JP2002195631A - 室内環境判定装置およびそれを用いた空気調和機 - Google Patents

室内環境判定装置およびそれを用いた空気調和機

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JP2002195631A JP2000394460A JP2000394460A JP2002195631A JP 2002195631 A JP2002195631 A JP 2002195631A JP 2000394460 A JP2000394460 A JP 2000394460A JP 2000394460 A JP2000394460 A JP 2000394460A JP 2002195631 A JP2002195631 A JP 2002195631A
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Sanae Kagawa
早苗 香川
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入室することなく離れたところで室内環境を
知ることができ、室内管理に不慣れな人でも迅速かつ適
切な換気等の対応が効率よくできる室内環境判定装置お
よびそれを用いた空気調和機を提供する。 【解決手段】 子機4〜6の環境センサ4a〜6aにより
検知された室内環境の情報を子機4〜6の通信部4b〜
6bにより親機3に夫々送信する。上記子機4〜6の通
信部4b〜6bからの室内環境の情報を親機3の通信部3
aにより受信し、その室内環境の情報に基づいて室内環
境を親機3の室内環境判定部3bにより判定し、その室
内環境判定部3bの判定結果に基づいて親機3の表示部
3dにより室内管理情報を人に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内環境判定装
置およびそれを用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、室内の換気や掃除等の家事は、家事を行う人の感覚
に基づく判断により行っているため、家事に不慣れな人
は、過剰に神経を使いながら室内の換気や掃除を行った
り、換気をしても除湿できないような室外の相対湿度が
高い日に窓を開けたりして、適切な換気や掃除ができな
いという問題がある。また、換気や掃除の対象となる部
屋が普段は人のいない場合には、その部屋に入って室内
の環境を判断しなければならず、迅速な対応ができない
という問題がある。
【0003】そこで、この発明の目的は、普段は人のい
ない室内における室内環境の状態を管理者に通知するこ
とにより、入室することなく離れたところで室内環境を
知ることができ、室内管理に不慣れな人でも迅速かつ適
切な換気等の対応が効率よくできる室内環境判定装置お
よびそれを用いた空気調和機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の室内環境判定装置は、室内環境を検知す
る環境センサと、上記環境センサにより検知された室内
環境の情報を送信する送信部とを有する子機と、上記子
機の送信部からの室内環境の情報を受信する受信部と、
上記受信部により受信された室内環境の情報に基づいて
上記室内環境を判定する室内環境判定部と、上記室内環
境判定部の判定結果に基づく室内管理情報を人に通知す
る通知部とを有する親機とを備えたことを特徴としてい
る。
【0005】上記請求項1の室内環境判定装置によれ
ば、住宅等の部屋や押し入れ,納戸等に、温度,相対湿
度,結露,埃および臭い等を検出する上記環境センサを有
する子機を設置し、その子機の環境センサにより検出さ
れた室内環境の情報(温度,相対湿度,結露の程度,埃の量
および臭い濃度等)を上記送信部により上記親機に送信
する。そして、上記子機の送信部からの室内環境の情報
を上記親機の受信部により受信して、受信された室内環
境の情報に基づいて室内環境判定部により室内環境を判
定して、その判定結果に基づく室内管理情報を上記親機
の通知部により人に通知する。この室内環境判定部の判
定結果に基づく室内管理情報としては、室内の温度,相
対湿度,結露,埃および臭い等の検出データやその検出デ
ータから判断される室内環境を改善するための対処(換
気や除湿等)に関わる情報が好ましい。したがって、管
理が必要な箇所に子機を設置して、子機が設置された室
内環境の情報を親機に伝えて室内環境を判定し、その親
機から管理者に室内管理情報を通知することによって、
入室することなく離れたところで室内環境の状況や室内
管理について知ることができ、室内管理に不慣れな人で
も室内管理情報に応じて迅速かつ適切な換気等の対応を
効率よく行うことができる。
【0006】また、請求項2の室内環境判定装置は、室
内環境を検知する環境センサと、上記環境センサにより
検知された室内環境の情報に基づいて上記室内環境を判
定する室内環境判定部と、上記室内環境判定部の判定結
果を送信する送信部とを有する子機と、上記子機の送信
部からの上記室内環境判定部の判定結果を受信する受信
部と、上記受信部により受信された上記判定結果に基づ
く室内管理情報を人に通知する通知部とを有する親機と
を備えたことを特徴としている。
【0007】上記請求項2の室内環境判定装置によれ
ば、住宅等の部屋や押し入れ,納戸等に、温度,相対湿
度,結露,埃および臭い等を検出する上記環境センサを有
する子機を設置し、その子機の環境センサにより検出さ
れた室内環境の情報(温度,相対湿度,結露,埃および臭い
等)に基づいて子機の室内環境判定部により室内環境を
判定して、その判定結果を上記子機の送信部により上記
親機に送信する。そして、上記子機の送信部からの上記
判定結果を上記親機の受信部により受信して、上記受信
部により受信された判定結果に基づく室内管理情報を上
記親機の通知部により人に通知する。この室内環境判定
部の判定結果に基づく室内管理情報としては、室内の温
度,相対湿度,結露,埃および臭い等の検出データやその
検出データから判断される室内環境を改善するための対
処(換気や除湿等)に関わる情報が好ましい。したがっ
て、管理が必要な箇所に子機を設置して、子機からその
子機が設置された室内環境の判定結果を親機に伝えて、
その親機から管理者に室内管理情報を通知することによ
って、入室することなく離れたところで室内環境の状況
や室内管理について知ることができ、室内管理に不慣れ
な人でも室内管理情報に応じて迅速かつ適切な換気等の
対応を効率よく行うことができる。
【0008】また、請求項3の室内環境判定装置は、請
求項1または2の室内環境判定装置において、上記親機
は、上記室内環境判定部の判定結果に基づいて室内をど
のように管理するかを指示するための室内管理情報を作
成する室内管理情報作成部を備え、上記親機の上記通知
部により上記室内管理情報作成部により作成された室内
管理情報を人に通知することを特徴としている。
【0009】上記請求項3の室内環境判定装置によれ
ば、上記親機の室内管理情報作成部によって、上記室内
環境判定部の判定結果に基づいて室内をどのように管理
するかを指示するための室内管理情報を作成し、その室
内管理情報を上記親機の上記通知部により部屋の管理者
に通知するので、管理者が室内環境の情報に基づいてど
のように室内環境を改善するのか判断する必要がなく、
管理者は適切な対応ができる。
【0010】また、請求項4の室内環境判定装置は、請
求項3の室内環境判定装置において、上記親機は、上記
受信部により空気調和機の室外機からの室外環境の情報
を受信して、その室外環境の情報と上記室内環境判定部
の判定結果に基づいて上記室内管理情報作成部により室
内管理情報を作成することを特徴としている。
【0011】上記室内環境判定部の判定結果のみにより
室内管理について指示する場合は、例えば、室内の相対
湿度が高いので換気により室内環境を改善しようとして
も、室外の相対湿度が室内よりも高いと、窓を開けて換
気しても効果はない。そこで、上記請求項4の室内環境
判定装置によれば、室外機からの室外環境の情報と室内
環境判定部の判定結果に基づいて室内管理について指示
するとき、例えば、室内の相対湿度が高くかつ室外の相
対湿度が室内より高い場合は、換気を指示せずに除湿機
等を用いた他の改善策を実施するように指示内容を変え
ることが可能となる。したがって、室外環境を考慮し
て、適切な室内環境の改善方法を管理者に指示すること
ができる。
【0012】また、請求項5の空気調和機は、請求項1
乃至4のいずれか1つの室内環境判定装置を用いたこと
を特徴としている。
【0013】上記請求項5の空気調和機によれば、例え
ば、部屋の空気調和機のリモートコントローラ(以下、
リモコンという)に上記室内環境判定装置を用いたり、
空気調和機本体に上記室内環境判定装置を用いたりする
ことによって、除湿機能を有する空気調和機と室内環境
判定装置により総合的な室内環境の管理を行うことが可
能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の室内環境判定装
置およびそれを用いた空気調和機を図示の実施の形態に
より詳細に説明する。
【0015】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態の室内環境判定装置を用いた空気調和機の概略ブ
ロック図であり、1は室内機、2は上記室内機1と連絡
配線10を介して接続された室外機、3は上記室内機1
と通信するリモコンを兼ねた親機、4〜6は上記親機3
とそれぞれ相互に通信を行う子機である。上記子機4
は、家電機器11と相互に通信を行うと共に、子機4は
家電機器11のリモコンとしても動作する。また、上記
子機6は、家電機器12に内蔵されている。上記親機3
と子機4〜5で室内環境判定装置を構成している。
【0016】また、上記子機4は、環境センサ部4aと
送信部としての通信部4bとを備え、子機5は、環境セ
ンサ部5aと送信部としての通信部5bとを備え、子機6
は、環境センサ部6aと送信部としての通信部6bとを備
えている。上記環境センサ部4a〜6aは、温度センサ,
相対湿度センサ,ダストセンサ,ガスセンサ,CO2セン
サ,結露センサおよびVOC(Volatile Organic Compoub
d;揮発性有機化合物)センサとを備えている。上記環境
センサ部4a〜6aにより検出された室内環境の情報(室
内の温度,相対湿度,ダスト量,ガス濃度,CO2濃度,結露
量およびVOC濃度)を上記通信部4b〜6bにより親機
3に夫々送信する。
【0017】また、上記親機3は、上記子機4〜6から
の室内環境の情報を受信する受信部としての通信部3a
と、上記通信部3aにより受信された室内環境の情報に
基づいて室内環境を判定する室内環境判定部3bと、上
記室内環境判定部3bの判定結果に基づいて室内をどの
ように管理するかを指示するための室内管理情報を作成
する室内管理情報作成部3cと、上記室内管理情報作成
部3cにより作成された室内管理情報を表示する通知部
としての表示部3dとを備えている。
【0018】さらに、上記室外機2は、温度センサ,相
対湿度センサ,ダストセンサ,花粉センサおよびNOxセ
ンサを有する環境センサ部2aと、上記環境センサ部2a
の各センサにより検出された室外環境の情報(室内の温
度,相対湿度,ダスト量,花粉量,NOx濃度)を送信する通
信部2bとを備えている。この室内機1の通信部1aと室
外機2の通信部2bとは、連絡配線10を介して相互に
通信を行う。
【0019】また、上記室内機1は、室外機2の通信部
2bからの室外環境の情報を受信すると共に、室外環境
情報を親機3に送信する通信部1aを備えている。
【0020】なお、上記子機4〜6の通信部4b〜6bそ
れぞれと親機3の通信部3aとの通信は、赤外線または
無線を用いると共に、親機3の通信部3aと室内機1の
通信部1aとの通信は、赤外線または無線を用いてい
る。
【0021】上記構成の室内環境判定装置を用いた空気
調和機において、子機4では、環境センサ部4aにより
室内環境の情報(室内の温度,相対湿度,ダスト量,ガス濃
度,CO2濃度,結露量およびVOC濃度)を検出し、その
検出された室内環境の情報を通信部4bにより親機3に
送信する。上記子機4の通信部4bからの室内環境の情
報を親機3の通信部3aにより受信して、受信された室
内環境の情報に基づいて室内環境判定部3bにより室内
環境を判定する。その室内環境判定部3bの判定結果と
室外機2の環境センサ部2aにより検出された室外環境
の情報に基づいて、室内管理情報作成部3cは、室内を
どのように管理するかを指示するための室内管理情報を
作成し、その室内管理情報を表示部3dに表示すること
により管理者に指示する。
【0022】例えば、上記室内環境判定部3bで相対湿
度が基準値を越えているか否かを判定して、相対湿度が
基準値を越えていると判定すると、その判定結果と室外
環境の情報に基づいて室内管理情報作成部3cは、室外
の相対湿度が室内の相対湿度よりも低く換気により室内
環境が改善される場合は、換気の指示を行い、室外の相
対湿度が室内の相対湿度よりも高いために換気では室内
環境が改善されないような場合は、除湿機等を用いた対
処を指示(表示部3dにより表示)する。一方、上記室内
環境判定部3bで相対湿度が基準値を越えていないと判
定すると、その判定結果に基づいて室内管理情報作成部
3cは、室内環境を改善する必要のないことを指示(表示
部3dにより表示)するか、または、なにも指示しない。
【0023】以下、子機5,6においても各部屋の室内
環境情報を親機31に伝えて、親機31で同様の処理を
行う。
【0024】このように、複数の子機4〜6を管理が必
要な箇所に夫々設置して、各子機4〜6が設置された室
内環境の情報を1つの親機3に集めて、その親機3から
管理者に通知することによって、入室することなく離れ
たところで室内環境を知ることができ、室内管理に不慣
れな人でも室内管理情報に応じて迅速かつ適切な換気等
の対応を効率よく行うことができる。
【0025】(第2実施形態)図2はこの発明の第2実
施形態の室内環境判定装置を用いた空気調和機の概略ブ
ロック図であり、この第2実施形態の室内環境判定装置
は、室内環境判定部を除いて第1実施形態の室内環境判
定装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照
番号を付して説明を省略する。
【0026】図2に示すように、第1実施形態の室内環
境判定装置との違いは、親機3に室内環境判定部がな
く、子機4〜6に、環境センサ4a〜6aにより検知され
た室内環境の情報に基づいて室内環境を判定する室内環
境判定部4c〜6cを夫々備えていることである。
【0027】上記構成の室内環境判定装置を用いた空気
調和機では、子機4〜6の環境センサ部4a〜6aにより
検出された室内環境の情報に基づいて室内環境判定部4
c〜6cにより室内環境を判定し、その判定結果を通信部
4b〜6bにより夫々送信する。上記子機4の通信部4b
からの判定結果を親機3の通信部3aにより受信して、
受信された判定結果と室外機2の環境センサ部2aによ
り検出された室外環境の情報に基づいて、室内管理情報
作成部3cは、室内をどのように管理するかを指示する
ための室内管理情報を作成し、その室内管理情報を表示
部3dに表示することにより管理者に指示する。
【0028】この第2実施形態の室内環境判定装置を用
いた空気調和機は、第1実施形態と同様の効果を有す
る。
【0029】(第3実施形態)図3はこの発明の第3実
施形態の室内環境判定装置を用いたマルチ型空気調和機
の概略ブロック図であり、21〜24は室内機、25は
上記室内機21〜24と連絡配線41を介して接続され
た室外機、31は上記室内機21と通信するリモコンを
兼ねた親機、32〜34は上記親機31とそれぞれの室
内機21〜24と通信を行うリモコンを兼ねた子機であ
る。
【0030】また、上記子機32は、環境センサ部32
aと送信部としての通信部32bとを備え、子機33は、
環境センサ部33aと送信部としての通信部33bとを備
え、子機34は、環境センサ部34aと送信部としての
通信部34bとを備えている。上記環境センサ部32a〜
34aは、温度センサ,相対湿度センサ,ダストセンサ,ガ
スセンサ,CO2センサ,結露センサおよびVOCセンサ
を有している。上記環境センサ部32a〜34aにより検
出された室内環境の情報を上記通信部32b〜34bによ
り室内機22〜24に夫々送信する。
【0031】また、上記親機31は、上記子機32〜3
4からの室内環境の情報を受信する受信部としての通信
部31aと、上記通信部31aにより受信された室内環境
の情報に基づいて室内環境を判定する室内環境判定部3
1bと、上記室内環境判定部31bの判定結果に基づいて
室内をどのように管理するかを指示するための室内管理
情報を作成する室内管理情報作成部31cと、上記室内
管理情報作成部3cにより作成された室内管理情報を表
示する通知部としての表示部31dとを備えている。
【0032】さらに、上記室外機25は、温度センサ,
相対湿度センサ,ダストセンサ,花粉センサおよびNOx
センサとを有する環境センサ部25aと通信部25bとを
備えている。
【0033】上記室内機21は、室外機25からの室外
環境の情報(室内の温度,相対湿度,ダスト量,花粉量,N
Ox濃度)を受信し、その室外環境情報を親機31に送信
する通信部21aを備えている。
【0034】上記構成の室内環境判定装置を用いたマル
チ型空気調和機において、子機32では、環境センサ部
32aにより室内環境の情報(室内の温度,相対湿度,ダス
ト量,ガス濃度,CO2濃度,結露量およびVOC濃度)を
検出し、その検出された室内環境の情報を通信部32b
により室内機22に送信する。上記室内機22の通信部
22aにより子機32からの室内環境の情報を受けて、
さらにその子機32からの室内環境の情報を通信部22
aにより室外機25に送信する。そうすると、上記室外
機25の通信部25bは、受信された子機32からの室
内環境の情報を室内機21に送信し、室内機21の通信
部21aは、受信された子機32からの室内環境の情報
を親機31に送信する。このようにして、子機32にお
ける室内環境の情報を室内機22,室外機25および室
内機21を介して親機31に伝える。以下、子機33,
34においても同様に各部屋の室内環境の情報を親機3
1に伝える。
【0035】次に、上記親機31の通信部31aにより
子機32の通信部32bからの室内環境の情報を受信し
て、受信された室内環境の情報に基づいて室内環境判定
部31bにより室内環境を判定する。その室内環境判定
部31bの判定結果と室外機25の環境センサ部25aに
より検出された室外環境の情報に基づいて、室内管理情
報作成部31dは、室内をどのように管理するかを指示
するための室内管理情報を作成し、その室内管理情報を
表示部31dに表示することにより管理者に指示する。
【0036】このように、複数の子機32〜34を管理
が必要な箇所に夫々設置して、各子機32〜34が設置
された室内環境の情報を室内機22〜24,室外機25
および室内機21を介して1つの親機31に集めて判定
し、その親機31から管理者に通知することによって、
入室することなく離れたところで室内環境を知ることが
でき、室内管理に不慣れな人でも室内管理情報に応じて
迅速かつ適切な換気等の対応を効率よく行うことができ
る。
【0037】上記第1〜第3実施形態では、子機4〜
6,32〜34に、環境センサ部の温度センサおよび湿
度センサにより検出された室内温度と相対湿度に基づい
てカビの発生の度合いを表すカビ指数を判定するカビ指
数判定部と、上記カビ指数判定部により判定されたカビ
指数およびそのカビ指数の環境に室内がさらされた暴露
時間に基づいて、カビの発生状況を判定する室内環境判
定部とを備えてもよい。
【0038】この場合、上記カビ指数判定部は、任意の
温度と相対湿度の組み合わせにおいてカビの生育環境レ
ベルを示す指数(カビ指数)を予めテーブル(または数式)
に記憶しており、測定された温度と相対湿度に基づいて
テーブル(または数式)を用いてカビ指数を求める。そし
て、上記カビ指数判定部により得られたカビ指数に基づ
いて、暴露時間積算値を算出する。すなわち、予め定め
られた各代表指数についてカビ指数がその代表指数より
も大きいとき、その代表指数の暴露時間積算値を更新す
る。例えば、代表指数を7,20,40,80とした場
合、カビ指数が15のときは、代表指数7の暴露時間積
算値に所定時間を加算し、カビ指数が45のときは、代
表指数7,20,40の各暴露時間積算値に所定時間を加
算して、暴露時間積算値に基づいてカビの発生状況を判
定する。
【0039】また、第1〜第3実施形態では、環境セン
サ部に温度センサ,相対湿度センサ,ダストセンサ,ガス
センサ,CO2センサ,結露センサおよびVOCを用いた
が、環境センサは、上記センサの少なくとも1つでもよ
く、花粉センサなどの他のセンサを用いてもよい。
【0040】また、第1〜第3実施形態では、通知部と
して表示部3d,31dを用いたが、通知部はこれに限ら
ず、音声等により人に通知するものでもよい。
【0041】さらに、第1〜第3実施形態では、複数の
子機4〜6,32〜34を備えた室内環境判定装置につ
いて説明したが、子機は1つでもよい。また、室内環境
判定装置を用いた空気調和機について説明したが、空気
調和機に限らず、除湿機等の他の機器に室内環境判定装
置を用いてもよいし、他の機器に用いることなく独立し
た子機と親機の形態であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の室内環境判定装置は、室内環境を検知する環境セン
サと、上記環境センサにより検知された室内環境の情報
を送信する送信部とを有する子機と、上記子機の送信部
からの室内環境の情報を受信する受信部と、上記受信部
により受信された室内環境の情報に基づいて上記室内環
境を判定する室内環境判定部と、上記室内環境判定部の
判定結果に基づく室内管理情報を人に通知する通知部と
を有する親機とを備えたものである。
【0043】したがって、請求項1の発明の室内環境判
定装置によれば、子機を管理が必要な箇所に設置して、
子機が設置された室内環境の情報を1つの親機に伝えて
判定し、その親機から管理者に室内管理情報を通知する
ことによって、入室することなく離れたところで室内環
境を知ることができ、室内管理に不慣れな人でも室内管
理情報に応じて迅速かつ適切な換気等の対応を効率よく
行うことができる。
【0044】また、請求項2の発明の室内環境判定装置
は、室内環境を検知する環境センサと、上記環境センサ
により検知された室内環境の情報に基づいて上記室内環
境を判定する室内環境判定部と、上記室内環境判定部の
判定結果を送信する送信部とを有する子機と、上記子機
の送信部からの上記室内環境判定部の判定結果を受信す
る受信部と、上記受信部により受信された上記判定結果
に基づく室内管理情報を人に通知する通知部とを有する
親機とを備えたものである。
【0045】したがって、請求項2の発明の室内環境判
定装置によれば、子機を管理が必要な箇所に設置して、
子機からその子機が設置された室内環境の情報に基づい
て判定された判定結果を親機に伝えて、その親機から管
理者に室内管理情報を通知することによって、入室する
ことなく離れたところで室内環境を知ることができ、室
内管理に不慣れな人でも室内管理情報に応じて迅速かつ
適切な換気等の対応を効率よく行うことができる。
【0046】また、請求項3の発明の室内環境判定装置
は、請求項1または2の室内環境判定装置において、上
記親機の室内管理情報作成部によって、上記室内環境判
定部の判定結果に基づいて室内をどのように管理するか
を指示するための室内管理情報を作成し、その室内管理
情報を上記親機の通知部により部屋の管理者に通知する
ので、管理者が室内環境の情報に基づいてどのように室
内環境を改善するのか判断する必要がなく、管理者は適
切な対応ができる。
【0047】また、請求項4の発明の室内環境判定装置
は、請求項3の室内環境判定装置において、上記親機
は、上記受信部により空気調和機の室外機からの室外環
境の情報を受信して、その室外環境の情報と上記室内環
境判定部の判定結果に基づいて上記室内管理情報作成部
により室内管理情報を作成するので、室外環境を考慮し
て、適切な室内環境の改善方法を管理者に指示すること
ができる。
【0048】また、請求項5の発明の空気調和機は、請
求項1乃至4のいずれか1つの室内環境判定装置を用い
ることによって、除湿機能を有する空気調和機と室内環
境判定装置により総合的な室内環境の管理を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の室内環境判
定装置の概略ブロック図である。
【図2】 図2はこの発明の第2実施形態の室内環境判
定装置の概略ブロック図である。
【図3】 図3はこの発明の第3実施形態の室内環境判
定装置の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1,21〜24…室内機、 2,25…室外機、 3,31…親機、 3a,31a…通信部、 3b,31b…室内環境判定部、 3c,31c…室内管理情報作成部、 3d,31d…表示部、 4〜6,32〜34…子機、 4a〜6a,32a〜34a…環境センサ部、 4b〜6b,32b〜34b…通信部、 4c〜6c…室内環境判定部、 10,41〜44…連絡配線、 11,12…家電機器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内環境を検知する環境センサ(4a〜6
    a,32a〜34a)と、上記環境センサ(4a〜6a,32a〜
    34a)により検知された室内環境の情報を送信する送信
    部(4b〜6b,32b〜34b)とを有する子機(4〜6,3
    2〜34)と、 上記子機(4〜6,32〜34)の送信部(4b〜6b,32b
    〜34b)からの室内環境の情報を受信する受信部(3a,
    31a)と、上記受信部(3a,31a)により受信された室
    内環境の情報に基づいて上記室内環境を判定する室内環
    境判定部(3b,31b)と、上記室内環境判定部(3b,31
    b)の判定結果に基づく室内管理情報を人に通知する通知
    部(3d,31d)とを有する親機(3,31)とを備えたこと
    を特徴とする室内環境判定装置。
  2. 【請求項2】 室内環境を検知する環境センサ(4a〜6
    a)と、上記環境センサ(4a〜6a)により検知された室内
    環境の情報に基づいて上記室内環境を判定する室内環境
    判定部(4c〜6c)と、上記室内環境判定部(4c〜6c)の
    判定結果を送信する送信部(4b〜6b)とを有する子機
    (4〜6)と、 上記子機(4〜6)の送信部(4b〜6b)からの上記室内環
    境判定部(4c〜6c )の判定結果を受信する受信部(3a)
    と、上記受信部(3a)により受信された上記判定結果に
    基づく室内管理情報を人に通知する通知部(3c)とを有
    する親機(3)とを備えたことを特徴とする室内環境判定
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の室内環境判定
    装置において、 上記親機(3,31)は、上記室内環境判定部(3b,31b,
    4c〜6c)の判定結果に基づいて室内をどのように管理
    するかを指示するための室内管理情報を作成する室内管
    理情報作成部(3c,31c)を備え、 上記親機(3,31)の上記通知部(3d,31d)により上記
    室内管理情報作成部(3c,31c)により作成された室内
    管理情報を人に通知することを特徴とする室内環境判定
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の室内環境判定装置にお
    いて、 上記親機(3,31)は、上記受信部(3a,31a)により空
    気調和機の室外機(2,25)からの室外環境の情報を受
    信して、その室外環境の情報と上記室内環境判定部(3
    b,31b)の判定結果に基づいて上記室内管理情報作成部
    (3c,31c)により室内管理情報を作成することを特徴
    とする室内環境判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    室内環境判定装置を用いたことを特徴とする空気調和
    機。
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