JP2002182688A - 音声認識を用いた機器制御方法および音声認識を用いた機器制御システム - Google Patents

音声認識を用いた機器制御方法および音声認識を用いた機器制御システム

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JP2002182688A JP2000383809A JP2000383809A JP2002182688A JP 2002182688 A JP2002182688 A JP 2002182688A JP 2000383809 A JP2000383809 A JP 2000383809A JP 2000383809 A JP2000383809 A JP 2000383809A JP 2002182688 A JP2002182688 A JP 2002182688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音声コマンドにより制御可能な機器が限られた
空間内に複数存在する場合、それらの機器の制御を効率
よく正確に行う。 【解決手段】1つの部屋1内に存在する音声コマンドに
より制御可能な複数の機器(エアコン2、TV3、音響
機器4など)と、これらの機器の制御が可能であるとと
もにそれぞれの機器が個々に有する情報の処理が可能で
ある機器制御手段11とを内部ネットワーク10に接続
し、それぞれの機器同志またはそれぞれの機器と機器制
御手段11との間で相互に情報の交換を可能とし、ユー
ザからの音声コマンドに対し、それぞれの機器同志また
はそれぞれの機器と機器制御手段11との間で相互に情
報の交換を行いながら音声認識して、当該音声コマンド
によって動作すべき機器の動作制御を行う。また、機器
制御手段11は外部ネットワーク12にも接続可能と
し、外部からの指令を受け取って機器の制御をも可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声コマンドによ
り動作制御可能な機能を有する家庭電化製品などの機器
が限られた空間内に複数存在し、それらの機器に対し、
ユーザの発話する音声コマンドで動作制御を行わせる音
声認識を用いた機器制御方法および音声認識を用いた機
器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製品の高性能化や低価格化
により、広い分野にマイクロコンピュータ(マイコンと
いう)が使用されている。特に、家庭電化製品(家電製
品という)には多くの製品にマイコンが使用され、ます
ます多機能・高性能化が進んでいる。
【0003】このように家電製品などにもマイコンが気
軽に搭載できることから、この種の機器にも、従来では
あまり考えられなかった多様な機能を持たせることが容
易になってきている。たとえば、音声認識機能や音声合
成機能などがその一例であって、これら音声認識機能や
音声合成機能を持たせることで、音声対話型のユーザイ
ンタフェース機能を持った機器が種々考えられてきてい
る。これは、家電製品以外においても同様のことが言え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような音声対話型
のユーザインタフェース機能を持った機器が、ある限ら
れた空間内に複数存在している状況を考える。図5は1
つの限られた空間としてのある1つの部屋1内に、音声
対話型のユーザインタフェース機能を持った機器とし
て、エアコンディショナ(エアコンという)2とテレビ
ジョン(TVという)3とステレオなどの音響機器4が
存在している様子を示すものである。
【0005】このように、1つの部屋1に、複数の音声
対話型のユーザインタフェース機能を持った機器が存在
する場合、ユーザがたとえばエアコン2に対して何らか
の動作を行わせるための音声コマンドを与えると、エア
コン2がその音声コマンドを認識し、その認識結果に応
じた動作をなすが、このとき、他の機器もその音声コマ
ンドに対して音声認識動作を行い、誤動作を行うことが
ある。
【0006】仮りに、ユーザの発した音声コマンドが、
エアコン2だけが認識可能な内容であって、TV3や音
響機器4にとっては認識可能な内容ではなくても、TV
3や音響機器4もその音声コマンドを認識しようとして
音声認識動作を開始する場合があり、これによって、誤
った認識を行って誤動作を行うことがある。特に、ユー
ザの与えた音声コマンドに対して、機器側から音声によ
って何らかの応答を行う音声対話機能を有する機器は、
ユーザの与えた音声コマンドに対して全く関係のない応
答がなされるなど色々な不具合が生じがちである。
【0007】そこで本発明は、音声コマンドにより動作
制御可能な機能を持つ家電製品などの機器が限られた空
間内に複数存在する場合、それぞれの機器がその機器と
しての独立した動作を行いながらも、ユーザからの音声
コマンドに対して効率よく正確に音声認識が行えるよう
にすることで、誤認識やそれによる誤動作を回避でき、
さらに、雑音除去などを機能的に行えるようにして適切
な機器制御を可能とすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の音声認識を用いた機器制御方法は、音声
コマンドによって動作制御可能な複数の機器が限られた
空間内に存在し、これらの機器のいずれかに対し音声コ
マンドを与えることで、その音声コマンドの与えられた
機器がその音声コマンドに応じた所定の動作制御をなす
音声認識を用いた機器制御方法において、前記複数の機
器と、これらの機器の制御が可能であるとともにそれぞ
れの機器が個々に有する情報の処理が可能である機器制
御手段とをネットワークに接続し、それぞれの機器が個
々に有する情報をそれぞれの機器間またはそれぞれの機
器と機器制御手段間で相互に交換可能とし、ユーザの発
話する音声コマンドに対し、相互に情報の交換を行いな
がら音声認識して、当該音声コマンドによって動作すべ
き機器の動作制御を行うようにしている。
【0009】また、本発明の音声認識を用いた機器制御
システムは、音声コマンドによって動作制御可能な複数
の機器が限られた空間内に存在し、これらの機器のいず
れかに対し音声コマンドを与えることで、その音声コマ
ンドの与えられた機器がその音声コマンドに応じた所定
の動作制御をなす音声認識を用いた機器制御システムお
いて、前記複数の機器と、これらの機器の制御が可能で
あるとともにそれぞれの機器が個々に有する情報の処理
が可能である機器制御手段とをネットワークに接続して
なり、前記複数の機器は、その機器がもともと有する機
器動作部と、この機器動作部の動作状態の設定を行うユ
ーザ操作部と、少なくとも音声コマンドの入力機能と前
記機器制御手段との情報交換機能と前記機器動作部を制
御する機能とを有する機器動作制御部と、ネットワーク
に自己の機器を接続するためのネットワーク接続部とを
有し、それぞれの機器が個々に有する情報をそれぞれの
機器間またはそれぞれの機器と機器制御手段間で相互に
交換可能とし、ユーザの発話する音声コマンドに対し、
相互に情報の交換を行いながら音声認識して、当該音声
コマンドによって動作すべき機器の動作制御を行うよう
にしている。
【0010】これら音声認識を用いた機器制御方法の発
明および音声認識を用いた機器制御システムの発明にお
いて、前記相互に交換し合う情報は、少なくとも、それ
ぞれの機器を識別するための機器識別情報、それぞれの
機器が収集した雑音情報を含むものである。
【0011】そして、前記認識結果に応じた機器の動作
制御を行うまでの処理として、少なくとも、前記それぞ
れの機器を識別するための機器識別情報を前記ネットワ
ークを介して取得して、当該ネットワーク上に存在する
機器を認知する処理と、それぞれ機器の位置関係の測定
を行う処理と、それぞれの機器の位置関係に基づき、入
力された音声コマンドがどの機器に対して発せられたか
否かを判定するとともに、その音声コマンドに対する認
識処理を行う処理と、その認識結果に基づいて当該音声
コマンドにより動作すべき機器の動作制御を行う処理と
が存在し、これらの各処理のうち少なくとも1つを前記
機器制御手段が行うようにしている。
【0012】ここで、前記音声コマンドに対する音声認
識処理は、音声コマンドに重畳される雑音除去処理が含
まれ、その雑音除去処理は、前記それぞれの機器が収集
した雑音情報を用いて、音声コマンドに重畳する雑音の
除去を行って音声認識を行うようにしている。
【0013】なお、前記音声コマンドに重畳する雑音
は、機器の定常的な運転音や環境上に定常的に存在する
定常音と、ネットワークに接続されている機器が動作す
ることによって発する音声や音楽などの音であり、前記
定常音については、それぞれの機器が定常的雑音情報と
して取得するとともに、取得した定常的雑音情報をそれ
ぞれの機器と前記機器制御手段の少なくとも一方で保存
し、音声認識を行う際は、その定常的雑音情報を音声コ
マンドから除去して音声認識を行い、前記音声や音楽な
どの音については、それを発する機器がリアルタイムで
その音を雑音情報として取得するとともに、ネットワー
クに接続されている他の機器と前記機器制御手段の少な
くとも一方がその雑音情報をリアルタイムで取得可能と
し、音声認識を行う際は、その雑音情報を音声コマンド
から除去して音声認識を行うようにする。
【0014】また、前記機器制御手段は、外部のネット
ワークにも接続され、外部から音声による指令を受ける
ことで、前記複数の機器の中でその指令対象となる機器
を制御可能としている。
【0015】このように本発明は、ユーザからの音声コ
マンドに対し、それぞれの機器同志またはそれぞれの機
器と前記機器制御手段との間で相互に情報の交換を行い
ながら音声認識して、当該音声コマンドによって動作す
べき機器の動作制御を行うようにしているので、従来の
ように、ユーザがある機器に対して発話した音声コマン
ドに対し、他の機器もその音声コマンドを認識する動作
を行って、誤動作するといった不具合を未然に防止する
ことができ、ユーザの意図した機器の動作制御を的確に
行うことができる。
【0016】なお、上述したそれぞれの機器が個々に有
する情報というのは、少なくとも、それぞれの機器を識
別するための機器識別情報やそれぞれの機器が収集した
雑音情報であり、機器識別情報によって、ネットワーク
上にどのような機器が存在するかを知ることができ、機
器間で音の送受信を行うなどして、その音の到達時間な
どから、それぞれの機器間の距離を求め、それに基づい
て、それぞれの機器の位置関係を推定することができ
る。また、雑音情報はその雑音情報を収集した機器だけ
が持つのではなく、他の機器や機器制御手段もそれを共
有することができるので、どの機器が音声コマンドの認
識を行う場合であっても、音声コマンドに重畳した雑音
情報を適切に除去した上で音声認識処理することができ
るので、高い認識率を得ることができる。
【0017】また、本発明が行う処理としては、少なく
とも、ネットワーク上にどのような機器が存在するかを
認知する処理と、それぞれ機器の位置関係の測定を行う
処理と、ユーザの発話する音声コマンドがどの機器に対
して発せられたか否かを判定するとともに、その音声コ
マンドに対する認識処理を行う処理と、その認識結果に
基づいて制御対象機器の動作制御を行う処理とが存在
し、これらの各処理のうち少なくとも1つを前記機器制
御手段が行うようにしている。つまり、それぞれの機器
の行う処理を機器制御手段が代わって行うことができる
ようにしているので、個々の機器の行うべき処理負担を
軽減させることができる。
【0018】たとえば、これら各処理をすべて機器制御
手段側で行わせることも可能であり、それによって、個
々の機器が行うべき処理を大幅に軽減させることができ
る。このように、上述した各処理をすべて機器制御手段
側が行うようにすることで、それぞれの機器が備えるべ
きハードウエア(本発明を実現する上で必要なハードウ
エア)を、最小限に留めることができ、個々の機器を安
価なものとすることができる。また、機器制御手段はパ
ーソナルコンピュータなどの高性能な情報処理機器を用
いることができるので、個々の機器が有する情報処理手
段に比べ、はるかに高度な情報処理能力を有し、繁雑な
演算も高速処理が可能となる。
【0019】特に、音声認識機能を機器制御手段側に設
けることによって、高性能な音声認識技術を搭載するこ
とも可能となり、認識可能単語の数を大幅に増やすこと
もでき、単語だけでなく連続音声をも高性能に認識する
こも可能となる。さらに、高性能な音声合成も可能とな
るため、高度な対話型のユーザインタフェースが可能と
なり、多様な機器制御が可能となる。
【0020】また、本発明は音声コマンドに重畳される
雑音除去についても考慮されている。たとえば、音声コ
マンドに重畳する雑音が環境上に定常的に存在する定常
音(エアコンの運転音など)である場合には、予めその
定常音を定常的雑音情報としてそれぞれの機器や機器制
御手段で保存しておくことができるようにしている。こ
れによって、音声コマンドに定常的雑音情報が重畳され
ていても、保存されている定常的雑音情報を読み出すこ
とによって、音声コマンドからその定常的雑音情報を除
去して音声認識を行うことができる。このように、定常
的雑音情報が重畳された音声コマンドに対し、適切な雑
音除去が行えるので、高い認識率を得ることができる。
【0021】また、前記音声コマンドに重畳する雑音が
TVや音響機器の発する音声や音楽などである場合に
は、それを発する機器がリアルタイムでその音情報を雑
音情報として取得するとともに、ネットワークに接続さ
れている他の機器や機器制御手段もその雑音情報をネッ
トワークを通じてリアルタイムで取得できるようにして
いる。
【0022】これによって、音声コマンドを認識する際
は、その雑音情報を音声コマンドから除去して音声認識
を行うようにする。このように、 TVや音響機器など
の音が雑音として重畳された音声コマンドに対し、適切
な雑音除去が行えるので、高い認識率を得ることができ
る。
【0023】また、機器制御手段は外部にネットワーク
に接続することも可能であるので、電話などを用いて外
部から機器の制御も可能となり、さらに、インタネット
の情報を取得して、それを機器制御に用いることも可能
となるなど、機器制御のバリエーションを豊富なものと
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、この実施の形態で説明する内容は、
本発明の音声認識を用いた機器制御方法および音声認識
を用いた機器制御システムについての説明の両方を含む
ものである。
【0025】この実施の形態では、図5で説明したよう
に、1つの居住空間1内に、音声対話型のユーザインタ
フェース機能を持った機器として、エアコン2とTV3
とステレオなどの音響機器4が存在している状況を考え
るが、本発明では、図1に示すように、これら各機器が
ネットワーク10に接続されていて、さらに、このネッ
トワーク10には、これらの各機器の制御が可能である
とともにそれぞれの機器が個々に有する情報の処理が可
能である機器制御手段11が接続されている。この機器
制御手段11は比較的高度な処理能力を有した情報処理
手段が用いられ、この実施の形態ではパーソナルコンピ
ュータ(以下、PCという)を用いるものとする。
【0026】なお、これらそれぞれの機器(エアコン
2、TV3、音響機器4)は独立した動作が可能であり
ながら、当該機器制御手段11の制御によって、それぞ
れの機器が個々に有する情報をそれぞれの機器間または
それぞれの機器と機器制御手段11間で相互に交換可能
とし、ユーザの発話する音声コマンドに対し、相互に情
報の交換を行いながら音声認識して、当該音声コマンド
によって動作すべき機器の動作制御を行うようになって
いる。
【0027】なお、このネットワーク10は、この図1
では便宜上、有線通信路によるネットワークとしている
が、近距離無線(Blue Toothなど)などによる無線通信
によるネットワークでもよい。また、有線通信路による
ネットワークは建物内の電気配線を用いるなどの方法も
あり、ネットワークを構築する手段は本発明では限定さ
れるものではない。また、この実施の形態では、音声対
話型のインターフェース機能を有した機器を考えている
が、ユーザに対して音声による応答を行う機能は必ずし
も必要ではない。
【0028】また、機器制御手段11は、ネットワーク
10に接続されているのみならず、電話回線などを介し
て外部のネットワーク12にも接続され、インタネット
などにも接続可能となっている。以下、この電話回線な
どを介して接続される外部のネットワーク12を外部ネ
ットワーク12と呼び、機器の接続されているネットワ
ーク10を内部ネットワーク10と呼ぶ。
【0029】図2および図3は図1で示した音声対話型
のユーザインタフェース機能を持った機器の構成をそれ
ぞれ示すブロック図であるが、ここでは、エアコン2
(図2参照)とTV3(図3参照)について説明する。
なお、これらの機器は、この実施の形態では、音声対話
型のユーザインタフェース機能を持った機器としている
ので、音声入力部は勿論のこと音声出力部をも有する。
【0030】また、音声認識機能や音声合成機能さらに
はそれに伴う様々な機能(それぞれの機器の位置関係の
測定や雑音解析や雑音除去などの機能)をそれぞれの機
器に持たせることも可能であるが、この実施の形態で
は、これら各機能は機器制御手段11に持たせるものと
する。以下、詳細に説明する。
【0031】図2はエアコン2の構成を示すもので、従
来から普通に用いられている通常のエアコンとしての動
作をなす機器動作部21やエアコンの運転の開始/停止
やタイマ設定など通常のエアコンでなされる様々な設定
がユーザによって可能なユーザ操作部22の他に、音声
対話型のユーザインタフェース機能を有するとともに機
器動作部21の制御を可能とする機器動作制御部23、
エアコン2を内部ネットワーク10に接続するためのネ
ットワーク接続部24が設けられる。
【0032】また、図3はTV3の構成を示すもので、
図2に示したエアコン2と基本的には殆ど同じ構成であ
り、従来から普通に用いられている通常のTVとしての
動作をなす機器動作部31やTVの動作の開始/停止や
チャンネル設定など通常のTVでなされる様々な設定が
ユーザによって可能なユーザ操作部32の他に、図2の
エアコン2と同様に、音声対話型のユーザインタフェー
ス機能を有するとともに機器動作部21の制御を可能と
する機器動作制御部33、TV3を内部ネットワーク1
0に接続するためのネットワーク接続部34が設けられ
る。
【0033】これらエアコン2あるいはTV3における
機器動作制御部23,33は、それぞれ同じ構成となっ
ているので、ここでは、同一部分には同一符号を付して
説明する。
【0034】この実施の形態では、音声対話型のユーザ
インタフェース機能を実現するための音声コマンド入力
用のマイクロホン41、このマイクロホン41に入力さ
れた音声の増幅などを行う増幅器42、音声をディジタ
ル変換するA/D変換部43、ユーザに対する応答用の
音声データをアナログ変換するD/A変換部44、それ
を増幅する増幅器45、それを出力するスピーカ46が
設けられる。さらに、自己機器が有する自己機器情報
(たとえば、自己機器に割り当てられた機器識別情報や
自己機器が収集した雑音情報など)を内部ネットワーク
接続部24(TV3の場合はネットワーク接続部34)
からネットワーク10を介して機器制御手段11に送出
したり、ネットワーク10上に存在する情報(たとえ
ば、機器制御手段11からの制御情報など)をネットワ
ーク接続部24(TV3の場合はネットワーク接続部3
4)を介して受け取ってそれを処理したり、機器動作部
21の動作制御を行ったりというように、機器全体の制
御を行う情報処理部47が設けられる。その他、この情
報処理部47が実行する動作処理プログラムなどが保存
されたROMや上述の自己機器情報や他の機器や機器制
御手段11からの情報など、情報処理部47が行う処理
に必要な様々な情報を保存するRAMからなる情報記憶
部48を有している。
【0035】なお、情報処理部47は、ユーザ操作部2
2(TV3の場合はユーザ操作部32)にも接続されて
いて、このユーザ操作部22(TV3の場合はユーザ操
作部32)によって、出力音声の音量などの制御や機器
動作部21(TV3の場合は機器動作部31)に対する
制御内容など様々な項目をユーザが設定できるようにな
っている。
【0036】また、TV3の場合は、もともと、音声を
発する機能を有しているので、TVとしての音声出力用
の増幅器やスピーカと、ユーザ応答用の増幅器やスピー
カなどは共用することができる。したがって、図3で
は、TV3としての機器動作部31からの音声出力とユ
ーザに対する応答出力は、ともに増幅器45で増幅され
たのちに、スピーカ46から出力されるようになってい
る。
【0037】また、エアコン2はその運転中に運転音が
定常的な雑音として常に発生するのが普通であるが、そ
の運転音が音声コマンドに重畳されて、認識性能に悪影
響を与えることがある。
【0038】これに対処するために、その運転音などの
定常的な雑音をそれぞれの機器が自己のマイクロホン4
1で収集して、情報処理部47から雑音情報として出力
し、その雑音情報を情報記憶部48に保存するととも
に、内部ネットワーク10にも送出するようにしてい
る。これによって、その雑音情報は機器制御手段11に
よって取得され、機器制御手段11で管理される。そし
て、機器制御手段11が音声コマンドを認識する際、そ
の雑音情報を用いて音声コマンドに重畳された運転音を
雑音として除去した上で音声認識する。
【0039】なお、このような定常的な雑音は、内部ネ
ットワーク10に接続されている機器が発する雑音だけ
ではなく、内部ネットワーク10に接続されていない機
器が発する場合もあり、また、環境上に定常的に存在す
る雑音の場合もある。これらの定常的な雑音も、内部ネ
ットワーク10に接続されているそれぞれの機器が、自
己のマイクロホン41で収集して、情報処理部47から
雑音情報として出力し、その雑音情報を情報記憶部48
に保存するとともに、ネットワーク10に送出すること
で、その雑音情報を機器制御手段11が取得できるよう
にしている。
【0040】一方、TV3から発せられる音声は、その
TV3の音声(増幅器45の出力側音声)をA/D変換
器43を介して情報処理部47にリアルタイムで入力さ
せ、情報処理部47から雑音情報として内部ネットワー
ク10を介して機器制御手段11に出力し、機器制御手
段1では音声コマンドを音声認識する際、その雑音情報
(TV3の音声)を用いて、音声コマンドに重畳された
TVの音声を雑音として除去しながら音声認識する。
【0041】また、図1においては、これらエアコン2
やTV3の他に音響機器4が存在するが、この音響機器
4もこの図2や図3と同様に考えることができ。なお、
音響機器4はTV3と同様に、もともと、音を出力する
機能を有しているので、図3で示したTV3と同様に、
音響機器4としての音声出力用の増幅器やスピーカ
と、ユーザ応答用の増幅器やスピーカなどは共用するこ
とができる。
【0042】さらに、TV3と同様、その音響機器4か
ら発せられる音を増幅器45の出力側から取り出して情
報処理部47からリアルタイムで機器制御手段11に送
出する。
【0043】このようにこの実施の形態では、ある限ら
れた空間として1つの部屋1内に、音声対話型のユーザ
インタフェース機能を持った機器が複数存在している状
況を考えている。そして、それぞれの機器(ここではエ
アコン2、TV3、音響機器4)は、それぞれの機器と
しての動作は独立して並列に行いながら、自己の情報処
理部47から自己機器情報を内部ネットワーク10を介
して機器制御手段11に送出する。
【0044】これによって、機器制御手段11は、内部
ネットワーク10上に存在する機器からの情報を受け取
って、それぞれ機器からの情報に基づいて音声認識を用
いた機器制御を行うようにしている。なお、この音声認
識を行う際は、雑音情報を用いて雑音除去を行いながら
行う。以下、この実施の形態の全体的な動作について図
4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0045】この図4のフローチャートは、主に機器制
御手段11が行う処理を示すものである。この場合、機
器制御手段11はPCとしているので、PCとしての通
常の動作状態(ステップs1)において、本発明を処理
を行うための割り込みが入ると、本発明の処理が開始す
る。
【0046】まず、内部ネットワーク10に制御の対象
となる機器が接続されているか否かを判定し(ステップ
s2)、制御の対象となる機器が接続されていることを
認識すると、それぞれの機器との間で情報交換を行い
(ステップs3)、ネットワーク10に接続されている
すべての機器からそれぞれの機器が有する情報を取得す
る(ステップs4)。ここで取得した情報には、個々の
機器の機器識別情報(機器IDという)も含まれ、それ
によって、現在、どのような機器が内部ネットワーク1
0に接続されているかを知ることができる。
【0047】そして、内部ネットワーク10に接続され
ている機器の位置関係測定を行う必要があるか否かを判
断する(ステップs5)。これは、現在、内部ネットワ
ーク10に接続されている複数の機器(ここでは、エア
コン2、TV3、音響機器4)がどのような位置関係に
あるか否かを調べるもので、位置関係測定を行う必要が
ある場合には、それぞれの機器から出される位置関係測
定用の情報に基づいて機器制御手段11がその情報を分
析してそれぞれの機器の位置関係の測定を行う。
【0048】なお、それぞれの機器から出される位置関
係測定用の情報というのは、ある機器が出す音を他の機
器のマイクロホンが取得(たとえば、TV3のスピーカ
46から出される音をエアコン2のマイクロホン41が
取得)し、その音の到達時間の遅れなどによって得られ
る2つの機器間の距離などの情報であり、この情報を機
器制御部11が受け取って、それぞれの機器の位置関係
を調べる。たとえば、この実施の形態のように、3つの
機器(エアコン2、TV3、音響機器4)について考え
ている場合には、3つの機器の間の距離がわかればそれ
によって、図1に示す部屋1内における3つの機器の位
置関係を推定することができる。
【0049】なお、この位置関係の測定は、位置関係測
定モードとなっている場合にのみ行われる。その位置関
係測定モードとなる条件としては、たとえば、内部ネッ
トワーク10に新たに機器が加わった場合、前回の位置
関係測定から所定の時間が経過している場合などであ
り、このような条件となった場合には、機器制御手段1
1からの指令によってそれぞれの機器が、上述したよう
な機器間の距離測定を行う。
【0050】このように、位置測定モードとなった場合
には、前述したような手法によって位置測定を行い(ス
テップs6)、それぞれの機器がどのような位置関係と
なっているかを機器制御手段11が推定する。
【0051】そして次に、雑音解析を行うか否かを調べ
(ステップs7)、雑音解析を行う必要がある場合に
は、雑音解析を行う(ステップs8)。ここでの雑音と
いうのは、前述したように、エアコン2の運転音やその
他の機器の運転音など、さらには、環境下に存在する定
常的な雑音である。これらの定常的な雑音は、内部ネッ
トワーク10に接続されているそれぞれの機器がそれぞ
れ自分のマイクロホンで入力し、それぞれの機器におい
て得られた雑音情報を機器制御手段11が取得して解析
する。そして、その解析結果は機器制御手段11が記憶
しておく。
【0052】なお、定常的な雑音が存在しない場合に
は、ステップs8の処理は不要であり、また、定常的な
雑音があっても、一度、その定常的な雑音情報が得られ
れば、それ以降は特には雑音解析処理は行う必要はない
が、その定常的な雑音に大きな変化があったときには、
再度、雑音解析処理を行った方が望ましい。この定常的
な雑音に大きな変化があったときの例として、たとえ
ば、定常的な雑音の発生源がエアコンであった場合、ユ
ーザによって運転内容の設定変更がなされた場合など
(たとえば、送風を「弱」から「強」に変更した場合な
ど)がある。
【0053】このようにして、位置関係の測定が終了
し、さらに、定常的な雑音などに対する雑音解析がなさ
れたあと、ユーザからの音声コマンドの入力待ちの状態
となる(ステップs9)。そして、ユーザがある機器
(エアコン2とする)に対して音声コマンドを発話した
とすると、その音声コマンドはエアコン2以外の他の機
器にも入力され、その音声コマンドを入力した全ての機
器は、当該音声コマンドを処理(増幅してA/D変換す
るなどの処理)した音声信号を、情報処理部47からネ
ットワーク接続部24(TV3においてはネットワーク
接続部34)を介して内部ネットワーク10に送出す
る。
【0054】機器制御手段11が内部ネットワーク10
を通じてこれら各機器からの音声信号を受け取ると、音
声認識処理に入る(ステップs10)。この音声認識処
理は、内部ネットワーク10を通じて各機器から取得さ
れる情報に基づいてなされ、その認識結果に応じた制御
を制御対象となる機器(この場合エアコン2)に対して
行う。
【0055】この音声認識処理は、ユーザの音声コマン
ドがどの機器に対してなされたものであるかを、そのユ
ーザの発話した音声コマンドの音声信号を各機器から受
け取って、その音声コマンドの音声信号の大きさやそれ
ぞれの機器の位置関係に基づいて判定して行う。そのと
き、音声コマンドに重畳された雑音を除去して上で音声
認識処理を行う。
【0056】ここでの雑音情報とは、上述したエアコン
2などが発する定常的な運転音や、TV3や音響機器4
などが発する音声あるいは音楽などの音であり、機器制
御手段11はこれらの雑音情報をそれぞれの機器から内
部ネットワーク10を介して取得し、その取得した雑音
情報を解析することによって行う。これによって、音声
コマンドを認識する際、音声コマンドに重畳されたそれ
らの雑音を除去した上で、音声コマンドを認識すること
ができる。
【0057】なお、エアコン2などが発する定常的な運
転音は、前述したように、収集した雑音を予め解析し
て、機器制御手段11がそれを保存しておくことができ
る。したがって、音声認識する際、その保存された定常
音の雑音情報を読み出して、音声コマンドに重畳されて
いるエアコン2の運転音を除去して音声認識するという
ことができる。
【0058】一方、 音声コマンドに重畳されたTV3
や音響機器4が発する音は、リアルタイムで雑音情報を
解析しながら雑音を除去して音声認識する必要がある。
したがって、これらTV3や音響機器4からの音情報
は、各機器がそれをリアルタイムで取得して、取得した
音を機器制御手段11にもリアルタイムで送る必要があ
る。なお、この場合、実際の音声認識処理は、ユーザか
らの音声コマンドやTV3や音響機器4からの音情報を
バッファリングして両者の同期をとりながら多少の時間
遅れを持った状態で行うことができる。
【0059】このようにして音声コマンドに対する認識
処理が行われると、次に、その認識結果に対する処理が
なされる。その処理としては、まず、音声による応答を
行うか否かの判定を行う(ステップs11)。つまり、
そのエアコン2が音声対話型であって音声による応答を
行う必要のある場合には、ユーザの音声コマンドに対す
る応答内容を音声合成処理によって生成し(ステップs
12)、それを対応する機器(エアコン2)に送る。そ
の応答内容を受け取った機器(エアコン2)は、その応
答内容を情報処理部47が処理して、スピーカ46から
音声として出力する。
【0060】次に、その認識結果に応じた機器の制御を
行うか否かを判定し(ステップs13)、機器の制御を
行うのであれば、その認識結果に応じた機器の制御を行
うための制御指令を制御対象となる機器(エアコン2)
に送る(ステップs14)。その制御指令を受け取った
機器(エアコン2)は、その制御指令を情報処理部47
が処理して、機器動作部31に対し動作指令を出す。
【0061】一方、上述のステップs11における判定
が、音声による応答は行わないとの判定であれば、直
接、その認識結果に基づいた機器の制御を行うか否かを
判定し(ステップs13)、機器の制御を行うのであれ
ば、そのまま、その認識結果に応じた機器制御を行うた
めの制御指令を制御対象となる機器(エアコン2)に送
る(ステップs14)。エアコン2ではその制御指令を
情報処理部47が受け取って機器動作部31に対し動作
指令を出す。
【0062】なお、このステップs14が行う機器制御
は、制御対象となる機器がエアコン2であれば、運転の
停止や開始といった制御の他、風量の強・弱の設定や温
度設定などエアコン2としての通常の運転制御が可能で
あり、また、制御対象となる機器がTV3であれば、電
源スイッチのオン・オフや、チャンネルの変更、音量の
増減などTV3としての通常の制御が可能である。
【0063】その他、インタネットなどからの情報を取
得する機能が整備されている場合には、その情報に基づ
いた機器制御も可能となる。一例として、インタネット
でTV番組情報を機器制御手段11が取得しておき、ユ
ーザがニュース番組を見たい場合には、音声コマンドで
「ニュース番組」と指定することによって、機器制御手
段11が現在放送中のニュース番組を探して、放送中の
ニュース番組があれば、それをユーザに知らせたり、自
動的にTVのチャンネルを設定したり、さらには、番組
予約などを音声コマンドで行うことでそれを機器制御手
段11が認識して、インタネットから取得した番組表に
基づいてTVを制御するといったこともできる。
【0064】また、ここでは図示されていないが、電子
レンジなどが内部ネットワーク10に接続されている場
合には、調理方法などのレシピをインタネットから取得
し、ユーザの要求に応じた調理方法を教えるといったこ
とも可能となる。
【0065】また、この機器制御手段11は、ユーザが
電話などによって制御指令内容を音声コマンドとして指
示すれば、その音声コマンドに対して認識処理すること
も可能である。たとえば、ユーザが電話でエアコン2の
電源をオン・オフさせる指令を与えると、それを機器制
御手段11が認識して、それに応じたエアコン2の制御
を行うこともできる。
【0066】そして、このステップs13またはステッ
プs14による機器制御が終了したあとは、ステップs
2に処理が戻るが、新たな機器が内部ネットワーク10
に接続されなければ、ステップs5に戻ることも可能で
あり、さらに、位置関係の測定や定常雑音の計測などを
新たに行う必要がなければ、ステップs9に処理が戻る
ようにしてもよい。
【0067】以上説明したように、この実施の形態で
は、ある限られた空間としての1つの部屋1内に、音声
対話型のユーザインタフェースを持った機器として、エ
アコン2とTV3と音響機器4が存在し、それらが内部
ネットワーク10に接続され、それぞれの機器は機器と
しての動作を独立して並列に行いながらも、それぞれの
機器が有する情報やそれぞれの機器の取得した情報を機
器制御手段11に送り、機器制御手段11がそれらの情
報に基づいて、これら各機器の制御を行うようにしてい
る。
【0068】これによって、機器制御手段11は、内部
ネットワーク10上には現在どのような機器がどのよう
な位置関係で存在するか、さらには、どのような雑音が
存在するかなど内部ネットワーク10上の様々な状況を
一括して把握することができる。それによって、ユーザ
がある機器に対して、音声コマンドを発話した場合で
も、その音声コマンドがどの機器に対してなされている
かを的確に判定することができ、ユーザの意図しない機
器が誤動作するのを未然に防止することができる。
【0069】また、音声認識する際、各機器から送られ
てくる雑音に関する情報に基づいて、音声コマンドに重
畳された雑音を除去した上で音声認識することができる
ので、雑音に影響されずに適切な雑音除去を行うことが
できる。
【0070】このように、機器制御手段11が複数の機
器の状況や雑音状況を一括して管理して、音声認識およ
びそれに必要な殆どの機能を機器制御手段11が集中的
に行うことによって、それぞれの機器は最小限の機能を
有するだけで済み、個々の機器を安価なものとすること
ができる。
【0071】しかも、機器制御手段11そのものはパー
ソナルコンピュータなど比較的高性能な処理能力を有し
たものとすることが可能であるので、音声認識など様々
な処理を余裕をもって高速に行うことができ、機能を様
々に拡張することができる。たとえば、音声認識につい
て考えれば、高性能な音声認識技術を搭載することも可
能でとなり、認識可能となる単語の数の大幅に増やすこ
ともでき、単語認識だけでなく連続音声認識を高性能に
行うこともでき、さらに、高性能な音声合成も可能とな
るため、高度な音声対話型のユーザインタフェースが可
能となり、変化に富んだ機器制御が可能となる。
【0072】また、機器制御手段11を外部ネットワー
ク12に接続することもできるので、たとえば、電話に
より外部から指令を与えることでそれに応じた機器制御
や、インタネットを利用した機器制御など、外部からの
情報をも取り入れた様々な制御が可能となる。
【0073】なお、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、前
述の実施の形態では、図4のフローチャートからもわか
るように、それぞれの機器の位置関係の測定、雑音の解
析や除去、音声認識などの主たる処理を機器制御手段1
1が行うようにしたが、これらの処理のうち、どれをそ
れぞれの機器側が行い、どれを機器制御手段側が行うか
は種々設定可能である。
【0074】たとえば、位置関係の測定や雑音の解析を
行う機能はそれぞれの機器が行い、音声認識(雑音除去
を含む)とその認識結果に基づく機器制御は、機器制御
手段11が行うというようなことも可能である。この場
合は、それぞれの機器の情報処理部47がこれら、位置
関係の測定や音声コマンドの雑音解析を行う機能を有
し、この情報処理部47がこれらの処理を行い、それに
よって得られた信号を機器制御手段11に送る。そし
て、機器制御手段11は、それぞれの機器から送られて
きたこれらの信号に基づいて、音声コマンドに対し雑音
除去を行いながら音声認識し、その認識結果を制御対象
となる機器に送出する。なお、このとき、それぞれの機
器が行う位置関係の測定や雑音の解析や除去は、内部ネ
ットワーク10に接続された機器間でそれぞれの機器が
有する情報やそれぞれの機器が取得した情報を相互に交
換しながら行う。
【0075】また、たとえば、前述の実施の形態では、
音声対話型のインターフェース機能を有した機器、つま
り、ユーザの音声コマンドを認識して、その応答を音声
により行うとともに、その認識結果に応じた機器制御を
行う機能を有した機器について説明したが、本発明は、
ユーザに対して音声による応答を行う機能は必ずしも必
要ではない。
【0076】また、内部ネットワーク10につながる機
器は全てが音声コマンドによる制御対象の機器でなくて
もよい。たとえば、TV3や音響機器4など、音声や音
楽などの音を発する機器は、たとえ、音声コマンドによ
る制御対象の機器でないとしても、それらの機器を内部
ネットワーク10に接続しておけば、それらの機器が発
する音声や音楽などの音を雑音情報としてリアルタイム
で取得することができる。これによって、音声コマンド
を認識する際、音声コマンドに重畳されたこれらの音声
や音楽を雑音として除去しながら音声認識処理すること
ができる。
【0077】また、前述の実施の形態では、制御対象の
機器としては主に家庭電化製品を想定したが、本発明は
家電製品に限られるものではなく、限られた空間内に複
数の機器が存在するような場合には広く適用することが
できるものである。
【0078】また、本発明は、以上説明した本発明を実
現するための処理手順が記述された処理プログラムを作
成し、その処理プログラムをフロッピィディスク、光デ
ィスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させてお
くことができ、本発明はその処理プログラムが記録され
た記録媒体をも含むものである。また、ネットワークか
ら当該処理プログラムを得るようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、あ
る限られた空間内に、複数の機器が内部ネットワークに
接続され、それぞれの機器は機器としての動作を独立し
て並列に行いながらも、それぞれの機器が有する情報や
それぞれの機器の取得した情報を機器制御手段に送り、
機器制御手段がそれらの情報に基づいて、これら各機器
の制御を行うようにしている。これによって、機器制御
手段は、内部ネットワークには現在どのような機器がど
のような位置関係で存在するか、さらには、どのような
雑音が存在するかなど内部ネットワーク上の様々な状況
を一括し把握することができる。それによって、ユーザ
がある機器に対して、音声コマンドを発話した場合で
も、その音声コマンドがどの機器に対してなされている
かを的確に判定することができ、ユーザの意図しない機
器が誤動作するのを未然に防止することができる。
【0080】また、音声認識する際、各機器から送られ
てくる雑音に関する情報に基づいて、音声コマンドに重
畳された雑音を除去した上で音声認識することができる
ので、雑音に影響されずに適切な雑音除去を行うことが
できる。
【0081】このように、機器制御手段が複数の機器の
状況や雑音状況を一括して管理して、音声認識およびそ
れに必要な殆どの機能を機器制御手段が集中的に行うこ
とによって、それぞれの機器は最小限の機能を有するだ
けで済み、個々の機器を安価なものとすることができ
る。
【0082】しかも、機器制御手段そのものはパーソナ
ルコンピュータなど比較的高性能な処理能力を有したも
のとすることが可能であるので、音声認識など様々な処
理を余裕をもって高速に行うことができ、機能を様々に
拡張することができる。たとえば、音声認識について考
えれば、高性能な音声認識技術を搭載することも可能で
となり、認識可能となる単語の数の大幅に増やすことも
でき、単語認識だけでなく連続音声認識を高性能に行う
こともでき、さらに、高性能な音声合成も可能となるた
め、高度な音声対話型のユーザインタフェースが可能と
なり、変化に富んだ機器制御が可能となる。
【0083】また、機器制御手段を外部ネットワークに
接続することもできるので、たとえば、電話により外部
から指令を与えることでそれに応じた機器制御や、イン
タネットを利用した機器制御など、外部からの情報をも
取り入れた様々な制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する機器配置例を示
す図であり、限られた空間内に複数の音声対話型ユーザ
インタフェース機能を有する機器がネットワークに接続
された様子を概略的に示す図である。
【図2】図1で示された機器としてエアコンの構成図を
示すブロック図である。
【図3】図1で示された機器としてTVの構成図を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の処理手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】限られた空間内に複数の音声対話型ユーザイン
タフェース機能を有する機器が存在する場合の従来技術
を説明する図である。
【符号の説明】
1 限られた空間としての部屋 2 エアコン 3 TV 4 音響機器 10 内部ネットワーク 11 機器制御手段 12 外部ネットワーク 21 エアコンにおける機器動作部 22 エアコンにおけるユーザ制御部 23 エアコンにおける機器動作制御部 24 エアコンにおけるネットワーク接続部 31 TVにおける機器動作部 32 TVにおけるユーザ制御部 33 TVにおける機器動作制御部 34 TVにおけるネットワーク接続部 41 マイクロホン 42 増幅器 43 A/D変換器 44 D/A変換器 45 増幅器 46 スピーカ 47 情報処理部 48 情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 100 H04Q 9/00 331A H04Q 9/00 301 G10L 3/00 531P 321 551Z 331 551G 3/02 301D 301C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声コマンドによって動作制御可能な複
    数の機器が限られた空間内に存在し、これらの機器のい
    ずれかに対し音声コマンドを与えることで、その音声コ
    マンドの与えられた機器がその音声コマンドに応じた所
    定の動作制御をなす音声認識を用いた機器制御方法にお
    いて、 前記複数の機器と、これらの機器の制御が可能であると
    ともにそれぞれの機器が個々に有する情報の処理が可能
    である機器制御手段とをネットワークに接続し、それぞ
    れの機器が個々に有する情報をそれぞれの機器間または
    それぞれの機器と機器制御手段間で相互に交換可能と
    し、ユーザの発話する音声コマンドに対し、相互に情報
    の交換を行いながら音声認識して、当該音声コマンドに
    よって動作すべき機器の動作制御を行うことを特徴とす
    る音声認識を用いた機器制御方法。
  2. 【請求項2】 前記相互に交換し合う情報は、少なくと
    も、それぞれの機器を識別するための機器識別情報、そ
    れぞれの機器が収集した雑音情報を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の音声認識を用いた機器制御方法。
  3. 【請求項3】 前記認識結果に応じた機器の動作制御を
    行うまでの処理として、少なくとも、前記それぞれの機
    器を識別するための機器識別情報を前記ネットワークを
    介して取得して、当該ネットワーク上に存在する機器を
    認知する処理と、それぞれ機器の位置関係の測定を行う
    処理と、それぞれの機器の位置関係に基づき、入力され
    た音声コマンドがどの機器に対して発せられたか否かを
    判定するとともに、その音声コマンドに対する認識処理
    を行う処理と、その認識結果に基づいて当該音声コマン
    ドにより動作すべき機器の動作制御を行う処理とが存在
    し、これらの各処理のうち少なくとも1つを前記機器制
    御手段が行うことを特徴とする請求項2記載の音声認識
    を用いた機器制御方法。
  4. 【請求項4】 前記音声コマンドに対する音声認識処理
    は、音声コマンドに重畳される雑音除去処理が含まれ、
    その雑音除去処理は、前記それぞれの機器が収集した雑
    音情報を用いて、音声コマンドに重畳する雑音の除去を
    行って音声認識を行うことを特徴とする請求項2または
    3記載の音声認識を用いた機器制御方法。
  5. 【請求項5】 前記音声コマンドに重畳する雑音は、機
    器の定常的な運転音や環境上に定常的に存在する定常音
    と、ネットワークに接続されている機器が動作すること
    によって発する音声や音楽などの音であり、 前記定常音については、それぞれの機器が定常的雑音情
    報として取得するとともに、取得した定常的雑音情報を
    それぞれの機器と前記機器制御手段の少なくとも一方で
    保存し、音声認識を行う際は、その定常的雑音情報を音
    声コマンドから除去して音声認識を行い、 前記音声や音楽などの音については、それを発する機器
    がリアルタイムでその音を雑音情報として取得するとと
    もに、ネットワークに接続されている他の機器と前記機
    器制御手段の少なくとも一方がその雑音情報をリアルタ
    イムで取得可能とし、音声認識を行う際は、その雑音情
    報を音声コマンドから除去して音声認識を行う、 ことを特徴とする請求項4記載の音声認識を用いた機器
    制御方法。
  6. 【請求項6】 前記機器制御手段は、外部のネットワー
    クにも接続され、外部から音声による指令を受けること
    で、前記複数の機器の中でその指令対象となる機器を制
    御可能とすることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載の音声認識を用いた機器制御方法。
  7. 【請求項7】 音声コマンドによって動作制御可能な複
    数の機器が限られた空間内に存在し、これらの機器のい
    ずれかに対し音声コマンドを与えることで、その音声コ
    マンドの与えられた機器がその音声コマンドに応じた所
    定の動作制御をなす音声認識を用いた機器制御システム
    おいて、 前記複数の機器と、これらの機器の制御が可能であると
    ともにそれぞれの機器が個々に有する情報の処理が可能
    である機器制御手段とをネットワークに接続してなり、 前記複数の機器は、その機器がもともと有する機器動作
    部と、この機器動作部の動作状態の設定を行うユーザ操
    作部と、少なくとも音声コマンドの入力機能と前記機器
    制御手段との情報交換機能と前記機器動作部を制御する
    機能とを有する機器動作制御部と、ネットワークに自己
    の機器を接続するためのネットワーク接続部とを有し、 それぞれの機器が個々に有する情報をそれぞれの機器間
    またはそれぞれの機器と機器制御手段間で相互に交換可
    能とし、ユーザの発話する音声コマンドに対し、相互に
    情報の交換を行いながら音声認識して、当該音声コマン
    ドによって動作すべき機器の動作制御を行うことを特徴
    とする音声認識を用いた機器制御システム。
  8. 【請求項8】 前記相互に交換し合う情報は、少なくと
    も、それぞれの機器を識別するための機器識別情報、そ
    れぞれの機器が収集した雑音情報を含むことを特徴とす
    る請求項7記載の音声認識を用いた機器制御システム。
  9. 【請求項9】 前記認識結果に応じた機器の動作制御を
    行うまでの処理として、少なくとも、前記それぞれの機
    器を識別するための機器識別情報を前記ネットワークを
    介して取得して、当該ネットワーク上に存在する機器を
    認知する処理と、それぞれ機器の位置関係の測定を行う
    処理と、それぞれの機器の位置関係に基づき、入力され
    た音声コマンドがどの機器に対して発せられたか否かを
    判定するとともに、その音声コマンドに対する認識処理
    を行う処理と、その認識結果に基づいて当該音声コマン
    ドにより動作すべき機器の動作制御を行う処理とが存在
    し、これらの各処理のうち少なくとも1つを前記機器制
    御手段が行うことを特徴とする請求項8記載の音声認識
    を用いた機器制御システム。
  10. 【請求項10】 前記音声コマンドに対する音声認識処
    理は、音声コマンドに重畳される雑音除去処理が含ま
    れ、その雑音除去処理は、前記それぞれの機器が収集し
    た雑音情報を用いて、音声コマンドに重畳する雑音の除
    去を行って音声認識を行うことを特徴とする請求項8ま
    たは9記載の音声認識を用いた機器制御システム。
  11. 【請求項11】 前記音声コマンドに重畳する雑音は、
    機器の定常的な運転音や環境上に定常的に存在する定常
    音と、ネットワークに接続されている機器が動作するこ
    とによって発する音声や音楽などの音であり、 前記定常音については、それぞれの機器が定常的雑音情
    報として取得するとともに、取得した定常的雑音情報を
    それぞれの機器と前記機器制御手段の少なくとも一方で
    保存し、音声認識を行う際は、その定常的雑音情報を音
    声コマンドから除去して音声認識を行い、 前記音声や音楽などの音については、それを発する機器
    がリアルタイムでその音を雑音情報として取得するとと
    もに、ネットワークに接続されている他の機器と前記機
    器制御手段の少なくとも一方がその雑音情報をリアルタ
    イムで取得可能とし、音声認識を行う際は、その雑音情
    報を音声コマンドから除去して音声認識を行う、 ことを特徴とする請求項10記載の音声認識を用いた機
    器制御システム。
  12. 【請求項12】 前記機器制御手段は、外部のネットワ
    ークにも接続され、外部から音声による指令を受けるこ
    とで、前記複数の機器の中でその指令対象となる機器を
    制御可能とすることを特徴とする請求項7から11のい
    ずれかに記載の音声認識を用いた機器制御システム。
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