JP2002195781A - 熱交換器のシール構造 - Google Patents
熱交換器のシール構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0219—Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
- F28F9/0224—Header boxes formed by sealing end plates into covers
- F28F9/0226—Header boxes formed by sealing end plates into covers with resilient gaskets
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、タンク本体の開口部に、シール部
材を介して座板を固定してなる熱交換器のシール構造に
関し、シール部材が正規位置からずれて組み込まれた場
合に、タンク本体内の流体を外部に確実に流出すること
を目的とする。 【解決手段】 タンク本体19の開口部19aに、シー
ル部材21を介して座板17を固定してなる熱交換器の
シール構造において、前記タンク本体19に、前記シー
ル部材21が前記タンク本体19のシール部19dから
ずれた位置に配置された時に、前記タンク本体19内の
内部流体を外部に導く流体通路19e,19fを形成し
てなることを特徴とする。
材を介して座板を固定してなる熱交換器のシール構造に
関し、シール部材が正規位置からずれて組み込まれた場
合に、タンク本体内の流体を外部に確実に流出すること
を目的とする。 【解決手段】 タンク本体19の開口部19aに、シー
ル部材21を介して座板17を固定してなる熱交換器の
シール構造において、前記タンク本体19に、前記シー
ル部材21が前記タンク本体19のシール部19dから
ずれた位置に配置された時に、前記タンク本体19内の
内部流体を外部に導く流体通路19e,19fを形成し
てなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク本体の開口
部に、シール部材を介して座板を固定してなる熱交換器
のシール構造に関する。
部に、シール部材を介して座板を固定してなる熱交換器
のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク本体の開口部に、シール部
材を介して座板を固定してなる熱交換器として、例え
ば、実公平3−51671号公報に開示されるものが知
られている。図20は、この種の熱交換器のシール構造
を示すもので、この熱交換器のシール構造では、樹脂か
らなるタンク本体1の開口部の外周に突出する袴部1a
が形成されている。
材を介して座板を固定してなる熱交換器として、例え
ば、実公平3−51671号公報に開示されるものが知
られている。図20は、この種の熱交換器のシール構造
を示すもので、この熱交換器のシール構造では、樹脂か
らなるタンク本体1の開口部の外周に突出する袴部1a
が形成されている。
【0003】そして、タンク本体1の開口部には、ゴム
製のシール部材2を介して金属製の座板3が配置されて
いる。すなわち、座板3の周辺には、袴部1aに対応す
る位置に凹部3aが形成され、この凹部3aと袴部1a
の底面と間に、シール部材2が配置されている。そし
て、座板3の両端に形成される爪部3bを袴部1aの上
面に向けてカシメ固定することにより、シール部材2が
弾性変形し、座板3が袴部1aに固定されている。
製のシール部材2を介して金属製の座板3が配置されて
いる。すなわち、座板3の周辺には、袴部1aに対応す
る位置に凹部3aが形成され、この凹部3aと袴部1a
の底面と間に、シール部材2が配置されている。そし
て、座板3の両端に形成される爪部3bを袴部1aの上
面に向けてカシメ固定することにより、シール部材2が
弾性変形し、座板3が袴部1aに固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱交換器のシール構造では、タンク本体1と
座板3との組み付け時に、図21に示すように、タンク
本体1の袴部1aの外側にシール部材2が位置した状態
でタンク本体1に座板3が固定されるおそれがある。
うな従来の熱交換器のシール構造では、タンク本体1と
座板3との組み付け時に、図21に示すように、タンク
本体1の袴部1aの外側にシール部材2が位置した状態
でタンク本体1に座板3が固定されるおそれがある。
【0005】そして、このような場合には、タンク本体
1の袴部1aの外側面と凹部3aの外側面とがシール部
材2によりシールされるため、熱交換器の気密試験時
に、タンク本体1内の流体の外部への流出を確認するこ
とができず、車両等に搭載した後に、シール部材2の位
置がずれて冷却液等が漏洩するおそれがある。また、同
様のことは、図22に示すように、タンク本体1の袴部
1aの内側面と凹部3aの内側面との間にシール部材2
が位置した場合にも発生する。
1の袴部1aの外側面と凹部3aの外側面とがシール部
材2によりシールされるため、熱交換器の気密試験時
に、タンク本体1内の流体の外部への流出を確認するこ
とができず、車両等に搭載した後に、シール部材2の位
置がずれて冷却液等が漏洩するおそれがある。また、同
様のことは、図22に示すように、タンク本体1の袴部
1aの内側面と凹部3aの内側面との間にシール部材2
が位置した場合にも発生する。
【0006】本発明は、かかる従来の問題を解決したも
ので、シール部材が正規位置からずれて組み込まれた場
合に、タンク本体内の流体を外部に確実に流出すること
ができる熱交換器のシール構造を提供することを目的と
する。
ので、シール部材が正規位置からずれて組み込まれた場
合に、タンク本体内の流体を外部に確実に流出すること
ができる熱交換器のシール構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の熱交換器のシ
ール構造は、タンク本体の開口部に、シール部材を介し
て座板を固定してなる熱交換器のシール構造において、
前記タンク本体に、前記シール部材が前記タンク本体の
シール部からずれた位置に配置された時に、前記タンク
本体内の内部流体を外部に導く流体通路を形成してなる
ことを特徴とする。
ール構造は、タンク本体の開口部に、シール部材を介し
て座板を固定してなる熱交換器のシール構造において、
前記タンク本体に、前記シール部材が前記タンク本体の
シール部からずれた位置に配置された時に、前記タンク
本体内の内部流体を外部に導く流体通路を形成してなる
ことを特徴とする。
【0008】請求項2の熱交換器のシール構造は、請求
項1記載の熱交換器のシール構造において、前記流体通
路が、前記タンク本体のシール部から外れた位置に形成
される溝部からなることを特徴とする。請求項3の熱交
換器のシール構造は、請求項1記載の熱交換器のシール
構造において、前記流体通路が、前記タンク本体のシー
ル部に形成される貫通穴からなることを特徴とする。
項1記載の熱交換器のシール構造において、前記流体通
路が、前記タンク本体のシール部から外れた位置に形成
される溝部からなることを特徴とする。請求項3の熱交
換器のシール構造は、請求項1記載の熱交換器のシール
構造において、前記流体通路が、前記タンク本体のシー
ル部に形成される貫通穴からなることを特徴とする。
【0009】請求項4の熱交換器のシール構造は、タン
ク本体の開口部に、シール部材を介して座板を固定して
なる熱交換器のシール構造において、前記座板に、前記
シール部材が前記座板のシール部からずれた位置に配置
された時に、前記タンク本体内の内部流体を外部に導く
流体通路を形成してなることを特徴とする。
ク本体の開口部に、シール部材を介して座板を固定して
なる熱交換器のシール構造において、前記座板に、前記
シール部材が前記座板のシール部からずれた位置に配置
された時に、前記タンク本体内の内部流体を外部に導く
流体通路を形成してなることを特徴とする。
【0010】請求項5の熱交換器のシール構造は、請求
項4記載の熱交換器のシール構造において、前記流体通
路が、前記座板のシール部に形成される貫通穴からなる
ことを特徴とする。請求項6の熱交換器のシール構造
は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の熱交
換器のシール構造において、前記シール部材が横断面矩
形状に形成され、前記シール部材には、前記シール部材
が捩れて組み付けられた時に、前記タンク本体内の内部
流体を漏洩するための流体通路が形成されていることを
特徴とする。
項4記載の熱交換器のシール構造において、前記流体通
路が、前記座板のシール部に形成される貫通穴からなる
ことを特徴とする。請求項6の熱交換器のシール構造
は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の熱交
換器のシール構造において、前記シール部材が横断面矩
形状に形成され、前記シール部材には、前記シール部材
が捩れて組み付けられた時に、前記タンク本体内の内部
流体を漏洩するための流体通路が形成されていることを
特徴とする。
【0011】(作用)請求項1の熱交換器のシール構造
では、タンク本体の開口部に、シール部材を介して座板
が固定される。そして、タンク本体と座板との組み付け
後に、シール部材がタンク本体のシール部に正規に位置
している時には、シール部材により、タンク本体内の流
体が外部に流出することが確実に防止される。
では、タンク本体の開口部に、シール部材を介して座板
が固定される。そして、タンク本体と座板との組み付け
後に、シール部材がタンク本体のシール部に正規に位置
している時には、シール部材により、タンク本体内の流
体が外部に流出することが確実に防止される。
【0012】一方、タンク本体と座板との組み付け後
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、タンク本体に形成される流体通
路を通り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。
請求項2の熱交換器のシール構造では、タンク本体のシ
ール部から外れた位置に溝部が形成され、この溝部が流
体通路とされる。
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、タンク本体に形成される流体通
路を通り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。
請求項2の熱交換器のシール構造では、タンク本体のシ
ール部から外れた位置に溝部が形成され、この溝部が流
体通路とされる。
【0013】そして、タンク本体と座板との組み付け後
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、タンク本体に形成される溝部を
通り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。請求
項3の熱交換器のシール構造では、タンク本体のシール
部に貫通穴が形成され、この貫通穴が流体通路とされ
る。
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、タンク本体に形成される溝部を
通り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。請求
項3の熱交換器のシール構造では、タンク本体のシール
部に貫通穴が形成され、この貫通穴が流体通路とされ
る。
【0014】そして、タンク本体と座板との組み付け後
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、タンク本体に形成される貫通穴
を通り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。請
求項4の熱交換器のシール構造では、タンク本体の開口
部に、シール部材を介して座板が固定される。
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、タンク本体に形成される貫通穴
を通り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。請
求項4の熱交換器のシール構造では、タンク本体の開口
部に、シール部材を介して座板が固定される。
【0015】そして、タンク本体と座板との組み付け後
に、シール部材がタンク本体のシール部に正規に位置し
ている時には、シール部材により、タンク本体内の流体
が外部に流出することが確実に防止される。一方、タン
ク本体と座板との組み付け後に、シール部材がタンク本
体のシール部からずれた位置に位置している時には、座
板に形成される流体通路を通り、タンク本体内の内部流
体が外部に導かれる。
に、シール部材がタンク本体のシール部に正規に位置し
ている時には、シール部材により、タンク本体内の流体
が外部に流出することが確実に防止される。一方、タン
ク本体と座板との組み付け後に、シール部材がタンク本
体のシール部からずれた位置に位置している時には、座
板に形成される流体通路を通り、タンク本体内の内部流
体が外部に導かれる。
【0016】請求項5の熱交換器のシール構造では、座
板のシール部に貫通穴が形成され、この貫通穴が流体通
路とされる。そして、タンク本体と座板との組み付け後
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、座板に形成される貫通穴を通
り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。
板のシール部に貫通穴が形成され、この貫通穴が流体通
路とされる。そして、タンク本体と座板との組み付け後
に、シール部材がタンク本体のシール部からずれた位置
に位置している時には、座板に形成される貫通穴を通
り、タンク本体内の内部流体が外部に導かれる。
【0017】請求項6の熱交換器のシール構造では、シ
ール部材が横断面矩形状に形成される。そして、シール
部材が捩れて組み付けられた時には、シール部材に形成
される流体通路を通り、タンク本体内の内部流体が外部
に漏洩される。
ール部材が横断面矩形状に形成される。そして、シール
部材が捩れて組み付けられた時には、シール部材に形成
される流体通路を通り、タンク本体内の内部流体が外部
に漏洩される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
用いて詳細に説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1は、本発明の熱交
換器のシール構造の第1の実施形態を示しており、図2
は、図1の熱交換器のシール構造が適用されるラジエー
タからなる熱交換器を示している。図2に示す熱交換器
では、アルミニウムからなるチューブ11と、アルミニ
ウムからなるコルゲートフィン13とを交互に積層して
コア部15が形成されている。
換器のシール構造の第1の実施形態を示しており、図2
は、図1の熱交換器のシール構造が適用されるラジエー
タからなる熱交換器を示している。図2に示す熱交換器
では、アルミニウムからなるチューブ11と、アルミニ
ウムからなるコルゲートフィン13とを交互に積層して
コア部15が形成されている。
【0020】コア部15の上下には、アルミニウムから
なる座板17が配置され、この座板17に、樹脂からな
るタンク本体19が、図3に示すシール部材21を介し
て固定されている。シール部材21は、EPDM,アク
リルゴム,シリコンゴム等からなり矩形環状に形成され
ている。
なる座板17が配置され、この座板17に、樹脂からな
るタンク本体19が、図3に示すシール部材21を介し
て固定されている。シール部材21は、EPDM,アク
リルゴム,シリコンゴム等からなり矩形環状に形成され
ている。
【0021】そして、座板17とタンク本体19との間
に、座板17およびタンク本体19の外周に沿って配置
されている。図1は、本発明の熱交換器のシール構造の
第1の実施形態を示すもので、この実施形態では、タン
ク本体19の開口部19aの外周に突出する袴部19b
が形成されている。
に、座板17およびタンク本体19の外周に沿って配置
されている。図1は、本発明の熱交換器のシール構造の
第1の実施形態を示すもので、この実施形態では、タン
ク本体19の開口部19aの外周に突出する袴部19b
が形成されている。
【0022】そして、タンク本体19の開口部19aに
は、シール部材21を介して座板17が配置されてい
る。座板17の周辺には、袴部19bに対応する位置に
凹部17aが形成され、この凹部17aと袴部19bの
底面との間に、シール部材21が配置されている。そし
て、袴部19bの底面のシール部材21が当接する部分
が、タンク本体19側のシール部19dとされ、凹部1
7aの内面のシール部材21が当接する部分が座板17
側のシール部とされている。
は、シール部材21を介して座板17が配置されてい
る。座板17の周辺には、袴部19bに対応する位置に
凹部17aが形成され、この凹部17aと袴部19bの
底面との間に、シール部材21が配置されている。そし
て、袴部19bの底面のシール部材21が当接する部分
が、タンク本体19側のシール部19dとされ、凹部1
7aの内面のシール部材21が当接する部分が座板17
側のシール部とされている。
【0023】そして、座板17の両端に形成される爪部
17bを、袴部19bの上面に向けてカシメ固定するこ
とにより、シール部材21が弾性変形され、座板17が
袴部19bに固定されている。この実施形態では、タン
ク本体19の袴部19bの内側面に第1の溝部19eが
形成され、タンク本体19の袴部19bの外側面に第2
の溝部19fが形成されている。
17bを、袴部19bの上面に向けてカシメ固定するこ
とにより、シール部材21が弾性変形され、座板17が
袴部19bに固定されている。この実施形態では、タン
ク本体19の袴部19bの内側面に第1の溝部19eが
形成され、タンク本体19の袴部19bの外側面に第2
の溝部19fが形成されている。
【0024】第1の溝部19eおよび第2の溝部19f
は、袴部19bの上下方向に沿って形成され、図4に示
すように、袴部19bの長手方向に、例えば、1mmの
ピッチで多数形成されている。第1の溝部19eおよび
第2の溝部19fの幅は、例えば0.2mmとされ、深
さは、例えば0.4mmとされる。
は、袴部19bの上下方向に沿って形成され、図4に示
すように、袴部19bの長手方向に、例えば、1mmの
ピッチで多数形成されている。第1の溝部19eおよび
第2の溝部19fの幅は、例えば0.2mmとされ、深
さは、例えば0.4mmとされる。
【0025】この第1の溝部19eおよび第2の溝部1
9fは、例えば、タンク本体19の樹脂成形時に一体成
形される。上述した熱交換器のシール構造では、図1に
示したように、タンク本体19と座板17との組み付け
後に、シール部材21がタンク本体19のシール部19
dに正規に位置している時には、シール部材21によ
り、タンク本体19内の流体が外部に流出することが確
実に防止される。
9fは、例えば、タンク本体19の樹脂成形時に一体成
形される。上述した熱交換器のシール構造では、図1に
示したように、タンク本体19と座板17との組み付け
後に、シール部材21がタンク本体19のシール部19
dに正規に位置している時には、シール部材21によ
り、タンク本体19内の流体が外部に流出することが確
実に防止される。
【0026】一方、例えば、図5に示すように、タンク
本体19と座板17との組み付け後に、シール部材21
がタンク本体19のシール部19dからずれ、袴部19
bの外側面と座板17の外側面との間に位置している時
には、タンク本体19に形成される第1の溝部19eお
よび第2の溝部19fを通り、タンク本体19内の内部
流体が外部に導かれる。
本体19と座板17との組み付け後に、シール部材21
がタンク本体19のシール部19dからずれ、袴部19
bの外側面と座板17の外側面との間に位置している時
には、タンク本体19に形成される第1の溝部19eお
よび第2の溝部19fを通り、タンク本体19内の内部
流体が外部に導かれる。
【0027】また、例えば、図6に示すように、タンク
本体19と座板17との組み付け後に、シール部材21
がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴部1
9bの内側面と座板17の内側面との間に位置している
時には、タンク本体19に形成される第1の溝部19e
および第2の溝部19fを通り、タンク本体19内の内
部流体が外部に導かれる。
本体19と座板17との組み付け後に、シール部材21
がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴部1
9bの内側面と座板17の内側面との間に位置している
時には、タンク本体19に形成される第1の溝部19e
および第2の溝部19fを通り、タンク本体19内の内
部流体が外部に導かれる。
【0028】上述した熱交換器のシール構造では、シー
ル部材21がタンク本体19のシール部19dからずれ
た位置に配置された時に、タンク本体19内の内部流体
を外部に導く流体通路である第1の溝部19eおよび第
2の溝部19fをタンク本体19に形成したので、シー
ル部材21が正規位置からずれて組み込まれた場合に、
タンク本体19内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
ル部材21がタンク本体19のシール部19dからずれ
た位置に配置された時に、タンク本体19内の内部流体
を外部に導く流体通路である第1の溝部19eおよび第
2の溝部19fをタンク本体19に形成したので、シー
ル部材21が正規位置からずれて組み込まれた場合に、
タンク本体19内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
【0029】従って、シール部材21が正規位置からず
れて組み込まれている場合には、熱交換器の組立後にお
いて行われる熱交換器の気密試験時に、例えば、タンク
本体19内に充填されるヘリウム等の気体が外部に流出
し、シール部材21が正規位置からずれて組み込まれて
いることを確実に検出することができる。また、この実
施形態では、タンク本体19のシール部19dから外れ
た位置に第1の溝部19eおよび第2の溝部19fを形
成し、この第1の溝部19eおよび第2の溝部19fを
流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成する
ことができる。
れて組み込まれている場合には、熱交換器の組立後にお
いて行われる熱交換器の気密試験時に、例えば、タンク
本体19内に充填されるヘリウム等の気体が外部に流出
し、シール部材21が正規位置からずれて組み込まれて
いることを確実に検出することができる。また、この実
施形態では、タンク本体19のシール部19dから外れ
た位置に第1の溝部19eおよび第2の溝部19fを形
成し、この第1の溝部19eおよび第2の溝部19fを
流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成する
ことができる。
【0030】(第2の実施形態)図7は、本発明の熱交
換器のシール構造の第2の実施形態を示しており、この
実施形態では、タンク本体19の袴部19bに形成され
る貫通穴19hにより流体通路が形成されている。この
貫通穴19hは、袴部19bの上下方向に形成され、図
8に示すように、袴部19bの長手方向に、例えば、5
mmのピッチで多数形成されている。
換器のシール構造の第2の実施形態を示しており、この
実施形態では、タンク本体19の袴部19bに形成され
る貫通穴19hにより流体通路が形成されている。この
貫通穴19hは、袴部19bの上下方向に形成され、図
8に示すように、袴部19bの長手方向に、例えば、5
mmのピッチで多数形成されている。
【0031】貫通穴19hは、横断面円形状をしてお
り、その直径が、例えば0.5mmとされている。この
貫通穴19hは、例えば、タンク本体19の樹脂成形時
に一体成形される。なお、この実施形態において第1の
実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。
り、その直径が、例えば0.5mmとされている。この
貫通穴19hは、例えば、タンク本体19の樹脂成形時
に一体成形される。なお、この実施形態において第1の
実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0032】上述した熱交換器のシール構造では、図7
に示したように、タンク本体19と座板17との組み付
け後に、シール部材21がタンク本体19のシール部1
9dに正規に位置している時には、シール部材21によ
り、タンク本体19内の流体が外部に流出することが確
実に防止される。一方、例えば、図9に示すように、タ
ンク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材
21がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴
部19bの外側面と座板17の外側面との間に位置して
いる時には、タンク本体19に形成される貫通穴19h
を通り、タンク本体19内の内部流体が外部に導かれ
る。
に示したように、タンク本体19と座板17との組み付
け後に、シール部材21がタンク本体19のシール部1
9dに正規に位置している時には、シール部材21によ
り、タンク本体19内の流体が外部に流出することが確
実に防止される。一方、例えば、図9に示すように、タ
ンク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材
21がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴
部19bの外側面と座板17の外側面との間に位置して
いる時には、タンク本体19に形成される貫通穴19h
を通り、タンク本体19内の内部流体が外部に導かれ
る。
【0033】上述した熱交換器のシール構造では、シー
ル部材21がタンク本体19のシール部19dからずれ
た位置に配置された時に、タンク本体19内の内部流体
を外部に導く流体通路である貫通穴19hを袴部19b
に形成したので、シール部材21が正規位置からずれて
組み込まれた場合に、タンク本体19内の流体を外部に
確実に流出することができる。
ル部材21がタンク本体19のシール部19dからずれ
た位置に配置された時に、タンク本体19内の内部流体
を外部に導く流体通路である貫通穴19hを袴部19b
に形成したので、シール部材21が正規位置からずれて
組み込まれた場合に、タンク本体19内の流体を外部に
確実に流出することができる。
【0034】そして、この実施形態では、タンク本体1
9のシール部19dに貫通穴19hを形成し、この貫通
穴19hを流体通路としたので、流体通路を容易,確実
に形成することができる。 (第3の実施形態)図10は、本発明の熱交換器のシー
ル構造の第3の実施形態を示しており、この実施形態で
は、座板17のシール部17cに形成される貫通穴17
dにより流体通路が形成されている。
9のシール部19dに貫通穴19hを形成し、この貫通
穴19hを流体通路としたので、流体通路を容易,確実
に形成することができる。 (第3の実施形態)図10は、本発明の熱交換器のシー
ル構造の第3の実施形態を示しており、この実施形態で
は、座板17のシール部17cに形成される貫通穴17
dにより流体通路が形成されている。
【0035】この貫通穴17dは、座板17の上下方向
に形成され、図11に示すように、座板17の長手方向
に、例えば、5mmのピッチで多数形成されている。貫
通穴17dは、横断面円形状をしており、その直径が、
例えば0.5mmとされている。この貫通穴17dは、
例えば、アルミニウムからなる座板17の成形時に一体
成形される。
に形成され、図11に示すように、座板17の長手方向
に、例えば、5mmのピッチで多数形成されている。貫
通穴17dは、横断面円形状をしており、その直径が、
例えば0.5mmとされている。この貫通穴17dは、
例えば、アルミニウムからなる座板17の成形時に一体
成形される。
【0036】なお、この実施形態において第1の実施形
態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。上述した熱交換器のシール構造では、図10
に示したように、タンク本体19と座板17との組み付
け後に、シール部材21がタンク本体19のシール部1
9dに正規に位置している時には、シール部材21によ
り、タンク本体19内の流体が外部に流出することが確
実に防止される。
態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。上述した熱交換器のシール構造では、図10
に示したように、タンク本体19と座板17との組み付
け後に、シール部材21がタンク本体19のシール部1
9dに正規に位置している時には、シール部材21によ
り、タンク本体19内の流体が外部に流出することが確
実に防止される。
【0037】一方、例えば、図12に示すように、タン
ク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材2
1がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴部
19bの外側面と座板17の外側面との間に位置してい
る時には、座板17に形成される貫通穴17dを通り、
タンク本体19内の内部流体が外部に導かれる。上述し
た熱交換器のシール構造では、シール部材21がタンク
本体19のシール部19dからずれた位置に配置された
時に、タンク本体19内の内部流体を外部に導く流体通
路である貫通穴17dを座板17に形成したので、シー
ル部材21が正規位置からずれて組み込まれた場合に、
タンク本体19内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
ク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材2
1がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴部
19bの外側面と座板17の外側面との間に位置してい
る時には、座板17に形成される貫通穴17dを通り、
タンク本体19内の内部流体が外部に導かれる。上述し
た熱交換器のシール構造では、シール部材21がタンク
本体19のシール部19dからずれた位置に配置された
時に、タンク本体19内の内部流体を外部に導く流体通
路である貫通穴17dを座板17に形成したので、シー
ル部材21が正規位置からずれて組み込まれた場合に、
タンク本体19内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
【0038】そして、この実施形態では、タンク本体1
9の座板17に貫通穴17dを形成し、この貫通穴17
dを流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成
することができる。 (第4の実施形態)図13は、本発明の熱交換器のシー
ル構造の第4の実施形態を示しており、この実施形態で
は、座板17の外側面に凹溝部17eが形成され、この
凹溝部17eが流体通路とされている。
9の座板17に貫通穴17dを形成し、この貫通穴17
dを流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成
することができる。 (第4の実施形態)図13は、本発明の熱交換器のシー
ル構造の第4の実施形態を示しており、この実施形態で
は、座板17の外側面に凹溝部17eが形成され、この
凹溝部17eが流体通路とされている。
【0039】この凹溝部17eは、座板17の上下方向
に形成され、図14に示すように、座板17の長手方向
に、例えば、5mmのピッチで多数形成されている。凹
溝部17eは、横断面半円状をしており、その直径が、
例えば0.5mmとされている。
に形成され、図14に示すように、座板17の長手方向
に、例えば、5mmのピッチで多数形成されている。凹
溝部17eは、横断面半円状をしており、その直径が、
例えば0.5mmとされている。
【0040】この凹溝部17eは、例えば、アルミニウ
ムからなる座板17の成形時に一体成形される。なお、
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材に
は、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。上述し
た熱交換器のシール構造では、図13に示したように、
タンク本体19と座板17との組み付け後に、シール部
材21がタンク本体19のシール部19dに正規に位置
している時には、シール部材21により、タンク本体1
9内の流体が外部に流出することが確実に防止される。
ムからなる座板17の成形時に一体成形される。なお、
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材に
は、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。上述し
た熱交換器のシール構造では、図13に示したように、
タンク本体19と座板17との組み付け後に、シール部
材21がタンク本体19のシール部19dに正規に位置
している時には、シール部材21により、タンク本体1
9内の流体が外部に流出することが確実に防止される。
【0041】一方、例えば、図15に示すように、タン
ク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材2
1がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴部
19bの外側面と座板17の外側面との間に位置してい
る時には、座板17に形成される凹溝部17eを通り、
タンク本体19内の内部流体が外部に導かれる。上述し
た熱交換器のシール構造では、シール部材21がタンク
本体19のシール部19dからずれた位置に配置された
時に、タンク本体19内の内部流体を外部に導く流体通
路である凹溝部17eを座板17に形成したので、シー
ル部材21が正規位置からずれて組み込まれた場合に、
タンク本体19内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
ク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材2
1がタンク本体19のシール部19dからずれた、袴部
19bの外側面と座板17の外側面との間に位置してい
る時には、座板17に形成される凹溝部17eを通り、
タンク本体19内の内部流体が外部に導かれる。上述し
た熱交換器のシール構造では、シール部材21がタンク
本体19のシール部19dからずれた位置に配置された
時に、タンク本体19内の内部流体を外部に導く流体通
路である凹溝部17eを座板17に形成したので、シー
ル部材21が正規位置からずれて組み込まれた場合に、
タンク本体19内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
【0042】そして、この実施形態では、タンク本体1
9の座板17に凹溝部17eを形成し、この凹溝部17
eを流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成
することができる。 (第5の実施形態)図16は、本発明の熱交換器のシー
ル構造の第5の実施形態を示しており、この実施形態で
は、図17に示すように、シール部材21Aが横断面矩
形状に形成されている。
9の座板17に凹溝部17eを形成し、この凹溝部17
eを流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成
することができる。 (第5の実施形態)図16は、本発明の熱交換器のシー
ル構造の第5の実施形態を示しており、この実施形態で
は、図17に示すように、シール部材21Aが横断面矩
形状に形成されている。
【0043】そして、シール部材21Aには、シール部
材21Aが捩れて組み付けられた時に、タンク本体19
内の内部流体を漏洩するための凹溝部21aからなる流
体通路が形成されている。凹溝部21aは、シール部材
21Aの上下方向に形成され、シール部材21Aの長手
方向に、所定間隔を置いて形成されている。
材21Aが捩れて組み付けられた時に、タンク本体19
内の内部流体を漏洩するための凹溝部21aからなる流
体通路が形成されている。凹溝部21aは、シール部材
21Aの上下方向に形成され、シール部材21Aの長手
方向に、所定間隔を置いて形成されている。
【0044】そして、タンク本体19の袴部19bに
は、第1の実施形態と同様に、第1の溝部19eおよび
第2の溝部19fが形成されている。なお、この実施形
態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。上述した熱交換器の
シール構造では、図16に示したように、タンク本体1
9と座板17との組み付け後に、シール部材21Aが袴
部19bのシール部19dに正規に位置しており、か
つ、シール部材21Aが捩れていない時には、シール部
材21Aに形成される凹溝部21aが側方に位置し、シ
ール部材21Aにより、タンク本体19内の流体が外部
に流出することが確実に防止される。
は、第1の実施形態と同様に、第1の溝部19eおよび
第2の溝部19fが形成されている。なお、この実施形
態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。上述した熱交換器の
シール構造では、図16に示したように、タンク本体1
9と座板17との組み付け後に、シール部材21Aが袴
部19bのシール部19dに正規に位置しており、か
つ、シール部材21Aが捩れていない時には、シール部
材21Aに形成される凹溝部21aが側方に位置し、シ
ール部材21Aにより、タンク本体19内の流体が外部
に流出することが確実に防止される。
【0045】一方、例えば、図18に示すように、タン
ク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材2
1Aがタンク本体19のシール部19dからずれ、袴部
19bの外側面と座板17の外側面との間に位置してい
る時には、タンク本体19の袴部19bに形成される第
1の溝部19eおよび第2の溝部19fを通り、タンク
本体19内の内部流体が外部に導かれる。
ク本体19と座板17との組み付け後に、シール部材2
1Aがタンク本体19のシール部19dからずれ、袴部
19bの外側面と座板17の外側面との間に位置してい
る時には、タンク本体19の袴部19bに形成される第
1の溝部19eおよび第2の溝部19fを通り、タンク
本体19内の内部流体が外部に導かれる。
【0046】そして、さらに、図19に示すように、シ
ール部材21Aが捩れて組み付けられた時には、シール
部材21Aに形成される凹溝部21aが袴部19bのシ
ール部19d側に位置し、タンク本体19内の内部流体
が外部に漏洩される。この実施形態の熱交換器のシール
構造では、シール部材21Aが捩れて組み付けられた時
にも、タンク本体19内の流体を外部に確実に流出する
ことができる。
ール部材21Aが捩れて組み付けられた時には、シール
部材21Aに形成される凹溝部21aが袴部19bのシ
ール部19d側に位置し、タンク本体19内の内部流体
が外部に漏洩される。この実施形態の熱交換器のシール
構造では、シール部材21Aが捩れて組み付けられた時
にも、タンク本体19内の流体を外部に確実に流出する
ことができる。
【0047】従って、熱交換器の気密試験時に、シール
部材21Aが正規位置からずれて組み込まれているこ
と、および、シール部材21Aが捩れて組み付けられて
いることを確実に検出することができる。なお、上述し
た実施形態では、本発明をラジエータからなる熱交換器
に適用した例について説明したが、本発明はかかる実施
形態に限定されるものではなく、例えば、コンデンサ,
オイルクーラ等の熱交換器にも広く適用することができ
る。
部材21Aが正規位置からずれて組み込まれているこ
と、および、シール部材21Aが捩れて組み付けられて
いることを確実に検出することができる。なお、上述し
た実施形態では、本発明をラジエータからなる熱交換器
に適用した例について説明したが、本発明はかかる実施
形態に限定されるものではなく、例えば、コンデンサ,
オイルクーラ等の熱交換器にも広く適用することができ
る。
【0048】また、上述した実施形態では、座板17に
凹部17aを形成した例について説明したが、本発明は
かかる実施形態に限定されるものではなく、凹部17a
は必ずしも形成されている必要はない。さらに、上述し
た実施形態では、タンク本体19を樹脂により形成した
例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定
されるものではなく、例えば、金属により形成しても良
い。
凹部17aを形成した例について説明したが、本発明は
かかる実施形態に限定されるものではなく、凹部17a
は必ずしも形成されている必要はない。さらに、上述し
た実施形態では、タンク本体19を樹脂により形成した
例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定
されるものではなく、例えば、金属により形成しても良
い。
【0049】また、上述した実施形態では、シール部材
21,21Aを横断面矩形状に形成した例について説明
したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでは
なく、例えば、横断面楕円状あるいは円形状であっても
良い。
21,21Aを横断面矩形状に形成した例について説明
したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでは
なく、例えば、横断面楕円状あるいは円形状であっても
良い。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の熱交換器
のシール構造では、シール部材がタンク本体のシール部
からずれた位置に配置された時に、タンク本体内の内部
流体を外部に導く流体通路をタンク本体に形成したの
で、シール部材が正規位置からずれて組み込まれた場合
に、タンク本体内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
のシール構造では、シール部材がタンク本体のシール部
からずれた位置に配置された時に、タンク本体内の内部
流体を外部に導く流体通路をタンク本体に形成したの
で、シール部材が正規位置からずれて組み込まれた場合
に、タンク本体内の流体を外部に確実に流出することが
できる。
【0051】従って、熱交換器の気密試験時に、シール
部材が正規位置からずれて組み込まれていることを確実
に検出することができる。請求項2の熱交換器のシール
構造では、タンク本体のシール部から外れた位置に溝部
を形成し、この溝部を流体通路としたので、流体通路を
容易,確実に形成することができる。
部材が正規位置からずれて組み込まれていることを確実
に検出することができる。請求項2の熱交換器のシール
構造では、タンク本体のシール部から外れた位置に溝部
を形成し、この溝部を流体通路としたので、流体通路を
容易,確実に形成することができる。
【0052】請求項3の熱交換器のシール構造では、タ
ンク本体のシール部に貫通穴を形成し、この貫通穴を流
体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成するこ
とができる。請求項4の熱交換器のシール構造では、シ
ール部材がタンク本体のシール部からずれた位置に配置
された時に、タンク本体内の内部流体を外部に導く流体
通路を座板に形成したので、シール部材が正規位置から
ずれて組み込まれた場合に、タンク本体内の流体を外部
に確実に流出することができる。
ンク本体のシール部に貫通穴を形成し、この貫通穴を流
体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成するこ
とができる。請求項4の熱交換器のシール構造では、シ
ール部材がタンク本体のシール部からずれた位置に配置
された時に、タンク本体内の内部流体を外部に導く流体
通路を座板に形成したので、シール部材が正規位置から
ずれて組み込まれた場合に、タンク本体内の流体を外部
に確実に流出することができる。
【0053】従って、熱交換器の気密試験時に、シール
部材が正規位置からずれて組み込まれていることを確実
に検出することができる。請求項5の熱交換器のシール
構造では、座板のシール部に貫通穴を形成し、この貫通
穴を流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成
することができる。請求項6の熱交換器のシール構造で
は、シール部材が捩れて組み付けられた時にも、タンク
本体内の流体を外部に確実に流出することができる。
部材が正規位置からずれて組み込まれていることを確実
に検出することができる。請求項5の熱交換器のシール
構造では、座板のシール部に貫通穴を形成し、この貫通
穴を流体通路としたので、流体通路を容易,確実に形成
することができる。請求項6の熱交換器のシール構造で
は、シール部材が捩れて組み付けられた時にも、タンク
本体内の流体を外部に確実に流出することができる。
【0054】従って、熱交換器の気密試験時に、シール
部材が正規位置からずれて組み込まれていること、およ
び、シール部材が捩れて組み付けられていることを確実
に検出することができる。
部材が正規位置からずれて組み込まれていること、およ
び、シール部材が捩れて組み付けられていることを確実
に検出することができる。
【図1】本発明の熱交換器のシール構造の第1の実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】図1の熱交換器のシール構造が適用される熱交
換器を示す正面図である。
換器を示す正面図である。
【図3】図1の熱交換器のシール構造に使用されるシー
ル部材を示す斜視図である。
ル部材を示す斜視図である。
【図4】図1のタンク本体の袴部を示す底面図である。
【図5】図1の熱交換器のシール構造においてシール部
材が外側にずれた状態を示す説明図である。
材が外側にずれた状態を示す説明図である。
【図6】図1の熱交換器のシール構造においてシール部
材が内側にずれた状態を示す説明図である。
材が内側にずれた状態を示す説明図である。
【図7】本発明の熱交換器のシール構造の第2の実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図8】図7のタンク本体の袴部を示す底面図である。
【図9】図7の熱交換器のシール構造においてシール部
材が外側にずれた状態を示す説明図である。
材が外側にずれた状態を示す説明図である。
【図10】本発明の熱交換器のシール構造の第3の実施
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図11】図10の座板を示す底面図である。
【図12】図10の熱交換器のシール構造においてシー
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
【図13】本発明の熱交換器のシール構造の第4の実施
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図14】図13の座板を示す側面図である。
【図15】図13の熱交換器のシール構造においてシー
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
【図16】本発明の熱交換器のシール構造の第5の実施
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図17】図16の熱交換器のシール構造に使用される
シール部材を示す斜視図である。
シール部材を示す斜視図である。
【図18】図16の熱交換器のシール構造においてシー
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
【図19】図16の熱交換器のシール構造においてシー
ル部材が捩れて配置された状態を示す説明図である。
ル部材が捩れて配置された状態を示す説明図である。
【図20】従来の熱交換器のシール構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図21】図20の熱交換器のシール構造においてシー
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
ル部材が外側にずれた状態を示す説明図である。
【図22】図20の熱交換器のシール構造においてシー
ル部材が内側にずれた状態を示す説明図である。
ル部材が内側にずれた状態を示す説明図である。
17 座板 17c シール部 17d 貫通穴 17e 凹溝部 19 タンク本体 19a 開口部 19b 袴部 19d シール部 19e 第1の溝部 19f 第2の溝部 19h 貫通穴 21 シール部材 21a 凹溝部
Claims (6)
- 【請求項1】 タンク本体(19)の開口部(19a)
に、シール部材(21,21A)を介して座板(17)
を固定してなる熱交換器のシール構造において、 前記タンク本体(19)に、前記シール部材(21,2
1A)が前記タンク本体(19)のシール部(19d)
からずれた位置に配置された時に、前記タンク本体(1
9)内の内部流体を外部に導く流体通路(19e,19
f,19h)を形成してなることを特徴とする熱交換器
のシール構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器のシール構造に
おいて、 前記流体通路が、前記タンク本体(19)のシール部
(19d)から外れた位置に形成される溝部(19e,
19f)からなることを特徴とする熱交換器のシール構
造。 - 【請求項3】 請求項1記載の熱交換器のシール構造に
おいて、 前記流体通路が、前記タンク本体(19)のシール部
(19d)に形成される貫通穴(19h)からなること
を特徴とする熱交換器のシール構造。 - 【請求項4】 タンク本体(19)の開口部(19a)
に、シール部材(21,21A)を介して座板(17)
を固定してなる熱交換器のシール構造において、 前記座板(17)に、前記シール部材(21,21A)
が前記座板(17)のシール部(17c)からずれた位
置に配置された時に、前記タンク本体(19)内の内部
流体を外部に導く流体通路(17d,17e)を形成し
てなることを特徴とする熱交換器のシール構造。 - 【請求項5】 請求項4記載の熱交換器のシール構造に
おいて、 前記流体通路が、前記座板(17)のシール部(17
c)に形成される貫通穴(17d)からなることを特徴
とする熱交換器のシール構造。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
記載の熱交換器のシール構造において、 前記シール部材(21A)が横断面矩形状に形成され、
前記シール部材(21A)には、前記シール部材(21
A)が捩れて組み付けられた時に、前記タンク本体(1
9)内の内部流体を漏洩するための流体通路(21a)
が形成されていることを特徴とする熱交換器のシール構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000398900A JP2002195781A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 熱交換器のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000398900A JP2002195781A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 熱交換器のシール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002195781A true JP2002195781A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18863770
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000398900A Pending JP2002195781A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 熱交換器のシール構造 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2002195781A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20080027066A (ko) * | 2006-09-22 | 2008-03-26 | 한라공조주식회사 | 라디에이터 |
WO2017069280A1 (ja) * | 2015-10-22 | 2017-04-27 | 株式会社ティラド | 熱交換器およびその組立て方法 |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000398900A patent/JP2002195781A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20080027066A (ko) * | 2006-09-22 | 2008-03-26 | 한라공조주식회사 | 라디에이터 |
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