JP2002183881A - 車軸検知装置 - Google Patents

車軸検知装置

Info

Publication number
JP2002183881A
JP2002183881A JP2000380706A JP2000380706A JP2002183881A JP 2002183881 A JP2002183881 A JP 2002183881A JP 2000380706 A JP2000380706 A JP 2000380706A JP 2000380706 A JP2000380706 A JP 2000380706A JP 2002183881 A JP2002183881 A JP 2002183881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
tire
axle
laser pulse
road surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000380706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3755402B2 (ja
Inventor
Yoshiro Murata
芳郎 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2000380706A priority Critical patent/JP3755402B2/ja
Publication of JP2002183881A publication Critical patent/JP2002183881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755402B2 publication Critical patent/JP3755402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車軸検知精度の高い車軸検知装置を提供する
ことにある。特に、車両の泥除け等をタイヤと誤認した
り、鏡面ホイールを備えたタイヤをタイヤでないと判断
することによる車軸検知精度の低下を回避させる。 【解決手段】 車軸検知装置から出射されるレーザーパ
ルスを、路面に対して垂直な面から傾いた平面内で斜め
に走査させる。レーザーパルスを斜めに走査させること
により、レーザーパルスが泥除けに沿って走査されるこ
とが無くなるので、泥除けをタイヤと間違って判定する
ことを防止できる。また、斜めに走査させることによ
り、レーザーパルスがタイヤのゴム部分を斜めに走査さ
れるので、鏡面ホイルを有するタイヤの場合にも、鏡面
ホイルでレーザーパルスが正反射されてタイヤを検知で
きなくなる現象を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車軸検知装置に関
する。特に、有料道路や駐車場などにおいて、タイヤ
(車軸)を検知することにより車種や車両台数などを検
出するための車軸検知装置に関する。
【0002】
【背景技術】有料道路や有料駐車場の料金徴収所、高速
道路の検問所等においては、通過車両のタイヤ数(車両
の軸数)を検出することによって通過車両の車種を判別
し、車種に応じて料金を徴収する料金収受システムが用
いられている。また、走行道路や駐車場などにおいて
は、通過する車両のタイヤ数を検出することによって通
過車両台数を計数し、道路の渋滞度や駐車場の入庫台数
を監視している。これらのシステムにおいて、車両の軸
数(走行方向におけるタイヤの数)を検知するために
は、車軸検知装置が用いられている。
【0003】図1に示すものは、従来の光学式車軸検知
装置1である。この車軸検知装置1は、投光手段2によ
りレーザー光をパルス発光して道路横断方向に走査させ
ることにより、通過車両4または路面5にレーザー光の
スポット列を照射する。そして、通過車両4または路面
5からのスポット列の反射光を受光手段3により受光
し、発光から受光までの時間から求めた投射点までの距
離とレーザー光の投射方向に基づいて照射点(光反射
点)を測定する。
【0004】この装置1によれば、スポット列の照射パ
ターンから得られた2次元の距離情報からタイヤ6(車
軸)を検知することができる。また、車両の有するタイ
ヤ6の数(車軸数)から車種判別を行うこともできる。
【0005】しかしながら、従来の車軸検知装置1で
は、タイヤ6のデータと類似した泥除けなどのデータを
除去することができず、泥除けなどをタイヤ6と誤検知
する可能性があり、車種判別を行う場合には誤って判断
する恐れがあった。
【0006】同じように、車両の後部から道路に垂らし
ているチェーンや導電性ゴムベルトなどからなる帯電防
止具も、タイヤ6と誤検知される可能性がある。
【0007】また、表面反射率の高いホイール(以下、
鏡面ホイールという。)を装備したタイヤ6では、鏡面
ホイールに照射されたレーザー光スポットが正反射され
るため、反射点の虚像が路面上に生じ、タイヤ6にスポ
ット列が照射されているにもかかわらず路面と誤認さ
れ、タイヤ6を検知できないことがあった。
【0008】
【発明の開示】本発明の目的とするところは、より車軸
検知精度の高い車軸検知装置を提供することにある。特
に、車両の泥除け等をタイヤと誤認したり、鏡面ホイー
ルを備えたタイヤをタイヤでないと判断することによる
車軸検知精度の低下を回避することができる車軸検知装
置を提供することにある。
【0009】本発明にかかる車軸検知装置は、光を対象
物の方向に向けて投射し、当該光を走査させる投光手段
と、その反射光を受光する受光手段と、前記光の投受光
に基づいて対象物までの距離を演算する距離演算手段
と、前記投光手段により投射された光の方向を検知する
投光方向検知手段とを備えた車軸検知装置において、前
記投光手段により走査される光は、車両の通過する路面
に垂直な平面から傾いた平面内で走査されることを特徴
とするものである。
【0010】本発明にあっては、車軸検知装置により走
査される光が、車両の通過する路面に垂直な平面から傾
いた平面内で走査されているので、ほぼタイヤの黒ゴム
部分にのみ光を走査させた状態でタイヤに照射した照射
パターンを得ることができ、鏡面ホイールが用いられて
いるような場合でも確実にタイヤを検出することができ
る。
【0011】また、路面に垂直な平面から傾いた平面内
で光を走査させることにより、タイヤに光が走査された
場合と泥除け等に光が走査された場合とで異なる照射パ
ターンを得ることができるので、泥除け等をタイヤと誤
認識する恐れがきわめて小さくなる。
【0012】よって、本発明によれば、より確実にタイ
ヤを判別できるようになり、車軸の検出精度を向上させ
ることができる。
【0013】また、本発明の実施形態においては、路面
で反射されたと判断される光以外のうちで、最も路面に
近い位置で反射された光の反射点と最も路面から遠い位
置で反射された光の反射点との距離を演算し、当該距離
に基づいて対象物がタイヤであるか否かを判定するよう
にしてもよい。
【0014】傾いた走査平面内で光が走査されている場
合には、光が泥除け等を走査されている場合や、鏡面ホ
イルを通ってタイヤに走査されている場合には、最も路
面に近い位置で反射された光の反射点と最も路面から遠
い位置で反射された光の反射点との距離は短くなるの
で、当該距離の長さに基づいて対象物がタイヤであるか
否かを判定することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の一実
施形態による車軸検知装置11を図2に示す。車軸検知
装置11は、有料道路や有料駐車場の料金徴収所、高速
道路の検問所、走行道路などに設置される。図2に示す
態様では、料金所のブース41の進入口寄りにおいて、
道路42の路側(アイランド)43に車軸検知装置11
が設置されている。この車軸検知装置11は、レーザ光
をパルス発光し、道路42を横断する方向に沿ってレー
ザー光のスポット列を走査させることにより、通過車両
44または路面45にスポット列を照射させる。
【0016】図3は上記車軸検知装置11の構成を示す
ブロック図である。投光手段は、発光素子12、発光素
子駆動回路23、投光レンズ13及びポリゴンミラー1
5によって構成されている。発光素子12としては、レ
ーザーダイオード(LD)や発光ダイオード(LED)
等を用いることができるが、ここではレーザーダイオー
ドを用いるものとする。発光素子12は、コントローラ
29から発光素子駆動回路(LDドライバ)23への駆
動指令によって駆動され、所定の発光間隔でパルス発光
させられる。
【0017】発光素子駆動回路(LDドライバ)23で
発光素子12を駆動する際には、その駆動電流がモニタ
回路24でモニタされ、そのモニタ信号に基づいてスタ
ート信号発生回路25で各レーザーパルスのスタート信
号が生成され、そのスタート信号が時間差/電圧変換回
路26に与えられる。
【0018】発光素子12で発光されたレーザーパルス
は、投光レンズ13によってコリメート化された後、反
射ミラー14の透孔を通って所定間隔をおいて順次光走
査手段としてのポリゴンミラー15に入射する。光走査
手段としては、ポリゴンミラー15以外にも、弾性振動
型のスキャナなども用いることができるが、この実施形
態ではポリゴンミラー15として説明する。
【0019】ポリゴンミラー15は、ポリゴンミラー駆
動回路27により制御されてモータにより一定の回転速
度で回転駆動されているため、ポリゴンミラー15に入
射したレーザーパルスは、設定角度内において走査さ
れ、そのレーザーパルスは照射窓16を通して路面上を
横断走査される。路面45で散乱反射されたレーザーパ
ルスは、再び照射窓16を通してポリゴンミラー15に
入射する。レーザーパルスがポリゴンミラー15で反射
されて前方へ出射され、再び戻ってくるまでにポリゴン
ミラー15が回転しているため、ポリゴンミラー15で
再度反射されたレーザーパルスは、透孔を通ることなく
反射ミラー14で反射され、受光手段に入射する。
【0020】受光手段は、受光レンズ17、光学フィル
タ18、受光素子19、電流/電圧変換(I/V)回路
20及びアンプ21によって構成されている。反射ミラ
ー14で反射されて受光手段に達したレーザーパルス
は、受光レンズ17で集光された後、光学フィルタ18
を通ってフォトダイオード等の受光素子19に入射す
る。受光素子19がレーザーパルスを受光して電流を発
生すると、その電流信号は電流/電圧変換回路20で電
圧信号(受光信号)に変換されるとともに増幅回路21
で増幅され、その増幅された電圧信号に基づきストップ
信号発生回路22で各レーザーパルスストップ信号が生
成され、そのストップ信号が前記時間差/電圧変換回路
26に与えられる。
【0021】距離演算手段は、モニタ回路24、スター
ト信号発生回路25、ストップ信号発生回路22、時間
差/電圧変換回路26、アナログ/デジタル(A/D)
変換回路30、デジタル処理回路31から構成される。
時間差/電圧変換回路26では、同一レーザーパルスの
スタート信号とストップ信号とを関連づけ、両信号の時
間差(投光と受光との時間間隔)を計測する。この計測
された時間は、電圧信号に変換され、この電圧信号はア
ナログ/デジタル変換回路30でデジタル信号に変換さ
れてデジタル処理回路31へ送られる。
【0022】デジタル処理回路31は、時間差/電圧変
換回路26で計測された計測時間(光の飛行時間)に基
づいて、車軸検知装置11から路面45や車両等におけ
る反射位置までの距離を演算する。すなわち、走査角度
θで投射されたレーザーパルスが、投光から受光までに
時間2t(θ)を要したとすると、片道の計測時間はt
(θ)となるので、走査角度θの方向における車軸検知
装置11から反射点までの距離L(θ)は、 L(θ)=c・t(θ) となる。ただし、cは光の速度である。
【0023】一方、投光方向検知手段はロータリーエン
コーダ等のエンコーダ28によって構成されている。ポ
リゴンミラー15の回転角度は、エンコーダ28によっ
て検出されており、その検出信号はコントローラ29と
車軸判定部32とに出力されている。従って、車軸検知
手段を構成する車軸判定部32は、この検出信号からレ
ーザーパルスの出射方向(走査角度θ)を知ることがで
きる。
【0024】車軸判定部32においては、エンコーダ2
8の検知信号から算出されるレーザーパルス投光方向
と、デジタル処理回路31で演算された反射位置までの
距離を用い、それぞれのレーザーパルスの反射位置の分
布(照射パターン)を演算し、この分布より車両のタイ
ヤ(車軸)を判別し、その結果を入出力回路33に与え
る。入出力回路33は、この結果を外部装置とやり取り
する。
【0025】なお、コントローラ29、車軸判定部3
2、入出力回路33、距離演算手段を構成する各回路な
どは、マイクロコンピュータ(CPU)またはロジック
回路を用い実現できる。
【0026】次に、上記のような構成の車軸検知装置1
1(特に、車軸判定部32)において、タイヤを判別す
るための信号処理方法を説明する。図4(a)(b)
は、車軸検知装置11が路側43などに設置された状態
を示す斜視図及び正面図である。ここで、道路横断方向
をX軸方向とし、路面45に垂直な方向(鉛直方向)を
Y軸方向とし、道路42の伸びている方向(車両通過方
向)をZ軸方向とする。車軸検知装置11は、道路42
に対して正対するように(つまり、正面が道路横断方向
Xを向くように)設置されている。しかし、車軸検知装
置11から出射されるレーザーパルスは、図4(b)に
示すように照射窓16における走査方向46が鉛直方向
(Y軸方向)から傾いており、路面45に垂直な平面か
ら傾いた走査平面内で走査されるようになっている。さ
らに、路面45におけるレーザーパルスの走査方向も道
路横断方向Xに対して平行となっておらず、角度αだけ
斜めになっている。すなわち、レーザーパルスの走査平
面は、XY平面からX軸の回りに回転しており、さらに
Y軸の回りに角度αだけ回転している。なお、路面45
上におけるレーザーパルスの走査方向は道路横断方向X
と平行(α=0)となっていてもよい。
【0027】図5は、レーザーパルスの走査方向をより
正確に説明するための説明図であって、図5(a)
(b)はそれぞれ路側43等に設置された車軸検知装置
11の側面図及び正面図である。図4に示した例では、
路面45上におけるレーザーパルスの走査方向は、道路
横断方向Xに対してαだけ傾いていたが、説明を分かり
易くするため、以下においては、路面45上におけるレ
ーザーパルスの走査方向は道路横断方向Xと平行(α=
0)であって、レーザーパルスの走査平面はX軸の回り
に角度β(≠0)だけ回転しているとして説明する。投
光方向検知手段(エンコーダ28)が検出するレーザー
パルスの走査角度θは、鉛直平面に対してβだけ傾いた
走査平面内において、車軸検知装置11の前面を基準に
して計測され、車軸検知装置11の前面と平行に下方へ
向けてレーザーパルスが出射されているときの走査角度
をθ=0°とし、車軸検知装置11から前方へ走査され
ているときの走査角度θが+となるように設定されてい
る。また、対象物までの距離Lは、車軸検知装置11の
前面(照射窓16)を基準として計測される。これらは
車軸検知装置11を設置する際に調整され、距離L及び
走査角度θは絶対値として規定される。
【0028】いまn個のレーザーパルスが順次走査角度
θ、θ、…、θn−1で車軸検知装置11から出射
され、各レーザーパルスによって対象物検知点(光投射
点)までの距離L(θ)、L(θ)、…、L(θ
n−1)が検出されたとする。照射窓16からの光出射
点が走査角度にかかわらず一定であると仮定すると、θ
i(ただし、i=0、1、…、n−1)方向へ出射され
たレーザーパルスによる対象物検知点までのXYZ座標
距離X(θi)、Y(θi)、Z(θi)は、次の(1)
式、(2)式、(3)式で表される。 Xi=X(θi)=L(θi)・sinθi …(1) Yi=Y(θi)=H−L(θi)・cosβ・cosθi …(2) Zi=Z(θi)=L(θi)・sinβ・cosθi …(3) (ただし、i=0、1、…、n−1) ここで、Xiは車軸検知装置11の前面から測った水平
距離を表している。Yiは路面45から測った鉛直高さ
を表し、Hは照射窓16における路面45から測った出
射光高さを表している。Ziは照射窓16における光出
射点を通る鉛直平面(XY平面)から測ったZ軸方向距
離を表している。
【0029】図6(a)は車軸検知装置11の前方に位
置するタイヤ47に向けてレーザーパルスを走査させ、
対象物を検知している様子を表している。図6(b)は
図6(a)の状況において、各レーザーパルスの走査角
度θ、θ、…、θn−1と対象物検知点までの距離
L(θ)、L(θ)、…、L(θn−1)とを横軸
に走査角度、縦軸に距離をとり、各対象物検知点θi、
L(θi)のデータ分布をプロットしたものである。さ
らに、図6(c)は上記(1)式と(2)式により対象
物検知点をX座標及びY座標に変換し、横軸にX座標、
縦軸にY座標をとり、各対象物検知点Xi、Yiのデータ
分布をプロットしたものである。このようにXY座標系
に変換することにより、Xiはタイヤ47までの距離と
なり、Yiは路面45からの高さとなるので、後の処理
を簡単にすることができる。なお、Z座標Ziは重要で
ないので、ここでは捨象している。
【0030】図7(a)(b)、図8(a)(b)、図
9(a)(b)は上記のようにして検知対象物検知点を
θi、L(θi)系からXi、Yi系に変換した後、タイヤ
47と車体(ボディ)48と路面45とを判別する方法
を説明している。図7(a)はタイヤ47を検知してい
る場合を表しており、図7(b)のデータ分布図ではX
軸方向に沿ってプロットされた路面検出部分とY軸方向
に沿ってプロットされたタイヤ検出部分とがほぼ連続し
ている。図8(a)は車体48を検知している場合を表
しており、図8(b)のデータ分布図ではX軸方向に沿
ってプロットされた路面検出部分とY軸方向に沿ってプ
ロットされた車体検出部分との間に比較的大きな飛びが
ある。図9(a)は路面45を検知している場合を表し
ており、図9(b)のデータ分布図ではX軸方向に沿っ
てプロットされた路面検出部分のみとなっている。
【0031】図10に示すように、Y軸方向における路
面45(路面の凹凸)のデータ領域(路面領域)を 0≦Yi<Ygnd とし、タイヤ47が路面45に接地していると判断する
ためのデータ領域(接地領域)を Ygnd≦Yi<Ytyre とし、車体48が路面45から浮いていると判断するた
めのデータ領域(浮遊領域)を Ytyre≦Yi と設定しておけば、XY座標系におけるデータを得たと
き、そのデータの分布からタイヤ47(車軸)、車体4
8、路面45の3通りのいずれであるかを判定し、車軸
の有り/無しを判定することが可能になる。すなわち、
図9(b)のように路面領域にのみデータが存在し、接
地領域と浮遊領域にはデータが存在しない場合には、図
9(a)のように路面45を検知している状態で、車軸
無しと判定することができる。また、図8(b)のよう
に接地領域にはデータが存在せず、浮遊領域と路面領域
にのみデータが存在している場合には、図8(a)のよ
うに路面45から浮いた車体48を検知している状態
で、車軸無しと判定することができる。また、図7
(b)のように接地領域にデータが存在しており、接地
領域から浮遊領域にかけてデータが存在している場合に
は、図7(a)のようにタイヤ47を検出しており、車
軸有りと判定することができる。そして、タイヤ47の
検知数(車軸数)から車両44の台数または車種を判別
することができる。
【0032】次に、このような原理により車軸を検出す
る車軸検知装置11において、光の走査平面を鉛直方向
から傾けたことの意味を従来例と比較しながら説明す
る。従来はXY平面と平行な走査平面内でレーザー光が
走査されていた。本発明では、XY平面と平行な平面に
対してX軸の回りにβだけ傾いた走査平面内でレーザー
パルスを走査している。このためには、例えばポリゴン
ミラー15の回転軸をZ軸と平行な方向から傾けること
により走査平面を傾けてもよく、車軸検知装置11自体
をX軸の周りに傾けて設置してもよい。
【0033】従来の車軸検知装置では、レーザーパルス
は路面45に垂直なXY平面と平行な平面内で走査され
ていたので、図11(a)に示すように、タイヤ47の
接地部分にレーザーパルスが走査されている状態では、
レーザーパルスはタイヤ47のゴム部50とともにホイ
ール部49にも走査される。タイヤ47のゴム部50に
照射されたレーザーパルスは、ほぼ拡散反射により車軸
検知装置の受光部まで戻るが、ホイール部49が鏡面に
近い場合には、図11(b)に示すように、ホイール部
49で正反射したレーザーパルスは路面45に到達し、
路面45で拡散反射した光が再びホイール部49で正反
射し、受光部へ戻る。そのため、従来の車軸検知装置で
はホイール部49までの距離を測定できず、路面45の
虚像52までの距離を検出することになる。この結果、
XY座標系における検知点のデータは、図11(c)の
ようにゴム部50だけでY軸方向に立ち上がったパター
ンとなり、当該パターンのY座標最大値がYgndよりも
小さいと、車軸を検出することが不可能になる。
【0034】これに対し、本発明の車軸検知装置11の
ようにレーザーパルスの走査平面が路面45に垂直な方
向から適当な角度β(例えば、30度〜60度)だけ傾
いていると、タイヤ47の接地部分をレーザーパルスが
走査したとき、図12(a)に示すようにレーザーパル
スはホイール部49を避けてゴム部50に沿って走査さ
れるので、図12(b)に示すように各レーザーパルス
はゴム部50の上で拡散反射される。この結果、ホイー
ル部49で正反射されることなく、各レーザーパルスに
よってタイヤ47の位置が検知され、XY座標系におけ
る検知点のデータも図12(c)のようになり、車軸と
判定される。
【0035】また、従来の車軸検知装置のようにレーザ
ーパルスが路面45と垂直に走査されていると、図13
(a)に示すようにタイヤ47に沿ってレーザーパルス
が走査された場合と、車両44の下部に垂れ下がってい
る泥除け53に沿ってレーザーパルスが走査された場合
との判別が困難になる。すなわち、タイヤ47に沿って
レーザーパルスが走査されたときのXY座標系における
検知点のパターンは図13(b)に示すようになり、泥
除けに沿ってレーザーパルスが走査が走査されたときの
XY座標系における検知点のパターンは図13(c)に
示すようになり、その区別が付かないので、泥除けをタ
イヤ(車軸)と誤判定することがある。
【0036】これに対し、本発明の場合には、レ−ザー
パルスが斜めに走査されているので、タイヤ47にレー
ザーパルスが走査されている場合と泥除け53にレーザ
ーパルスが走査されている場合とを比較すると、図14
に示すように、泥除けに沿って走査されているレーザー
パルスの走査線の長さは、いずれも短いのに対して、タ
イヤ47に沿って走査されているレーザーパルスでは、
タイヤ47の接地箇所を通過するものでは、その走査線
の長さが長くなっている。図15(a)(b)は、タイ
ヤ47に沿って走査された、図14の54a、54bの
走査線に対応するXY座標系におけるパターンを表して
おり、いずれも接地領域を通過するパターンの長さが長
くなっている。これに対し、図16(a)(b)(c)
は、泥除けに沿って走査された、図17の55a、55
b、55cの走査線に対応するXY座標系におけるパタ
ーンを表しており、いずれも路面領域外のパターンの長
さは短い。従って、レーザーパルスを斜め照射していれ
ば、XY座標系においてほぼY軸方向に伸びている部分
の長さを所定のしきい値と比較することによってタイヤ
47と泥除けとを判別することができる。
【0037】図10は、XY座標系における検知点のパ
ターンから定量的にタイヤ47と泥除けとを判別する方
法を表している。前記のようにして接地領域から浮遊領
域にかけてデータが存在することによってタイヤ47を
車体48から判別した後、図10に示すようにY軸方向
に沿って接地領域から浮遊領域に延びている走査線(デ
ータ)の長さを求める。そのためには、接地領域にある
最もY座標の小さな点をAと、浮遊領域もしくは接地領
域における最もY座標の大きな点をBとを検索し、点A
の座標(XA、YA)と点Bの座標(XB、YB)から
点Aと点Bの距離Lengthを次式から演算する。 Length=√{(XA−XB)+(YA−YB)} …(4)
【0038】そして、この距離Lengthが所定のしきい
値Lthより大きいときには、対象物に(車両走行方向
の)幅があるのでタイヤ47であると判断し、しきい値
Lthより小さいときには、対象物に幅がないのでタイヤ
47でない(すなわち、泥除け等である)と判断する。
【0039】図17は車軸検知装置11において、上記
のようにして車軸を判定するための方法を表したフロー
図である。車軸検知装置11が動作を開始すると、1走
査においては、θ、θ、…、θn−1の方向へレー
ザーパルスが出射される。そして、車軸検知装置11
は、レーザーパルスの戻り光を受光することによって各
レーザーパルスにより検知された検知点までの距離L
(θ)、L(θ)、…、L(θn−1)を検出する
(ステップS1)。ついで、検知点のデータを(θi、
L(θi))[i=0、1、…、n−1]からXY座標
系(Xi、Yi)に変換する(ステップS2)。
【0040】車軸判定部32は、このXY座標系のデー
タ(Xi、Yi)に基づいて接地領域にデータがあるか、
すなわち、 Lgnd≦Yi<Ltyre となるデータが存在しているか否かを判定する(ステッ
プS3)。そして、接地領域にデータが存在していなけ
れば、車両44が存在せず路面45を検知しているか、
車両44の車体48を検知していると判断し、軸出力を
オフにする(ステップS10)。
【0041】また、ステップS3において、接地領域に
データが存在すると判断された場合には、さらに浮遊領
域にもデータが存在するか否か判定する(ステップS
4)。そして、浮遊領域にデータが存在していなけれ
ば、完全にタイヤ47を検知していない(すなわち、泥
除けやタイヤ47のごく一部を検知している)と判断
し、軸出力をオフにする(ステップS10)。
【0042】接地領域にも浮遊領域にもデータが存在し
ていると判断すると、ついで浮遊領域のY座標値がもっ
とも小さな点AとY座標値がもっとも大きな点Bを検索
し(ステップS5)、点A、Bが存在しているか否かを
判定する(ステップS6)。そして、点A、Bが存在し
ていなければ軸出力をオフにする(ステップS10)。
また、点A、Bが存在していれば、前記(4)式により
点A、B間の距離Lengthを算出し(ステップS7)、
距離Lengthがしきい値Lthより大きいか否かを判定す
る(ステップS8)。
【0043】この判定結果、点A、B間の距離Length
がしきい値Lthよりも大きければ、タイヤ47を検知し
ていると判断し、軸出力をオンにする(ステップS
9)。また、距離Lengthがしきい値Lthより小さけれ
ば、泥除け等を検知していると判断し、軸出力をオフに
する(ステップS10)。
【0044】
【発明の効果】本発明の車軸検知装置によれば、路面に
垂直な方向に対して傾けて光を走査させることにより、
ほぼタイヤの黒ゴム部分にのみ光を走査させた状態でタ
イヤの照射パターンを得ることができ、鏡面ホイールが
用いられているような場合でも確実にタイヤを検出する
ことができる。また、タイヤに光が走査された場合と泥
除け等に光が走査された場合とで異なる照射パターンを
得ることができるので、泥除け等をタイヤと誤認識する
恐れがきわめて小さくなる。よって、本発明によれば、
より確実にタイヤを判別できるようになり、車軸の検出
精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光学式車軸検知装置を説明する概略図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態による車軸検知装置を道路
の路側に設置した状態を示す図である。
【図3】同上の車軸検知装置の構成を示す回路ブロック
図である。
【図4】(a)(b)は、車軸検知装置を路側に設置し
た状態を示す斜視図及び正面図である。
【図5】(a)(b)レーザーパルスの走査方向を説明
する側面図及び正面図である。
【図6】(a)は車軸検知装置からタイヤに向けてレー
ザーパルスを走査している様子を表した図、(b)はそ
のときのレーザーパルスの走査角度と対象物検知点まで
の距離との関係を表したデータ分布図、(c)は対象物
検知点までのX座標とY座標の関係を表したデータ分布
図である。
【図7】XY座標系のデータ分布図に基づいてタイヤを
判別する原理を説明する図であって、(b)は(a)の
ようにタイヤに向けてレーザーパルスが照射されている
場合のデータ分布図である。
【図8】XY座標系のデータ分布図に基づいて車体を判
別する原理を説明する図であって、(b)は(a)のよ
うに車体に向けてレーザーパルスが照射されている場合
のデータ分布図である。
【図9】XY座標系のデータ分布図に基づいて路面を判
別する原理を説明する図であって、(b)は(a)のよ
うに路面に向けてレーザーパルスが照射されている場合
のデータ分布図である。
【図10】XY座標系のデータ分布図に基づいて検知対
象物の種類を判別する原理を詳細に説明する図である。
【図11】(a)は従来の車軸検知装置により鏡面ホイ
ールを有するタイヤにレーザーパルスを走査している様
子を示す図、(b)は鏡面ホイールによりレーザーパル
スが正反射されている状態を示す図、(c)はそのとき
のデータ分布図である。
【図12】(a)は本発明にかかる車軸検知装置により
鏡面ホイールを有するタイヤにレーザーパルスを走査し
ている様子を示す図、(b)はタイヤのゴム部でレーザ
ーパルスが拡散反射されている状態を示す図、(c)は
そのときのデータ分布図である。
【図13】(a)は従来の車軸検知装置によりタイヤと
泥除けとにレーザーパルスを走査している様子を示す
図、(b)はタイヤに走査されているレーザーパルスに
よるデータ分布図、(c)は泥除けに走査されているレ
ーザーパルスによるデータ分布図である。
【図14】本発明にかかる車軸検知装置によりタイヤと
泥除けとにレーザーパルスを走査している様子を示す図
である。
【図15】(a)(b)は図14においてタイヤに走査
されているレーザーパルスによるデータ分布図である。
【図16】(a)(b)(c)は図14において泥除け
に走査されているレーザーパルスによるデータ分布図で
ある。
【図17】本発明にかかる車軸検知装置により車軸を判
別するための処理手順を説明するフロー図である。
【符号の説明】
11 車軸検知装置 44 車両 45 路面 46 走査方向 47 タイヤ 48 車体 49 ホイール部 50 ゴム部 53 泥除け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を対象物の方向に向けて投射し、当該
    光を走査させる投光手段と、その反射光を受光する受光
    手段と、前記光の投受光に基づいて対象物までの距離を
    演算する距離演算手段と、前記投光手段により投射され
    た光の方向を検知する投光方向検知手段とを備えた車軸
    検知装置において、 前記投光手段により走査される光は、車両の通過する路
    面に垂直な平面から傾いた平面内で走査されることを特
    徴とする車軸検知装置。
  2. 【請求項2】 路面で反射されたと判断される光以外の
    うちで、最も路面に近い位置で反射された光の反射点と
    最も路面から遠い位置で反射された光の反射点との距離
    を演算し、当該距離に基づいて対象物がタイヤであるか
    否かを判定するようにしたことを特徴とする、請求項1
    に記載の車軸検知装置。
JP2000380706A 2000-12-14 2000-12-14 車軸検知装置 Expired - Lifetime JP3755402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000380706A JP3755402B2 (ja) 2000-12-14 2000-12-14 車軸検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000380706A JP3755402B2 (ja) 2000-12-14 2000-12-14 車軸検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002183881A true JP2002183881A (ja) 2002-06-28
JP3755402B2 JP3755402B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=18848837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000380706A Expired - Lifetime JP3755402B2 (ja) 2000-12-14 2000-12-14 車軸検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3755402B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012234251A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Mitsubishi Electric Corp 車両検出システムおよび車両検出方法
US8493238B2 (en) 2009-10-01 2013-07-23 Kapsch Trafficcom Ag Device and method for detecting wheel axles
US8497783B2 (en) 2009-10-01 2013-07-30 Kapsch Trafficcom Ag Device and method for determining the direction, speed and/or distance of vehicles

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293897A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Mitsubishi Electric Corp 車形判別装置
JPH11167694A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Omron Corp 車輪検出装置
JPH11232587A (ja) * 1998-02-16 1999-08-27 Omron Corp 検出装置、車両計測装置、車軸検出装置および通過料金算出装置
JP2000339586A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Omron Corp 車軸検出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293897A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Mitsubishi Electric Corp 車形判別装置
JPH11167694A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Omron Corp 車輪検出装置
JPH11232587A (ja) * 1998-02-16 1999-08-27 Omron Corp 検出装置、車両計測装置、車軸検出装置および通過料金算出装置
JP2000339586A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Omron Corp 車軸検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8493238B2 (en) 2009-10-01 2013-07-23 Kapsch Trafficcom Ag Device and method for detecting wheel axles
US8497783B2 (en) 2009-10-01 2013-07-30 Kapsch Trafficcom Ag Device and method for determining the direction, speed and/or distance of vehicles
JP2012234251A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Mitsubishi Electric Corp 車両検出システムおよび車両検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3755402B2 (ja) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5488518B2 (ja) 道路端検出装置、運転者支援装置、および道路端検出方法
US8724094B2 (en) Apparatus and method of recognizing presence of objects
US7650239B2 (en) Object recognition apparatus for motor vehicle
JP6195833B2 (ja) 改良されたレーザ距離センサ
JPH07225276A (ja) 車両用光レーダ装置
JPH0827352B2 (ja) 車両用先行車識別装置
JP3838418B2 (ja) 車両用測距装置
JPH11203588A (ja) 車種判別装置
JP4076196B2 (ja) 車幅計測方法及び装置
US20230065210A1 (en) Optical distance measuring device
JP7005994B2 (ja) 距離測定装置及び距離測定方法
JP2001319290A (ja) 車種判別方法および装置
JP2004184331A (ja) 車両用物体認識装置
JP3804418B2 (ja) 車軸検知装置
JP3606032B2 (ja) 車軸検出装置および通過料金算出装置
JP4033005B2 (ja) 車両用障害物検出装置
JP3755402B2 (ja) 車軸検知装置
JP4120430B2 (ja) 物体判別装置
JPH11167694A (ja) 車輪検出装置
JP2004272842A (ja) 車両検知装置および車両検知方法
JPH10105869A (ja) 車種判別装置
JP2000339586A (ja) 車軸検出装置
JP6825093B2 (ja) 動力車両のための検知装置、運転支援システム、動力車両、及び方法
JP2003203291A (ja) 車種判別装置
US7432490B2 (en) Method and apparatus for detecting an object in a motor vehicle environment

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3755402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140106

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term