JP2002188909A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP2002188909A
JP2002188909A JP2000385993A JP2000385993A JP2002188909A JP 2002188909 A JP2002188909 A JP 2002188909A JP 2000385993 A JP2000385993 A JP 2000385993A JP 2000385993 A JP2000385993 A JP 2000385993A JP 2002188909 A JP2002188909 A JP 2002188909A
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JP
Japan
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hole
detector
holes
inspection
hole part
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JP2000385993A
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English (en)
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Yoshiaki Magara
義明 真柄
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結部品等における切削加工による孔部の検
査とこの孔部内の切り粉の除去との両方を能率よく確実
に行えるようにする。 【解決手段】 焼結部品であるロータ本体1の孔部5内
に棒状の検出子14を挿入して孔部5の寸法を検出する。
検出子14内に、その先端に開口する空気通路31を形成す
る。孔部5内に検出子14を挿入したとき、空気供給源33
から空気通路31に空気又はクーラントを供給し、孔部5
内へ噴出する。これにより、孔部5,6内に残っている
切削加工時の切り粉36を吹き飛ばして除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼結部品等被加工
物たるワークに加工された孔部を検査する検査装置に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図5から図7は、油圧
機器の一種であるベーンポンプ用のロータ本体1の一例
を示すものである。このロータ本体1はほぼ円柱形状に
なっており、その中心軸上に位置する中央孔2を有して
いる。この中央孔2は軸体(図示していない)が嵌合さ
れて固定されるものである。また、ロータ本体1にはそ
の両端面および外周面に開口する複数の切溝3が放射状
に形成されている。これら切溝3はそれぞれベーン4が
組み付けられるものである。さらに、ロータ本体1には
複数の孔部5,6,7が形成されている。これらの孔部
5,6,7のうち、一部の孔部5はロータ本体1の端面
と直交する方向性を有していてこの端面へ開口してお
り、他の孔部6,7はロータ本体1の端面と平行な方向
性を有していてロータ本体1の外周面へ開口している。
さらに、ロータ本体1の端面へ開口する孔部5はロータ
本体1の端面と平行な一部の孔部6と繋がっており、こ
れら孔部6とともにほぼL字形状の貫通孔をなしてい
る。
【0003】前記の例のロータ本体1は粉末冶金により
製造される焼結部品である。焼結部品の製造では、金属
を主成分とする原料粉末を粉末成形プレスで圧縮して圧
粉体を成形し、この圧粉体を焼結炉で加熱して焼結する
ことが行われる。その後、必要に応じて切削加工や焼入
などの後処理が行われる。前記のロータ本体1の場合、
切溝3は金型により形成され、孔部5,6,7は切削加
工により形成されるものである。
【0004】このように孔部5,6,7は切削加工によ
り形成されるため、孔部5,6,7内に切削加工により
生じる切り粉が残ってしまうおそれがあるが、油圧部品
であるロータ本体1の孔部5,6からなる通孔は油が通
るべきものなので、この孔部5,6内に切り粉が残る
と、ベーンポンプとしての作動に支障をきたすおそれが
ある。また、ほぼL字形状の貫通孔をなす孔部5,6
は、それぞれ別々に外側から孔開け加工されて形成され
るが、両孔部5,6が確実に繋がっていないと、ベーン
ポンプとしての作動に支障をきたす。
【0005】そこで、切削加工後に、確実に孔部5,6
が繋がっているかどうかを確認する必要がある。従来、
この確認作業は検査作業者が手作業で行っていた。しか
しながら、手作業では手間がかかるとともに、確実な検
査が難しいという問題があった。また、前述のように孔
部5,6,7内に残った切り粉の除去も、従来は手作業
で行っていたが、手作業ではやはり手間がかかるととも
に、切り粉を確実に取り除くことが難しい。
【0006】此の対策として、能率向上のために孔部の
検査および切り粉の除去を自動的に行う装置を作製する
ことが考えられるが、孔部を検査する装置と切り粉の除
去を行う装置とを別々に設けると、コストがかさむとと
もに多くの設置場所をとり、また、工程が多くなるなど
の問題が生じる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、孔部の検査とこの孔部内の切り粉の除去
との両方を能率よく確実に行うことができるとともに、
安価でかつ小型簡便な検査装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、ワークに加工された孔部を検査
する検査装置において、前記孔部に挿脱自在に挿入され
てこの孔部の寸法を検出する検出子を備え、この検出子
内に、その先端部へ開口した清掃用流体通路を設け、こ
の清掃用流体通路を清掃用流体の供給源に接続したもの
である。
【0009】ワークに加工された孔部の検査に際して
は、この孔部に検出子を挿入して孔部の寸法を検出す
る。これとともに、孔部に検出子を挿入した際、供給源
から検出子内の清掃用流体通路に空気などの清掃用流体
を供給する。この清掃用流体は前記孔部内に位置した検
出子の先端部から噴出し、孔部内にその加工の結果生じ
て残っていた切り粉を孔部内から外部へと吹き飛して除
去する。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の検査装置の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。なお、検査の
対象である被加工物たるワークは、先に説明した図5か
ら図7に示す焼結部品からなるベーンポンプのロータ本
体1であり、このロータ本体1の孔部5,6,7が検査
されるようになっている。
【0011】図3において11はワーク装着台で、このワ
ーク装着台11はロータ本体1が軸方向を上下方向にした
状態でかつ孔部5が上になるようにして上面に装着され
るものである。そして、ワーク装着台11は矢印Aで示す
ように水平に回転駆動されるようになっている。また、
12は縦検出子基体、13は横検出子基体である。縦検出子
基体12には、ロータ本体1の孔部5に上から挿脱自在に
挿入される検出子としての鉛直な棒状の縦検出子14が組
み込まれ、横検出子基体13には、ロータ本体1の孔部
6,7に挿脱自在に挿入される検出子としての水平な棒
状の横検出子15が組み込まれている。縦検出子14は縦検
出子基体12から下方へ突出してワーク装着台11の上方に
位置している。そして、縦検出子14は矢印Bで示すよう
に縦検出子基体12に対して上下動するが、この縦検出子
基体12自体も上下動するようになっている。一方、横検
出子15は横検出子基体13から側方へ突出してワーク装着
台11の側方に位置している。そして、横検出子15は矢印
Cで示すようにその軸方向に移動するようになってい
る。
【0012】図4に示すように前記検出子14,15はロー
タ本体1の孔部5,6,7の寸法を検出するセンサー21
を構成するものである。このセンサー21は検出子14,15
の他に、この検出子14,15を駆動して移動させるサーボ
モーターなどからなる検出子駆動装置22と、検出子14,
15の位置から孔部5,6,7の寸法を判定する検出子位
置判定手段23とを備えている。また、これら検出子駆動
装置22や検出子位置判定手段23はコンピューターなどか
らなる制御装置24により制御されるようになっている。
さらに、この制御装置24は検査結果を表示装置25により
表示するとともに、検査の結果孔部5,6,7が不良で
あった場合には検査装置自身を停止させるようになって
いる。前記表示装置25は例えば孔部5,6,7毎に検査
結果が良であるか不良であるかを点灯により示す複数対
のランプからなっている。
【0013】図1に示すように前記縦検出子14の内部に
は清掃用流体通路としての空気通路31が形成されてい
る。この空気通路31は縦検出子14の先端部である下端部
に噴出口32として開口している。そして、空気通路31に
は清掃用流体としての空気(エア)を供給するポンプな
どからなる空気供給源33が接続されている。
【0014】つぎに、前記の構成についてその作用を説
明する。図3に示すように孔部5,6,7などの切削加
工が行われ、さらにバリ取りなどが行われたロータ本体
1が図示していないチャック装置や搬送装置により本検
査装置へ搬送されてくる。この検査装置において、ロー
タ本体1はワーク装着台11上に装着される。図1(a)
に示すように最初検出子14,15はロータ本体1の外側に
位置しているが、図1(b)に示すように縦検出子14が
下降してロータ本体1の端面に開口した鉛直な孔部5に
上から挿入される。また、横検出子15が前進してロータ
本体1の外周面に開口した水平な孔部6,7に挿入され
る。図1(c)に示すように最終的に縦検出子14はその
先端つまり下端が孔部5の末端に突き当たるまで下降
し、横検出子15はその先端が孔部6の末端に突き当たる
か、あるいは孔部7が貫通孔では前進限位置まで前進す
ることが出来る。
【0015】このように、縦検出子14が所定位置まで下
降すれば、孔部5は所定の寸法を有するものと判定さ
れ、横検出子15が所定位置まで前進すれば、孔部6,7
は所定の寸法を有するものと判定される。一方、図2に
示すように孔部5,6,7が所定の寸法を有していない
場合、縦検出子14は所定位置まで下降できず、横検出子
15は所定位置まで前進できない。したがって、この場合
孔部5,6,7は所定の寸法を有さないものと判定さ
れ、当該ロータ本体1が不良品であると判定される。全
体としてほぼL字形状の貫通孔をなすべき孔部5,6の
場合、図1(c)に示すように縦検出子14が所定位置ま
で下降し、横検出子15が所定位置まで前進すれば、両孔
部5,6は実際に繋がっていて貫通孔をなしていること
になり、ベーンポンプとしての使用時に油の流通に支障
を生じない。
【0016】前述のように孔部5に挿入された縦検出子
14はその後上昇して孔部5から抜ける。また、孔部6,
7に挿入された横検出子15はその後後退して孔部6,7
から抜ける。そして、1回の孔部5,6,7の検査が終
わった後、ワーク装着台11が所定角度回転して、検出子
14,15が別の孔部5,6,7に対向し、この孔部5,
6,7の検査が同様にして行われる。さらに、全ての孔
部5,6,7の検査が終わったら、ワーク装着台11から
ロータ本体1が搬出され、検査すべき次のロータ本体1
がワーク装着台11に搬入される。
【0017】一方、検査の結果ロータ本体1が不良であ
ると判定された場合には、不良があった旨が表示装置25
により表示されるとともに、検査装置が停止する。ここ
で、不良品を取り除くなどの適宜の処置を行う。
【0018】前述のように縦検出子14がロータ本体1の
孔部5の寸法を検出するとき、特にこの孔部5内に縦検
出子14が挿入された状態で、空気供給源33から縦検出子
14内の空気通路31に空気が供給され、この空気が図1に
矢印Dで示すように縦検出子14の下端部の噴出口32から
ロータ本体1、特にその孔部5内へ噴出される。これに
より、孔部5,6の切削加工に際して生じその内部に残
った切り粉36が孔部5,6内から外部へと吹き飛ばされ
て除去される。その際、切り粉36は孔部5の端の開口部
と縦検出子14との隙間から出ることも可能であるが、縦
検出子14が挿入される鉛直な孔部5に水平な孔部6が通
じており、これら孔部5,6が全体として両端の開口し
た貫通孔をなしているので、孔部5,6内を円滑に空気
が流れ、両孔部5,6内の切り粉36をより確実に開口部
より除去できる。
【0019】以上のように本検査装置を用いれば、孔部
5,6,7の検査を自動的に能率よくかつ確実に行え
る。また、孔部5,6,7内の切り粉36の除去も自動的
に能率よくかつ確実に行える。しかも、検査用の縦検出
子14を切り粉36の除去のための空気の噴き出しに兼用し
たので、検査工程と切り粉36の除去の工程とを同時に行
うことができ、工程を減らすことができる。加えて、縦
検出子14が孔部5内に挿入されるものであることによ
り、孔部5,6内の切り粉36の除去をより確実に行え
る。さらに、孔部5,6,7の検査機能と切り粉36の除
去機能との両機能を有しているにもかかわらず、装置を
小型に構成することができ、結果として設置場所をとら
ないとともにコストを低く抑えることができる。
【0020】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では縦検出子14と横検出子15とを一本ずつに
したが、複数本ずつ設けて複数の鉛直な孔部5と複数の
水平な孔部6,7とを同時に検査できるようにしてもよ
い。また、検査の対象である焼結部品は前記実施例のよ
うなベーンポンプ用のロータ本体に限るものではない。
さらに、焼結部品に限るものではなく、また孔部の数お
よび配置も前記実施例のものには限らない。さらに、実
施例では清掃用流体として空気の場合を示したが、清掃
用流体としてクーラントなど液体でもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、焼結部品等に
加工された孔部を検査する検査装置において、前記孔部
に挿脱自在に挿入されてこの孔部の寸法を検出する検出
子を備え、この検出子内に、その先端部へ開口した清掃
用流体通路を設け、この清掃用流体通路を清掃用流体の
供給源に接続したので、孔部の検査とこの孔部内の切り
粉の除去との両方を能率よく確実に行うことができると
ともに、安価にかつ小型にできる検査装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施例を示す断面図で、
(a),(b),(c)は検査の各段階を示しており、
(d)は縦検出子の先端部の拡大図である。
【図2】同上不良品の場合を示す断面図である。
【図3】同上検査装置の斜視図である。
【図4】同上構成図である。
【図5】焼結部品であるロータ本体の斜視図である。
【図6】同上断面図である。
【図7】同上断面図であり、図6とは断面位置が異な
る。
【符号の説明】
1 ロータ本体(ワーク) 5 6 7 孔部 14 縦検出子(検出子) 15 横検出子(検出子) 31 空気通路(清掃用流体通路) 32 噴出口 33 空気供給源(供給源)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに加工された孔部を検査する検査
    装置において、前記孔部に挿脱自在に挿入されてこの孔
    部の寸法を検出する検出子を備え、この検出子内に、そ
    の先端部へ開口した清掃用流体通路を設け、この清掃用
    流体通路を清掃用流体の供給源に接続したことを特徴と
    する検査装置。
JP2000385993A 2000-12-19 2000-12-19 検査装置 Pending JP2002188909A (ja)

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