JP2002194683A - ワイヤロープ潤滑装置及び潤滑システム - Google Patents

ワイヤロープ潤滑装置及び潤滑システム

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JP2002194683A
JP2002194683A JP2000388265A JP2000388265A JP2002194683A JP 2002194683 A JP2002194683 A JP 2002194683A JP 2000388265 A JP2000388265 A JP 2000388265A JP 2000388265 A JP2000388265 A JP 2000388265A JP 2002194683 A JP2002194683 A JP 2002194683A
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lubricating
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勝信 神野
Kenji Katagiri
健司 片桐
Hitoshi Kumada
仁 熊田
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B7/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
    • D07B7/02Machine details; Auxiliary devices
    • D07B7/12Machine details; Auxiliary devices for softening, lubricating or impregnating ropes, cables, or component strands thereof

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  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる径のワイヤロープに対し塗布量を均一
にして給油を行うことのできるワイヤロープの潤滑装置
及び潤滑システムを提供する。 【解決手段】 分割式容器1内にワイヤロープ3を挿通す
るための筒孔hを有し、その分割式容器1に挟み込まれた
ワイヤロープ3に対し潤滑剤を加圧して供給するワイヤ
ロープ潤滑装置において、分割式容器1内に設けられ加
圧された潤滑剤をワイヤロープ周面に接触させる潤滑剤
供給室4と、その潤滑剤供給室4のワイヤロープ挿通方向
両側に配設されており、径の異なるワイヤロープに対応
してその外周面に密着できるよう内径が筒軸方向に絞ら
れている弾性シール5,6とを有し、潤滑剤供給室4に供
給された潤滑剤を弾性シール5,6におけるワイヤロープ
密着部分を通じてワイヤロープ3に塗布するように構成
してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤロープの潤
滑、防錆に好適であるワイヤロープ潤滑装置及び潤滑シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーン、エレベータ、リフト、
ダムや河川のゲート等の駆動用としてワイヤロープが広
く使用されており、これらのワイヤロープについては腐
食や摩耗を防止する等の目的で定期的に潤滑が行われて
いる。
【0003】この種の潤滑装置としては例えば図6に示
すようなものが知られている。同図に示す潤滑装置は、
半割部品60a,60bからなる筒状容器60内にワイ
ヤロープ61を挟み込み、その筒状容器60内のグリー
ス供給室62が満杯になるまでグリースポンプによりグ
リースを強制的に高圧で注入するようになっている。
【0004】グリース供給室62の上下両側には、組み
合わされてリング状をなす上側シール材63a,63b
及び下側シール材64a,64bがそれぞれ配設されて
おり、注入されたグリースが筒状容器60から漏れ出な
いようになっている。なお、シールの密封度を良くする
ために各シール材の穴径は、ワイヤロープ61の外径と
等しいか、または若干小さいものが使用される。
【0005】この潤滑装置によれば、グリースが高圧で
ワイヤロープに供給されるため、その表面から内部まで
潤滑することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の潤滑装置では、異なる径のワイヤロープを潤滑
する場合にその都度、筒状容器60内のシール材を交換
しなければならず潤滑作業が繁雑になる。また、グリー
スの塗布厚さは、選択されるシール材の穴径によって支
配されるため、適量塗布することが難しいという問題が
あった。
【0007】本発明は、上記した従来の潤滑装置におけ
る課題を考慮してなされたものであり、異なる径のワイ
ヤロープに対しても部品を交換することなく潤滑を行う
ことができ、しかも塗布厚を適量に維持することができ
るワイヤロープ潤滑装置及び潤滑システムを提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤロープ潤
滑装置は、分割式容器内にワイヤロープを挿通するため
の筒孔を有し、その分割式容器に挟み込まれたワイヤロ
ープに対し潤滑剤を加圧して供給するワイヤロープ潤滑
装置において、上記分割式容器内に設けられ加圧された
潤滑剤をワイヤロープ周面に接触させる潤滑剤供給室
と、その潤滑剤供給室のワイヤロープ挿通方向両側に配
設されており、径の異なるワイヤロープに対応してその
外周面に密着できるよう内径が筒軸方向に絞られている
弾性シールとを有し、上記潤滑剤供給室に供給された潤
滑剤を上記弾性シールにおけるワイヤロープ密着部分を
通じてワイヤロープに塗布するように構成してなること
を要旨とする。
【0009】本発明の弾性シールによるシールとは、潤
滑剤の少量の通過を許容するが少ないことを望む程度で
ある。
【0010】本発明に従えば、加圧された潤滑剤が潤滑
剤供給室に供給されると、ワイヤロープ外周面に接触し
てその表面から内部まで潤滑する。次いで、潤滑剤はワ
イヤロープに沿って潤滑剤供給室から出ようとするが、
弾性シールがワイヤロープ外周面に密着しているため、
その密着部分を通過するときに余分な潤滑剤が絞られ、
潤滑剤が適量に塗布されると同時に均一に塗布される。
【0011】本発明において、上記弾性シールを筒状部
材で構成し、その筒軸方向中央部から端部に向けて欠頭
円錐状に形成すれば、異なる径のワイヤロープ外周面に
対し弾性シールを確実に密着させることができる。
【0012】本発明において、上記分割式容器内に、上
記ワイヤロープを上記筒孔の中心軸上に保持する保持手
段を備えれば、ワイヤロープが常に潤滑装置の中心に送
り込まれるため、潤滑剤をワイヤロープ外周面に均一に
塗布することができる。
【0013】本発明において、上記分割式容器における
ワイヤロープ出口部に、塗布された潤滑剤の塗布厚を調
節する塗布厚調節手段を備えれば、潤滑剤の過剰塗布を
防止することができる。上記塗布厚調節手段の一具体例
としては、ワイヤロープ断面においてストランドの谷間
に残存する潤滑油を掻き落とすブラシが示される。この
ブラシを備えれば、ワイヤロープのストランド谷間に潤
滑剤が残らず、ワイヤロープ外周面全体を均一に潤滑す
ることができる。
【0014】本発明において、上記分割式容器内に、上
記ブラシによって掻き落とされた潤滑剤を溜める潤滑剤
貯留部を設けることができる。このように構成すれば、
余剰潤滑剤を分割式容器外に漏出させることなく潤滑す
ることができる。
【0015】本発明の潤滑システムは、上記した構成か
らなるワイヤロープ潤滑装置と、その潤滑剤供給室に潤
滑剤を加圧して供給する潤滑剤加圧供給手段と、上記分
割式容器をワイヤロープに沿って移動させる駆動手段と
を備えてなることを要旨とする。この構成に従えば、自
力でワイヤロープの潤滑が行えるようになる。
【0016】上記潤滑システムにおいて潤滑剤供給室内
の圧力を検出する圧力検出手段を備え、検出圧力が所定
値に達した時に上記駆動手段を駆動させるように構成す
れば、一定圧力のもとに潤滑剤を供給することができる
ため、潤滑ムラを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤロープ
潤滑装置についてその実施形態を図面を用いて説明す
る。
【0018】図1はワイヤロープ潤滑装置(以下、潤滑
装置と略称する)の基本構成を示したものであり、
(a)はその一部切り欠いて内部を示した正面図であ
り、(b)は底面図である。
【0019】両図において潤滑装置1は円筒状の分割式
容器2から構成されており、その内部にワイヤロープ3
を挿通するための筒孔hが形成されている。そして、こ
の分割式容器2を筒軸方向に二つ割りして(図中、半割
部品2a及び2b参照)ワイヤロープ3に装着する。
【0020】この分割式容器2内の略中央には環状溝部
からなる潤滑剤供給室4が設けられており、この潤滑剤
供給室4に連通して分割式容器2の胴部に、潤滑剤とし
てのグリースを注入するためのグリース注入孔4aが備
えられている。
【0021】上記潤滑剤供給室4の上下両側には、弾性
部材からなる弾性シール5,6がそれぞれ配設されてい
る。
【0022】各弾性シール5,6は同じ構成からなり、
上側の弾性シール5を代表して説明すると、弾性シール
5は筒状に形成されており、その中央部外側にT字状の
突起部5aが周設されている。この突起部5aは、断面
C字状の金属製取付リング7に係合されて一体化され、
この取付リング7は、分割式容器2内面から環状に突設
された鍔部2cの係合溝2dに保持されるようになって
いる。
【0023】上記弾性シール5は、耐摩耗性及び耐油性
に優れた例えばウレタン樹脂、シリコン樹脂、天然ゴ
ム、合成ゴム等を筒状に成形したものを使用することが
できる。なお、この弾性シール5についても筒軸方向に
二つ割りできるように構成されている。
【0024】一方、取付リング7の上部は、分割式容器
2の円周方向において等間隔に配設される環状の押え金
具8によって押圧され、抜け止め防止されている。この
押え金具8には円周上等間隔に圧縮コイルばね9が収納
されており、その圧縮コイルばね9の先端部9aは弾性
シールの上側端部5bをワイヤロープ3側に押圧するよ
うになっている。なお、この取付リング7も筒軸方向に
二つ割りできるように構成されており、ねじ8aを用い
て分割式容器2内面に固定されている。
【0025】また、弾性シール5は、その中央部分から
端部に向けて欠頭円錐状に形成されている。従って、弾
性シール5が取付リング7を介して鍔部2cに固定され
ている状態において、弾性シール5の中央部内面はワイ
ヤロープ3の外周面から若干離れて隙間dが形成される
が、その両端部はワイヤロープ3の外径よりも僅かに径
が小さくなっているために、両端部5b及び5cはワイ
ヤロープ3に密着することになる。
【0026】一方、大径のワイヤロープを潤滑対象とす
る場合には、弾性シール5の端部5b,5cにおいて二
つ割りの縦目地部分が若干開き、弾性シール5の中央部
分内面がワイヤロープ3の外周面と直接接触することに
なる。
【0027】また、潤滑剤供給室4の下側に配置された
弾性シール6も上記と同様に、その突起部6aが取付リ
ング7と一体化されて鍔部2cの係合溝2dに保持さ
れ、押え金具8によって抜け止め防止されている。ま
た、押え金具8に収納されている圧縮コイルばね9の先
端部9aは、弾性シール6の上側端部6bをワイヤロー
プ3側に押圧するようになっている。
【0028】上記弾性シール5及び6はそれぞれシール
機能を有するが、特に弾性シール5の上側端部5bは、
ワイヤロープ3に対しグリースを均して塗布する“こ
て”としても機能する。
【0029】この弾性シール6のさらに下側には、グリ
ースの漏出を防止するためのシール10が設けられてい
る。このシール10は、取付リング7を介して鍔部2c
に保持され、シール部材10の上側端部10aが圧縮コ
イルばね9でワイヤロープ3側に押圧されている点で上
記弾性シール5,6と共通している。ただし、このシー
ル10はグリースの漏れを確実に防止するためのもので
あり、弾性シール5,6よりも短尺に形成され、下側端
部を備えていない。
【0030】次に、上記構成を有する潤滑装置1の動作
について説明する。
【0031】グリース注入孔4aから潤滑剤供給室4内
に加圧したグリースを供給すると、潤滑剤供給室4内が
グリースで充満し、ワイヤロープ3の外周面と接触して
その表面及びその内部を潤滑する。
【0032】充満したグリースはさらに弾性シール5の
下側端部5cとワイヤロープ3との密着部分から進入
し、弾性シール5とワイヤロープ3との間を移動する。
【0033】弾性シール5を通過するグリースは、その
上側端部5bによってしごかれグリースの過剰に塗布さ
れることが防止される。このとき、圧縮コイルばね9
は、そのしごきに必要な押圧力を上側端部5bに与えて
いる。
【0034】一方、充満したグリースは弾性シール6側
にも移動するが、弾性シール6の上側端部6bは圧縮コ
イルばね9によって押圧されているため、弾性シール5
に比べるとワイヤロープ3との密着部分から弾性シール
6内に進入するグリースの量は少ない。ところが、ワイ
ヤロープ3においてストランドの谷間を通じてグリース
が漏れることがある。その谷間を通じて弾性シール6を
通過したグリースについては、弾性シール6の下側にさ
らに配置されたシール10によって漏れが防止される。
従って潤滑装置1の下方に配置された装置や設備をグリ
ースで汚染することがない。
【0035】次に、ワイヤロープ3が滅多に移動するこ
とのない例えばダムゲートの開閉用ワイヤロープを潤滑
する場合に好適な潤滑システムについて説明する。
【0036】図2に示す潤滑システムにおいて、符号2
0はダムゲートのゲート本体であり、ゲート壁21に対
して昇降可能に支持されている。ゲート上方の躯体22
には巻上装置23が設置されており、この巻上装置23
から垂下されたワイヤロープ24は、ゲート上端に備え
られた滑車25に掛渡された後、その先端を躯体22に
固定している。それにより、巻上装置23が駆動するこ
とによってワイヤロープ24が巻取られ、あるいは巻戻
されると、ゲート20が昇降するようになっている。
【0037】垂下されたワイヤロープ24には潤滑装置
1が装着されており、この潤滑装置1は、駆動装置26
によって昇降するようになっている。
【0038】詳しくは、駆動装置26は滑車25上に載
置されており、一対の保持金具27によってワイヤロー
プ24に保持されている。駆動装置26の内部には、モ
ータ(図示しない)で駆動する駆動ドラム28が備えら
れている。
【0039】そして、この駆動ドラム28に操作ワイヤ
ー29を巻回した状態でその一方端を潤滑装置1の下端
に接続し、他方端を滑車30を経て潤滑装置1の上端に
接続している。従って、駆動ドラム28をモータによっ
て正逆回転させると、操作ワイヤー29が時計回りまた
は反時計回りに周回し、それに伴い潤滑装置1がワイヤ
ロープ24をガイドとして下降または上昇することにな
る。
【0040】上記モータには、エンコーダーが組込まれ
ており、このエンコーダーから出力されるパルス信号に
よって潤滑装置1の位置が分かるようになっている。
【0041】なお、図示を省略しているが、駆動装置2
6および滑車30の近傍にはそれぞれリミットスイッチ
が設けられており、潤滑装置1が下降限界または上昇限
界に到達するとリミットスイッチが働いてモータが強制
停止されるようになっている。
【0042】潤滑装置1のグリース注入孔4aは、フレ
キシブルな管路31を通じてグリースポンプ32に接続
されており、タンク33に貯留されているグリースを潤
滑装置1に高圧で供給するようになっている。
【0043】上記管路31及びグリースポンプ32は潤
滑剤加圧供給手段として機能する。
【0044】また、潤滑装置1の潤滑剤供給室4には圧
力センサ34が備えられており、この圧力センサ(圧力
検出手段)34によって検出された圧力信号はコントロ
ーラ35に与えられ、このコントローラ35は潤滑装置
1の昇降動作を制御するようになっている。
【0045】次に、上記構成を有する潤滑システムの動
作について説明する。
【0046】まず、駆動装置26のモータを駆動して潤
滑装置1を上昇させ、ゲート上方の躯体22近傍である
給油開始位置に潤滑装置1をセットする。
【0047】次いで、グリースポンプ32を駆動させて
潤滑装置1の潤滑剤供給室4に加圧したグリースを供給
する。圧力センサ34によって検出される圧力が所定値
に達すると、潤滑剤供給室4内にグリースが完全に充填
されたとみなし、駆動装置26のモータを駆動させる。
このとき、加圧したグリースを供給することによってワ
イヤロープ3の表面及び内部にグリースが潤滑されてい
る。
【0048】上記モータの駆動によって操作ワイヤ29
が時計回りに周回すると、潤滑装置1がセット位置から
下降する。それにより、潤滑剤供給室4内に供給された
グリースが、上側弾性シール5とワイヤロープ3との密
着部分を通じてワイヤロープ3に順次塗布されていく。
【0049】こうして潤滑装置1をワイヤロープ24上
端のセット位置から滑車25近傍の給油終了位置まで下
降させることによりワイヤロープ24へのグリース塗布
作業が完了する。
【0050】なお、上記潤滑装置1はワイヤロープ24
に取り付けて作業を行うように構成しているため、ワイ
ヤロープ24の周辺に駆動装置26を載置するスペース
がない場合でも潤滑することができる利点がある。
【0051】図3は、上記潤滑装置1に塗布厚調節手段
及び保持手段を組み合わせたものである。
【0052】同図において40は分割式容器2に接続さ
れる外筒であり、二割部品41,41を組み合わせるよ
うになっている。
【0053】外筒底板41a中央にはワイヤロープ3を
通過させるための貫通孔41bが形成されている。この
貫通孔41bの周縁部から筒軸方向に内筒42が立設さ
れており、その内筒上部42aに保持手段としての弾性
リング43が設けられている。
【0054】この弾性リング43は、内筒上部42aに
形成された係合溝42bに突起部43aを係合すること
により内筒上部42aに固定されており、圧縮コイルば
ね44によりワイヤロープ3側に付勢されているピン4
4aとワイヤロープ3との間に位置して緩衝材として機
能し、ワイヤロープ3を分割式容器2の中心軸上に保持
している。
【0055】一方、外筒41の上側開口部41cには、
ワイヤロープ3の中心に向けて塗布厚調節手段としての
ブラシ45が植設されており、図4に示すように、ワイ
ヤロープ3の断面形状に沿ってブラシ45の先端が接触
できるようになっている。従って、グリース塗布後にお
いてワイヤロープ3のストランド谷間Sに残存する余分
なグリースを掻き落とすことができるようになってい
る。
【0056】このブラシ45によって掻き落とされたグ
リースは、内筒上部42aに形成されている傾斜面42
cに沿って落下し、外筒41と内筒42との間のグリー
ス貯留部(潤滑剤貯留部)46に蓄えられる。
【0057】このように、塗布厚調節装置40を付加す
れば、ワイヤロープ3のストランドの谷間に残存するグ
リースを掻き落とし、ワイヤロープ3の表面に均一にグ
リースを塗布することができる。
【0058】また、図5は別の保持手段を示したもので
ある。
【0059】同図において保持手段50は、外筒41の
突き合わせ部分を除いて外筒内壁41dに、円周上等間
隔に4箇所配設されており、ワイヤロープ3の外周面に
対し一定の押圧力を作用させるようになっている。
【0060】具体的には、外筒内壁41dの離れた位置
に固定されたブラケット51,51に、ピン52a及び
53aを介してリンク52及び53の基端が枢支されて
おり、リンク52,53の先端は連結ピン54で連結さ
れている。この連結ピン54にはワイヤロープ3をガイ
ドするためのガイドローラ55が回転自在に取り付けら
れている。また、リンク52及び53には引張コイルば
ね56が架設されるとともに上記ピン52a及び53a
はブラケット51,51に形成された長孔内を上下方向
に移動することができるようになっている。
【0061】従って、ローラ55は引張コイルばね56
の付勢力によって進出(矢印B方向に)し、外力が作用
した場合には付勢力に抗して後退(矢印B方向と逆方向
に)するようになっている。それにより、ワイヤロープ
3の径が異なる場合であっても常にそのワイヤロープ3
をその周囲から均等に押圧して潤滑装置1の中心軸上に
保持することができる。
【0062】なお、上記実施形態において、弾性シール
5,6,10でワイヤロープ3を保持できる場合には、
図3または図5に示す保持手段を省略することができ
る。ただし、ブラシ45については設けることが好まし
い。
【0063】また、本発明の弾性シールは、上記実施形
態ではグリース注入孔の上下にそれぞれ一段配設した
が、これに限らず、1以上の段数、例えばグリース注入
孔の上下にそれぞれ2段ずつ配設することもできる。こ
のように弾性シールを複数段設ければ、グリースの塗布
量をより制限して薄塗りすることができる。
【0064】また、本発明の潤滑装置は、ダムゲート開
閉用のワイヤロープに対する給油に限らず、これ以外の
例えばクレーン、エレベータ、ロープウェイ等の各種ワ
イヤロープを潤滑する場合にも適用することができる。
【0065】また、本発明の潤滑装置は、上記実施形態
に示した上下方向のワイヤロープに限らず、水平方向に
架設されたワイヤロープの潤滑にも適用することが可能
である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、加圧した潤滑剤を潤滑剤供
給室に供給すると、ワイヤロープ外周面に接触してその
表面から内部まで潤滑剤が供給され、次いで、ワイヤロ
ープに沿って潤滑剤供給室から出ようとするときに、ワ
イヤロープ外周面に密着している弾性シールを通過させ
るように構成したため、余分な潤滑剤が絞られ、潤滑剤
が適量に塗布されると同時に均一に塗布される。
【0067】請求項2の本発明によれば、上記弾性シー
ルを筒状部材で構成し、その筒軸方向中央部から端部に
向けて欠頭円錐状に形成したため、異なる径のワイヤロ
ープ外周面に対し弾性シールを確実に密着させることが
できる。
【0068】請求項3の本発明によれば、上記分割式容
器内に、上記ワイヤロープを上記筒孔の中心軸上に保持
する保持手段を備えたため、ワイヤロープが常に潤滑装
置の中心に送り込まれ、潤滑剤をワイヤロープ外周面に
均一に塗布することができる。
【0069】請求項4の本発明によれば、上記分割式容
器におけるワイヤロープ出口部に、塗布された潤滑剤の
塗布厚を調節する塗布厚調節手段を備えたため、潤滑剤
の過剰塗布を防止することができる。
【0070】請求項5の本発明によれば、上記塗布厚調
節手段を、ワイヤロープ断面においてストランドの谷間
に残存する潤滑油を掻き落とすブラシで構成したため、
ワイヤロープのストランド谷間に余分な潤滑剤が残ら
ず、ワイヤロープ外周面全体を均一に潤滑することがで
きる。
【0071】請求項6の本発明によれば、上記分割式容
器内に、上記ブラシによって掻き落とされた潤滑剤を溜
める潤滑剤貯留部を設けたため、余剰潤滑剤を分割式容
器外に漏出させることなく潤滑することができる。
【0072】請求項7の本発明によれば、自力でワイヤ
ロープの潤滑が行えるようになる。
【0073】請求項8の本発明によれば、上記潤滑シス
テムにおいて潤滑剤供給室内の圧力を検出する圧力セン
サが備え、検出圧力が所定値に達した時に上記駆動手段
を駆動させるように構成したため、一定圧力のもとに潤
滑剤を供給することができるため、潤滑ムラを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るワイヤロープの潤滑装置
の構成を示す一部切り欠きを有する正面図、(b)はそ
の底面図である。
【図2】本発明に係る潤滑システムの構成を示す説明図
である。
【図3】本発明に係る塗布厚調節手段及び保持手段の構
成を示す断面図である。
【図4】ワイヤロープにおいてブラシの配置を説明する
断面図である。
【図5】本発明に係る別の保持手段の構成を示す縦断面
図である。
【図6】従来の潤滑装置の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 潤滑装置 2 分割式容器 2a,2b 半割部品 2c 鍔部 2d 係合溝 3 ワイヤロープ 4 潤滑剤供給室 5,6 弾性シール 5b 上側端部 5c 下側端部 7 取付リング 8 押え金具 9 圧縮コイルばね 10 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/24 301 B05D 7/24 301Q (72)発明者 神野 勝信 大阪府堺市出島西町3番地の1 株式会社 酒井鉄工所内 (72)発明者 片桐 健司 東京都港区西新橋3丁目20番4号 東京電 設サービス株式会社土木部内 (72)発明者 熊田 仁 東京都港区西新橋3丁目20番4号 東京電 設サービス株式会社土木部内 Fターム(参考) 3B153 AA02 CC74 DD44 DD50 EE03 EE15 FF04 FF11 GG40 4D075 AB03 AB14 AB16 AB36 AB38 CA09 CA48 DA01 DB02 DC05 DC16 EA37 4F040 AA26 AB08 AC02 BA49 CC02 CC14 CC15 CC18 DA04 DA13 DA14 DB18 DB22 4F042 AA23 BA07 BA08 BA27 CB02 CC02 CC09 DD12 DD14 DD19 DD22 DD27 DD45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割式容器内にワイヤロープを挿通する
    ための筒孔を有し、その分割式容器に挟み込まれたワイ
    ヤロープに対し潤滑剤を加圧して供給するワイヤロープ
    潤滑装置において、 上記分割式容器内に設けられ加圧された潤滑剤をワイヤ
    ロープ周面に接触させる潤滑剤供給室と、その潤滑剤供
    給室のワイヤロープ挿通方向両側に配設されており、径
    の異なるワイヤロープに対応してその外周面に密着でき
    るよう内径が筒軸方向に絞られている弾性シールとを有
    し、上記潤滑剤供給室に供給された潤滑剤を上記弾性シ
    ールにおけるワイヤロープ密着部分を通じてワイヤロー
    プに塗布するように構成してなることを特徴とするワイ
    ヤロープ潤滑装置。
  2. 【請求項2】 上記弾性シールが筒状部材からなり、そ
    の筒軸方向中央部から端部に向けて欠頭円錐状に形成さ
    れている請求項1記載のワイヤロープ潤滑装置。
  3. 【請求項3】 上記分割式容器内に、上記ワイヤロープ
    を上記筒孔の中心軸上に保持する保持手段が備えられて
    いる請求項1または2に記載のワイヤロープ潤滑装置。
  4. 【請求項4】 上記分割式容器におけるワイヤロープ出
    口部に、塗布された潤滑剤の塗布厚を調節する塗布厚調
    節手段が備えられている請求項1〜3のいずれかに記載
    のワイヤロープ潤滑装置。
  5. 【請求項5】 上記塗布厚調節手段が、ワイヤロープ断
    面においてストランドの谷間に残存する潤滑油を掻き落
    とすブラシで構成されている請求項1〜4のいずれかに
    記載のワイヤロープ潤滑装置。
  6. 【請求項6】 上記分割式容器内に、上記ブラシによっ
    て掻き落とされた潤滑剤を溜める潤滑剤貯留部を有する
    請求項5記載のワイヤロープ潤滑装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のワイヤ
    ロープ潤滑装置と、その潤滑剤供給室に潤滑剤を加圧し
    て供給する潤滑剤加圧供給手段と、上記分割式容器をワ
    イヤロープに沿って移動させる駆動手段とを備えてなる
    ことを特徴とするワイヤロープ潤滑システム。
  8. 【請求項8】 上記潤滑剤供給室内の圧力を検出する圧
    力検出手段が備えられ、検出圧力が所定値に達した時に
    上記駆動手段を駆動させる請求項7記載のワイヤロープ
    潤滑システム。
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