JPS62127522A - 粘性流体継手装置 - Google Patents

粘性流体継手装置

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Publication number
JPS62127522A
JPS62127522A JP26701485A JP26701485A JPS62127522A JP S62127522 A JPS62127522 A JP S62127522A JP 26701485 A JP26701485 A JP 26701485A JP 26701485 A JP26701485 A JP 26701485A JP S62127522 A JPS62127522 A JP S62127522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viscous fluid
rotor
closing
working chamber
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP26701485A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Hayashi
正治 林
Takatsugu Nakamura
中村 隆次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP26701485A priority Critical patent/JPS62127522A/ja
Publication of JPS62127522A publication Critical patent/JPS62127522A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は粘性流体継手に関するもので、例えば自動車用
ラジェータ冷却ファンの制御等に利用される。
(従来の技術) 従来のこの種の装置としては特公昭59−27452号
公報に開示され、第5図に示されるものがあった。
この装置40は、エンジンによって駆動されその上に回
転ロータ42を有する入力部材41と、該入力部材41
上に、ベアリング56を介して支承され入力部材41と
相対回転可能な出力部材43を有し、該出力部材43と
一体となったハウジング44によって出力部材43との
間に中空部が形成される。該中空部はハウジング44に
固設された仕切り板45により粘性流体のための貯蔵室
46と前記回転ロータ42を収容する作動室47に分離
され、該仕切り板45には、該作動室47から該貯蔵室
46へ粘性流体を送るポンプ機構48と、該貯蔵室46
から該作動室47へ粘性流体を連通させる第1、第2戻
し孔51.53を備えている。前記仕切り板45と回転
ロータ42の一側端との間には第1トルク伝達面49が
形成され、一方前記出力部材43と回転ロータ42の他
側端との間には第2トルク伝達面50が形成されている
。又、回転ロータ42には、第2戻し孔53から流入す
る粘性流体を第2トルク伝達面50に供給する流体通路
52が設けられている。温度が上昇し第1所定温度に達
すると、外周側の第1戻し孔51を開き、第1トルク伝
達面49へ貯蔵室46から粘性流体を流入させ、第1所
定温度より高い第2所定温度に達すると、内周側の第2
戻し孔53をも同時に開き、第1トルク伝達面49と共
に流体通路52を通って第2トルク伝達面50にも粘性
流体を流入させるように、ハウジング44の前面に設け
られた温度感応のバイメタル54に直結された弁部材5
5によって第1.第2戻し孔51.53が開閉制御され
る。
以上の構成により粘性流体によるトルク伝達を温度感応
手段によって制御する従来装置は、第6図に示す特性を
もっていた。叩ち第6図は、入力部材回・転数つまりブ
ー゛ノ回転数Nりと出力部材回転数つまりファン回転数
Nfとの関係が、温度に応じて三段階に制御され、各段
階での特性線図を示している。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した構成である従来の装置は第6図に示される特性
を持っている。そのため、高温時に於いて入力回転数す
なわちエンジン回転数が高くなるにつれファン回転数も
高くなり、それによりファン騒音が高くなると共にファ
ンの損失馬力が高(なるという問題点及び粘性流体の内
部発熱温度が高くなり継手又はファンの耐久性に悪影響
を及ぼすという問題点があった。
そこで本発明は、低回転域でのファンの風量を不足させ
ることなく、高回転域でのファン回転数を制御可能にす
ることをその技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するために講じた技術的手段は、入力部
材上に配設される1他又は複数個の回転ロータ内にトル
ク伝達面に粘性流体を供給するための通路を形成し、回
転ロータの遠心力に感応して開閉制御可能な遠心力感応
手段を各回転ロータ内に設ける、ことである。
(作用) 温度感応手段のバイメタルが高温時に於いて、入力部材
の回転数が低い時、貯蔵室から作動室への第1.第2戻
し孔を開閉制御するバイメタルに連動したバルブプレー
トが両戻し孔を開位置に保持し、粘性流体が第1.第2
通路を介して各作動室へ流入し各トルク伝達面にてトル
ク伝達を行なう。入力部材の回転数が高くなるとロータ
内に設けられた速心懇応手段の制御弁がスプリングの付
勢力に抗して遠心力により外周方向へ移動してロータに
形成された通路を遮断するため、トルク伝達面に流入す
る粘性流体が減少し、伝達効率が低下することにより出
力部材の回転数が制御される。
以上の様に本発明は低回転域でのファンの風量不足を招
くことなく、高回転域でのファン回転数を制御可能にす
ることができる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。第
1図に示す本発明の粘性流体継手装置10は、プーリを
介してエンジンにより駆動される入力部材としてのシャ
フト11を有し、該シャフト11上にはシャフト11と
一体で回転する第10−タ12と第20−タ13が固設
されると共に、ベアリング23を介して第1ハウジング
29が回転自在に支承される。該第1ハウジング29に
は第2ハウジング30及びカバー32がボルト36等で
螺着され、それにより第2ハウジング30とカバー32
間に中空部が形成される。該中空部はカバー32に固設
された仕切り板31により粘性流体のための貯蔵室26
と前記第20−タ13が収容される第3作動室20に分
離される。尚、第10−タ12と第1ハウジング29間
及び第2ハウジング30間には夫々第1作動室18及び
第2作動室19が形成され、夫々の相対面にはラビリン
ス溝が設けられていて、第1トルク伝達面18a及び第
2トルク伝達面19aが形成される。また、前記第3作
動室20に於いて、前記仕切り板31と第2−夕13と
の相対面に茅3トルク伝達面20aが形成される。
前記仕切り板31外周には、仕切り板31と第21コー
タ13と第20−タ13との間に生じる相対回転によっ
て前記第3作動室20内の粘性流体を貯蔵室26に送る
ポンプ突起34、ポンプ孔35から成るポンプ機構が形
成され、また該仕切り板31上には、貯蔵室26内の粘
性流体を作動室へ連通させるために径方向外周側に第1
戻し孔27が、内周側に第2戻し孔28が夫々形成され
る。
前記カバー32は前記シャフト11と同軸の貫通孔を有
し、該貫通孔にはブツシュ37を介してロッド33が回
動可能に挿嵌され、○−リング38によりシールが保持
される。酸ロッド33の貯蔵室26側への突出部には前
記第1.第2戻し孔27.28を開閉するバルブプレー
ト21が固定され、カバ−32前面への突出部にはラジ
ェータ通過空気温を感知して作動する渦巻状バイメタル
22の内方端が固定され、該バイメタル22の外方端は
カバー32に固定される。これにより1111記第1.
第2戻し孔27.28は、バイメタル22にロッド33
を介して連動するバルブプレー1−21により開閉側御
される。
また第10−タ12、第20−タ13は夫々、各作りJ
室を連Jする第2通路25、第1通路2′+を有してお
り、各ロータ12,13内にはスプリングにより中心方
向に付勢され、ローフの回転による迩心力によってスプ
リングに抗して外周側へ移動し各通路を遮断する第1制
御弁14、第2制御弁16が設けられている。該第1制
御弁14を中心方向に付勢する第1スプリング15ユよ
、第2制御弁16を中心方向に付勢する第2スブリンク
17よりも荷重が小さく設定されている。
上記構成から成る本実施例の作用を説明する。
ラジェータ通過空気温が、カバ−32前面に配設された
バイメタル22の第1所定温度以下の低温度時には、バ
イメタル22は作動せず、バルブプレート21は第1.
第2戻し孔27.28の両方を閉弁位置に保持する。そ
のため貯蔵室26内の粘性流体は作動室側へ送られず、
粘性流体継手10は第2図に示す入力部材回転数つまり
プーリ回転数(Np)に対する出力部材回転数つまりフ
ァン回転数(Nf)の関係を表わしたNp−N f特性
図に於けるOFFに示す特性を持ち、出力部材すなわち
ハウジング29.30に固定されるファンは低速回転を
し、エンジンの適冷を防ぐ。
次にラジェータ通過空気温が上昇しバイメタル22の第
1所定温度以上の中温時には、バイメタル22が作動し
バイメタル22の内方端に固定されたロッド33が回動
し、該ロッド33と一体のバルブプレートが仕切り板3
1上を回転して第1戻し孔27を開弁位置Sこ保持する
。それにより貯蔵室26内の粘性流体は、第1戻し孔2
7を通って第3作動室20へ流入し第3トルク伝達面2
0aによってトルク伝達が行なわれ、第2図に示すMT
Dの特性を持ち、ファンは中速回転する。
ラジェータ通過空気温が更に上昇しバイメタル22の第
1所定温度よりも高い第2所定温度以上の高温時には、
バイメタル22の作動に連動して、さらにバルブプレー
ト21が仕切り板31上を回動し第1.第2戻し孔27
.28を開弁位置に保持する。それにより貯蔵室26内
の粘性流体は第1戻し孔27を通って第3作動室20の
第31−ルク伝達面20aへ流入すると共に第2戻し孔
28を通って第1.第2通路24.25を通って茅2作
動室19.第1作動室18へ流入する。
シャフト11の入力回転数が低い場合、シャフト11と
一体で回転する第10−タ12及び第20−タ13内に
設けられた第1制御弁14と第2制御弁16は遠心力に
より夫々第1スプリング15、第2スプリング17の付
勢力に打ち勝って前記第1通路24、第2通路25を閉
しることができず、全ての作動室18,19.20に流
入した全ての粘性流体により全てのトルク伝達面18a
19a、20aに於いてトルク伝達が行なわれ、第2図
に示すON、A域の特性を持ら、シャフト11に直結さ
れたのと同様にファンは回転されエンジンオーハーヒー
1〜を防ぐ。
シャツI−] 1の入力回転数か中速回転の場合、第1
0−タ12内に設けられた第1制御弁14が遠心力によ
って第1スプリング15の付勢力に抗して外周方向へ移
動し第2通路25を閉じる。それにより貯蔵室26内の
粘性流体は第1戻し孔27を介して第3作動室20へ第
2戻し孔28.第1iffl路24を介して第2作動室
19へ夫々流入し、第2トルク伝達面19a、第3トル
ク伝達面20aに於いてトルク伝達が行なわれ、第2図
に示すON、B域の特性を持つようにファンの回転数が
制御される。
シャフト11の入力回転数が更に高くなると、遠心力に
より第2制御弁16も、第2スプリング17の付勢力に
抗して外周側へ移動し、第1通路24を閉じる。そのた
め粘性流体は、第1.第2作動室18.19への流入を
遮断され、第3作動室20のみに流入し第3トルク伝達
面20aに於いてトルク伝達が行なわれ、第2図に示す
ON。
C域の特性を持つようにファン回転数は更に低く制御さ
れる。
また、他の実施例として第3図に示すように回転ロータ
が1つの場合にでも同様に第4図に示す様な類似の特性
が得られ、本発明の技術的課題を解決できる。第3図に
於いて、第1図と同−或いは同様な構成部品は同一番号
符号にて示されている。
尚、本発明に於いて、遠心力感応の制j]■弁を付勢す
るスプリングは、制御弁に対して外周側に位置している
が、これを内周側に位置させ通路の位置を適合させるこ
とによっても同様の効果が得られ、また該スプリングの
付勢力を選択することにより制御弁の開閉の設定を要求
性能に応じ適宜に行なうことができる。
〔発明の効果〕
本発明の課題を解決するための他の手段として継手内に
封入される粘性流体の粘度を下げたり、継手に装着する
ファンの容量を下げたり、継手自体の容量と装着するフ
ァンの容量とを上げることが考えられる。しかしながら
、上記の3つの手段の場合に於いては冷却性能の低下が
必須となり、また大巾な重量の増加と大型化による耐久
上及びスペース上の問題が生じる。そこが本発明では回
転ロータ内にロータの回転による遠心力によってトルク
伝達面への粘性流体の通路を開閉制御する遠心制御弁を
設けたことにより上記のような問題を生ずることなく本
発明の課題を解決し、また内部発熱による耐久性の問題
が解決されるため、継手及びファンの組合せに自由度が
増し、車輌搭載等の計画が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従った粘性流体継手の一実施例の断面
図、第2図は第1図に示す本発明の一実施例に於けるプ
ーリ回転数Npとファン回転数Nfの関係を表わしたN
f−Np特性図、第3図は本発明に従った粘性流体継手
の他の実施例の断面図、第4図は第3図に示す本発明の
他の実施例に於ける前記Nf−Np特性図、第5図は従
来の粘性流体継手装置の断面図、第6図は第5図に示す
粘性流体継手装置に於ける前記Nf  N’p特性図で
ある。 10・・・粘性流体継手装置、11・・・シャツ)−,
12,13・・・回転ロータ、14・・・第1制御弁、
15・・・第1スプリング、16・・・第2制御弁、1
7・・・第2スプリング、18.19.20・・・作動
室、21・・・バルブプレート 22・・・バイメタル
、24・・・第1通路、25・・・第2通路、26・・
・貯蔵室。 27・・・第1戻し孔、28・・・第2戻し孔。 29・・・第1ハウジング、30・・・第2ハウジング
、31・・・仕切り板、32・・・カバー。 33・・・ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンによつて駆動されその上に1個又は複数個の回
    転ロータを有する入力部材、最外側の該入力部材に対し
    て相対回転可能な出力部材、該出力部材内を粘性流体の
    ための貯蔵室と前記ロータを収容する作動室とに分離す
    る仕切板、該作動室と前記貯蔵室を連通させる第1,第
    2戻し孔、該第1,第2戻し孔を開閉制御させる温度感
    応手段、前記ロータに形成され前記ロータと前記出力部
    材間に形成されるトルク伝達面に粘性流体を供給する通
    路手段、及び該通路手段を前記回転ロータの遠心力に応
    答して開閉制御するために前記ロータ内に配設された遠
    心力感応手段を有する、粘性流体継手装置。
JP26701485A 1985-11-27 1985-11-27 粘性流体継手装置 Pending JPS62127522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26701485A JPS62127522A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 粘性流体継手装置

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JP26701485A JPS62127522A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 粘性流体継手装置

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JPS62127522A true JPS62127522A (ja) 1987-06-09

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ID=17438859

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JP26701485A Pending JPS62127522A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 粘性流体継手装置

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JP (1) JPS62127522A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0378140U (ja) * 1989-12-01 1991-08-07
US5257686A (en) * 1991-07-18 1993-11-02 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Viscous fluid coupling device
JP2007224773A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Toyota Motor Corp 車両の制御装置および冷却ファンの消費動力推定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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