JP2002186015A - 移動通信システムとその無線基地局 - Google Patents

移動通信システムとその無線基地局

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JP2002186015A JP2000378747A JP2000378747A JP2002186015A JP 2002186015 A JP2002186015 A JP 2002186015A JP 2000378747 A JP2000378747 A JP 2000378747A JP 2000378747 A JP2000378747 A JP 2000378747A JP 2002186015 A JP2002186015 A JP 2002186015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】降雨時のトラフィックの輻輳率を低下させる。 【解決手段】この移動通信システムは、複数のTS1−
1,1−nが、自己のサービスエリア内にある場合に、
自己のサービスエリア内のTSの送受信の中継制御を行
う複数のNodeB2−1〜2−4と、これら複数のN
odeB2−1〜2−4の管理及びNodeB2−1〜
2−4が呼接続しているTSを管理して、有線電話網に
接続した交換機4との呼接続の制御を行うRNC3−
1,3−2と、このRNC3−1,3−2に接続しRN
C3−1,3−2と有線電話網との呼接続の制御を行う
交換機4とを備え、NodeB2−1〜2−4はそれぞ
れアンテナ近傍に、予め定められた期間の降雨量を感知
する降雨センサー25を有し、降雨量が予め定められた
以上の場合に、自己のサービスエリアの範囲を縮小すべ
く、送受信の増幅度を下げる送受信増幅器制御手段を有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システム及
びその無線基地局に関し、特に降雨量に対応できる移動
通信システム及びその無線基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術について図面を参照
して説明する。
【0003】図5は従来の移動通信システムの一例を示
すブロック図である。
【0004】図5において、この従来例の移動通信シス
テムは、特開平10−65596号公報の開示内容を示
し、GPSアンテナ127とGPS受信部120でGP
S電波を受信し、この信号は、受信信号に含まれる電波
の到着時間差を検出する誤差検出部121に入力され
る。誤差検出部121の出力であるGPS電波の誤差分
は、降雨の有無を検出する降雨センサ126の出力と共
に送信出力制御部22に入力される。送信出力制御部1
22は、降雨センサ126によって降雨が検出されると
上記GPS電波の誤差分だけ、無線基地局111、11
2と移動機110の送信出力を増大させる制御を行う送
信出力制御信号を出力する。この送信出力制御信号は無
線送受信部124に入力され、無線共通増幅部123
で、基地局送信出力を可変する。さらに、送信出力制御
信号は、無線基地局111、112から移動機110に
対して送信する下り回線の制御チャネルに、移動機送信
出力制御信号として移動機110に送られる。
【0005】移動機110で受信された移動機送信出力
制御信号は、移動機110の無線送受信部128で受信
され、送信出力制御部129に入力される。送信出力制
御部129は、この入力された送信出力制御信号に応じ
て、移動機110の送信出力を制御する信号を無線送受
信部128へ送り、移動機送信出力を可変する。
【0006】GPS電波が受信できなかった場合、降雨
センサ126が降雨を検出したかどうか判定する。降雨
センサ126により降雨が検出されると、送信出力値に
固定値Bを加算する。
【0007】移動機110ではこの移動機送信出力値を
送信出力制御部129にて取り出し、無線送受信部12
8に伝達することにより移動機110の送信出力が制御
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来例において
は、GPSシステムを利用して、GPSの到着時間差を
検出して、その誤差分に応じて降雨の多少を予測し、降
雨センサーによって降雨の有無を検出し、その結果、降
雨がある場合には、無線基地局及び移動機の送信出力増
大させるシステムとなっているので、降雨のある地域に
ある無線基地局は降雨のない場合よりもサービスエリア
の拡大が行われ、通信トラフィックの増加するという問
題点がある。
【0009】また、GPS電波が受信できない場合は、
降雨センサーが単に降雨の有無を検出のみであり、降雨
量に対応した処理をしていないという問題点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムのその無線基地局は、それぞれの自己の基本サービス
エリア内の複数の移動端末の送受信信号を制御する第1
の複数の無線基地局と、この第1の複数の無線基地局の
内の管轄する第2の複数の前記無線基地局を制御しまた
公衆網に接続した交換機に接続する複数の基地局制御装
置とを有してなる無線通信システムにおいて、前記無線
基地局から予め定められた期間の予め定められた降雨量
以上を検出したことの通知を受信した基地局制御装置
は、前記無線基地局に対して前記基本サービスエリアの
範囲を予め定められた縮小サービスの範囲へ縮小すべく
指示する指示信号を出力し、この指示信号を受信した前
記無線基地局は自己の前記基本サービスリアを前記縮小
サービスエリアへ縮小すべく自己の送受信手段の送受信
出力レベルを前記縮小サービスエリアに対応する予め定
められレベルに制御する制御手段を移動通信システムが
備え、また、この移動通信システムにおいて、前記基地
局制御装置へ、前記予め定められた期間の予め定められ
た降雨量以上を検出したことの通知をする前記無線基地
局は、前記第1の複数の無線基地局の内、自己の基本サ
ービスエリア内に駅を含む公共施設が設置されている地
域を有し、且つ集中的な降雨時にトラフィックの増加が
予想されている第3の複数の無線基地局に属し、前記無
線基地局は、予め定められた期間の降雨量を計量する降
雨量計量手段と、この降雨量手段による計量の結果前記
降雨量が予め設定された危険降雨量以上になったことを
感知すると危険感知信号を出力する感知手段と、前記危
険感知信号を受信すると前記基地局制御装置へ前記基本
サービスエリアの危険を通報する通報手段と、前記通報
の後に前記基地局制御装置からの前記基本サービスエリ
アから予め設定された縮小サービスエリアへ縮小すべき
縮小指示信号を受信すると内臓する受信増幅器及び送信
増幅器のそれぞれの増幅度を前記縮小サービスエリアに
なるように予め定められた増幅度に低下させるべく制御
する受信・送信増幅度制御手段とを有し、また、前記感
知手段は前記危険感知信号を出力した後に、前記降雨量
計量手段による計量の結果前記降雨量が前記危険降雨量
以下になったことを予め定められた期間継続しているこ
とを感知すると危険を解除したことを示す危険解除感知
信号を出力し、前記通報手段は前記危険解除感知信号を
受信すると前記基地局制御装置へ危険解除信号を通報
し、前記受信・送信増幅器制御手段は前記解除信号の通
報後の前記基地局制御装置から前記縮小サービスエリア
から前記基本サービスエリアへ復旧させる復旧信号を受
信すると前記受信増幅器及び送信増幅器のそれぞれの増
幅度を前記基本サービスエリアをカバーするように復旧
すべく制御する。
【0011】本発明の移動通信システムとその無線基地
局は、それぞれの自己の基本サービスエリア内の複数の
移動端末の送受信信号を制御する第1の複数の無線基地
局と、この第1の複数の無線基地局の内の管轄する第2
の複数の前記無線基地局を制御しまた公衆網に接続した
交換機に接続する複数の基地局制御装置とを有してなる
無線通信システムにおいて、前記無線基地局から予め定
められたn(n≧1の整数)期間の整数番号順に順次検
出してi(1≦i≦n)期間目で予め定められたi番目
降雨量以上を検出したことの通知を受信した基地局制御
装置は、前記無線基地局に対して前記基本サービスエリ
アの範囲を前記検出された前記i番目の降雨量に基づく
予め定められたi番目縮小サービスの範囲へ縮小すべく
指示するi番目指示信号を出力し、このi番目指示信号
を受信した前記無線基地局は自己の前記基本サービスエ
リアを前記i番目縮小サービスエリアへ縮小すべく自己
の送受信手段の送受信出力レベルを前記i番目縮小サー
ビスエリアに対応する予め定められたレベルに制御する
制御手段を移動通信システムが備え、また、この移動通
信システムにおいて、前記基地局制御装置へ、前記予め
定められたn期間の整数番号順に順次検出しi期間目で
予め定められたi番目降雨量以上を検出したことの通知
をする前記無線基地局は、前記第1の複数の無線基地局
の内、自己の基本サービスエリア内に駅を含む公共施設
が設置されている地域を有し、且つ集中的な降雨時にト
ラフィックの増加が予想されている第3の複数の無線基
地局に属し、前記無線基地局は、予め定められた前記n
期間のそれぞれの期間の降雨量を整数番号順に順次計量
する降雨量計量手段と、この降雨量計量手段による前記
i番目の期間での計量の結果前記降雨量が予め設定され
たi番目危険降雨量以上になったことを感知するとi番
目危険感知信号を出力する感知手段と、前記i番目危険
感知信号を受信すると前記基地局制御装置へ前記基本サ
ービスエリアのi番目の危険を通報する通報手段と、前
記i番目の通報の後に前記基地局制御装置からの前記基
本サービスエリアから予め設定されたi番目の縮小サー
ビスエリアへ縮小すべきi番目縮小指示信号を受信する
と内蔵する受信増幅器及び送信増幅器のそれぞれの増幅
度を前記i番目縮小サービスエリアになるように予め定
められた増幅度に低下させるべく制御する受信・送信増
幅器制御手段とを有し、また、前記感知手段は前記i番
目危険感知信号を出力した後に、前記降雨量計量手段に
よる計量の結果前記降雨量が前記i番目危険降雨量以下
になったことを予め定められた期間継続していることを
感知するとその危険を解除したことを示すi番目危険解
除感知信号を出力し、前記通報手段は前記i番目危険解
除感知信号を受信すると前記基地局制御装置へi番目危
険解除信号を情報し、前記受信・送信増幅器制御手段は
前記危険解除の通報後の前記基地局制御装置から前記i
番目縮小サービスエリアからi−1番目の縮小サービス
エリア又は前記基本サービスエリアへ復旧させるi番目
復旧信号を受信すると前記受信増幅器及び送信増幅器の
それぞれの増幅度を前記i−1番目縮小サービスエリア
又は前記基本サービスエリアをカバーするように復旧す
べく制御する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施の形態の移動通
信システムを示すシステム構成図、図2は本第1実施の
形態における無線基地局を示すブロック図である。
【0014】図1において、本第1の実施の形態の移動
通信システムは、複数の移動端末(TS)1−1,1−
nと、これらの複数の移動端末(TS)が自己のサービ
スエリア内にある場合に、自己のサービスエリア内の移
動端末(TS)の送受信の中継制御を行う複数の無線基
地局(NodeB)2−1,2−2,2−3,2−4
と、これら複数の無線基地局(NodeB)2−1,2
−2,2−3,2−4の管理及び無線基地局(Node
B)2−1,2−2,2−3,2−4が呼接続している
移動端末(TS)を管理して、有線電話網に接続した交
換機4との呼接続の制御を行う基地局制御装置(RN
C)3−1,3−2と、この基地局制御装置(RNC)
3−1,3−2に接続し、基地局制御装置(RNC)3
−1,3−2と有線電話網との呼接続の制御を行う交換
機4とを備え、無線基地局(NodeB)2−1,2−
2,2−4はそれぞれアンテナ近傍に、予め定められた
期間の降雨量を感知する降雨センサー25を有し、降雨
量が予め定められた以上の場合に、自己のサービスエリ
アの範囲を縮小すべく、送受信の増幅度を下げて送受信
増幅器制御手段を有している。
【0015】図2において、本第1の実施の形態におけ
る基地局(NodeB)2は、図1に示す無線基地局
(NodeB)2−1,2−2,2−3,2−4が総て
同じ構成を有するので、その代表を示し、受信用の受信
アンテナ(RX−ANT)21と、送信用の送信アンテ
ナ(TRX−ANT)22と、RX−ANT21からの
受信信号を増幅する受信増幅器23と、受信増幅器23
の状態を監視し、増幅度の増減の制御を行う受信増幅器
監視制御機能部27と、TRX−ANT22へ送出する
着信信号を増幅する送信増幅器機能部28と、送信増幅
器機能部28の状態を監視し増幅度の増減の制御を行う
監視制御機能部29と、RX−ANT21及びTRX−
ANT22の近傍に設置され予め定められた期間の降雨
量が計量される降雨量計量タンク24と、降雨量計量タ
ンク24の予め定められた期間の予め定められた複数の
計量それぞれに対して感知する降雨センサー25と、降
雨センサー25からの感知信号を監視し、予め定められ
た期間の予め定められた降雨量以上の感知信号を受信す
るとアラーム信号を送出するセンサー監視部26と、R
NC3−1又は3−2に接続する伝送路にインタフェー
スする伝送路I/F部35と、相手先が同じサービスエ
リアからの受信信号は復調することなく送信信号として
送出し、有線電話網への信号は復調された信号を送信
し、また相手先が有線電話網からの受信信号は変調して
送信する無線送受信部32と、送受信信号の変調,復調
を行うベースバンド信号処理部33と、監視制御機能部
29を介して送信系の機器の状態を監視し、センサー監
視部26からの降雨量によるアラーム信号を検出する
と、送信増幅器機能部28及び受信増幅監視制御機能部
27への増幅度を減じさせる制御信号を送出する外部監
視制御部30と、RX−ANT21,TRX−ANT2
2及び交換機4へのそれぞれの送受信信号に応じて、外
部監視制御部30,無線送受信部32,及びベースバン
ド信号処理部33を制御する共通制御部34と、無線送
受信部32の内の信号処理状態が呼接続を監視する呼接
続監視装置(TTR)31とを有している。
【0016】図3は本第1の実施の形態の移動通信シス
テムにおける無線基地局の降雨時に対するサービスエリ
アの縮小を示す模式図である。
【0017】次に、本第1の実施の形態の移動通信シス
テムの降雨時における無線基地局(NodeB)の動作
について、図1,図2及び図3を参照して説明する。
【0018】駅などの公共施設が集中している場所を基
本サービスエリアA1 として持つNodeB2−1に対
して、この基本サービスエリアA1 の地域に集中的な降
雨が続いているものとする。
【0019】このとき、NodeB2−1のRX−AN
T21及びTRX−ANT22の近傍にある降雨量タン
ク24に予め定められた期間の降雨が溜められる。そし
て、降雨量計量タンク24に予め設定された雨量の複数
の感知点を降雨センサー25が感知すると、センサー監
視部26へ通知し、センサー監視部26が降雨センサー
25からサービスの危険度を示す予め設定された降雨量
の感知点の感知をしたことを示す危険感知信号S1 を受
信すると、その危険感知信号S1 を外部監視制御部30
へ通知し、外部監視制御部30は共通制御部34へ通知
する。
【0020】共通制御部34は伝送路I/F部35を介
してRNC3−1へNodeB2−1の基本サービスエ
リアA1 にサービスの危険度を超す降雨があることを示
す情報をRNC3−1へ送信する。
【0021】RNC3−1においてはNodeB2−1
の基本サービスエリアA1 に危険度を超す降雨があると
いうことを示す情報があることを記憶手段に記憶すると
共に、NodeB2−1に対して基本サービスエリアA
1 を予め定められた縮小エリアA1aに縮小すべきことを
示す縮小指示信号を返送する。
【0022】NodeB2−1はRNC3−1から縮小
エリアA1aへの縮小の縮小指示信号を受信すると、それ
を外部監視制御部30へ通知する。外部監視制御部30
は、受信増幅器監視制御機能部27及び監視制御機能部
29へ縮小指示信号を通知し、受信増幅器監視制御機能
部27は受信増幅部23の増幅度を予め定められた基準
に低下させる。
【0023】また、監視制御機能部29は送信増幅器機
能部28に対して同様に内部にある送信増幅器の増幅度
を予め定められた基準に低下させる。この結果、Nod
eB2−1の基本サービスエリアA1 は縮小サービスエ
リアA1aに縮小される。
【0024】次に、センサー監視部26が、降雨センサ
ー25から危険感知信号S1 を示す降雨量よりも少ない
降雨量であることを示す感知信号S2 を予め設定された
期間受信すると、外部監視制御部30へ感知信号S2
通信する。
【0025】共通制御部34は、外部監視制御部30か
ら感知信号S2 を受信すると危険感知信号S1 を受信し
た場合と同様にRNC3−1へ通知し、RNC3−1は
記憶手段に記憶しているNodeB2−1が縮小エリア
1aになっていることを元の基本サービスエリアA1
なったことを記憶すると共に、Node−B2−1に対
して基本サービスA1 に復旧すべき復旧指示信号を返送
する。
【0026】NodeB2−1はRNC3−1から復旧
指示信号を受信すると、縮小指示信号を受信した場合の
制御経路と同様に、受信増幅器監視制御機能部27によ
って受信増幅器23に復旧させ、送信増幅器機能28を
元の増幅度に復旧させる。この結果NodeB2−1の
サービスエリアは基本サービスエリアA1 に復旧する。
【0027】以上に示したように、本第1の実施の形態
においては、降雨量計量タンク24の予め定められた
期間の降雨量が予め設定したサービスの危険度を示す量
を超えるのを降雨センサー25が感知すると、その旨
の情報が当該NodeB2−1のカバレッジ範囲を縮小
サービスエリアA1aに狭める。(即ち、NodeB2
−1の送信電力及び受信電力のレベルを下げるべく送信
増幅機能部28及び受信増幅器23を制御する。)この
結果、図3の破線で示した部分に位置する移動端末から
の送信電波を受信(又は、その移動端末への電波の送
信)することがなくなり、当該NodeB2−1にアク
セスする加入端末(又は移動端末)を減少させることが
できる。当該NodeB2−1の基本サービスエリアA
1から外れてしまった加入端末(又は移動端末)は、輻
輳していない他のNodeBにアクセスすることにな
り、この結果、一時的にトラフィックの増加しようとす
る当該NodeB2−1のサービスエリアでの輻輳率を
低下させることが可能となる。
【0028】以上の第1の実施の形態においては、降雨
センサー25が降雨量計量タンク24のサービスエリア
の危険度を示す予め定められた期間の予め設定された降
雨量の一つの感知点を感知したことを示す一つの危険感
知度S1 を出力することについて説明した。
【0029】次に示す第2の実施の形態においては、以
上に示した第1の実施の形態と異なり、降雨センサー2
5が、降雨量計量タンク24のサービスエリアに対する
複数の危険度を示す予め定められた期間の予め設定され
た複数の降雨量V11,V12,・・・V1n(V1 <V11
12・・・<V1n)のそれぞれの感知点を感知したこと
を示す複数の危険感知度S11,S12・・・S1nを出力す
る。
【0030】図4は本発明の第2の実施の形態の移動通
信システムにおける無線基地局の降雨時に対する基本サ
ービスエリアから三つの縮小サービスエリアへ縮小する
場合示す模式図である。
【0031】次に、本第2の実施の形態における無線基
地局(NodeB)2−1の三つの縮小サービスエリア
への縮小する場合の動作について、図1,図2及び図4
を参照して説明する。
【0032】尚、本第2の実施の形態における移動無線
システムは図1に示す構成を同じとする。
【0033】尚、また、本第2の実施の形態における無
線基地局(NodeB)2−1,2−2,2−3,2−
4はそれぞれ、図2に示す構成と同じで、降雨量計量タ
ンク24は、予め定められた期間の予め設定された複数
の降雨量V11,V12,13(V11<V12<V13)に対す
る感知点を有し、これらの降雨量の感知点を降雨センサ
ー25が感知すると、これらの感知点に対して、それぞ
れ危険感知信号S11,S12,S13をセンサー監視部26
へ出力する構成になっている。
【0034】更に、受信増幅器23は受信増幅器監視制
御機能部27によって、及び送信増幅器機能部28は監
視制御機能部29によって、それぞれ外部監視制御部3
0の制御の基に、外部監視制御部30が危険感知信号S
11,S12,S13を受信するに応じて予め定められた増幅
度に増減することができる構成になっている。
【0035】先ず、最初に降雨センサー25が降雨量計
量タンク24の降雨量V11の感知点を感知すると危険感
知信号S11をセンサー監視部26へ出力する。
【0036】この後の制御動作は、第1の実施の形態に
おけるセンサー監視部26が危険感知信号S1 を受信し
た場合と同じで、最終的に受信増幅器23及び送信増幅
機能部28の増幅度が危険感知信号S11に対応した増幅
度になるべく制御され、その結果、NodeB2−1の
サービスエリアは、図4に示すように基本サービスエリ
アA1 から縮小サービスエリアA11に縮小される。
【0037】以下、降雨量計量タンク24の予め定めら
れた期間の降雨量V11がV12,V13と増量するたびに、
降雨センサー25が危険感知信号S12,S13を出力し、
その結果、降雨量V11の場合と同様な制御手順によっ
て、NodeBのサービスエリアは、図4に示すように
縮小サービスエリアA11からA12,A13へと縮小され
る。
【0038】尚、降雨量が少なくなった場合には、第1
の実施の形態の場合と同様な復旧制御手順によって縮小
サービスA13→A12→A11→A1 へと段階的にサービス
エリアを復旧していく。
【0039】このように、本第2の実施の形態において
は、降雨量に応じて段階的にサービスエリアを縮小,復
旧していくので、ユーザーに対してきめ細かなサービス
を提供することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、それぞれ
の自己の基本サービスエリア内の複数の移動端末の送受
信信号を制御する第1の複数の無線基地局と、この第1
の複数の無線基地局の内の管轄する第2の複数の無線基
地局を制御しまた公衆網に接続した交換機に接続する複
数の基地局制御装置とを有してなる無線通信システムに
おいて、無線基地局から予め定められた期間の予め定め
られた降雨量以上を検出したことの通知を受信した基地
局制御装置は、無線基地局に対して前記基本サービスエ
リアの範囲を予め定められた縮小サービスの範囲、縮小
すべく指示する指示番号を出力し、この指示信号を受信
した無線基地局は自己の基本サービスエリアを前記縮小
サービスエリアへ縮小すべく自己の送受信手段の送受信
出力レベルを縮小サービスエリアに対応する予め定めら
れたレベルに制御する制御手段を備えることにより、以
下に示す効果を得ることができる。
【0041】第1の効果は、NodeBは縮小サービス
エリア外の移動端末からの送信電波を受信(又はその移
動端末への電波の送信)することがなくなり、当該No
deBにアクセスする移動端末を減少させることがで
き、当該NodeBの基本サービスエリアから外れた移
動端末は他のNodeBにアクセスすることとなり、こ
の結果、一時的にトラフィックが増加しようとする当該
NodeBのサービスエリアでの輻輳率を低下させるこ
とができる。
【0042】第2の効果は、第1の効果の派生的な効果
として、より多くの人々が同時に通信できるようになる
ため、通信事業者は、本件発明を利用しない場合に比べ
てより多くの通話料金を取ることができる。
【0043】第3の効果として、第2の効果とも関連す
るが、トラフィック増加時にNodeBの送信電力を下
げるので、通話料金の増加と相俟って、通信事業者側の
コスト・パフォーマンスを増加させることに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の移動通信システム
を示すシステム構成図である。
【図2】本第1の実施の形態の移動通信システムにおけ
る無線基地局を示すブロック図である。
【図3】本第1の実施の形態の移動通信システムにおけ
る無線基地局の降雨時に対するサービスエリアの縮小を
示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の移動通信システム
における無線基地局の降雨時に対する基本サービスエリ
アから三つの縮小サービスエリアへ縮小する場合を示す
模式図である。
【図5】従来の移動通信システムにおける無線基地局の
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1,1−n 移動端末(TS) 2,2−1,2−2,2−3,2−4 無線基地局
(NodeB) 3−1,3−2 基地局制御装置(RNC) 4 交換機 21 受信アンテナ(RX−ANT) 22 送信アンテナ(TRX−ANT) 23 受信増幅器 24 降雨量計量タンク 25 降雨センサー 26 センサー監視部 27 受信増幅器監視制御機能部 28 送信増幅器機能部 29 監視制御機能部 30 外部監視制御部 31 呼接続監視装置(TTR) 32 無線送受信部 33 ベースバンド信号処理部 34 共通制御部 35 伝送路I/F部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの自己の基本サービスエリア内
    の複数の移動端末の送受信信号を制御する第1の複数の
    無線基地局と、この第1の複数の無線基地局の内の管轄
    する第2の複数の前記無線基地局を制御しまた公衆網に
    接続した交換機に接続する複数の基地局制御装置とを有
    してなる無線通信システムにおいて、 前記無線基地局から予め定められた期間の予め定められ
    た降雨量以上を検出したことの通知を受信した基地局制
    御装置は、前記無線基地局に対して前記基本サービスエ
    リアの範囲を予め定められた縮小サービスの範囲へ縮小
    すべく指示する指示信号を出力し、この指示信号を受信
    した前記無線基地局は自己の前記基本サービスリアを前
    記縮小サービスエリアへ縮小すべく自己の送受信手段の
    送受信出力レベルを前記縮小サービスエリアに対応する
    予め定められレベルに制御する制御手段を備えることを
    特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 予め定められた期間の降雨量を計量する
    降雨量計量手段と、この降雨量手段による計量の結果前
    記降雨量が予め設定された危険降雨量以上になったこと
    を感知すると危険感知信号を出力する感知手段と、前記
    危険感知信号を受信すると前記基地局制御装置へ前記基
    本サービスエリアの危険を通報する通報手段と、前記通
    報の後に前記基地局制御装置からの前記基本サービスエ
    リアから予め設定された縮小サービスエリアへ縮小すべ
    き縮小指示信号を受信すると内蔵する受信増幅器及び送
    信増幅器のそれぞれの増幅度を前記縮小サービスエリア
    になるように予め定められた増幅度に低下させるべく制
    御する受信・送信増幅度制御手段とを有することを特徴
    とする請求項1記載の移動通信システムの無線基地局。
  3. 【請求項3】 前記感知手段は前記危険感知信号を出力
    した後に、前記降雨量計量手段による計量の結果前記降
    雨量が前記危険降雨量以下になったことを予め定められ
    た期間継続していることを感知すると危険を解除したこ
    とを示す危険解除感知信号を出力し、前記通報手段は前
    記危険解除感知信号を受信すると前記基地局制御装置へ
    危険解除信号を通報し、前記受信・送信増幅器制御手段
    は前記解除信号の通報後の前記基地局制御装置から前記
    縮小サービスエリアから前記基本サービスエリアへ復旧
    させる復旧信号を受信すると前記受信増幅器及び送信増
    幅器のそれぞれの増幅度を前記基本サービスエリアをカ
    バーするように復旧すべく制御することを特徴とする請
    求項2記載の移動通信システムの無線基地局。
  4. 【請求項4】 それぞれの自己の基本サービスエリア内
    の複数の移動端末の送受信信号を制御する第1の複数の
    無線基地局と、この第1の複数の無線基地局の内の管轄
    する第2の複数の前記無線基地局を制御しまた公衆網に
    接続した交換機に接続する複数の基地局制御装置とを有
    してなる無線通信システムにおいて、 前記無線基地局から予め定められたn(n≧1の整数)
    期間の整数番号順に順次検出してi(1≦i≦n)期間
    目で予め定められたi番目降雨量以上を検出したことの
    通知を受信した基地局制御装置は、前記無線基地局に対
    して前記基本サービスエリアの範囲を前記検出された前
    記i番目の降雨量に基づく予め定められたi番目縮小サ
    ービスの範囲へ縮小すべく指示するi番目指示信号を出
    力し、このi番目指示信号を受信した前記無線基地局は
    自己の前記基本サービスエリアを前記i番目縮小サービ
    スエリアへ縮小すべく自己の送受信手段の送受信出力レ
    ベルを前記i番目縮小サービスエリアに対応する予め定
    められたレベルに制御する制御手段を備えることを特徴
    とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 予め定められた前記n期間のそれぞれの
    期間の降雨量を整数番号順に順次計量する降雨量計量手
    段と、この降雨量計量手段による前記i番目の期間での
    計量の結果前記降雨量が予め設定されたi番目危険降雨
    量以上になったことを感知するとi番目危険感知信号を
    出力する感知手段と、前記i番目危険感知信号を受信す
    ると前記基地局制御装置へ前記基本サービスエリアのi
    番目の危険を通報する通報手段と、前記i番目の通報の
    後に前記基地局制御装置からの前記基本サービスエリア
    から予め設定されたi番目の縮小サービスエリアへ縮小
    すべきi番目縮小指示信号を受信すると内蔵する受信増
    幅器及び送信増幅器のそれぞれの増幅度を前記i番目縮
    小サービスエリアになるように予め定められた増幅度に
    低下させるべく制御する受信・送信増幅器制御手段とを
    有することを特徴とする請求項4記載の移動通信システ
    ムの無線基地局。
  6. 【請求項6】 前記感知手段は前記i番目危険感知信号
    を出力した後に、前記降雨量計量手段による計量の結果
    前記降雨量が前記i番目危険降雨量以下になったことを
    予め定められた期間継続していることを感知するとその
    危険を解除したことを示すi番目危険解除感知信号を出
    力し、前記通報手段は前記i番目危険解除感知信号を受
    信すると前記基地局制御装置へi番目危険解除信号を情
    報し、前記受信・送信増幅器制御手段は前記危険解除の
    通報後の前記基地局制御装置から前記i番目縮小サービ
    スエリアからi−1番目の縮小サービスエリア又は前記
    基本サービスエリアへ復旧させるi番目復旧信号を受信
    すると前記受信増幅器及び送信増幅器のそれぞれの増幅
    度を前記i−1番目縮小サービスエリア又は前記基本サ
    ービスエリアをカバーするように復旧すべく制御するこ
    とを特徴とする請求項5記載の移動通信システムの無線
    基地局。
  7. 【請求項7】 前記基地局制御装置へ、前記予め定めら
    れた期間の予め定められた降雨量以上を検出したことの
    通知をする、又は、前記予め定められたn期間の整数番
    号順に順次検出しi期間目で予め定められたi番目降雨
    量以上を検出したことの通知をする前記無線基地局は、
    前記第1の複数の無線基地局の内、自己の基本サービス
    エリア内に駅を含む公共施設が設置されている地域を有
    し、且つ集中的な降雨時にトラフィックの増加が予想さ
    れている第3の複数の無線基地局に属することを特徴と
    する請求項1、又は、4記載の無線通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011069644A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Metawater Co Ltd 雨量計測ユニット及び雨量計の取付け方法
TWI453452B (zh) * 2011-12-26 2014-09-21 Inventec Corp 行動裝置、氣象統計系統以及氣象統計方法

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