JP2002197441A - パターン検査方法 - Google Patents

パターン検査方法

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JP2002197441A
JP2002197441A JP2000396360A JP2000396360A JP2002197441A JP 2002197441 A JP2002197441 A JP 2002197441A JP 2000396360 A JP2000396360 A JP 2000396360A JP 2000396360 A JP2000396360 A JP 2000396360A JP 2002197441 A JP2002197441 A JP 2002197441A
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JP2000396360A
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English (en)
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Koichi Wakitani
康一 脇谷
Noriaki Yugawa
典昭 湯川
Hajime Kawano
肇 川野
Susumu Sudo
勧 寸▲土▼
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査目的に適合した欠陥だけを的確に検出す
ることが可能なパターン検査方法を提供する。 【解決手段】 パターン領域とパターン領域以外の非パ
ターン領域とを区別した良品パターンを予め登録し、検
査すべき検査対象を撮像し、この検査対象を撮像した撮
像画像に基づいて検査対象パターンを得て、この検査対
象パターンを前記良品パターンと比較してこの結果に基
づいて欠陥を検出するパターン検査方法であって、前記
撮像画像における良品パターンのパターン領域と重なる
箇所の画素と、良品パターンのパターン領域と重ならな
い対象画像中の画素とを、それぞれ別個の二値化しきい
値を用いてパターン領域と非パターン領域とを設定し、
このパターンと良品パターンとを比較して検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板・液
晶・半導体・PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネ
ル)等の配線パターンや、コンデンサ、IC等の電子部
品、薬品等の文字・記号等パターンなどを検査するパタ
ーン検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理によりパターンの検査を行う従
来のパターン検査方法は、図23に示すように、パター
ン領域とパターン以外の非パターン領域とが良好に区別
された良品のパターン(良品パターンと称す。なお、各
図面においては、パターン領域を黒地にて図示してお
り、非パターン領域を白地にて示している)1を予め登
録しておき、検査すべき検査対象を撮像して、この撮像
画像の濃度分布などにより撮像画像のパターン2(画像
パターンと称す)と良品パターン1との位置合わせを行
い、図24に示すように、画像パターン2中の画素で、
その明るさが、ある一定の二値化しきい値を超える画素
をパターン領域として切り出した検査対象パターン3を
得て、この検査対象パターン3を、図25に示すよう
に、良品パターン1のパターン部分と比較して、これら
が異なる箇所を欠陥領域7として検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検査対
象パターン3は、一定の二値化しきい値では、必ずし
も、背景部分とパターン部分とを良好に切り分けること
ができなかったため、必要な欠陥を見つけられなかった
り、欠陥とはみなしたくない領域が必要以上に検出され
たりするという問題があった。
【0004】すなわち、検査対象パターン3が配線パタ
ーンである場合は、パターンの不具合が製品の品質に、
直接、影響するため、この種の検査対象パターン3に関
してはパターンの欠けや断線を厳しくし、パターン以外
の部分については突起やショートを厳しく検査する必要
がある。しかし、このような欠陥の明るさが微妙である
場合、図26に示すように、欠けAや断線を検出する二
値化しきい値で検査すると、突起Bやショートを検出で
きなかったり、逆に、図27に示すように、突起Bやシ
ョートを検出する二値化しきい値で検査すると、欠けA
や断線を検出できないという問題があった。
【0005】また、検査対象パターン3が部品・薬品等
の文字・記号パターンの検査の場合は、パターンの異常
が、直接、製品の品質には影響しないため、パターン領
域内で、パターンが少しカスレていても、良品とした
り、逆にパターン部分外で、薄い汚れなどがあっても、
良品としても良い。しかし、一定の二値化しきい値で検
査を行うと、図28に示すように、パターンのカスレC
を許容する二値化しきい値で検査を行うと、パターン部
分外の薄い汚れDを検査対象パターン3のパターン部分
として検出したり、図29に示すように、パターン部分
外の薄い汚れDを許容する二値化しきい値では、パター
ンのカスレCを欠陥として検出してしまうという問題が
あった。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、検査
目的に適合した欠陥だけを的確に検出することが可能な
パターン検査方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のパターン検査方法は、パタ
ーン領域が明るく非パターン領域が暗く認識されて区別
された良品パターンと、撮像画像の画像パターンとを位
置合わせする工程と、前記撮像画像における良品パター
ンのパターン領域と重なる箇所の画素は、その画素の明
るさが第1の二値化しきい値より明るい場合には検査対
象パターンのパターン領域として設定し、その画素の明
るさが前記第1の二値化しきい値より暗い場合には検査
対象パターンの非パターン領域として設定する工程と、
前記撮像画像における良品パターンのパターン領域と重
ならない対象画像中の画素は、その画素の明るさが、前
記第1の二値化しきい値とは独立して設定された第2の
二値化しきい値より明るい場合には検査対象パターンの
パターン領域として設定し、その画素の明るさが、前記
第2の二値化しきい値より暗い場合には検査対象パター
ンの非パターン領域として設定する工程と、これらの設
定から得た検査対象パターンと前記良品パターンとを比
較して検査する工程とを有することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2記載のパターン検査方法
は、パターン領域が暗く非パターン領域が明るく認識さ
れて区別された良品パターンと、撮像画像の画像パター
ンとを位置合わせする工程と、撮像画像の画像パターン
と良品パターンとを位置合わせする工程と、前記撮像画
像における良品パターンのパターン領域と重なる箇所の
画素は、その画素の明るさが第1の二値化しきい値より
暗い場合には検査対象パターンのパターン領域として設
定し、その画素の明るさが前記第1の二値化しきい値よ
り明るい場合には検査対象パターンの非パターン領域と
して設定する工程と、前記撮像画像における良品パター
ンのパターン領域と重ならない対象画像中の画素は、そ
の画素の明るさが、前記第1の二値化しきい値とは独立
して設定された第2の二値化しきい値より暗い場合には
検査対象パターンのパターン領域として設定し、その画
素の明るさが、前記第2の二値化しきい値より明るい場
合には検査対象パターンの非パターン領域として設定す
る工程と、これらの設定から得た検査対象パターンと前
記良品パターンとを比較して検査する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3記載のパターン検査方法
は、パターン領域が明るく非パターン領域が暗く認識さ
れて区別された良品パターンと、撮像画像の画像パター
ンとを位置合わせする工程と、前記撮像画像について、
この撮像画像中の画素の明るさが、第1の二値化しきい
値より明るい場合には第1の検査対象パターンのパター
ン領域として設定し、その画素の明るさが前記第1の二
値化しきい値より暗い場合には第1の検査対象パターン
の非パターン領域として設定する工程と、第1の検査対
象パターンを得て、この第1の検査対象パターンと良品
パターンとの第1の比較検査を行う工程と、この第1の
比較検査により良品パターンと第1の検査対象パターン
との異なる領域を欠陥可能性領域として検出する工程
と、検出された前記欠陥可能性領域が、良品パターンの
パターン領域に存在して、第1の検査対象パターンのパ
ターン領域に存在しない第1の欠陥可能性領域の範囲に
おいて、画素の明るさが、第2の二値化しきい値より明
るい場合には第2の検査対象パターンのパターン領域と
して設定し、画素の明るさが、前記第2の二値化しきい
値より暗い場合には第2の検査対象パターンの非パター
ン領域として設定する工程と、第2の検査対象パターン
を得て、この第1の欠陥可能性領域の範囲について前記
第2の検査対象パターンと良品パターンとを比較検査す
る工程と、検出された前記欠陥可能性領域が、良品パタ
ーンのパターン領域に存在しなくて、第1の検査対象パ
ターンのパターン領域に存在する第2の欠陥可能性領域
の範囲において、画素の明るさが、第3の二値化しきい
値より明るい場合には第3の検査対象パターンのパター
ン領域として設定し、画素の明るさが、前記第3の二値
化しきい値より暗い場合には第3の検査対象パターンの
非パターン領域として設定する工程と、第3の検査対象
パターンを得て、この第2の欠陥可能性領域の範囲につ
いて前記第3の検査対象パターンと良品パターンとを比
較検査する工程と、前記第2の検査対象パターンと良品
パターンとの比較内容と、前記第3の検査対象パターン
と良品パターンとの比較内容とに基づいて欠陥を検出す
る工程とを有することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4記載のパターン検査方法
は、パターン領域が暗く非パターン領域が明るく認識さ
れて区別された良品パターンと、撮像画像の画像パター
ンとを位置合わせする工程と、前記撮像画像について、
この撮像画像中の画素の明るさが、第1の二値化しきい
値より暗い場合には第1の検査対象パターンのパターン
領域として設定し、その画素の明るさが前記第1の二値
化しきい値より明るい場合には第1の検査対象パターン
の非パターン領域として設定する工程と、第1の検査対
象パターンを得て、この第1の検査対象パターンと良品
パターンとの第1の比較検査を行う工程と、この第1の
比較検査により良品パターンと第1の検査対象パターン
との異なる領域を欠陥可能性領域として検出する工程
と、検出された前記欠陥可能性領域が、良品パターンの
パターン領域に存在して、第1の検査対象パターンのパ
ターン領域に存在しない第1の欠陥可能性領域の範囲に
おいて、画素の明るさが、第2の二値化しきい値より暗
い場合には第2の検査対象パターンのパターン領域とし
て設定し、画素の明るさが、前記第2の二値化しきい値
より明るい場合には第2の検査対象パターンの非パター
ン領域として設定する工程と、第2の検査対象パターン
を得て、この第1の欠陥可能性領域の範囲について前記
第2の検査対象パターンと良品パターンとを比較検査す
る工程と、検出された前記欠陥可能性領域が、良品パタ
ーンのパターン領域に存在しなくて、第1の検査対象パ
ターンのパターン領域に存在する第2の欠陥可能性領域
の範囲において、画素の明るさが、第3の二値化しきい
値より暗い場合には第3の検査対象パターンのパターン
領域として設定し、画素の明るさが、前記第3の二値化
しきい値より明るい場合には第3の検査対象パターンの
非パターン領域として設定する工程と、第3の検査対象
パターンを得て、この第2の欠陥可能性領域の範囲につ
いて前記第3の検査対象パターンと良品パターンとを比
較検査する工程と、前記第2の検査対象パターンと良品
パターンとの比較内容と、前記第3の検査対象パターン
と良品パターンとの比較内容とに基づいて欠陥を検出す
る工程とを有することを特徴とする。
【0011】これらの方法によれば、良品パターンのパ
ターン領域と非パターン領域とに対応するそれぞれの箇
所で、それぞれ独立して設定された二値化しきい値で別
個にパターン領域および非パターン領域が設定されるた
め、検査対象に対応する良品パターンのパターン領域と
非パターン領域とにおける欠陥の性質が異なる場合が多
い検査対象に対して、検出対象として必要な性質の欠陥
を最適な二値化しきい値にて的確に検出できる可能性が
高くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。本発明の第1の実施の形態に係るパ
ターン検査方法について説明する。
【0013】まず、図1〜図4を参照しながら、検査対
象がプリント基板・液晶・半導体等の配線パターンであ
る場合を例に説明する。この種の配線パターンの検査
は、わずかな傷等も見逃さない厳しい検査が要求されて
おり、このように対処することにより、製品の信頼性が
向上する。
【0014】図2は、パターン領域とパターン以外の領
域とが適正に設けられている良品のパターン(良品パタ
ーンと称す)1を示し、図3は、検査対象を撮像して得
た画像パターン2を示す。この図2に示すものは、良品
パターン1におけるパターン領域の画素が明るく(図2
においては白地で示している)、パターン以外の領域の
画素が暗く(図2においては黒地で示している)認識さ
れる場合を示す。また、図3においては、検査対象の欠
陥が欠けAと突起Bである場合を示しており、欠けAの
明るさaは、突起Bの明るさbより大きい(a>b)。
【0015】このパターン検査方法は、図1に示すフロ
ーチャートの工程で検査が行われる。まず、検査すべき
検査対象を撮像して、撮像した画像パターン2を入力し
(ステップS1)、画像パターン2と良品パターン1と
を、その濃度分布などにより位置合わせする(ステップ
S2)。
【0016】次に、検査対象を撮像して得た画像パター
ン2について、良品パターン1のパターン領域と重なる
箇所の画素は、その画素の明るさが第1の二値化しきい
値cよりも明るい場合には検査対象パターン3のパター
ン領域として設定し、前記画素の明るさが、第1の二値
化しきい値cより暗い場合には検査対象パターン3の非
パターン領域として設定する(ステップS3)。
【0017】また、前記画像パターン2について、良品
パターン1のパターン領域と重ならない箇所の画素は、
その画素の明るさが、第1の二値化しきい値cとは独立
して設定された第2の二値化しきい値dより明るい場合
には検査対象パターン3のパターン領域として設定し、
前記画素の明るさが、第2の二値化しきい値dより暗い
場合には検査対象パターン3の非パターン領域として設
定する(ステップS4)。
【0018】ここで、検査対象が配線パターンである場
合には、良品パターン1のパターン領域と重なる対象画
像中の画素に対して比較基準となる第1の二値化しきい
値cは、欠けAの明るさaや突起Bの明るさbよりも大
きい値(c>a>b)が設定され、また、良品パターン
1のパターン部分と重ならない対象画像中の画素に対し
て比較基準となる第2の二値化しきい値dは、欠けAの
明るさaや突起Bの明るさbよりも小さい(d<b<
a)値が設定される。
【0019】したがって、良品パターン1のパターン領
域と重なる対象画像中にある欠けAの明るさaは、第1
の二値化しきい値cより暗い画素であるため、図4に示
すように、この欠けAは非パターン領域に設定される。
また、良品パターン1のパターン領域と重ならない対象
画像中にある突起Bの明るさbは、第2の二値化しきい
値dより明るい画素であるため、この突起Bはパターン
領域として設定される。
【0020】そして、これらの設定から得た検査対象パ
ターン3と良品パターン1とが比較されて検査される
(ステップS5)。この結果、欠けAと突起Bとの両方
が良品パターン1と異なるため、欠陥として検出可能と
なる。
【0021】このように、上記検査方法において、第1
の二値化しきい値cを明るさの大きい値に設定し、第2
の二値化しきい値dを明るさの小さい値に設定すること
で、比較的明るさの変化が小さい欠陥領域をも的確に検
出することができて、わずかな傷等も見逃さない厳しい
検査を行うことができ、製品の信頼性が向上する。
【0022】次に、検査対象が部品・薬品等の文字・記
号パターンである場合を例に説明する。この種の部品・
薬品等の文字・記号パターンは多少の汚れ・カスレ等は
良品とする柔軟な検査が望まれており、このように対処
することにより、製品の歩留まりが向上する。
【0023】図5は、パターン領域とパターン以外の領
域とが適正に設けられている良品のパターン(良品パタ
ーンと称す)1を示し、図6は、検査対象を撮像して得
た画像パターン2を示す。なお、図6においては、検査
対象の欠陥がカスレCと薄い汚れDである場合を示して
おり、カスレCの明るさeよりも薄い汚れDの明るさf
が大きい(e<f)。
【0024】このパターン検査方法も、図1に示すフロ
ーチャートの工程で検査が行われる。すなわち、検査す
べき検査対象を撮像して、撮像した画像パターン2を入
力し(ステップS1)、画像パターン2と良品パターン
1とを、その濃度分布などにより位置合わせした(ステ
ップS2)後、検査対象を撮像して得た画像パターン2
について、良品パターン1のパターン領域と重なる箇所
の画素は、その画素の明るさが第1の二値化しきい値c
よりも明るい場合には検査対象パターン3のパターン領
域として設定し、前記画素の明るさが、第1の二値化し
きい値cより暗い場合には検査対象パターン3の非パタ
ーン領域として設定する(ステップS3)。
【0025】また、前記画像パターン2について、良品
パターン1のパターン領域と重ならない箇所の画素は、
その画素の明るさが、第1の二値化しきい値cとは独立
して設定された第2の二値化しきい値dより明るい場合
には検査対象パターン3のパターン領域として設定し、
前記画素の明るさが、第2の二値化しきい値dより暗い
場合には検査対象パターン3の非パターン領域として設
定する(ステップS4)。
【0026】しかしながら、検査対象が部品・薬品等の
文字・記号パターンである場合には、上記実施の形態と
は異なり、良品パターン1のパターン領域と重なる対象
画像中の画素に対して比較基準となる第1の二値化しき
い値cは、カスレCの明るさeや薄い汚れDの明るさf
よりも小さい値(c<e<f)が設定され、また、良品
パターン1のパターン部分と重ならない対象画像中の画
素に対して比較基準となる第2の二値化しきい値dは、
カスレCの明るさeや薄い汚れDの明るさfよりも大き
い値(d>f>e)が設定される。
【0027】そして、これらの設定から得た検査対象パ
ターン3と良品パターン1とが比較されて検査される
(ステップS5)。この結果、カスレCや薄い汚れD
は、図7に示すように、切り出された検査対象パターン
3に現われないため、良品パターン1と比較された際に
欠陥として検出されない。
【0028】このように、上記検査方法において、第1
の二値化しきい値cを明るさの小さい値に設定し、第2
の二値化しきい値dを明るさの大きい値に設定すること
で、明るさの変化が極度に大きい欠陥領域以外は欠陥と
して検出しないようにすることができて、多少の汚れ・
カスレ等は良品とする柔軟な検査を行うことができ、製
品の歩留まりが向上する。
【0029】また、上記実施の形態においては、良品パ
ターン1におけるパターン領域の画素が明るく、パター
ン以外の領域の画素が暗く認識される場合を述べたが、
これとは逆に、図8、図11に示すように、良品パター
ン1におけるパターン領域の画素が暗く、パターン以外
の領域の画素が明るく認識される場合には、良品パター
ン1と、図9、図12に示すような撮像画像の画像パタ
ーン2とを位置合わし、撮像画像における良品パターン
1のパターン領域と重なる箇所の画素は、その画素の明
るさが第1の二値化しきい値より暗い場合には検査対象
パターン3のパターン領域として設定し、その画素の明
るさが前記第1の二値化しきい値より明るい場合には検
査対象パターン3の非パターン領域として設定し、前記
撮像画像における良品パターン1のパターン領域と重な
らない対象画像中の画素は、その画素の明るさが、第1
の二値化しきい値とは独立して設定された第2の二値化
しきい値より暗い場合には検査対象パターン3のパター
ン領域として設定し、その画素の明るさが、前記第2の
二値化しきい値より明るい場合には検査対象パターン3
の非パターン領域として設定し、これらの設定から得た
検査対象パターン3と良品パターン1とを比較して検査
することで、同様の作用効果を得ることができる。
【0030】ここで、図8〜図10においては、検査対
象の欠陥が欠けAと突起Bである場合を示しており、欠
けAの明るさaは、突起Bの明るさbより小さい(a<
b)。そして、検査対象が配線パターンである場合に
は、良品パターン1のパターン領域と重なる対象画像中
の画素に対して比較基準となる第1の二値化しきい値c
は、欠けAの明るさaや突起Bの明るさbよりも小さい
値(c<a<b)が設定され、また、良品パターン1の
パターン部分と重ならない対象画像中の画素に対して比
較基準となる第2の二値化しきい値dは、欠けAの明る
さaや突起Bの明るさbよりも大きい(d>b>a)値
が設定される。
【0031】したがって、良品パターン1のパターン領
域と重なる対象画像中にある欠けAの明るさaは、第1
の二値化しきい値cより明るい画素であるため、図10
に示すように、この欠けAは非パターン領域に設定され
る。また、良品パターン1のパターン領域と重ならない
対象画像中にある突起Bの明るさbは、第2の二値化し
きい値dより暗い画素であるため、この突起Bはパター
ン領域として設定される。そして、これらの設定から得
た検査対象パターン3と良品パターン1とが比較されて
検査される結果、欠けAと突起Bとの両方が良品パター
ン1と異なるため、欠陥として検出可能となる。
【0032】また、図11〜図13においては、検査対
象の欠陥がカスレCと薄い汚れDである場合を示してお
り、カスレCの明るさeよりも薄い汚れDの明るさfが
小さい(e>f)。そして、検査対象が部品・薬品等の
文字・記号パターンである場合には、良品パターン1の
パターン領域と重なる対象画像中の画素に対して比較基
準となる第1の二値化しきい値cは、カスレCの明るさ
eや薄い汚れDの明るさfよりも大きい値(c>e>
f)が設定され、また、良品パターン1のパターン部分
と重ならない対象画像中の画素に対して比較基準となる
第2の二値化しきい値dは、カスレCの明るさeや薄い
汚れDの明るさfよりも小さい値(d<f<e)が設定
される。そして、これらの設定から得た検査対象パター
ン3と良品パターン1とが比較されて検査される結果、
カスレCや薄い汚れDは、図13に示すように、切り出
された検査対象パターン3に現われないため、良品パタ
ーン1と比較された際に欠陥として検出されない。
【0033】なお、これらの実施の形態においては、上
記方法により設定した検査対象パターン3を良品パター
ン1と比較した場合を述べたが、これに限るものではな
く、上記検査対象パターン3に基づき、更なる処理など
による比較検査を行って欠陥を検出する場合にも適用可
能であることはもちろんである。
【0034】さらに、本発明のその他の実施の形態に係
るパターン検査方法について説明する。この実施の形態
においては、検査対象が部品・薬品等の文字・記号パタ
ーンである場合を例に説明する。この種の部品・薬品等
の文字・記号パターンは多少の汚れ・カスレ等は良品と
する柔軟な検査が望まれており、このように対処するこ
とにより、製品の歩留まりが向上する。
【0035】また、このパターン検査方法においても、
図15に示すような、パターン領域とパターン以外の領
域とが適正に設けられている良品のパターン(良品パタ
ーンと称す)1と、図16に示すような検査対象を撮像
して得た画像パターン2とを用いて検査が行われる。こ
こで、図15に示すものは、良品パターン1におけるパ
ターン領域の画素が明るく(図15においては白地で示
している)、パターン以外の領域の画素が暗く(図15
においては黒地で示している)認識される場合を示す。
そして、図16においては、検査対象の欠陥がカスレC
と薄い汚れDとである場合を示し、カスレCの明るさe
よりも薄い汚れDの明るさfが大きい(e<f)。
【0036】このパターン検査方法では、図14に示す
フローチャートの工程で検査が行われる。まず、検査す
べき検査対象を撮像して、撮像した画像パターン2を入
力し(ステップS11)、画像パターン2と良品パター
ン1とを、その濃度分布などにより位置合わせする(ス
テップS12)。
【0037】次に、検査対象を撮像して得た画像パター
ン2について、この撮像画像中の画素の明るさが、第1
の二値化しきい値gより明るい場合には第1の検査対象
パターン4のパターン領域として設定し、第1の二値化
しきい値gより暗い場合には第1の検査対象パターン4
の非パターン領域として設定する。ここで、第1の二値
化しきい値gは、薄い汚れDの明るさfよりも小さく、
カスレCの明るさeよりも大きい値(f>g>e)に設
定されている。そして、これにより図17に示すような
第1の検査対象パターン4を得て、この第1の検査対象
パターン4と良品パターン1との第1の比較検査を行う
(ステップS13)。
【0038】この第1の比較検査により良品パターン1
と第1の検査対象パターン4との異なる領域を欠陥可能
性領域として検出する。上記のようなカスレCと薄い汚
れDとがあった場合には、カスレCおよび薄い汚れDが
欠陥可能性領域として検出される。
【0039】次に、検出された前記欠陥可能性領域が、
良品パターン1のパターン領域に存在して、第1の検査
対象パターン4のパターン領域に存在しない場合は、こ
の第1の欠陥可能性領域の範囲において、画素の明るさ
が、第2の二値化しきい値より明るい場合には第2の検
査対象パターン5のパターン領域として設定し、画素の
明るさが、前記第2の二値化しきい値より暗い場合には
第2の検査対象パターン5の非パターン領域として設定
する。
【0040】すなわち、カスレCは、良品パターン1の
パターン領域に存在して、第1の検査対象パターン4の
パターン領域に存在しないため、第2の二値化しきい値
と比較される。ここで、第2の二値化しきい値hは、カ
スレCの明るさeよりも小さい値(e>h)に設定され
ている。
【0041】これにより、図18の点線部分に示すよう
に、第2の検査対象パターン5を得て、この第1の欠陥
可能性領域の範囲について前記第2の検査対象パターン
と良品パターンとを比較検査する(ステップS14)。
この実施の形態の場合には、カスレCの明るさeが第2
の二値化しきい値hよりも大きいため、カスレCが第2
の検査対象パターン5のパターン領域として設定され
る。そして、この第1の欠陥可能性領域の範囲について
前記第2の検査対象パターン5と良品パターン1とが比
較検査された際に、両者ともパターン領域であるため、
カスレCの箇所は欠陥として検出されない。
【0042】また、検出された前記欠陥可能性領域が、
良品パターン1のパターン領域に存在しなくて、第1の
検査対象パターン4のパターン領域に存在する場合は、
この第2の欠陥可能性領域の範囲において、画素の明る
さが、第3の二値化しきい値より明るい場合には第3の
検査対象パターンのパターン領域として設定し、画素の
明るさが、前記第3の二値化しきい値より暗い場合には
第3の検査対象パターンの非パターン領域として設定す
ることにより、第3の検査対象パターンを得て、この第
2の欠陥可能性領域の範囲について前記第3の検査対象
パターンと良品パターンとを比較検査する(ステップS
14)。
【0043】すなわち、薄い汚れDは、良品パターン1
のパターン領域に存在しなくて、第1の検査対象パター
ン4のパターン領域に存在するため、第3の二値化しき
い値と比較される。ここで、第3の二値化しきい値i
は、薄い汚れDの明るさfよりも大きい値(f>i)に
設定されている。
【0044】これにより、図18の点線部分に示すよう
に、第3の検査対象パターン6を得て、この第2の欠陥
可能性領域の範囲について前記第3の検査対象パターン
と良品パターンとを比較検査する(ステップS14)。
この実施の形態の場合には、薄い汚れDの明るさfが第
3の二値化しきい値iよりも小さいため、薄い汚れDが
第3の検査対象パターン6の非パターン領域として設定
される。そして、この第2の欠陥可能性領域の範囲につ
いて前記第3の検査対象パターン6と良品パターン1と
が比較検査された際に、両者とも非パターン領域である
ため、薄い汚れDの箇所は欠陥として検出されない。
【0045】また、上記実施の形態においては、良品パ
ターン1におけるパターン領域の画素が明るく、パター
ン以外の領域の画素が暗く認識される場合を述べたが、
これとは逆に、図19に示すように、良品パターン1に
おけるパターン領域の画素が暗く、パターン以外の領域
の画素が明るく認識される場合には、良品パターン1
と、図20に示すような撮像画像の画像パターン2とを
位置合わし、撮像画像の画像パターン2について、この
画像パターン2中の画素の明るさが、第1の二値化しき
い値より暗い場合には第1の検査対象パターン4のパタ
ーン領域として設定し、その画素の明るさが前記第1の
二値化しきい値より明るい場合には第1の検査対象パタ
ーン4の非パターン領域として設定し、第1の検査対象
パターン4を得て、この第1の検査対象パターン4と良
品パターン1との第1の比較検査を行い、この第1の比
較検査により良品パターン1と第1の検査対象パターン
4との異なる領域を欠陥可能性領域として検出し、検出
された前記欠陥可能性領域が、良品パターン1のパター
ン領域に存在して、第1の検査対象パターン4のパター
ン領域に存在しない第1の欠陥可能性領域の範囲におい
て、画素の明るさが、第2の二値化しきい値より暗い場
合には第2の検査対象パターン5のパターン領域として
設定し、画素の明るさが、第2の二値化しきい値より明
るい場合には第2の検査対象パターン5の非パターン領
域として設定し、第2の検査対象パターン5を得て、こ
の第1の欠陥可能性領域の範囲について第2の検査対象
パターン5と良品パターン1とを比較検査し、検出され
た前記欠陥可能性領域が、良品パターン1のパターン領
域に存在しなくて、第1の検査対象パターン4のパター
ン領域に存在する第2の欠陥可能性領域の範囲におい
て、画素の明るさが、第3の二値化しきい値より暗い場
合には第3の検査対象パターン6のパターン領域として
設定し、画素の明るさが、第3の二値化しきい値より明
るい場合には第3の検査対象パターン6の非パターン領
域として設定し、第3の検査対象パターン6を得て、こ
の第2の欠陥可能性領域の範囲について第3の検査対象
パターン6と良品パターン1とを比較検査し、第2の検
査対象パターン5と良品パターン1との比較内容と、第
3の検査対象パターン6と良品パターン1との比較内容
とに基づいて欠陥を検出することで、同様の作用効果を
得ることができる。
【0046】ここで、図20〜図22においては、検査
対象の欠陥がカスレCと薄い汚れDである場合を示して
おり、カスレCの明るさeよりも薄い汚れDの明るさf
が小さい(e>f)。また、第1の二値化しきい値g
は、薄い汚れDの明るさfよりも大きく、カスレCの明
るさeよりも小さい値(f<g<e)に設定され、第2
の二値化しきい値hは、カスレCの明るさeよりも大き
い値(e<h)に設定され、第3の二値化しきい値i
は、薄い汚れDの明るさfよりも小さい値(f<i)に
設定されている。
【0047】そして、これらの設定から得た第3の検査
対象パターン6と良品パターン1とが比較されて検査さ
れる結果、カスレCや薄い汚れDは、図22に示すよう
に、切り出された第3の検査対象パターン6に現われな
いため、良品パターン1と比較された際に欠陥として検
出されない。
【0048】この結果、カスレCおよび薄い汚れDが欠
陥としては検出されず、柔軟な検査が可能となる。この
場合に、第1のしきい値を第2のしきい値と同じ値に設
定しておけば、最初からカスレCの領域は欠陥としては
検出されず、薄い汚れDの領域を判定するだけで済む。
また、第1のしきい値を第3のしきい値と同じ値に設定
しておけば、最初から薄い汚れDの領域は欠陥としては
検出されず、カスレCの領域を判定するだけで済む。
【0049】したがって、検査対象が部品・薬品等の文
字・記号パターンである場合には、汚れやカスレなどの
程度が極端に大きい場合のみ欠陥として検出され、それ
以外の場合には、検査対象が良品とされ、製品の歩留ま
りが向上する。
【0050】なお、これらの実施の形態においても、上
記第2、第3の検査対象パターンに基づき、更なる処理
などによる比較検査を行って欠陥を検出する場合にも適
用可能であることはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】本発明のパターン検査方法によれば、良
品パターンのパターン領域と非パターン領域とに対応す
るそれぞれの箇所で、それぞれ独立して設定された二値
化しきい値で別個にパターン領域が設定されるため、検
査対象に対応する良品パターンのパターン領域とパター
ン以外の領域における欠陥の性質が異なる場合が多い検
査対象に対して、検出対象として必要な性質の欠陥を最
適な二値化しきい値にて的確に検出できる可能性が高く
なる。したがって、配線パターンの検査などの、わずか
な傷等も見逃さない厳しい検査の際に、少しの欠陥でも
厳密に検査して、製品の信頼性を向上させたり、部品・
薬品等の文字・記号パターンなどの多少の汚れ・カスレ
等は良品としても差し支えない検査に際して、製品の歩
留まりを向上させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパターン検査方法を
示すフローチャート
【図2】同パターン検査方法において用いる良品パター
ンを示す図
【図3】同パターン検査方法において用いる画像パター
ンを示す図
【図4】同パターン検査方法において用いる検査対象パ
ターンを示す図
【図5】同パターン検査方法において用いる他の良品パ
ターンを示す図
【図6】同パターン検査方法において用いる他の画像パ
ターンを示す図
【図7】同パターン検査方法において用いる他の検査対
象パターンを示す図
【図8】同パターン検査方法において用いる良品パター
ンを示す図
【図9】同パターン検査方法において用いる画像パター
ンを示す図
【図10】同パターン検査方法において用いる検査対象
パターンを示す図
【図11】同パターン検査方法において用いる他の良品
パターンを示す図
【図12】同パターン検査方法において用いる他の画像
パターンを示す図
【図13】同パターン検査方法において用いる他の検査
対象パターンを示す図
【図14】本発明の他の実施の形態に係るパターン検査
方法を示すフローチャート
【図15】同パターン検査方法において用いる良品パタ
ーンを示す図
【図16】同パターン検査方法において用いる画像パタ
ーンを示す図
【図17】同パターン検査方法において用いる画像パタ
ーンを示す図
【図18】同パターン検査方法において用いる検査対象
パターンを示す図
【図19】同パターン検査方法において用いる良品パタ
ーンを示す図
【図20】同パターン検査方法において用いる画像パタ
ーンを示す図
【図21】同パターン検査方法において用いる画像パタ
ーンを示す図
【図22】同パターン検査方法において用いる検査対象
パターンを示す図
【図23】従来の良品パターンと画像パターンとの位置
合わせを示す図
【図24】従来の検査対象パターンを示す図
【図25】従来の検査対象パターンより欠陥を検出する
様子を示す図
【図26】従来手法の課題を示すための図
【図27】従来手法の他の課題を示すための図
【図28】従来手法のその他の課題を示すための図
【図29】従来手法のさらに他の課題を示すための図
【符号の説明】
1 良品パターン 2 画像パターン 3 検査対象パターン 4 第1の検査対象パターン 5 第2の検査対象パターン A 欠け(欠陥) B 突起(欠陥) C カスレ(欠陥) D 薄い汚れ(欠陥)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 300 G01B 11/24 F (72)発明者 川野 肇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 寸▲土▼ 勧 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA56 CC25 FF04 QQ06 QQ32 RR08 UU05 2G051 AA65 AB02 AB11 AC21 EA11 EB01 EC02 ED01 ED03 5B057 AA03 BA02 CA08 CA12 CA16 CB06 CB12 CB16 CE12 DA03 DB02 DB08 DC31 5L096 AA06 BA03 EA43 EA45 FA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターン領域が明るく非パターン領域が
    暗く認識されて区別された良品パターンと、撮像画像の
    画像パターンとを位置合わせする工程と、 前記撮像画像における良品パターンのパターン領域と重
    なる箇所の画素は、その画素の明るさが第1の二値化し
    きい値より明るい場合には検査対象パターンのパターン
    領域として設定し、その画素の明るさが前記第1の二値
    化しきい値より暗い場合には検査対象パターンの非パタ
    ーン領域として設定する工程と、 前記撮像画像における良品パターンのパターン領域と重
    ならない対象画像中の画素は、その画素の明るさが、前
    記第1の二値化しきい値とは独立して設定された第2の
    二値化しきい値より明るい場合には検査対象パターンの
    パターン領域として設定し、その画素の明るさが、前記
    第2の二値化しきい値より暗い場合には検査対象パター
    ンの非パターン領域として設定する工程と、 これらの設定から得た検査対象パターンと前記良品パタ
    ーンとを比較して検査する工程とを有することを特徴と
    するパターン検査方法。
  2. 【請求項2】 パターン領域が暗く非パターン領域が明
    るく認識されて区別された良品パターンと、撮像画像の
    画像パターンとを位置合わせする工程と、 前記撮像画像における良品パターンのパターン領域と重
    なる箇所の画素は、その画素の明るさが第1の二値化し
    きい値より暗い場合には検査対象パターンのパターン領
    域として設定し、その画素の明るさが前記第1の二値化
    しきい値より明るい場合には検査対象パターンの非パタ
    ーン領域として設定する工程と、 前記撮像画像における良品パターンのパターン領域と重
    ならない対象画像中の画素は、その画素の明るさが、前
    記第1の二値化しきい値とは独立して設定された第2の
    二値化しきい値より暗い場合には検査対象パターンのパ
    ターン領域として設定し、その画素の明るさが、前記第
    2の二値化しきい値より明るい場合には検査対象パター
    ンの非パターン領域として設定する工程と、 これらの設定から得た検査対象パターンと前記良品パタ
    ーンとを比較して検査する工程とを有することを特徴と
    するパターン検査方法。
  3. 【請求項3】 パターン領域が明るく非パターン領域が
    暗く認識されて区別された良品パターンと、撮像画像の
    画像パターンとを位置合わせする工程と、 前記撮像画像について、この撮像画像中の画素の明るさ
    が、第1の二値化しきい値より明るい場合には第1の検
    査対象パターンのパターン領域として設定し、その画素
    の明るさが前記第1の二値化しきい値より暗い場合には
    第1の検査対象パターンの非パターン領域として設定す
    る工程と、 第1の検査対象パターンを得て、この第1の検査対象パ
    ターンと良品パターンとの第1の比較検査を行う工程
    と、 この第1の比較検査により良品パターンと第1の検査対
    象パターンとの異なる領域を欠陥可能性領域として検出
    する工程と、 検出された前記欠陥可能性領域が、良品パターンのパタ
    ーン領域に存在して、第1の検査対象パターンのパター
    ン領域に存在しない第1の欠陥可能性領域の範囲におい
    て、画素の明るさが、第2の二値化しきい値より明るい
    場合には第2の検査対象パターンのパターン領域として
    設定し、画素の明るさが、前記第2の二値化しきい値よ
    り暗い場合には第2の検査対象パターンの非パターン領
    域として設定する工程と、 第2の検査対象パターンを得て、この第1の欠陥可能性
    領域の範囲について前記第2の検査対象パターンと良品
    パターンとを比較検査する工程と、 検出された前記欠陥可能性領域が、良品パターンのパタ
    ーン領域に存在しなくて、第1の検査対象パターンのパ
    ターン領域に存在する第2の欠陥可能性領域の範囲にお
    いて、画素の明るさが、第3の二値化しきい値より明る
    い場合には第3の検査対象パターンのパターン領域とし
    て設定し、画素の明るさが、前記第3の二値化しきい値
    より暗い場合には第3の検査対象パターンの非パターン
    領域として設定する工程と、 第3の検査対象パターンを得て、この第2の欠陥可能性
    領域の範囲について前記第3の検査対象パターンと良品
    パターンとを比較検査する工程と、 前記第2の検査対象パターンと良品パターンとの比較内
    容と、前記第3の検査対象パターンと良品パターンとの
    比較内容とに基づいて欠陥を検出する工程とを有するこ
    とを特徴とするパターン検査方法。
  4. 【請求項4】 パターン領域が暗く非パターン領域が明
    るく認識されて区別された良品パターンと、撮像画像の
    画像パターンとを位置合わせする工程と、 前記撮像画像について、この撮像画像中の画素の明るさ
    が、第1の二値化しきい値より暗い場合には第1の検査
    対象パターンのパターン領域として設定し、その画素の
    明るさが前記第1の二値化しきい値より明るい場合には
    第1の検査対象パターンの非パターン領域として設定す
    る工程と、 第1の検査対象パターンを得て、この第1の検査対象パ
    ターンと良品パターンとの第1の比較検査を行う工程
    と、 この第1の比較検査により良品パターンと第1の検査対
    象パターンとの異なる領域を欠陥可能性領域として検出
    する工程と、 検出された前記欠陥可能性領域が、良品パターンのパタ
    ーン領域に存在して、第1の検査対象パターンのパター
    ン領域に存在しない第1の欠陥可能性領域の範囲におい
    て、画素の明るさが、第2の二値化しきい値より暗い場
    合には第2の検査対象パターンのパターン領域として設
    定し、画素の明るさが、前記第2の二値化しきい値より
    明るい場合には第2の検査対象パターンの非パターン領
    域として設定する工程と、 第2の検査対象パターンを得て、この第1の欠陥可能性
    領域の範囲について前記第2の検査対象パターンと良品
    パターンとを比較検査する工程と、 検出された前記欠陥可能性領域が、良品パターンのパタ
    ーン領域に存在しなくて、第1の検査対象パターンのパ
    ターン領域に存在する第2の欠陥可能性領域の範囲にお
    いて、画素の明るさが、第3の二値化しきい値より暗い
    場合には第3の検査対象パターンのパターン領域として
    設定し、画素の明るさが、前記第3の二値化しきい値よ
    り明るい場合には第3の検査対象パターンの非パターン
    領域として設定する工程と、 第3の検査対象パターンを得て、この第2の欠陥可能性
    領域の範囲について前記第3の検査対象パターンと良品
    パターンとを比較検査する工程と、 前記第2の検査対象パターンと良品パターンとの比較内
    容と、前記第3の検査対象パターンと良品パターンとの
    比較内容とに基づいて欠陥を検出する工程とを有するこ
    とを特徴とするパターン検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2843669A1 (fr) * 2002-08-13 2004-02-20 Lg Electronics Inc Procede et appareil pour diagnostiquer un defaut de cellule dans un module de panneau d'affichage a plasma

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