JP6233732B2 - 空気質監視装置、空気質監視システム、空気質監視方法及びプログラム - Google Patents

空気質監視装置、空気質監視システム、空気質監視方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、空気質監視装置及び空気質監視システムに関する。
住宅やオフィスビル等の住空間においては、室内を換気するために例えば窓開けを行う。窓開けを行うことによって室内の汚れた空気を室外の新鮮な空気と入れ替えることができ、室内の空気質を清浄化することができる。
従来、所望の窓開けを行うことによって、住空間の空気質を改善できる空気質改善システムが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2005−201580号公報
しかしながら、空気質改善システムを導入したとしても、室外の空気(外気)そのものが汚れていると、窓開けを行っても室内の空気質を改善できない場合がある。特に、近年、外気の空気質が悪化している地域や悪化する時期があり、窓開けを行っても必ずしも室内の空気質を改善できるとは限らない。
一方、センサ等によって外気の空気質の状態を知ることができれば適切な窓開けを行うことができるが、ユーザが外気の空気質の状態を直接把握することは容易ではない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、外気の空気質の状態を直接把握することができなくても、所定範囲内にある空間の空気質を改善するために適切な窓開けを行うことができる空気質監視装置及び空気質監視システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る空気質監視装置の一態様は、所定範囲内にある複数の空間の窓に対応して設置された窓センサから窓情報を収集する窓情報収集部と、前記窓情報収集部で収集した前記窓情報に基づいて、前記複数の空間の窓が窓開状態であるか否かを判断する窓開状態判断部と、前記窓開状態判断部によって前記複数の窓の少なくとも1つが前記窓開状態であると判断された場合、前記複数の空間の少なくとも1つのユーザ端末に所定の情報を報知させる報知部とを備え、前記窓開状態は、窓が開けられている状態である開状態、又は、窓が閉められている状態である閉状態から前記開状態へと変化する状態である閉開遷移状態であることを特徴とする。
また、本発明に係る空気質監視装置の他の一態様は、所定範囲内にある複数の空間の窓に対応して設置された窓センサから窓情報を収集する窓情報収集部と、前記窓情報収集部で収集した前記窓情報に基づいて、前記複数の空間の窓が窓開状態であるか否かを判断する窓開状態判断部と、所定範囲内にある複数の空間に設置された空気質センサから空気質情報を収集する空気質情報収集部と、前記空気質情報収集部で収集した前記空気質情報に基づいて、前記複数の空間の空気質を判断する空気質判断部と、前記窓開状態判断部によって前記複数の空間の窓の少なくとも1つが前記窓開状態であり、且つ前記空気質判断部によって前記複数の空間の少なくとも1つの空気質が悪い状態であると判断された場合に、前記複数の空間の少なくとも1つのユーザ端末に所定の情報を報知させる報知部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、外気の空気質が良いと推測できるときに窓開けを行うことができるので、所定範囲内にある空間の空気質を改善することができる。
図1は、実施の形態1に係る空気質監視システムが導入されたマンションの外観図である。 図2は、実施の形態1に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。 図3は、実施の形態1に係る空気質監視装置における記憶部が記憶する窓情報の一例を示す図である。 図4は、実施の形態2に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。 図5は、実施の形態3に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。 図6は、変形例1に係る空気質監視システムの構成を説明するための図である。 図7は、変形例2に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る空気質監視システム1及び空気質監視装置(統合コントローラ10)について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る空気質監視システムが導入されたマンションの外観図である。図2は、実施の形態1に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。
図1に示すように、本実施の形態における空気質監視システム1は、例えば、複数の住戸(住居)からなるマンション(集合住宅)100に導入される。図2には、図1における複数の住戸のうち、4つの住戸101、102、103及び104が図示されている。なお、本明細書では、マンション100の全ての住戸(全戸)のうちの一部の住戸(本実施の形態では4つの住戸101〜104)についてのみ説明するが、本発明は、マンション100の全ての住戸にも適用できる。
4つの住戸101、102、103及び104の各々は、マンション100という所定範囲内にある空間の一例であり、本実施の形態では、4階、3階、2階及び1階の住空間である。
図1及び図2に示すように、住戸101〜104の各々には、1つ又は複数の窓20が設置されている。窓20は、室内の空間と室外の空間とを仕切るとともに開閉自在である。したがって、窓20を開けることによって室内外の空気を入れ替えることができる。なお、図1及び図2において、住戸101〜104の各住戸には1つの窓20しか設置されていないが、各住戸には複数の窓20が設置されていてもよい。例えば、窓20は、リビング、キッチン、寝室又は子供部屋等、各住戸の閉空間に、1つ又は複数設置される。
図2に示すように、空気質監視システム1は、マンション(集合住宅)100という所定の範囲内にある複数の住空間(住戸)の各々の空気質を監視するためのシステムであって、統合コントローラ(空気質監視装置)10と、窓20に対応して設置された窓センサ30と、宅内コントローラ40と、ユーザ端末50とを備える。
窓センサ30、宅内コントローラ40及びユーザ端末50は、住戸101〜104の各々に配置されている。なお、住戸104〜104の各々に複数の部屋がある場合、窓センサ30は各部屋の窓20ごとに設置されていてもよい。また、この場合、宅内コントローラ40及びユーザ端末50は、住戸104〜104の各々に1つずつ配置されていればよいが、部屋ごとに配置されていてもよい。
統合コントローラ10は、住戸101〜104の各々と通信可能であり、具体的には、統合コントローラ10は、各住戸における、宅内コントローラ40を介して、窓センサ30、宅内コントローラ40及びユーザ端末50と通信可能である。
宅内コントローラ40は、統合コントローラ10と通信を行ったり、各住戸において窓センサ30及びユーザ端末50と通信を行ったりする。
窓センサ30は、例えば各窓20に対応して設けられており、各窓20の開閉状態を検知する。なお、窓センサ30によって検知された窓20の開閉状態を示す情報は、宅内コントローラ40を介して統合コントローラ10に送信される。
ユーザ端末50には、統合コントローラ10から所定の情報が報知される。本実施の形態では、ユーザ端末50には、統合コントローラ10から各住戸の窓20の開閉状態を示す情報が宅内コントローラ40を介して送信(通知)される。ユーザ端末50は、受信した窓20の開閉状態を示す情報を表示する。
ユーザ端末50は、例えば、スマートフォン等の携帯端末、TV等の表示装置、又は、住空間の壁に設置された壁付けモニタ等である。つまり、統合コントローラ10から送信された各住戸の窓20の開閉状態を示す情報は、例えば、文字表示又は画像表示等としてユーザ端末50の表示画面に表示される。なお、ユーザ端末50における情報の報知手段は、画面表示に限らず、LED表示又は音声等の音であってもよい。
統合コントローラ10は、窓情報収集部11と、窓開状態判断部12と、報知部13と、記憶部14とを備える。
窓情報収集部11は、各住戸の所定の窓20に対応して設置された窓センサ30から窓情報を収集する。例えば、窓情報収集部11は、住戸101〜104の各々に設置された窓センサ30の各々から窓情報を収集する。つまり、窓情報収集部11は、複数の窓センサ30の各々から窓情報を収集することで、複数の窓情報を収集する。
上述のように、窓センサ30は、窓20の開閉状態を検知する。したがって、窓センサ30から得られる窓情報は、窓20の開閉状態を示す情報であり、例えば、窓開状態を示す情報、及び、窓閉状態を示す情報である。窓開状態とは、窓20が開けられている状態(開状態)、又は、窓20が閉められている状態(閉状態)から窓20が開けられている状態(開状態)へと変化する状態(閉開遷移状態)のことである。一方、窓閉状態とは、窓20が閉められている状態(閉状態)、又は、窓20が開いている状態(開状態)から窓20が閉められている状態(閉状態)へと変化する状態(開閉遷移状態)のことである。
一例として、図1及び図2では、住戸101及び103の窓20が閉状態となっており、住戸102及び103の窓20が開状態となっている。また、図1における住戸105の窓20は閉開遷移状態である。
窓開状態判断部12は、窓情報収集部11で収集した窓情報に基づいて、複数の住戸の各々の窓20が窓開状態であるか否かを判断する。例えば、窓情報収集部11によって住戸101〜104の各々の窓20の窓情報(4つの窓情報)を収集した場合、窓開状態判断部12は、これらの窓情報に基づいて、住戸101〜104の各々の窓20が窓開状態であるか否か、つまり、窓20が開状態又は閉開遷移状態であるか、あるいは、窓20が開状態及び閉開遷移状態のいずれでもないかを判断する。
なお、本実施の形態では、統合コントローラ10は、窓開状態判断部12によって各住戸の窓20が窓開状態であるか否かを判断したが、さらに、窓情報収集部11で収集した窓情報に基づいて、複数の住戸の各々の窓20が窓閉状態であるか否かを判断してもよい。
報知部13は、窓開状態判断部12によって複数の住戸に対応する複数の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合に、複数の住戸の少なくとも1つのユーザ端末50に所定の情報を報知させる。例えば、窓開状態判断部12によって住戸101〜104の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合、報知部13は、住戸104〜104のユーザ端末50に所定の情報を通知して報知させる。
なお、本実施の形態では、統合コントローラ10は、複数の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合に、ユーザ端末50に所定の情報を報知させたが、予め設定された所定の数の窓20が開状態であると判断された場合に、ユーザ端末50に所定の情報を報知させてもよい。この場合、例えば、複数の窓20のうち窓開状態となっている窓20の割合が所定の値以上のときに、ユーザ端末50に所定の情報を報知させてもよい。
ユーザ端末50が報知する所定の情報は、例えば、窓情報を収集できた複数の窓20のうち現時点において窓開状態となっている窓20の数(図2では2個)、又は、窓情報を収集できた複数の窓20のうち窓開状態となっている窓20の割合(図2では、50%(2/4))である。
例えば、ユーザ端末50では、通知された所定の情報が表示されるが、ユーザ端末50に表示される所定の情報は、窓情報収集部11で収集した窓情報と同じ情報であってもよいし、異なった情報であってもよいし、同じ情報と異なった情報の両方であってもよい。
記憶部14は、各住戸について収集した窓20の窓情報(開閉状態)を記憶する。例えば、記憶部14には、図3に示すような窓情報が記憶される。図3において、「開」は窓20が開状態であることを示しており、「閉」は窓20が閉状態であることを示している。また、図3に示される数字は、開状態又は閉状態となっている窓20の数を示している。なお、図3では、住空間の一例として、リビング、キッチン及び子供部屋を示しており、各階ごとに複数の住戸の住空間をリビング等の種類ごとにまとめたときの数を示している。
次に、本実施の形態における空気質監視システム1及び空気質監視装置(統合コントローラ10)の制御について説明する。
まず、統合コントローラ10は、マンション100の各住戸(部屋)に設置された窓センサ30によって、窓情報として、現時点における各住戸の窓20の開閉状態に関する情報を取得する。
具体的には、窓情報収集部11は、各住戸の宅内コントローラ40を介して各住戸に設置された窓センサ30から窓20の窓情報を収集する。そして、窓開状態判断部12は、窓情報収集部11で収集した窓情報に基づいて、各住戸の窓20が窓開状態であるか否かを判断する。
なお、窓センサ30によって得られる窓20の窓情報は、定期的に又は窓20の開閉状態が変化したときに、宅内コントローラ40を経由して統合コントローラ10に通知するように設定されていてもよい。
次に、統合コントローラ10は、取得した窓20の開閉状態に関する情報に基づいて、各住戸のユーザ端末50に当該住戸とは別の他の住戸についての窓20の開閉状態に関する情報を通知して、ユーザ端末50に所定の情報を報知させる。
具体的には、報知部13は、窓開状態判断部12によって複数の住戸に対応する複数の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合に、各住戸のユーザ端末50に、マンション100における複数の住戸の窓20の窓開状態に関する情報を通知して報知させる。窓20の窓開状態に関する情報は、例えば、宅内コントローラ40を経由してユーザ端末50(モニタ)に表示されることで報知される。なお、報知するユーザ端末50(住戸)は、1つであってもよし、複数であってもよいし、全戸であってもよい。
窓20の開閉状態に関する情報が報知されたユーザ端末50を保有するユーザは、当該ユーザ端末50によって報知された窓20の窓開状態の情報に基づいて、当該ユーザ自身の住戸の窓20の窓開けをするか否かを判断する。
例えば、窓20の開閉状態に関する情報が、開状態の窓20が多いという情報である場合、外気が汚れていないから他のユーザは窓開けを行っていると推測することできる。したがって、この場合、ユーザは、自身の住戸の窓20の窓開けを行うことで室内の空気質を改善できると判断できる。
一方、窓20の開閉状態に関する情報が、開状態の窓20がほとんどないという情報である場合、外気が汚れているから他のユーザは窓開けを行っていないと推測できる。したがって、この場合、ユーザは、自身の住戸の窓20の窓開けを行っても室内の空気質を改善できないと判断できる。
以上説明したように、本実施の形態における統合コントローラ10(空気質監視装置)は、マンション100の各住戸の窓センサ30から窓20の窓情報を収集する窓情報収集部11と、窓情報収集部11で収集した窓情報に基づいて各住戸の窓20が窓開状態であるか否かを判断する窓開状態判断部12と、窓開状態判断部12によって各住戸の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合に各住戸のユーザ端末50に所定の情報を報知させる報知部13とを備えている。また、本実施の形態における空気質監視システム1は、上記統合コントローラ10を有する。
したがって、本実施の形態における空気質監視システム1及び統合コントローラ10によれば、窓開けを行うか否かの適切な情報をユーザに提供することができる。具体的には、窓開けに適しているか否かの情報として各住戸の窓20の開閉状態に関する情報がリアルタムでユーザに報知される。
これにより、当該住戸のユーザは、他の住戸のユーザ(他人)の窓開けに関する情報を得ることができるので、外気の空気質の状態を推測することができる。したがって、外気の空気質が悪いと考えられるときには窓開けを行わず、一方、外気の空気質が良いと考えられるときに窓開けを行うことができる。
つまり、外気の空気質の状態を直接把握することができなくても、外気の空気質が良いと推測できるタイミングで適切に窓開けを行うことが可能となる。この結果、当該住戸における室内の空気質を改善できる確率を高めることができる。
なお、本実施の形態における空気質監視システム1及び統合コントローラ10によれば、窓開けに適しているか否かの今後の予測情報をユーザに提供することもできるし、窓開けを行った後、室内の空気質の改善予測(レベル、時間)又は悪化予測(レベル、時間)をユーザに提供することもできる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る空気質監視システム2及び空気質監視装置(統合コントローラ10A)について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態2に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。
図4に示すように、本実施の形態における空気質監視システム2も、例えば、複数の住戸からなるマンション(集合住宅)200に導入されている。なお、図4には、複数の住戸のうち、4つの住戸201、202、203及び204が図示されている。また、住戸201〜204の各々には、実施の形態1の住戸101〜104と同様に、1つ又は複数の窓20が設置されている。
図4に示すように、本実施の形態における空気質監視システム2は、統合コントローラ(空気質監視装置)10Aと、窓センサ30と、宅内コントローラ40と、ユーザ端末50と、空気質センサ60と、空気質改善装置70とを備える。
窓センサ30、宅内コントローラ40、ユーザ端末50、空気質センサ60及び空気質改善装置70は、住戸201〜204の各々に配置されている。統合コントローラ10Aは、住戸201〜204の各々と通信可能であり、具体的には、統合コントローラ10Aは、各住戸における、宅内コントローラ40を介して、窓センサ30、宅内コントローラ40、ユーザ端末50、空気質センサ60及び空気質改善装置70と通信可能である。
宅内コントローラ40は、統合コントローラ10Aと通信を行ったり、各住戸において、窓センサ30、ユーザ端末50、空気質センサ60及び空気質改善装置70と通信を行ったりする。
本実施の形態において、ユーザ端末50には、統合コントローラ10Aから各住戸の窓20の窓情報及び各住戸の空気質を示す情報(空気質情報)が報知される。具体的には、ユーザ端末50には、統合コントローラ10Aから各住戸における窓20の開閉状態を示す情報及び空気質情報が宅内コントローラ40を介して送信(通知)される。ユーザ端末50は、受信した情報(窓20の開閉状態を示す情報及び空気質情報)を表示する。
空気質センサ60は、各住戸の空気質を検知する。例えば、空気質センサ60は、空気質センサ60が設置された部屋内における空気質の汚れ度合いを検知する。なお、空気質センサ60によって検知された空気質を示す情報は、宅内コントローラ40を介して統合コントローラ10Aに送信される。
なお、本実施の形態では、各住戸に窓センサ30及び空気質センサ60が設置されているので、窓センサ30によって窓開け開始を検知してから空気質を定期的に測定することによって空気質の経時的変化を蓄積することができる。これにより、空気質が悪化しているのか改善しているのかを把握することができる。
空気質改善装置70は、例えば空気清浄機である。空気質改善装置70の運転制御は、ユーザが空気質改善装置70のスイッチ等を押すことで直接行うこともできるが、宅内コントローラ40を介して行うこともできる。
統合コントローラ10Aは、窓情報収集部11と、窓開状態判断部12と、報知部13と、記憶部14と、空気質情報収集部15と、空気質判断部16とを備える。
空気質情報収集部15は、各住戸に設置された空気質センサ60から空気質情報を収集する。例えば、空気質情報収集部15は、住戸201〜204の各々に設置された空気質センサ60の各々から空気質情報を収集する。つまり、空気質情報収集部15は、複数の空気質センサ60の各々から空気質情報を収集することで、複数の空気質情報を収集する。
空気質判断部16は、空気質情報収集部15で収集した空気質情報に基づいて、複数の住戸の各々の空気質を判断する。例えば、空気質情報収集部15によって住戸201〜204の各々の空気質情報を収集した場合、空気質判断部16は、これらの空気質情報に基づいて、住戸201〜204の室内の空気質の現時点における空気質の程度(汚れ度合い)、経時的な空気質の変化(時間に対する空気質の傾き)、又は、空気質の変化の程度等を判断する。経時的な空気質の変化を判断することによって、空気質が上がり調子で変化(改善)しているのか、空気質が下がり調子で変化(悪化)しているのかを判断することができる。空気質判断部16は、例えば、閾値処理によって空気質の程度、変化又は変化の程度を判断する。なお、空気質の程度(汚れ度合いの指標)は、PM2.5の値、Co値、温湿度、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)又は埃等である。
また、収集した複数の空気質情報を必要な情報と不要な情報とに分けて、必要な情報のみに基づいて空気質を判断してもよい。例えば、西側の住戸の空気質情報は必要な情報で、東側の住戸の空気質情報は不要な情報として扱ってもよい。また、高層階の住戸の空気質情報は必要な情報で、低層階の住戸の空気質情報は不要な情報として扱ってもよい。
本実施の形態における報知部13は、窓開状態判断部12によって複数の住戸の各々に対応した複数の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合に、複数の住戸の各々のユーザ端末50に所定の情報を通知して報知させる。
さらに、報知部13は、空気質判断部16によって複数の住戸の少なくとも1つの空気質が悪い状態であると判断された場合に、複数の住戸の各々のユーザ端末50に所定の情報を報知させてもよい。例えば、報知部13は、空気質判断部16によって、複数の住居のうちの一の住居の空気質が悪い状態で続いていると判断された場合、又は、複数の住居のうちの一の住居の空気質が悪化したと判断された場合に、複数の住居のうちの他の住居におけるユーザ端末50に所定の情報を通知して報知させてもよい。
ユーザ端末50が報知する所定の情報は、各住戸における窓情報及び空気質情報である。窓情報は、実施の形態1と同様である。空気質情報は、例えば、空気質情報を収集できた複数の住戸(住空間)のうち現時点において空気質が悪い状態の住戸(つまり空気質が悪い場所)、又は、空気質情報を収集できた複数の住戸のうち空気質が悪い状態の住戸の割合である。空気質が悪い状態とは、空気質が悪い状態で続いている場合の他に、空気質が悪化した(空気質の汚れ度が悪くなる方向に変化した)状態も含まれる。また、空気質が悪い場所とは、例えば、マンション200における1階や最上階の住戸又は北側や南側の住戸等である。なお、ユーザ端末50が報知する所定の情報には、空気質が悪化した程度が含まれていてもよい。
また、本実施の形態における記憶部14は、各住戸について収集した窓20の窓情報(開閉状態)を記憶だけではなく、各住戸について収集した空気質情報を記憶する。例えば、記憶部14には、各住戸における、リビング、キッチン及び子供部屋等の住空間についての空気質情報が記憶されている。
次に、本実施の形態における空気質監視システム2及び空気質監視装置(統合コントローラ10A)の制御について説明する。
まず、統合コントローラ10Aは、マンション200の各住戸(部屋)に設置された空気質センサ60によって、現時点における各住戸の空気質に関する情報を取得する。
具体的には、空気質情報収集部15は、各住戸の宅内コントローラ40を介して各住戸に設置された空気質センサ60から空気質情報を収集する。そして、空気質判断部16は、空気質情報収集部15で収集した空気質情報に基づいて、各住戸の空気質を判断する。
なお、空気質センサ60によって得られる空気質情報は、定期的に又は空気質が変化したときに、宅内コントローラ40を経由して統合コントローラ10Aに通知するように設定されていてもよい。
次に、統合コントローラ10Aでは、空気質判断部16によって複数の住戸の少なくとも1つの空気質が悪い状態であると判断された場合に、窓開状態判断部12は、複数の住戸の窓20に対応して設置された窓センサ30から収集した窓情報に基づいて、当該複数の住戸の窓20が窓開状態であるか否かを判断する。
次に、統合コントローラ10Aでは、窓開状態判断部12によって複数の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合、報知部13は、複数の住戸のユーザ端末50に所定の情報を報知させる。
例えば、報知部13は、所定の情報として、一の住戸における空気質情報及び窓20の開閉状態に関する情報を、他の住戸におけるユーザ端末50に通知して報知させる。空気質情報及び窓20の開閉状態に関する情報は、例えば、宅内コントローラ40を経由してユーザ端末50(モニタ)に表示される。
空気質情報及び窓20の開閉状態に関する情報が報知されたユーザ端末50を保有するユーザは、当該ユーザ端末50に報知された空気質情報及び窓20の開閉状態に関する情報に基づいて、当該ユーザ自身の住戸の窓20の窓開けをするか否かを判断する。
例えば、他の住戸の窓20の開閉状態に関する情報として、窓開状態のうち窓20が開けられている状態である開状態の情報が多い場合で、かつ、他の住戸の空気質情報として空気質が良いという情報が多い場合、外気が汚れていないから他の住戸のユーザが窓開けを行っているのではないかと推測できる。したがって、この場合、ユーザは、自身の住戸の窓20の窓開けを行うことによって室内の空気質を改善できると判断できる。
特に、他の住戸の窓20の開閉状態に関する情報として、閉状態から開状態へと変化する状態である閉開遷移状態の窓20が含まれる場合には、現在の外気が汚れていないから他のユーザは窓20を開けているのではないかと推測できる。
なお、窓20が開状態であるという情報が含まれていながら、空気質情報が、他の住戸の空気質が悪い又は悪化しているという情報である場合は、外気が汚れているか、あるいは、空気質を悪くする要因が住戸内に存在していると推測できる。
一方、他の住戸の窓20の開閉状態に関する情報が、開状態の窓20がほとんど存在しないという情報である場合、外気が汚れているから他のユーザは窓開けを行っていないと推測できる。したがって、この場合、ユーザは、自身の住戸の窓20の窓開けを行っても室内の空気質を改善できないと判断できる。
また、この場合において、さらに、報知された空気質情報が、空気質が悪い住戸が多いという情報である場合、又は、他の住戸の空気質が自身の住戸の空気質よりも悪いという情報である場合、外気が汚れているから他のユーザは窓開けを行っていないと推測できる。したがって、この場合、ユーザは、自身の住戸の窓20の窓開けを行っても室内の空気質を改善できないと判断できる。
特に、他の住戸の窓20の開閉状態に関する情報として、閉状態から開状態へと変化する状態である閉開遷移状態の窓20が含まれ、且つその直後に住戸の空気質情報として空気質が良いという情報がある場合には、外気を取り込むことによって空気質が改善したと推測することができる。即ち、現在の外気が汚れていないと推測することができる。
なお、本実施の形態において、所定の情報の報知を受けたユーザの住戸に空気質改善装置70が設置されている場合には、窓開けによって換気を行うのではなく、空気質改善装置の運転を開始させることによって換気を行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態における統合コントローラ10A(空気質監視装置)は、マンション200の各住戸の空気質センサ60から空気質情報を収集する空気質情報収集部15と、空気質情報収集部15で収集した空気質情報に基づいて各住戸の空気質を判断する空気質判断部16と、空気質判断部16によって各住戸の少なくとも1つの空気質が悪化した状態であると判断された場合に複数の住戸の窓20に対応する窓センサ30から収集した窓情報に基づいて当該複数の住戸の窓20が窓開状態であるか否かを判断する窓開状態判断部12と、窓開状態判断部12によって複数の住戸の窓20の少なくとも1つが窓開状態であると判断された場合に複数の住戸の少なくとも1つのユーザ端末50に所定の情報を報知させる報知部13とを備えている。また、本実施の形態における空気質監視システム2は、上記統合コントローラ10Aを有する。
したがって、本実施の形態における空気質監視システム2及び統合コントローラ10Aによれば、窓開けを行うか否かの適切な情報をユーザに提供することができる。具体的には、窓開けに適しているか否かの情報として各住戸の空気質情報がリアルタムでユーザに報知される。これにより、当該住戸のユーザは、他のユーザの住戸の空気質から外気の空気質の状態を推測することができる。したがって、外気の空気質が悪いと考えられるときには窓開けを行わず、一方、外気の空気質が良いと考えられるときに窓開けを行うことができる。
つまり、本実施の形態でも、外気の空気質の状態を直接把握することができなくても、外気の空気質が良いと推測できるタイミングで適切に窓開けを行うことが可能となる。この結果、当該住戸における室内の空気質を改善できる確率を高めることができる。
また、本実施の形態では、窓開状態判断部12によって窓20が開状態を判断するだけではなく、住戸内の空気質センサから空気質情報を収集して空気質判断部16によって当該住戸の空気質も判断している。
これにより、住戸内の空気質の変化の原因が住戸外にあるか否か推測することができる。例えば、窓20が開状態であるのに住戸内の空気質が悪い場合は、住戸内の空気質が悪くなった原因は外気が汚れているからであると推測できる。あるいは、窓20が閉状態であるのに住戸内の空気質が悪い場合は、住戸内の空気質が悪くなった原因は住戸内の空気質が汚れているからであると推測できる。これにより、ユーザが自身の窓開けの判断を行うにあたり、他のユーザの住戸内に空気質を悪化させる原因があった場合の影響を排除することができる。この結果、実施の形態1と比べて、ユーザ自身の住戸における室内の空気質を改善できる確率をさらに高めることができる。
なお、本実施の形態における空気質監視システム2及び統合コントローラ10Aにおいても、窓開けに適しているか否かの今後の予測情報をユーザに提供することもできるし、窓開けを行った後、室内の空気質の改善予測(レベル、時間)又は悪化予測(レベル、時間)をユーザに提供することもできる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る空気質監視システム3及び空気質監視装置(統合コントローラ10B)について、図5を用いて説明する。図5は、実施の形態3に係る空気質監視システム及び空気質監視装置の構成を説明するための図である。
本実施の形態における空気質監視システム3及び空気質監視装置(統合コントローラ10B)は、上記実施の形態2における空気質監視システム2及び空気質監視装置(統合コントローラ10A)に対して、さらに、空気質改善状況測定部17を備えるものである。
空気質改善状況測定部17は、住戸に設置された窓20を閉めた後、空気質改善装置70の運転により、当該住戸における空気質の改善が完了するまでの時間、又は、当該住戸における空気質の経時変化を、改善状況として測定する。
そして、本実施の形態における報知部13は、さらに、空気質改善状況測定部17によって得られた改善状況をユーザ端末50に通知して報知させる。
以上、本実施の形態における統合コントローラ10B(空気質監視装置)及び空気質監視システム3によれば、実施の形態2と同様に、実施の形態1における空気質監視システム1及び空気質監視装置(統合コントローラ10)と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、空気質改善状況測定部17によって、住戸に設置された窓20を閉めた後、空気質改善装置70の運転により、当該住戸における空気質の改善が完了するまでの時間、又は、当該住戸における空気質の経時変化を、改善状況として測定している。
これにより、窓20を閉めた後に住戸の室内の空気質が悪化している場合、空気質改善装置70によって自動で室内の空気質を改善することができる。しかも、この場合、空気質改善装置70によって空気質の改善が開始してから完了するまでの時間や空気質の経時変化を測定することによって、これらの情報を他の住戸のユーザに提供することができる。なお、これらの情報はユーザ端末50に報知させることができる。
また、空気質改善状況測定部17によって改善状況を測定することによって、窓20を開けるか否かの判断基準を増やすことができる。例えば、空気質があまり改善していなければ窓開けを行う判断できるし、一方、空気質が改善していれば窓開けを行わないと判断できる。これにより、空気質を改善できる確率を一層高めることができる。
(変形例)
以上、本発明に係る空気質監視装置及び空気質監視システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されない。
例えば、本発明は、図6に示すように、上記の実施の形態2における空気質監視システム2が導入されたマンション200を複数、サーバ80で接続することによって構成された空気質監視システム4としてもよい。つまり、複数の空気質監視装置10Aを1つのサーバ80で管理して、サーバ80に全ての情報を集約してもよい。
また、上記の実施の形態において、各住戸に宅内コントローラ40を設置したが、宅内コントローラ40は必ずしも必要ではない。この場合、統合コントローラと各住戸における窓センサ30等とが直接通信できるように構成されていればよい。
また、上記の実施の形態では、統合コントローラを空気質監視装置としたが、図7に示すように、宅内コントローラ40Aを空気質監視装置として空気質監視システム5を構成してもよい。この場合、例えば、図7に示すように、複数の住戸301及び302の各々に、空気質監視装置である宅内コントローラ40Aを設置する。図7に示される宅内コントローラ40Aは、例えば、窓情報収集部11、窓開状態判断部12、報知部13、記憶部14、空気質情報収集部15及び空気質判断部16の処理部を備えているが、これらの中の一部の処理部を備えるように構成されていてもよい。このように、図7に示される空気質監視装置(宅内コントローラ40A)及び空気質監視システム5のように、宅内コントローラ40Aによってマンション300の複数の住戸(例えば全戸)の情報を集約してもよい。
また、上記の実施の形態において、所定範囲内にある複数の空間として、マンション(集合住宅)内の複数の住戸を例示したが、所定範囲内にある複数の空間は、アパート内の複数の住戸、オフィスビル内の複数の店舗、又は、特定の地域における複数の近隣住宅であってもよい。
また、上記の実施の形態において、宅内コントローラとユーザ端末(モニタ)は別体としたが、宅内コントローラとユーザ端末(モニタ)は一体(同一機器)であってもよい。
また、上記の実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、処理を実行する順番が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、本発明は、空気質監視システムとして実現できるだけでなく、空気質監視システムを構成する各構成要素が行うステップ(処理)を含む方法として実現できる。例えば、それらのステップは、コンピュータによって実行される。そして、本発明は、それらの方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD−ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本発明が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリ及び入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリ又は入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリ又は入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
また、空気質監視システムに含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用又は汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
また、モニタリングシステムに含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIと呼称される場合がある。
また、集積回路はLSIに限られず、専用回路又は汎用プロセッサで実現されてもよい。プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内部の回路セルの接続及び設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、2、3、4、5 空気質監視システム
10、10A、10B 統合コントローラ(空気質監視装置)
11 窓情報収集部
12 窓開状態判断部
13 報知部
14 記憶部
15 空気質情報収集部
16 空気質判断部
20 窓
30 窓センサ
40、40A 宅内コントローラ
50 ユーザ端末
60 空気質センサ
70 空気質改善装置
101、102、103、104、105、201、202、203、204、301、302 住戸(空間)

Claims (9)

  1. 所定範囲内にある複数の住戸の窓に対応して設置された窓センサから窓情報を収集する窓情報収集部と、
    前記窓情報収集部で収集した前記窓情報に基づいて、前記複数の住戸の窓が窓開状態であるか否かを判断する窓開状態判断部と、
    前記窓開状態判断部によって前記複数の窓の少なくとも1つが前記窓開状態であると判断された場合、前記複数の住戸の少なくとも1つのユーザ端末に所定の情報を報知させる報知部とを備え、
    前記窓開状態は、窓が開けられている状態である開状態、又は、窓が閉められている状態である閉状態から前記開状態へと変化する状態である閉開遷移状態である
    空気質監視装置。
  2. 前記所定の情報は、前記複数の窓のうち、前記窓開状態となっている窓の割合である
    請求項1に記載の空気質監視装置。
  3. 所定範囲内にある複数の住戸の窓に対応して設置された窓センサから窓情報を収集する窓情報収集部と、
    前記窓情報収集部で収集した前記窓情報に基づいて、前記複数の住戸の窓が窓開状態であるか否かを判断する窓開状態判断部と、
    所定範囲内にある複数の住戸に設置された空気質センサから空気質情報を収集する空気質情報収集部と、
    前記空気質情報収集部で収集した前記空気質情報に基づいて、前記複数の住戸の空気質を判断する空気質判断部と、
    前記窓開状態判断部によって前記複数の住戸の窓の少なくとも1つが前記窓開状態であり、且つ前記空気質判断部によって前記複数の住戸の少なくとも1つの空気質が悪い状態であると判断された場合に、前記複数の住戸の少なくとも1つのユーザ端末に所定の情報を報知させる報知部とを備える
    空気質監視装置。
  4. 前記窓開状態判断部は、前記窓情報に基づいて、前記複数の窓が、窓が閉められている状態である閉状態から窓が開けられている状態である開状態へと変化する状態である閉開遷移状態であるか否かを判断し、
    前記空気質判断部は、当該閉開遷移状態の窓が設置された前記住戸の空気質を判断する
    請求項3に記載の空気質監視装置。
  5. 前記所定の情報は、前記複数の住戸のうち、空気質が悪い状態の住戸である
    請求項3又は4に記載の空気質監視装置。
  6. 前記所定範囲内の前記複数の住戸は、集合住宅における複数の住戸であり、
    前記空気質判断部によって前記複数の住戸のうちの一の住戸の空気質が悪化したと判断された場合に、前記報知部は、前記複数の住戸のうちの他の住戸における前記ユーザ端末に前記所定の情報を報知させる
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の空気質監視装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の空気質監視装置と、
    前記空気質センサと、
    前記複数の住戸に設置された複数の窓に対応する窓センサとを備える
    空気質監視システム。
  8. 所定範囲内にある複数の住戸の窓に対応した窓情報を収集するステップと、
    収集した前記窓情報に基づいて、前記複数の住戸の窓が窓開状態であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによって前記複数の窓の少なくとも1つが前記窓開状態であると判断された場合、前記複数の住戸の少なくとも1つのユーザ端末に所定の情報を報知させる報知ステップとを含み、
    前記窓開状態は、窓が開けられている状態である開状態、又は、窓が閉められている状態である閉状態から前記開状態へと変化する状態である閉開遷移状態である
    空気質監視方法。
  9. コンピュータに請求項8に記載の空気監視方法を実行させる
    プログラム。
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