JP2002192309A - 薄鋼板製造設備及びその使用方法 - Google Patents

薄鋼板製造設備及びその使用方法

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JP2002192309A
JP2002192309A JP2000401018A JP2000401018A JP2002192309A JP 2002192309 A JP2002192309 A JP 2002192309A JP 2000401018 A JP2000401018 A JP 2000401018A JP 2000401018 A JP2000401018 A JP 2000401018A JP 2002192309 A JP2002192309 A JP 2002192309A
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chamber
cold rolling
steel plate
rolls
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JP2000401018A
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Hisahiko Fukase
久彦 深瀬
Shiro Osada
史郎 長田
Kengo Ishige
健吾 石毛
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ラインが長大化しない薄鋼板鋳造設備を
提供する。 【解決手段】 鋳造ロール1a,1bから熱間圧延機7
へ至る鋼板4の移動経路を取り囲む第1のチャンバ16
内にノズル群22a,22b,23a,23b,26
a,26bにより無酸化ガスを供給し、熱間圧延機7か
ら冷間圧延機12側へ向かう鋼板4の移動経路を取り囲
む第2のチャンバ17内にノズル群30a,30bによ
り無酸化ガスを供給し且つ冷却液を噴射させ、鋼板4の
移動経路を無酸化雰囲気に保持することにより鋼板4の
酸化抑止を図り、第2のチャンバ17から冷間圧延機1
2へ送出される鋼板4を、冷却液により大気中で鋼板4
が酸化しにくい温度まで冷やし、熱間圧延工程と冷間圧
延工程の間での酸洗工程を省略する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄鋼板製造設備及び
その使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の薄鋼板製造設備の一例であ
り、この薄鋼板製造設備は、図上段の鋳造・熱間圧延ラ
インと、図下段の冷間圧延ラインとで構成されている。
【0003】鋳造・熱間圧延ラインは、ロール間隙を形
成するように水平に並んで配置され且つ外周面が上側か
らロール間隙へ向かって回動し得る一対の鋳造ロール1
a,1bと、鋳造ロール1a,1b間に溶鋼溜まり2を
形成させるタンディッシュ3と、図6で左側に位置する
鋳造ロール1aの下方に揺動可能に配置され且つ鋳造ロ
ール1a,1b表面での溶鋼の凝固、及び当該鋳造ロー
ル1a,1bの回動により下向きに送出される鋼板4先
端部を右方へ導き得るスレッディングテーブル5と、鋼
板4を板厚方向に挾持し得るキャッチロール6a,6b
と、作業ロール7a,7b及び控えロール7c,7dを
有し且つキャッチロール6a,6b間を経た鋼板4を圧
延成形する熱間圧延機7と、該熱間圧延機7で減厚した
鋼板4を板厚方向に挾持するピンチロール8a,8b
と、該ピンチロール8a,8b間を経た鋼板4をコイル
状に巻き取るコイラー9とを備えている。
【0004】また、冷間圧延ラインは、コイル状の鋼板
4を巻き終り端から解くオープナー10と、該オープナ
ー10が繰り出す鋼板4を板厚方向に挾持するピンチロ
ール11a,11bと、作業ロール12a,12b及び
控えロール12c,12dを有し且つピンチロール11
a,11b間を経た鋼板4を圧延成形する冷間圧延機1
2と、該冷間圧延機12で減厚した鋼板4を板厚方向に
挾持するピンチロール13a,13bと、該ピンチロー
ル13a,13b間を経た鋼板4をコイル状に巻き取る
コイラー14とを備えている。
【0005】薄鋼板を製造する際には、スレッディング
テーブル5の姿勢を実線で示すように下向きにし、上側
のキャッチロール6bを鋼板4のパスラインから離反さ
せておく。
【0006】また、熱間圧延すべき鋼板4の板厚に応じ
たロール間隙が形成されるように、鋳造ロール1a,1
bの回転中心の距離を設定して、該鋳造ロール1a,1
bをその外周面が上側からロール間隙へ向かって移動す
るように回動させる。
【0007】次いで、タンディッシュ3へ溶鋼を供給す
ると、鋳造ロール1a,1b表面に凝固殻が形成される
とともに、鋳造ロール1a,1bの回動に伴って、鋼板
4が下向きに送出される。
【0008】送出される鋼板4が幅方向に均一な状態を
呈した後、ロール間隙が鋼板4厚さの1.5〜3倍にな
るように、鋳造ロール1a,1bの回転中心の距離をご
く短時間(0.1〜0.5秒間程度)離反させたうえ、
ロール間隙を元の状態に戻すと、ロール間隙を拡大して
いるときに、鋳造ロール1a,1bによる溶鋼の冷却が
不充分になり、鋼板4が復熱で再溶融する。
【0009】これにより、ロール間隙が拡大される前に
送出された鋼板4が、ロール間隙を元に戻した後に送出
される鋼板4から、ロール間隙の拡大による鋼板4の再
溶融部分を境界として直線的に破断する。
【0010】この後、スレッディングテーブル5の姿勢
を二点鎖線で示すように横向きにし、側方へ導かれる鋼
板4をキャッチロール6a,6bで挾持して、熱間圧延
機7の作業ロール7a,7bに噛み込ませ、再度、スレ
ッディングテーブル5の姿勢を再び実線で示すように下
向きにする。
【0011】また、熱間圧延機7により板厚を2mm程
度にまで減厚した鋼板4を、ピンチロール8a,8bに
よりコイラー9へ導き、コイル状に巻き取る。
【0012】これに加えて、熱間圧延成形が完了し且つ
常温まで冷却したコイル状の鋼板4を、巻き終り端から
解いて複数の酸洗槽(図示せず)に順次通板させる酸洗
処理を行ない、鋼板4の表面に形成されたスケール(酸
化層)を除去し、再度コイル状に巻き取る。
【0013】更に、酸洗処理が完了したコイル状の鋼板
4をオープナー10によって解くとともに、ピンチロー
ル8a,8bを介して冷間圧延機12の作業ロール12
a,12bに噛み込ませ、冷間圧延機12により板厚を
製品寸法にまで減厚した鋼板4を、ピンチロール13
a,13bによりコイラー14へ導き、コイル状に巻き
取る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
薄鋼板製造設備では、熱間圧延成形後の鋼板4の温度が
600℃以上であるため、当該鋼板4の表面へのスケー
ルの形成は回避できず、鋳造・熱間圧延ラインと冷間圧
延ラインのほかに、酸洗処理装置を設ける必要があり、
製造ラインが長大化してしまう。
【0015】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、製造ラインを長大化せずに連続鋳造、熱間圧延、並
びに冷間圧延を一貫して行なえる薄鋼板製造設備を提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の薄鋼板製造設備では、略
水平に並設されてロール間隙を形成する一対の鋳造ロー
ルと、当該ロールの回転並びにロール間への溶鋼の供給
によりロール間隙から送出される鋼板を圧延成形する熱
間圧延手段と、該熱間圧延手段から送出される鋼板を圧
延成形する冷間圧延手段と、前記の鋳造ロールから熱間
圧延手段へ至る鋼板移動経路を取り囲んで無酸化ガス雰
囲気に保持する第1のチャンバと、熱間圧延手段から冷
間圧延手段側へ向かう鋼板移動経路を取り囲んで無酸化
ガス雰囲気に保持する第2のチャンバと、該第2のチャ
ンバ内部の鋼板を冷やす冷却手段とを備えている。
【0017】本発明の請求項2に記載の薄鋼板製造設備
では、略水平に並設されてロール間隙を形成する一対の
鋳造ロールと、当該ロールの回転並びにロール間への溶
鋼の供給によりロール間隙から送出される鋼板を圧延成
形する熱間圧延手段と、該熱間圧延手段から送出される
鋼板を圧延成形する冷間圧延手段と、前記の鋳造ロール
から熱間圧延手段へ至る鋼板移動経路を取り囲んで無酸
化ガス雰囲気に保持する第1のチャンバと、熱間圧延手
段から冷間圧延手段側へ向かう鋼板移動経路を取り囲ん
で無酸化ガス雰囲気に保持する第2のチャンバと、該第
2のチャンバ内部の鋼板を熱する加熱手段及び鋼板を冷
やす冷却手段とを備えている。
【0018】本発明の請求項3に記載の薄鋼板製造設備
では、冷間圧延手段から送出される鋼板を軽圧延する調
質圧延手段と、冷間圧延手段から調質圧延手段側へ向か
う鋼板移動経路を取り囲んで無酸化ガス雰囲気に保持す
る熱処理用チャンバと、該熱処理用チャンバ内部の鋼板
を熱する加熱手段及び鋼板を冷やす冷却手段とを備えて
いる。
【0019】本発明の請求項4に記載の薄鋼板製造設備
の使用方法では、鋳造ロールの間隙から鋼板を連続的に
送出する際に、第1のチャンバ及び第2のチャンバの内
部をそれぞれ無酸化ガス雰囲気に保持し、第2のチャン
バから冷間圧延手段へ送出する鋼板を、冷却手段により
150℃以下に冷やす。
【0020】本発明の請求項5に記載の薄鋼板製造設備
の使用方法では、鋳造ロールの間隙から鋼板を連続的に
送出する際に、第1のチャンバ及び第2のチャンバの内
部をそれぞれ無酸化ガス雰囲気に保持し、第2のチャン
バ内部で鋼板を、一旦冷却手段で冷却し、次いで加熱手
段により所定温度に熱し、第2のチャンバから冷間圧延
手段へ送出する鋼板を、冷却手段により150℃以下に
冷やす。
【0021】本発明の請求項6に記載の薄鋼板製造設備
の使用方法では、冷間圧延手段から調質圧延手段側へ鋼
板を連続的に送出する際に、熱処理用チャンバの内部を
無酸化ガス雰囲気に保持し、熱処理用チャンバ内部で鋼
板を、加熱手段により所定温度に熱し、熱処理用チャン
バから調質圧延手段へ送出する鋼板を、冷却手段により
150℃以下に冷やす。
【0022】本発明の請求項1乃至請求項3に記載の薄
鋼板製造設備、請求項4乃至請求項6に記載の薄鋼板製
造設備の使用方法のいずれにおいても、第1のチャンバ
及び第2のチャンバの内部を無酸化雰囲気に保持して、
鋼板表面の酸化抑制を図り、第2のチャンバから冷間圧
延手段へ送出される鋼板を、冷却手段により大気中で酸
化しにくい温度まで冷やして、鋼板表面へのスケールの
形成を回避する。
【0023】本発明の請求項2に記載の薄鋼板製造設
備、請求項5に記載の薄鋼板製造設備の使用方法のいず
れにおいても、第2のチャンバから冷間圧延手段へ向か
う鋼板を、一旦冷却手段で冷した後に加熱手段により加
熱して、巻き取り後の鋼板中の結晶組織が、相変態を経
て再結晶するように微細化させる。
【0024】本発明の請求項3に記載の薄鋼板製造整
備、請求項6に記載の薄鋼板製造設備の使用方法のいず
れにおいても、熱処理用チャンバの内部を無酸化雰囲気
に保持した状態で加熱手段によって鋼板を焼鈍し、熱処
理用チャンバから調質圧延手段へ向かう鋼板を、冷却手
段により大気中で酸化しにくい温度まで冷やして、鋼板
表面へのスケールの形成を回避する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0026】図1及び図2は本発明の薄鋼板製造設備の
実施の形態の第1の例であり、図中、図6と同一の符号
を付した部分は同一物を表わしている。
【0027】この薄鋼板製造設備は、鋳造ロール1a,
1b間から送出される鋼板4を圧延成形する熱間圧延機
7と、該熱間圧延機7から送出される鋼板4を圧延成形
する冷間圧延機12と、鋳造ロール1a,1bと熱間圧
延機7との間に設けられ且つ鋼板4を板厚方向に挾持す
るピンチロール15a,15bと、鋳造ロール1a,1
bから熱間圧延機7へ至る鋼板4の移動経路を取り囲み
且つ無酸化ガス雰囲気に保持する第1のチャンバ16
と、熱間圧延機7から冷間圧延機12側へ向かう鋼板4
の移動経路を取り囲み且つ無酸化雰囲気に保持する第2
のチャンバ17と、冷間圧延機12で減厚した鋼板4を
板厚方向に挾持するピンチロール13a,13bと、該
ピンチロール13a,13b間を経た鋼板4をコイル状
に巻き取るコイラー14とを備え、実際には、冷間圧延
機12を鋼板4移動方向に複数直列に配置している。
【0028】第1のチャンバ16は、一端開口部が鋳造
ロール1a,1bに下方から対峙し且つ他端開口部がピ
ンチロール15a,15bに鋼板4移動方向上流側から
対峙して内部を鋼板4が通過可能な構体18と、一端開
口部がピンチロール15a,15bに鋼板4移動方向下
流側から対峙し且つ他端開口部が熱間圧延機7の作業ロ
ール7a,7bに鋼板4移動方向上流側から対峙して内
部を鋼板4が通過可能な構体19とに2分割されてい
る。
【0029】構体18の一端開口部には、鋳造ロール1
a,1b表面に接するようにシール部材20a,20b
が設けられ、また、他端開口部には、ピンチロール15
a,15b表面に接するようにシール部材21a,21
bが設けられている。
【0030】この構体18には、スレッディングテーブ
ル5及びキャッチロール6a,6bに加えて、鋳造ロー
ル1a,1bからキャッチロール6a,6bまでの間で
鋼板4に対峙し且つ鋼板4の板幅方向へ待避可能なノズ
ル群22a,22bと、当該キャッチロール6a,6b
からピンチロール15a,15bまでの間で鋼板4に対
峙するノズル群23a,23bとが内装されている。
【0031】構体19の一端開口部には、ピンチロール
15a,15b表面に接するようにシール部材24a,
24bが設けられ、また、他端開口部には、熱間圧延機
7の作業ロール7a,7b表面に接するようにシール部
材25a,25bが設けられている。
【0032】この構体19には、ピンチロール15a,
15bから作業ロール7a,7bまでの間で鋼板4に対
峙するノズル群26a,26bが内装されている。
【0033】上述した各ノズル群22a,22b,23
a,23b,26a,26bには、ガス供給源(図示せ
ず)から窒素(無酸化ガス)並びに水素(還元ガス)が
送給されるようになっている。
【0034】第2のチャンバ17は、一端開口部が熱間
圧延機7の作業ロール7a,7bに鋼板4移動方向下流
側から対峙して鋼板4が通過可能な構体27と、作業ロ
ール7a,7b表面に接するように構体27の一端開口
部に設けたシール部材28a,28bと、構体27の他
端開口部に設けたシャッタ29とを有している。
【0035】この構体27には、作業ロール7a,7b
からシャッタ29までの間で鋼板4に対峙するノズル群
30a,30bが内装されている。
【0036】シャッタ29は、鋼板4の下方に位置する
ように構体17の他端部に装着した下部カバー29a
と、該下部カバー29a直上に位置して昇降可能な上部
カバー29bと、両カバー29a,29bに沿って鋼板
4の幅方向へ移動可能なサイドカバー29c,29d
と、上部カバー29bを昇降させるためのシリンダ29
eと、サイドカバー29c,29dを移動させるための
シリンダ29f,29gとで構成されている。
【0037】上述したノズル群30a,30bには、ガ
ス供給源から窒素並びに水素が供給されるように、ま
た、冷却材供給源(図示せず)から水やメチルアルコー
ルなどの冷却液が送給されるようになっている。
【0038】薄鋼板を製造する際には、スレッディング
テーブル5の姿勢を下向きし、上側のキャッチロール6
bを鋼板4のパスラインから離反させ、熱間圧延すべき
鋼板4の板厚に応じたロール間隙が形成されるように、
鋳造ロール1a,1bの回転中心の距離を設定して、該
鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロール間
隙へ向かって移動するように回動させる。
【0039】また、ノズル群22a,22bを鋼板4の
パスラインから幅方向へ待避させ、ガス供給源から各ノ
ズル群22a,22b,23a,23b,26a,26
b,30a,30bを介して両チャンバ16,17内に
窒素と水素を充填し、これに加えて、ノズル群30a,
30bから冷却液を噴射する。
【0040】このとき、両チャンバ16,17の内部の
雰囲気ガスに含まれる水素の割合が4%未満になるよう
にして、当該雰囲気ガスの爆発を防止し、また、両チャ
ンバ16,17の内圧を大気圧よりもやや高くして、両
チャンバ16,17への大気の流入を抑止する。
【0041】更に、上部カバー29b及びサイドカバー
29c,29dの位置を調整して、シャッタ29の開口
形状を、熱間圧延機7で減厚された後の鋼板4の断面形
状に応じて設定しておく。
【0042】次いで、タンディッシュ3へ溶鋼を供給す
ると、鋳造ロール1a,1b表面に凝固殻が形成される
とともに、鋳造ロール1a,1bの回動に伴って、鋼板
4が下向きに送出される。
【0043】送出される鋼板4が幅方向に均一な状態を
呈した後、ロール間隙が鋼板4厚さの1.5〜3倍にな
るように、鋳造ロール1a,1bの回転中心の距離をご
く短時間離反させたうえ、ロール間隙を元の状態に戻
し、鋼板4先端寄りの板幅寸法なとが不揃いな部分を切
り離す。
【0044】この後、スレッディングテーブル5の姿勢
を横向きにし、側方へ導かれる鋼板4をキャッチロール
6a,6bで挾持して熱間圧延機7の作業ロール7a,
7bに噛み込ませ、再度、スレッディングテーブル5の
姿勢を下向きにするとともに、ノズル群22a,22b
を鋼板4に対峙する位置へ移動させる。
【0045】第1のチャンバ16内において、熱間圧延
に適したA3変態点を超える温度に保たれ、オーステナ
イトを主とする状態で熱間圧延機7により板厚が2mm
程度に減厚された鋼板4は、第2のチャンバ17内で、
ノズル群30a,30bから噴射される冷却液によっ
て、材料中にオーステナイトだけが存在する温度領域の
下限であるA3変態点の温度を下回り、オーステナイト
とフェライトが共存する温度領域の下限であるA1変態
点の温度も下回る150℃以下にまで冷却されたうえ、
シャッタ29を経て第2のチャンバ17外部へ送出さ
れ、冷間圧延機12の作業ロール12a,12bに噛み
込まれる。
【0046】更に、冷間圧延機12で板厚が製品寸法に
減厚された鋼板4は、ピンチロール13a,13bによ
りコイラー14へ導かれ、コイル状に巻き取られる。
【0047】このように、図1及び図2に示す薄鋼板製
造設備においては、第1のチャンバ16及び第2のチャ
ンバ17に、各ノズル群22a,22b,23a,23
b,26a,26b,30a,30bから窒素を主成分
としたガスを送給して、鋼板4の酸化の抑止を図り、ま
た、第2のチャンバ17内のノズル群30a,30bか
ら噴射される冷却液により、鋼板4の温度を酸化が生じ
にくい150℃以下にまで冷やすので、鋼板4の表面へ
のスケールの形成を回避することができる。
【0048】よって、熱間圧延工程と冷間圧延工程の間
に、酸洗処理工程を介在させる必要がなくなり、製造ラ
インを長大化せずに、連続鋳造、熱間圧延、並びに冷間
圧延を一貫して行ない、品質の優れた薄鋼板を低コスト
で製造することが可能になる。
【0049】図3は本発明の薄鋼板製造設備の実施の形
態の第2の例であり、図中、図1と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしている。
【0050】この薄鋼板製造設備では、前述した第2の
チャンバ17(図1参照)に代えて、熱間圧延機7から
冷間圧延機12側へ向かう鋼板4の移動経路を取り囲み
且つ無酸化雰囲気に保持する他の第2のチャンバ31を
設けている。
【0051】第2のチャンバ31は、一端開口部が熱間
圧延機7の作業ロール7a,7bに鋼板4移動方向下流
側から対峙して鋼板4が通過可能な構体32と、作業ロ
ール7a,7b表面に接するように構体32の一端開口
部に設けたシール部材28a,28bと、構体32の他
端開口部に設けたシャッタ29とを有している。
【0052】この構体32には、鋼板4移動方向上流側
から下流側へ向かって順に、ノズル群33a,33b、
誘導加熱ヒータ34a,34b、ノズル群35a,35
bが、鋼板4に対峙するように内装されている。
【0053】各ノズル群33a,33b,35a,35
bには、ガス供給源から窒素並びに水素とが供給される
ように、冷却材供給源から水やメチルアルコールなどの
冷却液が送給されるようになっている。
【0054】薄鋼板を製造する際には、図1に示す薄鋼
板製造設備と同様に第1のチャンバ16及び第2のチャ
ンバ31内に、各ノズル群22a,22b,23a,2
3b,26a,26b,33a,33b,35a,35
bを介して窒素と水素を充填し、ノズル群33a,33
b,35a,35bから冷却液を噴射するとともに、誘
導加熱ヒータ34a,34bを作動させる。
【0055】これにより、第1のチャンバ16内におい
て、オーステナイトを主とする状態で熱間圧延機7によ
り板厚が減厚された鋼板4は、第2のチャンバ31内を
通過するときに、ノズル群33a,33bから噴射され
る冷却液により、A3変態点とA1変態点との間の温度
領域乃至それ以下に一旦冷却され、次いで、誘導加熱ヒ
ータ34a,34bにより、A3変態点に近い温度乃至
それ以上にまで加熱され、この後、ノズル群35a,3
5bから噴射される冷却液により、A1変態点の温度も
下回る150℃以下にまで冷却されたうえ、シャッタ2
9を経て第2のチャンバ31外部へ送出され、冷間圧延
機12の作業ロール12a,12bに噛み込まれる。
【0056】更に、冷間圧延機12で板厚が製品寸法に
減厚された鋼板4は、ピンチロール13a,13bによ
りコイラー14へ導かれ、コイル状に巻き取られる。
【0057】このように、図3に示す薄鋼板製造設備に
おいては、第1のチャンバ16及び第2のチャンバ31
に、各ノズル群22a,22b,23a,23b,26
a,26b,30a,30b,33a,33b,35
a,35bから窒素を主成分としたガスを送給して、鋼
板4の酸化の抑止を図り、また、第2のチャンバ31内
のノズル群35a,35bから噴射される冷却液によ
り、鋼板4の温度を酸化が生じにくい150℃以下にま
で冷やすので、鋼板4の表面へのスケールの形成を回避
することができ、よって、図1に示すものと同様な効果
を奏し得る。
【0058】また、第2のチャンバ31内の誘導加熱ヒ
ータ34a,34bにより、鋼板4をA3変態点に近い
温度に熱するので、巻き取り後の鋼板4中の結晶組織
が、再結晶して微細化し、鋼板4の品質が向上する。
【0059】図4は本発明の薄鋼板製造設備の実施の形
態の第3の例であり、図中、図1、図3と同一の符号を
付した部分は同一物を表わしている。
【0060】この薄鋼板製造設備では、先に述べた図1
に示す薄鋼板製造設備の構成要素に加えて、冷間圧延機
12とピンチロール13a,13bの間に、鋼板4移動
方向上流側から下流側へ向かって順に、冷間圧延に際し
て鋼板4に付着した潤滑液を除去する清浄化装置36
と、該清浄化装置36より送出される鋼板4を板厚方向
に挾持するピンチロール37a,37bと、作業ロール
38a,38b及び控えロール38c,38dを有し且
つ鋼板4を軽圧延する調質圧延機38と、ピンチロール
37a,37bから調質圧延機38へ至る鋼板4の移動
経路を取り囲んで無酸化ガス雰囲気に保持する熱処理用
チャンバ39とを配置している。
【0061】熱処理用チャンバ39は、一端開口部がピ
ンチロール37a,37bに鋼板4移動方向下流側から
対峙し且つ他端開口部が調質圧延機38の作業ロール3
8a,38bに鋼板4移動方向上流側から対峙して鋼板
4が通過可能な構体40と、前記の作業ロール38a,
38b表面に接するように構体40の一端開口部に設け
たシール部材41a,41bと、構体40の他端開口部
に設けたシャッタ42とを有している。
【0062】この構体40には、誘導加熱ヒータ43
a,43b、ノズル群44a,44bが、鋼板4に対峙
するように、鋼板4移動方向上流側から下流側へ向かっ
て順に内装されている。
【0063】ノズル群44a,44bには、ガス供給源
から窒素並びに水素とが供給されるように、冷却材供給
源から水やメチルアルコールなどの冷却液が送給される
ようになっている。
【0064】また、シャッタ42は、先に述べたシャッ
タ29と同等に構成されている。
【0065】薄鋼板を製造する際には、図1に示す薄鋼
板製造設備と同様に第の1チャンバ16及び第2のチャ
ンバ17内に、各ノズル群22a,22b,23a,2
3b,26a,26b,30a,30bを介して窒素と
水素を充填し、ノズル群30a,30bから冷却液を噴
射する。
【0066】これに加えて、熱処理用チャンバ39内
に、ノズル群44a,44bを介して窒素と水素を充填
し、当該ノズル群44a,44bから冷却液を噴射する
とともに、誘導加熱ヒータ43a,43bを作動させ
る。
【0067】これにより、冷間圧延機12で減厚された
鋼板4は、その表面に付着している潤滑液を清浄化装置
36で除去された後、熱処理用チャンバ39を通過する
ときに、誘導加熱ヒータ43a,43bで加熱焼鈍さ
れ、次いで、ノズル群44a,44bから噴射される冷
却液で150℃以下にまで冷却される。
【0068】この鋼板4は、シャッタ42を経て熱処理
用チャンバ39外部へ送出され、調質圧延機38の作業
ロール38a,38bに噛み込まれた後、ピンチロール
13a,13bによりコイラー14へ導かれ、コイル状
に巻き取られる。
【0069】このように、図4に示す薄鋼板製造設備に
おいては、スケールの形成を抑止しつつ冷間圧延機12
で減厚された鋼板4を、ノズル群44a,44bから窒
素を主成分としたガスが送給されている熱処理用チャン
バ39へ連続して送り込み、無酸化雰囲気中で誘導加熱
ヒータ43a,43bにより鋼板4を焼鈍したうえ、ノ
ズル群44a,44bからの冷却液により、鋼板4の温
度を酸化が生じにくい150℃以下にまで冷やすので、
鋼板4の表面へのスケールの形成を回避して、鋼板4の
調質処理を行なうことができる。
【0070】なお、冷間圧延機12の潤滑液に水を用い
る場合には、清浄化装置36の設置を省略することがで
きる。
【0071】図5は本発明の薄鋼板製造設備の実施の形
態の第4の例であり、図中、図1、図3、図4と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0072】この薄鋼板製造設備では、先に述べた図3
に示す薄鋼板製造設備の構成要素に加えて、冷間圧延機
12とピンチロール13a,13bの間に、清浄化装置
36、ピンチロール37a,37b、熱処理用チャンバ
39、及び調質圧延機38を、鋼板4移動方向上流側か
ら下流側へ向かって順に配置している。
【0073】薄鋼板を製造する際には、第1のチャンバ
16及び第2のチャンバ31内に各ノズル群22a,2
2b,23a,23b,26a,26b,33a,33
b,35a,35bを介して窒素と水素を充填し、ノズ
ル群33a,33b,35a,35bから冷却液を噴射
するとともに、誘導加熱ヒータ34a,34bを作動さ
せ、また、熱処理用チャンバ39内に、ノズル群44
a,44bを介して窒素と水素を充填し、当該ノズル群
44a,44bから冷却液を噴射するとともに、誘導加
熱ヒータ43a,43bを作動させる。
【0074】これにより、材料中の結晶組織を適切な形
状にした鋼板4の表面へのスケールの形成を回避して、
当該鋼板4の調質処理を行なうことができる。
【0075】なお、本発明の薄鋼板製造設備及びその使
用方法は、上述した実施の形態のみに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を
加え得ることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の薄鋼板製造
設備及びその使用方法によれば、下記のような種々の優
れた効果を奏し得る。
【0077】(1)本発明の請求項1乃至請求項3に記
載の薄鋼板製造設備、請求項4乃至請求項6に記載の薄
鋼板製造設備の使用方法のいずれにおいても、第1のチ
ャンバ及び第2のチャンバの内部を無酸化雰囲気に保持
して、鋼板表面の酸化抑制を図り、第2のチャンバから
冷間圧延手段へ送出される鋼板を、冷却手段により大気
中で酸化しにくい温度まで冷やして、鋼板表面へのスケ
ールの形成を回避するので、熱間圧延工程と冷間圧延工
程の間での酸洗工程が省略され、製造ラインを長大化せ
ずに連続鋳造、熱間圧延、並びに冷間圧延を一貫して行
なえる。
【0078】(2)本発明の請求項2に記載の薄鋼板製
造設備、請求項5に記載の薄鋼板製造設備の使用方法の
いずれにおいても、第2のチャンバから冷間圧延手段へ
向かう鋼板を、一旦冷却し、その後更に冷却手段で冷や
す前に加熱手段により加熱して、巻き取り後の鋼板中の
結晶組織が、相変態を経ることにより微細化されるの
で、鋼板の品質向上が図られる。
【0079】(3)本発明の請求項3に記載の薄鋼板製
造整備、請求項6に記載の薄鋼板製造設備の使用方法の
いずれにおいても、熱処理用チャンバの内部を無酸化雰
囲気に保持した状態で加熱手段によって鋼板を焼鈍し、
熱処理用チャンバから調質圧延手段へ向かう鋼板を、冷
却手段により大気中で酸化しにくい温度まで冷やして、
鋼板表面へのスケールの形成を回避するので、薄鋼板の
製造を最終工程まで効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄鋼板製造設備の実施の形態の第1の
例を示す概念図である。
【図2】図1におけるシャッタの構造を示す概念図であ
る。
【図3】本発明の薄鋼板製造設備の実施の形態の第2の
例を示す概念図である。
【図4】本発明の薄鋼板製造設備の実施の形態の第3の
例を示す概念図である。
【図5】本発明の薄鋼板製造設備の実施の形態の第4の
例を示す概念図である。
【図6】従来の薄鋼板製造装置の一例を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 鋳造ロール 4 鋼板 7 熱間圧延手段(熱間圧延機) 12 冷間圧延手段(冷間圧延機) 16 第1のチャンバ 17 第2のチャンバ 30a,30b ノズル群(冷却手段) 31 第2のチャンバ 34a,34b 誘導加熱ヒータ(加熱手段) 35a,35b ノズル群(冷却手段) 38 調質圧延機(調質圧延手段) 39 熱処理用チャンバ 43a,43b 誘導加熱ヒータ(加熱手段) 44a,44b ノズル群(冷却手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C21D 1/00 C21D 1/00 B 112 112C 118 118B (72)発明者 石毛 健吾 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Fターム(参考) 4E002 AD04 BD07 BD08 BD20 CB03 CB07 CB08 4E004 DA13 KA16 MC01 MC30 MD05 NB07 NC01 SE01 SE03 TB04 4K034 AA17 BA04 CA01 CA02 CA05 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
    る一対の鋳造ロールと、当該ロールの回転並びにロール
    間への溶鋼の供給によりロール間隙から送出される鋼板
    を圧延成形する熱間圧延手段と、該熱間圧延手段から送
    出される鋼板を圧延成形する冷間圧延手段と、前記の鋳
    造ロールから熱間圧延手段へ至る鋼板移動経路を取り囲
    んで無酸化ガス雰囲気に保持する第1のチャンバと、熱
    間圧延手段から冷間圧延手段側へ向かう鋼板移動経路を
    取り囲んで無酸化ガス雰囲気に保持する第2のチャンバ
    と、該第2のチャンバ内部の鋼板を冷やす冷却手段とを
    備えてなることを特徴とする薄鋼板製造設備。
  2. 【請求項2】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
    る一対の鋳造ロールと、当該ロールの回転並びにロール
    間への溶鋼の供給によりロール間隙から送出される鋼板
    を圧延成形する熱間圧延手段と、該熱間圧延手段から送
    出される鋼板を圧延成形する冷間圧延手段と、前記の鋳
    造ロールから熱間圧延手段へ至る鋼板移動経路を取り囲
    んで無酸化ガス雰囲気に保持する第1のチャンバと、熱
    間圧延手段から冷間圧延手段側へ向かう鋼板移動経路を
    取り囲んで無酸化ガス雰囲気に保持する第2のチャンバ
    と、該第2のチャンバ内部の鋼板を熱する加熱手段及び
    鋼板を冷やす冷却手段とを備えてなることを特徴とする
    薄鋼板製造設備。
  3. 【請求項3】 冷間圧延手段から送出される鋼板を軽圧
    延する調質圧延手段と、冷間圧延手段から調質圧延手段
    側へ向かう鋼板移動経路を取り囲んで無酸化ガス雰囲気
    に保持する熱処理用チャンバと、該熱処理用チャンバ内
    部の鋼板を熱する加熱手段及び鋼板を冷やす冷却手段と
    を備えた請求項1あるいは請求項2のいずれかに記載の
    薄鋼板製造設備。
  4. 【請求項4】 鋳造ロールの間隙から鋼板を連続的に送
    出する際に、第1のチャンバ及び第2のチャンバの内部
    をそれぞれ無酸化ガス雰囲気に保持し、第2のチャンバ
    から冷間圧延手段へ送出する鋼板を、冷却手段により1
    50℃以下に冷やす請求項1あるいは請求項2に記載に
    薄鋼板製造設備の使用方法。
  5. 【請求項5】 鋳造ロールの間隙から鋼板を連続的に送
    出する際に、第1のチャンバ及び第2のチャンバの内部
    をそれぞれ無酸化ガス雰囲気に保持し、第2のチャンバ
    内部で鋼板を、一旦冷却手段で冷却し、次いで加熱手段
    により所定温度に熱し、第2のチャンバから冷間圧延手
    段へ送出する鋼板を、冷却手段により150℃以下に冷
    やす請求項2に記載の薄鋼板製造設備の使用方法。
  6. 【請求項6】 冷間圧延手段から調質圧延手段側へ鋼板
    を連続的に送出する際に、熱処理用チャンバの内部を無
    酸化ガス雰囲気に保持し、熱処理用チャンバ内部で鋼板
    を、加熱手段により所定温度に熱し、熱処理用チャンバ
    から調質圧延手段へ送出する鋼板を、冷却手段により1
    50℃以下に冷やす請求項3に記載の薄鋼板製造設備の
    使用方法。
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