JP2002189390A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002189390A
JP2002189390A JP2000386197A JP2000386197A JP2002189390A JP 2002189390 A JP2002189390 A JP 2002189390A JP 2000386197 A JP2000386197 A JP 2000386197A JP 2000386197 A JP2000386197 A JP 2000386197A JP 2002189390 A JP2002189390 A JP 2002189390A
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JP2000386197A
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English (en)
Inventor
Takahisa Ueno
隆久 植野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿セット不良(原稿の不揃い)によるミス
コピーを有効に回避できるようにする。 【解決手段】 原稿台にセットされた原稿を順に搬送す
る原稿送り機構部2と、原稿送り機構部2によって搬送
された原稿の画像を読み取る画像読み取り部3と、画像
読み取り部3によって読み取られた画像情報を記憶する
画像情報記憶部28と、画像情報記憶部28に記憶され
た画像情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成処理
部29と、原稿台上における原稿の有無を検知する原稿
有無検知センサ18と、原稿有無検知センサ18が原稿
台上で原稿無しと検知した後の画像形成処理中に、原稿
有無検知センサ18が原稿台上で原稿を検知した場合、
画像形成処理部29による画像形成処理を中断させる制
御部26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機等の画像形成装置には、
原稿から読み取った画像情報を一旦メモリに記憶し、こ
の記憶した画像情報をメモリから読み出して画像形成処
理を行うものがある。また、この種の画像形成装置に
は、原稿画像の読み取り位置に順に原稿を搬送する自動
原稿送り機構(ADF:オートマチック・ドキュメント
・フィーダ)を備えたものがある。
【0003】自動原稿送り機構は、原稿トレイにセット
された所定枚数の原稿を一枚ずつ繰り出して読み取り位
置へと搬送し、かつ読み取りの完了した原稿を排出トレ
イへと排出するものである。その際、原稿トレイ上にお
ける原稿の有無をセンサで検知することにより、次に送
るべき原稿(以下、「次原稿」という)が存在するか否
かを判断し、次原稿が無しになった時点で原稿の搬送動
作(自動送り動作)を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に原稿トレイ上での原稿の有無を検知するセンサは、各
種サイズの原稿に共通した原稿端基準位置の近傍に配置
されている。これに対してユーザーは原稿の端部を上記
原稿端基準位置に揃えてセットする。ただし、原稿のセ
ットはユーザーの手作業によって行われるため、原稿セ
ットの際に原稿の端部がずれて不揃いになる場合があ
る。そうした場合、原稿トレイ上に未搬送の原稿が残っ
ているにも拘わらず、センサの検知ポイントから原稿が
外れて「原稿無し」と誤検知することがある。
【0005】こうした状況が発生すると、「次原稿無
し」と判断される直前に搬送された原稿を「最終原稿」
と認識して画像形成処理が行われる。そのため、画像形
成処理の処理モードとして、例えば両面コピー処理やス
テープル処理、或いは複数枚の原稿から読み取った画像
を所定のレイアウトで一枚の用紙にコピーする合成コピ
ー処理が指定されていた場合は、ユーザーが最初にセッ
トした全ての原稿画像を読み取らないままそれらの処理
が実行されるため、ミスコピーとなってしまう。
【0006】そこで従来においては、原稿画像の読み取
りを開始した後に、次原稿の有り/無しをボタン操作等
でユーザーが指定できるようにした画像形成装置も提案
されている。この画像形成装置においては、ユーザーが
次原稿有りを指定すると、原稿トレイ上に原稿が無くな
ったと判断しても、次原稿がセットされるまで待ちの状
態となる。そして、実際に次原稿がセットされると、そ
れまでに画像の読み取りを終えた原稿の続きとして原稿
画像の読み取りを開始し、次原稿無しと判断した時点で
画像形成処理を行う。そのため、ユーザーが次原稿有り
を指定しておけば、上述のように原稿の不揃いが原因で
センサが原稿無しと誤検知しても、次原稿のセット待ち
状態となることで、ミスコピーを未然に防止することが
できる。
【0007】ただし、上記画像形成装置の場合は、原稿
トレイに一度にセットできる枚数以上の原稿を取り扱う
場合の対応として、次原稿の有り/無しを指定できるよ
うにしたものである。そのため、原稿トレイに最初に原
稿をセットする時点で次原稿があることを予めユーザー
が認知している場合つまり次原稿有りと指定された場合
のみ有効であり、次原稿無しと指定された場合は先述の
ように原稿の不揃いが原因でミスコピーとなってしま
う。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、原稿セット不良
(原稿の不揃い)によるミスコピーを有効に回避するこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、原稿台にセットされた原稿を順に搬送する原稿送
り機構と、この原稿送り機構によって搬送された原稿の
画像を読み取る画像読み取り手段と、この画像読み取り
手段によって読み取られた画像情報を用いて画像形成処
理を行う画像形成処理手段と、原稿台上における原稿の
有無を検知する原稿有無検知手段と、この原稿有無検知
手段が原稿台上で原稿無しと検知した後の画像形成処理
中に、当該原稿有無検知手段が原稿台上で原稿を検知し
た場合、画像形成処理手段による画像形成処理を中断さ
せる制御手段とを備えた構成となっている。
【0010】上記構成からなる画像形成装置において
は、原稿有無検知手段が原稿台上で原稿無しと検知した
後の画像形成処理中に、原稿有無検知手段が原稿台上で
再び原稿を検知すると、画像形成処理手段による画像形
成処理が制御手段によって中断される。これにより、原
稿セット不良(原稿の不揃い)が原因で原稿有無検知手
段が原稿無しと誤検知した場合でも、その原稿セット不
良を解消することで画像形成処理が自動的に中断される
ため、原稿の画像情報が不足したまま画像形成処理が完
了する事態を回避することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】図1は本発明に係る画像形成装置の構成例
を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、大き
くは、原稿送り機構部(ADF)2と、画像読み取り部
3と、画像処理部4と、画像形成部5とを備えて構成さ
れている。原稿送り機構部2は、予め設定された原稿画
像の読み取り位置6に原稿7を自動的に送り込むもので
ある。この原稿送り機構部2は、原稿押さえ部材となる
プラテンカバー8と一体に構成されている。プラテンカ
バー8は、透明なプラテンガラス9上に置かれた原稿を
上から押さえるためのものである。
【0013】原稿送り機構部2には、原稿台となる原稿
トレイ10と、この原稿トレイ10上にセットされた原
稿7のうち、最上位の原稿7を所定量だけ繰り出す(プ
リフィードする)ナジャーロール11と、このナジャー
ロール11によって繰り出された原稿7を所定の搬送経
路に沿って搬送する複数の搬送ロール12と、これら複
数の搬送ロール12によって搬送された原稿7を排出ト
レイ部13に排出する2組の搬送ロール14,15とを
有している。排出トレイ部13は、プラテンカバー8の
上面部を利用して形成されている。
【0014】一方、原稿トレイ10の下面側には、原稿
画像の読み取り位置6へと送り込まれる原稿7のサイズ
を検知する複数の原稿サイズ検知センサ16が配設され
ている。また、ナジャーロール11の近傍にはシャッタ
ー部材17が配設されている。シャッター部材17は原
稿搬送路の入り口部分を開閉するもので、ユーザーが原
稿トレイ10に原稿7をセットする際には、原稿7の端
部をシャッター部材17に突き当てることで原稿端の位
置合わせがなされる。さらに、原稿搬送路の入り口近傍
には、原稿有無検知センサ18が設けられている。この
原稿有無検知センサ18は、原稿トレイ10上における
原稿の有無を検知するもので、図示のように原稿トレイ
10に原稿7がセットされた状態では、シャッター部材
17との突き当て側となる原稿7の端部がセンサ検知部
に存在するように配置される。さらに、原稿搬送路の適
所には、それぞれの箇所で原稿の通過を検知する複数の
原稿通過検知センサ19が配設されている。ちなみに、
原稿サイズ検知センサ16、原稿有無検知センサ18、
原稿通過検知センサ19としては、発光素子と受光素子
を組み合わせたフォトセンサなどの非接触式センサを用
いることができる。
【0015】ここで、原稿送り機構部2による原稿の搬
送動作(基本動作)について図2を用いて説明する。な
お、本実施形態における原稿送り機構部2の搬送動作
は、原稿7の片面の画像を読み取る場合と、原稿7の両
面の画像を読み取る場合で異なる。ここでは原稿7の片
面の画像を読み取る場合についてのみ説明する。
【0016】先ず、原稿トレイ10にセットされた原稿
7を搬送するにあたっては、原稿7の最上位にナジャー
ロール11が接触するとともに、シャッター部材17が
原稿搬送路の入り口部分から待避するように開動作す
る。この状態でナジャーロール11が回転すると、最上
位の原稿7が所定量だけ繰り出されて最前の搬送ロール
12にニップされる。その際、ナジャーロール11によ
る原稿7の繰り出しによって原稿サイズ検知センサ16
のいずれかのセンサ信号がオンオフすることにより、原
稿サイズが検知される。その後、原稿7は、各々の搬送
ロール12の回転駆動によって図3の矢印で示す経路で
搬送された後、排出ロール14によって排出トレイ部1
3に排出される。
【0017】画像読み取り部3は、原稿送り機構部2に
よって搬送された原稿の画像を光学的に読み取る(スキ
ャンする)もので、ランプ20と、3つの反射ミラー2
1,22,23と、結像レンズ24と、読み取りセンサ
25とを有している。ランプ20は原稿画像を読み取る
際の光源となるものである。ランプ20は反射ミラー2
1とともに図示しない第1キャリッジに搭載され、他の
2つの反射ミラー22,23は図示しない第2キャリッ
ジに搭載されている。結像レンズ24は3つの反射ミラ
ー21,22,23によって反射された光を読み取りセ
ンサ25のセンサ面上に結像させるものである。読み取
りセンサ25は、結像レンズ24によって結像された光
を光電変換することで、原稿画像に対応した画像情報
(画像データ)を生成するものである。読み取りセンサ
25としては、CCD(Charge Coupled Device)センサ
を用いることができる。
【0018】この画像読み取り部3では、原稿画像を読
み取るにあたって、上記第1,第2キャリッジ(不図
示)に搭載された光学走査系(20〜23)を所定の位
置に移動し、そこで光学走査系の位置を固定した状態
で、原稿送り機構部2によって搬送される原稿7の画像
を、当該原稿7の移動にしたがって読み取り走査する。
ただし、原稿画像の読み取り方式としては、プラテンガ
ラス9上に搬送した原稿の画像を光学走査系の移動によ
って読み取り走査するものであっても構わない。
【0019】画像処理部4は、画像読み取り部3によっ
て読み取られた画像情報に種々の画像処理(例えば、画
質調整や画像の加工、編集、縮小/拡大処理、合成処理
など)を施すものである。この画像処理部4で画像処理
を行うにあたっては、これに先立つ処理として、画像読
み取り部3で読み取られた画像情報が一旦メモリ等の画
像情報記憶部(後述)に記憶される。よって、画像処理
部4では、画像情報記憶部に記憶された画像情報を読み
出して画像処理を行うことになる。
【0020】画像形成部5は、画像処理部4で画像処理
が施された画像情報に基づいて用紙に画像形成を行うも
のである。この画像形成部5には、画像形成のための機
能部として、像担持体となる感光体や、その周辺機器と
なる帯電器、現像器、転写器、クリーナーのほか、感光
体上に潜像を形成するための書き込み装置や画像定着の
ための定着器、さらには用紙トレイ部に収容された用紙
を搬送する用紙搬送機構などが組み込まれる。
【0021】図3は本発明に係る画像形成装置の制御構
成を示すブロック図である。図3において、制御部26
は、画像形成装置全体の処理動作を制御するもので、C
PU(中央演算処理装置)によって構成されている。こ
の制御部26には、前述した原稿有無検知センサ18、
原稿送り機構部2及び画像読み取り部3に加えて、ユー
ザーインタフェースとなる操作パネル部27、画像情報
記憶部28及び画像形成処理部29が接続されている。
操作パネル部27は、主にユーザーによって操作される
もので、例えば、各種のメッセージや情報を表示する表
示部、入力操作のためのボタン、スイッチ類などを有す
る。画像情報記憶部28は、先にも述べたとおり画像読
み取り部3によって読み取られた画像情報を記憶するも
のである。画像形成処理部29は、画像読み取り部3に
よって読み取られた画像情報を用いて画像形成処理を行
うもので、前述した画像処理部4と画像形成部5を含む
ものである。
【0022】図4は制御部26の制御処理に基づく画像
形成装置の動作手順を示すフローチャートである。先
ず、制御部26では、原稿有無検知センサ18の検知信
号に基づいて原稿トレイ10上に原稿7があるかどうか
を判断し(ステップS1)、原稿7があると判断した場
合は、これに続いて操作パネル部27のスタートボタン
が押されたかどうかを判断する(ステップS2)。
【0023】次いで、操作パネル部27のスタートボタ
ンがユーザーによって押されると、制御部26は、原稿
送り機構部2に駆動信号を出力して原稿の搬送動作を実
行させるとともに、画像読み取り部3に読み取り開始信
号を出力して原稿画像の読み取り動作を実行させる(ス
テップS3,S4)。このとき、画像読み取り部3によ
って読み取られた原稿の画像情報は画像情報記憶部28
に順に記憶される。
【0024】次いで、制御部26は、原稿有無検知セン
サ18の検知信号に基づいて原稿トレイ10上に次原稿
(次に搬送すべき原稿)があるかどうかを判断し(ステ
ップS5)、次原稿があると判断した場合は先のステッ
プS3に戻って原稿の搬送動作と原稿画像の読み取り動
作を実行させる。その後、制御部26は、原稿トレイ1
0上に次原稿がなくなった、つまり原稿無しと判断する
と、画像形成処理部29に処理開始信号を出力して画像
形成処理を開始させる(ステップS6)。これにより、
画像処理部4による画像処理と画像形成部5による画像
形成が開始されることになる。
【0025】続いて、制御部26は、画像形成処理が終
了したかどうかを判断し(ステップS7)、終了してい
ない場合は、原稿有無検知センサ18の検知信号に基づ
いて原稿トレイ10上に原稿があるかどうか、つまり原
稿有無検知センサ18が再び原稿を検知したかどうかを
判断する(ステップS8)。このとき、原稿有無検知セ
ンサ18が原稿を検知していなければ、ステップS7に
戻る。これに対して、原稿有無検知センサ18が原稿を
検知した場合は、画像形成処理部29に処理停止信号を
出力して画像形成処理を中断させる(ステップS9)。
【0026】このように原稿有無検知センサ18が原稿
トレイ10上で原稿無しと検知した後の画像形成処理中
に、原稿有無検知センサ18が原稿トレイ10上で再び
原稿を検知した場合、制御部26では、画像形成処理部
29による画像形成処理を中断させる。そのため、原稿
トレイ10にユーザーが原稿7をセットする際に原稿端
の不揃いが生じ、これが原因で原稿トレイ10上に原稿
7が残った状態で画像形成処理が開始された場合でも、
原稿トレイ10上に残った原稿7をユーザーが正規の位
置(シャッター部材17との突き当て位置)に戻すこと
により、原稿の画像情報が不足したまま画像形成処理が
終了するといった事態を回避することができる。
【0027】また、上述のように原稿トレイ10上に残
った原稿を正規の位置に戻した後、ユーザーが再度、操
作パネル部27のスタートボタンに押すことにより、制
御部26では、原稿送り機構部2による原稿の搬送と画
像読み取り部3による原稿画像の読み取りを開始させ
る。その際、制御部26では、画像読み取り部3で読み
取られた画像情報を先のステップS9で画像形成処理を
中断する前に読み取られた画像情報と合わせて(合成し
て)画像情報記憶部28に記憶させる。これにより、原
稿トレイ10上に残った全ての原稿画像の読み取りを終
えた時点では画像情報の不足が解消されるため、この状
態から画像形成処理部29による画像形成処理を再開さ
せることにより、原稿端の不揃いに起因したミスコピー
の発生を未然に防止することができる。
【0028】図5は本発明による画像形成装置の具体的
な処理例を示す模式図である。先ず、ユーザーの手元に
は10枚(No.1〜No.10)の原稿があり、これらの原
稿の画像を2枚一組として一枚の用紙に並べて複写(合
成コピー)するものとする。そうした場合、ユーザーは
10枚の原稿を重ねて原稿トレイ10にセットした後、
操作パネル部27のスタートボタンを押す。これによ
り、原稿送り機構部2によって原稿が一枚ずつ搬送さ
れ、かつその搬送された原稿の画像が画像読み取り部3
によって読み取られる。
【0029】こうした動作中に原稿の不揃いが原因で、
最初の5枚(No.1〜No.5)の原稿を搬送した時点で原
稿送り機構部2による原稿の搬送動作が終了すると、そ
れまでに読み取った5枚分の原稿の画像情報を用いて画
像形成処理部29による画像形成処理が開始される。こ
れにより、1枚目の用紙P1にはNo.1とNo.2の原稿画
像がコピーされ、2枚目の用紙P2にはNo.3とNo.4の
原稿画像がコピーされる。このまま画像形成処理が継続
されると、3枚目の用紙にはNo.5の原稿画像だけがコ
ピーされてミスコピーとなる。
【0030】これに対して、例えば2枚目の用紙P2に
No.3とNo.4の原稿画像がコピーされた時点でユーザー
が原稿トレイ10上で原稿位置を修正すると、その時点
で画像形成処理が中断される。その後、ユーザーの入力
操作に基づく制御部26の制御処理にしたがって残り5
枚(No.6〜No.10)の原稿画像の読み取りを開始し、
これを終えた時点で画像形成処理が再開される。これに
より、3枚目の用紙P3にはNo.5とNo.6の原稿画像
が、4枚目の用紙P4にはNo.7とNo.8の原稿画像が、
5枚目の用紙P5にはNo.9とNo.10の原稿画像がそれ
ぞれコピーされる。よって、ミスコピーの発生が回避さ
れる。
【0031】なお、ここでは、画像形成処理を中断した
後の処理形態として、最初に読み取った5枚(No.1〜N
o.5)の原稿画像と、その後に読み取った5枚(No.6
〜No.10)の原稿画像を合わせて画像形成処理を再開
するようにしたが、これ以外にも、例えば画像形成処理
を中断した時点で、それまでに画像の読み取りを終えて
排出された5枚(No.1〜No.5)の原稿と原稿トレイ1
0上に残った5枚(No.6〜No.10)の原稿を重ねて原
稿トレイ10に再セットし、新たなジョブとして処理を
開始することも可能である。
【0032】ただし、画像形成処理を中断した時点で既
に用紙に画像がコピーされていた場合は、上述のように
原稿を再セットして新たなジョブとして処理を開始する
と、同じ原稿の画像を2度にわたって読み取ることにな
るうえ、同じ画像がコピーされた用紙が重複して出力さ
れることになる。そのため、画像形成処理を中断した後
は、中断前の処理と継続するかたち、つまり中断前に読
み取った画像情報と中断後に読み取った画像情報を同じ
ジョブ扱いで画像形成処理を再開する方が好ましい。
【0033】また、上記実施形態においては、画像形成
処理を中断した後、操作パネル部27を用いたユーザー
の入力操作(ボタン操作等)によって原稿送り機構部2
による原稿の搬送と画像読み取り部3による原稿画像の
読み取りを開始して画像形成処理部29による画像形成
処理を再開するとしたが、制御部26の制御処理とし
て、例えば図6に示すように、ステップS9で画像形成
処理を中断した後、ステップS3に戻るようにすれば、
ユーザーが入力パネル部27で入力操作を行わなくて
も、原稿の搬送と原稿画像の読み取りを自動的に開始し
て画像形成処理部29による画像形成処理を再開するこ
とができる。
【0034】さらに、制御部26の制御処理としては、
図7に示すような処理形態を採用することも可能であ
る。即ち、ステップS9で画像形成処理を中断した後、
その前のステップS8で原稿有無検知センサ18により
検知された原稿を、画像形成処理の中断前に読み取った
原稿の続きとして処理するかどうかをユーザーに問い合
わせる(ステップS10)。ユーザーに対する問い合わ
せは、例えば、操作パネル部27の表示部に問い合わせ
のメッセージとして、“原稿トレイに原稿があります。
現在の処理に追加して処理しますか?”といった内容を
表示する。これに対してユーザーは、操作パネル部27
のボタン操作等によって“はい”又は“いいえ”と答え
る。
【0035】そうすると、制御部26では、新たに検知
された原稿の処理を継続の扱いにするか新規の扱いにす
るかを、ユーザーからの回答に基づいて判断する(ステ
ップS11)。即ち、上記問い合わせメッセージに対し
てユーザーから“はい”の回答があった場合は、継続の
扱いと判断してステップS3に戻る。これにより、中断
前に読み取られた原稿の画像情報と中断後に読み取られ
た原稿の画像情報を合わせて画像形成処理が再開され
る。一方、上記問い合わせメッセージに対してユーザー
から“いいえ”の回答があった場合は新規の扱いと判断
し、一旦中断した画像形成処理をそのまま再開させる
(ステップS12)。
【0036】このように画像形成処理を中断した後にユ
ーザーに問い合わせを行うことにより、例えば、ユーザ
ーが次のコピー作業の準備のために新規の原稿を原稿ト
レイ10にセットしたことが原因で画像形成処理が中断
した場合、或いは原稿のセットミス(原稿の不揃い)が
原因で画像形成処理が中断した場合のいずれにおいて
も、その後の処理をユーザーの希望通りに実行すること
ができる。
【0037】なお、上記実施形態においては、原稿トレ
イ10にセットされた全ての原稿画像の読み取り動作が
終了してから画像形成処理に移行するものについて説明
したが、本発明はこれに限らず、原稿画像の読み取りと
並行して画像形成処理を行うものでも適用可能である。
【0038】また、制御部26の制御処理として、図
4、図6、図7のいずれの処理形態を採用するかを、例
えば不揮発性メモリを用いた処理モードの設定操作によ
り、ユーザー側で設定(選択)可能な構成とすることも
可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿有無検知手段が原稿台上で原稿無しと検知した後の画
像形成処理中に、原稿有無検知手段が原稿台上で原稿を
検知した場合、画像形成処理手段による画像形成処理を
制御手段で中断させることにより、原稿セット不良(原
稿の不揃い)によって原稿の画像情報が不足したまま画
像形成処理が完了する事態を回避して、ミスコピーの発
生を未然に防止することが可能となる。これにより、画
像形成装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成
例を示す概略図である。
【図2】 本発明の実施形態における原稿送り機構部の
原稿搬送動作を説明する図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御
構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態における画像形成装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施形態に係る画像形成装置の具体
的な処理例を示す模式図である。
【図6】 本発明の実施形態における画像形成装置の他
の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施形態における画像形成装置の他
の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…原稿送り機構部、3…画像読み
取り部、4…画像処理部、5…画像形成部、6…読み取
り位置、7…原稿、10…原稿トレイ、18…原稿有無
検知センサ、26…制御部、27…操作パネル部、28
…画像情報記憶部、29…画像形成処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 430 G06T 1/00 430J 5C072 H04N 1/04 106 H04N 1/04 106A 107 107B Fターム(参考) 2H027 DB03 ED11 EK03 FD08 GB07 GB09 2H072 AA03 AA16 AA22 AA29 AB18 AB19 AB20 AB22 AB27 AB28 CA01 CB01 CB03 JA02 2H076 BA14 BA63 BB02 EA21 3F048 BA02 BC03 BC09 CC01 DA06 DB11 DC12 EA03 EA05 EA08 EB23 5B047 AA01 BA02 BB02 BC05 BC09 BC11 BC23 CA01 CA09 CB06 CB17 5C072 AA05 BA20 CA02 DA02 DA04 EA05 NA08 RA02 SA06 XA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台にセットされた原稿を順に搬送す
    る原稿送り機構と、 前記原稿送り機構によって搬送された原稿の画像を読み
    取る画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段によって読み取られた画像情報を
    用いて画像形成処理を行う画像形成処理手段と、 前記原稿台上における原稿の有無を検知する原稿有無検
    知手段と、 前記原稿有無検知手段が前記原稿台上で原稿無しと検知
    した後の画像形成処理中に、前記原稿有無検知手段が前
    記原稿台上で原稿を検知した場合、前記画像形成処理手
    段による画像形成処理を中断させる制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像形成処理を中
    断させた後、前記原稿送り機構を駆動して原稿の搬送動
    作を開始し、この搬送動作によって前記画像読み取り手
    段に読み取られた原稿の画像情報を前記画像形成処理の
    中断前に読み取った原稿の画像情報と合わせて画像形成
    処理を再開させることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画像形成処理を中
    断させた後、前記原稿検知手段によって検知された原稿
    を前記画像形成処理の中断前に読み取った原稿の続きと
    して処理するか否かをユーザーに問い合わせる問い合わ
    せ処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記問い合わせ処理に
    よってユーザーから前記画像形成処理の中断前に読み取
    った原稿の続きとして処理する旨の回答があった場合
    に、前記原稿送り機構を駆動して原稿の搬送動作を開始
    し、この搬送動作によって前記画像読み取り手段に読み
    取られた原稿の画像情報を前記画像形成処理の中断前に
    読み取った原稿の画像情報と合わせて画像形成処理を再
    開させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
JP2000386197A 2000-12-20 2000-12-20 画像形成装置 Pending JP2002189390A (ja)

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