JP2002183188A - 位置認証システム - Google Patents

位置認証システム

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JP2002183188A
JP2002183188A JP2000384938A JP2000384938A JP2002183188A JP 2002183188 A JP2002183188 A JP 2002183188A JP 2000384938 A JP2000384938 A JP 2000384938A JP 2000384938 A JP2000384938 A JP 2000384938A JP 2002183188 A JP2002183188 A JP 2002183188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置の位置を認証する位置認証システム
を提供する。 【解決手段】 端末装置Tでは取得手段1が位置情報を
取得し、送信手段4が位置情報を位置管理装置へ送信す
る。位置管理装置では保持手段が位置情報受信手段によ
り位置情報の受信が可能な端末装置の存在位置の情報を
保持し、位置情報受信手段が端末装置Tから位置情報を
受信し、認証手段が位置情報受信手段により受信した位
置情報の位置が位置情報受信手段により位置情報の受信
が可能な端末装置の存在位置に含まれる場合に受信した
位置情報が正当であると認証し、送信手段が認証結果の
情報を端末装置Tへ送信する。端末装置Tでは受信手段
4が位置管理装置から認証結果情報を受信し、取得した
位置情報が正当であると確認した場合に、処理手段6が
位置情報を用いて処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置と位置管
理装置とが情報を通信して当該端末装置により取得され
る位置の情報を認証する位置認証システムや、このよう
な認証を実現する端末装置や位置管理装置や、また、取
得される位置の情報を認証する端末装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】メモや写真などの情報を電子化して半導
体メモリなどに記憶登録させておき、これら登録情報を
必要に応じて検索して利用に供するための情報登録装置
や情報検索装置が多用されている。このような装置で
は、膨大な量の情報を登録しておくことができるため、
この膨大な登録情報の中から如何に効率的に情報を取り
出すかについて種々な発明がなされている。
【0003】例えば、特開平8−287143号公報に
記載された発明では、登録情報にその情報の発生日時と
発生場所の情報を付加して管理している。また、特開平
8−50594号公報に記載された発明では、住所録か
ら計算された緯度及び経度の情報と、装置の現在位置の
情報とを組み合わせて、適切な地図情報を検索して提供
している。
【0004】また、PEPYS("PEPYS: Generating Autobio
graphies by Automatic Tracking,"Proceedings of the
Second European Conference on Computer-Supported
Cooperative Work, Amsterdam, 1991年9月)に記載され
た発明では、端末装置の位置情報を特定し、そこでどの
ような活動が行われていたのかを推定して、日誌を自動
的に送付することにより、ユーザの位置を検出して記録
として残すようにしている。
【0005】また、近年、コンピュータ及びネットワー
クの発達により、世界中のどこの情報でも容易に取得す
ることができるようになった。しかしながら、簡単に情
報を得られることが、実際にその場に赴いて同じような
環境に身を置いてみようという意思を阻害している場合
が多い。すなわち、簡易に情報を取得できる便利さが、
却って様々な体験を得る機会を阻害していると見ること
もできる。
【0006】このような観点からすると、上記したよう
な情報登録や情報検索の装置は登録した情報の利用便利
を追及したものであり、実際に情報を登録した物理的な
環境に身を置いた場合にのみ登録情報を利用できるもの
ではなく、このような利用形態によって、実際にその場
へ行ってみようとする動機を阻害してしまっていた。
【0007】そこで、このような事情に鑑みて、実際に
情報を登録した物理的な環境に身を置いてみようとする
動機付けをユーザに対して行うことができ、ユーザに対
して登録情報に係る様々な体験を得る機会を提供するこ
とができる装置が開発されている。
【0008】例えば、特願2000−188838号に
記載された発明や特願2000−192732号に記載
された発明では、メモや写真などの情報をその登録の際
の環境を表す情報と共に登録する情報登録装置や、この
ようにして登録された情報を検索する情報検索装置など
が提供されており、例えば、特定の環境に置かれた場合
における個人の考えや感想等をその環境と対応付けて記
録登録しておき、後に、その環境に実際に置かれた場合
にのみその登録情報を検索することができる装置などが
実現されている。
【0009】また、特開平10−185609号公報に
記載された発明では、携帯情報機器が衛星を利用して自
己位置を検出し、検出した自己位置からローカル情報を
検索して選択的に出力することが行われている。また、
特開平9−113599号公報に記載された発明では、
利用者の現在位置が登録された場所に近づいたとき、或
いは、登録された場所から離れるときに、その場所です
べき行動があることを当該利用者に報知することなどが
行われている。
【0010】また、特開平11−15876号公報に記
載された発明では、位置情報で表すことのできる場所に
いるときに行われた処理の履歴を保存して、現在の位置
情報に合致する履歴を参照して当該位置情報に対応する
処理の内容を出力することや、或いは、現在の位置情報
に近い場所で行われた処理を履歴中から選び出してその
内容を出力することなどが行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定の
位置においてのみ情報の登録や検索などを可能とする端
末装置が使用される場合に、例えば当該端末装置により
取得される位置の情報に誤りがあると、上述したように
その位置に実際に身を置いたユーザにのみその位置に対
応した情報を共有させて当該情報の登録や検索などを行
わせるといったことが達成されなくなるといった不具合
が生じてしまい、また、例えばこのような位置の情報に
誤りがあると、当該位置に対応した情報に関してセキュ
リティ上の問題が発生してしまうこともあるといった不
具合が生じてしまう。このため、端末装置がユーザによ
り使用されるに際して、当該端末装置が本当にその端末
装置により取得される位置情報に対応した位置に存する
か否かを確認することが必要となる。
【0012】ここで、端末装置により取得される位置情
報に誤りが生じてしまう場合としては、例えば端末装置
に誤動作が生じてしまった場合が考えられるほか、例え
ば不正なユーザが端末装置により取得される位置情報を
改ざんしてしまうといった場合も考えられる。すなわ
ち、通常、位置情報は緯度や経度といった簡単な数値で
表現することが可能であるため、例えば実際には或る位
置に存しないユーザがその端末装置により取得される位
置情報を改ざんしてその位置に存するかのごとく当該位
置に対応した情報の登録や検索などを行ってしまうこと
(いわゆる、なりすまし)も考えられ、このような不正
なユーザを排除することは非常に重要となる。
【0013】本発明は、このような従来の事情に鑑みな
されたもので、端末装置により取得される位置の情報の
正当性を認証することができ、これにより、例えば本当
にその位置に存する端末装置(を携帯するユーザ)によ
ってのみその位置に対応した情報の登録や検索などを可
能とすることができる位置認証システムや端末装置や位
置管理装置などを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る位置認証システムでは、次のようにし
て、端末装置により取得される位置の情報を位置管理装
置により認証する。すなわち、端末装置では、位置情報
取得手段が位置の情報を取得し、位置情報送信手段が取
得した位置情報を位置管理装置に対して送信する。一
方、位置管理装置では、端末位置情報保持手段が位置情
報受信手段により位置情報を受信することが可能な端末
装置の存在位置の情報を保持しており、位置情報受信手
段が端末装置から送信される位置情報を受信し、認証手
段が端末位置情報保持手段の保持内容に基づいて、位置
情報受信手段により受信した位置情報に対応した位置が
当該位置情報受信手段により位置情報を受信することが
可能な端末装置の存在位置に含まれる場合に、受信した
位置情報が正当なものであることを認証し、認証結果情
報送信手段が認証手段の認証結果の情報を端末装置に対
して送信する。そして、端末装置では、認証結果情報受
信手段が位置管理装置から送信される認証結果情報を受
信し、処理手段が受信した認証結果情報に基づいて、取
得した位置情報が正当なものであることを確認した場合
に、当該位置情報を用いて処理を実行する。
【0015】従って、端末装置により取得される位置の
情報を位置管理装置により認証することができ、これに
より、或る位置に本当に存する端末装置によってのみそ
の位置の情報を用いて処理を実行することを可能とする
ことができる。
【0016】ここで、位置の情報としては、種々な情報
が用いられてもよく、例えば緯度や経度の情報などを用
いることができる。また、位置情報取得手段としては、
種々なものが用いられてもよく、好ましい態様として、
例えばグローバル・ポジショニング・システム(GP
S:Global Positioning System)の受信機を用いるこ
とができる。また、端末装置と位置管理装置との間の情
報通信は、例えば無線の回線を用いて行われてもよく、
例えば有線の回線を用いて行われてもよい。
【0017】また、位置管理装置の位置情報受信手段に
より位置情報を受信することが可能な端末装置の存在位
置の情報としては、端末装置がいずれの位置に存すれば
当該位置情報受信手段により端末装置からの位置情報を
受信することが可能であるかを特定するような情報が用
いられる。具体的には、このような情報としては、例え
ば端末装置と位置管理装置の位置情報受信手段との間で
無線通信が行われる場合には当該位置情報受信手段によ
り無線通信することが可能な端末装置の位置の情報が用
いられ、また、例えば端末装置と位置管理装置の位置情
報受信手段との間で有線通信が行われる場合には当該位
置情報受信手段により有線通信するための有線回線(ケ
ーブル)と端末装置とを接続するためのコネクタが設置
される位置の情報が用いられる。
【0018】なお、位置管理装置の位置情報受信手段に
より位置情報を受信することが可能な端末装置の存在位
置としては、例えば幅をもった位置範囲が用いられても
よく、例えば(幅をもたない)一点の位置が用いられて
もよい。具体的には、例えば端末装置と位置管理装置の
位置情報受信手段との間で無線通信が行われる場合には
当該位置情報受信手段により無線通信することが可能な
位置は幅をもったもの(位置範囲)となり、また、例え
ば端末装置と位置管理装置の位置情報受信手段との間で
有線通信が行われる場合には上記したコネクタが固定的
に設置されていればその設置位置は一点の位置となる。
【0019】また、位置管理装置の位置情報受信手段に
より受信した位置情報に対応した位置が当該位置情報受
信手段により位置情報を受信することが可能な端末装置
の存在位置に含まれる場合としては、例えば端末装置と
当該位置情報受信手段との間で無線通信が行われるとき
については当該位置情報受信手段により無線通信するこ
とが可能な位置に端末装置が存するような場合が該当
し、また、例えば端末装置と位置管理装置の位置情報受
信手段との間で有線通信が行われるときについては当該
位置情報受信手段により有線通信するための有線回線
(ケーブル)と端末装置とを接続するためのコネクタが
設置された位置に端末装置が存するような場合が該当す
る。
【0020】また、位置管理装置の認証結果情報送信手
段としては、例えば位置情報が正当なものであることが
認証された場合にのみ当該認証結果の情報を端末装置に
対して送信する手段が用いられてもよく、また、例えば
位置情報が不正なものであることが判定された場合にも
当該認証結果の情報を端末装置に対して送信する手段が
用いられてもよい。
【0021】また、端末装置の処理手段により実行され
る処理としては、種々な処理が用いられてもよく、例え
ば位置情報に関連付けて情報を登録する処理や、位置情
報に対応した情報を検索する処理や、位置情報に対応し
た暗号化された情報を解除(解読)する処理や、位置情
報に対応した情報をネットワークを介して他の装置から
受信する(ダウンロードする)処理などを用いることが
できる。
【0022】また、端末装置では、処理手段により処理
を実行するに当たって取得される位置情報が正当なもの
であることが確認されることを必要としているが、例え
ば或る所定の処理についてはこのような確認がなくとも
実行が可能である一方、他の所定の処理についてはこの
ような確認がなければ実行ができないような構成を用い
ることもできる。なお、このような構成では、位置情報
が正当なものであることが確認されないと実行ができな
い処理が、本発明に言う端末装置の処理手段により実行
される処理に該当する。
【0023】また、本発明に係る位置認証システムで
は、次のようにして、端末装置が取得した位置の情報を
位置管理装置から受信した情報に基づいて認証する。す
なわち、位置管理装置では、端末位置情報送信手段が当
該手段により情報を送信することが可能な端末装置の存
在位置の情報を端末装置に対して送信する。一方、端末
装置では、位置情報取得手段が位置の情報を取得し、端
末位置情報受信手段が位置管理装置から送信される端末
位置情報を受信し、認証手段が取得した位置情報に対応
した位置が受信した端末位置情報に対応した端末装置の
存在位置に含まれる場合に、取得した位置情報が正当な
ものであることを認証し、処理手段が認証手段の認証結
果に基づいて、取得した位置情報が正当なものであるこ
とを確認した場合に、当該位置情報を用いて処理を実行
する。
【0024】従って、端末装置により取得される位置の
情報を位置管理装置から受信される端末位置情報に基づ
いて当該端末装置により認証することができ、これによ
り、或る位置に本当に存する端末装置によってのみその
位置の情報を用いて処理を実行することを可能とするこ
とができる。
【0025】ここで、位置管理装置の端末位置情報送信
手段により情報を送信することが可能な端末装置の存在
位置の情報としては、上記と同様に、端末装置がいずれ
の位置に存すれば当該端末位置情報送信手段により端末
装置へ情報を送信することが可能であるかを特定するよ
うな情報が用いられる。また、上記と同様に、具体的に
は、このような情報としては、例えば端末装置と位置管
理装置の端末位置情報送信手段との間で無線通信が行わ
れる場合には当該端末位置情報送信手段により無線通信
することが可能な端末装置の位置の情報が用いられ、ま
た、例えば端末装置と位置管理装置の端末位置情報送信
手段との間で有線通信が行われる場合には当該端末位置
情報送信手段により有線通信するための有線回線(ケー
ブル)と端末装置とを接続するためのコネクタが設置さ
れる位置の情報が用いられる。
【0026】また、本発明に係る位置認証システムで
は、次のようにして、端末装置が取得した位置の情報を
位置管理装置から受信した情報に基づいて認証する。す
なわち、位置管理装置では、識別情報送信手段が識別情
報を端末装置に対して送信する。一方、端末装置では、
端末位置情報保持手段が位置管理装置の識別情報送信手
段から送信される識別情報を受信することが可能な端末
装置の存在位置の情報を保持しており、位置情報取得手
段が位置の情報を取得し、識別情報受信手段が位置管理
装置の識別情報送信手段から送信される識別情報を受信
し、認証手段が端末位置情報保持手段の保持内容に基づ
いて、取得した位置情報に対応した位置が受信した識別
情報を受信することが可能な端末装置の存在位置に含ま
れる場合に、取得した位置情報が正当なものであること
を認証し、処理手段が認証手段の認証結果に基づいて、
取得した位置情報が正当なものであることを確認した場
合に、当該位置情報を用いて処理を実行する。
【0027】従って、端末装置により取得される位置の
情報を位置管理装置から受信される識別情報に基づいて
当該端末装置により認証することができ、これにより、
或る位置に本当に存する端末装置によってのみその位置
の情報を用いて処理を実行することを可能とすることが
できる。
【0028】ここで、識別情報としては、例えば位置管
理装置に備えられた識別情報送信手段を識別する情報が
用いられ、位置管理装置に複数の識別情報送信手段が備
えられる場合には例えば各識別情報送信手段毎に異なる
識別情報が用いられる。なお、位置管理装置に一つの識
別情報送信手段のみが備えられる場合には、識別情報と
しては、当該位置管理装置を識別する情報を用いること
も可能である。
【0029】また、位置管理装置の識別情報送信手段か
ら送信される識別情報を受信することが可能な端末装置
の存在位置の情報としては、上記と同様に、端末装置が
いずれの位置に存すれば端末装置により当該識別情報送
信手段からの識別情報を受信することが可能であるかを
特定するような情報が用いられる。また、上記と同様
に、具体的には、このような情報としては、例えば端末
装置と位置管理装置の識別情報送信手段との間で無線通
信が行われる場合には当該識別情報送信手段との間で無
線通信することが可能な端末装置の位置の情報が用いら
れ、また、例えば端末装置と位置管理装置の識別情報送
信手段との間で有線通信が行われる場合には当該識別情
報送信手段により有線通信するための有線回線(ケーブ
ル)と端末装置とを接続するためのコネクタが設置され
る位置の情報が用いられる。
【0030】また、本発明に係る位置認証システムで
は、次のようにして、端末装置により取得される位置の
情報を位置管理装置により認証する。すなわち、端末装
置では、GPS受信手段がグローバル・ポジショニング
・システム(GPS)の衛星から送信される衛星識別子
情報及び時刻情報を受信し、位置算出手段が受信した衛
星識別子情報及び時刻情報に基づいて位置を算出し、こ
れに際して、衛星情報送信手段が位置算出手段により用
いられる衛星識別子情報及び時刻情報を位置管理装置に
対して送信する。一方、位置管理装置では、衛星有効情
報記憶手段が衛星識別子情報と時刻情報との有効な組合
せを記憶しており、衛星情報受信手段が端末装置から送
信される衛星識別子情報及び時刻情報を受信し、認証手
段が衛星有効情報記憶手段の記憶内容に基づいて、受信
した衛星識別子情報及び時刻情報の組が有効な組合せで
ある場合に、当該衛星識別子情報及び当該時刻情報が正
当なものであることを認証し、認証結果情報送信手段が
認証手段の認証結果の情報を端末装置に対して送信す
る。そして、端末装置では、認証結果情報受信手段が位
置管理装置から送信される認証結果情報を受信し、処理
手段が受信した認証結果情報に基づいて、位置算出手段
により用いられる衛星識別子情報及び時刻情報が正当な
ものであることを確認した場合に、当該位置算出手段に
より算出される位置の情報を用いて処理を実行する。
【0031】従って、端末装置において位置の算出に用
いられる衛星識別情報及び時刻情報を位置管理装置によ
り認証することで、当該端末装置により取得される位置
の情報を認証することができ、これにより、或る位置に
本当に存する端末装置によってのみその位置の情報を用
いて処理を実行することを可能とすることができる。
【0032】なお、通常、GPSでは、複数の人工衛星
から送信される情報をGPS受信機が受信して、当該G
PS受信機が当該受信情報に基づいて当該GPS受信機
の位置を算出することが行われ、当該受信情報には、各
衛星を識別する情報である衛星識別子情報や、各衛星か
ら情報を送信した時刻を示す情報である時刻情報が含ま
れる。そして、このような衛星識別子情報や時刻情報
は、GPS受信機の位置を算出するための素データとし
て用いられる。
【0033】ここで、端末装置により衛星識別子情報及
び時刻情報を位置管理装置へ送信する処理や、端末装置
により位置管理装置からの認証結果情報を受信する処理
は、例えば当該衛星識別子情報及び当該時刻情報に基づ
いて位置を算出する処理の前に行われてもよく、例えば
当該処理の後に行われてもよく、例えば当該処理と並行
して行われてもよい。
【0034】また、衛星識別子情報と時刻情報との有効
な組合せは、GPSの使用状況に応じて定められ、具体
的には、例えば或る位置に存する端末装置により或る時
刻に情報を受信することが可能な衛星は限定されるた
め、このような時刻の情報とこのような衛星の識別子の
情報とを有効な組合せとする。なお、本発明では、例え
ば端末装置の位置の情報についても端末装置から位置管
理装置へ送信して認証に用いるようにすることも可能で
あるが、端末装置の位置については端末装置が位置管理
装置と通信可能であるといった点で特定することがで
き、また、GPSでは位置が比較的広範囲で変化しても
衛星識別子情報と時刻情報との有効な組合せは変わらな
いため、端末装置の位置を考慮しなくとも衛星識別子情
報と時刻情報とに基づいて端末装置により取得される位
置情報を認証することが可能である。
【0035】また、本発明に係る端末装置では、次のよ
うにして、取得される位置の情報を認証する。すなわ
ち、衛星有効情報記憶手段が衛星識別子情報と時刻情報
との有効な組合せを記憶し、GPS受信手段がグローバ
ル・ポジショニング・システム(GPS)の衛星から送
信される衛星識別子情報及び時刻情報を受信し、位置算
出手段が受信した衛星識別子情報及び時刻情報に基づい
て位置を算出し、これに際して、認証手段が衛星有効情
報記憶手段の記憶内容に基づいて、位置算出手段により
用いられる衛星識別子情報及び時刻情報の組が有効な組
合せである場合に、当該衛星識別子情報及び当該時刻情
報が正当なものであることを認証し、処理手段が認証手
段の認証結果に基づいて、位置算出手段により用いられ
る衛星識別子情報及び時刻情報が正当なものであること
を確認した場合に、当該位置算出手段により算出される
位置の情報を用いて処理を実行する。
【0036】また、本発明では、上記で示したような位
置認証システムに備えられる端末装置を提供する。具体
的には、本発明に係る端末装置では、次のようにして、
取得した位置情報を用いて処理を実行する。すなわち、
位置情報取得手段が位置の情報を取得し、情報送信手段
が取得される位置に関する情報を位置管理装置に対して
送信し、認証結果情報受信手段が送信した情報の認証結
果の情報を位置管理装置から受信し、処理手段が受信し
た認証結果情報に基づいて、取得される位置に関する情
報が正当なものであることを確認した場合に、取得され
る位置情報を用いて処理を実行する。
【0037】ここで、端末装置により取得される位置に
関する情報としては、上記で示したように、例えば位置
情報取得手段により取得される位置の情報や、例えばG
PSによる位置の算出に用いられる衛星識別子情報及び
時刻情報などを用いることができる。
【0038】また、本発明に係る端末装置では、次のよ
うにして、取得した位置情報を用いて処理を実行する。
すなわち、位置情報取得手段が位置の情報を取得し、基
準情報受信手段が取得される位置に関する情報を認証す
る際の基準となる情報を位置管理装置から受信し、認証
手段が受信した基準情報に基づいて、取得される位置に
関する情報の正当性を認証し、処理手段が認証手段の認
証結果に基づいて、取得される位置に関する情報が正当
なものであることを確認した場合に、取得される位置情
報を用いて処理を実行する。
【0039】ここで、端末装置により取得される位置に
関する情報を認証する際の基準となる情報としては、上
記で示したように、例えば位置管理装置に備えられた通
信手段との間で情報を通信することが可能な端末装置の
存在位置の情報や、例えば位置管理装置に備えられた通
信手段の識別情報や、例えばGPSに関する衛星識別子
情報と時刻情報との有効な組合せの情報などを用いるこ
とができる。
【0040】また、他の例として、端末装置を携帯して
いるユーザが乗っているバス等の乗物に備えられた位置
情報取得手段により取得される位置情報を基準情報とし
て用いることもでき、この場合には、例えば、当該乗物
ではその内部に収容された端末装置に対して当該乗物に
より取得される位置情報を送信し、当該端末装置では当
該乗物から受信した位置情報に基づいて当該端末装置の
位置情報取得手段により取得される位置情報を認証す
る。
【0041】同様に、他の例として、基地局装置から送
信される当該基地局装置の位置の情報を基準情報として
用いることもでき、この場合には、例えば、当該基地局
装置ではその通信可能位置範囲に収容された端末装置に
対して当該基地局装置の位置情報を送信し、当該端末装
置では当該基地局装置から受信した位置情報に基づいて
当該端末装置の位置情報取得手段により取得される位置
情報を認証する。
【0042】また、本発明では、上記で示したような位
置認証システムに備えられる位置管理装置を提供する。
具体的には、本発明に係る位置管理装置では、次のよう
にして、端末装置により取得される位置に関する情報を
認証する。すなわち、情報受信手段が端末装置により取
得される位置に関する情報を当該端末装置から受信し、
認証手段が端末装置から受信した情報(位置に関する情
報)の正当性を認証し、認証結果情報送信手段が認証手
段の認証結果の情報を端末装置に対して送信する。な
お、端末装置では、取得した位置の情報を用いて処理を
実行することが行われる。
【0043】ここで、端末装置から受信する位置に関す
る情報としては、上記で示したように、例えば端末装置
の位置情報取得手段により取得される位置の情報や、例
えば端末装置においてGPSによる位置の算出に用いら
れる衛星識別子情報及び時刻情報などを用いることがで
きる。
【0044】なお、本発明では、以上のように、端末装
置により取得される位置情報を認証する位置認証システ
ムなどを提供するが、例えば更に位置情報に対応した情
報に対する料金の支払い状況に応じて端末装置の処理手
段による処理の実行を許可或いは不許可とするようなこ
とも可能である。
【0045】具体的には、このような構成を採用した場
合、端末装置では、特定情報送信手段が位置情報取得手
段により取得した位置情報に対応した情報を特定可能と
する情報を位置管理装置に対して送信する。一方、位置
管理装置では、特定情報受信手段が端末装置から送信さ
れる特定情報を受信し、情報処理許否決定手段が受信し
た特定情報により特定される情報に対する料金の支払い
状況に基づいて、当該情報の処理を端末装置に許可する
か否かを決定し、決定結果情報送信手段が情報処理許否
決定手段の決定結果の情報を端末装置に対して送信す
る。そして、端末装置では、決定結果情報受信手段が位
置管理装置から送信される決定結果情報を受信し、処理
手段が受信した決定結果情報に基づいて、取得した位置
情報に対応した情報の処理が許可されたことを確認した
場合に、当該位置情報を用いて当該位置情報に対応した
情報の処理を実行する。
【0046】ここで、端末装置の特定情報送信手段によ
り送信される特定情報としては、端末装置の位置情報取
得手段により取得した位置情報に対応した情報を特定す
ることができるものであれば、種々な情報が用いられて
もよく、例えば端末装置の位置情報取得手段により取得
した位置情報に対応した情報の識別子情報などを特定情
報として用いることができる。
【0047】また、位置管理装置の決定結果情報送信手
段としては、例えば位置情報に対応した情報の処理を端
末装置に対して許可する場合にのみ当該決定結果の情報
を端末装置に対して送信する手段が用いられてもよく、
また、例えば位置情報に対応した情報の処理を端末装置
に対して不許可とする場合にも当該決定結果の情報を端
末装置に対して送信する手段が用いられてもよい。
【0048】ここで、以上では、端末装置により取得さ
れる位置の情報を外部の位置管理装置により認証する構
成や、端末装置により取得される位置の情報を当該端末
装置により認証する構成を示したが、通常は、端末装置
自体で認証を行う場合と比べて、外部の位置管理装置で
認証を行う場合の方が信頼性は高くなる。また、一例と
して、端末装置との間で情報を無線通信する基地局装置
と、当該基地局装置を介して端末装置との間で情報を通
信するサーバ装置から位置管理装置を構成したような場
合には、通常は、端末装置自体で認証を行う場合と比べ
て、基地局装置で認証を行う場合の方が信頼性は高くな
り、更に、この場合と比べて、サーバ装置で認証を行う
場合の方が信頼性は高くなる。
【0049】また、例えば端末装置のGPS受信機によ
り取得される位置情報に対応した位置が当該端末装置と
の間で無線通信する基地局装置の通信可能位置範囲に含
まれている場合に当該位置情報が正当なものであること
を認証する認証の仕方では、基地局装置の通信可能位置
範囲が比較的広いことに対してGPS受信機により取得
される位置情報が比較的正確であるという利点と、GP
S受信機により取得される位置情報が比較的改ざんされ
易いことに対して基地局装置の通信可能位置範囲に関す
る情報が比較的改ざんされづらいという利点との両方の
利点を活用することができる。
【0050】また、本発明では、例えば端末装置の処理
手段により処理が実行される度毎に当該端末装置により
取得される位置情報を認証するような態様を用いること
ができるばかりでなく、例えば予め設定された場合にの
み端末装置により取得される位置情報を認証するような
態様を用いることもでき、このような態様では、端末装
置の処理手段により処理が実行される度毎に認証を行う
場合と比べて、認証処理の回数を低減して認証処理にか
かる時間を低減することが可能である。具体的には、例
えば端末装置の電源がオフからオンへ切り替えられた場
合にのみ認証を行う態様や、例えば所定の期間毎に認証
を行う態様や、例えばユーザや位置管理装置などにより
端末装置に対して指示があった場合にのみ認証を行う態
様などを用いることができる。
【0051】また、本発明では、以上に示したような端
末装置による処理の実行や位置管理装置による位置認証
の方法を提供する。本発明に係る処理実行方法では、次
のようにして、端末装置により取得される位置の情報を
認証して取得される位置情報を用いて処理を実行する。
すなわち、グローバル・ポジショニング・システムの衛
星から送信される衛星識別子情報及び時刻情報を受信
し、受信した衛星識別子情報及び時刻情報に基づいて位
置を算出するに際して、衛星識別子情報と時刻情報との
有効な組合せを記憶する衛星有効情報記憶手段の記憶内
容に基づいて位置算出に用いられる衛星識別子情報及び
時刻情報の組が有効な組合せである場合に当該衛星識別
子情報及び当該時刻情報が正当なものであることを認証
し、当該認証結果に基づいて位置算出に用いられる衛星
識別子情報及び時刻情報が正当なものであることを確認
した場合に算出される位置の情報を用いて処理を実行す
る。
【0052】また、本発明に係る処理実行方法では、次
のようにして、端末装置により取得した位置情報を用い
て処理を実行する。すなわち、位置の情報を取得するに
際して、取得される位置に関する情報を位置管理装置に
対して送信し、送信した情報の認証結果の情報を位置管
理装置から受信し、受信した認証結果情報に基づいて取
得される位置に関する情報が正当なものであることを確
認した場合に取得される位置情報を用いて処理を実行す
る。
【0053】また、本発明に係る処理実行方法では、次
のようにして、端末装置により取得した位置情報を用い
て処理を実行する。すなわち、位置の情報を取得するに
際して、取得される位置に関する情報を認証する際の基
準となる情報を位置管理装置から受信し、受信した基準
情報に基づいて取得される位置に関する情報の正当性を
認証し、当該認証結果に基づいて取得される位置に関す
る情報が正当なものであることを確認した場合に取得さ
れる位置情報を用いて処理を実行する。
【0054】また、本発明に係る位置認証方法では、次
のようにして、取得した位置の情報を用いて処理を実行
する端末装置により取得される位置に関する情報を認証
する。すなわち、端末装置により取得される位置に関す
る情報を当該端末装置から受信し、端末装置から受信し
た情報の正当性を認証し、当該認証結果の情報を端末装
置に対して送信する。
【0055】また、本発明では、以上に示したような端
末装置による処理の実行や位置管理装置による位置認証
を実現するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供
することができる。一例として、本発明に係る記憶媒体
では、コンピュータに実行させるプログラムを当該コン
ピュータの入力手段が読取可能に記憶しており、当該プ
ログラムは、位置の情報を取得する処理と、取得される
位置に関する情報を位置管理装置に対して送信する処理
と、送信した情報の認証結果の情報を位置管理装置から
受信する処理と、受信した認証結果情報に基づいて取得
される位置に関する情報が正当なものであることを確認
した場合に取得される位置情報を用いて処理を実行する
処理とを当該コンピュータに実行させる。
【0056】次に、本発明に係る位置認証システムや端
末装置や位置管理装置を適用することが可能な好ましい
装置例として、情報登録装置や情報検索装置の一例を示
す。情報登録装置では、例えば、ユーザにより入力され
る登録情報と、当該入力時における(1又は複数の)環
境の情報とを関連付けて登録して記憶手段により保持す
る。具体的には、情報登録装置では、ユーザがメモ、写
真、音声コメント等といった断片的な登録情報を入力す
るための入力パッド、カメラ、マイク等の入力手段を備
えるとともに、登録時における位置、高度、速度、温
度、湿度、時間等の当該装置外部の環境の情報を取得す
るグローバル・ポジショニング・システム(GPS)、
高度計、速度計、温度計、湿度計、時計等の環境情報取
得手段を備える。
【0057】なお、一例として、GPSから提供される
経度、緯度、高度、速度、時計から提供される日付、時
刻、温度計から提供される気温、湿度計から提供される
湿度、などを環境の情報として用いることが可能であ
り、また、これらに限られず、例えば、気圧、風量・風
向、音の強度・周波数、光量・紫外線量・赤外線量、放
射線量、その他化学的分析手法や科学的分析手法で取得
される数値などを環境情報として用いることも可能であ
る。
【0058】ここで、登録情報と環境情報とを関連付け
る仕方としては、例えば1対1で対応付ける仕方や、例
えば(一部又は全部の)環境の情報に幅を持たせたもの
(環境属性)と登録情報とを対応付ける仕方や、例えば
このような環境属性(環境範囲)の識別情報(代表値)
と登録情報とを対応付ける仕方などを用いることができ
る。また、情報登録装置では、例えばその環境にいる時
にのみ登録が可能な構成ばかりでなく、いつでもどこで
も(任意の時間や任意の場所で)登録情報と環境情報と
を関連付けて登録することが可能な構成とすることもで
きる。
【0059】なお、このような登録時の環境範囲を検索
時に要求される環境範囲(検索環境範囲)と比べて小さ
く設定すると、例えば環境情報の値に多少の誤差が生じ
てしまうような場合であっても実際の環境に合った登録
情報の検索が行われることを実現することができ、ま
た、例えばユーザの環境(検索時の環境)が変化するよ
うな場合であっても環境の変化に応じたスムーズな情報
検索が行われることを実現することができ、また、例え
ば登録情報の検索処理が簡易にかつ高速に行われること
を実現することができる。
【0060】一例として、(登録時における)最小の環
境範囲の大きさとしては、環境情報取得手段により取得
される環境情報の値の精度程度に設定されるのが好まし
く、例えば現在の補正処理を行わないGPSの精度は
(日本近辺における緯度や経度について)10m(0.
3秒〜0.4秒)程度であるため、このシステムを用い
た場合には(日本近辺における緯度や経度について)3
m(0.1秒)程度の大きさの位置範囲を最小の位置範
囲として用いるのが好ましい。ここで、“秒”は「××
×度△△分○○.○秒」の秒を示している。
【0061】情報検索装置では、例えば、検索指示入力
(例えば検索起動命令の入力や、検索キー(キーワー
ド)の入力や、検索範囲の入力や、電源オンなど)があ
った場合に、当該入力時における環境の情報に基づいて
当該環境情報に対応した登録情報を検索して、当該検索
結果を提示する。ここで、提示の仕方としては、例えば
情報を画面に表示出力する仕方や、情報をプリンタによ
り印刷出力する仕方や、情報をスピーカから音声出力す
る仕方などを用いることができる。
【0062】また、検索のための環境情報として、例え
ば(一部又は全部の)環境の情報に幅を持たせたもの
(環境条件)を用いることもできる。この場合、検索環
境範囲の大きさを、例えばユーザにより指定すること
や、例えば予め設定することができる。また、この場
合、検索環境範囲に含まれる各環境範囲毎に検索された
情報を提示することもできる。
【0063】以上のように、情報登録装置や情報検索装
置では、例えば環境情報と登録情報とを1対1で対応付
けておいて環境情報をキーとして登録情報を検索するこ
とや、例えば環境属性と登録情報とを対応付けておいて
環境情報をキーとして登録情報を検索することや、例え
ば環境情報と登録情報とを対応付けておいて環境条件を
キーとして登録情報を検索することや、例えば環境属性
と登録情報とを対応付けておいて環境条件をキーとして
登録情報を検索することなどができる。また、例えば情
報登録装置と情報検索装置とを一体化して情報登録検索
装置として構成することも可能である。
【0064】また、例えばユーザにより携帯して移動す
ることが可能な端末装置と、登録情報を管理等する管理
装置とを別体として設けて、情報登録装置や情報検索装
置を構成することも可能である。このような構成では、
端末装置がその環境の情報を取得して、取得した環境情
報と登録情報とを関連付けて管理装置へ送信して登録す
ることや、取得した環境情報を管理装置へ送信して当該
管理装置から返信される当該環境情報に対応した登録情
報を受信して提示することなどが行われる。また、端末
装置と管理装置とは例えば無線により(なお、有線であ
ってもよい)通信する。
【0065】また、例えば1つの管理装置で様々な環境
に対応した登録情報を一括管理することもでき、或い
は、例えば各位置毎に当該位置に対応した登録情報を記
憶する(別の)管理装置を設置することもできる。
【0066】また、情報の検索の仕方としては、例えば
管理装置側で情報を検索(選別)する構成とすることも
可能であり、例えば端末装置側で情報を検索する構成と
することも可能であり、また、例えば管理装置側で或る
程度の範囲で情報を検索するとともに端末装置側で当該
或る程度の範囲の情報の中から更に細かく情報を検索す
る構成とすることも可能である。
【0067】また、例えば登録情報を管理する管理部
と、無線通信を行う1又は複数の無線通信部(例えば無
線基地局装置のようなもの)とから管理装置を構成する
こともでき、このような構成では、一例として、管理部
と無線通信部とが離隔して設置されて、無線通信部が端
末装置との間で情報を無線通信するとともに、当該情報
を管理部が無線通信部との間で有線或いは無線により通
信する。
【0068】また、端末装置では、例えば本体と位置情
報取得手段(例えばGPS)部分とを着脱可能な別体と
して構成することもでき、或いは、位置情報取得手段部
分を本体(当該端末装置)に内蔵した構成とすることも
できる。なお、GPSが用いられる場合には、ユーザの
頭部や肩の上方にGPS受信機を配置すると、衛星から
のGPS電波を当該GPS受信機により受け易くなって
好ましい。
【0069】また、位置の情報を取得する仕方として
は、例えば上記のようなGPSの装置を用いた仕方のほ
かに、例えばPHS(Personal Handy phone System)
等の基地局装置から無線送信される(例えば当該基地局
装置の)位置の情報を受信して当該位置情報を取得する
仕方もある。上述のように、本発明では、このような基
地局装置の位置情報を用いて端末装置により取得される
位置情報を認証する構成を含んでいる。
【0070】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例を図面を参照
して説明する。なお、以下に示す実施例では、本発明に
係る位置認証システムを位置情報に対応した情報を移動
端末装置により提示する情報処理システムに適用した場
合を示し、この情報処理システムには、本発明に言う端
末装置に相当する移動端末装置と、本発明に言う位置管
理装置を構成する基地局装置及びサーバ装置が備えられ
ている。
【0071】まず、以下に示す実施例に共通な本例の情
報処理システムに備えられる移動端末装置や基地局装置
やサーバ装置の構成例を示す。図1には、本例の移動端
末装置Tの構成例を示してあり、この移動端末装置Tは
例えばユーザにより携帯されて或いはユーザに装着され
て移動が可能なものである。
【0072】同図に示されるように、本例の移動端末装
置Tは、当該移動端末装置Tの位置の情報を取得する位
置情報取得部1と、当該移動端末装置T内に登録情報を
保持することやサーバ装置Sから提供される情報などを
一時的にキャッシュしておくことを行う(移動端末)情
報単位群保持部2と、情報単位群保持部2に保持される
登録情報が暗号化されている場合にその暗号を解除する
暗号解除部3と、基地局装置B1〜BNとの間で無線に
より情報を通信する(移動端末)通信部4と、位置情報
の正当性や料金の支払いの終了等の条件を判断した結果
に基づいて登録情報を提示するか否かを判断する位置正
当性判別部5と、例えばディスプレイ画面等に登録情報
を提示する情報提示部6とから構成されている。
【0073】また、図2には、本例の基地局装置B1〜
BN及び本例のサーバ装置Sの構成例を示してある。な
お、本例では、N個(Nは複数)の基地局装置B1〜B
Nがインターネット等のネットワークPを介してサーバ
装置Sと接続されている。また、これらN個の基地局装
置B1〜BNの構成は同様であるため、同図では、1つ
の基地局装置B1のみについてその具体的な構成例を示
してある。
【0074】同図に示されるように、本例の基地局装置
B1は、当該基地局装置B1に固有な識別子の情報を保
持する基地局識別子情報保持部11と、移動端末装置T
との間で無線により情報を通信することやサーバ装置S
との間でネットワークPを介して情報を通信することを
行う(基地局)通信部12とから構成されている。ま
た、上述のように、他の基地局装置B2〜BNについて
も同様な構成を有している。
【0075】ここで、各基地局装置B1〜BNはそれぞ
れ所定の地域を通信可能な位置範囲としてカバーするよ
うにシステムの使用状況等に応じて必要数分配置されて
おり、また、各基地局装置B1〜BNにはそれぞれ異な
る基地局識別子の情報が設定されている。なお、各基地
局装置B1〜BNの通信可能位置範囲としては、例えば
基地局装置間で重複する位置範囲を有していてもよく、
或いは、このような重複する位置範囲を有していなくと
もよい。
【0076】また、同図に示されるように、本例のサー
バ装置Sは、各基地局装置B1〜BNとの間でネットワ
ークPを介して情報を通信する(サーバ)通信部21
と、移動端末装置Tに提供するための登録情報を保持す
る(サーバ)情報単位群保持部22と、各基地局装置B
1〜BNの基地局識別子情報と当該各基地局装置B1〜
BNがカバーする地域(通信可能位置範囲)との対応関
係を保持する基地局位置情報保持部23と、移動端末装
置Tのユーザ(利用者)毎或いは登録情報毎の支払状況
を管理する支払情報保持部24と、GPSの衛星から受
信される衛星識別子情報及び時刻情報の有効な組合せを
記憶する素データ判断基準情報保持部25と、移動端末
装置Tに対して登録情報を配信するか否かを判断する情
報単位送出判別部26とから構成されている。
【0077】次に、第1実施例として、サーバ装置Sか
ら移動端末装置Tに対して情報を配信し、当該移動端末
装置Tにより当該情報を提示する処理の具体例を示す。
更に詳しくは、本例では、移動端末装置Tのユーザが当
該移動端末装置Tの位置に対応した登録情報の提示を要
求し、且つ、当該登録情報に対する料金の支払いが終了
等しており、且つ、その位置に移動端末装置Tが存在す
ることが認証されて位置の正当性が保証された場合にの
み、サーバ装置Sから情報を配信して移動端末装置Tに
より当該情報を提示する。
【0078】図3には、このような処理の手順の一例を
示してある。すなわち、まず、移動端末装置Tのユーザ
が当該移動端末装置Tを操作して、当該移動端末装置T
の現在位置にどのような情報が対応付けられているかの
概況を提示するように指示を行う(ステップS1)。す
ると、移動端末装置Tでは、位置情報取得部1が、現在
において当該移動端末装置Tが存在している位置をGP
S等の装置を用いて取得する(ステップS2)。
【0079】次に、移動端末装置Tでは、位置正当性判
別部5が、位置情報取得部1により算出されて取得され
た位置の情報に基づいて、予め情報単位群保持部2にキ
ャッシュされている情報を検索し(ステップS3)、そ
の位置に割り当てられている登録情報を抽出してその概
況を情報提示部6により提示する(ステップS4)。な
お、検索の際には、例えば移動端末装置Tの現在位置と
緯度及び経度が全く同じ位置に対応した登録情報を抽出
してもよく、或いは、例えば或る程度の範囲を定めて、
移動端末装置Tの現在位置を中心とした当該範囲内の位
置に対応した登録情報を抽出してもよい。
【0080】ここで、図4には、移動端末装置Tの情報
単位群保持部2に保持される情報単位の一例を示してあ
る。同図に示されるように、各情報単位は、各情報単位
の識別情報(本例では、ID番号)を格納するID部3
1と、各情報単位の名称を格納する名前部32と、各情
報単位のテキスト情報の内容や各情報単位と関連付けら
れた位置情報(本例では、緯度や経度)の内容を格納す
る内容部33と、各情報単位に付与されたキーワードや
各情報単位に関連した画像情報のファイル識別子を格納
するキーワード部34とから構成されている。
【0081】本例では、同図に示したID番号=074
82に該当する「ヒラタクワガタ」というタイトルの情
報が移動端末装置Tにより検索されて抽出されたものと
して説明を行う。この場合、移動端末装置Tの情報提示
部6では、上述のように、この時点では、抽出された情
報の全てではなく、その情報の概況をユーザに対して提
示し、具体的には、例えばその情報に含まれるテキスト
情報のみを概況としてユーザに対して提示する。
【0082】ここで、図5には、情報提示部6により提
示される情報単位の概況の一例を示してある。同図に示
されるように、例えば移動端末装置Tの画面には、情報
単位の名称を表示する名前エリア41や、情報単位のテ
キスト情報の内容や位置情報の内容を表示する内容エリ
ア42や、情報単位の画像情報を表示する画像エリア4
3や、情報単位に付与されたキーワードの情報を表示す
るキーワードエリア44や、検索された情報単位の名称
を検索結果として表示する検索結果表示エリア45が設
けられる。
【0083】そして、同図の画面例では、検索された複
数の情報単位の名称が検索結果表示エリア45に表示さ
れており、これら複数の情報単位の中で選択された情報
単位の名称が名前エリア41に表示されており、当該情
報単位のテキスト情報の内容や位置情報の内容が内容エ
リア42に表示されており、当該情報単位に付与された
キーワードの情報がキーワードエリア44に表示されて
いる。また、同図の画面例では、情報単位の検索を指示
するための情報単位検索ボタン51が表示されていると
ともに、概況が提示された情報単位に関して更に詳細な
情報を取得することを指示するための情報取得ボタン5
2が画像エリア43に表示されている。
【0084】このような情報取得ボタン52が表示され
ることで、ユーザは、概況が提示された情報単位に関し
て更に詳細な情報がサーバ装置S上にあることを把握す
ることができ、この場合に、ユーザは情報取得ボタン5
2を押すことで、更に詳細な情報を取得するように移動
端末装置Tに対して指示を行うことができる(ステップ
S5)。
【0085】上記した情報取得ボタン52が押される
と、移動端末装置Tでは、位置正当性判別部5が、サー
バ装置Sに対して詳細な情報の送信を要求するための取
得コマンドを、通信部4を通じて、当該通信部4と通信
可能な例えば基地局装置B1に対して無線により送付す
る(ステップS6)。
【0086】ここで、図6には、移動端末装置Tからサ
ーバ装置Sに対して送信される取得コマンドの一例を示
してある。同図に示されるように、この取得コマンドに
は、移動端末装置Tにより取得された緯度や経度の情報
と、当該コマンドの内容を示す情報と、取得を要求する
情報のファイル識別子の情報と、位置認証及び経路認証
及び購入認証のそれぞれが必要であるか否かを指示する
情報と、当該取得コマンドの通信経路を示す基地局識別
子の情報と、認証状態の情報とが格納される。
【0087】具体的には、同図に示した取得コマンドで
は、緯度が「N−35−42−56−9」であり、経度
が「E−139−44−03−0」であり、コマンドの
内容が情報の「取得」の要求であり、取得を要求する情
報が「hirata_kuwagata_23430
3.jpg」というファイル識別子の画像情報であり、
位置認証及び経路認証及び購入認証がすべて必要
(「要」)であり、基地局識別子の情報は格納されてお
らず、認証状態が処理前であることが示されている。
【0088】次に、基地局装置B1では、通信部12が
移動端末装置Tからの取得コマンドを無線通信により受
け取り、受け取った取得コマンドに基地局識別子情報保
持部11に保持されている基地局識別子情報を付加し
て、当該付加後の取得コマンドをネットワークPを通じ
てサーバ装置Sに対して送付する(ステップS7)。
【0089】ここで、図7には、基地局識別子情報が付
加された取得コマンドの一例を示してある。同図に示し
た取得コマンドでは、上記図6に示した取得コマンドの
基地局識別子欄に当該取得コマンドを受信した基地局装
置B1の基地局識別子情報「02361」が付加されて
おり、また、認証状態が処理中であることが示されてい
る。
【0090】次に、サーバ装置Sでは、通信部21が基
地局装置B1からの取得コマンドを受け取り、情報単位
送出判別部26が、情報単位群保持部22に保存されて
いる登録情報を参照して、当該取得コマンドが正当な端
末位置からの要求であるか否かを判別する(ステップS
8)。
【0091】ここで、図8には、サーバ装置Sの情報単
位群保持部22に保存されている登録情報の一例を示し
てある。同図に示されるように、各登録情報では、ファ
イル識別子の情報と、緯度の情報と、経度の情報と、価
格の情報とが対応付けられており、また、当該ファイル
識別子に対応した画像情報が情報単位群保持部22に保
持されている。
【0092】上記した位置認証処理(ステップS8)で
は、このような登録情報に含まれる緯度や経度から成る
位置情報とファイル識別子との組合せと、取得コマンド
に含まれる緯度や経度から成る位置情報とファイル識別
子との組合せとが一致するか否かを判定することで、一
致する場合には当該組合せが正しいことを判定する一
方、一致しない場合には当該組合せが不正であることを
判定する。
【0093】例えば、上記した位置認証の結果(ステッ
プS8)、位置とファイル識別子との組合せが不正であ
った場合には、サーバ装置Sから要求元の移動端末装置
Tに対して不正なアクセスである旨を示す拒絶情報を送
信することで、当該移動端末装置Tの情報提示部6に当
該拒絶情報を提示し(ステップS16)、本例に係る処
理が終了される。ここで、図9には、移動端末装置Tの
情報提示部6により提示される拒絶情報の一例を示して
あり、拒絶情報ウインドウ61の中に「現在の位置では
取得できない情報です」という旨が拒絶情報として表示
されている。
【0094】一方、上記した位置認証の結果(ステップ
S8)、位置とファイル識別子との組合せが正当であっ
た場合には、サーバ装置Sでは、次に、情報単位送出判
別部26が通信経路の妥当性を判断する経路認証処理を
行う(ステップS9)。具体的には、この経路認証処理
では、基地局装置B1から受け取った上記図7に示した
取得コマンドから基地局識別子情報を取り出し、取り出
した基地局識別子情報と当該取得コマンドに含まれる位
置情報との組合せと、基地局位置情報保持部23に保存
されている基地局電波有効範囲情報の表により示される
基地局識別子と有効範囲との組合せとを照らし合わせる
ことで、移動端末装置Tにより要求される情報に対応し
た位置が、取得コマンドに含まれる基地局識別子に対応
した基地局装置の電波が届く有効範囲内にあるか否かを
判別する。
【0095】ここで、図10には、サーバ装置Sの基地
局位置情報保持部23に保持される基地局電波有効範囲
情報の一例を示してある。同図に示されるように、この
基地局電波有効範囲情報の表では、各基地局装置B1〜
BNの基地局識別子の情報と、各基地局装置B1〜BN
により無線通信することが可能な緯度に関する有効範囲
の情報と、各基地局装置B1〜BNにより無線通信する
ことが可能な経度に関する有効範囲の情報とが対応付け
られている。
【0096】上記した経路認証処理(ステップS9)で
は、このような基地局電波有効範囲情報を参照して、移
動端末装置Tからの取得コマンドに含まれる緯度や経度
が、当該取得コマンドに含まれる基地局識別子に対応し
た基地局装置により無線通信することが可能な緯度や経
度の有効範囲に含まれるか否かを判定することで、当該
取得コマンドに含まれる緯度や経度と基地局識別子との
組合せが正当であるか否かを判定する。
【0097】例えば、上記した経路認証の結果(ステッ
プS9)、移動端末装置Tからの取得コマンドに含まれ
る基地局識別子が当該取得コマンドに含まれる位置に対
しては本来電波の届かない基地局装置(例えば基地局装
置B2〜BN)を介してサーバ装置Sへ伝送されたこと
を示していた場合には、サーバ装置Sでは、情報単位送
出判別部26が例えば上記図9に示したのと同様な拒絶
情報を用いて不正なアクセスである旨を移動端末装置T
の情報提示部6に提示し(ステップS16)、本例に係
る処理が終了される。
【0098】一方、上記した経路認証の結果(ステップ
S9)、取得コマンドに含まれる緯度や経度と基地局識
別子との組合せが妥当なものであった場合には、次に、
サーバ装置Sでは、情報単位送出判別部26が、情報単
位群保持部22に保持される上記図8に示した登録情報
を参照して、取得コマンドにより要求される情報が有料
なものであるか否かを判定する(ステップS10)。
【0099】この判定の結果、取得コマンドにより要求
される情報が有料な情報であった場合には、サーバ装置
Sでは、情報単位送出判別部26が次のような課金処理
を実行して、当該情報がユーザにより購入されることを
認証する。すなわち、この課金処理では、まず、移動端
末装置Tの情報提示部6に支払要求を提示する(ステッ
プS11)。ここで、図11には、移動端末装置Tの情
報提示部6により提示される支払要求の一例を示してあ
り、支払要求ウインドウ71の中に料金(「料金 30
円」)が表示されており、また、購入ボタン72やキャ
ンセルボタン73が表示されている。
【0100】次に、この課金処理では、移動端末装置T
のユーザによる支払確認があったか否かを判別し(ステ
ップS12)、例えば、ユーザがキャンセルボタン73
を押して支払いを受け入れない場合には、当該移動端末
装置Tの情報提示部6によりユーザに対してアクセスで
きない旨を示すアクセス不可通知を提示し(ステップS
17)、本例に係る処理が終了される。ここで、図12
には、移動端末装置Tの情報提示部6により提示される
アクセス不可通知の一例を示してあり、アクセス不可通
知ウインドウ81の中に「またのご利用をお待ちしてお
ります」という旨がアクセス不可通知として表示されて
いる。
【0101】一方、上記した支払確認において、ユーザ
が購入ボタン72を押して支払いを受け入れた場合に
は、支払情報保持部24に保持されているユーザ毎の支
払情報に基づいて購入に係る情報(移動端末装置Tから
の取得コマンドにより要求される情報)に対する課金処
理を行って、当該情報に対する料金の決済を行う。
【0102】ここで、図13には、サーバ装置Sの支払
情報保持部24に保持される支払情報として、ユーザ毎
の支払状況を管理する支払情報の一例を示してある。同
図に示されるように、この支払情報では、各移動端末装
置Tを使用する各ユーザの識別子の情報と、電子マネー
などといった料金の支払方法及びそれに関する識別番号
(No.)の情報と、利用限度額の情報と、利用済額の
情報と、利用可能額(=利用限度額−利用済額)の情報
とが対応付けられている。そして、或るユーザにより情
報が購入されると、当該情報の価格が利用済額に加算さ
れるとともに、当該価格が利用可能額から減算される。
【0103】なお、図14には、サーバ装置Sの支払情
報保持部24に保持される支払情報の他の例として、登
録情報毎の支払状況を管理する支払情報の一例を示して
ある。同図に示されるように、この支払情報では、各登
録情報のファイル識別子の情報と、各登録情報に対する
料金を支払ったユーザの識別子の情報とが対応付けられ
ている。ここで、このような支払情報を用いた場合に
は、各登録情報毎にいずれのユーザによる料金の支払い
が完了しているかを判別することが可能である。そし
て、例えば取得コマンドにより要求される情報に対する
料金の支払いが当該取得コマンドを送信した移動端末装
置Tのユーザにより既に完了していることが確認可能な
場合には、上記したような課金処理(ステップS11、
ステップS12、ステップS17)を省略して、以下に
示すような情報提示処理を開始することが可能である。
【0104】次に、上記のような課金処理により購入認
証が行われると、サーバ装置Sでは、情報単位送出判別
部26が、情報単位群保持部22に保存されている登録
情報の中から取得コマンドにより要求される画像情報を
取得し(ステップS13)、取得した画像情報を通信部
21を通じて要求元の移動端末装置Tに対して送出する
(ステップS14)。送出された画像情報は、ネットワ
ークPを経由し、基地局装置B1の通信部12により中
継されて、当該通信部12から要求元の移動端末装置T
に対して無線送信される。
【0105】次に、要求元の移動端末装置Tでは、通信
部4が基地局装置B1からの画像情報を無線受信し、位
置正当性判別部8が当該画像情報を提示するために必要
な全ての条件がクリアされたことを最終確認した上で、
当該画像情報を情報提示部6により提示し(ステップS
15)、本例に係る処理が終了される。
【0106】ここで、図15には、移動端末装置Tの情
報提示部6により提示される画像情報を含んだ情報単位
の一例を示してあり、上記図5に示されるのと同様な表
示内容(情報単位の検索結果や、特定の情報単位の名称
やそのテキスト等の内容やそのキーワード)に加えて、
当該情報単位の画像情報が画像エリア43に表示されて
いる。また、同図の画面例では、情報単位を登録するた
めの情報単位登録ボタン53も表示されている。
【0107】なお、以上に示した本例に係る処理では、
移動端末装置Tと基地局装置B1〜BNとの間で無線に
より通信を行う構成を用いたが、例えば移動端末装置を
有線のネットワークに接続して当該移動端末装置と基地
局装置とを当該ネットワークを介して通信可能に接続す
る構成を用いることも可能である。具体的には、このよ
うに有線の通信を用いる構成では、例えば、移動端末装
置を有線のネットワークに接続するためのコネクタ端末
を備え、当該コネクタ端末の識別子と当該コネクタ端末
の設置位置との関係をサーバ装置(に備えられる基地局
位置情報保持部23と同様な記憶部)に保存しておき、
当該関係に基づいて端末装置Tにより取得される位置の
正当性を判別する。
【0108】次に、第2実施例として、移動端末装置T
の情報単位群保持部2に保持される情報が暗号化されて
いる場合に、当該移動端末装置Tにより当該情報の暗号
を解除して当該情報を提示する処理の具体例を示す。更
に詳しくは、本例では、移動端末装置Tのユーザが当該
移動端末装置Tの位置に対応した登録情報の提示を要求
し、且つ、当該登録情報に対する料金の支払いが終了等
しており、且つ、その位置に移動端末装置Tが存在する
ことが認証されて位置の正当性が保証された場合にの
み、移動端末装置Tにより当該登録情報の暗号を解除し
て当該情報を提示する。
【0109】図16には、このような処理の手順の一例
を示してある。なお、本例では,上記第1実施例の図3
を参照して示した処理と同様な処理については、簡略的
に説明する。すなわち、まず、移動端末装置Tのユーザ
が当該移動端末装置Tを操作して、当該移動端末装置T
の現在位置に対応してどのような情報があるかの概況を
提示するように指示を行う(ステップS21)。
【0110】すると、移動端末装置Tでは、位置情報取
得部1が当該移動端末装置Tが現在存在している位置を
GPS等の装置を用いて取得し(ステップS22)、取
得された位置に基づいて、位置正当性判別部5が、予め
情報単位群保持部2に上記図4に示したような形態でキ
ャッシュされている情報を検索し(ステップS23)、
その位置に割り当てられている登録情報を抽出して当該
情報の概況を情報提示部6により提示する(ステップS
24)。
【0111】ここで、本例では、上記第1実施例の場合
と同様に、例えば上記図4に示したID=07482に
該当する「ヒラタクワガタ」というタイトルの情報が検
索されて抽出されたとして、以下の説明を行う。
【0112】次に、上記図5に示したように概況情報中
に情報取得ボタン52が表示されると、移動端末装置T
のユーザは、この情報に詳細情報があることを把握する
ことができ、これに応じて、当該情報取得ボタン52を
押して詳細情報を取得するように指示を行う(ステップ
S25)。すると、移動端末装置Tでは、位置正当性判
別部5が、サーバ装置Sに対して経路認証を要求するた
めの経路認証要求コマンドを、通信部4を通じて、当該
通信部4と通信可能な例えば基地局装置B1に対して無
線により送付する(ステップS26)。
【0113】ここで、図17には、移動端末装置Tから
サーバ装置Sに対して送信される経路認証要求コマンド
の一例を示してあり、この経路認証要求コマンドには例
えば上記図6に示した取得コマンドと同様な幾つかの情
報が格納される。具体的には、同図に示した経路認証要
求コマンドでは、緯度が「N−35−42−56−9」
であり、経度が「E−139−44−03−0」であ
り、コマンドの内容が「経路認証」の要求であり、取得
を要求する情報(ファイル)はなく、位置認証は不要で
あり、経路認証は必要(「要」)であり、購入認証は不
要であり、基地局識別子の情報は格納されておらず、認
証状態が処理前であることが示されている。
【0114】次に、基地局装置B1では、通信部12が
移動端末装置Tからの経路認証要求コマンドを受け取
り、基地局識別子情報保持部11に保持されている基地
局識別子情報を当該経路認証要求コマンドに付加して、
当該付加後の経路認証要求コマンドをネットワークPを
通じてサーバ装置Sに対して送付する(ステップS2
7)。
【0115】ここで、図18には、基地局識別子情報が
付加された経路認証要求コマンドの一例を示してある。
同図に示した経路認証要求コマンドでは、上記図17に
示した経路認証要求コマンドの基地局識別子欄に当該経
路認証要求コマンドを受信した基地局装置B1の基地局
識別子情報「02361」が付加されており、また、認
証状態が処理中であることが示されている。
【0116】次に、サーバ装置Sでは、通信部21が基
地局装置B1からの経路認証要求コマンドを受け取り、
情報単位送出判別部26が、通信経路の妥当性を判断す
る経路認証処理を行う(ステップS28)。この経路認
証処理では、例えば上記第1実施例の場合と同様な処理
が行われ、具体的には、経路認証要求コマンドから緯度
や経度の情報と基地局識別子の情報とを取り出し、これ
らの組合せと基地局位置情報保持部23に上記図10に
示したような形態で保存されている基地識別子と緯度や
経度の有効範囲との組合せとを照らし合わせて、経路認
証要求コマンドに含まれる緯度や経度の情報に対応した
位置が、当該経路認証要求コマンドに含まれる基地局識
別子の情報に対応した基地局装置の電波が届く緯度や経
度の有効範囲内にあるか否かを判別する。
【0117】このような経路認証の結果(ステップS2
8)、例えば、経路認証要求コマンドに含まれる緯度や
経度の情報に対応した位置では本来電波を受信すること
ができない基地局装置の基地局識別子の情報が当該経路
認証要求コマンドに含まれていた場合には、サーバ装置
Sでは、情報単位送出判別部26が、ネットワークPや
基地局装置B1を通じて、不正なアクセスであることを
示す経路認証結果通知コマンドを拒絶情報として要求元
の移動端末装置Tに対して送信する(ステップS3
5)。
【0118】ここで、図19には、不正なアクセスであ
ることを示す経路認証結果通知コマンドの一例を示して
あり、この経路認証結果通知コマンドでは、上記図18
に示した基地局識別子欄が通信経路識別子欄へ変更され
て、当該通信経路識別子欄に実際に通信経路として用い
られた基地局装置の基地局識別子の情報「03013」
が示されるとともに、認証状態が「不正」であったこと
が示されている。
【0119】また、移動端末装置Tでは、通信部4が上
記のような不正アクセスを示す経路認証結果通知コマン
ドを受け取ると、位置正当性判別部5が、例えば上記図
9に示したのと同様な画面内容により、不正アクセスで
ある旨を示す拒絶情報を情報提示部6により提示し(ス
テップS36)、本例に係る処理が終了される。
【0120】一方、上記のような経路認証の結果(ステ
ップS28)、経路認証要求コマンドに含まれる緯度や
経度の情報と基地局識別子の情報との組合せが正当な組
合せであった場合には、サーバ装置Sでは、情報単位送
出判別部26が、経路が正当であることが認証されたこ
とを示す経路認証結果通知コマンドを通信部21を通じ
て移動端末装置Tに対して送付する(ステップS2
9)。
【0121】ここで、図20には、経路が正当であるこ
とが認証されたことを示す経路認証結果通知コマンドの
一例を示してあり、この経路認証結果通知コマンドで
は、上記図18に示した基地局識別子欄が通信経路識別
子欄へ変更されて、当該通信経路識別子欄に実際に通信
経路として用いられた基地局装置B1の基地局識別子の
情報「02361」が示されるとともに、認証状態が
「正当」であったことが示されている。
【0122】このように経路が正当であることが認証さ
れた場合には、次に、サーバ装置Sでは、情報単位送出
判別部26が、情報単位群保持部22に保持されている
上記図8に示したような登録情報を参照して、移動端末
装置Tにより提示が要求されている情報が有料なもので
あるか否かを判定し(ステップS30)、有料なもので
ある場合には、例えば上記第1実施例で示したのと同様
な課金処理を行って(ステップS31、ステップS3
2、ステップS37)、購入認証を行う。
【0123】具体的には、この課金処理では、まず、移
動端末装置Tの情報提示部6により上記図11に示した
ような支払要求を提示する(ステップS31)。次に、
この課金処理では、移動端末装置Tのユーザによる支払
確認を判別し(ステップS32)、例えば、ユーザが支
払いを受け入れない場合には、移動端末装置Tの情報提
示部6に上記図12に示したようにアクセスできない旨
を提示して(ステップS37)、本例に係る処理が終了
される。
【0124】一方、上記の支払確認において、ユーザが
支払いを受け入れた場合には、支払情報保持部24に上
記図13に示したような形態で保持されているユーザ毎
の支払情報に基づいて課金を行って、情報に対する料金
の決済を行う。なお、上記第1実施例で述べたように、
例えば上記図14に示されるような各登録情報毎の支払
状況に基づいて情報に対する料金の支払が終了している
ことが判別可能な場合には、上記したような課金処理
(ステップS31、ステップS32、ステップS37)
を省略して、以下に示すような情報提示処理を開始する
ことが可能である。
【0125】次に、上記のような課金処理により購入認
証が行われると、サーバ装置Sにより暗号化情報の暗号
解除が許可され、これに応じて、移動端末装置Tでは、
暗号解除部3が、情報単位保持部2に暗号化されて保存
されている画像情報の暗号を解除した後に(ステップS
33)、暗号を解除した当該画像情報を例えば上記図1
5に示したように情報提示部6により提示し(ステップ
S34)、本例に係る処理が終了される。
【0126】ここで、図21には、移動端末装置Tの情
報単位群保持部2に保持される暗号化された画像情報9
1の一例を示してあり、この画像情報91は、当該情報
単位群保持部2に保持される登録情報に含まれるファイ
ル識別子により指定されている。なお、移動端末装置T
の情報単位群保持部2に保持される登録情報の形態は、
例えば上記図8に示した登録情報の形態と同様である。
【0127】なお、本例では、比較的簡易な暗号処理メ
カニズムを用いた場合の例を示したが、例えば移動端末
装置Tにより提示する情報のセキュリティの重要性に応
じて、本例よりも複雑な暗号処理メカニズムを使用する
ことも可能である。
【0128】次に、第3実施例として、移動端末装置T
による位置の算出に用いられる素データが正当なもので
あるか否かを認証する処理の具体例を示す。ここで、上
記第1実施例や上記第2実施例では、基地局装置B1〜
BNの設置位置等に基づいて移動端末装置Tにより取得
される位置の正当性を保証したが、本例では、このよう
な位置を算出する際に用いられる素データを認証するこ
とで、位置の正当性を保証する。なお、本例の移動端末
装置TではGPS受信機を用いて位置の算出を行い、こ
のような位置の算出に際して、GPSの衛星から受信し
た衛星識別子情報及び時刻情報を素データとして用い
る。
【0129】図22には、このような処理の手順の一例
を示してある。すなわち、まず、移動端末装置Tでは、
位置情報取得部1が、当該移動端末装置Tが現在存在し
ている位置の情報をGPS受信機を用いて取得する(ス
テップS41)。なお、GPS受信機で位置を取得する
場合には、通常、地球周囲を高速に移動する複数のGP
S衛星のうち、当該GPS受信機の位置で電波を受信す
ることが可能な特定の衛星から発せられる電波を受信し
て位置を算出する。
【0130】また、移動端末装置Tでは、上記のような
位置の算出に際して、衛星から送信される衛星識別子情
報及び時刻情報を素データとして受信しており、次に、
位置正当性判別部5が、位置情報取得部1により取得し
た位置の情報と共に当該位置の算出に用いた素データの
情報を含む経路認証要求コマンドを、通信部4を通じ
て、当該通信部4と通信可能な例えば基地局装置B1を
介してサーバ装置Sに対して送信する(ステップS4
2)。
【0131】ここで、図23には、素データの情報を含
む経路認証要求コマンドの一例を示してある。同図に示
されるように、この経路認証要求コマンドには、移動端
末装置Tにより取得された緯度や経度の情報と、移動端
末装置TによりGPS衛星から取得された送信時刻や衛
星識別子(使用衛星)の情報と、当該コマンドの内容を
示す情報と、取得を要求する情報のファイル識別子の情
報と、位置認証及び経路認証及び購入認証のそれぞれが
必要であるか否かを指示する情報と、通信経路を示す基
地局識別子の情報と、認証状態の情報とが格納される。
【0132】具体的には、同図に示した経路認証要求コ
マンドでは、緯度が「N−35−42−56−9」であ
り、経度が「E−139−44−03−0」であり、衛
星からの送信時刻が「PM 3:43:22 JST
(Japan Standard Time:日本標準時)」であり、衛星
識別子が「03、08、12、16」の4つであり、コ
マンドの内容が「経路認証」の要求であり、取得を要求
する情報(ファイル)はなく、位置認証は不要であり、
経路認証は必要(「要」)であり、購入認証は不要であ
り、通信経路識別子の情報は格納されておらず、認証状
態の情報は格納されていないことが示されている。
【0133】次に、サーバ装置Sでは、通信部21が基
地局装置B1を介して移動局装置Tからの経路認証要求
コマンドを受信すると、情報単位送出判別部26が、素
データ判断基準情報保持部25に保存されている素デー
タの判断基準情報を参照して、受信した経路認証要求コ
マンドに含まれる時刻情報及び衛星識別子情報と当該判
断基準情報とを比較し、当該経路認証要求コマンドに含
まれる時刻情報及び衛星識別子情報の正当性を判定する
(ステップS43)。
【0134】ここで、図24には、サーバ装置Sの素デ
ータ判断基準情報保持部25に保持される素データの判
断基準情報の一例を示してある。同図に示されるよう
に、この判断基準情報では、GPSに備えられた各衛星
の識別子の情報“01”、“02”、“03”、…と、
移動端末装置Tにより各衛星からの電波を受信すること
が可能な時刻(有効時間)の情報とが対応付けられてい
る。具体例として、衛星識別子が“01”である衛星か
らの電波は、“AM 3:22〜AM 5:23”及び
“PM 3:22〜PM 6:22”に移動端末装置T
により受信することが可能である。また、本例では、移
動端末装置Tが日本に存するとして、日本周辺における
GPS衛星の有効時間を使用した場合を示してある。
【0135】上記した経路認証要求コマンドに含まれる
時刻情報及び衛星識別子情報の正当性の判定処理(ステ
ップS43)は、具体的には、当該時刻情報の時刻が素
データ判断基準情報において当該衛星識別子情報に対応
付けられている有効時間に含まれるか否かを判定するこ
とで行われ、含まれている場合には正当であることを認
証する一方(ステップS44)、含まれていない場合に
は不正であることを判定する(ステップS45)。つま
り、移動端末装置Tからの経路認証要求コマンドにより
通知された時刻に対応して本来電波受信できるはずのな
い衛星の識別子が当該経路認証要求コマンドにより通知
されている場合には不正な素データであることが判定さ
れる。
【0136】そして、上記のような素データの正当性の
判定が行われると、サーバ装置Sでは情報単位送出判別
部26が当該判定結果を基地局装置B1を介して要求元
の移動端末装置Tに対して通知し、本例に係る処理が終
了される。
【0137】なお、一般に緯度や経度といった単純な数
値情報は改ざんが容易であるが、GPS衛星の起動情報
である衛星識別子情報と時刻情報との対応関係は一般に
取得が困難である。このため、本例では、単純な位置の
算出結果だけでなく、このような位置の算出過程で用い
られる素データの情報を同時に移動端末装置Tからサー
バ装置Sに対して送付して認証することで、当該移動端
末装置Tにより取得される位置情報の正当性を保証する
ことを実現している。
【0138】以上のように、本例の情報処理システムで
は、一例として、移動端末装置Tにより取得される位置
と、当該移動端末装置Tと通信する予め位置が定められ
ている基地局装置の設置位置等とが矛盾しないかどうか
を判定し、この結果、矛盾がない場合には、移動端末装
置Tにより取得される位置の情報が正当なものであるこ
とを認証する。
【0139】また、本例の情報処理システムでは、他の
例として、移動端末装置Tにより取得される位置を算出
するための素データと、当該素データに関する基準情報
とを比較してこれらが矛盾しないかどうかを判定し、こ
の結果、矛盾がない場合には、移動端末装置Tにより取
得される素データが正当なものであって、当該移動端末
装置Tにより取得される位置の情報が正当なものである
ことを認証する。
【0140】また、本例の情報処理システムでは、移動
端末装置TがネットワークPを介してサーバ装置Sと通
信可能に接続される構成において、移動端末装置Tによ
り取得される位置の情報や素データが正当なものである
ことが認証された場合にのみ、当該移動端末装置Tによ
るサーバ装置Sからの情報の受信(ダウンロード)を許
可し、当該受信処理を実行する。
【0141】また、本例の情報処理システムでは、予め
暗号化された情報が用意されており、移動端末装置Tに
より取得される位置の情報や素データが正当なものであ
ることが認証された場合にのみ、当該暗号化情報の暗号
を解除することを許可し、当該暗号解除処理を行って移
動端末装置Tにより当該情報の提示処理等を実行する。
【0142】また、本例の情報処理システムでは、移動
端末装置Tにより取得される位置の情報や素データを認
証するばかりでなく、移動端末装置Tにより要求される
情報に対する料金の支払い状況に基づいて当該移動端末
装置Tによる当該情報の利用を許可するか否かを判定
し、この結果、当該情報に対する料金の支払いが既に行
われていて(或いは、当該情報に対する料金の支払いが
行われることが可能であることが判定されて)当該情報
の利用を許可する場合にのみ、当該移動端末装置Tによ
り当該情報の提示処理等を実行する。
【0143】このように、本例の情報処理システムで
は、例えば移動端末装置Tにより取得される位置の情報
を偽ることによって本来起動することのできない処理が
不当に起動されてしまうようなことを防止することがで
き、これにより、例えば特定の位置に存する移動端末装
置Tのみによって当該位置に対応した情報を利用するこ
とを可能とするような場合において、当該移動端末装置
Tにより取得される位置の情報の正当性を保証すること
ができ、情報のセキュリティ性などを向上させることが
できる。
【0144】なお、以上の実施例では、移動端末装置T
により取得される位置の情報や素データをサーバ装置S
により認証する構成を示したが、例えば同様な認証処理
を移動端末装置により行う構成を用いることも可能であ
る。また、他の構成例として、基地局装置の識別情報や
位置情報を当該基地局装置から通信可能位置範囲に存す
る移動端末装置に対して送信し、当該移動端末装置が基
地局装置から受信した識別情報や位置情報に基づいて、
当該移動端末装置により取得される位置の情報を認証す
るような構成を用いることも可能である。
【0145】ここで、本発明に係る位置認証システムや
端末装置や位置管理装置の構成や本発明に係る処理実行
方法や位置認証方法の態様としては、必ずしも以上に示
したものに限られず、種々な構成や態様が用いられても
よい。また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上
に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用
することが可能なものである。
【0146】また、本発明に係る位置認証システムや端
末装置や位置管理装置において行われる各種の処理とし
ては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエ
ア資源においてプロセッサがROMに格納された制御プ
ログラムを実行することにより制御される構成が用いら
れてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各
機能手段が独立したハードウエア回路として構成されて
もよい。また、本発明は上記の制御プログラムを格納し
たフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等の
コンピュータにより読み取り可能な記録媒体(記憶媒
体)や当該プログラム(自体)として把握することもで
き、当該制御プログラムを記録媒体からコンピュータに
入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に
係る処理を遂行させることができる。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る位置
認証システムや端末装置や位置管理装置などによると、
端末装置により取得される位置の情報の正当性を位置管
理装置や当該端末装置により認証し、当該正当性が認証
された場合に端末装置が位置情報を用いた所定の処理を
実行するようにしたため、端末装置により取得される位
置情報の正当性を保証することができ、これにより、例
えば或る位置に本当に存する端末装置によってのみその
位置の情報を用いて処理を実行することを可能とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る情報処理システムに備
えられる移動端末装置の構成例を示す図である。
【図2】 本発明の実施例に係る情報処理システムに備
えられる基地局装置やサーバ装置の構成例を示す図であ
る。
【図3】 第1実施例に係る位置の保証に基づいてサー
バ装置から情報を配信する処理の手順の一例を示すフロ
ーチャート図である。
【図4】 移動端末装置の情報単位群保持部に保持され
る情報単位の一例を示す図である。
【図5】 移動端末装置により提示される情報単位の概
況の一例を示す図である。
【図6】 移動端末装置からサーバ装置に対して送付さ
れる取得コマンドの通信内容の一例を示す図である。
【図7】 基地局装置からサーバ装置に対して送付され
る取得コマンドの通信内容の一例を示す図である。
【図8】 サーバ装置の情報単位群保持部に保存される
情報単位の一例を示す図である。
【図9】 位置が正しくないことに応じて提示される拒
絶情報の一例を示す図である。
【図10】 サーバ装置の基地局位置情報保持部に保存
される基地局電波有効範囲情報の一例を示す図である。
【図11】 有料情報に対する料金の支払いを確認する
ために提示される支払要求の一例を示す図である。
【図12】 有料情報に対する料金の支払いを拒否した
場合に提示されるアクセス不可通知の一例を示す図であ
る。
【図13】 サーバ装置の支払情報保持部に保持される
ユーザ毎の支払情報の一例を示す図である。
【図14】 サーバ装置の支払情報保持部に保持される
登録情報毎の支払情報の一例を示す図である。
【図15】 画像情報を含んで提示される情報単位の一
例を示す図である。
【図16】 第2実施例に係る位置の保証に基づいて暗
号を解除して情報を提示する処理の手順の一例を示すフ
ローチャート図である。
【図17】 移動端末装置からサーバ装置に対して送付
される位置認証要求コマンドの通信内容の一例を示す図
である。
【図18】 基地局装置からサーバ装置に対して送付さ
れる位置認証要求コマンドの通信内容の一例を示す図で
ある。
【図19】 経路認証の結果が不正位置であった場合に
サーバ装置から移動端末装置に対して送付される経路認
証結果通知コマンドの通信内容の一例を示す図である。
【図20】 経路認証の結果が正当位置であった場合に
サーバ装置から移動端末装置に対して送付される経路認
証結果通知コマンドの通信内容の一例を示す図である。
【図21】 移動端末装置の情報単位群保持部に保存さ
れる暗号化された情報の一例を示す図である。
【図22】 第3実施例に係る位置算出の際の素データ
に基づいて位置を認証する処理の手順の一例を示すフロ
ーチャート図である。
【図23】 移動端末装置からサーバ装置に対して送付
される位置認証要求コマンドの通信内容の一例を示す図
である。
【図24】 サーバ装置の素データ判断基準情報保持部
に保持される素データの判断基準情報の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1・・位置情報取得部、 2、22・・情報単位群保持
部、3・・暗号解除部、 4、12、21・・通信部、
5・・位置正当性判別部、6・・情報提示部、 11
・・基地局識別子情報保持部、23・・基地局位置情報
保持部、 24・・支払情報保持部、25・・素データ
判断基準情報保持部、 26・・情報単位送出判別部、
T・・移動端末装置、 B1〜BN・・基地局装置、
S・・サーバ装置、31・・ID部、 32・・名前
部、 33・・内容部、34・・キーワード部、 41
・・名前エリア、 42・・内容エリア、43・・画像
エリア、 44・・キーワードエリア、45・・検索結
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Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置により取得される位置の情報を
    位置管理装置により認証する位置認証システムであっ
    て、 端末装置には、位置の情報を取得する位置情報取得手段
    と、 取得した位置情報を位置管理装置に対して送信する位置
    情報送信手段と、 位置管理装置から送信される認証結果情報を受信する認
    証結果情報受信手段と、 受信した認証結果情報に基づいて取得した位置情報が正
    当なものであることを確認した場合に当該位置情報を用
    いて処理を実行する処理手段と、を備え、 位置管理装置には、端末装置から送信される位置情報を
    受信する位置情報受信手段と、 位置情報受信手段により位置情報を受信することが可能
    な端末装置の存在位置の情報を保持する端末位置情報保
    持手段と、 端末位置情報保持手段の保持内容に基づいて位置情報受
    信手段により受信した位置情報に対応した位置が当該位
    置情報受信手段により位置情報を受信することが可能な
    端末装置の存在位置に含まれる場合に受信した位置情報
    が正当なものであることを認証する認証手段と、 認証手段の認証結果の情報を端末装置に対して送信する
    認証結果情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする位置認証システム。
  2. 【請求項2】 端末装置が取得した位置の情報を位置管
    理装置から受信した情報に基づいて認証する位置認証シ
    ステムであって、 端末装置には、位置の情報を取得する位置情報取得手段
    と、 位置管理装置から送信される端末位置情報を受信する端
    末位置情報受信手段と、 取得した位置情報に対応した位置が受信した端末位置情
    報に対応した端末装置の存在位置に含まれる場合に取得
    した位置情報が正当なものであることを認証する認証手
    段と、 認証手段の認証結果に基づいて取得した位置情報が正当
    なものであることを確認した場合に当該位置情報を用い
    て処理を実行する処理手段と、を備え、 位置管理装置には、情報を送信することが可能な端末装
    置の存在位置の情報を端末装置に対して送信する端末位
    置情報送信手段を備えたことを特徴とする位置認証シス
    テム。
  3. 【請求項3】 端末装置が取得した位置の情報を位置管
    理装置から受信した情報に基づいて認証する位置認証シ
    ステムであって、 端末装置には、位置の情報を取得する位置情報取得手段
    と、 位置管理装置の識別情報送信手段から送信される識別情
    報を受信する識別情報受信手段と、 位置管理装置の識別情報送信手段から送信される識別情
    報を受信することが可能な端末装置の存在位置の情報を
    保持する端末位置情報保持手段と、 端末位置情報保持手段の保持内容に基づいて取得した位
    置情報に対応した位置が受信した識別情報を受信するこ
    とが可能な端末装置の存在位置に含まれる場合に取得し
    た位置情報が正当なものであることを認証する認証手段
    と、 認証手段の認証結果に基づいて取得した位置情報が正当
    なものであることを確認した場合に当該位置情報を用い
    て処理を実行する処理手段と、を備え、 位置管理装置には、識別情報を端末装置に対して送信す
    る識別情報送信手段を備えたことを特徴とする位置認証
    システム。
  4. 【請求項4】 端末装置により取得される位置の情報を
    位置管理装置により認証する位置認証システムであっ
    て、 端末装置には、グローバル・ポジショニング・システム
    の衛星から送信される衛星識別子情報及び時刻情報を受
    信するGPS受信手段と、 受信した衛星識別子情報及び時刻情報に基づいて位置を
    算出する位置算出手段と、 位置算出手段により用いられる衛星識別子情報及び時刻
    情報を位置管理装置に対して送信する衛星情報送信手段
    と、 位置管理装置から送信される認証結果情報を受信する認
    証結果情報受信手段と、 受信した認証結果情報に基づいて位置算出手段により用
    いられる衛星識別子情報及び時刻情報が正当なものであ
    ることを確認した場合に当該位置算出手段により算出さ
    れる位置の情報を用いて処理を実行する処理手段と、を
    備え、 位置管理装置には、端末装置から送信される衛星識別子
    情報及び時刻情報を受信する衛星情報受信手段と、 衛星識別子情報と時刻情報との有効な組合せを記憶する
    衛星有効情報記憶手段と、 衛星有効情報記憶手段の記憶内容に基づいて受信した衛
    星識別子情報及び時刻情報の組が有効な組合せである場
    合に当該衛星識別子情報及び当該時刻情報が正当なもの
    であることを認証する認証手段と、 認証手段の認証結果の情報を端末装置に対して送信する
    認証結果情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする位置認証システム。
  5. 【請求項5】 取得される位置の情報を認証する端末装
    置であって、 グローバル・ポジショニング・システムの衛星から送信
    される衛星識別子情報及び時刻情報を受信するGPS受
    信手段と、 受信した衛星識別子情報及び時刻情報に基づいて位置を
    算出する位置算出手段と、 衛星識別子情報と時刻情報との有効な組合せを記憶する
    衛星有効情報記憶手段と、 衛星有効情報記憶手段の記憶内容に基づいて位置算出手
    段により用いられる衛星識別子情報及び時刻情報の組が
    有効な組合せである場合に当該衛星識別子情報及び当該
    時刻情報が正当なものであることを認証する認証手段
    と、 認証手段の認証結果に基づいて位置算出手段により用い
    られる衛星識別子情報及び時刻情報が正当なものである
    ことを確認した場合に当該位置算出手段により算出され
    る位置の情報を用いて処理を実行する処理手段と、 を備えたことを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】 取得した位置情報を用いて処理を実行す
    る端末装置であって、 位置の情報を取得する位置情報取得手段と、 取得される位置に関する情報を位置管理装置に対して送
    信する情報送信手段と、 送信した情報の認証結果の情報を位置管理装置から受信
    する認証結果情報受信手段と、 受信した認証結果情報に基づいて取得される位置に関す
    る情報が正当なものであることを確認した場合に取得さ
    れる位置情報を用いて処理を実行する処理手段と、 を備えたことを特徴とする端末装置。
  7. 【請求項7】 取得した位置情報を用いて処理を実行す
    る端末装置であって、 位置の情報を取得する位置情報取得手段と、 取得される位置に関する情報を認証する際の基準となる
    情報を位置管理装置から受信する基準情報受信手段と、 受信した基準情報に基づいて取得される位置に関する情
    報の正当性を認証する認証手段と、 認証手段の認証結果に基づいて取得される位置に関する
    情報が正当なものであることを確認した場合に取得され
    る位置情報を用いて処理を実行する処理手段と、 を備えたことを特徴とする端末装置。
  8. 【請求項8】 取得した位置の情報を用いて処理を実行
    する端末装置により取得される位置に関する情報を認証
    する位置管理装置であって、 端末装置により取得される位置に関する情報を当該端末
    装置から受信する情報受信手段と、 端末装置から受信した情報の正当性を認証する認証手段
    と、 認証手段の認証結果の情報を端末装置に対して送信する
    認証結果情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする位置管理装置。
  9. 【請求項9】 端末装置により取得される位置の情報を
    認証して取得される位置情報を用いて処理を実行する処
    理実行方法であって、 グローバル・ポジショニング・システムの衛星から送信
    される衛星識別子情報及び時刻情報を受信し、受信した
    衛星識別子情報及び時刻情報に基づいて位置を算出する
    に際して、衛星識別子情報と時刻情報との有効な組合せ
    を記憶する衛星有効情報記憶手段の記憶内容に基づいて
    位置算出に用いられる衛星識別子情報及び時刻情報の組
    が有効な組合せである場合に当該衛星識別子情報及び当
    該時刻情報が正当なものであることを認証し、当該認証
    結果に基づいて位置算出に用いられる衛星識別子情報及
    び時刻情報が正当なものであることを確認した場合に算
    出される位置の情報を用いて処理を実行することを特徴
    とする処理実行方法。
  10. 【請求項10】 端末装置により取得した位置情報を用
    いて処理を実行する処理実行方法であって、 位置の情報を取得するに際して、取得される位置に関す
    る情報を位置管理装置に対して送信し、送信した情報の
    認証結果の情報を位置管理装置から受信し、受信した認
    証結果情報に基づいて取得される位置に関する情報が正
    当なものであることを確認した場合に取得される位置情
    報を用いて処理を実行することを特徴とする処理実行方
    法。
  11. 【請求項11】 端末装置により取得した位置情報を用
    いて処理を実行する処理実行方法であって、 位置の情報を取得するに際して、取得される位置に関す
    る情報を認証する際の基準となる情報を位置管理装置か
    ら受信し、受信した基準情報に基づいて取得される位置
    に関する情報の正当性を認証し、当該認証結果に基づい
    て取得される位置に関する情報が正当なものであること
    を確認した場合に取得される位置情報を用いて処理を実
    行することを特徴とする処理実行方法。
  12. 【請求項12】 取得した位置の情報を用いて処理を実
    行する端末装置により取得される位置に関する情報を認
    証する位置認証方法であって、 端末装置により取得される位置に関する情報を当該端末
    装置から受信し、端末装置から受信した情報の正当性を
    認証し、当該認証結果の情報を端末装置に対して送信す
    ることを特徴とする位置認証方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記
    憶媒体において、 当該プログラムは、位置の情報を取得する処理と、取得
    される位置に関する情報を位置管理装置に対して送信す
    る処理と、送信した情報の認証結果の情報を位置管理装
    置から受信する処理と、受信した認証結果情報に基づい
    て取得される位置に関する情報が正当なものであること
    を確認した場合に取得される位置情報を用いて処理を実
    行する処理とを当該コンピュータに実行させることを特
    徴とする記憶媒体。
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