JP2002189706A - 通信装置の分散型初期設定システム及び方法 - Google Patents

通信装置の分散型初期設定システム及び方法

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JP2002189706A
JP2002189706A JP2000389520A JP2000389520A JP2002189706A JP 2002189706 A JP2002189706 A JP 2002189706A JP 2000389520 A JP2000389520 A JP 2000389520A JP 2000389520 A JP2000389520 A JP 2000389520A JP 2002189706 A JP2002189706 A JP 2002189706A
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JP2000389520A
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Yasuharu Yamakawa
康晴 山川
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NEC Miyagi Ltd
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NEC Miyagi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数プロセッサ構成のシステムにおいて、個別
処理部のサブプロセッサ数が増加によるプロセッサ間の
通信量の増大を抑止低減しシステム全体の起動時間の増
大を抑止するシステム及び方法の提供。 【解決手段】メインプロセッサを有する共通処理部100
と、サブプロセッサをそれぞれ有する複数の個別処理部
110、120、130とが通信接続され、共通処理部100ではメ
インプロセッサ102がメモリ101から読み出した初期設定
情報に従い保持領域103の自己診断及び初期設定処理を
行い、個別処理部110、120、130ではサブプロセッサ11
2、122、132がメモリ111、121、131から読み出した初期
設定情報に従い前記個別処理部内の保持領域の自己診断
及び初期設定処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロセッサ
を備えた装置の初期設定システム及び方法に関し、特
に、プロセッサ毎に初期化処理を並列に分散して行う分
散型初期設定システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2重化されたプロセッサ相互間のデータ
転送方式として、例えば特開昭62−43765号公報
には、ソフトウェアによるハードウェアの初期設定時に
プロセッサからのコマンドを受信するその系対応のプロ
セッサ間通信装置は、以降、該コマンドに基づき、その
系におけるメモリよりデータを周期的あるいは間欠的に
読み出す度に、該データを他の系のメモリに該系対応の
プロセッサ間通信装置を介し転送記憶させるプロセッサ
間デ−タ転送方式が提案されている。
【0003】複数のプロセッサ構成が必要な通信装置に
おいて、プロセッサ用のデータ転送方式における初期設
定は、共通処理を行うメインプロセッサから、個別処理
を行う複数のサブプロセッサへ情報を転送することで行
われている。図5を参照して、従来の通信システムにお
ける初期設定処理の一例を説明する。図5を参照する
と、この従来のシステムは、共通処理部500と、複数
の個別処理部510、520、530とを備えて構成さ
れている。
【0004】まず、共通処理部500について説明す
る。メモリ501のプログラム領域501−2と、初期
設定情報領域501−1には、メインプロセッサ502
の初期設定処理プログラムと全体の初期設定情報が記憶
保持されている。これらの初期設定処理プログラムと初
期設定情報は、メインプロセッサ502によって読み込
まれる。
【0005】メインプロセッサ502は、メモリ501
から読み込んだ初期設定プログラムを起動し、初期設定
情報により、共通処理部500の保持領域503に初期
設定処理を行う。保持領域503は、プロセッサへのイ
ンターフェースを持ち、プロセッサからの再設定が必要
なメモリやASIC(Application Apecific IC)や
FPGA(Field Programmable Gate Array)などの
デバイスのレジスタである。
【0006】メインプロセッサ502は、個別処理部5
10のサブプロセッサ512へ初期設定情報を送信す
る。
【0007】メインプロセッサ502はサブプロセッサ
512への送信が終了した時、個別処理部520のサブ
プロセッサ522について同様に処理を行う。このよう
に、メインプロセッサ502は、次々に、初期設定情報
をサブプロセッサへ転送する。
【0008】保持領域503は、メインプロセッサ50
2によって初期設定処理が実行される。
【0009】次に、個別処理部510、520、530
について説明する。ただし、個別処理部510、52
0、530は同一構成であるため、個別処理部510に
ついてのみ説明する。メモリ511には、初期設定プロ
グラムが保持されており、サブプロセッサ512によっ
て読み込まれる。サブプロセッサ512は、メモリ51
1から読み込んだ初期設定プログラムを起動する。
【0010】サブプロセッサ512は、メインプロセッ
サ502より送信された初期設定情報を受信する。サブ
プロセッサ512は、受信した初期設定情報により、個
別処理部510の保持領域513に初期設定処理を行
う。
【0011】保持領域513は、プロセッサへのインタ
ーフェースを持ち、プロセッサからの再設定が必要なメ
モリやASICやFPGAなどのデバイスのレジスタで
ある。保持領域513は、サブプロセッサ512によっ
て初期設定処理が実行される。
【0012】上記した従来のシステムの場合、共通処理
を行う単一のメインプロセッサ502から、個別処理を
行う複数のサブプロセッサ512、522、532へ情
報(初期設定情報)を転送している。
【0013】このため、サブプロセッサ数の増加による
プロセッサ間通信量の増大と、それに伴うシステム全体
の起動時間の長時間化が問題となっていた。
【0014】すなわち、メインプロセッサとサブプロセ
ッサ間の初期設定情報の転送が並列処理できないため、
サブプロセッサ数の増加により、メインプロセッサとサ
ブプロセッサ間の通信量が増大し、個別処理部が増えれ
ば増えるほど初期設定の情報の転送量が比例して増大
し、システム全体の起動時間が増大する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、複数プロセッサ構成のシステ
ムにおいて、初期設定処理時、個別処理部のサブプロセ
ッサ数が増加によるプロセッサ間の通信量の増大を抑止
低減し、システム全体の起動時間の増大を抑止低減す
る、システム及び方法を提供することにある。
【0016】また本発明の課題は、障害時における原因
を容易に特定することができる、システム及び方法を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段を提供する本発明は、メインプロセッサを備えた処理
部と、それぞれが前記メインプロセッサと接続されるサ
ブプロセッサを備えた複数の処理部とを有するシステム
の初期設定方法において、システム起動時、前記各処理
部のプロセッサは、それぞれ、自処理部内の記憶装置に
予め記憶されている初期設定情報を読み出し前記各処理
部の初期設定処理を並列に行い、前記メインプロセッサ
と前記サブプロセッサのプロセッサ間での初期設定情報
の通信を不要としたものである。
【0018】本発明は、メインプロセッサを有する共通
処理部と、メインプロセッサと接続されるサブプロセッ
サをそれぞれ有する複数の個別処理部とを備え、前記共
通処理部では、前記メインプロセッサが前記共通処理部
内のメモリから読み出した初期設定情報に従い、前記共
通処理部内の保持領域の必要な初期設定処理を行い、前
記複数の個別処理部は、前記サブプロセッサが前記各個
別処理部内のメモリから読み出した初期設定情報に従い
前記個別処理部内の保持領域の必要な初期設定処理を行
うことで、個別処理部のサブプロセッサ数が増加による
プロセッサ間の通信量の増大を抑止低減しており、前記
各処理部での初期設定処理を並列に行うことで、個別処
理部のサブプロセッサ数が増加によるシステム全体の起
動時間の増大を抑止低減している。
【0019】本発明においては、前記メインプロセッサ
を備えた処理部は、自処理部の異常を自処理部内の記憶
装置に記憶管理するとともに、前記サブプロセッサを備
えた複数の処理部の異常を自処理部内の記憶装置で記憶
管理する。また、前記サブプロセッサを備えた処理部に
おいて、前記メインプロセッサを備えた処理部の起動確
認通知の異常を検出した場合、前記メインプロセッサを
備えた処理部の異常を、前記サブプロセッサを備えた処
理部内の記憶装置で記憶管理する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、個別処理部の初期設定処理を該個別処
理部に搭載されているサブプロセッサで実行することに
より、共通処理部のメインプロセッサと、個別処理部の
サブプロセッサ間での初期設定情報の通信を行わないシ
ステムの構築を可能としており、プロセッサ間の通信量
の削減および起動時間の短縮を可能としている。
【0021】本発明を通信装置に適用した実施の形態の
システム構成(分散型初期設定システム)は、図1を参
照すると、共通処理部(100)は、メインプロセッサ
(102)を有し、個別処理部(110、120、13
0)は、それぞれサブプロセッサ(112、122、1
32)を有する。
【0022】初期設定処理は、共通処理部(100)お
よび各個別処理部(110、120、130)で、並列
に処理される。
【0023】共通処理部(100)と個別処理部(11
0、120、130)に分けて、初期設定処理方法を説
明する。
【0024】共通処理部(100)では、メモリ(10
1)から読み出した初期設定情報に従い、メインプロセ
ッサ(102)が保持領域(103)に初期設定処理を
行う。
【0025】個別処理部(110)では、メモリ(11
1)から読み出した初期設定情報に従い、サブプロセッ
サ(112)が保持領域(113)に初期設定処理を行
う。他の個別処理部(120、130)においても個別
処理部(110)と同様の処理が行われる。
【0026】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。図1は、本発明の一実施例のシス
テム構成を示す図である。図1を参照すると、本発明の
一実施例は、共通処理部100と複数の個別処理部11
0、120、130を備えている。なお、本発明におい
て、個別処理部は3個に限定されるものではない。
【0027】共通処理部100について説明する。共通
処理部100は、メモリ101と、メインプロセッサ1
02と、保持領域103と、異常検出保持領域104
と、を備えて構成されている。
【0028】メモリ101のプログラム領域101−2
と初期設定情報領域101−1には、初期設定プログラ
ムおよび初期設定情報が保持されており、メインプロセ
ッサ102によって読み込まれる。
【0029】メインプロセッサ102は、メモリ101
から読み出した初期設定プログラムによって初期設定情
報に従い、共通処理部100の保持領域103に、自己
診断処理と初期設定処理を行う。
【0030】保持領域103は、図5に示した構成と同
様、プロセッサへのインターフェースを持ち、プロセッ
サからの再設定が必要なメモリや、ASIC(Applicat
ionSpecific IC)やFPGA(Field Programmable
Gate Array)などのデバイスのレジスタである。保持
領域103は、メインプロセッサ102によって、自己
診断処理と初期設定処理が実行される。
【0031】メインプロセッサ102は、個別処理部1
10の異常検出保持領域114から個別処理部110に
保持されている自己診断異常情報を読み込み、異常があ
れば共通処理部100の異常検出保持領域104に異常
情報を保持する。個別処理部120、130についても
個別処理部110と同様となる。
【0032】メインプロセッサ102は、個別処理部1
10のサブプロセッサ112への起動確認通知の送信
と、サブプロセッサ112からの起動処理終了通知の受
信を行い、個別処理部が起動しているかどうかの判断を
行う。
【0033】メインプロセッサ102は、一定時間を過
ぎても、起動処理終了通知が受信できなかった場合は、
通信異常が発生したものと判断し、異常検出保持領域1
04に異常情報を保持する。個別処理部120、130
についても個別処理部110と同様である。
【0034】さらに、メインプロセッサ102は、異常
検出時に、異常検出保持領域104に異常情報を記憶保
持する。異常検出保持領域104に記憶される異常検出
としては、 ・保持領域103の自己診断処理の異常、 ・個別処理部110〜130の自己診断の判定異常、 ・個別処理部110〜130の起動終了通知の受信異常
などである。
【0035】異常検出保持領域104は、上記したよう
に、メインプロセッサ103によって、異常検出時に、
異常情報が書き込まれる記憶装置である。
【0036】次に、個別処理部110、120、130
について説明する。ただし、個別処理部110、12
0、130は同一構成であるため、以下では個別処理部
110について説明する。
【0037】個別処理部110は、メモリ111と、サ
ブプロセッサ112と、保持領域113と、異常検出保
持領域121と、を備えて構成される。
【0038】メモリ111のプログラム領域111−2
と初期設定情報領域111−1には、個別処理部110
で必要な初期設定プログラムおよび初期設定情報が格納
されており、サブプロセッサ112によって読み出され
る。
【0039】サブプロセッサ112は、メモリ111の
プログラム領域111−2から読み出した初期設定プロ
グラムによって、同じく、メモリ111の初期設定情報
領域111−1から読み出した初期設定情報に従い、保
持領域113に、個別処理部110の自己診断処理と初
期設定処理を行う。
【0040】保持領域113は、プロセッサへのインタ
ーフェースを持ち、プロセッサからの再設定が必要なメ
モリやASIC、FPGA等のデバイスのレジスタであ
り、サブプロセッサ112によって自己診断処理と初期
設定処理が実行される。
【0041】サブプロセッサ112は、共通処理部10
0のメインプロセッサ102から、起動確認通知を受信
し、その応答として、メインプロセッサ102に起動処
理終了通知を送信する。
【0042】メインプロセッサ102からサブプロセッ
サ112に起動確認通知が一定時間来なかった場合は、
通信異常が発生したものと判断し、サブプロセッサ11
2は、異常検出保持領域114に異常情報を保持する。
【0043】サブプロセッサ112によって個別処理部
110の自己診断処理が異常の場合、異常検出保持領域
114に異常情報が記憶保持され、その異常情報は、メ
インプロセッサ102によって読み出される。
【0044】また、共通処理部100の起動確認通知の
異常を、サブプロセッサ112が判断した場合、異常検
出保持領域114に、異常情報を記憶保持する。
【0045】図2と図3は、本発明の一実施例における
共通処理部100と個別処理部110〜130の初期設
定動作を説明するための流れ図である。図1と、図2、
図3のフローチャートを参照して、初期設定動作を共通
処理部と、個別処理部に分けて説明する。
【0046】まず、図1及び図2を参照して、共通処理
部100の初期設定動作について説明する。初期設定状
態200で、開始される。
【0047】初期設定プログラム起動(ステップ20
1)で、初期設定プログラムがメモリ101からメイン
プロセッサ102に読み込まれ、初期設定プログラムが
起動する。
【0048】共通処理部100では、プログラムや設定
情報の読み込み、書き込み、自己診断やプロセッサ間通
信の確認などの処理を、メインプロセッサ102で行う
ものとする。
【0049】次に、共通処理部100のメインプロセッ
サ102は、保持領域103の自己診断処理を行う(ス
テップ202)。この自己診断情報は、メモリ101よ
り読み込む。
【0050】保持領域103の自己診断結果の判定処理
(ステップ203)では、保持領域103の自己診断処
理の結果、異常の場合には、異常検出処理を行い(ステ
ップ220)、正常の場合には、保持領域103の初期
設定処理を行う(ステップ204)。
【0051】保持領域103の初期設定処理(ステップ
204)では、初期設定情報をメモリ101より読み込
み、その初期設定情報に従い、保持領域103に、初期
設定を行う。
【0052】個別処理部の自己診断判定(ステップ20
5)では、個別処理部110、120、130より読み
込んだ個別処理部110、120、130の保持領域の
異常検出情報に従い、個別処理部110、120、13
0の自己診断結果に異常がないかどうか判定する。異常
の場合には、個別処理部の自己診断異常処理を行う(ス
テップ230)。正常の場合には、個別処理部起動確認
カウンタの設定を行う(ステップ206)。
【0053】個別処理部起動確認カウンタの設定(ステ
ップ206)では、個別処理部の起動処理の終了通知の
未受信時のタイムアウト判定を行うためのカウンタを設
定する。
【0054】起動確認通知の送信処理(ステップ20
7)では、サブプロセッサ112、122、132に、
起動確認の通知送信を行う。
【0055】起動処理の終了通知の受信判定(ステップ
208)では、すべての個別処理部より起動処理終了通
知が受信できなかった場合には、起動確認カウンタ処理
を行う(ステップ211)。すべての個別処理部より起
動処理終了通知を受信した場合は、初期設定を完了し、
運用開始となる(ステップ209)。
【0056】初期設定の完了運用開始(ステップ20
9)では、通信装置の共通処理部100の運用状態に遷
移する。
【0057】起動確認カウンタ処理(ステップ210)
では、起動処理終了の通知受信判定で、未受信だった場
合の処理を行い、起動確認カウンタを操作する。
【0058】タイムアウト判定(ステップ211)で
は、ステップ210の起動確認カウンタ処理の結果、タ
イムアウトになっているかどうか判定する。タイムアウ
トの場合(yes)、通信異常処理を行う(ステップ2
11)。
【0059】タイムアウト判定(ステップ211)でタ
イムアウトでない場合(no)、ステップ207におい
て、起動確認通知の送信処理を行う。
【0060】共通処理部100の自己診断異常処理(ス
テップ220)では、保持領域103の自己診断処理
(ステップ203)の結果をもとに、異常検出保持領域1
04に書き込み、異常処理状態(ステップ221)へ遷
移する。
【0061】個別処理部の自己診断異常処理(ステップ
230)では、個別処理部の自己診断判定(ステップ2
05)の結果に従い、異常検出保持領域104に書き込
み、異常処理状態(ステップ231)に遷移する。
【0062】通信異常処理では(ステップ240)、タイ
ムアウト判定(ステップ211)に従い、通信異常処理と
みなし、異常検出保持領域104に書き込む。その後、
運用中止し、異常処理状態(ステップ241)へ遷移す
る。
【0063】次に、図1、及び図3を参照して、個別処
理部について説明する。個別処理部110、120、1
30は、同一処理であるため、個別処理部110につい
て説明する。
【0064】初期設定プログラム起動で、初期設定プロ
グラムがメモリ111からサブプロセッサ112に読み
込まれ起動する(ステップ301)。個別処理部110で
は、プログラムや設定情報の読み込み、書き込み、自己
診断やプロセッサ間通信の確認などの処理は、サブプロ
セッサ112で行う。
【0065】個別処理部110の保持領域113の自己
診断処理を行う(ステップ302)。この自己診断情報
は、メモリ111より読み込む。
【0066】保持領域113の自己診断判定(ステップ
303)では、保持領域自己診断処理(ステップ30
2)の結果、異常の場合、自己診断異常検出処理を行い
(ステップ320)、正常な場合、保持領域113の初期
設定処理を行う(ステップ304)。
【0067】保持領域113の初期設定処理(ステップ
304)では、初期設定情報をメモリ101より読み込
み、その初期設定情報に従い、保持領域113に初期設
定処理を行う。
【0068】起動確認カウンタ設定(ステップ305)で
は、起動確認通知の未受信時のタイムアウト判定を行う
ためのカウンタを設定する。
【0069】起動確認通知受信判定(ステップ306)で
は、メインプロセッサ102よりサブプロセッサ112
へ送られた起動確認通知が受信できたか否かが判定され
る。起動確認通知が受信できなかった場合には、起動確
認カウンタ処理を行い(ステップ309)、受信した場合
には、起動処理終了通知の送信処理を行う(ステップ3
07)。
【0070】起動処理終了通知の送信処理(ステップ3
07)では、起動終了通知が受信した場合、その応答と
して、サブプロセッサ112よりメインプロセッサ10
2へ起動処理終了通知を送信する。次のステップ308
で、運用状態に遷移する。
【0071】起動確認カウンタ処理(ステップ309)で
は、起動確認通知判定で未受信時にカウンタ処理が行わ
れる。
【0072】タイムアウト判定(ステップ310)におい
て、起動確認カウンタ処理(ステップ309)での結果に
従い、タイムアウト判定が行われ、タイムアウトの場合
(yes)、共通処理部100の異常処理による運用中
止処理を行う(ステップ330)。タイムアウト判定(ス
テップ310)において、タイムアウトでない場合(n
o)、起動確認通知の受信判定を行う(ステップ30
6)。
【0073】自己診断異常処理(ステップ320)は、保
持領域の自己診断処理(ステップ302)の結果から、
異常検出保持領域114に異常情報を保持し、異常処理
状態(ステップ321)へ遷移する。
【0074】共通処理部100の異常運用中止処理(ス
テップ330)は、タイムアウト判定(ステップ310)
において、タイムアウトの場合、異常検出保持領域20
4に書き込み、異常処理状態(ステップ331)へ遷移
する。
【0075】本発明によれば、複数のプロセッサが必要
な通信装置の初期設定処理において、メインプロセッサ
とサブプロセッサの初期設定処理を独立させることによ
り、プロセッサ間通信量を削減するとともに、システム
起動時の起動時間を削減することができる。
【0076】また、メインプロセッサとサブプロセッサ
で独立した自己診断機能を持つため、その自己診断結果
を保持する異常検出機能により、故障時における原因を
容易に特定することができる。
【0077】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図4は、本発明の第2の実施例の構成を示す図であ
る。図4を参照すると、共通処理部400のメモリ40
1および個別処理部410、420、430のメモリ4
11、421、431に、ユーザ情報保持領域410−
3、411−3、421−3、431−3を新たに割り
当てる。このユーザ情報保持領域は、ユーザの各種設定
を保持するために用いられる。これ以外の構成は、図1
に示した前記実施例と同じである。
【0078】共通処理部400では、メインプロセッサ
402がメモリ401からユーザの設定情報を読み出
し、保持領域403へユーザ設定情報を設定する。
【0079】運用中にユーザ情報の変更があった場合、
共通処理部400のメモリ401のユーザ情報保持領域
401−3に新しいユーザ情報が保持される。
【0080】個別処理部410では、サブプロセッサ4
12がメモリ411からユーザの設定情報を読み出し、
保持領域413へユーザ設定情報を設定する。
【0081】運用中にユーザ情報の変更があった場合、
共通処理部のメモリ411のユーザ情報保持領域に新し
いユーザ情報が保持される。ほかの個別処理部420、
430は個別処理部410と同様である。
【0082】本発明の第2の実施例によれば、ユーザが
一度設定した情報を保持することにより、ユーザが該情
報を、再設定する必要がなくなるため、ユーザ設定時間
を短縮することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のプロセッサが必要な通信装置の初期設定処理にお
いて、メインプロセッサとサブプロセッサの初期設定処
理を独立させることにより、プロセッサ間通信量を削減
するとともに、全体の起動時間を短縮することができ
る、という効果を奏する。
【0084】また本発明によれば、メインプロセッサと
サブプロセッサで独立した自己診断機能を持つため、そ
の自己診断結果を保持する異常検出機能により、故障時
における原因を容易に特定することができる、という効
果を奏する。
【0085】さらに、本発明によれば、ユーザが一度設
定した情報を保持することにより、ユーザは当該情報を
再設定する必要がなくなり、ユーザ設定時間を短縮する
ことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例における初期設定動作を示す
流れ図である。
【図3】本発明の一実施例における初期設定動作を示す
流れ図である。
【図4】本発明の第2の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図5】従来のシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
100、400、500 共通処理部 101、401、501 メモリ 101−1、401−1 初期設定情報領域 101−2、401−2 プログラム領域 102、402、502 メインプロセッサ 103、403、503 保持領域 104、404 異常検出保持領域 110、120、130、410、420、430、5
10、520、530個別処理部 111、121、131、411、421、431、5
11、521、531メモリ 111−1、121−1、131−1、411−1、4
21−1、431−1初期設定情報領域 111−2、121−2、131−2、411−2、4
21−4、431−2プログラム領域 112、122、132、412、422、432、5
12、522、532サブプロセッサ 113、123、133、413、423、433、5
13、523、533保持領域 114、124、134、414、424、434 異
常検出保持領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインプロセッサを備えた処理部と、それ
    ぞれが前記メインプロセッサと接続されるサブプロセッ
    サを備えた複数の処理部とを有するシステムの初期設定
    方法において、 システム起動時、前記各処理部のプロセッサは、それぞ
    れ、自処理部内の記憶装置に予め記憶されている初期設
    定情報を読み出し前記各処理部の初期設定処理を並列に
    行う、ことを特徴とする分散型初期設定方法。
  2. 【請求項2】前記メインプロセッサを有する処理部で
    は、前記メインプロセッサが自処理部内の記憶装置から
    読み出した初期設定プログラムと初期設定情報に従い、
    自処理部内のメモリまたはデバイスのレジスタよりなる
    保持領域の自己診断処理と初期設定処理を行い、 前記サブプロセッサを有する処理部では、前記サブプロ
    セッサが自処理部内の記憶装置から読み出した初期設定
    プログラムと初期設定情報に従い、自処理部内のメモリ
    またはレジスタよりなる保持領域の自己診断処理と初期
    設定処理を行う、ことを特徴とする請求項1記載の分散
    型初期設定方法。
  3. 【請求項3】前記メインプロセッサを備えた処理部は、
    自処理部の異常を自処理部内の記憶装置に記憶管理する
    とともに、前記サブプロセッサを備えた複数の処理部の
    異常を自処理部内の記憶装置で記憶管理する、ことを特
    徴とする請求項1又は2記載の分散型初期設定方法。
  4. 【請求項4】前記サブプロセッサを備えた処理部は、自
    処理部の異常を自処理部内の記憶装置に記憶管理すると
    ともに、前記メインプロセッサを備えた処理部の起動の
    異常を検出した場合、前記メインプロセッサを備えた処
    理部の起動異常を、前記サブプロセッサを備えた処理部
    内の記憶装置で記憶管理する、ことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一に記載の分散型初期設定方法。
  5. 【請求項5】メインプロセッサを備えた共通処理部と、
    それぞれがサブプロセッサを備えた複数の個別処理部と
    が通信接続される通信装置の分散型初期設定システムに
    おいて、 前記共通処理部が、前記共通処理部で必要とされる初期
    化処理を実行するための初期設定プログラムおよび初期
    設定情報を記憶する記憶装置と、 前記メインプロセッサとのインターフェースを有し、前
    記メインプロセッサからの再設定が必要とされるメモリ
    やデバイスのレジスタよりなる保持領域と、 異常検出保持領域と、 を備え、 前記メインプロセッサは、前記共通処理部の前記記憶装
    置から読み出した初期設定プログラムによって前記初期
    設定情報に従い、前記共通処理部の前記保持領域に対す
    る自己診断処理と初期設定処理を行い、 前記個別処理部が、前記個別処理部で必要とされる初期
    設定プログラムおよび初期設定情報を記憶する記憶装置
    と、 前記サブプロセッサとのインターフェースを有し、前記
    サブプロセッサからの再設定が必要とされるメモリやデ
    バイスのレジスタよりなる保持領域と、 異常検出保持領域と、 を備え、 前記各サブプロセッサは、該サブプロセッサの属する前
    記個別処理部の前記記憶装置から読み出した初期設定プ
    ログラムによって前記初期設定情報に従い、該サブプロ
    セッサの属する前記個別処理部の前記保持領域に対する
    自己診断処理と初期設定処理を行う、ことを特徴とする
    通信装置の分散型初期設定システム。
  6. 【請求項6】前記共通処理部は、前記共通処理部の前記
    保持領域の自己診断処理の異常、前記個別処理部の自己
    診断の判定異常、前記個別処理部の起動終了通知の受信
    異常を検出した時に、該検出した異常情報を、前記共通
    処理部の前記異常検出保持領域へ記憶する、ことを特徴
    とする、請求項5記載の通信装置の分散型初期設定シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記共通処理部の前記メインプロセッサ
    は、前記共通処理部の前記保持領域の自己診断処理の結
    果、異常がある場合、前記共通処理部の前記異常検出保
    持領域に異常情報を記憶し、 前記サブプロセッサによる個別処理部の自己診断処理が
    異常の場合、前記個別処理部の異常検出保持領域に異常
    情報が保持され、 前記メインプロセッサは、前記個別処理部の異常検出保
    持領域から自己診断異常情報を読み込み、異常がある場
    合、前記共通処理部の異常検出保持領域に、異常情報を
    記憶する、ことを特徴とする、請求項5記載の通信装置
    の分散型初期設定システム。
  8. 【請求項8】前記個別処理部の前記サブプロセッサが、
    前記共通処理部の起動確認通知の異常を判断した場合、
    前記個別処理部の異常検出保持領域に、前記共通処理部
    の起動の異常情報を記憶する、ことを特徴とする、請求
    項5記載の通信装置の分散型初期設定システム。
  9. 【請求項9】前記共通処理部のメインプロセッサは、前
    記個別処理部のサブプロセッサへの起動確認通知の送信
    と、前記サブプロセッサからの起動処理終了通知の受信
    を行い、 前記個別処理部が起動しているか否かの判断を行い、予
    め定められた一定時間を過ぎても、前記サブプロセッサ
    から起動処理終了通知が受信できなかった場合には、通
    信異常が発生したものと判断し、前記個別処理部の異常
    検出保持領域に異常情報を保持する、ことを特徴とする
    請求項5記載の通信装置の分散型初期設定システム。
  10. 【請求項10】前記共通処理部のメモリと、前記個別処
    理部のメモリとが、ユーザ設定情報保持領域を備え、 前記共通処理部のメインプロセッサ、及び、前記個別処
    理部のサブプロセッサは、前記ユーザ設定情報保持領域
    にユーザが設定した情報を記憶し、ユーザの前記情報の
    再設定を不要とした、ことを特徴とする請求項5記載の
    通信装置の分散型初期設定システム。
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