JP2002190464A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002190464A
JP2002190464A JP2001295541A JP2001295541A JP2002190464A JP 2002190464 A JP2002190464 A JP 2002190464A JP 2001295541 A JP2001295541 A JP 2001295541A JP 2001295541 A JP2001295541 A JP 2001295541A JP 2002190464 A JP2002190464 A JP 2002190464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反応生成物の除去処理を精度よく実行すること
が可能な基板処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板処理装置は、基板Wに向けて除去液
を吐出する除去液吐出ノズル21を有する基板処理部2
と、温度調整槽3内の除去液を所定の温度となるように
加熱する温度調整機構4と、除去液回収機構5とを備え
る。この基板処理装置においては、基板Wに除去液を吐
出する前に待機位置において除去液供給ノズル21から
除去液回収ポット26に除去液を吐出するプリディスペ
ンスと、基板Wの非処理時に間欠的に待機位置において
除去液供給ノズル21から除去液回収ポット26に除去
液を吐出するオートディスペンスとが実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、レジス
ト膜をマスクとしたドライエッチング等の処理によりそ
の表面に形成された薄膜をパターン化した基板に対し、
当該基板の表面に生成された反応生成物等を除去液によ
り除去する基板処理装置に関する。
【0001】
【従来の技術】半導体素子の製造工程においては、半導
体ウエハ等の基板の表面に形成されたアルミニュウムや
銅などの金属の薄膜を、レジスト膜をマスクとしてエッ
チングすることによりパターン化するエッチング工程が
実行される。そして、このエッチング工程において、微
細な回路パターンを形成する場合には、RIE(Rea
ctive Ion Etching/反応性イオンエ
ッチング)等の、ドライエッチングが採用される。
【0002】このようなドライエッチングで使用される
反応性イオンのパワーは極めて強いことから、金属膜の
エッチングが完了する時点においてはレジスト膜も一定
の割合で消滅し、その一部がポリマー等の反応生成物に
変質して金属膜の側壁に堆積する。この反応生成物は後
続するレジスト除去工程では除去されないことから、レ
ジスト除去工程を実行する前に、この反応生成物を除去
する必要がある。
【0003】このため、従来、ドライエッチング工程の
後には、反応生成物を除去する作用を有する除去液を基
板に対して供給することにより、金属膜の側壁に堆積し
た反応生成物を除去する反応生成物の除去工程を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような反応
生成物の除去工程で使用される除去液としては、一般的
に、常温で使用するものが使用されていた。しかしなが
ら、近年、常温より高い温度で使用することにより、反
応生成物の除去性能を高めた除去液が開発されている。
【0005】そして、このような高温タイプの除去液を
使用する際には、除去液の昇温機構を使用することによ
り、除去液を例えば摂氏50〜80度程度の温度まで昇
温するとともに、除去液の温度を高い精度で管理してい
る。すなわち、基板に供給される除去液の温度が変動す
ると、反応生成部部の除去処理を精度よく行うことは不
可能となる。このため、基板に供給される除去液の温度
が常に一定となるように、除去液の温度管理を行う必要
がある。
【0006】しかしながら、このような基板処理装置に
おいては、最初のロットの基板を処理した後、次のロッ
トの基板の処理を開始するまでの非処理時間の間、また
は、1枚の基板を処理した後、次の基板の処理を開始す
るまでの非処理時間の間に、除去液の昇温機構と基板表
面に向けて除去液を吐出するための除去液吐出部との間
の配管内等において除去液が冷却してしまい、反応生成
物の除去処理を精度よく行えないという問題が生ずる。
【0007】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、反応生成物の除去処理を精度よく実行
することが可能な基板処理装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、レジスト膜をマスクとしたドライエッチングにより
その表面に形成された薄膜をパターン化した基板に対
し、当該基板の表面に生成された反応生成物を除去液に
より除去する基板処理装置であって、前記基板表面に向
けて除去液を吐出する除去液吐出部を有する除去液供給
機構と、前記除去液供給機構により前記基板に供給する
除去液を、所定の温度となるように加熱する温度調整機
構と、前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基
板の表面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部か
ら吐出された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出
される待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させ
る移動機構と、前記除去液供給機構を制御することによ
り、前記除去液吐出部を前記供給位置に移動させて前記
基板に除去液を吐出する前に、前記待機位置において前
記吐出部から除去液を吐出させる制御機構と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記待機位置において前記除去液吐出
部から吐出された除去液を回収する除去液回収機構を有
している。
【0010】請求項3に記載の発明は、レジスト膜をマ
スクとしたドライエッチングによりその表面に形成され
た薄膜をパターン化した基板に対し、当該基板の表面に
生成された反応生成物を除去液により除去する基板処理
装置であって、前記基板表面に向けて除去液を吐出する
除去液吐出部を有する除去液供給機構と、前記除去液供
給機構により前記基板供給する除去液を、所定の温度と
なるように加熱する温度調整機構と、前記除去液吐出部
から吐出された除去液が前記基板の表面に吐出される供
給位置と、前記除去液吐出部から吐出された除去液が前
記基板の表面以外の位置に吐出される待機位置との間
で、前記除去液吐出部を移動させる移動機構と、前記除
去液供給機構を制御することにより、前記除去液吐出部
が前記待機位置において待機しているときに、前記吐出
部から除去液を吐出させる制御機構と、を備えたことを
特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記待機位置において前記除去液吐出
部から吐出された除去液を回収する除去液回収機構を有
している。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4いずれかに記載の発明において、前記制御機構
は、前記除去液供給機構を制御することにより、前記除
去液吐出部が前記待機位置において待機しているとき
に、前記吐出部から除去液を間欠的に吐出させる。
【0013】請求項6に記載の発明は、基板に存在する
有機物を除去液により除去する基板処理装置であって、
前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
有する除去液供給機構と、前記除去液供給機構により前
記基板に供給する除去液を、所定の温度となるように加
熱する温度調整機構と、前記除去液吐出部から吐出され
た除去液が前記基板の表面に吐出される供給位置と、前
記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表面
以外の位置に吐出される待機位置との間で、前記除去液
吐出部を移動させる移動機構と、前記除去液供給機構を
制御することにより、前記除去液吐出部を前記供給位置
に移動させて前記基板に除去液を吐出する前に、前記待
機位置において前記吐出部から除去液を吐出させる制御
機構とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記待機位置において前記除去液吐出
部から吐出された除去液を回収する除去液回収機構を有
している。
【0015】請求項8に記載の発明は、基板に存在する
有機物を除去液により除去する基板処理装置であって、
前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
有する除去液供給機構と、前記除去液供給機構により前
記基板に供給する除去液を、所定の温度となるように加
熱する温度調整機構と、前記除去液吐出部から吐出され
た除去液が前記基板の表面に吐出される供給位置と、前
記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表面
以外の位置に吐出される待機位置との間で、前記除去液
吐出部を移動させる移動機構と、前記除去液供給機構を
制御することにより、前記除去液吐出部が前記待機位置
において待機しているときに、前記吐出部から除去液を
吐出させる制御機構とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、前記待機位置において前記除去液吐出
部から吐出された除去液を回収する除去液回収機構を有
している。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は請求項9いずれかに記載の発明において、前記制御機
構は、前記除去液供給機構を制御することにより、前記
除去液吐出部が前記待機位置において待機しているとき
に、前記吐出部から除去液を間欠的に吐出させている。
【0018】請求項11に記載の発明は、レジストが変
質して生じた反応生成物を除去液により除去する基板処
理装置であって、前記基板表面に向けて除去液を吐出す
る除去液吐出部を有する除去液供給機構と、前記除去液
供給機構により前記基板に供給する除去液を、所定の温
度となるように加熱する温度調整機構と、前記除去液吐
出部から吐出された除去液が前記基板の表面に吐出され
る供給位置と、前記除去液吐出部から吐出された除去液
が前記基板の表面以外の位置に吐出される待機位置との
間で、前記除去液吐出部を移動させる移動機構と、前記
除去液供給機構を制御することにより、前記除去液吐出
部を前記供給位置に移動させて前記基板に除去液を吐出
する前に、前記待機位置において前記吐出部から除去液
を吐出させる制御機構とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、前記待機位置において前記除去液
吐出部から吐出された除去液を回収する除去液回収機構
を有している。
【0020】請求項13に記載の発明は、レジストが変
質して生じた反応生成物を除去液により除去する基板処
理装置であって、前記基板表面に向けて除去液を吐出す
る除去液吐出部を有する除去液供給機構と、前記除去液
供給機構により前記基板に供給する除去液を、所定の温
度となるように加熱する温度調整機構と、前記除去液吐
出部から吐出された除去液が前記基板の表面に吐出され
る供給位置と、前記除去液吐出部から吐出された除去液
が前記基板の表面以外の位置に吐出される待機位置との
間で、前記除去液吐出部を移動させる移動機構と、前記
除去液供給機構を制御することにより、前記除去液吐出
部が前記待機位置において待機しているときに、前記吐
出部から除去液を吐出させる制御機構とを備えたことを
特徴とする。
【0021】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、前記待機位置において前記除去液
吐出部から吐出された除去液を回収する除去液回収機構
を有している。
【0022】請求項15に記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14いずれかに記載の発明において、前記制
御機構は、前記除去液供給機構を制御することにより、
前記除去液吐出部が前記待機位置において待機している
ときに、前記吐出部から除去液を間欠的に吐出させてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
る基板処理装置の構成について説明する。なお、この基
板処理装置は、その表面に薄膜が形成された基板として
のシリコン製半導体ウエハの表面から、反応性生成物と
してのポリマーを除去処理するためのものである。
【0024】ここで、上記薄膜は、例えば、銅やアルミ
ニウム、チタン、タングステンなどの金属膜、またはシ
リコン酸化膜やシリコン窒化膜などの絶縁膜から構成さ
れる。
【0025】また、この基板処理装置で使用する除去液
としては、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMSO
(ジメチルスルホキシド)、ヒドロキシルアミンなどの
有機アルカリ液を含む液体、フッ酸、燐酸などの無機酸
を含む液体、フッ化アンモン系物質を含む液体等を使用
することができる。また、その他の除去液として、1−
メチル−2ピロリドン、テトラヒドロチオフェン1.1
−ジオキシド、イソプロパノールアミン、モノエタノー
ルアミン、2−(2アミノエトキシ)エタノール、カテ
コール、N−メチルピロリドン、アロマテイックジオー
ル、テトラクロロエチレン、フェノールを含む液体など
があり、より具体的には、1−メチル−2ピロリドンと
テトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシドとイソプロ
パノールアミンとの混合液、ジメチルスルホシキドとモ
ノエタノールアミンとの混合液、2−(2アミノエトキ
シ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコールとの混
合液、2−(2アミノエトキシ)エタノールとN−メチ
ルピロリドンとの混合液、モノエタノールアミンと水と
アロマテイックジオールとの混合液、テトラクロロエチ
レンとフェノールとの混合液等を使用するようにしても
よい。
【0026】図1はこの発明の第1実施形態に係る基板
処理装置を模式的に示す概要図である。
【0027】この基板処理装置は、基板処理部2と、温
度調整槽3と、温度調整機構4と、除去液回収機構5と
を備える。温度調整槽3は、薬液キャビネット100内
に配置されている。また、基板処理部2は、処理キャビ
ネット200内に配置されている。さらに、温度調整機
構4と除去液回収機構5とは、薬液キャビネット100
と処理キャビネット200とに亘って配置されている。
【0028】基板処理部2は、反応生成物を除去するた
めの除去液を基板Wの表面に供給して処理するためのも
のであり、モータ22の駆動により基板Wを保持した状
態で回転するスピンチャック23と、回転する基板Wの
表面に除去液を吐出するための除去液供給ノズル21
と、電磁弁44と除去液供給ノズル21とを連結する除
去液供給管路25と、除去液の飛散防止用カップ24
と、除去液回収ポット26とを備える。
【0029】この基板処理部2においては、電磁弁44
を開放することにより、除去液供給ノズル21から、ス
ピンチャック23に保持されて回転する基板Wの表面
に、温度調整槽3において温度制御された除去液を供給
する。基板Wの表面における金属膜の側壁に堆積したポ
リマー等の反応生成物は、除去液供給ノズル21から供
給された除去液により除去される。
【0030】温度調整槽3は、基板処理部2において基
板Wに供給するための除去液を貯留するためのものであ
る。この温度調整槽3には、除去液の供給部10から除
去液が供給される。
【0031】温度調整機構4は、温度調整槽3内の除去
液を所定の温度まで昇温するためのものであり、ヒータ
42と、循環ポンプ41と、薬液キャビネット100内
で除去液を循環させる循環路43と、薬液キャビネット
100から処理キャビネット200に亘って除去液を循
環させる循環路45とを備える。温度調整槽3内の除去
液は、循環ポンプ4の駆動で循環路43および45を循
環する間に、ヒータ42の作用により所定の温度まで昇
温される。
【0032】除去液回収機構5は、基板Wの処理に供さ
れ飛散防止用カップ24により捕獲された除去液と、除
去液供給ノズル21から除去液回収ポット26に向けて
吐出された除去液とを回収するための除去液回収路11
と、この除去液回収路11を介して回収した除去液を一
時的に貯留する除去液貯留槽29と、この除去液貯留槽
29内に一時的に貯留された除去液を管路28を介して
回収するためのポンプ27とを備える。
【0033】図2は上述した基板処理部2の構成を除去
液貯留槽29等とともに示す側面概要図であり、図3は
基板処理部2の構成を示す平面図である。なお、図2に
おいては、基板処理部2の一部を断面で示している。
【0034】除去液の飛散防止用カップ24は、断面が
略コの字状で、平面視では中央部分に開口を有する略リ
ング状の形状を有する。そして、この飛散防止用カップ
24の底面には、除去液回収路11に連結する開口部1
3が形成されている。一方、除去液回収ポット26は、
その上部が開放された円筒状の形状を有する。そして、
この除去液回収ポット26の底面には、除去液回収路1
1に連結する開口部12が形成されている。
【0035】一方、基板Wの表面に除去液を吐出するた
めの除去液吐出部としての除去液供給ノズル21は、図
3に示すモータ16の駆動により軸15を中心に回動可
能なアーム14の先端部に配設されている。そして、こ
の除去液供給ノズル21は、モータ16の駆動により、
図2および図3において実線で示す供給位置と、図2お
よび図3において二点鎖線で示す待機位置との間を往復
移動する。
【0036】ここで、前記供給位置は、除去液供給ノズ
ル21がスピンチャック23に保持されて回転する基板
Wの回転中心と対向することにより、除去液供給ノズル
23から吐出された除去液が基板Wの表面に吐出される
位置である。また、前記待機位置は、除去液供給ノズル
21が除去液回収ポット26と対向することにより、除
去液供給ノズル21から吐出された除去液が除去液回収
ポット26内にに吐出される位置である。
【0037】図4は、この基板処理装置の主要な電気的
構成を示すブロック図である。
【0038】この基板処理装置は、論理演算を実行する
CPU51と、装置の制御に必要な動作プログラムが格
納されたROM52と、制御時にデータ等が一時的にス
トアされるRAM53とを有する制御部50を備える。
この制御部50は、インターフェース54を介して、除
去液供給ノズル21を供給位置と待機位置との間で往復
移動させるためのモータ16と、基板Wを保持するスピ
ンチャック23を回転駆動するためのモータ22と、除
去液供給ノズル21から除去液を吐出させるための電磁
弁44とに接続されている。
【0039】次に、上述した基板処理装置により反応生
成物の除去処理を行う場合の処理動作について説明す
る。
【0040】上述した基板処理装置においては、電磁弁
44から除去液供給ノズル21に至る除去液供給管路2
5内の除去液は循環していない。このため、最初のロッ
トの基板を処理した後次のロットの基板Wの処理を開始
するまでの非処理時間の間に、除去液供給管路25内の
除去液の温度が設定温度より低くなる。このため、この
実施形態に係る基板処理装置においては、基板Wに除去
液を吐出する前に待機位置において除去液供給ノズル2
1から除去液回収ポット26に除去液を吐出するプリデ
ィスペンスと、基板Wの非処理時に待機位置において間
欠的に除去液供給ノズル21から除去液回収ポット26
に除去液を吐出するオートディスペンスとを実行してい
る。
【0041】図5は、プリディスペンスを行う際の基板
処理装置における処理動作を示すフローチャートであ
る。また、図6は、図5に示すフローチャートのサブル
ーチンとしての、オートディスペンスを行う際の基板処
理装置における処理動作を示すフローチャートである。
【0042】図5に示すフローチャートを参照して、基
板処理装置により反応生成物の除去処理を実行する際に
は、先ず、サブルーチンとしての図6に示すオートディ
スペンスの実行フローをスタートさせる(ステップS1
1)。なお、このオートディスペンスの動作については
後述する。
【0043】次に、最初のロットの基板Wが搬入された
か否かを判断する(ステップS12)。
【0044】最初のロットの基板Wが搬入されれば、プ
リディスペンスを実行する(ステップS13)。このプ
リディスペンスを実行する際には、除去液供給ノズル2
1を図2および図3において二点鎖線で示す待機位置に
移動させた状態で、電磁弁44を開放する。これによ
り、循環路45を循環している加圧された除去液が除去
液吐出ノズル21より吐出する。除去液吐出ノズル21
より吐出した除去液は、除去液回収ポット26および除
去液回収路11を介して除去液貯留槽29に一時的に貯
留された後、ポンプ27の作用により温度調整槽3に回
収される。
【0045】このプリディスペンス動作を実行すること
により、通常の状態では循環しておらず設定温度より低
温となっている電磁弁44から除去液供給ノズル21に
至る除去液供給管路25内の除去液が排出され、常に循
環され設定温度となっている除去液が新たに除去液供給
管25内に浸入する。なお、このプリディスペンス時に
は、除去液供給管路25の長さ等にもよるが、例えば、
15秒程度継続して除去液を吐出するようにすればよ
い。
【0046】この状態において、最初のロットの基板W
の処理を実行する(ステップS14)。この基板Wの処
理を実行する際には、スピンチャック23により基板W
を高速回転させるとともに、除去液供給ノズル21を図
2および図3において実線で示す供給位置に移動させた
状態で、電磁弁44を開放する。これにより、循環路4
5を循環している加圧された除去液が除去液吐出ノズル
21より吐出する。この基板Wの処理時には、基板Wは
最初から設定温度まで昇温された除去液により処理され
る。このため、反応生成物の除去処理を精度よく実行す
ることが可能となる。
【0047】最初のロットの基板Wの処理が完了すれ
ば、次に処理すべきロットの基板Wが搬送されるまで待
機する(ステップS15)。この待機時においては、サ
ブルーチンとしての図6に示すオートディスペンスが実
行される。
【0048】すなわち、基板Wの処理工程(ステップS
14)が終了してから一定の時間が経過したか否かを判
定する(ステップS21)。
【0049】そして、一定の時間が経過した時点で、オ
ートディスペンスを実行する(ステップS22)。この
オートディスペンスを実行する際には、上述したプリデ
ィスペンスの場合と同様、除去液供給ノズル21を図2
および図3において二点鎖線で示す待機位置に移動させ
た状態で、電磁弁44を開放する。これにより、循環路
45を循環している加圧された除去液が除去液吐出ノズ
ル21より吐出する。除去液吐出ノズル21より吐出し
た除去液は、除去液回収ポット26および除去液回収路
11を介して除去液貯留槽29に一時的に貯留された
後、ポンプ27の作用により温度調整槽3に回収され
る。
【0050】このオートディスペンスは、一定時間毎、
すなわち、間欠的に実行される。これにより、通常の状
態では循環しておらず設定温度より低温となっている電
磁弁44から除去液供給ノズル21に至る除去液供給管
路25内の除去液が排出され、常に循環され設定温度と
なっている除去液が新たに除去液供給管25内に浸入す
る。
【0051】除去液供給管25内で除去液が長時間停滞
した場合には、除去液供給管25内の除去液のみならず
除去液供給管25自体が低温となることから、上述した
プリディスペンスを行っても、最初に基板Wに供給する
除去液の温度が設定温度より低温となる現象が発生する
可能性がある。しかしながら、このオートディスペンス
を実行することにより、このような問題の発生を未然に
防止することが可能となる。なお、このプリディスペン
ス時には、例えば、1時間毎に1回、15秒程度継続し
て除去液を吐出するようにすればよい。
【0052】再度図5を参照して、全ての基板Wの処理
が終了した場合には(ステップS15)、サブルーチン
としての図6に示すオートディスペンスの実行フローを
終了した後、(ステップS16)、全体の処理を終了す
る。
【0053】なお、上述した実施形態に係る基板処理装
置においては、新たなロットの基板Wが搬入される度に
プリディスペンスを実行しているが、1枚の基板Wを処
理する度にプリディスペンスを実行するようにしてもよ
い。
【0054】また、上述した実施形態に係る基板処理装
置においては、オートディスペンスを一定時間毎、すな
わち、間欠的に実行しているが、このオートディスペン
スを連続的に実行してもよい。すなわち、基板Wを処理
していない状態においては、除去液供給ノズル21を図
2および図3において二点鎖線で示す待機位置に配置
し、除去液を除去液吐出ノズル21から除去液回収ポッ
ト26に向けて連続的に吐出させるようにしてもよい。
このような場合には、除去液吐出ノズルから吐出する除
去液の流量を小さくするようにすることが好ましい。
【0055】さらに、上述した実施形態に係る基板処理
装置においては、オートディスペンスとプリディスペン
スの両者を並行して実行しているが、これらの一方のみ
を実行するようにしてもよい。
【0056】また、上述した実施形態に係る基板処理装
置においては除去液供給ノズル21が基板Wの回転中心
と対向する位置を除去液供給ノズル21の供給位置とし
ているが、供給位置は除去液供給ノズル21が基板Wに
除去液を供給できる位置であればどこでもよい。本実施
形態に係る基板処理装置では例えば除去液供給ノズル2
1が基板Wに対向する位置であればどこでもよい。
【0057】また、上述した実施形態に係る基板処理装
置においては除去液供給ノズル21が除去液回収ポット
26と対向する位置を除去液供給ノズル21の待機位置
としているが、除去液供給ノズル21が除去液回収ポッ
ト26に除去液を吐出できる位置であればどこでもよ
い。
【0058】また上述した実施形態に係る基板処理装置
においては除去液供給ノズル21は回転する基板Wの回
転中心と対向する位置に静止して除去液を吐出している
が、モータ16によって、アーム14を往復回動させ、
前記基板Wの回転中心と基板Wの周縁とを通る円弧上に
て除去液ノズル21を移動させながら除去液を吐出させ
てもよい。
【0059】上記実施形態では、除去液や純水などの処
理液が少なくとも基板Wの回転中心に供給されると共
に、基板Wが回転するので基板に供給された液が基板W
の周辺にむら無く広がる。特に基板Wを水平に保持して
回転した場合、基板W全面にむら無く液が供給されるの
で、均一な処理が実行できる。
【0060】なお、上記実施形態では基板Wを回転させ
ながら、少なくとも基板Wの回転中心に処理液を供給し
ているが、本発明は回転する基板Wに処理液を供給する
ことに限られない。例えば、間欠的に回動または回転し
ている基板Wの回転中心に処理液を供給してもよい。ま
た、静止した状態の基板Wの中央に処理液を供給した
後、基板Wを回動または回転させてもよい。この場合の
回動または回転は連続的でも間欠的でもよい。
【0061】なお、上記実施形態ではドライエッチング
工程を経た基板に対して、ドライエッチング時に生成さ
れたポリマーを除去することを開示したが、本発明はド
ライエッチング時に生成されたポリマーが存在する基板
から前記ポリマーを除去することに限定されるものでは
ない。
【0062】例えば、本発明はプラズマアッシングの際
に生成されたポリマーを基板から除去する場合も含む。
よって、本発明は、必ずしもドライエッチングとは限ら
ない各種処理において、レジストに起因して生成された
ポリマーを基板から除去する場合も含む。
【0063】また、本発明は、ドライエッチングや、プ
ラズマアッシングによる処理で生成されるポリマーだけ
を除去することに限定されるものではなく、レジストに
由来する各種反応生成物を基板から除去する場合も含
む。
【0064】また、本発明ではレジストに由来する反応
生成物を基板から除去することに限らず、レジストその
ものを基板から除去する場合も含む。
【0065】例えば、レジストが塗布され、該レジスト
に配線パターン等の模様が露光され、該レジストが現像
され、該レジストの下層に対して下層処理(例えば下層
としての薄膜に対するエッチング処理)が施された基板
を対象とし、下層処理が終了して、不要になったレジス
ト膜を除去する場合も含まれる。
【0066】なお、この場合、不要になったレジスト膜
を除去するのと同時に、レジスト膜が変質して生じた反
応生成物があればこれも同時に除去できるので、スルー
プットが向上するとともに、コストを削減できる。例え
ば、上記下層処理において、下層である薄膜に対してド
ライエッチングを施した場合は反応生成物も生成され
る。よって、ドライエッチング時に下層をマスクするこ
とに供されたレジスト膜そのもの、および、レジスト膜
が変質して生じた反応生成物も同時に除去できる。
【0067】また、本発明はレジストに由来する反応生
成物やレジストそのものを基板から除去することに限ら
ず、レジストに由来しない有機物、例えば人体から発塵
した微細な汚染物質などを基板から除去することも含
む。
【0068】また、スピンチャック23は基板Wの面積
よりも小さい面積で基板の裏面を吸着するバキュームチ
ャックであり、基板Wの裏面のみと接触して基板Wを保
持しているため、基板Wの表面全体、特に基板Wの表面
の周辺部分にもまんべんなく液体が供給されるので処理
における基板Wの面内均一性が確保できる。
【0069】また、同じくスピンチャック23は基板W
の裏面のみと接触して基板Wを保持しているため、基板
Wの周部分に接触するものは何も無い。よって、基板W
から液体を振り切るとき、液が基板Wから円滑に排出さ
れる。
【0070】
【発明の効果】請求項1、請求項6および請求項11に
記載の発明によれば、除去液吐出部を供給位置に移動さ
せて吐出部から基板に除去液を吐出する前に、待機位置
において吐出部から除去液を吐出させることから、所定
の温度まで昇温された除去液により反応生成や有機物物
の除去処理を実行することが可能となる。このため、反
応生成物や有機物の除去処理を精度よく実行することが
可能となる。
【0071】請求項2、請求項7および請求項12に記
載の発明によれば、待機位置において除去液吐出部から
吐出された除去液を回収する除去液回収機構を有するこ
とから、除去液の無駄な消費を防止して除去液を有効に
利用することが可能となる。
【0072】請求項3、請求項8および請求項13に記
載の発明によれば、除去液吐出部が待機位置において待
機しているときに、吐出部から除去液を吐出させること
から、基板に供給される除去液の温度が低下する現象を
有効に防止して、所定の温度まで昇温された除去液によ
り反応生成物や有機物の除去処理を実行することが可能
となる。このため、反応生成物や有機物の除去処理を精
度よく実行することが可能となる。
【0073】請求項4、請求項9および請求項14に記
載の発明によれば、待機位置において除去液吐出部から
吐出された除去液を回収する除去液回収機構を有するこ
とから、除去液の無駄な消費を防止して除去液を有効に
利用することが可能となる。
【0074】請求項5、請求項10および請求項15に
記載の発明によれば、除去液吐出部が待機位置において
待機しているときに吐出部から除去液を間欠的に吐出さ
せることから、多量の除去液を使用することなく、基板
に供給される除去液の温度が低下する現象を効率的に防
止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る基板処理装置を
模式的に示す概要図である。
【図2】基板処理部2の構成を除去液貯留槽29等とと
もに示す側面概要図である。
【図3】基板処理部2の構成を示す平面図である。
【図4】この基板処理装置の主要な電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図5】プリディスペンスを行う際の基板処理装置にお
ける処理動作を示すフローチャートである。
【図6】オートディスペンスを行う際の基板処理装置に
おける処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 基板処理部 3 温度調整槽 4 温度調整機構 5 除去液回収機構 10 除去液の供給部 11 除去液回収路 12 開口部 13 開口部 14 アーム 16 モータ 21 除去液供給ノズル 22 モータ 23 スピンチャック 24 飛散防止用カップ 25 除去液供給管路 26 除去液回収ポット 27 ポンプ 28 回収路 29 除去液貯留槽 41 循環ポンプ 42 ヒータ 43 循環路 44 電磁弁 45 循環路 50 制御部 100 薬液キャビネット 200 処理キャビネット W 基板

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスト膜をマスクとしたドライエッチ
    ングによりその表面に形成された薄膜をパターン化した
    基板に対し、当該基板の表面に生成された反応生成物を
    除去液により除去する基板処理装置であって、 前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
    有する除去液供給機構と、 前記除去液供給機構により前記基板に供給する除去液
    を、所定の温度となるように加熱する温度調整機構と、 前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表
    面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部から吐出
    された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出される
    待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させる移動
    機構と、 前記除去液供給機構を制御することにより、前記除去液
    吐出部を前記供給位置に移動させて前記基板に除去液を
    吐出する前に、前記待機位置において前記吐出部から除
    去液を吐出させる制御機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記待機位置において前記除去液吐出部から吐出された
    除去液を回収する除去液回収機構を有する基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】 レジスト膜をマスクとしたドライエッチ
    ングによりその表面に形成された薄膜をパターン化した
    基板に対し、当該基板の表面に生成された反応生成物を
    除去液により除去する基板処理装置であって、 前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
    有する除去液供給機構と、 前記除去液供給機構により前記基板に供給する除去液
    を、所定の温度となるように加熱する温度調整機構と、 前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表
    面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部から吐出
    された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出される
    待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させる移動
    機構と、 前記除去液供給機構を制御することにより、前記除去液
    吐出部が前記待機位置において待機しているときに、前
    記吐出部から除去液を吐出させる制御機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記待機位置において前記除去液吐出部から吐出された
    除去液を回収する除去液回収機構を有する基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4いずれかに記載
    の基板処理装置において、 前記制御機構は、前記除去液供給機構を制御することに
    より、前記除去液吐出部が前記待機位置において待機し
    ているときに、前記吐出部から除去液を間欠的に吐出さ
    せる基板処理装置。
  6. 【請求項6】 基板に存在する有機物を除去液により除
    去する基板処理装置であって、 前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
    有する除去液供給機構と、 前記除去液供給機構により前記基板に供給する除去液
    を、所定の温度となるように加熱する温度調整機構と、 前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表
    面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部から吐出
    された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出される
    待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させる移動
    機構と、 前記除去液供給機構を制御することにより、前記除去液
    吐出部を前記供給位置に移動させて前記基板に除去液を
    吐出する前に、前記待機位置において前記吐出部から除
    去液を吐出させる制御機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
    て、 前記待機位置において前記除去液吐出部から吐出された
    除去液を回収する除去液回収機構を有する基板処理装
    置。
  8. 【請求項8】 基板に存在する有機物を除去液により除
    去する基板処理装置であって、 前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
    有する除去液供給機構と、 前記除去液供給機構により前記基板に供給する除去液
    を、所定の温度となるように加熱する温度調整機構と、 前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表
    面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部から吐出
    された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出される
    待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させる移動
    機構と、 前記除去液供給機構を制御することにより、前記除去液
    吐出部が前記待機位置において待機しているときに、前
    記吐出部から除去液を吐出させる制御機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板処理装置におい
    て、 前記待機位置において前記除去液吐出部から吐出された
    除去液を回収する除去液回収機構を有する基板処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9いずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記制御機構は、前記除去液供給機構を制御することに
    より、前記除去液吐出部が前記待機位置において待機し
    ているときに、前記吐出部から除去液を間欠的に吐出さ
    せる基板処理装置。
  11. 【請求項11】レジストが変質して生じた反応生成物を
    除去液により除去する基板処理装置であって、 前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
    有する除去液供給機構と、 前記除去液供給機構により前記基板に供給する除去液
    を、所定の温度となるように加熱する温度調整機構と、 前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表
    面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部から吐出
    された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出される
    待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させる移動
    機構と、 前記除去液供給機構を制御することにより、前記除去液
    吐出部を前記供給位置に移動させて前記基板に除去液を
    吐出する前に、前記待機位置において前記吐出部から除
    去液を吐出させる制御機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の基板処理装置にお
    いて、 前記待機位置において前記除去液吐出部から吐出された
    除去液を回収する除去液回収機構を有する基板処理装
    置。
  13. 【請求項13】 レジストが変質して生じた反応生成物
    を除去液により除去する基板処理装置であって、 前記基板表面に向けて除去液を吐出する除去液吐出部を
    有する除去液供給機構と、 前記除去液供給機構により前記基板に供給する除去液
    を、所定の温度となるように加熱する温度調整機構と、 前記除去液吐出部から吐出された除去液が前記基板の表
    面に吐出される供給位置と、前記除去液吐出部から吐出
    された除去液が前記基板の表面以外の位置に吐出される
    待機位置との間で、前記除去液吐出部を移動させる移動
    機構と、 前記除去液供給機構を制御することにより、前記除去液
    吐出部が前記待機位置において待機しているときに、前
    記吐出部から除去液を吐出させる制御機構と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の基板処理装置にお
    いて、 前記待機位置において前記除去液吐出部から吐出された
    除去液を回収する除去液回収機構を有する基板処理装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14いずれか
    に記載の基板処理装置において、 前記制御機構は、前記除去液供給機構を制御することに
    より、前記除去液吐出部が前記待機位置において待機し
    ているときに、前記吐出部から除去液を間欠的に吐出さ
    せる基板処理装置。
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WO2023195340A1 (ja) * 2022-04-05 2023-10-12 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、および基板処理方法

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