JP2002195037A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2002195037A
JP2002195037A JP2000396053A JP2000396053A JP2002195037A JP 2002195037 A JP2002195037 A JP 2002195037A JP 2000396053 A JP2000396053 A JP 2000396053A JP 2000396053 A JP2000396053 A JP 2000396053A JP 2002195037 A JP2002195037 A JP 2002195037A
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JP
Japan
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fluid
engine
rotation
shaft
driven member
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Application number
JP2000396053A
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English (en)
Inventor
Yukio Kawasaki
幸夫 川崎
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの温度に対する調整機構の作動の正
確性及び確実性を向上させる。 【解決手段】 エンジンを冷却する冷媒の温度に応じて
作動する制御機構5と、駆動軸21と被駆動部材41と
の間に配設され流体作動室33を介して駆動軸21の回
転を被駆動部材41に伝達可能な回転容積型機構3と、
制御機構5の作動に応じて流体作動室33内の流体の循
環を制御して回転容積型機構3による駆動軸21から被
駆動部材41への回転の伝達を調整可能な調整機構6と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却ファンを回転
させることによってエンジンを冷却する冷却装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷却装置としては、特開
2000−87745号公報に示されるものが知られて
いる。これは、エンジンの回転に応じて回転駆動する駆
動軸の回転を冷却ファンに連結される被駆動部材へ伝達
して冷却ファンを回転させる冷却装置であって、駆動軸
と被駆動部材との間に配設され流体作動室を介して駆動
軸の回転を被駆動部材に伝達可能な回転容積型機構と、
流体作動室内の流体の循環を制御して回転容積型機構に
よる駆動軸から被駆動部材への回転の伝達を調整可能な
調整機構とを有する冷却装置である。
【0003】この従来装置においては、調整機構は、回
転容積型機構に配設されたサーモワックス等の感応部が
その周りの雰因気温度に感応して伸縮作動することで、
作動室内の流体を循環させる流体通路を開閉させるよう
作動し、これにより、冷却ファンをエンジンの温度に応
じて回転させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、調整機構の作動は、感応部がその周りの
雰因気温度に感応して作動することで行われるため、外
気温や感応部周りに流入する空気の温度等の外的要因の
影響を受けやすく、エンジンの温度に対しての正確性や
確実性が不安定なものとなる。この結果、冷却ファンが
エンジンの温度に応じて正確且つ確実に回転しない恐れ
がある。
【0005】故に、本発明は、エンジンの温度に対する
調整機構の作動の正確性及び確実性を向上させること
を、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、エンジン
の回転に応じて回転駆動する駆動軸の回転を冷却ファン
に連結される被駆動部材へ伝達して前記冷却ファンを回
転させる冷却装置であって、前記エンジンを冷却する冷
媒の温度に応じて作動する制御機構と、前記駆動軸と前
記被駆動部材との間に配設され流体作動室を介して前記
駆動軸の回転を前記被駆動部材に伝達可能な回転容積型
機構と、前記制御機構の作動に応じて前記流体作動室内
の流体の循環を制御して前記回転容積型機構による駆動
軸から被駆動部材への回転の伝達を調整可能な調整機構
とを有した、ことである。
【0007】この技術的手段によれば、調整機構の作動
は、エンジンを冷却する冷媒の温度に応じた制御機構の
作動に応じて行われる。よって、従来に比べて、外的要
因の影響が少なくなり、エンジンの温度に対して正確且
つ確実に作動させ得る。
【0008】より好ましくは、駆動軸は、前記冷媒を前
記エンジンと熱交換器との間で循環させるウォータポン
プの駆動プーリ軸であって、前記制御機構を前記駆動プ
ーリ軸と同軸上で前記ウォータポンプに配設し、前記流
体作動室内の流体を前記制御機構に導く流体通路を前記
駆動プーリ軸に形成する、と良い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図3に示されるよう
に、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に駆動ベ
ルト1を介して連結されるウォータポンプ2の駆動プー
リ軸21は、そのプーリ部22にて後述する内接ギヤポ
ンプ3のハウジング31に一体回転するよう連結されて
おり、軸部23にてウォータポンプ2のハウジング24
内のインペラ25を一体回転するよう支持してハウジン
グ24にメカニカルシール28やベアリング29等を介
して回転自在に支持されている。ウォータポンプ2は、
インペラ25の回転によりハウジング24に形成された
輸送通路28内の冷却水(冷媒)をラジエータ(熱交換
器)とエンジンとの間で循環させてエンジンを冷却して
いる。
【0010】内接ギヤポンプ3は、駆動プーリ軸21の
回転を冷却ファン4が一体回転するよう連結される出力
シャフト41へ伝達するものである。この内接ギヤポン
プ3は、駆動プーリ軸21のプーリ部22に連結され出
力シャフト41をオイルシール35を介して相対回転自
在に支持するハウジング31と、ハウジング31と相対
回転するよう出力軸41周りでハウジング31内に収容
されるとともに駆動プーリ軸21の回転軸心と軸心が異
なるアウタロータ32と、冷却ファン4に連結された出
力シャフト41とアウタロータ32内で一体回転するよ
うハウジング31内に収容されるとともに駆動プーリ軸
21の回転軸心と軸心が一致し、アウタロータ32及び
ハウジング31とともに流体が封入された流体作動室3
3を構成するインナロータ34を備えるものである。ア
ウタロータ32の内周には内周ギヤ32aが形成され、
インナロータ34の外周には、内周ギヤ32aと噛合し
て流体作動室33を形成している外周ギヤ34aが形成
されている。そして、流体作動室33は、アウタロータ
32とインナロータ34との相対回転により流体作動室
33内の流体が所定圧より高圧となる高圧室33aと、
高圧室より低圧となる低圧室33bとを構成している。
高圧室33aは、駆動プーリ軸21の軸心上でハウジン
グ31に形成された出力ポート36に後述する調整機構
6及びオリフィス通路65を介して連結されており、低
圧室33bは、出力ポート36の周りでハウジング31
に形成された複数の入力ポート37に連結されている。
【0011】図2、図4及び図5に示されるように、駆
動プーリ軸21の軸部23には、2種類の流体通路2
6、27が軸方向に沿って形成されている。一方の流体
通路26は、軸部23のハウジング31側の端面で出力
ポート36にガスケット23aにより液密的に連結され
ており、他方の流体通路27は、軸部23のハウジング
31側の端面で入力ポート37にガスケット23bによ
り液密的に連結されている。
【0012】図2及び図6に示されるように、駆動プー
リ軸21の軸部23のインペラ25側の端面には、凹部
23cが形成されており、この凹部23cには、制御機
構5が配設されている。制御機構5は、凹部23c内に
Oリング23dを介して嵌挿されるハウジング51を備
えており、このハウジング51には、ガスケット23e
により流体通路26、27に液密的に連結され、流体通
路26、27を連通させる連絡通路52が形成されてい
る。ハウジング51の連絡通路52を形成する壁には、
弁座53が形成されており、この弁座53に着座する弁
体54がハウジング51内に可動自在に配設されてい
る。弁体54は、弁座53に着座することで連絡通路5
2を閉鎖して流体通路26と流体通路27との連通を遮
断し、弁座53から離れることで連絡通路52を解放し
て流体通路26と流体通路27との連通を許容する。弁
体54は、温度に感応して伸縮するサーモワックス55
を備えており、このサーモワックス55の伸縮によって
可動して弁座53に着座したり弁座53から離れたりす
る。サーモワックス55は、冷却水が流れるウォータポ
ンプ2の輸送通路28内に位置しており、これにより、
冷却水の温度に感応して伸縮する。又、ハウジング51
と弁体54との間には、スプリング56が配設されてお
り、弁体54は、スプリング56の付勢力を受けて弁座
53から離れる方向に常時付勢されている。
【0013】図3に示されるように、調整機構6は、ハ
ウジング31に形成されプラグ61によって密封された
内部空間62内に配設され弁体63を備えている。弁体
63は、内部空間62を流体作動室33の高圧室33a
に連通される高圧室62aとオリフィス通路65に連結
される背圧室62bとに区画している。弁体63には、
高圧室62aと背圧室62bとを連通させるオリフィス
通路63aが形成されており、さらに、背圧室62b内
に配設されたスプリング64により高圧室62aを狭め
る方向に常時付勢されている。又、内部空間62の高圧
室62aには、流体作動室33の低圧室33bに連結さ
れ弁体63にて開閉されるポート66が連結されてい
る。内部空間62の背圧室62aの圧力は、オリフィス
通路65と弁体54の弁座53に対する相対位置関係で
決定される連結通路52の開度によって調圧され、高圧
室62aの圧力、背圧室62bの圧力及びスプリング6
4の荷重のバランスで弁体63を動かしてポート66の
開度を調整している。これにより、流体作動室33の高
圧室33aと内部空間62の高圧室62aの圧力調整を
成している。
【0014】次に作動について説明する。
【0015】エンジンの駆動力を受けて駆動プーリ軸2
1が回転すると、駆動プーリ軸21とともにハウジング
31が一体的に回転する。ここで、エンジンの始動時
等、冷却水の温度が所定温度より低いときには、サーモ
ワックス55が収縮しているので、弁体54が弁座53
より離れて連絡通路52を所望の開度で解放し、流体通
路26と流体通路27とを連通させている。従って、調
整機構6の背圧室62bの圧力が下がって弁体63がポ
ート66を解放するため、流体作動室33の高圧室33
a内の流体は、調整機構6の高圧室62aからポート6
6を介して低圧室33bに流れ込み、流体が循環させら
れる。これにより、流体作動室33の容積変化が許容さ
れて、インナロータ34とアウタロータ32がハウジン
グ31に対して相対回転可能な状態となる。この状態で
は、ハウジング31の回転は、アウタロータ32の軸心
が駆動プーリ軸21の回転軸心に対して偏心しているこ
とで、アウタロータ32をインナロータ34に対して噛
合しながら公転させ、インナロータ34を回転させな
い。よって、ハウジング31の回転は、出力シャフト4
1には伝達されず、駆動プーリ軸21のみが回転駆動し
て出力シャフト41は回転することなく(もしくは低回
転)、冷却ファンは停止(もしくは低回転)している。
【0016】冷却水の温度が所定温度より高くなると、
サーモワックス55が伸長して弁体54がスプリング5
6の付勢力に抗して可動し、弁座53に着座する。これ
により、連絡通路52が閉鎖されて、流体通路26と流
体通路27との連通が遮断される。この場合、調整機構
6の背圧室62bの圧力が上がり、弁体63がポート6
6を遮断するため、流体作動室33の高圧室33aから
低圧室33bへの流体の移動が許容されず、高圧室33
aは高圧状態を保持するとともに低圧室33bは低圧状
態を保持し、流体作動室33の容積変化を阻止する。従
って、インナロータ34とアウタロータ32がハウジン
グ31に対して相対回転不能な状態となる。この状態で
は、ハウジング31の回転は、アウタロータ32の軸心
が駆動プーリ軸21の回転軸心に対して偏心しているこ
とで、アウタロータ32をインナロータ34と一体に回
転させる。よって、ハウジング31の回転が出力シャフ
ト41に伝達されて、冷却ファン4が回転する。冷却フ
ァン4の回転は、ラジエータを冷却して冷却水の熱交換
効率を向上させ、結果、エンジンを適正に冷却すること
になる。
【0017】上記したように、制御機構5のサーモワッ
クス55をウォータポンプ2の冷却水の輸送通路28内
に配置して、冷却ファン4の回転を制御する制御機構5
が冷却水の温度に応じて作動するようにしたので、外気
温や感応部周りに流入する空気の温度等の外的要因の影
響が少なく、冷却ファン4の回転をエンジンの温度に対
して正確且つ確実に制御することができる。又、制御機
構5が駆動プーリ軸21の軸部23の端面の凹部23c
内に収容されているので、制御機構5が駆動プーリ軸2
1の回転軸心上に配置されることになる。よって、制御
機構5は、駆動プーリ軸21及びハウジング31の回転
による遠心外力の影響を受けにくく、結果、誤作動等を
防止して確実な作動が保証される。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンを冷却する冷
媒の温度に応じて作動する制御機構によって調整機構を
作動させて、流体作動室内の流体の循環を制御して回転
容積型機構による駆動軸から被駆動部材への回転の伝達
を調整するようにしたので、従来に比べて、エンジンの
温度に対する調整機構の作動の正確性及び確実性を向上
させ、これにより、冷却ファンをエンジンの温度に応じ
て正確且つ確実に回転させることができる。
【0019】又、本発明によれば、駆動軸を冷媒をエン
ジンと熱交換器との間で循環させるウォータポンプの駆
動プーリ軸とし、制御機構を駆動プーリ軸と同軸上でウ
ォータポンプに配設し、流体作動室内の流体を制御機構
に導く流体通路を駆動プーリ軸に形成したので、駆動プ
ーリ軸の回転による遠心外力が調整弁に与える影響を抑
えることができ、これにより、調整機構の作動の正確性
及び確実性に対する信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図2のD部拡大図である。
【図6】図2のE部拡大図である。
【符号の説明】
2 ウォータポンプ 3 内接ギヤポンプ(回転容積型機構) 4 冷却ファン 5 制御機構 6 調整機構 21 駆動プーリ軸 26、27 流体通路 33 流体作動室 41 出力シャフト(被駆動部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転に応じて回転駆動する駆
    動軸の回転を冷却ファンに連結される被駆動部材へ伝達
    して前記冷却ファンを回転させる冷却装置であって、前
    記エンジンを冷却する冷媒の温度に応じて作動する制御
    機構と、前記駆動軸と前記被駆動部材との間に配設され
    流体作動室を介して前記駆動軸の回転を前記被駆動部材
    に伝達可能な回転容積型機構と、前記制御機構の作動に
    応じて前記流体作動室内の流体の循環を制御して前記回
    転容積型機構による駆動軸から被駆動部材への回転の伝
    達を調整可能な調整機構とを有する冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸は、前記冷媒を前記エンジン
    と熱交換器との間で循環させるウォータポンプの駆動プ
    ーリ軸であって、前記制御機構を前記駆動プーリ軸と同
    軸上で前記ウォータポンプに配設し、前記流体作動室内
    の流体を前記制御機構に導く流体通路を前記駆動プーリ
    軸に形成した、請求項1記載の冷却装置。
JP2000396053A 2000-12-26 2000-12-26 冷却装置 Pending JP2002195037A (ja)

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