JP2002194655A - 3次元網状構造体 - Google Patents

3次元網状構造体

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JP2002194655A JP2000388927A JP2000388927A JP2002194655A JP 2002194655 A JP2002194655 A JP 2002194655A JP 2000388927 A JP2000388927 A JP 2000388927A JP 2000388927 A JP2000388927 A JP 2000388927A JP 2002194655 A JP2002194655 A JP 2002194655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚さ方向に対する圧縮強度に優れ、通水性、通
気性が良好であり、軽量で作業性に優れた立体的な3次
元網状構造体を提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂からなる直径0.3〜5mm
の線条のループ形状を有する3次元構造体において、該
3次元構造体が5〜50mmの厚みを有し、ループ半径
をD、隣接するループの中心との中心間距離をdとした
とき、2×D>dであることを特徴とする3次元網状構
造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体的な3次元網
状構造体に関し、さらに詳しくは軟弱地盤、液状化地
盤、盛土による道路、切り取り斜面の法面の強化、トン
ネルや堤防等のコンクリート擁壁の裏面、暗渠等の排水
施設等に用いられる排水材の基材として圧縮特性、排水
能力に優れ、またクッション材等に用いられた場合は、
高荷重下においても、嵩高性が高く、快適な通気性を保
つ3次元網状構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】法面の強化材または排水材としては、太
めの剛毛繊維を接着剤で接着強化した積層状構造物や太
繊度の合成繊維不織布等が使用されている。しかし、こ
れらの構造物では法面の強化材としては土圧に対する圧
縮抵抗が十分でないため圧縮変形が生じ易く、通水路が
小さくなり排水能力の低下が見られるという欠点があ
る。また、寝具、家具用クッション材、マットレス、椅
子、ソファーなどの寝具、家具用のクッシヨン材、自動
車、船舶、航空機などのクッショク材として短繊維を用
い接着剤、溶融性繊維により相互に接着点を作って立体
的に成型された不織布、または、発泡ウレタンを用いた
物がクッション基材としてよく使用されている。しか
し、これらクッション材は生産工程が複雑であり、非常
に高価なものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した欠
点を改良する事を目的としてなされたものであり、厚さ
方向に対する圧縮強度に優れ、通水性、通気性が良好で
あり、軽量であるため作業性に優れた立体的な3次元網
状構造体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は下記の手段をとる。すなわち、本発明は熱
可塑性樹脂からなる直径0.3〜5mmの線条のループ
形状を有する3次元構造体において、該3次元構造体が
5〜50mmの厚みを有し、ループ半径をD、隣接する
ループの中心との中心間距離をdとしたとき、2×D>
dであることを特徴とする3次元網状構造体に関するも
のである。さらに、3次元構造体が厚さ方向に2列以上
のループ形状を有することを特徴とする前記記載の3次
元網状構造体である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における熱可塑性樹脂としては、特に限定される
ものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの
ポリオレフィン系の中から選ばれるホモポリマーまたは
コポリマーが好ましい。これらは2種類以上のポリマー
を混合して用いてもよい。中でも耐薬品性、機械的特性
に優れるポリプロピレン樹脂が好適である。また、ポリ
エステル系ポリマー、ポリエステルエラストマー、ポリ
ウレタン系ポリマーも使用される。ポリエステル系ポリ
マーとしてはテレフタル酸を主たる酸成分とし、少なく
とも1種のグリコ一ル、好ましくはエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ルから選ばれる少なくとも一種のアルキレングリコール
をグリコール成分とするポリエステルを主たる対象とす
る。また、テレフタル酸成分の一部を他の2官能性カル
ボン酸成分で置換したポリエステルであってもよく、お
よび/またはグリコール成分の一部を主成分以外の上記
グリコールもしくは他のジオール成分で置換したポリエ
ステルであってもよい。ここで使用されるテレフタル酸
以外の2官能カルボン酸としては、例えばイソフタル
酸、ナフタリンジカルボン酸、ジフエニルカルボン酸ジ
フエノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の芳香族、
脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸を挙げることが出
来る。これらの中から選ばれるホモポリマー、またはコ
ポリマーが好ましく、これらは2種類以上のポリマーを
混合して用いても良い。
【0006】また、ポリエステルエラストマーとして
は、ポリエステルーポリエーテルブロック共重合体、ポ
リエステル型ブロック共重合体等が挙げられる。上記ポ
リエステルーポリエーテルブロック共重合体は、ポリエ
ステルをハードセグメント、ポリエーテルをソフトセグ
メン卜とし、両者が交互に繰り返し並んでいることによ
り、ゴム状弾性体の性質を有するブロック共重合体であ
る。このようなポリエステル単位を構成する酸及びアル
コールは、それぞれ主として芳香族ジカルボン酸、及び
炭素数2〜15のアルキレングリコールである。ジカル
ボン酸の具体例としては、テレフタル酸、エチレンビス
(p−オキシ安息香酸)、ナフタレンジカルボン酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸等が挙げられる。アルコールの具体例としてはエ
チレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ぺンタメチレングリコール、2,2−
ジメチルトリメチレングリコール、へキサメチレングリ
コール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメ
タノール、シクロヘキサンジエタノ一ル、べンゼンジメ
タノ一ル、ベンゼンジエタノール等が挙げられる。上記
の酸及びアルコールとしては、繊維形成能を有する程度
の分予量のポリエステルにした場合の融点が、150℃
以上になるものが適している。上記ブロック共重合体の
ソフトセグメントであるポリエーテル単位は、平均分子
量が500〜5000程度のポリオキシアルキレングリ
コールである。このポリオキシアルキレングリコール単
位は、アルキレン基が2〜9個の炭素原子を有するオキ
シアルキレン基をモノマー単位とする。具体的にはポリ
(オキシエチレン)グリコール、ポリ(オキシプロピレ
ン)グリコール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコ
ール等が好適な例として挙げられる。ポリエーテルは、
単独、ランダム共重合体、ブロック共重合体、または2
種以上のポリエーテルの混合物であっても良い。さら
に、ポリエーテルの分子鎖中に少量の脂肪族基、芳香族
基等を有していても良い。また、イオウ、窒素、リン等
を有する改質ポリエーテルでもよい。
【0007】ポリエステルポリエーテルブロック共重合
体には、ポリエーテル単位が1〜85重量%、好ましく
は5〜80%の割合で、そしてポリエステル単位が99
〜15重量%、好ましくは95〜20重量%の割合で含
有される。ポリエステル型ブロック共重合体としては、
結晶性芳香族ポリエステルとラクトン類との反応によっ
て得られるものが挙げられる。結晶性芳香族ポリエステ
ルとしては、エステル結合、またはエステル結合とエー
テル結合とを主として有するポリマーであって、少なく
とも一種の芳香族基を主たる繰り返し単位として有し、
分子末端に水酸基を有するものが挙げられる。この結晶
性芳香族ポリエステルとしては、高重合度のポリマーを
形成した場合の融点が150℃以上になるものが好まし
い。
【0008】本発明で用いられるポリウレタンとして
は、通常の用いられる溶媒(ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド等)の存在または不存在下に、(A)
数平均分予量1000〜6000の末端水酸基を有する
ポリエーテル及びまたはポリエステル、(B) 有機ジイソ
シアネートを主成分とするポリイソシアネートとを反応
させて、両末端がイソシアネート基であるプレポリマー
をまず製造(反応促進剤、触媒、反応抑制剤を必要に応
じて使用することもできる;後段反応においても同じ)
し、次いで液状態で、 (C)ジアミンを主成分とするポリ
アミンにより鎖延長して得る方法が代表例である。前記
の方法において、各成分を一度に系に添加して反応せし
めてもよいし、各成分を分割して多段で反応せしめても
よい。また、モノアミンのような末端停止剤を反応の中
期または終期に添加反応せしめてもよい。(A) のポリエ
ステル、ポリエーテル類としては従来公知のポリテトラ
メチレングリコール、ポリブチレンアジぺート共重合ポ
リエステル等が使用でき、数平均分子量として1000
〜6000のものが好ましいが、より好ましくは130
0〜5000のものもある。(B) のポリイソシアネート
しては、従来公知のポリイシソアネートが用いることが
できるが、ジフエニルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ートのようなイソシアネートを主体とし、必要に応じ
て、従来公知のトリイソシアネート等を微量添加使用し
てもよい。また(C) のポリアミンとしては、エチレンジ
アミン、1,2−プロピレンジアミン等の公知のジアミ
ンを主体とし、必要に応じて微量のトリアミン、 テト
ラクミンを併用してもよい。これらのウレタン系ポリマ
ーは、単独で、または2種以上混合して用いてもよい。
また、要求される特性からポリアミド系、ABS系など
の樹脂を選択することも出来る。
【0009】これらのポリマーは線条の状態で冷却し、
固化されることによって剛性を有し優れた圧縮特性を有
するものである。線条の直径は0.3〜5.0mmの範
囲の線条が優れる。0.3mm未満であると得られた立
体3次元網状構造体の圧縮特性が不足し土木用排水材と
して土中埋設後、上方からの荷重により形状が保持でき
なくなり排水能力が低下する傾向にあり好ましくない。
また、5.0mmこえると圧縮特性は十分満足されるが
立体3次元網状構造体の重量が増加し生産性、埋設現場
での作業性も悪くなってしまうので好ましくない。特に
0.5〜3.0mmの範囲が好適である。
【0010】立体3次元網状構造体の厚さは、5〜50
mmであることが好ましい。5mm未満では土木用途に
用いた際には耐圧性が、クッション材として用いた際に
はクッション性が無く、好ましくない。より好ましくは
8mm以上である。また50mmより大きい場合、嵩高
さ、重量が増加し、作業性、取り扱い性が悪くなるので
好ましくない。好ましくは40mm以下である。
【0011】各線条のループ半径をD、隣接するループ
の中心との中心間距離をdとしたとき2×D>dである
ことが必要である。2×D<dの時は、ループが隣接す
るループと接点を持たず、網状構造体を形成できない。
また、2×D=dの時は網状構造体を形成できるが、接
点が1つであり、2×D>dの時に比べて耐圧性が不十
分である。隣接糸条との構成上、好ましくは d÷2
<D×2<dである。なお、ループは特開平10ー77
565号公報の記載のようにスクリュー軸の押し出し旋
回モーメントで螺旋状に巻縮するのではなく、溶融ポリ
マーが形成面(水面)に入る際の抵抗(速度差)によっ
て生じる物である。従って、溶融ポリマーの比重、熱
量、繊維径、(自然)落下速度を調整することで、ルー
プ径をコントロールする事が可能である。
【0012】本発明に於いて、ループ層を厚さ方向に積
層させることが出来る。この場合、ループ形状を大きく
しなくても、厚みを有する立体網状構造体を得ることが
出来、これにより、耐圧性を高めることが出来る。この
際に好ましい、繊維径、ループ形状、ループ間隔、厚み
等は、前記段落番号0009〜0011に記載の通りで
ある。
【0013】図1は、立体3次元網状構造体の斜視図で
あり、また、各ループ1と該立体3次元網状構造体の厚
み方向との平均角度θは、図2に示すように厚み方向T
に対してθ≦30゜であることが好ましく、ル一プの厚
み方向との平均角度θが厚み方向に対して30゜をこえ
ると厚み方向からの圧力に対して強度が大幅に低下して
大きな土圧に耐えきれなくなり圧縮変形が生じ、通水路
が小さくなり排水材としての能力の低下が著しい。これ
らを補うためには繊度を大きくする方法も考えられる
が、前述したような問題が生じてくる。各ループの厚み
方向との平均角度θが厚み方向に対しては0゜≦θ≦1
5゜になることがより好ましい。
【0014】各線条の接点は図2、図3に示すように2
において溶融接着され、固化させることにより、より圧
縮特性の優れたものとなる。
【0015】空隙率を80〜97%の範囲内にすること
によりバランスの取れた圧縮特性と排水能力を付与する
ことができる。空隙率が80%未満である場合、目付が
非常に重くなり、また土木用排水材として使用した際に
は短期間での排水能力の低下が起こる。97%をこえる
と土木用として用いた際には、当初の排水能力は優れて
いるが、圧縮特性が不足しているため土圧に耐えられな
くなり、最終的には排水能力が低下する。クッション材
として使用した際には、圧縮特性が好ましくない。好ま
しい空隙率は85〜97%であり、より好ましくは88
〜95%である。
【0016】また、土木用途に用いられる場合、そのま
ま軟弱地盤などに埋設し使用することもできるが、基材
の周囲に目づまり防止用の各種フイルター材を装着して
使用することもできる。
【0017】
【作用】このようにループ外径と接点の関係を好適な範
囲に制御することで、耐圧性に優れた3次元網状構造体
を構成することが出来る。この構成の立体3次元網状構
造体をそのまま土中に埋設、または外周にフイルター材
となりうるものでカバーしたものを土中に埋設しておく
と、土中の余剰水などはフイルター材を通過し、排水基
材の内部に入った水分が多数の線条間の相互の間隙によ
って形成された内部通水路を通って流れる。また、多数
の線条のループ、及びループ間の接着点が、厚み方向か
らの大きな圧力にも耐えうる優れた構造を形成する。
【0018】以下、実施例によって本発明を詳しく説明
する。なお、本発明に用いた測定法は下記の通りであ
る。 繊維径(mm):ノギスにより直径(繊維径)をランダ
ムに10ヶ所測定し、その平均を求めた。
【0019】厚み(mm):ノギスによって、網状構造
体の厚さ方向をランダムに10ヶ所測定し、その平均を
求めた。
【0020】重量(g/m2):50cm×50cmの大
きさを切り出し、そのときの重さを測定し、1m2当たり
の重量に換算した。なおサンプルはランダムな場所から
3ヶ所から切り出した。
【0021】空隙率(%):前記段落番号0018及び
0019で求めた厚み、重量から、空隙率を求めた。な
お、比重としてポリエステルは1.35、ポリプロピレ
ンは0.98を用いた。
【0022】ループ半径 D(mm):1個のループに
つき3箇所をノギスにより直径(ループ外径)を測定
し、その平均を求める。同様に10個のルーブについて
も平均値を求め、これら10ヶの平均値をルーブ外形と
した。ループ半径Dはループ外形を2で割った値を用い
た。
【0023】隣接ループとの中心間距離d(mm):ノ
ズルのホール間隔を中心間距離とした。
【0024】圧縮強度(トン/m2):JIS K720
8に準拠した測定法を用いた。圧縮用治具として直径1
5cmの円形の接触断面積を持つものを用い、試験前の
厚みに対し、20%圧縮した際の応力を測定し、接触断
面積から割り返すことで圧縮強度を求めた。各試料の測
定場所は、左右端部付近4点及び中央部2点の計6点と
し、6点の平均を求めた。
【0025】実施例1 内径2mm、間隔8mm、3列千鳥になるように配した
紡糸ノズルを、スクリュー径40mmの単軸押出機に装
着した。紡糸温度を275℃とし、30kg/時の吐出
量にて押し出した。なお、使用した樹脂はポリエステル
(IVp=0.6)である。この紡糸ノズルより15cm下の冷
却水中へ自由落下させ、落下速度よりも遅い速度で巻き
取ることで、ループ状の立体網状体を得た。この網状体
は、各ループの厚み方向との平均角度θが、厚み方向に
対して、0゜≦θ≦15゜になるものであり、耐圧性が
10t/ m2を越え、ポリエステル素材としての耐圧性に
優れたものであった。
【0026】比較例1 内径2mm、間隔14mm、2列の長方形配列のノズル
から押出した以外は、実施例1と同様に行った。この網
状体は耐圧性が5t/ m2しか得られなかった。これは隣
接ループとの交点が一点だけであり、ループ糸条同士の
接合力が弱いため、耐圧性が優れないものが得られた。
【0027】比較例2 内径1mm、間隔5mm、7列千鳥になるように配した
紡糸ノズルを用いた他は、実施例1と同様に行った。こ
の網状体はループ形状では得られず、ランダムな網状体
として得られた。しかしこのランダム網状体の耐圧性は
3t/ m2である。ループ形状を形成しないため、耐圧性
に優れないものが得られた。
【0028】実施例2 内径3mm、間隔30mm、厚み方向に対して直角(θ=
0゜)になるように1列にノズル孔を配した紡糸ノズル
を、スクリュー径40mmの単軸押出機に装着した。な
お、使用した樹脂はポリプロピレン(230℃のメルト
インデックスが8g/10分)であった。紡糸温度を2
50℃とし、30kg/時の吐出量にて押し出した。こ
の紡糸ノズルより20cm下の冷却水中へ自由落下さ
せ、落下速度よりも遅い速度で巻き取ることで、ループ
状の立体網状体を得た。この網状体は、耐圧性は、14t
/ m2で耐圧性に優れたものが得られた。
【0029】比較例3 実施例2で隣接ノズル孔との間隔を34mmとした以外
は、実施例2と同様に行った。この網状体は耐圧性が7
t/m2であった。ループ交点が少ないため、耐圧性に優れ
ない網状体が得られた。
【0030】
【発明の効果】本発明の構成を用いれば、同じ重量であ
っても、耐圧性に優れた網状体を得ることが出来る。こ
のため、軟弱地盤、盛土補強材のような土木資材、ある
いは、寝具、家具、車両などに用いられるクッション材
などに好適であり、軽量化することにより、輸送、搬
入、作業性等も効率的に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体3次元網状構造体の斜視図であ
る。
【図2】図1のA〜A線に沿った断面の模式図である。
【図3】図1の正面のループの模式図である。
【符号の説明】
1… ループ 2… 溶融接着点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる直径0.3〜5m
    mの線条のループ形状を有する3次元構造体において、
    該3次元構造体が5〜50mmの厚みを有し、ループ半
    径をD、隣接するループの中心との中心間距離をdとし
    たとき、2×D>dであることを特徴とする3次元網状
    構造体。
  2. 【請求項2】 3次元構造体が厚さ方向に2列以上のル
    ープ形状を有することを特徴とする請求項1記載の3次
    元網状構造体。
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