JP2002184356A - 冷陰極線管およびその封止方法 - Google Patents
冷陰極線管およびその封止方法Info
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- H01J9/24—Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
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- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/022—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷陰極線管のガラスバルブ径を細くするため
に、特に外部導出するリ−ドの気密封止構造に工夫をこ
らす必要があり、気密封止構造にかかる部材間の熱膨張
差が少なくとも確保される必要があるが、完全に熱膨張
差を解消することは難しく、そのために、ガラスバルブ
変形、寸法不良、クラックが発生する虞れがあった。 【解決手段】 ガラスバルブの外部への導出リ−ド両
端部に、ガラスバルブと熱膨張係数が一致し、外部導出
リ−ドを有する気密端子構体を用いて、外部への導出リ
−ド両端部を加熱封着させる方式を採る。
に、特に外部導出するリ−ドの気密封止構造に工夫をこ
らす必要があり、気密封止構造にかかる部材間の熱膨張
差が少なくとも確保される必要があるが、完全に熱膨張
差を解消することは難しく、そのために、ガラスバルブ
変形、寸法不良、クラックが発生する虞れがあった。 【解決手段】 ガラスバルブの外部への導出リ−ド両
端部に、ガラスバルブと熱膨張係数が一致し、外部導出
リ−ドを有する気密端子構体を用いて、外部への導出リ
−ド両端部を加熱封着させる方式を採る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種OA機器等のディ
スプレイ光源やバックライトに好適な冷陰極線管の外部
導出端子構造およびその封止方法に関する。
スプレイ光源やバックライトに好適な冷陰極線管の外部
導出端子構造およびその封止方法に関する。
【0002】従来より、冷陰極線管は、各種OA機器等
の特にディスプレイのバックライト用などに使われてい
る。この場合ディスプレイのバックライトなどは、薄型
化が進む傾向が顕著であり、冷陰極線管を封止する場合
に、ガラスバルブ径を細くしなければならない。そこ
で、冷陰極線管の従来よりの概略構造を示しながら、リ
−ドの気密封止構造とその封止方法を説明すると、の次
のとおりである。すなわち、冷陰極線管は、図4に示す
ように、蛍光放電管部100の両端の外部導出端子部1
01,102の電極103,104に接続している一対
のリ−ド105,106を、ビ−ドガラス107、10
8にて気密封止をしている。ここで、リ−ド105,1
06の気密封止構造では、図5に示すとおり、リ−ド1
06を封止するビ−ドガラス108の背寸法Lを相当高
くして、封止長さを十分長くせざるを得ない。その理由
は、ビ−ドガラス108(107)が、図6に示すよう
に、円筒状のガラスチュ−ブを使用して、リ−ド106
(105)を挿通する内径寸法iを大きくとらねばなら
ず、十分な容積を得るために、長さLを大としなければ
ならないからである。
の特にディスプレイのバックライト用などに使われてい
る。この場合ディスプレイのバックライトなどは、薄型
化が進む傾向が顕著であり、冷陰極線管を封止する場合
に、ガラスバルブ径を細くしなければならない。そこ
で、冷陰極線管の従来よりの概略構造を示しながら、リ
−ドの気密封止構造とその封止方法を説明すると、の次
のとおりである。すなわち、冷陰極線管は、図4に示す
ように、蛍光放電管部100の両端の外部導出端子部1
01,102の電極103,104に接続している一対
のリ−ド105,106を、ビ−ドガラス107、10
8にて気密封止をしている。ここで、リ−ド105,1
06の気密封止構造では、図5に示すとおり、リ−ド1
06を封止するビ−ドガラス108の背寸法Lを相当高
くして、封止長さを十分長くせざるを得ない。その理由
は、ビ−ドガラス108(107)が、図6に示すよう
に、円筒状のガラスチュ−ブを使用して、リ−ド106
(105)を挿通する内径寸法iを大きくとらねばなら
ず、十分な容積を得るために、長さLを大としなければ
ならないからである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の冷陰極線管は、
上記従来の課題を解決するために、ガラスバルブの外部
への導出リ−ド両端部に、ガラスバルブと熱膨張係数が
近似し、外部導出リ−ドを有する気密端子構体を用い
て、外部への導出リ−ド両端部を加熱封着させる方式を
採るものである。この気密端子構体は、後述する実施例
にて明らかになる。また本発明では、ガラスバルブと気
密端子構体とを如何にうまく封着させるかも重要な解決
手段の一つである。この封着技術としては、本発明は、
気密端子構体をガラスバルブ両端に仮配置させておき、
ガラスバルブ両端を縮径させながら溶融・封着を行なわ
せる方法を採用している。さらに、本発明は、上記した
気密端子構体に、次の二手法を用いることにしている。
すなわち、1の手法は、気密端子構体に、金属環を用い
ずに、外部導出リ−ドを貫挿させるガラス成型体を用い
るものである。これに対して、2の手法は、気密端子構
体に、穴明き金属キャップを封着金属環として用い、外
部導出リ−ドを貫挿させるガラスを金属環に封止させて
気密封止をおこなわせるものである。
上記従来の課題を解決するために、ガラスバルブの外部
への導出リ−ド両端部に、ガラスバルブと熱膨張係数が
近似し、外部導出リ−ドを有する気密端子構体を用い
て、外部への導出リ−ド両端部を加熱封着させる方式を
採るものである。この気密端子構体は、後述する実施例
にて明らかになる。また本発明では、ガラスバルブと気
密端子構体とを如何にうまく封着させるかも重要な解決
手段の一つである。この封着技術としては、本発明は、
気密端子構体をガラスバルブ両端に仮配置させておき、
ガラスバルブ両端を縮径させながら溶融・封着を行なわ
せる方法を採用している。さらに、本発明は、上記した
気密端子構体に、次の二手法を用いることにしている。
すなわち、1の手法は、気密端子構体に、金属環を用い
ずに、外部導出リ−ドを貫挿させるガラス成型体を用い
るものである。これに対して、2の手法は、気密端子構
体に、穴明き金属キャップを封着金属環として用い、外
部導出リ−ドを貫挿させるガラスを金属環に封止させて
気密封止をおこなわせるものである。
【0004】
【作用】本発明の冷陰極線管およびその封止方法によれ
ば、概略つぎに述べる作用がある。まず、気密端子構体
に、金属環を用いずに、外部導出リ−ドを貫挿させるガ
ラスを成型体加工して用いる1の手法の場合は、冷陰極
線管のガラスバルブ両端を加熱封着させるときに、ガラ
ス成型体が、縮径しようとするガラスバルブに対して、
いわば芯として作用し、ガラス変形防止が図れ、均一な
ガラスバルブ径を達成できる。次に、外部導出リ−ドを
貫挿させるガラスを金属環に封止させて、気密封止をお
こなわせる2の手法の場合は、金属環が芯として作用す
るので、ガラス変形防止が図れる。さらに、1、2いず
れの手法によっても、ガラスバルブに熱歪を発生させ
ず、クラック発生防止が図れる。
ば、概略つぎに述べる作用がある。まず、気密端子構体
に、金属環を用いずに、外部導出リ−ドを貫挿させるガ
ラスを成型体加工して用いる1の手法の場合は、冷陰極
線管のガラスバルブ両端を加熱封着させるときに、ガラ
ス成型体が、縮径しようとするガラスバルブに対して、
いわば芯として作用し、ガラス変形防止が図れ、均一な
ガラスバルブ径を達成できる。次に、外部導出リ−ドを
貫挿させるガラスを金属環に封止させて、気密封止をお
こなわせる2の手法の場合は、金属環が芯として作用す
るので、ガラス変形防止が図れる。さらに、1、2いず
れの手法によっても、ガラスバルブに熱歪を発生させ
ず、クラック発生防止が図れる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
ガラスバルブの加熱封着させるべき両端部に、ガラスバ
ルブと熱膨張係数が近似する気密端子構体を用いる技術
としたことに特徴がある。したがって、ガラスバルブの
熱歪を発生させることがない。
ガラスバルブの加熱封着させるべき両端部に、ガラスバ
ルブと熱膨張係数が近似する気密端子構体を用いる技術
としたことに特徴がある。したがって、ガラスバルブの
熱歪を発生させることがない。
【0006】本発明の請求項2記載の発明は、気密端子
構体をガラスバルブのリ−ド導出両端部に、仮配置させ
ておき、前記ガラスバルブのリ−ド導出両端部を加熱さ
せてガラスバルブを縮径させながら封着させるので、量
産性が高い冷陰極線管およびその製造方法を提供でき
る。
構体をガラスバルブのリ−ド導出両端部に、仮配置させ
ておき、前記ガラスバルブのリ−ド導出両端部を加熱さ
せてガラスバルブを縮径させながら封着させるので、量
産性が高い冷陰極線管およびその製造方法を提供でき
る。
【0007】本発明の請求項3記載の発明は、気密端子
構体として、金属環を用いずに、外部導出リ−ドを挿通
させたガラス成型体を使用する、したがって、ガラスバ
ルブ封着時の変形を防止を達成できるばかりでなく、封
着作業が迅速におこなえ、封着作業性をも図れることに
特徴がある。
構体として、金属環を用いずに、外部導出リ−ドを挿通
させたガラス成型体を使用する、したがって、ガラスバ
ルブ封着時の変形を防止を達成できるばかりでなく、封
着作業が迅速におこなえ、封着作業性をも図れることに
特徴がある。
【0008】本発明の請求項4記載の発明は、気密端子
構体として、金属環と導出するリ−ドを封着するガラス
とからなる気密端子構造体を用いることを特徴とする。
この場合は、ガラスバルブと金属環とガラスとにより、
封着作業時には、上述の作用の記載のとおり、金属環が
芯として作用するので、ガラスバルブ変形を防止するこ
とができる。
構体として、金属環と導出するリ−ドを封着するガラス
とからなる気密端子構造体を用いることを特徴とする。
この場合は、ガラスバルブと金属環とガラスとにより、
封着作業時には、上述の作用の記載のとおり、金属環が
芯として作用するので、ガラスバルブ変形を防止するこ
とができる。
【0009】本発明の請求項5、6および7記載の発明
は、金属環を用いずに、気密端子構体に、外部導出リ−
ドを挿通させるフィラ−入りガラス成型体を使用するこ
とを特徴としている。このフィラ−は、上記した請求項
3記載の発明を実施するときに、ガラスバルブに対し
て、いわば芯としての作用をするガラス成型体の強度を
より確実なものにするので、封着予定部をより一層変形
防止し得る技術として優れている。
は、金属環を用いずに、気密端子構体に、外部導出リ−
ドを挿通させるフィラ−入りガラス成型体を使用するこ
とを特徴としている。このフィラ−は、上記した請求項
3記載の発明を実施するときに、ガラスバルブに対し
て、いわば芯としての作用をするガラス成型体の強度を
より確実なものにするので、封着予定部をより一層変形
防止し得る技術として優れている。
【0010】本発明の請求項8記載の発明は、気密端子
構体として、金属環と導出するリ−ドを封着するガラス
とからなる封止体の封着金属環にNi20〜30重量
%、Co10〜20重量%、残部をFeとするもので、
ガラスバルブと熱膨張係数の近似を顕著に採りやすくな
る技術を提供する。
構体として、金属環と導出するリ−ドを封着するガラス
とからなる封止体の封着金属環にNi20〜30重量
%、Co10〜20重量%、残部をFeとするもので、
ガラスバルブと熱膨張係数の近似を顕著に採りやすくな
る技術を提供する。
【0011】
【実施例1】本発明の第1実施例について、以下に、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の冷陰極線管を
示す従断面図である。1は蛍光放電管部となるガラスバ
ルブで、細長い円筒状で、SiO2、B2O3、Al2
O3等を主な組成とする硬質ガラス、例えば、ほうけい
酸ガラスにアルミナを5〜30重量%混入させた材質と
している。このガラスバルブ1の内壁面に、蛍光体物質
が塗膜形成されている。さらに、ガラスバルブ1は、内
径寸法dが、12mm以下、一例として2mm、肉厚寸
法tが、0.1〜0.5mm、具体的には0.3mmと
する。ここで、ガラスバルブ1の両端部2、3には、そ
れぞれガラス封止構体4、5が加熱封着されている。気
密端子構体4、5は、Fe、Co、Niを組成分とする
コバ−ル合金で作られたリ−ド6、7および各リ−ドの
挿入端部側に溶着された電極8、9、そして、加熱封着
時にガラスバルブ1の両端部2、3の内壁と各々溶着す
るガラス成型体10、11からなっている。ガラス成型
体10、11は、ほうけい酸ガラス粉体にフィラ−材と
してAl2O3粉体を混入させて常温プレスにより成型
させて作る。この実施例1で、ガラスバルブ1とガラス
成型体10、11の熱膨張係数は、40〜60×10
−7cm/cm/℃に設定されている。
面を参照して説明する。図1は、本発明の冷陰極線管を
示す従断面図である。1は蛍光放電管部となるガラスバ
ルブで、細長い円筒状で、SiO2、B2O3、Al2
O3等を主な組成とする硬質ガラス、例えば、ほうけい
酸ガラスにアルミナを5〜30重量%混入させた材質と
している。このガラスバルブ1の内壁面に、蛍光体物質
が塗膜形成されている。さらに、ガラスバルブ1は、内
径寸法dが、12mm以下、一例として2mm、肉厚寸
法tが、0.1〜0.5mm、具体的には0.3mmと
する。ここで、ガラスバルブ1の両端部2、3には、そ
れぞれガラス封止構体4、5が加熱封着されている。気
密端子構体4、5は、Fe、Co、Niを組成分とする
コバ−ル合金で作られたリ−ド6、7および各リ−ドの
挿入端部側に溶着された電極8、9、そして、加熱封着
時にガラスバルブ1の両端部2、3の内壁と各々溶着す
るガラス成型体10、11からなっている。ガラス成型
体10、11は、ほうけい酸ガラス粉体にフィラ−材と
してAl2O3粉体を混入させて常温プレスにより成型
させて作る。この実施例1で、ガラスバルブ1とガラス
成型体10、11の熱膨張係数は、40〜60×10
−7cm/cm/℃に設定されている。
【0012】上記した冷陰極線管を加熱封着させて製造
するには、図2に示すように、まず、ガラスバルブ1の
開放両端2、3に、電極8、9を溶着させるリ−ド6、
7を貫挿させたガラス成型体10、11からなる気密端
子構体4、5を、各リ−ド6、7の外方端部を矢印A、
BおよびC,Dのとおりに把持した状態で、ガラスバル
ブ内方へ矢印E、Fのとおり、挿入仮配置させる。次
に、ガラスバルブ1の挿入仮配置両端2、3を、加熱手
段例えば、ガスバ−ナ−により、加熱させて、縮径させ
ながら封着する。
するには、図2に示すように、まず、ガラスバルブ1の
開放両端2、3に、電極8、9を溶着させるリ−ド6、
7を貫挿させたガラス成型体10、11からなる気密端
子構体4、5を、各リ−ド6、7の外方端部を矢印A、
BおよびC,Dのとおりに把持した状態で、ガラスバル
ブ内方へ矢印E、Fのとおり、挿入仮配置させる。次
に、ガラスバルブ1の挿入仮配置両端2、3を、加熱手
段例えば、ガスバ−ナ−により、加熱させて、縮径させ
ながら封着する。
【0013】
【実施例2】図3は、本発明の第2実施例を説明する冷
陰極線管の従断面図である。図3において、図1、2と
同一符号は同一名称であり、説明を省略する。この第2
実施例では、第1実施例で用いたガラス封止構体4、5
に代えて、気密端子構体12、13を用いている。気密
端子構体12、13は、頭部中央に開孔を設けたキャッ
プ状の金属環14、15と、キャップ状の金属環14、
15の頭部中央の開孔に、電極8、9を各々溶着するリ
−ド6、7を貫挿させて封止させたガラス16、17に
より構成されている。キャップ状の金属環14、15の
材質は、コバ−ル、具体的にはNi20〜30重量%、
Co10〜20重量%、残部Feとする3元合金などが
適切であり、熱膨張係数を、ガラスバルブ1との加熱封
着時の溶着特性を考慮して、設定する。
陰極線管の従断面図である。図3において、図1、2と
同一符号は同一名称であり、説明を省略する。この第2
実施例では、第1実施例で用いたガラス封止構体4、5
に代えて、気密端子構体12、13を用いている。気密
端子構体12、13は、頭部中央に開孔を設けたキャッ
プ状の金属環14、15と、キャップ状の金属環14、
15の頭部中央の開孔に、電極8、9を各々溶着するリ
−ド6、7を貫挿させて封止させたガラス16、17に
より構成されている。キャップ状の金属環14、15の
材質は、コバ−ル、具体的にはNi20〜30重量%、
Co10〜20重量%、残部Feとする3元合金などが
適切であり、熱膨張係数を、ガラスバルブ1との加熱封
着時の溶着特性を考慮して、設定する。
【0014】
【発明の効果】本発明を実施すると、冷陰極線管および
その封止に関して、次に挙げる優れた作用効果を奏す
る。まず、気密端子構体を用いるので、加熱封着時に、
ガラスバルブ両端部のガラス変形防止は勿論のこと、バ
ルブ径を均一にすることができ、冷陰極線管として優れ
た量産性があり、しかも、封着部分のバルブ長手寸法を
短縮できるから、ランプ有効長も向上し、品質向上にも
大きな効果がある。次に、冷陰極線管封止時に、ガラス
バルブと気密端子構体との熱膨張係数を近似させている
ので、ガラスバルブ生じがちなクラック発生が阻止で
き、より一段と製品歩留まり向上、信頼性向上にも貢献
できる。
その封止に関して、次に挙げる優れた作用効果を奏す
る。まず、気密端子構体を用いるので、加熱封着時に、
ガラスバルブ両端部のガラス変形防止は勿論のこと、バ
ルブ径を均一にすることができ、冷陰極線管として優れ
た量産性があり、しかも、封着部分のバルブ長手寸法を
短縮できるから、ランプ有効長も向上し、品質向上にも
大きな効果がある。次に、冷陰極線管封止時に、ガラス
バルブと気密端子構体との熱膨張係数を近似させている
ので、ガラスバルブ生じがちなクラック発生が阻止で
き、より一段と製品歩留まり向上、信頼性向上にも貢献
できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す冷陰極線管の従断面
図
図
【図2】本発明の第1実施例を示す封止作業中の冷陰極
線管の従断面図
線管の従断面図
【図3】本発明の第2実施例を示す冷陰極線管の従断面
図
図
【図4】従来の冷陰極線管の従断面図
【図5】従来の冷陰極線管の一部分断面図
【図6】従来の冷陰極線管に用いるビ−ドガラスの斜視
図
図
1 ガラスバルブ 2、3 リ−ド導出両端部 4、5 気密端子構体 6、7 リ−ド 8、9 電極 10、11 ガラス成型体 12、13 気密端子構体 14、15 金属環 16、17 ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C043 AA12 AA14 BB04 CC09 DD11 EB15 5E063 HB01 HB03 HB20 5E086 PP16 PP23 PP48 QQ10 QQ12
Claims (8)
- 【請求項1】冷陰極線管のガラスバルブのリ−ド導出両
端部に、ガラスバルブと熱膨張係数が近似する外部導出
リ−ドをガラス封止する気密端子構体を用いて、前記リ
−ド導出両端部を加熱封着させることを特徴とする冷陰
極線管およびその封止方法。 - 【請求項2】請求項1において、気密端子構体をガラス
バルブのリ−ド導出両端部に、仮配置させておき、前記
ガラスバルブのリ−ド導出両端部を加熱させてガラスバ
ルブを縮径させながら封着させることを特徴とする冷陰
極線管の封止方法。 - 【請求項3】請求項1において、気密端子構体として、
金属環を用いずに、外部導出リ−ドを挿通さるガラス成
型体を使用することを特徴とする冷陰極線管およびその
封止方法。 - 【請求項4】請求項1において、気密端子構体として、
金属環と導出するリ−ドを封着するガラスとからなる気
密端子封止体を用いることを特徴とする冷陰極線管およ
びその封止方法。 - 【請求項5】請求項3において、気密端子構体に、外部
導出リ−ドを挿通させるフィラ−入りガラス成型体を使
用することを特徴とする冷陰極線管およびその封止方
法。 - 【請求項6】請求項5において、気密端子構体のガラス
成型体に、フイラ−として、Al2O3を5〜30重量
%混入させることを特徴とする冷陰極線管およびその封
止方法。 - 【請求項7】請求項5において、フィラ−入りガラス成
型体を使用する気密端子構体は、熱膨張係数を40〜6
0×10−7cm/cm/℃とすることを特徴とする冷
陰極線管およびその封止方法。 - 【請求項8】請求項4において、気密端子構体として、
金属環と導出するリ−ドを封着するガラスとからなる封
止体の金属環を、Ni20〜30重量%、Co10〜2
0重量%、残部をFeとすることを特徴とする冷陰極線
管およびその封止方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000377550A JP2002184356A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 冷陰極線管およびその封止方法 |
KR1020010054436A KR20020046141A (ko) | 2000-12-12 | 2001-09-05 | 냉음극선관 및 그 밀봉방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000377550A JP2002184356A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 冷陰極線管およびその封止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002184356A true JP2002184356A (ja) | 2002-06-28 |
Family
ID=18846256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000377550A Withdrawn JP2002184356A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 冷陰極線管およびその封止方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002184356A (ja) |
KR (1) | KR20020046141A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004017360A1 (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 低圧放電ランプ及びそれを用いたバックライト装置 |
-
2000
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2001
- 2001-09-05 KR KR1020010054436A patent/KR20020046141A/ko not_active Application Discontinuation
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