JP2002192270A - プレス金型のスクラップ排出装置 - Google Patents

プレス金型のスクラップ排出装置

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JP2002192270A
JP2002192270A JP2000389354A JP2000389354A JP2002192270A JP 2002192270 A JP2002192270 A JP 2002192270A JP 2000389354 A JP2000389354 A JP 2000389354A JP 2000389354 A JP2000389354 A JP 2000389354A JP 2002192270 A JP2002192270 A JP 2002192270A
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scrap
belt conveyor
processed
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press die
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JP2000389354A
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Tetsuya Ishizaka
哲也 石坂
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産ライン上で大きなスペースを必要とするこ
となく、低コストで、スクラップを効率良く分別回収す
る。 【解決手段】下型2に被加工板材3を載置し、上型と下
型2とでプレス加工すると、スクラップ3aは、そのま
ま、或いはガイド板9にてガイドされベルトコンベア
7,7,8,8上に落下し載置される。これらスクラッ
プ3aは、ベルトコンベア7,7,8,8にて搬送さ
れ、各々の排出端部からスクラップシュート10に排出
される。ここで、スクラップシュート10は、被加工板
材3の材質により予め作業者により角度が設定されてお
り、被加工板材3の材質が鋼板の場合は下向きに、それ
以外の材質の場合はやや斜めに傾斜させた位置に設定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に大型自動プレ
ス設備で使用する板金プレス金型で、材質の異なる複数
種の被加工板材を同一プレスラインにて加工する際に、
発生する異材質のスクラップの分別回収を容易に行える
ようにするプレス金型のスクラップ排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンフード等をプ
レス金型等で成型する際には、下型の直下部や下型の下
周囲に、被加工板材から切断されたスクラップが落下す
る。このようなスクラップを自動的に排出する装置とし
ては、下型の下方にベルトコンベアを設けてスクラップ
を排出するものや、実開昭62−15832号公報に示
されるスクリュー式の搬送装置、或いは、実開平5−2
898号公報に示される羽根車式の排出装置等、種々の
搬送装置を設けるものが知られている。
【0003】ところで、近年では、自動車においては、
同一の車種であっても、車両の仕様により、軽量化のた
めにアルミニウム等の軽量材を用いたり、強度向上のた
めに高張力鋼板を用いることがある。このような場合、
材質毎にそれぞれ対応した金型を用意するが、後処理等
での対処が可能な場合にはコスト等の制約から同一の金
型を用いて材料を変更して打ち分けることがある。
【0004】このように、同一の金型を用いて材料を変
更して打ち分ける場合、アルミニウム等は比較的簡単に
再利用できるため、スクラップの分別回収を簡単に行え
る方法が求められていた。そこで、特開平8−1261
号公報では、下型下部に設けたシュータの排出口に、ベ
ルトコンベアの排出端部にスクラップを分別するための
クレビスシリンダにより傾斜方向が変更されるシュータ
を設けたスクラップ仕分け装置を連接する技術が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
先行技術は、従来のスクラップ排出装置に、更に追加し
て設けるものであるため、その導入のためには、生産ラ
イン上で大きなスペースを確保する必要があり、また、
大がかりな設備工事と投資が必要で、特に小・中規模の
異種材生産形態には不向きという問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、生産ライン上で大きなスペースを必要とすることな
く、低コストで、スクラップを効率良く分別回収するこ
とが可能なプレス金型のスクラップ排出装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のプレス金型のスクラップ排
出装置は、プレス金型から落下した被加工板材のスクラ
ップを排出するプレス金型のスクラップ排出装置におい
て、上記被加工板材のスクラップが落下する下型の直下
部と該下型の下周囲とに、上記スクラップを載置して運
搬自在なベルトコンベアを配設し、このベルトコンベア
の排出端部に上記スクラップの排出方向を上記被加工板
材の材質に応じて切り替え自在なスクラップシュートを
備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2記載のプレス金型
のスクラップ排出装置は、プレス金型から落下した被加
工板材のスクラップを排出するプレス金型のスクラップ
排出装置において、上記被加工板材のスクラップが落下
する下型の直下部と該下型の下周囲とに、上記被加工板
材の材質に応じて載置した上記スクラップの運搬方向を
切り替え自在なベルトコンベアを配設したことを特徴と
する。
【0009】更に、本発明の請求項3記載のプレス金型
のスクラップ排出装置は、請求項2記載のプレス金型の
スクラップ排出装置において、上記ベルトコンベアの排
出端部の少なくともどちらかには、上記被加工板材の材
質に応じて載置した上記スクラップの運搬方向を切り替
え自在な第2のベルトコンベアを配設したことを特徴と
する。
【0010】また、本発明の請求項4記載のプレス金型
のスクラップ排出装置は、プレス金型から落下した被加
工板材のスクラップを排出するプレス金型のスクラップ
排出装置において、上記被加工板材のスクラップが落下
する下型の直下部と該下型の下周囲とに、上記被加工板
材の材質に応じて載置した上記スクラップの運搬方向を
切り替え自在なベルトコンベアを配設し、このベルトコ
ンベアの排出端部の少なくともどちらかに上記スクラッ
プの排出方向を上記被加工板材の材質に応じて切り替え
自在なスクラップシュートを備えたことを特徴とする。
【0011】更に、本発明の請求項5記載のプレス金型
のスクラップ排出装置は、請求項1乃至請求項4の何れ
か1つに記載のプレス金型のスクラップ排出装置におい
て、上記下型の周囲に、上記被加工板材の打ち抜きの際
に上記スクラップを上記ベルトコンベア上に載置可能な
大きさに細断するスクラップカッターを設けたことを特
徴とする。
【0012】また、本発明の請求項6記載のプレス金型
のスクラップ排出装置は、請求項1乃至請求項5の何れ
か1つに記載のプレス金型のスクラップ排出装置におい
て、上記ベルトコンベアの上方に、上記下型から落下す
る上記スクラップを上記ベルトコンベア上に導くガイド
板を設けたことを特徴とする。
【0013】すなわち、請求項1記載のプレス金型のス
クラップ排出装置は、下型の直下部と下型の下周囲と落
下するスクラップは、ベルトコンベア上に落下し、この
ベルトコンベアで所定位置まで運搬され、ベルトコンベ
アの排出端部からスクラップシュートを介して排出され
る。そして、このスクラップシュートは、被加工板材の
材質に応じてスクラップの排出方向が切り替えられ、ス
クラップを材質に応じて分別して排出する。このよう
に、スクラップ排出装置自体がスクラップの分別機能を
有しており、生産ライン上で新たに大きなスペースを必
要とすることなく、低コストに、スクラップを効率良く
分別回収することが可能になる。
【0014】また、請求項2記載のプレス金型のスクラ
ップ排出装置は、下型の直下部と下型の下周囲と落下す
るスクラップは、ベルトコンベア上に落下し、このベル
トコンベアで所定位置まで運搬され、ベルトコンベアの
排出端部から排出される。そして、このベルトコンベア
は、被加工板材の材質に応じて載置したスクラップの運
搬方向が切り替えられて、例えば被加工板材が通常の鋼
板の場合には一方の排出端部から排出され、アルミニウ
ム合金板の場合には他方の排出端部から排出されて分別
される。このように、スクラップ排出装置自体がスクラ
ップの分別機能を有しており、生産ライン上で新たに大
きなスペースを必要とすることなく、低コストに、スク
ラップを効率良く分別回収することができる。この際、
請求項3に記載するように、ベルトコンベアの排出端部
の少なくともどちらかに、被加工板材の材質に応じて載
置したスクラップの運搬方向を切り替え自在な第2のベ
ルトコンベアを配設すれば、更に第2のベルトコンベア
によっても分別できるので、より細かな分別回収も可能
になる。
【0015】更に、請求項4記載のプレス金型のスクラ
ップ排出装置は、下型の直下部と下型の下周囲と落下す
るスクラップは、ベルトコンベア上に落下し、このベル
トコンベアで所定位置まで運搬される。そして、ベルト
コンベアの排出端部にスクラップシュートが設けられて
いれば、スクラップはこのスクラップシュートを介して
排出され、スクラップシュートがなければ、スクラップ
はベルトコンベアの排出端部からそのまま排出される。
ここで、このスクラップシュートは、被加工板材の材質
に応じてスクラップの排出方向が切り替えられ、スクラ
ップを材質に応じて分別し排出する。また、ベルトコン
ベアは、被加工板材の材質に応じて載置したスクラップ
の運搬方向が切り替えられてスクラップを分別する。こ
のように、ベルトコンベアの運搬方向の切り替えと、ス
クラップシュートの向きの切り替えの両方を組み合わせ
ることで、細かな分別が可能になっている。
【0016】また、請求項5に記載するように、請求項
1乃至請求項4の何れか1つに記載のプレス金型のスク
ラップ排出装置に、スクラップカッターを設けるように
すれば、被加工板材の打ち抜きの際にスクラップをベル
トコンベア上に確実にスムーズに載置することができ
る。
【0017】更に、請求項6に記載するように、請求項
1乃至請求項5の何れか1つに記載のプレス金型のスク
ラップ排出装置に、ガイド板を設ければ、スクラップを
ベルトコンベア上に確実にスムーズに載置することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の第
1形態に係わり、図1はスクラップ排出装置の斜視図、
図2はスクラップ排出装置の動作説明図である。
【0019】これらの図において、符号1はスクラップ
排出装置を示し、このスクラップ排出装置1は、例えば
エンジンフードインナを成型するプレス金型の下型2の
下部に構成されている。
【0020】下型2は、例えば、上型(図示せず)にて
被加工板材3を打ち抜く5箇所の孔4が設けられてい
る。また、下型2の外周側面には、打ち抜いたスクラッ
プ3aの長さを所定長さ(後述するベルトコンベア7,
7,8,8に載置するのに適した長さ)に細断するスク
ラップカッター5が一つの側面につき3組づつ設けられ
ている。
【0021】下型2の下部は、略空洞に形成され、この
空洞部分に、孔4の打ち抜きで生じる被加工板材3から
のスクラップ3aを載置して搬送するベルトコンベア7
が2基貫通して配設されており、下型2のベルトコンベ
ア7,7の貫通する方向の相対する一方の外周側面から
落下されるスクラップ3aもこの一対のベルトコンベア
7,7に載置され搬送されるようになっている。
【0022】また、下型2の他方の外周側面の下方に
は、ベルトコンベア7,7と同一平面上で他方の外周側
面から落下されるスクラップ3aを載置して搬送するベ
ルトコンベア8,8がそれぞれ設けられている。
【0023】ベルトコンベア7,7,8,8は、各々隣
接するベルトコンベア同士の間と、ベルトコンベアと下
型2との間の隙間部分に、落下してくるスクラップ3a
を、ベルトコンベア7,7,8,8上へと導くガイド板
9,9,9が設けられている。
【0024】ベルトコンベア7,7,8,8は、略同じ
長さのベルトコンベアであり、各排出端部は、スクラッ
プシュート10に突出されている。
【0025】スクラップシュート10は、両側のベルト
コンベア8,8の排出端側の外側側面に回動自在に設け
られており、ライン作業者により、被加工板材の材質に
応じて排出角度が切り替え可能になっている。
【0026】そして、プレスラインでは、スクラップ排
出装置1寄りの位置に、即ち、スクラップシュート10
を最も下に向ける位置に鋼板からのスクラップを回収す
る部位11が形成されている。一方、スクラップ排出装
置1からやや離れた位置の、スクラップシュート10を
やや斜めに傾斜させた位置に、スクラップシュート10
の排出端と連接されるベルトコンベア12が配設されて
おり、このベルトコンベア12により鋼板以外のアルミ
ニウム等の材質の分別したスクラップ3aが分別回収箱
13へと搬送されるようになっている。
【0027】こうして、本実施の第1形態では、下型2
に被加工板材3を載置し、上型と下型2とでプレス加工
すると、孔4を通じて打ち抜かれたスクラップ3aは、
そのまま、或いはガイド板9にてガイドされベルトコン
ベア7,7上に落下し載置される。また、下型2の周囲
で発生されたスクラップ3aは、スクラップカッター5
で細断され、そのまま、或いはガイド板9にてガイドさ
れベルトコンベア7,7,8,8上に落下し載置され
る。
【0028】そして、これらスクラップ3aは、ベルト
コンベア7,7,8,8にて搬送されて、各々の排出端
部からスクラップシュート10に排出される。ここで、
スクラップシュート10は、被加工板材3の材質により
予め作業者により角度が設定されており、被加工板材3
の材質が鋼板の場合は下向きに、また、被加工板材3の
材質が鋼板以外のアルミニウム等の材質の場合はやや斜
めに傾斜させた位置に設定されている。
【0029】このため、被加工板材3の材質が鋼板の場
合は、スクラップ3aは、スクラップシュート10から
鋼板用の回収部位11に排出される。一方、被加工板材
3の材質が鋼板以外のアルミニウム等の材質の場合は、
スクラップ3aは、スクラップシュート10からベルト
コンベア12に排出される。そして、このベルトコンベ
ア12は、載置されたスクラップ3aを分別回収箱13
へと搬送し排出する。
【0030】このように、本実施の第1形態によれば、
スクラップ排出装置1自体がスクラップ3aの分別機能
を有しており、生産ライン上で新たに大きなスペースを
必要とすることなく、低コストに、スクラップ3aを効
率良く分別回収することが可能になっている。
【0031】また、図中の符号14は、スクラップ3a
を回収する側とは逆の側に落下しないように両側のベル
トコンベア8,8の外側側面に設けたフェンスを示す。
【0032】尚、本実施の第1形態では、ベルトコンベ
ア7,7,8,8は、一方向にしか搬送しない例で説明
しているが、逆転可能なベルトコンベアとし、逆方向に
も搬送自在なベルトコンベアとすれば、反対側にも、分
別してスクラップを回収可能となる。すなわち、プレス
ラインの両側でスクラップを細かく分別回収することが
可能となる。このとき、反対側にも、スクラップシュー
トが設けてあれば、より多くの種類に分別回収すること
もできる。
【0033】次に、図3及び図4は本発明の実施の第2
形態に係わり、図3はスクラップ排出装置の斜視図、図
4は下型とスクラップ排出装置の上面図である。すなわ
ち、これらの図において符号20はスクラップ排出装置
を示し、このスクラップ排出装置20は、前記第1形態
と同様に下型21の下部に構成されている。
【0034】下型21は、例えば、上型(図示せず)に
て被加工板材を打ち抜く5箇所の孔22が設けられてい
る。また、下型21の外周側面には、打ち抜いたスクラ
ップの長さを所定長さ(後述するベルトコンベア24,
24,25,25に載置するのに適した長さ)に細断す
るスクラップカッター23が一つの側面につき4組づつ
設けられている。
【0035】下型21の下部は、略空洞に形成され、こ
の空洞部分に、孔22の打ち抜きで生じる被加工板材か
らのスクラップを載置して搬送するベルトコンベア24
が2基貫通して配設されており、下型2のベルトコンベ
ア24,24の貫通する方向の相対する一方の外周側面
から落下されるスクラップもこの一対のベルトコンベア
24,24に載置され搬送されるようになっている。
【0036】また、下型21の他方の外周側面の下方に
は、ベルトコンベア24,24と同一平面上で他方の外
周側面から落下されるスクラップを載置して搬送するベ
ルトコンベア25,25がそれぞれ設けられている。
【0037】ベルトコンベア24,24,25,25
は、各々隣接するベルトコンベア同士の間と、ベルトコ
ンベアと下型21の間の隙間部分に、落下してくるスク
ラップを、ベルトコンベア24,24,25,25上へ
と導くガイド板26,26,26が設けられている。
【0038】ベルトコンベア24,24,25,25
は、略同じ長さのベルトコンベアであり、それぞれスク
ラップの搬送方向を逆転自在に設けられ、ライン作業者
により、被加工板材の材質に応じて搬送方向が切り替え
られるようになっている。そして、ベルトコンベア2
4,24,25,25の一方の排出端部は第2のベルト
コンベア27上に、他方の排出端部は第2のベルトコン
ベア28上に突出されている。
【0039】この第2のベルトコンベア27,28も、
それぞれスクラップの搬送方向を逆転自在に設けられて
おり、ライン作業者により、被加工板材の材質に応じて
搬送方向が切り替えられるようになっている。
【0040】すなわち、本実施の第2形態では、ベルト
コンベア24,24,25,25と第2のベルトコンベ
ア27,28の搬送方向の組み合わせで、スクラップを
4種類に分別することが可能になっており、第2のベル
トコンベア27,28のそれぞれの排出端部には、図示
しない回収箱等が配設されるようになっている。
【0041】こうして、本実施の第2形態では、まず、
ライン作業者は、被加工板材の材質に応じて予めベルト
コンベア24,24,25,25と第2のベルトコンベ
ア27,28の搬送方向を設定しておく。以下、例え
ば、ライン作業者がベルトコンベア24,24,25,
25を、図4の右側に搬送するように、第2のベルトコ
ンベア27を、図4の下側に搬送するように設定したと
仮定して説明する。
【0042】こうして、下型21に被加工板材を載置
し、上型と下型21とでプレス加工すると、孔22を通
じて打ち抜かれたスクラップは、そのまま、或いはガイ
ド板26にてガイドされベルトコンベア24,24上に
落下し載置される。また、下型21の周囲で発生された
スクラップは、スクラップカッター23で細断され、そ
のまま、或いはガイド板26にてガイドされベルトコン
ベア24,24,25,25上に落下し載置される。
【0043】そして、これらスクラップは、ベルトコン
ベア24,24,25,25にて搬送され、予め設定さ
れた第2のベルトコンベア27側の各々の排出端部から
第2のベルトコンベア27上に排出される。
【0044】第2のベルトコンベア27上に排出された
スクラップは、この第2のベルトコンベア27にて搬送
され、図4の下側に設定した第2のベルトコンベア27
の排出端部から図示しない回収箱等に排出される。
【0045】このように、本実施の第2形態によれば、
スクラップ排出装置20自体がスクラップの分別機能を
有しており、生産ライン上で新たに大きなスペースを必
要とすることなく、低コストに、スクラップを効率良く
分別回収することが可能になっている。
【0046】尚、本実施の第2形態では、ベルトコンベ
ア24,24,25,25の両方の排出端部に、第2の
ベルトコンベア27,28を配設するようにしている
が、スクラップの分別の種類が少ないときは、ベルトコ
ンベア24,24,25,25の片方の排出端部にのみ
第2のベルトコンベアを配設するようにしても良い。
【0047】また、ベルトコンベア24,24,25,
25の一方の排出端部には、第2のベルトコンベアを設
け、ベルトコンベア24,24,25,25の他方の排
出端部には、前記第1形態で説明したスクラップシュー
ト10を設けるようにしても同様の効果が得られること
は云うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、生
産ライン上で大きなスペースを必要とすることなく、低
コストで、スクラップを効率良く分別回収することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による、スクラップ排
出装置の斜視図
【図2】同上、スクラップ排出装置の動作説明図
【図3】本発明の実施の第2形態による、スクラップ排
出装置の斜視図
【図4】同上、下型とスクラップ排出装置の上面図
【符号の説明】
1 スクラップ排出装置 2 下型 3 被加工板材 3a スクラップ 5 スクラップカッター 7 ベルトコンベア 8 ベルトコンベア 9 ガイド板 10 スクラップシュート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス金型から落下した被加工板材のス
    クラップを排出するプレス金型のスクラップ排出装置に
    おいて、 上記被加工板材のスクラップが落下する下型の直下部と
    該下型の下周囲とに、上記スクラップを載置して運搬自
    在なベルトコンベアを配設し、このベルトコンベアの排
    出端部に上記スクラップの排出方向を上記被加工板材の
    材質に応じて切り替え自在なスクラップシュートを備え
    たことを特徴とするプレス金型のスクラップ排出装置。
  2. 【請求項2】 プレス金型から落下した被加工板材のス
    クラップを排出するプレス金型のスクラップ排出装置に
    おいて、 上記被加工板材のスクラップが落下する下型の直下部と
    該下型の下周囲とに、上記被加工板材の材質に応じて載
    置した上記スクラップの運搬方向を切り替え自在なベル
    トコンベアを配設したことを特徴とするプレス金型のス
    クラップ排出装置。
  3. 【請求項3】 上記ベルトコンベアの排出端部の少なく
    ともどちらかには、上記被加工板材の材質に応じて載置
    した上記スクラップの運搬方向を切り替え自在な第2の
    ベルトコンベアを配設したことを特徴とする請求項2記
    載のプレス金型のスクラップ排出装置。
  4. 【請求項4】 プレス金型から落下した被加工板材のス
    クラップを排出するプレス金型のスクラップ排出装置に
    おいて、 上記被加工板材のスクラップが落下する下型の直下部と
    該下型の下周囲とに、上記被加工板材の材質に応じて載
    置した上記スクラップの運搬方向を切り替え自在なベル
    トコンベアを配設し、このベルトコンベアの排出端部の
    少なくともどちらかに上記スクラップの排出方向を上記
    被加工板材の材質に応じて切り替え自在なスクラップシ
    ュートを備えたことを特徴とするプレス金型のスクラッ
    プ排出装置。
  5. 【請求項5】 上記下型の周囲に、上記被加工板材の打
    ち抜きの際に上記スクラップを上記ベルトコンベア上に
    載置可能な大きさに細断するスクラップカッターを設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つ
    に記載のプレス金型のスクラップ排出装置。
  6. 【請求項6】 上記ベルトコンベアの上方に、上記下型
    から落下する上記スクラップを上記ベルトコンベア上に
    導くガイド板を設けたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5の何れか1つに記載のプレス金型のスクラップ排
    出装置。
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