JP2002188876A - 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ - Google Patents

液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ

Info

Publication number
JP2002188876A
JP2002188876A JP2000386263A JP2000386263A JP2002188876A JP 2002188876 A JP2002188876 A JP 2002188876A JP 2000386263 A JP2000386263 A JP 2000386263A JP 2000386263 A JP2000386263 A JP 2000386263A JP 2002188876 A JP2002188876 A JP 2002188876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
cooling
heat
liquid
coolant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000386263A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kitano
誠 北野
Takashi Osanawa
尚 長縄
Yuji Yoshitomi
雄二 吉冨
Rintaro Minamitani
林太郎 南谷
Shigeo Ohashi
繁男 大橋
Noriyuki Ashiwake
範之 芦分
Yoshihiro Kondo
義広 近藤
Takeshi Nakagawa
毅 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000386263A priority Critical patent/JP2002188876A/ja
Priority to US09/921,925 priority patent/US6741464B2/en
Priority to TW090121204A priority patent/TW513904B/zh
Publication of JP2002188876A publication Critical patent/JP2002188876A/ja
Priority to US10/847,334 priority patent/US6987668B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • G06F1/203Cooling means for portable computers, e.g. for laptops
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2200/00Indexing scheme relating to G06F1/04 - G06F1/32
    • G06F2200/20Indexing scheme relating to G06F1/20
    • G06F2200/201Cooling arrangements using cooling fluid
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2200/00Indexing scheme relating to G06F1/04 - G06F1/32
    • G06F2200/20Indexing scheme relating to G06F1/20
    • G06F2200/203Heat conductive hinge

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型・薄型化した電子機器に用いられる半導体
素子等の高発熱体を低消費電力で冷却することができる
冷却システム或いは当該構造を備えたパーソナルコンピ
ュータを提供する。 【解決手段】往復動式ポンプ、受熱ジャケット、放熱パ
イプ、これらの部品を接続する接続パイプを閉ループに
配置して冷却液を充填し、ポンプの部材の往復動による
容積変化をΔVp、容積変化ΔVpの時に生じる圧力を
P、圧力Pを与えたときに生じるポンプを除く液冷シス
テムの容積変化をΔVsと定義した場合に、ΔVsをΔ
Vp以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体を冷却する
液冷システムに係わり、特に超小型・薄型構造に好適な
液冷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子装置に用いられる
半導体装置は、動作時に発熱する。特に近年の高集積半
導体は発熱量が増大している。半導体はある温度を超え
ると半導体としての機能が失われるため、発熱量の大き
い半導体装置はこれを冷却する必要がある。
【0003】電子装置の半導体装置を冷却する方法とし
ては、熱伝導によるもの、空冷によるもの、ヒートパイ
プを用いるもの、液冷によるものが知られている。
【0004】熱伝導による冷却は、半導体装置から電子
機器外部に至る放熱経路に熱伝導率の大きい材料を用い
ることにより達成される。この方法は半導体装置の発熱
量が比較的小さく、またノート型パーソナルコンピュー
タのようにコンパクトな電子機器に適している。
【0005】空冷による冷却は、送風装置を電子機器内
部に設け、半導体装置を強制対流冷却することにより達
成される。この方法はある程度の発熱量がある半導体装
置の冷却に広く用いられており、送風装置を小型・薄型
化することにより、パーソナルコンピュータにも適用さ
れている。
【0006】ヒートパイプを用いた冷却は、パイプ内に
封入した冷媒により熱を電子装置外部に運ぶもので、特
開平1―84699号公報、特開平2―244748号
公報に記載されている。この方法は、送風装置のように
電力を消費する部品を用いないため効率がよく、熱伝導
による冷却をさらに高効率化したものである。しかしこ
の方法は輸送できる熱に限界があった。
【0007】液冷による冷却は発熱量の大きい半導体装
置の冷却に適しており、具体的な方法が特開平5―33
5454号公報、特開平6―97338号公報、特開平
6―125188号公報、特開平10―213370号
公報に記載されている。しかし従来の液冷システムは大
型コンピュータにその用途が限られていた。これは、液
冷システムがポンプや配管系、放熱フィンなど多くの冷
却専用の部品を必要とするので装置が大型になること、
液体を冷却に用いることに対する信頼性確保が他の方法
に比べて難しいことによる。また、液冷を必要とするほ
ど発熱の大きい半導体装置は大型コンピュータ以外では
用いられていなかったこともその理由の一つである。
【0008】ノートパソコンを含む小型の電子機器に液
冷を適用する技術は特開平6―266474号公報に記
載されている。この公知例では、半導体装置に取り付け
たヘッダとこれと離れたところに位置する放熱パイプを
フレキシブルチューブで連結し、熱をその中を流れる液
体を介して輸送して冷却するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年はパーソ
ナルコンピュータ、サーバ、ワークステーションなどの
電子機器に用いられる半導体装置の発熱量が飛躍的に大
きくなっており、近年の電子機器、特にノート型パーソ
ナルコンピュータのように一層の小型・薄型化が求めら
れる電子機器に適用するには、前記公知例を適応しただ
けでは充分でない。
【0010】よって、本発明は、小型・薄型化した電子
機器に用いられる半導体素子等の高発熱体を低消費電力
で冷却することができる冷却システム或いは当該構造を
備えたパーソナルコンピュータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は、超小型・薄
型の効率の良い液冷システム或いは小型・薄型パソコン
特有の冷却システムを備えたパーソナルコンピュータを
構成することにより達成される。
【0012】液冷システムには液体の循環を促すポンプ
が必須であるが、通常用いられる回転式のポンプでは、
超小型・薄型化と低消費電力化の面で実現が困難であ
る。このため、部材の往復動により液体を加圧するポン
プを用いることが有効である。しかし、往復動式ポンプ
を用いる場合でも、効率的に冷却できる低消費電力のシ
ステムを構成するためには以下の条件を満たす必要があ
る。
【0013】具体的には、冷却液を脈流として供給する
ポンプと、前記冷却液が供給され発熱体から熱を受ける
受熱ジャケットと、前記受熱ジャケットを経た冷却液が
供給され熱を放熱する放熱パイプと、前記放熱パイプを
経た冷却液が前記ポンプに循環する経路と、を有し、前
記冷却液が閉塞された流路を循環する液冷システムであ
って、前記ポンプが脈流を吐出する際の内部の容積変化
をΔVp、前記容積変化に伴って生じる圧力をPとし、前
記圧力Pによる前記ポンプ部を除く冷却液流路の容積変
化をΔVsとしたときに、ΔVsはΔVp以上になることを特
徴とする。
【0014】なお、たとえば、前記ポンプは、ポンプ内
の部材の往復運動により前記脈流を吐出し、前記ポンプ
の部材の往復動がダイアフラムのたわみによりもたらさ
れるものであることができる。このダイアフラム自体あ
るいはダイアフラムの駆動源はピエゾ素子であること
が、小型・低消費電力・低騒音等の観点からより好まし
い。これにより、小型・薄型のコンピュータであって
も、冷却液運搬流量を確保でき、効率的な冷却を図るこ
とができる。
【0015】また、前記冷却液を運ぶ流路である接続パ
イプの少なくとも一部分にゴムパイプあるいは樹脂パイ
プを用い、前記樹脂またはゴムパイプの表面を、金属膜
で覆う或いは金属膜で覆われた樹脂シートで覆うように
すると、ゴム或いは樹脂通して冷却液が拡散して大気へ
の放出を抑制できると共に効率的に熱を伝導させること
ができる。
【0016】前記においては、前記圧力Pによる自身が
保有する冷却液の容積変化がΔVp以上であるアキュム
レータを有することが圧力の管理の観点等から好まし
い。
【0017】なお、アキュムレータは内部に冷却液を保
有して保有量を変動できる構造になっている。例えば、
自身の変形によって保有量を変更するものであることが
できる。或いは、内部に気体を併せて保有する構造であ
ってもよい。
【0018】前記アキュムレータは、例えばゴムまたは
樹脂を構成材料とし、圧力変化により可動するようにす
る。または、金属ベローズ構造を用いることができる。
または、ピストン機構を用いることもできる。
【0019】なお、液冷システムにおいては、前記冷却
液は大気圧より高い圧力に加圧されていることがこのま
しい。
【0020】また、前記アキュムレータは前記循環する
冷却液が供給される供給口と前記冷却水を排出する排出
口とを備え、内部に前記冷却液と気体とを保持する。前
記アキュムレータは、前記冷却液の経路において、受熱
ジャケット或いは/及び放熱パイプに対して直列に配置
されていることが好ましい。
【0021】なお、前記冷液システムを備えたパーソナ
ルコンピュータとしては、例えば、半導体素子と、信号
入力部と、表示装置と、を備え、冷却液を脈流として供
給するポンプと、前記冷却液が供給され前記半導体素子
で生じる熱を受ける受熱ジャケットと、前記受熱ジャケ
ットを経た冷却液が供給され熱を放熱する放熱パイプ
と、前記放熱パイプを経た冷却液が前記ポンプに循環す
る経路と、を有し、前記冷却液が閉塞された流路を循環
する液冷システムと、を備えたパーソナルコンピュータ
であって、前記ポンプが脈流を吐出する際の内部の容積
変化をΔVp、前記容積変化に伴って生じる圧力をPと
し、前記圧力Pによる前記ポンプ部を除く冷却液流路の
容積変化をΔVsとしたときに、ΔVsはΔVp以上になるよ
うにすることができる。
【0022】なお、ノート型パーソナルコンピュータに
おいては、半導体素子と、信号入力部とを備える本体
と、前記第一の部材と可動部機構を介して連絡する表示
部を備えた表示装置と、冷却液を脈流として吐出するポ
ンプと、前記本体に配置され、前記冷却液が供給され前
記半導体素子で生じる熱を受ける受熱ジャケットと、前
記表示装置の前記表示部の背面に前記受熱ジャケットを
経た冷却液が供給され熱を放熱する放熱パイプと、前記
放熱パイプを経た冷却液が前記ポンプに循環する経路
と、を有し、前記冷却液が閉塞された流路を循環する液
冷システムと、を備えたパーソナルコンピュータであっ
て、前記表示装置は、前記冷却液の流路に、前記流路を
流れる冷却液が供給される供給口と前記供給された冷却
液を排出する排出口とを備え、内部に前記冷却液と気体
とを保持するアキュムレータを備え、前記ポンプからの
脈流の吐出に対応して、前記アキュムレータ内に保持さ
れる冷却液量を変化させるようにする。
【0023】さらに、他の具体的形態としては、半導体
素子と、信号入力部と、表示装置と、ピエゾ素子を有す
るダイヤフラムの往復運動を用いて冷却液を脈流として
吐出ポンプと、前記冷却液が供給され前記半導体素子で
生じる熱を受ける受熱ジャケットと、前記受熱ジャケッ
トを経た冷却液が供給され熱を放熱する放熱パイプと、
前記放熱パイプを経た冷却液が供給され供給口と前記供
給された冷却液を排出する排出口とを備え、内部に前記
冷却液と気体とを保持するアキュムレータと、前記アキ
ュムレータを経た冷却液が前記ポンプに循環する経路
と、を有し、前記冷却液が閉塞された流路を循環する液
冷システムと、を備えたパーソナルコンピュータであっ
て、前記ポンプからの脈流の吐出に対応して、前記アキ
ュムレータ内に保持される冷却液量を変化させるように
する。
【0024】次に図13を用いて説明する。本発明によ
る冷却システムの流路を図13に示す。流路はポンプ1
と接続パイプ3から構成され、内部には冷却液が充填さ
れている。接続パイプ3はポンプの出口と入口の両方に
接続され閉ループとなっている。ポンプ1は往復動を行
うダイヤフラム8と逆止弁9a、9b、及びケースから
構成されている。いま、ダイヤフラムが実線の位置に来
たときを考える。ポンプ内の冷却液が加圧されるので、
逆止弁9bが開かれる。これを連続することによりポン
プから脈流が吐出されて冷却液経路を循環させる。この
とき、冷却液が矢印の方向に移動するためには、接続パ
イプ3の一部あるいは全部が圧力により膨張し、ポンプ
内にあった冷却液が流入することが必要である。
【0025】図14にポンプの流量Qと圧力Pの関係を
示す。Pmaxはポンプの出口を塞ぎ冷却液を流さないと
きに発生する最大圧力、Qmaxはポンプの出口を開放
し、圧力損失をなくした場合の最大流量を示す。この線
図で流量Qと圧力Pの関係が決まり、例えば圧力損失が
の配管を接続した場合の流量はQとなる。
【0026】本発明の冷却システムでは往復動によるポ
ンプを採用して脈流により冷却液流路を循環させている
ので、脈流の供給(往復動)による容積変化ΔVpは流
量Q/振動数fで求められ、容積変化ΔVpと圧力Pの
関係を図15のように描くことができる。また、配管に
かかる圧力Pと配管の容積変化ΔVsは比例するので、
例えば直線のようになる。このとき、直線とポンプ
の特性線図の交点で圧力Pと容積変化ΔVが決ま
る。開ループであれば、容積変化は配管の圧力損失P
で決まり、容積変化ΔVが得られるが、のように容
積変化が小さい硬い配管を用いると容積変化はΔV
り小さいΔVしか得られない。従って流量が低下し、
冷却性能も低下する。これに対し、のように圧力に対
する容積変化が大きい場合、すなわち軟らかい配管を用
いた場合は、直線とポンプの特性線図の交点における
容積変化はΔVより大きくなるので、本来の容積変化
はΔVが得られ、十分な特性を発揮することができ
る。すなわち、ポンプの部材の往復動による容積変化を
ΔVp、容積変化ΔVpの時に生じる圧力をP、圧力P
を与えたときに生じるポンプを除く液冷システムの容積
変化をΔVsと定義した場合に、ΔVsがΔVp以上に
して、冷却システムの特性を高効率で引き出すことが可
能となり、低消費電力のシステムを構成することができ
る。
【0027】また、部材の往復動により液体を加圧する
ポンプ2台と、発熱体を冷却するための熱交換器機能を
有する受熱ジャケットと、外界との熱交換を行う放熱パ
イプと、前記の部品を接続する接続パイプからなり、2
台のポンプ、受熱ジャケット、放熱パイプが接続パイプ
により閉ループに配置されており、ポンプ、受熱ジャケ
ット、放熱パイプ、接続パイプの中に冷却液が充填され
ている液冷システムにおいて、2台のポンプの部材の往
復動の位相を180度ずらすことによっても同様の効果
が得られ、冷却システムの特性を高効率で引き出すこと
が可能となり、低消費電力のシステムを構成することが
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を以下
説明する。図1に本発明の冷却システムを用いたノート
型パーソナルコンピュータを示す。本体筐体6に実装さ
れた半導体素子5には、内部に冷却液の流路を設けた受
熱ジャケット2が接続されている。本体筐体6にはポン
プ1も設けられている。表示装置筐体7の表示パネル背
面には放熱パイプ4が設けられている。ポンプ1、受熱
ジャケット2、放熱パイプ4は接続パイプ3で図のよう
に閉ループ状に接続されており、これらの内部には冷却
液が充填されている。
【0029】図1に示したノート型パーソナルコンピュ
ータの冷却システムの第1実施例を模式的に示したのが
図2である。ポンプ1、プリント基板11に実装された
半導体素子5に接続された受熱ジャケット2、放熱パイ
プ4は接続パイプ3で接続されている。ポンプ1は往復
動を行うダイヤフラム8と逆止弁9a、9b、及びケー
スから構成されている。接続パイプ3の一部分は軟らか
い材質を用いており、膨張部10となっている。ダイヤ
フラム8が図の位置に来ると、冷却液が加圧されるの
で、逆止弁9bが開く。すると、冷却液の圧力により膨
張部10が10aのように膨張するので、冷却液は矢印
の方向に移動する。次にダイヤフラム8が破線の位置に
来ると、圧力が低下するので、逆止弁9aが開き接続パ
イプ内の冷却液がポンプ内に流れ込み、膨張部10は破
線の位置に戻る。この動作を繰り返すことにより冷却液
は流路を循環する。受熱ジャケット2において暖められ
た冷却液は放熱パイプ4で冷却され、ポンプ1を経由し
て再び受熱ジャケットに流れ込む。これを繰り返すこと
により、発熱量の大きい半導体素子であっても効率よく
冷却することができる。(特に30Wを越える発熱をす
る半導体素子を有するパーソナルコンピュータに使用す
ると効果的である。) 本実施例では、ポンプの部材の往復動による容積変化を
ΔVp、容積変化ΔVpの時に生じる圧力をP、圧力P
を与えたときに生じる膨張部10の容積変化をΔVsと
定義した場合に、ΔVsはΔVp以上となっている。こ
のため、「課題を解決するための手段」の項で述べたよ
うに、冷却システムの特性を高効率に引き出すことが可
能となり、低消費電力のシステムを構成することができ
る。
【0030】前記値の測定には、例えば以下のようにす
ることができる。ポンプ1に冷却液を回収する接続パイ
プ3をポンプの直前で切る。ポンプ1下流側であって、
ポンプ1の直下に圧力計を設置する。冷却液供給源から
冷却液をポンプ1へ供給してポンプ1を駆動させる。そ
して流量と圧力P0を計測する。次に前記ポンプ1の脈
動(内部部材の往復)の周波数から1回当りの流量であ
る前記容積変化量(ΔVp)を求める。
【0031】次に、前記切った接続パイプのうちポンプ
1と反対側端を封止し、冷却液の流路ができるだけ水平
になるようパーソナルコンピュータ等を配置する。そし
て、前記切った接続パイプのポンプ側に水柱を連絡し、
水柱の高さ変化・高さによって、ポンプ以外の冷却水流
路の体積変化ΔVs及び圧力P1を計測する。ΔV-P図にお
いてVs及びP1をプロットし、原点から直線を引く。前記
直線と前記P0及びΔVpのプロット点を比較した場合にΔ
Vpにおける両者の圧力を比較するとP0のほうが大きい値
になっている。
【0032】なお、本実施例では接続パイプ3の一部分
が軟らかく、ΔVsがΔVp以上になる役割を果たして
いるが、接続パイプ全体が軟らかく、ΔVsがΔVp以
上になる役割を果たしていてもよい。また、接続パイプ
3の材質としては、低剛性のゴムまたは樹脂があげられ
る。
【0033】図3に本発明の第2実施例による冷却シス
テムを模式的に示す。システムの構成は第1実施例とほ
ぼ同じであるが、第1実施例の膨張部10の代わりに内
部を冷却液で満たしたアキュムレータ12を取り付け
た。この図においても、ダイヤフラム8の実線と破線は
アキュムレータ12の実線と破線に対応している。ダイ
ヤフラム8によりポンプ1の内部が加圧されると、逆止
弁9bが開き、圧力がアキュムレータ12に伝わり、実
線のように膨張する。この膨張により冷却液が矢印の方
向に流れることができる。本実施例では、圧力Pを与え
たときに生じるアキュムレータ12の容積変化がΔVs
であり、ΔVsはΔVp以上となっている。このため、
冷却システムの特性を高効率引き出すことが可能とな
り、低消費電力のシステムを構成することができる。
【0034】なお、本実施例ではアキュムレータ12を
接続パイプ3に分岐して取り付けたが、図4に示すよう
にアキュムレータ13を接続パイプ3に直列に接続し、
閉ループに組み込んでも、ΔVsがΔVp以上であれ
ば、同じ効果が得られる。
【0035】また、アキュムレータ12、13構造が可
変で大小する場合は、アキュムレータ12、13の材質
としては、低剛性のゴムまたは樹脂があげられる。一
方、代わりに、アキュムレータの内部に気体部(空気
他)と冷却液の滞留部とを備えた構造にすることも考え
られる。アキュムレータ12、13に冷却液を供給する
供給口及びアキュムレータ12、13に滞留した冷却液
を排出する排出口(図示せず)を備えるようにすること
ができる。
【0036】なお、本実施例は、アキュムレータをポン
プ1と受熱ジャケット2との間の経路に設置したが、よ
り好ましくは受熱ジャケット2とポンプ1との間の経路
であって、図1における表示装置筐体7に設置すること
が効率的な小型化等の観点では好ましい。更に好ましく
は前記放熱パイプ4を設置した領域の下流側に設置する
ほうが腐食等の観点からは好ましい。
【0037】図5に本発明の第3実施例による冷却シス
テムを模式的に示す。システムの構成は第2実施例の図
3とほぼ同じであるが、アキュムレータとして金属ベロ
ーズ14を取り付けた。この図においても、ダイヤフラ
ム8の実線と破線は金属ベローズ14の実線と破線に対
応している。ダイヤフラム8によりポンプ1の内部が加
圧されると、逆止弁9bが開き、圧力が金属ベローズ1
4に伝わり、実線のように膨張する。この膨張により冷
却液が矢印の方向に流れることができる。本実施例で
は、圧力Pを与えたときに生じる金属ベローズ14の容
積変化がΔVsであり、ΔVsはΔVp以上となってい
る。このため、冷却システムの特性を高効率に引き出す
ことが可能となり、低消費電力のシステムを構成するこ
とができる。
【0038】なお、本実施例では金属ベローズ14を接
続パイプ3に分岐して取り付けたが、図6に示すように
金属ベローズ15を接続パイプ3に直列に接続し、閉ル
ープに組み込んでも、ΔVsがΔVp以上であれば、同
じ効果が得られる。また、金属ベローズ14の材質とし
てはステンレス鋼、ばね用リン青銅があげられる。
【0039】図7に本発明の第4実施例による冷却シス
テムを模式的に示す。システムの構成は第2、第3実施
例とほぼ同じであるが、アキュムレータとしてピストン
機構16を用いた。ピストン機構16は注射器のような
構造になっており、ピストンの一端はばねにより押され
ている。ダイヤフラム8によりポンプ1の内部が加圧さ
れると、逆止弁9bが開き、圧力がピストン機構16に
伝わり、ピストンが図7の上方に移動する。この移動に
より冷却液が矢印の方向に流れることができる。本実施
例では、圧力Pを与えたときに生じるピストン機構16
の容積変化がΔVsであり、ばねの強さを調節すること
によりΔVsはΔVp以上となっている。このため、冷
却システムの特性を高効率引き出すことが可能となり、
低消費電力のシステムを構成することができる。ピスト
ン機構16の材質としては、金属、樹脂、ガラスがあげ
られるが、市販の注射器をそのまま用いても良い。ピス
トン機構16で用いるばねとしては、図7に示したコイ
ルばねのほか、板ばね、空気ばねなどがあげられる。
【0040】図8に本発明の第5実施例による冷却シス
テムを模式的に示す。システムの構成は第2実施例と同
じであるが、本実施例では冷却液を加圧して充填した。
この図においても、ダイヤフラム8の実線と破線はアキ
ュムレータ17の実線と破線に対応している。またアキ
ュムレータ17の元の形状(内圧と外圧の差がない場合
の形状)を一点鎖線で示した。冷却液を加圧して充填し
ているため、ポンプ1のダイヤフラム8が破線の位置に
来たときでも、アキュムレータ17の形状は元の形状よ
り大きい。冷却液が加圧されて充填されていても、圧力
Pを与えたときに生じるアキュムレータ17の容積変化
VsがΔVp以上であれば、第1実施例と全く同じ効果
が得られ、冷却システムの特性を高効率に引き出すこと
が可能となり、低消費電力のシステムを構成することが
できる。
【0041】本実施例特有の効果として、冷却液の長期
間にわたる減少により発生するシステム内の気泡を防止
することができることがあげられる。接続パイプ3やア
キュムレータ17の材質としてゴムあるいは樹脂を用い
ると、わずかではあるが冷却液の分子がゴムあるいは樹
脂の中を拡散し、雰囲気中に抜け出す。もしシステム内
の圧力が大気圧より低いと、空気がゴムあるいは樹脂の
中を拡散して流路の中に入り込み、気泡が生じる場合が
ある。気泡は逆止弁の働きを妨害したり、伝熱の妨げに
なる場合があるので、これを防ぐことは本システムにと
って重要である。
【0042】なお、第1、第3、第4実施例において
も、冷却液を加圧して充填することにより本実施例とま
ったく同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0043】図9に本発明の第6実施例による冷却シス
テムを模式的に示す。システムの構成は第1実施例と同
じであるが、本実施例では接続パイプ3に軟質のゴムあ
るいは樹脂を用いた。そして、接続パイプ3の表面を図
10示すように金属膜18で覆った。本実施例特有の効
果として、接続パイプ3が軟質であるので、ポンプ、受
熱ジャケット、放熱パイプなどのほかの部品が自由に配
置できることがあげられる。また、放熱経路の一部を繰
り返し折り曲げる事も可能になる。しかし、ゴムあるい
は樹脂を用いると第5実施例で説明したように冷却液の
分子がゴムあるいは樹脂の中を拡散し、雰囲気中に抜け
出す場合がある。本実施例では、接続パイプ3の表面が
金属膜18で覆われているので、冷却液の減少を防ぐこ
とができる。また、図11に示すように、接続パイプを
金属膜19bと樹脂膜19aからなる樹脂シート19で
覆っても同様の効果がある。このとき樹脂シート19と
接続パイプ3の間にすきまがあってもかまわないが、樹
脂シート19の両端は接続パイプ3に密着していなけれ
ばならない。
【0044】図12に本発明の第7実施例による冷却シ
ステムを模式的に示す。本実施例ではポンプを2台直列
に配置し、閉ループ流路を形成した。ダイヤフラム8と
8'の実線と破線はそれぞれ対応している。ポンプ1の
ダイヤフラム8が実線の位置にあり冷却液を加圧してい
るとき、ポンプ1'のダイヤフラム8'は実線の位置にあ
ので、ポンプ1から吐き出された冷却液がポンプ1'に
流入する。このように2台のポンプのダイヤフラムの往
復動の位相が180度ずれているため、冷却液は矢印の
方向に滑らかに移動することができるので、他の実施例
と全く同じ効果が得られ、冷却システムの特性を高効率
で引き出すことが可能となり、低消費電力のシステムを
構成することができる。
【0045】なお、本実施例では他の実施例のように流
路が膨張する部分を設ける必要はないが、他の実施例と
併用することは何ら差し支えない。
【0046】また、本実施例ではポンプを2台用いてい
るので、加圧力が大きくなり、流量が増加するので、他
の実施例の冷却システムより冷却効率が向上するという
特有の効果がある。
【0047】以上述べたように、本実施例によれば、冷
却システムの特性を高効率で引き出すことが可能となる
ので、超小型・薄型かつ低消費電力の冷却システムを提
供することができ、さらに本システムをパーソナルコン
ピュータに適用することにより、高発熱の半導体素子を
搭載することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明により、小型・薄型化した電子機
器に用いられる半導体素子等の高発熱体を低消費電力で
冷却することができる冷却システム或いは当該構造を備
えたパーソナルコンピュータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による冷却システムを用いた
ノート型パーソナルコンピュータ。
【図2】本発明の一実施例による冷却システム。
【図3】本発明の一実施例による冷却システム。
【図4】本発明の一実施例による別の冷却システム。
【図5】本発明の一実施例による冷却システム。
【図6】本発明の一実施例による別の冷却システム。
【図7】本発明の一実施例による冷却システム。
【図8】本発明の一実施例による冷却システム。
【図9】本発明の一実施例による冷却システム。
【図10】本発明の一実施例で用いる接続パイプ。
【図11】本発明の一実施例で用いる接続パイプ。
【図12】本発明の一実施例による冷却システム。
【図13】本発明の基本原理を説明するための冷却シス
テムの原理図。
【図14】本発明の一実施形態の冷却システムで用いる
ポンプの流量と圧力の関係を示すグラフ。
【図15】本発明の一実施形態の冷却システムで用いる
ポンプの容積変化と圧力の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1、1' ポンプ 2 受熱ジャケット 3 接続パイプ 4 放熱パイプ 5 半導体素子 6 本体筐体 7 表示装置筐体 8、8' ダイヤフラム 9a、9b、9a'、9b' 逆止弁 10 膨張部 11 プリント基板 12 アキュムレータ(分岐型) 13 アキュムレータ(直列型) 14 金属ベローズ1(分岐型) 15 金属ベローズ1(直列型) 16 ピストン機構 17 アキュムレータ(加圧型) 18 金属膜 19 金属膜で覆われた樹脂シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉冨 雄二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 南谷 林太郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大橋 繁男 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 芦分 範之 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 近藤 義広 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 中川 毅 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所インターネットプラットフォ ーム事業部内 Fターム(参考) 3L044 AA04 BA06 CA14 DB02 FA02 KA01 KA04 5E322 AA07 AA11 DA01 DA02 FA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却液を脈流として供給するポンプと、前
    記冷却液が供給され発熱体から熱を受ける受熱ジャケッ
    トと、前記受熱ジャケットを経た冷却液が供給され熱を
    放熱する放熱パイプと、前記放熱パイプを経た冷却液が
    前記ポンプに循環する経路と、を有し、前記冷却液が閉
    塞された流路を循環する液冷システムであって、前記ポ
    ンプが脈流を吐出する際の内部の容積変化をΔVp、前記
    容積変化に伴って生じる圧力をPとし、前記圧力Pによ
    る前記ポンプ部を除く冷却液流路の容積変化をΔVsとし
    たときに、ΔVsはΔVp以上になることを特徴とする液冷
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の液冷システムにおいて、
    前記圧力Pによる自身が保有する冷却液の容積変化がΔ
    Vp以上であるアキュムレータを有することを特徴とす
    る液冷システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の液冷システムにおいて、
    前記冷却液は大気圧より高い圧力に加圧されていること
    を特徴とする液冷システム。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の液冷システムにおいて、
    前記アキュムレータは前記循環する冷却液が供給される
    供給口と前記冷却水を排出する排出口とを備え、内部に
    前記冷却液と気体とを保持することを特徴とする液冷シ
    ステム。
  5. 【請求項5】半導体素子と、信号入力部と、表示装置
    と、を備え、冷却液を脈流として供給するポンプと、前
    記冷却液が供給され前記半導体素子で生じる熱を受ける
    受熱ジャケットと、前記受熱ジャケットを経た冷却液が
    供給され熱を放熱する放熱パイプと、前記放熱パイプを
    経た冷却液が前記ポンプに循環する経路と、を有し、前
    記冷却液が閉塞された流路を循環する液冷システムと、
    を備えたパーソナルコンピュータであって、前記ポンプ
    が脈流を吐出する際の内部の容積変化をΔVp、前記容積
    変化に伴って生じる圧力をPとし、前記圧力Pによる前
    記ポンプ部を除く冷却液流路の容積変化をΔVsとしたと
    きに、ΔVsはΔVp以上になることを特徴とするパーソナ
    ルコンピュータ。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のパーソナルコンピュータ
    において、前記圧力Pによる自身が保有する冷却液の容
    積変化がΔVp以上であるアキュムレータを有すること
    を特徴とするパーソナルコンピュータ。
  7. 【請求項7】請求項5に記載のパーソナルコンピュータ
    において、前記冷却液は大気圧より高い圧力に加圧され
    ていることを特徴とするパーソナルコンピュータ。
  8. 【請求項8】半導体素子と、信号入力部とを備える本体
    と、前記第一の部材と可動部機構を介して連絡する表示
    部を備えた表示装置と、冷却液を脈流として吐出するポ
    ンプと、前記本体に配置され、前記冷却液が供給され前
    記半導体素子で生じる熱を受ける受熱ジャケットと、前
    記表示装置の前記表示部の背面に前記受熱ジャケットを
    経た冷却液が供給され熱を放熱する放熱パイプと、前記
    放熱パイプを経た冷却液が前記ポンプに循環する経路
    と、を有し、前記冷却液が閉塞された流路を循環する液
    冷システムと、を備えたパーソナルコンピュータであっ
    て、前記表示装置は、前記冷却液の流路に、前記流路を
    流れる冷却液が供給される供給口と前記供給された冷却
    液を排出する排出口とを備え、内部に前記冷却液と気体
    とを保持するアキュムレータを備え、前記ポンプからの
    脈流の吐出に対応して、前記アキュムレータ内に保持さ
    れる冷却液量を変化させることを特徴とするパーソナル
    コンピュータ。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のパーソナルコンピュータ
    において、前記前記ポンプが脈流を吐出する際の内部の
    容積変化をΔVp、前記容積変化に伴って生じる圧力をP
    とし、前記圧力Pによる前記アキュムレータ内に保持さ
    れる冷却液の体積変化をΔVsとしたときに、ΔVsはΔVp
    以上になることを特徴とするパーソナルコンピュータ。
  10. 【請求項10】半導体素子と、信号入力部と、表示装置
    と、ピエゾ素子を有するダイヤフラムの往復運動を用い
    て冷却液を脈流として吐出ポンプと、前記冷却液が供給
    され前記半導体素子で生じる熱を受ける受熱ジャケット
    と、前記受熱ジャケットを経た冷却液が供給され熱を放
    熱する放熱パイプと、前記放熱パイプを経た冷却液が供
    給され供給口と前記供給された冷却液を排出する排出口
    とを備え、内部に前記冷却液と気体とを保持するアキュ
    ムレータと、前記アキュムレータを経た冷却液が前記ポ
    ンプに循環する経路と、を有し、前記冷却液が閉塞され
    た流路を循環する液冷システムと、を備えたパーソナル
    コンピュータであって、前記ポンプからの脈流の吐出に
    対応して、前記アキュムレータ内に保持される冷却液量
    を変化させることを特徴とするパーソナルコンピュー
    タ。
JP2000386263A 2000-12-20 2000-12-20 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ Pending JP2002188876A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000386263A JP2002188876A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ
US09/921,925 US6741464B2 (en) 2000-12-20 2001-08-06 Liquid cooling system and personal computer using thereof
TW090121204A TW513904B (en) 2000-12-20 2001-08-28 Liquid cooling system and the personal computer using the same
US10/847,334 US6987668B2 (en) 2000-12-20 2004-05-18 Liquid cooling system and personal computer using thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000386263A JP2002188876A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004162686A Division JP2004303268A (ja) 2004-06-01 2004-06-01 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002188876A true JP2002188876A (ja) 2002-07-05

Family

ID=18853384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000386263A Pending JP2002188876A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ

Country Status (3)

Country Link
US (2) US6741464B2 (ja)
JP (1) JP2002188876A (ja)
TW (1) TW513904B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7980294B2 (en) 2005-02-24 2011-07-19 Hitachi, Ltd. Liquid cooling system
JP2012089819A (ja) * 2010-09-21 2012-05-10 Seiko Epson Corp 冷却装置及びプロジェクター
JP2013147936A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Seiko Epson Corp 液体循環装置、冷却装置、電子機器、液体循環装置の加圧方法
JP2013189889A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Seiko Epson Corp 流体循環装置および流体循環装置を用いた医療機器
JP2013215548A (ja) * 2012-03-15 2013-10-24 Seiko Epson Corp 液体循環装置および医療機器

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW561226B (en) * 2001-09-25 2003-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ultra-thin pump and cooling system including the pump
US6942018B2 (en) * 2001-09-28 2005-09-13 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Electroosmotic microchannel cooling system
US7134486B2 (en) * 2001-09-28 2006-11-14 The Board Of Trustees Of The Leeland Stanford Junior University Control of electrolysis gases in electroosmotic pump systems
JP3885679B2 (ja) * 2002-06-28 2007-02-21 株式会社日立製作所 電子機器
US6988534B2 (en) * 2002-11-01 2006-01-24 Cooligy, Inc. Method and apparatus for flexible fluid delivery for cooling desired hot spots in a heat producing device
JP2004047843A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Hitachi Ltd 電子装置
JP2004139186A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Toshiba Corp 電子機器
JP2004139187A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Toshiba Corp 電子機器
US7806168B2 (en) 2002-11-01 2010-10-05 Cooligy Inc Optimal spreader system, device and method for fluid cooled micro-scaled heat exchange
US7836597B2 (en) 2002-11-01 2010-11-23 Cooligy Inc. Method of fabricating high surface to volume ratio structures and their integration in microheat exchangers for liquid cooling system
CZ301883B6 (cs) 2002-11-15 2010-07-21 Robe Lighting S.R.O. Zarízení pro výmenu rotacních gob
US7201012B2 (en) * 2003-01-31 2007-04-10 Cooligy, Inc. Remedies to prevent cracking in a liquid system
US7021369B2 (en) * 2003-07-23 2006-04-04 Cooligy, Inc. Hermetic closed loop fluid system
US7591302B1 (en) 2003-07-23 2009-09-22 Cooligy Inc. Pump and fan control concepts in a cooling system
US20050099775A1 (en) * 2003-11-12 2005-05-12 Himanshu Pokharna Pumped liquid cooling for computer systems using liquid metal coolant
JP2005190091A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷却装置およびこれを備えた電子機器
CN100383960C (zh) * 2004-05-18 2008-04-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 热导管
US20060196638A1 (en) * 2004-07-07 2006-09-07 Georgia Tech Research Corporation System and method for thermal management using distributed synthetic jet actuators
US20060065386A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-30 Mohammed Alam Self-actuating and regulating heat exchange system
FR2876812B1 (fr) * 2004-10-15 2006-12-22 J C C Chereau Aeronautique Dispositif a fluide de refroidissement pour ordinateur
EP1828601A1 (en) * 2004-12-22 2007-09-05 Matsushita Electric Works, Ltd. Liquid discharge control apparatus
US20060207752A1 (en) * 2005-03-15 2006-09-21 Inventec Corporation Micro liquid cooling device
JP2006261457A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu Ltd 受熱体、受熱装置及び電子機器
US20070000008A1 (en) * 2005-06-29 2007-01-04 Jack Sawicki Personal air-cooled garment apparatus
TWM284949U (en) * 2005-09-21 2006-01-01 Yen Sun Technology Corp Heat dissipating device for an electronic device
US20070109746A1 (en) * 2005-11-15 2007-05-17 Klein David A Liquid cooling of electronic system and method
TWM291195U (en) * 2005-11-29 2006-05-21 Cooler Master Co Ltd Water-cooling heat dissipation system
EP1977469A4 (en) * 2005-12-30 2009-12-02 Utc Power Corp AIR INTAKE MADE BY THE FUEL CELL FUEL RECYCLING BUCKLE
US7913719B2 (en) 2006-01-30 2011-03-29 Cooligy Inc. Tape-wrapped multilayer tubing and methods for making the same
US8157001B2 (en) 2006-03-30 2012-04-17 Cooligy Inc. Integrated liquid to air conduction module
US7870893B2 (en) * 2006-04-06 2011-01-18 Oracle America, Inc. Multichannel cooling system with magnetohydrodynamic pump
US7715194B2 (en) 2006-04-11 2010-05-11 Cooligy Inc. Methodology of cooling multiple heat sources in a personal computer through the use of multiple fluid-based heat exchanging loops coupled via modular bus-type heat exchangers
US8240359B2 (en) * 2006-04-17 2012-08-14 Gerald Garrett Liquid storage and cooling computer case
US7841385B2 (en) * 2006-06-26 2010-11-30 International Business Machines Corporation Dual-chamber fluid pump for a multi-fluid electronics cooling system and method
US7787248B2 (en) * 2006-06-26 2010-08-31 International Business Machines Corporation Multi-fluid cooling system, cooled electronics module, and methods of fabrication thereof
US7978474B2 (en) * 2007-05-22 2011-07-12 Apple Inc. Liquid-cooled portable computer
TW200934352A (en) 2007-08-07 2009-08-01 Cooligy Inc Internal access mechanism for a server rack
US8250877B2 (en) 2008-03-10 2012-08-28 Cooligy Inc. Device and methodology for the removal of heat from an equipment rack by means of heat exchangers mounted to a door
CN102171378A (zh) 2008-08-05 2011-08-31 固利吉股份有限公司 用于光学和电子器件的热管理的键合金属和陶瓷板
US8120913B2 (en) * 2009-06-29 2012-02-21 Rosemount Aerospace Inc. Methods and devices for forced air cooling of electronic flight bags
TWI506238B (zh) * 2009-12-29 2015-11-01 Foxconn Tech Co Ltd 微型液體冷卻裝置
CN102300442A (zh) * 2010-06-25 2011-12-28 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 液冷散热系统及使用该液冷散热系统的电子装置
US20120067550A1 (en) * 2010-09-22 2012-03-22 David Shih Heat sink structure embedded with heat pipes
US8699216B2 (en) 2010-10-22 2014-04-15 Xplore Technologies Corp. Computer with door-mounted electronics
TW201228583A (en) * 2010-12-30 2012-07-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electronic device
EP2735834A4 (en) * 2011-07-21 2014-12-10 Panasonic Corp COOLING APPARATUS, ELECTRONIC APPARATUS EQUIPPED WITH SAME, AND ELECTRIC VEHICLE
CN103105913B (zh) * 2011-11-14 2016-09-21 英业达股份有限公司 散热系统
US10375901B2 (en) 2014-12-09 2019-08-13 Mtd Products Inc Blower/vacuum
US20160377356A1 (en) * 2015-06-25 2016-12-29 Asia Vital Components Co., Ltd. Flexible and transformable water-cooling device
CN204810800U (zh) * 2015-07-31 2015-11-25 讯凯国际股份有限公司 液体补充装置及液冷系统
JP2017040434A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 富士通株式会社 冷却装置及び電子機器
US9795065B2 (en) 2015-12-21 2017-10-17 Dell Products, L.P. Integrated air-spring for hydraulic force damping of a rigid liquid cooling subsystem
US9750160B2 (en) 2016-01-20 2017-08-29 Raytheon Company Multi-level oscillating heat pipe implementation in an electronic circuit card module
US10429096B2 (en) 2016-03-24 2019-10-01 Laird Technologies, Inc. Combined heater and accumulator assemblies
KR101815947B1 (ko) 2016-06-30 2018-01-08 조선대학교 산학협력단 액체금속을 이용한 열제어 장치
CN105892698B (zh) * 2016-07-01 2018-09-28 黄成勇 省力降温键盘
US10893630B2 (en) * 2018-01-30 2021-01-12 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Pumps with pre-charged fluid
CN110658595B (zh) * 2018-06-28 2023-01-10 迈络思科技有限公司 用于大功率可插拔连接器的柔性液冷组件
US10749288B2 (en) * 2018-06-28 2020-08-18 Mellanox Technologies, Ltd. Flexible liquid-cooling assembly for high-power pluggable connectors
CN110162157A (zh) * 2019-03-29 2019-08-23 联想(北京)有限公司 散热系统
US11622470B2 (en) * 2019-05-28 2023-04-04 Magic Leap, Inc. Thermal management system for portable electronic devices
CN111225545B (zh) * 2020-01-22 2021-08-03 吉林省恒泰嘉信科技有限公司 一种智能楼宇室内机安装底座
EP4197299A1 (en) * 2020-09-29 2023-06-21 Huawei Technologies Co., Ltd. Liquid cooling arrangement with compensator for compensating volumetric changes therein
EP4001820A1 (en) * 2020-11-20 2022-05-25 Nokia Technologies Oy Oscillating heat pipe

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2604362B2 (ja) * 1986-10-22 1997-04-30 株式会社日立製作所 低脈流ポンプ
JP2859927B2 (ja) * 1990-05-16 1999-02-24 株式会社東芝 冷却装置および温度制御装置
JPH06266474A (ja) * 1993-03-17 1994-09-22 Hitachi Ltd 電子機器装置及びラップトップ型電子機器装置
US5587880A (en) * 1995-06-28 1996-12-24 Aavid Laboratories, Inc. Computer cooling system operable under the force of gravity in first orientation and against the force of gravity in second orientation
US5606341A (en) * 1995-10-02 1997-02-25 Ncr Corporation Passive CPU cooling and LCD heating for a laptop computer
US5757615A (en) * 1996-07-01 1998-05-26 Compaq Computer Corporation Liquid cooled computer apparatus and associated methods
US5731954A (en) * 1996-08-22 1998-03-24 Cheon; Kioan Cooling system for computer
US6097597A (en) * 1998-06-30 2000-08-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Thermo-siphon and manufacturing method of thermo-siphon and information processing apparatus
US6313990B1 (en) * 2000-05-25 2001-11-06 Kioan Cheon Cooling apparatus for electronic devices
JP3556578B2 (ja) * 2000-06-29 2004-08-18 株式会社東芝 携帯形電子機器およびこの電子機器に用いる冷却装置
JP2002099356A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Toshiba Corp 電子機器用冷却装置および電子機器
JP2002168547A (ja) * 2000-11-20 2002-06-14 Global Cooling Bv 熱サイホンによるcpu冷却装置
JP3607608B2 (ja) * 2000-12-19 2005-01-05 株式会社日立製作所 ノート型パソコンの液冷システム
JP3594900B2 (ja) * 2000-12-19 2004-12-02 株式会社日立製作所 ディスプレイ装置一体型コンピュータ
JP2002189535A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Hitachi Ltd 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7980294B2 (en) 2005-02-24 2011-07-19 Hitachi, Ltd. Liquid cooling system
JP2012089819A (ja) * 2010-09-21 2012-05-10 Seiko Epson Corp 冷却装置及びプロジェクター
JP2013147936A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Seiko Epson Corp 液体循環装置、冷却装置、電子機器、液体循環装置の加圧方法
JP2013189889A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Seiko Epson Corp 流体循環装置および流体循環装置を用いた医療機器
JP2013215548A (ja) * 2012-03-15 2013-10-24 Seiko Epson Corp 液体循環装置および医療機器

Also Published As

Publication number Publication date
US20020075645A1 (en) 2002-06-20
US20040233635A1 (en) 2004-11-25
US6987668B2 (en) 2006-01-17
TW513904B (en) 2002-12-11
US6741464B2 (en) 2004-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002188876A (ja) 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ
TW523653B (en) Electronic device
JP2004303268A (ja) 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ
US6967841B1 (en) Cooling assembly for electronics drawer using passive fluid loop and air-cooled cover
JP2859927B2 (ja) 冷却装置および温度制御装置
US20060021737A1 (en) Liquid cooling device
Ma et al. Development of an OAPCP-micropump liquid cooling system in a laptop
JP2007116055A (ja) 電子機器および冷却モジュール
JP2009532871A (ja) 冷却装置
JP2002151638A (ja) 電子機器の冷却装置
JP2002189535A (ja) 液冷システムおよびこれを用いたパーソナルコンピュータ
JP2010156467A (ja) 液冷システム
CN107290915B (zh) 投影设备
JP2007234744A (ja) 冷却装置および電子機器
US8985195B2 (en) Condensing device and thermal module using same
US20180269131A1 (en) Component cooling system
US20180112884A1 (en) Heat exchanger and an air conditioner
US20080041480A1 (en) Buffering means for water-cooling system
US20220316773A1 (en) Integrated cooling system
Huang et al. A heat exchanger based on the piezoelectric pump for CPU cooling
US20110048672A1 (en) Thermal ground plane for cooling a computer
Chang et al. A system design of liquid cooling computer based on the micro cooling technology
JPH0961074A (ja) クローズド温度制御システム
CN113013120A (zh) 散热装置及电子设备
EP4210443A1 (en) Radiator and electronic device

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040810

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004