JP2002192548A - プラスチック発泡複合体の製造方法 - Google Patents

プラスチック発泡複合体の製造方法

Info

Publication number
JP2002192548A
JP2002192548A JP2000404601A JP2000404601A JP2002192548A JP 2002192548 A JP2002192548 A JP 2002192548A JP 2000404601 A JP2000404601 A JP 2000404601A JP 2000404601 A JP2000404601 A JP 2000404601A JP 2002192548 A JP2002192548 A JP 2002192548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
mold
foam
foamed
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000404601A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaaki Shiina
直礼 椎名
Akira Kitaichi
彬 北市
Susumu Nakano
進 中野
Hiroo Miyairi
裕夫 宮入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIINA KASEI KK
Original Assignee
SHIINA KASEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIINA KASEI KK filed Critical SHIINA KASEI KK
Priority to JP2000404601A priority Critical patent/JP2002192548A/ja
Publication of JP2002192548A publication Critical patent/JP2002192548A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】発泡体は断熱性には優れるが、水と接触し又湿
度の高い所に置かれると吸湿して著しく断熱性が低下す
る。又強度が低く時間の経過で収縮し、耐候性が悪いの
でこの様な欠点の改良が強く求められている。 【解決手段】均一微細な気泡の低密度の発泡体2の上
に、プラスチックの表皮1を造ると、吸湿による断熱性
の低下がなくなり、強度が向上し、時間の経過で収縮す
る性質もなくなり耐候性も向上する。このような発泡複
合体は粉末プラスチックとポリオレフィンの架橋発泡性
粒状体とを金型に入れ、回転しながら加熱して均一な厚
さの表皮1を造り、その上に粒状体を付着させ、金型の
温度を発泡剤の分解温度にして発泡させて、金型に発泡
粒を充満させて金型の内圧を1.5kg/cm以上に
して次いで冷却することによって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】プラスチックの発泡体は、極めて小さい気
泡とこれを取り巻く薄い気泡膜で構成され、気体の占め
る体積分率が高く対流が少ないので、断熱性、クッショ
ン性、浮揚性が良好で各方面で大量に用いられている。
発泡体は、このような特徴を持つ半面、強度が低いため
単独では使用しにくく、又気泡膜が薄いため吸湿して断
熱性が低下する。又気泡膜が延伸されているため時間の
経過とともに収縮し耐候性が悪いなどの欠点がある。本
発明はプラスチックフォームの全面にプラスチックの表
皮をつくりプラスチックフォームの持つ欠点を全て解消
し、長所を保持した材料を開発するものである。 [発明の属する技術の分野]
【0002】断熱材、建材、クション材、衝撃吸収材、
浮揚材、防蝕方法 [従来の技術]
【0003】プラスチック発泡体の表面にプラスチック
の表皮を設ける技術の一つは、回転成形で表皮を造り、
その中にポリウレタンを注入発泡させる方法である。こ
の方法で強度と吸湿性は改善されるが、表皮とコアが接
着せず、曲げ強度、ねじり強度、耐衝撃性が十分でな
い。又表皮を発泡させることもできにくく、二種類の異
なる材料から成るので成形品の再利用ができにくい。又
製造が二工程で二種類の金型が必要なためコスト高とな
る。他の一つはブロー成形で表皮を造り、その中に予備
発泡体を入れこれを加熱して一体化するもので、この加
熱一体化を高温で行うことができないので、コアの粒子
間の間隙が湿気の通路となる恐れがあり、表皮とコアと
の接着が不十分で曲げ強度、ねじり強度、耐衝撃性が良
好でない。又表皮を発泡させせることもできにくい。
【0004】プラスチックの粉末と発泡性の粒状体とを
金型に同時に入れ、これを回転成形で表皮と発泡体との
発泡複合体を造る技術がある。この技術は金型内で表皮
とコアを同時に造るので、両者の接着が良好で曲げ強
度、ねじり強度、耐衝撃性に優れた成形体が得られる。
この技術は発明者の一人が約30年前に発明したもの
で、USP3.814.778,USP3.914.3
61に記されている。この技術は二種類の材料を同時に
金型に入れ、表皮とコアを同時に成形し、又コアは金型
の中で架橋と発泡とを行い、均一な厚さの表皮と高倍率
に発泡したボイドの無いコアとをつくるもので、成形方
法が難しく、30年経った今まで実用化されるに至って
いない。 [発明が解決しようとする課題]
【0005】本発明は軽量で強度があり、断熱性、クッ
ション性に優れ、長年使用しても吸湿して断熱性が低下
することがなく、時間の経過による変形、収縮もなく耐
候性に優れた金型の通りの寸法精度の発泡複合体を、容
易に且つ確実に得ることができる製造技術を確立しよう
とするものである。 [発明の実施の形態]
【0006】本発明はプラスチック粉末又は細粒とこれ
より形の大きい架橋発泡性の粒状体とを同時に金型に入
れ、この材料に遠心力を与えないように回転しながら外
部より加熱し成形する。まずプラスチック粉末又は細粒
を金型の内面に溶融付着させて表皮をつくり、この上に
発泡性粒状体を付着させる。更に加熱して金型の温度を
発泡剤の分解温度にして発泡させて、発泡粒状体を金型
に充満させ、金型内の圧力を1.5気圧以上にして、発
泡体粒子を合体一体化させる。このとき表皮とコアとは
金型内で接着し、表皮が均一な厚さでボイドのない発泡
複合体にして冷却し金型より取出すもので、大変寸法精
度の優れた成形体の成形法である。
【0007】即ち本発明はポリオレフィンの架橋発泡体
の気泡が発泡剤の分解温度で安定であることと、小さい
粒子と大きい粒子とを金型に入れ、回転しながら加熱す
ることで表皮とコアとに分けられること、金型の加熱、
冷却を加圧下で行うことで発泡粒子が合体し一体化する
ことによってボイドのない発泡複合体になり、表皮とコ
アが型内で接着する。その結果金型の形通りの第1図の
ごとき発泡複合体が成形できることを見出したのであ
る。そしてこの発泡複合体は収縮することがなく、耐候
性も良好で吸湿しない省エネルギー用の断熱材および軽
量で強度のあるクッション材、浮揚材等になり広範囲の
用途に用いられる。又此の発泡複合体は表皮を発泡させ
て、更に断熱性を向上させ、成形素材としてプラスチッ
クの廃棄物を再利用することも可能で、丈夫な製品から
柔らかくて、衝撃を受けても壊れない製品まで、広い密
度の範囲の製品が製造できる。
【0008】本発明の表皮用材料はポリオレフィン、ナ
イロン、ABS等の熱可塑性樹脂の粉末か細粒で、熱硬
化性樹脂の半硬化の粉末も利用できる。吸湿の少ないポ
リオレフィンが好ましく、更に好ましくは高密度ポリエ
チレンである。高密度ポリエチレンは強度があり成形性
に優れる。ここで細粒とは粒径が2mm以下の粒状体を
言う。細粒は架橋発泡性粒状体と使用して表皮になり、
粉末プラスチックと使用してコアになり、粉末プラスチ
ック、架橋発泡性粒状体と使用して中間相にもなる。本
発明の表皮はその厚さが0.5mm以上のもので、0.
5mmに達しない表皮は、均一な厚さになりにくく、湿
気を通して断熱層を吸湿させる。表皮の粉末は球形であ
ることが好ましく、粉砕した髭のある材料は成形性が悪
い。表皮の厚さは好ましくは1mm以上で、7mmより
厚い表皮はこの表皮層を通って多量の熱が逃散し、また
衝撃で壊れやすい。
【0009】本発明の表皮は最小厚さと最大厚さとの比
が1/2以上で、これ以下になると機械的性質、断熱性
が低下する。本発明では断熱性を良好にするために、表
皮も第2図のように発泡させることがある。断熱材の場
合には吸湿性を考慮して、球形気泡の密度0.25g/
cm以上の表皮にする。表皮を発泡することで断熱
性、衝撃吸収性も向上し衝撃で壊れない成形体となる。
本発明では大きさの異なる二種類以上の粉末と細粒とを
用いて二層以上の表皮を造ることが出来る。この時一方
の表皮材の粒径が他方の粒径の3倍以上であることが必
要である。従って三層の表皮層を造るには1倍、3倍、
9倍の粒径の三種の表皮材を用いる。この技術を利用し
て表皮を発泡体の表皮にし、その上に発泡していない薄
い表皮を載せ、断熱性があり且つ表皮が平滑、美麗な第
3図の様な複合体を造ることが出来る。そして発泡体の
表皮にするとコアが均一微細の発泡体になる。本発明の
表皮に架橋剤を入れ架橋した表皮とすることが出来て、
これに依って表皮の凹凸を減らすことも薄い表皮をつく
ることも出来る。又エチレン酢酸ビニル共重合体、エチ
レンエチルアクリレート共重合体等を使って柔らかい表
皮も出来るのでクション材等にも適用できる。
【0010】発明者等は表皮が均一な厚さでコアが低密
度の複合体の製造方法を検討し、表皮に使用する粉末プ
ラスチックを190℃に於ける角速度1(rad/s)
として貯蔵弾性率が1×10(Pa)以上のものを用
いることにより、この目的を達成することを見出した。
ここに貯蔵弾性率とは試料に周期的(正弦的)な応力を
与えると、それに対応する歪みも周期的(正弦的)に変
化するが位相にずれを生じる。応力を歪みで割ると弾性
率になるが、これをベクトル的又は複素的に表現すると
=G′+iG″となる。この弾性率の実数部が貯蔵
弾性率、虚数部が損失弾性率となる。この貯蔵弾性率の
測定方法は、例えばコーンプレート.レオメーターなど
で行われる。この装置は円板と円錐が対向(円錐の頂点
を円板の中心に向けて)しており、その間には粘弾性液
体或いは融液が満たされている。円板を周期的に振動さ
せて、粘弾性体を介して動く円錐体の振動の振幅比と位
相差から、粘弾性定数(例えばG′、G″)を求める。
【0011】本発明に用いられる粉末プラスチックは貯
蔵弾性率が1×10(Pa)以上の熱可塑性樹脂の粉
末で、好ましい貯蔵弾性率は5×10(Pa)以上
で、更に好ましくは1×10(Pa)以上である。そ
して貯蔵弾性率が1×10以上であると表皮にピンホ
ールが出来てコアの発泡は良くない。貯蔵弾性率の大き
い樹脂に相溶性を有する貯蔵弾性率の低い樹脂、例えば
中密度ポリエチレンや低密度ポリエチレン等を混合し
て、使用することもある。
【0012】本発明の表皮材に無機物のフィラー、繊維
等を入れることがあり、これにより表皮の厚さの均一化
や難燃化を計ることがあり、又カーボンブラック、ステ
ンレス繊維等を混入させ、静電気の発生を防止すること
もある。又防黴剤、抗菌剤、顔料等を混入させて使用す
ることもある。
【0013】本発明の架橋発泡性粒状体は、架橋剤と発
泡剤とを混合したポリオレフィン又は発泡剤を混合した
ポリオレフィンを電離性放射線で架橋したものである。
ポリオレフィンの架橋発泡体は耐熱性があり、発泡剤が
分解する温度の200℃でも弾性率が高く気泡が安定
で、表皮のある発泡複合体の製造を可能にし、表皮と発
泡体が完全に接着し一体化した成形体が出来る。本発明
の架橋剤はジクミルパーオキサイド、 2.5ジメチル
2.5ビスtブチルパーオキシヘキサン、 ジ.tブチ
ルパーオキサイド等の有機過酸化物である。架橋材の添
加量は 0.2PHP以上、0.8PHR以下で、好ま
しくは0.3PHR以上、0.5PHR以下である。架
橋発泡によりボイドがなく気泡径が0.2乃至0.5m
mの均一な気泡で10乃至40倍に膨脹した発泡体が造
れる。架橋剤の使用量が少ないと発泡が不足し気泡が粗
大になり、多すぎると表皮の凹凸が激しくなり、金型の
角の部分に発泡体が充満しない。発泡体の膨脹は通常相
似形になるが、本願の発泡性粒状体は合体し一体化する
ので変形する。これには架橋剤の添加量を少なくする必
要がある。また少ない架橋剤の発泡性粒子は表皮を痛め
ない。架橋剤と共に1.2ポリブタジエントリアリルシ
アヌレート、 トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート等の反応性二重結合を分子中に2個以上有する架橋
助剤を用いることがあり、架橋助剤を用いると均一微細
な気泡の発泡体になる。架橋助剤の添加量は有機過酸化
物と同量位である。
【0014】本発明の架橋発泡性粒状体は架橋剤と発泡
剤とを混合したポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィンで、粉末プラ
スチックや細粒に比して粒径が3倍以上のものである。
通常の粒径は3mm以上であるが好ましい粒径は5mm
以上の大きい粒径にすると分解ガスが有効に使え、表皮
の凹凸を減らし表皮の角の内面のrを大きくすることが
できる。そしてその形状は金型内で加熱され収縮して発
泡する時の形が球体または長さが直径とほぼ等しいロッ
ド、立方体、立方体に近い直方体等で、金型内で回転に
より動きやすい形のものが好ましい。また材料はオート
クレーブ法でつくった低密度ポリエチレンでMFRが
0.5乃至10のものが望ましい。
【0015】本発明の発泡剤はアゾジカーボンアミド、
ジニトロソペンタメチレンテトラミン又はこの発泡剤
の混合物等の分解発熱性の発泡剤である。発泡剤の混合
量は5PHR以上40PHR以下であり、好ましくは1
0PHR以上30PHR以下である。そして発泡剤が少
ないと密度が不均一で断熱性が良好でなく、発泡剤が多
いとボイドが多くなる。発泡剤と共にステアリン酸亜
鉛、亜鉛華、尿素等の発泡助剤を用い発泡剤、発泡助剤
系の分解温度を低下させる。発泡剤の分解温度は200
℃であるが助剤を用いて、この分解温度を165乃至1
85℃にすると、発泡体のボイドの発生が少なく表皮が
均一の厚さの複合体になる。発泡助剤にステアリン酸亜
鉛を用いると安定した発泡が行われる。又発泡剤と共に
核剤を用いて気泡を微細化することもある。材料の混練
はニーダー又はバンバリーミキサーで、架橋剤の分解し
ない温度で練り、ロールで板状にして粒状に切断する
か、ゴム用の押出機でロッドにして切断するのが一般で
ある。しかしこのようなゴム用の機械では、シエアーが
低く良く混練出来ないので、プラスチックの押出機又は
これに類似の機械、好ましくは二軸の押出機を通す。こ
れにより発泡剤の分散が良好になりボイドの発生が減少
し、発泡ガスを有効に利用できる。
【0016】本発明に使用する金型は熱伝導性の良い
鉄、アルミ、ステンレススチール等の金属材料の板材、
又は鋳物を用いる。二つ割りか、側壁と上、下の蓋とか
ら構成されるのが普通である。通常回転成形用の金型は
板金によって造られ、金型の肉厚は2乃至3mmであ
る。本願の金型は発泡圧がかかるので、このような金型
では耐えられず、5mm以上の鉄板か又はそれと同等以
上の熱容量の材料で金型を造り、金型の温度を均一にし
2.5kgf/cmの内圧に耐えられるようにする。
そして必要に応じリブを付ける。鉄板を溶接した金型で
は断面が直角二等辺三角形の材料を角に取り付け、角の
角度を鈍角にするのが好ましい。土中に埋める箱状体で
は四角の角に材料をもり、内側の断面が八角形の箱にし
て、底と側面下部にパイプ状の補強体をつけることもあ
る。又成形体の角の部分の表皮にはrを付けるのが好ま
しく、此のrを5mm以上にすると、強度的に優れた成
形体になる。成形体の冷却時の収縮により金型と成形体
とが離れにくくなることがあるので、金型には離型剤を
用い、離型用の勾配を付けて、成形体を抜き易くする。
このときの勾配は通常2/100以上である。
【0017】金型には発泡時金型内にあった空気を逃散
させるために直径3乃至10mmの小孔を設け、此の小
孔に断熱性のパイプを取り付ける。一端は外に出し、他
端は金型内の中央傍とする。此のパイプにはテフロン
(登録商標)チューブが用いられるが、先端にはプラス
チック粉末が外に出ないように、孔のあるテフロンテー
プを巻いたり、チューブ内にガラスファイバーを詰めた
りする。小孔は通常一つであるが面積の大きい金型では
二つ以上にすることもある。この小孔を設けない金型で
回転成形すると、発泡相にボイドが発生しやすい。なお
金型にゴムパッキングを使用するとボイドが発生するの
で、パッキングは用いない。
【0018】金型の回転は二軸回転、揺動回転等で回転
速度は通常1乃至20rpmとし、金型内に入れた材料
に遠心力がかからない様にする。この回転は正回転と逆
回転を併用するのが普通であるが、遠心力がかからない
範囲で速いほうが表皮とコアとの分離が良い。
【0019】加熱は熱風、直火、油加熱等によって行わ
れる。金型の加熱は発泡剤の分解温度である170乃至
210℃とする。金型の温度を此の温度まで加熱すると
型内の材料も類似した温度になり、発泡が直ちに起こ
る。発泡剤の分解は発熱反応なので短時間で完結する。
加熱時間は通常 20乃至40分である。箱をつくる金
型では、外箱部分に比べて内箱部分の加熱があまくなっ
て表皮の肉厚が薄くなるので、内箱部分の加熱を増強す
る。発泡剤の分解で発熱するが、発泡剤はポリオレフィ
ン中に均一に分散しているので、温度の上昇はそれ程で
はない。金型の外側に銅管を溶接してこれに油を通し、
金型の加熱、冷却を行う方法がある。この方法の特長は
加熱、冷却がより均等に行えて、角の部分の加熱を強く
して成形体の内面の角にrを付けることができる。
【0020】加熱後金型は水中に浸漬するか、シャワー
により急速に冷却することにより、発泡複合体は金型よ
り取り出される。水冷により表皮は急速に冷却、硬化す
るがこの時中央の発泡相は溶融しており、発泡圧がかか
りながら表皮が冷却硬化するので、成形体の表面は平滑
美麗で金型の形通りのものとなり、また時間の経過によ
り収縮変形しない強度のある成形体となる。冷却時間は
30分位である。
【0021】本発明では金型にパッキングを使用しない
ので、加熱の初期には金型内への空気の出入りがある。
空気の出入りは表皮の生成により止まり、温度の上昇と
発泡剤の分解により、金型内の圧力は徐々に上昇する。
そして発泡性粒子は金型内で膨脹して型内の隅々まで材
料が充満して、合体一体化して表皮とコアとが接着した
ボイドの無い発泡複合体となる。金型内にあった空気と
発泡時に逃散したガスは型内の中央に集まり、金型に設
けられたガス抜き用のパイプから外部に逃散させる。こ
のパイプは直径が小さいので、ガスが抜け出た後は材料
が詰まり、金型は密閉される。そして発泡粒子を合体一
体化させ、表皮とコアとを接着させるのに1.5kg/
cm以上の内圧が必要である。
【0022】本発明でボイドの無い発泡相にするため
に、発泡助剤を使用して発泡剤系の分解温度を下げる。
そして発泡助剤を使用する効果は発泡温度を下げるだけ
でなく分解する温度の巾を広くし、発泡粒子の膨脹する
時間を長くし、ゆっくり膨脹させるためである。また表
皮の材料もコアのボイドの発生に影響するが、これは金
型内への空気の出入りに影響し、金型の内圧にも影響す
るためである。
【0023】本発明では金型にパッキングを使用しない
ので、成形時にバリが出る。バリの多い成形方法は成形
時の金型内の圧力が低下し、表皮に薄い部分を造るので
バリは少量にすることが望ましい。材料の使用量の1%
以下にする。またガス抜きをした発泡複合体の孔は、冷
却後に同じ表皮材を詰め、加熱して補修する。
【0024】本願の発泡複合体はコアを30倍に発泡さ
せることが可能で、断熱性に優れ、肉厚が厚い表皮なの
で、湿度の高いところで長期間置いても吸湿しない、省
エネルギー用の断熱材である。通常の断熱材はすべて吸
湿して著しく断熱性が低下するが、この発泡複合体は吸
湿して断熱性が低下しない唯一の断熱材である。従って
表皮の厚さを2mm以上にして、吸湿を防止し表皮の最
小厚さを最大厚さの1/2以上にする。又表皮を発泡さ
せ断熱性を向上させる。そしてこのような複合体で始め
て断熱材として建物の耐用年数の50年にも及ぶ長期間
の使用にも断熱性が低下することなく、使用エネルギー
を低減できる。此の発泡複合体では表皮が発泡体の全面
を覆い発泡体の相が空気と接触していないことが必要
で、発泡体に孔を開ける時には、孔の表面にも1mm以
上の厚さの表皮を造ることが必要である。本発明の発泡
体は断熱性を良好にするためにボイドの無い相にするこ
とが必要で、ボイドの多い発泡体には大きなボイドが含
まれるので、断熱性を良好にするには最大ボイドの最大
断面積を25mm以下にする必要がある。
【0025】本発明の発泡複合体はサンドイッチ構造体
なので、表皮と発泡体とが良く接着していることが必須
の要件で、良く接着して一体となっていて始めて耐吸湿
性が向上し、曲げ強度、ねじり強度、衝撃強度等の機械
的性質も優れたものとなる。本発明の発泡体はポリオレ
フィンの低密度の架橋発泡体で半硬質のフォーム材であ
る。従ってこの発泡体は圧縮強度があまり高くないの
で、強度のある複合体にするには丈夫な表皮に強固に接
着させる必要があり、その接着力は発泡体の強度以上で
ある事が必要である。
【0026】発泡層の厚さは通常10乃至100mm
で、10mm以下にすると表皮と発泡層との分離が良く
ない、一方発泡層の厚さを100mm以上にすることは
可能であるが100mm以上にすることは希である。そ
して大型の成形体では発泡相の厚さを100mm程度に
押さえて中空の発泡複合体にする。
【0027】本発明の発泡体はポリオレフィンの架橋発
泡体で弾性があり衝撃吸収性がある。従ってこれに丈夫
な表皮材を形成させたものは極めて耐衝撃性に優れたも
ので壊れない。又本発明の発泡複合体はたとえ衝撃で壊
れても、それは表面の一層に止まり発泡体や反対側の表
皮には影響を及ぼさない。本発明の複合体はクッション
材に使用することがあり、この時表皮も発泡体にする。
コア用の発泡体は通常30倍、40倍なので、表皮用の
発泡体は通常10倍以下の発泡体である。そして丈夫で
軽量で衝撃を受けても壊れない複合体になる。本発明で
は30倍に発泡したコアの上に5倍に発泡した表皮を付
けたものはシーツだけ敷けばベッドになり、水洗いや消
毒の可能な病院で用いられる感染防止用のベッドに適用
出来る。
【0028】本発明では第1図のように表皮と発泡体と
の成形体を造るものであるが、又第4図のような表皮が
あり、その下に発泡層があり、芯層には成形体とほぼ相
似形の気体層のある複合体を造ることが出来る。そして
この成形体は弾性に優れ、軽量でクッション材、浮き等
に使用される。なお大きな成形体では芯部まで発泡体を
詰める必要のないものも多く、発泡相の厚さは通常25
乃至100mmにすれば十分な強度がある。本発明の複
合体は野球場の塀にして、選手の衝突時の怪我を防止す
ることが出来る。本発明の複合体は自立性があり軟らか
い板や、又丈夫な板にもなるので、この板の上下2ヵ所
をとめ、板同志を凹凸で結合して塀にすることが出来
る。発泡複合体の板全体を波板状にすることで衝撃を吸
収することも出来る。
【0029】架橋発泡性材料を球形又はロッド状にし
て、これに発泡しないか、僅かに発泡する材料を被覆さ
せ発泡性材料として用いることもある。この材料を金型
に入れて表皮材の粉末プラスチックと共に成形発泡させ
ると、第5図のように発泡層に発泡しないか、僅かに発
泡した材料の区画が出来る。この区画が成形体の表皮と
接合して強度メンバーとなり、機械的強度に優れた複合
体になる。区画と区画の間隔は10乃至50mmとす
る。
【0030】本発明では表皮があり、その下に発泡層が
あって第6図に示す如く、芯層にはプラスチック、ゴム
等の粒状体、本発泡複合体を砕いた粒状体等のある複合
体を造ることが出来る。この成形では粉末プラスチック
と架橋発泡性粒状体と、この架橋発泡性粒状体より更に
形の大きいプラスチック、ゴム及び本発泡複合体の廃棄
物等の粒状体を用いる。これらの素材を金型に入れて、
回転しながら加熱して造るもので、これに依り形の大き
い廃棄物等が成形体の中央に集まり、これを表皮をもつ
発泡体で取り囲んでいるため、丈夫で断熱性の優れた成
形体が出来る。そしてこの技術は他の方法では利用出来
ない架橋ポリエチレンの廃棄物、FRPの廃棄物も中央
に入れて用いることが出来る。ただ此の成形体は通常5
0mm以上の肉厚の板、柱等の用途に限定される。本発
明では表皮用材料、架橋発泡性粒状体の材料に産業廃棄
物を利用することが出来る。本発明の表皮材、架橋発泡
性粒状体には少量の泥や砂が入っても成形性にはあまり
影響しない。又本発明の発泡は架橋発泡性粒状体による
もので、小さい粒子が多数集合状態で発泡して、これが
合体して発泡相を造るので、たとえ少量の発泡性の悪い
粒子が混ざっていても全体の成形性には影響しない。そ
の上プラスチック廃棄物で成形した複合体の表皮に薄い
新規樹脂の表皮を付けることも出来る。プラスチック廃
棄物は大量に排出されるので、本技術で断熱材を造り、
木材の代用として再利用すべきである。
【0031】本発明では表皮と発泡相の一方または双方
に難燃剤を入れて成形し、難燃性の優れた成形体とする
ことが出来る。本発明の成形体は金型内にプラスチック
フィルム、複合フィルム、金属泊、薄い金属シート等を
貼っておいて成形しこれ等のものが成形体の表面に接着
した成形体を造ることができる。本発明の成形体の表皮
にフィラー、ガラス繊維、カーボンブラック、ステンレ
ス繊維等を入れて表皮を増強し、又静電気の発生を防止
することが出来、凹凸のある金型を用いて表面に凹凸の
ある成形体とすることも出来る。
【0032】本発明ではボルト、ナット、パイプ等を発
泡複合体に埋め込むことが出来る。例えばボルトを埋め
込むには、金型の内側にボルトを入れ、頭を金型の内面
に接触させ、一端は金型の孔を通して外にだし、その先
端にナットを付けて成形する。熱は金型の外にあるナッ
トと金型に接しているボルトの頭からボルトに伝わって
加熱されボルトの表面に表皮を造る。この表皮は発泡複
合体の表皮や発泡相と接合して、ボルトを強固に固定す
る。そしてこの金具を取り付けることにより複合成形体
同士、または他の物体との強固な接続が出来る。また金
型に孔をあけて金属パイプを通し、このパイプに表皮を
造ると、図7のようにこの表皮は板の上、下の表皮とが
繋がり、且つ発泡相とも良く接着している補強体となる
ので、この発泡板は耐圧縮性、耐衝撃性、の著しく改善
された成形体となる。またこれを利用して、厚さが1.
0mm以上の表皮のある板に直角の孔作りが可能であ
り、このような孔を設けると、その孔に水を長期間通し
ても発泡体が吸水、吸湿せず、断熱性が低下しないの
で、深夜電力の利用や、太陽熱利用の温水、冷水の貯蔵
用の断熱容器等に利用される。
【0033】本発明の成形体に凸部を造り、この成形体
または他の成形体に同じ寸法の凹部または孔を造り、こ
れを結合して成形体を繋ぐことが出来る。本発明の成形
体は金型通りの形状となり、弾性のあるコアの上に平滑
な表皮があるので、この成形体は凹凸結合で丈夫で気密
性を保持した結合が出来る。また一度結合したらなかな
か外れない、そして此の表皮を低倍率の発泡体にする
と、気密性は更に向上し水が洩れなくすることが出来
る。これを利用して箱の表面に縁と平行で連続した凹部
をつくり、蓋に同じように凸部を設け、結合すると水漏
れのない気密箱となる。
【0034】本発明の方法で長尺の円筒体または半円筒
体をつくり、その一端に雄ネジを、他端に雌ネジをつ
け、これを結合(半円筒体は二枚合せて)して温泉パイ
プとして利用出来る。このパイプは強度、弾性、水密性
があるので、結合するだけで使用可能である。このパイ
プを難燃性としてダクトにも使用出来、難燃性を完全に
得るためにブリキ等の薄い金属製のカバーを掛けるか、
さらに完全にするためにこのカバーと中のパイプとの間
に空気相をつくる。又半球の一方に雄ネジを他方に雌ネ
ジをつくりこれを結合して、球体とすることもできる。
【0035】本発明で長尺半円筒体をつくり、この両端
に凹凸部を設けて、結合出来るようにし、重りを付けて
沈め、半円筒体の凹面を沖に向け、水面が凹面の中心線
に来るように設置する。船舶が沈んで水面に浮いた油が
押し寄せて来ても油はこの半円筒体を超えることも、潜
り抜けることも出来ないので、この半円筒体の中心部に
浮いた油は集まる。そしてこの方法によって油の回収は
極めて容易となる。
【0036】金属製のアングルで箱状の枠を造り、これ
に発泡板を並べアングルにネジ孔をあけて、ボルトで発
泡板の接触部に圧力を掛けられる構造とする。また発泡
板同士の接触部には発泡プラスチックやそのパッキング
を用い、気密な断熱箱やプールとすることが出来る。こ
の技術で成形された板は極めて平滑で寸法精度が良く仕
上がり、この様な使い方も出来る。板6枚だけの箱でな
く、例えば一面に4枚ずつ24枚を使った箱でも、それ
よりも大きい形の箱でも出来る。
【0037】本発明の成形体はサンドイッチ構造で、中
央に耐衝撃性のポリオレフィンの架橋発泡体があり、上
下の表皮と一体に接合しているので、衝撃で破壊しにく
い。衝撃に依ってぶつかった部分の表皮が壊れても、コ
アの発泡体や反対側の表皮が壊れるようなことは全く無
い。この性質を利用して大きなドラムを造り、硝子で固
めた放射性廃棄物を入れたステンレスドラムをこの中に
入れ、この二つのドラムの間に、高温では流動するが室
温では流動しない油とゴムとの混合物等を入れて密封す
れば、放射性廃棄物の保管用として長年月の使用に対し
ても錆びることはない。そしてこの方法は防水性が完全
なので土中に埋めることが出来る。又この材料でガソリ
ンタンクを造ると、自動車の衝突時にタンクは壊れない
ので火災が発生することもない。
【0038】この成形体の中央にボルト又はナットを埋
め込むと、この成形体は容易に他の物に固定することが
出来る。例えばシート、肘掛け背当てのある椅子を一体
に成形しこの成形体の下部にナットを埋め込み、車体に
ボルトを付けて、このボルト、ナットで椅子を車体に取
り付ける。この椅子はプラスチックの表皮と発泡体だけ
で出来ていて、自立性があり、クッション性もあるの
で、航空機や鉄道等の乗物で使用し衝突事故があっても
人身事故には至らない。この椅子では必要な部分の表皮
やコアを厚くした成形体もできる。無論この場合床や壁
にもこの材料を用いることが好ましい。丸テーブルを造
り、ナットを埋めれば極めて簡単にテーブルを組み立て
ることが出来て便利である。本願の成形体は軽くて強度
があるので、移動が容易に出来る。
【0039】海中に設置した鉄パイプのように、海水の
干満により乾いたり濡れたりする部分のパイプは極めて
錆びやすい。その上この部分は船舶により損傷されるこ
とも多い。この鉄パイプの干満部分を通常の方法で防食
処理しておき、本願の方法で鉄パイプの外径と同じ内径
の長尺半円筒体を造り、二つ合わせで被せる。このカバ
ーは三層体なので船が衝突しても壊れるのは表面層だけ
で、防食部が損傷することがない。又此の成形体を損傷
させた場合にはその部分を裏面側にして使用することが
容易にできる。次いで、本発明の実施例を記す [実施例1]
【0040】高密度ポリエチレン、密度0.96g/c
,190℃に於ける角速度1(rad/s)の貯蔵
弾性率1×10(Pa)の粉末58gと低密度ポリエ
チレン、密度0.92g/cm、MFR 1.5、
にジクミルパーオキサイド0.5PHR、アゾジカーボ
ンアミド20PHR、を混練して一辺3mmの粒状にし
た材料10gを、内法100×100×25mmの金型
(肉厚4mm)に入れる。これを揺動回転の電気加熱成
形機で主回転速度10rpm、副回転速度5rpm、2
30℃で15分、 20分、 22.5分、 23.5
分、25分間それぞれ加熱し、水冷して成形体を取り出
した。これを二つ割にした成形体の断面を第8図、第9
図の写真に示す。写真の通り15分で表皮が約半分形成
され、20分で表皮は完成する。22.5分で粒状体が
表皮に付着して少し膨脹し、23.5分で粒状体は膨脹
して、25分で膨脹が完成した。この時金型の温度は発
泡剤の分解温度の200℃でコアの発泡体の密度は0.
05g/cmで均一微細の気泡でボイドの無いもので
あった。この様に大きさの異なるプラスチックの粉末と
発泡性粒状体とを金型に入れ回転しながら、加熱すると
表皮と発泡体とでなる発泡複合体が得られる。 [実施例2]
【0041】貯蔵弾性率の異なる高密度ポリエチレンの
粉末と[実施例1]の架橋発泡性粒状体とを用い実施例
1と同じように、発泡複合体を造った。その結果は第1
表の通りで、貯蔵弾性率が1×10(Pa)以上であ
るとボイドが無く、表皮の凹凸の少ない発泡複合体にな
る。 [実施例3]
【0042】[実施例1]の高密度ポリエチレンを使用
し、オートクレーブ法、及びチューブラー法で造った低
密度ポリエチレン及びEVAを用い、ジクミルパーオキ
サイド0.5PHR、アゾジカーボンアミド20PH
R、を混練して1辺4mmの粒状にし、これを用いて
[実施例1]の方法で発泡複合体を造った。その結果は
第2表の如くオートクレーブ法の低密度ポリエチレンが
表皮の凹凸が少なく、ボイドの少ない発泡複合体にな
る。 [実施例4]
【0043】[実施例1]の高密度ポリエチレンとオー
トクレーブ法,MFR 1.5の低密度ポリエチレン
に、ジクミルパーオキサイドを 0.1、 0.3、
0.5、0.7、 0.9、PHRとアゾジカーボンア
ミド20PHR、架橋助剤トリメチロールプロパントリ
アクリレートを0.5PHRとをそれぞれ混練して、1
辺4mmの粒状にし、これを用いて[実施例1]のよう
に発泡複合体を造った。その結果は第3表の通り架橋剤
が0.1PHRでは架橋が不足で、良く発泡せず、0.
9PHRでは架橋がオーバーでボイドも出来て表皮の凹
凸が激しくなり、又架橋助剤を使用すると、均一微細な
気泡になる。 [実施例5」
【0044】[実施例1]の高密度ポリエチレンと低密
度ポリエチレンを使用し、架橋剤にジクミルパーオキサ
イド、 ジ.tブチルパーオキサイド、 ビス.tブチ
ルパーオキシジイソプロピルベンゼン、 2,5ジメチ
ル2,5ビス.tブチルパーオキシヘキサン、 tブチ
ルクミルパーオキサイド、 ジ.tヘキシルパーオキサ
イド、をそれぞれ0.5PHR用い、これをニーダーで
混練しゴム用の押出機で粒状体としたものを更にプラス
チック用の押出機を通し[実施例1]のように100×
100×25mmの金型で発泡複合体を製造した。その
結果は第4表のように架橋剤による差は比較的すくな
い。又材料をプラスチック用の押出機を通すことで、均
一微細な気泡とボイドのない発泡複合体となる。 [実施例6]
【0045】[実施例1]の高密度ポリエチレンを用
い、[実施例1]の低密度ポリエチレンのコンパウンド
にステアリン酸亜鉛を1、3、6、PHRそれぞれ加え
て1辺が4mmの架橋発泡性粒状体をつくり、これを2
00×200×50mmの金型に入れ、[実施例1]と
同じ回転速度と温度で発泡複合体を造った。その結果は
第5表の通りで、成形時の最高金型内圧(圧電式圧力計
にて測定)は 1.8乃至2.5kg/cmで、ステ
アリン酸亜鉛が多いと表皮の凹凸が少なく、ボイドの発
生が減少する。尚アゾジカーボンアミド20部にステア
リン酸亜鉛を1,3, 6部加えた、発泡剤系の分解温
度を測定した結果は第5表に示す通りで、好ましい発泡
剤、発泡助剤系の分解温度は165乃至185℃であ
る。なおこの成形体より表皮と発泡体の接合物をとり、
その接着力を測定したが接着力は発泡体の強度以上で接
着力は測定出来なかった。 [実施例7」
【0046】[実施例6]の方法で架橋助剤を6PHR
にし高密度ポリエチレンの量をそれぞれ122、 24
1、 467gとし、表皮の厚さが1mm、2mm、4
mmの発泡複合体をつくった。その結果は第6表の通
り、薄い表皮の時は、金型の内圧が低くなり、ボイドが
発生する。そしてボイドの多いものほど大きなボイドが
含まれ、断熱性が悪くなるので、最大のボイドの最大の
断面積は25mm以下とすることが好ましい。 [実施例8]
【0047】[実施例7]の方法で加熱槽の温度を20
0℃、230℃、260℃にして発泡複合体を製造し
た。その結果は第7表の通りで、200℃では加熱時間
が長くなり、気泡径も大きくなり、又ボイドも多くな
る。なお金型よりはみ出したバリは極めて少量で材料使
用量の0.3%であった。 [実施例9]
【0048】[実施例6]の方法で金型の底の中央に小
孔を開け、これに直径5mmのテフロンチューブを差込
みその先端を金型の中央にし小孔のあるテフロンテープ
を巻きこれによりガス抜きをした。一方は孔のない金型
で、その他は同じ条件で成形した。この結果は第8表の
通りで、ガス抜きをすることによりボイドの生成を減少
させることが出来る。以上の結果から型内の圧力は1.
5kg/cm必要である。 [実施例10]
【0049】内法150×150×150mmで表皮の
厚さ3mm,発泡相の厚さ44mm密度0.05g/c
の断熱箱を金型の内箱のつばを広くして、外箱と
繋げる形にし、外箱は側面と底とを別々にして繋ぐ形に
して材料を入れ易くし底の中央にガス抜き用の孔をつく
った。この金型を用いて[実施例6]と同じように回転
成形した。出来た断熱箱は写真3に示すように金型の形
状通りで、表皮が均一の厚さでボイドが無く、第9表に
示すように製造して3日までは少し収縮するが、その後
は収縮のしない断熱箱であった。 [実施例11]
【0050】[実施例6]と同じ方法で架橋発泡性粒状
体の粒径を1mm、3mm、5mm7mmにして、20
0×200×50mmの金型で発泡複合体を造った。そ
の結果は第10表の通りで粒径が小さいとボイドの発生
が多く表皮の凹凸も多くなり粒径が大きくなるとこの反
対でかつ成形体の表皮の内面の角のrが大きくなる。 [実施例12]
【0051】内径50mm,長さ195mm,厚さ30
mm,の半円筒形でその両端に高さ10mm,巾10m
m,の凸部 と深さ10mm,巾10mmの凹部のある
金型を用い、[実施例6]の粉末プラスチック204g
と架橋発泡性粒状体60gとをこの金型に入れ、加熱温
度230℃、加熱時間30分で成形して発泡複合体を造
った。この成形体は金型の通りの寸法に出来て、凸部の
高さと巾、凹部の深さと巾は9.8mmで、この発泡複
合体は弾性があり凹凸を噛み合わせたものは、強い結合
で、一度結合すると簡単には抜けないものであった。こ
の成形体に重りを付けて水中に半分沈め、水面を半円の
中心線にすると防油堤として好ましいものであった。 [実施例13]
【0052】[実施例6]と同じように表皮厚さ3mm
でコア密度が0.05g/cmで200×200×2
5mmの発泡複合体 Aと、同形で肉厚1mmの発泡し
ていない表皮とその下に肉厚2mmの2倍発泡の表皮と
を持つ発泡複合体 Bを粉末プラスチック、粒径1m
m、発泡剤1PHRの細粒、発泡性粒状体とでつくっ
た。この発泡複合体それぞれの熱伝導率は、 Aは 0.062(kcal/m.hr.℃) で、 Bは 0.056(kcal/m.hr.℃) であ
った。表皮を発泡させることにより断熱性が良好になる
が、また表皮を発泡させるとコアのボイドが減少し、そ
して発泡表皮の上に発泡させない表皮を付けると外観が
きれいになる。[実施例14]
【0053】330×300×30mmの発泡複合体
Aの330×300mmの面に巾10mm深さ10m
m,長さ200mmの凹部が300mmの辺の縁から
10mmの中央寄りの上下の中央にあり、この凹部から
一番遠い300×30mmの面の中央に凹部と同じ大き
さの凸部をつくり、これと同じ凸部を上下の 330×
30mm の面の中央にも設けた。一方330×330
×30mmの大きさの発泡複合体Bの一面の4周辺に2
00×10×10mmの凹部を辺から10mm離し中央
に付けた発泡複合体をつくった。 Aの板4枚の凸部を
凹部に入れ側面とし、この上下に Bの板をはめこんだ
ものは、組み立て解体が容易な断熱箱になる。そして
Bの四隅に夫々凸部をつくり、上下の凸部同士を結合す
ると、この箱は外れることのない極めて丈夫な密閉箱で
水漏れしないものであった。 [実施例15]
【0054】330×300×30mmの発泡複合体の
板4枚を側壁とし、この中央に 300×300×30
mmの発泡複合体を置いて底板とし、鉄のアングルをこ
の箱の外側に置き、此の箱の板の接触部にアングルにあ
けた孔とこの孔に入れたボルトで圧力をかけられるよう
にした。この組み立て箱は水を遮断できるもので、表皮
を[実施例13]のように、発泡表皮にすると水密性が
更に向上する。 [発明の効果]
【0055】以上説明した如く。発泡時の内圧に耐えれ
る金型を使用し、粉末プラスチックとこれより形の大き
い架橋発泡性粒状体を金型に入れ材料に遠心力を与えな
いように回転しながら外部より加熱して、均一の厚さの
表皮を生成させた。この表皮の上に発泡粒状体を付着さ
せ、金型の温度を発泡剤の分解温度にして発泡させて、
発泡粒子を金型に充満させ、内圧を1.5気圧以上にし
て、発泡粒を合体一体化させて表皮とコアとを接着させ
冷却して発泡複合体とする。この製造方法により表皮と
発泡体とで成る成形体が安定して一工程で製造出来、こ
の成形体は軽量で強度が有り、断熱性に優れ、吸湿して
断熱性が低下することが無く、クッション性、衝撃吸収
性を有するので、極めて有用なものである。又この成形
体はプラスチックの廃棄物を利用して種々の特長のある
製品を造ることが可能であり、解体組み立てが出来るプ
レハブ式の部品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表皮と発泡体の成形体
【図2】発泡表皮と発泡体の成形体
【図3】表皮と発泡表皮と発泡体の成形体
【図4】表皮と発泡体と中空部で成る成形体
【図5】表皮と発泡体と区画で成る成形体
【図6】表皮と発泡体とゴム、プラスチックの粒状態で
成る成形体
【図7】表皮と発泡体と補強体で成る成形体
【図8】発泡複合体の製造過程の写真1
【図9】発泡複合体の製造過程の写真2
【図10】断熱箱の断面図の写真
【符号の説明】
(1) 表皮 (7)補強
体 (2) 発泡体 (3) 発泡表皮 (4) 中空 (5) 区画 (6) ゴム、プラスチック粒状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 22:00 B29C 67/22 Fターム(参考) 4F201 AA04 AC01 AE02 AG20 AH55 BA03 BC01 BC12 BC15 BC17 BC19 BD05 BM01 BM06 BS04 4F212 AA04 AC01 AE02 AG20 AH55 UA02 UB01 UB11 UB30 UF01 UF21 UF50 UL09 UN01 UN11

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックの粉末又は細粒と該粉末又は
    細粒より大きい形の発泡剤を配合したポリオレフィンの
    架橋発泡性粒状体とを、材料が金型内で動けるように入
    れ、材料に遠心力を与えないように回転しながら加熱す
    る。型内ではまずプラスチック粉末又は細粒が成形体の
    表皮を作り、その上に発泡性粒状体を付着させ、更に加
    熱して金型の温度を発泡剤の分解温度にして、発泡剤を
    分解して発泡粒を膨脹させて金型に充満させる。金型内
    の圧力は1.5kgf/cm以上にして発泡粒子を合
    体一体化させ表皮とコアとを型内で接着させ、次いで冷
    却することを特徴とする発泡複合体の製造方法。
  2. 【請求項2】[請求項1]に於いて、ポリオレフィンに
    0.2乃至0.5PHRの有機過酸化物と10乃至30
    PHRの発泡剤及び発泡助剤を用い、此の系の発泡する
    温度を165乃至185℃とした発泡性粒状体を用いる
    方法。
  3. 【請求項3】[請求項1]に於いてポリオレフィン、有
    機過酸化物および発泡剤との混合物をプラスチックの押
    出機又はそれに類似の機械でロッド状に押出し、切断し
    た架橋発泡性粒状体を使用する方法。
  4. 【請求項4】[請求項1]に於いて、発泡性粒状体とし
    て、125mm以上の大きさの粒状体を用いる方法。
  5. 【請求項5】[請求項1]に於いて、粉末プラスチック
    として、190℃に於ける角速度1(rad/s)の貯
    蔵弾性率が1×10(Pa)以上の物を用いる方法。
  6. 【請求項6】[請求項1]に於いて、金型は5mm以上
    の厚さの鉄板又はそれと同等以上の熱容量のある金属体
    で、2.5kg/cmの内圧に耐えられる金型を用い
    る方法。
  7. 【請求項7】[請求項1]に於いて、金型に一個又は数
    個の小孔をあけ、これに断熱性のパイプを取り付け、一
    端を金型の中に入れ、他端を外に出し、金型よりガス抜
    きする発泡複合体の製造方法。
  8. 【請求項8】[請求項1]に於いて、プラスチックの表
    皮材にも発泡剤を混合して、二相以上の発泡体で構成さ
    れる発泡複合体を製造する方法。
  9. 【請求項9】[請求項1]に於いて、大きさの異なる二
    種以上のプラスチック粉末又は細粒を用いて、二層又は
    三層以上の表皮層を有する成形体を製造する方法。
  10. 【請求項10】[請求項1]に於いて、表皮にプラスチ
    ックの産業廃棄物を用い、その外側に廃棄物でないプラ
    スチックで被覆した二層の表皮で造った発泡複合体。
  11. 【請求項11】[請求項1]に於いて、金型 より出る
    バリを使用した材料の1%以下とする発泡複合体の製造
    方法。
  12. 【請求項12】金型に入れる粉末プラスチック及び発泡
    性粒状体を少量にし成形体の中央に成形体とほぼ相似形
    の気体相のある発泡複合体を製造する方法。
  13. 【請求項13】[請求項1]に於いて、架橋発泡する材
    料に、発泡しないか又は僅かに発泡した材料を被覆した
    材料を用い、成形体内に発泡しないか、僅かに発泡した
    材料の区画のある発泡複合体を製造する方法。
  14. 【請求項14】[請求項1]に於いて、粉末と発泡する
    粒状体と共に、この粒状体より大きいゴム、プラスチッ
    ク又はそれ等の複合材の粒子を加え、これを回転しなが
    ら加熱して、これ等の粒子が成形体の中央にあり、これ
    等を発泡体で固定した発泡複合体を製造する方法。
  15. 【請求項15】[請求項1]に於いて、金型に成形用金
    具を入れ、金具の表面にも表皮を生成させた発泡複合体
    を製造する方法。
  16. 【請求項16】[請求項15]に於いて、成形用金具と
    してパイプ又はロッドを用い、その表面に表皮を生成さ
    せた後成形用金具を取り去り、発泡複合体に表皮のある
    孔を作った成形体。
  17. 【請求項17】[請求項1]の方法で、金型の平行な2
    面に直角に成形用金具をつけ、平行な2面と成形用金具
    上に表皮を作り、表皮を結ぶ直角なパイプ状又は板状の
    補強体を設けた発泡複合体。
  18. 【請求項18】[請求項1]の方法で凸部のある発泡複
    合体を作り、異なる発泡複合体に同じ寸法の凹部又は孔
    を作り、機械的に結合することを可能にした発泡複合
    体。
  19. 【請求項19】[請求項1]の方法で、雄ネジと雌ネジ
    のある成形体を造り、ネジ結合を可能にした発泡複合
    体。
  20. 【請求項20】[請求項1]の方法でボルト又はナット
    を取り付けた成形体をつくり、結合することを可能にし
    た発泡複合体。
  21. 【請求項21】[請求項1]の方法で一部の表皮又はコ
    アを薄くし、一部の表皮又はコアを厚くした発泡複合
    体。
  22. 【請求項22】[請求項1]に於いて、成形体の表皮の
    角部内面に5r以上のrをつけた発泡複合体。
  23. 【請求項23】発泡複合体の内部にある最大のボイドの
    大きさは最大断面積が25mm以下である発泡複合
    体。
  24. 【請求項24】[請求項1]に於いて、表皮の最小厚さ
    と最大厚さとの比を1/2以上にした発泡複合体。
  25. 【請求項25】発泡複合体の椅子をつくり、その下部に
    ナット又はボルトを埋め込み、乗物の床に結合すること
    のできる乗り物用椅子。
  26. 【請求項26】[請求項1]の方法で板状体を造り、こ
    れを組み立てた箱状の組み立て体で、板と板との接触部
    に圧力を加え、水が漏れない構造とした発泡複合組立て
    体。
  27. 【請求項27】[請求項1]の方法で四隅に孔のある板
    状体をつくり、これを金属の支持体にボルト止めして、
    プールの側面及び底面にし、板と板との接触部にゴム、
    水膨脹ゴム、プラスチックフォーム等を介在させ水漏れ
    を防止したプール。
  28. 【請求項28】[請求項1]の方法で、高密度ポリエチ
    レンの表皮と、密度が0.1g/cm以下のポリオレ
    フィンの架橋発泡体とで構成されるタンクを造り、車の
    部材とし車が衝突しても壊れず、火災を発生させないガ
    ソリンタンク。
  29. 【請求項29】[請求項1]の方法で造った発泡複合体
    容器に防錆する物質を挿入し、防錆する物質と容器との
    間に加熱すると流動するが、室温では流動しないゴム又
    は油を入れ密封する防錆方法。
  30. 【請求項30】[請求項1]の方法で長尺半円筒体で、
    両端が結合できる成形体を造り、これを連結し、重りを
    付けて水面が半円の中心線になるように沈め、油の来る
    方向に凹面を向けた油の遮断方法。
  31. 【請求項31】[請求項1]の方法で、金型内にプラス
    チックフィルム、プラスチック複合フィルム、薄い金属
    板、金属泊等の薄物体を接着して成形し、表面にこれ等
    の薄物を付着させた発泡複合体を製造する方法。
  32. 【請求項32】海水の干満で濡れたり乾いたりする部分
    の金属パイプを防食処理したものをつくり[請求項1]
    の方法でつくった長尺半円筒体の二つで金属パイプの干
    満部を覆う防蝕方法。
  33. 【請求項33】[請求項1]の方法で造った外側が四角
    で内側が八角形の箱と蓋とで構成された、水が入らない
    箱状体を土中に埋めて使用する方法。
  34. 【請求項34】[請求項1]の方法で造った箱と蓋で成
    る箱状体で、箱の上部に箱の縁と平行で連続している凹
    部をつくり、蓋に同形の凸部をつくって結合させる箱状
    体。
JP2000404601A 2000-12-26 2000-12-26 プラスチック発泡複合体の製造方法 Pending JP2002192548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000404601A JP2002192548A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 プラスチック発泡複合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000404601A JP2002192548A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 プラスチック発泡複合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002192548A true JP2002192548A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18868537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000404601A Pending JP2002192548A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 プラスチック発泡複合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002192548A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003089219A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Shiina Kasei Co. Procede de production d'un composite expanse de plastique
WO2005037518A1 (ja) * 2003-10-17 2005-04-28 Shiina Kasei Co. プラスチック発泡複合体の製造方法
WO2006112394A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Shiina Kasei Co. プラスチック発泡複合体及びその製造方法
KR101921682B1 (ko) * 2018-01-08 2018-11-23 화인케미칼 주식회사 충격흡수용 탄성 복합체
CN111231206A (zh) * 2020-03-09 2020-06-05 北京玻钢院复合材料有限公司 一种导弹适配器发泡模具及发泡方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003089219A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Shiina Kasei Co. Procede de production d'un composite expanse de plastique
WO2005037518A1 (ja) * 2003-10-17 2005-04-28 Shiina Kasei Co. プラスチック発泡複合体の製造方法
JPWO2005037518A1 (ja) * 2003-10-17 2006-12-28 有限会社椎名化成 プラスチック発泡複合体の製造方法
CN1867437B (zh) * 2003-10-17 2011-08-24 有限会社椎名化成 塑料发泡复合体的制造方法
US8147733B2 (en) 2003-10-17 2012-04-03 Shiina Kasei Co. Process for producing plastic foam composite
WO2006112394A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Shiina Kasei Co. プラスチック発泡複合体及びその製造方法
KR101921682B1 (ko) * 2018-01-08 2018-11-23 화인케미칼 주식회사 충격흡수용 탄성 복합체
CN111231206A (zh) * 2020-03-09 2020-06-05 北京玻钢院复合材料有限公司 一种导弹适配器发泡模具及发泡方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074319B2 (ja) プラスチック発泡複合体の製造方法
US5622756A (en) Expansion-molded article of polyolefin resin having open voids
US20170157892A1 (en) In-situ foam core articles
JP2002192548A (ja) プラスチック発泡複合体の製造方法
JP2001009857A (ja) プラスチック発泡複合体の製造方法
US10150250B2 (en) Moulded plastic articles with contact between two dissimilar plastics
JP4227683B2 (ja) プラスチック発泡複合体
JP2003311771A (ja) プラスチック発泡複合体の製造方法
JP2007136791A (ja) 軽量で強度のあるプラスチックの成形体
JP2786393B2 (ja) スチレン改質ポリオレフィン系樹脂発泡成形体
JP2006199970A (ja) 複合発泡体及びその成形品並びにその製造方法
JP2002011743A (ja) 補強のあるプラスチック成形体
EP0698464A2 (en) Plastic rotational molded article and method of manufacturing the same
JPH0857878A (ja) プラスチックの回転成型方法及び成型体
KR102647828B1 (ko) 에바 플로트
JPH1177717A (ja) プラスチックの一軸回転成形
JP2006207713A (ja) 真空断熱材内包構造体とその製造方法、真空断熱材内包風呂蓋
JP2000246822A (ja) パネル状構造体とその製造方法
EP3297822B1 (en) Multilayer assembly
JP2003118051A (ja) プラスチック発泡複合体
JP4316258B2 (ja) プラスチック軽量成形体およびその製造方法
JP2022068004A (ja) 敷材
JPH11263380A (ja) 断熱容器
WO2006112394A1 (ja) プラスチック発泡複合体及びその製造方法
JP2004306472A (ja) 複合成形品及びその製造方法