JP2002182950A - プログラムテスト情報入力支援方法及びシステム - Google Patents

プログラムテスト情報入力支援方法及びシステム

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JP2002182950A
JP2002182950A JP2000381119A JP2000381119A JP2002182950A JP 2002182950 A JP2002182950 A JP 2002182950A JP 2000381119 A JP2000381119 A JP 2000381119A JP 2000381119 A JP2000381119 A JP 2000381119A JP 2002182950 A JP2002182950 A JP 2002182950A
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test
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Tasuku Kudo
翼 工藤
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テスト項目データ、デバッガ用情報、テスト
プログラム等のテスト用情報の入力を容易にする。 【解決手段】 テスト対象のソースプログラムの処理フ
ロー図とソースプログラムをウィンドウ100、101
に表示し、処理フロー図内のいずれかの図形がユーザに
より選択されたとき、選択された図形が表す処理単位に
属するソースプログラム部分の表示を選択状態に変更す
る。ユーザにより確認条件と確認内容を含むテスト項目
データをウィンドウ102に入力し、入力されたテスト
項目データをユーザが指定する図形が表す処理単位に対
応付けて記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソースプログラム
のテスト項目データ、テストプログラム、あるいはデバ
ッガ用情報等のプログラムテスト用情報の入力を支援す
る方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般には、単体プログラムのテストのた
めには、それぞれテストすべき項目を指定する複数のデ
ータ(テスト項目データ)を作成する。テスト項目デー
タは、プログラムをテストするときの条件(以下、本明
細書では確認条件と呼ぶ)と、その条件でプログラムを
実行したときに得られることを確認すべき結果(以下、
本明細書では確認内容と呼ぶ)とを含む。その後、各テ
スト項目データが指定するテストを実行するテストプロ
グラムを生成し、このテストプログラムを実行する。更
に、テスト項目データが指定するテストに関連してデバ
ッガにてデバッグを実行するためのデバッガ用情報を生
成し、このデバッガ用情報を用いてデバッガにより単体
プログラムに対してデバッグを実行する。テスト項目デ
ータ、テストプログラム、デバッガ用情報は、いずれも
プログラムのテストのための情報であり、本明細書では
これらの情報のいずれをもテスト用情報と呼ぶことがあ
る。
【0003】テスト項目データを決めるとき、プログラ
ムの処理フロー図が使用される。すなわち、プログラム
の論理構造を解析し、プログラムを構成する複数の処理
単位のそれぞれに関する複数の解析データを得て、当該
複数の解析データに基づいてプログラムの処理の流れを
表す処理フロー図が決定される。ここで、処理単位と
は、処理フローのうえでひとかたまりの処理として扱わ
れる部分である。
【0004】処理フロー図は、プログラムを構成する複
数の処理単位に対応する複数の図形でもって当該プログ
ラムの処理の流れを表す。処理フロー図としては、例え
ばPAD図(Program Analysis Diagram)が用いられ
る。テスト項目データは、処理単位ごとあるいは複数の
処理単位に対して決定される。このために、プログラム
開発者が、PAD図の各図形が代表する処理単位に含ま
れたソースプログラム部分を見ながら、その処理単位に
対するテスト項目データを決定するという方法が採られ
る。
【0005】テスト項目データを決定するのに要する時
間を短縮するいくつかの試みが提案されている。例えば
特開平6−149619号公報又は特開2000−29
741号公報には、ソースプログラムから分岐命令を自
動的に解析し、この分岐命令に関するテスト項目データ
のうち、確認条件を自動的に出力する技術が提案されて
いる。上記特開2000−29741号公報には、検出
された分岐命令に関するテスト項目データによりカバー
されるソースプログラムの部分を画面上で確認する方法
も提案されている。この方法によればテストがソースプ
ログラムの全体をカバーしているか否か(網羅性)が画
面上でチェックすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記二つの公
報に示された技術で決定されるテスト項目データは、分
岐命令に関するテスト項目データのみであり、しかもそ
のようなテスト項目データのうち確認条件のみが自動的
に決定されている。確認内容は自動的には決定されず、
ユーザが決定する必要がある。更に、実際には分岐命令
以外の処理単位に関するテスト項目データを決める必要
がある。このように、従来のテスト項目データの決定を
自動化する試みは、まだ不完全である。更に、テスト項
目データの決定を自動化できたと仮定しても、テスト対
象プログラムに不良箇所がある場合、テスト項目データ
自体が間違いとなる危険がある。
【0007】このような状況下では、通常、テスト項目
データを決定するときには、これらの自動化方法は採用
されず、既に述べたように、プログラム開発者が、PA
D図の各図形が代表する処理単位に含まれたソースプロ
グラム部分を見ながら、その処理単位に対するテスト項
目データを決定するという方法が採られる。
【0008】しかし、この方法では、PAD図上の各図
形に対応する処理単位をソースプログラム上で識別し、
更にその処理単位に含まれるプログラム文の内容を判読
しながらテスト項目データを決定する。したがって、異
なる処理単位に対するテスト項目データを決めようとす
ると、その都度ソースプログラム上の該当する部分を識
別するのに時間が掛かる。
【0009】テストプログラムを生成するときにも、複
数の処理単位に対して既に決定された複数のテスト項目
データの中から各処理単位に対応して決定されたテスト
項目データを識別し、その処理単位に対するソースプロ
グラム部分を識別して、対応するテストプログラム部分
を決定するという方法が採られるので、テストプログラ
ムの生成に関して同様の問題がある。各テスト項目デー
タに対応するデバッガ用情報を生成する場合も同様であ
る。
【0010】更にソースプログラムの複数の処理単位に
対してテスト情報を決定した後、当該テスト情報につい
て種々の確認を行う必要があるが、従来の技術では、こ
の確認時にも、各処理単位に属するソースプログラム部
分及びその処理単位に対して決定されたテスト項目デー
タを識別するのに時間が掛かる。
【0011】同様に、ソースプログラムの複数の処理単
位に対してテスト項目データを決定した後、当該テスト
項目データを用いてデバッガ用情報あるいはテストプロ
グラムを入力するときに、各処理単位に属するソースプ
ログラム部分と当該処理単位に対して入力されたテスト
項目データとを識別するのに時間が掛かる。
【0012】したがって、本発明の目的は、テスト項目
データ、デバッグ用情報あるいはテストプログラムのよ
うなテスト用情報の入力を容易にするプログラムテスト
情報入力支援方法を提供することである。
【0013】本発明の具体的な目的は、テスト項目デー
タの入力時に必要となる、各処理単位に属するソースプ
ログラム部分を容易に識別できるようにするプログラム
テスト情報入力支援方法を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、各処理単位に対して
入力されたテスト項目データを利用するときに必要とな
る、各処理単位に属するソースプログラム部分と当該処
理単位に対して決定されたテスト項目データを容易に識
別できるようにするプログラムテスト情報入力支援方法
を提供することである。
【0015】本発明のより具体的な目的は、各処理単位
に対して入力されたテスト項目データを利用して、デバ
ッガ用情報あるいはテストプログラムを入力するとき
に、各処理単位に属するソースプログラム部分と当該処
理単位に対して入力されたテスト項目データを容易に識
別できるようにするプログラムテスト情報入力支援方法
を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るプログラムテスト情報入力支援方法
は、テスト対象のソースプログラムを解析して得られる
解析情報に基づいて、当該ソースプログラムを構成する
複数の処理単位を表す複数の図形を含む、前記ソースプ
ログラムの処理フロー図を処理フロー図表示ウィンドウ
内に表示し、前記ソースプログラムをソースプログラム
表示ウィンドウ内に表示し、前記表示された処理フロー
図内のいずれかの図形がユーザにより選択されたとき、
前記表示されたソースプログラムのうち前記選択された
図形が表す処理単位に属するソースプログラム部分の表
示を選択状態に変更し、確認条件と確認内容を含むテス
ト項目データを指定する、ユーザにより入力されたテス
ト項目データをテスト項目データ入力ウィンドウ内に表
示し、前記入力されたテスト項目データを前記選択され
た図形が表す処理単位に対応付けて記憶する、ステップ
を含むものである。
【0017】ここで、処理単位とは、処理フローにおい
て、ひとかたまりの処理として扱われる部分である。上
記発明により、ユーザは、テスト項目データを定義しよ
うとする特定の処理単位の、ソースプログラム内での位
置あるいは他の処理単位との関連を処理フロー図という
マクロな図面上で知ることができる。同時にその処理単
位に属するソースプログラム部分の詳細も画面上で見る
ことができ、そのソースプログラム部分を画面で見なが
らテスト項目データを入力することができるので、テス
ト項目データの入力が容易になる。しかも、テスト項目
データを定義しようとする処理単位を、処理フロー図上
の図形の選択という簡単な操作で行うことができる。更
に、処理単位の切り替えに応じて、対応するソースプロ
グラム部分が自動的に画面上で識別可能に表示されるの
で、処理単位の切り替えを行っても、必要なソースプロ
グラム部分を容易に識別することができる。
【0018】具体的には、前記記憶するステップは、前
記入力されたテスト項目データを前記処理フロー図内の
いずれかの図形との対応付けを指示するユーザ操作によ
り、前記選択された図形が対応付け対象の図形に指定さ
れたときに実行される。
【0019】このようなユーザによる対応付け操作を使
用することによって、テスト項目データの入力とそのデ
ータの処理単位への対応付けを分離して行うことがで
き、テスト項目データを所望の図形に対応付けることが
容易になる。
【0020】更に具体的には、本発明に係るプログラム
テスト情報入力支援方法は、前記入力されたテスト項目
データを前記処理フロー図内の他の図形との対応付けを
指示するユーザ操作にしたがって、前記入力されたテス
ト項目データを前記他の図形が表す他の処理対応に更に
対応付けて記憶するステップを更に含む。
【0021】このようにユーザによる対応付け操作を利
用することにより、一つのテスト項目データを複数の処
理単位に対応付けることが可能になる。言い換えると、
複数の処理単位に関連するテスト項目データを一つの処
理単位に対するテスト項目データと同じように入力した
後に、複数の処理単位に対応付けるという方法により、
これら複数の処理単位用に入力された一つのテスト項目
データを対応付けることが可能になる。
【0022】具体的には、前記解析情報は、前記複数の
処理単位のそれぞれに関する複数の解析データを含み、
各解析データは、前記ソースプログラムのうち、当該解
析データが対応する処理単位に属するソースプログラム
部分を指定する情報を含み、前記変更するステップは、
前記ソースプログラムのうち前記選択された図形が表す
処理単位に属するソースプログラム部分を、当該処理単
位に対する解析データに含まれた前記情報に基づいて判
別し、前記表示されたソースプログラムのうち前記判別
されたソースプログラム部分の表示を前記選択状態に変
更する、ステップを含むものである。このようにいくつ
かの内部データを利用することにより、目的とする、テ
スト項目データの処理単位への対応付けを容易に実現す
ることができる。
【0023】望ましくは、本発明に係るプログラムテス
ト情報入力支援方法は、前記記憶するステップにより前
記選択された図形が表す処理単位に前記入力されたテス
ト項目データが対応付けられたとき、当該図形の表示を
対応付け状態に変更し、前記表示されたソースプログラ
ムのうち前記選択された図形が表す処理単位に属するソ
ースプログラム部分の表示を対応付け状態に変更し、前
記入力されたテスト項目データの表示を対応付け状態に
変更する、ステップを更に含むものである。
【0024】これにより、ユーザは、各処理単位あるい
はソースプログラム部分がテスト項目データに対応付け
られているか否か、あるいは逆に入力済みのテスト項目
データが、いずれかの処理単位に対応付けられているか
否かを容易に識別することができる。
【0025】より具体的には、本発明に係るプログラム
テスト情報入力支援方法は、前記表示された処理フロー
図内の他の複数の図形のそれぞれに関連して、それぞれ
の図形が選択されたときに、対応するソースプログラム
部分の表示を変更する前記ステップと、ユーザにより入
力されたテスト項目データを表示する前記ステップと、
前記記憶するステップとを繰り返し、前記繰り返しステ
ップの後に、前記テスト項目データ表示ウィンドウに表
示されたいずれかのユーザにより選択されたテスト項目
データに対してテスト完了がユーザにより指定されたと
きに、当該テスト項目データの表示をテスト完了状態に
変更し、前記表示された処理フロー図内の当該テスト項
目データが対応付けられた処理単位を表す図形の表示を
テスト完了状態に変更し、前記表示されたソースプログ
ラムのうち、当該処理単位に属するソースプログラム部
分の表示をテスト完了状態に変更する、ステップを更に
含むものである。
【0026】これにより、入力済みのテスト項目データ
の各々について、テスト完了済みか否かを画面上で容易
に登録することができ、更にそれぞれのテスト項目デー
タがテスト完了済みであるか否かを画面上で識別できる
ようになる。更に、各処理単位あるいは各ソースプログ
ラム部分がテストを完了しているか否かも画面上で容易
に識別できるようになる。
【0027】本発明に係るプログラムテスト情報入力支
援方法の望ましい態様は、前記表示された処理フロー図
内の他の複数の図形のそれぞれに関連して、図形の表示
を変更する前記ステップと、ソースプログラム部分の表
示を変更する前記ステップと、入力されたテスト項目デ
ータを表示する前記ステップと、前記記憶するステップ
とを繰り返し、前記繰り返しステップの後に、前記テス
ト項目データ表示ウィンドウに表示されたいずれか一つ
のテスト項目データの表示と、前記表示された処理フロ
ーのうち当該テスト項目データが対応付けられた処理単
位を表す一つの図形の表示と、前記表示されたソースプ
ログラムのうち、当該処理単位に属する一つのソースプ
ログラム部分の表示とをユーザ操作にしたがって連動し
て選択状態に変更し、前記一つのテスト項目データに関
連したデバッグをデバッガにより前記ソースプログラム
に対して実行するための、ユーザにより入力されたデバ
ッガ用情報をデバッガ用情報入力ウィンドウ内に表示
し、前記入力されたデバッガ用情報を前記ソースプログ
ラムに対するデバッガ用情報の一部として記憶する、ス
テップを更に含むものである。これにより、入力済みの
テスト項目データに基づいてデバッガ用の情報を入力す
るのが容易になる。
【0028】本発明に係るプログラムテスト情報入力支
援方法の他の望ましい態様は、記表示された処理フロー
図内の他の複数の図形のそれぞれに関連して、図形の表
示を変更する前記ステップと、ソースプログラム部分の
表示を変更する前記ステップと、入力されたテスト項目
データを表示する前記ステップと、前記記憶するステッ
プとを繰り返し、前記繰り返しステップの後に、前記テ
スト項目データ表示ウィンドウに表示されたいずれか一
つのテスト項目データの表示と、前記表示された処理フ
ローのうち当該テスト項目データが対応付けられた処理
単位を表す一つの図形の表示と、前記表示されたソース
プログラムのうち、当該処理単位に属する一つのソース
プログラム部分の表示とをユーザ操作にしたがって連動
して選択状態に変更し、前記一つのテスト項目データに
基づくテストを前記ソースプログラムに対して実行する
ための、ユーザにより入力された部分テストプログラム
をテストプログラム入力ウィンドウ内に表示し、前記入
力された部分テストプログラムを前記ソースプログラム
に対するテストプログラムの一部として記憶する、ステ
ップを更に含むものである。これにより、入力済みのテ
スト項目データに基づいてテストプログラムを入力する
のが容易になる。
【0029】本発明に係るプログラムテスト情報入力支
援システムは、テスト対象のソースプログラムを解析し
て得られる解析情報に基づいて、当該ソースプログラム
を構成する複数の処理単位を表す複数の図形を含む前記
ソースプログラムの処理フロー図を処理フロー図表示ウ
ィンドウ内に表示する手段と、前記ソースプログラムを
ソースプログラム表示ウィンドウに表示する手段と、前
記表示された処理フロー図内のいずれかの図形がユーザ
により選択されたとき、前記表示されたソースプログラ
ムのうち前記選択された図形が表す処理単位に属するソ
ースプログラム部分の表示を選択状態に変更する手段
と、確認条件と確認内容を含むテスト項目データを指定
する、ユーザにより入力されたテスト項目データをテス
ト項目データ入力ウィンドウ内に表示する手段と、前記
入力されたテスト項目データを前記選択された図形が表
す処理単位に対応付けて記憶する手段と、を備えるもの
である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプログラムテ
スト情報入力支援方法の実施の形態を図面を参照して説
明する。
【0031】図1は、本発明に係るプログラムテスト情
報入力支援システムの概略構成図である。本システム
は、処理装置10、CRT表示装置等の表示装置11、
マウスなどのポインティングデバイス及びキーボードを
含む入力装置12、補助記憶装置13とを含む。なお、
処理装置10内にはRAM等のメモリも含まれるが、図
では簡単化のためのこれらの装置は図示していない。本
システムは、例えばワークステーション又はパーソナル
コンピュータにより実現される。
【0032】処理装置10では、プログラムテスト情報
入力支援プログラム20が実行される。プログラムテス
ト情報入力支援プログラム20は、メインルーチン2
1、ソースプログラム解析ルーチン22、テスト項目編
集ルーチン23、対応付けチェックルーチン24、デバ
ッガ用情報編集ルーチン25、テストプログラム編集ル
ーチン26、テスト完了登録ルーチン27を含む。本プ
ログラム20は、あらかじめCD−ROM又は磁気ディ
スク記憶装置等の記録媒体に記録され、その記録媒体か
ら補助記憶装置13にコピーされ、本システムにインス
トールされて使用される。図では簡単化のために補助記
憶装置13に記憶されたプログラム20は示していな
い。
【0033】補助記憶装置13には、プログラムテスト
情報入力支援プログラム20により使用されるあるいは
それにより生成されるデータが記憶される。具体的に
は、テスト対象のソースプログラム30、プログラムテ
スト情報入力支援プログラム20によりそのプログラム
30から生成されるリポジトリ40、デバッガ用情報8
0、テストプログラム83が補助記憶装置13に記憶さ
れる。
【0034】リポジトリ40には以下の情報が含まれ
る。50は、ソースプログラム30を解析して得られる
ソースプログラム解析情報であり、ソースプログラム解
析情報50は、ソースプログラム30を構成する複数の
処理単位に対する複数の解析データ51、52、、を含
む。60は、ユーザが入力したテスト項目データを記憶
するテスト項目情報であり、テスト項目情報60は、複
数の処理単位に対応する複数のテスト項目テーブル6
1、62、、を含む。70は、テスト項目情報60とソ
ースプログラム解析情報50とを対応付けるための対応
付け情報であり、対応付け情報70は、ソースプログラ
ム解析情報50内の解析データ51、52、、と、テス
ト項目情報60内の複数のテスト項目テーブル61、6
2、、とを対応付けるための複数の対応付けテーブル7
1、72、、を含む。
【0035】デバッガ用情報80はソースプログラム3
0を構成する複数の処理単位に対応した複数のデバッガ
用ファイル81、82、、を含み、テストプログラム8
3は複数の処理単位に対応する複数のテスト用ファイル
84、85、、を含む。テストプログラム83は、本シ
ステムとは別に設けられたテスト用コンピュータ14に
より実行され、テスト結果データ86が生成される。デ
バッガ用情報80も、同様にテスト用コンピュータ14
上で起動されたデバッガにより実行される。簡単化のた
めに、テスト結果データ86はデバッグの結果も含むと
する。
【0036】プログラムテスト情報入力支援プログラム
20のメインルーチン21が起動されると、図2に例示
されるメインメニュー画面が表示装置11に表示され
る。この画面には複数のボタンが表示される。例えばソ
ース解析ボタン91がマウスでクリックされると、ソー
スプログラム解析ルーチン22が起動される。同様に、
テスト項目編集ボタン92、対応付けチェックボタン9
3、デバッガ用情報編集ボタン94、テストプログラム
編集ボタン95、テスト完了登録ボタン96が選択され
ると、それぞれテスト項目編集ルーチン23、対応付け
チェックルーチン24、デバッガ用情報編集ルーチン2
5、テストプログラム編集ルーチン26、テスト完了登
録ルーチン27が起動される。
【0037】ユーザは、ボタン91から96を順次選択
して異なるルーチンを起動することができる。ユーザ
は、あるルーチンを起動後、メインメニュー画面を指示
することにより、図のメインメニュー画面を再度表示さ
せ、他のボタンを操作することにより他のルーチンを起
動することができる。しかし、後に説明するように、い
ずれかのルーチンが起動されたときに表示される画面に
も、ボタン91から96と同じボタンが表示され、ユー
ザは表示されたボタンを選択してメインメニュー画面に
戻らなくても他のルーチンを起動することができる。
【0038】ソース解析ボタン91が選択されて、ソー
スプログラム解析ルーチン22が実行されると、ソース
プログラム30の論理構造と処理の流れを解析し、ソー
スプログラム30を構成する複数の処理単位に関する複
数の解析データ51、52、を含むソースプログラム解
析情報50が生成される。ソースプログラム解析情報5
0は後に説明するように、ソースプログラム30の処理
の流れを示す処理フロー図を表示するのに使用される。
プログラムの処理フロー図には、フローチャート、PA
D図等があるが、本実施の形態では一例としてPAD図
が使用される。PAD図の詳細は、例えば、「情報処理
学会論文誌」Vol. 21, No. 4, 第259頁〜267頁に解説さ
れている。PAD図は、処理の流れとともにプログラム
の構造も表すことができる点で優れている。
【0039】ソースプログラム解析ルーチン22は、処
理フロー図としてPAD図が生成できるように、ソース
プログラム30をPAD図用の複数の処理単位に区分
し、各処理単位を解析する。このような解析自体は公知
である。得られる解析データ51、52、、は、ソース
プログラム30の処理フロー図としてPAD図を表示す
るための情報を含んでいる。
【0040】図3は、ソースプログラム30の例と、そ
のソースプログラム30に対応するPAD図31の例を
示す。PAD図は、処理単位の種類として処理と選択と
分岐等を使用する。図において、単純矩形のボックス3
1A、31C、31Fは処理ボックスの例であり、シー
ケンシャルな処理単位を表す。図に示すソースプログラ
ム30の例では、ボックス31A、31C、31Fは、
それぞれプログラム文30A、30C、30Fに対応
し、各プログラム文が一つの処理単位として扱われてい
る。
【0041】右辺に切り込みのある矩形からなるボック
ス31Bは、選択ボックスの例であり、選択条件が満た
されるか否かに応じて、右上又は右下の角に接続された
ボックスの処理を実行する処理単位を表す。図に示すソ
ースプログラム30では、ボックス31Bは、ソースプ
ログラム30内のIF文30Bに対応し、このIF文が
一つの処理単位として扱われている。右辺が突出してい
るボックス31Dは、分岐ボックスの例であり、特定の
ボックスに無条件に分岐する処理単位を表す。図に示す
ソースプログラム30の例では、分岐ボックス31Dは
プログラム文30Dに対応している。
【0042】図4は、ソースプログラム解析ルーチン2
2によりいずれかの処理単位に対して得られる解析デー
タ51の例を示す。解析データ51には、処理単位の番
号51A、処理単位の種別51B、ソースプログラム内
位置51C、その処理単位に出現する参照変数51D、
その処理単位に出現する変更変数51E等が含まれる。
このソースプログラム内位置51Cは、ソースプログラ
ム30のうち当該処理単位に対応するソースプログラム
部分の位置を、例えばその部分の先頭行の行番号と末尾
行の行番号により指定する。解析データ51に含まれた
対応付けテーブルポインタ51F、51G、対応付け状
態フラグ51H、テスト完了フラグ51J等は、後に述
べるようにプログラムテスト情報入力支援プログラム2
0によりテスト情報の入力その他の処理を実行したとき
に格納される。
【0043】なお、ソースプログラム解析ルーチン22
をプログラムテスト情報入力支援プログラム20には含
めずに、別に用意されたソースプログラム解析ルーチン
を使用しそこで得られた複数の解析データ51、5
2、、をプログラムテスト情報入力支援プログラム20
で使用するようにしてもよい。
【0044】ソースプログラム解析ルーチン22の実行
後、ユーザがテスト項目編集ボタン92を操作すること
によりテスト項目編集ルーチン23が実行される。テス
ト項目編集ルーチン23は、各処理単位に対して実施す
べきテストを指定するテスト項目データをユーザが入力
するのを支援する。
【0045】図5は、テスト項目編集ルーチン23を起
動したときに表示装置11に表示されるテスト項目編集
画面の例を示す。この画面には、処理フロー図表示ウィ
ンドウ100、ソースプログラム表示ウィンドウ10
1、テスト項目データ入力ウィンドウ102、変数一覧
表示ウィンドウ103が並べて表示され、画面の下方部
にテスト項目追加ボタン200、テスト項目削除ボタン
201、変数一覧表示ボタン202が表示される。これ
らのボタン200〜202は、表示されている画面に対
する操作を指示するボタンであり、以下ではこれらのボ
タンを操作指示ボタンと呼ぶことがある。後に説明する
他の画面において表示される同様のボタンについても同
じである。
【0046】画面には、更に他のボタンが表示される。
すなわち、テスト項目編集ルーチン23を起動するため
のテスト項目編集ボタン210、対応付けチェックルー
チン24を起動するための対応付けチェックボタン21
1、デバッガ用情報編集ルーチン25を起動するための
デバッガ用情報編集ボタン212、テストプログラム編
集ルーチン26を起動するためのテストプログラム編集
ボタン213、テスト完了登録ルーチン27を起動する
ためのテスト完了登録ボタン214、メインメニュー画
面に戻るためのメインメニューボタン215が更に表示
される。
【0047】これらのボタン210〜215は、実行す
る処理ルーチンを切り替えるためのボタンであるので、
以下ではこれらのボタン210〜215を処理変更ボタ
ンと呼ぶことがある。これらの処理変更ボタンは後に示
す他の画面でも表示される。しかし、これらの処理変更
ボタンのうち、現在実行中の処理の実行を指示するボタ
ンは使用できないので、そのようなボタンは図では点線
で示される。図5の場合には、テスト項目編集ルーチン
23を起動するためのテスト項目編集ボタン210は点
線で示されている。
【0048】図6は、テスト項目編集ルーチン23の概
略フローチャートを示す。このルーチン23では、まず
図5に既に示したテスト項目編集画面がウィンドウ内の
情報を除いて表示される(ステップS230)。処理フ
ロー図表示ウィンドウ100に処理フロー図が表示さ
れ、ソースプログラム表示ウィンドウ101にソースプ
ログラムが表示される(ステップS231)。処理フロ
ー図は、ソースプログラム解析情報50に含まれた複数
の解析データ51に基づいて表示される。この図では、
各処理単位を表す図形の形状は、その処理単位の種別5
1B(図4)に依存して定められる。
【0049】その後、ユーザ操作を待つ状態になる(ス
テップS232)。ユーザ操作は、図5の画面に表示さ
れたボタンに対する操作と、画面に表示されるウィンド
ウ100等に対する操作である。図6では、ウィンドウ
100等に対するユーザ操作が実行されたときにテスト
項目編集ルーチン23が実行する処理のうちのいくつか
は簡単化のために図示されていない。
【0050】ユーザは、テスト項目データを指定するに
当たり、まず処理フロー図表示ウィンドウ100に表示
された処理フロー図内の図形のうち、テスト項目データ
を指定すべき処理単位を表す図形をマウスにより選択す
る。選択すべき図形が、処理フロー図表示ウィンドウ1
00内に表示されない位置にあるとき、ユーザは、ウィ
ンドウ100に設けられたスクロールバー100Aを操
作することにより、その図形を処理フロー図表示ウィン
ドウ100内に位置させることができる。
【0051】図形が選択されると、その図形の表示状態
が選択を示す状態に変更され、ソースプログラム表示ウ
ィンドウ101に表示されたソースプログラムのうち、
選択された図形が表す処理単位に属するソースプログラ
ム部分の表示が選択状態に変更される(ステップS23
7)。例えば、選択された図形の色が選択状態用に定め
られた色の変更される。図5では、図形31Bが選択さ
れたことをその図形に斜線で付して示す。対応するソー
スプログラム部分を含む矩形の領域の色が変更される。
【0052】選択された図形に対応するソースプログラ
ム部分は、選択された図形が表す処理単位に対する解析
データ51(図4)に含まれたソースプログラム内位置
51Cに基づいて決定される。図5の例では、図形31
Bが選択され、この選択に対応してプログラム文30B
が選択状態に変更されている。図ではプログラム文30
Bの表示が選択状態にあることを点線枠で示している。
【0053】対応するソートプログラム部がソースプロ
グラム表示ウィンドウ101内に表示されない位置にあ
るときには、ユーザは、このウィンドウ101に設けら
れたスクロールバー101Aを操作して、そのソースプ
ログラム部分をこのウィンドウ101内の位置に移動す
ることができる。なお、選択された図形に対応するソー
スプログラム部分の表示を変更するときに、当該対応す
るソースプログラム部分をソースプログラム表示ウィン
ドウ101の先頭位置に自動的に位置するように、この
ウィンドウ101内に表示されるソースプログラムの位
置を自動的に変更することが望ましい。
【0054】このように、選択された図形に対応するソ
ースプログラム部分がソースプログラム表示ウィンドウ
101内で選択状態で表示されるので、その図形が表す
処理単位に対するテスト項目データを入力するときに、
ユーザは、このソースプログラム部分を探すことなく、
直ちに識別することができ、参照すべきソースプログラ
ム部分の識別に要する時間を大幅に減少することができ
る。
【0055】その後、ユーザはテスト項目追加ボタン2
00をクリックする。このボタンがクリックされると、
テスト項目追加処理S233が実行される。図7は、テ
スト項目追加処理S233の概略フローチャートであ
る。テスト項目追加処理S233では、まずテスト項目
情報60に含まれるべきテスト項目テーブル61(図
1)が生成される(ステップS2331)。テスト項目
番号がテスト項目データ入力ウィンドウ102に自動的
に挿入される(ステップS2332)。今の場合、図5
に示すように、例えば「[テスト項目1]」が挿入され
る。挿入されたテスト項目番号「1」が、先に生成され
たテスト項目テーブル61に記憶され(ステップS23
33)、テスト項目追加処理S233が終了する。
【0056】図8は、テスト項目テーブル61に記憶さ
れる内容を示す。このテーブル61のテスト項目番号フ
ィールド61Aに上記テスト項目番号「1」が記憶され
る。テーブル61は、更にテスト項目データ61B、対
応付けテーブルポインタ61C、61D、デバッガ用情
報アドレス61E、テスト用ファイルアドレス61F、
テスト完了フラグ61Gを記憶するようになっている
が、これらのデータの記憶は後に説明する。
【0057】図5において、ユーザは、テスト項目デー
タ入力ウィンドウ102内にテスト項目データを入力す
る。具体的には、「確認条件」という見出しを入力し、
その見出しに続いて確認条件を記述する文字列を入力す
る。つづけて「確認内容」という見出しを入力し、その
見出しにつづいて確認内容を記述する文字列を入力す
る。テスト項目データとして入力する文字列は、見出し
を含めてユーザが決めるが、基本的にはテスト項目デー
タとしては、確認条件に関するデータと確認内容に関す
るデータとを入力する必要がある。文字列を入力する位
置はマウスカーソルで指定する。ユーザが入力したテス
ト項目データはテスト項目データ入力ウィンドウ102
に表示されるとともに、対応するテスト項目テーブル6
1(図8)内のテスト項目データフィールド61Bに記
憶される。
【0058】図5には変数一覧表示ウィンドウ103が
表示されているが、このウィンドウ103は、テスト項
目編集ルーチン23の起動時には表示されず、起動後に
ユーザが変数一覧表示ボタン202をクリックしたとき
に表示される(ステップS235(図6))。このボタ
ン200がクリックされない状態では、変数一覧表示ウ
ィンドウ103は表示されず、処理フロー図表示ウィン
ドウ100は図示された変数一覧表示ウィンドウ103
が占めている領域まで拡大して表示される。変数一覧表
示ボタン202がクリックされたときには、図5に示す
ように、処理フロー図表示ウィンドウ100は、変数一
覧表示ウィンドウ103の下方に位置するように、図の
上下方向の長さが変化して表示される。
【0059】変数一覧表示ウィンドウ103には、処理
フロー図表示ウィンドウ100内の選択された図形が表
す処理単位に含まれている複数の変数が表示される。こ
れらの変数は、選択された図形が表す処理単位に対する
解析データ51(図4)内の参照変数フィールド51
D、変更変数フィールド51Eから読み出されて表示さ
れる。変数一覧表示ウィンドウ103内の変数の表示位
置は、スクロールバー103Aを操作することにより変
更することができる。
【0060】ユーザは、変数一覧表示ウィンドウ103
内に表示された任意の変数をテスト項目データ入力ウィ
ンドウ102内の所望の位置に取り込むことができる。
すなわち、テスト項目データ入力ウィンドウ102内の
所望の位置に図示しないマウスカーソルを位置させた後
に、変数一覧表示ウィンドウ103内の所望の変数をユ
ーザが選択すると、選択された変数が、テスト項目デー
タ入力ウィンドウ102内の上記カーソル位置に挿入さ
れる。
【0061】ユーザは、ソースプログラム表示ウィンド
ウ101に表示された対応するソースプログラム部分に
含まれた変数名等の文字列をマウスで選択し、その文字
列をコピーして、テスト項目データ入力ウィンドウ10
2内の図示しないマウスカーソルで示す所望の位置に挿
入することもできる。
【0062】以上のようにして、いずれかの処理単位に
対するテスト項目データを入力することができる。本実
施の形態では、複数の処理単位に対して適用されるべき
テスト項目データも入力することもできる。この場合に
は、ユーザは、既に述べたように一つの処理単位を表す
図形を選択して、その処理単位に属するソースプログラ
ム部分をソースプログラム表示ウィンドウ101に表示
させてその内容を判別する。更に、他の処理単位を表す
図形を選択して、その処理単位に属するソースプログラ
ム部分をテスト項目データ入力ウィンドウ102に表示
させ、その内容を判別する。その後、テスト項目データ
入力ウィンドウ102に必要なテスト項目データを入力
する。このテスト項目データの入力途中でも適宜上記二
つのソースプログラム部分を切り替えて参照することが
できる。
【0063】例えば、図3に例示されたソースプログラ
ムの場合、IF文30Bが指定する条件が成立した場合
にプログラム文30C、30Dが実行される。IF文3
0Bのテストを行う場合、その条件が成立したときに、
プログラム文30C、30Dが指定する所望の結果が出
力されるか否かをテストするテスト項目データを使用す
ることが考えられる。このようなテスト項目データは、
これら3つのプログラム文に対して定義されることにな
る。処理フロー図では、IF文30B、プログラム文3
0C、30Dは、それぞれ図形31B、31C、31D
により表されている。したがって、図5において、この
ようなテスト項目データをテスト項目データ入力ウィン
ドウ102に入力するには、図形31Bを選択してIF
文31Bを確認し、その後、図形31C、31Dを順次
選択してプログラム文30C、30Dを確認してテスト
項目データを決めればよい。
【0064】テスト項目データ入力ウィンドウ102へ
のテスト項目データの入力が終了すると、入力されたテ
スト項目データは、選択された図形が表す処理単位に対
するテスト項目データとして当該処理単位に対応付けら
れる。この対応付けは、テスト項目データを対応付ける
べき処理単位が一つのときには、例えば、入力終了を示
すボタンを図5の画面に表示し、ユーザがこのボタンを
操作したときに、選択された図形が表す処理単位に対す
る解析データ51(図4)に、入力されたテスト項目デ
ータを含むテスト項目テーブル61(図8)をリンクさ
せることにより実現することもできる。
【0065】しかし、本実施の形態では、入力されたテ
スト項目データを任意の処理単位に対応付けることがで
きるようにするために、更に複数の処理単位に同時に対
応付けることができるようにするために、以下のように
して上記対応付けが実行される。ユーザは、処理フロー
図表示ウィンドウ100内の、テスト項目データを対応
付けるべき処理単位を表す図形を、テスト項目データ入
力ウィンドウ102内の入力されたテスト項目データが
表示されている領域(テスト項目番号を示す文字列が位
置する行から確認内容を示す文字列の最後が位置する行
までの領域)までマウスでドラッグする。今の場合に
は、テスト項目番号1のテスト項目データが入力された
領域まで選択された図形をドラッグする。もし、入力さ
れたテスト項目データが上記処理単位と他の処理単位と
の組に対して適用されるべきテスト項目データであると
きには、当該他の処理単位を表す他の図形も同様にして
テスト項目データの領域にドラッグすればよい。
【0066】図6を参照すると、テスト項目編集ルーチ
ン23は、いずれかの図形について上に述べたドラッグ
が実行されたとき、処理単位・テスト項目対応付け処理
S238を実行する。図9は、処理単位・テスト項目対
応付け処理S238のフローチャートである。処理S2
38では、対応付け情報70に属する情報として、対応
付けテーブル71(図1)を生成する(ステップS23
81)。図10は、対応付けテーブル71の記憶内容を
示す図である。対応付けテーブル71は、テスト項目テ
ーブルポインタフィールド71Aと解析データポインタ
フィールド71Bを有する。
【0067】図9に戻り、処理単位・テスト項目対応付
け処理S238では、テスト項目テーブルポインタフィ
ールド71Aに、対応付けられたテスト項目テーブル6
1(図8)を指し示すテスト項目テーブルポインタを格
納し、解析データポインタフィールド71Bに選択され
た図形が表す処理単位に対する解析データ51(図4)
を指し示す解析データポインタを格納する(ステップS
2382)。更に、テスト項目テーブル61の対応付け
テーブルポインタフィールド61Cに選択された図形が
表す処理単位に対する解析データ51に対応する対応付
けテーブル71を指し示す対応付けテーブルポインタを
格納する(ステップS2383)。上記解析データ51
(図4)内の対応付けテーブルポインタ51Fに、生成
された対応付けテーブル71を指し示す対応付けテーブ
ルポインタを格納する(ステップS2384)。
【0068】その後、解析データ51内の対応付け状態
フラグ51Hを対応付け状態にセットする(ステップS
2385)。当該処理単位に既に他のテスト項目データ
が対応付けられているときには、対応付けテーブルポイ
ンタ、例えば51G、が既に格納されている。したがっ
て重複割り当て状態が発生する。このときには、対応付
け状態フラグ51Hは既に対応付け状態にセットされて
いるので、これを重複対応付け状態に変更する。
【0069】処理フロー図表示ウィンドウ100に表示
された処理フロー図のうち、上記テスト項目データが対
応付けられた処理単位を表す図形の表示を対応付け状態
(あるいは重複対応付け状態)に変更する(ステップS
2386)。この図形は、例えば対応付け状態(あるい
は重複対応付け状態)を表す色で表示される。ソースプ
ログラム表示ウィンドウ101内に表示されたソースプ
ログラムのうち、上記処理単位に属するソースプログラ
ム部分を対応付け状態(あるいは重複対応付け状態)に
変更する(ステップS2387)。このソースプログラ
ム部分は、例えば対応付け状態(あるいは重複対応付け
状態)を示す色で表示される。更に、処理単位に対応付
けられたテスト項目データの表示は、対応付け状態に変
更される(ステップS2388)。
【0070】こうして、処理単位・テスト項目対応付け
処理S238が終了する。なお、入力されたテスト項目
データが複数の処理単位に対応付けられたときには、処
理単位・テスト項目対応付け処理S238は、各処理単
位を表す図形のドラッグが行われるごとに実行される。
【0071】図11は、種々の情報の間の対応関係を示
す図である。生成された対応付けテーブル71内のテス
ト項目テーブルポインタ71Aは、処理単位に対応付け
られたテスト項目テーブル61を指し示す。テスト項目
テーブル61内の対応付けテーブルポインタ61Cは、
上記対応付けテーブル71を指し示す。こうして、テス
ト項目テーブル61と対応付けテーブル71は、互いに
リンクされる。
【0072】ソースプログラム解析情報50に含まれ
る、テスト項目データが対応付けられた解析データ51
内の対応付けテーブルポインタ51Fは、生成された対
応付けテーブルポインタ71を指し示す。対応付けテー
ブル71内の解析データポインタ71Bは、解析データ
51を指し示す。このように、解析データ51と生成さ
れた対応付けテーブル71は互いにリンクしている。更
に、テスト項目テーブル61と解析データ51は、対応
付けテーブル71を介して互いにリンクされることにな
る。
【0073】テスト項目テーブル61に記憶されたテス
ト項目データが他の処理単位にも対応付けられた場合、
その対応付けが行われたときに第2の対応付けテーブル
72が生成され、テスト項目テーブル61内に第2の対
応付けテーブルポインタ61Dとして、第2の対応付け
テーブル72を指し示すポインタが記憶される。第2の
対応付けテーブル72内に上記テスト項目テーブル61
を指し示すテスト項目テーブルポインタ72Aが記憶さ
れ、これによりテスト項目テーブル61と第2の対応付
けテーブル72が互いにリンクされる。対応付けテーブ
ル72と当該他の処理単位に対応する解読データ52
は、対応付けテーブル71と解析データ51のリンクと
同じく互いにリンクされる。
【0074】なお、上記解析データ51が既に他の対応
付けテーブル73を介して他のテスト項目テーブル63
に対応付けられているときには、解析データ51は、複
数のテスト項目テーブル61、62に複数の対応付けテ
ーブル71,73を介して対応付けられるという重複対
応付け状態になる。
【0075】以上に説明した手順にしたがって、処理フ
ロー図表示ウィンドウ100に表示された処理フロー図
内の異なる図形を順次選択してそれぞれの図形が表す処
理単位に対するテスト項目データを入力することによ
り、全ての処理単位に対するテスト項目データを指定す
ることができる。新たに入力されたテスト項目データに
対して、テスト項目テーブル61が生成され、そのテス
ト項目テーブル61が処理単位に対応付けられると、対
応付けテーブル71(図10)が生成される。上記テス
ト項目テーブル61と上記処理単位に対応する解析デー
タ51は、生成された対応付けテーブル71を介して互
いにリンクされる。
【0076】図5に例示されているように、第2番目の
テスト項目データを入力するときには、テスト項目デー
タ入力ウィンドウ102には第1番目のテスト項目デー
タが表示された状態で、第2番目のテスト項目データが
第1のテスト項目データに続く位置に表示される。すな
わち、テスト項目データ入力ウィンドウ102には、異
なるテスト項目テーブル61に既に記憶された複数のテ
スト項目データがまるで一つのファイルに記憶されてい
るかのようにテスト項目番号の順番に順次並べて表示さ
れ、新たに入力されるテスト項目データが、それらのテ
スト項目データにつづいて同じ一つのファイルに入力さ
れるかのように表示される。
【0077】同様にして、後続のテスト項目データは、
テスト項目データ入力ウィンドウ102内に既に表示さ
れた既に入力済みのテスト項目データに続く位置に入力
される。テスト項目データ入力ウィンドウ102に入力
された複数のテスト項目データの表示位置は、スクロー
ルバー102Aをマウスで操作することにより変更可能
である。
【0078】入力済みのテスト項目データが不適切な場
合、テスト項目削除ボタン201を用いてその入力済み
のテスト項目データを削除することも可能である。削除
すべきテスト項目データをテスト項目データ入力ウィン
ドウ102に表示し、そのテスト項目データが表示され
ている領域にマウスカーソルを位置させた状態でテスト
項目削除ボタン201が選択されると、そのテスト項目
データが削除される。この場合、削除は、図6に示すテ
スト項目削除処理S234により実行される。
【0079】図12は、テスト項目削除処理S234の
概略フローチャートである。テスト項目削除処理S23
4では、テスト項目データ入力ウィンドウ102内の選
択されたテスト項目データが削除され(ステップS23
41)、対応するテスト項目テーブル61が削除される
(ステップS2342)。削除されたテスト項目データ
がいずれかの単位処理に対応付けられているときには、
その対応付けが解消される(ステップS2343)。す
なわち、削除されたテスト項目テーブル61にリンクさ
れていた対応付けテーブル71が削除される。更に、削
除された対応付けテーブル71にリンクされていた解析
データ51(図4)内の対応付けテーブルポインタ51
Fが消去され、対応付け状態フラグ51Hがリセットさ
れる。この結果、対応付けられていた処理単位を表す、
処理フロー図内の図形の表示が対応付け状態から通常の
非対応付け状態に変更される。ソースプログラム表示ウ
ィンドウ101内に表示されたその処理単位に属するソ
ースプログラム部分についても同様である。
【0080】図5に戻り、処理変更ボタン210から2
15のいずれかが選択されると、対応する処理が起動さ
れ(ステップS236(図6))、テスト項目編集ルー
チン23が終了する。
【0081】テスト項目編集ルーチン23の実行後は、
通常は対応付けチェックルーチン24が実行される。対
応付けチェックルーチン24は、テスト項目編集ルーチ
ン23により各処理単位に対応付けられたテスト項目デ
ータをユーザがチェックするのを支援する。
【0082】図13は、対応付けチェックルーチン24
を起動したときに表示装置11に表示される対応付けチ
ェック画面の例を示す。この画面には、図5に示された
テスト項目編集画面と同様に処理フロー図表示ウィンド
ウ100、ソースプログラム表示ウィンドウ101、テ
スト項目データ入力ウィンドウ102が表示され、図5
の変数一覧表示ウィンドウ103に代えて対応付け状況
データ表示ウィンドウ104が表示される。画面の下方
には処理変更ボタン210から215が表示される。対
応付けチェックボタン211は使用できない。
【0083】図14は、対応付けチェックルーチン24
の概略フローチャートである。対応付けチェックルーチ
ン24では、まず図13に示した対応付けチェック画面
がウィンドウ内の情報を除いて表示される(ステップS
240)。処理フロー図表示ウィンドウ100に処理フ
ロー図が表示され、ソースプログラム表示ウィンドウ1
01にソースプログラムが表示される(ステップS24
1)。テスト項目編集ルーチン23に関して既に説明し
たように、処理フロー図表示ウィンドウ100内では、
テスト項目データが対応付けられた処理単位を表す図形
は、対応付け状態で表示される。ソースプログラム表示
ウィンドウ101には、その処理単位に属するソースプ
ログラム部分も同様に対応付け状態で表示される。この
とき、複数のテスト項目データが重複して対応付けられ
た処理単位を表す図形は、重複対応付け状態で表示され
る。その処理単位に属するソースプログラム部分も同様
に重複対応付け状態で表示される。
【0084】更に、テスト項目データ入力ウィンドウ1
02には、複数のテスト項目テーブル61に記憶された
入力済みのテスト項目データがテスト項目番号の順に並
べて表示される(ステップS242)。各テスト項目デ
ータは、いずれかの処理単位に対応付けられているとき
には、対応付け状態で表示される。例えば、そのテスト
項目データの番号を示す一行が選択状態で表示される。
各テスト項目データが処理単位に対応付けられているか
否かは、そのテスト項目データを含むテスト項目テーブ
ル61(図11)に対応付けテーブルポインタ61C
(図11)が記憶されているか否かにより判別される。
【0085】更に対応付け状態データが計算され、対応
付け状況データ表示ウィンドウ104に表示される(ス
テップS243)。具体的には、図13に示すように、
テスト項目数、網羅性、重複箇所数が計算される。テス
ト項目数は、生成されたテスト項目テーブル61の数で
ある。この数により、テスト項目データの作成の進捗状
況を把握することができる。
【0086】網羅性は、全処理単位のうちテスト項目デ
ータが対応付けられた処理単位の割合である。各処理単
位にテスト項目データが割り当てられているか否かは、
その処理単位に対応する解析データ51(図11)内の
対応付け状態フラグ51Hがセットされているか否かに
より判別される。テスト項目編集ルーチン23により全
ての処理単位に対してテスト項目データを対応付ける操
作を行ったときでも、ユーザの操作ミスにより、いずれ
かの処理単位にいずれのテスト項目データも対応付けら
れていないことが起こりうる。網羅性は、そのようなミ
スをチェックするのに使用される。
【0087】重複箇所数は複数のテスト項目データが対
応付けられた処理単位の数である。各処理単位に複数の
テスト項目データが割り当てられているか否かは、その
処理単位に対応する解析データ51(図11)内の対応
付け状態フラグ51Hが重複対応付け状態にセットされ
ているか否かにより判断することができる。一つの処理
単位に対して複数のテスト項目データが対応付けられて
いる場合の中には、ユーザの操作の間違いにより、それ
らのテスト項目データが同じ内容のテストを指定してい
るという場合もありうる。このような重複割り当て状態
は、望ましくなく、重複箇所数が多いほど、そのような
望ましくない重複割り当て状態が多く発生する可能性が
ある。したがって、重複箇所数は、そのような望ましく
ない対応付けがなされたテスト項目データが存在する危
険性を推測するのに使用できる。
【0088】対応付けチェックルーチン24は、対応付
け状況データを表示した後、ユーザ操作の待ち状態にな
る(ステップS244)。図13に示した対応付けチェ
ック画面では、ユーザは、処理フロー図表示ウィンドウ
100に表示された任意の図形が表す処理に対応付けら
れたテスト項目データを確認することができる。例えば
対応付け状態(あるいは重複対応付け状態)にある図形
を選択すると、その図形の表示が対応付け状態(あるい
は重複対応付け状態)かつ選択状態に変更され(ステッ
プS245)、更に対応するソースプログラム部分の表
示が同様に対応付け状態(あるいは重複対応付け状態)
かつ選択状態に変更され(ステップS246)、更に、
その図形に対応付けられたテスト項目データが対応付け
状態かつ選択状態で表示される(ステップS247)。
【0089】選択された図形に対応付けられたテスト項
目データは、テスト項目データ入力ウィンドウ102内
の先頭位置に表示されることが望ましい。もちろん、ユ
ーザは、スクロールバー102Aを操作して、選択され
たテスト項目データがテスト項目データ入力ウィンドウ
102内の所望の位置に表示されるように表示位置を変
えることができる。こうしてユーザは、各図形に対する
テスト項目データの対応付け状態の是非を、対応するソ
ースプログラム部分及びテスト項目データを見てチェッ
クすることができる。
【0090】テスト項目データ入力ウィンドウ102に
表示されたいずれかのテスト項目データがいずれの処理
単位にも対応付けられていないとき、そのテスト項目デ
ータの表示は対応付け状態でない。したがって、ユーザ
は、入力済みのテスト項目データがいずれの処理単位に
も対応付けられていないとき、そのようなテスト項目デ
ータを容易に見つけることができる。
【0091】その後、ユーザは、チェックの結果に応じ
て処理変更ボタン210から215のいずれかのボタン
を操作して他の処理を起動することができる(ステップ
S248)。例えば、必要ならばテスト項目編集ボタン
210を選択して、テスト項目編集ルーチン23を起動
し、テスト項目データの追加又は変更を行うことができ
る。テスト項目データの入力が完了しているときには、
デバッガ用情報編集ボタン212を選択してデバッガ用
情報編集ルーチン25を起動することができる。あるい
はテストプログラム編集ボタン213を選択してテスト
プログラム編集ルーチン26を起動することができる。
【0092】デバッガ用情報編集ルーチン25は、ソー
スプログラム30をデバッグするためのデバッガ用情報
の入力をテスト項目編集ルーチン23により各処理単位
に対応付けられたテスト項目データを用いて支援する。
【0093】図15は、デバッガ用情報編集ルーチン2
5を起動したときに表示装置11に表示されるデバッガ
用情報編集画面の例を示す。この画面には、図13に示
された対応付けチェック画面と同様に、処理フロー図表
示ウィンドウ100、ソースプログラム表示ウィンドウ
101、テスト項目データ入力ウィンドウ102が表示
されるが、図13と異なり、デバッガ用情報入力ウィン
ドウ105がテスト項目データ入力ウィンドウ102と
ソースプログラム表示ウィンドウ101の間に表示され
る。図13に示した対応付けチェック画面と同じく、処
理フロー図表示ウィンドウ100、ソースプログラム表
示ウィンドウ101、102には、処理フロー図、ソー
スプログラム、入力済みの複数のテスト項目データが表
示される。これらの情報は、図13に示した対応付けチ
ェック画面の場合と同じく、対応付け状態にあるか否か
が判別可能に表示される。
【0094】図13に表示された対応付け状況データ表
示ウィンドウ104は表示されないで、代わりに図5に
表示された変数一覧表示ウィンドウ103が表示され
る。ただし、図5の場合と同じく、変数一覧表示ウィン
ドウ103は、画面下方にある変数一覧表示ボタン20
5が操作されたときに表示される。
【0095】画面の下方にはデバッガ用情報追加ボタン
203、デバッガ用情報削除ボタン204、変数一覧表
示ボタン205が表示され、処理変更ボタン210から
215が表示される。デバッガ用情報編集ボタン212
は使用できない。
【0096】図16は、デバッガ用情報編集ルーチン2
5の概略フローチャートである。デバッガ用情報編集ル
ーチン25では、まず図15に示したデバッガ用情報編
集画面がウィンドウ内の情報を除いて表示される(ステ
ップS250)。その後は、対応付けチェックルーチン
24の場合と同じく、処理フロー図表示ウィンドウ10
0に処理フロー図が表示され、ソースプログラム表示ウ
ィンドウ101にソースプログラムが表示され、テスト
項目データ入力ウィンドウ102には複数のテスト項目
テーブル61(図8)に記憶された入力済みのテスト項
目データがテスト項目番号の順に並べて表示される(ス
テップS251)。その後、処理はユーザの操作待ちの
状態になる(ステップS252)。
【0097】ユーザは、以下のようにして各テスト項目
データに関してデバッガ用情報を入力する。処理フロー
図表示ウィンドウ100内の、テスト項目データが既に
対応付けられた図形を選択すると、その図形の表示が対
応付け状態でかつ選択状態に変更される(ステップS2
56)。この図形が重複対応付け状態であるときには、
その図形の表示は重複対応付け状態でかつ選択状態に変
更される。対応するソースプログラム部分の表示が同様
に対応付け状態(あるいは重複対応付け状態)かつ選択
状態に変更され(ステップS257)、更にその図形が
表す処理単位に対応付けられたテスト項目データがテス
ト項目データ入力ウィンドウ102に選択状態で表示さ
れる(ステップS258)。こうして、テスト項目デー
タ、処理単位、ソースプログラム部分という3つの情報
が連動して選択状態になる。
【0098】選択されたテスト項目データに対して既に
デバッガ用情報が入力済みであるときには、そのデバッ
ガ用情報の内容がデバッガ用情報入力ウィンドウ105
に表示される(ステップS259)。しかし、今の仮定
では選択されたテスト項目データにはデバッガ用情報が
作成されていないので、ステップS259はスキップさ
れ、デバッガ用情報入力ウィンドウ105には何も表示
されない。
【0099】選択されたテスト項目データは、テスト項
目データ入力ウィンドウ102内の先頭位置に表示され
ることが望ましい。もちろん、ユーザは、スクロールバ
ー102Aを操作して、選択されたテスト項目データが
テスト項目データ入力ウィンドウ102内の所望の位置
に表示されるように表示位置を変えることができる。選
択された図形に複数のテスト項目データが重複して対応
付けられているときには、それらのテスト項目データの
表示が同時に選択状態に変更される。この場合には、ユ
ーザはそれらの重複して対応付けられたテスト項目デー
タのうち、デバッガ用情報を入力しようとする一つのテ
スト項目データをマウスで選択する。
【0100】このように、選択された図形に対応するソ
ースプログラム部分がソースプログラム表示ウィンドウ
101内で選択状態で表示され、その処理単位に対応付
けられたテスト項目データがテスト項目データ入力ウィ
ンドウ102に表示されるので、各処理単位に対するデ
バッガ用情報を入力するときに、ユーザは、このソース
プログラム部分を探すことなく、直ちに識別することが
できる。更にその処理単位に対して既に対応付けられた
テスト項目データを直ちに識別できるので、当該処理単
位に対するデバッガ用情報の入力時に参照すべきソース
プログラム部分及びテスト項目データの識別に要する時
間を大幅に減少することができる。
【0101】その後、ユーザは、デバッガ用情報追加ボ
タン203をクリックする。このボタンがクリックされ
ると、デバッガ用情報追加処理S253が実行される。
図17は、デバッガ用情報追加処理S253の概略フロ
ーチャートである。デバッガ用情報追加処理S253で
は、まずデバッガ用情報80(図11)に含まれるべき
デバッガ用ファイル81(図11)が生成される(ステ
ップS2531)。選択されているテスト項目データの
テスト項目番号を表示させるコマンドがデバッガ用情報
入力ウィンドウ105に自動的に挿入される(ステップ
S2532)。今の場合、図5に示すように、例えば
「echo "Test No. 1"」というコマンド33が挿入され
る。
【0102】挿入されたコマンド33が、先に生成され
たデバッガ用ファイル81に記憶される(ステップS2
533)。更に、対応するテスト項目テーブル61(図
11)内のデバッガ用ファイルアドレス61Dに生成さ
れたデバッガ用ファイル81のアドレスが格納される
(ステップS2534)。こうして、デバッガ用情報追
加処理S253が終了する。
【0103】ユーザは、テスト項目データ入力ウィンド
ウ102に表示されている選択されたテスト項目データ
の内容を見ながら、デバッガ用情報を入力する。図15
に示す例では、テスト項目データ1が選択されている状
態で、コマンド34を入力する。このコマンド34は、
行番号6のソースプログラム文30Bの実行直前でソー
スプログラム30の実行を中断し、変数「argc」の値を
表示することを指示するコマンドである。ユーザは、コ
マンド35を更に入力する。このコマンド35は、変数
「argc」の値を変数「MAXRG」の上限値を超えた値
「4」に設定するコマンドである。更にユーザは、コマ
ンド36を入力する。コマンド36は、行番号8のプロ
グラム文の直前で実行を中断し、変数「result」の値を
印刷するコマンドである。ユーザは同様にして他のコマ
ンドを入力する。
【0104】これらのコマンドは、先に生成されたデバ
ッガ用ファイル81(図11)に記憶される。なおこの
記憶動作がデバッガ用情報編集ルーチン25により実行
されることは図16には簡単化のために省略されてい
る。デバッガ用情報入力ウィンドウ105も、スクロー
ルバー105Aにより、そこに表示されるデバッガ用情
報の表示位置を変更可能である。
【0105】テスト項目編集ルーチン23の実行時と同
じく、ユーザは、変数一覧表示ボタン205を選択する
ことにより、変数一覧表示ウィンドウ103に処理フロ
ー図表示ウィンドウ100内の選択された図形が表す処
理単位に含まれている複数の変数を表示させることがで
きる。この表示処理がデバッガ用情報編集ルーチン25
により実行されることは、図16では簡単化のために示
されていない。それらの変数から所望の変数を選択し
て、デバッガ用情報入力ウィンドウ105内のあらかじ
め図示しないマウスカーソルで指定した位置に挿入し
て、コマンドの一部に使用することができる。同様に、
ユーザは、ソースプログラム表示ウィンドウ101に表
示された対応するソースプログラム部分に含まれた変数
名等の文字列をマウスで選択し、その文字列をコピーし
てデバッガ用情報入力ウィンドウ105内に挿入するこ
ともできる。
【0106】以上のようにして、一つの図形により表さ
れる処理単位に対応付けられたテスト項目データに基づ
いてデバッグ用の情報を入力することができる。同様に
して、ユーザは、他の図形を選択して他の処理単位に対
応付けられたテスト項目データに基づいてデバッガ用情
報を入力することができ、当該他のテスト項目データに
対して他のデバッガ用ファイル82(図11)が生成さ
れる。
【0107】以上の方法では、処理単位を表す図形を選
択することにより、関連するソースプログラム部分とテ
スト項目データが連動して選択状態にされた。しかし、
選択項目テーブルを図形の選択より先に選択してもよ
い。すなわち、テスト項目データ入力ウィンドウ102
に表示された複数のテスト項目データのいずれかを選択
し、そのテスト項目データに関するデバッガ用情報を入
力してもよい。
【0108】具体的には、テスト項目データ入力ウィン
ドウ102内のいずれかのテスト項目データの選択はマ
ウスでそのテスト項目データが表示されている領域上の
点をクリックする。テスト項目データが選択されると、
処理フロー図表示ウィンドウ100内では、そのテスト
項目データが対応付けられた処理単位を表す図形が選択
状態で表示され、ソースプログラム表示ウィンドウ10
1では、その処理単位に属するソースプログラム部分が
選択状態で表示される。こうして、テスト項目データ、
処理単に、ソースプログラム部分という3つの情報が連
動して選択状態になる。したがって、ユーザは選択した
テスト項目データに対するデバッガ用情報を、このソー
スプログラム部分を見ながら入力することができる。
【0109】上記選択されたテスト項目データが複数の
処理単位に対応付けられているときには、処理フロー図
表示ウィンドウ100では、それらの複数の処理単位を
表す複数の図形の表示が選択状態に変更され、ソースプ
ログラム表示ウィンドウ101内では、それらの複数の
処理単位に属する複数のソースプログラム部分の表示が
選択状態に変更される。
【0110】なお、作成済みのデバッガ用ファイル81
が不適切なときには、これを削除することもできる。あ
る処理単位に対してデバッガ用ファイル81が既に作成
され、そのデバッガ用ファイル81を削除する場合、ユ
ーザはその処理単位を表す図形を選択すると、既に述べ
たように、その図形の表示が選択状態に変更され(ステ
ップS256)、対応するソースプログラム部分の表示
が選択状態に変更され(ステップS257)、更に、選
択された図形に対応付けられたテスト項目テーブル61
(図11)に記憶された対応するテスト項目データがテ
スト項目データ入力ウィンドウ102内に選択状態で表
示される(ステップS258)。
【0111】選択されたテスト項目データに対してデバ
ッガ用ファイル81が既に作成されているときには、当
該デバッガ用ファイルが、デバッガ用情報入力ウィンド
ウ105に表示される(ステップS259)。すなわ
ち、上記対応付けられたテスト項目テーブル61内のデ
バッガ用ファイルアドレス61D(図11)により指定
されるデバッガ用ファイル81がデバッガ用情報入力ウ
ィンドウ105に表示される。
【0112】ユーザがデバッガ用情報削除ボタン204
を操作すると、デバッガ用情報削除処理S254が実行
される。図18は、デバッガ用情報削除処理S254の
概略フローチャートである。デバッガ用情報削除処理S
254では、選択された図形に対応付けられたテスト項
目テーブル61にリンクされたデバッガ用ファイル81
(図11)が削除される(ステップS2541)。更に
当該テスト項目テーブル61内のデバッガ用ファイルア
ドレス61Dが削除され(ステップS2542)、デバ
ッガ用情報削除処理S254が終了する。
【0113】複数のテスト項目データに対するデバッガ
用情報の入力が終了した時点で、ユーザが処理変更ボタ
ン210〜215のいずれかを選択すると、他の処理が
起動され(ステップS255)、デバッガ用情報編集ル
ーチン25は終了する。
【0114】例えば、ユーザがテストプログラムを引き
続いて作成するには、テストプログラム編集ボタン21
3を選択する。このボタンが選択されると、テストプロ
グラム編集ルーチン26が起動される。このテストプロ
グラム編集ルーチン26は、テストプログラムの作成を
支援する。支援の仕方はデバッガ用情報の作成の場合と
同じである。
【0115】図19は、テストプログラム編集ルーチン
26を起動したときに表示装置11に表示されるテスト
プログラム編集画面の例を示す。この画面では、図15
に示されたデバッガ用情報編集画面と比べると、図15
のデバッガ用情報入力ウィンドウ105に代えてテスト
プログラム入力ウィンドウ106が表示され、更に操作
ボタンとして、図5のデバッガ用情報追加ボタン20
3、デバッガ用情報削除ボタン204に代えて、テスト
用ファイル追加ボタン206、テスト用ファイル削除ボ
タン207が表示される点が相違する。変数一覧表示ボ
タン208は、図15に示されたデバッガ用情報編集画
面に表示された変数一覧表示ボタン205と同じ目的に
使用される。
【0116】テストプログラム編集ルーチン26での処
理は、デバッガ用情報編集ルーチン25の実行時とほと
んど同じである。ユーザは、処理フロー図表示ウィンド
ウ100内のいずれかの図形を選択し、選択された図形
に対応付けられたテスト項目データが示すテストを実行
するための部分テストプログラムをテストプログラム入
力ウィンドウ106に入力する。入力された部分テスト
プログラムは、テストプログラム83(図11)内にテ
スト用ファイル84として記憶され、対応するテスト項
目テーブル61には、このテスト用ファイル84のアド
レスがテスト用ファイルアドレス61Eに記憶される。
他の図形に対して他のテスト用ファイル85(図11)
が同様に生成される。
【0117】ユーザは図形を選択してから部分テストプ
ログラムを入力する代わりに、テスト項目データ入力ウ
ィンドウ102内で、複数のテスト項目データを順次選
択してそれぞれに対する部分テストプログラムを入力し
てもよいことは、デバッガ用情報の入力時と同じであ
る。テストプログラム入力ウィンドウ106も、スクロ
ールバー106Aにより、そこに表示される部分テスト
プログラムの表示位置を変更可能である。
【0118】複数のテスト項目データに対する部分テス
トプログラムの入力が終了したときには、ユーザは、例
えばメインメニューボタン215を選択して、メインル
ーチン21を起動し、テストプログラム編集ルーチン2
6は終了する。この結果、図2に示されたメインメニュ
ー画面が表示され、ユーザは、終了ボタン97を選択し
てプログラムテスト情報入力支援プログラム20の実行
を終了する。
【0119】ユーザは、プログラムテスト情報入力支援
プログラム20により生成されたデバッガ用情報80を
用いて、他のコンピュータ14(図1)でデバッグを実
行して、テスト結果データ86を得ることができる。あ
るいは、プログラムテスト情報入力支援プログラム20
で生成されたテストプログラム83を用いて他のコンピ
ュータ14でソースプログラム30のテストを実行し、
テスト結果データ86を得ることができる。
【0120】ユーザは、プログラムテスト情報入力支援
プログラム20により入力して各テスト項目データにつ
いてテストが完了したか否かをこのテスト結果データ8
6に基づいて判別する。ユーザは、プログラムテスト情
報入力支援プログラム20により生成した複数のテスト
項目データの各々についてテストが完了したか否かのテ
スト完了状況を、つぎに説明する方法でプログラムテス
ト情報入力支援プログラム20に登録することができ
る。
【0121】テスト完了状況は、具体的には、以下のよ
うにして実行される。ユーザは、プログラムテスト情報
入力支援プログラム20を起動し、図2のメインメニュ
ー画面内のテスト完了登録ボタン96を選択し、テスト
完了登録ルーチン27を起動する。
【0122】図20は、テスト完了登録ルーチン27を
起動したときに表示装置11に表示されるテスト完了登
録画面の例を示す。この画面は、図13に示された対応
付けチェック画面と比べると、対応付け状況データ表示
ウィンドウ104に代えて、テスト完了状況データ表示
ウィンドウ107が表示され、更にテスト完了登録ボタ
ン209と処理変更ボタン210〜215が表示される
点が異なる。
【0123】図21は、テスト完了登録ルーチン27の
概略フローチャートである。テスト完了登録ルーチン2
7では、まず図20に示したテスト完了登録画面がウィ
ンドウ内の情報を除いて表示される(ステップS27
0)。対応付けチェックルーチン24及びデバッガ用情
報編集ルーチン25の場合と同じく、処理フロー図表示
ウィンドウ100に処理フロー図が表示され、ソースプ
ログラム表示ウィンドウ101にソースプログラムが表
示される(ステップS271)。テスト項目データ入力
ウィンドウ102には、複数のテスト項目テーブル61
に記憶された入力済みのテスト項目データがテスト項目
番号の順に並べて表示される(ステップS272)。
【0124】上記ステップS271では、処理フロー図
表示ウィンドウ100内では、テスト項目データが対応
付けられた処理単位を表す図形は、対応付け状態で表示
され、ソースプログラム表示ウィンドウ101内では、
その処理単位に属するソースプログラム部分も同様に対
応付け状態で表示される。更に上記ステップS272で
は、テスト項目データ入力ウィンドウ102では、処理
単位に対応付けられたテスト項目データは、対応付け状
態で表示される。
【0125】次にテスト完了状況データが計算され、テ
スト完了状況データ表示ウィンドウ107に表示される
(ステップS273)。具体的には、図20に示すよう
に、テスト項目数、ステップ数、処理単位数が計算され
る。テスト項目数は、テストが完了したテスト項目テー
ブル61の数であり、テスト項目データの作成の進捗状
況を示すことになる。更に、全ての生成済みのテスト項
目データのうち、テスト完了状態になったものの比率が
計算される。ステップ数は、そのようなテストが完了し
たいずれかのテスト項目データに対応付けられた処理単
位に属するソースプログラム部分の総ステップ数であ
る。更に、ソースプログラムの全ステップ数に対する、
そのようなテスト完了したステップの比率が計算され
る。処理単位数は、テストが完了したいずれかのテスト
項目データに対応付けられた処理単位の総数である。な
お、テスト完了状況がいずれのテスト項目データについ
て登録されていないときには、以上のテスト完了状況デ
ータの値はいずれも「0」である。
【0126】テスト完了登録ルーチン27は、テスト完
了状況データを表示した後、ユーザ操作の待ち状態にな
る(ステップS274)。ユーザは、テスト項目データ
入力ウィンドウ102からテストが完了したテスト項目
データを順次選択し、それぞれについてテスト完了登録
ボタン209を操作する。
【0127】テスト項目データが選択されると、そのテ
スト項目データの表示は選択状態に変更され(ステップ
S275)、テスト完了登録ボタン209が操作される
と、テスト完了状況更新処理S276が起動される。図
22は、テスト完了状況更新処理S276の概略フロー
チャートである。この処理では、まず、選択されたテス
ト項目データを記憶するテスト項目テーブル61(図1
1)内のテスト完了フラグ61Gをセットする(ステッ
プS2761)。選択されたテスト項目データの表示を
テスト完了状態に変更する(ステップS2762)。そ
のテスト項目データが対応付けられた処理単位に他のテ
スト項目データが対応付けられているか否か、すなわち
当該処理単位が重複対応状態であるか否かが判断される
(ステップS2763)。この判断は、当該テスト項目
データを記憶するテスト項目テーブル61(図11)に
リンクされた解析データ51内の対応付け状態フラグ5
1Hが対応付け状態か又は重複対応付け状態であるかに
依存して判別できる。
【0128】そのテスト項目データが対応付けられた処
理単位に他のテスト項目データが対応付けられていない
ときには、当該解析データ51内のテスト完了フラグ5
1Jをセットする(ステップS2765)。更に、選択
されたテスト項目データが対応付けられた上記処理単位
を表す図形の表示をテスト完了状態に変更し(ステップ
S2766)、その処理単位に属するソースプログラム
の表示をテスト完了状態に変更して(ステップS276
7)、テスト完了状況更新処理S276は終了する。
【0129】ステップS2763での判定の結果、選択
されたテスト項目データが対応付けられた処理単位に他
のテスト項目データが対応付けられていると判断された
ときには、当該他のテスト項目データが全てテスト完了
か否かが判断される(ステップS2764)。この判断
は、当該解析データにリンクされた他のテスト項目テー
ブル61内のテスト完了フラグ61Gがセットされてい
るか否かにより実行できる。他のテスト項目データが全
てテスト完了済みと判断されたときには、既に述べたス
テップS2765、S2766、S2767が実行され
る。
【0130】ステップS2764での判断の結果、当該
他のテスト項目データがテスト完了済みでないと判断さ
れたときには、ステップS2765、S2766、S2
767は実行されず、テスト完了状況更新処理S276
は終了する。
【0131】図21に戻り、テスト完了状況更新処理S
276が終了するごとに、ステップS273によりテス
ト完了状況データが計算され、テスト完了状況データ表
示ウィンドウ107に表示される。その後、処理は、再
度ユーザ操作待ちになる(ステップS274)。ユーザ
は、テストが完了したテスト項目データの全てについ
て、テストの完了を登録すると、処理変更ボタン210
から215のいずれかのボタンを操作して他の処理を起
動することができる(ステップS277)。
【0132】例えば、必要ならばテスト項目編集ボタン
210を選択して、テスト項目編集ルーチン23を起動
し、テスト項目データの追加又は変更を行うことができ
る。あるいはデバッガ用情報編集ボタン212を選択し
てデバッガ用情報編集ルーチン25を起動してデバッガ
用の情報を変更あるいは追加することができる。あるい
はテストプログラム編集ボタン213を選択してテスト
プログラム編集ルーチン26を起動してテストプログラ
ムの変更あるいは追加を行うことができる。あるいはメ
インメニューボタン215を選択して、図2に示したメ
インメニュー画面に戻り、プログラムテスト情報入力支
援プログラム20を終了することができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テスト項目データ等のプログラムテスト情報の入力時に
各処理単位に属するソースプログラム部分を容易に識別
できるので、プログラムテスト情報の入力時間を減少で
きる。
【0134】更に、各処理単位に対して入力されたテス
ト項目データに基づいてデバッガ用情報あるいはテスト
プログラムを入力するときに、各処理単位に属するソー
スプログラム部分と当該処理単位に対して入力されたテ
スト項目データを容易に識別できるので、デバッガ用情
報あるいはテストプログラムの入力作業を迅速に行うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプログラムテスト情報入力支援シ
ステムの概略構成図である。
【図2】上記システムの表示装置に表示されるメインメ
ニュー画面を示す図である。
【図3】ソースプログラムの例と対応するPAD図の例
を示す図である。
【図4】処理単位に対して得られる解析データの例を示
す図である。
【図5】テスト項目編集画面の例を示す図である。
【図6】テスト項目編集ルーチンの概略フローチャート
である。
【図7】テスト項目追加処理の概略フローチャートであ
る。
【図8】テスト項目テーブルの記憶内容を示す図であ
る。
【図9】処理単位・テスト項目対応付け処理の概略フロ
ーチャートである。
【図10】対応付けテーブルの記憶内容を示す図であ
る。
【図11】種々の情報の間の対応関係を示す図である。
【図12】テスト項目削除処理の概略フローチャートで
ある。
【図13】対応付けチェック画面の例を示す図である。
【図14】対応付けチェックルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図15】デバッガ用情報編集画面の例を示す図であ
る。
【図16】デバッガ用情報編集ルーチンの概略フローチ
ャートである。
【図17】デバッガ用情報追加処理の概略フローチャー
トである。
【図18】デバッガ用情報削除処理の概略フローチャー
トである。
【図19】テストプログラム編集画面の例を示す図であ
る。
【図20】テスト完了登録画面の例を示す図である。
【図21】テスト完了登録ルーチンの概略フローチャー
トである。
【図22】テスト完了状況更新処理の概略フローチャー
トである。
【符号の説明】
100…処理フロー図表示ウィンドウ、101…ソース
プログラム表示ウィンドウ、102…テスト項目データ
入力ウィンドウ、103…変数一覧表示ウィンドウ、1
04…対応付け状況データ表示ウィンドウ、105…デ
バッガ用情報入力ウィンドウ、106…テストプログラ
ム入力ウィンドウ、107…テスト完了状況データ表示
ウィンドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 HH17 NN04 NN09 NN10 NN23 NN33 NN34 NN35 NN36 5E501 AA02 AC10 BA03 BA05 CA02 CB02 CB09 DA13 EA05 EA10 EB05 FA23 FA46 FB43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テスト対象のソースプログラムを解析して
    得られる解析情報に基づいて、当該ソースプログラムを
    構成する複数の処理単位を表す複数の図形を含む、前記
    ソースプログラムの処理フロー図を処理フロー図表示ウ
    ィンドウ内に表示し、 前記ソースプログラムをソースプログラム表示ウィンド
    ウ内に表示し、 前記表示された処理フロー図内のいずれかの図形がユー
    ザにより選択されたとき、前記表示されたソースプログ
    ラムのうち前記選択された図形が表す処理単位に属する
    ソースプログラム部分の表示を選択状態に変更し、 確認条件と確認内容を含むテスト項目データを指定す
    る、ユーザにより入力されたテスト項目データをテスト
    項目データ入力ウィンドウ内に表示し、 前記入力されたテスト項目データを前記選択された図形
    が表す処理単位に対応付けて記憶する、 ステップを含むことを特徴とするプログラムテスト情報
    入力支援方法。
  2. 【請求項2】前記記憶するステップは、前記入力された
    テスト項目データを前記処理フロー図内のいずれかの図
    形との対応付けを指示するユーザ操作により、前記選択
    された図形が対応付け対象の図形に指定されたときに実
    行される、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラ
    ムテスト情報入力支援方法。
  3. 【請求項3】前記入力されたテスト項目データを前記処
    理フロー図内の他の図形との対応付けを指示するユーザ
    操作にしたがって、前記入力されたテスト項目データを
    前記他の図形が表す他の処理対応に更に対応付けて記憶
    するステップを更に含む、ことを特徴とする請求項2に
    記載のプログラムテスト情報入力支援方法。
  4. 【請求項4】前記解析情報は、前記複数の処理単位のそ
    れぞれに関する複数の解析データを含み、 各解析データは、前記ソースプログラムのうち、当該解
    析データが対応する処理単位に属するソースプログラム
    部分を指定する情報を含み、 前記変更するステップは、 前記ソースプログラムのうち前記選択された図形が表す
    処理単位に属するソースプログラム部分を、当該処理単
    位に対する解析データに含まれた前記情報に基づいて判
    別し、 前記表示されたソースプログラムのうち前記判別された
    ソースプログラム部分の表示を前記選択状態に変更す
    る、 ステップを含む、 ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載
    のプログラムテスト情報入力支援方法。
  5. 【請求項5】前記記憶するステップにより前記選択され
    た図形が表す処理単位に前記入力されたテスト項目デー
    タが対応付けられたとき、当該図形の表示を対応付け状
    態に変更し、 前記表示されたソースプログラムのうち前記選択された
    図形が表す処理単位に属するソースプログラム部分の表
    示を対応付け状態に変更し、 前記入力されたテスト項目データの表示を対応付け状態
    に変更する、 ステップを更に含むことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか一つに記載のプログラムテスト情報入力支援方
    法。
  6. 【請求項6】前記表示された処理フロー図内の他の複数
    の図形のそれぞれに関連して、それぞれの図形が選択さ
    れたときに、対応するソースプログラム部分の表示を変
    更する前記ステップと、ユーザにより入力されたテスト
    項目データを表示する前記ステップと、前記記憶するス
    テップとを繰り返し、 前記繰り返しステップの後に、前記テスト項目データ表
    示ウィンドウに表示されたいずれかのユーザにより選択
    されたテスト項目データに対してテスト完了がユーザに
    より指定されたときに、当該テスト項目データの表示を
    テスト完了状態に変更し、 前記表示された処理フロー図内の当該テスト項目データ
    が対応付けられた処理単位を表す図形の表示をテスト完
    了状態に変更し、 前記表示されたソースプログラムのうち、当該処理単位
    に属するソースプログラム部分の表示をテスト完了状態
    に変更する、 ステップを更に含むことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか一つに記載のプログラムテスト情報入力支援方
    法。
  7. 【請求項7】前記表示された処理フロー図内の他の複数
    の図形のそれぞれに関連して、それぞれの図形が選択さ
    れたときに、対応するソースプログラム部分の表示を変
    更する前記ステップと、ユーザにより入力されたテスト
    項目データを表示する前記ステップと、前記記憶するス
    テップとを繰り返し、 前記繰り返しステップの後に、前記テスト項目データ表
    示ウィンドウに表示されたいずれか一つのテスト項目デ
    ータの表示と、前記表示された処理フローのうち当該テ
    スト項目データが対応付けられた処理単位を表す一つの
    図形の表示と、前記表示されたソースプログラムのう
    ち、当該処理単位に属する一つのソースプログラム部分
    の表示とをユーザ操作にしたがって連動して選択状態に
    変更し、 前記一つのテスト項目データに関連したデバッグをデバ
    ッガにより前記ソースプログラムに対して実行するため
    の、ユーザにより入力されたデバッガ用情報をデバッガ
    用情報入力ウィンドウ内に表示し、 前記入力されたデバッガ用情報を前記ソースプログラム
    に対するデバッガ用情報の一部として記憶する、 ステップを更に含むことを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一つに記載のプログラムテスト情報入力支援方
    法。
  8. 【請求項8】前記表示された処理フロー図内の他の複数
    の図形のそれぞれに関連して、それぞれの図形が選択さ
    れたときに、対応するソースプログラム部分の表示を変
    更する前記ステップと、ユーザにより入力されたテスト
    項目データを表示する前記ステップと、前記記憶するス
    テップとを繰り返し、 前記繰り返しステップの後に、前記テスト項目データ表
    示ウィンドウに表示されたいずれか一つのテスト項目デ
    ータの表示と、前記表示された処理フローのうち当該テ
    スト項目データが対応付けられた処理単位を表す一つの
    図形の表示と、前記表示されたソースプログラムのう
    ち、当該処理単位に属する一つのソースプログラム部分
    の表示とをユーザ操作にしたがって連動して選択状態に
    変更し、 前記一つのテスト項目データに基づくテストを前記ソー
    スプログラムに対して実行するための、ユーザにより入
    力された部分テストプログラムをテストプログラム入力
    ウィンドウ内に表示し、 前記入力された部分テストプログラムを前記ソースプロ
    グラムに対するテストプログラムの一部として記憶す
    る、 ステップを更に含むことを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一つに記載のプログラムテスト情報入力支援方
    法。
  9. 【請求項9】テスト対象のソースプログラムを解析して
    得られる解析情報に基づいて、当該ソースプログラムを
    構成する複数の処理単位を表す複数の図形を含む前記ソ
    ースプログラムの処理フロー図を処理フロー図表示ウィ
    ンドウ内に表示する手段と、 前記ソースプログラムをソースプログラム表示ウィンド
    ウに表示する手段と、 前記表示された処理フロー図内のいずれかの図形がユー
    ザにより選択されたとき、前記表示されたソースプログ
    ラムのうち前記選択された図形が表す処理単位に属する
    ソースプログラム部分の表示を選択状態に変更する手段
    と、 確認条件と確認内容を含むテスト項目データを指定す
    る、ユーザにより入力されたテスト項目データをテスト
    項目データ入力ウィンドウ内に表示する手段と、前記入
    力されたテスト項目データを前記選択された図形が表す
    処理単位に対応付けて記憶する手段と、 を備えることを特徴とするプログラムテスト情報入力支
    援システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237654A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitachi Software Eng Co Ltd テストプログラム管理システム
JP2009250908A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Yokogawa Electric Corp シュムーパラメータ設定装置およびシュムーパラメータ設定方法

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