JP2002197707A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP2002197707A
JP2002197707A JP2000390088A JP2000390088A JP2002197707A JP 2002197707 A JP2002197707 A JP 2002197707A JP 2000390088 A JP2000390088 A JP 2000390088A JP 2000390088 A JP2000390088 A JP 2000390088A JP 2002197707 A JP2002197707 A JP 2002197707A
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JP2000390088A
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Kazutoshi Onozawa
和利 小野澤
Shinichi Ijima
新一 井島
Osamu Kondo
修 今藤
Masaaki Yuri
正昭 油利
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれが波長の異なるレーザ光に対応した
複数の光記録媒体を再生または記録できるようにする。 【解決手段】 複数の波長を発振する半導体レーザ素子
アレイと、前記半導体レーザ素子アレイからの出射光を
光記録媒体に集光する対物レンズを少なくとも搭載した
可動部と、前記可動部を支える基部と、前記光記録媒体
のフォーカス方向とトラッキング方向とに前記可動部が
揺動可能になるように前記可動部と前記基部とを接続し
た支持部品と、複数の波長を発振する半導体レーザ素子
アレイと活性層の基板面からの高さがほぼ同等の高さと
なるように膜厚が設定された高さ調整用バッファ層を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理・通信用
途等における情報記録再生装置と、それに用いられる光
ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオディスク(DVD)の
登場により光ディスクの高密度化が進展し、現在、8.
5GBという大容量の光ディスクが実現されるに至って
いる。一般的なDVD用の再生装置は、DVDだけでな
く、コンパクトディスク(CD)の再生が必要とされ、
さらには近年急速に普及し始めた追記型CD(CD−
R)の再生および記録が必要とされる場合もある。DV
Dを再生する再生光には、650nm帯の赤色レーザが
用いられ、CDまたはCD−Rを再生する再生光には、
780nm帯の赤外レーザが用いられる。従って、現状
のDVD再生装置には、赤色レーザ光を生成する赤色半
導体レーザチップと赤外レーザ光を生成する赤外半導体
レーザチップとの2つの半導体レーザチップが搭載され
ている。
【0003】そして、DVDやCD等の光記録媒体に対
して、情報の読み書きを行うために、光ピックアップが
用いられる。図8に光ピックアップの側面の構成図を示
す。対物レンズ101とコイル105を有する可動部1
06は、基部107に対して4本の支持ワイヤ108で
接続され、揺動可能に支持されている。半導体レーザチ
ップと受光素子の集積素子102、コリメートレンズ1
04、ミラー103は、光学基台109に固定されてい
る。なお、図8において4本の支持ワイヤのうち2本は
図示した2本の支持ワイヤの後ろに隠れるので図示して
いない。光記録媒体112は、回転時に面振れが発生す
るため、対物レンズ101により集光された光束L1の
被写界深度内に光記録媒体112の情報記録面の位置を
保つ必要がある。また、光記録媒体112は回転時に偏
心が発生するため、光記録媒体112上の情報記録列を
対物レンズ101により集光された光束L1が正確に追
随する必要があり、光ピックアップは、光束の焦点調整
機能および焦点誤差検出機能と、トラッキング位置調整
機能およびトラッキング誤差検出機能を備えることを要
求される。
【0004】光ピックアップでは、光記録媒体112の
面振れに対しては、対物レンズ101が出射光軸方向で
あるフォーカス方向に可動する事により光記録媒体への
焦点調節を行う。また、光記録媒体112の偏心に対し
ては、対物レンズ101を光記録媒体上の情報記録列を
横切る方向であるトラッキング方向に可動させることに
より情報記録列に追随させる。この構成により情報記録
信号の書き込みあるいは読み出しを行う構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、パソコン等の情
報機器に対する小型化の要望にともない、DVD再生装
置の小型および薄型化を進展させる必要があり、これを
実現するためには、光ピックアップの小型および薄型化
が必要不可欠となる。光ピックアップの小型・薄型化の
方法として、光学系の簡素化があげられる。その一つの
方法として、赤色半導体レーザチップと赤外半導体レー
ザチップの集積化が考えられる。現状のDVD再生装置
は、赤色半導体レーザチップ用および赤外半導体レーザ
チップ用の2つの光学系部品から構成されており、赤色
と赤外との2つの半導体レーザチップを集積化すること
により2つの光学系部品を共有することが可能となるの
で、光ピックアップの小型および薄型化が実現される。
【0006】赤色半導体レーザチップおよび赤外半導体
レーザチップの集積化としては、一の基板上に集積され
たモノリシック型に半導体レーザ素子アレイが、特開平
11−186651号(第1の従来例)および第60回
秋季応用物理学術講演会 3a−ZC−10(第2の従
来例)に報告されている。また、赤色と赤外との2つの
半導体レーザチップをハイブリッドに集積化することに
より2つの光学系部品を共有した光ピックアップとして
は、特開平11−144307号(第3の従来例)およ
び特開平11−149652号(第4の従来例)に報告
されている。
【0007】上述したような第1の従来例に係る一の基
板上に集積されたモノリシック型の半導体レーザ素子ア
レイは、活性層に電流を効率良く注入するための電流ブ
ロック(狭窄)層として、赤色用レーザおよび赤外用レ
ーザの双方に、各活性層のエネルギーギャップ(バンド
ギャップ)と同等かそれよりも小さいエネルギーギャッ
プを持つGaAsを用いている。これにより、各活性層
から出射するレーザ光を吸収することにより生成光を効
果的にストライプ状の領域に閉じ込める複素屈折率導波
構造を採用している。しかしながら、複素屈折率導波構
造を用いた半導体レーザ素子は、生成光がGaAsから
なる電流ブロック層で吸収されてしまうため、情報記録
再生装置に必要な自励発振特性や高温高出力特性を得る
ことは極めて困難である。
【0008】また、第2の従来例に係る半導体レーザ素
子アレイは、電流ブロック層を設けない、いわゆる利得
導波型構造を有しているため、電流ブロック層による光
吸収は生じない。ところが、この利得導波型構造の半導
体レーザ素子は、生成光を有効に閉じ込める屈折率導波
構造を持たないため、情報記録再生装置に必要な低ノイ
ズ化を図るには、例えば発振スペクトルを多モード化す
ることにより干渉性を抑える手段を必要とする。
【0009】しかしながら、発振スペクトルを多モード
化したとしても、各スペクトルの半値幅が狭いため出射
光と戻り光とが互いに干渉を起こし易く、情報記録再生
装置に望まれる相対雑音強度(RIN)を−130dB
/Hz以下にまで低減することができない。そのため、
第2の従来例に係る利得導波型構造を有する半導体レー
ザ素子アレイの場合は、1/4λ板等を用いてRINの
低減を図る手段が必要となり、光ピックアップを構成す
る部品点数を削減することが困難となる。これらの問題
を解決するには、半導体レーザ素子アレイが自励発振特
性を有することが必要不可欠となる。
【0010】その上、利得導波型半導体レーザ素子アレ
イは、電流狭窄機能は有するが、活性層の主面に対する
水平方向における屈折率分布を利用した光閉じ込め機能
を有さない。このため、DVD又はCDの再生時の10
mW以下という低出力動作状態では、室温下では単一横
モード特性を維持できるものの、高温下ではキャリアが
高注入状態となって高次モードが利得を得易くなるた
め、安定な横モード特性を得ることが困難となる。ま
た、半導体レーザ素子アレイの高出力動作状態では、光
閉じ込め機構を有さないため、横モード特性の安定化を
図ることはさらに困難となる。
【0011】さらに、モノリシックの2波長レーザ素子
アレイは、光学系部品を共有するため、各レーザ素子の
活性層の位置、すなわち基板面からの高さを一致させる
ことが好ましい。しかしながら、モノリシックではあっ
ても、各レーザ素子における活性層はその組成が互いに
異なるため、成長工程を別々に行わなければならず、活
性層同士の高さがばらついてしまうという課題を有して
いた。
【0012】また、上述したような第3、4の従来例に
係る光ピックアップは、受光素子を含む基板上に赤色半
導体レーザチップと赤外半導体レーザチップをハイブリ
ッドに集積化した素子を用いたものである。
【0013】しかしながら、赤色半導体レーザチップと
赤外半導体レーザチップをハイブリッドに集積化したと
しても、各半導体レーザチップの活性層の位置および発
光点の間隔を制御することが困難であるという課題を有
していた。
【0014】また、赤外半導体レーザチップの発光点と
赤色半導体レーザチップの発光点との高さの差が大きい
と、赤外レーザ光と赤色レーザ光との少なくともどちら
かが、信号光検出用の受光素子に対してずれた位置に入
射してしまい、受光素子に対して正確にレーザ光を導く
ことが困難になるという課題を有していた。
【0015】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、赤色と赤外との2つの半導体レーザチップを集積化
することにより2つの光学系部品を共有化し、光ピック
アップの小型および薄型化を実現することを目的とす
る。
【0016】また、モノリシックの半導体レーザ素子ア
レイにおける活性層同士の高さのばらつきを抑制する事
により、光学調整の容易化とレンズ収差を抑制し、光学
特性が安定した光ピックアップを実現することを目的と
する。さらに、安定な自励発振特性を持ちかつ高出力動
作および高温動作を確実にする事により、信号特性が安
定した光ピックアップ特性を実現することを目的とす
る。
【0017】また、安定した信号特性でかつ最適な波長
の異なる複数の光記録媒体を再生または記録できる、小
型、薄型で、信号特性が安定した情報記録再生装置を実
現することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の光ピックアップは、光記録媒体にレーザ光を
集光する対物レンズを少なくとも搭載した可動部と、前
記可動部を支える基部と、前記光記録媒体のフォーカス
方向とトラッキング方向とに前記可動部が揺動するよう
に前記可動部と前記基部とを接続した支持部品と、複数
の波長の光を発振する半導体レーザ素子アレイとを有
し、前記半導体レーザ素子アレイは、一の基板上に形成
された第1の半導体からなる第1活性層を有する第1の
レーザ素子と、前記一の基板上に前記第1のレーザ素子
と間隔をおいて形成されかつ前記第1活性層よりもエネ
ルギーギャップが大きい第2の半導体からなる第2活性
層を有する第2のレーザ素子とを備え、前記第1のレー
ザ素子と前記第2のレーザ素子とにおいて前記第2活性
層が前記第1活性層の基板面からの高さとほぼ同じ高さ
となるものである。
【0019】この構成により、複数の波長を発振する半
導体レーザ素子アレイを搭載していることにより、記録
密度の異なる複数の光記録媒体を記録再生できるととも
に第1活性層と第2活性層との基板面からの高さをほぼ
一致させることができ、波長が異なるレーザ光の発光点
の高さばらつきを防止できるため、光ピックアップの光
学調整の容易化とレンズ収差が抑制できて光学特性を安
定させることができる。
【0020】本発明の光ピックアップは、かかる構成に
つき、第2のレーザ素子は、前記第2活性層が前記第1
活性層の基板面からの高さとほぼ同じ高さとなるように
第1導電型の第3の半導体からなる高さ調整用バッファ
層を有することにより、さらに第2活性層が第1活性層
の基板面からの高さとほぼ同等の高さとなるように膜厚
が設定された高さ調整用バッファ層を有しているため、
第1活性層と第2活性層との基板面からの高さをほぼ一
致させることができ、波長が異なるレーザ光の発光点の
高さばらつきを防止できるため、光ピックアップの光学
調整の容易化とレンズ収差が抑制できて光学特性を安定
させることができる。
【0021】本発明の光ピックアップは、かかる構成に
つき、可動部には前記光記録媒体からの戻り光を受光す
る受光素子がさらに搭載されたことにより、半導体レー
ザ素子と受光素子とを集積化できる。
【0022】本発明の光ピックアップは、かかる構成に
つき、可動部は半導体基板を有し、前記半導体基板は前
記半導体レーザ素子アレイおよび前記光記録媒体からの
戻り光を受光する受光素子を有し、前記半導体基板には
前記半導体レーザ素子アレイから出射されるレーザ光を
前記半導体基板表面に垂直な方向に向けて反射する傾斜
面が形成されたことにより、半導体レーザ素子と受光素
子とを1枚の半導体基板に集積配置することができ、可
動部を小型化、薄型化できる。
【0023】本発明の光ピックアップは、かかる構成に
つき、半導体レーザ素子アレイから出射されかつ波長の
異なる複数のレーザ光が前記傾斜面に入射して作る複数
のスポットの高さがほぼ等しいことにより、波長が異な
るレーザ光の傾斜面における発光点の高さばらつきを防
止できるため、光ピックアップの光学調整の容易化とレ
ンズ収差が抑制できて光学特性を安定させることができ
る。
【0024】本発明の光ピックアップは、かかる構成に
つき、支持部品の各々が電位的に独立した複数の金属部
材からなり、前記複数の金属部材の少なくとも1つが半
導体レーザ素子アレイまたは受光素子に対する給電線と
なることにより、支持部品の各々が電位的に独立した複
数の金属部材からなるので搭載する半導体レーザ素子ア
レイや受光素子等の駆動や得られる信号出力に必要な多
くの電極端子を取り出すことができ、配線やフレキシブ
ル基板の取り付けを不要とすることができる。
【0025】本発明の光ピックアップは、かかる構成に
つき、高さ調整用バッファ層の層厚が前記第1のレーザ
素子の発光点と前記第2の半導体レーザ素子の発光点の
高さとの差が2μm以下であるように調節されたことに
より、受光素子の分割された領域に正確にレーザ光を導
くことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。尚、以下の説明に用いる各
図は本発明を理解することができる程度に概略的に示し
てあるにすぎず、本発明は各図に示す例のみに限定され
るものではない。
【0027】本発明の実施形態に係る光ピックアップ
は、図1に示すような半導体レーザ素子アレイと受光素
子の集積素子を有している。半導体レーザ素子アレイと
受光素子の集積素子は、半導体基板4上に半導体レーザ
素子アレイ1が設けられ、半導体レーザ素子アレイ1と
近接した位置に半導体レーザ素子アレイ1からのレーザ
ビームをその光軸が半導体基板表面と垂直になるように
反射する傾斜面3が形成されている。この実施例では、
傾斜面3はSi基板をエッチングすることにより形成し
た。さらに、傾斜面3の周囲に複数に分割された受光素
子を有する。
【0028】また、半導体レーザ素子アレイと受光素子
の集積素子は、図2に示すような形態も可能である。半
導体基板4上に第2の半導体基板6、半導体レーザ素子
アレイ1、プリズム5が設けられ、半導体レーザ素子ア
レイ1からのレーザビームをその光軸が半導体基板表面
と垂直になるように反射する傾斜面3がプリズム5に形
成されている。さらに、プリズム5の下部に複数に分割
された受光素子を有する。
【0029】ここで、図1および図2に示す矢印はレー
ザの光線方向を表す。
【0030】この構成により、前記半導体レーザ素子ア
レイと受光素子との集積素子を可動部に搭載しているの
で、波長の異なるレーザ光に対応した複数の光記録媒体
のうち最適なものを再生または記録できる小型、薄型か
つ信号特性が安定した光ピックアップを実現できる。
【0031】また、この構成により、図8に示す従来の
ピックアップの半導体レーザと受光素子の集積素子10
2を本実施例の半導体レーザ素子アレイと受光素子の集
積素子に置きかえることにより、最適な波長の異なる複
数の光記録媒体を再生または記録できる、小型、薄型
で、信号特性が安定したピックアップを実現できる。
【0032】また、半導体基板に半導体レーザ素子アレ
イ、複数の受光素子、傾斜面とを集積しているので、光
ピックアップを小型化できる。
【0033】なお、図8に示す断面の構成図以外にも、
ピックアップの形態はいろいろ存在する。
【0034】次に、図1に示す光ピックアップに用いら
れる半導体レーザ素子に関し、以下の実施例にて説明す
る。
【0035】(実施例1)図3は本発明の第2の実施形
態に係る半導体レーザ素子アレイの断面構成を示してい
る。図3に示すように、n型のGaAsからなる基板1
5上には、分離溝16により互いに分離された赤外半導
体レーザ素子17Aおよび赤色半導体レーザ素子18A
がモノリシックに形成されている。
【0036】赤外半導体レーザ素子17Aは、基板15
上に順次形成され、n型のGaAsからなり基板15上
に成長する各半導体層の結晶性を向上させるバッファ層
19と、n型のAlxGa1-xAs(0<x≦1)からな
り後述する第1活性層にキャリア(電子)およびキャリ
アの再結合光を閉じ込める第1のn型クラッド層20
と、発振波長が750nm〜850nmとなる組成を有
するAlGaAsからなる第1活性層21と、p型のA
x1Ga1-x1As(0<x1≦1)からなり第1活性層
21にキャリア(正孔)およびキャリアの再結合光を閉
じ込める第1のp型クラッド層22と、p型のAlx2
1-x2As(0≦x2≦1)からなり後述する第1電流
ブロック層の開口部の形成時にエッチングストッパとな
る第2のp型クラッド層23と、第1活性層21からの
発光光のエネルギーよりも大きいエネルギーギャップ
(バンドギャップ)を有し、第1活性層21にストライ
プ状の電流チャネルを形成するための開口部24a(但
し、開口部24aは図面内で垂直方向に延びる。)を持
つn型のAly1Ga1-y1As(0<y1≦1)からなる
第1電流ブロック層24と、p型のAlx3Ga1-x3As
(0<x3≦1)からなり開口部24aを充填するよう
に形成された第3のp型クラッド層25と、p型のGa
Asからなりその上面に形成される第1p側電極(図示
せず)とオーミック接触する第1のp型コンタクト層2
6とにより構成されている。
【0037】赤色半導体レーザ素子18Aは、バッファ
層19上に、赤外半導体レーザ素子17Aと分離溝16
を隔てて順次形成され、基板15上に成長する各半導体
層の結晶性を向上させると共に第1活性層21と後述す
る第2活性層との基板面からの高さが一致するように膜
厚が調整されたn型のGaAsからなる高さ調整用バッ
ファ層27と、n型の(AlzGa1-z0.5In0.5
(0<z≦1)からなり後述する第2活性層にキャリア
(電子)およびキャリアの再結合光を閉じ込める第2の
n型クラッド層28と、発振波長が635nm〜680
nmとなる組成を有するAlGaInPからなる多重量
子井戸構造の第2活性層29と、p型の(Alx4Ga
1-x40.5In0.5P(0<x4≦1)からなり第2活性
層29にキャリア(正孔)およびキャリアの再結合光を
閉じ込める第4のp型クラッド層30と、p型の(Al
x5Ga1-x50.5In0.5P(0≦x5≦1)からなり後
述する第2電流ブロック層の開口部の形成時にエッチン
グストッパとなる第5のp型クラッド層31と、第2活
性層29からの発光光のエネルギーよりも大きいエネル
ギーギャップを有し、第2活性層29にストライプ状の
電流チャネルを形成するための、第1電流ブロック層2
4の開口部24aとほぼ平行に延びる開口部32aを持
つn型の(Aly2Ga1-y20.5In0.5P(0<y2≦
1)からなる第2電流ブロック層32と、p型の(Al
x6Ga1-x60.5In0.5P(0<x6≦1)からなり開
口部32aを充填するように形成された第6のp型クラ
ッド層33と、p型のGaAsからなり上面に形成され
る第2p側電極(図示せず)とオーミック接触する第2
のp型コンタクト層34とにより構成されている。
【0038】赤外半導体レーザ素子17Aの発光点S1
と赤色半導体レーザ素子18Aの発光点S2の間隔D1
は、半導体拡散プロセスのフォトリソグラフィーの精度
で制御できるため、ハイブリッドにレーザチップを組立
るものに比べて非常に高精度かつ短距離化できる。
【0039】ここで、分離溝16は、バッファ層19の
上面が露出した状態であるが、基板15を露出させた状
態でもよい。また、赤色半導体レーザ素子18Aの高さ
調整用バッファ層27がバッファ層19を兼ねてもよ
い。
【0040】ここで、本実施形態に係る赤外半導体レー
ザ素子17Aにおいて、第1電流ブロック層24の開口
部24aに含まれる領域における基板面に対して垂直方
向の実効屈折率n1と、開口部24aを除く領域におけ
る基板面に対して垂直方向の実効屈折率n2との差Δn
が約2×10-3〜約1×10-2となるように、各半導体
層の膜厚およびAlの組成等の構造パラメータが設定さ
れた屈折率導波型のレーザ素子である。
【0041】同様に、本実施形態に係る赤色半導体レー
ザ素子18Aにおいても、第2電流ブロック層32の開
口部32aに含まれる領域における基板面に対して垂直
方向の実効屈折率n1と、開口部32aを除く領域にお
ける基板面に対して垂直方向の実効屈折率n2との差Δ
nが約2×10-3〜約1×10-2となるように、各半導
体層の膜厚およびAlの組成等の構造パラメータが設定
された屈折率導波型のレーザ素子である。
【0042】以下、赤外半導体レーザ素子17Aおよび
赤色半導体レーザ素子18Aに対してノイズの低減に必
要な自励発振特性を持たせる構造パラメータの一例を図
面に基づいて説明する。
【0043】図5は本実施形態に係る赤外半導体レーザ
素子17Aにおける第1のp型クラッド層22の膜厚お
よび第3のp型クラッド層25のAl組成x3と、実効
屈折率差Δnとの関係を計算により求めた結果を表わし
ている。ここでは、他の構造パラメータを以下のように
設定している。すなわち、第1のn型クラッド層20の
膜厚は約1.5μmとしAl組成xは0.5としてい
る。第1活性層21の膜厚は約0.06μmとしてい
る。第1のp型クラッド層22のAl組成x1は0.5
としている。第2のp型クラッド層23の膜厚は約0.
01μmとし、Al組成x2は0.2としている。第1
電流ブロック層24の膜厚は約1μmとし、Al組成y
1は0.65としている。第3のp型クラッド層25の
膜厚は約2.2μmとしている。
【0044】図5から分かるように、第1のp型クラッ
ド層22の膜厚dpが小さい程、また、第3のp型クラ
ッド層25のAl組成x3が小さい程、実効屈折率差Δ
nが大きくなる。安定な自励発振特性を得るためには実
効屈折率差Δn=2×10-3〜5×10-3を満足させる
必要がある。例えば、第1のp型クラッド層22の膜厚
dpを0.20μmとした場合には、第3のp型クラッ
ド層25のAl組成x3を約0.61〜0.74程度と
すれば良いことが分かる。
【0045】なお、図5に示した実効屈折率差Δn=2
×10-3〜5×10-3を実現するための構造パラメータ
の組み合わせは一例に過ぎず、他の構造パラメータ(各
半導体層のAl組成および膜厚)を変更すると、適当な
組み合わせが変わることはいうまでもない。
【0046】同様に、赤色半導体レーザ素子18Aにお
いても、実効屈折率差Δn=2×10-3〜5×10-3
実現するための構造パラメータを適当に選ぶことによ
り、自励発振特性を実現させることができる。例えば、
第2のn型クラッド層28のAl組成zを0.7とし、
第2活性層29の発振波長を635nm〜680nmと
する。第4のp型クラッド層30のAl組成x4を0.
7とし、膜厚を約0.1μm〜0.3μmとする。第5
のp型クラッド層31のAl組成x5を0.0〜0.1
とし、膜厚を約0.009μmとする。第2電流ブロッ
ク層32のAl組成y2を0.5とし、第6のp型クラ
ッド層33のAl組成x6を0.6〜0.75とする。
これにより、赤色半導体レーザ素子18Aにおける実効
屈折率差Δn=2×10-3〜5×10-3を実現できる。
【0047】また、本実施形態に係る赤色半導体レーザ
素子18Aは、バッファ層19と第2のn型クラッド層
28との間に、該赤色半導体レーザ素子18Aの各半導
体結晶の品質を向上させるだけでなく、赤外半導体レー
ザ素子17Aの第1活性層21との基板面からの高さを
調整するための高さ調整用バッファ層27が設けられて
いることを特徴とする。
【0048】例えば、赤外半導体レーザ素子17Aおよ
び赤色半導体レーザ素子18Aに対して比較的高出力動
作をさせるような場合には、第1のn型クラッド層20
の膜厚は2.0μm以上が必要となり、一方、第2のn
型クラッド層28の膜厚は1.5μm以上であればよ
い。従って、この場合には、高さ調整用バッファ層27
の膜厚は0.5μm程度とすれば良い。
【0049】また、比較的低出力動作をさせるような場
合には、第1のn型クラッド層20の膜厚は1.5μm
以上が必要であり、第2のn型クラッド層28の膜厚は
1.1μm以上が必要となる。従って、この場合には、
高さ調整用バッファ層27の膜厚は0.4μm程度とす
れば良い。
【0050】以上説明したように、本実施形態による
と、自励発振型の半導体レーザ素子アレイを実現でき、
その上高出力動作が可能となる。さらに、2波長レーザ
素子アレイのうちの短波長側、すなわち、赤色半導体レ
ーザ素子18Aには、第1活性層21および第2活性層
29の基板面からの高さのばらつきを抑える高さ調整用
バッファ層27が設けられているため、本実施形態に係
る半導体レーザ素子アレイを情報記録再生装置に組み込
む場合に、光学系部品との位置合わせ等の調整が容易と
なる。
【0051】また、赤外半導体レーザ素子17Aの発光
点S1と赤色半導体レーザ素子18Aの発光点S2の間
隔D1は、半導体拡散プロセスのフォトリソグラフィー
の精度で制御できるため、ハイブリッドにレーザチップ
を組立るものに比べて非常に高精度かつ短距離化でき
る。
【0052】また、赤外半導体レーザ素子17Aの発光
点S1と赤色半導体レーザ素子18Aの発光点S2の高
さとの差をD2とした場合、S1とS2間の距離D3
は、
【0053】
【数1】
【0054】となる。しかし、高さ調整用バッファ層2
7を設けているので、D2≒0となり、D3≒D1とな
るので、非常に高精度にD3を最短距離化でき、レンズ
収差を抑制できる。
【0055】また、書き込み可能な光ディスクに必要な
高出力のレーザ光が要求される場合には、前述の実効屈
折率差Δnを4×10-3〜1×10-2とすることによ
り、横モードがさらに安定するため、高出力の半導体レ
ーザ素子アレイを実現できる。
【0056】なお、高さ調整用バッファ層27の層厚
は、赤外半導体レーザ素子17Aの発光点S1と赤色半
導体レーザ素子18Aの発光点S2の高さとの差が2μ
m、より望ましくは1μm以下であるように調節するの
がよい。そのようにすれば、傾斜面における発光点の、
半導体基板4の主面に対する傾きを1°、より望ましく
は0.5°以内とでき、受光素子2の分割された領域に
正確にレーザ光を導くことができる。それにより、フォ
ーカスサーボやトラッキングサーボの精度をより高める
ことができる。
【0057】(実施例2)図4は本発明の第3の実施形
態に係る半導体レーザ素子アレイの断面構成を示してい
る。図4に示すように、n型のGaAsからなる基板1
5上には、分離溝16により分離された赤外半導体レー
ザ素子17Bおよび赤色半導体レーザ素子18Bがモノ
リシックに形成されている。
【0058】赤外半導体レーザ素子17Bは、基板15
上に順次形成され、n型のGaAsからなるバッファ層
19と、n型のAlxGa1-xAs(0<x≦1)からな
る第1のn型クラッド層20と、発振波長が750nm
〜850nmとなる組成を持つAlGaAsからなる第
1活性層21と、p型のAlx1Ga1-x1As(0<x1
≦1)からなる第1のp型クラッド層22と、p型のA
x2Ga1-x2As(0≦x2≦1)からなる第2のp型
クラッド層23とを有している。さらに、第2のp型ク
ラッド層23の上に、p型のAlx3Ga1-x3As(0<
x3≦1)からなり図面内で垂直方向に延びるリッジ形
状を持つ第3のp型クラッド層35と、第2のp型クラ
ッド層23の上における第3のp型クラッド層35の側
方の領域に形成され、第1活性層21からの発光光のエ
ネルギーよりも大きいエネルギーギャップを持つn型の
Aly1Ga1-y1As(0<y1≦1)からなる第1電流
ブロック層36と、該第1電流ブロック層36の上に第
3のp型クラッド層35を含む全面に形成されたp型の
GaAsからなりその上面に形成される第1p側電極
(図示せず)とオーミック接触する第1のp型コンタク
ト層37とを有している。
【0059】赤色半導体レーザ素子18Bは、バッファ
層19上に、赤外半導体レーザ素子17Bと分離溝16
を隔てて順次形成され、基板15上に成長する各半導体
層の結晶性を向上させると共に第1活性層21と後述す
る第2活性層との基板面からの高さが一致するように膜
厚が調整されたn型のGaAsからなる高さ調整用バッ
ファ層27と、n型の(AlzGa1-z0.5In0.5
(0<z≦1)からなる第2のn型クラッド層28と、
発振波長が635nm〜680nmとなる組成を持つA
lGaInPからなる多重量子井戸構造の第2活性層2
9と、p型の(Alx4Ga1-x40.5In0.5P(0<x
4≦1)からなる第4のp型クラッド層30と、p型の
(Alx5Ga1-x50.5In0.5P(0≦x5≦1)から
なる第5のp型クラッド層31とを有している。さら
に、第5のp型クラッド層31の上に、p型の(Alx6
Ga1-x60.5In0.5P(0<x6≦1)からなり第3
のp型クラッド層35とほぼ平行に延びるリッジ形状を
持つ第6のp型クラッド層38と、第5のp型クラッド
層31の上における第6のp型クラッド層38の側方領
域に形成され、第2活性層29からの発光光のエネルギ
ーよりも大きいエネルギーギャップを持つn型の(Al
y2Ga1-y20.5In0.5P(0<y2≦1)からなる第
2電流ブロック層39と、該第2電流ブロック層39の
上に第6のp型クラッド層38を含む全面に形成された
p型のGaAsからなりその上面に形成される第2p側
電極(図示せず)とオーミック接触する第2のp型コン
タクト層40とを有している。
【0060】本実施形態においても、第2の実施形態で
示したように、赤外半導体レーザ素子17Bおよび赤色
半導体レーザ素子18Bに対して実効屈折率差Δn=2
×10-3〜5×10-3を実現するための構造パラメータ
を適当に選ぶことにより、自励発振特性を実現させるこ
とができる。
【0061】なお、高さ調整用バッファ層27の層厚
は、赤外半導体レーザ素子17Aの発光点S1と赤色半
導体レーザ素子18Aの発光点S2の高さとの差が2μ
m、より望ましくは1μm以内であるように調節するの
がよい。そのようにすれば、傾斜面における発光点の、
半導体基板4の主面に対する傾きを1°、より望ましく
は0.5°以内とでき、受光素子2の分割された領域に
正確にレーザ光を導くことができる。それにより、フォ
ーカスサーボやトラッキングサーボの精度をより高める
ことができる。
【0062】(応用例)上記において説明した半導体レ
ーザ装置および光ピックアップ装置を用いた情報記録再
生装置は、第1〜3の実施形態に示した光ピックアップ
を用いたものである。
【0063】この構成により、図6に示すような最適な
波長の異なる複数の光記録媒体を再生または記録でき
る、小型、薄型で、信号特性が安定した情報記録再生装
置を実現できる。また、図7に示すようなノート型パソ
コンに搭載可能で、最適な波長の異なる複数の光記録媒
体を再生または記録できる、信号特性が安定した情報記
録再生装置を実現できる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の波
長を発振する半導体レーザ素子アレイを搭載しているこ
とにより、最適な波長の異なる複数の光記録媒体を再生
または記録できる。また、複数の光学系部品を共有する
ことが可能となるので、光ピックアップの小型および薄
型化が実現できる。
【0065】さらに、第1のレーザ素子の第1活性層よ
りもエネルギーギャップが大きい第2活性層を有する第
2のレーザ素子は、基板と第3クラッド層との間に設け
られ、第2活性層が第1活性層の基板面からの高さとほ
ぼ同等の高さとなるように膜厚が設定された高さ調整用
バッファ層を有しているため、第1活性層と第2活性層
との基板面からの高さをほぼ一致させることができ、波
長が異なるレーザ光の出射口同士の高さばらつきを防止
できるため、光ピックアップの光学調整の容易化とレン
ズ収差を抑制し、光学特性を安定させることができる。
【0066】さらに、安定な自励発振特性を持ちかつ高
出力動作および高温動作を確実にする事により、安定し
た光ピックアップ特性を実現できる。
【0067】さらに、最適な波長の異なる複数の光記録
媒体を再生または記録できる、小型、薄型で、信号特性
が安定した情報記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップの断面構成図
【図2】本発明の、別の光ピックアップを示す断面の構
成図
【図3】本発明の光ピックアップに搭載される、実施例
1に示す半導体レーザ素子アレイの断面構成図
【図4】本発明の光ピックアップに搭載される、実施例
2に示す半導体レーザ素子アレイの断面構成図
【図5】本発明の光ピックアップに搭載の半導体レーザ
素子アレイの赤外半導体レーザ素子における第1のp型
クラッド層の膜厚および第3のp型クラッド層のAl組
成と、実効屈折率Δnとの関係を示す図
【図6】本発明の情報記録再生装置を示す図
【図7】本発明の実施の形態4に示す情報記録再生装置
を搭載したノート型パソコンを示す図
【図8】従来の光ピックアップの形態を示す側面の構成
【符号の説明】 1 半導体レーザ素子アレイ 2 受光素子 3 傾斜面 4 半導体基板 5 プリズム 6 第2の半導体基板 15 基板 16 分離溝 17A 赤外半導体レーザ素子 17B 赤外半導体レーザ素子 18A 赤色半導体レーザ素子 18B 赤色半導体レーザ素子 19 バッファ層 20 第1のn型クラッド層 21 第1活性層 22 第1のp型クラッド層 23 第2のp型クラッド層 24 第1電流ブロック層 24a 開口部 25 第3のp型クラッド層 26 第1のp型コンタクト層 27 高さ調整用バッファ層 28 第2のn型クラッド層 29 第2活性層 30 第4のp型クラッド層 31 第5のp型クラッド層 32 第2電流ブロック層 32a 開口部 33 第6のp型クラッド層 34 第2のp型コンタクト層 35 第3のp型クラッド層 36 第1電流ブロック層 37 第1のp型コンタクト層 38 第6のp型クラッド層 39 第2電流ブロック層 40 第2のp型コンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今藤 修 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 油利 正昭 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5D119 AA38 AA41 BA01 CA10 DA01 DA05 EA02 EA03 EC45 EC47 FA05 FA09 FA18 FA20 JA57 KA02 LB07 5F073 AA13 AA55 AB06 BA04 CA05 CA14 EA01 EA21 FA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体にレーザ光を集光する対物レ
    ンズを少なくとも搭載した可動部と、前記可動部を支え
    る基部と、前記光記録媒体のフォーカス方向とトラッキ
    ング方向とに前記可動部が揺動するように前記可動部と
    前記基部とを接続した支持部品と、複数の波長の光を発
    振する半導体レーザ素子アレイとを有し、前記半導体レ
    ーザ素子アレイは、一の基板上に形成された第1の半導
    体からなる第1活性層を有する第1のレーザ素子と、前
    記一の基板上に前記第1のレーザ素子と間隔をおいて形
    成されかつ前記第1活性層よりもエネルギーギャップが
    大きい第2の半導体からなる第2活性層を有する第2の
    レーザ素子とを備え、前記第1のレーザ素子と前記第2
    のレーザ素子とにおいて前記第2活性層が前記第1活性
    層の基板面からの高さとほぼ同じ高さとなる光ピックア
    ップ。
  2. 【請求項2】 前記第2のレーザ素子は、前記第2活性
    層が前記第1活性層の基板面からの高さとほぼ同じ高さ
    となるように第1導電型の第3の半導体からなる高さ調
    整用バッファ層を有する請求項1記載の光ピックアッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記可動部には、前記光記録媒体からの
    戻り光を受光する受光素子がさらに搭載された請求項1
    記載の光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記可動部は半導体基板を有し、前記半
    導体基板は前記半導体レーザ素子アレイおよび前記光記
    録媒体からの戻り光を受光する受光素子を有し、前記半
    導体基板には前記半導体レーザ素子アレイから出射され
    るレーザ光を前記半導体基板表面に垂直な方向に向けて
    反射する傾斜面が形成された請求項1記載の光ピックア
    ップ。
  5. 【請求項5】 前記半導体レーザ素子アレイから出射さ
    れかつ波長の異なる複数のレーザ光が前記傾斜面に入射
    して作る複数のスポットの高さがほぼ等しい請求項4記
    載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 前記支持部品の各々が電位的に独立した
    複数の金属部材からなり、前記複数の金属部材の少なく
    とも1つが半導体レーザ素子アレイまたは受光素子に対
    する給電線となる請求項1記載の光ピックアップ。
  7. 【請求項7】 前記高さ調整用バッファ層の層厚は、前
    記第1のレーザ素子の発光点と前記第2の半導体レーザ
    素子の発光点の高さとの差が2μm以下であるように調
    節された請求項2記載の光ピックアップ。
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