JP2002186194A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2002186194A
JP2002186194A JP2000379256A JP2000379256A JP2002186194A JP 2002186194 A JP2002186194 A JP 2002186194A JP 2000379256 A JP2000379256 A JP 2000379256A JP 2000379256 A JP2000379256 A JP 2000379256A JP 2002186194 A JP2002186194 A JP 2002186194A
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JP2000379256A
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Koji Kuwabara
耕治 桑原
Hiroshi Kuromaru
廣志 黒丸
Kuniaki Tauchi
邦明 田内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Secondary Cells (AREA)
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池や2次電池など複数の電池を並列に
負荷に接続した電源装置においては、燃料電池は出力に
上限があって2次電池のアシストが必要であり、2次電
池は充電が必要であるが、DC/DCコンバータとして
電池の最大出力に対応したものを用意せねばならず、高
価となると共にDC/DCコンバータの内部ロスで発電
効率を高めることができなかった。 【解決手段】 発電原理や特性の異なる複数の電池を並
列に負荷に接続すると共に、電池出力側に切り替えスイ
ッチを設け、負荷に対して最も大きな電力を供給する電
池を負荷に直結し、他のアシスト用電池はDC/DCコ
ンバータを介して負荷に接続するようにし、負荷に対し
て最も大きな電力を供給する電池を負荷に直結すること
でDC/DCコンバータによる内部ロスの発生を抑え、
かつ、アシスト用電池に接続するDC/DCコンバータ
の容量を小さく抑えられるようにし、高効率で安価な電
源装置を提供できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電原理が異なる
複数の電池を効率よく使用できるようにした電源装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車などにおいては、発電効率と
出力の多さで燃料電池が用いられているが、燃料電池は
始動時や急加速、急発進などの急激な出力変動に追随す
ることができない。そのため図4に示したように、燃料
電池40、2次電池41、太陽電池42等をDC/DC
コンバータ43、44、45を介して並列に負荷46に
接続し、DC/DCコンバータ43、44、45で各電
池間の電圧の整合を取り、始動時や急加速、急発進など
の急激な出力変動に対しては2次電池41や太陽電池4
2で燃料電池40をアシストし、負荷の要求電力が小さ
くなったときに2次電池41を充電するようにした電源
システムが提案されている。
【0003】また特開平10−292857号公報に
は、燃料電池等から変動の大きい負荷に出力を供給する
に際し、負荷が要求する出力が小さいときに余剰出力を
吸収・貯蔵・供給するバッテリーやフライホイールなど
の手段を設け、負荷が大きな出力を要求したとき、この
吸収・貯蔵手段から出力を取り出して負荷に供給するよ
うにしたシステムが示されている。
【0004】また特開2000−12095号公報に
は、燃料電池にDC/DCコンバータを接続し、エネル
ギー変換効率の高い状態で燃料電池を動作させるため、
モータの要求電力と燃料電池の最もエネルギー効率の高
い動作点における出力とを比較し、その差が正(要求電
力より燃料電池出力が低い場合)の場合は2次電池から
最大効率で電力を取り出せる電圧になるよう燃料電池出
力をDC/DCコンバータで調節し、負の場合(要求電
力より燃料電池出力が高い場合)は、2次電池がフル充
電の場合はそれ以上充電されない電圧を、充電可能な場
合は充電に適した高圧となるようそれぞれDC/DCコ
ンバータ出力を決定し、燃料電池を常に高効率ポイント
で動作させるようにしたシステムが示されている。
【0005】また特開2000−36308号公報に
は、燃料電池出力をDC/DCコンバータを介して負荷
に接続すると共に、2次電池をDC/DCコンバータと
並列に負荷に接続し、2次電池を切り離すスイッチと、
燃料電池からDC/DCコンバータを通さずに負荷に直
接接続するバイパス回路を設け、負荷の要求電力が燃料
電池出力だけでは不足する場合は2次電池出力も負荷に
供給するようにDC/DCコンバータ出力を調節し、燃
料電池出力が負荷の要求電力を上回るか等しい場合は、
2次電池が充電を要するかどうかを検出して必要な場合
はDC/DCコンバータ出力を調節することで負荷と2
次電池の両方に電力を供給し、不要な場合は2次電池を
切り離すと同時にDC/DCコンバータもバイパスして
負荷に直接燃料電池出力を接続するようにしたシステム
が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
したシステムでは、各電源にDC/DCコンバータ4
3、44、45が接続されており、また、特開平10−
292857号公報、特開2000−12095号公報
に示されたシステムにおいても、燃料電池と余剰出力を
吸収・貯蔵・供給するバッテリーやフライホイールなど
の手段にDC/DCコンバータが接続されており、DC
/DCコンバータ自体が高価であると共にこのDC/D
Cコンバータによる内部ロスのために発電効率を高める
ことができない。
【0007】また特開2000−36308号公報に示
されたシステムにおいては、燃料電池だけで負荷を駆動
するときはDC/DCコンバータを切り離し、燃料電池
の出力だけでは対応できないときと2次電池を充電する
ときにDC/DCコンバータを接続するから、燃料電池
の発電効率を或る程度は高めることができるが、燃料電
池の出力だけでは対応できないときと2次電池を充電す
るときはDC/DCコンバータが接続されるから、この
間はDC/DCコンバータによる内部ロスのために発電
効率を高めることができない。
【0008】また、2次電池の状態に応じて接続状態を
切り替えるスイッチや制御部を必要とし、回路が複雑に
なると共に高価になる。さらにDC/DCコンバータ
は、負荷の駆動と2次電池の充電を同時に行うときは、
燃料電池の最大出力に対応できる容量が必要となり、そ
れだけ大きな容量のものを用意する必要があって高価に
なる。
【0009】そのため本発明においては、発電原理や特
性の異なる複数の電池を並列に負荷に接続し、互いにア
シストしながら負荷に電力を供給するに際し、DC/D
Cコンバータの必要数を減らすと共に電源の効率をなる
べく高め、またDC/DCコンバータもなるべく容量の
少ない安価なものを使えるようにし、低価格で構成でき
る電源装置を提供することが課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明においては、発電原理や特性の異なる複数の電池
を並列に負荷に接続し、互いにアシストしながら負荷に
電力を供給するに際し、電池出力側に切り替えスイッチ
を設け、負荷に対して最も大きな電力を供給する電池を
負荷に直結し、他のアシスト用電池はDC/DCコンバ
ータを介して負荷に接続するようにした。そうすること
により、負荷に対して最も大きな電力を供給する電池を
負荷に直結することでDC/DCコンバータによる内部
ロスの発生を抑え、かつ、アシスト用電池に接続するD
C/DCコンバータの容量を小さく抑えられるように
し、高効率で安価な電源装置を提供できるようにした。
【0011】そのため本発明においては、請求項1に記
載したように、発電原理や特性の異なる複数の電池を負
荷に並列に接続した電源装置において、前記複数の電池
の接続先を切り替えるスイッチを備え、該切り替えスイ
ッチの切り替えで前記負荷に直結する電池とDC/DC
コンバータを介して接続する電池とを任意に選択できる
ように構成したことを特徴とする。
【0012】このように電源装置を構成することで、任
意の電池を負荷に直結したりDC/DCコンバータを介
して負荷に接続することが自由にでき、要求電力に応じ
た電池の的確な選択が容易にできる。
【0013】そして本発明においては、電池の効率を落
としたり大容量のDC/DCコンバータを不用にするた
め、請求項2に記載したように、前記負荷に対して最も
大きな電力を供給する電池を負荷に直結し、他の電池は
前記DC/DCコンバータを介して負荷に接続すること
を特徴とする。
【0014】このようにすることで負荷に対して最も大
きな電力を供給する電池は負荷に直結され、他のアシス
ト用電池はDC/DCコンバータを介して負荷に接続で
きるから、負荷に対して最も大きな電力を供給する電池
がDC/DCコンバータの内部ロスで発電効率が落ちる
のを防ぎ、かつ、アシスト用電池に接続するDC/DC
コンバータの容量を小さく抑えられ、高効率で安価な電
源装置を提供できる。
【0015】そのためDC/DCコンバータは、請求項
3に記載したように、前記DC/DCコンバータは、負
荷の要求電力から負荷に直結した電池の電力を減じた電
力に見合った容量であることを特徴とする。
【0016】すなわち、DC/DCコンバータを通る電
力は、負荷の要求電力から負荷に直結した電池の電力を
減じた電力となり、それだけ小さな容量のDC/DCコ
ンバータで済み、電源装置の価格を低く抑えられる。
【0017】そしてこのDC/DCコンバータは、請求
項4に記載したように、前記複数の電池が、供給原料で
出力限度が支配される電池と瞬時発電量に余裕のある電
池とから構成される場合、前記供給原料で出力限度が支
配される電池の出力が原料の供給量に見合う電力量とな
るようDC/DCコンバータ出力を制御することを特徴
とする。
【0018】このようにDC/DCコンバータ出力を制
御することにより、供給原料で出力限度が支配される電
池の出力は常時原料の供給量に見合う電力量となり、過
負荷による電池の事故を起こすことなく、かつ、供給原
料を有効利用でき、発電効率を高めることが可能とな
る。
【0019】そしてさらにこのDC/DCコンバータ
は、請求項5に記載したように、前記供給原料で出力限
度が支配される電池にDC/DCコンバータが結合され
た場合は電池出力を全て負荷へ送り込むよう制御し、前
記瞬時発電量に余裕のある電池にDC/DCコンバータ
が結合された場合は、その出力が負荷の要求電力から前
記供給原料で出力限度が支配される電池の出力を減じた
出力となるよう制御することを特徴とする。
【0020】このようにすることにより、請求項4の場
合と同様、供給原料で出力限度が支配される電池の出力
は常時原料の供給量に見合う電力量となり、過負荷によ
る電池の事故を起こすことなく供給原料を有効利用で
き、かつ、瞬時発電量に余裕のある電池はよけいな電力
を放出することなく常時供給原料で出力限度が支配され
る電池のアシストが可能となり、発電効率を高めると共
に出力不足の生じることのない電源装置を提供すること
が可能となる。
【0021】そして本発明は、請求項6に記載したよう
に、発電原理や特性の異なる複数の電池を負荷に並列に
接続する電源装置において、前記複数の電池の接続先を
切り替えるスイッチを備え、該切り替えスイッチの切り
替えで電池出力を直接出力するラインとDC/DCコン
バータを介して出力するラインを並列に接続した電源ユ
ニットを複数備え、該複数の電源ユニットの接続先を切
り替えるスイッチを備えて負荷に直結する電源ユニット
とDC/DCコンバータを介して負荷に接続する電源ユ
ニットを任意に選択できるようにしたことを特徴とす
る。
【0022】このように電源装置を構成することによ
り、大電力の電池と小電力の電池を組み合わせるなどの
ことも可能となり、応用範囲の広い電源装置を提供する
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0024】図1は本発明の実施の形態を示した電源装
置の概略ブロック図であり、図2は図1におけるクロス
バースイッチ4の接続状況を示した図、図3は本発明に
なる電源装置の他の実施例である。図1において1は供
給原料で出力限度が支配される燃料電池、2は瞬時発電
量に余裕はあるが充電が必要な2次電池、3は太陽光な
どの供給原料で出力限度が支配される太陽電池、4はこ
れら電池の負荷への接続を切り替えるクロスバースイッ
チで、これは有接点スイッチでも半導体を用いたもので
もどちらでもよい。5、6はDC/DCコンバータ、7
は負荷、8は制御装置である。なお、以下の説明では、
本発明を燃料電池と2次電池と太陽電池を接続した電気
自動車の場合について説明するが、本発明は電気自動車
だけに限らず、発電原理や特性の異なる複数の電池を負
荷に接続する機器一般に適用できるものである。
【0025】図2において、「直結」と記したのはクロ
スバースイッチ4を図1における4cの位置で接続状態
にしたもので、この状態の電池は負荷に直結され、「コ
ンバータ」と記したものは、図1における4aまたは4
bの位置でDC/DCコンバータ5、または6を介して
負荷に接続するようにした接続状態を示したものであ
る。
【0026】このように構成した電源装置を電気自動車
に適用した場合を例に説明すると、燃料電池1は、起動
時、燃料電池に燃料ガスを供給する改質機などが所定の
機能を発するまで暖気を行う必要があり、この場合は当
然燃料電池1の出力は低い。そのため制御装置8は、図
2における(ア)の起動時のところに示したように、燃
料電池1と太陽電池3などのように供給原料で出力限度
が支配される電池をDC/DCコンバータ5、または6
に接続するようクロスバースイッチ4の4a、または4
bを閉じ、2次電池2のように瞬時発電量に余裕のある
電池を負荷7に直結するよう4cの位置で閉じるように
する。
【0027】そのため負荷7へは2次電池2から直接電
力が供給されるから、制御装置8は、DC/DCコンバ
ータ5、または6に供給される燃料電池1、及び太陽電
池3の出力電圧を直結されている2次電池2の電圧と等
しくなるように制御する。そのため負荷7へは2次電池
2から直接、また燃料電池1、及び太陽電池3からはD
C/DCコンバータ5、及び6を介して電力が供給され
る。
【0028】そして暖気が行われて燃料電池1から所定
の出力が得られるようになり、負荷7の要求電力が図2
(イ)のように燃料電池1の出力とほぼ等しい状態で
は、制御装置8はこの燃料電池1が負荷7に直結される
ようクロスバースイッチ4の接点4cの位置を閉じ、2
次電池2と太陽電池3は、DC/DCコンバータ5、ま
たは6が接続されるようクロスバースイッチ4の4a、
または4bを閉じるようにする。そしてさらに制御装置
8は、2次電池2に接続されたDC/DCコンバータ出
力を、この2次電池2から電力が出力されないよう制御
し、また太陽電池3の出力電圧を燃料電池1の出力電圧
と等しくなるようDC/DCコンバータを制御して、燃
料電池1が供給されている燃料に見合った出力を負荷に
供給できるようにする。
【0029】そして急発進、急加速が行われ、負荷7の
要求電力が急激に上昇して図2(ウ)のように負荷7の
要求電力が燃料電池1の出力を上回った場合、燃料電池
1はこういった出力の急激な変化に対応できないので、
制御装置8は(ア)の起動時と同様2次電池2を負荷7
に直結するようクロスバースイッチ4の4cの位置を閉
じ、燃料電池1と太陽電池3はDC/DCコンバータ
5、または6に接続するようクロスバースイッチ4の4
a、または4bを閉じる。
【0030】そのため負荷7へは2次電池2から直接電
力が供給されるから、制御装置8は、DC/DCコンバ
ータ5、または6に供給される燃料電池1、及び太陽電
池3の出力電圧を直結されている2次電池2の電圧と等
しくなるように制御する。そのため負荷7へは2次電池
2から直接、また燃料電池1、及び太陽電池3からはD
C/DCコンバータ5、及び6から電力が供給され、こ
の場合も燃料電池1は供給されている燃料に見合った出
力を負荷に供給できる。
【0031】そして図2(エ)のように、高速走行や坂
道を下るとき、またはブレーキをかけたときのように負
荷の要求電力が燃料電池1の出力より小さくなったと
き、制御装置8は前記図2(イ)の場合と同様この燃料
電池1が負荷7に直結されるようクロスバースイッチ4
の接点4cの位置を閉じ、2次電池2と太陽電池3は、
DC/DCコンバータ5、または6が接続されるようク
ロスバースイッチ4の4a、または4bを閉じるように
する。
【0032】そしてさらに制御装置8は、まず太陽電池
3の出力電圧が燃料電池1の出力電圧と等しくなるよう
DC/DCコンバータを制御し、同時に2次電池2に接
続したDC/DCコンバータの電流の流れる方向を、負
荷側から2次電池2への方向とし、かつ、2次電池2側
の電圧を2次電池2が充電される電圧にする。そのため
燃料電池1の出力と太陽電池3の出力は、負荷7を駆動
すると共に2次電池2を充電するために使われる。従っ
て、2次電池2は燃料電池1の出力に余裕ができたとき
に充電され、常時フル充電の状態に保たれると共に燃料
電池1は、供給されている燃料に見合った出力を2次電
池2と負荷7に供給できる。
【0033】なおこの図2(エ)の状態の時、2次電池
2の蓄電量が既に充電の必要のないレベルまで達してい
る場合は、制御装置8はDC/DCコンバータの電流の
流れる方向を2次電池2側から負荷側方向とし、かつ、
このDC/DCコンバータの出力電圧を燃料電池1の出
力電圧と同一とし、さらに燃料電池1の出力を要求電力
まで低下させるよう燃料の流量を調節する。
【0034】このように電源装置を構成することによ
り、負荷7の要求電力に適した電池の出力を負荷に直結
することができ、そのため従来装置のようにDC/DC
コンバータの内部ロスによる効率の悪化が無く、またD
C/DCコンバータは、常に補助的な電力供給に用いら
れるだけだから最大電力に対応した容量を用意する必要
もない。そのため低容量の安価なものを用いることがで
き、電源装置そのものを安価に構成できる。
【0035】図3は本発明になる電源装置の他の実施例
であり、以上説明してきた電源装置を階層化してさらに
広範な要求電力に対応できるようにしたものである。図
中30から33は電池で、この例においては、例えば3
0の電池Aと32の電池Cを出力の異なる燃料電池、3
1の電池Bと33の電池Dをやはり出力の異なる2次電
池とし、30と31の電池Aと電池Bで構成される第1
の電源ユニットを大電力、32と33の電池Cと電池D
で構成される第2の電源ユニットの出力可能な電力を小
電力という具合に異なったものとする。34、35は以
上説明してきたようなクロスバースイッチで、それぞれ
は対応する電源ユニットの出力電力に対応したもの、3
6、37はDC/DCコンバータで、これもそれぞれの
電源ユニットの出力電力に対応したものとする。38は
クロスバースイッチで、これは有っても無くてもよい
が、効率を高めるためには有った方がよい。39はDC
/DCコンバータ、50は負荷である。
【0036】この実施例においては、負荷50が要求す
る電力に応じて第1の電源ユニットと第2の電源ユニッ
トをクロスバースイッチ38で切り替え、かつ、クロス
バースイッチ34と35でそれぞれの電池を切り替える
ようにしている。そのため負荷50が要求する電力が大
電力の場合は第1の電源ユニットが、小電力の場合は第
2の電源ユニットが負荷に直結される。そしてそれぞれ
の電源ユニット内では、その時々の要求電力に応じて前
記したようにクロスバースイッチが電池を切り替え、ク
ロスバースイッチ38に直結する電池を選択する。
【0037】このようにすることにより、負荷50が大
電力を要求した場合でも小電力を要求した場合でも、そ
れに見合った容量の電源ユニットで電力を供給すること
が可能となり、効率のよい電源装置を提供することが可
能となる。
【0038】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、発電原
理や特性の異なる複数の電池を並列に負荷に接続し、互
いにアシストしながら負荷に電力を供給するに際し、電
池出力側に切り替えスイッチを設け、負荷に対して最も
大きな電力を供給する電池を負荷に直結し、他のアシス
ト用電池はDC/DCコンバータを介して負荷に接続す
るようにしたから、負荷に対して最も大きな電力を供給
する電池を負荷に直結することでDC/DCコンバータ
による内部ロスの発生を抑え、かつ、アシスト用電池に
接続するDC/DCコンバータの容量を小さく抑えら
れ、高効率で安価な電源装置を提供できるようにした。
【0039】そして請求項1に記載した発明によれば、
任意の電池を負荷に直結したりDC/DCコンバータを
介して負荷に接続することが自由にでき、要求電力に応
じた電池の的確な選択が容易にできる。
【0040】そして請求項2に記載した発明によれば、
負荷に対して最も大きな電力を供給する電池は負荷に直
結され、他のアシスト用電池はDC/DCコンバータを
介して負荷に接続できるから、負荷に対して最も大きな
電力を供給する電池がDC/DCコンバータの内部ロス
で発電効率が落ちるのを防ぎ、かつ、アシスト用電池に
接続するDC/DCコンバータの容量を小さく抑えら
れ、高効率で安価な電源装置を提供できる。
【0041】またDC/DCコンバータは請求項3に記
載した発明によれば、DC/DCコンバータを通る電力
は、負荷の要求電力から負荷に直結した電池の電力を減
じた電力となり、それだけ小さな容量のDC/DCコン
バータで済み、電源装置の価格を低く抑えられる。
【0042】そしてまた、DC/DCコンバータは請求
項4に記載した発明によれば、複数の電池が供給原料で
出力限度が支配される電池と瞬時発電量に余裕のある電
池とから構成される場合、前記供給原料で出力限度が支
配される電池の出力が原料の供給量に見合う電力量とな
るようDC/DCコンバータ出力を制御することによ
り、供給原料で出力限度が支配される電池の出力は常時
原料の供給量に見合う電力量となり、過負荷による電池
の事故を起こすことなく、かつ、供給原料を有効利用で
き、発電効率を高めることが可能となる。
【0043】そしてさらにこのDC/DCコンバータ
は、請求項5に記載した発明によれば、請求項4の場合
と同様、供給原料で出力限度が支配される電池の出力は
常時原料の供給量に見合う電力量となり、過負荷による
電池の事故を起こすことなく供給原料を有効利用でき、
かつ、瞬時発電量に余裕のある電池はよけいな電力を放
出することなく常時供給原料で出力限度が支配される電
池のアシストが可能となり、発電効率を高めると共に出
力不足の生じることのない電源装置を提供することが可
能となる。
【0044】そして請求項6に記載した本発明の第2の
実施例によれば、大電力の電池と小電力の電池を組み合
わせるなどのことも可能となり、応用範囲の広い電源装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示した電源装置の概略
ブロック図である。
【図2】 クロスバースイッチの接続状況を説明する図
である。
【図3】 本発明における他の実施の形態を示した電源
装置の概略ブロック図である。
【図4】 従来の電源装置を説明するための図である。
【符号の説明】
1 燃料電池 2 2次電池 3 太陽電池 4 クロスバースイッチ 5、6 DC/DCコンバータ 7 負荷 8 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 3/38 H02J 3/38 M (72)発明者 田内 邦明 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 Fターム(参考) 5G003 AA04 AA05 AA06 BA02 CC07 DA18 FA06 GB03 5G066 HA01 HB06 HB07 HB09 5H030 AA04 AA08 AS08 BB22 BB23 FF51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電原理や特性の異なる複数の電池を負
    荷に並列に接続した電源装置において、 前記複数の電池の接続先を切り替えるスイッチを備え、
    該切り替えスイッチの切り替えで前記負荷に直結する電
    池とDC/DCコンバータを介して接続する電池とを任
    意に選択できるように構成したことを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記負荷に対して最も大きな電力を供給
    する電池を負荷に直結し、他の電池は前記DC/DCコ
    ンバータを介して負荷に接続することを特徴とする請求
    項1に記載した電源装置。
  3. 【請求項3】 前記DC/DCコンバータは、負荷の要
    求電力から負荷に直結した電池の電力を減じた電力に見
    合った容量であることを特徴とする請求項1に記載した
    電源装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の電池が、供給原料で出力限度
    が支配される電池と瞬時発電量に余裕のある電池とから
    構成される場合、前記供給原料で出力限度が支配される
    電池の出力が原料の供給量に見合う電力量となるようD
    C/DCコンバータ出力を制御することを特徴とする請
    求項1に記載した電源装置。
  5. 【請求項5】 前記供給原料で出力限度が支配される電
    池にDC/DCコンバータが結合された場合は電池出力
    を全て負荷へ送り込むよう制御し、前記瞬時発電量に余
    裕のある電池にDC/DCコンバータが結合された場合
    は、その出力が負荷の要求電力から前記供給原料で出力
    限度が支配される電池の出力を減じた出力となるよう制
    御することを特徴とする請求項4に記載した電源装置。
  6. 【請求項6】 発電原理や特性の異なる複数の電池を負
    荷に並列に接続する電源装置において、 前記複数の電池の接続先を切り替えるスイッチを備え、
    該切り替えスイッチの切り替えで電池出力を直接出力す
    るラインとDC/DCコンバータを介して出力するライ
    ンを並列に接続した電源ユニットを複数備え、該複数の
    電源ユニットの接続先を切り替えるスイッチを備えて負
    荷に直結する電源ユニットとDC/DCコンバータを介
    して負荷に接続する電源ユニットを任意に選択できるよ
    うにしたことを特徴とする電源装置。
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