ
イ等に用いられるバックライトユニットは、その光源か
らの光を導光板によって面光源に変換し、液晶パネルの
裏全面に照射するよう構成されている。
【0005】この液晶ディスプレイに対しては、薄型化
のニーズが多く、しかもディスプレイの表示性能を向上
する為、輝度の均一性を高くすることが要求されてい
る。従ってバックライトユニットも薄型化と輝度の均一
性とが要求される。
【0006】そこで、バックライトユニットをエッジラ
イト型(導光板方式)に構成したものが用いられてい
る。このエッジライト型は、厚板状の透明樹脂製の導光
板を液晶パネルの裏側全面に配置し、この導光板の端部
に光源を配置し、この光源から導光板に入射させた光を
導光板の裏面に加工した反射部によって液晶パネル面方
向に光を反射し、この反射部で反射された光を光拡散板
によって均一化して液晶パネルを裏から照射するよう構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のバ
ックライトユニットでは、導光板の反射部が、光源から
照射される光線に対して略直交する方向に一連に延びる
断面V字状の溝を導光板の裏面に等間隔で複数本穿設し
て構成されている。
【0008】このため、導光板の光源から離れた位置ほ
ど照度が低下し、表示面内の全域で均一の照度を得るこ
とが困難である。
【0009】例えば、バックライトユニットの導光板が
長方形状で、その両端部にそれぞれ光源を配置したもの
では、長方形状の導光板における長手方向の中央部の照
明が暗くなり過ぎ、長方形状の導光板における長手方向
の両端部の照明が明るくなり過ぎて、輝度の均一性が低
下するという問題がある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、フラットパネ
ルディスプレイの表示範囲全般に渡って、輝度が均一と
なるように照明可能なバックライトユニットの導光板を
新たに提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のバックライトユニットの導光板は、透明板の板面に光
反射部を形成し、透明板の肉厚方向の端面側から入射し
た光源の光を光反射部で反射して透明板の板面側から照
射するバックライトユニットにおいて、光反射部を構成
する複数の直線的に形成した反射面を、平行状に複数列
に渡って配置した反射面の先行する行グループと、先行
する行グループにおける反射面の各列の中間に対応した
各位置に、光反射部を構成する複数の直線的に形成した
各反射面を平行状に複数列に渡って配置した反射面の後
行する行グループとを有し、先行する行グループと後行
する行グループとにおける各反射面が、光源に近いもの
から遠いものになるのに従って、反射面の長さが長くな
るように形成し、先行する行グループと後行する行グル
ープとにおける各反射面の列のピッチが、光源に近いも
のから遠いものになるのに従って、徐々に狭まるように
配置したことを特徴とする。
【0012】上述のように構成することにより、光源か
ら出た光が、導光板の中を導かれて各反射面の列間のピ
ッチが長いところでは、より光源に近い前列の反射面で
光が反射され、その溝底直上を通る残りの光線が広がっ
て、これに続く後列の反射面の広い範囲で反射されるこ
とになる。よって、前列と後列とのいずれの反射面でも
広い範囲で光線を反射することになり、各反射面で反射
する光線の量がそれぞれ多くなる。
【0013】また、各反射面の列間のピッチが長いとこ
ろでは、それぞれ各反射面の列間のピッチが長いため、
光源の近くで光線を遮る反射面の数が少なくなるので、
光源で発光した光線が比較的遠くの反射面まで行き渡っ
て反射される。
【0014】よって、導光板は、その光源に近い部分で
比較的光線を反射する率が低く、光源から離れた部分で
比較的光線を反射する率が高くなる。このため光源で発
光された光線量が光源から離れるのに従って少なくなる
状態を光反射部が光線を反射するときに相殺するように
作用して、導光板の光反射部の全面に渡って平均的に、
しかも比較的多い光量で光を照射できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のバックライトユニットの
導光板に係る実施の形態について、図面を参照しながら
説明する。 (液晶ディスプレイの構成)本実施の形態に係わるバッ
クライトユニットの導光板は、例えば図4の分解斜視図
に想像線で示すカーステレオ用のコントロールパネル1
0における表示窓12の奥に配置して、カーステレオの
動作状態を表示するフラットパネルディスプレイのひと
つである、図4の分解斜視図及び図5の要部縦断面図に
例示する液晶ディスプレイ(LCD)に装着して用いら
れる。
【0016】この液晶ディスプレイは、反射ケース14
の上に導光板16を配置し、その上に光拡散シート18
を配置し、更にその上に液晶パネル20を配置する。そ
して、この状態で、反射ケース14の長手方向両端部に
は、それぞれ係止部材22を係着する。これにより、反
射ケース14の長手方向両端部と各係止部材22とは、
これらの間に、それぞれ重なった導光板16、光拡散シ
ート18及び液晶パネル20を挟み付けた状態で一体化
して液晶ディスプレイを構成する。 (導光板の構成)図1乃至図4に示すように、導光板1
6は、光の透過率が良好なアクリル樹脂を材料として、
射出成形法で略矩形の薄板状に一体形成して製造する。
【0017】この導光板16は、長手方向の両端近く
に、それぞれ発光素子24(LED)を挿入する円形透
孔26を穿設する。なお、本実施の形態では、発光素子
24(LED)を用いるが、この代わりに豆電球を用い
ても良い。よって本明細書で発光素子というときには、
豆電球を含むものとする。
【0018】また導光板16は、長手方向の両端角部を
角47度で斜状に切欠して反射端面を形成する。
【0019】導光板16の裏面には、光反射部を射出成
形時に一体形成する。この光反射部は、導光板16の長
手方向中央を中心として左右対称のパターンに形成す
る。
【0020】この光反射部は、光源としての発光素子2
4が配置される一方の透孔26に隣接する部分の位置か
ら長手方向中央にかけて、光の反射面28の分布密度が
高くなるよう配置する。
【0021】これと共に、一方の透孔26に隣接する部
分の位置から長手方向中央にかけて複数配置される各光
の反射面28を適宜分散させて配置することにより、各
光の反射面28に対する光源からの光の到達率が低下し
ないように構成する。この光反射部に設ける各光の反射
面28は、導光板16の裏面にV字状の溝として構成
し、射出一体成形で設ける。
【0022】導光板16の裏面に設ける各光の反射面2
8は、角90度に穿設したV字状の浅溝で、深さ2mm
に形成する。
【0023】これらの各光の反射面28は、その最小単
位の溝の長さを有する反射面28を透孔26の直径と同
じ長さの直線状に形成し、最大の溝の長さをもつ反射面
28を導光板16の短い幅(横幅)の長さの直線状に形
成する。
【0024】この最小単位長さの反射面28は、導光板
16における各透孔26に隣接する部分の位置に形成す
る。また、最大長さの反射面28は、導光板16におけ
る長手方向中央の所定範囲に形成する。
【0025】また導光板16の裏面には、各反射面28
の行グループを、第1行A、第2行B、第3行C、第4
行D、第5行E、第6行F、第7行Gまでの、7つの行
に分割して配置する。
【0026】これら7つの行の内、第2行B、第4行
D、第6行Fは、先行する行グループ(第1の反射面)
とし、これらの第1列を最も透孔26寄り(両端側)に
位置させる。さらに、先行する行グループ第2行B、第
4行D、第6行Fにおける第2列を、これらの第1列か
ら所定の最も大きな間隔を開けて配置する。
【0027】また、第3列は、第1列と第2列との間隔
より所定の微小距離(例えば0.01mm)だけ短い間
隔を開けて配置する。このように第4列、第5列と続け
るのに従ってピッチを所定の微小距離づつ狭めるように
して各々の反射面28を配置する。
【0028】これと共に、各反射面28が、第1列、第
2列、第3列と続くのに従って、その全長を所定の微小
距離づつ延長し、先行する行グループ第2行B、第4行
D、第6行Fの各反射面28が一連に連続して最大長さ
の反射面28となるよう構成する。
【0029】次に、7つの行の内、第1行A、第3行
C、第5行E、第7行Gは、後行する行グループ(第2
の反射面)とし、これらの第1列を、先行する行グルー
プ第2行B、第4行D、第6行Fにおける第1列と第2
列との中間位置に配置する。
【0030】また、後行する行グループ第1行A、第3
行C、第5行E、第7行Gの各第2列は、それぞれ先行
する行グループ第2行B、第4行D、第6行Fにおける
第2列と第3列との中間位置に配置する。このように後
行する行グループ第1行A、第3行C、第5行E、第7
行Gで第4列、第5列では、これらの各反射面28を続
けて設けるのに従いピッチを所定の微小距離づつ狭める
ようにして各々の反射面28を配置する。
【0031】これと共に、各反射面28が、第1列、第
2列、第3列と続くのに従って、その全長を所定の微小
距離づつ延長し、後行する行グループ第1行A、第3行
C、第5行E、第7行Gの各反射面28が一連に連続し
て最大長さの反射面28となるよう構成する。
【0032】なお、後行する行グループにおける第1行
Aと第7行Gとは、それぞれ先行する行グループ第2行
B、第4行D、第6行Fと、後行する行グループ第3行
C、第5行Eとの各反射面28が重なる部分における半
分の長さに、各反射面28を構成する。
【0033】また、バックライトユニットの照明する範
囲が広い場合は、図1に想像線で例示するように、同形
の導光板16を複数並べた構成(図示のものは2個並べ
たものである)とすることができる。
【0034】このように構成される導光板16は、その
光反射部の反射面28を射出成形で比較的許容誤差を大
きく見積もって形成しても使用上十分な性能が得られ
る。よって、導光板16を射出成形による大量生産する
ことにより、廉価に提供可能である。 (液晶ディスプレイの構成)上述のように構成した導光
板16を装着する液晶ディスプレイは、その反射ケース
14を白色のプラスチックで射出成形して構成する。こ
の反射ケース14は、導光板16の裏面とその周囲を囲
んで光を反射させると共に、遮光するように覆う。ま
た、反射ケース14の底面には、それぞれ導光板16の
各透孔26に連通するよう対応した発光素子24を挿入
する挿入口30を穿孔する。
【0035】この反射ケース14に収められた導光板1
6の上面には、光拡散シート18を重ねて載置する。こ
の光拡散シート18は、すりガラスのように半透明に構
成し、導光板16の各反射面28で反射された光を拡散
し平均化して液晶パネル20の裏面に照射するよう構成
されている。
【0036】さらに、光拡散シート18の上には、液晶
パネル20を載置する。この液晶パネル20は、矩形平
板状のLCDセルとして構成され、その長手方向一側部
に複数の端子32が突設されている。
【0037】前述のように、反射ケース14上に導光板
16、光拡散シート18及び液晶パネル20を積み重ね
た状態で、反射ケース14の両端部にそれぞれ係止部材
22を係着し、バックライトユニットの全体を一体に組
み合わせた状態で保持する。
【0038】この係止部材22には、反射ケース14に
形成された係止部に係止する爪部34を突設し、さら
に、液晶パネル20の両端部を押さえて保持する保持片
36を形成する。
【0039】この係止部材22は、その爪部34を反射
ケース14の係止部に係着し、その保持片36で液晶パ
ネル20の両端部を押さえることにより、反射ケース1
4と係止部材22とで、導光板16、光拡散シート18
及び液晶パネル20を挟み付けるようにして保持する。
【0040】このように一対の係止部材22を用いてバ
ックライトユニットを組み立てる場合には、一対の係止
部材22を反射ケース14に係着する簡単な動作で組み
立てを完了できるので、容易にかつ廉価にバックライト
ユニットを製造できる。
【0041】また、上述のように組み立ててから、図5
に示すように、反射ケース14の外方より、各発光素子
24をそれぞれ対応する挿入口30とこれに連通する透
孔26とに挿入して、バックライトユニットを完成させ
る。
【0042】このように構成したバックライトユニット
は、コントロールパネル10の表示窓12の内側に設置
する。このとき図5に想像線で示すように、バックライ
トユニット両端の各発光素子24の部分と、導光板16
に形成した各反射面28の7つの行グループ(第1行
A、第2行B、第3行C、第4行D、第5行E、第6行
F、第7行G)における各々の第1列に当たる反射面2
8の部分とが、表示窓12の両端側部に隠されて外部か
ら見えないように構成する。
【0043】これは、発光素子24の光が直接液晶パネ
ル20を照らすと、その照らされた部分だけが明るくな
って目立ってしまうのを避ける為である。さらに、7つ
の行グループ(第1行A、第2行B、第3行C、第4行
D、第5行E、第6行F、第7行G)における各々の第
1列に当たる反射面28では、他の反射面28より反射
する光の量が多くなり、この第1列に当たる反射面28
の明るい光で照らされた部分だけが明るくなって目立っ
てしまうのを避ける為である。
【0044】なお図示しないが、バックライトユニット
自体に、各発光素子24の部分と、7つの行グループ
(第1行A、第2行B、第3行C、第4行D、第5行
E、第6行F、第7行G)における各々の第1列に当た
る反射面28の部分とを隠す遮蔽部材を設けても良い。
【0045】次に、上述のように構成された本実施の形
態に係るバックライトユニットの導光板を装着した液晶
ディスプレイの作用について説明する。
【0046】この液晶ディスプレイでは、発光素子24
を点灯すると、発光素子24の発光が透孔26から導光
板16の内部に照射される。
【0047】このとき導光板16の光反射部における第
1行A、第2行Bと第3行Cとの重なる部分、第3行C
と第4行Dとの重なる部分、第4行Dと第5行Eとの重
なる部分、第5行Eと第6行Fとの重なる部分及び第7
行Gでは、図6(イ)の如く発光素子24の光線が反射
される。
【0048】すなわち発光素子24から照射された光線
は、第1列の反射面28で液晶パネル20側に反射され
る。この第1列の反射面28の溝底より上を通る光線の
一部は、第2列の反射面28に反射され、この第2列の
反射面28の溝底より上を通る光線の一部は、第3列の
反射面28に反射されるというようにして順次液晶パネ
ル20側に反射される。
【0049】ここで、図6(イ)に対応する部分では、
各反射面28の列間のピッチが短いため、第1列の反射
面28の溝底直上を通る光線は、第2列の反射面28の
溝底に近い位置に反射されることになる。よって、第2
列の反射面28では、溝底に近い位置から溝底までの狭
い範囲で発光素子24の光線を反射することになり、反
射する光線の量が少なくなる。
【0050】また、発光素子24から第3列、第4列と
離れるのに従って、各反射面28に反射される光線は、
その接近した手前側の反射面28によって遮られるため
益々少なくなる。
【0051】なお、この図6(イ)に対応する部分にお
ける反射状態は、導光板16の裏面全面に短いピッチで
横幅一杯の長い一連の反射面28を形成した、従来用い
られている導光板16の反射状態と同等である。
【0052】また、導光板16の光反射部における先行
する行グループ第2行B、第4行D、第6行Fの各反射
面28のうち、隣接する行グループ同士の反射面28が
重ならない部分における、発光素子24で発光した光線
を反射する状態は、図6(ロ)に例示する如くなる。
【0053】この図6(ロ)に対応する部分では、発光
素子24で発光した光線が第1列の反射面28で液晶パ
ネル20側に反射される。この第1列の反射面28の溝
底より上を通る光線の一部は、比較的距離を置いた第2
列の反射面28の広い範囲で反射され、この第2列の反
射面28の溝底より上を通る光線の一部は、第3列の反
射面28の広い範囲で反射されるというようにして順次
液晶パネル20側に反射される。
【0054】ここで、図6(ロ)に対応する部分では、
各反射面28の列間のピッチが長いため、第1列の反射
面28の溝底直上を通る光線が広がって、第2列の反射
面28の全面に近い広い範囲で反射されることになる。
よって、第2列の反射面28では、溝の開放端に近い位
置から溝底までの広い範囲で発光素子24の光線を反射
することになり、反射する光線の量が多くなる。
【0055】また、導光板16の光反射部における後行
する行グループ第1行A、第3行C、第5行E、第7行
Gの各反射面28のうち、隣接する行グループ同士の反
射面28が重ならない部分における、発光素子24で発
光した光線を反射する状態は、図6(ハ)に例示する如
くなる。
【0056】この図6(ハ)に対応する部分では、発光
素子24で発光した光線が第1列の反射面28で液晶パ
ネル20側に反射される。この第1列の反射面28の溝
底より上を通る光線の一部は、比較的距離を置いた第2
列の反射面28の広い範囲で反射され、この第2列の反
射面28の溝底より上を通る光線の一部は、第3列の反
射面28の広い範囲で反射されるというようにして順次
液晶パネル20側に反射される。
【0057】ここで、図6(ハ)に対応する部分では、
各反射面28の列間のピッチが長いため、第1列の反射
面28の溝底直上を通る光線が広がって、第2列の反射
面28の全面に近い広い範囲で反射されることになる。
よって、第2列の反射面28では、溝の開放端に近い位
置から溝底までの広い範囲で発光素子24の光線を反射
することになり、反射する光線の量が多くなる。
【0058】また、前述した図6(ロ)及び図6(ハ)
に対応する部分では、それぞれ各反射面28の列間のピ
ッチが長いため、発光素子24の近くで発光素子24で
発光した光線を遮る反射面28の数が少ないので、発光
素子24で発光した光線が比較的遠くの各反射面28ま
で行き渡って反射され、液晶パネル20に照射される。
【0059】よって、導光板16は、その両端側の発光
素子24に近い部分で比較的光線を反射する率が低く、
発光素子24から離れた中央部分で比較的光線を反射す
る率が高くなる。このため発光素子24で発光された光
線量が発光素子24からはなれるのに従って少なくなる
状態を相殺するように作用して、導光板16の光反射部
の全面から平均的に光を液晶パネル20に向けて照射で
きる。
【0060】次に、この図1に例示した導光板16にお
ける一方の発光素子24から他方の発光素子24までの
間における光の反射の状態を測定したところ、図7及び
図8に示す結果が得られた。なお、図1に例示した導光
板16と性能を比較するため、導光板の裏面全面に短い
ピッチ0.5mmで横幅一杯の長い一連の反射面(V字
状溝で深さが0.25mm)を形成したものについても
同じ条件で測定した。
【0061】この測定結果からも解かるように、図1に
例示した導光板16では、その最も両端に位置する各第
1列の反射面28を除き、光反射部の全面に渡って平均
的に、しかも比較的多い光量で液晶パネル20を照射で
きる。
【0062】また、比較のため測定した、裏面全面に短
いピッチ0.5mmで横幅一杯の長い一連の反射面(V
字状溝で深さが0.25mm)を形成した導光板では、
導光板の両端部で反射する光量が多く、導光板の中央部
で反射する光量が減少してしまうことが解かる。
【0063】よって、図1に例示した導光板16を用い
た液晶ディスプレイでは、液晶パネル20を駆動制御す
ることにより、表示面全面に渡って平均的に明るい輝度
で表示できる。
【0064】これに対し、比較のため測定した、裏面全
面に短いピッチ0.5mmで横幅一杯の長い一連の反射
面(V字状溝で深さが0.25mm)を形成した導光板
を用いた液晶ディスプレイでは、表示面における両端部
の輝度が明るすぎ、中央部の輝度が暗くなりすぎて不自
然で見ずらい表示となってしまう。
【0065】
【発明の効果】 本発明のバックライトユニットの導光
板によれば、透明板の板面に光反射部を形成し、透明板
の肉厚方向の端面側から入射した光源の光を光反射部で
反射して透明板の板面側から照射するバックライトユニ
ットにおいて、光反射部を構成する複数の直線的に形成
した反射面を、平行状に複数列に渡って配置した反射面
の先行する行グループと、先行する行グループにおける
反射面の各列の中間に対応した各位置に、光反射部を構
成する複数の直線的に形成した各反射面を平行状に複数
列に渡って配置した反射面の後行する行グループとを有
し、先行する行グループと後行する行グループとにおけ
る各反射面が、光源に近いものから遠いものになるのに
従って、反射面の長さが長くなるように形成し、先行す
る行グループと後行する行グループとにおける各反射面
の列のピッチが、光源に近いものから遠いものになるの
に従って、徐々に狭まるように配置して構成したので、
フラットパネルディスプレイの表示範囲全般に渡って、
輝度が均一となるように照明できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバックライトユニッ
トの導光板を示す全体平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るバックライトユニッ
トの導光板の要部を拡大して示す要部平面図である。
【図3】図2のIII−III線による断面を示す要部
拡大断面説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るバックライトユニッ
トの導光板をコントロールパネルに装着する構成を例示
する概略分解斜視図である。
【図5】図4のV−V線に対応した部分を示す要部拡大
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るバックライトユニッ
トの導光板の光を反射する作用を説明する説明線図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係るバックライトユニッ
トの導光板における光反射部で光を反射する状態の測定
結果を示す表である。
【図8】本発明の実施の形態に係るバックライトユニッ
トの導光板における光反射部で光を反射する状態の測定
結果を示す折れ線グラフである。
【符号の説明】
12 表示窓 14 反射ケース 16 導光板 18 光拡散シート 20 液晶パネル 22 係止部材 24 発光素子 26 円形透孔 28 反射面 30 挿入口 34 爪部 36 保持片
フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 AA52 AA55 BA06 2H042 BA04 BA15 BA20 2H091 FA14Z FA23Z FA32Z FA41Z FB02 LA16 LA18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明板の板面に光反射部を形成し、前
    記透明板の肉厚方向の端面側から入射した光源の光を前
    記光反射部で反射して前記透明板の板面側から照射する
    バックライトユニットにおいて、 前記光反射部を構成する複数の直線的に形成した反射面
    を、平行状に複数列に渡って配置した第1の反射面グル
    ープと、 前記第1の反射面グループにおける前記反射面の各列の
    中間に対応した各位置に、前記光反射部を構成する複数
    の直線的に形成した各反射面を平行状に複数列に渡って
    配置した第2の反射面グループとを有し、 前記第1の反射面グループと前記第2の反射面グループ
    とにおける前記各反射面が、光源に近いものから遠いも
    のになるのに従って、前記反射面の長さが長くなるよう
    に形成し、 前記第1の反射面グループと前記第2の反射面グループ
    とにおける前記各反射面の列のピッチが、前記光源に近
    いものから遠いものになるのに従って、徐々に狭まるよ
    うに配置したことを特徴とするバックライトユニットの
    導光板。
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