JP3110764U - ナット製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ほとんど人手を要することなく、雌ネジ形成及び雌ネジ形成後のブランクの全数検査等を実行可能なナット製造装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 所定角度ずつ間欠的に回転するターンテーブル3と、該ターンテーブル3の外周部に一定間隔で設けられたチャック機構4…4とを備え、かつチャック機構4にブランクXを供給して保持させるブランク供給装置10と、ブランクXの下孔Xaに雌ネジを成する雌ネジ形成装置30と、ブランクXの雌ネジの検査をする通り検査装置50,止り検査装置60と、ブランクXを、良品と不良品とに振り分け、異なる場所に排出する良品排出装置70、不良品排出装置80とを備え、排出装置70,80に、雌ネジ検査装置50,60の検査結果に応じて、良品と不良品とに振り分けて異なる場所に排出させるコントローラとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 所定角度ずつ間欠的に回転するターンテーブル3と、該ターンテーブル3の外周部に一定間隔で設けられたチャック機構4…4とを備え、かつチャック機構4にブランクXを供給して保持させるブランク供給装置10と、ブランクXの下孔Xaに雌ネジを成する雌ネジ形成装置30と、ブランクXの雌ネジの検査をする通り検査装置50,止り検査装置60と、ブランクXを、良品と不良品とに振り分け、異なる場所に排出する良品排出装置70、不良品排出装置80とを備え、排出装置70,80に、雌ネジ検査装置50,60の検査結果に応じて、良品と不良品とに振り分けて異なる場所に排出させるコントローラとを備える。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ナット製造装置に関し、金属部品の製造技術の分野に属する。
従来より、ナットの雌ネジの検査としては、例えば、この雌ネジが形成されたネジ孔内に、該ネジ孔の径の規格下限値よりも若干小さな径を有する通りネジをねじ込み、該通りネジがネジ孔を通りぬけるか否かにより、該ネジ孔の径が規格下限値よりも小さくないかを判定する通り検査や、ネジ孔内に、該ネジ孔の規格上限値よりも若干大きな径を有する止りネジをねじ込み、該止りネジが前記ネジ孔内で止るか否かにより、ネジ孔の径が規格上限値よりも大きくないかを判定する止り検査が行われている。
これらの検査は、従来、人手により行われていたが、ナットの製造数は一般に膨大であるため、全数については困難であり、抜き取り式となっていた。しかし、抜き取り式の場合、不良品の残留を完全には排除することができないという問題があり、この問題に対処するものとして、例えば、特許文献1には、雌ネジが形成されたブランクの全数について前記両検査を自動実行可能な検査装置が開示されている。
しかしながら、前記特許文献1に記載の装置は、検査専用の装置であり、該検査装置で検査を行うためには、雌ネジ形成装置で製造されたブランクを、別途、当該検査装置まで運搬する必要がある。この運搬方法としては、例えば、両装置間を作業員により運搬することが考えられるが、少量ずつの運搬では、頻繁に往復しなければならず、比較的多量になった時点での運搬では、重量物の運搬となり、いずれの場合においても作業員の負担が多大なものとなる。
この問題に対処するために、例えば、雌ネジ形成装置のブランク排出口と、検査装置のブランク供給口との間にベルトコンベヤを配置し、雌ネジ形成装置で雌ネジが形成されたブランクが自動的に検査装置のブランク供給口に投入されるようにすることが考えられるが、この場合においても、雌ネジ形成装置、検査装置、及びベルトコンベヤのそれぞれについて、作業員による始動、停止操作や、作動状態の監視等が必要となり、作業員の負担が十分に軽減されない。
そこで、本考案は、ほとんど人手を要することなく、雌ネジ形成及び雌ネジ形成後のブランクの全数検査等を実行可能なナット製造装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本考案は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の考案は、ナット製造装置であって、ブランクを保持する複数のチャック機構が外周部に一定間隔で配置され、所定角度ずつ間欠的に回転するターンテーブルを有すると共に、該ターンテーブルの周囲に、該ターンテーブル上の対応位置するチャック機構にブランクを供給して保持させるブランク供給装置と、該ブランク供給装置に対してターンテーブルの回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構に保持されているブランクの下孔に雌ネジを形成する雌ネジ形成装置と、該雌ネジ形成装置に対して前記回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構に保持されているブランクの雌ネジの検査をする雌ネジ検査装置と、該雌ネジ検査装置に対して前記回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構に保持されているブランクを、該チャック機構から取り出して良品と不良品とに振り分け、異なる場所に排出する排出装置とが配設されており、かつ、該排出装置に、前記雌ネジ検査装置の検査結果に応じて、良品と不良品とに振り分けて異なる場所に排出させる制御手段が備えられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、前記請求項1に記載の考案において、前記ターンテーブルと、その周囲に配設されたブランク供給装置、雌ネジ形成装置、雌ネジ検査装置、及び排出装置は、共通の機台上に設けられていることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の考案は、前記請求項1または請求項2に記載の考案において、前記雌ネジ検査装置として、第1雌ネジ検査装置と、該第1雌ネジ検査装置に対して前記ターンテーブルの回転方向の下流側に配置された第2雌ネジ検査装置とが備えられており、
前記制御手段は、前記第1雌ネジ検査装置の検査結果を受けて、該検査結果が不良であるときは、この不良のブランクについての前記第2雌ネジ検査装置による検査を中止すると共に、前記排出装置に該ブランクを不良品側に排出させることを特徴とする。
前記制御手段は、前記第1雌ネジ検査装置の検査結果を受けて、該検査結果が不良であるときは、この不良のブランクについての前記第2雌ネジ検査装置による検査を中止すると共に、前記排出装置に該ブランクを不良品側に排出させることを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の考案は、前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の考案において、前記ターンテーブルの周囲には、前記ブランク挟持装置と前記雌ネジ形成装置との間に、対応位置するチャック機構に保持されているブランクの下孔の偏心を検査する偏心検査装置が備えられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の考案において、前記制御手段は、前記偏心検査装置の検査結果を受けて、該検査結果が不良であるときは、この検査不合格のブランクについての前記雌ネジ形成装置による雌ネジ形成及び前記雌ネジ検査装置による雌ネジ検査を中止すると共に、前記排出装置に該ブランクを不良品側に排出させることを特徴とする。
さらに、請求項6に記載の考案は、前記請求項1から請求項5のいずれかに記載の考案において、前記ターンテーブルの周囲には、雌ネジ形成装置と雌ネジ検査装置との間に、前記該雌ネジ形成装置で雌ネジが形成されたブランクの洗浄を行う洗浄装置が備えられていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の考案は、前記請求項1から請求項6のいずれかに記載の考案において、雌ネジ検査装置には、雌ネジ形成装置で形成された雌ネジに回転しながら挿通されるネジ軸が備えられていると共に、該ネジ軸に付着している切屑を除去する清掃機構が備えられていることを特徴とする。
次に、本考案の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の考案によれば、ターンテーブルの回転に伴って、順次、ブランクがブランク供給装置によりチャック機構に供給されて保持され、ブランクの下孔に雌ネジ形成装置により雌ネジが形成され、該雌ネジの検査が雌ネジ検査装置により行われ、この検査結果に応じて該チャック機構から取り出されて良品と不良品とに振り分けられ、異なる場所に排出されることとなる。つまり、ブランクの供給、ブランクへの雌ネジの形成、形成された雌ネジの検査、該検査結果に応じたブランクの振分けという一連の工程が、自動的に行われることとなる。加えて、雌ネジが形成されたブランクの全てについて自動的に検査が行われるので、人手を要することなく、不良品の残留を完全に排除することができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、前記ターンテーブルと、その周囲に配設されたブランク供給装置、雌ネジ形成装置、雌ネジ検査装置、及び排出装置は、共通の機台上に設けられているから、各装置を単品で用意してそれらを個別に設置する場合よりも、現場への設置作業等に要する人手が大きく削減されることとなる。
ところで、雌ネジ形成後のブランクの検査装置として第1、第2の雌ネジ検査装置が備えられている場合に、第1雌ネジ検査装置の検査結果が不良であるときは、第2雌ネジ検査装置の検査を行う必要はない。そこで、請求項3に記載の考案においては、第1雌ネジ検査装置の検査結果が不良であるときは、第2雌ネジ検査装置による検査を中止するようにしたものである。これによれば、第2雌ネジ検査装置が検査時に徐々に摩耗する検査軸等の消耗材を有する場合に、全ブランクについて検査が行われる場合よりも、該消耗材の消耗が抑制されることとなる。
さらに、請求項4に記載の考案によれば、雌ネジ形成前のブランクの下孔の検査も一台のナット製造装置で対応することができる。
また、請求項5に記載の考案によれば、偏心検査装置の検査結果が不良であるときは、この不良のブランクについての前記雌ネジ形成装置による雌ネジの形成及び雌ネジ検査装置による検査が中止されるから、例えばこれらの装置が、雌ネジ形成時や検査時に徐々に摩耗するドリル軸や検査軸等の消耗材を有する場合に、全ブランクについてネジ形成や検査が行われるときよりも、該消耗材の消耗が抑制されることとなる。
さらに、請求項6に記載の考案によれば、ブランクの雌ネジ表面から切粉等が除去された良好な状態で雌ネジ検査が実行されることとなる。したがって、雌ネジ検査が正確に行われると共に、該ネジ検査装置が、例えば検査時に徐々に摩耗する例えば検査軸等の消耗材を有する場合に、該消耗材の傷つきや消耗が抑制されることとなる。
そして、請求項7に記載の考案によれば、雌ネジ検査装置のネジ軸が常に良好な状態に維持される。したがって、雌ネジ検査が正確に行われることとなる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るナット製造装置1の機台2上には、符号ア方向に回転可能に支持されたターンテーブル3が設けられている。このターンテーブル3は、機台2内に収容された駆動モータ7(図9参照)により、図示しない連結機構を介して、矢印ア方向に30度ずつ回転されるようになっている。
このターンテーブル3の周縁部には、ブランクXを挟持するためのチャック機構4…4が所定間隔(図1のものにおいては30度間隔)で12対設けられている。これらのチャック機構4…4は、支軸6,6を中心として揺動可能に支持された一対のチャック爪5,5を有しており、これらのチャック爪5,5は、図2に示すように、先端部内側にブランクXを保持可能なようにブランクXの外周形状に合わせて形成された凹部5a,5aを対向して有すると共に、前記支軸6,6上に設けられた図示しないバネ部材により矢印イ,イ方向(図2参照)に付勢されている。また、前記ターンテーブル3には、これらの凹部5a,5aの下方に、長軸ブランク等を利用可能なように、凹部3a…3aが設けられている。
前記機台2上には、ターンテーブル3の周囲に、前記各チャック機構4…4に対応位置して、上流側から順に、ブランク供給装置10、偏心検査装置20、ネジ切り装置30、洗浄装置40、通り検査装置50、止り検査装置60、良品排出装置70、不良品排出装置80が配設され、前記ブランク供給装置10から順番に、12個のステーションS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9,S10,S11,S12が構成されている。なお、ステーションS9〜S12には、現状で装置は配置されておらず、予備ステーションとなっている。
ブランク供給装置10は、ステーションS1に移動してきた、ブランクXを保持していない状態のチャック機構4にブランクXを供給して保持させるためのもので、図2に示すように、ブランクXを貯溜すると共に所定方向に整列して排出する貯溜整列部11と、前記チャック爪5,5の先端近傍にまで延びる断面コ字状の第1レール12と、該第1レール12に直交して延び、かつ該第1レール12側が低くされ、前記貯溜整列部11と第1レール12とを接続する断面コ字状の第2レール13と、駆動装置14により駆動され、実線で示す待機位置から仮想線で示す位置までターンテーブル3の中心に向かって(矢印ウ方向に)移動して前記第1レール12上のブランクXを前記チャック爪5,5側に押し出すプッシャーピン15とを有し、前記第2レール13上を滑落して第1レール12上に移動してきたブランクXを、仮想線で示すように、前記プッシャーピン15により、前記チャック爪5,5の凹部5a,5aに先端側を押し開きながら押し入れて保持させるようになっている。なお、各チャック爪5,5の先端部の内側角部には、凹部5a,5aにブランクXを容易に押し入れ可能なように、面取り部5b,5bが設けられている。
偏心検査装置20は、ステーションS2に移送されてきたブランクXの下孔Xaの偏心を検査するためのもので、図示しない駆動装置により駆動され、仮想線で示す待機位置から実線で示す位置までターンテーブル3の中心に向かって(矢印ウ方向に)移動可能とされた移動部材21と、該移動部材21の先端部に回動可能に設けられ、図示しない駆動装置により矢印エ方向に回転される大ローラ22と、図示しない駆動装置により駆動され、仮想線で示すターンテーブル3の内側の待機位置から該テーブル3の周縁部に向かって(矢印オ方向に)移動可能とされた二股状の第2移動部材23と、該第2移動部材34の二股部の各先端部に回動可能に設けられた小ローラ24,24と、前記ブランクXの下孔Xaに上方から下降して挿通される断面円形の検査軸25とを有し、前記大ローラ22と小ローラ24,24とでブランクXの上端部を挟持しながら、大ローラ22をチャック爪5,5の凹部5a,5a内で回転させることによりブランクXを回転させ、このときの前記検査軸25の半径方向への振れ量から偏心量を検出するようになっている。
ネジ切り装置30は、ステーションS3に移送されてきたブランクXの下孔Xaに雌ネジを形成するためのもので、図4、図5に示すように、図示しない駆動装置により回転しながら上下に移動可能とされたドリル軸31と、図示しない駆動装置により駆動され、仮想線で示す待機位置から該テーブル3の中心に向かって(矢印カ方向に)移動し、チャック爪5,5により保持されたブランクXを、該チャック爪5,5とでクランプするクランプ部材32とを有し、前記ブランクXを、前記クランプ部材32とチャック爪5,5とで強固にクランプした状態で、前記ブランクXの下孔Xaにドリル軸31の刃部31aを回転させながら所定位置まで下降させることにより、雌ネジを形成するようになっている(図5は、ドリル軸31が雌ネジを形成しながら下降している状態を示している)。なお、ドリル軸31は、雌ネジ形成後、所定の待機位置にまで上昇する。
洗浄装置40は、ステーションS3でネジ切り装置30により雌ネジが形成された後、ステーションS4に移送されてきたブランクXのネジ孔Xb内面に付着している切粉(フィン)を洗い流すためのもので、図6に示すように、オイル配管41の端部をブランクXの上面に押し当てて該ネジ孔Xb内に高圧でオイルを注入することにより、該ネジ孔Xb内に付着している切粉(フィン)等を、ターンテーブル3の下方に設けられた樋42を介してタンク43内に洗い流すようになっている。なお、オイルに代えて、エアを高圧で吹き付けるようにしてもよい。
通り検査装置50は、ステーションS4で雌ネジが形成された後、ステーションS5に移送されてきたブランクXのネジ孔Xb(雌ネジ)の径が、規格値の下限値よりも小さくないかを検査するためのもので、図7に示すように、前記ネジ切り装置30のドリル軸31に代えて、先端に通り検査ネジ部51aが形成された通り検査軸51を設けると共に、該通り検査軸51を、ブランクXのネジ孔Xb(雌ネジ)内に所定位置までネジ込む際のトルクを、該検査軸51を駆動する図示しないモータの消費電流等から検出する検出部を設け、この検査軸51が降下中にこのトルクが所定トルク以上となったときは、ネジ孔Xb(雌ネジ)に通り検査軸51が通らない、つまりこのブランクXのネジ孔Xb(雌ネジ)径が規格内にないものとして、この検査したブランクXが不良(NG)であることを意味する信号を後述するコントローラ100に送出する。
止り検査装置60は、図7(通り検査装置50とはほぼ同構成であるので、同一の図を用いている)に示すように、ステーションS6に移送されてきたブランクXのネジ孔Xb(雌ネジ)の径が、規格値の上限値よりも大きくないかを検査するためのもので、前記前記ネジ切り装置30のドリル軸31に代えて、先端に止り検査ネジ部61aが形成された止り検査軸61を設けると共に、ブランクXの雌ネジに止り検査軸61をネジ込む際のトルクを、該検査軸61を駆動する図示しないモータの消費電流等から検出する検出部を設け、この検査軸61が待機位置から所定量降下しても、前記トルクが第2所定トルク以上とならなかったときは、止り検査軸61が雌ネジを通り抜けて止らない、つまりこのブランクXのネジ孔Xb(雌ネジ)径が規格内にないものとして、この検査したブランクXが不良(NG)であることを意味する信号を後述するコントローラ100に送出する。なお、本止り検査装置60の説明においては、通り検査装置50と共通の図面を用いたが、通り検査軸51の通り検査ネジ部51aと、止り検査軸61の止り検査ネジ部61aの径とは異なる径とされていることは言うまでもない。
通り検査装置50及び止り検査装置60には、通り検査軸51の通り検査ネジ部51a及び止り検査軸61の止り検査ネジ部61aに付着した切屑を除去するための清掃機構55,65がそれぞれ設けられている。なお、これらの清掃機構55,65は同構成とされており、通り検査装置50のものについて代表して説明する。すなわち、この清掃機構55は、前記通り検査軸51に平行に設けられると共に、下端部に平面視円形のブラシ56が設けられ、該検査軸51と共に回転するブラシ軸57と、これらの軸51,57を収容し、上下に延びる筒状部材58と、該筒状部材58内の空気を上方に抜き取る図示しないバキューム装置とを有し、通り検査が終了した後、通り検査軸51が仮想線で示す待機位置まで回転しながら復帰する際に、前記回転するブラシ56によって、通り検査ネジ部51aに付着している切屑が払い落とされ、この払い落とされた切屑が前記バキューム装置により吸引されるようになっている。なお、ブラシ軸57は、図7に示すように、通り検査軸51とは同方向に、かつ該検査軸51よりも早く回転させるのが好ましい。
良品排出装置70は、ステーションS7に移送されてきたブランクXのうち、前記各種検査装置20,50,60で良品と判定されたブランクXを製品(ナット)として外部に排出するためのもので、図8に示すように、駆動装置71に駆動され、実線で示す待機位置から仮想線で示す位置までターンテーブル3の中心に向かって矢印で示すように、チャック爪5,5同士の隙間を通って移動可能とされた板状部材72と、チャック爪5,5の先端部下方に設けられたトラフ73とを有し、該板状部材72が前述のように移動することにより、チャック爪5,5間に保持されたブランクXが、チャック爪5,5の先端側を押し開きながら押し出され、この押し出されたブランクXが前記トラフ73を介して、例えば出荷ケース等のケース74に製品(ナット)として排出されるようになっている。
不良品排出装置80は、前記各種検査装置20,50,60で不良と判定されたことによりステーションS7で排出されず、ステーションS8に移送されてきたブランクXを不良品として外部に排出するためのものである。なお、その構成は、良品排出装置70とほぼ同構成とされており、図8に示すように、チャック爪5,5の先端側から押し出されたブランクXが前記トラフ83を介して、例えば不良品貯溜タンク等のケース84に不良品として排出されるようになっている。
次に、本ナット製造装置1の制御について説明すると、図9に示すように、ナット製造装置1には、該装置1の動作を制御するためのコントローラ100が備えられており、該コントローラ100には、該ナット製造装置1の動作条件の設定や、始動、停止指示を行うための操作パネル101が接続されている。また、該コントローラ100は、前記偏心検査装置20、通り検査装置50、及び止り検査装置60からの信号を入力し、図10に示すフローチャートに従って、ターンテーブル駆動モータ7、ブランク供給装置10、偏心検査装置20、ネジ切り装置30、洗浄装置40、通り検査装置50、止り検査装置60、良品排出装置70、及び不良品排出装置80に信号を出力し、これらの装置の動作を制御するようになっており、以下、この制御について詳しく説明する。
すなわち、まず、ステップS1では、ブランクXの通し番号iをゼロに初期化した後、ステップS2で、この通し番号iに1を加算し、ステップS3で、この通し番号iをブランク供給装置10から次に供給するブランクXの番号Bとして設定する。そして、ステップS4で、ステーション番号Sをゼロに初期化し、ステップS5で、ステーション番号Sに1を加算する。
次いで、ステップS6で、このステーションにブランクXが存在するか否かを判定する。つまり、次に処理を行うブランクXの番号Bが1以上か否かを判定し、1以上であるとき(YES)は、ステップS7で、この番号Bに対応するフラグFを図10に示すフラグテーブルから読み取る。ここで、このフラグFは、初期値として、この図10に示すように0(ゼロ)に設定されており、前述の各種検査によりブランクXが不良と判定されたときに、例えば、図12に示すように1に設定されるようになっている。
次いで、ステップS8で、ステーション番号Sが8に達したか否かを判定し、ステーション番号Sが8に達していないとき(NO)は、ステップS9で前記フラグFが0(ゼロ)か否かを判定し、ゼロであるとき(YES)は、ステップS10で、ステーション番号がS、すなわちS番目のステーションに作動信号を送出した後、ステップS11で、ブランク番号Bから1を減算して、前述したステップS5に戻る。これに対し、ステップS9でゼロでないとき(NO)は、S番目のステーションに作動信号を送出することなく、前記ステップS11の処理を行って、ステップS5に戻る。その場合に、前記ステップS11で減算したことにより、B=0となったとき、すなわち、S番目のステーションに処理すべきブランクXが存在しないときは、ステップS6の判定でNOとなり、ステップS17で、ターンテーブル3を1ピッチ回転させた後、ステップS2に戻る。
一方、前記ステップS8で、ステーション番号Sが8に達しているとき(NO)は、ステップS12で前記フラグFが1か否かを判定し、1であるとき(YES)は、ステップS10で、S番目のステーションに作動信号を送出した後、また、1でないとき(NO)は、このS番目のステーションに作動信号を送出することなく、ステップ14に移る。
そして、ステップS14では、前記各ステーションSの処理が全て完了したか否かを判定し、完了していないとき(NO)は、本ステップS14の判定を繰り返し、完了したとき(YES)は、ステップS15で、前記ステーションのうちの検査に関するステーション(偏心検査装置20,通り検査装置50,止り検査装置60)の検査結果を前記テーブルに記録する。なお、検査結果がOKのときは、フラグF=0(ゼロ)のままとし、検査結果がNGのときはフラグF=1と上書きする。
次いで、ステップS16で、前記通し番号iが、例えば生産予定数等の所定値Iに達したか否かを判定し、所定値Iに達していないとき(NO)は、ステップS17で、ターンテーブル3を1ピッチ回転させて、前記ステップS2以後の処理を繰り返し、所定値Iに達したときは、全処理を終了する。
なお、前記フローチャートにおいては、各ステーションの装置への作動信号は直列的に出力されるが、前記各ステップの処理等はごく短時間で行われることにより、実態としては、各装置はほぼ同時に作動することとなる。
次に、本ナット製造装置1の作用について説明する。
作業員が操作パネル101を操作して、生産数I等を入力し、ナット製造装置1の始動指示を入力すると、まず、時刻t1にステーションS1のブランク供給装置10が作動して、1つ目のブランクX1が、チャック機構4により保持される。なお、このとき、他のステーションの装置は作動しない。
そして、上記処理の完了が確認されると(時刻t2)、ターンテーブル3が30度矢印ア方向(図1参照)に回転し、前記ブランクX1がステーションS2に移送され、偏心検査装置20により該ブランクX1の偏心検査が行われる。また、このとき、ステーションS1においては、ブランク供給装置10により、チャック機構4に2つ目のブランクX2が保持させられる。なお、このとき、これら以外のステーションの装置は作動しない。
そして、上記各処理の完了が確認されると(時刻t3)、ターンテーブルが30度矢印ア方向に回転して前記ブランクX1、X2がステーションS3,S2に移送され、ネジ切り装置30によりブランクX1のネジ切りが行われると共に、偏心検査装置20によりブランクX2の偏心検査が行われる。また、ステーションS1においては、ブランク供給装置10により、ブランク供給装置10により、チャック機構4に3つ目のブランクX3が保持させられる。なお、このとき、他のステーションの装置は作動しない。
そして、以後、各処理の完了が確認される度に、前述のように、ターンテーブル3が30度矢印方向に回転してターンテーブル3上の各ブランクが、順次下流側のステーションに移送され、該ステーションにおいて、各装置により所定の処理が並行して行われると共に、ステーションS1で、ブランク供給装置10により、チャック機構4に新たなブランクX4…が供給されることとなる。そして、ブランクXの処理数が前記生産数Iとなったときに、ナット製造装置1が自動的に停止することとなる。
ここで、例えば、ブランクX1についての処理の状況について連続的に見てみると、まず、時刻t1に、ブランク供給装置10によりチャック爪5,5に挟持された後、時刻t2にターンテーブル3によりステーションS2に移送され、偏心検査装置20により下孔の検査が行われる。そして、該検査装置20による検査が行われた後、時刻t3にステーションS3に移送されるが、前記検査装置20による検査において良品(OK)と判定されたので、ネジ切り装置30により雌ネジが形成され、その後、時刻t4にステーションS4に移送され、洗浄装置40により雌ネジの洗浄が行われる。そして、この処理の終了後、時刻t5にステーションS5に移送され、通り検査装置50により雌ネジの通り検査が行われる。そして、該通り検査装置50による検査が行われた後、時刻t6にステーションS6に移送されるが、該通り検査装置50によるによる検査において良品(OK)と判定されたので、止り検査装置60により雌ネジの止り検査が行われる。そして、該止り検査装置60による検査が行われた後、時刻t7にステーションS7に移送されるが、前記止り検査装置60によるによる検査において良品(OK)と判定されたので、つまり、前記各検査装置20,50,60による検査による検査において良品(OK)と判定されたので、良品排出装置70によりケース74に排出されることとなる。
これに対し、例えば、ブランクX2のように、偏心検査装置20及び通り検査装置50による検査において良品(OK)と判定されたものの、前記止り検査装置60による検査で不良品(NG)だった場合は、この時点でブランクX2のフラグFが1に設定されるので、ステーションS7に移送されても、良品排出装置70は作動せず、ステーションS8に移送されたときに、不良品排出装置80により不良品用のケース84に排出されることとなる。
また、例えば、ブランクX4のように、偏心検査装置20による検査において良品(OK)と判定されたものの、通り検査装置50による検査において不良品(NG)と判定された場合は、この時点でブランクX4のフラグFが1となるので、ステーションS6に移送されても、止り検査装置60が作動せず、ステーションS7に移送されても、良品排出装置70が作動せず、ステーションS8に移送されたときに、不良品排出装置80により不良品用のケース84に排出されることとなる。
また、例えば、ブランクX5のように、偏心検査装置20による検査において不良品(NG)と判定された場合は、この時点でブランクX5のフラグFが1となるので、ステーションS3に移送されても、ネジ切り装置30が作動せず、ステーションS4に移送されても、洗浄装置40が作動せず、ステーションS5に移送されても、通り検査装置50が作動せず、テーションS6に移送されても、止り検査装置60が作動せず、ステーションS7に移送されても、良品排出装置70が作動せず、ステーションS8に移送されたときに、不良品排出装置80により不良品用のケース84に排出されることとなる。
以上のように、本実施の形態に係るナット製造装置1によれば、所定角度ずつ間欠的に回転するターンテーブル3と、該ターンテーブル3の外周部に一定間隔で(前記所定角度間隔で)設けられたチャック機構4…4とが備えられており、かつターンテーブル3上の対応位置するチャック機構4にブランクXを供給して保持させるブランク供給装置10と、該ブランク供給装置10に対して前記ターンテーブル3の回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構4に保持されているブランクXの下孔Xaに雌ネジを成する雌ネジ形成装置30と、該雌ネジ形成30に対して前記回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構4に保持されているブランクXの雌ネジの検査をする通り検査装置50,止り検査装置60と、該止り検査装置60に対して前記回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構4に保持されているブランクXを、該チャック機構4から取り出して良品と不良品とに振り分け、異なる場所(ケース74,84)に排出する良品排出装置70,不良品排出装置80とが配設されており、かつ、これら排出装置70,80に、前記雌ネジ検査装置50,60の検査結果に応じて、良品と不良品とに振り分けて異なる場所に排出させるコントローラ100とが備えられているから、ブランクXへの雌ネジの形成、形成された雌ネジの検査、この検査結果に応じたブランクXの振分けという一連の工程が自動的に行われることとなる。また、雌ネジが形成されたブランクXの全てについて自動的に検査が行われるので、ほとんど人手を要することなく、不良品の残留を完全に排除することができる。
また、前記ターンテーブル3と、その周囲に配設されたブランク供給装置10、雌ネジ形成装置30、検査装置50,60、及び排出装置70,80は、共通の機台2上に設けられているから、各装置を単品で用意してそれらを個別に設置する場合よりも、現場への設置作業等に要する人手が大きく削減されることとなる。
また、通り検査装置50(第1雌ネジ検査装置)の検査結果が不良であるときは、止り検査装置60(第2雌ネジ検査装置)の作動が停止されて検査が中止されるから、全ブランクについて検査が行われる場合よりも、止り検査装置60の通りネジ軸61の無駄な消耗が抑制されることとなる。
さらに、前記ターンテーブル3の周囲には、前記ブランク挟持装置10に対して前記ターンテーブル3の回転方向の下流側で、ネジ切り装置30の上流側に、すなわち、ブランク挟持装置10とネジ切り装置3との間に、前記ターンテーブル3により移送されてきたブランクXの下孔の偏心を検査する偏心検査装置20が備えられているから、雌ネジ形成前のブランクXの検査も一台のナット製造装置1で対応することができる。
また、偏心検査装置20の検査結果が不良であるときは、この不良のブランクXについてのネジ切り装置30及び通り検査装置50及び止り検査装置60の作動が停止され、雌ネジの形成及び検査が中止されるから、全ブランクについてネジ形成や検査が行われるときよりも、ドリル軸31や検査軸51,61等の消耗材の消耗が抑制されることとなる。
さらに、前記ターンテーブル3の周囲には、前記ネジ切り装置30に対して前記ターンテーブル3の回転方向の下流側で、通り検査装置50及び止り検査装置60に対して上流側に、前記ネジ切り装置30で雌ネジが形成されたブランクXを洗浄する洗浄装置40が備えられているから、ブランクXの雌ネジ表面から切粉等が取り除かれた良好な状態で通り検査及び止り検査が実行されることとなる。したがって、これらの検査が正確に行われると共に、これらの検査装置50,60の検査軸51,61の傷つきや消耗が抑制されることとなる。
また、通り検査装置50及び止り検査装置60には、検査軸51,61に付着している切屑を除去する清掃機構55,65が備えられているから、これらの検査装置50,60のネジ軸51,61が常に良好な状態に維持される。したがって、これらの検査が正確に行われることとなる。
なお、本実施の形態においては、ブランクの形状が筒状のものの場合について説明したが、これに限定されるものではなく、種々の円筒外周面を有するものに適用することができる。また、偏心検査が不要である場合は、六角ナットに対しても適用可能である。なお、ブランクの種類を変更する場合、チャック機構4のチャック爪4,5を別形状のものに交換すればよい。
また、実用新案登録請求の範囲の雌ネジ形成装置として、ブランクXの下孔Xaに雌ネジを切るネジ切り装置30を用いたが、ブランクXの下孔Xaに雌ネジを転造する転造装置を用いてもよい。
また、ブランクXの下孔Xaの検査としては、偏心のみを検査するようにしたが、孔径、高さ等の検査を加えてもよい。また、雌ネジ形成前の予備検査として、ブランクXの外径の検査を行ってもよい。
また、ターンテーブル3の外周部には12個のチャック機構4…4を設けると共に、その周囲に12のステーションを設けたが、これらの数は、必要工程数に応じて、12よりも小さくしても、大きくしてもよい。
また、通り検査装置50及び止り検査装置60に代えて、以下のような構成の雌ネジ検査装置90を設けてもよい。すなわち、図14に示すように、この検査装置90は、上下に移動可能な昇降部材91と、前述同様のクランブ部材92と、昇降部材91の先端部に揺動可能に支持され、雌ネジに対応する凹凸の形成された揺動部材93と、昇降部材91の凸部91aに一端が固定され、該揺動部材93を図上左側に付勢するバネ部材94と、前記揺動部材93との距離Lを検出するセンサ95とを有し、該距離Lが予め設定された所定距離よりも大きいかまたは小さいかにより、ブランクXが良品であるか不良品であるかを判定するものである。なお、揺動部材93がセンサ95に当接しないように、昇降部材91には、凸部91bが設けられている。
本考案は、ナットの製造装置に広く適用することができる。
1 ナット製造装置
3 ターンテーブル
4 チャック機構
5,5 チャック爪
10 ブランク供給装置
20 偏心検査装置
30 ネジ切り装置(雌ネジ形成装置)
40 洗浄装置
50 通り検査装置(雌ネジ検査装置、第1雌ネジ検査装置)
55,65 清掃機構
60 止り検査装置(雌ネジ検査装置、第2雌ネジ検査装置)
70 良品排出装置(排出装置)
80 不良品排出装置(排出装置)
100 コントローラ(制御手段)
X ブランク
Xa ブランクの下孔
Xb ブランクのネジ孔
3 ターンテーブル
4 チャック機構
5,5 チャック爪
10 ブランク供給装置
20 偏心検査装置
30 ネジ切り装置(雌ネジ形成装置)
40 洗浄装置
50 通り検査装置(雌ネジ検査装置、第1雌ネジ検査装置)
55,65 清掃機構
60 止り検査装置(雌ネジ検査装置、第2雌ネジ検査装置)
70 良品排出装置(排出装置)
80 不良品排出装置(排出装置)
100 コントローラ(制御手段)
X ブランク
Xa ブランクの下孔
Xb ブランクのネジ孔
Claims (7)
- ナット製造装置であって、
ブランクを保持する複数のチャック機構が外周部に一定間隔で配置され、所定角度ずつ間欠的に回転するターンテーブルを有すると共に、
該ターンテーブルの周囲に、
該ターンテーブル上の対応位置するチャック機構にブランクを供給して保持させるブランク供給装置と、
該ブランク供給装置に対してターンテーブルの回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構に保持されているブランクの下孔に雌ネジを形成する雌ネジ形成装置と、
該雌ネジ形成装置に対して前記回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構に保持されているブランクの雌ネジの検査をする雌ネジ検査装置と、
該雌ネジ検査装置に対して前記回転方向の下流側に配置され、対応位置するチャック機構に保持されているブランクを、該チャック機構から取り出して良品と不良品とに振り分け、異なる場所に排出する排出装置とが配設されており、
かつ、該排出装置に、前記雌ネジ検査装置の検査結果に応じて、良品と不良品とに振り分けて異なる場所に排出させる制御手段が備えられていることを特徴とするナット製造装置。 - 請求項1に記載のナット製造装置であって、
前記ターンテーブルと、その周囲に配設されたブランク供給装置、雌ネジ形成装置、雌ネジ検査装置、及び排出装置は、共通の機台上に設けられていることを特徴とするナット製造装置。 - 請求項1または請求項2に記載のナット製造装置であって、
前記雌ネジ検査装置として、第1雌ネジ検査装置と、該第1雌ネジ検査装置に対して前記ターンテーブルの回転方向の下流側に配置された第2雌ネジ検査装置とが備えられており、
前記制御手段は、前記第1雌ネジ検査装置の検査結果を受けて、該検査結果が不良であるときは、この不良のブランクについての前記第2雌ネジ検査装置による検査を中止すると共に、前記排出装置に該ブランクを不良品側に排出させることを特徴とするナット製造装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のナット製造装置であって、
前記ターンテーブルの周囲には、前記ブランク挟持装置と前記雌ネジ形成装置との間に、対応位置するチャック機構に保持されているブランクの下孔の偏心を検査する偏心検査装置が備えられていることを特徴とするナット製造装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のナット製造装置であって、
前記制御手段は、前記偏心検査装置の検査結果を受けて、該検査結果が不良であるときは、この検査不合格のブランクについての前記雌ネジ形成装置による雌ネジ形成及び前記雌ネジ検査装置による雌ネジ検査を中止すると共に、前記排出装置に該ブランクを不良品側に排出させることを特徴とするナット製造装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のナット製造装置であって、
前記ターンテーブルの周囲には、雌ネジ形成装置と雌ネジ検査装置との間に、前記該雌ネジ形成装置で雌ネジが形成されたブランクの洗浄を行う洗浄装置が備えられていることを特徴とするナット製造装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載のナット製造装置であって、
雌ネジ検査装置には、雌ネジ形成装置で形成された雌ネジに回転しながら挿通されるネジ軸が備えられていると共に、該ネジ軸に付着している切屑を除去する清掃機構が備えられていることを特徴とするナット製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005001728U JP3110764U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | ナット製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005001728U JP3110764U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | ナット製造装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180132294A (ko) * | 2017-06-02 | 2018-12-12 | 진삼하 | 너트 가공 장치 |
KR102355865B1 (ko) * | 2020-11-20 | 2022-02-07 | 한태규 | 너트 자동검사장치 |
-
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- 2005-04-01 JP JP2005001728U patent/JP3110764U/ja not_active Expired - Fee Related
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