JP2002188938A - 回転角検出器 - Google Patents

回転角検出器

Info

Publication number
JP2002188938A
JP2002188938A JP2000388511A JP2000388511A JP2002188938A JP 2002188938 A JP2002188938 A JP 2002188938A JP 2000388511 A JP2000388511 A JP 2000388511A JP 2000388511 A JP2000388511 A JP 2000388511A JP 2002188938 A JP2002188938 A JP 2002188938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
rotation angle
coil
coils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000388511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4523147B2 (ja
Inventor
Hiroshi Murachi
拓 村地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
M SYST GIKEN KK
Original Assignee
M SYST GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by M SYST GIKEN KK filed Critical M SYST GIKEN KK
Priority to JP2000388511A priority Critical patent/JP4523147B2/ja
Publication of JP2002188938A publication Critical patent/JP2002188938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4523147B2 publication Critical patent/JP4523147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無接触式で簡易構成、かつ消費電力の少ない
耐久性に優れたものとする。 【解決手段】 ステータ1に突極1−1,1−2,1−
3を設ける。突極1−1,1−2,1−3にコイル5−
1,5−2,5−3を巻く。コイル5−1,5−2,5
−3の直列接続回路の両端に定電圧交流電源を接続す
る。ステータ1の中央部にロータ2を配置する。ロータ
2は半径R1の外周面2−1と半径R2(R2<R1)
の外周面2−2を有している。ステータ1の上下面には
ヨークを設ける。ロータ2が回転すると、突極1−1,
1−2,1−3とロータ2との間の磁路のリラクタンス
が変化し、コイル5−1,5−2,5−3のインダクタ
ンスが変化し、コイル5−1,5−2,5−3の両端の
電圧V1,V2,V3が変化する。電圧V1,V2,V
3の値の組合せに基づきロータ2の回転角を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステータに対し
て相対的に回転するロータの回転角を検出する回転角検
出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〔従来例1〕従来より、回転角検出器と
して、円環状抵抗体と回転接触子を用いたポテンショメ
ータがある。図18はこのポテンショメータの要部を示
す図であり、101は円環状抵抗、102は接触子であ
る。接触子102はその先端を円環状抵抗101に接し
て回転する。このポテンショメータでは、端子P1とP
2との間の抵抗値を測定することにより、接触子102
の回転角を検出することができる。
【0003】〔従来例2〕図19は特開平8−3273
11号公報(文献1)に示された回転角検出器の要部を
示す斜視図である。この回転角検出器は、基台103に
固定されたソレノイド状コイル(外側コイル)104
と、この外側コイル104の内部に配置されたソレノイ
ド状コイル(内側コイル)105とを有している。10
6は基台103から延出された回転軸であり、外側コイ
ル104の中空部104aを縦方向(コイル104の軸
方向と直交する方向)に貫通し、その先端が外側コイル
104の上部面104bより突き出ている。内側コイル
105はその中空部105aを縦方向(コイル105の
軸方向と直交する方向)に貫通する回転軸106に固定
されている。
【0004】この文献1に示された回転角検出器におい
て、外側コイル104は、導線107を介して交流励磁
され、交流磁界を発生する。この交流磁界により内側コ
イル105には誘導起電力が発生する。内側コイル10
5に発生する誘導起電力は中空部105aを横切る磁束
に比例する。この磁束は磁界の方向と内側コイル105
の中心軸のなす角度差により変化し、誘導起電力もこの
角度差により変化する。したがって、内側コイル105
に誘起した誘導起電力を測定することにより、内側コイ
ル105の外側コイル104に対する回転角、すなわち
回転軸106の回転角を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例1で
は、円環状抵抗101に接触子102の先端を接触回転
させるため、円環状抵抗101や接触子102が摩耗す
るという問題があった。これに対し、従来例2では、電
磁誘導式(無接触式)であり機械的摺動部がなく、摩耗
の問題は生じない。しかし、外側コイル(1次コイル)
104と回転する内側コイル(2次コイル)105の他
に出力信号取り出し用のフレキシブルな導線108が存
在し、その構成が複雑となるという問題があった。ま
た、内側コイル105に誘導起電力を生じさせるために
相応の電力を必要とし、消費電力が大きいという問題が
あった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、無接触式で
簡易構成、かつ消費電力の少ない耐久性に優れた回転角
検出器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、突極を有する強磁性体からなるステ
ータと、回転中心に対し非対称の外形を有し、ステータ
の中央部に位置すると共に該ステータの突極にその外周
面を対向させて相対的に回転する強磁性体からなるロー
タと、ステータの突極に巻かれたコイルと、このコイル
を交流励磁する励磁手段とを設け、ステータの突極とロ
ータとの相対位置によって変化するコイルのインダクタ
ンスに基づいてロータの回転角を検出するようにしたも
のである。この発明によれば、ステータに対してロータ
が相対的に回転すると、ロータが回転中心に対し非対称
の外形を有しているため、ステータの突極とロータとの
間の磁路のリラクタンスがロータの回転角に応じて変化
し、このリラクタンスの変化に応じて突極に巻かれたコ
イルのインダクタンスが変化し、このインダクタンスの
変化からロータの回転角を無接触で検出することができ
る。なお、インダクタンスの変化は、コイルの両端の電
圧やコイルに流れる電流から検出することができる。本
発明において、ステータの突極を複数とする場合には、
ステータの各突極にコイルを巻き、各コイルを交流励磁
する。そして、このステータの各突極とロータとの相対
位置によって変化する各コイルのインダクタンスに基づ
いて、ロータの回転角を検出する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1〕図1はこの発明の一実施の形態を示す
回転角検出器の要部を示す平面図である。同図におい
て、1は強磁性体からなるステータ、2は同じく強磁性
体からなるロータである。ロータ2はステータ1の中央
部に配置されている。
【0009】ステータ1の平面図を図2(a)に、図2
(a)におけるII−II線断面図を図2(b)に示す。ス
テータ1は、厚さt1のリング状平板とされ、その内周
面に120゜間隔で中心O1に向かう突極1−1,1−
2,1−3が形成されている。突極1−1,1−2,1
−3は同一形状でその先端は半径R0の曲面とされてい
る。
【0010】ロータ2の平面図を図3(a)に示す。図
3(b)は図3(a)をA方向から見た図、図3(c)
は図3(a)をB方向から見た図である。ロータ2は厚
さt2,半径R1の円板とされ、図3(a)における左
半分には、厚さt2の中央部をt3の幅で深さd1だけ
抉った形の半径R2(R2<R1)の外周面が形成され
ている。図3(a)における右半分の半径R1の外周面
2−1を第1の外周面、左半分の半径R2の外周面2−
2を第2の外周面とする。ロータ2の中心部には貫通孔
2−3が形成されている。
【0011】図1に示した平面図において、ロータ2
は、後述する回転角の検出動作の説明を分かり易くする
ために、図3(b)におけるIII −III 線断面の外形の
みを示している。また、図1には示していないが、図4
に示すように、ステータ1の上下にはヨーク4,4が設
けられている。また、ロータ2には、その貫通孔2−3
に回転軸3が挿通固定されている。ステータ1の中心O
1とロータ2の中心O2とは一致しており(O=O1=
O2)、ステータ1の突極1−1,1−2,1−3の先
端の曲面の半径R0はロータ2の第1の外周面2−1の
半径R1よりも僅かに大きい。図4は図1におけるC−
O−D断面を示している。図5(a)にヨーク4の平面
図を、図5(b)に図5(a)におけるV−V線断面図
を示す。
【0012】ヨーク4はその平面形状がステータ1の平
面形状と同一とされている。すなわち、ヨーク4にはス
テータ1の突極1−1,1−2,1−3に対応する突部
4−1,4−2,4−3が形成されており、この突部4
−1,4−2,4−3がステータ1の突極1−1,1−
2,1−3にh1の空隙を隔てて重なるように、ステー
タ1の上下面にヨーク4,4が固定されている。
【0013】ステータ1の突極1−1,1−2,1−3
には、コイル5−1,5−2,5−3が巻かれている。
コイル5−1,5−2,5−3は1本の導線を突極1−
1,1−2,1−3に順次巻回して行くことによって形
成されている。すなわち、コイル5−1,5−2,5−
3は直列に接続されており、この直列接続回路の両端に
は図6に示すように固定周波数の定電圧交流電源13が
接続されている。また、コイル5−1の両端の電圧V1
を検出器6−1によって検出し、コイル5−2の両端の
電圧V2を検出器6−2によって検出し、コイル5−3
の両端の電圧V3を検出器6−3によって検出し、デー
タ処理部7へ与えるようにしている。
【0014】この回転角検出器では、ロータ2が回転中
心Oに対し非対称の外形を有しているため、ロータ2が
回転すると、ステータ1の突極1−1,1−2,1−3
とロータ2との間の磁路、すなわちステータ1の突極1
−1,1−2,1−3とロータ2およびヨーク4,4の
突部4−1,4−2,4−3で構成される磁路のリラク
タンスがロータ2の回転角に応じて変化し、このリラク
タンスの変化に応じて突極1−1,1−2,1−3に巻
かれたコイル5−1,5−2,5−3のインダクタンス
が変化し、コイル5−1,5−2,5−3の両端の電圧
V1,V2,V3は、その合計値は一定だが、各々の値
が相対的に変化する。
【0015】図7(a)〜(f)にロータ2の反時計方
向への回転状況を示す。図7(a)ではロータ2の第1
の外周面2−1がステータ1の突極1−1および1−2
に対向しており、ロータ2の第2の外周面2−2がステ
ータ1の突極1−3に対向している。この状態におい
て、コイル5−1,5−2の両端の電圧V1,V2は高
く、コイル5−3の両端の電圧V3は低い。この時のロ
ータ2の回転角を0゜とする。図8にロータ2の回転角
とコイル5−1,5−2,5−3の両端の電圧V1,V
2,V3の関係を示す。ロータ2の回転角0゜でのコイ
ル5−1,5−2の両端の電圧V1,V2はVMとな
り、コイル5−3の両端の電圧V3はVLとなる(VH
>VL)。
【0016】図7(a)の状態からロータ2が反時計方
向へ回転すると、突極1−2に対してロータ2の第2の
外周面2−2が対向し始める。これにより、突極1−2
とロータ2およびヨーク4,4の突部4−2で構成され
る磁路のリラクタンスが変化し、このリラクタンスの変
化に応じて突極1−2に巻かれたコイル5−2のインダ
クタンスが変化し、コイル5−2の両端の電圧V2が低
下し始める。
【0017】図7(a)の状態からロータ2が反時計方
向へ60゜回転した状態を図7(b)に示す。この状
態、すなわち回転角60゜では、ロータ2の第1の外周
面2−1が突極1−1に対向し、ロータ2の第2の外周
面2−2が突極1−2,1−3に対向する。このため、
コイル5−1の両端の電圧V1がVH、コイル5−2,
5−3の両端の電圧V2,V3がVLとなる(図8に示
すt1点)。
【0018】図7(b)の状態からロータ2が反時計方
向へ回転すると、突極1−3に対してロータ2の第1の
外周面2−1が対向し始める。これにより、突極1−3
とロータ2およびヨーク4,4の突部4−3で構成され
る磁路のリラクタンスが変化し、このリラクタンスの変
化に応じて突極1−3に巻かれたコイル5−3のインダ
クタンスが変化し、コイル5−3の両端の電圧V3が上
昇し始める。
【0019】図7(b)の状態からロータ2が反時計方
向へ60゜回転した状態を図7(c)に示す。この状
態、すなわち回転角120゜では、ロータ2の第1の外
周面2−1が突極1−1,1−3に対向し、ロータ2の
第2の外周面2−2が突極1−2に対向する。このた
め、コイル5−1,5−3の両端の電圧V1,V3がV
M、コイル5−2の両端の電圧V2がVLとなる(図8
に示すt2点)。
【0020】図7(c)の状態からロータ2が反時計方
向へ回転すると、突極1−1に対してロータ2の第2の
外周面2−2に対向し始める。これにより、突極1−1
とロータ2およびヨーク4,4の突部4−1で構成され
る磁路のリラクタンスが変化し、このリラクタンスの変
化に応じて突極1−1に巻かれたコイル5−1のインダ
クタンスが変化し、コイル5−1の両端の電圧V1が低
下し始める。
【0021】図7(c)の状態からロータ1が反時計方
向へ60゜回転した状態を図7(d)に示す。この状
態、すなわち回転角180゜では、ロータ2の第1の外
周面2−1が突極1−3に対向し、ロータ2の第2の外
周面2−2が突極1−1,1−2に対向する。このた
め、コイル5−1,5−2の両端の電圧V1,V2がV
L、コイル5−3の両端の電圧V3がVHとなる(図8
に示すt3点)。
【0022】以下、同様にして、回転角240゜では
(図7(e))、コイル5−1の両端の電圧V1がV
L、コイル5−2,5−3の両端の電圧V2,V3がV
Mとなり(図8に示すt4点)、回転角300゜では
(図7(f))、コイル5−1,5−3の両端の電圧V
1,V3がVL、コイル5−2の両端の電圧V2がVH
となり(図8に示すt5点)、回転角360゜では(図
7(a))、コイル5−1,5−2の両端の電圧V1,
V2がVM、コイル5−3の両端の電圧V3がVLとな
る(図8に示すt6点)。
【0023】図8から分かるように、コイル5−1,5
−2,5−3の両端に発生する電圧V1,V2,V3
は、ロータ2の回転角により異なる組み合わせの値とな
る。したがって、コイル5−1,5−2,5−3の両端
に発生する電圧V1,V2,V3を測定し、これをデー
タ処理すれば、ロータ2の回転角を知ることができる。
データ処理部7は、検出器6−1,6−2,6−3から
の電圧V1,V2,V3を入力とし、この電圧V1,V
2,V3の値から図8に示した特性に従ってロータ2の
回転角を求める。
【0024】データ処理部7における回転角の計算は、
ハード回路により行わせるようにしてもよいが、マイク
ロプロセッサなどによるソフト演算で行えば、回路構成
が簡単となる。図9にマイクロプロセッサを用いた場合
のデータ処理部7の概略構成を示す。同図において、7
−1はCPU、7−2はROM、7−3はRAM、7−
4,7−5はインターフェイスであり、CPU7−1は
インターフェイス7−4を介する電圧V1,V2,V3
を入力とし、ROM7−2に格納されたプログラムに従
ってRAM7−3にアクセスしながら回転角の算出を行
う。この場合、RAM7−3には、図8に示した電圧V
1,V2,V3と回転角との関係を予め格納しておく。
【0025】なお、この実施の形態では、ステータ1の
上下にヨーク4を設けるようにしたが、上側あるいは下
側にのみヨーク4を設けるようにしてもよい。また、ヨ
ーク4は突部4−1,4−2,4−3を設けたリング状
としなくてもよく、すなわちステータ1の突極1−1,
1−2,1−3に対して1つの繋がったヨークとしなく
てもよく、突極1−1,1−2,1−3毎に独立したヨ
ークを設けるようにしてもよい。また、ステータ1とヨ
ーク4とは別体とせず、一体としてもよい。
【0026】また、ロータ2の外形は、必ずしも図に示
したような形としなくてもよい。すなわち、回転中心に
対し非対称の外形を有すればよく、例えばロータ2の外
形を真円とし、この真円を偏心させて回転させるように
してもよい。また、ロータ2を回転させるようにした
が、ステータ1を回転させるようにしてもよい。但し、
この場合、コイル5−1,5−2,5−3には、例えば
スリップリングを介して電源を供給する等の必要がある
ため、構造が少し複雑になる。
【0027】〔実施の形態2〕実施の形態1では、突極
の数を3つとしたが、測定対象角度が180゜以下であ
れば、突極の数を2つとすることも可能である。図10
に突極の数を2つとした回転角検出器の要部を示す。こ
の例では、ステータ8の内周面に180゜間隔で突極8
−1,8−2が形成されている。この突極8−1,8−
2にコイル10−1,10−2が巻かれている。ロータ
9はその外周面の1/4が小径とされている。すなわ
ち、ロータ9は、その外周面の3/4が半径R1の第1
の外周面9−1とされ、残る1/4が半径R2の第2の
外周面9−2とされている。この場合、第2の外周面9
−2の外形が回転中心Oに対し非対称の外形となってい
る。ステータ8の上下には図示してはいないが同一平面
形状のヨークが設けられている。
【0028】コイル10−1,10−2は直列に接続さ
れており、この直列接続回路の両端には図11に示すよ
うに固定周波数の定電圧交流電源13が接続されてい
る。また、コイル10−1の両端の電圧V1を検出器1
1−1によって検出し、コイル10−2の両端の電圧V
2を検出器10−2によって検出し、データ処理部12
へ与えるようにしている。
【0029】この回転角検出器では、ロータ9が回転中
心Oに対し非対称の外形を有しているため、ロータ9が
回転すると、ステータ8の突極8−1,8−2とロータ
9との間の磁路のリラクタンスがロータ9の回転角に応
じて変化し、このリラクタンスの変化に応じて突極8−
1,8−2に巻かれたコイル10−1,10−2のイン
ダクタンスが変化し、コイル10−1,10−2の両端
の電圧V1,V2は、その合計値は一定だが、各々の値
が相対的に変化する。
【0030】図12(a)〜(d)にロータ9の反時計
方向への回転状況を示す。図12(a)ではロータ9の
第1の外周面9−1がステータ8の突極8−1に対向し
ており、ロータ9の第2の外周面9−2がステータ8の
突極8−2に対向している。この状態において、コイル
10−1の両端の電圧V1は高く、コイル10−2の両
端の電圧V2は低い。この時のロータ9の回転角を0゜
とする。図13にロータ9の回転角とコイル10−1,
10−2の両端の電圧V1,V2の関係を示す。ロータ
9の回転角0゜でのコイル10−1の両端の電圧V1は
VHとなり、コイル10−2の両端の電圧V2はVLと
なる(VH>VL)。
【0031】図12(a)の状態からロータ9が反時計
方向へ回転すると、突極8−2に対してロータ9の第1
の外周面9−1が対向し始める。これにより、突極8−
2とロータ9との間の磁路のリラクタンスが変化し、こ
のリラクタンスの変化に応じて突極8−2に巻かれたコ
イル10−2のインダクタンスが変化し、コイル10−
2の両端の電圧V2が上昇し始める。
【0032】図12(a)の状態からロータ2が反時計
方向へ90゜回転した状態を図12(b)に示す。この
状態、すなわち回転角90゜では、ロータ9の第1の外
周面9−1が突極8−1,8−2に共に対向する。この
ため、コイル10−1,10−2の両端の電圧V1,V
2が共にVMとなる(図13に示すt1点)。
【0033】図12(b)の状態からロータ9が反時計
方向へ回転すると、突極8−1に対してロータ9の第2
の外周面9−2が対向し始める。これにより、突極8−
1とロータ9との間の磁路のリラクタンスが変化し、こ
のリラクタンスの変化に応じて突極8−1に巻かれたコ
イル10−1のインダクタンスが変化し、コイル10−
1の両端の電圧V1が低下し始める。
【0034】図12(b)の状態からロータ2が反時計
方向へ90゜回転した状態を図12(c)に示す。この
状態、すなわち回転角180゜では、ロータ9の第1の
外周面9−1が突極8−2に対向し、第2の外周面9−
2が突極8−1に対向する。このため、コイル10−1
の両端の電圧V1がVL、コイル10−2の両端の電圧
V2がVHとなる(図13に示すt2点)。
【0035】以下、同様にして、回転角270゜では
(図12(d))、コイル10−1,10−2の両端の
電圧V1,V2が共にVMとなり(図13に示すt3
点)、回転角360゜では(図12(a))、コイル1
0−1の両端の電圧V1がVH、コイル10−2の両端
の電圧V2がVLとなる(図13に示すt4点)。
【0036】図13から分かるように、コイル10−
1,10−2の両端に発生する電圧V1,V2は、18
0゜を超えると同じ組み合わせの値が生じるが、0〜1
80゜の範囲では全て異なる組み合わせの値となる。し
たがって、コイル5−1,5−2の両端に発生する電圧
V1,V2を測定し、これをデータ処理すれば、ロータ
2の回転角を0〜180゜の範囲で知ることができる。
データ処理部12は、検出器11−1,11−2からの
電圧V1,V2を入力とし、この電圧V1,V2の値か
ら図13に示した特性(0〜180゜の範囲の特性)に
従ってロータ9の回転角を求める。
【0037】この実施の形態2においても、ステータ9
の上側あるいは下側にのみヨークを設けるようにしても
よく、ステータ9の突極9−1,9−2毎に独立したヨ
ークを設けたり、ステータ9とヨークとを一体とした
り、ロータ9の外形を真円としこの真円を偏心させて回
転させるようにしたり、ステータ9側を回転させるよう
にしてもよいことは言うまでもない。
【0038】〔実施の形態3〕実施の形態1では突極の
数を3つとし、実施の形態2では突極の数を2つとした
が、さらに突極の数を増やしてもよい。また、突極の数
は1つとしてもよい。図14に突極の数を1つとした回
転検出器の要部を示す。この例では、円環状のステータ
14の内周面に1つの突極14−1を形成し、この突極
14−1にコイル16を巻回している。
【0039】ロータ15はその外周面の半径がP1位置
から反時計方向へ徐々に大径とされている。これによ
り、ロータ15の外形が全領域において、回転中心Oに
対して非対称の形となっている。ステータ14の上下に
は図示してはいないが同一平面形状のヨークが設けられ
ている。
【0040】図15に示すように、コイル16には固定
周波数の定電圧交流電源13が接続されており、コイル
16に流れる電流I1を検出器20によって検出し、デ
ータ処理部21へ与えるようにしている。
【0041】この回転角検出器では、ロータ15が回転
中心Oに対し非対称の外形を有しているため、ロータ1
5が回転すると、ステータ14の突極14−1とロータ
15との間の磁路のリラクタンスがロータ15の回転角
に応じて変化し、このリラクタンスの変化に応じて突極
14−1に巻かれたコイル16のインダクタンスが変化
し、コイル16を流れる電流I1が変化する。
【0042】この場合、ロータ5の外周面の半径がP1
位置より反時計方向へ徐々に大径とされているので、ロ
ータ15が時計方向へ回転するにつれて突極14−1と
ロータ15の外周面との対向間隙が狭まり、コイル16
を流れる電流I1は直線的に徐々に大きくなる(図16
参照)。データ処理部21は、検出器20からの電流I
1を入力とし、この電流I1の値から図16に示した特
性に従ってロータ15の回転角を求める。
【0043】この実施の形態3においても、ステータ1
4の上側あるいは下側にのみヨークを設けるようにして
もよく、ステータ14の突極14−1に対して独立した
ヨークを設けたり、ステータ14とヨークとを一体とし
たり、ロータ15の外形を真円としこの真円を偏心させ
て回転させるようにしたり、ステータ14側を回転させ
るようにしてもよいことは言うまでもない。また、ステ
ータ14は、必ずしも円環状としなくてもよい。
【0044】また、上述した実施の形態1〜3では、電
源として定電圧交流電源13を使用したが、定電流交流
電源を使用するようにしてもよい。例えば、図17
(a)に示すように、実施の形態3のコイル16に対し
て固定周波数の定電流交流電源13’を接続し、この定
電流交流電源13’からコイル16へ定電流iを供給す
るようにしてもよい。この場合、コイル16のインダク
タンスの変化によってコイル16の両端の電圧V1が変
化するので、この電圧V1の値からロータ15の回転角
を検出することができる。
【0045】また、図17(b)に示すように、実施の
形態1の直列接続されたコイル5−1,5−2,5−3
に固定周波数の定電流交流電源13’を接続し、この定
電流交流電源13’からコイル5−1,5−2,5−3
へ定電流iを供給するようにしてもよい。この場合、コ
イル5−1,5−2,5−3のインダクタンスの変化に
よってコイル5−1,5−2,5−3の両端の電圧V
1,V2,V3が変化するので、この電圧V1,V2,
V3の値からロータ2の回転角を検出することができ
る。
【0046】また、実施の形態1において、定電流交流
電源13’を使用する場合、図17(c)に示すよう
に、コイル5−1,5−2,5−3を並列接続し、この
並列接続されたコイル5−1,5−2,5−3へ定電流
iを供給するようにしてもよい。この場合、コイル5−
1,5−2,5−3のインダクタンスの変化によってコ
イル5−1,5−2,5−3に流れる電流i1,i2,
i3が変化するので、この電流i1,i2,i3の値か
らロータ2の回転角を検出することができる。
【0047】なお、上述において、定電圧交流電源13
の「定電圧値」や定電流交流電源13’の「定電流値」
は、必ずしも「一定不変の値」である必要はない。すな
わち、「印加した電圧の値」又は「同・電流の値」が分
かりさえすれば、それに対する各コイル電圧又は電流と
の比を測定することにより、この比から回転角を知るこ
とも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、ステータに対してロータが相対的に回転
すると、ロータが回転中心に対し非対称の外形を有して
いるため、ステータの突極とロータとの間の磁路のリラ
クタンスがロータの回転角に応じて変化し、このリラク
タンスの変化に応じて突極に巻かれたコイルのインダク
タンスが変化し、このインダクタンスの変化からロータ
の回転角が無接触で検出されるものとなる。このため、
摩擦の問題が生じず、耐久性に優れたものとなる。ま
た、従来例2のような2次コイルを必要とせず、フレキ
シブル導線の必要がなく、消費電力も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回転角検出器の一実施の形態
(実施の形態1)の要部を示す平面図である。
【図2】 この回転角検出器に用いるステータの平面図
および側断面図である。
【図3】 この回転角検出器に用いるロータの平面図お
よび側面図である。
【図4】 この回転角検出器の組立状態を示す断面図
(図1におけるC−O−D断面図)である。
【図5】 この回転角検出器に用いるヨークの平面図お
よび側断面図である。
【図6】 この回転角検出器の電気回路を示す図であ
る。
【図7】 この回転角検出器のロータの反時計方向への
回転状況を示す図である。
【図8】 この回転角検出器のロータの回転角と各コイ
ルの両端の電圧V1,V2,V3との関係を示す図であ
る。
【図9】 マイクロプロセッサを用いた場合のデータ処
理部の概略構成を示す図である。
【図10】 本発明に係る回転角検出器の他の実施の形
態(実施の形態2)の要部を示す平面図である。
【図11】 この回転角検出器の電気回路を示す図であ
る。
【図12】 この回転角検出器のロータの反時計方向へ
の回転状況を示す図である。
【図13】 この回転角検出器のロータの回転角と各コ
イルの両端の電圧V1,V2との関係を示す図である。
【図14】 本発明に係る回転角検出器の他の実施の形
態(実施の形態3)の要部を示す平面図である。
【図15】 実施の形態3においてコイルに流れる電流
から回転角を検出するようにした場合の電気回路を示す
図である。
【図16】 この回転角検出器のロータの回転角とコイ
ルに流れる電流I1との関係を示す図である。
【図17】 実施の形態3や実施の形態1において定電
流交流電源を使用した場合の電気回路の要部を示す図で
ある。
【図18】 従来の回転角検出器(ポテンショメータ)
の要部を示す図である。
【図19】 特開平8−327311号公報(文献1)
に示された回転角検出器の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ステータ、1−1,1−2,1−3…突極、2…ロ
ータ、2−1…第1の外周面、2−2…第2の外周面、
3…回転軸、4…ヨーク、5−1,5−2,5−3…コ
イル、6−1,6−2,6−3…検出器、7…データ処
理部、8…ステータ、8−1,8−2…突極、9…ロー
タ、9−1…第1の外周面、9−2…第2の外周面、1
0−1,10−2…コイル、11−1,11−2…検出
器、12…データ処理部、13…定電圧交流電源、1
3’…定電流交流電源、14…ステータ、14−1…突
極、15…ロータ、16…コイル、17…直列抵抗、1
8…検出器、19…データ処理部、20…検出器、21
…データ処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突極を有する強磁性体からなるステータ
    と、 回転中心に対し非対称の外形を有し、前記ステータの中
    央部に位置すると共に該ステータの突極にその外周面を
    対向させて相対的に回転する強磁性体からなるロータ
    と、 前記ステータの突極に巻かれたコイルと、 このコイルを交流励磁する励磁手段と、 前記ステータの突極と前記ロータとの相対位置によって
    変化する前記コイルのインダクタンスに基づいて前記ロ
    ータの回転角を検出する手段とを備えたことを特徴とす
    る回転角検出器。
  2. 【請求項2】 第1〜第N(N≧2)の突極を有する強
    磁性体からなるステータと、 回転中心に対し非対称の外形を有し、前記ステータの中
    央部に位置すると共に該ステータの第1〜第Nの突極に
    その外周面を対向させて相対的に回転する強磁性体から
    なるロータと、 前記ステータの第1〜第Nの突極に巻かれた第1〜第N
    のコイルと、 この第1〜第Nのコイルを交流励磁する励磁手段と、 前記ステータの第1〜第Nの突極と前記ロータとの相対
    位置によって変化する前記第1〜第Nのコイルのインダ
    クタンスに基づいて前記ロータの回転角を検出する手段
    とを備えたことを特徴とする回転角検出器。
JP2000388511A 2000-12-21 2000-12-21 回転角検出器 Expired - Lifetime JP4523147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388511A JP4523147B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 回転角検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388511A JP4523147B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 回転角検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002188938A true JP2002188938A (ja) 2002-07-05
JP4523147B2 JP4523147B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=18855229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000388511A Expired - Lifetime JP4523147B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 回転角検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4523147B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145299A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Toyota Motor Corp 回転角検出装置
JP2011180141A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Hamilton Sundstrand Corp 電気機械式装置および電気機械式装置の被駆動構成要素にかかる負荷を求める方法
JP2015125039A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アズビル株式会社 回転角度検出器
CN108917796A (zh) * 2018-06-20 2018-11-30 安徽沃巴弗电子科技有限公司 一种电感式旋转变压器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770406A (en) * 1980-10-21 1982-04-30 S G:Kk Rotating angle detecting apparatus
JP3309027B2 (ja) * 1995-01-26 2002-07-29 オークマ株式会社 リラクタンスレゾルバ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145299A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Toyota Motor Corp 回転角検出装置
JP2011180141A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Hamilton Sundstrand Corp 電気機械式装置および電気機械式装置の被駆動構成要素にかかる負荷を求める方法
JP2015125039A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アズビル株式会社 回転角度検出器
CN108917796A (zh) * 2018-06-20 2018-11-30 安徽沃巴弗电子科技有限公司 一种电感式旋转变压器
CN108917796B (zh) * 2018-06-20 2024-01-30 安徽沃巴弗电子科技有限公司 一种电感式旋转变压器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4523147B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1124309B1 (en) Magnetic pole position detecting device
JPH06205571A (ja) 複合型単相可変リラクタンスモータ
US7518332B2 (en) Brushless synchronous motor and driving control apparatus therefor
JP2988597B2 (ja) 回転位置検出装置
JP6849188B2 (ja) 角度検出器
JP5388678B2 (ja) 回転装置
JPH11206085A (ja) 永久磁石電動機
JP2002188938A (ja) 回転角検出器
CN108886279A (zh) 转子及转子的设计方法
JP5342963B2 (ja) シートコイル型レゾルバ
JP6830073B2 (ja) 回転電機
JP2933792B2 (ja) 回転電機
CN109617354A (zh) 转子正弦半波轴向磁路磁阻式多极旋转变压器
WO1982001073A1 (en) D.c.generator type non-contact speed sensing device
JPH10239010A (ja) 可変リラクタンス型レゾルバ
JP2005102366A (ja) 多極回転電機
JPH051988Y2 (ja)
JPH06233512A (ja) 回転電機
JPH076709U (ja) 可変リラクタンス型レゾルバ
JP2000352501A (ja) 磁気誘導式回転位置センサ
JP2729888B2 (ja) ブラシレスモータ
Ishizaki et al. Theory and characteristics of novel variable reluctance 1X resolver
JPH0616810U (ja) 回転角度検出装置
JPS6218958A (ja) 一相モ−タ
JPS60210151A (ja) 磁石回転型電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4523147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150604

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term