JP2002190733A - 位相補償用クロック同期回路 - Google Patents

位相補償用クロック同期回路

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JP2002190733A
JP2002190733A JP2000389062A JP2000389062A JP2002190733A JP 2002190733 A JP2002190733 A JP 2002190733A JP 2000389062 A JP2000389062 A JP 2000389062A JP 2000389062 A JP2000389062 A JP 2000389062A JP 2002190733 A JP2002190733 A JP 2002190733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位相補償用クロック同期回路の位相合わせ可能
な周波数範囲をより広くする。 【解決手段】同じ構成を有する複数の遅延セル10が直列
に接続されてなり、外部クロックExt. Clkが入力する遅
延線13、および該遅延線による外部クロックの一周期の
分割数を切換可能な切換回路19を有し、遅延線の各段の
遅延セルから外部クロックの一周期を複数に分割した位
相を表現する複数の信号を出力するコアDLL110a と、コ
アDLL から時間的に連続する二軸の信号を選択して混ぜ
合わせることにより、外部クロックとの位相ずれを補償
した内部クロックInt. Clkを生成する周辺DLL120とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
用いられる位相補償用のクロック同期回路に係り、特に
入力クロック信号と同一周期で位相が異なった出力クロ
ック信号を生成させるために遅延同期ループ(DLL;Dela
y Locked Loop)あるいは位相同期ループ(PLL;Phase Lo
cked Loop)を用いたクロック同期回路に関するもので、
クロック同期型半導体集積回路装置などに使用されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】位相補償用のDLL 、PLL としては種々の
ものが提案・使用されてきているが、本発明に特に関す
るものは、"A Semidigital Dual Delay-Locked Loop",
IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol.32,No.1
1, Nov.1997(論文1)と、"PLLDesign for a 500 MB/s
Interface", 1993 IEEE International Solid-State C
ircuits Conference, Digest of Technical Papers, p.
160, Feb.1993 (論文2)である。
【0003】図26は、従来のDLL のブロックダイアグ
ラムを示す。
【0004】このDLL は、前記論文1に開示されてお
り、コア(Core) DLL110 と周辺(Peripheral) DLL120 の
二重のループで構成されていることが特徴である。
【0005】コアDLL110は、外部クロックExt. Clkが入
力し、同じ構成を有する複数の遅延セル10(後述するチ
ャージ・ポンプ回路17の出力電圧によって遅延量が変化
する)が直列に接続されてなる遅延線に入力し、この遅
延線の各段の遅延セル10から外部クロックExt. Clkの一
周期を複数に分割した位相を表現する複数の信号を出力
する(外部クロックExt. Clkの一周期を等間隔に分断す
る分断軸を生成する)役割を有するものである。
【0006】即ち、コアDLL110は、入力する外部クロッ
クExt. Clkのデューティサイクルを調整するデューティ
・サイクル・コレクター回路(duty cycle corrector :D
CC)11 と、このDCC11 の出力信号が入力する入力バッフ
ァ回路12と、この入力バッファ回路12の出力信号が入力
する遅延線13と、この遅延線13の入力の分岐信号が入力
する第1のバッファ回路14と、前記遅延線13の出力の分
岐信号が入力する第2のバッファ回路15と、第1のバッ
ファ回路14の出力信号C0 と第2のバッファ回路15の出
力信号Cπの位相差を検知する位相比較回路(Phase Co
mp. )16と、この位相比較回路16の出力信号により制御
され、出力電圧を遅延セル10に供給するチャージ・ポン
プ回路(Charge Pump )17と、このチャージ・ポンプ回
路17に供給するバイアス電流を生成するバイアス生成回
路(図示せず)とを有する。
【0007】前記周辺DLL120は、前記コアDLL110で生成
された時間的に連続する二軸の信号を選択して混ぜ合わ
せることにより、外部クロックExt. Clkと同一周期の内
部クロックInt. Clkを生成するものである。
【0008】即ち、周辺DLL120は、コアDLL110の遅延線
13を構成する複数の遅延セル10の各出力がバッファ回路
20を経て入力し、前記複数の遅延セル10のうちの隣接す
る2つの遅延セル10の出力を選択する位相選択回路(Ph
ase Selector)21、22と、この位相選択回路21、22から
それぞれバッファ回路23、24を介して取り出したクロッ
ク信号Ψ、Φの位相を混合することによって、2つの信
号間の位相を反映させた信号(位相補償されたクロック
信号)を生成する位相補間回路(Phase Interpolator)
25と、この位相補間回路25で生成されたクロック信号が
入力し、内部クロックInt. Clkを出力するクロックドラ
イバ回路26と、外部クロックExt. Clkと内部クロックIn
t. Clkの位相差を検知する位相検知回路(Phase Detect
or)27と、この位相検知回路27による検出出力に基づい
て、位相補間回路25の2入力の混合割合をフィードバッ
ク制御するとともに、前記位相選択回路21、22を制御す
る有限状態遷移機械(Finite State Machine)28を備えて
いる。
【0009】図27は、従来のPLL のブロックダイアグ
ラムを示す。
【0010】このPLL は、前記論文2に開示されてお
り、メイン(Main) PLL130 とファイン(Fine) PLL140 の
二重のループで構成されていることが特徴である。
【0011】メインPLL130は、外部クロックExt. Clkが
入力し、同じ構成を有する複数の遅延セル30(後述する
チャージ・ポンプ回路33の出力電圧によって遅延量が変
化する)を含んでループ状に形成される電圧制御発振器
(VCO;Voltage Controlled Oscillator)を有し、各段の
遅延セル30から外部クロックExt. Clkの一周期を複数に
分割した位相を表現する複数の信号を出力する(外部ク
ロックExt. Clkの一周期を等間隔に分断する分断軸を生
成する)役割を有する。
【0012】即ち、メインPLL130は、外部クロックExt.
Clkが入力する入力バッファ回路31と、この入力バッフ
ァ回路31の出力信号の位相・周波数を検知する位相・周
波数検知回路(Phase-Frequency Detector)32と、この位
相・周波数検知回路32の出力信号により制御され、出力
電圧を遅延セル30に供給するチャージ・ポンプ回路33
と、このチャージ・ポンプ回路33から制御電圧が印加さ
れる電圧制御発振器34と、この発振器34の最終段の遅延
セル30の出力を初段の遅延セル30に帰還するバッファ回
路35によりループを形成してなり、このバッファ回路35
の出力を前記位相・周波数検知回路32に供給するバッフ
ァ回路36を有する。
【0013】前記ファインPLL140は、前記メインPLL130
で生成された時間的に連続する二軸の信号を選択して混
ぜ合わせることにより、外部クロックExt. Clkと同一周
期の内部クロックInt. Clkを生成する。
【0014】即ち、ファインPLL140は、メインPLL130の
発振器34を構成する複数の遅延セル30の各出力がバッフ
ァ回路20を経て入力し、前記複数の遅延セル30のうちの
隣接する2つの遅延セル30の出力を選択する位相選択回
路21、22と、この位相選択回路21、22からそれぞれバッ
ファ回路23、24を介して取り出したクロック信号Ψ、Φ
の位相を混合することによって、2つの信号間の位相を
反映させた信号(位相補償されたクロック信号)を生成
する位相補間回路25と、この位相補間回路25で生成され
たクロック信号が入力し、内部クロックInt. Clkを出力
するクロックドライバ回路26と、外部クロックExt. Clk
と内部クロックInt. Clkの位相差を検知する位相検知回
路27と、この位相検知回路27による検出出力に基づい
て、位相補間回路25の2入力の混合割合をフィードバッ
ク制御するとともに、前記位相選択回路21、22を制御す
る有限状態遷移機械(Finite State Machine)28を備えて
いる。
【0015】以下、上記構成について詳細を述べる。
【0016】図33は、図26中のチャージ・ポンプ回
路17の一例を示しており、前記論文1で引用されてい
る" Low-Jitter Process-Independent DLL and PLL Bas
ed onSelf-Biased Techniques ", IEEI Journa1 of Sol
id-State Circuits, Vo1.31,No.11, Nov.1996(論文
3)に開示されているSelf-Biased Technique を用いて
いる。つまり、チャージ・ポンプ、バイアス回路、遅延
セルの回路形式をできるだけ同構成になるようにしてあ
る。
【0017】このチャージ・ポンプ回路は、図26中の
位相比較回路16の出力Up、Dnおよび図34に示すバイア
ス生成回路からのバイアス電位Vcp 、Vcn を受け、Up
が"H"の時は出力Vco を"L" にしようとし、Dnが"H" の
時は出力Vco を"H" にしようとする。
【0018】図34は、図33のチャージ・ポンプ回路
ヘバイアス電流を供給するバイアス生成回路の一例を示
しており、前記論文3に開示されているSelf-Biased Te
chnique を用いている。
【0019】このバイアス生成回路は、図33のチャー
ジ・ポンプ回路33の出力Vco を受け、バイアス電位Vcp
、Vcn を生成する。Vco が"L" になれば、Vcp が"L"
、Vcnが"H" となり、バイアス電流を増大させる。Vco
が"H" になれば、Vcp が"H" 、Vcn が"L" となり、バイ
アス電流を減少させる。
【0020】図42は、図26中/図27中の遅延セル
の一例を示しており、前記論文3に開示されているSelf
-Biased Technique を用いている。Vcp が"L" 、Vcn
が"H"となり、バイアス電流が増大すると、遅延セルの
遅延量、つまり入力Vi+/Vi- を受けてから、出力Vo+/Vo
- を出力するまでの時間は減少する。Vcp が"H" 、Vcn
が"L" となり、バイアス電流が減少すると、遅延セルの
遅延量、つまり入力Vi+/Vi- を受けてから、出力Vo+/Vo
- をo 出力するまでの時間は増大する。
【0021】図35は、図26中のコア DLL110 の位相
比較回路16の一例を示しており、前記論文1に開示され
ている。
【0022】この位相比較回路は、比較入力C0 が"H"
になってから比較入力Cπが"H" になるまでの期間は比
較出力Upが"H" 、Dnが"L" になり、Cπが"H" になって
からC0 が"H" になるまでの期間は比較出力Dnが"H" 、
Upが"L" になる。
【0023】図36乃至図38は、図26中のコアDLL
用の位相比較回路の異なる動作例を示す波形図である。
【0024】即ち、コア DLL110 の遅延線13の遅延時間
が延びると、図37に示すように、C0 ="H"になってか
らCπ="H"になるまでの期間は長くなり、長くなると位
相比較回路16によりUp="H"の期間がDn="H" の期間より
長くなるので、チャージ・ポンプ回路17から出力するVc
o は"L" になり、各遅延セル10の遅延量が短くなって遅
延線13の遅延時間は短くなる。
【0025】これに対して、遅延線13の遅延時間が短く
なると、図36に示すように、C0="H"になってからC
π="H"になるまでの期間は短くなり、短くなると位相比
較回路16によりDn="H"の期間がUp="H" の期間より長く
なるので、チャージ・ポンプ回路17から出力するVco
は"H" になり、各遅延セル10の遅延量が長くなって遅延
線13の遅延時間は長くなる。
【0026】このような動作により、図38に示すよう
に、C0 ="H"になってからCπ="H"になるまでの期間と
Cπ="H"になってからC0 ="H"になるまでの期間は同じ
になり、C0,Cπの周期は外部クロックExt. Clkに等し
いことから、C0 ="H"になってからCπ="H"になるまで
の期間は、外部クロックの一周期の半分となる。つまり
C0 とCπの位相差はちょうど180°(πラジアン)
となる。
【0027】図26中の4段の遅延セル10には、チャー
ジ・ポンプ回路17から同一のバイアス電流を供給されて
いるから、各遅延セル10での遅延時間は同じになる。し
たがって、C0 とCπの位相差を4段の遅延セル10で4
等分することになる。C0 とCπの位相差はちょうど1
80°になっていて、遅延セル10からの出力として相補
信号対を出力するようにすれば、外部クロックExt. Clk
の一周期を8等分できることになる。
【0028】図39は、図27中の位相・周波数検知回
路(Phase-Frequency Detector)32の一例を示してお
り、" A PLL Clock Generator with 5 to 11O MHz of L
ock Range for Microprocessors", lEEE Journal of So
lid-State Circuits,Vo1. 27, No.11, Nov.1992 (論文
4)のFig.5 に開示されている。
【0029】図40は、図39の回路の状態遷移を説明
するために示す図である。
【0030】位相差、周波数を比較する2 入力ref_clk
、fb_clkの"H" から"L"への遷移の時間的な位置関係の
みを比較する。ref_clk が"H" から"L"へ遷移したと
き、fb_clkがまだ、"H" のままなら、比較出力Up="H"
となる。逆にf b_clkが"H" から"L"へ遷移したとき、r
ef_clk がまだ、"H" のままなら、比較出力Dn="H" と
なる。
【0031】即ち、図27中のメイン PLL130 のVCO34
の出力周期が長いと、外部クロックExt.Clk をバッファ
リングしたref_clk が"H" から"L"へ遷移したとき、VCO
34の出力をバッファリングしたfb_clkがまだ、"H" のま
まとなるので、比較出力Up="H" となり、チャージ・ポ
ンプ回路33の出力Vco は"L" となり、バイアス電流が増
大して、VCO34 を構成する各遅延セル30の遅延量は短く
なり、VCO34 の出力周期を短くするようにフィードバッ
クする。
【0032】これに対してメイン PLL130 のVCO34 の周
期が短いと、VCO34 の出力をバッファリングしたfb_clk
が"H" から"L"へ遷移したとき、外部クロックExt.Clk
をバッファリングしたref_clk が、"H" のままとなるの
で、比較出力Dn="H" となり、チャージ・ポンプ回路33
の出力Vco は"H" となり、バイアス電流が減少して、VC
O34 を構成する各遅延セル30の遅延量は長くなり、VCO3
4 の周期を長くするようにフィードバックする。
【0033】したがって、上記位相・周波数検知回路32
により、図27のメインPLL130は外部クロックと周波数
を合わせるように動作する。
【0034】図27中のVCO34 を形成する4段の遅延セ
ル30には、チャージ・ポンプ回路33から同一のバイアス
電流を供給されているから、各遅延セル30での遅延時間
は同じになる。したがって、遅延セル30からの出力とし
て相補信号対を出力するようにすれば、外部クロックの
一周期を8等分できることになる。
【0035】図28は、図26中の遅延セル10/図27
中の遅延セル30の数が4つで、それらの相補信号出力に
より、外部クロックExt. Clkの一周期を8象限で表わし
た(8等分した)場合を示す。
【0036】図26中の周辺DLL120、図27中のファイ
ン PLL140 の位相検知回路(Phase Detector)27の具体的
な回路図は示していないが、この位相検知回路27は、前
記論文1、2の趣旨から、入力レシーバと同型のものと
なる。
【0037】図24は、上記位相検知回路27の出力波形
例を示す。内部クロックInt.Clk が"H" から"L" に遷移
した時、外部クロックExt.Clk がまだ"H" なら、入力レ
シーバと同型の位相検知回路27の出力信号lateは"H" と
なり、外部クロックExt.Clkの位相に対して、内部クロ
ックInt.Clk の位相は進んでいることを示す。逆に、内
部クロックInt.Clk が"H" から"L" に遷移した時、外部
クロックExt.Clk が既に"L" なら、入力レシーバと同型
の位相検知回路27の出力信号lateは"L" となり、外部ク
ロックExt.Clk の位相に対して、内部クロックInt.Clk
の位相は遅れていることを示す。
【0038】図26中の周辺DLL120、図27中のファイ
ン PLL140 の位相検知回路27を入力レシーバと同型にす
ることで、入力レシーバでの内部クロックInt.Clk のデ
ータラッチ遅延を周辺DLL120、ファイン PLL140 の位相
比較に反映することができるため、データのセットアッ
プ時間、ホールド時間に対するマージンが向上し、より
高周波数動作に対応できる。
【0039】図43は、図26中/図27中の位相補間
回路(Phase Interpolator)25 の一例として、前記論文
1に開示されているものを示す。
【0040】この位相補間回路において、Φ+とΦ−、
Ψ+とΨ−、Θ+とΘ−はそれぞれ相補信号である。Vc
n 、Vcp は図34のバイアス生成回路から供給されるバ
イアス電圧である。bIctrl<1> とIctrl<1>、…bIctrl<1
5>とIctrl<15> は、それぞれ相補の重み付け信号であ
る。
【0041】bIctrl<1> …bIctrl<15>が全て"H" 、Ictr
l<1>…Ictrl<15> が全て"L" なら、Φ+とΦ−入力の差
動対には電流が流れ、Ψ+とΨ−入力の差動対には電流
が流れないので、出力Θ+とΘ−には、Φ+とΦ−の影
響のみ現われ、Ψ+とΨ−には影響されない。
【0042】逆に、bIctrl<1> …bIctrl<15>が全て"L"
、Ictrl<1>…Ictrl<15> が全て"H"なら、Ψ+とΨ−入
力の差動対には電流が流れ、Φ+とΦ−入力の差動対に
は電流が流れないので、出力Θ+とΘ−には、Ψ+とΨ
−の影響のみ現われ、Φ+とΦ−には影響されない。
【0043】bIctrl<1> …bIctrl<15>の"H" の数が多い
ほど、(Ictrl<1>…Ictrl<15> の"L" の数が多いほ
ど)、出力Θ+とΘ−には、Φ+とΦ- の影響が強く現
われ、Ictrl<1>…Ictrl<15> の"H" の数が多いほど、
(bIctrl<1> …bIctrl<15>の"L" の数が多いほど)、出
力Θ+とΘ−には、Ψ+とΨ- の影響が強く現われる。
【0044】これにより、(Φ+/Φ−)入力と(Ψ+
/Ψ−)入力の位相が混合されて、Φが100 %の影響を
及ぼしている位相からΨが100 %の影響を及ぼしている
位相の範囲を補間した出力を実現できる。
【0045】即ち、前記周辺 DLL120 /ファイン PLL14
0 のFSM 28の出力により、前記位相選択回路21、22で選
択された2軸の重みを変えて、2軸間の位相を表現する
ものであり、16段階の重み付けができるように構成され
ている。
【0046】ところで、図43に示した位相補間回路25
は、重み付け信号が相補合わせて30あり、均等に重み付
けされており、重み付け信号の切り替わり時の電流ノイ
ズが小さく、安定性は良いが、レイアウト面積が大きい
という難点がある。
【0047】図44は、図26中/図27中の位相補間
回路25の他の例として、バイナリカウンタ(Binary Coun
ter)の出力をそのまま使って重み付けをバイナリ的に行
ったアナログ的な位相補間回路を示す。
【0048】重み付け信号bCIctrl<0>、CIctrl<0> 入力
の電流パスに対して、bCIctrl<1>、CIctrl<1> 入力の電
流パスはその2倍、bCIctrl<2>、CIctrl<2> 入力の電流
パスはさらにその2倍、bCIctrl<3>、CIctrl<3> 入力の
電流パスはさらにその2倍になっている。重み付け信号
の切り替わり時に関与する電流値が小さければ、切り替
わり時の電流ノイズが小さく、安定性も、これで問題は
ない。
【0049】図45は、図26中/図27中の位相補間
回路25の入出力特性として、2つの入力Ψ、Φと1つの
出力Θとの関係が理想的な場合を概念的に示す。
【0050】ここでは、分かり易く説明するために、Φ
の重みが100 %の場合、Φの影響が50%でΨの影響が50
%の場合、Ψの重みが100 %の場合を示している。
【0051】Φの影響が100 %でΨの影響が0 %の場合
のΘの位相は最も進んでおり、Ψの影響が100 %でΦの
影響が0 %の場合のΘの位相は最も遅れており、Φの影
響が50%でΨの影響が50%の場合のΘの位相は前2者の
中間の位相となる。
【0052】ΦとΨの影響の度合を変えることでΘの位
相は、Φの影響が100 %でΨの影響が0 %の場合のΘの
位相と、Ψの影響が100 %でΦの影響が0 %の場合のΘ
の位相の間のどれかをとることができる。
【0053】図46は、図45に示した2つの入力Ψ、
Φの混合度合で決まる出力波形の位相(Phase) と、それ
を制御するためのウエイト(Weight)信号の理想的な関係
を示す図である。
【0054】ここでは、2つの入力Ψ、Φの混合度合
(出力Θに対する影響度)をWeight信号によって16段階
に変えた場合を示しており、Φの影響が100 %でΨの影
響が0%の場合のΘの位相と、Ψの影響が100 %でΦの
影響が0 %の場合のΘの位相の間を16分割した位相を実
現できることになる。
【0055】図49および図50は、図26中/図27
中の位相選択回路(Phase Selector)21、22の一例を示し
ており、前記論文1("A Semidigital Dual Delay-Lock
ed Loop", IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vo
l.32,No.11, Nov.1997)に開示されている。Vcn 、Vcp
は図34のバイアス生成回路から供給されるバイアス電
圧である。
【0056】入力sel0/sel0b〜sel3/sel3bは図26中/
図27中の有限状態遷移機械28の出力であり、これによ
り連続する二軸を選択する。例えば、図28においてQ0
象限を選択した場合、有限状態遷移機械28の出力とし
て、sel0とsel1が"H" となり、他は"L" となる。sel0
が"H" となって、遅延線13/VCO34 の一段目の遅延セル
の出力P0/bP0がΦ+/Φ−として出力され、P0軸が選択
される。sel1が"H" となって、遅延線13/VCO34 の二段
目の遅延セルの出力P1/bP1がΨ+/Ψ−として出力さ
れ、P1軸が選択される。この状態で、図26中の周辺DL
L120、図27中のファイン PLL140 の位相検知回路(Pha
se Detector)27が動作し、比較出力を元に、有限状態遷
移機械28のWeight信号によって、位相補間回路25はΦと
Ψを混合する。
【0057】Q0象限において、内部クロックInt.Clk の
位相が外部クロックExt.Clk の位相に合わなかった場
合、例えば、内部クロックInt.Clk の位相が外部クロッ
クExt.Clk の位相より遅れている場合は、有限状態遷移
機械28によって、Q7象限に移る。このとき、sel0とsel3
b が"H" となり、他は"L" となる。sel0が"H" のままで
あるから、遅延線13/VCO34 の一段目の遅延セルの出力
P0/bP0がΦ+/Φ−として出力され、P0軸が選択され
る。sel3b が"H" となって、遅延線13/VCO34 の四段目
の遅延セルの出力bP3/P3がΨ+/Ψ−として出力され、
bP3 軸が選択される。上記の説明において位相補間回路
の入出力関係は、記号/の前後の順序は同順関係であ
る。
【0058】内部クロックInt.Clk の位相が外部クロッ
クExt.Clk の位相より進んでいる場合は、有限状態遷移
機械28によって、Q2象限に移る。このとき、sel1とsel2
が"H" となり、他は"L" となる。sel1が"H" のままであ
るから、遅延線13/VCO34 の二段目の遅延セルの出力P1
/bP1がΨ+/Ψ−として出力され、P1軸が選択される。
sel2が"H" となって、遅延線13/VCO34 の三段目の遅延
セルの出力P2/bP2がΦ+/Φ−として出力され、P2軸が
選択される。
【0059】以上により、これらの例の二重ループを有
するPLL 、DLL の特徴的な所は、二重ループの一方のコ
アDLL110ないしはメインPLL130で外部クロックの一周期
を等分割に分割するための"軸"信号を生成し、生成され
た軸信号のうち、時間的に連続する二軸の信号を選択し
て混ぜ合わせることにより、外部クロックExt.Clkと同
一周期の内部クロックInt.Clk を生成する。
【0060】ところで、図26のDLL において、外部ク
ロックExt. Clkの周期が短くてバイアス電流を最大にし
てもなお遅延セル10の遅延が大きい場合、C0 とCπの
位相差が外部クロックExt. Clkの180 °以上になり、図
32に示すように、コアDLL110はクロックの一周期を等
間隔に分断できないばかりではなく、ある位相が、二組
の軸の混ぜ合わせで表現され、初期値によっては、ロッ
クができたり、できなくなるという問題が発生する。
【0061】図27のPLL においては、外部クロックEx
t. Clkの周期が短くてバイアス電流を最大にしてもなお
遅延セル30の遅延が大きい場合、メインPLL130のVCO の
周期が外部クロックExt. Clkの周期より長くなり、クロ
ックのサイクル数で、二組で表現されるようになる位相
が変化していき、事態はより深刻である。
【0062】この状況で、外部クロックExt. Clkのジッ
タあるいはEMl 対策のためにクロックの周波数を分散さ
せている場合、一旦はロックしても、ロックポイントか
らずれる場合があり、DLL/PLL が位相補間する時に前記
したように二組で表現される位相にいると、ずれた外部
クロックExt. Clkの位相に再ロックするまで、選択する
軸を変えなければならない場合があり、その場合は再ロ
ックするまで時間がかかる。
【0063】上記とは逆に、DLL の外部クロックExt. C
lkの周期が長くてバイアス電流を最小にしても遅延セル
10の遅延が小さい場合は、C0 とCπの位相差が外部ク
ロックの180 °未満となり、図31に示すように、最終
象限の軸間の角度、位相差が大きくなる。すると、図4
7に示すように、特に二軸を等分に近い状態で混ぜ合わ
せると、位相補間回路25の出力波形に平坦な部分が生
じ、それが増幅段である次段の回路閾値に近いと、ノイ
ズにより、位相が大きく変わることとなる。これによ
り、図46に示すような理想的な場合に比較して、図4
8に示すように位相が大きく変化する部分がでる。
【0064】図27のPLL においては、外部クロックEx
t. Clkの周期が長くてバイアス電流を最小にしてもなお
遅延セル30の遅延が小さい場合、メインPLL130のVCO の
周期が外部クロックExt. Clkの周期より短くなり、クロ
ックのサイクル数で、二組で表現されるようになる位相
が変化していき、事態はより深刻である。
【0065】図31は、図26中の遅延セル10/図27
中の遅延セル30の数が4つで、それらの相補信号出力に
より、外部クロックExt. Clkの一周期を8象限で表わし
た(8等分した)場合であるが、遅延セル10/遅延セル
30の遅延が不十分で最終象限の位相が大きくなった場合
を示す。
【0066】図32は、図26中の遅延セル10/図27
中の遅延セル30の数が4つで、それらの相補信号出力に
より、外部クロックExt. Clkの一周期を8象限で表わそ
うとした場合であるが、遅延セル10/遅延セル30の遅延
が過多で外部クロックExt. Clkの一周期を8象限で表わ
せなかった場合を示す。
【0067】図47は、図26中/図27中の位相補間
回路25の2つの入力Ψ、Φと1つの出力Θとの入出力特
性について、Q7象限が選択されていて、2つの入力Ψ、
Φの軸間の位相が大きい場合の入出力波形を概念的に示
す。ここでは、図45と比較できるように、Φの重みが
100 %の場合、Φの影響が50%でΨの影響が50%の場
合、Ψの重みが100 %の場合を示している。
【0068】Φの影響が100 %でΨの影響が0 %の場合
のΘの位相は最も進んでおり、Ψの影響が100 %でΦの
影響が0 %の場合のΘの位相は最も遅れており、Φの影
響が50%でΨの影響が50%の場合のΘの位相は前2者の
中間の位相となる。
【0069】入力Φと入力Ψ間の遅延が大きく、入力Φ
が"H" に立ち上がりきってから、Ψが到着すると、例え
ば、Φの影響が50%でΨの影響が50%の場合のΘの出力
には平坦な部分が生じてしまう。
【0070】図26中/図27中の位相補間回路25の出
力Θを入力として受けるバッファ26の回路閾値が、この
出力Θの平坦部近辺にあると、基板ノイズ、電源線ノイ
ズなどにより、Θの電位がバッファ26の回路閾値に対し
て上下すると、内部クロックInt.Clk の位相がぶれて、
内部クロック出力にジッタがのる。また、図48に示す
ように、位相の変化の割合が大きくなる。
【0071】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
二重ループ型のDLL 、PLL は、従来の一重ループのもの
と比べて位相合わせができる周波数範囲が広いものの、
外部クロックの周期が短くて遅延セルの遅延が大きい場
合とか外部クロックの周期が長くて遅延セルの遅延が小
さい場合などでは、位相合わせが困難になり、位相合わ
せができる周波数範囲が狭いという問題があった。
【0072】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、本来の特徴を活かして、位相合わせができる
周波数範囲をより広く出来る位相補償用のクロック同期
回路を提供することを目的とする。
【0073】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の位相補償
用のクロック同期回路は、同じ構成を有する複数の遅延
セルが直列に接続されてなり、第1のクロック信号が入
力する遅延線および該遅延線による前記第1のクロック
信号の一周期の分割数を切換可能な切換回路を有し、前
記遅延線の各段の遅延セルから前記第1のクロックの一
周期を複数に分割した位相を表現する複数の信号を出力
する第1の遅延同期ループと、前記第1の遅延同期ルー
プから時間的に連続する二軸の信号を選択して混ぜ合わ
せることにより、前記第1のクロック信号との位相のず
れを補償した第2のクロック信号を生成する第2の遅延
同期ループとを具備することを特徴とする。
【0074】本発明の第2の位相補償用のクロック同期
回路は、第1のクロック信号が入力し、同じ構成を有す
る複数の遅延セルがループ状に接続されてなる電圧また
は電流制御発振器および該発振器による前記第1のクロ
ック信号の一周期の分割数を切換可能な切換回路を有
し、前記発振器の各段の遅延セルから前記第1のクロッ
クの一周期を複数に分割した位相を表現する複数の信号
を出力する第1の位相同期ループと、前記第1の位相同
期ループから時間的に連続する二軸の信号を選択して混
ぜ合わせることにより、前記第1のクロック信号との位
相のずれを補償した第2のクロック信号を生成する第2
の位相同期ループとを具備することを特徴とする。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0076】<第1の実施例>図1は、本発明の第1の
実施の形態に係るDLL を利用した位相補償用のクロック
同期回路の第1の実施例を示すブロックダイアグラムで
ある。
【0077】このクロック同期回路の特徴は、DLL にお
いて、コア DLLの遅延セルの使用個数を変えることによ
り遅延量を変えて位相合わせを行なうものである。つま
り、外部クロックExt. Clkの一周期を複数に分割した位
相の軸間の角度差、位相差が大きくならないように、遅
延セルをコア DLL内に追加したり、コアDLL の遅延線の
入力信号C0 と出力信号Cπの位相差が外部クロックの
周期の1/2 となるように、遅延セルをコアDLL 内から論
理上排除できるようにする。
【0078】即ち、図1に示すクロック同期回路は、従
来例のDLL と同様にコアDLL110a と周辺 DLL120 の二重
のループで構成されているが、従来例のDLL と比べて、
チャージ・ポンプ(Charge Pump) 回路17の出力Vco の電
位を比較する回路を設け、設定値(VcoMax)より高い場
合はコアDLL110a の遅延線13に遅延セル10を付加し、設
定値(VcoMin)より低い場合は、コアDLL110a の遅延線
13から遅延セル10を排除するように変更したものであ
る。
【0079】上述した遅延セル10の数に応じて外部クロ
ックExt. Clkの一周期の等分数が変化する。つまり、チ
ャージ・ポンプ(Charge Pump) 回路17の出力Vco の最高
電位(VcoMax)は、遅延セル10の遅延量がこれ以上増大
できない電位として設定し、それを超えた場合は、コア
DLL110a の遅延線13に遅延セル10を付加することによ
り、遅延線13の遅延量を増大して、C0 とCπの位相差
が外部クロックExt.Clkの周期の半分になるようにす
る。逆に、チャージ・ポンプ回路17の出力Vco の最低電
位(VcoMin)より低い場合は、遅延セル10の遅延量が減
少できない電位として設定し、それを超えた場合は、コ
アDLL110a の遅延線13から遅延セル10を削除することに
より、遅延線の遅延量を減少させて、C0 とCπの位相
差が外部クロックExt.Clk の周期の半分になるようにす
る。
【0080】なお、図1に示したクロック同期回路の内
部回路は、前記論文1に記述のあるものは、それに従
い、ないものは補った。
【0081】コアDLL110a は、外部クロックExt. Clk
(第1のクロック信号)が入力し、同じ構成を有する複
数の遅延セル10が直列に接続されてなる遅延線13に入力
し、この遅延線13の各段の遅延セル10から外部クロック
Ext. Clkの一周期を複数に分割した位相を表現する複数
の信号を出力する(外部クロックExt. Clkの一周期を等
間隔に分断する分断軸を生成する)役割を有するもので
ある。
【0082】即ち、コアDLL110a は、入力する外部クロ
ックExt. Clkのデューティサイクルを調整するデューテ
ィ・サイクル・コレクター回路(duty cycle corrector:
DCC)11と、このDCC11 の出力信号が入力する入力バッフ
ァ回路12と、この入力バッファ回路12の出力信号が入力
する遅延線13と、この遅延線13の入力の分岐信号が入力
する第1のバッファ回路14と、前記遅延線13の出力の分
岐信号が入力する第2のバッファ回路15と、第1のバッ
ファ回路14の出力信号C0 と第2のバッファ回路15の出
力信号Cπの位相差を検知する位相比較回路16と、この
位相比較回路16の出力信号により制御され、出力電圧を
遅延セル10に供給するチャージ・ポンプ回路17と、この
チャージ・ポンプ回路17に供給するバイアス電流を生成
するバイアス生成回路(図示せず)と、有限状態遷移機
械(Finite State Machine)18と、切換回路(Multiplexe
r; MUX)19を有する。
【0083】上記有限状態遷移機械18は、前記チャージ
・ポンプ回路17の出力により、遅延線13に遅延セル10の
論理的な付加・削除を切換回路(Multiplexer; MUX)19
を用いて行なう。
【0084】前記周辺DLL120は、前記コアDLL110a で生
成された時間的に連続する二軸の信号を選択して混ぜ合
わせることにより、外部クロックExt. Clkと同一周期で
位相が異なった内部クロックInt. Clkを生成するもので
ある。
【0085】即ち、周辺DLL120は、コアDLL110a の遅延
線13を構成する複数の遅延セル10の各出力がバッファ回
路20を経て入力し、前記複数の遅延セル10のうちの隣接
する2つの遅延セル10の出力を選択する位相選択回路2
1、22と、この位相選択回路21、22からそれぞれバッフ
ァ回路23、24を介して取り出したクロック信号Ψ(Ψ+/
Ψ- )、Φ(Φ+/Φ- )の位相を混合することによっ
て、2つの信号間の位相を反映させた信号(位相補償さ
れたクロック信号)を生成する位相補間回路25と、この
位相補間回路25で生成されたクロック信号が入力し、内
部クロックInt. Clkを出力するクロックドライバ回路26
と、外部クロックExt. Clkと内部クロックInt. Clkの位
相差を検知する位相検知回路27と、この位相検知回路27
による検出出力に基づいて、位相補間回路25の2入力の
混合割合をフィードバック制御するとともに、前記位相
選択回路21、22を制御する有限状態遷移機械(Finite St
ate Machine)28を備えている。
【0086】上記有限状態遷移機械28は、位相補間回路
25の2つの入力ΦとΨの出力Θに対する影響度を例えば
16段階のWeightで重み付けするためのWeight信号を生成
する回路を含み、位相検知回路27の検知出力に基づい
て、Weight信号により、位相補間回路25のΦの位相とΨ
の位相の出力Θに対するそれぞれの影響度(Φの位相と
Ψの位相の混ぜ合わせ具合)をフィードバック制御する
ものである。また、有限状態遷移機械28は、有限状態遷
移機械18から遅延線13を構成する遅延セル数の情報を受
け取り、隣接する2つの遅延セル10の出力を選択する。
【0087】<第2の実施例>図2は、本発明の第2の
実施の形態に係るPLL を利用した位相補償用のクロック
同期回路の実施例を示すブロックダイアグラムである。
【0088】このクロック同期回路の特徴は、PLL にお
いて、メイン PLLの遅延セルの個数を変えることにより
遅延量を変えて位相合わせを行なうものである。つま
り、外部クロックExt. Clkの一周期を複数に分割した位
相の軸間の角度差、位相差が大きくならないように、遅
延セルをメイン PLL内に追加したり、C0 とCπの位相
差が外部クロックの周期の1/2 となるように、遅延セル
をメイン PLL内から論理上排除できるようにする。
【0089】即ち、図2に示すクロック同期回路は、従
来例のPLL と同様に、メイン PLL130aとファイン PLL14
0 の二重のループで構成されているが、従来例のPLL に
対して、チャージ・ポンプ(Charge Pump) 回路33の出力
Vco の電位を比較する回路を設け、設定値(VcoMax)よ
り高い場合はメイン PLL130aの電圧制御発振器のループ
内に遅延セル30を付加し、設定値(VcoMin)より低い場
合は、メイン PLL130aの電圧制御発振器のループ内から
遅延セル30を排除するように変更したものである。上述
した遅延セル30の数に応じて外部クロックExt. Clkの一
周期の等分数が変化する。
【0090】このクロック同期回路の内部回路は、前記
論文2に記述のあるものは、それに従い、ないものは補
った。この場合、図2中の遅延セル30、チャージ・ポン
プ回路33は、図1中の遅延セル10、チャージ・ポンプ回
路17と共通のものを使う(共通化する)ことにより、図
35に示すコア DLL用の位相比較回路16の出力信号を取
り替えた。
【0091】メイン PLL130aは、外部クロックExt.Clk
が入力し、同じ構成を有する複数の遅延セル30(後述す
るチャージ・ポンプ回路33の出力電圧によって遅延量が
変化する)を含んでループ状に形成される電圧制御発振
器(VCO)を有し、各段の遅延セル30から外部クロックEx
t. Clkの一周期を複数に分割した位相を表現する複数の
信号を出力する(外部クロックExt. Clkの一周期を等間
隔に分断する分断軸を生成する)役割を有する。
【0092】即ち、メインPLL130a は、外部クロックEx
t. Clkが入力する入力バッファ回路31と、この入力バッ
ファ回路31の出力信号と後述するバッファ回路36からの
帰還信号との位相差・周波数差を検知する位相・周波数
検知回路(Phase-Frequency Detector)32と、この位相・
周波数検知回路32の出力信号により制御され、制御出力
を遅延セル30に供給するチャージ・ポンプ回路33と、こ
のチャージ・ポンプ回路33から制御電圧(あるいは制御
電流)が印加される電圧制御発振器(あるいは電流制御
発振器)34と、この発振器34の最終段の遅延セル30の出
力を初段の遅延セル30に帰還するバッファ回路35により
ループを形成してなり、このバッファ回路35の出力を前
記位相・周波数検知回路32に供給するバッファ回路36
と、有限状態遷移機械(Finite State Machine)38と、切
換回路(Multiplexer; MUX)39を有する。
【0093】上記有限状態遷移機械38は、前記チャージ
・ポンプ回路33の出力により、電圧制御発振器(VCO) を
構成する遅延セル30の論理的な付加・削除を切換回路
(Multiplexer; MUX)39を用いて行なう。
【0094】前記ファインPLL140は、前記メインPLL130
a で生成された時間的に連続する二軸の信号を選択して
混ぜ合わることにより、外部クロックExt. Clkと同一周
期で位相が異なった内部クロックInt.Clk を生成する。
【0095】即ち、ファインPLL140は、メインPLL130a
の発振器34を構成する複数の遅延セル30の各出力がバッ
ファ回路20を経て入力し、前記複数の遅延セル30のうち
の隣接する2つの遅延セル30の出力を選択する位相選択
回路21、22と、この位相選択回路21、22からそれぞれバ
ッファ回路23、24を介して取り出したクロック信号Ψ
(Ψ+/Ψ- )、Φ(Φ+/Φ- )の位相を混合することに
よって、2つの信号間の位相を反映させた信号(位相補
償されたクロック信号)を生成する位相補間回路25と、
この位相補間回路25で生成されたクロック信号が入力
し、内部クロックInt. Clkを出力するクロックドライバ
回路26と、外部クロックExt. Clkと内部クロックInt. C
lkの位相差を検知する位相検知回路27と、この位相検知
回路27による検出出力に基づいて、位相補間回路25の2
入力の混合割合をフィードバック制御するとともに、前
記位相選択回路21、22を制御する有限状態遷移機械(Fin
ite State Machine)28を備えている。また、有限状態遷
移機械28は、有限状態遷移機械38からVCO を構成する遅
延セル数の情報を受け取り、隣接する2つの遅延セル30
の出力を選択する。
【0096】上記有限状態遷移機械28は、位相補間回路
25の2つの入力Ψ、Φの影響度を例えば15段階のWeig
htで変えるWeight信号を生成する回路を含み、位相検知
回路27の検知出力に基づいて位相補間回路25における混
合度合をフィードバック制御するものである。
【0097】以下、上記構成における本発明に係わる部
分について詳細を述べる。
【0098】本実施例1,2では、6 分割と8 分割、12
分割の間を遷移する場合を示す。
【0099】図3は、図1中/図2中の遅延セル10/遅
延セル30の一例を示しており、前記論文3に開示されて
いる遅延セルに対して、使用されない時に遅延セルでの
パワーロスを避けるためのenable/disable スイッチを
設け、本発明に適用可能にしている。enable/disableは
図1中/図2中の有限状態遷移機械18/38によって制御
される。
【0100】図41は、図1中/図2中のチャージ・ポ
ンプ回路17/33 の出力Vco の電位がある設定範囲から逸
脱したことを検知する検知回路の一例を示している。
【0101】図41(a)のBGR 回路では定電圧VBGR
が生成され、図41(b)、(c)の回路では、チャー
ジ・ポンプ回路の出力Vco によって遅延セルの遅延量を
制御できる範囲の上下限を表す設定電位VcoMax、VcoMin
が上記定電圧VBGR から生成される。
【0102】図6は、図1中のコアDLL110a の有限状態
遷移機械18あるいは図2中のメインPLL130a の有限状態
遷移機械38 により遅延セル10あるいは遅延セル30の個
数(外部クロック入力の一周期の分割数)を選択する選
択信号を生成する選択信号生成回路の一例を示す。
【0103】この回路で生成される選択信号Div6,Div8,
Div12 は、図1中のコアDL110aでは、MUX19 により遅延
セル10列からCπを選択し、図2中のメインPLL130a で
は、MUX39 により発振器のループに含まれる遅延セル30
の数を調整する。Div6,Div8,Div12 は、それぞれ一周期
を6分割、8分割、12分割していることを示す信号で
ある。6 分割状態と12分割状態との間の直接遷移はしな
い構成となっている。
【0104】図41の回路と図6の回路が、図1中の有
限状態遷移機械18、図2中の有限状態遷移機械38の主要
部分である。
【0105】図7は、図6の回路の出力(分割数選択信
号)の状態遷移を説明するために示す図である。図1中
の有限状態遷移機械18、図2中の有限状態遷移機械38の
状態遷移を示す。
【0106】VcoMax状態で遅延セル10、30の遅延を延ば
すように位相比較回路16/位相・周波数検知回路32から
信号がきた場合は、分割平面を増やす方向へ動作する
(既に12分割になっている場合を除く)。
【0107】VcoMin状態で遅延セル10、30の遅延を減ら
すように位相比較回路16/位相・周波数検知回路32から
信号がきた場合は、分割平面を減らす方向へ動作する
(既に6 分割になっている場合は除く)。
【0108】図29は、図1中の遅延セル10/図2中の
遅延セル30の数が6つで、それらの相補信号出力によ
り、外部クロックExt. Clkの一周期を12象限で表わし
た(12等分した)場合を示す。
【0109】図30は、図1中の遅延セル10/図2中の
遅延セル30の数が3つで、それらの相補信号出力によ
り、外部クロックExt. Clkの一周期を6象限で表わした
(6等分した)場合を示す。
【0110】図8は、図1中/図2中の有限状態遷移機
械28における象限選択の状態遷移図を示す。Wmin、Wmax
は象限の境界にきたことを示す信号であり、図15のWe
ight生成回路で生成される。象限の境界にきたら選択象
限の移動が行われるわけであるが、分割数に応じて、つ
まり、Div6,Div8,Div12 の信号によって、Q5と、あるい
はQ7と、あるいはQ11 とQ0が遷移可能となる。
【0111】図9は、象限選択遷移回路として、選択さ
れている象限を示すトークンを受け渡すシフトレジスタ
回路で構成した例を示す。図1中の有限状態遷移機械1
8、図2中の有限状態遷移機械38の出力、つまり図6の
選択信号生成回路で生成された遅延セル数を表す信号に
より切換回路(Multiplexer; MUX)を切り換えて、シフ
トレジスタの単位レジスタ数を象限数に合わせるように
なっている。つまり、切換回路により、遅延セル数が3
個の場合は6段のシフトレジスタ、遅延セル数が4個の
場合は8段のシフトレジスタ、遅延セル数が6個の場合
は12段のシフトレジスタとなる。
【0112】図10は、図9のシフトレジスタ回路の駆
動回路の一例を示す。
【0113】図11乃至図14は、図9のシフトレジス
タ回路を構成する回路の一例を示す。
【0114】図51および図52は、有限状態遷移機械
28の一部をなす回路であり、図4および図5の位相選択
回路を制御する回路の一例を示している。
【0115】図9で選択された象限から連続する2 軸を
選択するように図4および図5の位相選択回路に選択信
号を送る。有限状態遷移機械18/38の出力である象限数
を示す信号も入力として受け取り、それに応じて、象限
の選択の遷移が行われるようになっている。例えば、外
部クロックExt.Clk に対して内部クロックInt.Clk の位
相が遅れている場合で、現在はQ0象限にいて選択象限の
遷移が起こる場合、遅延セル数が4 個の場合には次に選
択されるのはQ7象限となり、遅延セル数が3 個の場合に
は次に選択されるのはQ5象限となり、遅延セル数が6 個
の場合には次に選択されるのはQ11 象限となるようにす
る。
【0116】図4および図5は、図1中/図2中の位相
選択回路21、22の一例を示している。
【0117】Φ側とΨ側で負荷が合うようにダミーのセ
レクタが付加されている。従来例と同様、Vcn 、Vcp は
図34のバイアス生成回路から供給されるバイアス電圧
である。入力sel0/sel0b〜sel5/sel5b、sel0b6、sel1b
6、sel2b6は図1中/図2中の有限状態遷移機械28の出
力であり、これにより連続する二軸を選択する。例え
ば、図28においてQ0象限を選択した場合、有限状態遷
移機械28の出力として、sel0とsel1が"H" となり、他
は"L" となる。sel0が"H" となって、遅延線13/VCO34
の一段目の遅延セルの出力P0/bP0がΦ+/Φ−として出
力され、P0軸が選択される。sel1が"H" となって、遅延
線13/VCO34 の二段目の遅延セルの出力P1/bP1がΨ+/
Ψ−として出力され、P1軸が選択される。この状態で、
図1中の周辺DLL120、図2中のファインPLL140の位相検
知回路(Phase Detector)27が動作し、比較出力を元に、
有限状態遷移機械28のWeight信号によって、位相補間回
路25はΦとΨを混合する。
【0118】Q0象限において、内部クロックInt.Clk の
位相が外部クロックExt.Clk の位相に合わなかった場
合、例えば、内部クロックInt.Clk の位相が外部クロッ
クExt.Clk の位相より遅れている場合は、有限状態遷移
機械28によって、図28のごとく象限数が8のときはQ
7象限に移る。このとき、sel0とsel3b が"H" となり、
他は"L" となる。sel0が"H" のままであるから、遅延線
13/VCO34 の一段目の遅延セルの出力P0/bP0がΦ+/Φ
−として出力され、P0軸が選択される。sel3b が"H" と
なって、遅延線13/VCO34 の四段目の遅延セルの出力bP
3/P3がΨ+/Ψ−として出力され、bP3 軸が選択され
る。上記の説明において、位相補間回路の入出力関係に
おける記号/の前後の順序は同順関係である。
【0119】図30のように象限数が6のときはQ 5象
限に移る。このとき、sel0とsel2b6が"H" となり、他
は"L" となる。sel0が"H" のままであるから、遅延線13
/VCO34 の一段目の遅延セルの出力P0/bP0がΦ+/Φ−
として出力され、P0軸が選択される。sel2b6が"H" とな
って、遅延線13/VCO34 の三段目の遅延セルの出力bP2/
P2がΨ+/Ψ−として出力され、bP2 軸が選択される。
上記の説明において、位相補間回路の入出力関係におけ
る記号/の前後の順序は同順関係である。
【0120】図29のように象限数が12のときはQ11 象
限に移る。このとき、sel0とsel5bが"H" となり、他は"
L" となる。sel0が"H" のままであるから、遅延線13/V
CO34 の一段目の遅延セルの出力P0/bP0がΦ+/Φ−と
して出力され、P0軸が選択される。sel5b が"H" となっ
て、遅延線13/VCO34 の六段目の遅延セルの出力bP5/P5
がΨ+/Ψ−として出力され、bP5 軸が選択される。上
記の説明において、位相補間回路の入出力関係における
記号/の前後の順序は同順関係である。
【0121】内部クロックInt.Clk の位相が外部クロッ
クExt.Clk の位相より進んでいる場合は、有限状態遷移
機械28によって、Q2象限に移る。このとき、sel1とsel2
が"H" となり、他は"L" となる。sel1が"H" のままであ
るから、遅延線13/VCO34 の二段目の遅延セルの出力P1
/bP1がΨ+/Ψ−として出力され、P1軸が選択される。
sel2が"H" となって、遅延線13/VCO34 の三段目の遅延
セルの出力P2/bP2がΦ+/Φ−として出力され、P2軸が
選択される。
【0122】図15は、図1中/図2中の周辺DLL120/
ファインDLL140の有限状態遷移機械28のうち、位相補間
回路25での重み付けを制御する重み付け信号Weightを生
成するWeight生成回路の一例を示している。Wmin、Wmax
は象限の境界にきたことを示す信号である。
【0123】15段のシフトレジスタ(S/R#1 …S/R#1
5)の出力がWeight信号の相補対、bIctrl<1> …bIctrl<
15>、Ictrl<1>…Ictrl<15> となる。
【0124】IctrlUp ="H" となる度に、"H" データが
S/R#1 からS/R#15 の方向へ受け渡され、S/R#1 から順
にS/R#15の出力が"H" となる、つまり、Ictrl<1>…Ictr
l<15> が順に"H" となり、bIctrl<1> …bIctrl<15>が順
に"L" となる。この重み付け信号により位相補間回路25
が駆動されると、Ictrl<1>…Ictrl<15> が順に"H" とな
り、bIctrl<1> …bIctrl<15>が順に"L" となり、出力Θ
に対するΨの影響の度合が大きくなり、内部クロックIn
t. Clkの位相が遅れていく。
【0125】逆に、IctrlDn ="H" となる度に、"L" デ
ータがS/R#15 からS/R#1 の方向へ受け渡され、S/R#15
から順にS/R#1 の出力が"L" となる、つまり、Ictrl<15
> …Ictrl<1>が順に"L" となり、bIctrl<15>…bIctrl<1
> が順に"H" となる。この重み付け信号により位相補間
回路25が駆動されると、Ictrl<15> …Ictrl<1>が順に"
L" となり、bIctrl<15>…bIctrl<1> が順に"H" となる
と、出力Θに対するΦの影響の度合が大きくなり、内部
クロックInt. Clkの位相が進んでいく。
【0126】以上の動作により、位相検知回路27の結果
により有限状態遷移機械28を通してのフィードバック機
構により、内部クロックInt. Clkの位相が外部クロック
Ext.Clkと合うことになる。
【0127】図16は、図15中のシフトレジスタ回路
の駆動回路の一例を示している。
【0128】この駆動回路は、IctrlUp/IctrlDn 信号を
パルス化するものである。
【0129】IctrlUp="H" により、IcntrlUpP="H",/Icn
trlUpP="L"のパルスが出力され、左側のシフトレジスタ
の出力を入力し(InRS)、IcntrlUpP="L",/IcntrlUpP="
H"の時点でラッチ、OutRS に出力する。以上により右シ
フトが行われる。
【0130】IctrlDn="H" により、IcntrlDnP="H",/Icn
trlDnP="L"のパルスが出力され、右側のシフトレジスタ
の出力を入力し(InLS)、IcntrlDnP="L",/IcntrlDnP="
H"の時点でラッチ、OutLS に出力する。以上により左シ
フトが行われる。
【0131】図17は、図15中のシフトレジスタ回路
の1個分の一例を示している。
【0132】このシフトレジスタ回路は、図16に示し
たIctrlUp/IctrlDn 信号をパルス化したものにより駆動
される。
【0133】したがって、図15のWeight生成回路にお
いて、最左側のシフトレジスタS/R#1 のInRSを"H" 固定
にしておき、IctrlUp ="H" となる度にS/R#1 から順に
S/R#15の出力が"H" となり、最右側のシフトレジスタS/
R#15のInLSを"L" 固定しておくことにより、IctrlDn
="H" となる度にS/R#15から順にS/R#1 の出力が"L" と
なる。
【0134】図18は、図17の回路に出力の初期値
が"H" となるようなリセット回路をつけた一例を示すも
ので、図15中のシフトレジスタS/R#1 に用いられる。
【0135】図19は、図17の回路に出力の初期値
が"L" となるようなリセット回路をつけた一例を示すも
ので、図15中のシフトレジスタS/R#2、S/R 3〜S/R#
15に用いられる。
【0136】図20および図21は、図15のWeight生
成回路の代わりに、Weight信号の相補対であるbIctrl<1
> …bIctrl<15>、Ictrl<1>…Ictrl<15> を生成するため
にUp/Down カウンタを用いたWeight生成回路の一例を示
す。
【0137】図22(a)および(b)は、図20およ
び図21のWeight生成回路へ入力する4ビットの信号を
発生するバイナリカウンタおよびその1ビット分(セ
ル)の一例を示す。
【0138】ここでは、bCIctrl<0>…bCIctrl<3>は図示
されていないが、CIctrl<0> …CIctrl<3> をそれぞれイ
ンバータで反転させればよい。
【0139】図23は、図22のバイナリカウンタをUp
/Down カウンタとして駆動するための駆動回路の一例を
示す。
【0140】IctrlUp ="H"により、Upカウンタとして動
作し、Ictrl<1>…Ictrl<15> が順に"H" となり、bIctrl
<1> …bIctrl<15>が順に"L" となる。IctrlDn ="H"によ
り、Downカウンタとして動作し、Ictrl<15> …Ictrl<1>
が順に"L" となり、bIctrl<15>…bIctrl<1> が順に"H"
となる。
【0141】図25は、図15中のシフトレジスタ回路
の駆動回路および図22のバイナリカウンタの駆動回路
の一例を示す。
【0142】図35は、図1中のコアDLL110a に位相検
知回路16であり、図36、図37、図38はその入出力
波形例あって、従来例で既述済みである。
【0143】図39は、図2中のメインPLL130a におけ
る位相・周波数検知回路32であり、図40はその状態遷
移図であって、従来例で既述済みである。
【0144】図24は、図1中の周辺DLL120および図2
中のファインPLL140における位相検知回路27の出力波形
の一例を示す。従来例で既述済みである。
【0145】なお、上記実施例では、同期出力信号はチ
ップ内で使用される内部クロック信号として説明した
が、これに限定されるものではなく、チップ外部に出力
してもよい。例えばDDR-DRAMの出力データストローブが
その例である。
【0146】その他、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨を変えない範囲で種々変形実
施可能なことは勿論である。
【0147】
【発明の効果】上述したように本発明の位相補償用クロ
ック同期回路によれば、位相合わせができる周波数範囲
をより広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るDDL を利用し
た位相補償用クロック同期回路の実施例を示すブロック
ダイアグラム。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るPLL を利用し
た位相補償用クロック同期回路の実施例を示すブロック
ダイアグラム。
【図3】図1中/図2中の遅延セルの一例を示す回路
図。
【図4】図1中/図2中の位相選択回路の一例の一部を
示す回路図。
【図5】図1中/図2中の位相選択回路の一例の残部を
示す回路図。
【図6】図1中のコアDLL および図2中のメインPLL の
有限状態遷移機械における遅延セルあるいは遅延セルの
個数を選択する選択信号を生成する選択信号生成回路の
一例を示す回路図。
【図7】図6の回路の出力(分割数選択信号)の状態遷
移を説明するために示す図。
【図8】図1中のコアDLL および図2中のメインPLL の
有限状態遷移機械における象限選択の状態遷移図を示す
図。
【図9】象限選択遷移回路として、選択されている象限
を示すトークンを受け渡すシフトレジスタで構成した例
を示す回路図。
【図10】図9のシフトレジスタの駆動回路の一例を示
す回路図。
【図11】図9のシフトレジスタを構成する回路の一例
の一部を示す回路図。
【図12】図9のシフトレジスタを構成する回路の一例
の一部を示す回路図。
【図13】図9のシフトレジスタを構成する回路の一例
の一部を示す回路図。
【図14】図9のシフトレジスタを構成する回路の一例
の一部を示す回路図。
【図15】図1中/図2中の周辺DLL /ファインPLL の
有限状態遷移機械 のうち、位相補間回路での重み付け
を制御する重み付け信号Weightを生成するWeight生成回
路の一例を示す回路図。
【図16】図15中のシフトレジスタ回路の駆動回路の
一例を示す回路図。
【図17】図15中のシフトレジスタ回路の1個分の一
例を示す回路図。
【図18】図17の回路に出力の初期値が"H" となるよ
うなリセット回路をつけた一例を示す回路図。
【図19】図17の回路に出力の初期値が"L" となるよ
うなリセット回路をつけた一例を示す回路図。
【図20】Weight信号の相補対を生成するためにUp/Dow
n カウンタを用いたWeight生成回路の一例の一部を示す
回路図。
【図21】図20のWeight生成回路の一例の残部を示す
回路図。
【図22】図20および図21のWeight生成回路へ入力
する4ビットの信号を発生するバイナリカウンタおよび
その1ビット分(セル)の一例を示す回路図。
【図23】図22のバイナリカウンタをUp/Down カウン
タとして駆動するための駆動回路の一例を示す回路図。
【図24】図1中/図26中の周辺DLL および図2中・
図27中のファインPLL における位相検知回路の出力波形
の一例を示す図。
【図25】図15中のシフトレジスタ回路の駆動回路お
よび図22のバイナリカウンタの駆動回路の一例を示す
回路図。
【図26】従来の2重ループ型のDLL を示すブロックダ
イアグラム。
【図27】従来の2重ループ型のPLL を示すブロックダ
イアグラム。
【図28】図1中/図2中/図26中/図27中の遅延
セルの数が4つで、外部クロックの一周期を8象限で表
わした(8等分した)場合を示す説明図。
【図29】図1中の遅延セル/図2中の遅延セルの数が
6つで、外部クロックの一周期を12象限で表わした
(12等分した)場合を示す説明図。
【図30】図1中の遅延セル/図2中の遅延セルの数が
3つで、外部クロックの一周期を6象限で表わした(6
等分した)場合を示す説明図。
【図31】図26中の遅延セル/図27中の遅延セルの
数が4つで、外部クロックの一周期を8象限で表わした
(8等分した)場合に、遅延セルの遅延が不十分で最終
象限の位相が大きくなった場合を示す説明図。
【図32】図26中の遅延セル/図27中の遅延セルの
数が4つで、外部クロックの一周期を8象限で表わそう
とした場合に、遅延セルの遅延が過多で外部クロックの
一周期を8象限で表わせなかった場合を示す説明図。
【図33】図1中/図2中/図26中/図27中のチャ
ージ・ポンプ回路(Charge pump)の一例を示す回路図。
【図34】図1中/図2中/図26中/図27中の遅延
セルヘバイアス電流を供給するバイアス生成回路の一例
を示す回路図。
【図35】図1中/図26中のコア DLL用の位相比較回
路の一例を示す回路図。
【図36】図1中/図26中のコアDLL 用の位相比較回
路の動作例を示す波形図。
【図37】図1中/図26中のコアDLL 用の位相比較回
路の動作例を示す波形図。
【図38】図1中/図26中のコアDLL 用の位相比較回
路の動作例を示す波形図。
【図39】図2中/図27中のメインPLL 用の位相・周
波数検知回路(Phase-Frequency Detector)の一例を示す
回路図。
【図40】図39の回路の状態遷移を説明するために示
す図。
【図41】図1中/図2中のチャージ・ポンプ回路の出
力Vco の電位がある設定範囲から逸脱したことを検知す
る検知回路の一例を示す回路図。
【図42】図26中/図27中の遅延セルの一例を示す
回路図。
【図43】図26中/図27中の位相補間回路の一例を
示す回路図。
【図44】図26中/図27中の位相補間回路の他の例
として、バイナリカウンタの出力をそのまま使って重み
付けをバイナリ的に行なったアナログ的な位相補間回路
を示す回路図。
【図45】図26中/図27中の位相補間回路の入出力
特性として、2つの入力Ψ、Φと1つの出力Θとの関係
が理想的な場合を概念的に示す図。
【図46】図45に示した2つの入力Ψ、Φの混合度合
で決まる出力波形の位相(Phase)と、それを制御するた
めのウエイト(Weight)信号の理想的な関係を示す図。
【図47】図26中/図27中の位相補間回路の2つの
入力Ψ、Φと1つの出力Θとの入出力特性について、2
つの入力Ψ、Φの軸間の位相が大きい場合の入出力波形
を概念的に示す図。
【図48】図47に示した2つの入力Ψ、Φの混合度合
で決まる出力波形の位相とそれを制御するためのウエイ
ト(Weight)信号の関係を示す図。
【図49】図26中/図27中の位相選択回路の一例を
示す回路図。
【図50】図26中/図27中の位相選択回路の一例を
示す回路図。
【図51】図4および図5に示した位相選択回路を制御
する回路の一例の一部を示す回路図。
【図52】図4および図5に示した位相選択回路を制御
する回路の一例の一部を示す回路図。
【符号の説明】
110a…コアDLL 11…デューティ・サイクル・コレクター回路(duty cycl
e corrector:DCC) 12…入力バッファ回路 13…遅延線 14…第1のバッファ回路 15…第2のバッファ回路 16…位相比較回路(Phase Comp) 17…チャージ・ポンプ回路(Charge Pump ) 18…有限状態遷移機械(Finite State Machine) 19…切換回路(MUX ) 120 …周辺DLL 20…バッファ回路 21、22…位相選択回路(Phase Selector) 23、24…バッファ回路 25…位相補間回路(Phase Interpolator) 26…クロックドライバ回路 27…位相検知回路(Phase Detector) 28…有限状態遷移機械(Finite State Machine)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ構成を有する複数の遅延セルが直列
    に接続されてなり、第1のクロック信号が入力する遅延
    線および該遅延線による前記第1のクロック信号の一周
    期の分割数を切換可能な切換回路を有し、前記遅延線の
    各段の遅延セルから前記第1のクロックの一周期を複数
    に分割した位相を表現する複数の信号を出力する第1の
    遅延同期ループと、 前記第1の遅延同期ループから時間的に連続する二軸の
    信号を選択して混ぜ合わせることにより、前記第1のク
    ロック信号との位相のずれを補償した第2のクロック信
    号を生成する第2の遅延同期ループとを具備することを
    特徴とする位相補償用クロック同期回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の遅延同期ループは、 前記第1の遅延同期ループの遅延線を構成する複数の遅
    延セルのうちの隣接する2つの遅延セルの出力を選択す
    る位相選択回路と、 前記位相選択回路の2つの出力信号の位相を混合するこ
    とによって位相補償されたクロック信号を生成する位相
    混合回路と、 前記位相混合回路で生成されたクロック信号が入力し、
    前記第2のクロック信号を出力するクロックドライバ回
    路と、 前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号の位
    相差を検知する位相検知回路と、 前記位相検知回路による検出出力に基づいて、前記位相
    混合回路の2入力の混合割合をフィードバック制御する
    とともに、前記位相選択回路を制御する制御回路とを具
    備することを特徴とする請求項1記載の位相補償用クロ
    ック同期回路。
  3. 【請求項3】 前記切換回路は、前記遅延線の遅延セル
    の実質的に使用する数を切り換えることを特徴とする請
    求項1または2記載の位相補償用クロック同期回路。
  4. 【請求項4】 第1のクロック信号が入力し、同じ構成
    を有する複数の遅延セルがループ状に接続されてなる電
    圧または電流制御発振器および該発振器による前記第1
    のクロック信号の一周期の分割数を切換可能な切換回路
    を有し、前記発振器の各段の遅延セルから前記第1のク
    ロックの一周期を複数に分割した位相を表現する複数の
    信号を出力する第1の位相同期ループと、 前記第1の位相同期ループから時間的に連続する二軸の
    信号を選択して混ぜ合わせることにより、前記第1のク
    ロック信号との位相のずれを補償した第2のクロック信
    号を生成する第2の位相同期ループとを具備することを
    特徴とする位相補償用クロック同期回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の位相同期ループは、 前記電圧または電流制御発振器と、 前記第1のクロック信号が入力する入力バッファ回路の
    出力信号と前記電圧または電流制御発振器の出力信号と
    の位相差・周波数差を検知する位相・周波数検知回路
    と、 前記位相・周波数検知回路の出力信号により制御され、
    制御出力を前記電圧または電流制御発振器の遅延セルに
    供給するチャージ・ポンプ回路と、 前記電圧または電流制御発振器の遅延セルの実質的に使
    用する数を切り換える切換回路とを具備し、前記第2の
    位相同期ループは、 前記第1の位相同期ループの発振器を構成する複数の遅
    延セルのうちの隣接する2つの遅延セルの出力を選択す
    る位相選択回路と、 前記位相選択回路の2つの出力信号の位相を混合するこ
    とによって位相補償されたクロック信号を生成する位相
    混合回路と、 前記位相混合回路で生成されたクロック信号が入力し、
    第2のクロック信号を出力するクロックドライバ回路
    と、 前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号の位
    相差を検知する位相検知回路と、 前記位相検知回路による検出出力に基づいて、前記位相
    混合回路の2入力の混合割合をフィードバック制御する
    とともに、前記位相選択回路を制御する制御回路とを具
    備することを特徴とする請求項4記載の位相補償用クロ
    ック同期回路。
  6. 【請求項6】 前記切換回路は、前記発振器の遅延セル
    の実質的に使用する数を切り換えることを特徴とする請
    求項4記載の位相補償用クロック同期回路。
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