JP2002185850A - 遠隔映像選択混合方法及びシステム - Google Patents

遠隔映像選択混合方法及びシステム

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JP2002185850A
JP2002185850A JP2000376186A JP2000376186A JP2002185850A JP 2002185850 A JP2002185850 A JP 2002185850A JP 2000376186 A JP2000376186 A JP 2000376186A JP 2000376186 A JP2000376186 A JP 2000376186A JP 2002185850 A JP2002185850 A JP 2002185850A
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video
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delay
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JP2000376186A
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Kenichi Arai
健一 新井
Satoshi Ono
諭 小野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数多地点間において送受信される複数の映
像を遠隔から映像を選択混合させる。 【解決手段】 同期メディアから提供される同期信号に
よって送受信される複数の映像の送信側と受信側の同期
が保証された1つもしくは複数のネットワークを介し
て、複数多地点間で送受信される複数の映像を遠隔から
選択混合させる遠隔映像選択混合方法であって、送信側
から送信される映像を受信側において、複数多地点に分
散配置された複数の送信側から受信側へ映像を伝送する
ことによって生じる遅延時間の差分の時間Aと、受信側
から遠隔に配置された複数の映像を選択混合させる操作
側(以下、操作側と呼ぶ)へ映像を伝送することによっ
て生じる遅延時間Bと、操作側から受信側へ制御信号を
伝送することによって生じる遅延時間Cを加算した時間
(A+B+C)映像を蓄積し、映像を混合選択させる作
業者が送信側から出力される複数の映像を操作側で確認
しながら映像を選択混合させる作業を行い、操作側で行
われた選択混合した作業の結果に準じて受信側に蓄積さ
れた映像を出力させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期メディアから
提供される同期信号によって送受信される映像の送信側
と受信側の同期が保証された1つもしくは複数のネット
ワークを介して、複数多地点間において送受信される複
数の映像を遠隔から選択混合させる方法及びシステムに
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術における複数の映像を選択混合
させる方法について説明する。ここでいう映像とはディ
ジタル化されたビデオ映像信号を示している。一般に複
数の映像を送受信し選択混合させる場合、用いられる通
信回線は遅延変動に対して一定遅延伝送(放送規約では
5フレーム以内)の特徴を持つ。映像伝送には映像伝送
用の専用線、放送用地上波、放送用衛星波、マイクロ回
線等が使用される。一般に映像の選択混合には選択混合
装置(リニア系スイッチャ)が用いられ、選択混合装置
とは入力される2つ以上の映像を切り替えたり合成させ
たりする装置で、番組制作の用途に合わせて、Vロケ
用、中継車などの局外用途、プリプロダクション用、ポ
スプロダクション用及びニュース送出用などに分類さ
れ、主な基本的な特徴は、入力映像信号カラー位相を自
動的に調整する機能、映像特殊効果とリンクした3次元
映像効果機能、出力映像のプロセス処理による同期信号
やブランキングの挿げ替え処理による波形整形機能、選
択混合の手順をあらかじめ記憶しておくメモリ機能を持
つ。
【0003】図5に従来技術の放送局に送信されて来た
複数の映像を選択混合させるシステムの概念図を示す。
図5において、501は放送局、502は中継回線運用
センタ、503は中継車、504は送信所、505は海
外支局、506はマイクロ回線、507及び508はマ
イクロ波、509は衛星回線、510は回線オペレーシ
ョンセンタ、511〜513は映像表示装置、514は
映像選択混合装置、516〜517はスタジオ、518
は同期信号供給装置である。
【0004】従来技術における放送局に送信されて来た
複数の映像を選択混合させるシステムは、このような構
成を持つため、映像の同期は放送局501内では同期信
号供給装置518から回線オペレーションセンタ51
0、映像選択混合装置514、操作卓515、スタジオ
516〜517へ局内のケーブルを介して供給されるこ
とによって同期が合わせられる。
【0005】一方、放送局501外部から送信されてく
る複数の映像は、回線オペレーションセンタで一定バイ
ト数の蓄積量分蓄積し、経験に基づいて映像のコンテン
ツの持つ自然さを損なわないように考慮し、出力される
映像のタイミングの調整を行うことにより同期が合わせ
られている。
【0006】このような構成を持つため、中継回線運用
センタ502から送信される映像はマイクロ回線506
を介し、中継車503から送信される映像はマイクロ波
507を介し、送信所504から送信される映像はマイ
クロ波508を介し、海外支局505から送信される映
像は衛星回線509を介し、放送局501内の回線オペ
レーションセンタ510に伝送され、回線オペレーショ
ンセンタ510から映像選択混合装置514に送信さ
れ、放送局501内のスタジオ516〜517から送信
される映像は局内のケーブルを介して映像選択混合装置
514に入力され、映像選択混合装置514に入力され
た映像は、映像選択混合者が映像表示装置511〜51
3に表示される映像を見ながら操作卓515によって映
像の選択混合が行われ、選択混合された映像は放送所に
送信され、On Airされる。
【0007】図6に従来技術の中継車等で用いられてい
る複数の映像を選択混合させるシステムの概念図を示
す。図6において、601は同期信号供給装置、602
〜604は映像出力装置、605〜607は映像表示装
置、608は映像選択混合装置、609は操作卓、61
0は回線接続装置、611は中継回線である。従来技術
における中継車等で用いられている複数の映像を選択混
合させるシステム、このような構成を持つため同期信号
供給装置601から映像出力装置602〜604、映像
混合装置608、操作卓609に同期信号を供給するこ
とにより同期が合わせられている。映像出力装置602
〜604から出力された映像は、映像選択混合装置60
8に入力され、映像選択混合装置608に入力された映
像は、映像選択混合者が映像表示装置605〜607に
表示される映像を見ながら操作卓609によって映像の
選択混合が行われ、選択混合された映像は回線接続装置
610から中継回線611を介して放送局等に配信され
る。
【0008】図7に従来技術のプリプロダクション、ポ
スプロダクション番組制作室内等で用いられている複数
の映像を選択混合させるシステムの概念図を示す。図7
において、701は同期信号供給装置、702〜704
は映像出力装置、705〜707は映像表示装置、70
8は映像選択混合装置、709は操作卓、710は映像
蓄積装置である。従来技術におけるプリプロダクショ
ン、ポスプロダクション番組制作室内等で用いられてい
る複数の映像を選択混合させるシステムは、図7に示す
ような構成を持つため同期信号供給装置701から映像
出力装置702〜704、映像混合装置708、操作卓
709に同期信号を供給することにより同期が合わせら
れている。映像出力装置702〜704から出力された
映像は映像選択混合装置708に入力され、映像選択混
合装置708に入力された映像は、映像選択混合者が映
像表示装置705〜707に表示される映像を見ながら
操作卓709によって映像の選択混合が行われ、選択混
合された映像は映像蓄積装置710において映像蓄積用
のテープに蓄積され、映像が蓄積されたテープを宅急便
(登録商標)やバイク便などの物理的手段により放送局
等に届けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、映
像の配信には映像配信用の専用線、マイクロ波、衛星回
線など伝送遅延の変動の無い回線を使用し、生じた遅延
時間を一定バイト数の蓄積量分蓄積し、経験に基づいて
映像のコンテンツの持つ自然さを損なわないように考慮
し、出力する方法が取られている。近年のネットワーク
技術開発の進展により、インターネット、イントラネッ
トならびにイーサーネット等に代表される非同期網を介
してストリームデータを送受信させることが実現されて
来ている。しかしながら、非同期網はパケット多重によ
り伝送されるため送信側から受信側までの遅延時間が大
きく変動する(数ミリ秒〜数百ミリ秒)場合が生じる。
このような非同期網を含む多用なネットワークを使用し
て複数多地点に分散配置された送信側から受信側に映像
を送受信させた場合、遅延変動の生じるネットワークを
介して伝送させることはできないという問題があった。
また、映像選択混合者は映像選択混合装置のあるスタジ
オに設置されてある映像表示装置を見ながら操作卓を使
用して作業を行わなければならないため、映像選択混合
者は、映像選択混合装置のあるスタジオまで来なければ
作業ができなかったという問題があった。本発明の目的
は、複数多地点間において送受信される複数の映像を遠
隔から映像を選択混合させることが可能な技術を提供す
ることにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
第1の発明は、同期メディアから提供される同期信号に
よって送受信される複数の映像の送信側と受信側の同期
が保証された1つもしくは複数のネットワークを介し
て、複数多地点間で送受信される複数の映像を遠隔から
選択混合させる遠隔映像選択混合方法であって、送信側
から送信される映像を受信側において、複数多地点に分
散配置された複数の送信側から受信側へ映像を伝送する
ことによって生じる遅延時間の差分の時間Aと、受信側
から遠隔に配置された複数の映像を選択混合させる操作
側(以下、操作側と呼ぶ)へ映像を伝送することによっ
て生じる遅延時間Bと、操作側から受信側へ制御信号を
伝送することによって生じる遅延時間Cを加算した時間
(A+B+C)蓄積し、映像を混合選択させる作業者が
送信側から出力される複数の映像を操作側で確認しなが
ら映像を選択混合させる作業を行い、操作側で行われた
選択混合した作業の結果に準じて受信側に蓄積された映
像を前記時間(A+B+C)の間蓄積して出力させるも
のである。
【0011】第2の発明は、前記第1の発明の遠隔映像
選択混合方法において、分散配置された複数の送信側か
ら受信側に伝送される映像の送受信に要するそれぞれの
遅延時間を測定し、測定されたそれぞれの遅延時間から
最大の遅延時間を抽出し、抽出された最大の遅延時間か
ら各映像の伝送に要した遅延時間の差分の時間Aを計算
し、計算された遅延時間の差Aを記録保持し、受信側か
ら操作側へ伝送される映像の遅延時間Bを測定し、操作
側から受信側へ通知される制御信号の遅延時間Bを測定
し、測定された遅延時間B及びCを記録保持し、記録保
持された遅延時間の差分の時間Aと記録保持された遅延
時間B及びCを加算した時間(A+B+C)の間、蓄積
された映像を遠隔から選択混合して送出するものであ
る。
【0012】第3の発明は、前記第1の発明の遠隔映像
選択混合方法において、分散配置された複数の送信側か
ら送出される映像を操作側へ送信し、操作側に送信され
た複数の映像を確認しながら映像を操作側から選択混合
して送出するものである。
【0013】第4の発明は、映像の選択混合を行う作業
者が送信側から出力される複数の映像を確認しながら映
像を選択混合させる作業を行う手段と、複数多地点に分
散配置された複数の送信側から受信側へ映像を伝送する
ことによって生じる遅延時間の差分の時間Aを測定する
手段と、受信側から操作側へ映像を伝送することによっ
て生じる遅延時間Bを測定する手段と、操作側から受信
側へ制御信号を伝送することによって生じる遅延時間C
を加算した時間(A+B+C)蓄積する手段と、操作側
で行われた選択混合作業の結果に準じて受信側に蓄積さ
れた映像を出力させる手段を具備する遠隔映像選択混合
システムである。
【0014】第5の発明は、前記第4の発明の遠隔映像
選択混合システムにおいて、分散配置された複数の送信
側から受信側に伝送される映像の遅延時間を測定する手
段と、測定されたそれぞれの遅延時間から最大の遅延時
間を抽出する手段と、抽出された最大の遅延時間から各
映像の遅延時間の差分の時間Aを計算する手段と、計算
された遅延時間の差分の時間Aを記録保持する手段と、
受信側から操作側へ伝送される映像の遅延時間Bを測定
する手段と、操作側から受信側へ通知される制御信号の
遅延時間Cを測定する手段と、測定された遅延時間B及
びCを記録保持する手段と、記録保持された遅延時間の
差分の時間Aと記録保持された遅延時間B及びCを加算
した時間(A+B+C)、蓄積された映像を遠隔から選
択混合して送出する手段を具備するものである。
【0015】第6の発明は、前記第4の発明の遠隔映像
選択混合システムにおいて、分散配置された複数の送信
側から送出される映像を操作側へ送信する手段と、操作
側に送信されて来た複数の映像を確認しながら映像を選
択混合して送出する手段を具備するものである。
【0016】第7の発明は、前記第1の発明の遠隔映像
選択混合方法において、複数多地点に分散配置された送
信側において、同期メディアから提供される同期信号に
準じて映像を出力し、出力された映像に出力された時刻
を示すタイムスタンプを付加し、タイムスタンプが付加
された映像をネットワークを介して受信側に転送するも
のである。
【0017】第8の発明は、前記第4の発明の遠隔映像
選択混合システムにおいて、複数多地点に分散配置され
た送信側において、同期メディアから提供される同期信
号に準じて映像を出力する手段と、出力された映像に出
力された時刻を示すタイムスタンプを付加する手段と、
タイムスタンプが付加された映像をネットワークを介し
て受信側に転送する手段を具備するものである。
【0018】第9の発明は、前記第1の発明の遠隔映像
選択混合方法において、受信側において、前記送信側か
ら転送されて来た映像を受信し、受信した映像を分配
し、分配された1つの映像に送信時間を示すタイムスタ
ンプを付加し、タイムスタンプが付加された映像をデー
タ圧縮し、データ圧縮された映像をネットワークを介し
て後述する操作側に送信し、分配されたもう1つの映像
に付加されて来たタイムスタンプを読み取り、タイムス
タンプが読み取られた映像を蓄積し、読み取られたタイ
ムスタンプとタイムスタンプを読み取った時刻との差分
から遅延時間を計算し、計算された遅延時間を後述する
遅延時間の差分を計算する装置に通知し、遅延時間の差
分を計算する装置から通知される遅延時間の差分の時間
Aを記録保持し、操作側から通知される遅延時間Bを記
録保持し、操作側から通知されるタイムスタンプが付加
されたネットワーク通信用のデータに変換された制御信
号からタイムスタンプを読み取り、読み取られたタイム
スタンプとタイムスタンプが読み取られた時刻との差分
から遅延時間Cを計算し、蓄積されている映像を操作側
から通知されて来た制御信号に従って記録保持されてい
る遅延時間の差分の時間Aと遅延時間B及びCを加算し
た時間(A+B+C)経過してから出力させるものであ
る。
【0019】第10の発明は、前記第4の発明の遠隔映
像選択混合システムにおいて、受信側に、前記送信側か
ら転送されて来た映像を受信する手段と、受信した映像
を分配する手段と、分配された1つの映像に送信時間を
示すタイムスタンプを付加する手段と、タイムスタンプ
が付加された映像をデータ圧縮する手段と、データ圧縮
された映像をネットワークを介して後述する操作側に送
信する手段と、分配されたもう1つの映像に付加されて
来たタイムスタンプを読み取る手段と、タイムスタンプ
が読み取られた映像を蓄積する手段と、読み取られたタ
イムスタンプとタイムスタンプを読み取った時刻との差
分から遅延時間を計算する手段と、計算された遅延時間
を遅延時間の差分を計算する装置に通知する手段と、遅
延時間の差分を計算する装置から通知される遅延時間の
差分の時間Aを記録保持する手段と、操作側から通知さ
れる遅延時間Bを記録保持する手段と、操作側から通知
されるタイムスタンプが付加されたネットワーク通信用
のデータに変換された制御信号からタイムスタンプを読
み取る手段と、読み取られたタイムスタンプとタイムス
タンプが読み取られた時刻との差分から遅延時間Cを計
算する手段と、蓄積されている映像を操作側から通知さ
れて来た制御信号に従って記録保持されている遅延時間
の差分の時間と遅延時間B及びCを加算した時間経過し
てから出力させる手段を具備するものである。
【0020】第11の発明は、前記第1の発明の遠隔映
像選択混合方法において、複数の前述した受信側から通
知された遅延時間から最大の遅延時間を抽出し、抽出さ
れた最大の遅延時間と複数の受信側から通知された遅延
時間との差分の時間Aを算出し、算出された遅延時間の
差分の時間Aを各々の受信側に通知するものである。
【0021】第12の発明は、前記第4の発明の遠隔映
像選択混合システムにおいて、複数の前述した受信側か
ら通知された遅延時間から最大の遅延時間を抽出する手
段と、抽出された最大の遅延時間と複数の受信側から通
知された遅延時間との差分の時間Aを算出する手段と、
算出された遅延時間の差分の時間Aを各々の受信側に通
知する手段を具備するものである。
【0022】第13の発明は、前記第1の発明の遠隔映
像選択混合方法において、操作側において、前述した受
信側からデータ圧縮された映像を受信し、受信されたデ
ータ圧縮された映像を伸張し、伸張された映像からタイ
ムスタンプを読み取り、読み取られたタイムスタンプと
タイムスタンプを読み取った時間の差分から遅延時間B
を算出し、算出された遅延時間Bをネットワークを介し
て受信側に通知し、タイムスタンプが読み取られた映像
を表示し、映像の選択混合の作業を行う操作卓から送信
される制御信号をネットワーク通信用のデータに変換
し、ネットワーク通信用のデータに変換された制御信号
にタイムスタンプを付加し、タイムスタンプが付加され
たネットワーク通信用のデータに変換された制御信号は
ネットワークを介して受信側に通知するものである。
【0023】第14の発明は、前記第4の発明の遠隔映
像選択混合システムにおいて、操作側に、前述した受信
側からデータ圧縮された映像を受信する手段と、受信さ
れたデータ圧縮された映像を伸張する手段と、伸張され
た映像からタイムスタンプを読み取る手段と、読み取ら
れたタイムスタンプとタイムスタンプを読み取った時間
の差分から遅延時間Bを算出する手段と、算出された遅
延時間Bをネットワークを介して受信側に通知する手段
と、タイムスタンプが読み取られた映像を表示する手段
と、操作卓から送信される制御信号をネットワーク通信
用のデータに変換する手段と、ネットワーク通信用のデ
ータに変換された制御信号にタイムスタンプを付加する
手段と、タイムスタンプが付加されたネットワーク通信
用のデータに変換された制御信号はネットワークを介し
て受信側に通知する手段を具備するものである。
【0024】本発明のポイントは、同期メディアから提
供される同期信号によって映像の送信と受信の同期が保
証された1つもしくは複数のネットワークを介して、複
数多地点間において送受信される複数の映像を遠隔から
選択混合させるために、送信側から送信される映像を受
信側において、複数多地点に分散配置された複数の送信
側から受信側へ映像を伝送することによって生じる遅延
時間の差分の時間Aと、受信側から遠隔に配置された複
数の映像を選択混合させる操作側へ映像を伝送すること
によって生じる遅延時間Bと、操作側から受信側へ制御
信号を伝送することによって生じる遅延時間Cを加算し
た時間(A+B+C)蓄積し、映像を混合選択させる作
業者が送信側から出力される複数の映像を操作側で確認
しながら映像を選択混合させる作業を行い、操作側で行
われた選択混合した作業の結果に準じて受信側に蓄積さ
れた映像を出力させることを特徴としている。
【0025】本発明によれば、送信側から受信側、受信
側から操作側へ映像を送信するために生じる遅延時間及
び操作側から受信側へ制御信号を通知させるために生じ
る遅延時間を考慮して受信側に蓄積された映像を操作側
へ転送されて来た送信側から配信された映像を確認しな
がら操作卓を使って操作側から映像を送出させることが
できることより、遠隔から映像を選択混合させる方法及
びシステムを得ることができる。以下に、本発明につい
て、本発明による実施形態(実施例)とともに図面を参
照して詳細に説明する。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、同期メディアから提供さ
れる同期信号によって同期が保証された1つもしくは複
数のネットワークを介して、複数多地点間で送受信され
る複数の映像を遠隔から選択混合させる方法を説明する
ための概念図である。図1において、101は同期メデ
ィア、102〜104は送信側、105及び106,1
10はネットワーク、107〜109は受信側、111
は操作側、112は映像選択混合装置、113は送出装
置、114は遅延時間算出装置である。
【0027】なお、ここで同期メディアとは網内の基準
クロックを用いて周波数同期された通信媒体を言い、本
発明に使用可能な同期メディアとしては、例えばディジ
タル通信網、放送用地上波、放送用衛星波、PHS、G
PSが挙げられる。また、本発明に使用可能なネットワ
ークとしては、例えばインターネット、イントラネッ
ト、ATM網、イーサーネット網、ファイバチャネル
網、IEEE1394網、専用線、放送用地上波、放送
用衛星波、マイクロ回線、ディジタル通信網、電話回
線、PHS、携帯電話、コンピュータ内部のシステムバ
スなどが挙げられる。
【0028】図2は映像を送出する送信側のシステムを
示している。図2において、201は同期信号生成装
置、202は分配装置、203は映像出力装置、204
はタイムスタンプ付加装置、205はネットワーク接続
装置である。
【0029】図3は、送信されてきた映像を選択混合す
るための受信側のシステムを示している。図3におい
て、301は同期信号生成装置、302は分配装置、3
03,307,311,314はネットワーク接続装
置、304は映像分配装置、305はタイムスタンプ付
加装置、306は圧縮装置、308及び313はタイム
スタンプ読取り装置、309は蓄積装置、310は遅延
時間管理装置、312は信号変換装置である。
【0030】図4は、受信側に転送されて来た映像を遠
隔から選択混合させるための操作側のシステムを示して
いる。図4において、401は同期信号生成装置、40
2は分配装置、403,407,411,415はネッ
トワーク接続装置、404,408,412は伸張装
置、405,409,413はタイムスタンプ読取り装
置、406,410,414は映像表示装置、416は
タイムスタンプ付加装置、417は信号変換装置、41
8は操作卓である。
【0031】初めに、複数多地点に分散配置された送信
側102〜104、受信側107〜109、操作側11
1で、出入力されるストリームデータの出入力のタイミ
ングを一致させる方法について説明する。図1に示すよ
うに、送信側102および103はネットワーク105
を介して受信側107および108、送信側104はネ
ットワーク106を介して受信側109と接続されてい
る。同期メディア101は、送信側102〜104の図
2に示す同期信号生成装置201および受信側107〜
109の図3に示す同期信号生成装置301に接続され
ている。
【0032】本実施形態ではこのような構成のため、図
1に示す送信側102〜104において、図2に示す同
期信号生成装置201は同期メディア101から同期メ
ディアの基本インターフェース信号を検出し、検出され
た基本インタフェース信号から同期信号を生成し、生成
された同期信号は分配装置202によって映像出力装置
203およびネットワーク接続装置205に供給され
る。
【0033】同様に図1に示す受信側107〜109に
おいて、図3に示す同期信号生成装置301は同期メデ
ィア101から同期メディアの基本インターフェース信
号を検出し、検出された基本インタフェース信号から同
期信号を生成し、生成された同期信号は分配装置302
によってネットワーク接続装置303および307、タ
イムスタンプ付加装置305、圧縮装置306、タイム
スタンプ読取り装置308、蓄積装置309、映像選択
混合装置112に供給される。
【0034】同様に図1に示す操作側111において、
図4に示す同期信号生成装置401は同期メディア10
1から同期メディアの基本インターフェース信号を検出
し、検出された基本インタフェース信号から同期信号を
生成し、生成された同期信号は分配装置402によって
ネットワーク接続装置403,407,411に供給さ
れ、伸張装置404,408,412、タイムスタンプ
読取り装置405,409,413、タイムスタンプ付
加装置416、信号変換装置417、操作卓418に供
給される。
【0035】前述のように同期メディアに接続されて供
給される同一の同期信号によって送信側102〜10
4、受信側107〜109、操作側111の装置は、入
出力される映像を同一のタイミングによって出入力する
ことができる。
【0036】なお、本実施形態においては同期信号生成
装置201,301,401によって生成された同期信
号を分配装置202,302,402によって分配して
いるが、ネットワーク接続装置403,407,411
から伸張装置404,408,412、タイムスタンプ
読取り装置405,409,413を介してタイムスタ
ンプ付加装置416に供給させるよう示したように、同
期信号をループスルーさせる機能が付随された装置にお
いてはループスルー機能によって他の装置に同期信号を
供給しても良い。
【0037】次に、送信側102〜104と受信側10
7〜109間の遅延時間の差分を算出する方法について
説明する。映像出力装置203から出力される映像は、
分配装置202から供給される同期信号のタイミングに
合わせて出力され、タイムスタンプ付加装置204にお
いて送出時間を示すタイムスタンプが付加され、ネット
ワーク接続装置205からネットワーク105を介して
ネットワーク接続装置303に送信され、ネットワーク
接続装置303に送信された映像は映像分配装置304
に送信され、映像分配装置304に送信された映像はタ
イムスタンプ付加装置305ならびにタイムスタンプ読
取り装置308に分配される。
【0038】タイムスタンプ読取り装置308に分配さ
れた映像はタイムスタンプ付加装置204で付加されて
来たタイムスタンプが読み取られ、読み取られたタイム
スタンプは遅延時間算出装置114に通知される。
【0039】遅延時間算出装置114はタイムスタンプ
読取り装置308からタイムスタンプが通知されると、
通知された時刻とタイムスタンプとの差分から送信側1
02と受信側107間の遅延時間が計算される。
【0040】同様にして遅延時間算出装置114は受信
側108,109のタイムスタンプ読取り装置からタイ
ムスタンプが通知されると、通知された時刻とタイムス
タンプとの差分から送信側103と受信側108間及び
送信側104と受信側109間の遅延時間が計算され
る。
【0041】遅延時間算出装置114は送信側103と
受信側108間及び送信側104と受信側109間の遅
延時間を計算すると、計算した送信側103と受信側1
08間及び送信側104と受信側109間の遅延時間の
うちから最大の遅延時間を抽出し、抽出した最大の遅延
時間と送信側102と受信側107間、送信側103と
受信側108間及び送信側104と受信側109間の遅
延時間との差分が計算される。
【0042】計算された最大の遅延時間と送信側102
と受信側107間の遅延時間との差分は、受信側107
の遅延時間管理装置310に通知され、遅延時間管理装
置310において通知された最大の遅延時間と送信側1
02と受信側107間の遅延時間との差分が記録保持さ
れる。
【0043】同様に計算された最大の遅延時間と送信側
103と受信側108間及び送信側104と受信側10
9間の遅延時間との差分は、受信側108及び109の
遅延時間管理装置に通知され、遅延時間管理装置におい
て通知された最大の遅延時間と送信側と受信側間の遅延
時間との差分が記録保持される。
【0044】次に、受信側から操作側に要する遅延時間
を算出する方法を説明する。映像出力装置203から出
力される映像は、分配装置202から供給される同期信
号のタイミングに合わせて出力され、タイムスタンプ付
加装置204において送出時間を示すタイムスタンプが
付加され、ネットワーク接続装置205からネットワー
ク105を介してネットワーク接続装置303に送信さ
れ、ネットワーク接続装置303に送信された映像は映
像分配装置304に送信され、映像分配装置304に送
信された映像はタイムスタンプ付加装置305ならびに
タイムスタンプ読取り装置308に分配される。
【0045】タイムスタンプ付加装置305に分配され
た映像は、タイムスタンプ付加装置305において送出
時間を示すタイムスタンプが付加され、タイムスタンプ
が付加された映像は圧縮装置306で圧縮され、ネット
ワーク接続装置307からネットワーク110を介して
ネットワーク接続装置403に送信され、伸張装置40
4において映像に伸張され、伸張装置404で伸張され
た映像はタイムスタンプ読取り装置405に転送され、
タイムスタンプ読取り装置405において転送された映
像から付加されて来たタイムスタンプが読み取られ、タ
イムスタンプ読取り装置405は読み取られたタイムス
タンプとタイムスタンプが転送されて来た時刻との差分
を計算することによって受信側から操作側に要する遅延
時間が算出される。
【0046】算出された遅延時間はネットワーク接続装
置403からネットワーク110を介してネットワーク
接続装置311に転送され、ネットワーク接続装置31
1に転送されて来た遅延時間は遅延時間管理装置310
に通知され、遅延時間管理装置310において通知され
た遅延時間が記録保持される。
【0047】次に、操作側から受信側に要する遅延時間
を計算する方法について説明する。操作卓418から出
力される制御信号は信号変換装置417においてネット
ワーク通信用のデータに変換され、変換されたネットワ
ーク通信用のデータはタイムスタンプ付加装置416に
通知され、タイムスタンプ付加装置416は通知された
ネットワーク通信用のデータに送信時刻を示すタイムス
タンプを付加し、タイムスタンプが付加されたネットワ
ーク通信用のデータはネットワーク接続装置415から
ネットワーク110を介して、ネットワーク接続装置3
14に転送され、ネットワーク接続装置314に転送さ
れて来たネットワーク通信用のデータはタイムスタンプ
読取り装置313に通知され、タイムスタンプ読取り装
置313において通知されて来たネットワーク通信用の
データに付加されたタイムスタンプが読み取られ、タイ
ムスタンプ読取り装置313は読み取られたタイムスタ
ンプとタイムスタンプが転送されて来た時刻との差分を
計算することによって操作側から受信側へ通信に要する
遅延時間が算出される。算出された遅延時刻は遅延管理
装置に通知され、記録保持される。
【0048】次に、複数の送信側から受信側へ転送され
て来た複数の映像を遠隔から選択混合する方法について
説明する。映像出力装置203から出力される映像は、
分配装置202から供給される同期信号のタイミングに
合わせて出力され、タイムスタンプ付加装置204にお
いて送出時間を示すタイムスタンプが付加され、ネット
ワーク接続装置205からネットワーク105を介して
ネットワーク接続装置303に送信され、ネットワーク
接続装置303に送信された映像は映像分配装置304
に送信され、映像分配装置304に送信された映像はタ
イムスタンプ付加装置305ならびにタイムスタンプ読
取り装置308に分配される。
【0049】タイムスタンプ読取り装置308に分配さ
れた映像はタイムスタンプ付加装置204で付加されて
来たタイムスタンプが読み取られ、タイムスタンプが読
み取られた映像は蓄積装置309に転送され、蓄積装置
309に転送されて来た映像は蓄積装置309に蓄積さ
れる。
【0050】一方、遅延時間管理装置310は記録保持
されている送信側102と受信側107間、送信側10
3と受信側108間および送信側104と受信側109
間のうちの最大の遅延時間と送信側102と受信側10
7間、送信側103と受信側108間および送信側10
4と受信側109間の遅延時間との差分と、記録保持さ
れている受信側107から操作側111に要する遅延時
間ならびに記録保持されている操作側111から受信側
107に要する遅延時間を加算し、加算した全遅延時間
を蓄積装置309に通知される。蓄積装置309は蓄積
した映像を遅延時間管理装置310から通知された全遅
延時間の間蓄積して映像選択混合装置112に転送され
る。
【0051】同様に送信側103から受信側108およ
び送信側104から受信側109に転送されて来た映像
は、受信側の蓄積装置に蓄積され、受信側108および
109の遅延時間管理装置に記録保持されている送信側
102と受信側107間、送信側103と受信側108
間および送信側104と受信側109間のうちの最大の
遅延時間と送信側102と受信側107間、送信側10
3と受信側108間および送信側104と受信側109
間の遅延時間との差分と、記録保持されている受信側1
08および109から操作側111に要する遅延時間な
らびに記録保持されている操作側111から受信側10
8および109に要する遅延時間を加算し、加算した全
遅延時間を受信側108および109の蓄積装置に通知
される。受信側108および109の蓄積装置は、蓄積
した映像を受信側108および109の遅延時間管理装
置から通知された全遅延時間の間蓄積して映像選択混合
装置112に転送される。
【0052】一方、タイムスタンプ付加装置305に分
配された映像は、タイムスタンプ付加装置305におい
て送出時間を示すタイムスタンプが付加され、タイムス
タンプが付加された映像は圧縮装置306で圧縮され、
ネットワーク接続装置307からネットワーク110を
介してネットワーク接続装置403に送信され、伸張装
置404において映像に伸張され、伸張装置404で伸
張された映像はタイムスタンプ読取り装置405に転送
され、タイムスタンプ読取り装置405転送された映像
から付加されて来たタイムスタンプが読み取られ、タイ
ムスタンプが読み取られた映像は映像表示装置406に
表示される。
【0053】同様に受信側108および109のタイム
スタンプ付加装置に分配された映像は、受信側108お
よび109のタイムスタンプ付加装置において送出時間
を示すタイムスタンプが付加され、タイムスタンプが付
加された映像は受信側108および109の圧縮装置で
圧縮され、受信側108および109のネットワーク接
続装置からネットワーク110を介してネットワーク接
続装置407および411に送信され、伸張装置408
および412において映像に伸張され、伸張装置408
および412で伸張された映像はタイムスタンプ読取り
装置409および413に転送され、タイムスタンプ読
取り装置409および413に転送された映像から付加
されて来たタイムスタンプが読み取られ、タイムスタン
プが読み取られた映像は映像表示装置410および41
4に表示される。
【0054】テレビ番組などを制作する複数の映像の選
択混合者は、映像表示装置406,410,414に表
示された映像を見ながら操作卓418を利用して映像選
択混合装置112に入力される複数の映像を切り替えた
り合成させたりする。ここで映像選択混合装置112と
は入力される2つ以上の映像を切り替えたり合成させた
りする装置である。映像選択混合装置112は番組制作
の用途に合わせて、Vロケ用、中継車などの局外用途、
プリプロダクション用、ポスプロダクション用およびニ
ュース送出用などに分類される。
【0055】主な基本的な特徴は、入力映像信号カラー
位相を自動的に調整する機能、映像特殊効果とリンクし
た3次元映像効果機能、出力映像のプロセス処理による
同期信号やブランキングの挿げ替え処理による波形整形
機能、選択混合の手順をあらかじめ記憶しておくメモリ
機能を持つ。
【0056】操作卓418から出力される映像選択混合
装置112の制御信号は、信号変換装置417において
ネットワーク通信用のデータに変換され、変換されたネ
ットーワーク通信用のデータはタイムスタンプ付加装置
416に通知され、タイムスタンプ付加装置416は通
知されたネットワーク通信用のデータに送信時刻を示す
タイムスタンプを付加し、タイムスタンプが付加された
ネットワーク通信用のデータはネットワーク接続装置4
15からネットワーク110を介して、ネットワーク接
続装置314に転送され、ネットワーク接続装置314
に転送されて来たネットワーク通信用のデータはタイム
スタンプ読取り装置313に通知され、タイムスタンプ
読取り装置313において通知されて来たネットワーク
通信用のデータに付加されたタイムスタンプが読み取ら
れ、タイムスタンプが読み取られたネットワーク通信用
のデータは信号変換装置312に通知され、信号変換装
置312において制御信号に変換され、変換された制御
信号は映像選択混合装置112に通知されることによっ
て操作卓418から遠隔に制御することが可能となる。
【0057】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信側においてデータの送受信に要する時間の変動が生
じるネットワークもしくは通信特性の異なるネットワー
クを介して生じた遅延時間の差を調整して出力すること
ができるようになるため、送信側において同時刻に出力
されたストリームデータを受信側で同時刻に出力させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る同期メディアから提供
される同期信号によって同期が保証された1つもしくは
複数のネットワークを介して、複数多地点間で送受信さ
れる複数の映像を遠隔から選択混合させる方法及びシス
テムを説明するための概念図である。
【図2】本実施形態の映像を送出する送信側のシステム
を示す図である。
【図3】本実施形態の送信されてきた映像を選択混合す
るための受信側のシステムを示す図である。
【図4】本実施形態の受信側に転送されて来た映像を遠
隔から選択混合させるための操作側のシステムを示す図
である。
【図5】従来技術の映像選択混合装置を用いて、放送局
に送信されて来た複数の映像を選択混合させるシステム
の概念図である。
【図6】従来技術の映像選択混合装置を用いて、中継車
等で用いられている複数の映像を選択混合させるシステ
ムの概念図である。
【図7】従来技術の映像選択混合装置を用いて、プリプ
ロダクション、ポスプロダクション番組制作室内等で用
いられている複数の映像を選択混合させるシステムの概
念図である。
【符号の説明】
101…同期メディア 102〜104…送信側 105,106,110…ネットワーク 107〜109…受信側 111…操作側 112,514,608,708…映像選択混合装置 113…送出装置 201,301,401…同期信号生成装置 202,302,402…分配装置 203,602〜604,702〜704…映像出力装置 204,305,416…タイムスタンプ付加装置 205,303,307,311,314,403,4
07,411,415…ネットワーク接続装置 304…映像分配装置 306…圧縮装置 308,313,405,409,413…タイムスタ
ンプ読取り装置 309…蓄積装置 310…遅延時間管理装置 312,417…信号変換装置 404,408,412…伸張装置 406,410,414,511〜513,605〜6
07、705〜707…映像表示装置 418,515,609,709…操作卓 501…放送局 502…中継回線運用センタ 503…中継車 504…送信所 505…海外支局 506…マイクロ回線 507,508…マイクロ波 509…衛星回線 510…回線オペレーションセンタ 516,517…スタジオ 518,601,701…同期信号供給装置 610…回線接続装置 611…中継回線 710…映像蓄積装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C020 AA01 AA11 BA11 5C023 AA23 AA27 BA09 BA11 DA04 EA16 5C063 AB03 AB09 AC01 CA14 DA07 DA20 DB09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期メディアから提供される同期信号に
    よって送受信される複数の映像の送信側と受信側の同期
    が保証された1つもしくは複数のネットワークを介し
    て、複数多地点間で送受信される複数の映像を遠隔から
    選択混合させる遠隔映像選択混合方法であって、送信側
    から送信される映像を受信側において、複数多地点に分
    散配置された複数の送信側から受信側へ映像を伝送する
    ことによって生じる遅延時間の差分の時間Aと、受信側
    から遠隔に配置された複数の映像を選択混合させる操作
    側(以下、操作側と呼ぶ)へ映像を伝送することによっ
    て生じる遅延時間Bと、操作側から受信側へ制御信号を
    伝送することによって生じる遅延時間Cを加算した時間
    (A+B+C)蓄積し、映像を混合選択させる作業者が
    送信側から出力される複数の映像を操作側で確認しなが
    ら映像を選択混合させる作業を行い、操作側で行われた
    選択混合した作業の結果に準じて受信側に蓄積された映
    像を前記時間(A+B+C)の間蓄積して出力させるこ
    とを特徴とした遠隔映像選択混合方法。
  2. 【請求項2】 分散配置された複数の送信側から受信側
    に伝送される映像の送受信に要するそれぞれの遅延時間
    を測定し、測定されたそれぞれの遅延時間から最大の遅
    延時間を抽出し、抽出された最大の遅延時間から各映像
    の伝送に要した遅延時間の差分の時間Aを計算し、計算
    された遅延時間の差Aを記録保持し、受信側から操作側
    へ伝送される映像の遅延時間Bを測定し、操作側から受
    信側へ通知される制御信号の遅延時間Cを測定し、測定
    された遅延時間B及びCを記録保持し、記録保持された
    遅延時間の差分の時間Aと記録保持された遅延時間B及
    びCを加算した時間(A+B+C)の間、蓄積された映
    像を遠隔から選択混合して送出することを特徴とした請
    求項1記載の遠隔映像選択混合方法。
  3. 【請求項3】 分散配置された複数の送信側から送出さ
    れる映像を操作側へ送信し、操作側に送信された複数の
    映像を確認しながら映像を操作側から選択混合して送出
    することを特徴とした請求項1記載の遠隔映像選択混合
    方法。
  4. 【請求項4】 映像の選択混合を行う作業者が送信側か
    ら出力される複数の映像を確認しながら映像を選択混合
    させる作業を行う手段と、複数多地点に分散配置された
    複数の送信側から受信側へ映像を伝送することによって
    生じる遅延時間の差分の時間Aを測定する手段と、受信
    側から操作側へ映像を伝送することによって生じる遅延
    時間Bを測定する手段と、操作側から受信側へ制御信号
    を伝送することによって生じる遅延時間Cを加算した時
    間(A+B+C)蓄積する手段と、操作側で行われた選
    択混合作業の結果に準じて受信側に蓄積された映像を前
    記時間(A+B+C)の間蓄積して出力させる手段を具
    備することを特徴とした遠隔映像選択混合システム。
  5. 【請求項5】 分散配置された複数の送信側から受信側
    に伝送される映像の遅延時間を測定する手段と、測定さ
    れたそれぞれの遅延時間から最大の遅延時間を抽出する
    手段と、抽出された最大の遅延時間から各映像の遅延時
    間の差分の時間Aを計算する手段と、計算された遅延時
    間の差分の時間Aを記録保持する手段と、受信側から操
    作側へ伝送される映像の遅延時間Bを測定する手段と、
    操作側から受信側へ通知される制御信号の遅延時間Cを
    測定する手段と、測定された遅延時間B及びCを記録保
    持する手段と、記録保持された遅延時間の差分の時間A
    と記録保持された遅延時間B及びCを加算した時間(A
    +B+C)の間、蓄積された映像を遠隔から選択混合し
    て送出する手段を具備することを特徴とした請求項4記
    載の遠隔映像選択混合システム。
  6. 【請求項6】 分散配置された複数の送信側から送出さ
    れる映像を操作側へ送信する手段と、操作側に送信され
    て来た複数の映像を確認しながら映像を選択混合して送
    出する手段を具備することを特徴とした請求項4記載の
    遠隔映像選択混合システム。
  7. 【請求項7】 複数多地点に分散配置された送信側にお
    いて、同期メディアから提供される同期信号に準じて映
    像を出力し、出力された映像に出力された時刻を示すタ
    イムスタンプを付加し、タイムスタンプが付加された映
    像をネットワークを介して受信側に転送することを特徴
    とした請求項1の遠隔映像選択混合方法。
  8. 【請求項8】 複数多地点に分散配置された送信側にお
    いて、同期メディアから提供される同期信号に準じて映
    像を出力する手段と、出力された映像に出力された時刻
    を示すタイムスタンプを付加する手段と、タイムスタン
    プが付加された映像をネットワークを介して受信側に転
    送する手段を具備することを特徴とした請求項4記載の
    遠隔映像選択混合システム。
  9. 【請求項9】 受信側において、前述した送信側から転
    送されて来た映像を受信し、受信した映像を分配し、分
    配された1つの映像に送信時間を示すタイムスタンプを
    付加し、タイムスタンプが付加された映像をデータ圧縮
    し、データ圧縮された映像をネットワークを介して後述
    する操作側に送信し、分配されたもう1つの映像に付加
    されて来たタイムスタンプを読み取り、タイムスタンプ
    が読み取られた映像を蓄積し、読み取られたタイムスタ
    ンプとタイムスタンプを読み取った時刻との差分から遅
    延時間を計算し、計算された遅延時間を後述する遅延時
    間の差分を計算する装置に通知し、遅延時間の差分を計
    算する装置から通知される遅延時間の差分の時間Aを記
    録保持し、操作側から通知される遅延時間Bを記録保持
    し、操作側から通知されるタイムスタンプが付加された
    ネットワーク通信用のデータに変換された制御信号から
    タイムスタンプを読み取り、読み取られたタイムスタン
    プとタイムスタンプが読み取られた時刻との差分から遅
    延時間Cを計算し、蓄積されている映像を操作側から通
    知されて来た制御信号に従って記録保持されている遅延
    時間の差分の時間Aと遅延時間B及びCを加算した時間
    (A+B+C)経過してから出力させることを特徴とし
    た請求項1記載の遠隔映像選択混合方法。
  10. 【請求項10】 受信側において、前述した送信側から
    転送されて来た映像を受信する手段と、受信した映像を
    分配する手段と、分配された1つの映像に送信時間を示
    すタイムスタンプを付加する手段と、タイムスタンプが
    付加された映像をデータ圧縮する手段と、データ圧縮さ
    れた映像をネットワークを介して後述する操作側に送信
    する手段と、分配されたもう1つの映像に付加されて来
    たタイムスタンプを読み取る手段と、タイムスタンプが
    読み取られた映像を蓄積する手段と、読み取られたタイ
    ムスタンプとタイムスタンプを読み取った時刻との差分
    から遅延時間を計算する手段と、計算された遅延時間を
    後述する遅延時間の差分を計算する装置に通知する手段
    と、遅延時間の差分を計算する装置から通知される遅延
    時間の差分の時間Aを記録保持する手段と、操作側から
    通知される遅延時間Bを記録保持する手段と、操作側か
    ら通知されるタイムスタンプが付加されたネットワーク
    通信用のデータに変換された制御信号からタイムスタン
    プを読み取る手段と、読み取られたタイムスタンプとタ
    イムスタンプが読み取られた時刻との差分から遅延時間
    Cを計算する手段と、蓄積されている映像を操作側から
    通知されて来た制御信号に従って記録保持されている遅
    延時間の差分の時間Aと遅延時間B及びCを加算した時
    間(A+B+C)経過してから出力させる手段を具備す
    ることを特徴とした請求項4記載の遠隔映像選択混合シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 複数の前述した受信側から通知された
    遅延時間から最大の遅延時間を抽出し、抽出された最大
    の遅延時間と複数の受信側から通知された遅延時間との
    差分の時間Aを算出し、算出された遅延時間の差分の時
    間Aを各々の受信側に通知することを特徴とした請求項
    1記載の遠隔映像選択混合方法。
  12. 【請求項12】 複数の前述した受信側から通知された
    遅延時間から最大の遅延時間を抽出する手段と、抽出さ
    れた最大の遅延時間と複数の受信側から通知された遅延
    時間との差分の時間Aを算出する手段と、算出された遅
    延時間の差分の時間Aを各々の受信側に通知する手段を
    具備することを特徴とした請求項4記載の遠隔映像選択
    混合システム。
  13. 【請求項13】 操作側において、前述した受信側から
    データ圧縮された映像を受信し、受信されたデータ圧縮
    された映像を伸張し、伸張された映像からタイムスタン
    プを読み取り、読み取られたタイムスタンプとタイムス
    タンプを読み取った時間の差分から遅延時間Bを算出
    し、算出された遅延時間Bをネットワークを介して受信
    側に通知し、タイムスタンプが読み取られた映像を表示
    し、映像の選択混合の作業を行う操作卓(以下、操作卓
    と呼ぶ)から送信される制御信号をネットワーク通信用
    のデータに変換し、ネットワーク通信用のデータに変換
    された制御信号にタイムスタンプを付加し、タイムスタ
    ンプが付加されたネットワーク通信用のデータに変換さ
    れた制御信号はネットワークを介して受信側に通知する
    ことを特徴とした請求項1記載の遠隔映像選択混合方
    法。
  14. 【請求項14】 操作側において、前述した受信側から
    データ圧縮された映像を受信する手段と、受信されたデ
    ータ圧縮された映像を伸張する手段と、伸張された映像
    からタイムスタンプを読み取る手段と、読み取られたタ
    イムスタンプとタイムスタンプを読み取った時間の差分
    から遅延時間Bを算出する手段と、算出された遅延時間
    Bをネットワークを介して受信側に通知する手段と、タ
    イムスタンプが読み取られた映像を表示する手段と、操
    作卓から送信される制御信号をネットワーク通信用のデ
    ータに変換する手段と、ネットワーク通信用のデータに
    変換された制御信号にタイムスタンプを付加する手段
    と、タイムスタンプが付加されたネットワーク通信用の
    データに変換された制御信号はネットワークを介して受
    信側に通知する手段を具備することを特徴とした請求項
    4記載の遠隔映像選択混合システム。
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