JP2002185162A - フレキシブル回路基板の防水構造 - Google Patents

フレキシブル回路基板の防水構造

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JP2002185162A
JP2002185162A JP2000378678A JP2000378678A JP2002185162A JP 2002185162 A JP2002185162 A JP 2002185162A JP 2000378678 A JP2000378678 A JP 2000378678A JP 2000378678 A JP2000378678 A JP 2000378678A JP 2002185162 A JP2002185162 A JP 2002185162A
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component
circuit board
flexible circuit
electronic components
waterproof structure
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Sumio Okuno
純夫 奥野
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撓み変形によってフィルムシート及び電子部
品が破損されることがなく、電子部品にストレスを与え
ることなく回路体及び電子部品を確実に防水することが
できるフレキシブル回路基板の防水構造を提供する。 【解決手段】 クワットフラットパッケージ部品11と
チップ部品12の各種電子部品を部品実装面10bに実
装したフレキシブル回路基板10の防水構造において、
内部に部品収容スペース15が形成された凹形状部14
aとこの凹形状部14aの全周端に延設されたフラット
部14bからなるフィルムシート14を有し、凹形状部
14aの部品収容スペース15にクワットフラットパッ
ケージ部品11とチップ部品12を収容するようにフィ
ルムシート14をフレキシブル回路基板10の部品実装
面10bに配置し、フラット部14bを部品実装面10
bに熱圧着で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品が実装さ
れるFPC基板(フレキシブルプリントサーキット基
板)等のフレキシブル回路基板の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回路基板の防水構造として、図3
及び図4に示すものがある。図3はPCB基板(プリン
トサーキットボード基板)1における実装部位の防水構
造を示すものである。このPCB基板1には、電子部品
であるクワットフラットパッケージ(QFP)部品2と
チップ部品3を半田4で固定することによって実装して
あり、これらクワットフラットパッケージ部品2とチッ
プ部品3の実装部位上に防湿剤5を塗布して防水構造と
したものである。この防水剤5としては、粘度の高い液
状部材、例えばタフィーが使用されている。
【0003】図4はフレキシブル回路基板としてのFP
C基板6の回路体における防水構造を示すものである。
このFPC基板6の上面には回路体7が形成され、この
回路体7が形成された状態でFPC基板6の上面の全域
を被覆するフィルムシート8を該FPC基板6に熱圧着
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すPCB基板1の防水構造を、例えば図4に示すFP
C基板6の回路体7に適用すると、FPC基板6の撓み
変形によって防湿剤5にクラックが発生し易く、防水構
造としては不向きであった。
【0005】また、図4に示すFPC基板6の防水構造
を、例えばクワットフラットパッケージ部品2とチップ
部品3等の各種電子部品を実装した実装部位に適用する
と、各種電子部品により形成される凹凸によってフィル
ムシート8が各種電子部品を圧迫し、この圧迫によるス
トレスによって電子部品が破損されるおそれがあり、電
子部品の実装部位の防水構造としては不向きであった。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、撓み変形に追従し、電子部品
にストレスを与えることなく確実に防水することができ
るフレキシブル回路基板の防水構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電子
部品を部品実装面に実装したフレキシブル回路基板の防
水構造において、内部に部品収容スペースが形成された
凹形状部とこの凹形状部の全周端に延設されたフラット
部とからなるフィルムシートを有し、前記凹形状部の部
品収容スペースに前記電子部品を収容するように前記フ
ィルムシートが前記フレキシブル回路基板の前記部品実
装面に配置され、前記フラット部が前記部品実装面に密
着状態で固定されたことを特徴とする。
【0008】このフレキシブル回路基板の防水構造で
は、フレキシブル基板が撓み変形すると、自らの可撓性
によってフィルムシートがそれに追従し、フィルムシー
トが追従変形しても凹形状部内に電子部品が収容されて
いることからフィルムシートが電子部品を圧迫しない。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のフレキ
シブル回路基板の防水構造であって、前記フィルムシー
トのフラット部を前記部品実装面に熱圧着で固定自在に
したことを特徴とする。
【0010】このフレキシブル回路基板の防水構造で
は、請求項1の発明の作用に加え、フィルムシートのフ
ラット部を加熱することによってフィルムシートがフレ
キシブル回路基板に密着状態で容易に固定される。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のフレキシブル回路基板の防水構造であって、前記
フィルムシートのフラット部を、前記電子部品が実装さ
れている箇所の外周であって且つ前記部品実装面の全域
に亘って密着状態で固定自在にしたことを特徴とする。
【0012】このフレキシブル回路基板の防水構造で
は、請求項1又は請求項2の発明の作用に加え、フレキ
シブル回路基板の部品実装面の全域が全て防水されると
共に、フレキシブル回路基板の回路体及び電子部品が絶
縁保護される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1(a)は本発明の一実施形態のフレキ
シブル回路基板の防水構造を示す断面図、図1(b)は
同防水構造の平面図、図2は同防水構造の組立前の状態
を示す断面図である。
【0015】図1(a),(b)及び図2に示すよう
に、フレキシブル回路基板としてのFPC基板10は、
ベースフィルム10aの表面10bに銅箔等の導体10
cが形成され、この導体10cによって回路体が形成さ
れていると共に、電子部品実装のためのランド部が形成
されており、容易に撓み変形されるようになっている。
このFPC基板10のベースフィルム10aの表面10
bが部品実装面となっており、この部品実装面10bに
四方にリード部が出たクワットフラットパッケージ(Q
FP)部品11とチップ部品12等の各種電子部品が半
田13で固定されて実装されている。そして、これらク
ワットフラットパッケージ部品11とチップ部品12等
の各種電子部品がフィルムシートとしてのカバーレイフ
ィルム14で覆われることによりFPC基板10が完成
する。
【0016】このカバーレイフィルム14は、内部に部
品収容スペース15が形成された凹形状部14aと、こ
の凹形状部14aの全周端に延設されたフラット部14
bとを備えている。そして、凹形状部14aの部品収容
スペース15にクワットフラットパッケージ部品11と
チップ部品12をそれぞれ収容するようにカバーレイフ
ィルム14が部品実装面10bに配置され、フラット部
14bが部品実装面10bに熱圧着によって圧着状態で
固定されるようになっている。また、フラット部14b
は、クワットフラットパッケージ部品11とチップ部品
12が実装されている箇所の外周であって且つ部品実装
面10bの全域に亘って密着状態で固定されるようにな
っている。図1(b)では、上記熱圧着箇所が斜線で示
されている。
【0017】尚、カバーレイフィルム14は、可撓性を
有する絶縁フイルム、例えば、ポリイミドフィルム材や
PETフィルム材にて形成されている。
【0018】次に、カバーレイフィルム14の装着作業
を説明する。図2に示すように、クワットフラットパッ
ケージ部品11とチップ部品12が実装されたフレキシ
ブル回路基板10のベースフィルム10aの上方にカバ
ーレイフィルム14をベースフィルム10aの全体を被
覆するように配置し、このカバーレイフィルム14の凹
形状部14a内にクワットフラットパッケージ部品11
とチップ部品12をそれぞれ収容するようにして該カバ
ーレイフィルム14をFPC基板10のベースフィルム
10a上に配置する。次に、カバーレイフィルム14の
フラット部14bに熱を加えれば、図1(a)のよう
に、カバーレイフィルム14のフラット部14bがFP
C基板10のベースフィルム10aに熱圧着で固定さ
れ、FPC基板10が完成する。
【0019】このように完成されたFPC基板10の防
水構造では、FPC基板10のベースフィルム10aが
撓み変形すると、自らの可撓性によってカバーレイフィ
ルム14がそれに追従し、カバーレイフィルム14が追
従変形しても凹形状部14a内にクワットフラットパッ
ケージ部品11とチップ部品12が収容されているた
め、カバーレイフィルム14が各種電子部品11,12
を圧迫しない。従って、撓み変形によってカバーレイフ
ィルム14や各種電子部品11,12が破損されること
はなく、各種電子部品11,12にストレスを与えるこ
となく回路体10c及び各種電子部品11,12を確実
に防水することができる。
【0020】また、カバーレイフィルム14のフラット
部14bを、部品実装面10bに熱圧着で固定自在にし
たので、カバーレイフィルム14のフラット部14bを
加熱することによってカバーレイフィルム14をFPC
基板10のベースフィルム10aに密着状態で容易に固
定することができ、カバーレイフィルム14の固定を容
易に行うことができる。
【0021】さらに、カバーレイフィルム14のフラッ
ト部14bを、各種電子部品11,12が実装されてい
る箇所の外周であって且つ部品実装面10bの全域に亘
って密着状態で固定自在にしたので、FPC基板10の
ベースフィルム10aの部品実装面10bの全域を全て
防水することができると共に、ベースフィルム10a上
の回路体10c及び各種電子部品11,12を絶縁保護
することができる。
【0022】即ち、従来のFPC基板は、ベースフィル
ムの表面に銅箔等の導体を密着して形成し、この導体を
絶縁性のカバーレイフィルムでラミネートしていたが、
本実施形態のFPC基板10ではフィルムシートとして
カバーレイフィルム14を用い、該カバーレイフィルム
14によりFPC基板10のベースフィルム10a上の
回路体10c及び各種電子部品11,12を絶縁保護し
ている。このように、フィルムシートとしてFPC基板
10の上側を構成するカバーレイフィルム14を用い、
該カバーレイフィルム14に凹形状部14a等を形成す
る簡単な構成であるので、FPC基板10の防水構造を
低コストで提供することができる。
【0023】尚、前記実施形態によれば、カバーレイフ
ィルム14の凹形状部14aが電子部品であるクワット
フラットパッケージ部品11とチップ部品12に接触し
ないように高く形成されているが、クワットフラットパ
ッケージ部品11とチップ部品12の各種電子部品に接
触する高さに形成しても良い。また、実装される電子部
品はクワットフラットパッケージ部品11とチップ部品
12であるが、実装される電子部品の種類は問わないこ
とは勿論である。さらに、FPC基板10のベースフィ
ルム10aの部品実装面10bは表面の一面のみである
が、表裏の両面が部品実装面となっているFPC基板に
も前記実施形態を適用できることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、フレキシブル回路基板が撓み変形すると、自ら
の可撓性によってフィルムシートがそれに追従し、フィ
ルムシートが追従変形しても凹形状部内に電子部品が収
容されていることから電子部品を圧迫しないため、フレ
キシブル回路基板の撓み変形によってフィルムシートや
電子部品が破損されることはなく、また、電子部品にス
トレスを与えることなくフレキシブル回路基板の回路体
及び電子部品を確実に防水することができる。
【0025】請求項2の発明によれば、フィルムシート
のフラット部を加熱することによってフィルムシートを
フレキシブル回路基板に密着状態で固定することができ
るため、フィルムシートの固定を簡単に行うことができ
る。
【0026】請求項3の発明によれば、フィルムシート
のフラット部を、電子部品が実装されている箇所の外周
であって且つ部品実装面の全域に亘って密着状態で固定
自在にしたので、フレキシブル回路基板の部品実装面の
全域を確実に防水することができる。また、フィルムシ
ートがフレキシブル回路基板の回路体及び電子部品の絶
縁保護フィルムを兼ねることができるので、安価な防水
構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)はフレキシ
ブル回路基板の防水構造を示す断面図、(b)は同防水
構造の平面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、フレキシブル回路
基板の防水構造の組立前の状態を示す断面図である。
【図3】従来例の回路基板の防水構造を示す断面図であ
る。
【図4】他の従来のフレキシブル回路基板の防水構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 FPC基板(フレキシブル回路基板) 10b 表面(部品実装面) 11 クワットフラットパッケージ部品(電子部品) 12 チップ部品(電子部品) 14 カバーレイフィルム(フィルムシート) 14a 凹形状部 14b フラット部 15 部品収容スペース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を部品実装面に実装したフレキ
    シブル回路基板の防水構造において、 内部に部品収容スペースが形成された凹形状部とこの凹
    形状部の全周端に延設されたフラット部とからなるフィ
    ルムシートを有し、前記凹形状部の部品収容スペースに
    前記電子部品を収容するように前記フィルムシートが前
    記フレキシブル回路基板の前記部品実装面に配置され、
    前記フラット部が前記部品実装面に密着状態で固定され
    たことを特徴とするフレキシブル回路基板の防水構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフレキシブル回路基板の
    防水構造であって、 前記フィルムシートのフラット部を前記部品実装面に熱
    圧着で固定自在にしたことを特徴とするフレキシブル回
    路基板の防水構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のフレキシブ
    ル回路基板の防水構造であって、 前記フィルムシートのフラット部を、前記電子部品が実
    装されている箇所の外周であって且つ前記部品実装面の
    全域に亘って密着状態で固定自在にしたことを特徴とす
    るフレキシブル回路基板の防水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014132451A (ja) * 2012-12-17 2014-07-17 Swatch Group Research & Development Ltd 携帯用電子デバイス及びその製造方法
CN110136582A (zh) * 2019-04-29 2019-08-16 江西兴泰科技有限公司 一种防水柔性屏及其制造方法

Cited By (3)

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