JP2002184689A - 電子ビーム近接露光装置 - Google Patents

電子ビーム近接露光装置

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JP2002184689A
JP2002184689A JP2001294181A JP2001294181A JP2002184689A JP 2002184689 A JP2002184689 A JP 2002184689A JP 2001294181 A JP2001294181 A JP 2001294181A JP 2001294181 A JP2001294181 A JP 2001294181A JP 2002184689 A JP2002184689 A JP 2002184689A
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electron beam
proximity exposure
beam proximity
unit
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JP2001294181A
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Nobuo Shimazu
信生 島津
Takao Uchiumi
孝雄 内海
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RIIPURU KK
Reaple Inc
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RIIPURU KK
Reaple Inc
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2037Exposure with X-ray radiation or corpuscular radiation, through a mask with a pattern opaque to that radiation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ごみの付着などによる欠陥の発生を防止して信
頼性を向上した電子ビーム近接露光装置を実現する。 【解決手段】電子ビーム近接露光装置は、試料(40)
の表面に近接して配置されたマスク(30)の開口を通
過した電子ビーム(15)で、試料(40)の表面に開
口に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露光部
(8,10)と、マスクを検査するマスク検査部(8
1)と、マスクを修正するマスク修正部(82)と、マ
スクを電子ビーム近接露光部とマスク検査部とマスク修
正部との間で搬送するマスク搬送機構(85,86,8
7,88)とを備え、電子ビーム近接露光部とマスク検
査部とマスク修正部とマスク搬送機構とは、共通な真空
経路でつながっており、マスクをこれらの間で真空状態
で搬送することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路な
どの製造工程で使用される微細パターンを露光する露光
装置に関し、特に露光パターンに対応する開口を有する
マスクを半導体ウエハなどの試料の表面に近接して配置
し、マスクに電子ビームを照射して開口を通過した電子
ビームで露光を行う電子ビーム近接露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高集積化が図られてお
り、回路パターンの一層の微細化が望まれている。現
在、微細化の限界を規定しているのは主として露光装置
であり、光学式露光装置であるステッパでは、光源の短
波長化、NA(開口数)の増加、位相シフト法の採用な
ど各種の方策が取られている。しかし、これ以上の微細
化は、製造コストの飛躍的な増大などの各種の問題があ
る。そこで、電子ビーム直接描画装置やX線露光装置な
どの新しい方式の露光装置が開発されているが、安定
性、生産性及びコストなどの面で多くの問題がある。
【0003】電子ビーム近接露光方式は、その露光原理
の単純さから"High Throughput Submicron Lithography
with Electron Beam Proximity Printing"(H. Bohlen
et al., Solid State Technology, September 1984, p
p. 210-217)(以下、文献1と称する)に示される如
く、古くから研究開発が行なわれたが、電子ビーム特有
のプロクシミティ効果の除去が困難で実用性がないと考
えられていた。
【0004】米国特許第5,831,272 号(日本特許第2951
947 号に対応)及び"Low energy electron-beam proxim
ity projection lithography: Discovery of missing l
ink"(Takao Utsumi, J. Vac. Sci. Technol. B 17(6),
Nov/Dec 1999, pp. 2897-2902)は、この困難を解決し
て、量産レベルで超微細加工用に使用可能な電子ビーム
近接露光装置を開示している。
【0005】図1は、米国特許第5,831,272 号に開示さ
れた電子ビーム近接露光装置を実現する場合の基本構成
を示す図である。図1に示すように、電子光学鏡筒(コ
ラム)10には、電子ビーム15を発生する電子銃1
4、電子ビーム15を平行ビームにする照射レンズ1
8、主偏向器20、及び副偏向器50が設けられてい
る。なお、主偏向器20は、図1では1つの偏向器とし
て示してあるが、実際には2段構成になっており、1段
目の偏向器で偏向した後2段目の偏向器で逆の偏向量偏
向することにより、光軸に平行で照射位置が変化した電
子ビームが得られるようになっている。同様に、副偏向
器50も実際には2段構成になっており、1段目の偏向
器で偏向した後2段目の偏向器で逆に2倍の偏向量偏向
することにより、主偏向器で変化された照射位置は変わ
らないが、照射角度が微調整できるようになっている。
真空試料室8には、マスク30を保持して移動するマス
クステージ36、反射電子を検出する反射電子検出器3
9、ウエハ40を保持して移動するウエハステージ4
4、ウエハステージ44上に設けられた標準マーク6
0、及びウエハ40の表面の高さを検出する高さ検出器
46が設けられている。なお、マスクステージ36の移
動量を検出するマスクステージ用レーザ測長器38と、
ウエハステージ44の移動量を検出するウエハステージ
用レーザ測長器48とが設けられており、各ステージの
移動量を非常に高精度で検出できるようになっている。
また、ウエハステージ44は、少なくとも2軸方向に移
動可能である。ここでは、反射電子検出器39を使用す
るが、これの代わりに二次電子を検出する二次電子検出
器を設けることも可能である。
【0006】装置の制御は計算機(コンピュータ)70
で行われる。マスクステージ用レーザ測長器38及びウ
エハステージ用レーザ測長器48の検出信号は、コンピ
ュータ70のデータバスに供給される。反射電子検出器
39と標準マークに設けられた検出器と高さ検出器46
との検出信号は、信号処理回路76に供給されて、デジ
タル信号に変換された後、コンピュータ70のデータバ
スに供給される。照射レンズ18は電磁レンズ又は静電
レンズであり、コンピュータ70から照射レンズ電源7
1を介して制御される。コンピュータ70はデジタル演
算回路75に偏向量データを供給し、デジタル演算回路
75はあらかじめ記憶された補正データに従って偏向量
データを補正する演算を行い、主DAC/AMP73及
び副DAC/AMP74に供給する。主DAC/AMP
73及び副DAC/AMP74は、それぞれ補正された
偏向量データをアナログ信号に変換した後増幅して主偏
向器20及び副偏向器50に供給する。これにより、所
望の偏向が行われる。
【0007】以上のような露光装置で、マスクに対して
ウエハ40の位置を合わせた上で電子ビーム15を走査
して、マスク全面のパターンを露光する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ステッパなどの光露光
装置に使用されるフォトマスクの場合、ガラス基板上に
クロム層などでパターンを形成した後、所定のパターン
が形成されているか検査を行い、欠陥があれば修正機で
修正した後、欠陥がなければそのまま、パターン上にペ
リクル層を形成して保護膜としている。ペリクル層の表
面にごみが付着したかを監視し、問題になるレベルのご
みが付着した場合には、ペリクル層の表面を清掃してご
みを除去するが、清掃する場合にもパターンを損傷する
ことはない。また、ペリクル層の表面はペリクル層の厚
さ分フォーカスが外れるので、付着したのが小さなごみ
であれば特に問題は生じない。
【0009】これに対して、上記の電子ビーム近接露光
装置で使用するマスク30は、開口部が穴であるステン
シルマスクであることが必要であり、上記のペリクル層
を設けることはできない。そのため、上記の電子ビーム
近接露光装置ではマスク表面へのごみなどの付着が大き
な問題になる。この近接露光用マスクも、別の装置で製
作されて検査された後電子ビーム露光装置に取り付けら
れるが、検査機から電子ビーム露光装置に搬送する間に
近接露光用マスク表面へのごみの付着を完全に防止する
ことは不可能である。そのため、たとえ検査では欠陥の
なかったマスクでも、電子ビーム露光装置に取り付けら
れた時に欠陥がないということが保証できないという問
題が生じる。
【0010】特に、電子ビーム近接露光装置内で使用中
にごみが付着して欠陥が生じた場合、直接マスク表面を
清掃することは難しく、修正機のような装置を使用して
欠陥部分を修正することになる。しかし、電子ビーム近
接露光装置から取り外した近接露光用マスクを、検査機
及び修正機又は洗浄機に搬送し、修正又は洗浄が終了し
た後再び電子ビーム近接露光装置に取り付ける場合、上
記のように近接露光用マスク表面へのごみの付着を完全
に防止することは不可能である。すなわち、上記の電子
ビーム近接露光装置では、取り付けた近接露光用マスク
に欠陥がないことを保証することが不可能であるという
ことになる。
【0011】更に、上記の電子ビーム近接露光装置で使
用するマスク30は、開口部が穴であるステンシルマス
クである。例えば、図2(a)に示すように、大きな正
方形パターン341内に小さな正方形パターン342が
あり、大小2つの正方形パターンの間の部分343が開
口であるような環状パターンを、1つのマスクで露光す
ることは不可能であり、図2(b)及び2(c)に示す
ように、この環状パターンを、パターン344及び34
5とパターン346及び347との2つのパターンに分
けて、2回に分けて露光を行う必要がある。すなわち、
2つの近接露光用マスクを用意し、一方のマスクを取り
付けた電子ビーム近接露光装置で露光を行った後、他方
のマスクを取り付けた電子ビーム近接露光装置で露光す
る必要がある。しかし、これでは、1回目の露光が終了
した後、ウエハを真空のチャンバ内から通常の環境に取
り出した後、再び2回目の露光を行う電子ビーム近接露
光装置の真空のチャンバ内に搬送する必要がある。すな
わち、真空と通常の大気圧状態との間で何度も搬送する
必要がある。そのため、スループットが低下するだけで
なく、ごみなども付着し易くなり歩留りを低下させると
いう問題を発生する。
【0012】本発明の第1の目的は、電子ビーム近接露
光装置において、欠陥のない近接露光用マスクを配置で
きるようにすることである。
【0013】本発明の第2の目的は、高スループットで
高歩留りが得られる電子ビーム近接露光装置を実現する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を実現す
るため、本発明の第1の態様の電子ビーム近接露光装置
は、電子ビーム近接露光装置に付属してマスク検査機又
はマスク修正機又はマスク洗浄機又はそれらの組合せを
設け、これらの間でマスクを真空状態で搬送可能なマス
ク搬送経路を設ける。
【0015】すなわち、本発明の電子ビーム近接露光装
置は、試料の表面に近接して配置されたマスクの開口を
通過した電子ビームで、試料の表面に開口に対応するパ
ターンを露光する電子ビーム近接露光部と、マスクを検
査するマスク検査部及び/又はマスクを修正するマスク
修正部及び/又はマスクを洗浄するマスク洗浄部と、マ
スクを電子ビーム近接露光部とマスク検査部及び/又は
マスク修正部及び/又はマスク洗浄部との間で搬送する
マスク搬送機構とを備え、電子ビーム近接露光部とマス
ク検査部及び/又はマスク修正部及び/又はマスク洗浄
部とマスク搬送機構とは、共通な真空経路でつながって
おり、マスクをこれらの間で真空状態で搬送することが
可能であることを特徴とする。
【0016】マスク修正部及び/又はマスク洗浄部では
真空室(チャンバ)内にガスを導入する必要が生じる場
合があり、マスク修正部及び/又はマスク洗浄部の内部
を他の部分から遮断するマスク修正部遮断機構及び/又
はマスク洗浄部遮断機構を更に備えることが望ましい。
【0017】本発明の第1の態様の電子ビーム近接露光
装置によれば、マスク検査部で検査されたマスク、マス
ク修正部で修正されたマスク、及びマスク洗浄部で洗浄
されたマスクは、マスク搬送機構により共通の真空経路
内を外気に接触することなく電子ビーム近接露光部の所
定位置に配置することができるので、搬送途中でごみな
どが付着する可能性は非常に低くなる。
【0018】上記第2の目的を実現するため、本発明の
第2の態様の電子ビーム近接露光装置は、パターンを2
回に分けて露光するために、2つのマスクのそれぞれで
露光する2つの電子ビーム近接露光部を同一真空室(チ
ャンバ)内に設けるか、電子ビーム近接露光部に2つの
マスクのいずれを使用するか切り換えできるマスク切り
換え機構を設ける。
【0019】すなわち、本発明の第2の態様の電子ビー
ム近接露光装置は、試料の表面に近接して配置されたマ
スクの開口を通過した電子ビームで、試料の表面に開口
に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露光装置
であって、パターンは、第1のマスクを使用した露光と
第2のマスクを使用した露光とで露光され、第1の電子
ビームを発生する第1の電子ビーム源と、第1の電子ビ
ームの経路中に配置された第1のマスクと、試料を保持
して移動する第1のステージとを備える第1の電子ビー
ム近接露光部と、第2の電子ビームを発生する第2の電
子ビーム源と、第2の電子ビームの経路中に配置された
第2のマスクと、試料を保持して移動する第2のステー
ジとを備える第2の電子ビーム近接露光部と、第1の電
子ビーム近接露光部での露光が終了した試料を、第2の
電子ビーム近接露光部に搬送する試料搬送機構とを備
え、第1の電子ビーム近接露光部と第2の電子ビーム近
接露光部と試料搬送機構とは、共通の真空室で接続され
ていることを特徴とする。
【0020】また、本発明の第2の態様の別の電子ビー
ム近接露光装置は、電子ビームを発生する電子ビーム源
と、電子ビームの経路中に配置されたマスクと、試料を
保持して移動するステージとを備える電子ビーム近接露
光部を備え、試料の表面に近接して配置されたマスクの
開口を通過した電子ビームで、試料の表面に開口に対応
するパターンを露光する電子ビーム近接露光装置であっ
て、パターンは、第1のマスクを使用した露光と第2の
マスクを使用した露光とで露光され、第1のマスク及び
第2のマスクのいずれを使用するかを切り換えるマスク
切り換え機構を備えることを特徴とする。
【0021】第2の態様の電子ビーム近接露光装置で
も、第1の態様と同様に、マスク検査機とマスク修正機
とマスク洗浄機とを一体に設けることが望ましい。
【0022】本発明の第2の態様の電子ビーム近接露光
装置によれば、第1及び第2のマスクによる2回の露光
は、試料を真空室(チャンバ)内に保持したまま連続し
て行えるので、スループットが向上すると共にごみなど
の付着が低減されて歩留りが向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の第1実施例の電
子ビーム近接露光装置の各部の配置を示す上面図であ
る。図3において、参照番号8で示す部分は真空試料室
であり、図1に示したのと同様の構成を有し、その上に
は電子光学鏡筒(コラム)10が設けられている。図示
していないウエハ搬送機構(ウエハローダ)は、ウエハ
カセット2から1枚のウエハ40を取り出し、ウエハス
テージ44に載置する。ウエハステージ44は、載置さ
れたウエハ40を静電吸着し、各ダイをコラム10の下
に移動してマスクに対して位置合わせして露光する動作
をすべてのダイについて行う。露光の終了したウエハ4
0は、ウエハカセット2に戻され、次に露光されるウエ
ハ40を取り出し同様の動作を繰り返す。参照番号4
は、ウエハカセット2内のすべてのウエハ40の露光が
終了した時にウエハカセット2を真空試料室8から取り
外す場合に、真空試料室8とウエハカセット2の内部と
を遮断する遮断機構である。遮断機構4により真空試料
室8とウエハカセット2の内部とを遮断した後、ウエハ
カセット2を取り外す。この時、必要に応じてウエハカ
セット2の内部にガスを導入する。次に未露光のウエハ
40を収容したウエハカセット2を取り付け、真空試料
室8とウエハカセット2の内部とを同じ状態(真空状
態)にして遮断機構4を開き、ウエハカセット2から未
露光のウエハ40を取り出せる状態にする。
【0024】真空試料室8の左側には、真空試料室8に
つながった真空のマスク搬送経路83が設けられてい
る。マスク30は、マスクステージ36により真空試料
室8の左側に移動できるようになっており、左側に移動
されたマスク30は、マスクステージ36のマスク取り
付け(チャック)機構(図示せず)が解除され、マスク
搬送機構85により中間ステージ88に搬送できるよう
になっている。更に、中間ステージ88上のマスク30
は、マスク搬送機構86によりマスク検査機81との間
で搬送できると共に、マスク搬送機構87によりマスク
修正機82との間で搬送できるようになっている。すな
わち、マスク30は、コラム10の所定の位置とマスク
検査機81とマスク修正機82との間で搬送可能であ
る。参照番号84はマスク搬送経路83とマスク修正機
82の内部とを遮断する遮断機構であり、参照番号89
はマスク搬送経路83とマスク検査機81の内部とを遮
断する遮断機構であり、いずれも遮断機構4と同様の機
構である。
【0025】この電子ビーム近接露光装置は、マスク3
0と同じパターンを露光するものであり、例えばマスク
30のパターンの線幅は100nm以下である。そのた
め、マスク30を検査するマスク検査機81は、この線
幅のパターンが正常であるか検査できることが必要であ
り、電子ビームを使用して検査を行う。従って、マスク
検査機81内でマスク30を保持する部分は真空状態で
あることが必要である。
【0026】マスク修正機82は、例えば、フォトマス
クの修正などに使用される収束イオンビームを照射する
装置を使用する。欠陥には、開口部分が開いていない
「黒欠陥」と、開口でない部分が開いている「白欠陥」
とがある。「黒欠陥」については、収束イオンビームを
照射して穴を開ける。「白欠陥」については、「白欠
陥」部分に炭化水素系ガスを吹き付けながら収束イオン
ビームを照射して「白欠陥」部分の周囲の壁に炭化物を
付着させることで「白欠陥」部分を埋める。この場合、
マスク修正機82の内部には炭化水素系ガスが導入さ
れ、それを排気しながら上記の動作を行うので、遮断機
構84を閉じて、マスク修正機82の内部をマスク搬送
経路83から遮断して行う。ここで、電子ビーム近接露
光装置に使用されるマスク30は、開口部が穴のステン
シルマスクであり、単に収束イオンビームを照射しても
周囲の壁に炭化物が付着しない時には、例えば、図4に
示すように、マスク30を傾けて「白欠陥」部分のいず
れかの壁に収束イオンビームを照射してその部分に炭化
物を付着させる。
【0027】なお、電子ビーム近接露光装置には外部で
欠陥のないように製作されたマスク30を装着するもの
とすれば、マスクの製作場所から電子ビーム近接露光装
置に搬送する間に付着するごみだけが問題であり、「白
欠陥」は発生せず、「黒欠陥」のみが発生する。この場
合には、マスク修正機82は収束イオンビームを照射で
きればよく、炭化水素系ガスを吹き付ける機構などは必
要ない。
【0028】外部で製作したマスク30をコラム10に
配置する場合には、まず遮断機構89によりマスク検査
機81をマスク搬送経路83から遮断した上で、内部に
周囲と同じ雰囲気を導入し、マスク検査機81を開放し
てマスク30を内部に配置する。その後、マスク検査機
81を閉じて内部を真空状態にした上で、遮断機構89
を開いてマスク検査機81の内部とマスク搬送経路83
とをつながった状態にする。この状態でマスク30を検
査し、欠陥がなければそのままコラム10に搬送して装
着する。欠陥がある場合には、マスク30をマスク修正
機82に搬送し、欠陥部分が収束イオンビームの照射範
囲内に位置するようにセットした上で、マスク修正機8
2の観察装置で位置を確認して修正を行う。修正が終了
したマスク30は、コラム10に搬送して装着する。
【0029】マスク30は、使用中に電子ビームが照射
されるので劣化して「白欠陥」を生じたり、ごみが付着
して「黒欠陥」が生じるので、定期的にマスク検査機8
1に搬送して欠陥の有無を検査する。そして、欠陥の有
無に応じて上記の処理を行う。修正不可能な欠陥が生じ
た場合には、上記と逆の経路で装置から取り出し、新し
いマスクを使用する。
【0030】マスク30は、レジストを塗布したウエハ
表面に近接して配置される。そのため、多数回の露光を
繰り返す間にレジストから散乱された微粒子がマスク3
0の表面に付着する。このような微粒子はマスクのチャ
ージアップを引き起こし、マスクの開口を通過した電子
ビームをランダムに偏向して露光パターンの品質を低下
させる。そのため、定期的にマスク30から微粒子を除
去する必要があるが、これにもマスク修正機82が使用
できる。マスク30をマスク修正機82に搬送して、マ
スク表面に微弱なイオンビームを照射して、このような
微粒子を蒸発させて除去する。この場合も、遮断機構8
4を閉じて、マスク修正機82の内部から排気しながら
行う。
【0031】なお、マスクの製作場所から電子ビーム近
接露光装置に搬送する間に付着するごみによる「黒欠
陥」及び上記の表面に付着する微粒子を除去するだけで
あれば、収束イオンビームを使用せずに、プラズマアッ
シングなどを使用しても除去できるので、マスク修正機
82としてプラズマアッシングなどを使用することも可
能である。この場合には、コラム10に装着された状態
のマスク30の部分でプラズマアッシングできるように
することも可能であり、その場合にはマスク修正機82
は必要ない。
【0032】欠陥位置を特定する必要がなければ、マス
ク検査機81は設けず、マスク修正機82のみを設け
て、上記の「黒欠陥」及び表面に付着する微粒子を除去
するようにしてもよい。この場合には、マスク30はマ
スク修正機82から装置内に導入し、マスク修正機82
での処理の後にコラム10に搬送して装着する。
【0033】図5は、本発明の第2実施例の電子ビーム
近接露光装置の各部の配置を示す上面図である。第2実
施例の電子ビーム近接露光装置の特徴は、2組の電子ビ
ーム近接露光装置が共通の真空室(チャンバ)8内に設
けられている点である。すなわち、電子光学鏡筒(コラ
ム)10A及びウエハステージ44Aで構成される第1
の露光部と、コラム10B及びウエハステージ44Bで
構成される第2の露光部とを有する。更に、2個のウエ
ハカセット2A及び2Bが設けられ、それに応じて2個
の遮断機構4A及び4B、及びウエハ搬送機構6A及び
6Bが設けられている。また、2個のウエハステージ4
4A及び44Bの間にもウエハ搬送機構41が設けられ
ている。
【0034】図2(a)、2(b)及び2(c)で説明
したように、電子ビーム近接露光装置に使用されるマス
ク30は開口部が穴のステンシルマスクであり、環状パ
ターンは2個のマスクを使用して露光する必要がある。
本実施例では、2個のマスクの一方はコラム10Aに装
着され、他方はコラム10Bに装着されている。
【0035】次に、本実施例におけるウエハの流れにつ
いて説明する。未露光のウエハ40Aを収容したウエハ
カセット2Aが装置に取り付けられ、内部を真空状態に
した後、未露光のウエハ40Aがウエハ搬送機構6Aに
より取り出されて破線で示す位置に搬送される。ウエハ
ステージ44Aは、この位置で未露光のウエハ40Aを
受け取って吸着し、コラム10Aの部分に搬送して一方
のマスクによる露光を行う。すべてのダイのコラム10
Aでの露光が終了したウエハ40は、破線で示す位置に
搬送され、ウエハ搬送機構41によりウエハステージ4
4B上の破線で示す位置に搬送される。ウエハステージ
44Bは、この位置でウエハ40を受け取って吸着し、
コラム10Bの部分に搬送して他方のマスクによる露光
を行う。すべてのダイのコラム10Bでの露光が終了し
たウエハ40は、再び破線で示す位置に搬送され、ウエ
ハ搬送機構6Bにより露光済のウエハ40Bを収容する
ウエハカセット2Bに搬送される。このようにして、1
つのパターンを形成するための2個のマスクによる露光
が終了する。ウエハカセット2A内の未露光のウエハ4
0Aがなくなった時には、未露光のウエハ40Aを収容
したウエハカセット2Aが新たに取り付けられる。ま
た、ウエハカセット2Bの露光済のウエハ40Bがいっ
ぱいになった時には、新たに空のウエハカセット2Bが
取り付けられる。このようにして、2個の露光部は停止
することなく、連続して動作する。
【0036】図6は、本発明の第3実施例の電子ビーム
近接露光装置の各部の配置を示す上面図である。第3実
施例の電子ビーム近接露光装置の特徴は、2組の電子ビ
ーム近接露光装置を共通のチャンバ8内に設けた第2実
施例の構成に、第1実施例と同様にマスク検査機81及
びマスク修正機82を加えた点である。マスクステージ
36A及び36Bで搬送された2個のマスクは、それぞ
れマスク搬送機構85A及び85Bにより中間ステージ
88に搬送される。マスクに関係する他の部分は、第1
実施例と同じである。また、ウエハカセット2Aから未
露光ウエハを取り出す動作とウエハカセット2Bに露光
済ウエハを収容する動作とは、共通のウエハ搬送機構6
で行われる。ウエハに関係する他の部分は、第2実施例
と同じである。
【0037】図7は、本発明の第4実施例の電子ビーム
近接露光装置の各部の配置を示す上面図である。第4実
施例の電子ビーム近接露光装置の特徴は、第1実施例の
構成において、マスクを一時的に保持する第2の中間ス
テージ90を設けた点である。1つのパターンを露光す
るのに必要な2個のマスクのうち、第1のマスクをコラ
ム10に装着し、第2のマスクは中間ステージ90に保
持する。ウエハのすべてのダイに対する第1のマスクに
よる露光が終了すると、このマスクを中間ステージ88
に搬送し、中間ステージ90に保持された第2のマスク
をコラム10に装着する。そして、第2のマスクを使用
して露光を行う。この間、中間ステージ88に搬送され
た第1のマスクに対しては、必要に応じて検査及び修正
などが行われ、中間ステージ90に搬送される。第2の
マスクを使用した露光が終了すると、露光済ウエハをウ
エハカセット2に戻し、未露光のウエハを取り出して、
同様に第2のマスクを使用した露光を行う。この露光が
終了すると、第2のマスクを中間ステージ88に搬送
し、中間ステージ90に保持された第1のマスクをコラ
ム10に装着して上記の動作を繰り返す。第4実施例で
は、マスクを交換する間露光部の動作は停止するが、第
3実施例に比べて装置を小型にできる。
【0038】図8は、本発明の第5実施例の電子ビーム
近接露光装置の各部の配置を示す上面図である。第5実
施例の電子ビーム近接露光装置の特徴は、第1実施例の
構成において、マスク洗浄機91を更に設けた点であ
る。上記のように、マスク30はレジストを塗布したウ
エハ表面に近接して配置されるため、レジストから散乱
された微粒子がマスク30の表面に付着してチャージア
ップを引き起こすので、定期的にマスク30から微粒子
を除去する洗浄処理を行う必要がある。マスク洗浄機9
1は、この洗浄処理を、上記のようなプラズマアッシン
グ処理や、マスクを低真空状態に保持してレーザを照射
することによって行う。いずれにしろ、マスク洗浄機9
1内にはガスを導入する必要があり、コラム10やマス
ク検査機81などに影響しないように、マスク洗浄機9
1は遮断機構92を設けて、洗浄処理の間他の部分から
遮断できるようにしている。
【0039】なお、マスク製造機から本装置にマスクを
搬送する間、洗浄により除去できるごみが付着するだけ
であれば、第5実施例において、マスク検査機81やマ
スク修正機82を除いてマスク洗浄機91のみを設ける
構成も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステンシルマスクを使用する電子ビーム近接露光装置に
おいて、検査・修正の終了したマスク及び洗浄の終了し
たマスクをそのまま装着できるので、ごみの付着などに
よる欠陥の発生を防止でき、信頼性が向上する。
【0041】また、本発明によれば、1つのパターンを
2回に分けて2つのマスクで露光する必要のあるステン
シルマスクを使用する電子ビーム近接露光装置におい
て、2回の露光が連続して行えるので、スループットが
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子ビーム近接露光装置の基本構成を示す図で
ある。
【図2】電子ビーム近接露光法で露光するパターンのう
ち、2回に分けて露光する必要のあるパターンを示す図
である。
【図3】本発明の第1実施例の電子ビーム近接露光装置
の構成を示す図である。
【図4】第1実施例の電子ビーム近接露光装置のマスク
修正機で、開口をふさぐ場合の収束イオンビームの照射
を説明する図である。
【図5】本発明の第2実施例の電子ビーム近接露光装置
の構成を示す図である。
【図6】本発明の第3実施例の電子ビーム近接露光装置
の構成を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例の電子ビーム近接露光装置
の構成を示す図である。
【図8】本発明の第5実施例の電子ビーム近接露光装置
の構成を示す図である。
【符号の説明】
2…ウエハカセット、4…遮断機構、8…真空試料室、
10…電子光学鏡筒(コラム)、14…電子銃、15…
電子ビーム、18…照射レンズ、20…主偏向器、30
…マスク、36…マスクステージ、38…マスクステー
ジ用レーザ測長器、39…反射電子検出器、40…ウエ
ハ、44…ウエハステージ、48…ウエハステージ用レ
ーザ測長器、50…副偏向器、60…標準マーク、83
…マスク搬送径路、84…遮断機構、85…マスク搬送
機構、86…マスク搬送機構、87…マスク搬送機構、
88…中間ステージ、89…遮断機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 CA16 LA10 5C001 AA02 AA07 CC06 DD01 5C034 BB05 BB06 5F056 AA06 EA08 EA12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の表面に近接して配置されたマスク
    の開口を通過した電子ビームで、前記試料の表面に前記
    開口に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露光
    部と、 前記マスクを検査するマスク検査部と、 前記マスクを、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク
    検査部との間で搬送するマスク搬送機構とを備え、 前記電子ビーム近接露光部と前記マスク検査部と前記マ
    スク搬送機構とは、共通の真空経路でつながっており、
    前記電子ビーム近接露光部と前記マスク検査部との間で
    前記マスクを真空状態で搬送することが可能であること
    を特徴とする電子ビーム近接露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスクを修正するマスク修正部を更に備え、 前記マスク修正部は、前記マスク搬送機構と共通の真空
    経路でつながっている電子ビーム近接露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスク修正部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク修正部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスクを洗浄するマスク洗浄部を更に備え、 該マスク洗浄部は、前記マスク搬送機構と共通の真空経
    路でつながっている電子ビーム近接露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスク修正部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク修正部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスク洗浄部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク洗浄部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスクを洗浄するマスク洗浄部を更に備え、 該マスク洗浄部は、前記マスク搬送機構と共通の真空経
    路でつながっている電子ビーム近接露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電子ビーム近接露光装
    置であって、 前記マスク洗浄部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク洗浄部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  9. 【請求項9】 試料の表面に近接して配置されたマスク
    の開口を通過した電子ビームで、前記試料の表面に前記
    開口に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露光
    部と、 前記マスクを修正するマスク修正部と、 前記マスクを、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク
    修正部との間で搬送するマスク搬送機構とを備え、 前記電子ビーム近接露光部と前記マスク修正部と前記マ
    スク搬送機構とは、共通の真空経路でつながっており、
    前記電子ビーム近接露光部と前記マスク修正部との間で
    前記マスクを真空状態で搬送することが可能であること
    を特徴とする電子ビーム近接露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電子ビーム近接露光
    装置であって、 前記マスク修正部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク修正部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の電子ビーム近接露光
    装置であって、 前記マスクを洗浄するマスク洗浄部を更に備え、 該マスク洗浄部は、前記マスク搬送機構と共通の真空経
    路でつながっている電子ビーム近接露光装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスク修正部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク修正部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスク洗浄部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク洗浄部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  14. 【請求項14】 試料の表面に近接して配置されたマス
    クの開口を通過した電子ビームで、前記試料の表面に前
    記開口に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露
    光部と、 前記マスクを洗浄するマスク洗浄部と、 前記マスクを、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク
    洗浄部との間で搬送するマスク搬送機構とを備え、 前記電子ビーム近接露光部と前記マスク洗浄部と前記マ
    スク搬送機構とは、共通の真空経路でつながっており、
    前記電子ビーム近接露光部と前記マスク修正部との間で
    前記マスクを真空状態で搬送することが可能であること
    を特徴とする電子ビーム近接露光装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスク洗浄部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク洗浄部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  16. 【請求項16】 試料の表面に近接して配置されたマス
    クの開口を通過した電子ビームで、前記試料の表面に前
    記開口に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記パターンは、第1のマスクを使用した露光と第2の
    マスクを使用した露光とで露光され、 第1の電子ビームを発生する第1の電子ビーム源と、前
    記第1の電子ビームの経路中に配置された前記第1のマ
    スクと、試料を保持して移動する第1のステージとを備
    える第1の電子ビーム近接露光部と、 第2の電子ビームを発生する第2の電子ビーム源と、前
    記第2の電子ビームの経路中に配置された前記第2のマ
    スクと、試料を保持して移動する第2のステージとを備
    える第2の電子ビーム近接露光部と、 前記第1の電子ビーム近接露光部での露光が終了した前
    記試料を、前記第2の電子ビーム近接露光部に搬送する
    試料搬送機構とを備え、 前記第1の電子ビーム近接露光部と前記第2の電子ビー
    ム近接露光部と前記試料搬送機構とは、共通の真空室で
    接続されていることを特徴とする電子ビーム近接露光装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスクを検査するマスク検査部と、 前記マスクを修正するマスク修正部と、 前記マスクを、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク
    検査部と前記マスク修正部の間で搬送するマスク搬送機
    構とを備え、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク検
    査部と前記マスク修正部と前記マスク搬送機構とは、共
    通な真空経路でつながっており、前記電子ビーム近接露
    光部と前記マスク検査部と前記マスク修正部との間で前
    記マスクを真空状態で搬送することが可能であることを
    特徴とする電子ビーム近接露光装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスク修正部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク修正部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
  19. 【請求項19】 電子ビームを発生する電子ビーム源
    と、前記電子ビームの経路中に配置されたマスクと、試
    料を保持して移動するステージとを備える電子ビーム近
    接露光部を備え、試料の表面に近接して配置されたマス
    クの開口を通過した電子ビームで、前記試料の表面に前
    記開口に対応するパターンを露光する電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記パターンは、第1のマスクを使用した露光と第2の
    マスクを使用した露光とで露光され、 前記第1のマスクと前記第2のマスクとのいずれを使用
    するかを切り換えるマスク切り換え機構を備えることを
    特徴とする電子ビーム近接露光装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスクを検査するマスク検査部と、 前記マスクを修正するマスク修正部と、 前記マスクを、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク
    検査部と前記マスク修正部との間で搬送するマスク搬送
    機構とを備え、前記電子ビーム近接露光部と前記マスク
    検査部と前記マスク修正部と前記マスク搬送機構とは、
    共通な真空経路でつながっており、前記電子ビーム近接
    露光部と前記マスク検査部と前記マスク修正部との間で
    前記マスクを真空状態で搬送することが可能であること
    を特徴とする電子ビーム近接露光装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の電子ビーム近接露
    光装置であって、 前記マスク修正部の内部を、他の部分から遮断するマス
    ク修正部遮断機構を更に備える電子ビーム近接露光装
    置。
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