JP2002195881A - ビーム状の光の光軸調整・位置決め方法および装置 - Google Patents

ビーム状の光の光軸調整・位置決め方法および装置

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JP2002195881A
JP2002195881A JP2000393152A JP2000393152A JP2002195881A JP 2002195881 A JP2002195881 A JP 2002195881A JP 2000393152 A JP2000393152 A JP 2000393152A JP 2000393152 A JP2000393152 A JP 2000393152A JP 2002195881 A JP2002195881 A JP 2002195881A
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position sensor
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Muneyasu Kimura
統安 木村
Yoshihiro Seto
義弘 瀬戸
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム状の光の射出位置および光軸の角度
を、作業効率よく、しかも、精度よく、調整し、位置決
めすることのできるビーム状の光の光軸調整・位置決め
方法を提供する。 【解決手段】 光源1、2、3から発せられたビーム状
の光4を、光源からの距離が異なる2つの位置A、B
で、光を光電的に受光可能な少なくとも1つの二次元的
位置センサ60によって、光電的に受光して、それぞ
れ、ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置データ
を生成し、生成された受光位置データに基づいて、光源
から発せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位
置を調整し、位置決めすることを特徴とするビーム状の
光の光軸調整・位置決め方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビーム状の光の光
軸調整・位置決め方法および装置に関するものであり、
さらに詳細には、ビーム状の光の射出位置および光軸の
角度を、作業効率よく、しかも、精度よく、調整し、位
置決めすることのできるビーム状の光の光軸調整・位置
決め方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると、放射線のエネル
ギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長
域の電磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエ
ネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有す
る輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用い、放射
性標識を付与した物質を、生物体に投与した後、その生
物体あるいはその生物体の組織の一部をサンプルとし、
このサンプルを、輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍
光体シートと一定時間重ね合わせることにより、放射線
エネルギーを輝尽性蛍光体に、蓄積、記録し、しかる後
に、電磁波によって、輝尽性蛍光体層を走査して、輝尽
性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光
を光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、画
像処理を施して、CRTなどの表示手段上あるいは写真
フイルムなどの記録材料上に、画像を再生するように構
成されたオートラジオグラフィ検出システムが知られて
いる(たとえば、特公平1−60784号公報、特公平
1−60782号公報、特公平4−3952号公報な
ど)。
【0003】蓄積性蛍光体シートを画像の検出材料とし
て使用するオートラジオグラフィ検出システムは、写真
フイルムを用いる場合とは異なり、現像処理という化学
的処理が不必要であるだけでなく、得られた画像データ
に画像処理を施すことによって、所望のように、画像を
再生し、あるいは、コンピュータによる定量解析が可能
になるという利点を有している。
【0004】他方、オートラジオグラフィシステムにお
ける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質とし
て使用した蛍光検出(fluorescence) システムが知られ
ている。このシステムによれば、蛍光画像を読み取るこ
とによって、遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質
の分離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをお
こなうことができ、たとえば、電気泳動させるべき複数
のDNA断片を含む溶液中に、蛍光色素を加えた後に、
複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、ある
いは、蛍光色素を含有させたゲル支持体上で、複数のD
NA断片を電気泳動させ、あるいは、複数のDNA断片
を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後に、ゲル支持体
を蛍光色素を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動され
たDNA断片を標識し、励起光によって、蛍光色素を励
起して、生じた蛍光を検出することによって、画像を生
成し、ゲル支持体上のDNAを分布を検出したり、ある
いは、複数のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動
させた後に、DNAを変性(denaturation) し、次い
で、サザン・ブロッティング法により、ニトロセルロー
スなどの転写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも
一部を転写し、目的とするDNAと相補的なDNAもし
くはRNAを蛍光色素で標識して調製したプローブと変
性DNA断片とをハイブリダイズさせ、プローブDNA
もしくはプローブRNAと相補的なDNA断片のみを選
択的に標識し、励起光によって、蛍光色素を励起して、
生じた蛍光を検出することにより、画像を生成し、転写
支持体上の目的とするDNAを分布を検出したりするこ
とができる。さらに、標識物質により標識した目的とす
る遺伝子を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製
して、転写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵
素を、標識物質により標識された相補的なDNAと結合
させた後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発
する蛍光物質に変化させ、励起光により、生成された蛍
光物質を励起して、生じた蛍光を検出することによっ
て、画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAの
分布を検出したりすることもできる。この蛍光検出シス
テムは、放射性物質を使用することなく、簡易に、遺伝
子配列などを検出することができるという利点がある。
【0005】さらに、近年、スライドガラス板やメンブ
レンフィルタ、ゲル支持体などの担体表面上の異なる位
置に、ホルモン類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、
アブザイム、その他のタンパク質、核酸、cDNA、D
NA、RNAなど、生体由来の物質と特異的に結合可能
で、かつ、塩基配列や塩基の長さ、組成などが既知の特
異的結合物質を、スポッター装置を用いて、滴下して、
多数の独立したスポットを形成し、次いで、ホルモン
類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、そ
の他のタンパク質、核酸、cDNA、DNA、mRNA
など、抽出、単離などによって、生体から採取され、あ
るいは、さらに、化学的処理、化学修飾などの処理が施
された生体由来の物質であって、蛍光物質、色素などの
標識物質によって標識された物質をハイブリダイズさせ
たマイクロアレイに、励起光を照射して、蛍光物質、色
素などの標識物質から発せられた蛍光などの光を光電的
に検出して、生体由来の物質を解析するマイクロアレイ
検出システムが開発されている。このマイクロアレイ検
出システムによれば、スライドガラス板やメンブレンフ
ィルタなどの担体表面上の異なる位置に、数多くの特異
的結合物質のスポットを高密度に形成して、標識物質に
よって標識された生体由来の物質をハイブリダイズさせ
ることによって、短時間に、生体由来の物質を解析する
ことが可能になるという利点がある。
【0006】また、メンブレンフィルタなどの担体表面
上の異なる位置に、ホルモン類、腫瘍マーカー、酵素、
抗体、抗原、アブザイム、その他のタンパク質、核酸、
cDNA、DNA、RNAなど、生体由来の物質と特異
的に結合可能で、かつ、塩基配列や塩基の長さ、組成な
どが既知の特異的結合物質を、スポッター装置を用い
て、滴下して、多数の独立したスポットを形成し、次い
で、ホルモン類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、ア
ブザイム、その他のタンパク質、核酸、cDNA、DN
A、mRNAなど、抽出、単離などによって、生体から
採取され、あるいは、さらに、化学的処理、化学修飾な
どの処理が施された生体由来の物質であって、放射性標
識物質によって標識された物質をハイブリダイズさせた
マクロアレイを、輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が
形成された蓄積性蛍光体シートと密着させて、輝尽性蛍
光体層を露光し、しかる後に、輝尽性蛍光体層に励起光
を照射し、輝尽性蛍光体層から発せられた輝尽光を光電
的に検出して、生体由来の物質を解析する放射性標識物
質を用いたマクロアレイ検出システムも開発されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらのシステムにお
いて用いられる画像読み取り装置や発光量データなどの
生化学解析用のデータを生成するデータ生成装置として
は、スキャナを用いたものと、二次元センサを用いたも
のとがあるが、二次元センサを用いる場合に比して、ス
キャナを用いる場合には、高解像度で、データを生成す
ることができるという利点がある。
【0008】これらのシステムにおいて用いられる画像
読み取り装置や発光量データなどの生化学解析用のデー
タを生成するデータ生成装置として用いられるスキャナ
は、サンプルを、レーザ光によって走査し、レーザ光に
よって、サンプルに含まれる蛍光色素などの標識物質が
励起されて、放出する蛍光などの光を光電的に検出する
ように構成されており、そのために、レーザ光の射出位
置および光軸の角度を調整し、所望のように、位置決め
することが要求されている。
【0009】このような場合、従来、レーザ光の射出位
置および光軸の角度の調整にあたっては、レーザ光源か
ら発せられたレーザ光が、レーザ光源のレーザ射出位置
から異なる位置に配置された2つのピンホール部材のピ
ンホールを通るように、レーザ光源を動かして、レーザ
光の射出位置および光軸の角度を調整していたが、かか
る方法は、目視によって、レーザ光の射出位置および光
軸の角度を調整するものであるため、作業性が悪く、正
確な調整が困難であり、また、ピンホールのサイズによ
って、調整精度が決定され、精度を向上させるために
は、2つの距離を大きくする必要があり、より一層、作
業性が悪化するという問題を有していた。
【0010】ことに、マイクロアレイ検出システムにお
いては、きわめて高い精度で、レーザ光の射出位置およ
び光軸の角度が調整されることが要求されるため、深刻
な問題となっていた。
【0011】これらのシステムにおいて用いられる画像
読み取り装置や発光量データなどの生化学解析用のデー
タを生成するデータ生成装置のレーザ光の射出位置およ
び光軸の角度を調整する場合だけでなく、ビーム状の光
の射出位置および光軸の角度を、精度よく調整すること
が要求される場合には、同様の問題があった。
【0012】したがって、本発明は、ビーム状の光の射
出位置および光軸の角度を、作業効率よく、しかも、精
度よく、調整し、位置決めすることのできるビーム状の
光の光軸調整・位置決め方法および装置を提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
光源から発せられたビーム状の光を、前記光源からの距
離が異なる2つの位置で、光を光電的に受光可能な少な
くとも1つの二次元的位置センサによって、光電的に受
光して、それぞれ、前記ビーム状の光の受光位置に対応
する受光位置データを生成し、生成された前記受光位置
データに基づいて、前記光源から発せられる前記ビーム
状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決め
することを特徴とするビーム状の光の光軸調整・位置決
め方法によって達成される。
【0014】本発明によれば、光源から発せられたビー
ム状の光を、光源からの距離が異なる2つの位置で、光
を光電的にに受光可能な二次元的位置センサによって、
光電的に受光して、それぞれ、ビーム状の光の受光位置
に対応する受光位置データを生成し、生成された受光位
置データに基づいて、光源から発せられるビーム状の光
の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決めするよ
うに構成されているから、受光位置データに基づいて、
二次元位置センサが受光したビーム状の光の受光位置
を、CRTなどの表示手段に表示することができ、した
がって、光源から発せられたビーム状の光が、光源の光
の射出位置から異なる位置に配置された2つのピンホー
ル部材のピンホールを通るように、光源を動かして、ビ
ーム状の光の射出位置および光軸の角度を調整する従来
の方法に比して、作業効率よく、しかも、精度よく、光
源から発せられるビーム状の光の光軸の角度および射出
位置を調整し、位置決めすることが可能になる。
【0015】本発明の好ましい実施態様においては、前
記少なくとも1つの二次元的位置センサが、単一の二次
元的位置センサよりなり、前記二次元的位置センサを、
前記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内の前
記光源からの距離がD1の第一の位置と、前記光源から
発せられた前記ビーム状の光の光路内の前記光源からの
距離がD2(D2はD1未満)の第二の位置とに移動さ
せて、それぞれ、前記光源から発せられたビーム状の光
を受光させ、前記ビーム状の光の受光位置に対応する受
光位置データを生成させて、生成された前記受光位置デ
ータに基づいて、前記光源から発せられる前記ビーム状
の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決めす
るように構成されている。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第一の位置において、前記二次元的位置センサ
が前記ビーム状の光を光電的に受光して、生成した前記
受光位置データおよび前記第二の位置において、前記位
置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光して、生成
した前記受光位置データに基づいて、それぞれ、表示手
段上に、前記位置センサが受光した前記ビーム状の光の
受光位置を表示し、前記表示手段上に表示された前記ビ
ーム状の光の受光位置に基づいて、前記光源から発せら
れる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調
整し、位置決めするように構成されている。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第一の位置において、二次元的位置センサがビーム
状の光を光電的に受光して、生成した受光位置データお
よび第二の位置において、位置センサがビーム状の光を
光電的に受光して、生成した受光位置データに基づい
て、それぞれ、表示手段上に、位置センサが受光したビ
ーム状の光の受光位置を表示し、表示手段上に表示され
たビーム状の光の受光位置に基づいて、光源から発せら
れるビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整
し、位置決めするように構成されているから、オペレー
タは、表示手段によって、ビーム状の光の受光位置を視
覚的に認識することができ、したがって、光源から発せ
られたビーム状の光が、光源の光の射出位置から異なる
位置に配置された2つのピンホール部材のピンホールを
通るように、光源を動かして、ビーム状の光の射出位置
および光軸の角度を調整する従来の方法に比して、作業
効率よく、しかも、精度よく、光源から発せられるビー
ム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決
めすることが可能になる。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第一の位置において、前記二次元的位置センサ
が前記ビーム状の光を光電的に受光して、生成した前記
受光位置データおよび前記第二の位置において、前記位
置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光して、生成
した前記受光位置データに基づいて、前記光源から発せ
られる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を
調整すべき調整値を算出し、算出された調整値にしたが
って、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸
の角度および射出位置を調整し、位置決めするように構
成されている。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第一の位置において、二次元的位置センサがビーム
状の光を光電的に受光して、生成した受光位置データお
よび第二の位置において、位置センサがビーム状の光を
光電的に受光して、生成した受光位置データに基づい
て、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度およ
び射出位置を調整すべき調整値を算出し、算出された調
整値にしたがって、光源から発せられるビーム状の光の
光軸の角度および射出位置を調整し、位置決めするよう
に構成されているから、きわめて簡易に、しかも、精度
よく、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度お
よび射出位置を調整し、位置決めすることが可能になる
とともに、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角
度および射出位置の調整を自動化することが可能にな
る。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記調整値にしたがって、前記光源から発せられる
前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を、自動
的に、調整し、位置決めするように構成されている。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、ステッピングモータを用いて、前記調整値にしたが
って、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸
の角度および射出位置を、自動的に、調整し、位置決め
するように構成されている。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、算出された調整値にしたがって、ステッピングモー
タを用いて、光源から発せられるビーム状の光の光軸の
角度および射出位置を、自動的に、調整し、位置決めす
るように構成されているから、きわめて簡易に、しか
も、精度よく、光源から発せられるビーム状の光の光軸
の角度および射出位置を調整し、位置決めすることが可
能になるとともに、光源から発せられるビーム状の光の
光軸の角度および射出位置の調整を自動化することが可
能になる。
【0023】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、サーボモータを用いて、前記調整値にしたがっ
て、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の
角度および射出位置を、自動的に、調整し、位置決めす
るように構成されている。
【0024】本発明のさらに別の好ましい実施態様によ
れば、算出された調整値にしたがって、サーボモータを
用いて、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度
および射出位置を、自動的に、調整し、位置決めするよ
うに構成されているから、きわめて簡易に、しかも、精
度よく、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度
および射出位置を調整し、位置決めすることが可能にな
るとともに、光源から発せられるビーム状の光の光軸の
角度および射出位置の調整を自動化することが可能にな
る。
【0025】本発明の別の好ましい実施態様において
は、前記少なくとも1つの二次元的位置センサが、第一
の二次元的位置センサと第二の二次元的位置センサより
なり、前記第一の二次元的位置センサを、前記光源から
発せられた前記ビーム状の光の光路内の前記光源からの
距離がD1の第一の位置に位置させ、前記光源から発せ
られた前記ビーム状の光の光路内に、ビームスプリッタ
を設けるとともに、前記光源から発せられた前記ビーム
状の光の光路外に位置し、前記ビームスプリッタに対し
て、前記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内
の前記光源からの距離がD2(D2はD1未満)の第二
の位置と光学的に共役関係にある第三の位置に、前記第
二の二次元的位置センサを位置させて、それぞれ、前記
光源から発せられたビーム状の光を受光させ、前記ビー
ム状の光の受光位置に対応する受光位置データを生成さ
せて、生成された前記受光位置データに基づいて、前記
光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度およ
び射出位置を調整し、位置決めするように構成されてい
る。
【0026】本発明の別の好ましい実施態様によれば、
少なくとも1つの二次元的位置センサが、第一の二次元
的位置センサと第二の二次元的位置センサよりなり、第
一の二次元的位置センサを、光源から発せられたビーム
状の光の光路内の光源からの距離がD1の第一の位置に
位置させ、光源から発せられたビーム状の光の光路内
に、ビームスプリッタを設けるとともに、光源から発せ
られたビーム状の光の光路外に位置し、ビームスプリッ
タに対して、光源から発せられたビーム状の光の光路内
の光源からの距離がD2(D2はD1未満)の第二の位
置と光学的に共役関係にある第三の位置に、第二の二次
元的位置センサを位置させて、それぞれ、光源から発せ
られたビーム状の光を受光させ、ビーム状の光の受光位
置に対応する受光位置データを生成させて、生成された
受光位置データに基づいて、光源から発せられるビーム
状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決め
するように構成されており、第一の二次元的位置センサ
によって受光されたビーム状の光の受光位置と、第二の
二次元的位置センサによって受光されたビーム状の光の
受光位置とを、同時に、しかも、リアルタイムに、CR
Tなどの表示手段に表示することができるから、オペレ
ータは、表示手段に表示された第一の二次元的位置セン
サによって受光されたビーム状の光の受光位置および第
二の二次元的位置センサによって受光されたビーム状の
光の受光位置を観察しつつ、所望のように、光源から発
せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調
整することができ、したがって、光源から発せられたビ
ーム状の光が、光源の光の射出位置から異なる位置に配
置された2つのピンホール部材のピンホールを通るよう
に、光源を動かして、ビーム状の光の射出位置および光
軸の角度を調整する従来の方法に比して、きわめて高い
作業効率で、しかも、きわめて精度よく、光源から発せ
られるビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整
し、位置決めすることが可能になる。
【0027】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第一の位置において、前記第一の二次元的位置
センサが前記ビーム状の光を光電的に受光して、生成し
た前記受光位置データおよび前記第三の位置において、
前記第二の二次元的位置センサが前記ビーム状の光を光
電的に受光して、生成した前記受光位置データに基づい
て、それぞれ、表示手段上に、前記位置センサが受光し
た前記ビーム状の光の受光位置を表示し、前記表示手段
上に表示された前記ビーム状の光の受光位置に基づい
て、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の
角度および射出位置を調整し、位置決めするように構成
されている。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第一の位置において、第一の二次元的位置センサが
ビーム状の光を光電的に受光して、生成した受光位置デ
ータおよび第三の位置において、第二の二次元的位置セ
ンサがビーム状の光を光電的に受光して、生成した受光
位置データに基づいて、それぞれ、表示手段上に、位置
センサが受光したビーム状の光の受光位置を表示し、表
示手段上に表示されたビーム状の光の受光位置に基づい
て、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度およ
び射出位置を調整し、位置決めするように構成されてい
るから、オペレータは、表示手段に表示された第一の二
次元的位置センサによって受光されたビーム状の光の受
光位置および第二の二次元的位置センサによって受光さ
れたビーム状の光の受光位置を観察しつつ、所望のよう
に、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度およ
び射出位置を調整することができ、したがって、きわめ
て高い作業効率で、しかも、きわめて精度よく、光源か
ら発せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位置
を調整し、位置決めすることが可能になる。
【0029】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第一の位置において、前記第一の二次元的位置
センサが前記ビーム状の光を光電的に受光して、生成し
た前記受光位置データおよび前記第三の位置において、
前記第二の二次元的位置センサが前記ビーム状の光を光
電的に受光して、生成した前記受光位置データに基づい
て、前記ビーム状の光の光軸の角度を調整すべき調整値
および前記光源からの射出位置を調整すべき調整値を算
出し、算出された調整値にしたがって、前記光源から発
せられる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置
を調整し、位置決めするように構成されている。
【0030】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第一の位置において、第一の二次元的位置センサが
ビーム状の光を光電的に受光して、生成した受光位置デ
ータおよび第三の位置において、第二の二次元的位置セ
ンサがビーム状の光を光電的に受光して、生成した受光
位置データに基づいて、ビーム状の光の光軸の角度を調
整すべき調整値および光源からの射出位置を調整すべき
調整値を算出し、算出された調整値にしたがって、光源
から発せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位
置を調整し、位置決めするように構成されているから、
きわめて簡易に、しかも、精度よく、光源から発せられ
るビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、
位置決めすることが可能になるとともに、光源から発せ
られるビーム状の光の光軸の角度および射出位置の調整
を自動化することが可能になる。
【0031】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記調整値にしたがって、前記光源から発せられる
前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を、自動
的に、調整し、位置決めするように構成されている。
【0032】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、ステッピングモータを用いて、前記調整値にしたが
って、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸
の角度および射出位置を、自動的に、調整し、位置決め
するように構成されている。
【0033】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、算出した調整値にしたがって、ステッピングモータ
を用いて、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角
度および射出位置を、自動的に、調整し、位置決めする
ように構成されているから、きわめて簡易に、しかも、
精度よく、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角
度および射出位置を調整し、位置決めすることが可能に
なるとともに、光源から発せられるビーム状の光の光軸
の角度および射出位置の調整を自動化することが可能に
なる。
【0034】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、サーボモータを用いて、前記調整値にしたがっ
て、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の
角度および射出位置を、自動的に、調整し、位置決めす
るように構成されている。
【0035】本発明のさらに別の好ましい実施態様によ
れば、算出した調整値にしたがって、サーボモータを用
いて、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度お
よび射出位置を、自動的に、調整し、位置決めするよう
に構成されているから、きわめて簡易に、しかも、精度
よく、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度お
よび射出位置を調整し、位置決めすることが可能になる
とともに、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角
度および射出位置の調整を自動化することが可能にな
る。
【0036】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、あらかじめ、前記第二の二次元的位置センサを、前
記第三の位置に位置させるとともに、前記第一の二次元
的位置センサを、前記第二の位置に位置させ、それぞ
れ、前記光源から発せられたビーム状の光を受光させ
て、前記ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置デ
ータを生成させ、生成された前記受光位置データに基づ
いて、前記第二の二次元的位置センサが受光した前記ビ
ーム状の光の受光位置の前記第一の二次元的位置センサ
が受光した前記ビーム状の光の受光位置のずれを求め
て、補正データを生成し、前記第二の二次元的位置セン
サが生成する受光位置データを補正するように構成され
ている。
【0037】ビームスプリッタを用いて、光を分割する
場合には、光の光軸がずれる場合があるが、本発明のさ
らに好ましい実施態様によれば、あらかじめ、第二の二
次元的位置センサを、第三の位置に位置させるととも
に、第一の二次元的位置センサを、第二の位置に位置さ
せ、それぞれ、光源から発せられたビーム状の光を受光
させて、ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置デ
ータを生成させ、生成された受光位置データに基づい
て、第二の二次元的位置センサが受光したビーム状の光
の受光位置の第一の二次元的位置センサが受光したビー
ム状の光の受光位置のずれを求めて、補正データを生成
し、第二の二次元的位置センサが生成する受光位置デー
タを補正するように構成されているから、ビームスプリ
ッタを用いたため、光の光軸がずれた場合にも、きわめ
て簡易に、かつ、きわめて精度よく、光源から発せられ
るビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、
位置決めすることが可能になる。
【0038】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元的位置センサが、位置検出ダイオードに
よって構成されている。
【0039】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記ビーム状の光が、レーザ光によって構成されて
いる。
【0040】本発明の前記目的はまた、ビーム状の光を
発する光源と、前記光源からの距離が異なる2つの位置
で、光を光電的に受光可能な少なくとも1つの二次元的
位置センサと、表示手段と、前記少なくとも1つの位置
センサによって生成された受光位置データに基づいて、
前記少なくとも1つの二次元的位置センサが受光した前
記ビーム状の光の受光位置を、前記表示手段に表示する
データ処理手段と、前記光源の位置を調整する光源位置
調整手段を備えたことを特徴とするビーム状の光の光軸
調整・位置決め装置によって達成される。
【0041】本発明によれば、ビーム状の光の光軸調整
・位置決め装置は、ビーム状の光を発する光源と、光源
からの距離が異なる2つの位置で、光を光電的に受光可
能な少なくとも1つの二次元的位置センサと、表示手段
と、少なくとも1つの位置センサによって生成された受
光位置データに基づいて、少なくとも1つの二次元的位
置センサが受光したビーム状の光の受光位置を、表示手
段に表示するデータ処理手段と、光源の位置を調整する
光源位置調整手段を備えているから、受光位置データに
基づいて、二次元位置センサが受光したビーム状の光の
受光位置を、表示手段に表示して、光源位置調整手段に
よって、光源の位置を調整し、光源から発せられるビー
ム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決
めすることができ、したがって、光源から発せられたビ
ーム状の光が、光源の光の射出位置から異なる位置に配
置された2つのピンホール部材のピンホールを通るよう
に、光源を動かして、ビーム状の光の射出位置および光
軸の角度を調整する従来の方法に比して、作業効率よ
く、しかも、精度よく、光源から発せられるビーム状の
光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決めする
ことが可能になる。
【0042】本発明の好ましい実施態様においては、ビ
ーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さらに、ガイ
ド部材を備え、前記少なくとも1つの二次元的位置セン
サが、前記ガイド部材に沿って、移動可能な単一の二次
元的位置センサよりなり、前記データ処理手段が、前記
光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内の前記光
源からの距離がD1の第一の位置に位置する前記二次元
的位置センサが、前記光源から発せられたビーム状の光
を受光して、生成した前記ビーム状の光の受光位置に対
応する受光位置データと、前記光源から発せられた前記
ビーム状の光の光路内の前記光源からの距離がD2(D
2はD1未満)の第二の位置する前記二次元的位置セン
サが、前記光源から発せられたビーム状の光を受光し
て、生成した前記ビーム状の光の受光位置に対応する受
光位置データとに基づき、前記第一の位置に位置した前
記二次元的位置センサが受光した前記光源から発せられ
たビーム状の光の受光位置および前記第二の位置に位置
した前記二次元的位置センサが受光した前記光源から発
せられたビーム状の光の受光位置を、前記表示手段に表
示するように構成されている。
【0043】本発明の好ましい実施態様によれば、ビー
ム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さらに、ガイド
部材を備え、少なくとも1つの二次元的位置センサが、
ガイド部材に沿って、移動可能な単一の二次元的位置セ
ンサよりなり、データ処理手段が、光源から発せられた
ビーム状の光の光路内の光源からの距離がD1の第一の
位置に位置する二次元的位置センサが、光源から発せら
れたビーム状の光を受光して、生成したビーム状の光の
受光位置に対応する受光位置データと、光源から発せら
れたビーム状の光の光路内の光源からの距離がD2(D
2はD1未満)の第二の位置する二次元的位置センサ
が、光源から発せられたビーム状の光を受光して、生成
したビーム状の光の受光位置に対応する受光位置データ
とに基づいて、第一の位置に位置した二次元的位置セン
サが受光した光源から発せられたビーム状の光の受光位
置および第二の位置に位置した二次元的位置センサが受
光した光源から発せられたビーム状の光の受光位置を、
表示手段に表示するように構成されているから、オペレ
ータは、表示手段によって、ビーム状の光の受光位置を
視覚的に認識することができ、したがって、光源から発
せられたビーム状の光が、光源の光の射出位置から異な
る位置に配置された2つのピンホール部材のピンホール
を通るように、光源を動かして、ビーム状の光の射出位
置および光軸の角度を調整する従来の方法に比して、作
業効率よく、しかも、精度よく、光源から発せられるビ
ーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置
決めすることが可能になる。
【0044】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記データ処理手段が、前記第一の位置に位置する
前記二次元的位置センサが、前記光源から発せられたビ
ーム状の光を受光して、生成した前記ビーム状の光の受
光位置に対応する受光位置データと、前記第二の位置す
る前記二次元的位置センサが、前記光源から発せられた
ビーム状の光を受光して、生成した前記ビーム状の光の
受光位置に対応する受光位置データとに基づき、前記光
源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度および
射出位置を調整すべき調整値を算出するように構成され
ている。
【0045】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、データ処理手段が、第一の位置に位置する二次元的
位置センサが、光源から発せられたビーム状の光を受光
して、生成したビーム状の光の受光位置に対応する受光
位置データと、第二の位置する二次元的位置センサが、
光源から発せられたビーム状の光を受光して、生成した
ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置データとに
基づき、光源から発せられるビーム状の光の光軸の角度
および射出位置を調整すべき調整値を算出するように構
成されているから、算出された調整値にしたがって、光
源位置調整手段を操作することにより、きわめて簡易
に、しかも、精度よく、光源から発せられるビーム状の
光の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決めする
ことが可能になるとともに、光源から発せられるビーム
状の光の光軸の角度および射出位置の調整を自動化する
ことが可能になる。
【0046】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さら
に、前記光源位置調整手段を操作可能な少なくとも1つ
のステッピングモータを備え、算出した前記調整値に基
づき、前記データ処理手段が、前記少なくとも1つのス
テッピングモータを駆動して、前記光源位置調整手段を
操作させ、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の
光軸の角度および射出位置が、自動的に、調整され、位
置決めされるように構成されている。
【0047】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さら
に、光源位置調整手段を操作可能な少なくとも1つのス
テッピングモータを備え、算出した調整値に基づき、デ
ータ処理手段が、少なくとも1つのステッピングモータ
を駆動して、光源位置調整手段を操作させ、光源から発
せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位置が、
自動的に、調整され、位置決めされるように構成されて
いるから、きわめて簡易に、しかも、精度よく、光源か
ら発せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位置
を調整し、位置決めすることが可能になるとともに、光
源から発せられるビーム状の光の光軸の角度および射出
位置の調整を自動化することが可能になる。
【0048】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さ
らに、前記光源位置調整手段を操作可能な少なくとも1
つのサーボモータを備え、算出した前記調整値に基づ
き、前記データ処理手段が、前記少なくとも1つのサー
ボモータを駆動して、前記光源位置調整手段を操作さ
せ、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の
角度および射出位置が、自動的に、調整され、位置決め
されるように構成されている。
【0049】本発明のさらに別の好ましい実施態様によ
れば、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さら
に、光源位置調整手段を操作可能な少なくとも1つのサ
ーボモータを備え、算出した調整値に基づき、データ処
理手段が、少なくとも1つのサーボモータを駆動して、
光源位置調整手段を操作させ、光源から発せられるビー
ム状の光の光軸の角度および射出位置が、自動的に、調
整され、位置決めされるように構成されているから、き
わめて簡易に、しかも、精度よく、光源から発せられる
ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位
置決めすることが可能になるとともに、光源から発せら
れるビーム状の光の光軸の角度および射出位置の調整を
自動化することが可能になる。
【0050】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記少なくとも1つの二次元的位置センサが、第一
の二次元的位置センサと第二の二次元的位置センサより
なり、さらに、前記光源から発せられた前記ビーム状の
光の光路内に、ビームスプリッタを備え、前記第一の二
次元的位置センサが、前記光源から発せられた前記ビー
ム状の光の光路内の前記光源からの距離がD1の第一の
位置に位置させられ、前記第二の二次元的位置センサ
が、前記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路外
に位置し、前記ビームスプリッタに対して、前記光源か
ら発せられた前記ビーム状の光の光路内の前記光源から
の距離がD2(D2はD1未満)の第二の位置と光学的
に共役関係にある第三の位置に固定され、前記データ処
理手段が、前記第一の位置に位置する前記第一の二次元
的位置センサが、前記光源から発せられたビーム状の光
を受光して、生成した前記ビーム状の光の受光位置に対
応する受光位置データと、前記第三の位置に位置する前
記第三の二次元的位置センサが、前記光源から発せられ
たビーム状の光を受光して、生成した前記ビーム状の光
の受光位置に対応する受光位置データとに基づいて、前
記第一の二次元的位置センサが受光した前記光源から発
せられたビーム状の光の受光位置および前記第二の二次
元的位置センサが受光した前記光源から発せられたビー
ム状の光の受光位置を、前記表示手段に表示するように
構成されている。
【0051】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、少なくとも1つの二次元的位置センサが、第一の二
次元的位置センサと第二の二次元的位置センサよりな
り、さらに、光源から発せられたビーム状の光の光路内
に、ビームスプリッタを備え、第一の二次元的位置セン
サが、光源から発せられたビーム状の光の光路内の光源
からの距離がD1の第一の位置に位置させられ、第二の
二次元的位置センサが、光源から発せられたビーム状の
光の光路外に位置し、ビームスプリッタに対して、光源
から発せられたビーム状の光の光路内の光源からの距離
がD2(D2はD1未満)の第二の位置と光学的に共役
関係にある第三の位置に固定され、データ処理手段が、
第一の位置に位置する第一の二次元的位置センサが、光
源から発せられたビーム状の光を受光して、生成したビ
ーム状の光の受光位置に対応する受光位置データと、第
三の位置に位置する第三の二次元的位置センサが、光源
から発せられたビーム状の光を受光して、生成したビー
ム状の光の受光位置に対応する受光位置データとに基づ
いて、第一の二次元的位置センサが受光した光源から発
せられたビーム状の光の受光位置および第二の二次元的
位置センサが受光した光源から発せられたビーム状の光
の受光位置を、表示手段に表示するように構成されてお
り、第一の二次元的位置センサによって受光されたビー
ム状の光の受光位置と、第二の二次元的位置センサによ
って受光されたビーム状の光の受光位置とを、同時に、
しかも、リアルタイムに、表示手段に表示することがで
きるから、オペレータは、表示手段に表示された第一の
二次元的位置センサによって受光されたビーム状の光の
受光位置および第二の二次元的位置センサによって受光
されたビーム状の光の受光位置を観察しつつ、光源位置
調整手段を操作して、所望のように、光源から発せられ
るビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整する
ことができ、したがって、光源から発せられたビーム状
の光が、光源の光の射出位置から異なる位置に配置され
た2つのピンホール部材のピンホールを通るように、光
源を動かして、ビーム状の光の射出位置および光軸の角
度を調整する従来の方法に比して、きわめて高い作業効
率で、しかも、きわめて精度よく、光源から発せられる
ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位
置決めすることが可能になる。
【0052】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記データ処理手段が、前記第一の位置に位置する
前記第一の二次元的位置センサが、前記光源から発せら
れたビーム状の光を受光して、生成した前記ビーム状の
光の受光位置に対応する受光位置データと、前記第二の
位置する前記第二の二次元的位置センサが、前記光源か
ら発せられたビーム状の光を受光して、生成した前記ビ
ーム状の光の受光位置に対応する受光位置データとに基
づいて、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光
軸の角度および射出位置を調整すべき調整値を算出する
ように構成されている。
【0053】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、データ処理手段が、第一の位置に位置する第一の二
次元的位置センサが、光源から発せられたビーム状の光
を受光して、生成したビーム状の光の受光位置に対応す
る受光位置データと、第二の位置する第二の二次元的位
置センサが、光源から発せられたビーム状の光を受光し
て、生成したビーム状の光の受光位置に対応する受光位
置データとに基づいて、光源から発せられるビーム状の
光の光軸の角度および射出位置を調整すべき調整値を算
出するように構成されているから、算出された調整値に
したがって、光源位置調整手段を操作することにより、
きわめて簡易に、しかも、精度よく、光源から発せられ
るビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、
位置決めすることが可能になるとともに、光源から発せ
られるビーム状の光の光軸の角度および射出位置の調整
を自動化することが可能になる。
【0054】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さ
らに、前記光源位置調整手段を操作可能な少なくとも1
つのサーボモータを備え、算出した前記調整値に基づ
き、前記データ処理手段が、前記少なくとも1つのサー
ボモータを駆動して、前記光源位置調整手段を操作さ
せ、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の
角度および射出位置が、自動的に、調整され、位置決め
されるように構成されている。
【0055】本発明のさらに別の好ましい実施態様によ
れば、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さら
に、光源位置調整手段を操作可能な少なくとも1つのサ
ーボモータを備え、算出した調整値に基づき、データ処
理手段が、少なくとも1つのサーボモータを駆動して、
光源位置調整手段を操作させ、光源から発せられるビー
ム状の光の光軸の角度および射出位置が、自動的に、調
整され、位置決めされるように構成されているから、き
わめて簡易に、しかも、精度よく、光源から発せられる
ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整し、位
置決めすることが可能になるとともに、光源から発せら
れるビーム状の光の光軸の角度および射出位置の調整を
自動化することが可能になる。
【0056】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、ビーム状の光の光軸調整・位置決め装置は、さら
に、メモリとガイド部材を備え、前記第一の二次元的位
置センサが、前記ガイド部材に沿って、移動可能に構成
され、前記データ処理手段が、前記第二の位置に位置す
る前記第一の二次元的位置センサおよび前記第三の位置
に位置する前記第二の二次元的位置センサが、前記光源
から発せられたビーム状の光を受光して、生成した前記
ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置データに基
づいて、前記第二の二次元的位置センサが受光した前記
ビーム状の光の受光位置の前記第一の二次元的位置セン
サが受光した前記ビーム状の光の受光位置のずれを求
め、補正データを生成して、前記メモリに記憶させ、前
記第二の二次元的位置センサが生成する受光位置データ
を、前記メモリに記憶された前記補正データにしたがっ
て、補正するように構成されている。
【0057】ビームスプリッタを用いて、光を分割する
場合には、光の光軸がずれる場合があるが、本発明のさ
らに好ましい実施態様によれば、ビーム状の光の光軸調
整・位置決め装置は、さらに、メモリとガイド部材を備
え、第一の二次元的位置センサが、ガイド部材に沿っ
て、移動可能に構成され、データ処理手段が、第二の位
置に位置する第一の二次元的位置センサおよび第三の位
置に位置する第二の二次元的位置センサが、光源から発
せられたビーム状の光を受光して、生成したビーム状の
光の受光位置に対応する受光位置データに基づいて、第
二の二次元的位置センサが受光したビーム状の光の受光
位置の第一の二次元的位置センサが受光したビーム状の
光の受光位置のずれを求め、補正データを生成して、メ
モリに記憶させ、第二の二次元的位置センサが生成する
受光位置データを、メモリに記憶された補正データにし
たがって、補正するように構成されているから、ビーム
スプリッタを用いたため、光の光軸がずれた場合にも、
きわめて簡易に、かつ、きわめて精度よく、光源から発
せられるビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調
整し、位置決めすることが可能になる。
【0058】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元的位置センサが、位置検出ダイオードに
よって構成されている。
【0059】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記ビーム状の光が、レーザ光によって構成されて
いる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0061】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め方法を用いて、レーザ
光の射出位置および光軸の角度が位置決めされたスキャ
ナの略斜視図である。
【0062】図1に示されるように、スキャナは、64
0nmの波長のレーザ光4を発する第1のレーザ励起光
源1と、532nmの波長のレーザ光4を発する第2の
レーザ励起光源2と、473nmの波長のレーザ光4を
発する第3のレーザ励起光源3とを備えている。本実施
態様においては、第1のレーザ励起光源は、半導体レー
ザ光源によって構成され、第2のレーザ励起光源2およ
び第3のレーザ励起光源3は、第二高調波生成(Second
Harmonic Generation) 素子によって構成されている。
【0063】第1のレーザ励起光源1により発生された
レーザ光4は、コリメータレンズ5により、平行光とさ
れた後、ミラー6によって反射される。第1のレーザ励
起光源1から発せられ、ミラー6によって反射されたレ
ーザ光4の光路には、640nmのレーザ光4を透過
し、532nmの波長の光を反射する第1のダイクロイ
ックミラー7および532nm以上の波長の光を透過
し、473nmの波長の光を反射する第2のダイクロイ
ックミラー8が設けられており、第1のレーザ励起光源
1により発生されたレーザ光4は、第1のダイクロイッ
クミラー7および第2のダイクロイックミラー8を透過
して、光学ヘッド15に入射する。
【0064】他方、第2のレーザ励起光源2より発生さ
れたレーザ光4は、コリメータレンズ9により、平行光
とされた後、第1のダイクロイックミラー7によって反
射されて、その向きが90度変えられて、第2のダイク
ロイックミラー8を透過し、光学ヘッド15に入射す
る。
【0065】また、第3のレーザ励起光源3から発生さ
れたレーザ光4は、コリメータレンズ10によって、平
行光とされた後、第2のダイクロイックミラー8により
反射されて、その向きが90度変えられた後、光学ヘッ
ド15に入射する。
【0066】光学ヘッド15は、ミラー16と、その中
央部に穴17が形成された穴明きミラー18と、レンズ
19を備えており、光学ヘッド15に入射したレーザ光
4は、ミラー16によって反射され、穴明きミラー18
に形成された穴17およびレンズ19を通過して、サン
プルステージ20にセットされたサンプルキャリア21
上に入射する。サンプルステージ20は、走査機構(図
示せず)によって、図1において、X−Y方向に移動可
能に構成されている。
【0067】本実施態様にかかるスキャナは、スライド
ガラス板を担体とし、蛍光色素によって選択的に標識さ
れた試料の数多くのスポットが、スライドガラス板上に
形成されているマイクロアレイを、レーザ光4によって
走査して、蛍光色素を励起し、蛍光色素から放出された
蛍光を光電的に検出して、生化学解析用のデータを生成
可能に構成され、さらに、蛍光色素によって、選択的に
標識された変性DNAを含む転写支持体を担体とした蛍
光サンプルを、レーザ光4によって走査して、蛍光色素
を励起し、蛍光色素から放出された蛍光を光電的に検出
して、生化学解析用のデータを生成可能に構成されると
ともに、放射性標識物質によって選択的に標識された試
料の数多くのスポットが形成されたメンブレンフィルタ
などの担体を、輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が形
成された蓄積性蛍光体シートと密着させて、輝尽性蛍光
体層を露光して得た放射性標識物質の位置情報が記録さ
れた蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層を、レーザ光
4によって走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍
光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、生化学
解析用のデータを生成可能に構成されている。
【0068】スライドガラス板を担体として用いたマイ
クロアレイは、たとえば、以下のようにして、生成され
る。
【0069】まず、スライドガラス板の表面を、ポリ−
L−リジン溶液などによって、前処理し、次いで、スラ
イドガラス板の表面上の所定の位置に、塩基配列が既知
の互いに異なった複数の特異的結合物質であるcDNA
を、スポッター装置を使用して、滴下する。
【0070】他方、検体であるmRNAを生体細胞から
抽出し、さらに、mRNAから3’末端にポリAを有す
るRNAを抽出する。こうして抽出したポリAを末端に
有するRNAからcDNAを合成する際に、標識物質で
あるCy−5(登録商標)を存在させて、Cy−5によ
って標識されたプローブDNAを生成する。
【0071】こうして得たCy−5によって標識された
プローブDNAを所定の溶液に調製し、特異的結合物質
であるcDNAが滴下されたスライドガラスの表面上に
静かに載せて、ハイブリダイズさせる。
【0072】図2は、こうして得られたマイクロアレイ
22の略斜視図であり、図2において、23は、滴下さ
れたcDNAを示している。
【0073】他方、蛍光色素によって標識された変性D
NAの電気泳動画像は、たとえば、次のようにして、転
写支持体に記録される。
【0074】すなわち、まず、目的とする遺伝子からな
るDNA断片を含む複数のDNA断片を、ゲル支持媒体
上で、電気泳動させることにより、分離展開し、アルカ
リ処理によって変性(denaturation) して、一本鎖のD
NAとする。
【0075】次いで、公知のサザン・ブロッティング法
により、このゲル支持媒体と転写支持体とを重ね合わ
せ、転写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも一部
を転写して、加温処理および紫外線照射によって、固定
する。
【0076】その後、目的とする遺伝子のDNAと相補
的なDNAあるいはRNAを蛍光色素で標識して調製し
たプローブと転写支持体12上の変性DNA断片とを、
加温処理によって、ハイブリタイズさせ、二本鎖のDN
Aの形成(renaturation)またはDNA・RNA結合体
の形成をおこなう。次いで、たとえば、フルオレセイ
ン、ローダミン、Cy−5 などの蛍光色素を用いて、
それぞれ、目的とする遺伝子のDNAと相補的なDNA
あるいはRNAを標識して、プローブが調製される。こ
のとき、転写支持体上の変性DNA断片は固定されてい
るので、プローブDNAまたはプローブRNAと相補的
なDNA断片のみがハイブリタイズして、蛍光標識プロ
ーブを捕獲する。しかる後に、適当な溶液で、ハイブリ
ッドを形成しなかったプローブを洗い流すことにより、
転写支持体上では、目的遺伝子を有するDNA断片のみ
が、蛍光標識が付与されたDNAまたはRNAとハイブ
リッドを形成し、蛍光標識が付与される。こうして、得
られた転写支持体に、蛍光色素により標識された変性D
NAの電気泳動画像が記録される。
【0077】一方、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体
層には、たとえば、以下のようにして、放射性標識物質
の位置情報が記録される。
【0078】メンブレンフィルタなどの担体表面を前処
理し、次いで、メンブレンフィルタなどの担体表面上の
所定の位置に、塩基配列が既知の互いに異なった複数の
特異的結合物質であるcDNAを、スポッター装置を使
用して、滴下する。
【0079】他方、検体であるRNAを生体細胞から抽
出し、さらに、RNAから3’末端にポリAを有するm
RNAを抽出する。こうして抽出したポリAを末端に有
するmRNAからcDNAを合成する際に、放射性標識
物質を存在させて、放射性標識物質によって標識された
プローブDNAを生成する。
【0080】こうして得た放射性標識物質によって標識
されたプローブDNAを所定の溶液に調整し、特異的結
合物質であるcDNAが滴下されたメンブレンフィルタ
などの担体表面上に静かに載せて、ハイブリダイズさせ
る。
【0081】次いで、ハイブリダイズされた試料が形成
されたメンブレンフィルタなどの担体表面に、蓄積性蛍
光体シートに形成された輝尽性蛍光体層を重ね合わせ
て、所定時間にわたって、密着状態に保持することによ
って、メンブレンフィルタなどの担体上の放射性標識物
質から放出される放射線の少なくとも一部が、蓄積性蛍
光体シートに形成された輝尽性蛍光体層に吸収され、放
射性標識物質の位置情報が、輝尽性蛍光体層に記録され
る。
【0082】レーザ光4が、光学ヘッド15から、サン
プル22上に入射すると、サンプル22が、マイクロア
レイや蛍光サンプルの場合には、レーザ光4によって、
蛍光物質が励起されて、蛍光が発せられ、また、サンプ
ル22が、蓄積性蛍光体シートの場合には、輝尽性蛍光
体層に含まれた輝尽性蛍光体が励起され、輝尽光が発せ
られる。
【0083】サンプル22から発せられた蛍光または輝
尽光25は、光学ヘッド15のレンズ19によって、平
行な光にされ、穴明きミラー18によって反射されて、
4枚のフィルタ28a、28b、28c、28dを備え
たフィルタユニット27のいずれかのフィルタ28a、
28b、28c、28dに入射する。
【0084】フィルタユニット27は、モータ(図示せ
ず)によって、図1において、左右方向に移動可能に構
成され、使用されるレーザ励起光源の種類によって、所
定のフィルタ28a、28b、28c、28dが、蛍光
または輝尽光25の光路に位置するように構成されてい
る。
【0085】ここに、フィルタ28aは、第1のレーザ
励起光源1を用いて、サンプル22に含まれている蛍光
物質を励起し、蛍光を読み取るときに使用されるフィル
タであり、640nmの波長の光をカットし、640n
mよりも波長の長い光を透過する性質を有している。
【0086】また、フィルタ28bは、第2のレーザ励
起光源2を用いて、サンプル22に含まれている蛍光色
素を励起し、蛍光を読み取るときに使用されるフィルタ
であり、532nmの波長の光をカットし、532nm
よりも波長の長い光を透過する性質を有している。
【0087】さらに、フィルタ28cは、第3のレーザ
励起光源3を用いて、サンプル22に含まれている蛍光
色素を励起し、蛍光を読み取るときに使用されるフィル
タであり、473nmの波長の光をカットし、473n
mよりも波長の長い光を透過する性質を有している。
【0088】また、フィルタ28dは、サンプル22が
蓄積性蛍光体シートである場合に、第1のレーザ励起光
源1を用いて、蓄積性蛍光体シートに含まれた輝尽性蛍
光体を励起し、輝尽性蛍光体から発せられた輝尽光を読
み取るときに使用されるフィルタであり、輝尽性蛍光体
から発光される輝尽光の波長域の光のみを透過し、64
0nmの波長の光をカットする性質を有している。
【0089】したがって、使用すべきレーザ励起光源の
種類、すなわち、サンプルの種類、試料を標識している
蛍光物質の種類に応じて、これらのフィルタ28a、2
8b、28c、28dを選択的に使用することによっ
て、ノイズとなる波長域の光をカットすることが可能に
なる。
【0090】フィルタユニット27のフィルタ28a、
28b、28cを透過して、所定の波長域の光がカット
された後、蛍光または輝尽光25は、ミラー29に入射
し、反射されて、レンズ30によって、集光される。
【0091】レンズ19とレンズ30は、共焦点光学系
を構成している。このように、共焦点光学系を採用して
いるのは、サンプル22が、スライドガラス板を担体と
したマイクロアレイの場合に、スライドガラス板上に形
成された微小なスポット状試料から放出された蛍光を、
高いS/N比で読み取ることができるようにするためで
ある。
【0092】レンズ30の焦点の位置には、共焦点切り
換え部材31が設けられている。
【0093】図3は、共焦点切り換え部材31の略正面
図である。
【0094】図3に示されるように、共焦点切り換え部
材31は、板状をなし、径の異なる3つのピンホール3
2a、32b、32cが形成されている。
【0095】最も径の小さいピンホール32aは、サン
プル22が、スライドガラス板を担体としたマイクロア
レイの場合に、マイクロアレイから放出された蛍光の光
路に配置されるものであり、最も径の大きいピンホール
32cは、サンプル22が、転写支持体を担体とした蛍
光サンプルの場合に、転写支持体から放出された蛍光の
光路に配置されるものである。
【0096】また、中間の径を有するピンホール32b
は、サンプル22が、蓄積性蛍光体シートである場合
に、輝尽性蛍光体層から放出された輝尽光の光路に配置
されるものである。
【0097】このように、レンズ30の焦点の位置に、
共焦点切り換え部材31を設けて、サンプル22が、ス
ライドガラス板を担体としたマイクロアレイの場合に、
最も径の小さいピンホール32aを蛍光の光路に位置さ
せているのは、サンプル22が、スライドガラス板を担
体としたマイクロアレイの場合には、レーザ光4によっ
て、蛍光色素を励起した結果、蛍光はスライドガラス板
の表面から放出され、発光点は深さ方向にほぼ一定であ
るため、共焦点光学系を用いて、径の小さいピンホール
32aに結像させることがS/N比を向上させる上で望
ましいからである。
【0098】これに対して、サンプル22が、転写支持
体を担体とした蛍光サンプルの場合に、最も径の大きい
ピンホール32cを蛍光の光路に位置させているのは、
サンプル22が、転写支持体を担体とした蛍光サンプル
の場合には、レーザ光4によって、蛍光色素を励起した
ときに、蛍光色素はゲル支持体の深さ方向に分布してお
り、しかも、発光点が深さ方向に変動するので、共焦点
光学系によって、径の小さいピンホールに結像させるこ
とができず、径の小さいピンホールを用いると、試料か
ら放出された蛍光がカットされ、蛍光を光電的に検出し
たときに、十分な信号強度が得られないため、径の大き
いピンホール32cを用いる必要があるからである。
【0099】他方、サンプル22が蓄積性蛍光体シート
である場合に、中間の径を有するピンホール32bを輝
尽光の光路に位置させているのは、レーザ光4によっ
て、輝尽性蛍光体層に含まれた輝尽性蛍光体を励起した
ときは、輝尽光の発光点は輝尽性蛍光体層の深さ方向に
分布し、発光点は深さ方向に変動するので、共焦点光学
系によって、径の小さいピンホールに結像させることが
できず、径の小さいピンホールを用いると、試料から放
出された輝尽光がカットされ、輝尽光を光電的に検出し
たときに、十分な信号強度が得られないが、発光点の深
さ方向における分布も、発光点の深さ方向の変動も、ゲ
ル支持体を担体としたマイクロアレイほどではないた
め、中間の径を有するピンホール32bを用いることが
望ましいからである。
【0100】共焦点切り換え部材31を通過した蛍光あ
るいは輝尽光は、フォトマルチプライア33によって光
電的に検出され、アナログデータが生成される。
【0101】フォトマルチプライア33によって生成さ
れたアナログデータはA/D変換器34によって、ディ
ジタルデータに変換され、データ処理装置35に送られ
る。
【0102】図4は、スキャナの検出系、駆動系、入力
系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
【0103】図4に示されるように、スキャナの検出系
は、サンプルステージ20にセットされたサンプル22
を把持するキャリアの種類を検出するキャリアセンサ4
0を備え、スキャナの駆動系は、フィルタユニット27
を移動させるフィルタユニットモータ41と、共焦点切
り換え部材31を移動させる切り換え部材モータ42を
備えている。
【0104】また、スキャナの入力系は、キーボード4
3を備えており、スキャナの制御系は、コントロールユ
ニット45を備えている。
【0105】図5は、本発明の好ましい実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の略斜視図であ
る。
【0106】図5に示されるように、本実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置50は、互いに連
結された第一の基板51および第二の基板52を備え、
上方に位置する第一の基板51上には、レーザ光源1、
2または3が取り付けられたレーザ光源基板53と、基
体54を備えたレーザ光源ユニット55が取り付けられ
ている。レーザ光源基板53は、基体54に対して、相
対的に移動可能に取り付けられている。
【0107】図5に示されるように、下方に位置する第
二の基板52には、第一の基板51上に形成された孔
(図示せず)を介して、レーザ光源1、2または3が取
り付けられたレーザ光源基板53を、レーザ光源ユニッ
ト55の基体54に対して、図6において、x方向、z
方向、θ方向およびφ方向に相対的に移動可能な操作部
材(図示せず)を備えたレーザ光源移動機構56が設け
られている。ここに、θは、z軸まわりの角度を示し、
φは、x軸まわりの角度を示している。
【0108】図5に示されるように、レーザ光源移動機
構56は、レーザ光源基板53を、レーザ光源ユニット
55の基体54に対して、図6において、x方向に相対
的に移動させる操作部材(図示せず)を操作するための
x方向位置調整部材65、z方向に相対的に移動させる
操作部材(図示せず)を操作するためのz方向位置調整
部材66、θ方向に相対的に回転させる操作部材(図示
せず)を操作するためのθ方向回転調整部材67および
φ方向に相対的に回転させる操作部材(図示せず)を操
作するためのφ方向回転調整部材68を備えている。x
方向位置調整部材65、z方向位置調整部材66、θ方
向回転調整部材67およびφ方向回転調整部材68は、
それぞれ、ステッピングモータ(図5においては、図示
されていない)によって、駆動されるように構成されて
いる。
【0109】図5に示されるように、一方、第一の基板
51上には、スライドレール57が設けられ、スライド
レール57には、位置検出ダイオード60がスライド可
能に取り付けられている。
【0110】図5に示されるように、レーザ光源ユニッ
ト55の基体54には、ミラー61が固定されており、
レーザ光源1、2または3から発せられたレーザ光4
は、ミラー61によって反射されて、その向きがほぼ4
5度変えられ、位置検出ダイオード60に入射するよう
に構成されている。図6においては、説明の便宜上、ミ
ラー61は省略され、レーザ光4は、ミラー61によっ
て反射されることなく、位置検出ダイオード57に入射
するように、描かれている。
【0111】図6は、本発明の好ましい実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系、制御
系、駆動系、入力系および表示系のブロックダイアグラ
ムである。
【0112】図6に示されるように、本実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系は、位置
検出ダイオード60を備えている。
【0113】また、図6に示されるように、本実施態様
にかかるレーザ光の光軸調整・位置決め装置の制御系
は、A/D変換器70と、データ処理手段71と、メモ
リ72とを備えている。
【0114】図6に示されるように、本実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の駆動系は、レー
ザ光源移動機構56と、レーザ光源移動機構56のx方
向位置調整部材65を駆動する第一のステッピングモー
タ75と、z方向位置調整部材66を駆動する第二のス
テッピングモータ76と、θ方向回転調整部材67を駆
動する第三のステッピングモータ77と、φ方向回転調
整部材68を駆動する第四のステッピングモータ78と
を備えている。
【0115】また、図6に示されるように、本実施態様
にかかるレーザ光の光軸調整・位置決め装置の入力系
は、キーボード69を備え、レーザ光の光軸調整・位置
決め装置の表示系は、CRT80を備えている。
【0116】以上のように構成された本実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置においては、以下
のようにして、レーザ励起光源1、2または3の光軸の
角度およびレーザ光の射出位置が調整され、位置決めさ
れる。
【0117】まず、図5および図6に示されるxyz座
標が(x2、y2、z2)の位置Aに、位置検出ダイオ
ード60が位置決めされた後、レーザ光源基板53に取
り付けられたレーザ励起光源1、2または3がオンさ
れ、レーザ光4が発せられる。
【0118】レーザ光4は、ミラー61によって反射さ
れて、位置Aに位置している位置検出ダイオード60に
よって受光され、レーザ光4の受光位置に対応するアナ
ログ受光位置座標データが生成される。
【0119】位置検出ダイオード50によって生成され
たアナログ受光位置座標データは、A/D変換器70に
よって、ディジタル化されて、データ処理手段71に入
力される。
【0120】データ処理手段71は、A/D変換器34
から入力されたディジタル受光位置座標データをメモリ
72に記憶するとともに、入力されたディジタル受光位
置座標データに基づいて、位置検出ダイオード60が受
光したレーザ光4の受光位置を、CRT80の画面上に
表示させる。
【0121】これによって、オペレータは、レーザ光4
の光軸の偏倚を視覚的に認識することができる。
【0122】次いで、レーザ励起光源1、2または3が
オフされ、位置検出ダイオード60が、ミラー61に向
け、スライドレール57に沿って、スライドされ、xy
z座標が(x1、y1、z1)となる位置Bに、位置決
めされる。
【0123】位置検出ダイオード60が、位置Bに位置
決めされると、再度、レーザ光源基板53に取り付けら
れたレーザ励起光源1、2または3がオンされ、レーザ
光4が発せられる。
【0124】レーザ光4は、ミラー61によって反射さ
れて、位置Bに位置している位置検出ダイオード60に
よって受光され、レーザ光4の受光位置に対応するアナ
ログ受光位置座標データが生成される。
【0125】位置検出ダイオード50によって生成され
たアナログ受光位置座標データは、A/D変換器70に
よって、ディジタル化されて、データ処理手段71に入
力される。
【0126】データ処理手段71は、A/D変換器34
から入力されたディジタル受光位置座標データに基づい
て、位置検出ダイオード60が受光したレーザ光4の受
光位置を、CRT80の画面上に表示させる。
【0127】これによって、オペレータは、レーザ光4
の光軸の偏倚を視覚的に認識することができる。
【0128】位置Bに位置している位置検出ダイオード
60によって生成されたディジタル受光位置座標データ
が入力されると、データ処理手段71は、メモリ72に
記憶されている位置Bに位置した位置検出ダイオード6
0によって生成されたディジタル受光位置座標データを
読み出し、次式(1)、(2)、(3)および(4)に
したがって、レーザ光4の射出位置のx方向における調
整値Δx、レーザ光4の射出位置のz方向における調整
値Δz、レーザ光4の光軸のθ方向における調整角度Δ
θおよびレーザ光4の光軸のφ方向における調整角度Δ
φを算出し、さらに、メモリ72に記憶された変換テー
ブルにしたがって、Δxだけ、レーザ光4の射出位置を
x方向に調整するために、第一のステッピングモータ7
5に与えるべき駆動パルス数P(x)、Δzだけ、レー
ザ光4の射出位置をz方向に調整するために、第二のス
テッピングモータ76に与えるべき駆動パルス数P
(z)、Δθだけ、レーザ光4の光軸をθ方向に回転さ
せるために、第三のステッピングモータ77に与えるべ
き駆動パルス数P(θ)およびΔφだけ、レーザ光4の
光軸をφ方向に回転させるために、第四のステッピング
モータ78に与えるべき駆動パルス数P(φ)を算出す
る。
【0129】 Δx=x1−(y1−y0)*tanθ (1) Δz=y2−(y1−y0)*tanφ (2) θ=Arctan{(x2−x1)/(y2−y1)} (3) φ=Arctan{(y2−y1)/(y2−y1)} (4) ここに、(x0、y0、z0)は、レーザ励起光源1、
2または3から発せられたレーザ光4が、ミラー61に
よって反射される位置のxyz座標である。
【0130】次いで、データ処理手段71は、こうして
算出した第一のステッピングモータ75に与えるべき駆
動パルス数P(x)、第二のステッピングモータ76に
与えるべき駆動パルス数P(z)、第三のステッピング
モータ77に与えるべき駆動パルス数P(θ)および第
四のステッピングモータ78に与えるべき駆動パルス数
P(φ)に基づき、駆動信号を生成して、それぞれ、第
一のステッピングモータ75、第二のステッピングモー
タ76、第三のステッピングモータ77および第四のス
テッピングモータ78に出力する。
【0131】その結果、第一のステッピングモータ7
5、第二のステッピングモータ76、第三のステッピン
グモータ77および第四のステッピングモータ78によ
って、レーザ光源移動機構56のx方向位置調整部材6
5、z方向位置調整部材66、θ方向回転調整部材67
およびφ方向回転調整部材68が、それぞれ、駆動され
て、レーザ光源ユニット55の基体54に対するレーザ
光源基板53の位置が調整され、レーザ光源基板53に
取り付けられたレーザ励起光源1、2または3の光軸の
角度および射出位置が、所望のように、決定される。
【0132】こうして、レーザ励起光源1、2または3
の光軸の角度および射出位置が、所望のように、決定さ
れると、レーザ光源基板53が、ねじ(図示せず)など
によって、レーザ光源ユニット55の基体54に固定さ
れ、レーザ光源ユニット55が、スキャナにセットされ
る。ここに、スキャナおよびレーザ光源ユニット55に
は、基準ピン(図示せず)などが設けられ、スキャナに
対して、レーザ光源ユニット55がつねに同一の位置に
セットされるように構成されているから、所望のよう
に、レーザ光4の光軸の角度および射出位置を調整し、
所望のように、位置決めすることが可能になる。
【0133】本実施態様によれば、位置検出ダイオード
60を位置Aに位置させ、レーザ光4を受光させて、生
成したディジタル受光位置座標データと、位置検出ダイ
オード60を位置Bに位置させ、レーザ光4を受光させ
て、生成したディジタル受光位置座標データに基づき、
データ処理手段71によって、レーザ光4の射出位置の
x方向における調整値Δx、レーザ光4の射出位置のz
方向における調整値Δz、レーザ光4の光軸のθ方向に
おける調整角度Δθおよびレーザ光4の光軸のφ方向に
おける調整角度Δφが算出され、さらに、調整値Δx、
Δz、ΔθおよびΔφが、それぞれ、第一のステッピン
グモータ75に与えるべき駆動パルス数P(x)、第二
のステッピングモータ76に与えるべき駆動パルス数P
(z)、第三のステッピングモータ77に与えるべき駆
動パルス数P(θ)および第四のステッピングモータ7
8に与えるべき駆動パルス数P(φ)に変換されて、第
一のステッピングモータ75、第二のステッピングモー
タ76、第三のステッピングモータ77および第四のス
テッピングモータ78に出力されるべき駆動信号が生成
され、第一のステッピングモータ75、第二のステッピ
ングモータ76、第三のステッピングモータ77および
第四のステッピングモータ78に出力され、第一のステ
ッピングモータ75、第二のステッピングモータ76、
第三のステッピングモータ77および第四のステッピン
グモータ78によって、レーザ光源移動機構56のx方
向位置調整部材65、z方向位置調整部材66、θ方向
回転調整部材67およびφ方向回転調整部材68が、そ
れぞれ、駆動されて、レーザ光源ユニット55の基体5
4に対するレーザ光源基板53の位置が調整され、レー
ザ光源基板53に取り付けられたレーザ励起光源1、2
または3の光軸の角度および射出位置が、所望のよう
に、決定されるから、レーザ光が、レーザ光源のレーザ
射出位置から異なる位置に配置された2つのピンホール
部材のピンホールを通るように、レーザ光源を動かし
て、レーザ光の射出位置および光軸の角度を調整する従
来の方法のように、目視によって、レーザ光の射出位置
および光軸の角度を調整する必要がなく、したがって、
きわめて容易に、レーザ光4の光軸の角度および射出位
置を調整し、所望のように、位置決めすることが可能に
なり、作業性および調整精度を大幅に向上させることが
可能になる。
【0134】図7は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかるレーザ光の光軸調整・位置決め装置の略上面図で
ある。
【0135】図7に示されるように、本実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置は、さらに、入射
したレーザ光4の一部を透過し、一部を反射するビーム
スプリッタ85と、ビームスプリッタ85によって反射
されたレーザ光4の光路上の第一の基板51上に配置さ
れた位置検出ダイオード90とを備えている点を除い
て、図5に示されたレーザ光の光軸調整・位置決め装置
と同一の構成を有している。
【0136】図8は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかるレーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系、制
御系、駆動系、入力系および表示系のブロックダイアグ
ラムである。
【0137】図8に示されるように、本実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系、制御
系、駆動系、入力系および表示系は、位置検出ダイオー
ド60に加えて、位置検出ダイオード90が設けられ、
第一のステッピングモータ75、第二のステッピングモ
ータ76、第三のステッピングモータ77および第四の
ステッピングモータ78が設けられておらず、レーザ光
源移動機構56が、手動によって操作されるように構成
されている点を除いて、図6に示された実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系、制御
系、駆動系、入力系および表示系と同様の構成を有して
いる。
【0138】図7に示されるように、位置検出ダイオー
ド90は、ビームスプリッタ85に対して、図5に示さ
れた実施態様における位置Bに位置する位置検出ダイオ
ード60と光学的に共役な位置Cに設けられている。
【0139】したがって、位置検出ダイオード60は、
位置Aに固定され、位置検出ダイオード90は、位置C
に固定されているから、位置検出ダイオード60によっ
て受光され、CRT80の画面上に表示されたレーザ光
4の受光位置と、位置検出ダイオード90によって受光
され、CRT80の画面上に表示されたレーザ光4の受
光位置とを観察しつつ、手動により、レーザ光源移動機
構56を操作することによって、きわめて容易に、位置
検出ダイオード60により受光されたレーザ光4の受光
位置を、位置検出ダイオード60の中心と合致させると
ともに、位置検出ダイオード90により受光されたレー
ザ光4の受光位置を、位置検出ダイオード90の中心と
合致させて、レーザ光4の光軸の角度および射出位置を
調整し、位置決めすることが可能になる。
【0140】しかしながら、ビームスプリッタ85が介
在することによって、レーザ光4の光軸がずれることが
あり、したがって、位置検出ダイオード90を、ビーム
スプリッタ85に対して、図5に示された実施態様にお
ける位置Bに位置する位置検出ダイオード60と光学的
に共役な位置Cに固定した場合にも、位置Bに位置する
位置検出ダイオード60が受光するレーザ光4の受光位
置と、位置検出ダイオード90が受光するレーザ光4の
受光位置とが合致しない場合がある。
【0141】そこで、本実施態様においては、あらかじ
め、位置検出ダイオード60が、ミラー61に向け、ス
ライドレール57に沿って、スライドされ、z軸座標が
z1となる位置Bに位置決めされた後、レーザ光源基板
53に取り付けられたレーザ励起光源1、2または3が
オンされる。
【0142】レーザ励起光源1、2または3から発せら
れたレーザ光4は、ミラー61によって反射されて、ビ
ームスプリッタ85に入射し、その一部は、ビームスプ
リッタ85によって反射されて、位置Cに位置している
位置検出ダイオード90によって受光され、一部は、ビ
ームスプリッタ85を透過して、位置Bに位置している
位置検出ダイオード60によって受光されて、それぞ
れ、アナログ受光位置座標データが生成される。
【0143】位置検出ダイオード60および位置検出ダ
イオード90によって生成されたアナログ受光位置座標
データは、A/D変換器70によって、それぞれ、ディ
ジタル化され、データ処理手段71に入力される。
【0144】位置検出ダイオード60および位置検出ダ
イオード90によって生成されたディジタル受光位置座
標データが入力されると、データ処理手段71は、入力
されたディジタル受光位置座標データに基づいて、位置
検出ダイオード60および位置検出ダイオード90によ
って受光されたレーザ光4の受光位置を、CRT80の
画面上に表示するとともに、位置検出ダイオード60に
よって生成されたディジタル受光位置座標データのθ方
向におけるθ0、レーザ光4の光軸のφ方向における角
度φ0、レーザ光4の射出位置のx座標値x0およびレ
ーザ光4の射出位置のz座標値z0に対する位置検出ダ
イオード90によって生成されたディジタル受光位置座
標データのθ方向におけるθ1、レーザ光4の光軸のφ
方向における角度φ1、レーザ光4の射出位置のx座標
値x1およびレーザ光4の射出位置のz座標値z1の偏
倚をδθ、δφ、δxおよびδzを、それぞれ、算出
し、ディジタル受光位置座標補正データとして、メモリ
72に記憶させる。
【0145】こうして、ディジタル受光位置座標補正デ
ータが算出され、メモリ72に記憶されると、レーザ励
起光源1、2または3がオフされ、位置検出ダイオード
60が、ミラー61から離間する方向に、スライドレー
ル57に沿って、スライドされ、z軸座標がz2となる
位置Aに固定される。
【0146】位置検出ダイオード60が位置Aに固定さ
れると、再び、レーザ励起光源1、2または3がオンさ
れ、レーザ光4が発せられる。
【0147】レーザ光4は、ミラー61によって反射さ
れて、ビームスプリッタ85に入射し、その一部は、ビ
ームスプリッタ85によって反射されて、位置Cに位置
している位置検出ダイオード90によって受光され、一
部は、ビームスプリッタ85を透過し、位置Aに位置し
ている位置検出ダイオード60によって受光されて、そ
れぞれ、アナログ受光位置座標データが生成される。
【0148】位置検出ダイオード60および位置検出ダ
イオード90によって生成されたアナログ受光位置座標
データは、A/D変換器70によって、それぞれ、ディ
ジタル化され、データ処理手段71に入力される。
【0149】位置検出ダイオード60によって生成され
たディジタル受光位置座標データおよび位置検出ダイオ
ード90によって生成されたディジタル受光位置座標デ
ータが入力されると、データ処理手段71は、メモリ7
2に記憶されているディジタル受光位置座標補正データ
を読み出して、位置検出ダイオード90によって生成さ
れたディジタル受光位置座標データを補正し、位置検出
ダイオード60によって生成されたディジタル受光位置
座標データおよび位置検出ダイオード90によって生成
され、補正されたディジタル受光位置座標データに基づ
いて、位置検出ダイオード60および位置検出ダイオー
ド90によって受光されたレーザ光4の受光位置を、そ
れぞれ、CRT80の画面上に表示する。
【0150】こうして、CRT80の画面上に、位置検
出ダイオード60および位置検出ダイオード90によっ
て受光されたレーザ光4の受光位置が、それぞれ表示さ
れると、オペレータにより、レーザ光源移動機構56の
x方向位置調整部材65、z方向位置調整部材66、θ
方向回転調整部材67およびφ方向回転調整部材68が
マニュアル操作されて、レーザ光源ユニット55の基体
54に対するレーザ光源基板53の位置が調整される。
【0151】オペレータによって、レーザ光源移動機構
56のx方向位置調整部材65、z方向位置調整部材6
6、θ方向回転調整部材67およびφ方向回転調整部材
68がマニュアルが操作されると、レーザ励起光源1、
2または3の異なる射出位置から、異なる光軸角度で、
レーザ光4は発せられ、ミラー61およびビームスプリ
ッタ85を介して、位置Aに位置している位置検出ダイ
オード60および位置Cに位置している位置検出ダイオ
ード90によって、同時に受光され、A/D変換器70
によってディジタル化されて、ディジタル受光位置座標
データが生成され、データ処理手段71によって、ディ
ジタル受光位置座標データに基づき、位置検出ダイオー
ド60および位置検出ダイオード90によって受光され
たレーザ光4の受光位置が、それぞれ、CRT80の画
面上に表示される。
【0152】したがって、オペレータは、CRT80の
画面上に表示された位置検出ダイオード60および位置
検出ダイオード90によって受光されたレーザ光4の受
光位置を観察しつつ、リアルタイムに、レーザ光4の射
出位置および光軸の角度を調整することができる。
【0153】こうして、CRT80の画面上に表示され
た位置検出ダイオード60および位置検出ダイオード9
0によって受光されたレーザ光4の受光位置が、それぞ
れ、位置検出ダイオード60および位置検出ダイオード
90の中心に合致すると、レーザ光4の射出位置および
光軸の角度の調整が完了し、レーザ光4の射出位置およ
び光軸の角度が決定される。
【0154】こうして、レーザ励起光源1、2または3
の光軸の角度および射出位置が決定されると、レーザ光
源基板53が、ねじ(図示せず)などにより、レーザ光
源ユニット55の基体54に固定され、レーザ光源ユニ
ット55が、スキャナにセットされる。ここに、スキャ
ナおよびレーザ光源ユニット55には、基準ピン(図示
せず)などが設けられ、スキャナに対して、レーザ光源
ユニット55がつねに同一の位置にセットされるように
構成されているから、所望のように、レーザ光4の光軸
の角度および射出位置を調整し、位置決めすることが可
能になる。
【0155】本実施態様によれば、ビームスプリッタ8
5に対して、位置Bに位置する位置検出ダイオード60
と光学的に共役な位置Cに、位置検出ダイオード90を
固定し、位置検出ダイオード60を位置Aに固定してい
るから、位置検出ダイオード90および位置Aに位置す
る位置検出ダイオード60によって、レーザ光4を同時
に受光して、位置検出ダイオード60および位置検出ダ
イオード90が受光したレーザ光4の受光位置を、リア
ルタイムに、CRT80の画面上に表示することがで
き、したがって、し、オペレータは、CRT80の画面
上に表示された位置検出ダイオード60および位置検出
ダイオード90が受光したレーザ光4の受光位置を観察
しつつ、レーザ光4の射出位置および光軸の角度を調整
することが可能になるから、レーザ光が、レーザ光源の
レーザ射出位置から異なる位置に配置された2つのピン
ホール部材のピンホールを通るように、レーザ光源を動
かして、レーザ光の射出位置および光軸の角度を調整す
る従来の方法のように、目視によって、レーザ光の射出
位置および光軸の角度を調整する必要がなく、したがっ
て、きわめて容易に、レーザ光4の光軸の角度および射
出位置を調整し、位置決めすることが可能になり、作業
性および調整精度を大幅に向上させることが可能にな
る。
【0156】また、ビームスプリッタ85が介在するこ
とによって、レーザ光4の光軸がずれ、したがって、位
置検出ダイオード90を、ビームスプリッタ85に対し
て、位置Bに位置する位置検出ダイオード60と光学的
に共役な位置Cに固定した場合にも、位置Bに位置する
位置検出ダイオード60が受光するレーザ光4の受光位
置と、位置検出ダイオード90が受光するレーザ光4の
受光位置とが合致しない場合があるが、本実施態様によ
れば、あらかじめ、位置検出ダイオード60を位置Bに
位置させて、位置Bに位置している位置検出ダイオード
60および位置Cに位置している位置検出ダイオード9
0によって、レーザ光4を受光させ、A/D変換器70
によりディジタル化して、ディジタル受光位置座標デー
タを生成し、位置検出ダイオード60および位置検出ダ
イオード90によって生成されたディジタル受光位置座
標データに基づいて、位置検出ダイオード60によって
生成されたディジタル受光位置座標データのθ方向にお
けるθ0、レーザ光4の光軸のφ方向における角度φ
0、レーザ光4の射出位置のx座標値x0およびレーザ
光4の射出位置のz座標値z0に対する位置検出ダイオ
ード90によって生成されたディジタル受光位置座標デ
ータのθ方向におけるθ1、レーザ光4の光軸のφ方向
における角度φ1、レーザ光4の射出位置のx座標値x
1およびレーザ光4の射出位置のz座標値z1の偏倚を
δθ、δφ、δxおよびδzを、それぞれ算出し、ディ
ジタル受光位置座標補正データとして、メモリ72に記
憶させ、レーザ光4の光軸の角度および射出位置を調整
する際に、位置Cに位置している位置検出ダイオード9
0によって生成されたディジタル受光位置座標データ
を、メモリ72に記憶されたディジタル受光位置座標補
正データを用いて、補正し、補正されたディジタル受光
位置座標データに基づき、位置検出ダイオード90が受
光したレーザ光4の受光位置を、CRT80の画面上に
表示するように構成されているから、きわめて簡易に、
かつ、効率的に、しかも、きわめて高い精度で、所望の
ように、レーザ光4の射出位置および光軸の角度を調整
し、位置決めすることが可能になる。
【0157】以上のようにして、レーザ励起光源1、
2、3のレーザ光を発する射出位置および光軸が調整さ
れ、位置決めされたスキャナは、サンプル22が、スラ
イドガラス板を担体として用いたマイクロアレイの場合
には、以下のようにして、レーザ光4によって、サンプ
ル22の全面を走査して、試料を選択的に標識している
蛍光色素を励起し、蛍光色素から放出された蛍光25を
光電的に検出して、生化学解析用のディジタル画像デー
タを生成する。
【0158】サンプル22であるマイクロアレイを保持
したサンプルキャリア21が、サンプルステージ20に
載置されると、キャリアセンサ40によって、サンプル
キャリア21の種類が検出され、キャリア検出信号がコ
ントロールユニット45に出力される。
【0159】キャリアセンサ40からキャリア検出信号
を受けると、コントロールユニット45は、切り換え部
材モータ42に駆動信号を出力して、共焦点切り換え部
材31を、キャリア検出信号にしたがって、最も径の小
さいピンホール32aが光路内に位置するように、移動
させる。
【0160】次いで、オペレータによって、標識物質で
ある蛍光物質の種類およびスタート信号が、キーボード
43に入力されると、キーボード43から指示信号がコ
ントロールユニット45に出力される。
【0161】たとえば、蛍光物質の種類として、Cy−
5(登録商標)が入力されると、コントロールユニット
45は、入力された指示信号にしたがって、フィルタユ
ニットモータ41に駆動信号を出力して、フィルタユニ
ット27を移動させ、640nmの波長の光をカット
し、640nmよりも波長の長い光を透過する性質を有
するフィルタ28aを光路内に位置させるとともに、第
1のレーザ励起光源1に駆動信号をオンさせる。
【0162】第1のレーザ励起光源1から発せられたレ
ーザ光4は、コリメータレンズ5によって、平行な光と
された後、ミラー6によって反射され、第1のダイクロ
イックミラー7および第2のダイクロイックミラー8を
透過して、光学ヘッド15に入射する。
【0163】ここに、サンプル22がマイクロアレイの
場合には、第1のレーザ励起光源1から発せられるレー
ザ光4の光軸の角度および射出位置を、きわめて高精度
に位置決めすることが要求されるが、スキャナの第1の
レーザ励起光源1から発せられるレーザ光4の光軸の角
度および射出位置は、位置検出ダイオード60、71を
用いて、調整され、位置決めされているので、レーザ光
4は、第1のレーザ励起光源1から、所望の光路に沿っ
て、光学ヘッド15に導かれる。
【0164】光学ヘッド15に入射したレーザ光4は、
ミラー16によって反射され、穴明きミラー18に形成
された穴17を通過して、レンズ19によって集光さ
れ、サンプルステージ20にセットされたサンプル22
であるマイクロアレイに入射する。
【0165】サンプルステージ20は、走査機構(図示
せず)により、図1において、X方向およびY方向に移
動されるため、レーザ光4によって、サンプルキャリア
21にセットされたマイクロアレイの全面が走査され
る。
【0166】レーザ光4の照射を受けると、プローブD
NAを標識している蛍光色素、たとえば、Cy−5が励
起され、蛍光25が放出される。マイクロアレイの担体
として、スライドガラス板が用いられている場合には、
蛍光色素はスライドガラス板の表面にのみ分布している
ので、蛍光25もスライドガラス板の表面からのみ、発
せられる。
【0167】スライドガラス板の表面から発せられた蛍
光25は、レンズ19によって、平行な光とされ、穴明
きミラー18によって反射され、フィルタユニット27
に入射する。
【0168】フィルタユニット27は、フィルタ28a
が光路内に位置するように移動されているため、蛍光2
5はフィルタ28aに入射し、640nmの波長の光が
カットされ、640nmよりも波長の長い光のみが透過
される。
【0169】フィルタ28aを透過した蛍光25は、ミ
ラー29によって反射され、レンズ30によって、結像
される。
【0170】レーザ光4の照射に先立って、共焦点切り
換え部材31が、最も径の小さいピンホール32aが光
路内に位置するように移動されており、ピンホール32
aの設定位置は、位置検出ダイオード50が検出した6
40nmの波長のレーザ光4の受光位置61、532n
mの波長のレーザ光4の受光位置62および473nm
の波長のレーザ光4の受光位置63の中央に相当する中
央位置65が、ピンホール32aの中心と合致するよう
に設定されているため、蛍光25はピンホール32a上
に結像され、フォトマルチプライア33によって、光電
的に検出されて、アナログデータが生成される。
【0171】このように、共焦点光学系を用いて、スラ
イドガラス板の表面の蛍光色素から発せられた蛍光25
をフォトマルチプライア33に導いて、光電的に検出し
ているので、データ中のノイズを最小に抑えることが可
能になる。
【0172】フォトマルチプライア33によって生成さ
れたアナログデータはA/D変換器34によって、ディ
ジタルデータに変換され、データ処理装置35に送られ
る。
【0173】一方、蛍光色素によって、選択的に標識さ
れた変性DNAを含む転写支持体を担体とした蛍光サン
プルを、レーザ光4によって走査して、蛍光色素を励起
し、蛍光色素から放出された蛍光を光電的に検出して、
生化学解析用のデータを生成する場合には、蛍光色素に
よって、選択的に標識された変性DNAを含む転写支持
体を担体とした蛍光サンプル22が保持されたサンプル
キャリア21が、サンプルステージ20にセットされ
る。
【0174】こうして、蛍光サンプル22が保持された
サンプルキャリア21が、サンプルステージ20にセッ
トされると、キャリアセンサ40によって、サンプルキ
ャリア21の種類が検出され、キャリア検出信号がコン
トロールユニット45に出力される。
【0175】キャリアセンサ40からキャリア検出信号
を受けると、コントロールユニット45は、キャリア検
出信号に基づき、切り換え部材モータ42に駆動信号を
出力して、共焦点切り換え部材31を、最も径の大きい
ピンホール32cが光路内に位置するように、移動させ
る。
【0176】次いで、オペレータによって、標識物質で
ある蛍光物質の種類およびスタート信号が、キーボード
43に入力されると、キーボード43から指示信号がコ
ントロールユニット45に出力される。
【0177】たとえば、試料がローダミンによって標識
されているときは、ローダミンは、532nmの波長の
レーザによって、最も効率的に励起することができるか
ら、コントロールユニット45は第2のレーザ励起光源
2を選択するとともに、フィルタ32bを選択し、フィ
ルタユニットモータ41に駆動信号を出力して、フィル
タユニット27を移動させ、532nmの波長の光をカ
ットし、532nmよりも波長の長い光を透過する性質
を有するフィルタ28bを、蛍光25の光路内に位置さ
せる。
【0178】次いで、コントロールユニット45は、第
2のレーザ励起光源2に駆動信号を出力して、オンさせ
る。
【0179】第2のレーザ励起光源2から発せられた5
32nmの波長のレーザ光4は、コリメータレンズ9に
よって、平行な光とされた後、第1のダイクロイックミ
ラー7に入射して、反射される。
【0180】第1のダイクロイックミラー7によって反
射されたレーザ光4は、第2のダイクロイックミラー8
を透過し、光学ヘッド15に入射する。
【0181】ここに、スキャナの第2のレーザ励起光源
2から発せられるレーザ光4の光軸の角度および射出位
置は、位置検出ダイオード60、71を用いて、調整さ
れ、位置決めされているので、レーザ光4は、第2のレ
ーザ励起光源2から、所望の光路に沿って、光学ヘッド
15に導かれる。
【0182】光学ヘッド15に入射したレーザ光4は、
ミラー16によって反射され、穴明きミラー18に形成
された穴17を通過して、レンズ19によって集光さ
れ、サンプルステージ20にセットされた蛍光サンプル
22に入射する。
【0183】サンプルステージ20は、走査機構(図示
せず)により、図1において、X方向およびY方向に移
動されるため、レーザ光4によって、サンプルキャリア
21にセットされた蛍光サンプル22の全面が走査され
る。
【0184】レーザ光4の照射を受けると、試料を標識
している蛍光色素、たとえば、ローダミンが励起され、
蛍光25が放出される。蛍光サンプル22の担体とし
て、転写支持体が用いられている場合には、蛍光色素
は、転写支持体の深さ方向に分布しているため、転写支
持体の深さ方向の所定の範囲から、蛍光25が発せら
れ、発光点の深さ方向の位置も変動する。
【0185】転写支持体を担体とした蛍光サンプル22
から発せられた蛍光25は、レンズ19によって、平行
な光とされ、穴明きミラー18によって反射され、フィ
ルタユニット27に入射する。
【0186】フィルタユニット27は、フィルタ28b
が光路内に位置するように移動されているため、蛍光2
5はフィルタ28bに入射し、532nmの波長の光が
カットされ、532nmよりも波長の長い光のみが透過
される。
【0187】フィルタ28bを透過した蛍光は、ミラー
29によって反射され、レンズ30によって、集光され
るが、蛍光25は、転写支持体の深さ方向の所定の範囲
から発せられているため、結像はしない。
【0188】レーザ光4の照射に先立って、共焦点切り
換え部材31が、最も径の大きいピンホール32cが光
路内に位置するように移動されているため、蛍光25は
最も径の大きいピンホール32cを通過して、フォトマ
ルチプライア33によって、光電的に検出されて、アナ
ログデータが生成される。したがって、スライドガラス
板を担体としたマイクロアレイの表面の蛍光色素から発
せられた蛍光25を、高いS/N比で、検出するため
に、共焦点光学系を用いているにもかかわらず、転写支
持体の深さ方向の所定の範囲から発せられた蛍光25も
高い信号強度で検出することが可能になる。
【0189】フォトマルチプライア33によって生成さ
れたアナログデータはA/D変換器34によって、ディ
ジタルデータに変換され、データ処理装置35に送られ
る。
【0190】これに対して、放射性標識物質によって選
択的に標識された試料の数多くのスポットが形成された
メンブレンフィルタなどの担体を、輝尽性蛍光体を含む
輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体シートと密着
させて、輝尽性蛍光体層を露光して得た放射性標識物質
の位置情報が記録された蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍
光体層を、レーザ光4によって走査して、輝尽性蛍光体
を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光を光電的
に検出して、生化学解析用のデータを生成する場合に
は、輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体シートを
保持したサンプルキャリア21が、サンプルステージ2
0にセットされる。
【0191】輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体
シートを保持したサンプルキャリア21が、サンプルス
テージ20にセットされると、キャリアセンサ40によ
り、サンプルキャリア21の種類が検出され、キャリア
検出信号がコントロールユニット45に出力される。
【0192】キャリアセンサ40からキャリア検出信号
を受けると、コントロールユニット45は、キャリア検
出信号に基づき、切り換え部材モータ42に駆動信号を
出力して、共焦点切り換え部材31を、中間の径を有す
るピンホール32bが光路内に位置するように、移動さ
せる。
【0193】さらに、コントロールユニット45は、入
力された指示信号にしたがって、フィルタユニットモー
タ41に駆動信号を出力して、フィルタユニット27を
移動させ、輝尽性蛍光体から発光される輝尽光の波長域
の光のみを透過し、640nmの波長の光をカットする
性質を有するフィルタ28dを光路内に位置させる。
【0194】次いで、コントロールユニット45は、第
1のレーザ励起光源1に駆動信号を出力して、オンさせ
る。
【0195】第1のレーザ励起光源1から発せられたレ
ーザ光4は、コリメータレンズ5によって、平行な光と
された後、ミラー6によって反射され、第1のダイクロ
イックミラー7および第2のダイクロイックミラー8を
透過して、光学ヘッド15に入射する。
【0196】ここに、スキャナの第1のレーザ励起光源
1から発せられるレーザ光4の光軸の角度および射出位
置は、位置検出ダイオード60、71を用いて、調整さ
れ、位置決めされているので、レーザ光4は、第1のレ
ーザ励起光源1から、所望の光路に沿って、光学ヘッド
15に導かれる。
【0197】光学ヘッド15に入射したレーザ光4は、
ミラー16によって反射され、穴明きミラー18に形成
された穴17を通過して、レンズ19によって集光さ
れ、サンプルステージ20にセットされたサンプル22
である蓄積性蛍光体シートに入射する。
【0198】サンプルステージ20は、走査機構(図示
せず)により、図1において、X方向およびY方向に移
動されるため、レーザ光4によって、サンプルキャリア
21にセットされたサンプル22である蓄積性蛍光体シ
ートの輝尽性蛍光体層の全面が走査される。
【0199】レーザ光4の照射を受けると、輝尽性蛍光
体層に含まれている輝尽性蛍光体が励起され、輝尽光2
5が放出される。蓄積性蛍光体シートの場合には、輝尽
性蛍光体は輝尽性蛍光体層中に含まれており、ある程
度、輝尽性蛍光体層の深さ方向に分布しているため、輝
尽性蛍光体層の深さ方向の所定の範囲から、輝尽光が発
せられ、発光点の深さ方向の位置も変動する。しかしな
がら、輝尽性蛍光体層は薄いため、転写支持体の場合ほ
ど、発光点は深さ方向に分布してはいない。
【0200】輝尽性蛍光体層から放出された輝尽光25
は、レンズ19によって、平行な光とされ、穴明きミラ
ー18によって反射されて、フィルタユニット27に入
射する。
【0201】フィルタユニット27は、フィルタ28d
が光路内に位置するように移動されているため、輝尽光
25はフィルタ28dに入射し、640nmの波長の光
がカットされ、輝尽性蛍光体から発光される輝尽光の波
長域の光のみが透過される。
【0202】フィルタ28dを透過した輝尽光25は、
ミラー29によって反射され、レンズ30によって、集
光されるが、輝尽光は、蓄積性蛍光体シートに形成され
た輝尽性蛍光体層の深さ方向の所定の範囲から発せられ
ているため、結像はしない。
【0203】レーザ光4の照射に先立って、共焦点切り
換え部材31が、中間の径を有するピンホール32bが
光路内に位置するように移動されているため、輝尽光は
中間の径を有するピンホール32bを通過して、フォト
マルチプライア33により、光電的に検出されて、アナ
ログデータが生成される。したがって、スライドガラス
板を担体としたマイクロアレイの表面の蛍光色素から発
せられた蛍光25を、高いS/N比で、検出するため
に、共焦点光学系を用いているにもかかわらず、蓄積性
蛍光体シートに形成された輝尽性蛍光体層の深さ方向の
所定の範囲から発せられた輝尽光25も高い信号強度で
検出することが可能になる。
【0204】フォトマルチプライア33によって生成さ
れたアナログデータはA/D変換器34によって、ディ
ジタルデータに変換され、データ処理装置35に送られ
る。
【0205】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0206】たとえば、図5に示された実施態様におい
ては、データ処理手段71により、レーザ光4の射出位
置のx方向における調整値Δx、レーザ光4の射出位置
のz方向における調整値Δz、レーザ光4の光軸のθ方
向における調整角度Δθおよびレーザ光4の光軸のφ方
向における調整角度Δφが算出され、さらに、こうして
算出された調整値Δx、Δz、ΔθおよびΔφが、それ
ぞれ、第一のステッピングモータ75に与えるべき駆動
パルス数P(x)、第二のステッピングモータ76に与
えるべき駆動パルス数P(z)、第三のステッピングモ
ータ77に与えるべき駆動パルス数P(θ)および第四
のステッピングモータ78に与えるべき駆動パルス数P
(φ)に変換されて、第一のステッピングモータ75、
第二のステッピングモータ76、第三のステッピングモ
ータ77および第四のステッピングモータ78に出力さ
れるべき駆動信号が生成され、第一のステッピングモー
タ75、第二のステッピングモータ76、第三のステッ
ピングモータ77および第四のステッピングモータ78
に出力され、第一のステッピングモータ75、第二のス
テッピングモータ76、第三のステッピングモータ77
および第四のステッピングモータ78によって、レーザ
光源移動機構56のx方向位置調整部材65、z方向位
置調整部材66、θ方向回転調整部材67およびφ方向
回転調整部材68が、それぞれ、駆動されて、レーザ光
源ユニット55の基体54に対するレーザ光源基板53
の位置が調整され、レーザ光源基板53に取り付けられ
たレーザ励起光源1、2または3の光軸の角度および射
出位置が自動的に決定されるように構成されているが、
データ処理手段71によって算出されたレーザ光4の光
軸のθ方向における調整角度Δθ、レーザ光4の光軸の
φ方向における調整角度Δφ、レーザ光4の射出位置の
x方向における調整値Δxおよびレーザ光4の射出位置
のz方向における調整値Δzを、CRT80の画面上に
表示させ、CRT80の画面上に表示されたレーザ光4
の光軸のθ方向における調整角度Δθ、レーザ光4の光
軸のφ方向における調整角度Δφ、レーザ光4の射出位
置のx方向における調整値Δxおよびレーザ光4の射出
位置のz方向における調整値Δzに基づき、マニュアル
で、レーザ光源移動機構56のx方向位置調整部材6
5、z方向位置調整部材66、θ方向回転調整部材67
およびφ方向回転調整部材68を操作し、レーザ励起光
源1、2または3から発せられるレーザ光4の射出位置
および光軸の角度を調整するように構成することもでき
る。
【0207】また、図7に示された実施態様において
は、位置検出ダイオード60が受光したレーザ光4の受
光位置および位置検出ダイオード90が受光したレーザ
光4の受光位置が表示され、オペレータが、マニュアル
で、レーザ光源移動機構56のx方向位置調整部材6
5、z方向位置調整部材66、θ方向回転調整部材67
およびφ方向回転調整部材68を操作し、レーザ励起光
源1、2または3から発せられるレーザ光4の射出位置
および光軸の角度を調整するように構成されているが、
図5に示された実施態様と同様に、第一のステッピング
モータ75、第二のステッピングモータ76、第三のス
テッピングモータ77および第四のステッピングモータ
78を設け、データ処理手段71が、レーザ光4の射出
位置のx方向における調整値Δx、レーザ光4の射出位
置のz方向における調整値Δz、レーザ光4の光軸のθ
方向における調整角度Δθおよびレーザ光4の光軸のφ
方向における調整角度Δφが算出して、さらに、こうし
て算出した調整値Δx、Δz、ΔθおよびΔφを、それ
ぞれ、第一のステッピングモータ75に与えるべき駆動
パルス数P(x)、第二のステッピングモータ76に与
えるべき駆動パルス数P(z)、第三のステッピングモ
ータ77に与えるべき駆動パルス数P(θ)および第四
のステッピングモータ78に与えるべき駆動パルス数P
(φ)に変換し、第一のステッピングモータ75、第二
のステッピングモータ76、第三のステッピングモータ
77および第四のステッピングモータ78に出力される
べき駆動信号を生成し、第一のステッピングモータ7
5、第二のステッピングモータ76、第三のステッピン
グモータ77および第四のステッピングモータ78に出
力して、第一のステッピングモータ75、第二のステッ
ピングモータ76、第三のステッピングモータ77およ
び第四のステッピングモータ78によって、レーザ光源
移動機構56のx方向位置調整部材65、z方向位置調
整部材66、θ方向回転調整部材67およびφ方向回転
調整部材68を、それぞれ、駆動し、レーザ光源ユニッ
ト55の基体54に対するレーザ光源基板53の位置を
調整し、レーザ光源基板53に取り付けられたレーザ励
起光源1、2または3の光軸の角度および射出位置を自
動的に決定するように構成することもできる。
【0208】さらに、前記実施態様においては、位置検
出ダイオード60、90が用いられているが、光を光電
的に受光して、二次元的な受光位置を検出することが可
能であれば、位置検出ダイオード60、90以外の光検
出器を用いることもでき、たとえば、CCDエリアセン
サなどを用いることもできる。
【0209】また、図5に示された実施態様において
は、第一のステッピングモータ75、第二のステッピン
グモータ76、第三のステッピングモータ77および第
四のステッピングモータ78を用いて、レーザ光源移動
機構56のx方向位置調整部材65、z方向位置調整部
材66、θ方向回転調整部材67およびφ方向回転調整
部材68を、それぞれ、駆動するように構成されている
が、第一のステッピングモータ75、第二のステッピン
グモータ76、第三のステッピングモータ77および第
四のステッピングモータ78に代えて、それぞれ、サー
ボモータと用い、レーザ光源移動機構56のx方向位置
調整部材65、z方向位置調整部材66、θ方向回転調
整部材67およびφ方向回転調整部材68を駆動するよ
うに構成することもできる。
【0210】さらに、前記実施態様においては、位置検
出ダイオード60が受光したレーザ光4の受光位置およ
び位置検出ダイオード90が受光したレーザ光4の受光
位置が、CRT80の画面上に表示されるように構成さ
れているが、CRT80に代えて、液晶ディスプレイパ
ネルや有機ELディスプレイパネルなどのフラットディ
スプレイパネルを用いることもでき、表示手段はとくに
限定されるものではない。
【0211】また、前記実施態様においては、スライド
ガラス板を担体とし、蛍光色素によって選択的に標識さ
れた試料の数多くのスポットが、スライドガラス板上に
形成されているマイクロアレイを、レーザ光4によって
走査して、蛍光色素を励起し、蛍光色素から放出された
蛍光を光電的に検出して、生化学解析用のデータを生成
可能に構成され、さらに、蛍光色素によって、選択的に
標識された変性DNAを含む転写支持体を担体とした蛍
光サンプルを、レーザ光4によって走査して、蛍光色素
を励起し、蛍光色素から放出された蛍光を光電的に検出
して、生化学解析用のデータを生成可能に構成されると
ともに、放射性標識物質によって選択的に標識された試
料の数多くのスポットが形成されたメンブレンフィルタ
などの担体を、輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が形
成された蓄積性蛍光体シートと密着させて、輝尽性蛍光
体層を露光して得た放射性標識物質の位置情報が記録さ
れた蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層を、レーザ光
4によって走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍
光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、生化学
解析用のデータを生成可能に構成されているスキャナの
第1のレーザ励起光源1、第2のレーザ励起光源2およ
び第3のレーザ励起光源3はら発せられるレーザ光4の
射出位置および光軸の角度を調整し、位置決めする場合
につき、説明を加えているが、本発明は、かかるスキャ
ナにおけるレーザ励起光源から発せられるレーザ光4の
射出位置および光軸の角度を調整し、位置決めする場合
に限らず、レーザ光の射出位置および光軸の角度を調整
し、位置決めする場合に広く適用することができ、さら
には、レーザ光に限定されることなく、広く、ビーム状
の光の射出位置および光軸の角度を調整し、位置決めす
る場合に適用することができる。
【0212】
【発明の効果】本発明によれば、ビーム状の光の射出位
置および光軸の角度を、作業効率よく、しかも、精度よ
く、調整し、位置決めすることのできるビーム状の光の
光軸調整・位置決め方法および装置を提供することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるレ
ーザ光の光軸調整・位置決め方法を用いて、レーザ光の
射出位置および光軸の角度が位置決めされたスキャナの
略斜視図である。
【図2】図2は、マイクロアレイの略斜視図である。
【図3】図3は、共焦点切り換え部材の略正面図であ
る。
【図4】図4は、スキャナの検出系、駆動系、入力系お
よび制御系を示すブロックダイアグラムである。
【図5】図5は、本発明の好ましい実施態様にかかるレ
ーザ光の光軸調整・位置決め装置の略斜視図である。
【図6】図6は、本発明の好ましい実施態様にかかるレ
ーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系、制御系、駆
動系、入力系および表示系のブロックダイアグラムであ
る。
【図7】図7は、本発明の他の好ましい実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の略上面図であ
る。
【図8】図8は、本発明の他の好ましい実施態様にかか
るレーザ光の光軸調整・位置決め装置の検出系、制御
系、駆動系、入力系および表示系のブロックダイアグラ
ムである。
【符号の説明】
1 第1のレーザ励起光源 2 第2のレーザ励起光源 3 第3のレーザ励起光源 4 レーザ光 5 コリメータレンズ 6 ミラー 7 第1のダイクロイックミラー 8 第2のダイクロイックミラー 9 コリメータレンズ 10 コリメータレンズ 15 光学ヘッド 16 ミラー 17 穴 18 穴明きミラー 19 レンズ 20 サンプルステージ 21 サンプルキャリア 22 サンプル 23 滴下されたcDNA 25 蛍光または輝尽光 27 フィルタユニット 28a、28b、28c、28d フィルタ 29 ミラー 30 レンズ 31 共焦点切り換え部材 32a、32b、32c ピンホール 33 フォトマルチプライア 34 A/D変換器 35 データ処理装置 40 キャリアセンサ 41 フィルタユニットモータ 42 切り換え部材モータ 43 キーボード 45 コントロールユニット 50 レーザ光の光軸調整・位置決め装置 51 第一の基板 52 第二の基板 53 レーザ光源基板 54 基体 55 レーザ光源ユニット 56 レーザ光源位置調整機構 57 スライドレール 60 位置検出ダイオード 61 ミラー 65 x方向位置調整部材 66 z方向位置調整部材 67 θ方向回転調整部材 68 φ方向回転調整部材 69 キーボード 70 A/D変換器 71 データ処理手段 72 メモリ 75 第一のステッピングモータ 76 第二のステッピングモータ76 77 第三のステッピングモータ 78 第四のステッピングモータ 80 CRT 85 ビームスプリッタ 90 位置検出ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA01 AA31 FF44 GG04 GG12 GG22 HH04 JJ02 JJ05 JJ25 LL12 LL30 PP12 UU01 UU02 2G065 AA18 AB09 BA02 BB44 DA10 2H013 AC04

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発せられたビーム状の光を、前
    記光源からの距離が異なる2つの位置で、光を光電的に
    受光可能な少なくとも1つの二次元的位置センサによっ
    て、光電的に受光して、それぞれ、前記ビーム状の光の
    受光位置に対応する受光位置データを生成し、生成され
    た前記受光位置データに基づいて、前記光源から発せら
    れる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調
    整し、位置決めすることを特徴とするビーム状の光の光
    軸調整・位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの二次元的位置セン
    サが、単一の二次元的位置センサよりなり、前記二次元
    的位置センサを、前記光源から発せられた前記ビーム状
    の光の光路内の前記光源からの距離がD1の第一の位置
    と、前記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内
    の前記光源からの距離がD2(D2はD1未満)の第二
    の位置とに移動させて、それぞれ、前記光源から発せら
    れたビーム状の光を受光させ、前記ビーム状の光の受光
    位置に対応する受光位置データを生成させて、生成され
    た前記受光位置データに基づいて、前記光源から発せら
    れる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位置を調
    整し、位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の
    ビーム状の光の光軸調整・位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の位置において、前記二次元的
    位置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光して、生
    成した前記受光位置データおよび前記第二の位置におい
    て、前記位置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光
    して、生成した前記受光位置データに基づいて、それぞ
    れ、表示手段上に、前記位置センサが受光した前記ビー
    ム状の光の受光位置を表示し、前記表示手段上に表示さ
    れた前記ビーム状の光の受光位置に基づいて、前記光源
    から発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度および射
    出位置を調整し、位置決めすることを特徴とする請求項
    1または2に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決め
    方法。
  4. 【請求項4】 前記第一の位置において、前記二次元的
    位置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光して、生
    成した前記受光位置データおよび前記第二の位置におい
    て、前記位置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光
    して、生成した前記受光位置データに基づいて、前記光
    源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度および
    射出位置を調整すべき調整値を算出し、算出された調整
    値にしたがって、前記ビーム状の光の光軸の角度および
    前記光源からの射出位置を調整し、位置決めすることを
    特徴とする請求項2または3に記載のビーム状の光の光
    軸調整・位置決め方法。
  5. 【請求項5】 前記調整値にしたがって、前記光源から
    発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出位
    置を、自動的に、調整し、位置決めすることを特徴とす
    る請求項4に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決め
    方法。
  6. 【請求項6】 ステッピングモータを用いて、前記調整
    値にしたがって、前記光源から発せられる前記ビーム状
    の光の光軸の角度および射出位置を、自動的に、調整
    し、位置決めすることを特徴とする請求項5に記載のビ
    ーム状の光の光軸調整・位置決め方法。
  7. 【請求項7】 サーボモータを用いて、前記調整値にし
    たがって、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の
    光軸の角度および射出位置を、自動的に、調整し、位置
    決めすることを特徴とする請求項5に記載のビーム状の
    光の光軸調整・位置決め方法。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つの二次元的位置セン
    サが、第一の二次元的位置センサと第二の二次元的位置
    センサよりなり、前記第一の二次元的位置センサを、前
    記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内の前記
    光源からの距離がD1の第一の位置に位置させ、前記光
    源から発せられた前記ビーム状の光の光路内に、ビーム
    スプリッタを設けるとともに、前記光源から発せられた
    前記ビーム状の光の光路外に位置し、前記ビームスプリ
    ッタに対して、前記光源から発せられた前記ビーム状の
    光の光路内の前記光源からの距離がD2(D2はD1未
    満)の第二の位置と光学的に共役関係にある第三の位置
    に、前記第二の二次元的位置センサを位置させて、それ
    ぞれ、前記光源から発せられたビーム状の光を受光さ
    せ、前記ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置デ
    ータを生成させて、生成された前記受光位置データに基
    づいて、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光
    軸の角度および射出位置を調整し、位置決めすることを
    特徴とする請求項1に記載のビーム状の光の光軸調整・
    位置決め方法。
  9. 【請求項9】 前記第一の位置において、前記第一の二
    次元的位置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光し
    て、生成した前記受光位置データおよび前記第三の位置
    において、前記第二の二次元的位置センサが前記ビーム
    状の光を光電的に受光して、生成した前記受光位置デー
    タに基づいて、それぞれ、表示手段上に、前記位置セン
    サが受光した前記ビーム状の光の受光位置を表示し、前
    記表示手段上に表示された前記ビーム状の光の受光位置
    に基づいて、前記光源から発せられる前記ビーム状の光
    の光軸の角度および射出位置を調整し、位置決めするこ
    とを特徴とする請求項8に記載のビーム状の光の光軸調
    整・位置決め方法。
  10. 【請求項10】 前記第一の位置において、前記第一の
    二次元的位置センサが前記ビーム状の光を光電的に受光
    して、生成した前記受光位置データおよび前記第三の位
    置において、前記第二の二次元的位置センサが前記ビー
    ム状の光を光電的に受光して、生成した前記受光位置デ
    ータに基づいて、前記ビーム状の光の光軸の角度を調整
    すべき調整値および前記光源からの射出位置を調整すべ
    き調整値を算出し、算出された調整値にしたがって、前
    記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度お
    よび射出位置を調整し、位置決めすることを特徴とする
    請求項8または9に記載のビーム状の光の光軸調整・位
    置決め方法。
  11. 【請求項11】 前記調整値にしたがって、前記光源か
    ら発せられる前記ビーム状の光の光軸の角度および射出
    位置を、自動的に、調整し、位置決めすることを特徴と
    する請求項10に記載のビーム状の光の光軸調整・位置
    決め方法。
  12. 【請求項12】 ステッピングモータを用いて、前記調
    整値にしたがって、前記光源から発せられる前記ビーム
    状の光の光軸の角度および射出位置を、自動的に、調整
    し、位置決めすることを特徴とする請求項11に記載の
    ビーム状の光の光軸調整・位置決め方法。
  13. 【請求項13】 サーボモータを用いて、前記調整値に
    したがって、前記光源から発せられる前記ビーム状の光
    の光軸の角度および射出位置を、自動的に、調整し、位
    置決めすることを特徴とする請求項11に記載のビーム
    状の光の光軸調整・位置決め方法。
  14. 【請求項14】 あらかじめ、前記第二の二次元的位置
    センサを、前記第三の位置に位置させるとともに、前記
    第一の二次元的位置センサを、前記第二の位置に位置さ
    せ、それぞれ、前記光源から発せられたビーム状の光を
    受光させて、前記ビーム状の光の受光位置に対応する受
    光位置データを生成させ、生成された前記受光位置デー
    タに基づいて、前記第二の二次元的位置センサが受光し
    た前記ビーム状の光の受光位置の前記第一の二次元的位
    置センサが受光した前記ビーム状の光の受光位置のずれ
    を求めて、補正データを生成し、前記第二の二次元的位
    置センサが生成する受光位置データを補正することを特
    徴とする請求項8ないし13に記載のビーム状の光の光
    軸調整・位置決め方法。
  15. 【請求項15】 前記二次元的位置センサが、位置検出
    ダイオードによって構成されたことを特徴とする請求項
    1ないし14のいずれか1項に記載のビーム状の光の光
    軸調整・位置決め方法。
  16. 【請求項16】 前記ビーム状の光が、レーザ光によっ
    て構成されたことを特徴とする請求項1ないし15のい
    ずれか1項に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決め
    方法。
  17. 【請求項17】 ビーム状の光を発する光源と、前記光
    源からの距離が異なる2つの位置で、光を光電的に受光
    可能な少なくとも1つの二次元的位置センサと、表示手
    段と、前記少なくとも1つの位置センサによって生成さ
    れた受光位置データに基づいて、前記少なくとも1つの
    二次元的位置センサが受光した前記ビーム状の光の受光
    位置を、前記表示手段に表示するデータ処理手段と、前
    記光源の位置を調整する光源位置調整手段を備えたこと
    を特徴とするビーム状の光の光軸調整・位置決め装置。
  18. 【請求項18】 さらに、ガイド部材を備え、前記少な
    くとも1つの二次元的位置センサが、前記ガイド部材に
    沿って、移動可能な単一の二次元的位置センサよりな
    り、前記データ処理手段が、前記光源から発せられた前
    記ビーム状の光の光路内の前記光源からの距離がD1の
    第一の位置に位置する前記二次元的位置センサが、前記
    光源から発せられたビーム状の光を受光して、生成した
    前記ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置データ
    と、前記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内
    の前記光源からの距離がD2(D2はD1未満)の第二
    の位置する前記二次元的位置センサが、前記光源から発
    せられたビーム状の光を受光して、生成した前記ビーム
    状の光の受光位置に対応する受光位置データとに基づ
    き、前記第一の位置に位置した前記二次元的位置センサ
    が受光した前記光源から発せられたビーム状の光の受光
    位置および前記第二の位置に位置した前記二次元的位置
    センサが受光した前記光源から発せられたビーム状の光
    の受光位置を、前記表示手段に表示するように構成され
    たことを特徴とする請求項17に記載のビーム状の光の
    光軸調整・位置決め装置。
  19. 【請求項19】 前記データ処理手段が、前記第一の位
    置に位置する前記二次元的位置センサが、前記光源から
    発せられたビーム状の光を受光して、生成した前記ビー
    ム状の光の受光位置に対応する受光位置データと、前記
    第二の位置する前記二次元的位置センサが、前記光源か
    ら発せられたビーム状の光を受光して、生成した前記ビ
    ーム状の光の受光位置に対応する受光位置データとに基
    づき、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の光軸
    の角度および射出位置を調整すべき調整値を算出するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項18に記載のビ
    ーム状の光の光軸調整・位置決め装置。
  20. 【請求項20】 さらに、前記光源位置調整手段を操作
    可能な少なくとも1つのステッピングモータを備え、前
    記データ処理手段が、前記調整値に基づき、前記少なく
    とも1つのステッピングモータを駆動して、前記光源位
    置調整手段を操作させ、前記光源から発せられる前記ビ
    ーム状の光の光軸の角度および射出位置が、自動的に、
    調整され、位置決めされるように構成されたことを特徴
    とする請求項19に記載のビーム状の光の光軸調整・位
    置決め装置。
  21. 【請求項21】 さらに、前記光源位置調整手段を操作
    可能な少なくとも1つのサーボモータを備え、前記デー
    タ処理手段が、前記調整値に基づき、前記少なくとも1
    つのサーボモータを駆動して、前記光源位置調整手段を
    操作させ、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の
    光軸の角度および射出位置が、自動的に、調整され、位
    置決めされるように構成されたことを特徴とする請求項
    19に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決め装置。
  22. 【請求項22】 前記少なくとも1つの二次元的位置セ
    ンサが、第一の二次元的位置センサと第二の二次元的位
    置センサよりなり、さらに、前記光源から発せられた前
    記ビーム状の光の光路内に、ビームスプリッタを備え、
    前記第一の二次元的位置センサが、前記光源から発せら
    れた前記ビーム状の光の光路内の前記光源からの距離が
    D1の第一の位置に位置させられ、前記第二の二次元的
    位置センサが、前記光源から発せられた前記ビーム状の
    光の光路外に位置し、前記ビームスプリッタに対して、
    前記光源から発せられた前記ビーム状の光の光路内の前
    記光源からの距離がD2(D2はD1未満)の第二の位
    置と光学的に共役関係にある第三の位置に固定され、前
    記データ処理手段が、前記第一の位置に位置する前記第
    一の二次元的位置センサが、前記光源から発せられたビ
    ーム状の光を受光して、生成した前記ビーム状の光の受
    光位置に対応する受光位置データと、前記第三の位置に
    位置する前記第三の二次元的位置センサが、前記光源か
    ら発せられたビーム状の光を受光して、生成した前記ビ
    ーム状の光の受光位置に対応する受光位置データとに基
    づいて、前記第一の二次元的位置センサが受光した前記
    光源から発せられたビーム状の光の受光位置および前記
    第二の二次元的位置センサが受光した前記光源から発せ
    られたビーム状の光の受光位置を、前記表示手段に表示
    するように構成されたことを特徴とする請求項17に記
    載のビーム状の光の光軸調整・位置決め装置。
  23. 【請求項23】 前記データ処理手段が、前記第一の位
    置に位置する前記第一の二次元的位置センサが、前記光
    源から発せられたビーム状の光を受光して、生成した前
    記ビーム状の光の受光位置に対応する受光位置データ
    と、前記第二の位置する前記第二の二次元的位置センサ
    が、前記光源から発せられたビーム状の光を受光して、
    生成した前記ビーム状の光の受光位置に対応する受光位
    置データとに基づいて、前記光源から発せられる前記ビ
    ーム状の光の光軸の角度および射出位置を調整すべき調
    整値を算出するように構成されたことを特徴とする請求
    項22に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決め装
    置。
  24. 【請求項24】 さらに、前記光源位置調整手段を操作
    可能な少なくとも1つのステッピングモータを備え、前
    記データ処理手段が、前記調整値に基づき、前記少なく
    とも1つのステッピングモータを駆動して、前記光源位
    置調整手段を操作させ、前記光源から発せられる前記ビ
    ーム状の光の光軸の角度および射出位置が、自動的に、
    調整され、位置決めされるように構成されたことを特徴
    とする請求項23に記載のビーム状の光の光軸調整・位
    置決め装置。
  25. 【請求項25】 さらに、前記光源位置調整手段を操作
    可能な少なくとも1つのサーボモータを備え、前記デー
    タ処理手段が、前記調整値に基づき、前記少なくとも1
    つのサーボモータを駆動して、前記光源位置調整手段を
    操作させ、前記光源から発せられる前記ビーム状の光の
    光軸の角度および射出位置が、自動的に、調整され、位
    置決めされるように構成されたことを特徴とする請求項
    23に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決め装置。
  26. 【請求項26】 さらに、メモリとガイド部材を備え、
    前記第一の二次元的位置センサが、前記ガイド部材に沿
    って、移動可能に構成され、前記データ処理手段が、前
    記第二の位置に位置する前記第一の二次元的位置センサ
    および前記第三の位置に位置する前記第二の二次元的位
    置センサが、前記光源から発せられたビーム状の光を受
    光して、生成した前記ビーム状の光の受光位置に対応す
    る受光位置データに基づいて、前記第二の二次元的位置
    センサが受光した前記ビーム状の光の受光位置の前記第
    一の二次元的位置センサが受光した前記ビーム状の光の
    受光位置のずれを求め、補正データを生成して、前記メ
    モリに記憶させ、前記第二の二次元的位置センサが生成
    する受光位置データを、前記メモリに記憶された前記補
    正データにしたがって、補正するように構成されたこと
    を特徴とする請求項17ないし25のいずれか1項に記
    載のビーム状の光の光軸調整・位置決め装置。
  27. 【請求項27】 前記二次元的位置センサが、位置検出
    ダイオードによって構成されたことを特徴とする請求項
    17ないし26のいずれか1項に記載のビーム状の光の
    光軸調整・位置決め装置。
  28. 【請求項28】 前記ビーム状の光が、レーザ光によっ
    て構成されたことを特徴とする請求項17ないし26の
    いずれか1項に記載のビーム状の光の光軸調整・位置決
    め装置。
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