JP2002197453A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002197453A JP2000395066A JP2000395066A JP2002197453A JP 2002197453 A JP2002197453 A JP 2002197453A JP 2000395066 A JP2000395066 A JP 2000395066A JP 2000395066 A JP2000395066 A JP 2000395066A JP 2002197453 A JP2002197453 A JP 2002197453A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景をなす第1の画像に物体をなす第2の画
像を貼り付ける画像合成を行う場合に、複雑なフィルタ
処理を必要とせず、より自然な合成画像を得る。 【解決手段】 背景をなす第1の画像と物体をなす第2
の画像とを比較して両者の色差や輝度差が所定基準値よ
り大であった場合に貼り付けられる第2の画像の境界画
素を消去する。そして、この境界が消去された第2の画
像を第1の画像に貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、特に背景をなす第1の画像に物体をなす第2の画像
を貼り付ける画像合成を行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ある画像から物体を抽出すると
きに、特に自然画の場合、データを欠落させないために
少し大きめに物体を抽出し、この抽出した物体を他の画
像に貼り付けて合成していた。そのため、物体を抽出す
ると、その境界に元の画像の背景の色が入り込んでしま
うことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】合成する画像境界と合
成される画像との色や輝度の差が少ない場合は、上述し
たように大きめに抽出しても問題がない。しかし、それ
らの差が大きい場合、不自然な合成画像になる。そこ
で、この問題点を解決するために、フィルタ処理を行っ
て修正することも考えられる。しかしながら、その場
合、複雑なフィルタ処理が必要であり、その処理に時間
もかかるという欠点がある。
【0004】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は複雑なフィル
タ処理を必要とせず、より自然な合成画像を得ることの
できる画像処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
画像処理装置は、背景をなす第1の画像に物体をなす第
2の画像を貼り付ける画像合成を行う画像処理装置であ
って、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較して両
者の色差及び輝度差の少なくとも一方の値である特性値
が所定基準値より大であった場合に貼り付けられる第2
の画像の境界画素を消去する境界画素消去手段と、前記
境界画素消去手段によって境界が消去された第2の画像
を前記第1の画像に貼り付ける合成手段とを含むことを
特徴とする。
【0006】本発明の請求項2による画像処理装置は、
請求項1において、前記境界画素消去手段は、前記第1
の画像の境界画素についての前記特性値と該画素に隣接
する前記第2の画像の境界画素についての前記特性値と
の差を、前記所定基準値との比較対象にすることを特徴
とする。本発明の請求項3による画像処理装置は、請求
項1において、前記境界画素消去手段は、前記第1の画
像の境界画素及び該画素に隣接する隣接画素それぞれに
ついての前記特性値の平均値と前記境界画素に隣接する
前記第2の画像の境界画素との差を、前記所定基準値と
の比較対象にすることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項4による画像処理装置は、
請求項1において、前記境界画素消去手段は、前記第2
の画像の境界画素についての前記特性値と該画素に隣接
する複数の隣接画素それぞれについての前記特性値の平
均値との差を、前記所定基準値との比較対象とし、か
つ、前記第2の画像の境界画素についての前記特性値と
前記第1の画像の境界画素及び該境界画素に隣接する複
数の境界画素との平均値との差を、前記所定基準値との
比較対象にすることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項5による画像処理装置は、
請求項3又は4において、前記隣接画素は、表示画面上
において前記境界画素の上下左右に隣接する画素である
ことを特徴とする。本発明の請求項6による画像処理装
置は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記合成手段
は、前記境界画素消去手段によって境界が消去された第
2の画像を前記第1の画像に貼り付けた後、さらにそれ
ら第1の画像と第2の画像との境界画素について平滑化
処理を施すことを特徴とする。
【0009】要するに、本装置では、2つの画像を比較
して両者の色差や輝度差が所定基準値より大であった場
合に貼り付けられる画像の境界画素を消去し、この境界
が消去された画像を他方の画像に貼り付けることによ
り、複雑なフィルタ処理を必要とせず、より自然な合成
画像が得られるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図2は本発明による画像処理装置の実
施の一形態を示すブロック図である。同図に示されてい
るように、本実施形態による画像処理装置は、境界画素
消去部1と、画像合成部2とを含んで構成されており、
背景をなす第1の画像に物体をなす第2の画像を貼り付
ける画像合成を行う機能を有している。
【0011】境界画素消去部1は、合成処理対象である
第1及び第2の入力画像について、両者の色差及び輝度
差の少なくとも一方の値である特性値が所定基準値より
大であった場合に貼り付けられる第2の画像の境界画素
を消去する処理を行う。また、画像合成部2は、境界画
素消去部1によって境界が消去された第2の画像を第1
の画像に貼り付ける処理を行う。
【0012】以上のように構成された本実施形態の画像
処理装置において、図1に示されているように、背景画
像Bに物体画像Aを貼り付ける画像処理を行う場合につ
いて考える。そして、ここでは、両画像の境界画素a、
bに着目して説明する。本装置による処理は図3に示さ
れているフローチャートに従って行われる。同図に示さ
れているように、まず、貼り付ける物体画像Aの境界画
素aのデータと、合成される(貼り付けられる)背景画
像Bの物体との境界をなす境界画素bのデータとについ
て、両者の特性値の差(色差又は輝度差)が所定の閾値
Dより大きいかどうか判断する(ステップS101)。
この判断の結果、両者の特性値の差が所定の閾値Dより
大きい場合に、貼り付ける物体画像Aの画素aを削除す
る(ステップS101→S102)。すなわち、境界画
素aの輝度Va、境界画素bの輝度Vbについて、式
(1)の関係が成立するとき、その画素を削除する。
【0013】|Va−Vb|>D …(1) この境界画素を削除する処理は、画素単位に行う。ま
た、この境界画素を削除する処理は、物体画像Aの境界
画素aから物体の内側方向に所定の画素範囲(d)まで
行う。さらに、この境界画素を削除する処理は、水平方
向及び垂直方向ともに、それぞれラスタスキャンしなが
ら、すべての画素について行う(ステップS103→S
101…)。ステップS101において、両者の特性値
の差が所定の閾値Dより小さい場合には、その画素の削
除を行わずに、次の画素の処理に移行する(ステップS
101→S103→S101…)。なお、処理する画素
を内側に1画素移動させたとき、その画素が境界を構成
する画素であった場合、その画素については削除しな
い。すなわち、図4において、画素a01は削除するが、
画素a02及び画素a03は削除しない。
【0014】すべての画素について以上の処理が完了し
た場合には、2つの画像を合成する(ステップS103
→S104)。すなわち、背景画像Bに、境界画素を削
除した後の物体画像Aを貼り付ける。以上で本装置によ
る処理は終了となる。ところで、上述した閾値Dは、任
意の値を設定できるものとする。例えば、図5におい
て、8ビット画像の場合に、背景画像Bの特性値と物体
画像Bの特性値との境界Eにおいて、両者差の絶対値が
「64」(閾値D)までならば、その画素を削除しな
い、というように閾値Dを任意に設定できるものとす
る。なお、合成される画像をオペレータが見て確認した
うえで閾値Dを設定するようにしても良い。
【0015】削除される画素の範囲は、任意の値を設定
できるものとする。例えば、図6において、処理範囲d
を3画素にしても良い。なお、合成される画像をオペレ
ータが見て確認したうえ、キー入力等によって設定する
ようにしても良い。カラー画像でYUV系の場合は、輝
度Yだけでなく、色差信号U又はVを参照して同様な処
理を行っても良い。YUV系の他、RGB(Red G
reenBlue)系やHSV(Hue Satura
tion Value)系の画像を入力対象としても良
い。
【0016】以上の説明においては、合成される画像
(背景)側を1画素単位で判断していたが、背景画像B
において、物体画像Aとの境界をなす複数画素の平均値
に基づいて判断しても良い。例えば、図7中の3つの画
素b0、b1、b2を処理対象とする場合、式(1)にお
いて、Vb=Vb0+Vb1+Vb2とすれば良い。同様
に、物体画像Aにおいて、背景画像Bとの境界をなす複
数画素の平均値に基づいて判断しても良い。例えば、図
7中の3つの画素a0、a1、a2を処理対象とする場
合、式(1)において、Va=Va0+Va1+Va2
すれば良い。
【0017】また、水平方向及び垂直方向の各々ライン
単位を処理の対象としているが、水平方向の処理の場合
は上下の画素、垂直方向の処理の場合は左右の画素をも
使用しても良い。例えば、上下あわせて4画素の平均値
に基づいて判断しても良い。すなわち、図8に示されて
いるように、画素b11を中心とする上の画素b10、下の
画素b12、左の画素b01を処理対象とする場合、式
(1)において、Vb=Vb10+Vb01+Vb11+Vb
12とすれば良い。
【0018】さらに、物体画像Aの内部、物体画像Aの
境界部分、背景画像Bの三者を比較して判断しても良
い。例えば、図9に示されているように、物体画像Aの
境界をなす複数画素、例えば5つの画素a0、a1
2、a3、a4についての輝度の平均値VAと、物体境界
画素a0の輝度の値VCとを比較すると共に、背景画像B
の境界をなす複数画素、例えば5つの画素b0、b1、b
2、b3、b4についての輝度の平均値VBと、物体境界画
素a0の輝度の値VCとを比較しても良い。すなわち、式
(2)及び式(3)が共に成立する場合に、その境界画
素aを削除する。
【0019】 |VC−VA|>D …(2) |VC−VB|>D …(3) 上記の処理においては、内部の平均値を使用するとき、
境界画素を含んでいたが、それらを含まないで計算して
も良い。また、水平・垂直ライン単位でなく、上下及び
左右の画素を使用しても良い。
【0020】境界画素等を削除するのみで合成を終了し
ても良いが、画素の削除処理後、境界を目立たなくさせ
るため、境界のみに平滑化処理を施しても良い。例え
ば、図10に示されているように、抽出前の背景の輝度
がVB1、物体Aの輝度がVA、合成後の背景Bの輝度
がVBである場合を考える。このような場合、従来技術
による画像合成後にフィルタによる平滑処理を行うと、
境界E1について平滑化処理を施すことになるので、同
図中の曲線B2のように輝度が大きく変化する。
【0021】これに対し、本装置によって処理すれば、
境界E2について平滑化処理を施すことになるので、曲
線B3のように輝度の変化をゆるやかにすることができ
る。これにより、境界がよりなめらかになり、より自然
に見える合成画像を得ることができる。ところで、本装
置は上述した図3に示されているフローチャートに従っ
て画像処理を行うので、以下のような画像処理方法が本
発明によって実現されていることになる。すなわち、背
景をなす第1の画像に物体をなす第2の画像を貼り付け
る画像合成を行う画像処理方法であり、上記第1の画像
と上記第2の画像とを比較して両者の色差及び輝度差の
少なくとも一方の値である特性値が所定基準値より大で
あった場合に貼り付けられる第2の画像の境界画素を消
去する境界画素消去ステップと、上記境界画素消去ステ
ップにおいて境界が消去された第2の画像を上記第1の
画像に貼り付ける合成ステップとを含む画像処理方法が
実現されている。
【0022】そして、上記境界画素消去ステップにおい
ては、上記第1の画像の境界画素についての上記特性値
と該画素に隣接する上記第2の画像の境界画素について
上記特性値との差を、上記所定基準値との比較対象にす
るか、上記第1の画像の境界画素及び該画素に隣接する
隣接画素それぞれについての上記特性値の平均値と該境
界画素に隣接する上記第2の画像の境界画素との差を、
上記所定基準値との比較対象にするか、上記第2の画像
の境界画素についての上記特性値と該画素に隣接する複
数の隣接画素それぞれについての上記特性値の平均値と
の差を、上記所定基準値との比較対象とし、かつ、上記
第2の画像の境界画素についての上記特性値と上記第1
の画像の境界画素及び該境界画素に隣接する複数の境界
画素との平均値との差を、上記所定基準値との比較対象
にしている。なお、上記隣接画素は、表示画面上におい
て上記境界画素の上下左右に隣接する画素である。
【0023】また、上記合成ステップにおいては、上記
境界画素消去ステップにおいて境界が消去された第2の
画像を上記第1の画像に貼り付けた後、さらにそれら第
1の画像と第2の画像との境界画素について平滑化処理
を施しても良い。ところで、図3等に示されている動作
を実現するためのプログラムを記録した記録媒体を用意
し、この記録媒体に記録されているプログラムによって
コンピュータを制御すれば、上述と同様に画像処理を行
うことができることは明白である。この記録媒体には、
図示されていない半導体メモリ、磁気ディスク、光ディ
スク等の他、種々の記録媒体を用いることができる。
【0024】請求項の記載に関し、本発明は更に以下の
態様を採り得る。 (1)背景をなす第1の画像に物体をなす第2の画像を
貼り付ける画像合成を行う画像処理方法であって、前記
第1の画像と前記第2の画像とを比較して両者の色差及
び輝度差の少なくとも一方の値である特性値が所定基準
値より大であった場合に貼り付けられる第2の画像の境
界画素を消去する境界画素消去ステップと、前記境界画
素消去ステップにおいて境界が消去された第2の画像を
前記第1の画像に貼り付ける合成ステップとを含むこと
を特徴とする画像処理方法。
【0025】(2)前記境界画素消去ステップにおいて
は、前記第1の画像の境界画素についての前記特性値と
該画素に隣接する前記第2の画像の境界画素についての
前記特性値との差を、前記所定基準値との比較対象にす
ることを特徴とする(1)の画像処理方法。 (3)前記境界画素消去ステップにおいては、前記第1
の画像の境界画素及び該画素に隣接する隣接画素それぞ
れについての前記特性値の平均値と前記境界画素に隣接
する前記第2の画像の境界画素との差を、前記所定基準
値との比較対象にすることを特徴とする(1)の画像処
理方法。
【0026】(4)前記境界画素消去ステップにおいて
は、前記第2の画像の境界画素についての前記特性値と
該画素に隣接する複数の隣接画素それぞれについての前
記特性値の平均値との差を、前記所定基準値との比較対
象とし、かつ、前記第2の画像の境界画素についての前
記特性値と前記第1の画像の境界画素及び該境界画素に
隣接する複数の境界画素との平均値との差を、前記所定
基準値との比較対象にすることを特徴とする(1)の画
像処理方法。
【0027】(5)前記隣接画素は、表示画面上におい
て前記境界画素の上下左右に隣接する画素であることを
特徴とする(3)又は(4)の画像処理方法。 (6)前記合成ステップにおいては、前記境界画素消去
ステップにおいて境界が消去された第2の画像を前記第
1の画像に貼り付けた後、さらにそれら第1の画像と第
2の画像との境界画素について平滑化処理を施すことを
特徴とする(1)〜(5)のいずれかの画像処理方法。
【0028】(7)背景をなす第1の画像に物体をなす
第2の画像を貼り付ける画像合成を行う画像処理プログ
ラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、前
記第1の画像と前記第2の画像とを比較して両者の色差
及び輝度差の少なくとも一方の値である特性値が所定基
準値より大であった場合に貼り付けられる第2の画像の
境界画素を消去する境界画素消去ステップと、前記境界
画素消去ステップにおいて境界が消去された第2の画像
を前記第1の画像に貼り付ける合成ステップとを含むこ
とを特徴とする記録媒体。
【0029】(8)前記境界画素消去ステップにおいて
は、前記第1の画像の境界画素についての前記特性値と
該画素に隣接する前記第2の画像の境界画素についての
前記特性値との差を、前記所定基準値との比較対象にす
ることを特徴とする(7)の記録媒体。 (9)前記境界画素消去ステップにおいては、前記第1
の画像の境界画素及び該画素に隣接する隣接画素それぞ
れについての前記特性値の平均値と前記境界画素に隣接
する前記第2の画像の境界画素との差を、前記所定基準
値との比較対象にすることを特徴とする(7)の記録媒
体。
【0030】(10)前記境界画素消去ステップにおい
ては、前記第2の画像の境界画素についての前記特性値
と該画素に隣接する複数の隣接画素それぞれについての
前記特性値の平均値との差を、前記所定基準値との比較
対象とし、かつ、前記第2の画像の境界画素についての
前記特性値と前記第1の画像の境界画素及び該境界画素
に隣接する複数の境界画素との平均値との差を、前記所
定基準値との比較対象にすることを特徴とする(7)の
記録媒体。
【0031】(11)前記隣接画素は、表示画面上にお
いて前記境界画素の上下左右に隣接する画素であること
を特徴とする(9)又は(10)の記録媒体。 (12)前記合成ステップにおいては、前記境界画素消
去ステップにおいて境界が消去された第2の画像を前記
第1の画像に貼り付けた後、さらにそれら第1の画像と
第2の画像との境界画素について平滑化処理を施すこと
を特徴とする(7)〜(11)のいずれかの記録媒体。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、2つの画
像を比較して両者の色差や輝度差が所定基準値より大で
あった場合に貼り付けられる画像の境界画素を消去し、
この境界が消去された画像を他方の画像に貼り付けるこ
とにより、複雑なフィルタ処理を必要とせず、より自然
な合成画像が得られるという効果がある。また、上記の
合成処理後に境界について平滑化処理を施すことによ
り、境界をよりなめらかにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の実施の一形態を示
すブロック図である。
【図2】本発明による画像処理装置による処理例を示す
図である。
【図3】本発明による画像処理装置の処理を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明による画像処理装置の処理において、削
除対象の画素を示す図である。
【図5】本発明による画像処理装置の処理対象となる2
つの画像の特性値と閾値との関係を示す図である。
【図6】本発明による画像処理装置の処理対象となる画
像の範囲を示す図である。
【図7】本発明による画像処理装置の処理において、境
界をなす複数の画素の平均値に基づいて判断する場合を
示す図である。
【図8】本発明による画像処理装置の処理において、境
界をなす上下あわせて4画素の平均値に基づいて判断す
る場合を示す図である。
【図9】本発明による画像処理装置の処理において、物
体画像の内部、物体画像の境界部分、背景画像の三者を
比較して判断する場合を示す図である。
【図10】本発明による画像処理装置の処理において、
境界画素等の削除処理後、境界のみに平滑化処理を施す
場合を示す図である。
【符号の説明】
1 境界画素消去部 2 画像合成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背景をなす第1の画像に物体をなす第2
    の画像を貼り付ける画像合成を行う画像処理装置であっ
    て、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較して両者
    の色差及び輝度差の少なくとも一方の値である特性値が
    所定基準値より大であった場合に貼り付けられる第2の
    画像の境界画素を消去する境界画素消去手段と、前記境
    界画素消去手段によって境界が消去された第2の画像を
    前記第1の画像に貼り付ける合成手段とを含むことを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記境界画素消去手段は、前記第1の画
    像の境界画素についての前記特性値と該画素に隣接する
    前記第2の画像の境界画素についての前記特性値との差
    を、前記所定基準値との比較対象にすることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記境界画素消去手段は、前記第1の画
    像の境界画素及び該画素に隣接する隣接画素それぞれに
    ついての前記特性値の平均値と前記境界画素に隣接する
    前記第2の画像の境界画素との差を、前記所定基準値と
    の比較対象にすることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記境界画素消去手段は、前記第2の画
    像の境界画素についての前記特性値と該画素に隣接する
    複数の隣接画素それぞれについての前記特性値の平均値
    との差を、前記所定基準値との比較対象とし、かつ、前
    記第2の画像の境界画素についての前記特性値と前記第
    1の画像の境界画素及び該境界画素に隣接する複数の境
    界画素との平均値との差を、前記所定基準値との比較対
    象にすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記隣接画素は、表示画面上において前
    記境界画素の上下左右に隣接する画素であることを特徴
    とする請求項3又は4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記合成手段は、前記境界画素消去手段
    によって境界が消去された第2の画像を前記第1の画像
    に貼り付けた後、さらにそれら第1の画像と第2の画像
    との境界画素について平滑化処理を施すことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013047405A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法、並びにプログラム
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