JP2002187810A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2002187810A
JP2002187810A JP2000386181A JP2000386181A JP2002187810A JP 2002187810 A JP2002187810 A JP 2002187810A JP 2000386181 A JP2000386181 A JP 2000386181A JP 2000386181 A JP2000386181 A JP 2000386181A JP 2002187810 A JP2002187810 A JP 2002187810A
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Hiroshi Shiroshita
浩 城下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛穴,シワ等の肌の凹凸を目立た
なくさせる効果を有するにもかかわらず、仕上りに違和
感のない化粧料を提供する。 【解決手段】 屈折率の異なる2種以上の樹脂或
いはシリカを、隣接する外層の屈折率が内層の屈折率よ
り小さくなるように多層状に被覆した、再帰反射性を有
する球状粉体を化粧料に配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、再帰反射性を有
する特定の粉体を配合することにより、毛穴,シワ等の
肌の凹凸を目立たなくさせる効果を有するにもかかわら
ず、仕上りに違和感のない化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から毛穴,シワ,きめの粗さ等の肌
の凹凸を見え難くする化粧料を得るために、粉体の光学
特性を利用して、様々な試みがなされてきた。例えば、
屈折率の高い粉体は、隠蔽力が高く毛穴を一時的に目立
たなくすることができるが、経時で毛穴が目立ってくる
といった欠点があった。またシワに対してもあまり効果
が無く、逆に皮膚のトラブルを目立たせることもあり、
しかも厚付きとなるため、仕上りに違和感を生じ、問題
となることが多かった。
【0003】そこで、上記のような肌の凹凸を自然な仕
上りで隠す方法として、各種の拡散反射型粉体を配合し
た化粧料等が開発されている(特開平6−12812
2)。また、光を乱反射させて輪郭をぼかすことによ
り、毛穴やシワなどを目立たなくさせるソフトフォーカ
ス効果を有するシリカ粉体等を配合した化粧料も開発さ
れている(特開平8−59436,特開平11−141
1)。
【0004】しかしながら、光を乱反射させる効果を有
する粉体は、多量に配合するとギラツキが生じ仕上りに
違和感を生じたり、逆に配合量が少ないとその効果が発
揮できない、といった問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、毛
穴,シワ等の肌の凹凸を目立たなくさせる効果を有する
にもかかわらず、仕上りに違和感のない化粧料を得るこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべ
く種々検討した結果、再帰反射性を有する特定の粉体を
化粧料に配合することにより、毛穴,シワ等の肌の凹凸
を目立たなくさせる効果を有するにもかかわらず、違和
感のない仕上りが得られることを見いだし、本発明を完
成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明で用いる再帰反射性
を有する特定の粉体について説明する。なお、再帰反射
性を有する粉体は、入射した方向に光が反射する特性を
有し、道路標識用塗料,反射クロス,反射テープの材料
として広く用いられている。
【0008】再帰反射性を有する特定の粉体として、屈
折率の異なる2種以上の樹脂或いはシリカを、隣接する
外層の屈折率が内層の屈折率より小さくなるように多層
状に被覆した球状粉体を用いる。
【0009】具体的には、核となる樹脂若しくはシリカ
からなる球状粉体の表面に、核粉体の屈折率よりも小さ
い屈折率を有する樹脂若しくはシリカを被覆して得られ
る。また、さらに屈折率の小さな樹脂若しくはシリカを
被覆することを繰り返して多層状の球状粉体としてもよ
い。
【0010】本発明の球状粉体に用いられる樹脂として
は、例えばポリメタクリル酸トリフルオロエチル(屈折
率1.42),ポリメタクリル酸エチル,ポリメタクリ
ル酸メチル(屈折率1.4893),ポリシクロヘキシ
ルメタクリレート(屈折率1.5066),ポリアクリ
ロニトリル(屈折率1.52),ポリベンジルメタクリ
レート(屈折率1.568),ポリフェニルメタクリレ
ート(屈折率1.5706)等のアクリル樹脂、ポリス
チレン(屈折率1.59),ポリσ-クロロスチレン
(屈折率1.61)等のスチレン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリ塩化ビニル(屈折率1.63),ポリビニルナ
フタレン(屈折率1.682),ポリ安息香酸ビニル
(屈折率1.58),ポリビニルカルバゾール(屈折率
1.683),ポリビニルアルコール(屈折率1.4
9),ポリ酢酸ビニルなどのビニル樹脂、アモルファス
ポリオレフィン(屈折率1.53),ポリ-4-メチルペ
ンテン(屈折率1.466)等のオレフィン樹脂、ナイ
ロン6(屈折率1.53),ナイロン66等のポリアミ
ド樹脂、フェノール樹脂、アシルジグリコールカーボネ
ート(屈折率1.50),ポリカーボネート(屈折率
1.584),ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネートポリマー(屈折率1.50)等のポリカーボネー
ト樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(屈折率1.3
5)等のフッ素樹脂、ノルボルネン樹脂、ポリエチレン
テレフタレート(屈折率1.576),ポリエチレン
(屈折率1.51)等のエチレン樹脂等、球状に成形可
能な樹脂であれば特に限定されない。またこれらの樹脂
は、共重合可能なものについては共重合体、また屈折
率,耐熱性向上のため側鎖置換等による変性が可能なも
のについては変性体が含まれる。これらの樹脂のなかで
も、特にポリエステル樹脂,スチレン樹脂,アクリル樹
脂,オレフィン樹脂,ビニル樹脂が好ましく用いられ
る。
【0011】本発明で用いる多層球状粉体は、乳化重
合,懸濁重合,分散重合,ソープフリー重合等の一般的
な製法で調製した樹脂球状粉体若しくは球状シリカから
なる核粉体の表面に、核粉体の屈折率より低い屈折率を
有するモノマーを重合により被覆することによって調製
することができる。
【0012】また多層粉体の粒子系は、0.1〜100
μmの範囲にあることが好ましい。また、化粧料に配合
する場合、0.1〜100重量%配合することができ
る。0.1重量%以下では、本発明の効果を奏すること
ができない。
【0013】本発明に係る再帰反射性を有する粉体を含
有する化粧料としては、顔料を用いる化粧料に広く利用
可能であり、リキッドファンデーション,油性パウダー
ファンデーション,パウダータイプ若しくはツーウェイ
タイプのケーキ型ファンデーション,スティックファン
デーション,フェイスパウダー,口紅,頬紅,アイシャ
ドウ,アイブロウ,マスカラ等のメイクアップ化粧料を
はじめとして、その他ボディパウダー,日焼け止めクリ
ーム,日焼け止め乳液,カーマインローション,美白パ
ウダー,化粧下地,乳液,化粧水などが例示される。
【0014】
【実施例】さらに実施例により、本発明の特徴について
詳細に説明する。
【0015】[粉体例1] MS粉体 球状ポリスチレン(屈折率1.59)粉末の表面にポリ
メタクリル酸メチル(屈折率1.4983)被膜を形成
させ、平均粒子径8μmの球状粉体を得た。
【0016】[粉体例2] MN粉体 ナイロン6(屈折率1.53)球状粉末の表面にポリメ
タクリル酸メチル(屈折率1.4983)被膜を形成さ
せ、平均粒子径15μmの球状粉体を得た。
【0017】[粉体例3] SIS粉体 球状ポリスチレン(屈折率1.59)粉末の表面にシリ
カ(屈折率1.46)被膜を形成させ、平均粒子径8μ
mの球状粉体を得た。
【0018】再帰反射性の評価 表1に示した粉体3gを0.1重量%アクリル酸アルキ
ル・ジメチルポリシロキサン共重合体/デカメチルシク
ロポリシロキサン溶液10gに均質に分散させ、24μ
mフィルムコーターにて透明かつ凹凸のないポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに展開し、55℃で10時間
乾燥させたものを試料とし、変角色差計(日本電色社
製)を用い、入射角−45°、受光角−55°,−35
°−15°,5°,25°,45°,65°の条件で、
520nmの反射率を測定した。測定結果を図1に示し
た。なお、メカノケミカル手法にてスチレン表面にポリ
メチルメタクリル酸を被覆した比較粉体3についてはス
チレンにポリメチルメタクリル酸微粒子が均質かつ単層
に付着していること、またすべてのサンプルにおいて、
成膜シート上で測定粉体が単層にコートされていること
は、日立製走査型電子顕微鏡にて確認した。
【0019】
【表1】
【0020】図1に示したとおり、本発明において用い
られた粉体例1は、−55°,−35°における反射率
が、25°,45°における反射率よりも高く、入射方
向である−45°付近に光を反射する再帰反射特性に優
れることが示された。また、粉体例3においても、−3
5°の反射率が最も高く、再帰反射特性を有することが
示された。それに対し、ポリメタクリル酸,ポリスチレ
ン単独の比較粉体1及び比較粉体2、メカノケミカル手
法にて球状のポリメタクリル酸微粉末をポリスチレン表
面に被覆した比較粉体で3は、−55°,−35°にお
ける反射率が25°,45°における反射率よりも低
く、再帰反射特性を示さないことは明らかである。
【0021】さらに、上記再帰反射性を有する粉体を化
粧料に配合した実施例を示し、詳細に説明する。
【0022】 [実施例1〜実施例3,比較例1〜比較例5]粉おしろい (1)タルク 60.8(重量%) (2)セリサイト 17.0 (3)表2に示した粉体 5.0 (4)酸化亜鉛 10.0 (5)ステアリン酸マグネシウム 3.0 (6)着色剤 4.0 (7)香料 0.2 製法:(1)〜(7)を高速ブレンダーで均一に混合した
後、粉砕処理を行う。ふるいを通して整粒し、容器に充
填する。
【0023】
【表2】
【0024】上記実施例1〜実施例3及び比較例1〜比
較例5をサンプルに用いて、毛穴及びシワ隠し効果,仕
上りの違和感について使用試験を行った。使用試験は、
30才〜50才代の女性20名を一群とし、普段使用し
ているリキッドファンデーションを塗布した後、サンプ
ルをブラインドにて使用させ、毛穴,シワ隠し効果、及
び仕上りの違和感について、表3に示した基準に従って
官能評価させて行い、平均点が4.0以上を○,平均点
が2.5以上4未満を△,平均点が2.5未満を×とし
て結果を表4に示した。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】表4に示したとおり本発明の実施例は、い
ずれも毛穴,シワ隠し効果に優れ、仕上りの違和感がな
いことが認められる。これに対し、比較例1〜比較例4
使用群では、仕上りの違和感は良好であるが、毛穴,シ
ワ隠し効果は認められなかった。また比較例5使用群で
は、毛穴,シワ隠し効果は良好であるが、仕上りの違和
感についての評価が悪かった。
【0028】 [実施例4〜実施例6,比較例6,比較例7] 棒状口紅 (1)表5に示した粉体 5.0(重量%) (2)二酸化チタン 5.0 (3)赤色201号 0.6 (4)赤色202号 1.0 (5)赤色223号 0.2 (6)キャンデリラワックス 7.0 (7)固形パラフィン 7.0 (8)ミツロウ 5.0 (9)カルナウバロウ 5.0 (10)吸着精製ラノリン 11.0 (11)ヒマシ油 23.1 (12)2-エチルヘキサン酸セチル 20.0 (13)イソプロピルミリスチン酸エステル 10.0 (14)ビタミンE 0.1 製法:(1)〜(4)の成分を(11)の一部に加え、ローラー
で均一に分散させる(顔料相)。(5)を(11)の一部に溶解
する(染料相)。他の成分を混合し、加熱溶解した後、顔
料相,染料相を添加し、均一に分散させる。分散後、型
に流し込み急冷し、棒状とする。
【0029】
【表5】
【0030】上記実施例4〜実施例6及び比較例6,比
較例7をサンプルに用いて、シワ隠し効果,仕上りの違
和感について使用試験を行った。使用試験は、30才〜
50才代の女性20名を一群とし、サンプルをブライン
ドにて使用させ、シワ隠し効果、及び仕上りの違和感に
ついて、表3に示した基準に従って官能評価させて行
い、平均点が4.0以上を○,平均点が2.5以上4未
満を△,平均点が2.5未満を×として結果を表6に示
した。
【0031】
【表6】
【0032】表6に示したとおり、本発明の実施例は、
いずれも毛穴,シワ隠し効果、仕上りの違和感に優れて
いることが認められる。これに対し、比較例6使用群で
は、仕上りの違和感は良好であるが、シワ隠し効果は認
められなかった。また拡散反射特性を有するシリカ被覆
板状雲母を含有する比較例7使用群では、シワ隠し効果
は少し認められるが、仕上りの違和感についての評価は
実施例使用群と比較して劣っていた。
【0033】さらに本発明の実施例を記載する。
【0034】 [実施例7]パウダーファンデーション (1)ベンガラ 3.0(重量%) (2)黄酸化鉄 2.5 (3)黒酸化鉄 0.5 (4)粉体例2 10.0 (5)酸化チタン 10.0 (6)マイカ 20.0 (7)タルク 43.7 (8)流動パラフィン 5.0 (9)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.5 (10)ワセリン 2.5 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)香料 0.2 製法:(1)〜(7)を混合,粉砕して高速ブレンダーに移
す。(8)〜(12)を混合して加え、均一に混合する。これ
を粉砕処理し、ふるいを通して整粒した後、金皿に充填
して圧縮成型する。
【0035】 [実施例8]固形チークカラー (1)タルク 59.7(重量%) (2)セリサイト 20.0 (3)酸化チタン 4.0 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)粉体例3 5.0 (6)着色剤 3.0 (7)流動パラフィン 3.0 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)香料 0.2 製法:(1)〜(6)を均一に混合し展色する。ついで(7)
〜(9)を噴霧して加え、均一に混合し、ふるいを通して
整粒した後、金皿に充填して圧縮成型する。
【0036】 [実施例9]ケーキ型アイカラー (1)タルク 47.7(重量%) (2)マイカ 15.0 (3)炭酸マグネシウム 1.0 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)粉体例1 5.0 (6)酸化チタン 5.0 (7)着色剤 15.0 (8)ソルビタンセスキオレエート 1.0 (9)流動パラフィン 4.0 (10)ラノリン 1.0 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)香料 0.2 製法:(1)〜(7)を均一に混合し展色する。ついで(8)
〜(12)を加え、均一に混合する。これを粉砕処理し、ふ
るいを通して整粒した後、金皿に充填して圧縮成型す
る。
【0037】 [実施例10]ケーキ型アイカラー (1)雲母チタン 35.0(重量%) (2)タルク 23.7 (3)マイカ 10.0 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)MN粉体 3.0 (6)着色剤 15.0 (7)ミリスチン酸ヘキシルデシル 5.5 (8)ラノリン脂肪酸イソプロピル 2.5 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)香料 0.2 製法:(2)〜(6)を混合,粉砕して高速ブレンダーに移
す。これに(7)〜(9)を混合して加え、均一に混合す
る。これを粉砕処理した後(1)及び(10)の成分を添加し
て混合する。ふるいを通して整粒した後、金皿に充填し
て圧縮成型する。
【0038】 [実施例11]固形おしろい (1)タルク 40.7(重量%) (2)マイカ 20.0 (3)粉体例1 10.0 (4)酸化亜鉛 15.0 (5)ステアリン酸マグネシウム 3.0 (6)コメデンプン 2.0 (7)着色剤 4.0 (8)流動パラフィン 3.5 (9)ミリスチン酸イソプロピル 1.5 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (11)香料 0.2 製法:(1)〜(7)を混合,粉砕して高速ブレンダーに移
す。(8)〜(11)を混合して加え、均一に混合する。これ
を粉砕処理し、ふるいを通して整粒した後、金皿に充填
して圧縮成型する。
【0039】 [実施例12]ボディパウダー (1)タルク 80.0(重量%) (2)粉体例2 20.0 製法:(1)及び(2)を混合,粉砕して製品とする。
【0040】 [実施例13]乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.4(重量%) (2)モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 (3)セトステアリルアルコール 0.2 (4)液状ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 3.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.5 (7)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 (8)ベントナイト 0.5 (9)プロピレングリコール 4.0 (10)トリエタノールアミン 1.1 (11)精製水 51.5 (12)香料 0.1 (13)酸化チタン 8.0 (14)タルク 6.5 (15)ベンガラ 3.0 (16)黄酸化鉄 2.5 (17)黒酸化鉄 0.5 (18)粉体例3 4.0 製法:(13)〜(18)の粉体を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(11)を70℃に加熱し、(8)を加えてよく膨潤さ
せ、これにあらかじめ(7)を(9)に分散させたものを加
え、さらに(10)を添加し、溶解させる。(1)〜(6)の油
相は混合し、加熱融解して80℃とする。前記粉体を水
相に撹拌しながら加え、コロイドミルを通して75℃と
し、前記油相を撹拌しながら加えて乳化し、冷却後40
℃にて(12)を添加する。
【0041】 [実施例14]スティック状ファンデーション (1)タルク 20.0(重量%) (2)セリサイト 15.0 (3)粉体例1 5.0 (4)微粒子酸化チタン 10.0 (5)ベンガラ 0.7 (6)黄酸化鉄 3.0 (7)黒酸化鉄 0.3 (8)流動パラフィン 16.9 (9)ミリスチン酸イソプロピル 10.0 (10)液状ラノリン 5.0 (11)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (12)ミツロウ 5.0 (13)パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル 1.0 (14)2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン 1.0 (15)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (16)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 製法:(1)〜(7)の成分を混合均一化した後、粉砕す
る。(8)〜(16)の成分を加熱,融解,均一化して加え、
ロールミルで混練する。再度加熱し、型に流し込み冷却
して成型する。
【0042】 [実施例15]油中水乳化型クリーム状ファンデーション (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0(重量%) (2)ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0 (3)パラフィンワックス 1.5 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 3.0 (5)酸化チタン 7.0 (6)微粒子酸化チタン 10.0 (7)タルク 8.6 (8)粉体例2 3.0 (9)ベンガラ 0.2 (10)黄酸化鉄 1.1 (11)黒酸化鉄 0.1 (12)精製水 30.0 (13)1,3-ブチレングリコール 5.0 (14)塩化ナトリウム 0.5 製法:(1)〜(4)を溶解,均一化した後、(5)〜(11)を
添加してニーダーで均一に分散させる。(12)〜(14)を溶
解,均一化して添加し、プラネタリーミキサーを用いて
均一に乳化する。
【0043】 [実施例16]水中油乳化型日焼け止め乳液 (1)ミツロウ 0.5(重量%) (2)ワセリン 2.0 (3)スクワラン 2.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 0.8 (5)ショ糖脂肪酸エステル 1.2 (6)パラアミノ安息香酸エチル 3.0 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1 (10)微粒子酸化チタン 10.0 (11)粉体例3 5.0 (12)精製水 67.1 (13)エタノール 3.0 (14)香料 0.2 製法:(8)〜(12)をホモミキサーで処理し、粉体を分散
させる。(1)〜(7)を加熱混合均一化して添加し、ホモ
ミキサーで乳化する。冷却後(13)及び(14)を添加する。
【0044】 [実施例17]油中水乳化型紫外線防御クリーム (1)セスキオレイン酸ソルビタン 5.0(重量%) (2)ジメチルポリシロキサン 20.0 (3)ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 6.5 (4)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (5)パラメトキシ桂皮酸-2-エチルヘキシル 4.0 (6)クエン酸・クエン酸ナトリウム緩衝液 27.2 (7)グリセリン 10.0 (8)1,3-ブチレングリコール 10.0 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.3 (10)微粒子酸化チタン 12.0 (11)粉体例1 3.0 製法:(1)〜(5)を加熱溶解し、(10)及び(11)を添加し
てホモミキサーで予備分散させる。(6)〜(9)を添加し
てホモミキサーで乳化後冷却する。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明により、毛
穴,シワ等の肌の凹凸を目立たなくさせる効果を有する
にもかかわらず、仕上りに違和感のない化粧料を得るこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉体例1,粉体例3及び比較粉体1〜比較粉体
3の入射角45°,受光角−55°,−35°,−15
°,5°,25°,45°,65°における光波長52
0nmの反射率を測定したデータである。
【符号の説明】
−55° 受光角−55°における520nmの反射率 −35° 受光角−35°における520nmの反射率 −15° 受光角−15°における520nmの反射率 5° 受光角 5°における520nmの反射率 25° 受光角 25°における520nmの反射率 45° 受光角 45°における520nmの反射率 65° 受光角 65°における520nmの反射率
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/02 A61K 7/02 7/027 7/027 7/031 7/031 7/032 7/032 7/035 7/035 7/42 7/42 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB171 AB172 AB212 AB232 AB242 AB322 AB332 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC212 AC242 AC302 AC352 AC392 AC442 AC482 AC542 AC622 AC792 AC842 AD011 AD022 AD072 AD092 AD152 AD172 AD222 AD242 AD272 AD512 AD662 BB25 CC01 CC12 CC13 CC14 CC19 DD11 DD17 DD21 DD31 EE03 EE06 EE07 EE17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率の異なる2種以上の樹脂或いはシ
    リカを、隣接する外層の屈折率が内層の屈折率より小さ
    くなるように多層状に被覆した、再帰反射性を有する球
    状粉体を含有する化粧料。
JP2000386181A 2000-12-20 2000-12-20 化粧料 Pending JP2002187810A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132623A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Pola Chem Ind Inc 油剤内包粉体及びそれを含有する化粧料
JP2015098460A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社Adeka ハイブリッド微粒子を含む化粧料組成物
WO2018016080A1 (ja) 2016-07-22 2018-01-25 積水化成品工業株式会社 熱可塑性樹脂からなる略球状樹脂粒子、その製造方法及びその用途

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