JP2002190754A - 無線モジュール、無線通信機器及び無線通信方法 - Google Patents

無線モジュール、無線通信機器及び無線通信方法

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JP2002190754A
JP2002190754A JP2000388358A JP2000388358A JP2002190754A JP 2002190754 A JP2002190754 A JP 2002190754A JP 2000388358 A JP2000388358 A JP 2000388358A JP 2000388358 A JP2000388358 A JP 2000388358A JP 2002190754 A JP2002190754 A JP 2002190754A
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JP2000388358A
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Toshiyuki Hirota
敏之 廣田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データの通信速度の向上を図ることが可能なF
H方式の無線通信モジュール、無線通信機器及び無線通
信方法を提供することを目的とする。 【解決手段】マルチチャンネルでデータの送受信を可能
とするため、複数の変調部20、30と復調部32、5
0とを設け、さらに、各復調部32、50で受信したデ
ータのエラーをカウントするカウンター18を設ける。
このカウンターは各復調部からのエラーを夫々カウント
し、所定時間内に、所定カウントに達したら、基本チャ
ネル以外の変調部30、復調部50の使用を中止する。
この状態で、基本チャネルの復調部32のエラーカウン
トが、所定時間内に所定カウントより少ない場合は、変
調部30、復調部50の使用を再開する。さらに、変調
部、復調部がある場合も、同様に、エラーレートの割合
にり、自動で、使用するチャネルの増減を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数ホッピング
方式を用いる無線通信装置、無線通信機器及び無線通信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信技術の発達により、様々
な通信方式が提案されている。例えば、IEEE80
2.11やBluetooth(以後、BTと称す)等
がある。この中でも、BTは、周波数ホッピング型のス
ペクトル拡散方式(Frequency Hopping:以後、FH方式
と称す)を用いた無線通信の規格である。これは、スペ
クトル拡散の言葉が示すとおり、無線信号の周波数帯域
は、狭帯域のそれと比較して、広がっているものであ
る。
【0003】たとえば、BTでは、2.4GHz帯のI
SM(Industry Science Medical)バンドを用いて10
m以内の無線通信を実現するものであるが、この2.4
GHz帯を79個の周波数チャネル(1チャネルあたり
1MHz)に分割して、1秒間に1600回(625μ
sec間隔)、79個の周波数チャネルをランダムに変化
(Hopping)して無線通信を行なうものである。
このホッピングパタンは疑似ランダム(長い時間観測す
ると周期が存在するが、ある程度短い間であればランダ
ムにみえる)である。
【0004】このように、通信に使用する周波数帯を移
動させることにより、電波の耐干渉性・秘話性に優れる
という特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなF
H方式の無線通信では、使用する周波数帯域が狭く、1
つの機器は1つのチャネルのみを利用して通信を行なっ
ているため、データ送信速度が遅いという問題がある。
【0006】また、同時に複数チャンネルを使用してデ
ータの送受信を行なう場合は、地チャネルの衝突率が高
くなり、転送エラーが増大するといった問題がある。
【0007】上記課題を解決するために本発明では、デ
ータの通信速度の向上を図ることが可能なFH方式の無
線通信モジュール、無線通信機器及び無線通信方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明では、マルチチャネルでデータ
の送受信が可能な無線モジュールにおいて、受信データ
のエラーを検知するエラー検知手段と、エラー検知手段
において検知したエラーが、所定エラーレートを越えて
いた場合に、使用している送信チャネル及び受信チャネ
ルを減少し、前記所定のエラーレートを越えない場合に
は、送信チャネル及び受信チャネルを増加する制御を行
なう制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】このような構成により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能な無線モジュールに
おいて、受信データのエラー率が多い場合は、使用する
チャネル数を減少し、受信データのエラー率が少ない場
合は、さらに、送受信するチャネルを増やし、且つデー
タの転送速度を速くすることが可能な無線モジュールを
提供することが可能である。
【0010】また、請求項3に係る発明では、第1のチ
ャネルと第2のチャネルとでデータの送受信が可能な無
線モジュールにおいて、第1のチャネルで使用する第1
の搬送波と、第2のチャネルで使用する第2の搬送波と
の差分が所定値になるように、第2の搬送波を生成する
搬送波生成手段と、第1のチャネル及び第2のチャネル
で受信するデータのエラーを検知するエラー検知手段
と、エラー検知手段において検知したエラーが、所定の
エラーレートを越えていた場合に、第2のチャネルの使
用を中止し、エラー検知手段が、所定エラーレートを越
えない場合には、さらに具備する第3のチャネルを使用
可能とする制御を行なう制御手段と、を具備することを
特徴とする。
【0011】このような構成により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能な無線モジュールに
おいて、本モジュールが使用する搬送波同士は衝突する
ことが無く、且つ送受信データともに、エラーが多い場
合は、使用するチャネル数を減少し、受信データにエラ
ーが少ない場合は、さらに、送受信するチャネルを増や
し、データの転送速度を速くすることが可能な無線モジ
ュールを提供することが可能である。
【0012】また、請求項5に係る発明では、第1のチ
ャネルと第2のチャネルとでデータの送受信が可能な無
線モジュールにおいて、第1のチャネルで使用する第1
の搬送波と、第2のチャネルで使用する第2の搬送波と
の差分が所定値になるように、搬送波の制御を行なう制
御手段と第1のチャネル及び第2のチャネルで受信する
データのエラーを夫々検知するエラー検知手段と、エラ
ー検知手段において検知したエラーが、所定のエラーレ
ートを越えていた場合に、制御手段は、前記所定値を変
更すること、を特徴とする。
【0013】このような構成により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能な無線モジュールに
おいて、本モジュールが使用する搬送波同士は衝突する
ことが無く送受信を行なうことが可能であり、且つ送受
信データにエラーが多い場合は、使用する搬送波同士の
周波数差分(所定値)を変更し、受信データのエラー低
減を図り、且つ常にマルチチャネルでデータの送受信を
行なうことが可能な無線モジュールを提供することが可
能である。
【0014】また、請求項7に係る発明では、データの
送受信を行なうアンテナと、送信データを第1の送信デ
ータと第2の送信データとに分割を行なうことが可能な
送信データ制御手段と、第1の送信データの変調に用い
る第1の搬送波周波数および、第2の送信データの変調
に用いる第2の搬送波周波数を生成する搬送波生成手段
と、第1の送信データを第1の搬送波周波数で変調を行
う第1の変調手段と、第2の送信データを第2の搬送波
周波数で変調を行う第2の変調手段と、第1の変調手段
で変調したデータと、第2の変調手段で変調したデータ
とを加算し、アンテナへ送る加算回路と、アンテナを介
して受信した第1の受信データの復調を行なう第1の復
調手段と、アンテナを介して受信した第2の受信データ
の復調を行なう第2の復調手段と、第1の復調手段、第
2の復調手段から受信したデータ列を、復元制御する受
信データ制御手段と、第1の受信データの受信エラーを
検知する第1のエラー検知手段と、第2の受信データの
受信エラーを検知する第2のエラー検知手段と、第2の
エラー検知手段において検知したエラーが、第1のエラ
ーレート以上に達した場合に、第2の変調部及び第2の
復調部の使用を中止し、第1のエラー検知手段において
検知したエラーが第2のエラーレート以上に達しなかっ
た場合は、第2の変調部及び前記第2の復調部の使用を
再開し、さらに第2のエラー検知手段において検知した
エラーが第1のエラーレート以上に達しなかった場合
は、さらに具備する第3の変調部及び、第3の復調部を
使用する制御を行なう制御手段とを具備することを特徴
とする。
【0015】このような構成により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能な無線通信機器にお
いて、本無線通信機器がデータ送受信に使用する搬送波
同士は周波数が衝突することは無く、且つ送受信データ
のエラー率が高い場合は、使用するチャネル数を減少
し、送受信データのエラー率が低い場合は、さらに、送
受信するチャネルを増やし、データの転送速度を速くす
ることが可能な無線通信機器を提供することが可能であ
る。
【0016】また、請求項13に係る発明では、マルチ
チャンネルでデータの送受信を行なう無線通信方法にお
いて、マルチチャネルで受信する各々の受信データのエ
ラーを検知し、検知したエラーが所定エラーレートより
多い場合は、使用する送信チャネル及び受信チャネルを
減少し、検知したエラーが所定エラーレートより少ない
場合は、使用する送信チャネル及び受信チャネルを増加
することを特徴とする。
【0017】このような構成により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能な無線通信方法にお
いて、送受信データのエラー率が高い場合は、使用する
チャネル数を減少し、送受信データのエラー率が少ない
場合は、さらに、送受信するチャネルを増やし、データ
の転送速度を速くすることが可能な無線通信方法を提供
することが可能である。
【0018】また、請求項14に係る発明では、第1の
チャネルと第2のチャネルとでデータの送受信を行なう
無線通信方法において、第1のチャネルで使用する第1
の搬送波と、第2のチャネルで使用する第2の搬送波と
の差分が所定値になるように、第2の搬送波を生成し、
第1のチャネル及び第2のチャネルで受信するデータの
エラーを検知し、検知したエラーが所定エラーレートよ
り高い場合は第2のチャネルの使用を中止し、検知した
エラーが所定エラーレートより低い場合は、さらに具備
する第3のチャネルを使用可能とすることを特徴とす
る。
【0019】このような方法により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能な無線通信方法にお
いて、マルチチャネルで送受信を行なう搬送波の周波数
同士は衝突することが無く、且つ送受信データともにエ
ラー率が多い場合は、使用するチャネル数を減少し、受
信データにエラー率が少ない場合は、さらに、送受信す
るチャネルを増やし、データの転送速度を速くすること
が可能な無線通信方法を提供することが可能である。
【0020】また、請求項16に係る発明では、第1の
チャネルと第2のチャネルとでデータの送受信を行なう
無線通信方法において、第1のチャネルで使用する第1
の搬送波と、第2のチャネルで使用する第2の搬送波と
の差分が所定値になるように、第2の搬送波を生成し、
第1のチャネル及び第2のチャネルで受信するデータの
エラーを検知し、検知したエラーが所定エラーレートよ
り高い場合、前記所定値を変更することを特徴とする。
【0021】このような方法により、マルチチャネルで
データの送受信を行なうことが可能とする無線通信方法
において、搬送波周波数同士は衝突すること無く送受信
を行なうことが可能であり、且つ送受信データにエラー
が多い場合は、使用する搬送波同士の周波数差分(所定
値)を変更し、受信データのエラー低減を図り、且つ常
にマルチチャネルでデータの送受信を行なうことが可能
な無線通信方法を提供することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る第1の実施の形
態を、図面を参照して説明する。
【0023】本実施の形態では、電子機器の例として、
無線モジュールを内蔵したパソコンの場合について説明
する。図1は第1の実施の形態に係るパソコンの斜視図
である。
【0024】図1に示すようなパソコン1は、本体ケー
ス2と表示部ケース3とLCDパネル4とキーボード5
とを有する。本体ケース2はその上面部にキーボード5
を配設している。本体ケース2と表示部ケース3とは、
ヒンジ部6により回動可能に接続している。表示部ケー
ス3は、LCDパネル4の表示領域が可視状態となるよ
うLCDパネル4の周辺部を保持している。表示部ケー
ス3はヒンジ部6を介して矢印C−D方向に回動可能で
あり、キーボード5を覆う閉位置とキーボード5を使用
可能な状態にする開位置との間で回動可能である。
【0025】表示部ケース3の上中央部には無線通信部
7を設けている。本実施の形態では、無線通信方式とし
てBTを用いるものとする。前述したように、BTで
は、スペクトラム拡散方式としてFH方式を用いてお
り、ピコネットと呼ばれる無線リンクで、最大8台まで
の機器を時分割多重方式によって無線通信することが可
能である。
【0026】BTでは、このピコネット内の機器のう
ち、1台は必ず周波数ホッピングの基準を提供するマス
タ機器として動作し、残りの機器はマスタ機器を基準と
したホッピングパターン(以後、基本ホッピングパター
ン)に同期するスレーブ機器として動作する。ピコネッ
ト内での通信は常に、マスタ機器とスレーブ機器との間
で行い、スレーブ機器となった機器同士の直接通信は行
うことができない。ただし、マスタ機器とスレーブ機器
という関係は、あくまで周波数ホッピングによる通信チ
ャネルの管理のために必要となるものであり、実際の通
信内容とは関係は無い。
【0027】また、BTでは、機器間で送受信を行なう
時に、時間スロットと呼ばれる625μsecの時間間
隔を基準にデータの送受信を行なう。この時間スロット
には、番号が与えられており、BTでは、夫々の機器の
内部にBluetoothクロック(以後、BTクロッ
クと称す)と呼ばれるカウンタを有している。このカウ
ンタのあるビットが変化するたびに、625μsecの
時間間隔がカウントできるようになっている。同一ピコ
ネット内にあるスレーブ機器は、マスタ機器が有するB
Tクロックのカウンタ値に合わせるように調整すること
で、スロットを管理する。また、同一ピコネット内にあ
るマスタ機器とスレーブ機器との送受信パケットの方向
は、スロット番号が偶数の場合はマスターからスレーブ
に送信が行われ、一方、スロット番号が奇数の場合に
は、スレーブからマスタへパケットの送信が行われる。
【0028】パソコン1の内部構成は、通常用いられる
パソコンと同様であり、CPU、メモリ等を内部に具備
している。
【0029】図2に本発明に係る無線通信部7の簡略構
成図を示す。図2に示すように、コントローラ11は、
USB12により、パソコン1内のUSBコントローラ
(図示せず)と接続しており、パソコン1と無線通信部
7とのインターフェースとなっている。
【0030】ベースバンドIC13は、通信プロトコル
に準拠した送受信データの配列制御およびエラー訂正、
パソコン1からのコマンドに応じたディジタル信号処理
を行う。パソコン1からの信号をRF回路14に送出し
たり、RF回路14からの信号をコントローラ11に送
出する。
【0031】また、このベースバンドIC13は、複数
チャンネル分のデータ処理を行うことが可能であり、こ
のベースバンドIC13により、基本ホッピングパター
ンが定められる。複数チャネル使用時は、この基本ホッ
ピングパターンをもとに、複数チャネル分の使用チャネ
ルも決定する。
【0032】BTでは、ピコネット内の全ての機器は基
本ホッピングパターンによって通信チャネルを移動して
いるが、2チャネル使用時は、基本ホッピングパターン
が使用するチャネル番号HF1を、整数1〜79の値で
チャネルシフトし、2番目のチャネルが使用するチャネ
ル番号HF2とすることにより、HF1とHF2とのチ
ャネル衝突を回避する。この場合のチャネルのシフト数
もマスタ機器が決定する。
【0033】また、このベースバンドIC13は、内部
に、データの受信エラーをカウントするカウンタ18を
具備している。
【0034】RF回路14は、アンテナフィルタ15で
フィルタリングされた帯域の電波信号であるアナログ信
号をディジタル信号に変換し、かつ、ベースバンドIC
13から入力されたディジタル信号を無線電波として放
射可能とするアナログ信号に変換する。RF回路14の
詳細に付いては後述する。
【0035】また、クロック発生器16は、RF回路1
4とベースバンドIC13で使用する基準波を供給す
る。
【0036】アンテナフィルタ15は、無線通信の送受
信を実行する際に必要とする帯域の周波数のみを通過さ
せ、不要な帯域の周波数をカットする。
【0037】アンテナ16は、アンテナフィルタ15か
ら出力された電波信号を送信するとともに、他の機器か
らの電波信号を受信し、アンテナフィルタ15へ出力す
る。
【0038】図3に、625μsec毎に観測した周波
数ホッピングの例を示す。図4において、横軸方向に周
波数、縦方向に時間の経過を表す。
【0039】図3に示すように、データ送受信に使用す
る通信チャネルは、HF2=|HF1+k−79|とい
う計算式を用いてベースバンドIC13で決定される。
HF1は基本チャネルナンバーであり、HF2は第2の
チャネルナンバーである。また、kはオフセット係数
(所定値)であり、1〜78の間でランダムに決定され
る。このことにより、常に、基本チャネルHF1と第2
のチャネルHF2とは異なるように決定する。
【0040】これは、基本ホッピングパターンが使用す
るチャネルHF1と、この基本チャネルHF1をシフト
係数kだけシフトしたものから、最大チャネル番号であ
る79を減算し、その絶対値をとったチャネル番号を、
2番目のチャネルHF2として用いる。このことによ
り、同一時間において異なる2チャンネルを使用しデー
タ送信を行うことで、データの伝送速度の向上を図るこ
とが可能である。ここで、シフト係数であるkは、でき
るだけ干渉を避けるため、5〜74の値をとるようにす
ると良い。
【0041】続いて、図4に無線通信部7内のRF回路
の一例を示す構成図を示す。また、送信するデータ列の
例を図5に示す。
【0042】図5において、1つのデータ列を、2チャ
ンネル使用して送信する場合に、ベースバンドIC13
で配列制御されたデータをイメージ化したもので、チャ
ネルAと書いてあるものは、送信データAとして、RF
回路14で送信データに変調され、チャネルBと書いて
あるものは、送信データBとして、RF回路14内で送
信データに変調される。
【0043】この図3に示すRF回路13では、2チャ
ンネル使用可能である。
【0044】まず送信部20について、その動作を説明
する。ベースバンドIC13から送られた送信データA
は、アンプ21に入力され、増幅される。アンプ21に
よって増幅された送信データAは、低域通過フィルタ2
3によって、高周波を取り除き、VCO24へ出力され
る。
【0045】一方、ホッピング周波数(中心周波数)を
制御する信号であるシンセサイザ制御信号Aは、PLL
25から、低域通過フィルタ26を通り、ホッピング周
波数(中心周波数)を生成してVCO24へ出力する。
【0046】VCO24では、送信データのビットに応
じて、ホッピング周波数(中心周波数)を中心周波数と
し、プラス方向もしくはマイナス方向に偏移させる。送
信データの信号ビットが“1”の場合は、中心周波数か
らプラス方向へ偏移させ、信号ビットが“0”の場合
は、マイナス方向へ偏移させる。このように変調した信
号を、加算回路27へ出力する。
【0047】送信部30についても、上述の送信部20
と同様の動作が行われ、送信データBは、ベースバンド
IC13により、生成したシンセサイザ制御信号Bによ
って制御されたホッピング周波数に変調され、加算回路
27へ入力される。
【0048】加算回路27では、送信部20及び送信部
30から出力された2つの送信データを加算し、パワー
アンプ28へ出力する。
【0049】パワーアンプ28では、入力した送信デー
タを増幅し、スイッチ31へ出力する。
【0050】スイッチ31は、BTの時間スロットであ
る625μsecの時間間隔で自動的に送信側と接続す
るX端(送信タイミング)、および受信側となるY端
(受信タイミング)と交互に接続する。
【0051】この切換えにより、送信データは、スイッ
チ31から、アンテナフィルタ14、アンテナ16を介
して、相手無線機器へデータを送信する。
【0052】次に、受信動作について、受信部32を用
いて説明する。
【0053】アンテナ16を介して受信した信号は、ア
ンテナフィルタ15により、2.4GHz帯の信号のみ
が抽出され、スイッチ31へ入力する。受信タイミング
ではスイッチ31がY端に接続しているため、LNA3
3へ信号が入力する。LNA33によって、ノイズを削
除して信号を増幅し、ミキサ35へ信号が入力する。
【0054】この時、送信部20、送信部30では、そ
のタイミングで定められたホッピングパターンのそれぞ
れのホッピング周波数を、シンセサイザ信号A、Bを基
に生成し、バッファアンプ37を介してミキサ35へ出
力する。
【0055】ミキサ35では、入力した受信信号(仮
に、周波数f1+f2とする)と、バッファアンプ37
から入力したホッピング周波数(f1)とを掛け合せ、
帯域通過フィルタ39を通すことにより、ホッピング周
波数(f1)を取り除き、信号成分(f2)のみを抽出
する。
【0056】続いて、リミッティングアンプ41で、信
号周波数(f2)が、ある特定レベルになるように増幅
する。このリミッティングアンプ41において、どれだ
け信号レベルを増幅したかによって、RSSI43によ
り、受信信号の電界強度を測定し、受信信号の電界強度
をベースバンドIC13へ送出する。
【0057】リミッティングアンプ41で増幅した受信
信号は、検波回路45、アンプ46、データコンパレー
タ47により、信号成分の“1”、“0”を読みとり、
ベースバンドIC13へ出力する。
【0058】受信部50においても、上述した受信部3
2と同様の動作を行う。
【0059】以上、2チャネル同時使用の場合について
説明したが、図3のRF回路14の構成において、並列
部分の回路を増やすことにより、使用可能チャネル数も
3、4…と増加することができる。この場合は、ホッピ
ングパターンを前述したシフトチャネル数kを、2k、
3k、とすることにより、使用チャネルが重複しないよ
う設定することが可能である。
【0060】本例では、使用チャネルを簡単に決定する
ため、基本チャネルを数チャンネルシフトする例に付い
て述べたが、基本ホッピングパタンを基にして、同一の
チャネルにならないように使用チャネルを選択すれば良
い。
【0061】続いて、上記無線通信部7を有するパソコ
ン2台を用いて、1対1通信を行う例を図6に示す。
【0062】2台のパソコンは、マスタ61、スレーブ
62という関係を築き、ピコネット63を形成する。上
述した無線通信部7を用いることにより、送信される。
【0063】このマスタ61とスレーブ62とは、通常
1チャネル(CA)のみを用いて、時分割で通信を行な
うが、本例では、上述した無線通信部7を用いることに
より、送信データAは、チャネルA(図6中のCA)
を、送信データBはチャネルB(図6中のCB)を介し
て信が可能となる。
【0064】このように、マスタ61とスレーブ62と
はチャネルCA、CBとを用いてデータの送受信を行な
うことによって、データの伝送速度の向上を図ることが
可能である。
【0065】これはピコネット63内の機器間でホッピ
ングパターンとシフト係数kが定められているので、チ
ャネルの衝突は起こらないよう制御される。このように
2チャンネルを使用してデータの送受信を行なうため、
データの伝送速度の向上を図ることができる。
【0066】次に、上記無線通信部7を有するパソコン
3台を用いて、1対2通信を行う例を図7に示す。
【0067】図7では、ピコネット64内で、3台のパ
ソコンそれぞれがマスタ65、スレーブ66、スレーブ
67という役割を形成する。
【0068】この場合、基本的には、送受信要求がある
マスタ65とスレーブ66、若しくは、スレーブ67と
の間で2チャンネルを使用し送信を行なうが、スレーブ
66、スレーブ67から同時に送受信要求があった場合
は、マスタ65は、スレーブ66、スレーブ67に対し
て、夫々チャネルを割り当てることが可能である。この
ことにより、マスタ65とスレーブ66との通信は、チ
ャネルA(図7中のCA)を用いておこない、マスタ6
1とスレーブ67との通信は、チャネルB(図7中のC
B)を用いて行うことになる。
【0069】この場合は、マスタ65は、スレーブ66
に送信するデータすべてを図3の送信部20で変調を行
い、スレーブ67に送信するデータすべてを図3の送信
部30で変調を行う。
【0070】このことにより、同時間でマスタ65とス
レーブ66、スレーブ67との同時通信が可能である。
【0071】次に、上述の無線通信部を用いて複数チャ
ネルを使用することにより周りの機器とのチャネル衝突
が頻繁に起こる場合は、使用チャネルを自動で減少さ
せ、逆に、チャネル衝突がほとんど起きない場合には、
使用チャネル数を増大させるといった、チャネル制御に
ついて説明する。
【0072】これは、Nak(データエラー)の頻度、
つまりエラーチェックの回数を、ベースバンド回路13
内に設けたカウンタ18によって、カウントすることに
より実現する。この場合、ベースバンドIC13は、N
akを所定回数以上カウントした際に、送信チャネルを
減少させる制御を行う。
【0073】このNakの回数をカウントするカウンタ
18は、各チャネル毎にNakをカウントするものであ
り、どのチャネルでNak頻度が高いかを判別可能とす
るものである。物理的にカウンタを複数設けても良いが
本例では、カウンタ18によって複数チャネルのカウン
トを行うものとする。
【0074】チャネルの増加、減少は、現在使用してい
るチャネルにおいて、Nakの頻度が少ない時にチャネ
ルの増加を行い、Nakの頻度が多い時にチャネルの減
少を行うものである。
【0075】図9にチャネル減少・増加制御のフローチ
ャートを示す。
【0076】まず、Nakの頻度を判断する為、所定時
間(観測時間)経過したか否か判断する(ステップS1
01)。ここで、所定時間経過していない場合(ステッ
プS101のNO)、RF回路14を介して、ベースバ
ンドIC13がNakを判断すると(ステップS102
のYES)、Nakを受信したチャネルに対応するカウ
ントを行なう(ステップS103)。
【0077】次に、このカウントが基本チャネル(基本
ホッピングパターンが使用するチャネル)のカウンタか
否か判断する(ステップS104)。
【0078】基本チャネルのカウンタでは無い場合(ス
テップS104のNO)、カウンタの値が、予め定めら
れた閾値Aを越えたか否か判断する(ステップS10
5)。カウンタの値が閾値Aを越えている場合(ステッ
プS105のYES)、閾値Aを越えたカウンタに対応
したチャネルの使用を停止する(ステップS106)。
【0079】以上のように、Nakの受信が多いチャネ
ルの使用を停止する。
【0080】ステップS101において、所定時間経過
している場合(ステップS101のNO)、カウンタの
値が閾値B以下であるか否か判断する(ステップS10
7)。カウンタの値が閾値B以下である場合(ステップ
S107のYES)、使用可能なチャネル(未使用の受
信部、送信部)があるか否か判断する(ステップS10
8)。
【0081】未使用チャネルがある場合(ステップS1
08のYES)、未使用のチャネルをアクティブにし、
チャネルを増加し(ステップS109)、カウンタをク
リアする(ステップS110)。
【0082】ステップS107において、カウンタが閾
値Bを越えている場合(ステップS107のNO)は、
チャネルの増加を行わず、カウンタをクリアする(ステ
ップS110)。また、このとき、閾値A未満であるの
で、チャネル数は変わらない状態となる。
【0083】また、その時に、使用可能なチャネル全て
を使用している場合(ステップS108のNO)も、カ
ウンタをクリアするだけである(ステップS110)
【0084】本例では、チャネル減少の閾値Aとチャネ
ル増加の閾値Bとを設け、チャネルの減少、増加、現状
維持という3つの状態の制御を行う例を示したが、閾値
を1つとし、この閾値を越えるか否かで、チャネルの減
少、増加という2つの状態の制御とする事も可能であ
る。
【0085】次に、図9に、上述した自動チャネル制御
を用いた場合の、通信チャネル増減の遷移図を示す。
【0086】本例では、マスタ68、スレーブ69、ス
レーブ70は4チャネル使用可能な無線通信部を有する
機器であるとする。
【0087】まず、状態Aでは、マスタ68、スレーブ
69、スレーブ70によって、ピコネット71が形成さ
れている状態である。
【0088】この状態Aでは、従来のBTによる通信方
式であり、基本ホッピングパターンである、チャネルA
(CA)のみを用いて、時分割によりマスタ68、スレ
ーブ69、スレーブ70間でデータの送受信を行ってい
る。
【0089】この時に、チャネルA(CA)において、
Nakの頻度が少ないと判断した場合に、チャネルB
(CB)をアクティブにし、状態Bへ遷移する。
【0090】状態Bでは、2チャンネルを使用して、デ
ータの送受信を行っている状態である。
【0091】この状態Bで、図8に従う制御を行い、チ
ャネルB(CB)のNak頻度が少ないと、チャンネル
C(CC)をアクティブにし、状態Cへ遷移する。も
し、チャネルBのNakが閾値A以上になった場合は、
チャネルBを使用停止し、再び状態Aに戻り、チャネル
A(CA)のみで時分割通信を行なう。
【0092】状態Cでは、3チャンネルを使用して通信
を行っている状態である。ここでも、図8に従う制御を
行い、チャネルB(CB)、チャネルC(CC)のNa
k頻度が少ないと、チャンネルD(CD)をアクティブ
にし、状態Dへ遷移する。
【0093】しかし、チャネルB(CB)若しくはチャ
ネルC(CC)のNakが閾値A以上になった場合は、
チャネルB(CB)若しくはチャネルC(CC)を使用
停止し、再び状態Bに戻る。図9では、チャネルC(C
C)のNak頻度が閾値Aを越えた場合の図である。
【0094】状態Dでは、4チャンネルを使用して通信
を行っている状態である。ここでも、図8に従う制御を
行う。この状態になると、使用可能チャネルである4チ
ャンネルすべてを使用している状態であるので、Nak
頻度が少くても、チャネルの増加を行わない。
【0095】しかし、チャネルB(CB)、チャネルC
(CC)、チャネルD(CD)のNakが閾値A以上に
なった場合は、チャネルB(CB)、チャネルC(C
C)、チャネルD(CD)の使用を停止し、再び状態C
に戻る。図9では、チャネルD(CD)のNak頻度が
閾値Aを越えた場合の図である。
【0096】このように、自動的に、使用チャネルの増
減を制御する事が可能である。
【0097】以上、本発明では、周波数ホッピング方式
を用いる無線通信において、周波数チャネルを複数使用
することで、データの伝送速度の向上を図ることが可能
である。
【0098】また、周りの無線チャネル使用状況に応じ
て、自動的に通信チャネルの増加/減少を行う事が可能
である。
【0099】続いて、図10に無線チャネルの変化制御
を行うフローチャートを示す。
【0100】上述した制御では、使用チャネルを停止す
る例について説明したが、シフト係数kを変更するよう
にしても良い。この場合、例えば、現在シフト係数5を
用いていた場合にNak頻度が高くなったとき、kを1
0に変更するようにしても良い。
【0101】この場合も、Nakの頻度を判断する為、
所定時間(観測時間)経過したか否か判断する(ステッ
プS201)。ここで、所定時間経過していない場合
(ステップS201のNO)、RF回路14を介して、
ベースバンドIC13がNakを判断すると(ステップ
S202のYES)、Nakを受信したチャネルのカウ
ンタの値を1つ加算する(ステップS203)。
【0102】次に、このカウンタが基本チャネル(基本
ホッピングパターンが使用するチャネル)のカウンタか
否か判断する(ステップS204)。ここで、基本チャ
ネルで有るか否かをチェックするのは、基本チャネル
は、最初のピコネット構築の際に決められているので変
更することはできないからである。
【0103】基本チャネルのカウンタでは無い場合(ス
テップS204のNO)、カウンタの値が、予め定めら
れた閾値Aを越えたか否か判断する(ステップS20
5)。カウンタの値が閾値Aを越えている場合(ステッ
プS205のYES)、閾値Aを越えたカウンタに対応
したチャネルのチャネルを把握し、シフト係数kを変更
する(ステップS206)。
【0104】ステップS201において、所定時間を経
過した場合(ステップS201のYES)は、カウンタ
をクリアする。
【0105】以上のように、Nakの受信が多い場合
は、チャネルを変更する制御を行う。この場合、常に、
使用可能なチャネル全てを使用してデータの送受信を行
なう。この場合は、シフト係数kの値に素数を用いるこ
とが望ましい。
【0106】図11に上記制御を用いて通信チャネルを
変化させる場合の遷移図を示す。
【0107】本例では、マスタ68、スレーブ69、ス
レーブ70は4チャネル使用可能な無線通信部を有する
機器であるとする。
【0108】まず、状態Eでは、マスタ68、スレーブ
69、スレーブ70によって、ピコネット71が形成さ
れている状態である。
【0109】この状態Eでは、シフト係数を7に設定
し、4チャネルで通信を行っている状態である。
【0110】この状態で、図10に示す制御に基づき、
いずれかのチャネルのNakを計数するカウンタが閾値
A以上になった場合は、シフト係数kの値を変更する。
ここで、変更方法は、5〜74の値をランダムにとるも
のとする。このように選ばれたシフト係数が例えば、k
=11の場合、状態Fのようになる。基本チャネルであ
るチャネルA(CA)は常に、625μsec間隔で周
波数ホッピングしているものとし、状態Eの時間から、
ホッピングしたする。この時の夫々のチャンネル番号は
図に示すようになる。
【0111】このように、自動的に、使用チャネルを変
更する事が可能である。
【0112】以上、本発明では、周波数ホッピング方式
を用いる無線通信において、周波数チャネルを複数使用
することで、データの伝送速度の向上を図ることが可能
である。
【0113】また、周りの無線チャネル使用状況に応じ
て、自動的に通信チャネルの増加/減少を行う事が可能
である。
【0114】続いて、上述の実施形態の変形例について
説明する。
【0115】上述した実施形態では、常に複数チャネル
使用するものであるが、本例では、複数チャネルを使用
するのは、データ転送時のみとし、データ転送以外の、
制御信号(Ack、Nak)を送受信する際は、1チャ
ネルのみ使用する。
【0116】このとき、使用するホッピングパターン
は、基本ホッピングパターン(シンセサイザ制御信号
A)を用いる。この制御は、ベースバンドIC13で行
う。
【0117】制御信号送信後、相手機器との応答が取
れ、実際にデータを送信可能となった際に、シンセサイ
ザ制御信号B、送信部30、受信部50をアクティブに
し、2チャンネル使用可能とし、データの送受信を行な
う。
【0118】このことにより、より柔軟に周波数帯域の
効率利用が可能になり、常時2チャネルを使用する場合
に比べ、チャネルの衝突率を低下することができる。
【0119】以上、詳述したように、周波数ホッピング
方式の無線通信機器において、データ送信に使用するチ
ャネル数を増加することでデータの送信速度の向上を計
ることが可能となる。
【0120】本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であ
れば、上記の実施形態に限定されるものではない。そし
て、無線LAN、HomeRF等の無線システム等に広
く適用できるものである。
【0121】
【発明の効果】以上詳述した発明によれば、通信速度の
向上を図ることが可能なFH方式の無線通信装置、無線
通信機器及び無線通信方法を提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子機器の斜視図。
【図2】無線通信部のハードウェア構成図。
【図3】本発明にかかるRF回路の一例を示すハードウ
ェア構成図。
【図4】625μsec毎に観測した周波数ホッピング
の図。
【図5】送信するデータ列の例を示す図。
【図6】本発明にかかる無線通信部7を有するパソコン
2台を用いて、1対1通信を行う例の図。
【図7】本発明にかかる無線通信部7を有するパソコン
3台を用いて、1対2通信を行う例の図。
【図8】チャネル増加/減少制御のフローチャート。
【図9】自動チャネル制御を用いた場合の、通信チャネ
ル増減の遷移図。
【図10】チャネルシフト係数の変化制御のフローチャ
ート。
【図11】チャネルシフト制御を用いた場合の、通信チ
ャネル変化の遷移図。
【符号の説明】 1…パソコン 2…本体ケース 3…表示部ケース 4…LCDパネル 5…キーボード 6…ヒンジ部 7…無線通信部 11…コントローラ 12…USB 13…ベースバンドIC 14…RF回路 15…アンテナフィルタ 16…クロック発生器 17…アンテナ 18…カウンタ 20、30…送信部 21…アンプ 23…低域通過フィルタ 24…VCO 25…PLL 26…低域通過フィルタ 27…加算回路 28…パワーアンプ 31…スイッチ 32、50…受信部 33…LNA 35…ミキサ 37…バッファアンプ 41…リミッティングアンプ 43…RSSI 45…検波回路 46…アンプ 47…データコンパレータ 61、65、68…マスタ機器 62、66、67、69、70…スレーブ機器 63、64、71…ピコネット

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチチャネルでデータの送受信が可能な
    無線モジュールにおいて、受信データのエラーを検知す
    るエラー検知手段と、前記エラー検知手段において検知
    したエラーが、所定エラーレートを越えていた場合に、
    使用している送信チャネル及び受信チャネルを減少し、
    前記所定エラーレートを越えない場合には、送信チャネ
    ル及び受信チャネルを増加する制御を行なう制御手段
    と、を具備することを特徴とする無線モジュール。
  2. 【請求項2】前記無線モジュールにおいて、送受信デー
    タの変調方式が周波数ホッピング変調方式であることを
    特徴とする請求項1記載の無線モジュール。
  3. 【請求項3】第1のチャネルと第2のチャネルとでデー
    タの送受信が可能な無線モジュールにおいて、前記第1
    のチャネルで使用する第1の搬送波周波数と、前記第2
    のチャネルで使用する第2の搬送波周波数との差分が所
    定値になるように、前記第2の搬送波を生成する搬送波
    生成手段と、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネ
    ルで受信するデータのエラーを検知するエラー検知手段
    と、前記エラー検知手段において検知したエラーが、所
    定エラーレートを越えていた場合に、前記第2のチャネ
    ルの使用を中止し、前記エラー検知手段が、前記所定エ
    ラーレートを越えない場合には、さらに具備する第3の
    チャネルを使用可能とする制御を行なう制御手段と、を
    具備することを特徴とする無線モジュール。
  4. 【請求項4】前記無線モジュールにおいて、送受信デー
    タの変調方式が周波数ホッピング変調方式であることを
    特徴とする請求項3記載の無線モジュール。
  5. 【請求項5】第1のチャネルと第2のチャネルとでデー
    タの送受信が可能な無線モジュールにおいて、前記第1
    のチャネルで使用する第1の搬送波周波数と、前記第2
    のチャネルで使用する第2の搬送波周波数との差分が所
    定値になるように、搬送波の制御を行なう制御手段と、
    前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルで受信する
    データのエラーを夫々検知するエラー検知手段とを具備
    し、前記エラー検知手段において検知したエラーが、所
    定エラーレートを越えていた場合に、前記制御手段は前
    記所定値を変更すること、を特徴とする無線モジュー
    ル。
  6. 【請求項6】前記無線モジュールにおいて、送受信デー
    タの変調方式が周波数ホッピング変調方式であることを
    特徴とする請求項4記載の無線モジュール。
  7. 【請求項7】データの送受信を行なうアンテナと、送信
    データを第1の送信データと第2の送信データとに分割
    を行なうことが可能な送信データ制御手段と、前記第1
    の送信データの変調に用いる第1の搬送波周波数およ
    び、前記第2の送信データの変調に用いる第2の搬送波
    周波数を生成する搬送波生成手段と、前記第1の送信デ
    ータを前記第1の搬送波周波数で変調を行う第1の変調
    手段と、前記第2の送信データを前記第2の搬送波周波
    数で変調を行う第2の変調手段と、前記第1の変調手段
    で変調したデータと、前記第2の変調手段で変調したデ
    ータとを加算し、前記アンテナへ送る加算回路と、前記
    アンテナを介して受信した第1の受信データの復調を行
    なう第1の復調手段と、前記アンテナを介して受信した
    第2の受信データの復調を行なう第2の復調手段と、前
    記第1の復調手段、前記第2の復調手段から受信したデ
    ータ列を、復元制御する受信データ制御手段と、前記第
    1の受信データの受信エラーを検知する第1のエラー検
    知手段と、前記第2の受信データの受信エラーを検知す
    る第2のエラー検知手段と、前記第2のエラー検知手段
    において検知したエラーが第1のエラーレート以上に達
    した場合に、前記第2の変調部及び前記第2の復調部の
    使用を中止し、前記第1のエラー検知手段において検知
    したエラーが第2のエラーレート以上に達しなかった場
    合は、前記第2の変調部及び前記第2の復調部の使用を
    再開し、前記第2のエラー検知手段において検知したエ
    ラーが前記第1のエラーレート以上に達しなかった場合
    は、さらに具備する第3の変調部及び、第3の復調部を
    使用する制御を行なうチャネル制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする無線通信機器。
  8. 【請求項8】前記無線通信機器において、送受信データ
    の変調方式が周波数ホッピング変調方式であることを特
    徴とする請求項7記載の無線通信機器。
  9. 【請求項9】前記無線通信機器は、さらに、前記第1の
    搬送波周波数と、前記第2の搬送波周波数との差分が所
    定値となるように、搬送波の生成制御を行う搬送波生成
    制御手段を具備することを特徴とする請求項7記載の無
    線通信機器。
  10. 【請求項10】前記第2のエラー検知手段において検知
    したエラーが、前記第1のエラーレート以上に達した場
    合、相手機器に前記第2の変調部及び前記第2の復調部
    の使用を中止することを通知し、前記第1のエラー検知
    手段において検知したエラーが前記第2のエラーレート
    以上に達しなかった場合は、相手機器に前記第2の変調
    部及び前記第2の復調部の使用することを通知すること
    を特徴とする請求項7に記載の無線通信機器。
  11. 【請求項11】前記第2の搬送波周波数は、前記第1の
    搬送波周波数を基準に生成されることを特徴とする請求
    7に記載の無線通信機器。
  12. 【請求項12】前記無線通信機器は、無線送信で制御信
    号を送信する場合は、前記第1の変調部のみを用いて送
    信を行なうことを特徴とする請求項7に記載の無線通信
    機器。
  13. 【請求項13】マルチチャンネルでデータの送受信を行
    なう無線通信方法において、マルチチャネルで受信する
    各々の受信データのエラーを検知し、検知したエラー
    が、所定エラーレートより多い場合は、使用する送信チ
    ャネル及び受信チャネルを減少し、検知したエラーが所
    定エラーレートより少ない場合は、使用する送信チャネ
    ル及び受信チャネルを増加することを特徴とする無線通
    信方法。
  14. 【請求項14】前記無線通信方法において、送受信デー
    タの変調方式が周波数ホッピング変調方式であることを
    特徴とする請求項13記載の無線通信方法。
  15. 【請求項15】第1のチャネルと第2のチャネルとでデ
    ータの送受信を行なう無線通信方方において、前記第1
    のチャネルで使用する第1の搬送波と、前記第2のチャ
    ネルで使用する第2の搬送波との差分が所定値になるよ
    うに、前記第2の搬送波を生成し、前記第1のチャネル
    及び前記第2のチャネルで受信するデータのエラーを検
    知し、検知したエラーが所定エラーレートより多い場合
    は前記第2のチャネルの使用を中止し、検知したエラー
    が所定エラーレートより少ない場合は、さらに具備する
    第3のチャネルを使用可能とすることを特徴とする無線
    通信方法。
  16. 【請求項16】前記無線通信方法において、送受信デー
    タの変調方式が周波数ホッピング変調方式であることを
    特徴とする請求項15記載の無線通信方法。
  17. 【請求項17】第1のチャネルと第2のチャネルとでデ
    ータの送受信を行なう無線通信方法において、前記第1
    のチャネルで使用する第1の搬送波と、前記第2のチャ
    ネルで使用する第2の搬送波との差分が所定値になるよ
    うに、前記第2の搬送波を生成し、前記第1のチャネル
    及び前記第2のチャネルで受信するデータのエラーを検
    知し、検知したエラーが所定エラーレートより多い場
    合、前記所定値を変更すること、を特徴とする無線通信
    方法。
  18. 【請求項18】前記無線通信方法において、データの変
    調方式が周波数ホッピング変調方式であることを特徴と
    する請求項17記載の無線通信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009004699A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 Fujitsu Limited 無線通信システムにおける端末間通信制御方法並びに無線基地局及び無線端末
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