JP2002182603A - マトリクス表示装置 - Google Patents

マトリクス表示装置

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JP2002182603A
JP2002182603A JP2000383111A JP2000383111A JP2002182603A JP 2002182603 A JP2002182603 A JP 2002182603A JP 2000383111 A JP2000383111 A JP 2000383111A JP 2000383111 A JP2000383111 A JP 2000383111A JP 2002182603 A JP2002182603 A JP 2002182603A
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matrix
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signal
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JP2000383111A
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English (en)
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Nobuaki Kabuto
展明 甲
Koji Kito
浩二 木藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Control Of El Displays (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯端末機器では限られた面積の中で表示容量
の確保できて、待機時に省電力化が図れ、視認性の良い
マトリクス表示装置を提供する。 【解決手段】マトリクス表示の1画素内に、マトリクス
表示用の第1の表示素子が接続される画素電極(A11〜A1
3,A21〜A23)と、アイコン表示用の第2の表示素子が接
続される画素電極(S11〜S13,S21〜S23)とを設け、待機
状態において第1の表示素子の動作を停止し、かつ第2
の表示素子が接続される画素電極(S11〜S13,S21〜S23)
に、信号線(120)を介して、所定のアイコン表示用の信
号を供給する。これにより、待機状態におけるアイコン
表示では、マトリクス順次選択動作を停止して省電力化
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やその他
携帯端末に使用されるマトリクス表示装置に係り、例え
ばエレクトロルミネセンス(EL)や発光ダイオード
(LED)、液晶、電界発光型ディスプレイ(FED)
の省電力駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や携帯端末の普及とともに、多
彩な表示ができるマトリクス表示装置のドット数増加と
視認性の向上、低消費電力化の要求が強くなっている。
特に暗い場所でも視認性が良い発光形の有機EL素子が
注目を集めている。
【0003】有機EL素子はたとえば陽極,正孔注入
層,有機発光体層,陰極を積層した素子であり、電気的
には発光ダイオードに似た特性を示すことから有機発光
ダイオード(OLED)とも呼ばれている。
【0004】この有機EL素子をマトリクス状に構成
し、画像信号に応じて駆動することによりマトリクス表
示装置が実現出来る。マトリクス構造には液晶と同様に
パッシブ型とアクティブ型がある。アクティブ型の画素
は、有機EL素子と、液晶同様のサンプルホールド用薄
膜トランジスタ(TFT)及びホールドコンデンサと、
有機EL素子に電流を流す薄膜トランジスタ(TFT)
から構成されている。薄膜トランジスタ(TFT)は低
温ポリシリコンプロセスにて作成される。
【0005】アクティブマトリクス型有機ELディスプ
レイに関する従来技術としては、例えば特開平8−24
1048号公報(以下、第1の従来技術と呼ぶ)に記載さ
れており、さらにはマトリクス表示装置の省電力化に関
する従来技術として、例えば特開2000−11243
5号公報(以下、第2の従来技術と呼ぶ)に記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
省電力化のため、アイコン表示部(携帯電話を例にする
と、電波の送受信の強度を示すアンテナ状のアイコン、
バッテリーの残存電圧レベルを示す乾電池状のアイコン
が表示される領域であり、表示画面の下端もしくは上端
部に形成される)とドットマトリクス表示部(携帯電話を
例にすると、発信,着信電話番号や発信者氏名を表示す
る領域)を完全分離して、待機時はドットマトリクス表
示部の動作を止め、アイコン表示部のみを直接駆動して
いる。この場合、携帯電話や携帯端末では表示部に割り
当てられる面積に限りがあり、多彩な表示ができるドッ
トマトリクス表示部の面積を大きく取れない。
【0007】第2の従来技術では、ドットマトリクス表
示部のみを用いて、全画面表示状態と、アイコン表示部
分等の一部の表示領域を除いて他の領域を非表示にする
待機状態を切換えることにより、待機時の省電力化を図
ったアクティブマトリクス表示装置の例が述べられてい
る。アイコン表示専用領域が不要となり、マトリクス表
示部の面積を大きく取れる利点があるものの、待機時に
部分的ではあっても、走査線やデータ線を順次駆動する
マトリクス駆動動作が必要であり、表示領域分の消費電
力が必要となる。すなわち、第一の従来例に比べてマト
リクス駆動動作の分だけ、消費電力が増加する可能性が
有る。
【0008】本発明の目的は、アイコン専用領域を確保
することなく、大面積のマトリクス表示領域を実現し、
かつ待機時の消費電力を低減したマトリクス表示装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係るマトリクス表示装置の第1の構成は、
第1の表示素子と第2の表示素子とを一対にした複数の
画素をマトリクス状に配置して構成したマトリクス表示
パネルを備え、前記第1の表示素子を動作させるための
信号とは別の信号であって、前記第2の表示素子を動作
させるための信号を、少なくとも前記第1の表示素子の
非動作中(即ち待機状態)に前記第2の表示素子に供給
し、マトリクス表示パネルに所定のアイコンを表示させ
るようにしたことを特徴とするものである。
【0010】より具体的には、第1の表示素子と第2の
表示素子とを一対にして画素を構成し、かつ該第1の表
示素子を動作させるための画素回路と、該画素回路を順
次選択駆動するための駆動信号を該画素回路に供給する
走査線と、前記画素回路に映像信号を供給するデータ線
と、前記走査線と前記データ線とは別の信号線であっ
て、前記第2の表示素子を動作させるための信号を該第
2の表示素子に供給するための信号線とを設け、少なく
とも前記第1の表示素子が非動作状態(即ち待機状態)の
ときに、前記第2の表示素子に、前記第2の表示素子を
動作させるための信号を供給して所定のアイコンを表示
したことを特徴とする。
【0011】上記第2の表示素子と信号線とを、電気的
にプログラム可能、またはレーザカッティングもしくは
電流により断線可能ヒューズ手段を介して接続してもよ
い。
【0012】また、本発明の第2の構成は、表示素子を
含む複数の画素をマトリクス状に配置して構成されたマ
トリクス表示装置において、前記表示素子を動作させる
ための第1及び第2の画素回路と、該第1の画素回路を
順次選択駆動するための第1の駆動信号を該第1の画素
回路に供給する走査線と、前記第1及び第2の画素回路
に映像信号を供給するデータ線と、前記走査線と前記デ
ータ線とは別の信号線であって、前記第2の画素回路を
ON/OFFするための第2の駆動信号を、該第2の画
素回路に供給する信号線とを備え、少なくとも前記第1
の画素回路が非動作状態(即ち待機状態)のときに、前記
第2の画素回路をON状態として所定のアイコンを表示
するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】このように、本発明に寄れば、通常表示時
にはマトリクス表示用の表示素子又は画素回路を動作さ
せて多彩な表示を全画面に渡って行うとともに、待機時
にはマトリクス動作を止めてアイコン表示用の表示素子
又は画素回路を動作させて最小限の電力での表示を実現
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は本発明のマト
リクス表示装置のブロック図である。図1において、画
像信号は画像信号入力インターフェース1から入力され
る。マトリクス表示部全域に表示を行う通常表示におい
て、画像信号の形式により制御回路2の内部構成は異な
るが、制御回路2は入力された画像信号から水平制御信
号110,映像データ111、垂直制御信号112、を
発生する動作を行う。水平制御信号110と映像データ
111は水平走査回路3に与えられ、データ線D1〜D
mへ水平方向の画素データ供給動作を行う。垂直制御信
号112は垂直走査回路4に与えられ、走査線G1〜G
nへ垂直方向の画素順次選択動作を行う。
【0015】アイコン表示のみを行う待機表示におい
て、制御回路2の待機指示で水平走査回路3や垂直走査
回路4の動作を止め、制御回路2が生成したアイコン制
御信号113によりアイコン駆動回路6がアイコン表示
信号114を出力し、アイコン埋込み表示パネル5のア
イコン表示部のみを駆動する。
【0016】水平走査回路3と垂直走査回路4の順次走
査動作を止めることにより、無駄な電力消費を防ぎ、最
低電力でアイコン表示を可能とする。アイコン表示は通
常表示に比べて輝度を下げたり、点滅(フラッシング)
表示により視認性を確保しながら発光時間を減らしたり
して、さらに低電力化できる。待機電力の低電力化によ
り、携帯電話や携帯端末の電池動作時間を長くしたり、
電池を小型化してさらに携帯性を向上できる。
【0017】図2は図1のアイコン埋込みマトリクス表
示パネルの画素部構成例を示す説明図であり、説明の簡
略化のために水平3画素、垂直2画素の領域を抽出して
図示している。本発明に係るマトリクス表示装置は、1
つの画素に、第1の表示素子と第2の表示素子の、2つ
の表示素子が一対となった表示素子ユニットを含んでい
ることが特徴である。
【0018】通常表示状態において、走査線G1に選択
パルスが供給されると、走査線G1に接続される薄膜ト
ランジスタT11〜T13がONし、マトリクス表示電
極A11〜A13を介して、データ線D1〜D3に供給
される表示信号を、図示しない第1の表示素子に伝えて
駆動する。次に走査線G1が非選択状態に移行して薄膜
トランジスタT11〜T13がOFFとなる。続いて走
査線G2に選択パルスが供給され、走査線G2に接続さ
れる薄膜トランジスタT21〜T23がONし、マトリ
クス表示電極A21〜A23を介して、データ線D1〜
D3に供給される表示信号を、図示されていない第1の
表示素子に伝えて駆動する。以下、順次選択動作を繰り
返してマトリクス表示を行う。
【0019】待機状態において、走査線G1、G2が順
次選択動作を止めて、非選択状態を維持して省電力モー
ドへ移行するとともに、薄膜トランジスタT11〜T2
3は全てOFF状態となり、マトリクス表示電極A11
〜A23には表示信号が印加されずマトリクス表示は停
止する。従って、図示しない第1の表示素子も非動作状
態となる。
【0020】ヒューズ手段F11〜F23はアイコン表
示信号線120とアイコン表示電極S11〜S23の間
に配される。アイコン表示に使うアイコン表示電極S1
1とS12、S23とアイコン表示信号線120の間に
は信号を伝えるヒューズ手段F11とF12、F23が
接続される。アイコン表示に不要なアイコン表示電極S
13とS21,S22とアイコン表示信号線120は接
続しないか、導通の無い状態のヒューズ手段F13とF
23,F24で接続される。ヒューズ手段は、導通と非
道通をプログラマブルに設定できる素子であり、例え
ば、レーザカッティングできる配線や電流を流して焼き
切ることができる配線、電気的あるいは光により導通状
態を可変できるトランジスタ(いわゆるE−PROMや
EE−PROM等に使われているもの)などで構成され
る。
【0021】アイコン表示電極S11〜S23には、図
示しないアイコン表示用の第2の表示素子が接続されて
おり、上記第1の表示素子と隣接するようにこの第2の
表示素子を配置している。待機状態でアイコン表示を行
う場合、アイコン表示信号線120に印加される信号に
より、アイコン表示電極S11とS12,S23が直接
駆動される。アイコン表示電極S11とS12,S23
に接続されている、図示しない第2の表示素子を効率良
く直接駆動することができるので、順次選択動作が必要
なマトリクス電極による表示動作に比べて低い消費電力
で駆動できる利点がある。
【0022】アイコン表示信号線が1本の例を示した
が、必ずしも1本ではなく、複数本用意して切換えるよ
うにすれば、複数のアイコン表示を切換え表示するのは
容易である。また、1画素内に、アイコン表示用に2個
以上の表示電極を設けても良い。
【0023】図3は、表示素子として有機ELを用い
て、図2に示した実施形態を構成した場合の等価回路を
示したものである。211〜223がマトリクス表示用
有機EL素子、311〜323がアイコン表示用有機E
L素子、121は有機EL素子の共通電極線である。そ
の他、同一機能のものには図2と同じ記号を付与し、そ
の説明を省略する。
【0024】図3の実施例のように、短い選択期間だけ
で発光させるデューティ駆動方式の場合、短い選択期間
に比較的大電流を流す必要があり、有機EL素子では駆
動電圧が高くなってしまう傾向にあり、マトリクス表示
時の発光効率を悪化させる問題がある。これに対し、図
3の実施例の待機アイコン表示状態の場合、大電流を短
期間に流すのではなく、小電流を比較的長い時間流せば
良いので、有機ELの駆動電圧を下げることが出来、さ
らに省電力化できる利点もある。
【0025】本発明の他の画素部構成例を図4に示す。
図2に示した実施形態において説明したアイコン表示電
極をマトリクス表示電極と兼用して、マトリクス表示電
極の面積(開口率)を広げて明るさ向上を狙ったもので
ある。通常時のマトリクス表示用と待機時のアイコン表
示用の画素回路、すなわち第2の画素回路である薄膜ト
ランジスタ(TFT)U11〜U23を別個に用意して
いる。122はアイコン表示制御線である。その他、同
一機能のものには図2と同じ記号を付与している。ま
た、マトリクス表示を行う通常表示状態は図2の実施例
とほぼ同じ順次選択動作を行うので、動作説明は省略す
る。
【0026】待機状態においても図2の実施例と同じよ
うに順次選択動作を停止させて省電力モードへ移行す
る。待機状態でアイコン表示を行う場合、アイコン表示
制御線122に印加される信号により、第2の画素回路
(ここで、第1の画素回路は、薄膜トランジスタT11
〜T23を指す)である薄膜トランジスタU11〜U2
3がONし、データ線D2〜D4がヒューズ手段F11
〜F23を通してマトリクス表示電極A11〜A23に
接続される。データ線D2〜D4にアイコン表示に必要
な信号が図示されていない水平走査回路から供給されれ
ば、導通状態のヒューズ手段F11とF12,F23を
通してマトリクス電極A11とA12,A23で駆動さ
れる図示していない表示素子を駆動し、アイコン表示を
行う。
【0027】データ線D2〜D4ではなく、図2の実施
例と同様にアイコン表示信号線120を設けてアイコン
表示に必要な信号を供給してもよい。図4の実施例のよ
うに、通常表示のマトリクス順次選択動作で用いるデー
タ線D2〜D4を、待機時にアイコン表示信号供給線と
して使うことにより、マトリクス表示パネル内の配線を
減らすことができるので、歩留まり向上及び開口率向上
する効果がある。
【0028】さらに、ヒューズ手段として所定の電流以
上を流すと断線するタイプのものを使って、マトリクス
表示パネル製造後に、所定のアイコン表示パターンを書
き込む例を述べる。アイコン表示制御線122と走査線
G1を同時に選択状態にして薄膜トランジスタT13と
U13をONさせている間に、隣接データ線D3とD4
の間に電位差を設けて所定の電流以上を流すことによ
り,ヒューズ手段F13を断線させることができる。同
様な手順で任意の場所のヒューズ手段を断線させること
が出来る。
【0029】ヒューズ手段として電気的又は光学的にプ
ログラム可能ないわゆるE−PROMやEE−PROM
型のトランジスタを使う場合は、薄膜トランジスタU1
1〜U23にヒューズ手段としての機能を兼用させるこ
とが出来る。
【0030】以上、待機時のアイコン表示用画素回路と
アイコン表示制御線をそれぞれ1個づつ持つ例を示した
が,それぞれ複数持つことにより、待機時の多様なアイ
コン表示を実現できることは明らかである。
【0031】図5は本発明によるマトリクス表示パネル
の1画素分の等価回路を示したものである。通常表示状
態において,薄膜トランジスタ21は、走査線12に与
えられる順次選択パルスにより、データ線11に与えら
れる映像信号をコンデンサ22に取込み、次に選択パル
スが来るまでコンデンサ22の両端に映像信号電圧を保
持する。いわゆるサンプルホールド回路を構成してい
る。
【0032】薄膜トランジスタ23と24、抵抗器2
6,27からなる誤差増幅器、電流検出用の抵抗器2
8、電流制御素子としての薄膜トランジスタ25によ
り、負帰還回路が構成されている。この負帰還動作によ
り,薄膜トランジスタ23のゲートの電圧、すなわちコ
ンデンサ22に保持された映像信号電圧とほぼ等しい電
圧が、薄膜トランジスタ24のゲートすなわち抵抗器2
8の両端に印加されることになる。従って,コンデンサ
22に保持された映像信号電圧と抵抗器28の抵抗値で
決まる電流が、電流制御用薄膜トランジスタ25を通し
て有機EL発光素子15に流れて、映像信号に合わせた
表示を行うことができる。
【0033】この通常表示状態において,アイコン表示
信号線19を電源線14と同電位としておくことによ
り,ダイオード16は逆バイアス状態となり、上記のマ
トリクス順次走査に影響を与えない。
【0034】待機時には、順次選択動作を止めると同時
に、電源線14と18の間の電源電圧を、有機EL素子
15と薄膜トランジスタ25と26のそれぞれのスレシ
ホールド電圧の合計値よりも低く設定することにより、
薄膜トランジスタ25と有機EL素子15を流れる電流
は0となり、有機ELは発光しない。すなわちマトリク
ス順次選択動作による電力消費は無視できるレベルとな
る。
【0035】この待機時に,アイコン表示信号線19を
有機EL表示素子15とダイオード16それぞれのスレ
シホールド電圧の合計値以上、電源線14の電源電圧よ
りも下げることにより、有機EL表示素子に電流が流
れ,アイコン表示が行われることになる。もちろん、ヒ
ューズ手段17の状態により,あらかじめ決められた所
定のアイコン表示を実現できる。
【0036】図6は本発明によるマトリクス表示パネル
の画素部等価回路の、他の例を示したものである。通常
表示状態において,第二種類の走査線412に選択パル
スが与えられると、薄膜トランジスタ50がONとな
り、データ線411に与えられる表示信号電流が薄膜ト
ランジスタ52に流れる。さらに走査線12に選択パル
スが与えられていると、薄膜トランジスタ51がON
し、薄膜トランジスタ52のドレイン電流(表示信号電
流)に対応するゲート・ソース電圧がホールドコンデン
サ54に取り込まれる。この電圧は走査線12が非選択
となり、薄膜トランジスタ51がOFFした後、次に選
択パルスが来るまで保持される。
【0037】ホールドコンデンサ54への電圧取り込み
が確実に行われるよう、薄膜トランジスタ51が完全に
OFFした後で薄膜トランジスタ50がOFFに移行す
るよう、第二種類の走査線412は走査線12に比べて
非選択タイミングが遅延した選択パルス波形を用いる。
この例では第二種類の走査線412と走査線12を用い
たが、薄膜トランジスタ50のスレシホールド電圧を薄
膜トランジスタ51よりも下げておけば、同一の走査線
に薄膜トランジスタ50と51のゲートを接続しても、
薄膜トランジスタ50のOFFタイミングが薄膜トラン
ジスタ51のOFFタイミングより遅れるので,ホール
ドコンデンサ54への電圧取り込みが確実に行うことが
出来る。
【0038】また、薄膜トランジスタ50と51のスレ
シホールド電圧が同じ場合であっても、薄膜トランジス
タ51とホールドコンデンサ54からなる時定数が、薄
膜トランジスタ51のOFF遷移時間より十分に長けれ
ば、同様に、第二種類の走査線412と走査線12を兼
用することができる。走査線を兼用できれば、マトリク
ス表示パネル内の配線数を半減し、歩留まり向上、開口
率確保などの効果がある。
【0039】こうしてホールドコンデンサ54に保持さ
れた電圧が薄膜トランジスタ52と同様な特性を持つ薄
膜トランジスタ53のゲートに印加されると、選択時に
薄膜トランジスタ52に流れた表示信号電流と同じ電流
値が薄膜と薄膜トランジスタ53のドレイン電流とな
る。このドレイン電流はそのまま有機EL素子15に流
れるので、表示信号電流に応じた発光が得られる。
【0040】薄膜トランジスタ53を薄膜トランジスタ
52と同サイスのもの複数個の組み合わせで構成する
か、薄膜トランジスタ52のチャネル幅よりも大きく設
定すれば、薄膜トランジスタ53のドレイン電流は、選
択時に薄膜トランジスタ52に流れた表示信号電流に比
例したより大きな電流を得ることができる。こうすれ
ば、有機EL素子15の電流を大きくとれ、より明るい
マトリクス表示が得られる。
【0041】待機状態において、上述のマトリクス順次
選択走査を止め、データ線411を電源線18と同電位
とすることにより、薄膜トランジスタ53がOFFとな
り、マトリクス表示が停止する。順次選択走査の停止に
より、消費電力を大きく下げることができる。この状態
でアイコン制御線122に制御信号が与えられると、薄
膜トランジスタ55がONして、有機EL素子15を光
らせてアイコン表示を行うことができる。
【0042】表示素子として有機EL素子を例にあげて
具体的な実施形態を説明してきたが、その他、無機E
L、LED、液晶、FED等でも同様な効果が期待でき
る。また、マトリクス表示パネル内の全ての画素につい
て、第1の電極と第2の電極とを一対にした画素を用い
てもよいし、全画素のうち一部を第1の表示素子と第2
の表示素子とを一対にした画素とし、その他を第1の表
示素子のみ、もしくは第2の表示素子のみとした画素と
してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、マトリクス表示の1画素
単位内にマトリクス表示用の画素電極とアイコン表示用
の画素電極を設けるか、表示素子に対してマトリクス表
示用の画素回路とアイコン表示用の画素回路を設けるこ
とにより、マトリクス表示部の表示面積を確保しつつ、
待機時のアイコン表示ではマトリクス順次選択動作を停
止できるので省電力化が実現できる。特に視認性の良い
有機ELを表示素子として用いる場合に省電力化の効果
が大きい。
【0044】携帯端末用のマトリクス表示装置として、
待機時アイコン表示電力を最低限に抑えることができ、
視認性が高い発光型の有機ELを表示素子として選択で
きる効果がある。さらには、限られた表面積の中でマト
リクス表示部の面積を確保できる効果もある。
【0045】また、アイコン表示用の画素電極又はアイ
コン表示用の画素回路内に,ヒューズ手段を内蔵するこ
とにより、出荷先別にプログラマブルなアイコン表示を
実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマトリクス表示装置のブロック図
【図2】本発明のマトリクス表示パネル画素部構成例を
示す説明図
【図3】本発明のマトリクス表示パネル画素部構成例を
示す等価回路図
【図4】本発明のマトリクス表示パネル画素部第2の構
成例を示す説明図
【図5】本発明のマトリクス表示パネル画素部第3の構
成例を示す等価回路図
【図6】本発明のマトリクス表示パネル画素部第4の構
成例を示す等価回路図
【符号の説明】
1…画像信号入力インターフェース、2…制御回路、3
…水平走査回路、4…垂直走査回路、5…アイコン埋込
みマトリクス表示パネル、6…アイコン駆動回路、1
1,411,D1〜D3…データ線、12,G1,G2
…走査線、412…第二種類の走査線、15,211〜
223,311〜323…有機EL素子、14,18…
電源線、16はダイオード、17はヒューズ素子、2
1,23,24,25,50,51,52,53,55
…nチャンネル薄膜トランジスタ、54…ホールドコン
デンサ、26,27,28…抵抗器、120…アイコン
表示信号線、121…共通電極線、122…アイコン表
示制御線、A11〜A23,S11〜S23…表示電
極、F11〜F23…ヒューズ素子、T11〜T23,
U11〜U23…薄膜トランジスタ(TFT)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 624 G09G 3/20 624B 624C 3/30 3/30 Z 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H092 GA12 GA28 JA24 JB42 JB45 JB46 NA07 NA26 NA29 PA06 RA10 5C006 AF69 BB16 BC06 5C080 AA06 AA07 AA10 BB05 DD26 FF11 JJ02 JJ03 KK07 KK47

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の表示素子と第2の表示素子とを一対
    にした複数の画素をマトリクス状に配置して構成したマ
    トリクス表示パネルを備え、前記第1の表示素子を動作
    させるための信号とは別の信号であって、前記第2の表
    示素子を動作させるための信号を、少なくとも前記第1
    の表示素子の非動作中に前記第2の表示素子に供給する
    ように構成したことを特徴とするマトリクス表示装置。
  2. 【請求項2】前記第2の表示素子を動作させるための信
    号は、前記マトリクス表示パネルに所定のアイコンを表
    示させるための信号であることを特徴とする請求項1に
    記載のマトリクス表示装置。
  3. 【請求項3】複数の画素をマトリクス状に配置して構成
    されたマトリクス表示装置において、前記画素は、第1
    の表示素子と第2の表示素子とを含み、該第1の表示素
    子を動作させるための画素回路と、該画素回路を順次選
    択駆動するための駆動信号を該画素回路に供給する走査
    線と、前記画素回路に映像信号を供給するデータ線と、
    前記走査線と前記データ線とは別の信号線であって、前
    記第2の表示素子を、前記第1の表示素子と独立に動作
    させるための信号を該第2の表示素子に供給するための
    信号線とを設けたことを特徴とするマトリクス表示装
    置。
  4. 【請求項4】少なくとも前記第1の表示素子が非動作状
    態のときに、前記第2の表示素子に、前記第2の表示素
    子を動作させるための信号を供給することを特徴とする
    請求項3に記載のマトリクス表示装置。
  5. 【請求項5】前記第1の表示素子を、第1の表示電極を
    介して前記画素回路と接続し、前記第2の表示素子を、
    第2の表示電極を介して前記ヒューズ手段と接続したこ
    とを特徴とする請求項3に記載のマトリクス表示装置。
  6. 【請求項6】前記画素回路は、薄膜トランジスタを含
    み、該薄膜トランジスタのゲートに前記走査線を接続
    し、前記薄膜トランジスタのソースに前記データ線を接
    続したことを特徴とする請求項3に記載のマトリクス表
    示装置。
  7. 【請求項7】表示素子を含む複数の画素をマトリクス状
    に配置して構成されたマトリクス表示装置において、前
    記表示素子を動作させるための第1及び第2の画素回路
    と、該第1の画素回路を順次選択駆動するための第1の
    駆動信号を該第1の画素回路に供給する走査線と、前記
    第1及び第2の画素回路に映像信号を供給するデータ線
    と、前記走査線と前記データ線とは別の信号線であっ
    て、前記第2の画素回路をON/OFFするための第2
    の駆動信号を、該第2の画素回路に表示素子に供給する
    信号線とを備えることを特徴とするマトリクス表示装
    置。
  8. 【請求項8】少なくとも前記第1の画素回路が非動作状
    態のときに、前記第2の画素回路をON状態とするよう
    にしたことを特徴とする請求項7に記載のマトリクス表
    示装置。
  9. 【請求項9】前記第2の画素回路と前記データ線とを、
    ヒューズ手段を介して接続したことを特徴とする請求項
    7に記載のマトリクス表示装置。
  10. 【請求項10】前記ヒューズ手段は、電気的にプログラ
    ム可能であることを特徴とする請求項5または9に記載
    のマトリクス表示装置。
  11. 【請求項11】前記ヒューズ手段は、レーザカッティン
    グもしくは電流により断線可能であることを特徴とする
    請求項5または9に記載のマトリクス表示装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれか1つに記載
    のマトリクス表示装置を用いた携帯電子機器。
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