JP2002187551A - シミュレーション装置 - Google Patents

シミュレーション装置

Info

Publication number
JP2002187551A
JP2002187551A JP2000385971A JP2000385971A JP2002187551A JP 2002187551 A JP2002187551 A JP 2002187551A JP 2000385971 A JP2000385971 A JP 2000385971A JP 2000385971 A JP2000385971 A JP 2000385971A JP 2002187551 A JP2002187551 A JP 2002187551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulation
data
station
train
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000385971A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kurata
剛 倉田
Hajime Takebayashi
一 竹林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2000385971A priority Critical patent/JP2002187551A/ja
Publication of JP2002187551A publication Critical patent/JP2002187551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者に関するデータを用いたシミュレーショ
ンが精度良く行えるシミュレーション装置を提供する。 【解決手段】シミュレーション装置10は、運用管理サ
ーバ5から入力されたシミュレーション条件に含まれて
いる事象データに応じた種々のデータを取得し、このデ
ータを用いてシミュレーションを実行する。運用管理サ
ーバ5に記憶されている利用者に関するデータは、自動
改札機4が収集したデータを元に作成されている。した
がって、利用者に関するデータの収集に手間がかからな
い。また、利用者に関するデータを毎日収集することが
できるので、利用者に関するデータの精度が高く、精度
の良いシミュレーションが行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅構内への入場
や駅構内からの退場を規制する自動改札機で収集したデ
ータを利用してシミュレーションするシミュレーション
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列車やバス等の旅客車両(以下、
総称して列車と言う。)のダイヤ編成や運行管理等を支
援するシミュレーション装置があった。
【0003】例えば、各駅で列車毎に乗降者数を調査し
た調査結果を入力することで各列車の乗車率をシミュレ
ーションする装置(特開平7−285441号)があっ
た。この装置を利用すれば、現行のダイヤ編成において
乗車率が高く混雑している時間帯や、乗車率が低く空い
ている時間帯の判断が簡単に行える。この装置は、ダイ
ヤ編成の改正を支援する。
【0004】また、現行のダイヤ編成において、任意の
列車に遅れが生じたときに、後続の列車に与える影響を
シミュレーションする装置(特開平6−96051号)
もあった。この装置は、列車の運行管理を支援する。
【0005】さらに、列車の運行状況を示すダイヤ編成
情報から各列車の連動状態を検出し、列車の運行状況を
シミュレーションする装置(特開平8−337169
号)があった。この装置を利用すれば、実際に列車を走
らせることなく、現行のダイヤ編成や、改正するダイヤ
編成における問題点を判断することができる。この装置
は、列車の運行管理を支援する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来シ
ミュレーションに用いる利用者に関するデータについて
は、各駅で利用者(乗客)にアンケート用紙を配付する
等して調査していた。このため、利用者に関するデータ
の収集に手間がかかるという問題があった。
【0007】また、上記調査を毎日行うには人手がかか
り過ぎることから、数カ月や数年毎に行われている。こ
のため、シミュレーションに用いる利用者に関するデー
タの信頼性が低く、精度の良いシミュレーションが行え
ないという問題があった。特に、上記調査を行った日と
天気、曜日等の事象が異なる条件のシミュレーションに
ついては、その精度が良くなかった。
【0008】この発明の目的は、利用者に関するデータ
を用いたシミュレーションが精度良く行えるシミュレー
ション装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のシミュレーシ
ョン装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備
えている。
【0010】(1)事象を示す事象条件を含むシミュレ
ーション条件を入力する入力手段と、事象毎に分類され
た利用者に関するデータを記憶したデータベースから、
上記入力手段で入力されたシミュレーション条件に含ま
れる事象条件に応じたデータを取得するデータ取得手段
と、上記入力手段で入力されたシミュレーション条件お
よび上記データ取得手段でデータベースから取得した利
用者に関するデータを用いてシミュレーションを実行す
る制御手段と、を備え、上記データベースに記憶されて
いる利用者に関するデータは、利用者の駅構内への入場
や駅構内からの退場を規制する自動改札機が収集したデ
ータを元に作成されたものである。
【0011】(2)上記データベースは、各列車の運行
状況を示すダイヤ編成データも記憶しており、上記デー
タ取得手段は、上記データベースから必要に応じて上記
ダイヤ編成データを取得する手段である。
【0012】(3)上記制御手段は、駅構内や列車の混
雑度をシミュレーションする手段である。
【0013】(4)上記シミュレーション条件には、利
用者の利用時間の変動にかかるデータが含まれている。
【0014】(5)上記シミュレーション条件には、駅
周辺地域における人口の変動にかかるデータが含まれて
いる。
【0015】(6)上記シミュレーション条件には、振
替輸送にかかるデータが含まれている。
【0016】(7)上記シミュレーション条件には、上
記列車の運行の変更にかかるダイヤ変更データが含まれ
ている。
【0017】(8)上記ダイヤ変更データは、列車の増
発または車両の増結にかかるデータである。
【0018】(9)上記ダイヤ変更データは、列車の停
車駅の変更にかかるデータである。
【0019】(10)上記ダイヤ変更データは、列車の
間引きにかかるデータである。
【0020】(11)上記ダイヤ変更データは、列車の
速度変更にかかるデータである。
【0021】(12)上記制御手段は、利用者の駅構内
への入場の規制をシミュレーションする手段である。
【0022】(13)上記データベースは、駅構内の構
造を示す諸元データも記憶しており、上記データ取得手
段は、上記データベースから必要に応じて上記諸元デー
タを取得する手段である。
【0023】(14)上記制御手段は、駅構内における
危険度をシミュレーションする手段である。
【0024】(15)上記シミュレーション条件は、災
害発生にかかるデータを含み、上記制御手段は、災害発
生時の避難誘導をシミュレーションする手段である。
【0025】(16)上記シミュレーション条件は、災
害発生にかかるデータを含み、上記制御手段は、災害発
生時における列車の運行をシミュレーションする。
【0026】(17)上記制御手段は、列車の運行状況
をシミュレーションする手段である。
【0027】上記構成では、データベースに、利用者に
関するデータが曜日、祝日、天気、イベント開催日、災
害発生日、事故発生日等の事象で分類されて記憶されて
いる。データ取得手段は、入力されたシミュレーション
条件に含まれている事象条件に応じてデータベースから
利用者に関する情報を取得する。制御手段は、データベ
ースから取得した利用者に関するデータおよび入力され
たシミュレーション条件を用いてシミュレーションを実
行する。
【0028】シミュレーション条件とは想定した状況を
決定するためのデータであり、事象条件を含んでいる。
また、データベースには、列車の運行状況を示すダイヤ
編成データ等が含まれている。このダイヤ編成データ
は、現行のダイヤ編成を示すものであってもよいし、現
行のダイヤ編成とは異なる想定したダイヤ編成であって
もよい。
【0029】自動改札機では、駅構内への入場時には利
用者の入場時刻を得ており、駅構内からの退場時には利
用者の退場時刻だけでなく、乗車区間、乗車駅に入場し
た時刻を得ている。したがって、駅構内から退場した利
用者について、該利用者がどの列車に乗って、ここまで
移動してきたのかを推測することができる。
【0030】上記データベースに記憶されている利用者
に関するデータは、自動改札機で収集されたデータを元
に作成されたデータである。したがって、従来のように
利用者に関するデータの作成に手間がかからない。ま
た、自動改札機は毎日稼働しているので、利用者に関す
るデータの作成に用いる元データの収集が毎日行えるの
で、データベースに記憶されている利用者に関するデー
タの信頼性を向上させることができる。
【0031】各曜日、休日、祝日による変動が反映され
たデータが各々収集されるので、シミュレーション条件
に日種を指定することにより、精度の高いシミュレーシ
ョンが可能となる。
【0032】また、自動改札機は、イベント開催日、災
害発生日、事故発生日等の特殊な日も稼働しているの
で、データベースにこの特殊な日についても利用者に関
するデータが記憶される。したがって、上記特殊な日の
シミュレーションも精度良く行える。
【0033】さらに、自動改札機において、毎日収集し
たデータから利用者の行動パターンも得ることができ
る。例えば、駅構内に入場したタイミングが列車の発車
直前であったときに、走って列車に乗る利用者と、ゆと
りを持って次の列車に乗る利用者との比率を得ることが
できる。シミュレーションに利用者の行動パターンも組
み込めば、より精度の高いシミュレーションが行える。
【0034】駅や列車の混雑度、列車の運行状況、災害
等の発生時における避難誘導、プラットホーム等駅構内
における危険度等、種々のシミュレーションが、事象毎
に精度良く行える。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
るシミュレーション装置を適用した駅務システムの構成
を示す図である。この駅務システムは、電鉄会社等で利
用されるシステムである。駅毎に利用者の利用状況を示
すデータ等を集計するデータ集計機1が設けられてい
る。データ集計機1には、当該駅に設置されている全て
の自動券売機2、自動精算機3、および自動改札機4が
接続されている。
【0036】自動券売機2は、キップや回数券等の乗車
券を販売する装置であり、乗車券の販売履歴をデータ集
計機1に送信する。自動精算機3は、駅構内から退場す
る一部の利用者(乗り越しした利用者等)が精算処理を
行う装置であり、精算処理を行った履歴データをデータ
集計機1に送信する。自動改札機4は利用者が投入した
キップ、回数券、定期券等の乗車券に記憶されている情
報を読み取り、該利用者の駅構内への入場や駅構内から
の退場を規制する装置であり、駅構内に入場した利用者
や駅構内からの退場した利用者に関するデータをデータ
集計機1に送信する。
【0037】ここで、自動改札機4がデータ集計機1に
送信するデータについて詳細に説明する。なお、自動改
札機4は現在の時刻を計時するタイマを備えている。自
動改札機4は、駅構内への入場を許可した利用者につい
て、該利用者が使用した乗車券の種別(キップ、回数
券、定期券等)、自機の識別番号、入場時刻を含むデー
タをデータ集計機1に送信する。また、自動改札機1は
このとき利用者が本体に投入した乗車券に自機が設置さ
れている駅の識別番号や現在時刻(入場時刻)を書き込
む。一方、自動改札機4は、駅構内からの退場を許可し
た利用者について、該利用者が本体に投入した乗車券の
種別(キップ、回数券、定期券等)、該利用者の乗車
駅、該乗車駅に入場した時刻、自機の識別番号、退場時
刻を含むデータをデータ集計機1に送信する。
【0038】なお、乗車駅とは利用者が最初に列車に乗
った駅である。
【0039】また、自動改札機4から送信されるデータ
は利用者毎のデータであってもよいし、時間帯毎に自動
改札機4で集計したデータであってもよい。また、送信
されるタイミングも利用毎であってもよいし、一定時間
毎であってもよい。
【0040】データ集計機1は、駅構内に設置されてい
る全ての自動改札機4から送信されてくるデータを1日
単位で集計する機能を有している。具体的には、データ
集計機1は、自動改札機4から送信されてきたデータを
集計して、改札口(東口、南口等)毎に時間帯毎に駅
構内への入場者数および駅構内からの退場者数を示す改
札口別人員データ(図2(A)参照)駅構内からの退
場者について時間帯毎に利用区間(乗車区間)を示す乗
降データ(図2(B)参照)を作成する。なお、上記改
札口人員データおよび乗降データは、乗車券の種別毎に
作成してもよい。
【0041】したがって、データ集計機1では毎日人手
をかけずに、上記改札口別人員データおよび乗降データ
を得ることができる。
【0042】また、各駅に設けられているデータ集計機
1は公衆回線網等を介して、センタに設けられている運
用管理サーバ5に接続されている。各駅のデータ集計機
1は作成した改札口別人員データおよび乗降データを運
用管理サーバ5に送信する。なお、データ集計機1は、
券売機2や精算機3から送信されてきたデータも集計し
て運用管理サーバ5に送信している。
【0043】運用管理サーバ5は、各駅のデータ集計機
1から送信されてきたデータを集計し、各列車について
駅間毎の乗客数を示す駅間相互乗客数データ(図3参
照)を作成する機能を有している。また、運用管理サー
バ5は各駅のデータ集計機1から送信されてきた上記改
札口別人員データを記憶する。
【0044】なお、駅間相互乗客数データは、各駅のデ
ータ集計機1から送信されてきた乗降データを処理し
て、利用者の乗車した列車を推測して作成したものであ
る。
【0045】また、運用管理サーバ5は、各駅の改札口
別人員データ、および駅間相互乗客数データに、曜日、
イベント開催にかかる情報(会場、最寄駅、開始時間、
終了時間等)、天気(例えば6時〜12時、12時〜1
8時、18時〜0時の3つの時間帯の天気)、災害にか
かる情報(発生場所、最寄駅、発生時刻、災害の規模
等)、事故にかかる情報(発生場所、最寄駅、発生時
刻、事故の規模等)等、データが収集された日の事象を
示す事象データを対応づけて記憶する。
【0046】上記事象データは、データ集計機1から送
信させるようにしてもよいし、また運用管理サーバ5が
インターネット等を利用して収集するようにしてもよ
い。
【0047】さらに、運用管理サーバ5は、現行の列車
の運行状況(ダイヤ編成)を示すダイヤ編成データや、
駅毎にホーム、改札口、非常口の位置等、駅の構造を示
す諸元データも記憶している。
【0048】運用管理サーバ5に、上記各駅の改札口別
人員データ、および駅間相互乗客数データを1日単位で
蓄積的に記憶させるには、非常に大きな記憶容量が必要
である。この駅務システムの運用管理サーバ5は、蓄積
的に記憶した各駅の改札口別人員データ、および駅間相
互乗客数データを適当なタイミングで、曜日が同じで、
且つその他の事象も近似する複数日分の上記改札口別人
員データ、および駅間相互乗客数データを集計し、これ
らの平均データを作成し、これを記憶する機能を有して
いる。
【0049】集計した上記改札口別人員データ、および
駅間相互乗客数データを総称して、以下ODデータ(O
rigin Destination Data)と言
う。なお、運用管理サーバ5は作成したODデータに適
当な事象データを対応付けて記憶する機能を有してい
る。
【0050】このように、運用管理サーバ5は、毎日自
動改札機4が収集したデータを元にODデータを作成し
ているので、精度の高いデータベースが構築できる。ま
た、運用管理サーバ5は事象別に分類されたODデータ
を記憶する。
【0051】なお、運用管理サーバ装置5は祝日、イベ
ントの開催日、事故が発生した日等、特殊な日について
は、他の日のデータと集計すると、集計されたデータの
信頼性が低下することから、上記改札口別人員データ、
および駅間相互乗客数データを1日単位で記憶する。ま
た、特殊な日であっても定期的に事象データが近似する
日、例えば1年毎に開催されるイベントの開催日、につ
いては、これら事象データが近似する数日分のデータを
集計した平均データをODデータとして記憶させるよう
にしてもよい。
【0052】このように、運用管理サーバ5に記憶され
るODデータは、各駅の自動改札機4が毎日集計した情
報を元に作成したものであることから、その信頼性が非
常に高いデータである。したがって、運用管理サーバ5
に記憶されているODデータを利用することで、精度の
高いシミュレーションが行える。
【0053】この発明の実施形態にかかるシミュレーシ
ョン装置10は、上記運用管理サーバ5に接続されてい
る。図4はシミュレーション装置の構成を示すブロック
図である。シミュレーション装置10は、本体の動作を
制御する制御部11と、入力操作を行う入力部12と、
運用管理サーバ5とデータ通信を行って該運用管理サー
バ5に記憶されている上記ODデータ、ダイヤ編成デー
タ、諸元データを取得する通信部13と、シミュレーシ
ョン結果を出力する出力部14および該シミュレーショ
ン結果を表示する表示部15とを備えている。
【0054】以下、この実施形態のシミュレーション装
置10の動作について説明する。この実施形態のシミュ
レーション装置10は、複数種類のシミュレーションが
行える装置である。シミュレーション装置10は入力部
12において選択された種別のシミュレーションを実行
する。
【0055】この実施形態のシミュレーション装置10
は、入力部12において事象条件を含むシミュレーショ
ン条件が入力されると、運用管理サーバ5からすでに選
択されているシミュレーションに用いるデータを取得す
る。このとき、シミュレーション装置10は、運用管理
サーバ5から入力されたシミュレーション条件に含まれ
ている事象条件に応じたODデータに加えて、列車の運
行状況を示すダイヤ編成データ、駅構内の構造を示す諸
元データを必要に応じて取得する。そして、シミュレー
ション装置10は、運用管理サーバ5から取得したデー
タおよび、入力されたシミュレーション条件に基づい
て、選択されているシミュレーションを実行する。
【0056】運用管理サーバ5には、自動改札機4で毎
日収集されたデータを元に作成された利用者に関するデ
ータが記憶されている。したがって運用管理サーバ5に
記憶されている利用者に関するデータは、その信頼性が
高い。
【0057】シミュレーション装置10は、この信頼性
の高い利用者に関するデータを用いてシミュレーション
を実行するので、精度の高いシミュレーションが行え
る。また、運用管理サーバ5では、天気、曜日、イベン
ト開催日等、事象毎に分類して利用者に関するデータを
記憶しているので、天気、曜日、イベント開催日等、特
殊な日のシミュレーションも精度良く行える。
【0058】以下、個々のシミュレーションについて詳
細に説明する。
【0059】まず、最初に時差出勤シミュレーションに
ついて説明する。図5は時差出勤シミュレーションを示
すフローチャートである。この時差出勤シミュレーショ
ンは、一部の利用者の通勤または通学時間をシフトさせ
ることにより生じる利用状況の変動にともなう駅および
列車の混雑度をシミュレーションする。
【0060】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s1)。s1で入力さ
れるシミュレーション条件は、 全線全利用者に対し通勤または通学時間をシフトさせ
る利用者数の比(0.1%単位)、 シフトさせる時間(15分単位)、 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅、である。
【0061】なお、s1では上記以外のデータ、例えば
シミュレーションする時間帯(午前7時から午前9時)
の入力が行えるようにしてもよい。また、上記データの
一部については入力が省略できるようにしてもよい。シ
ミュレーション装置10は、入力が省略されたデータに
ついては、デフォルトのデータを使用して以下に示すシ
ミュレーションを実行する。
【0062】シミュレーション装置10は、上記シミュ
レーション条件が入力されると、運用管理サーバ5から
シミュレーションに使用するデータを取得する(s
2)。シミュレーション装置10は、s1で入力された
シミュレーション条件に含まれている事象(曜日や天気
等)に応じたODデータやダイヤ編成データを取得す
る。
【0063】シミュレーション装置10は、s2で運用
管理サーバ5から取得したODデータに基づいて、s1
で指定された駅の現状の混雑度を表示する(s3)。駅
の混雑度は駅構内にいる利用者の総数から算出してい
る。
【0064】シミュレーション装置10は、運用管理サ
ーバ5から取得したODデータについて、s1で入力さ
れたシミュレーション条件に基づいて、駅における入退
場者数をシフトさせる時差出勤変動換算を行う(s
4)。この時差出勤変動換算は、列車の乗降客数を考慮
しない単純な換算であってもよいし、列車の乗降客数を
考慮した換算であってもよい。
【0065】シミュレーション装置10はs4で時差出
勤変動換算されたODデータに基づいて駅の混雑度を表
示する(s5)。s5では、s2で表示した現状の混雑
度を示したグラフ上に重ねて表示してもよい。このよう
にすれば、オペレータがs1で入力したシミュレーショ
ン条件に対応する時差出勤が実施されたとき、駅の混雑
度がどのように変動するかを容易に判断することができ
る。
【0066】シミュレーション装置10はs2で取得し
たODデータおよびダイヤ編成データを用いて、各列車
について現状の駅間毎の乗客数から列車毎の現状の混雑
度を算出し、これを表示部12に表示する(s6)。シ
ミュレーション装置10は、s2で取得したODデータ
についてs1で入力されたシミュレーション条件に基づ
いて、各列車の乗客数をシフトさせる時差出勤変動換算
を行う(s7)。s7では、s1で指定されていない他
の駅においても、利用者数が同様に変動するという仮定
に基づいて各列車の乗客数をシフトさせる。
【0067】シミュレーション装置10は、s7で得ら
れたデータに基づいて列車毎の混雑度を表示する(s
8)。さらに、シミュレーション装置10は、列車毎の
混雑緩和率を算出し(s9)、これを表示する(s1
0)。
【0068】このように、この時差出勤シミュレーショ
ンでは、一部の利用者の通勤時間または通学時間をシフ
トさせたときに、駅や列車の混雑度がどのように変動
し、緩和されるかを把握することができる。
【0069】次に、利用者変動シミュレーションについ
て説明する。図6は利用者変動シミュレーションを示す
フローチャートである。この利用者変動シミュレーショ
ンは、都市開発、住宅地造成、マンション建設、ビジネ
スビル建設、工場移転等により生じる利用者数の変動に
伴う駅および列車の混雑度をシミュレーションする。
【0070】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s11)。s11で入
力されるシミュレーション条件は、 利用者数の増減値(0.1%単位)、 造成される住宅地や商業地等の規模 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象を示す
事象 シミュレーションする駅、である。
【0071】なお、s11では上記以外のデータ、例え
ばシミュレーションする時間帯(午前7時から午前9
時)の入力が行えるようにしてもよい。また、上記デー
タの一部については入力が省略できるようにしてもよ
い。シミュレーション装置10は、入力が省略されたデ
ータについては、デフォルトのデータを使用して以下に
示すシミュレーションを実行する。
【0072】また、s11では表示部15に地図を表示
し、該地図上で造成される住宅地や商業地の位置が指定
できるようにしてもよい。
【0073】シミュレーション装置10は、上記シミュ
レーション条件が入力されると、運用管理サーバ5から
該シミュレーションに使用するデータを取得する(s1
2)。シミュレーション装置10は、s11で入力され
た事象(曜日や天気等)に応じたODデータ、およびダ
イヤ編成データを運用管理サーバ5から取得する。
【0074】シミュレーション装置10は、s12で運
用管理サーバ5から取得したODデータに基づいて、s
1で指定された駅の現状の混雑度および列車毎の混雑度
を表示部15に表示する(s13、s14)。駅の混雑
度は駅構内にいる利用者の総数から算出される。
【0075】シミュレーション装置10は、s11で入
力された利用者数の増減データに基づいてs12で取得
したODデータを換算する利用者変動換算を行う(s1
5)。シミュレーション装置10は、この利用者変動換
算されたデータから、利用者変動時における駅の混雑度
および列車の混雑度を算出し表示部15に表示する(s
16、s17)。
【0076】このように、この利用者変動シミュレーシ
ョンでは周辺人口の増加、または減少時における駅およ
び列車の混雑度のシミュレーションが行え、利用者の増
加時による列車の増発の必要性等を検討することができ
る。
【0077】次に、振替輸送シミュレーションについて
説明する。図7は振替輸送シミュレーションを示すフロ
ーチャートである。この振替輸送シミュレーションは、
他社鉄道事故や自社鉄道事故による他社との協力体制を
基に、利用者の便宜を図るための振替輸送をシミュレー
ションする。
【0078】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s21)。s21で入
力されるシミュレーション条件は、 事故の発生地点や規模 事故の発生時刻 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 復旧見込み時刻 振替率、である。
【0079】なお、上記データの一部については入力が
省略できるようにしてもよい。この場合、シミュレーシ
ョン装置10は、入力が省略されたデータについては、
デフォルトのデータを使用して以下に示すシミュレーシ
ョンを実行する。
【0080】シミュレーション装置10は、s21で入
力されたシミュレーション条件に応じて運用管理サーバ
5からシミュレーションに用いる種々のデータを取得す
る(s22)。s22では、s21で入力された事象
(曜日や天気等)に応じたODデータやダイヤ編成デー
タを取得する。
【0081】なお、振替輸送シミュレーションについて
は、他社線のODデータも運用管理サーバ5に用意され
ているものとする。
【0082】シミュレーション装置10はs22で表示
部12に関連路線図を表示するとともに、該関連路線図
に事故の発生地点や振替区間を表示する(s23、s2
4)。
【0083】シミュレーション装置10は、振替率を考
慮してs22で取得したODデータを基に、振替輸送時
の利用者数を換算する振替輸送換算を行う(s25)。
s25では、s21で入力されたシミュレーション条件
に基づいて換算する。また、振替ルートを表示部15に
表示するとともに、該振替ルートに位置する駅毎に混雑
率を算出し表示する(s26、s27)。また、シミュ
レーション装置10は列車毎の混雑率も算出し表示する
(s28)。
【0084】なお、シミュレーション装置10は各列車
の乗車率を最大200%とし、乗客の積み残しも考慮し
て、列車毎の混雑率を算出する。
【0085】シミュレーション装置10は、s28で算
出した列車の乗車率(混雑度)が予め設定されている基
準値を越える場合に、増発要請コールを行って増発の必
要性を報知する(s29、s30)。
【0086】なお、振替ルートは、複数の候補を表示す
るようにしてもよい。その場合、各候補ルートに対応し
て、駅の混雑率や列車の混雑率を算出するとよい。
【0087】このように、この振替輸送シミュレーショ
ンでは、振替輸送時のシミュレーションが行える。
【0088】次に、混雑緩和シミュレーションについて
説明する。図8は混雑緩和シミュレーションを示すフロ
ーチャートである。この混雑緩和シミュレーションは、
現行のダイヤを変更せず、車両の増結、列車の増発によ
り輸送量を増加させたときの混雑度をシミュレーション
する。
【0089】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s31)。s31で入
力されるシミュレーション条件は、 増発/増結にかかる列車/車両 増発時刻 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0090】シミュレーション装置10は、s31で入
力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サー
バ5から必要なデータを取得する(s32)。シミュレ
ーション装置10は、s32で運用管理サーバ5から取
得したODデータに基づいて、s31で指定された駅の
現状の混雑度および各列車の混雑度を算出し、表示部1
5に表示する(s33、s34)。駅の混雑度は駅構内
にいる利用者の総数から算出される。
【0091】シミュレーション装置10は、s31で入
力されたシミュレーション条件に基づいて、s32で取
得したODデータを基に、増発/増結時の利用者数を換
算する増発/増結換算を行う(s35)。s35では、
利用者の行動パターン(急いで移動する利用者と、時間
的にゆとりを持って移動する利用者との比率等)を考慮
した換算処理を行うようにしてもよい。
【0092】シミュレーション装置10は、s35で換
算したデータを用いて増発/増結時の駅の混雑度および
各列車の混雑度を算出し、表示部15に表示する(s3
6、s37)。さらに、シミュレーション装置10は現
状に対する混雑緩和率を計算し(s38)、これを表示
部15にビジュアル表示する(s39)。
【0093】このように、この混雑緩和シミュレーショ
ンでは、列車の増発や車両の増結による混雑の緩和につ
いてシミュレーションすることができる。
【0094】なお、シミュレーション条件として改正し
たダイヤ編成を入力すれば、改正後のダイヤ編成時の駅
および列車の混雑度のシミュレーションも行える。
【0095】次に、停車駅変更シミュレーションについ
て説明する。図9は停車駅変更シミュレーションを示す
フローチャートである。この停車駅変更シミュレーショ
ンは、特急、急行、準急等の列車の停車駅を変更したと
きの、混雑度をシミュレーションする。
【0096】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s41)。s41で入
力されるシミュレーション条件は、 変更する列車および停車駅 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0097】シミュレーション装置10は、s41で入
力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サー
バ5から必要なデータを取得する(s42)。シミュレ
ーション装置10は、s42で運用管理サーバ5から取
得したODデータに基づいて、s41で指定された駅の
現状の混雑度および各列車の混雑度を算出する(s4
3、s44)。駅の混雑度は駅構内にいる利用者の総数
から算出される。さらに、シミュレーション装置10は
停車駅を変更する列車の現状の総輸送量を算出する(s
45)。
【0098】シミュレーション装置10は、s41で入
力されたシミュレーション条件に基づいて、s42で取
得したODデータを基に、停車駅変更時の利用者数を換
算する停車駅変更換算を行う(s46)。s46では、
利用者の行動パターン(急いで移動する利用者と、時間
的にゆとりを持って移動する利用者との比率等)を考慮
した換算処理を行うようにしてもよい。
【0099】シミュレーション装置10は、s46で換
算したデータを用いて停車駅変更時の駅の混雑度および
各列車の混雑度を算出し、表示部15に表示する(s4
7、s48)。シミュレーション装置10は停車駅を変
更した列車の総輸送量を算出する(s49)。シミュレ
ーション装置10は停車駅の変更による混雑度の緩和率
を算出し、これを表示部15にビジュアル表示する(s
50、s51)。
【0100】このように、この停車駅変更シミュレーシ
ョンでは列車の停車駅の変更時のシミュレーションが行
える。
【0101】次に、間引き運転シミュレーションについ
て説明する。図10は間引き運転シミュレーションを示
すフローチャートである。この間引き運転シミュレーシ
ョンは、台風接近時等、一部の列車の運転を控えたとき
の混雑度をシミュレーションする。
【0102】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s61)。s61で入
力されるシミュレーション条件は、 運転を控える列車(間引き列車) 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0103】シミュレーション装置10は、s61で入
力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サー
バ5から必要なデータを取得する(s62)。シミュレ
ーション装置10は、s62で運用管理サーバ5から取
得したODデータに基づいて、s61で指定された駅の
現状の混雑度および各列車の混雑度を算出し、表示部1
5に表示する(s63、s64)。
【0104】シミュレーション装置10は、s61で入
力されたシミュレーション条件に基づいて間引きダイヤ
を作成し(s65)、ここで作成した間引きダイヤにお
ける駅および列車の混雑度を算出する(s66、s6
7)。なお、天災時における利用者の動向、例えば外出
を控える等、を考慮して駅および列車の混雑度を算出す
るようにしてもよい。
【0105】さらに、シミュレーション装置10は、上
記s66、s67で算出した混雑度が予め設定されてい
る規定値以上であれば改札規制や振替輸送の必要性をコ
ールする(s68、s69)。
【0106】このように、この間引き運転シミュレーシ
ョンでは、一部の列車の運転を控えたときの混雑度をシ
ミュレーションすることができる。
【0107】次に、速度変更シミュレーションについて
説明する。図11は速度変更シミュレーションを示すフ
ローチャートである。この速度変更シミュレーション
は、列車の安全走行指示における速度制限実施時の運行
状況をシミュレーションする。例えば、濃霧や強風時の
徐行運転時における列車の運行状況のシミュレーション
である。また、新型車両の導入等により列車の最高速度
をアップ時の運行状況のシミュレーションである。
【0108】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s71)。s71で入
力されるシミュレーション条件は、 速度設定(最高/制限) 列車指定 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0109】シミュレーション装置10は、s71で入
力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サー
バ5から必要なデータを取得する(s72)。シミュレ
ーション装置10は、s72で運用管理サーバ5から取
得したODデータに基づいて、s71で指定された駅の
現状の混雑度および各列車の混雑度を算出する(s7
3、s74)。
【0110】シミュレーション装置10は、s71で入
力された速度設定に基づいて、列車の遅れ等を考慮した
運行ダイヤを作成し(s75)、ここで作成したダイヤ
を用いて速度変更時における駅および列車の混雑度を算
出する(s76、s77)。また、シミュレーション装
置10は速度変更時の乗客のさばけ率や、各列車の総輸
送人数算出する(s78、s79)。なお、さばけ率と
は駅構内にいる人の流動具合を示す値である。さらに、
シミュレーション装置10は速度変更による駅および列
車の混雑緩和度を算出し、これを表示部15にビジュア
ル表示する(s80、s81)。
【0111】このように、この速度変更シミュレーショ
ンでは、列車の速度変更時における列車の運行状況や、
駅および列車の混雑度のシミュレーションが行える。
【0112】次に、改札規制シミュレーションについて
説明する。図12は改札規制シミュレーションを示すフ
ローチャートである。駅構内における利用者の人数が一
定以上になると、列車乗降時間(停車時間)が長くな
り、また乗客のさばけ率も低下する。この改札規制シミ
ュレーションは、改札規制による列車乗降時間(停車時
間)や、乗客のさばけ率の変動をシミュレーションす
る。
【0113】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s91)。s91で入
力されるシミュレーション条件は、 改札規制タイミング 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0114】シミュレーション装置10は、s91で入
力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サー
バ5から必要なデータを取得する(s92)。シミュレ
ーション装置10は、s92で運用管理サーバ5から取
得したODデータ等に基づいて、s91で指定された駅
の現状の混雑度を時間帯別に算出する(s93)。ま
た、シミュレーション装置10は列車到着時の降車者、
乗車者、さらに積み残し者を考慮したダイヤ推移別混雑
度換算を行い(s94)、単位時間当たりの乗客のさば
け率を算出する(s95)。
【0115】さらに、シミュレーション装置10は、改
札規制時の駅の混雑度、列車の混雑度、停車時間等を算
出し(s96〜s98)、この結果を表示部15にビジ
ュアル表示する(s99)。
【0116】このように、この改札規制シミュレーショ
ンは、改札規制による、列車の混雑度、駅の混雑度、停
車時間、さばけ率のシミュレーションが行える。
【0117】なお、上記説明では改札規制のタイミング
をシミュレーション条件として入力するとしたが、改札
規制のタイミングをシミュレーション装置10本体に判
断させるようにしてもよい。例えば、現状の列車の混雑
度、駅の混雑度、停車時間、さばけ率等から改札規制の
タイミングを判断させてもよい。
【0118】次に、プラットホーム危険度シミュレーシ
ョンについて説明する。図13はプラットホーム危険度
シミュレーションを示すフローチャートである。このプ
ラットホーム危険度シミュレーションは、駅構内におけ
る利用者の人数の変動にともなうプラットホームの危険
度をシミュレーションする。
【0119】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s101)。s101
で入力されるシミュレーション条件は、 シミュレーションする時間帯 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0120】シミュレーション装置10は、s101で
入力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サ
ーバ5から必要なデータを取得する(s102)。シミ
ュレーション装置10は、s102で運用管理サーバ5
から取得したODデータに基づいて、s101で指定さ
れた駅について、列車到着前、到着中(乗降中)、発車
後について、プラットホームにおける利用者の人数を算
出し(s103)、さらに混雑度を算出する(s10
4)。混雑度はプラットホームにおける1人あたりの専
有面積(プラットホームの人口密度)である。
【0121】駅諸元データより、ホーム存在者分布傾向
をもとに分布に従った混雑度を算出する。分布とは階段
や改札口のように利用者の集中する場所を現したもので
ある。
【0122】シミュレーション装置10は、列車到着
前、到着中、発車後について混雑度から危険度を求める
危険度換算処理を行い(s105)、その結果を表示部
15に表示する(s106)。s105では、利用者の
行動パターン等を考慮して危険度を算出するようにして
もよい。
【0123】このように、このプラットホーム危険度シ
ミュレーションでは、列車到着前、到着中、発車後にお
けるプラットホームの危険度のシミュレーションが行え
る。
【0124】次に、避難誘導シミュレーションについて
説明する。図14は避難誘導シミュレーションを示すフ
ローチャートである。この避難誘導シミュレーション
は、災害発生時の避難誘導についてシミュレーションす
る。
【0125】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s111)。s111
で入力されるシミュレーション条件は、 シミュレーションする時間帯 災害の種類(地震、火災等)、発生場所 曜日、天気等、シミュレーションする日の事象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行す
る。
【0126】シミュレーション装置10は、s111で
入力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サ
ーバ5から必要なデータを取得する(s112)。シミ
ュレーション装置10は、駅構内の平面図を表示し(s
113)、この平面図上に発生ポイント(赤表示)、非
常出口(緑表示)、避難誘導経路(青線表示)を表示す
る(s114〜s116)。
【0127】また、シミュレーション装置10は駅構内
における利用者数を算出し、全利用者の避難に要する時
間(所要時間)を算出する(s117、s118)。
【0128】このように、この避難誘導シミュレーショ
ンでは災害発生時のシミュレーションが行える。
【0129】また、この避難誘導シミュレーションに
は、学習モードおよび訓練モードが設けられている。
【0130】学習モードは、例えば、災害確認、消防、
警察への連絡、設備点検、非常口広報(放送)、分散誘
導、避難場所確保、トイレ内確認、構内残留者確認、負
傷者確認、連絡体制、入場禁止、2次災害防止等、災害
発生時に行うべき作業を時系列に指示するモードであ
り、オペレータに災害発生時の作業を学習させることが
できる。
【0131】また、訓練モードは、必要備品、陣頭指揮
位置、連絡先、報告項目、駅員連携、避難場所確認、構
内点検、構内施設確認、避難優先度、駅間連絡、接近列
車入構禁止、救急支援等について質問を出し、オペレー
タに答えさせるモードであり、災害発生時の作業が的確
に行えるように訓練する。また、この訓練モードでは採
点結果を表示したり、弱点を指摘するようにしてもよ
い。
【0132】なお、学習モード、訓練モードへの切り換
えは入力部12において行えるようにしておけばよい。
【0133】次に、列車遅れシミュレーションについて
説明する。図15は列車遅れシミュレーションを示すフ
ローチャートである。この列車遅れシミュレーション
は、天気や始業時期、新学期等による乗降客の時間集中
で列車の駅停車時間が長くなったときの、後続列車の運
行状況をシミュレーションする。
【0134】シミュレーション装置10は、シミュレー
ション条件の入力を受け付ける(s121)。s121
で入力されるシミュレーション条件は、 シミュレーションする時間帯 利用者の増加率(0.1%単位) 曜日、天気、新学期等、シミュレーションする日の事
象 シミュレーションする駅 なお、上記データの一部については入力が省略できるよ
うにしてもよい。この場合、シミュレーション装置10
は入力が省略されたデータについては、デフォルトのデ
ータを使用して以下に示すシミュレーションを実行させ
ればよい。
【0135】シミュレーション装置10は、s121で
入力されたシミュレーション条件に基づいて運用管理サ
ーバ5から必要なデータを取得する(s122)。シミ
ュレーション装置10は、s121で入力された増加率
に基づいて利用者の変動データを算出する(s12
3)。また、他の駅においても同様の変動があると仮定
し、列車の混雑度を換算する(s124)。
【0136】そして、シミュレーション装置10は当駅
における乗降客数を割り出し、列車停止時間を算出する
(s125、s126)。さらに、シミュレーション装
置10は各列車の遅れ時間を算出し、これを表示する
(s127、s128)。s127では、先行の電車に
遅れが生じているときには、この遅れ時間を考慮して列
車の遅れ時間を算出する。
【0137】このように、この列車遅れシミュレーショ
ンでは、列車の運行管理が行える。
【0138】なお、本実施例では、運用管理サーバ5と
シミュレーション装置10を、別個に設けて、シミュレ
ーション装置10が運用管理サーバ5から必要なデータ
を取得するようにしたが、運用管理サーバ5内のシミュ
レーションに必要なデータベースをシミュレーション装
置10同一の装置内に設けるような形で実施してもよ
い。例えば、運用管理サーバ5内にシミュレーション機
能がパッケージとして組み込まれるような形でもよい。
【0139】また、本実施例では、シミュレーション装
置10の入力部12、出力部14、表示部15を操作、
利用してシミュレーションを行うようにしたが、サーバ
PCとクライアントPCとをLANで接続するような形
態でシミュレーション装置のシステムを構成してもよ
い。例えば、シミュレーションの制御や運用管理サーバ
などをサーバPCで行い、クライアントPCからの操作
でシミュレーション条件などを入力し、サーバPCとの
通信によりシミュレーションを実行し、シミュレーショ
ン結果をクライアントPCにおいて表示、出力するよう
に構成する。
【0140】このように構成すれば、サーバPCが電鉄
本社の管理部門に配置されているとしても、クライアン
トPCを各駅に配置すれば、各駅においてシミュレーシ
ョンが可能となり、現場での即時利用による利便性が得
られる。
【0141】このように、この実施形態のシミュレーシ
ョン装置10は、上述した種々のシミュレーションにお
いて、自動改札機4で収集したデータを元に作成された
ODデータを利用者に関するデータとして使用している
ので、利用者に関するデータの収集に手間がかからな
い。また、ODデータは毎日稼働している自動改札機4
で収集したデータを元に作成されたものであることか
ら、その精度も高い。また、毎日の収集により利用者の
行動パターン等も得られ、これらを利用することでより
精度の高いシミュレーションが行える。
【0142】さらに、利用者に関するデータについては
曜日、天気、イベントの開催日等の事象毎に分類された
信頼性の高いデータベースが構築されているので、事象
に応じたシミュレーションが精度良く行える。
【0143】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、自動
改札機で収集したデータを元に作成された利用者に関す
るデータを記憶したデータベースを利用したので、利用
者に関するデータの収集に手間がかからない。また、シ
ミュレーションに用いる利用者に関するデータの信頼性
が高く、高精度のシミュレーションが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるシミュレーション装
置が適用された駅務システムの構成を示す図である。
【図2】データ集計機で集計されるデータを示す図であ
る。
【図3】運用管理サーバで集計されるデータを示す図で
ある。
【図4】この発明の実施形態であるシミュレーション装
置の構成を示す図である。
【図5】時差出勤シミュレーションを示すフローチャー
トである。
【図6】利用者変動シミュレーションを示すフローチャ
ートである。
【図7】振替輸送シミュレーションを示すフローチャー
トである。
【図8】混雑緩和シミュレーションを示すフローチャー
トである。
【図9】停車駅変更シミュレーションを示すフローチャ
ートである。
【図10】間引き運転シミュレーションを示すフローチ
ャートである。
【図11】速度変更シミュレーションを示すフローチャ
ートである。
【図12】改札規制シミュレーションを示すフローチャ
ートである。
【図13】プラットホーム危険度合いシミュレーション
を示すフローチャートである。
【図14】避難誘導シミュレーションを示すフローチャ
ートである。
【図15】列車遅れシミュレーションを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1−データ集計機 4−自動改札機 5−運用管理サーバ 10−シミュレーション装置 11−制御部 12−入力部 13−通信部 14−出力部 15−表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 15/00 G07B 15/00 B Fターム(参考) 3E027 CA06 CB08 5H161 AA01 JJ36

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事象を示す事象条件を含むシミュレーシ
    ョン条件を入力する入力手段と、 事象毎に分類された利用者に関するデータを記憶したデ
    ータベースから、上記入力手段で入力されたシミュレー
    ション条件に含まれる事象条件に応じたデータを取得す
    るデータ取得手段と、 上記入力手段で入力されたシミュレーション条件および
    上記データ取得手段でデータベースから取得した利用者
    に関するデータを用いてシミュレーションを実行する制
    御手段と、を備え、 上記データベースに記憶されている利用者に関するデー
    タは、利用者の駅構内への入場や駅構内からの退場を規
    制する自動改札機が収集したデータを元に作成されたも
    のであるシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 上記データベースは、各列車の運行状況
    を示すダイヤ編成データも記憶しており、 上記データ取得手段は、上記データベースから必要に応
    じて上記ダイヤ編成データを取得する手段である請求項
    1に記載のシミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、駅構内や列車の混雑度
    をシミュレーションする手段である請求項2に記載のシ
    ミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 上記シミュレーション条件には、利用者
    の利用時間の変動にかかるデータが含まれている請求項
    3に記載のシミュレーション装置。
  5. 【請求項5】 上記シミュレーション条件には、駅周辺
    地域における人口の変動にかかるデータが含まれている
    請求項3に記載のシミュレーション装置。
  6. 【請求項6】 上記シミュレーション条件には、振替輸
    送にかかるデータが含まれている請求項3に記載のシミ
    ュレーション装置。
  7. 【請求項7】 上記シミュレーション条件には、上記列
    車の運行の変更にかかるダイヤ変更データが含まれてい
    る請求項3に記載のシミュレーション装置。
  8. 【請求項8】 上記ダイヤ変更データは、列車の増発ま
    たは車両の増結にかかるデータである請求項7に記載の
    シミュレーション装置。
  9. 【請求項9】 上記ダイヤ変更データは、列車の停車駅
    の変更にかかるデータである請求項7に記載のシミュレ
    ーション装置。
  10. 【請求項10】 上記ダイヤ変更データは、列車の間引
    きにかかるデータである請求項7に記載のシミュレーシ
    ョン装置。
  11. 【請求項11】 上記ダイヤ変更データは、列車の速度
    変更にかかるデータである請求項7に記載のシミュレー
    ション装置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、利用者の駅構内への
    入場の規制をシミュレーションする手段である請求項2
    に記載のシミュレーション装置。
  13. 【請求項13】 上記データベースは、駅構内の構造を
    示す諸元データも記憶しており、 上記データ取得手段は、上記データベースから必要に応
    じて上記諸元データを取得する手段である請求項1に記
    載のシミュレーション装置。
  14. 【請求項14】 上記制御手段は、駅構内における危険
    度をシミュレーションする手段である請求項13に記載
    のシミュレーション装置。
  15. 【請求項15】 上記シミュレーション条件は、災害発
    生にかかるデータを含み、 上記制御手段は、災害発生時の避難誘導をシミュレーシ
    ョンする手段である請求項13に記載のシミュレーショ
    ン装置。
  16. 【請求項16】 上記シミュレーション条件は、災害発
    生にかかるデータを含み、 上記制御手段は、災害発生時における列車の運行をシミ
    ュレーションする請求項13に記載のシミュレーション
    装置。
  17. 【請求項17】 上記制御手段は、列車の運行状況をシ
    ミュレーションする手段である請求項2に記載のシミュ
    レーション装置。
JP2000385971A 2000-12-19 2000-12-19 シミュレーション装置 Pending JP2002187551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000385971A JP2002187551A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 シミュレーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000385971A JP2002187551A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 シミュレーション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002187551A true JP2002187551A (ja) 2002-07-02

Family

ID=18853149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000385971A Pending JP2002187551A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 シミュレーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002187551A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926940B2 (ja) * 2006-02-23 2012-05-09 三菱電機株式会社 エレベータの避難支援装置
JP2012174025A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Hitachi Solutions Ltd 車両混雑率予測システム及び方法
JP2012194766A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 混雑度推定装置及び混雑度推定プログラム
JP2012196987A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Hitachi Ltd 旅客流動予測装置
JP2013152567A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Fujitsu Ltd 算出装置、プログラム及び算出方法
JP2013239007A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Fujitsu Ltd 利用状況算出プログラム、利用状況算出方法、及び利用状況算出装置
JP2013242822A (ja) * 2012-05-23 2013-12-05 Hitachi Ltd 代替経路情報表示装置
JP2014206829A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 株式会社日立製作所 混雑予測システムおよび方法
WO2015049801A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 株式会社日立製作所 乗客誘導システム、および乗客誘導方法
JP2015219673A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社日立製作所 混雑予測装置及び混雑予測方法
JP2015225620A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 駅の利用者管理システム
WO2017056528A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社日立製作所 混雑予測システムおよび混雑予測方法
JP2017210181A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 株式会社日立製作所 目標ダイヤ作成装置および目標ダイヤ作成方法
JP2018140683A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 三菱電機株式会社 列車運行管理装置、列車運行管理方法、および列車運行管理プログラム
JPWO2021220425A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926940B2 (ja) * 2006-02-23 2012-05-09 三菱電機株式会社 エレベータの避難支援装置
JP2012174025A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Hitachi Solutions Ltd 車両混雑率予測システム及び方法
JP2012194766A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 混雑度推定装置及び混雑度推定プログラム
JP2012196987A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Hitachi Ltd 旅客流動予測装置
JP2013152567A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Fujitsu Ltd 算出装置、プログラム及び算出方法
JP2013239007A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Fujitsu Ltd 利用状況算出プログラム、利用状況算出方法、及び利用状況算出装置
JP2013242822A (ja) * 2012-05-23 2013-12-05 Hitachi Ltd 代替経路情報表示装置
JP2014206829A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 株式会社日立製作所 混雑予測システムおよび方法
JPWO2015049801A1 (ja) * 2013-10-04 2017-03-09 株式会社日立製作所 乗客誘導システム、および乗客誘導方法
WO2015049801A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 株式会社日立製作所 乗客誘導システム、および乗客誘導方法
JP2015219673A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社日立製作所 混雑予測装置及び混雑予測方法
JP2015225620A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 駅の利用者管理システム
WO2017056528A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社日立製作所 混雑予測システムおよび混雑予測方法
GB2556828A (en) * 2015-09-29 2018-06-06 Hitachi Ltd Congestion predicting system and congestion predicting method
JPWO2017056528A1 (ja) * 2015-09-29 2018-08-02 株式会社日立製作所 混雑予測システムおよび混雑予測方法
GB2556828B (en) * 2015-09-29 2022-03-02 Hitachi Ltd Congestion predicting system and congestion predicting method
JP2017210181A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 株式会社日立製作所 目標ダイヤ作成装置および目標ダイヤ作成方法
JP2018140683A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 三菱電機株式会社 列車運行管理装置、列車運行管理方法、および列車運行管理プログラム
JPWO2021220425A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04
JP7371769B2 (ja) 2020-04-28 2023-10-31 日本電気株式会社 修正リスク出力装置、修正リスク出力方法および修正リスク出力プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI678306B (zh) 時刻表作成裝置及自動列車控制系統
Dessouky et al. Bus dispatching at timed transfer transit stations using bus tracking technology
US5335180A (en) Method and apparatus for controlling moving body and facilities
JP2002187551A (ja) シミュレーション装置
JP6675860B2 (ja) データ処理方法およびデータ処理システム
JP5959419B2 (ja) 列車運行管理システムおよび列車運行管理システムの制御方法
Casey et al. Advanced public transportation systems: the state of the art
Hassannayebi et al. A hybrid simulation model of passenger emergency evacuation under disruption scenarios: A case study of a large transfer railway station
Li Train station passenger flow study
JP4800500B2 (ja) 交通検証装置,交通検証方法,プログラム並びにデータ記録媒体
WO2001063536A1 (en) Method and apparatus for notifying passengers of delay exception events in transit systems
Coor Analysis of the short-turning strategy on high-frequency transit lines
Sánchez-Martínez Real-time operations planning and control of high-frequency transit
JP5929231B2 (ja) 算出装置、プログラム及び算出方法
Joewono et al. Identifying characteristics of BRT-lite system: learning from Trans Metro Bandung, Indonesia
JP2022006482A (ja) ナビゲーション装置、及びナビゲーション方法
JPH06138822A (ja) 自動改札機を用いたダイヤ編集装置
Kobayashi et al. A method for evaluating urban transportation planning in terms of user benefit
Morgan A microscopic simulation laboratory for Advanced Public Transportation System evaluation
Hidalgo et al. Delhi bus corridor: An evaluation
Dunn Managing travel for planned special events handbook: Executive summary
Wren et al. ROMANSE-Road management system for Europe
Carrasco et al. Operational stability and reliability of urban bus routes in Zurich, Switzerland
Bang Integrated model to plan advanced public transportation systems
Sharma et al. ASSESSMENT OF USER SATISFACTION OF BRTS-A CASE STUDYOF INDORE CITY