JP2002188727A - ローラーを使用した差圧シール装置 - Google Patents
ローラーを使用した差圧シール装置Info
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- JP2002188727A JP2002188727A JP2000404556A JP2000404556A JP2002188727A JP 2002188727 A JP2002188727 A JP 2002188727A JP 2000404556 A JP2000404556 A JP 2000404556A JP 2000404556 A JP2000404556 A JP 2000404556A JP 2002188727 A JP2002188727 A JP 2002188727A
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- seal
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Abstract
シール材の押し当て力を調整する必要があり、またこの
押し当てシール部分の取替を容易にする必要がある。 【解決手段】 シール用ニップローラーの押し当て力は
バネ29、エアーシリンダーによって可変とし、さらに
この押し当て部分をユニット化して取替を容易にした。
Description
ト状の材料を真空槽や加圧槽に連続的に出し入れし、槽
内で液状樹脂などの薬液を含浸させたり、反応処理など
を行う装置に設置し、圧力差を遮断するローラーシール
において、簡易な構造で有効な圧力シールを行い、シー
ル材の調整、交換、保守などを容易に行える構造のシー
ル装置に関する物である。
しながら、フィルム状、シート状の材料を真空槽や加圧
槽に連続的に送入又は取り出す為の構造については、す
でにいくつか提案されており、当社も特許提案してい
る。(特願 昭57−175860、特開 昭59−6
7012)
り扱うフィルム状、シート状材料の物性に応じて、シー
ル効果を調整出来、シール材の交換、保守などが容易に
行えるといった点で十分満足出来るものはなかった。
面及び軸方向の側面に対するシール材の押しつけ力を適
当な値に調整し、シール材の損耗を最小限にし、また保
守交換が必要な時に取り外しの容易な構造にしたい。ま
た、シール材としては安価な材料を用いながら、シール
効果をあげられる構造としたい。さらに処理するシート
状材料の厚さに変動があった場合ニップ力を適正に保
ち、また過大な厚みのシート状材料がきた場合にも安全
な運転を続けられる構造としたい。
シールにおいて、平面状のシール材を押し付けて適当な
シールを保ちながら、シール材の損耗の少ない条件に保
つ為、押しつけ力を調整することが必要である。この押
しつけ力は、ローラーの差圧力の高圧側と低圧側ではそ
の圧力又は真空力によって生じる力の差だけ変化させる
ことが望ましく、複数のバネ又はエアーシリンダーで押
さえることで、上記要件を満足させる構造とした。
も、シール材やローラーの材質の選択によって、また使
用条件によってシール材を適当な押しつけ力に調整する
ことが必要である。この為にバネまたはエアーシリンダ
ーでシール材のローラーに対する押しつけ力を可変な構
造とした。
品であり、長時間使用後は交換、保守が必要である。シ
ール材と押しつけ力調整部分を交換容易なシールユニッ
トに組み込んで、短時間で取り付け、取り外しが出来る
構造とした。
ニップされ圧力シールしているが、材料の厚さ、固さな
どに応じてニップ圧力の調整が必要である。その為に一
方のローラー軸は固定し、他方のローラーの軸はスライ
ド自由に設定し、固定側ローラーに対する押しつけ力を
バネ又はエアーシリンダーで与え、調整可能な構造とし
た。これによって過大な厚みの材料がシールローラー間
を通過する時の安全にも寄与することが出来る。
ールローラーの表面に対し、単純な形でありながら良好
なシール効果を与え、安価に製作出来る角形の物を使用
し、その角部をロール表面に押し当てる構造とした。
2本のロールの軸芯を結ぶ線から高圧側にずらした位置
に行うことにより差圧力によってシール材がロール表面
に押しつけられる力を生じさせ、より確実なシール効果
が得られる構造とした。
連続真空含浸装置に応用した実施形態について説明す
る。図1は含浸しようとするローラー状に巻かれたシー
ト状材料2を軸1に取付、ニップローラーで構成される
シール装置3,9を出入口に持ち、真空ポンプ13に接
続された真空室4と真空室に直結した含浸液槽10と含
浸されたシート状材料14を軸12に巻き取るように構
成されたシート状材料の連続真空含浸装置を示す。
ール用ニップローラー5,6に挟まれて真空室に入り、
シート状材料内の空隙部分も真空脱気される 真空脱気
された材料は、下部シール装置9を通り含浸液槽10か
ら下部シールローラーまで大気圧によって押し上げられ
ている含浸液11に直接送り込まれ、含浸液槽内のガイ
ドローラー16及び液切りローラー17を経由して、軸
12上に巻き上げられる。 真空脱気されたシート状材
料には、真空状態から直接含浸液に入ることにより含浸
液が有効に含浸される。
よく、その構成を図2に示す図2において5,6はシー
ル用ニップローラーで通常一方は金属ローラーを使用
し、他方はゴムローラーを使用する。シート状材料2が
通過する部分ではゴムローラーが凹み、それ以外の部分
はゴムローラーと金属ローラーが接続してシールローラ
ー前後の圧力差がシールされる。
端面シール材8がバネまたはエアーシリンダーの力で押
しつけられ、ローラー端面部分からの洩れをシールして
いる。シールに必要な押しつけ力は、バネまたはエアー
シリンダーの圧力で調整する。
面には、軸方向シール材7がバネまたはエアーシリンダ
ーの力で押しつけられ、ローラーの軸方向側面からの洩
れをシールしている。シールに必要な押しつけ力は、バ
ネまたはエアーシリンダーの圧力で調整する。
ー5,6端面に対する押しつけ力の調整部分の構造を示
す。端面シール材8はシール材保持板18に固定され、
シール材保持板18はガイドブロック19内にスライド
可能に保持されている。
て、押しつけ力調整用バネ20にてシールローラー端面
に押しつけられ、その押しつけ力はバネ20の長さ調整
ネジ21によってバネ押え金具22を介して調整され
る。
空)の差があり、シール材保持板18には異なった押し
(又は引き)つけ力が作動してくるので、バネの力でシ
ール材とローラー端面の接圧を調整するのが望ましい。
バネの代わりにエアーシリンダー(図示せず)によって
押しつけ力を調整することも出来る。
通してベアリング保持ブロック25にて支えられてい
る。シールローラーの少なくとも一方のベアリング保持
ブロック25はエアーシリンダー26と接続され、エア
ーシリンダーの力で他方のシールローラーの方向に押さ
れている。これによりシールローラー間のニップ力が調
整出来、また過大な厚みのシート状材料がニップ部分を
通過した場合に、ベアリング保持ブロック25がスライ
ドして逃げ、無理な力がシールローラーにかからぬよう
にしている。エアーシリンダーの代わりにバネを用いる
ことも出来る。
ール材が損耗したりして保守、交換が必要な場合にユニ
ットとして容易に取り外し出来るようシール材保持板1
8、ガイドブロック19、ベアリング24、ベアリング
保持ブロック25を一体化した構造としている。従っ
て、ボルト23を取り外すことによりシール材と圧力調
整部分をユニットとして取り外しが出来る。
構造を示す。角型の軸方向シール材7は、シール材保持
ブロック27の中に保持され、シール材押しつけ部材2
8とバネ29によってシールローラー軸方向側面に押し
つけられ、洩れをシールする。バネによる押しつけ力
は、ネジ30によって調整出来る。尚、バネの代わりに
エアーシリンダー(図示せず)を用いることも出来る。
しては、製作が容易で安価な角型のシール材を用いる。
また、シールは角型シール材の角部を下記のようにロ
ーラーに押しつけるようにするため、シール部分の当た
りの調整も容易に出来る。
ール材の角部はシールローラーの軸芯を結ぶ線A、A’
より高圧側に寄ったB−B’の位置方向に押し付けら
れ、高圧側と低圧側の差圧力によってシール材がローラ
ーに押しつけられる力も利用し、シール効果を増すよう
にしている。
合にユニットとして容易に取り外し出来るように、シー
ル材7はシール材保持ブロック27と一体化した構造と
している。 従って、ボルト31を取り外しことによ
り、シール材と圧力調整部分がユニットとして取り外し
出来る。
槽に、シート状、フィルム状材料を連続的に出し入れし
て、真空含浸、薬液処理等の加工処理を行う場合にシー
ル効果にすぐれ、調整や保守、交換が容易なシール装置
を提供することが出来る。
Claims (5)
- 【請求項1】 外部と圧力差を有する槽にシート状、フ
ィルム状材料を連続的に出し入れする為のローラーシー
ル装置において、ローラー端面及びローラーの軸方向の
シール材のローラー面への押しつけ力を複数のバネ又は
エアーシリンダーによって調節可能とした差圧シール装
置。 - 【請求項2】 請求項1のシール装置において、ローラ
ー端面及び軸方向のシール材が圧力調整部分と一体に組
み込まれたユニットとして交換可能としたシール装置。 - 【請求項3】 請求項1のシール装置において、シール
ローラーの少なくとも一方を相手ローラー方向にスライ
ド可能の構造とし、他方に対する押しつけ力をバネ又は
エアーシリンダーにて調節可能としたシール装置 - 【請求項4】 請求項1のシール装置において、ローラ
ーの軸方向のシール材を角形とし、ローラーに対し角部
を押しあてた構造のシール装置。 - 【請求項5】 請求項4のシール装置において、ローラ
ーに対して押しあてる角部の位置を二つのローラーの軸
芯を結ぶ線により高圧側にずらした構造のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000404556A JP2002188727A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | ローラーを使用した差圧シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000404556A JP2002188727A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | ローラーを使用した差圧シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002188727A true JP2002188727A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=18868495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000404556A Pending JP2002188727A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | ローラーを使用した差圧シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002188727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008115897A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 真空シール機構 |
JP2010502920A (ja) * | 2006-10-27 | 2010-01-28 | エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト | ストリップシールゲート |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59498U (ja) * | 1982-09-13 | 1984-01-05 | 株式会社淀川製鋼所 | ロ−ルにおけるシ−ル装置 |
JPS5967012A (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-16 | Nitsukuu Kogyo Kk | ロ−ラ−を使用する圧力槽のシ−ル方法 |
JPS637368A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-13 | Hitachi Ltd | ロ−ル式シ−ル方式のサイドシ−ル装置 |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000404556A patent/JP2002188727A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59498U (ja) * | 1982-09-13 | 1984-01-05 | 株式会社淀川製鋼所 | ロ−ルにおけるシ−ル装置 |
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JP2010502920A (ja) * | 2006-10-27 | 2010-01-28 | エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト | ストリップシールゲート |
JP2008115897A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 真空シール機構 |
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