JP2002190883A - 課金装置 - Google Patents

課金装置

Info

Publication number
JP2002190883A
JP2002190883A JP2000388839A JP2000388839A JP2002190883A JP 2002190883 A JP2002190883 A JP 2002190883A JP 2000388839 A JP2000388839 A JP 2000388839A JP 2000388839 A JP2000388839 A JP 2000388839A JP 2002190883 A JP2002190883 A JP 2002190883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
user
charging
terminal
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000388839A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Koyama
小山  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2000388839A priority Critical patent/JP2002190883A/ja
Publication of JP2002190883A publication Critical patent/JP2002190883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meter Arrangements (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信設備の使用契約者および通信設備を借用
しての通信の利用者の双方に過度の金銭的負担および精
神的な負担を強いること無しに、通信設備を気軽に貸借
しての自由な通信を行える環境を提供することを可能と
する。 【解決手段】 CPU15は、任意の発呼端末からのア
クセスを受けたならばユーザIDの指定を受け付ける。
そしてCPU15は、その発呼端末を指定着呼端末に接
続するように移動網制御装置21または有線網制御装置
31に要求し、この要求により開始される通信において
発呼端末に課金されるべき料金をユーザIDに対応する
利用者に課金する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網の使用に係
る料金の課金を行う課金装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆通信網では、例えばPSTN(Publ
ic Switched Telephone Network)やISDN(Integra
ted Services Digital Network)などの有線通信網にお
いては加入者線、携帯電話網やPHS(Personal Handy
phone System)網では通信端末といった通信設備に基づ
いて加入者を識別し、その加入者に対して課金するよう
になっている。従って、実際の通信サービスの利用者が
加入者とは異なる場合であっても、使用した通信設備の
使用契約者である加入者に対して課金がなされることに
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、例えば他人
が所有している携帯電話端末を借用して通話を行いたい
と思っても、料金は借用者ではなく所有者に課金されて
しまうことから、借用者は気軽には借用することができ
なかった。
【0004】またこのようなケースでは、借用者が所有
者に対して料金相当の金銭を支払うことが行われること
も考えられるが、正確な料金が分からないために借用者
が必要以上の金額を支払ったり、少額であるがゆえに所
有者が金銭を受け取ることを遠慮するなど、金銭の授受
にあたり所有者および借用者の双方の心労となるという
不具合があった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、通信設備の使
用契約者および通信設備を借用しての通信の利用者の双
方に過度の金銭的負担および精神的な負担を強いること
無しに、通信設備を気軽に貸借しての自由な通信を行え
る環境を提供することを可能とする課金装置を提供こと
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の本発明は、1通信毎にその通信のために例え
ば端末や加入者回線などの所定の通信設備を使用する利
用者の識別情報(利用者ID)の指定を受け付ける受付
手段と、この受付手段により前記識別情報の指定が受け
付けられた通信においてその識別情報を指定した利用者
が使用する前記通信設備の使用契約者に対して課金する
べき料金を前記指定された識別情報に応じた利用者に対
して課金する、例えばCPUのソフトウェア処理により
実現される課金処理手段とを備えた。
【0007】このような手段を講じたことにより、利用
者の識別情報が指定された通信においては、識別情報を
指定した利用者が使用する通信設備の使用契約者に対し
て課金するべき料金が指定された識別情報に応じた利用
者に対して課金される。従って、利用者は他人が使用契
約している通信設備を借用して通信を行う場合でも自己
の識別情報を指定することで自己の料金負担により通信
を行うことが可能となる。
【0008】また第2の本発明は、前記第1の発明に加
えて、所定期間内における総課金額が所定の限度額を超
える利用者に応じた識別情報が前記受付手段により受け
付けられている場合には、その利用者に対して課金が生
じる通信行為を禁止する、例えばCPUのソフトウェア
処理により実現される通信制限手段を備えた。
【0009】このような手段を講じたことにより、個々
の利用者が行える通信行為は総課金額が所定の限度額を
超えない範囲に制限される。従って、利用者のなりすま
しによる正規の利用者の金銭的被害を限度額の範囲内に
抑制することが可能となる。
【0010】また第3の本発明は、前記第1の発明に加
えて、前記課金手段により前記指定された識別情報に応
じた利用者に対する課金を行う通信の終了後に、その通
信の実施状況を前記通信設備の使用契約者に対して通知
するための通知情報を送信する使用状況通知手段を備え
た。
【0011】このような手段を講じたことにより、課金
手段により指定された識別情報に応じた利用者に対する
課金を行う通信が終了したときに、その通信の実施状況
が通信設備の使用契約者に対して通知される。従って、
利用者への課金による通信が行われたのか、通信設備の
使用契約者への課金による通信が行われたのかを通信設
備の使用契約者が認識することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。
【0013】図1は本実施形態に係る課金装置を適用し
て構成された通信システムの要部構成を示す図である。
【0014】この図において、符号1を付して示すもの
が本発明に係る課金装置である。この課金装置1は、携
帯電話網などの移動通信網2やPSTNなどの有線通信
網3を介して、移動通信網2に収容された携帯端末4や
有線通信網3に収容された加入者線5(有線端末6)を
使用して、それらの携帯端末4や加入者線5の使用契約
者とは異なる利用者が通信を行う場合に利用者に対する
課金処理を行うものである。そして本実施形態の課金装
置1は、このような課金処理を実現するために、従来と
は異なる後述の新たな通信サービス(以下、課金先変更
通信サービスと称する)を提供するものとなっている。
【0015】そしてこの課金装置1は同図に示すよう
に、通信部11,12、音声メッセージ再生部13、メ
モリ部14およびCPU15を有してなり、これらの各
部はシステムバス16を介して互いに接続されている。
【0016】通信部11は、有線通信網3に接続されて
いて、この有線通信網3を介しての有線端末6との通信
や、有線通信網3および移動通信網2を介しての携帯端
末4との通信を行う。なおこの通信部11が接続される
加入者線は、通信料を着信側に課金するサービスが適用
されるものである。
【0017】通信部12は、移動通信網2における交換
制御や課金処理などを行う移動網制御装置21や、有線
通信網3における交換制御や課金処理などを行う有線網
制御装置31との通信を行う。
【0018】音声メッセージ再生部13は、課金先変更
通信サービスの提供状況を携帯端末4や有線端末6の所
有者へ通知するための所定の音声メッセージを示す音声
信号を発生する。
【0019】メモリ部14は、例えばROM、RAMお
よびフラッシュメモリなどを有しており、CPU15の
動作手順を記述した動作プログラムや、CPU15が各
種の処理を行う上で必要な各種のデータを記憶してお
く。
【0020】CPU15は、メモリ部14に格納された
動作プログラムに基づいて動作し、本課金装置1の各部
を総括制御する。このCPU15がメモリ部14に格納
された動作プログラムに基づいて行うソフトウェア処理
により実現される処理手段は、受付手段、接続制御手
段、課金処理手段、通信制限手段および使用状況通知手
段を有している。
【0021】ここで受付手段は、携帯端末4や有線端末
6の利用者から課金先変更通信サービスの提供要求とし
て行われる利用者ID、パスワードおよび発呼先電話番
号の指定を受け付ける。
【0022】接続制御手段は、課金先変更通信サービス
の提供要求を行った利用者の認証を行った上で、受付手
段により受け付けられた発呼先電話番号を持つ着呼端末
との通信を可能とするための接続制御処理を行う。
【0023】課金処理手段は、接続制御手段の制御の下
に行われる通信に関する料金を課金先変更通信サービス
の提供要求を行った利用者に課金するための課金処理を
行う。
【0024】通信制限手段は、所定の単位期間(例えば
1ヶ月)内における積算料金が予め設定された限度額を
越える利用者に関しては前記接続制御手段による接続制
御処理の実行を禁止し、課金先変更通信サービスによる
通信を制限する。
【0025】そして使用状況通知手段は、課金先変更通
信サービスによる通信の終了後に、その課金先変更通信
サービスの提供要求を行った側の端末の所有者に課金先
変更通信サービスの提供状況を通知する。
【0026】次に以上のように構成された通信システム
の動作につき説明する。
【0027】まず、課金装置1により提供される課金先
変更通信サービスの利用を希望する利用者は、この課金
先変更通信サービスの提供事業者と事前に利用者契約を
行っておく。このとき課金先変更通信サービスの提供事
業者は、利用者に対して料金請求を行うために必要な事
項、すなわち例えば氏名、住所および引落し口座などの
事項を確認し、これをメモリ部14に用意された例えば
図2に示すような利用者データベースに利用者情報とし
て登録しておく。また、利用者が料金の限度額の設定を
要求するならば希望する限度額を確認し、これを利用者
データベースに登録しておく。また課金先変更通信サー
ビスの提供事業者は、利用者毎に重複することがない利
用者IDと任意のパスワードとを発行し、これを利用者
に通知するとともに、利用者データベースに利用者情報
に対応付けて登録しておく。
【0028】なお図2に示すように利用者データベース
には、各利用者の現単位期間内での積算料金を記憶して
おく領域と、課金先変更通信サービスの提供中に発呼先
電話番号と、課金先変更通信サービスの提供開始時に任
意に付与する通信管理番号とをそれぞれ記憶する領域と
が設定されている。
【0029】まず、移動通信網2や有線通信網3は基本
的には既存のものであって、任意の端末から他の端末に
対する直接的な発呼要求がなされた場合には発呼端末と
着呼端末との交換接続を行って、両端末間での通信を可
能とする。そしてこの場合には、発呼端末を収容する側
の網が、発呼端末自体または発呼端末が接続されている
加入者線の使用契約者に対して課金を行う。
【0030】さて、課金装置1においてCPU15は、
所定のタイミング毎に繰り返し図3に示す課金先変更通
信サービス提供処理を実行する。
【0031】この課金先変更通信サービス提供処理にお
いてCPU15はまず、着呼が発生したか、あるいは移
動網制御装置21または有線網制御装置31から通信終
了通知がなされたか否かを確認する(ステップST1お
よびステップST2)。そしてここでいずれもが生じて
いないならば、CPU15は何ら制御処理を行うことな
くそのまま今回の課金先変更通信サービス提供処理を終
了する。
【0032】ところで、前述のように利用者契約を行っ
た利用者が課金先変更通信サービスを利用しようとする
場合、利用者は任意の端末から課金装置1にアクセスす
るための所定のアクセス電話番号を発呼する。このアク
セス電話番号は、通信部11に接続される加入者線に付
与されるものであって、通信部11への着呼が生じるこ
ととなる。なお、通信部11に接続される加入者線は通
信料を着信側に課金するサービスが適用されるものとし
てあるから、このときの通信料金は利用者が使用してい
る端末(加入者線)の使用契約者に対してではなく、課
金先変更通信サービスの提供事業者に課金される。
【0033】このようにして着呼が発生したならば、C
PU15はステップST1にてそれを認識することとな
る。そしてこの場合にCPU15は、その着信に対する
応答を通信部11に行わせて回線を確立させた上で、利
用者による利用者ID、パスワードおよび発呼先電話番
号の指定を受け付ける(ステップST3)。すなわち、
利用者は課金装置1にアクセス後、自己の利用者IDお
よびパスワードと、課金先変更通信サービスによる通信
を行う相手の電話番号(発呼先電話番号)とをそれぞれ
指定することとなっているので、それらの指定を受け付
けるのである。
【0034】続いてCPU15は、指定された利用者I
Dおよびパスワードに基づく利用者認証処理を行い(ス
テップST4)、その認証の結果によりアクセスしてき
た利用者が正規の利用者であるかどうかを判定する(ス
テップST5)。
【0035】ここでもし、利用者が正規の利用者ではな
いと判定したならばCPU15は、例えば課金先変更通
信サービスを提供することができない旨の音声メッセー
ジを発呼端末に対して出力するなどの所定の異常アクセ
ス時処理を行い(ステップST6)、これをもって今回
の課金先変更通信サービス提供処理を終了する。
【0036】しかし、利用者が正規の利用者であると判
定したならばCPU15は、その利用者についての限度
額の設定があるか否かを確認し(ステップST7)、限
度額の設定があるならば積算金額が限度額を超過してい
るか否かを確認する(ステップST8)。
【0037】ここで積算金額が限度額を超過しているな
らば、例えば限度額を超過しているために課金先変更通
信サービスを提供することができない旨の音声メッセー
ジを発呼端末に対して出力するなどの所定の制限額超過
時処理を行い(ステップST9)、これをもって今回の
課金先変更通信サービス提供処理を終了する。
【0038】しかし、限度額が設定されていないか、あ
るいは限度額が設定されていても積算料金がその限度額
を超過していないのであればCPU15は、発呼端末が
収容されている通信網の制御装置(移動網制御装置21
または有線網制御装置31)に対して接続要求を行い
(ステップST10)、これをもって今回の課金先変更
通信サービス提供処理を終了する。この接続要求は、利
用者が指定した発呼先電話番号を通知し、課金装置1と
の間に回線が確立されている端末をこの発呼先電話番号
をもつ端末に接続するよう要求するものである。またこ
の接続要求では、その要求により開始される通信を管理
するためにCPU1が付与する通信管理番号も通知され
る。
【0039】図4は使用契約者Bが所有する携帯端末4
を用いて、使用契約者Bとは他人である利用者Aが有線
端末6との通話を課金先変更通信サービスを利用して行
う場合のシーケンス図である。
【0040】この場合は前述したように、利用者Aは携
帯端末4を用いて課金装置1にアクセスし、自己の利用
者ID、パスワードおよび発呼先電話番号(ここでは有
線端末6に発呼するための電話番号)を課金装置1に対
して指定する(P1)。そしてこれに応じて課金装置1
が前述のように利用者Aの認証を行ったのち、移動網制
御装置21に対して接続要求を行う(P2)。
【0041】課金装置1から接続要求を受けると移動網
制御装置21は、その接続要求に示された発呼先電話番
号から有線通信網3に収容された端末への発呼であるこ
とを認識し、有線網制御装置31に対して発呼先電話番
号を指定しての呼出要求を行う(P3)。そうすると有
線網制御装置31は、指定された発呼先電話番号に応じ
た加入者線5を介して有線端末6に対する呼出しを行う
(P4)。
【0042】この呼出しに対して有線端末6が応答(P
5)したならば、有線網制御装置31は移動網制御装置
21に対して応答通知を行う(P6)。そしてこの応答
通知を契機として、移動網制御装置21と有線網制御装
置31とが共同して携帯端末4と有線端末6との間に回
線を確立する。これにより、携帯端末4と有線端末6と
の間での通信状態(P7)となる。
【0043】この携帯端末4と有線端末6との間での通
信が行われているとき、移動網制御装置21は料金を接
続要求元である課金装置1に、すなわち課金先変更通信
サービスの提供事業者に課金する。
【0044】携帯端末4と有線端末6との間での通信が
終了したならば、移動網制御装置21は携帯端末4の接
続先を課金装置1に戻した上で、課金装置1に対して通
信終了通知を行う(P8)。この通信終了通知では、そ
の終了した通信に対して付与された通信管理番号と、そ
の通信における料金とを通知する。
【0045】さて、このような通信終了通知がなされる
と課金装置1においてCPU15は、その旨を図3中の
ステップST2で認識することとなる。そしてこの場合
にCPU15は、その通信終了通知にて通知された通信
管理番号に基づいて、どの利用者の通信が終了したのか
を判断し、その利用者の積算料金に通信終了通知にて通
知された料金に基づいて定まる料金を加算することで、
課金先変更通信サービスによる通信を要求した利用者に
課金する(図3中のステップST11)。
【0046】そして続いてCPU15は、発呼端末に向
けての確認メッセージの送出を開始させる(ステップS
T12)。ここで確認メッセージとは、利用者が使用し
た端末の所有者に対して、課金先変更通信サービスによ
る通信が行われたことを通知するためのもので、例えば
「こちらは、課金先変更通信サービスセンターです。○
○時○○分より××時××分まで、△△さんの通話料負
担での通話が行われました。」などの音声メッセージで
ある。この音声メッセージは、該当する音声信号が音声
メッセージ再生部13で生成され、この音声信号が通信
部11を介して発呼端末に向けて送信される。図4の例
では、発呼端末である携帯端末4に向けてこのような確
認メッセージの送信が行われる(P9)。利用者Aはこ
の確認メッセージを使用契約者Bに聞かせることで、利
用者Aが自己負担での通信を行ったことを知らせること
ができる。
【0047】そしてこのように確認メッセージの送出を
行っている状態でCPU15は、発呼端末との間の回線
が断となるのを待ち受ける(ステップST13)。ここ
で発呼端末側で回線切断を行って回線断となったなら
ば、それに応じてCPU15は確認メッセージの送出を
停止し(ステップST14)、これをもって今回の課金
先変更通信サービス提供処理を終了する。
【0048】なお、課金装置1を管理し、課金先変更通
信サービスを提供する事業者は、移動通信網2や有線通
信網3からの請求に応じて料金の支払いを行うととも
に、各利用者に課金した料金額を例えば金融機関の口座
引落しなどを利用して徴収する。
【0049】以上のように本実施形態によれば、利用者
は任意の端末や加入者線を利用して料金を自己で負担し
ての通信を行うことが可能となる。このため、他人の端
末や加入者線を借用して通信を行っても、端末の所有者
との間で料金の授受を行う必要はなく、両者ともに必要
以上の金銭的負担が生じることが無い上に、金銭授受に
伴う心労も無い。これにより、他人の端末や加入者線を
借用しての通信を比較的気軽に行うことが可能となり、
通信の自由度が大幅に向上する。
【0050】また本実施形態では、限度額を設定可能と
し、この限度額を単位期間内の積算料金が越える場合に
は課金先変更通信サービスによる通信を行わせないの
で、利用者IDおよびパスワードが盗用されたとしても
限度額以上に不正使用がされてしまうことが無く、金銭
的な被害を最小限に抑えることが可能である。
【0051】また本実施形態では、課金先変更通信サー
ビスによる通信を開始するための手続は端末や加入者線
の使用契約者ではなく課金先変更通信サービスの利用者
が行うものであるので、課金先変更通信サービスによる
通信を行っているように装って通常の通信が行われるお
それがあるが、課金先変更通信サービスによる通信の終
了後に、その課金先変更通信サービスによる通信の実施
状況を通知する確認メッセージを発呼端末へと送るよう
にしているので、間違いなく課金先変更通信サービスに
よる通信が行われたことを使用契約者に確認させること
が可能で、これにより不正な利用が行われることを抑止
することが可能である。
【0052】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、移動網制御装
置21および有線網制御装置31に対して接続要求を行
って発呼端末と着呼端末との接続を行って貰い、かつそ
の場合の料金を通知して貰うようにしているので、移動
網制御装置21および有線網制御装置31は既存のもの
をそのまま使用することはできない。そこで、課金装置
から着呼端末への発呼を行い、着呼端末の応答により確
立される回線を発呼端末との間に確立されている回線と
接続することにより発呼端末と着呼端末との接続を行う
ようにしても良い。このようにすれば、課金装置単独で
課金先変更通信サービスを提供することが可能であるか
ら、既存の網には全く変更を加えることなく実現可能で
ある。また、移動通信網2や有線通信網3がもともと有
している課金装置に本発明の機能を付加することも可能
である。
【0053】また上記実施形態では、確認メッセージを
音声メッセージとしているが、文字メッセージなどの画
像を送信するようにし、端末の表示器で表示したり、端
末に接続されたプリンタなどにより印刷出力するように
することも可能である。
【0054】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0055】
【発明の効果】第1の本発明は、利用者の識別情報が指
定された通信においては、識別情報を指定した利用者が
使用する通信設備の使用契約者に対して課金するべき料
金を指定された識別情報に応じた利用者に対して課金す
ることとしたので、利用者は他人が使用契約している通
信設備を借用して通信を行う場合でも自己の識別情報を
指定することで自己の料金負担により通信を行うことが
可能となり、この結果、通信設備の使用契約者および通
信設備を借用しての通信の利用者の双方に過度の金銭的
負担および精神的な負担を強いること無しに、通信設備
を気軽に貸借しての自由な通信を行える環境を提供する
ことを可能とする課金装置となる。
【0056】また第2の本発明は、個々の利用者が行え
る通信行為を総課金額が所定の限度額を超えない範囲に
制限することとしたので、利用者のなりすましによる正
規の利用者の金銭的被害を限度額の範囲内に抑制するこ
とが可能となり、サービスの安全性が向上する。
【0057】また第3の本発明は、課金手段により指定
された識別情報に応じた利用者に対する課金を行う通信
が終了したときに、その通信の実施状況が通信設備の使
用契約者に対して通知することとしたので、利用者への
課金による通信が行われたのか、通信設備の使用契約者
への課金による通信が行われたのかを通信設備の使用契
約者が認識することが可能となり、この結果、利用者が
不正に使用契約者への課金による通信を行ってしまうこ
とを抑止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る課金装置を適用して
構成された通信システムの要部構成を示す図。
【図2】図1中のメモリ部14に用意された利用者デー
タベースの構造を模式的に示す図。
【図3】図1中のCPU15による課金先変更通信サー
ビス提供処理の際の処理手順を示すフローチャート。
【図4】図1において使用契約者Bが所有する携帯端末
4を用いて、使用契約者Bとは他人である利用者Aが有
線端末6との通話を課金先変更通信サービスを利用して
行う場合のシーケンス図。
【符号の説明】
1…課金装置 2…移動通信網 21…移動網制御装置 3…有線通信網 31…有線網制御装置 4…携帯端末 5…加入者線 6…有線端末 11,12…通信部 13…音声メッセージ再生部 14…メモリ部 15…CPU A…利用者 B…使用契約者

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1通信毎にその通信のために所定の通信
    設備を使用する利用者の識別情報の指定を受け付ける受
    付手段と、 この受付手段により前記識別情報の指定が受け付けられ
    た通信においてその識別情報を指定した利用者が使用す
    る前記通信設備の使用契約者に対して課金するべき料金
    を前記指定された識別情報に応じた利用者に対して課金
    する課金処理手段とを具備したことを特徴とする課金装
    置。
  2. 【請求項2】 所定期間内における総課金額が所定の限
    度額を超える利用者に応じた識別情報が前記受付手段に
    より受け付けられている場合には、その利用者に対して
    課金が生じる通信行為を禁止する通信制限手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金装置。
  3. 【請求項3】 前記課金手段により前記指定された識別
    情報に応じた利用者に対する課金を行う通信の終了後
    に、その通信の実施状況を前記通信設備の使用契約者に
    対して通知するための通知情報を送信する使用状況通知
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の課金装
    置。
JP2000388839A 2000-12-21 2000-12-21 課金装置 Pending JP2002190883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388839A JP2002190883A (ja) 2000-12-21 2000-12-21 課金装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388839A JP2002190883A (ja) 2000-12-21 2000-12-21 課金装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002190883A true JP2002190883A (ja) 2002-07-05

Family

ID=18855509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000388839A Pending JP2002190883A (ja) 2000-12-21 2000-12-21 課金装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002190883A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511858A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 エスケーテレコム株式会社 他の移動通信端末の認証情報を利用する終端端末へのサービス提供システム、方法、サービスサーバー、移動通信端末、終端端末および記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511858A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 エスケーテレコム株式会社 他の移動通信端末の認証情報を利用する終端端末へのサービス提供システム、方法、サービスサーバー、移動通信端末、終端端末および記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6377938B1 (en) Real time subscriber billing system and method
EP1038249B1 (en) Real time subscriber billing at a subscriber location in an unstructured communication network
RU2116008C1 (ru) Система подвижной телефонной связи, способ оплаты с терминального оборудования подвижной телефонной станции и система для осуществления способа
KR100752996B1 (ko) 통신 서비스에 대한 지불을 위한 지불 제공 시스템을 선택하는 방법 및 시스템
CN1826766B (zh) 用于控制基于信用的(预付费)访问无线网络的方法和设备
EP1638303A1 (en) System for restricting additional functions of a mobile communications terminal and corresponding mobile communications terminal
US20050080634A1 (en) Method and network element for paying by a mobile terminal through a communication network
AU8636691A (en) Cordless telephone with internal debit and credit memory
US20100111274A1 (en) Controlled three way calling
EP1718054B1 (en) Mobile communications terminal and method for recharging a prepay account during an ongoing communication
US20040152442A1 (en) Prepaid cellular telephone system and method
JP2001237989A (ja) 情報表示型携帯電話所有者に対する課金代行システム
JP2002190883A (ja) 課金装置
EP1422919B1 (en) A portable telephone terminal device and a method for restricting pay service for using the terminal device
JP2911047B2 (ja) リース用移動端末
JP7362837B1 (ja) 方法、情報処理装置およびシステム
JP3834231B2 (ja) 移動通信端末及び移動通信端末の制御方法
JPH09233233A (ja) 基地局,移動局および基地局−移動局間の通信制御装置
JP2003309671A (ja) 通信機器の機能使用料請求方法、通信機器の機能規制方法、カスタマセンタ及びユーザシステム
JP2001111731A (ja) 料金先払い方式の通信システム
JP3399448B2 (ja) 公衆回線網を介した電子決済方法
KR100349578B1 (ko) 유무선 전화망을 이용한 과금 시스템
JP3821668B2 (ja) プリペイド型携帯電話の通話度数登録・更新方法
JP3317102B2 (ja) 携帯無線電話の料金未払い防止方法
KR20010016153A (ko) 유/무선 전화기를 이용한 콘텐츠 이용료 과금 방법 및시스템과, 그 프로그램 소스를 저장한 기록매체